JP2003179899A - 地下鉄車内放送システム - Google Patents
地下鉄車内放送システムInfo
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Abstract
地下鉄車内放送システムを提供することを目的とする。 【解決手段】地下鉄車両内に於いて放送コンテンツを再
生する地下鉄車内放送システムであって、TV放送及び
/又は文字放送を含む放送コンテンツ及び/又は作成し
た放送コンテンツを受信及び/又は取込み、少なくとも
一以上の駅が有する駅放送システムに対して送信するセ
ンターシステムと、前記センターシステムから前記放送
コンテンツを受信し、前記地下鉄車両に対して前記受信
した放送コンテンツを送信する駅放送システムと、前記
駅放送システムから送信された放送コンテンツを受信
し、前記受信した放送コンテンツを前記地下鉄車両内に
於いて再生する車両放送システムとを有する地下鉄車内
放送システムである。
Description
於いて乗客に対してTV放送等の再生を行う地下鉄車内
放送システムに関する。
放送等を行うことは、車内という密閉された空間内にい
る乗客にとって、重要な情報提供手段となっている。従
って在来線の一部(例えば山手線等)に於いては、運転
席、車掌席等に設置された映像再生装置からニュース等
が記録された記録媒体(ビデオテープ等)を再生し、車
両に設置したディスプレイ装置を介して乗客に対して提
供を行っている。
た場合では、記録媒体に記録している情報を再生してい
るにすぎず、最新の情報を提供することは困難である。
即ち最新の情報を提供するには、この記録媒体を駅員が
運転手又は車掌に対して頻繁に手渡しし、交換を行わな
ければならず、これを頻繁に行うと運転手、車掌等の作
業負担を増大させ、円滑な鉄道の運行、鉄道の安全性等
の観点から問題点がある。
直接車両内で受信し再生する方法があるが、地下鉄の場
合には、車両がトンネル内を走行しているので直接受信
が出来ず、又高電圧、線路から舞い上がる鉄粉がある為
電波に対してノイズが発生する等の問題から行うことが
出来ない。
於いては記録媒体を再生することによって、文字放送を
車両内に於いて再生することは為されているが、映像の
みの再生であって、音声を用いた再生は行われていな
い。それは、映像を閲覧している乗客にとっては有益で
あっても、映像を閲覧していない乗客は、音声が車両内
に於いて再生されると騒音以外の何者でもないからであ
る。従って現状に於いては車両内に於いて音声を再生す
ることは事実上不可能である。しかし、より広範な情報
提供を行う場合には音声の再生は欠かすことが出来ず、
この点が広範な情報提供の観点から見た場合の問題点と
なっている。
鑑み、地下鉄車両内に於いてもTV放送等の再生を可能
とし、且つ放送される情報(放送コンテンツ)が最新の
情報に近い地下鉄車内放送システムを発明した。
放送コンテンツを再生する地下鉄車内放送システムであ
って、TV放送及び/又は文字放送を含む放送コンテン
ツ及び/又は作成した放送コンテンツを受信及び/又は
取込み、少なくとも一以上の駅が有する駅放送システム
に対して送信するセンターシステムと、前記センターシ
ステムから前記放送コンテンツを受信し、前記地下鉄車
両に対して前記受信した放送コンテンツを送信する駅放
送システムと、前記駅放送システムから送信された放送
コンテンツを受信し、前記受信した放送コンテンツを前
記地下鉄車両内に於いて再生する車両放送システムとを
有する地下鉄車内放送システムである。
ンツをトンネル内を走行している地下鉄の車両内であっ
てもほぼリアルタイムで再生させることが可能となる。
が具備しており地下鉄車両内に於いて再生する放送コン
テンツのデータを前記車両に対して送信する駅放送シス
テムに対して、前記放送コンテンツのデータを送信する
センターシステムを有している地下鉄車内放送システム
であって、前記センターシステムは、放送コンテンツの
データを格納している放送データベースと、TV放送及
び/又は文字放送を含む放送コンテンツを受信する放送
受信手段と、作成した放送コンテンツを取り込む放送取
込手段と、前記駅放送システムに対して送信する放送コ
ンテンツのデータを前記放送データベースから抽出し、
前記駅放送システムに対して送信する駅送信手段とを有
する地下鉄車内放送システムである。
受信し、又は作成した広告等を取り込んで、その放送コ
ンテンツのデータを各駅に送信し、地下鉄が各駅に於い
て停車中に各駅に対して送信された放送コンテンツのデ
ータを取込ませ、駅間を運行中に地下鉄の車両内に於い
て放送コンテンツを再生させることが可能となる。
は、前記放送受信手段及び/又は前記放送取込手段に於
いて受信又は取り込んだ前記放送コンテンツを公知のデ
ータフォーマットにエンコードし前記放送データベース
に格納するエンコード手段を更に有する地下鉄車内放送
システムである。
ルデータでない場合であっても、公知のデータフォーマ
ットにエンコードし、車両に於いて再度デコードするこ
とによって再生が可能となる。
は、前記駅放送システムに対して送信する放送コンテン
ツのデータを決定する駅放送管理手段とを有する地下鉄
車内放送システムである。
送コンテンツを任意に管理することが可能となる。
は、前記地下鉄の運行スケジュールを格納しているスケ
ジュールデータベースを有しており、前記駅放送管理手
段は、前記放送コンテンツのデータを決定する際に、前
記スケジュールデータベースに格納している地下鉄の運
行スケジュールに基づいて決定する地下鉄車内放送シス
テムである。
送コンテンツを地下鉄の運行スケジュール(例えばダイ
アグラム等)に基づいて決定することが可能となる。
再生する放送コンテンツを受信及び/又は取り込んだセ
ンターシステムから前記センターシステムが受信及び/
又は取り込んだ放送コンテンツのデータをネットワーク
を介して受信し、前記センターシステムから受信した放
送コンテンツのデータを前記車両に対して送信する駅放
送システムを有する地下鉄車内放送システムであって、
前記駅放送システムは、前記車両に対して送信する放送
コンテンツのデータを格納しているコンテンツデータベ
ースと、前記センターシステムから前記地下鉄車両内に
於いて再生する放送コンテンツのデータを受信し前記コ
ンテンツデータベースに格納する駅受信手段と、前記車
両が駅のプラットフォームに到着後前記コンテンツデー
タベースに格納している放送コンテンツのデータを前記
車両に対して送信する車両送信手段とを有する地下鉄車
内放送システムである。
/取り込んだ放送コンテンツのデータを、地下鉄がプラ
ットフォームに停車中に送信し、地下鉄が駅間を運行中
に前記放送コンテンツを再生させることが可能となる。
再生する放送コンテンツを受信及び/又は取り込んだセ
ンターシステムから前記センターシステムが受信及び/
又は取り込んだ放送コンテンツのデータをネットワーク
を介して受信し、前記センターシステムから受信した放
送コンテンツのデータを駅放送システムから受信し前記
車両内に於いて前記放送コンテンツを再生する車両放送
システムを有する地下鉄車内放送システムであって、前
記車両放送システムは、前記車両内に於いて再生する放
送コンテンツのデータを格納している車内情報データベ
ースと、前記駅放送システムから前記放送コンテンツの
データを受信し前記車内情報データベースに格納する車
両受信手段と、前記受信した放送コンテンツの映像を前
記車両内に設置された少なくとも一以上のディスプレイ
装置を介して再生する映像再生手段と、前記受信した放
送コンテンツの音声を予め定められた周波数の無線を介
して再生する音声再生手段とを有する地下鉄車内放送シ
ステムである。
/取り込んだ放送コンテンツのデータを受信した駅放送
システムから、前記放送コンテンツのデータを受信し、
駅間を運行中に再生することが可能となる。これによっ
て、地下鉄の車両内に於いても放送コンテンツを再生す
ることが可能となり、更に単に再生するのみならずほぼ
リアルタイムの放送コンテンツを再生することが可能と
なる。加えて、車両毎、ディスプレイ装置毎に於いて異
なる放送コンテンツを再生してもよい。これによって、
例えば女性専用車両に於いては女性向けの放送コンテン
ツを再生する等のターゲットを絞った放送コンテンツの
再生が可能となる。又駅放送システムから放送コンテン
ツのデータを受信する際には、電磁波通信等(例えば赤
外線通信等)を用いることが好適である(以下も同様で
ある)。
再生する放送コンテンツを受信及び/又は取り込んだセ
ンターシステムから前記センターシステムが受信及び/
又は取り込んだ放送コンテンツのデータをネットワーク
を介して受信し、前記センターシステムから受信した放
送コンテンツのデータを駅放送システムから受信し前記
車両内に於いて前記放送コンテンツを再生する車両放送
システムを有する地下鉄車内放送システムであって、前
記車両放送システムは、前記車両内に於いて再生する放
送コンテンツのデータを格納している車内情報データベ
ースと、前記駅放送システムから前記放送コンテンツの
データを受信し前記車内情報データベースに格納する車
両受信手段と、前記受信した放送コンテンツの映像及び
/又は音声を前記車両内の乗客が有する端末に対して送
信する個人送信手段とを有する地下鉄車内放送システム
である。
信/取り込んだ放送コンテンツのデータを受信した駅放
送システムから、前記放送コンテンツのデータを受信
し、駅間を運行中に乗客が有する端末に於いて再生する
ことが可能となる。これによって、地下鉄の車両内に於
いても放送コンテンツを再生することが可能となり、更
に単に再生するのみならずほぼリアルタイムの放送コン
テンツを再生することが可能となる。
は、予め定められた放送スケジュールに従って前記放送
コンテンツを再生する際に、前記センターシステムのエ
ンコード手段に於いてエンコードされた放送コンテンツ
のデータをデコードするデコード手段を有する地下鉄車
内放送システムである。
ルデータでない場合に、センターシステムから送信され
たエンコードされたデータを、デコードすることが可能
となり、車両内に於いても再生することが可能となる。
は、前記放送コンテンツのデータを前記駅放送システム
から無線通信技術を用いて受信する地下鉄車内放送シス
テムである。
ステムから放送コンテンツのデータを受信する際に、ブ
ルートゥース、赤外線通信等の無線通信技術によって行
うことが可能となる。
である地下鉄車内放送システムである。
声をスピーカ等を用いて再生することは、当該放送コン
テンツの視聴を希望する乗客にとっては有益であるが、
視聴を希望しない乗客にとっては単に騒々しいにすぎ
ず、好ましいことではない。従って、従来は音声を車両
内に於いて再生することは行われなかった。一方でより
アトラクティブな情報を乗客に対して提供するには音声
は欠かすことが出来ない。
を介して再生することによって、当該映像の音声の聴取
を希望する乗客は携帯型ラジオ等を用いることによって
映像に対する音声の聴取が行え、又音声の聴取を希望し
ない乗客にとっては何らの不利益をもたらすことがな
い、という双方の利益を尊重したシステムが可能とな
る。
ている場合ではあまり広告等の情報提供効果が低かった
が、本発明を用い、映像と音声とを組み合わせることに
よる情報提供効果を向上させることが可能となる。
の一例を図1のシステム構成図に示す。地下鉄車内放送
システム1は、地下鉄の車両内に於いて再生する放送コ
ンテンツを受信し各駅に対して送信するセンターシステ
ム2、センターシステム2から放送コンテンツを受信し
車両に対して送信する駅放送システム10、駅から放送
コンテンツを受信し車両内に於いて放送コンテンツを再
生する車両放送システム14とを有している。尚、本実
施態様に於いては放送コンテンツ自体がアナログデータ
である場合を説明する。従って放送コンテンツがアナロ
グデータでない場合には、エンコード及びデコードは不
要である。
とはネットワーク20を介してデータの送受信が可能で
ある。ここでネットワーク20とは、インターネット等
のオープンネットワーク、LAN等のクローズドネット
ワーク、それらの組合せであるイントラネット等のいず
れであっても良い。又有線、無線の別も問わず、公衆電
話回線、専用線等も問わない。
4とは、ブルートゥース、赤外線通信等の公知の無線通
信技術を用いて直接データの送受信が可能である。
放送取込手段4、エンコード手段5、駅放送管理手段
6、駅送信手段7、放送データベース8、スケジュール
データベース9とを有している。
の放送コンテンツ(例えばニュース、スポーツ、株価等
の経済情報等)を受信する手段である。
が作成した放送コンテンツ(例えば広告、地下鉄に関す
る案内等)を取り込む手段である。
/又は放送取込手段4に於いて受信又は取り込んだ放送
コンテンツを公知のデータフォーマット(例えばMPE
Gフォーマット)にエンコードし放送データベース8に
格納する手段である。又エンコード手段5は、放送コン
テンツがアナログデータでない場合(デジタルデータで
ある場合)には、そのまま再生することが可能であるの
で、不要である。
ベース9(後述)に格納している地下鉄の運行スケジュ
ールに基づいて、各駅間の地下鉄車両内に於いて再生す
る放送コンテンツを決定し、各駅に送信する放送コンテ
ンツのデータを決定する手段である。例えばA駅とB駅
間ではXのスポーツ情報を再生することを決定し、B駅
とC駅間ではYの経済情報を再生することを決定する。
従ってA駅にはXのデータ、B駅にはYのデータを送信
することを決定する。
て決定された、駅に対して送信するデータを放送データ
ベース8から抽出し各駅に設置している駅放送システム
10にネットワーク20を介して送信する手段である。
に於いてエンコードされた放送コンテンツのデータを格
納しているデータベースである。
行スケジュールを格納しているデータベースである。
おり車両がプラットフォームに到着後、再生するデータ
を車両に対して送信するシステムであって、駅受信手段
11、車両送信手段12、コンテンツデータベース13
とを有している。
してセンターシステム2から放送コンテンツのデータを
受信しコンテンツデータベース13(後述)に格納する
手段である。
ム等に設置され、車両がプラットフォームに到着後、出
発する迄にコンテンツデータベース13に格納している
放送コンテンツのデータを、ブルートゥース、赤外線通
信等の公知の無線通信技術を用いて車両放送システム1
4に送信する手段である。
して送信する放送コンテンツのデータを格納しているデ
ータベースである。
5、デコード手段16、映像再生手段17、音声再生手
段18、個人送信手段21、車内データベース19とを
有している。
外線通信等の公知の無線通信技術を用いて、駅放送シス
テム10から放送コンテンツのデータを受信し車内デー
タベース19(後述)に格納する手段である。
スケジュールに従って放送コンテンツを再生する際に、
センターシステム2のエンコード手段5に於いてエンコ
ードされたデータをデコードする手段である。又デコー
ド手段16は、放送コンテンツがエンコード手段5に於
いてエンコードされていない場合には、そのまま再生す
ることが可能であるので、なくても良い。
於いてデコードされた放送コンテンツの映像を車両内に
設置された液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレ
イ装置等を介して再生する手段である。又デコードが不
要である場合には、受信した放送コンテンツの映像をそ
のまま再生する。
於いてデコードされた放送コンテンツの音声を予め定め
られた周波数の無線(ラジオ等)で再生する手段であ
る。従って、車内の乗客は携帯ラジオ等を用いて前記周
波数に調整することによって、音声を聴取することが可
能となる。又デコードが不要である場合には、受信した
放送コンテンツの音声をそのまま再生する。
生する放送コンテンツのデータを格納しているデータベ
ースである。
端末(例えば携帯電話、PHS、PDA、ノート型パソ
コン等)(図示せず)に対して放送コンテンツの映像及
び/又は音声を公知の無線通信技術を用いて送信し、再
生させる手段である。個人送信手段21は、音声再生手
段18、映像再生手段17と併設してもよいし、単独に
設けてもよいことは言うまでもない。又デコードが不要
である場合には、受信した放送コンテンツのデータをそ
のまま送信する。
3のフローチャート図、図1のシステム構成図とを用い
て詳細に説明する。
テンツ、例えばTV放送、文字放送等を再生する場合に
は、センターシステム2の放送受信手段3に於いてTV
放送等を受信し、自ら又は広告代理店等が作成する放送
コンテンツ(広告、地下鉄に関する案内等)を再生する
場合には、放送取込手段4に於いて放送コンテンツを取
り込む(S100)。
受信、取り込んだ放送コンテンツをアナログからデジタ
ル形式に変換する為、エンコード手段5に於いて公知の
データフォーマット(例えばMPEGフォーマット)に
エンコードし放送データースに格納する(S110)。
ベース9に格納している地下鉄の運行スケジュールを参
照し、各地下鉄の車両の現在位置、時間、車両番号等に
基づいて地下鉄の車両に於いて再生する放送コンテンツ
を決定する(S120)。例えばA駅とB駅間ではXの
スポーツ情報を再生することを決定し、B駅とC駅間で
はYの経済情報を再生することを決定する。従ってA駅
にはXのデータ、B駅にはYのデータを送信することを
決定する。この際に駅間の所要時間、車両に乗っている
乗客の構成(例えば男性が多い、女性が多い、若者が多
い、年輩者が多い)等の乗客に関する統計データをも併
せて勘案し、再生する放送コンテンツを決定しても良
い。
ンテンツに基づいて、駅送信手段7は、各駅に対して送
信する放送コンテンツのデータを放送データベース8か
ら抽出し、ネットワーク20を介して駅放送システム1
0に対して送信する(S140)。
送コンテンツのデータをネットワーク20を介して駅放
送システム10の駅受信手段11に於いて受信する(S
150)。駅受信手段11は、コンテンツデータベース
13にS150に於いて受信したデータを格納する(S
160)。
後、プラットフォーム等に設置された車両送信手段12
がコンテンツデータベース13に格納しているS150
に於いて受信した放送コンテンツのデータを公知の無線
通信技術を用いて車両放送システム14に対して送信す
る(S170)。プラットフォーム等に設置された車両
送信手段12がデータを車両に対して送信する場合の概
念図を図4に示す。
放送コンテンツのデータは、車両に具備された車両放送
システム14の車両受信手段15に於いて受信する(S
180)。車両受信手段15は、受信したデータを車内
データベース19に格納し、車内で再生する放送コンテ
ンツの更新を行う(S190)。
ンテンツのデータは、当該放送コンテンツの放送タイミ
ング(放送時間、放送順番等)が到来した段階でデコー
ド手段16が放送コンテンツのデータをデコードし(即
ちS110に於いてエンコードした放送コンテンツのデ
ータを元に戻し)、映像データは映像再生手段17が車
両に予め設置されている液晶ディスプレイ装置、プラズ
マディスプレイ装置等を介して乗客に対して再生する。
又音声データは音声再生手段18が、当該音声データを
予め定められた周波数で無線で再生する(S210)。
乗客が映像、音声の閲覧、聴取を行う場合の概念図を図
5(a)及び図5(b)に示す。図5(a)は車両のド
ア上部にディスプレイ装置が設置された場合で、図5
(b)は車両連結部のドア上部にディスプレイ装置が設
置された場合である。
液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置等で
再生されている映像を閲覧し、映像、音声の双方を希望
する乗客は、予め定められた周波数に乗客自らが有する
携帯ラジオ等の周波数を合わせ、映像は液晶ディスプレ
イ装置、プラズマディスプレイ装置等から閲覧し、音声
は携帯ラジオ等から聴取することが可能となる。
複数設けることも可能であって、例えば同時に2つの放
送コンテンツを再生する場合には、2つの放送コンテン
ツのデータを駅放送システム10から車両放送システム
14が受信し、車内に於いて再生することが可能であ
る。この際には、再生するコンテンツの数だけ液晶ディ
スプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、音声を送信
する周波数等を設け、各々のディスプレイ装置で対応す
る映像データ、音声データを取得することであっても良
いし、ディスプレイ装置は一つであるが、再生するコン
テンツの数の周波数を設け、乗客が閲覧できる映像デー
タは一つであるが、聴取することの出来る放送コンテン
ツは複数であっても良い。又車内に於いて再生するのは
映像データのみ、音声データのみであっても良い。
ンテンツのデータを、個人送信手段21が乗客の有する
端末(例えば携帯電話、PHS、PDA、ノート型パソ
コン等)(図示せず)に送信することによって、各乗客
に対して個別に閲覧させることによってもよい。この際
の送信の仕方としては公知の無線通信技術を用いればよ
く、例えばブルートゥース、赤外線通信(IrDA)等
がある。これによって、各乗客毎に希望する放送コンテ
ンツを閲覧させることも可能となる。
る放送コンテンツを管理することなく、単にセンターシ
ステムが受信/取り込んだ放送コンテンツを随時駅に対
して送信し、地下鉄の車両内に於いて単に再生するだけ
であっても良い。
とによって、運転手は運行スケジュールに従って地下鉄
を運行するだけで、従来のように運転手、車掌等が手渡
しで行うことなく、各駅から必要な放送コンテンツを受
信することによるのみで運転手、車掌の作業負担を軽減
し、地下鉄車両内に於いて再生が可能となる。
送等を受信できない地下鉄であっても、ほぼリアルタイ
ムで放送コンテンツを車内に於いて再生することも可能
となる。
その機能が論理的に区別されているのみであって、物理
上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又
データベースの代わりにデータファイルであっても良い
ことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデー
タファイルをも含んでいる。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した
記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュ
ータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行
することによって実現されることは当然である。
グラム自体が前記した実施態様の機能を実現することと
なり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当
然のことながら構成することになる。
は、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不
揮発性のメモリカード等を使用することができる。
を実行することにより、上述した実施態様の機能が実現
されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理に
よって前記した実施態様の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
ムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコン
ピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発
性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプ
ログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能
拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の
一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施
態様の機能が実現される場合も含まれることは当然であ
る。
運行スケジュールに従って地下鉄を運行するだけで、従
来は手渡しであった放送コンテンツの交換等を運転手、
車掌等の作業負担を必要とすることなく、各駅から必要
な放送コンテンツを受信することで地下鉄車内に於いて
再生が可能となる。又地下鉄の運営者が放送コンテンツ
を自ら作成し地下鉄車両内に於いて放送する、いわば放
送局としての機能を有することも可能となる。
送等を受信できない地下鉄であっても、ほぼリアルタイ
ムで放送コンテンツを車両内に於いて再生することも可
能となる。
みならず、音声と併せて再生することを可能とする。こ
の際に従来は当該放送コンテンツの視聴を希望する乗客
にとっては有益であるが、視聴を希望しない乗客にとっ
ては単に騒々しいにすぎず好ましいことではなかった。
そこで本発明によって、ラジオ等の無線を介して音声を
再生することによって音声の聴取を希望する乗客は音声
の聴取が行え、音声の聴取を希望しない乗客にとっては
何らの不利益も発生しない、双方の利益を尊重したシス
テムが可能となった。従って単なる映像の再生のみなら
ず、よりインタラクティブな情報提供も可能となる。
構成図である。
チャート図である。
チャート図である。
する際の概念図である。
図である。
Claims (11)
- 【請求項1】地下鉄車両内に於いて放送コンテンツを再
生する地下鉄車内放送システムであって、TV放送及び
/又は文字放送を含む放送コンテンツ及び/又は作成し
た放送コンテンツを受信及び/又は取込み、少なくとも
一以上の駅が有する駅放送システムに対して送信するセ
ンターシステムと、前記センターシステムから前記放送
コンテンツを受信し、前記地下鉄車両に対して前記受信
した放送コンテンツを送信する駅放送システムと、前記
駅放送システムから送信された放送コンテンツを受信
し、前記受信した放送コンテンツを前記地下鉄車両内に
於いて再生する車両放送システムとを有することを特徴
とする地下鉄車内放送システム。 - 【請求項2】少なくとも一以上の駅が具備しており地下
鉄車両内に於いて再生する放送コンテンツのデータを前
記車両に対して送信する駅放送システムに対して、前記
放送コンテンツのデータを送信するセンターシステムを
有している地下鉄車内放送システムであって、前記セン
ターシステムは、放送コンテンツのデータを格納してい
る放送データベースと、TV放送及び/又は文字放送を
含む放送コンテンツを受信する放送受信手段と、作成し
た放送コンテンツを取り込む放送取込手段と、前記駅放
送システムに対して送信する放送コンテンツのデータを
前記放送データベースから抽出し、前記駅放送システム
に対して送信する駅送信手段とを有することを特徴とす
る地下鉄車内放送システム。 - 【請求項3】前記センターシステムは、前記放送受信手
段及び/又は前記放送取込手段に於いて受信又は取り込
んだ前記放送コンテンツを公知のデータフォーマットに
エンコードし前記放送データベースに格納するエンコー
ド手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の
地下鉄車内放送システム。 - 【請求項4】前記センターシステムは、前記駅放送シス
テムに対して送信する放送コンテンツのデータを決定す
る駅放送管理手段とを有することを特徴とする請求項2
又は請求項3に記載の地下鉄車内放送システム。 - 【請求項5】前記センターシステムは、前記地下鉄の運
行スケジュールを格納しているスケジュールデータベー
スを有しており、前記駅放送管理手段は、前記放送コン
テンツのデータを決定する際に、前記スケジュールデー
タベースに格納している地下鉄の運行スケジュールに基
づいて決定することを特徴とする請求項2から請求項4
のいずれかに記載の地下鉄車内放送システム。 - 【請求項6】地下鉄車両内に於いて再生する放送コンテ
ンツを受信及び/又は取り込んだセンターシステムから
前記センターシステムが受信及び/又は取り込んだ放送
コンテンツのデータをネットワークを介して受信し、前
記センターシステムから受信した放送コンテンツのデー
タを前記車両に対して送信する駅放送システムを有する
地下鉄車内放送システムであって、前記駅放送システム
は、前記車両に対して送信する放送コンテンツのデータ
を格納しているコンテンツデータベースと、前記センタ
ーシステムから前記地下鉄車両内に於いて再生する放送
コンテンツのデータを受信し前記コンテンツデータベー
スに格納する駅受信手段と、前記車両が駅のプラットフ
ォームに到着後前記コンテンツデータベースに格納して
いる放送コンテンツのデータを前記車両に対して送信す
る車両送信手段とを有することを特徴とする地下鉄車内
放送システム。 - 【請求項7】地下鉄車両内に於いて再生する放送コンテ
ンツを受信及び/又は取り込んだセンターシステムから
前記センターシステムが受信及び/又は取り込んだ放送
コンテンツのデータをネットワークを介して受信し、前
記センターシステムから受信した放送コンテンツのデー
タを駅放送システムから受信し前記車両内に於いて前記
放送コンテンツを再生する車両放送システムを有する地
下鉄車内放送システムであって、前記車両放送システム
は、前記車両内に於いて再生する放送コンテンツのデー
タを格納している車内情報データベースと、前記駅放送
システムから前記放送コンテンツのデータを受信し前記
車内情報データベースに格納する車両受信手段と、前記
受信した放送コンテンツの映像を前記車両内に設置され
た少なくとも一以上のディスプレイ装置を介して再生す
る映像再生手段と、前記受信した放送コンテンツの音声
を予め定められた周波数の無線を介して再生する音声再
生手段とを有することを特徴とする地下鉄車内放送シス
テム。 - 【請求項8】地下鉄車両内に於いて再生する放送コンテ
ンツを受信及び/又は取り込んだセンターシステムから
前記センターシステムが受信及び/又は取り込んだ放送
コンテンツのデータをネットワークを介して受信し、前
記センターシステムから受信した放送コンテンツのデー
タを駅放送システムから受信し前記車両内に於いて前記
放送コンテンツを再生する車両放送システムを有する地
下鉄車内放送システムであって、前記車両放送システム
は、前記車両内に於いて再生する放送コンテンツのデー
タを格納している車内情報データベースと、前記駅放送
システムから前記放送コンテンツのデータを受信し前記
車内情報データベースに格納する車両受信手段と、前記
受信した放送コンテンツの映像及び/又は音声を前記車
両内の乗客が有する端末に対して送信する個人送信手段
とを有することを特徴とする地下鉄車内放送システム。 - 【請求項9】前記車両放送システムは、予め定められた
放送スケジュールに従って前記放送コンテンツを再生す
る際に、前記センターシステムのエンコード手段に於い
てエンコードされた放送コンテンツのデータをデコード
するデコード手段を有することを特徴とする請求項1か
ら請求項8のいずれかに記載の地下鉄車内放送システ
ム。 - 【請求項10】前記車両受信手段は、前記放送コンテン
ツのデータを前記駅放送システムから無線通信技術を用
いて受信することを特徴とする請求項7又は請求項8に
記載の地下鉄車内放送システム。 - 【請求項11】前記無線は、ラジオであることを特徴と
する請求項7に記載の地下鉄車内放送システム。
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