JP2003180083A - 電圧型pwmインバータ装置 - Google Patents

電圧型pwmインバータ装置

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JP2003180083A
JP2003180083A JP2001375464A JP2001375464A JP2003180083A JP 2003180083 A JP2003180083 A JP 2003180083A JP 2001375464 A JP2001375464 A JP 2001375464A JP 2001375464 A JP2001375464 A JP 2001375464A JP 2003180083 A JP2003180083 A JP 2003180083A
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voltage
pwm
compensation voltage
trapezoidal
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Kazuya Ogura
和也 小倉
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デッドタイム期間における電流クランプ現象
を抑制する。 【解決手段】回路11〜14により台形の補償電圧(デ
ッドタイム補償電圧及びVce補償電圧)を作成し、電
圧指令演算器5から出力される電圧指令に加算し、PW
Mパルス演算器6で台形の補償電圧が加算された電圧指
令に基づくPWM演算を行いデッドタイムを付加してイ
ンバータ1への駆動信号を生成してインバータ1を制御
する電圧型PWMインバータ装置において、台形補償電
圧を出力する積分器14にPWM回路16を接続し、比
較器11の出力で制御されPWM回路16への三角波の
入力を制御するスイッチ15を設けた。比較器11が出
力するとき(台形補償電圧の傾斜部分に相当する期間)
PWM回路16に三角波が入力し台形補償電圧の傾斜部
分がPWM化される。この台形補償電圧のPWM化によ
り電圧のゼロクランプ時間が短くなるので、電流ゼロク
ランプが抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機を可変速制
御する電圧型PWMインバータに関するもので、詳しく
は、インバータのパワー素子による電圧降下やスイッチ
ング時に生じるデッドタイムによる出力電圧誤差を補正
するものに関する。
【0002】
【従来の技術】電動機をPWM変調された電圧を印可し
て運転を行う場合、インバータ内部の電圧指令と実際に
出力される電圧は、次の要因によって一致しない。 (1)パワー素子のスイッチング時において、上下アー
ム短絡防止のデッドタイムにより出力電圧誤差を生じ
る。 (2)パワー素子に電流が流れた場合、パワー素子の損
失分によって電圧降下を生じる。
【0003】これらの電圧誤差は相電流の方向に生じ、
誤差の大きさは相電流の大きさによって影響するもの
の、略一定と考えて良い。よって、ソフトウエアにてこ
れらの誤差を補正する場合には、一般的に図7に示すよ
うな蒲鉾型や台形のデッドタイム補償電圧及びVce
(パワー素子のコレクタ・エミッター間電圧)補償電圧
を作成し電圧指令に加算することで補正をかけている。
相電流がゼロクロスする付近では、補償電圧のチャタリ
ングを防止するために、ある傾きを持って補償電圧を変
化させている。
【0004】上記台形のデッドタイム補償電圧及びVc
e補償電圧を作成し電圧指令に加算し補正をかけている
例(特開2001−145368号)を図5、図6につ
いて説明する。図中、1は電動機2を制御するインバー
タ、5は周波数設定器4で設定された周波数に応じた電
圧指令を出力するPWM電圧指令演算器、10はPWM
電圧指令演算器からのPWM電圧指令に上記台形の補償
電圧を作成し電圧指令に補正をかける補償電圧作成回
路、6は補正したPWM電圧指令に基づくPWM演算を
行い、デッドタイムを付加したインバータ1への駆動信
号を生成するPWMパルス演算器である。
【0005】上記補償電圧作成回路10は図6(a)に
示すように、電流検出器3で検出したインバータ出力電
流iの瞬時値の絶対値が反転レベルE1,−E1より小
さいときに同図(b)に示すように矩形パルスを出力す
る比較器11と、出力電流iの振幅と周波数設定器4の
指令値とに基づき同図(c)に示す台形の補償電圧の振
幅値Aが所望の値となるように演算する補償量演算器1
2と、比較器11の出力に補償量演算器12の出力を掛
ける乗算器13と、乗算器13の出力を積分して同図
(c)に示す台形の補償電圧を出力する積分器14とで
構成されている。この補償電圧は加算器19でPWM電
圧指令演算器5から出力される電圧指令に加算し補正を
かけている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】出力電圧がPWMによ
って変調されている場合、相電流はPWMリップルを含
んだ波形になる。インバータはこのPWMリップルを含
んだ相電流の平均値(基本波成分)が正弦波になるよう
に制御する。しかし、スイッチング時の上下アーム短絡
防止のデッドタイム期間において、出力電圧が不安定と
なり、相電流がゼロクロスする際にはデッドタイム期間
の電圧が電動機の逆起電圧となる。このとき図8に示す
ようにPWMリップル成分がゼロクランプされてしま
い、電流の基本波成分が正弦波でなくなる現象がある。
この現象によりトルクリップルが発生し、電動機の回転
むらが大きくなるという問題があった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、デッドタイム期間においてPWMリップル成分
がゼロクランプされることのない電圧型PWMインバー
タ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、デッドタイム
補償電圧及びVce補償電圧が加算された電圧指令によ
り制御される電圧型PWMインバータ装置において、前
記電圧指令に加算するデッドタイム補償電圧及びVce
補償電圧をPWM化または量子化して加算することで電
流を加振し電流クランプ現象を抑制したことを特徴とす
るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施形態1 本発明の実施形態1に係る電圧型PWMインバータ装置
の回路構成を図1に示す。なお、従来図5の回路と同一
構成部分には同一符号を付してある。図1において、1
は電動機2を制御するインバータ、5は周波数設定器4
で設定された周波数に応じた電圧指令を出力するPWM
電圧指令演算器、10Aは台形のデッドタイム補償電圧
及びVce補償電圧を作成しPWM電圧指令演算器5か
ら出力されるPWM電圧指令に補正をかける補償電圧作
成回路、6は補正したPWM電圧指令に基づくPWM演
算を行い、デッドタイムを付加したインバータ1への駆
動信号を生成するPWMパルス演算器である。
【0010】上記補償電圧作成回路10Aは、電流検出
器3で検出したインバータ出力電流の瞬時値の絶対値が
所定の反転レベルより小さいときに矩形パルスを出力す
る比較器11と、出力電流の振幅と周波数設定器4の指
令値とに基づき台形の補償電圧の値が所望の値となるよ
うに演算する補償量演算器12と、比較器11の出力に
補償量演算器12の出力を掛ける乗算器13と、乗算器
13の出力を積分して台形の補償電圧を出力する積分器
14と、積分器14から出力される台形の補償電圧をP
WM化させるPWM回路16と、比較器11の出力で制
御されPWM回路16へのPWM用三角波の入力を制御
するスイッチ15とにより構成されている。PWM回路
16でPWM化させた補償電圧は加算器19でPWM電
圧指令演算器5から出力される電圧指令に加算する。
【0011】上記補償電圧作成回路10Aは、従来図5
に示した補償電圧作成回路10に、積分器14から出力
される台形の補償電圧をPWM化させるPWM回路16
と、比較器11の出力で制御されPWM回路16へのP
WM用三角波の入力を制御するスイッチ15を設けたも
のとなっているので、比較器11の出力があるとき(図
6(b))スイッチ15からPWM回路16に三角波が
出力され、積分器から出力される図2(b)に示す従来
台形の補償電圧の傾斜部分は同図(c)に示すようにP
WM化される。この台形補償電圧のPWM化により電圧
のゼロクランプ時間が短くなるので、図3に示すように
電流にゼロクランプが抑制される。また、リップルの周
波数成分が高いため、ゼロクランプ現象よりもトルクリ
ップルが小さくなる。
【0012】なお、上記三角波の周期を大きくすると、
PWM回路16から出力される台形補償電圧PWM化部
分のオン、オフの各期間は図2(d)に示すようにが大
きくなり、電流が大きく加振されるので電流クランプ現
象はより確実に抑制される。
【0013】実施形態2 本発明の実施形態2に係る電圧型PWMインバータ装置
の回路構成を図4に示す。なお、上記図1(実施形態
1)の回路と同一構成部分には同一符号を付してある。
図4における補償電圧作成回路10Bは、上記従来図図
5における補償電圧作成回路10の積分器14と電圧指
令回路の加算器19との間に、比較器11の出力がある
とき積分器14出力を量子化し比較器11の出力がない
とき積分器14出力をそのまま出力させる量子化回路1
7を設けた構成となっている。この量子化回路17は比
較器11の出力で制御され積分回路15から出力される
図2(b)の補償電圧の傾斜部分を量子化して同図
(e)に示すように階段状に変化させる。
【0014】実施形態2によれば、台形の補償電圧の傾
斜部分が量子化され階段状に変化するので、台形の補償
電圧の傾斜部分の電圧のゼロクランプ時間が短くなり、
電流にゼロクランプが抑制される。
【0015】上記図7に示す蒲鉾型や台形のデッドタイ
ム補償電圧及びVce補償電圧を作成し電圧指令に加算
することで補正をかけることについては種々提案されて
おり、また、PWM方法や量子化方法自体は種々知られ
ているので、本発明は上記実施形態のものに限定される
ものではない。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で、以下に記載する効果を奏する。 (1)電圧指令に加算する蒲鉾型や台形のデッドタイム
補償電圧及びVce補償電圧の傾斜部分を積極的に変化
させているので、電流のゼロクランプ時間が短くなる。 (2)電流を流すということは基本波成分から離れるこ
とになるのでトルクリップル増大になるようであるが、
リップルの周波数成分が高いため、ゼロクランプ現象よ
りもトルクリップルが小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る電圧型PWMインバ
ータ装置の回路構成図。
【図2】PWM化または量子化した場合の補償電圧波形
図。
【図3】電圧を変更してゼロクランプ時間を短くした場
合の電流リップル
【図4】本発明の実施形態3に係る電圧型PWMインバ
ータ装置の回路構成図。
【図5】従来例に係る電圧型PWMインバータ装置の回
路構成図。
【図6】従来例の動作を説明する波形図。
【図7】デツドタイム及びVce補償電圧を示す波形
図。
【図8】ゼロクランプ現象による電流リップルを説明す
る波形図。
【符号の説明】
1…インバータ 4…周波数設定器 5…PWM電圧指令演算器 6…PWMパルス演算器 10…補償電圧作成回路 11…比較器 12…補償量演算器 14…積分回路 15…スイッチ 16…PWM回路 17…量子化回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッドタイム補償電圧及びVce補償電
    圧が加算された電圧指令により制御される電圧型PWM
    インバータ装置において、 前記電圧指令に加算するデッドタイム補償電圧及びVc
    e補償電圧をPWM化して加算することで電流を加振し
    電流クランプ現象を抑制したことを特徴とする電圧型P
    WMインバータ装置。
  2. 【請求項2】 デッドタイム補償電圧及びVce補償電
    圧が加算された電圧指令により制御される電圧型PWM
    インバータ装置において、 前記電圧指令に加算するデッドタイム補償電圧及びVc
    e補償電圧を量子化して加算することで電流を加振し電
    流クランプ現象を抑制したことを特徴とする電圧型PW
    Mインバータ装置。
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