JP2003179879A - ビデオ再生装置においてビデオ及びオーディオｍｐｅｇストリームを同期させる装置及び方法 - Google Patents
ビデオ再生装置においてビデオ及びオーディオｍｐｅｇストリームを同期させる装置及び方法Info
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録済テレビジョンプログラムの再生期間中
にビデオストリームとオーディオストリームとを同期さ
せる改良した技術を提供する。 【解決手段】 本発明によれば、ＭＰＥＧデコーダーが
提供され、それは（１）単一のビデオプログラムと関連
する複数個のパケット化基本ストリームを受取るパケッ
ト化基本ストリーム（ＰＳ）インターフェース、（２）
該パケット化基本ストリームにおけるプレゼンテーショ
ンタイムスタンプを検知し且つそれからプレゼンテーシ
ョンタイムスタンプを抽出するプレゼンテーションタイ
ムスタンプ（ＰＴＳ）検知回路、（３）該複数個のパケ
ット化基本ストリームのうちの最初のものと関連するプ
レゼンテーションタイムスタンプを選択し且つ該選択し
たプレゼンテーションタイムスタンプをクロック発生回
路へ送信する選択回路、を有しており、該クロック発生
回路は、該最初のパケット化基本ストリームをデコード
するために第一デコーダーによって使用される第一基準
クロック信号を発生する。
にビデオストリームとオーディオストリームとを同期さ
せる改良した技術を提供する。 【解決手段】 本発明によれば、ＭＰＥＧデコーダーが
提供され、それは（１）単一のビデオプログラムと関連
する複数個のパケット化基本ストリームを受取るパケッ
ト化基本ストリーム（ＰＳ）インターフェース、（２）
該パケット化基本ストリームにおけるプレゼンテーショ
ンタイムスタンプを検知し且つそれからプレゼンテーシ
ョンタイムスタンプを抽出するプレゼンテーションタイ
ムスタンプ（ＰＴＳ）検知回路、（３）該複数個のパケ
ット化基本ストリームのうちの最初のものと関連するプ
レゼンテーションタイムスタンプを選択し且つ該選択し
たプレゼンテーションタイムスタンプをクロック発生回
路へ送信する選択回路、を有しており、該クロック発生
回路は、該最初のパケット化基本ストリームをデコード
するために第一デコーダーによって使用される第一基準
クロック信号を発生する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、大略、デジタルビ
デオプレイバック（再生）装置に関するものであって、
更に詳細には、記録済テレビジョンプログラムのプレイ
バック即ち再生期間中にビデオストリームとオーディオ
ストリームとを同期させるためのデジタルビデオレコー
ダー（ＤＶＲ）において使用する装置及び方法に関する
ものである。
デオプレイバック（再生）装置に関するものであって、
更に詳細には、記録済テレビジョンプログラムのプレイ
バック即ち再生期間中にビデオストリームとオーディオ
ストリームとを同期させるためのデジタルビデオレコー
ダー（ＤＶＲ）において使用する装置及び方法に関する
ものである。
【０００２】本発明は、本願出願人に譲渡されている以
下の特許出願に記載されている発明に関連しており、こ
れらの特許出願を引用によって本明細書に取込む。
下の特許出願に記載されている発明に関連しており、こ
れらの特許出願を引用によって本明細書に取込む。
【０００３】１．「デジタルビデオレコーダーにおける
ビデオデータストリーム多重化システム及びその動作方
法（ＳＹＳＴＥＭ ＦＯＲ ＭＵＬＴＩＰＬＥＸＩＮＧ
ＶＩＤＥＯ ＤＡＴＡ ＳＴＲＥＡＭＳ ＩＮ Ａ
ＤＩＧＩＴＡＬ ＶＩＤＥＯＲＥＣＯＲＤＥＲ ＡＮＤ
ＭＥＴＨＯＤ ＯＦ ＯＰＥＲＡＴＩＮＧ ＴＨＥＳ
ＡＭＥ）」という名称の２００１年８月３１日付で出願
した米国特許出願第０９／９４３，８３７号。
ビデオデータストリーム多重化システム及びその動作方
法（ＳＹＳＴＥＭ ＦＯＲ ＭＵＬＴＩＰＬＥＸＩＮＧ
ＶＩＤＥＯ ＤＡＴＡ ＳＴＲＥＡＭＳ ＩＮ Ａ
ＤＩＧＩＴＡＬ ＶＩＤＥＯＲＥＣＯＲＤＥＲ ＡＮＤ
ＭＥＴＨＯＤ ＯＦ ＯＰＥＲＡＴＩＮＧ ＴＨＥＳ
ＡＭＥ）」という名称の２００１年８月３１日付で出願
した米国特許出願第０９／９４３，８３７号。
【０００４】２．「デジタルビデオレコーダーにおいて
特別モード再生を実施するためにＭＰＥＧビデオデータ
をインデックスする装置及び方法（ＡＰＰＡＲＡＴＵＳ
ＡＮＤ ＭＥＴＨＯＤ ＦＯＲ ＩＮＤＥＸＩＮＧ
ＭＰＥＧ ＶＩＤＥＯ ＤＡＴＡ ＴＯ ＰＥＲＦＯＲ
Ｍ ＳＰＥＣＩＡＬ ＭＯＤＥ ＰＬＡＹＢＡＣＫ Ｉ
Ｎ Ａ ＤＩＧＩＴＡＬ ＶＩＤＥＯ ＲＥＣＯＲＤＥ
Ｒ）」という名称の２００１年８月３１日付で出願した
米国特許出願第０９／９４３，８１５号。
特別モード再生を実施するためにＭＰＥＧビデオデータ
をインデックスする装置及び方法（ＡＰＰＡＲＡＴＵＳ
ＡＮＤ ＭＥＴＨＯＤ ＦＯＲ ＩＮＤＥＸＩＮＧ
ＭＰＥＧ ＶＩＤＥＯ ＤＡＴＡ ＴＯ ＰＥＲＦＯＲ
Ｍ ＳＰＥＣＩＡＬ ＭＯＤＥ ＰＬＡＹＢＡＣＫ Ｉ
Ｎ Ａ ＤＩＧＩＴＡＬ ＶＩＤＥＯ ＲＥＣＯＲＤＥ
Ｒ）」という名称の２００１年８月３１日付で出願した
米国特許出願第０９／９４３，８１５号。
【０００５】３．「循環型ファイル管理を使用したデジ
タルビデオレコーダー及び動作方法（ＤＩＧＩＴＡＬ
ＶＩＤＥＯ ＲＥＣＯＲＤＥＲ ＵＳＩＮＧ ＣＩＲＣ
ＵＬＡＲ ＦＩＬＥ ＭＡＮＡＧＥＭＥＮＴ ＡＮＤ
ＭＥＴＨＯＤ ＯＦ ＯＰＥＲＡＴＩＯＮ）」という名
称の２００１年８月３１日付で出願した米国特許出願第
０９／９４３，７９１号。
タルビデオレコーダー及び動作方法（ＤＩＧＩＴＡＬ
ＶＩＤＥＯ ＲＥＣＯＲＤＥＲ ＵＳＩＮＧ ＣＩＲＣ
ＵＬＡＲ ＦＩＬＥ ＭＡＮＡＧＥＭＥＮＴ ＡＮＤ
ＭＥＴＨＯＤ ＯＦ ＯＰＥＲＡＴＩＯＮ）」という名
称の２００１年８月３１日付で出願した米国特許出願第
０９／９４３，７９１号。
【０００６】４．「ＭＰＥＧビデオストリームにおける
スタートコード検知システム及びそのの動作方法（ＳＹ
ＳＴＥＭ ＦＯＲ ＤＥＴＥＣＴＩＮＧ ＳＴＡＲＴ
ＣＯＤＥＳ ＩＮ ＭＰＥＧ ＶＩＤＥＯ ＳＴＲＥＡ
ＭＳ ＡＮＤ ＭＥＴＨＯＤＯＦ ＯＰＥＲＡＴＩＮＧ
ＴＨＥ ＳＡＭＥ）」という名称の２００１年８月３
１日付で出願した米国特許出願第０９／９４４，７２９
号。
スタートコード検知システム及びそのの動作方法（ＳＹ
ＳＴＥＭ ＦＯＲ ＤＥＴＥＣＴＩＮＧ ＳＴＡＲＴ
ＣＯＤＥＳ ＩＮ ＭＰＥＧ ＶＩＤＥＯ ＳＴＲＥＡ
ＭＳ ＡＮＤ ＭＥＴＨＯＤＯＦ ＯＰＥＲＡＴＩＮＧ
ＴＨＥ ＳＡＭＥ）」という名称の２００１年８月３
１日付で出願した米国特許出願第０９／９４４，７２９
号。
【０００７】
【従来の技術】デジタルビデオレコーダー（ＤＶＲ）シ
ステムは消費者にとって益々ポピュラーなものとなりつ
つある。デジタルビデオレコーダーシステムは、ビデオ
プログラムを格納するために磁気カセットテープではな
く磁気ハードディスクを使用する。例えば、Ｒｅｐｌａ
ｙＴＶ（商標）レコーダー及びＴｉＶＯ（商標）レコー
ダーは、例えば、ＭＰＥＧ−２圧縮を使用してハードデ
ィスクドライブ上にデジタル形態でテレビジョンプログ
ラムを記録する。又、幾つかのＤＶＲシステムは磁気デ
ィスクではなく読取可能／書込可能デジタルバーサタイ
ルディスク（ＤＶＤ）上に記録することが可能である。
ステムは消費者にとって益々ポピュラーなものとなりつ
つある。デジタルビデオレコーダーシステムは、ビデオ
プログラムを格納するために磁気カセットテープではな
く磁気ハードディスクを使用する。例えば、Ｒｅｐｌａ
ｙＴＶ（商標）レコーダー及びＴｉＶＯ（商標）レコー
ダーは、例えば、ＭＰＥＧ−２圧縮を使用してハードデ
ィスクドライブ上にデジタル形態でテレビジョンプログ
ラムを記録する。又、幾つかのＤＶＲシステムは磁気デ
ィスクではなく読取可能／書込可能デジタルバーサタイ
ルディスク（ＤＶＤ）上に記録することが可能である。
【０００８】ＭＰＥＧ−２圧縮は記録済テレビジョンプ
ログラムを格納するために必須である。圧縮されていな
いビデオプログラムはディスクドライブ上に巨大な（且
つ非現実的な）量の格納（記憶）空間を必要とする場合
がある。同様に、マルチメディアシステムは、ビデオ・
オン・デマンド、ビデオ会議等のサービスを提供するた
めに巨大な量の帯域幅を必要とする。然しながら、ネッ
トワーク帯域幅に関する本質的な制限はこのようなシス
テムの性能にとって主要な抑制因子である。
ログラムを格納するために必須である。圧縮されていな
いビデオプログラムはディスクドライブ上に巨大な（且
つ非現実的な）量の格納（記憶）空間を必要とする場合
がある。同様に、マルチメディアシステムは、ビデオ・
オン・デマンド、ビデオ会議等のサービスを提供するた
めに巨大な量の帯域幅を必要とする。然しながら、ネッ
トワーク帯域幅に関する本質的な制限はこのようなシス
テムの性能にとって主要な抑制因子である。
【０００９】従って、従来の通信ネットワークの帯域幅
制限を解消するために圧縮及び通信スタンダード（標
準）が開発されている。これらの標準はビデオ及びオー
ディオデータの圧縮及び以前はアナログプログラムのみ
を収容するものであった周波数帯域において送信される
単一のビットストリームにおいての制御データの送給を
定義している。
制限を解消するために圧縮及び通信スタンダード（標
準）が開発されている。これらの標準はビデオ及びオー
ディオデータの圧縮及び以前はアナログプログラムのみ
を収容するものであった周波数帯域において送信される
単一のビットストリームにおいての制御データの送給を
定義している。
【００１０】Ｍｏｖｉｎｇ Ｐｉｃｔｕｒｅ Ｅｘｐｅ
ｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ（ＭＰＥＧ）は一群のオーディオ及
びビデオ圧縮標準である。ＭＰＥＧ−２標準において、
ビデオ圧縮は与えられたピクチャ内において（即ち、空
間的圧縮）及びピクチャ間において（即ち、時間的圧
縮）の両方が定義されている。空間的圧縮は、離散コサ
イン変換、量子化、可変長コーディング、ハフマンコー
ディングによって時間領域から周波数領域へのデジタル
画像の変換によって達成される。時間的圧縮は、動き補
償と呼ばれる処理を介して達成され、その場合に、ピク
チャフレーム間でのピクチャ要素の並進運動を記述する
ために運動ベクトルが使用される。
ｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ（ＭＰＥＧ）は一群のオーディオ及
びビデオ圧縮標準である。ＭＰＥＧ−２標準において、
ビデオ圧縮は与えられたピクチャ内において（即ち、空
間的圧縮）及びピクチャ間において（即ち、時間的圧
縮）の両方が定義されている。空間的圧縮は、離散コサ
イン変換、量子化、可変長コーディング、ハフマンコー
ディングによって時間領域から周波数領域へのデジタル
画像の変換によって達成される。時間的圧縮は、動き補
償と呼ばれる処理を介して達成され、その場合に、ピク
チャフレーム間でのピクチャ要素の並進運動を記述する
ために運動ベクトルが使用される。
【００１１】ＩＳＯ１３８１８−１はＭＰＥＧ−２標準
のトランスポートレイヤー部分であり、且つ（ｉ）オー
ディオ及びビデオ基本ビットストリームのパケット化基
本ストリーム（ＰＥＳ）へのパケット化、及び（ｉｉ）
送信し且つその後に脱圧縮（伸張）及び表示のためにマ
ルチビットストリームへ脱多重化するためにオーディオ
及びビデオＰＥＳの単一時分割又はパケット多重化ビッ
トストリームへの結合を特定している。単一時分割又は
パケット化ビットストリームは図１乃至５における種々
の概念的概略図に示されているようなものである。
のトランスポートレイヤー部分であり、且つ（ｉ）オー
ディオ及びビデオ基本ビットストリームのパケット化基
本ストリーム（ＰＥＳ）へのパケット化、及び（ｉｉ）
送信し且つその後に脱圧縮（伸張）及び表示のためにマ
ルチビットストリームへ脱多重化するためにオーディオ
及びビデオＰＥＳの単一時分割又はパケット多重化ビッ
トストリームへの結合を特定している。単一時分割又は
パケット化ビットストリームは図１乃至５における種々
の概念的概略図に示されているようなものである。
【００１２】図１は従来技術の例示的実施例に基づくオ
ーディオ及びビデオ基本ビットストリームのパケット化
及びパケット多重化の概念的ブロック図１００を示して
いる。個別的な基本ストリームがオーディオエンコーダ
ー１０５、ビデオエンコーダー１１０、補助的（又はそ
の他のデータ）供給源１１５、システムデータ供給源１
２０において形成される。これらの基本ストリームの各
々はパケット化基本ストリーム（ＰＥＳ）へパケット化
される。オーディオデータ、ビデオデータ及びその他の
データ及びシステムデータのパケットからなるパケット
化基本ストリームは、ＭＰＥＧ−２マルチプレクサによ
ってＭＰＥＧ−２システムストリームへパケット多重化
される。
ーディオ及びビデオ基本ビットストリームのパケット化
及びパケット多重化の概念的ブロック図１００を示して
いる。個別的な基本ストリームがオーディオエンコーダ
ー１０５、ビデオエンコーダー１１０、補助的（又はそ
の他のデータ）供給源１１５、システムデータ供給源１
２０において形成される。これらの基本ストリームの各
々はパケット化基本ストリーム（ＰＥＳ）へパケット化
される。オーディオデータ、ビデオデータ及びその他の
データ及びシステムデータのパケットからなるパケット
化基本ストリームは、ＭＰＥＧ−２マルチプレクサによ
ってＭＰＥＧ−２システムストリームへパケット多重化
される。
【００１３】図２は従来技術の例示的実施例に基づく例
示的時分割又はパケット多重化ビットストリーム２００
の概念的ブロック図を示している。ビットストリーム２
００はトランスポートパケットストリームを有してお
り、各パケットは、例示されているように、パケットヘ
ッダー２０５及びペイロード２１０（即ち、パケットデ
ータバイト）を有しており、且つ図２によれば、オプシ
ョンとしての適応フィールド２１５を有している。ＭＰ
ＥＧ−２ビットストリームは２つのレイヤー、即ち、シ
ステムレイヤー（外側レイヤー、制御レイヤー等とも呼
ばれる）及び圧縮レイヤー（内側レイヤー、ペイロード
レイヤー、データレイヤー等とも呼ばれる）を有してい
る。
示的時分割又はパケット多重化ビットストリーム２００
の概念的ブロック図を示している。ビットストリーム２
００はトランスポートパケットストリームを有してお
り、各パケットは、例示されているように、パケットヘ
ッダー２０５及びペイロード２１０（即ち、パケットデ
ータバイト）を有しており、且つ図２によれば、オプシ
ョンとしての適応フィールド２１５を有している。ＭＰ
ＥＧ−２ビットストリームは２つのレイヤー、即ち、シ
ステムレイヤー（外側レイヤー、制御レイヤー等とも呼
ばれる）及び圧縮レイヤー（内側レイヤー、ペイロード
レイヤー、データレイヤー等とも呼ばれる）を有してい
る。
【００１４】ＭＰＥＧ−２システムレイヤーは、（ｉ）
関連するオーディオ及びビデオビットストリームから構
成される１個又はそれ以上のプログラムを伝送媒体を介
して伝送するための単一ビットストリームへの多重化、
及び（ｉｉ）同期を維持しながら脱圧縮（伸張）のため
に該単一ビットストリームを別個のオーディオ及びビデ
オプログラムビットストリームへのデマルチプレクス即
ち脱多重化を容易なものとさせる。システムレイヤーは
タイミング制御及び同期及びビデオ及びオーディオビッ
トストリームのインターリーブのためのデータストリー
ムシンタックスを定義する。システムレイヤーは、
（ｉ）ビデオ及びオーディオ同期、（ｉｉ）ストリーム
マルチプレクス（多重化）、（ｉｉｉ）パケット及びス
トリーム識別、（ｉｖ）エラー検知、（ｖ）バッファ管
理、（ｖｉ）ランダムアクセス及びプログラム挿入、
（ｖｉｉ）プライベートデータ、（ｖｉｉｉ）条件付き
アクセス、（ｉｘ）例えば非同期転送モード（ＡＴＭ）
を使用するもの等のその他のネットワークとのインター
オペラビリティ即ち共同を行うことが可能である。ＭＰ
ＥＧ−２圧縮レイヤーはコード化ビデオ及びオーディオ
データストリームを有している。システムレイヤーはイ
ンターリーブされた圧縮レイヤーをマルチプレクス（多
重化）及びデマルチプレクス（脱多重化）するための制
御データを供給し、且つそうする場合に、圧縮されたデ
ータストリームを結合するのに必要な機能を定義する。
関連するオーディオ及びビデオビットストリームから構
成される１個又はそれ以上のプログラムを伝送媒体を介
して伝送するための単一ビットストリームへの多重化、
及び（ｉｉ）同期を維持しながら脱圧縮（伸張）のため
に該単一ビットストリームを別個のオーディオ及びビデ
オプログラムビットストリームへのデマルチプレクス即
ち脱多重化を容易なものとさせる。システムレイヤーは
タイミング制御及び同期及びビデオ及びオーディオビッ
トストリームのインターリーブのためのデータストリー
ムシンタックスを定義する。システムレイヤーは、
（ｉ）ビデオ及びオーディオ同期、（ｉｉ）ストリーム
マルチプレクス（多重化）、（ｉｉｉ）パケット及びス
トリーム識別、（ｉｖ）エラー検知、（ｖ）バッファ管
理、（ｖｉ）ランダムアクセス及びプログラム挿入、
（ｖｉｉ）プライベートデータ、（ｖｉｉｉ）条件付き
アクセス、（ｉｘ）例えば非同期転送モード（ＡＴＭ）
を使用するもの等のその他のネットワークとのインター
オペラビリティ即ち共同を行うことが可能である。ＭＰ
ＥＧ−２圧縮レイヤーはコード化ビデオ及びオーディオ
データストリームを有している。システムレイヤーはイ
ンターリーブされた圧縮レイヤーをマルチプレクス（多
重化）及びデマルチプレクス（脱多重化）するための制
御データを供給し、且つそうする場合に、圧縮されたデ
ータストリームを結合するのに必要な機能を定義する。
【００１５】図３は従来技術の例示的実施例に基づくＭ
ＰＥＧ−２準拠デコーディングシステム３００の概念的
ブロック図を示している。デコーディングシステム３０
０のコンポーネントは当業者にとって公知なものであ
り、従って、例示的な目的のためにのみ導入されてい
る。従って、これらのコンポーネントの詳細な説明は割
愛する。
ＰＥＧ−２準拠デコーディングシステム３００の概念的
ブロック図を示している。デコーディングシステム３０
０のコンポーネントは当業者にとって公知なものであ
り、従って、例示的な目的のためにのみ導入されてい
る。従って、これらのコンポーネントの詳細な説明は割
愛する。
【００１６】デコーディングシステム３００はシステム
デコーダー３０５への入力としてビットストリーム２０
０を受取る。システムデコーダー３０５はビットストリ
ーム２００のシステムレイヤーデータを圧縮されたオー
ディオレイヤーと、圧縮されたビデオレイヤーと、制御
データとにデマルチプレクス即ち脱多重化する。例示的
な圧縮されたオーディオレイヤーデータ及びビデオレイ
ヤーデータは、夫々、オーディオデータバッファ３１０
ａ及びビデオデータバッファ３１０ｖへ転送される。オ
ーディオレイヤーデータは、その後に、オーディオデコ
ーダー制御ブロック３１５ａ及びオーディオデコーダー
３２０ａにおいて処理される。ビデオレイヤーデータ
は、その後に、ビデオデコーダー制御ブロック３１５ｖ
及びビデオレコーダー３２０ｖにおいて処理される。例
示的制御データをプログラムクロック回復（ＰＣＲ）デ
ータ、イネーブルデータ、スタートアップ値として示し
てある。
デコーダー３０５への入力としてビットストリーム２０
０を受取る。システムデコーダー３０５はビットストリ
ーム２００のシステムレイヤーデータを圧縮されたオー
ディオレイヤーと、圧縮されたビデオレイヤーと、制御
データとにデマルチプレクス即ち脱多重化する。例示的
な圧縮されたオーディオレイヤーデータ及びビデオレイ
ヤーデータは、夫々、オーディオデータバッファ３１０
ａ及びビデオデータバッファ３１０ｖへ転送される。オ
ーディオレイヤーデータは、その後に、オーディオデコ
ーダー制御ブロック３１５ａ及びオーディオデコーダー
３２０ａにおいて処理される。ビデオレイヤーデータ
は、その後に、ビデオデコーダー制御ブロック３１５ｖ
及びビデオレコーダー３２０ｖにおいて処理される。例
示的制御データをプログラムクロック回復（ＰＣＲ）デ
ータ、イネーブルデータ、スタートアップ値として示し
てある。
【００１７】ＭＰＥＧ−２システムレイヤーは複数個の
機能をサポートしており、即ち、（ｉ）パケットマルチ
プレクス（多重化）及びマルチプレクスされた複数個の
ビットストリームのデマルチプレクス（脱多重化）、
（ｉｉ）複数個のコード化ビットストリームの同期的表
示、（ｉｉｉ）バッファ管理及び制御、（ｉｖ）時間回
復及び識別、（ｖ）ランダムアクセス、（ｖｉ）プログ
ラム挿入、（ｖｉｉ）条件付きアクセス、（ｖｉｉｉ）
エラートラッキング等をサポートしている。
機能をサポートしており、即ち、（ｉ）パケットマルチ
プレクス（多重化）及びマルチプレクスされた複数個の
ビットストリームのデマルチプレクス（脱多重化）、
（ｉｉ）複数個のコード化ビットストリームの同期的表
示、（ｉｉｉ）バッファ管理及び制御、（ｉｖ）時間回
復及び識別、（ｖ）ランダムアクセス、（ｖｉ）プログ
ラム挿入、（ｖｉｉ）条件付きアクセス、（ｖｉｉｉ）
エラートラッキング等をサポートしている。
【００１８】ＭＰＥＧ−２標準は２つのタイプのレイヤ
ーコーディングを特定し、即ち、比較的ロスの少ない環
境（例えば、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ等）に対するプログ
ラムストリーム（ＰＳ）レイヤーコーディング及び損失
が存在する環境（例えば、ケーブルテレビ、衛星テレ
ビ、又はその他のブロードキャスト環境）に対するトラ
ンスポートストリーム（ＴＳ）レイヤーコーディングで
ある。再度図２を参照すると、ビットストリーム２００
は、例示的には、パケットヘッダー、オプションとして
の適応フィールド、関連するパケットデータ（又はペイ
ロード）に分割される複数個のＴＳパケットから構成さ
れるトランスポートストリーム（ＴＳ）である。これと
対比して、図４は、従来技術の例示的実施例に基づくＰ
ＥＳ４００の概念的ブロック図を例示している。
ーコーディングを特定し、即ち、比較的ロスの少ない環
境（例えば、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ等）に対するプログ
ラムストリーム（ＰＳ）レイヤーコーディング及び損失
が存在する環境（例えば、ケーブルテレビ、衛星テレ
ビ、又はその他のブロードキャスト環境）に対するトラ
ンスポートストリーム（ＴＳ）レイヤーコーディングで
ある。再度図２を参照すると、ビットストリーム２００
は、例示的には、パケットヘッダー、オプションとして
の適応フィールド、関連するパケットデータ（又はペイ
ロード）に分割される複数個のＴＳパケットから構成さ
れるトランスポートストリーム（ＴＳ）である。これと
対比して、図４は、従来技術の例示的実施例に基づくＰ
ＥＳ４００の概念的ブロック図を例示している。
【００１９】パケット化基本ストリーム（ＰＥＳ）４０
０はパケットヘッダー４０５と、オプションのＰＥＳヘ
ッダー４１０と、関連するパケットデータ４１５とを有
している。パケットヘッダー４０５はパケットスタート
コードプレフィックス４２０と、ストリーム識別子（Ｉ
Ｄ）４２５と、ＰＥＳパケット長インジケータ４３０と
を有している。これと一致して、ＰＥＳパケット長イン
ジケータ４３０の後のフィールドの全てはオプションで
ある。ＰＥＳヘッダー４１０はプレゼンテーションタイ
ムスタンプ（ＰＴＳ）フィールドと、デコーディングタ
イムスタンプ（ＤＴＳ）フィールドと、基本ストリーム
クロック基準（ＥＳＣＲ）フィールドと、基本ストリー
ム（ＥＳ）レートフィールドと、ＤＳＭトリックモード
フィールドと、コピー情報フィールドと、先行ＰＥＳク
ロック回復フィールドと、延長フィールドと、スタッフ
ィングバイトとを有している。
０はパケットヘッダー４０５と、オプションのＰＥＳヘ
ッダー４１０と、関連するパケットデータ４１５とを有
している。パケットヘッダー４０５はパケットスタート
コードプレフィックス４２０と、ストリーム識別子（Ｉ
Ｄ）４２５と、ＰＥＳパケット長インジケータ４３０と
を有している。これと一致して、ＰＥＳパケット長イン
ジケータ４３０の後のフィールドの全てはオプションで
ある。ＰＥＳヘッダー４１０はプレゼンテーションタイ
ムスタンプ（ＰＴＳ）フィールドと、デコーディングタ
イムスタンプ（ＤＴＳ）フィールドと、基本ストリーム
クロック基準（ＥＳＣＲ）フィールドと、基本ストリー
ム（ＥＳ）レートフィールドと、ＤＳＭトリックモード
フィールドと、コピー情報フィールドと、先行ＰＥＳク
ロック回復フィールドと、延長フィールドと、スタッフ
ィングバイトとを有している。
【００２０】パケットスタートコードプレフィックス４
２０はパケット同期を供給する。ストリームＩＤ４２５
はパケット識別及びペイロード識別を供給する。ＰＴＳ
／ＤＴＳフラッグフィールド４３５及びＰＴＳ／ＤＴＳ
フィールド４４０はプレゼンテーション同期を供給す
る。データ転送はパケット／ヘッダー長４４５、ペイロ
ード４１５、スタッフィングフィールド４５０を介して
与えられる。スクランブル制御フィールド４５５はペイ
ロードデスクランブリングを容易なものとさせる。
２０はパケット同期を供給する。ストリームＩＤ４２５
はパケット識別及びペイロード識別を供給する。ＰＴＳ
／ＤＴＳフラッグフィールド４３５及びＰＴＳ／ＤＴＳ
フィールド４４０はプレゼンテーション同期を供給す
る。データ転送はパケット／ヘッダー長４４５、ペイロ
ード４１５、スタッフィングフィールド４５０を介して
与えられる。スクランブル制御フィールド４５５はペイ
ロードデスクランブリングを容易なものとさせる。
【００２１】図５は従来技術の例示的実施例に基づく別
の時分割又はパケット多重化ビットストリーム２００の
概念的ブロック図を示している。ビットストリーム２０
０はアクセスユニット５００と、ＰＥＳパケット４００
と、複数個のＴＳパケット５０５とを有している。ビッ
トストリーム２００はアクセスユニット５００と、ＰＥ
Ｓパケット４００と、ＴＳパケット５０５との間のレイ
ヤー関係を示している。
の時分割又はパケット多重化ビットストリーム２００の
概念的ブロック図を示している。ビットストリーム２０
０はアクセスユニット５００と、ＰＥＳパケット４００
と、複数個のＴＳパケット５０５とを有している。ビッ
トストリーム２００はアクセスユニット５００と、ＰＥ
Ｓパケット４００と、ＴＳパケット５０５との間のレイ
ヤー関係を示している。
【００２２】ＴＳレイヤーはＰＥＳコード化データから
なるプログラムを１個又はそれ以上の独立した時間ベー
スを単一ストリームへ結合させるべく動作する。ＭＰＥ
Ｇ−２に従って、特定のプログラムは独特の時間ベース
を必要とするものではないが、それが独特の時間ベース
を有している場合には、その時間ベースはそのプログラ
ムの要素の全てに対して同一である。
なるプログラムを１個又はそれ以上の独立した時間ベー
スを単一ストリームへ結合させるべく動作する。ＭＰＥ
Ｇ−２に従って、特定のプログラムは独特の時間ベース
を必要とするものではないが、それが独特の時間ベース
を有している場合には、その時間ベースはそのプログラ
ムの要素の全てに対して同一である。
【００２３】ＰＥＳレイヤーはＭＰＥＧ−２時分割又は
パケット多重化ストリームの内側レイヤー部分であり、
その上に基づいてトランスポート又はプログラムストリ
ームが論理的に構成される。ＰＥＳレイヤーはストリー
ム特定動作を供給し且つ（ｉ）プログラムとトランスポ
ートストリームとの間の変換の共通の基礎、（ｉｉ）ビ
デオ及びオーディオ同期及び関連するタイミング、特に
ブロードキャストチャンネル、プレゼンテーション又は
プログラム（以後、集約的にプログラムを構成しており
且つ共通の時間ベースを有している関連するオーディオ
及びビデオパケットに対するタイムスタンプ）、（ｉｉ
ｉ）ストリームマルチプレクス（多重化）及びデマルチ
プレクス（脱多重化）用のストリーム識別、（ｉｖ）ス
クランブリング、ＶＣＲ機能、プライベートデータ等の
サービスをサポートしている。
パケット多重化ストリームの内側レイヤー部分であり、
その上に基づいてトランスポート又はプログラムストリ
ームが論理的に構成される。ＰＥＳレイヤーはストリー
ム特定動作を供給し且つ（ｉ）プログラムとトランスポ
ートストリームとの間の変換の共通の基礎、（ｉｉ）ビ
デオ及びオーディオ同期及び関連するタイミング、特に
ブロードキャストチャンネル、プレゼンテーション又は
プログラム（以後、集約的にプログラムを構成しており
且つ共通の時間ベースを有している関連するオーディオ
及びビデオパケットに対するタイムスタンプ）、（ｉｉ
ｉ）ストリームマルチプレクス（多重化）及びデマルチ
プレクス（脱多重化）用のストリーム識別、（ｉｖ）ス
クランブリング、ＶＣＲ機能、プライベートデータ等の
サービスをサポートしている。
【００２４】図５は、更に、ＭＰＥＧ−２に従って、各
ビデオ又はオーディオ基本ストリーム（ＥＳ）がトラン
スポートストリーム（ＴＳ）内に挿入される前にＰＥＳ
パケット化されることを示している。基本ストリームは
連続的であり且つＥＳを包含するＰＥＳパケットは、通
常、固定長のものである。典型的に、ビデオＰＥＳパケ
ットは数万個のバイトの程度であり且つオーディオＰＥ
Ｓパケットは数千個のバイトの程度である。然しなが
ら、ビデオＰＥＳパケットは不定長のものとして特定す
ることも可能である。ＥＳデータは、即ちアクセスユニ
ット５００は、最初に、ＰＥＳパケット内に閉じ込めら
れ、該ＰＥＳパケットはＴＳパケット内に挿入される。
ビデオ又はオーディオ基本ストリーム（ＥＳ）がトラン
スポートストリーム（ＴＳ）内に挿入される前にＰＥＳ
パケット化されることを示している。基本ストリームは
連続的であり且つＥＳを包含するＰＥＳパケットは、通
常、固定長のものである。典型的に、ビデオＰＥＳパケ
ットは数万個のバイトの程度であり且つオーディオＰＥ
Ｓパケットは数千個のバイトの程度である。然しなが
ら、ビデオＰＥＳパケットは不定長のものとして特定す
ることも可能である。ＥＳデータは、即ちアクセスユニ
ット５００は、最初に、ＰＥＳパケット内に閉じ込めら
れ、該ＰＥＳパケットはＴＳパケット内に挿入される。
【００２５】トランスポートストリームは１個又はそれ
以上の独立した個別的なプログラム、例えば個別的なブ
ロードキャストテレビジョンプログラムを包含すること
が可能であり、それにより、各個別的なプログラムはそ
れ自身の時間ベースを有することが可能であり、且つ各
ストリームはそれ自身のパケット識別（ＰＩＤ）を具備
する個別的なプログラムを有している。各別個の個別的
なプログラムは通常共通の時間ベースを具備している１
個又はそれ以上の基本ストリームを有している。従来技
術の図の中には示していないが、異なるトランスポート
ストリームを単一のシステムＴＳ内に結合させることが
可能である。
以上の独立した個別的なプログラム、例えば個別的なブ
ロードキャストテレビジョンプログラムを包含すること
が可能であり、それにより、各個別的なプログラムはそ
れ自身の時間ベースを有することが可能であり、且つ各
ストリームはそれ自身のパケット識別（ＰＩＤ）を具備
する個別的なプログラムを有している。各別個の個別的
なプログラムは通常共通の時間ベースを具備している１
個又はそれ以上の基本ストリームを有している。従来技
術の図の中には示していないが、異なるトランスポート
ストリームを単一のシステムＴＳ内に結合させることが
可能である。
【００２６】トランスポートレイヤーにおいて、トラン
スポート同期バイトはパケット同期を提供する。ＰＩＤ
フィールドデータはパケット識別、デマルチプレクス及
びシーケンス完全性データを供給する。ＰＩＤフィール
ドはストリームのパケットを収集し且つ該ストリームを
再構築すべく動作可能である。連続性カウンタ及びエラ
ーインジケータはパケットシーケンス完全性及びエラー
検知を提供する。ペイロードユニットスタートインジケ
ータ及び適応制御はペイロード同期のために使用され、
一方不連続性インジケータ及びプログラムクロック基準
（ＰＣＲ）フィールドはプレイバック（再生）同期のた
めに使用される。トランスポートスクランブル制御フィ
ールドはペイロードデスクランブルを容易なものとさせ
る。プライベートデータ転送はプライベートデータフラ
ッグ及びプライベートデータバイトを介して達成され
る。該データバイトはプライベートペイロードデータ転
送のために使用され、且つスタッフィングバイトがパケ
ットを完成させるために使用される。
スポート同期バイトはパケット同期を提供する。ＰＩＤ
フィールドデータはパケット識別、デマルチプレクス及
びシーケンス完全性データを供給する。ＰＩＤフィール
ドはストリームのパケットを収集し且つ該ストリームを
再構築すべく動作可能である。連続性カウンタ及びエラ
ーインジケータはパケットシーケンス完全性及びエラー
検知を提供する。ペイロードユニットスタートインジケ
ータ及び適応制御はペイロード同期のために使用され、
一方不連続性インジケータ及びプログラムクロック基準
（ＰＣＲ）フィールドはプレイバック（再生）同期のた
めに使用される。トランスポートスクランブル制御フィ
ールドはペイロードデスクランブルを容易なものとさせ
る。プライベートデータ転送はプライベートデータフラ
ッグ及びプライベートデータバイトを介して達成され
る。該データバイトはプライベートペイロードデータ転
送のために使用され、且つスタッフィングバイトがパケ
ットを完成させるために使用される。
【００２７】トランスポートストリームはスタンダード
テーブルによってリンクされたトランスポートストリー
ムパケットの集まりである。これらのテーブルはプログ
ラム特定情報（ＰＳＩ）を担持しており且つＴＳがマル
チプレクサにおいて形成される場合に構築される。これ
らのテーブルはストリームの内容即ちコンテンツを完全
に定義する。ＴＳのテーブルのうちの２つはプログラム
関連テーブル（ＰＡＴ）とプログラムマップテーブル
（ＰＭＴ）である。ＰＡＴは、そのストリームに対する
独特の識別子と、ＰＡＴ及びＴＳの動的変化を可能とさ
せるバージョン番号、及び対の値の関連テーブルとを包
含するＴＳに対する内容のテーブルとして動作する。対
の値、即ちＰＮ及びＰＭＴ−ＰＩＤはそのプログラムを
包含するテーブルのプログラム番号（ＰＮ）及びＰＩＤ
である。
テーブルによってリンクされたトランスポートストリー
ムパケットの集まりである。これらのテーブルはプログ
ラム特定情報（ＰＳＩ）を担持しており且つＴＳがマル
チプレクサにおいて形成される場合に構築される。これ
らのテーブルはストリームの内容即ちコンテンツを完全
に定義する。ＴＳのテーブルのうちの２つはプログラム
関連テーブル（ＰＡＴ）とプログラムマップテーブル
（ＰＭＴ）である。ＰＡＴは、そのストリームに対する
独特の識別子と、ＰＡＴ及びＴＳの動的変化を可能とさ
せるバージョン番号、及び対の値の関連テーブルとを包
含するＴＳに対する内容のテーブルとして動作する。対
の値、即ちＰＮ及びＰＭＴ−ＰＩＤはそのプログラムを
包含するテーブルのプログラム番号（ＰＮ）及びＰＩＤ
である。
【００２８】一方、ＰＭＴはプログラムを有する全ての
ストリームを記述する。ＰＭＴにおける各エントリは１
つのプログラムに関連している。ＰＭＴはパケットとプ
ログラムとの間のマッピングを与え、且つそのストリー
ム内のプログラムを識別するプログラム番号と、そのプ
ログラムに関するプライベート情報を担持する記述子
と、同期情報を包含するパケットのＰＩＤと、各ストリ
ームに対して、そのストリーム又はプログラムのデータ
（Ｄａｔａ−ＰＩＤ）を包含するパケットのＰＩＤ及び
ＳＴを特定する対の値（例えば、ストリームタイプ（Ｓ
Ｔ）、Ｄａｔａ−ＰＩＤ）の数とを包含している。
ストリームを記述する。ＰＭＴにおける各エントリは１
つのプログラムに関連している。ＰＭＴはパケットとプ
ログラムとの間のマッピングを与え、且つそのストリー
ム内のプログラムを識別するプログラム番号と、そのプ
ログラムに関するプライベート情報を担持する記述子
と、同期情報を包含するパケットのＰＩＤと、各ストリ
ームに対して、そのストリーム又はプログラムのデータ
（Ｄａｔａ−ＰＩＤ）を包含するパケットのＰＩＤ及び
ＳＴを特定する対の値（例えば、ストリームタイプ（Ｓ
Ｔ）、Ｄａｔａ−ＰＩＤ）の数とを包含している。
【００２９】集約的に、これらのテーブルは特定のプロ
グラムを処理するために使用される。任意の時刻におい
て、各プログラムはＰＭＴ内において独特のＰＩＤを有
しており、それは選択したプログラムのオーディオ、ビ
デオ及び制御ストリームに対するＰＩＤを供給する。選
択したＰＩＤを具備するストリームは抽出され且つ適宜
のバッファ及びデコーダーへ送給されて再構築及びデコ
ーディングが行われる。
グラムを処理するために使用される。任意の時刻におい
て、各プログラムはＰＭＴ内において独特のＰＩＤを有
しており、それは選択したプログラムのオーディオ、ビ
デオ及び制御ストリームに対するＰＩＤを供給する。選
択したＰＩＤを具備するストリームは抽出され且つ適宜
のバッファ及びデコーダーへ送給されて再構築及びデコ
ーディングが行われる。
【００３０】クロック回復及び同期を達成し且つ維持す
ることは問題であり、特にオーディオ及びビデオビット
ストリームの場合にはそうである。ＭＰＥＧ−２スタン
ダードに従って、終端間一定遅延タイミングモデルデジ
タル画像及びオーディオデータは、エンコーダーからデ
コーダーへシステムを介して通過するのに同じ量の時間
かかる。システムレイヤーは一定の遅延を必要とするタ
イミング情報を包含している。クロック基準はプログラ
ムクロック基準（ＰＣＲ）であり且つタイムスタンプは
ＰＴＳ及びＤＴＳである。
ることは問題であり、特にオーディオ及びビデオビット
ストリームの場合にはそうである。ＭＰＥＧ−２スタン
ダードに従って、終端間一定遅延タイミングモデルデジ
タル画像及びオーディオデータは、エンコーダーからデ
コーダーへシステムを介して通過するのに同じ量の時間
かかる。システムレイヤーは一定の遅延を必要とするタ
イミング情報を包含している。クロック基準はプログラ
ムクロック基準（ＰＣＲ）であり且つタイムスタンプは
ＰＴＳ及びＤＴＳである。
【００３１】同期はＴＳ適用フィールド内のプログラム
クロック基準（ＰＣＲ）データフィールドを使用して達
成される。ＰＣＲは、典型的に、４２ビットフィールド
であり、それは２つの部分にコード化され、即ち９０ｋ
Ｈｚの単位において３３ビット値を有するＰＣＲベース
と、２７ＭＨｚの単位における９ビット延長を有するＰ
ＣＲ延長であり、尚２７ＭＨｚはシステムクロック周波
数である。一般的には、デコーダーによって受取られる
最初のＰＣＲの最初の３３ビットがクロック発生におい
てカウンタを初期化させ、且つその後のＰＣＲ値が微調
整のためにクロック値と比較される。ＰＣＲとローカル
クロックとの間の差異は、例えば、ローカルクロックの
速度を上げるか又は下げるために電圧制御型オシレータ
又は同様の装置又は機能を駆動するために使用すること
が可能である。
クロック基準（ＰＣＲ）データフィールドを使用して達
成される。ＰＣＲは、典型的に、４２ビットフィールド
であり、それは２つの部分にコード化され、即ち９０ｋ
Ｈｚの単位において３３ビット値を有するＰＣＲベース
と、２７ＭＨｚの単位における９ビット延長を有するＰ
ＣＲ延長であり、尚２７ＭＨｚはシステムクロック周波
数である。一般的には、デコーダーによって受取られる
最初のＰＣＲの最初の３３ビットがクロック発生におい
てカウンタを初期化させ、且つその後のＰＣＲ値が微調
整のためにクロック値と比較される。ＰＣＲとローカル
クロックとの間の差異は、例えば、ローカルクロックの
速度を上げるか又は下げるために電圧制御型オシレータ
又は同様の装置又は機能を駆動するために使用すること
が可能である。
【００３２】オーディオ及びビデオ同期は、典型的に、
ＰＥＳヘッダー内に挿入されているプレゼンテーション
タイムスタンプを介して達成される。プレゼンテーショ
ンタイムスタンプは９０ｋＨｚの単位における３３ビッ
ト値であり、尚９０ｋＨｚは２７ＭＨｚのシステムクロ
ックを３００で割算したものである。プレゼンテーショ
ンタイムスタンプの値は、プレゼンテーションユニット
がユーザに対して提供されるべき時間を表わす。
ＰＥＳヘッダー内に挿入されているプレゼンテーション
タイムスタンプを介して達成される。プレゼンテーショ
ンタイムスタンプは９０ｋＨｚの単位における３３ビッ
ト値であり、尚９０ｋＨｚは２７ＭＨｚのシステムクロ
ックを３００で割算したものである。プレゼンテーショ
ンタイムスタンプの値は、プレゼンテーションユニット
がユーザに対して提供されるべき時間を表わす。
【００３３】デジタルビデオシステムにおいては（例え
ば、ＭＰＥＧ−２準拠デジタルビデオシステム及びＨＤ
ＴＶ準拠デジタルビデオシステム）、トランスポートレ
イヤーは、オーディオデータ、ビデオデータ、及びシス
テムデータストリームをパケット単位で、個々のデコー
ダー及びシステムメモリへ担持するために使用される。
個別的なストリームはＭＰＥＧ−２システムレイヤー仕
様におけるように定義された１組のバッファ仮定で多重
化される。
ば、ＭＰＥＧ−２準拠デジタルビデオシステム及びＨＤ
ＴＶ準拠デジタルビデオシステム）、トランスポートレ
イヤーは、オーディオデータ、ビデオデータ、及びシス
テムデータストリームをパケット単位で、個々のデコー
ダー及びシステムメモリへ担持するために使用される。
個別的なストリームはＭＰＥＧ−２システムレイヤー仕
様におけるように定義された１組のバッファ仮定で多重
化される。
【００３４】ＭＰＥＧトランスポート及びプログラムス
トリームにおいては、複数個の基本ストリーム間におけ
る同期はプログラムストリーム及びトランスポートスト
リームにおけるプレゼンテーションタイムスタンプ（Ｐ
ＴＳ）で達成される。上述したように、タイムスタンプ
は、通常、９０ＫＨｚの単位であるが、システムクロッ
ク基準（ＳＣＲ）、プログラムクロック基準（ＰＣＲ）
及びオプションとしての基本ストリームクロック基準
（ＥＳＣＲ）は２７ＭＨｚの分解能での拡張を有してい
る。Ｎ個の基本ストリームのデコーディングは、１つの
ストリームのデコーディングを別のもののデコーディン
グと一致させるために調節するのではなく、ストリーム
デコーディングを共通のマスター時間ベースに対して調
節することによって同期される。マスター時間ベースは
Ｎ個のデコーダーのクロックのうちの１つ、データ供給
源のクロック、又は何等の外部クロックとすることが可
能である。
トリームにおいては、複数個の基本ストリーム間におけ
る同期はプログラムストリーム及びトランスポートスト
リームにおけるプレゼンテーションタイムスタンプ（Ｐ
ＴＳ）で達成される。上述したように、タイムスタンプ
は、通常、９０ＫＨｚの単位であるが、システムクロッ
ク基準（ＳＣＲ）、プログラムクロック基準（ＰＣＲ）
及びオプションとしての基本ストリームクロック基準
（ＥＳＣＲ）は２７ＭＨｚの分解能での拡張を有してい
る。Ｎ個の基本ストリームのデコーディングは、１つの
ストリームのデコーディングを別のもののデコーディン
グと一致させるために調節するのではなく、ストリーム
デコーディングを共通のマスター時間ベースに対して調
節することによって同期される。マスター時間ベースは
Ｎ個のデコーダーのクロックのうちの１つ、データ供給
源のクロック、又は何等の外部クロックとすることが可
能である。
【００３５】複数個のプログラムを包含する場合のある
トランスポートストリームにおける各プログラムはそれ
自身の時間ベースを有している場合がある。トランスポ
ートストリーム内の異なるプログラムの時間ベースは異
なる場合がある。プレゼンテーションタイムスタンプは
個々の基本ストリームのデコーディングに対して適用さ
れるので、それは、トランスポートストリーム及びプロ
グラムストリームの両方のＰＥＳパケットレイヤー内に
存在している。エンコーダーがキャプチャ時間にタイム
スタンプを保存する場合、タイムスタンプが関連するコ
ード化データと共にデコーダーへ伝播する場合、及びデ
コーダーがプレゼンテーションをスケジュールするため
にこれらのタイムスタンプを使用する場合に終端間同期
が発生する。
トランスポートストリームにおける各プログラムはそれ
自身の時間ベースを有している場合がある。トランスポ
ートストリーム内の異なるプログラムの時間ベースは異
なる場合がある。プレゼンテーションタイムスタンプは
個々の基本ストリームのデコーディングに対して適用さ
れるので、それは、トランスポートストリーム及びプロ
グラムストリームの両方のＰＥＳパケットレイヤー内に
存在している。エンコーダーがキャプチャ時間にタイム
スタンプを保存する場合、タイムスタンプが関連するコ
ード化データと共にデコーダーへ伝播する場合、及びデ
コーダーがプレゼンテーションをスケジュールするため
にこれらのタイムスタンプを使用する場合に終端間同期
が発生する。
【００３６】上述したように、デコーディングシステム
のチャンネルとの同期は、プログラムストリームにおけ
るシステムクロック基準（ＳＣＲ）及びその類推により
トランスポートストリームにおけるプログラムクロック
基準（ＰＣＲ）を使用することによって達成される。Ｓ
ＣＲ及びＰＣＲはビットストリーム自身のタイミングを
エンコードするタイムスタンプであり、且つ同一のプロ
グラムからのオーディオ及びビデオプレゼンテーション
タイムスタンプ値に対して使用される同一の時間ベース
から派生される。各プログラムはそれ自身の時間ベース
を有する場合があるので、複数個のプログラムを包含す
るトランスポートストリームにおける各プログラムに対
して別個のＰＣＲフィールドが存在している。幾つかの
場合においては、プログラムがＰＣＲフィールドを共有
することが可能な場合がある。プログラムはそれと関連
する唯一のＰＣＲ時間ベースを有するべきである。然し
ながら、パケット化基本ストリーム（ＰＥＳ）を格納す
るデジタルビデオレコーダーにおいては、システムタイ
ムクロック（ＳＴＣ）及びプログラムクロック基準（Ｐ
ＣＲ）は、ビデオプログラムがディスクドライブに格納
される場合に喪失される。該プログラムは後の時間に再
生される（即ち、時間繰り延べビューイング即ち視
聴）。従って、オーディオ及びビデオ同期用に新たな同
期装置及びアルゴリズムを実現する改良したデジタルビ
デオレコーダーに対する必要性が存在している。
のチャンネルとの同期は、プログラムストリームにおけ
るシステムクロック基準（ＳＣＲ）及びその類推により
トランスポートストリームにおけるプログラムクロック
基準（ＰＣＲ）を使用することによって達成される。Ｓ
ＣＲ及びＰＣＲはビットストリーム自身のタイミングを
エンコードするタイムスタンプであり、且つ同一のプロ
グラムからのオーディオ及びビデオプレゼンテーション
タイムスタンプ値に対して使用される同一の時間ベース
から派生される。各プログラムはそれ自身の時間ベース
を有する場合があるので、複数個のプログラムを包含す
るトランスポートストリームにおける各プログラムに対
して別個のＰＣＲフィールドが存在している。幾つかの
場合においては、プログラムがＰＣＲフィールドを共有
することが可能な場合がある。プログラムはそれと関連
する唯一のＰＣＲ時間ベースを有するべきである。然し
ながら、パケット化基本ストリーム（ＰＥＳ）を格納す
るデジタルビデオレコーダーにおいては、システムタイ
ムクロック（ＳＴＣ）及びプログラムクロック基準（Ｐ
ＣＲ）は、ビデオプログラムがディスクドライブに格納
される場合に喪失される。該プログラムは後の時間に再
生される（即ち、時間繰り延べビューイング即ち視
聴）。従って、オーディオ及びビデオ同期用に新たな同
期装置及びアルゴリズムを実現する改良したデジタルビ
デオレコーダーに対する必要性が存在している。
【００３７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、記録済みのテレビジョンプログラムのプレ
イバック期間中にビデオストリームとオーディオストリ
ームとの同期を与える改良した技術を提供することを目
的とする。
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、記録済みのテレビジョンプログラムのプレ
イバック期間中にビデオストリームとオーディオストリ
ームとの同期を与える改良した技術を提供することを目
的とする。
【００３８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ＭＰＥ
Ｇストリーム用の時間繰り延べ型オーディオ・ビデオ同
期プレイバック（再生）方法が提供される。プログラム
クロック基準なしでオーディオ・ビデオ同期を達成する
ために、本発明では、プログラムのストリームのうちの
１つをマスターとして指定し、そのことは、マスターの
プログラムタイムスタンプ（ＰＴＳ）値をプログラムク
ロック基準の代わりに使用することを意味する。本発明
は、マスターＰＴＳ値を表わすカウンタを自走型として
維持し且つ全てのその他のストリームをマスターＰＴＳ
値上で同期させる。本発明は、マスターＰＴＳをＰＣＲ
の代わりに使用する点を除いて、ＰＣＲ値と同一の処理
を使用するので、簡単である。ＰＴＳギャップを考慮し
ているので、本発明はローバスト即ち堅牢である。
Ｇストリーム用の時間繰り延べ型オーディオ・ビデオ同
期プレイバック（再生）方法が提供される。プログラム
クロック基準なしでオーディオ・ビデオ同期を達成する
ために、本発明では、プログラムのストリームのうちの
１つをマスターとして指定し、そのことは、マスターの
プログラムタイムスタンプ（ＰＴＳ）値をプログラムク
ロック基準の代わりに使用することを意味する。本発明
は、マスターＰＴＳ値を表わすカウンタを自走型として
維持し且つ全てのその他のストリームをマスターＰＴＳ
値上で同期させる。本発明は、マスターＰＴＳをＰＣＲ
の代わりに使用する点を除いて、ＰＣＲ値と同一の処理
を使用するので、簡単である。ＰＴＳギャップを考慮し
ているので、本発明はローバスト即ち堅牢である。
【００３９】本発明の原理に基づいてＭＰＥＧデコーダ
ーが提供される。本発明の好適実施例によれば、ＭＰＥ
Ｇデコーダーは（１）単一のビデオプログラムと関連す
る複数個のパケット化基本ストリームを受取ることが可
能なパケット化基本ストリーム（ＰＥＳ）インターフェ
ース、（２）該パケット化基本ストリーム内のプレゼン
テーションタイムスタンプを検知し且つそれから該プレ
ゼンテーションタイムスタンプを抽出することが可能な
プレゼンテーションタイムスタンプ（ＰＴＳ）検知回
路、（３）該複数個のパケット化基本ストリームのうち
の最初のものと関連するプレゼンテーションタイムスタ
ンプを選択し且つ該選択したプレゼンテーションタイム
スタンプをクロック発生回路へ送信することが可能な選
択回路、を有しており、該クロック発生回路は、該最初
のパケット化基本ストリームをデコードするために第一
デコーダーによって使用される第一基準クロック信号を
発生する。
ーが提供される。本発明の好適実施例によれば、ＭＰＥ
Ｇデコーダーは（１）単一のビデオプログラムと関連す
る複数個のパケット化基本ストリームを受取ることが可
能なパケット化基本ストリーム（ＰＥＳ）インターフェ
ース、（２）該パケット化基本ストリーム内のプレゼン
テーションタイムスタンプを検知し且つそれから該プレ
ゼンテーションタイムスタンプを抽出することが可能な
プレゼンテーションタイムスタンプ（ＰＴＳ）検知回
路、（３）該複数個のパケット化基本ストリームのうち
の最初のものと関連するプレゼンテーションタイムスタ
ンプを選択し且つ該選択したプレゼンテーションタイム
スタンプをクロック発生回路へ送信することが可能な選
択回路、を有しており、該クロック発生回路は、該最初
のパケット化基本ストリームをデコードするために第一
デコーダーによって使用される第一基準クロック信号を
発生する。
【００４０】本発明の１実施例によれば、該クロック発
生回路は、更に、該第一基準クロック信号と同期されて
いる第二基準クロック信号を発生し且つ該第二基準クロ
ック信号は第一パケット化基本ストリームと同期して第
二パケット化基本ストリームをデコードするために第二
デコーダーによって使用される。
生回路は、更に、該第一基準クロック信号と同期されて
いる第二基準クロック信号を発生し且つ該第二基準クロ
ック信号は第一パケット化基本ストリームと同期して第
二パケット化基本ストリームをデコードするために第二
デコーダーによって使用される。
【００４１】本発明の別の実施例によれば、該選択され
たプレゼンテーションタイムスタンプはビデオプレゼン
テーションタイムスタンプであり、且つ該第一デコーダ
ーはビデオデコーダーである。
たプレゼンテーションタイムスタンプはビデオプレゼン
テーションタイムスタンプであり、且つ該第一デコーダ
ーはビデオデコーダーである。
【００４２】本発明の更に別の実施例によれば、該第二
デコーダーはオーディオデコーダーである。
デコーダーはオーディオデコーダーである。
【００４３】本発明の更に別の実施例によれば、該選択
したプレゼンテーションタイムスタンプはオーディオプ
レゼンテーションタイムスタンプであり、且つ該第一デ
コーダーはオーディオデコーダーである。
したプレゼンテーションタイムスタンプはオーディオプ
レゼンテーションタイムスタンプであり、且つ該第一デ
コーダーはオーディオデコーダーである。
【００４４】本発明の別の実施例によれば、該第二デコ
ーダーはビデオデコーダーである。
ーダーはビデオデコーダーである。
【００４５】本発明の更に別の実施例によれば、該クロ
ック発生回路は、第二パケット化基本ストリームと関連
するプレゼンテーションタイムスタンプを第一パケット
化基本ストリームと関連する選択したプレーゼンテーシ
ョンタイムスタンプと同期させることによって第二基準
クロック信号を発生する。
ック発生回路は、第二パケット化基本ストリームと関連
するプレゼンテーションタイムスタンプを第一パケット
化基本ストリームと関連する選択したプレーゼンテーシ
ョンタイムスタンプと同期させることによって第二基準
クロック信号を発生する。
【００４６】
【発明の実施の形態】以下に説明する図１乃至９及び本
発明の原理を説明するために本明細書において使用する
種々の実施例は単に例示的なものであって、本発明の技
術的範囲を制限するために解釈されるべきものではな
い。当業者によって理解されるように、本発明の原理は
任意の適宜のビデオ再生装置において実現することが可
能である。
発明の原理を説明するために本明細書において使用する
種々の実施例は単に例示的なものであって、本発明の技
術的範囲を制限するために解釈されるべきものではな
い。当業者によって理解されるように、本発明の原理は
任意の適宜のビデオ再生装置において実現することが可
能である。
【００４７】図６は本発明の１実施例に基づく例示的な
デジタルビデオレコーダー（ＤＶＲ）システム６５０及
びテレビジョンセット６０５を示している。デジタルビ
デオレコーダーシステム６５０は、例えばケーブルテレ
ビサービスプロバイダー（ケーブルカンパニィ）又は電
話会社のセットトップボックス、局所的なアンテナ、イ
ンターネット、衛星テレビサービスプロバイダー、又は
取付けられたＤＶＤ又はＶＨＳテーププレイヤー等の外
部供給源からやってくるテレビジョン信号を受取り且つ
ビュア即ち視聴者が選択したチャンネルをテレビジョン
セット６０５へ送信する。記録モードにおいては、デジ
タルビデオレコーダーシステム６５０は入ってくる無線
周波数（ＲＦ）テレビジョン信号を復調させてベースバ
ンドビデオ信号を発生させ、ビデオプレイバック（再
生）装置６５０内におけるか又はそれに接続されている
格納（記憶）媒体上に記録させ且つ保存させることが可
能である。プレイモードにおいては、デジタルビデオレ
コーダーシステム６５０は、ユーザによって選択された
記録済のベースバンドビデオ信号（即ち、プログラム）
を格納（記憶）媒体から検索し且つ検索したプログラム
をテレビジョンセット６０５へ送信する。
デジタルビデオレコーダー（ＤＶＲ）システム６５０及
びテレビジョンセット６０５を示している。デジタルビ
デオレコーダーシステム６５０は、例えばケーブルテレ
ビサービスプロバイダー（ケーブルカンパニィ）又は電
話会社のセットトップボックス、局所的なアンテナ、イ
ンターネット、衛星テレビサービスプロバイダー、又は
取付けられたＤＶＤ又はＶＨＳテーププレイヤー等の外
部供給源からやってくるテレビジョン信号を受取り且つ
ビュア即ち視聴者が選択したチャンネルをテレビジョン
セット６０５へ送信する。記録モードにおいては、デジ
タルビデオレコーダーシステム６５０は入ってくる無線
周波数（ＲＦ）テレビジョン信号を復調させてベースバ
ンドビデオ信号を発生させ、ビデオプレイバック（再
生）装置６５０内におけるか又はそれに接続されている
格納（記憶）媒体上に記録させ且つ保存させることが可
能である。プレイモードにおいては、デジタルビデオレ
コーダーシステム６５０は、ユーザによって選択された
記録済のベースバンドビデオ信号（即ち、プログラム）
を格納（記憶）媒体から検索し且つ検索したプログラム
をテレビジョンセット６０５へ送信する。
【００４８】本発明の例示的実施例によれば、デジタル
ビデオレコーダー（ＤＶＲ）システム６５０は、例えば
ＲｅｐｌａｙＴＶ（商標）レコーダー又はＴｉＶＯ（商
標）レコーダー等のディスクドライブをベースとした装
置であり、ＤＶＲシステム６５０が入ってくるテレビジ
ョン信号を磁気カセットテープではなくコンピュータ磁
気ハードディスクへ格納させ且つそれから検索を行う。
更に別の実施例においては、ビデオプレイバック（再
生）装置６５０は局所的な読取／書込（Ｒ／Ｗ）デジタ
ルバーサタイルディスク（ＤＶＤ）又はＲ／ＷＣＤ−Ｒ
ＯＭに格納し且つそれから検索することが可能である。
従って、局所的な格納（記憶）媒体は固定したもの（例
えば、ハードディスクドライブ）とするか又は着脱自在
（例えば、ＤＶＤ、ＣＤ−ＲＯＭ）とすることが可能で
ある。
ビデオレコーダー（ＤＶＲ）システム６５０は、例えば
ＲｅｐｌａｙＴＶ（商標）レコーダー又はＴｉＶＯ（商
標）レコーダー等のディスクドライブをベースとした装
置であり、ＤＶＲシステム６５０が入ってくるテレビジ
ョン信号を磁気カセットテープではなくコンピュータ磁
気ハードディスクへ格納させ且つそれから検索を行う。
更に別の実施例においては、ビデオプレイバック（再
生）装置６５０は局所的な読取／書込（Ｒ／Ｗ）デジタ
ルバーサタイルディスク（ＤＶＤ）又はＲ／ＷＣＤ−Ｒ
ＯＭに格納し且つそれから検索することが可能である。
従って、局所的な格納（記憶）媒体は固定したもの（例
えば、ハードディスクドライブ）とするか又は着脱自在
（例えば、ＤＶＤ、ＣＤ−ＲＯＭ）とすることが可能で
ある。
【００４９】デジタルビデオレコーダーシステム６５０
は赤外線（ＩＲ）センサー６６０を有しており、それは
ビュア即ち視聴者によって操作される遠隔制御装置から
のコマンド（例えば、チャンネルアップ、チャンネルダ
ウン、音量アップ、音量ダウン、記録、プレイ、高速前
進（ＦＦ）、逆進等）を受取る。テレビジョンセット６
０５は従来のテレビであり、それはスクリーン６１０
と、赤外線（ＩＲ）センサー６１５と、１個又はそれ以
上の手動制御部（６２０（点線で示してある））を有し
ている。ＩＲセンサー６１５は、又、ビュア即ち視聴者
によって操作される遠隔制御装置からのコマンド（例え
ば、音量アップ、音量ダウン、パワーオン／オフ）を受
取る。
は赤外線（ＩＲ）センサー６６０を有しており、それは
ビュア即ち視聴者によって操作される遠隔制御装置から
のコマンド（例えば、チャンネルアップ、チャンネルダ
ウン、音量アップ、音量ダウン、記録、プレイ、高速前
進（ＦＦ）、逆進等）を受取る。テレビジョンセット６
０５は従来のテレビであり、それはスクリーン６１０
と、赤外線（ＩＲ）センサー６１５と、１個又はそれ以
上の手動制御部（６２０（点線で示してある））を有し
ている。ＩＲセンサー６１５は、又、ビュア即ち視聴者
によって操作される遠隔制御装置からのコマンド（例え
ば、音量アップ、音量ダウン、パワーオン／オフ）を受
取る。
【００５０】注意すべきことであるが、ＤＶＲシステム
６５０は特定のタイプの供給源からやってくる特定のタ
イプのテレビジョン信号を受信することに制限されるも
のではない。上述したように、外部供給源は、ケーブル
サービスプロバイダー、従来のＲＦブロードキャストア
ンテナ、衛星ディスク、インターネット接続、又はＤＶ
Ｄプレイヤー等の別の局所的な記憶装置とすることが可
能である。従って、入力してくる信号はＭＰＥＧ−２等
の従来のデジタル信号、従来のＮＴＳＣアナログ信号、
又はその他の通信プロトコルのデジタルインターネット
プロトコル（ＩＰ）パケットとすることが可能である。
然しながら、説明の便宜上、以下の説明においては、一
般的に、ＤＶＲシステム６５０がケーブルサービスプロ
バイダーからのテレビジョン信号（アナログ及び／又は
デジタル）を受信する実施例について説明を行う。然し
ながら、当業者によって理解されるように、本発明の原
理は、ワイヤレスブロードキャストテレビジョン信号、
局所的格納（記憶）システム、ＭＰＥＧデータを包含す
るＩＰパケットのストリーム等と共に使用すべく容易に
適合させることが可能である。
６５０は特定のタイプの供給源からやってくる特定のタ
イプのテレビジョン信号を受信することに制限されるも
のではない。上述したように、外部供給源は、ケーブル
サービスプロバイダー、従来のＲＦブロードキャストア
ンテナ、衛星ディスク、インターネット接続、又はＤＶ
Ｄプレイヤー等の別の局所的な記憶装置とすることが可
能である。従って、入力してくる信号はＭＰＥＧ−２等
の従来のデジタル信号、従来のＮＴＳＣアナログ信号、
又はその他の通信プロトコルのデジタルインターネット
プロトコル（ＩＰ）パケットとすることが可能である。
然しながら、説明の便宜上、以下の説明においては、一
般的に、ＤＶＲシステム６５０がケーブルサービスプロ
バイダーからのテレビジョン信号（アナログ及び／又は
デジタル）を受信する実施例について説明を行う。然し
ながら、当業者によって理解されるように、本発明の原
理は、ワイヤレスブロードキャストテレビジョン信号、
局所的格納（記憶）システム、ＭＰＥＧデータを包含す
るＩＰパケットのストリーム等と共に使用すべく容易に
適合させることが可能である。
【００５１】図７は本発明の１実施例に基づく例示的な
デジタルビデオレコーダー（ＤＶＲ）システム６５０を
示している。ＤＶＲシステム６５０はＩＲセンサー６６
０、ビデオプロセッサ７１０、オプションのＭＰＥＧ−
２エンコーダー７２０、ハードディスクドライブ７３
０、ＭＰＥＧ−２デコーダー／ＮＴＳＣエンコーダー７
４０を有している。ＤＶＲシステム６５０は、更に、ビ
デオバッファ７６０とビデオレコーダー（ＶＲ）制御器
７５０を有している。
デジタルビデオレコーダー（ＤＶＲ）システム６５０を
示している。ＤＶＲシステム６５０はＩＲセンサー６６
０、ビデオプロセッサ７１０、オプションのＭＰＥＧ−
２エンコーダー７２０、ハードディスクドライブ７３
０、ＭＰＥＧ−２デコーダー／ＮＴＳＣエンコーダー７
４０を有している。ＤＶＲシステム６５０は、更に、ビ
デオバッファ７６０とビデオレコーダー（ＶＲ）制御器
７５０を有している。
【００５２】ＶＲ制御器７５０は、ビューモードと、記
録モードと、プレイモードと、高速前進（ＦＦ）モード
と、逆進モードと、ポーズモードと、スキップモードと
を包含するＤＶＲシステム６５０の全体的な動作を指示
する。ビュー（Ｖｉｅｗ）モードにおいては、ＶＲ制御
器７５０はケーブルサービスプロバイダーからやってく
るテレビジョン信号をしてビデオプロセッサ７１０によ
って復調させ且つ処理させ且つハードディスクドライブ
７３０に格納させるか又はそれから検索することなし
に、テレビジョンセット６５０へ送信する。
録モードと、プレイモードと、高速前進（ＦＦ）モード
と、逆進モードと、ポーズモードと、スキップモードと
を包含するＤＶＲシステム６５０の全体的な動作を指示
する。ビュー（Ｖｉｅｗ）モードにおいては、ＶＲ制御
器７５０はケーブルサービスプロバイダーからやってく
るテレビジョン信号をしてビデオプロセッサ７１０によ
って復調させ且つ処理させ且つハードディスクドライブ
７３０に格納させるか又はそれから検索することなし
に、テレビジョンセット６５０へ送信する。
【００５３】ＤＶＲシステム６５０の内部回路は、ＤＶ
Ｒシステム６５０によって受取られる外部ブロードキャ
スト信号がＭＰＥＧ−２等のデジタルであるか又はＮＴ
ＳＣ等のアナログであるかに依存して異なる。例えば、
ケーブルサービスプロバイダーから受取られる外部ブロ
ードキャスト信号がアナログ信号である場合には、ビデ
オプロセッサ７１０は、例えば、ＴｒｉＭｅｄｉａ（Ｔ
Ｍ）６１００メディアプロセッサとすることが可能であ
り、それは入力してくるアナログテレビジョン信号を受
取り、ユーザが選択したチャンネルに対して同調させ、
且つ選択したＲＦ信号をテレビジョンセット６０５上で
表示するのに適したベースバンドテレビジョン信号（例
えば、スーパービデオ信号）へ変換させるための無線周
波数（ＲＦ）フロントエンド回路を包含している。ビデ
オプロセッサ７１０は、又、プレイモード期間中にＭＰ
ＥＧ２デコーダー／ＮＴＳＣエンコーダー７４０（ビデ
オバッファ７６０においてバッファした後に）従来のＮ
ＴＳＣ、ＰＡＬ又はＳＥＣＡＭ信号を受取ることが可能
であり且つベースバンドテレビジョン信号（例えば、ス
ーパービデオ信号）をテレビジョンセット６０５へ送信
することが可能である。一方、外部ブロードキャスト信
号が例えばＭＰＥＧ−２信号等のデジタル信号である場
合には、ビデオプロセッサ７１０は例えばＭＰＥＧ−２
デコーダー等の従来のデジタルＴＶレコーダーとするこ
とが可能であり、それはテレビジョンセット６０５上で
表示するためにデジタル入力信号をベースバンドテレビ
ジョン信号へ変換する。
Ｒシステム６５０によって受取られる外部ブロードキャ
スト信号がＭＰＥＧ−２等のデジタルであるか又はＮＴ
ＳＣ等のアナログであるかに依存して異なる。例えば、
ケーブルサービスプロバイダーから受取られる外部ブロ
ードキャスト信号がアナログ信号である場合には、ビデ
オプロセッサ７１０は、例えば、ＴｒｉＭｅｄｉａ（Ｔ
Ｍ）６１００メディアプロセッサとすることが可能であ
り、それは入力してくるアナログテレビジョン信号を受
取り、ユーザが選択したチャンネルに対して同調させ、
且つ選択したＲＦ信号をテレビジョンセット６０５上で
表示するのに適したベースバンドテレビジョン信号（例
えば、スーパービデオ信号）へ変換させるための無線周
波数（ＲＦ）フロントエンド回路を包含している。ビデ
オプロセッサ７１０は、又、プレイモード期間中にＭＰ
ＥＧ２デコーダー／ＮＴＳＣエンコーダー７４０（ビデ
オバッファ７６０においてバッファした後に）従来のＮ
ＴＳＣ、ＰＡＬ又はＳＥＣＡＭ信号を受取ることが可能
であり且つベースバンドテレビジョン信号（例えば、ス
ーパービデオ信号）をテレビジョンセット６０５へ送信
することが可能である。一方、外部ブロードキャスト信
号が例えばＭＰＥＧ−２信号等のデジタル信号である場
合には、ビデオプロセッサ７１０は例えばＭＰＥＧ−２
デコーダー等の従来のデジタルＴＶレコーダーとするこ
とが可能であり、それはテレビジョンセット６０５上で
表示するためにデジタル入力信号をベースバンドテレビ
ジョン信号へ変換する。
【００５４】記録モードにおいては、ＶＲ制御器７５０
は入力してくるテレビジョン信号をハードディスクドラ
イブ７３０上に記録させる。ＭＰＥＧ−２エンコーダー
７２０は、外部ブロードキャスト信号がアナログ信号で
ある場合にオプションとして設けられる。例えば、ＶＲ
制御器７５０の制御下においては、ＭＰＥＧ−２エンコ
ーダー７２０は入力してくるＮＴＳＣ型アナログテレビ
ジョン信号を受信し且つその受信したブロードキャスト
信号をハードディスクドライブ７３０上に記憶させるた
めのＭＰＥＧ−２フォーマットへ変換させることが可能
である。一方、外部ブロードキャスト信号が、既に、例
えばＭＰＥＧ−２等のデジタル信号である場合には、該
ブロードキャスト信号は直接的にハードディスクドライ
ブ７３０へ格納させることが可能であり且つＭＰＥＧ−
２を省略することが可能である。プレイモードにおいて
は、ＶＲ制御器７５０がハードディスクドライブ７３０
を指示して格納されているテレビジョン信号（即ち、プ
ログラム）をＭＰＥＧ−２デコーダー／ＮＴＳＣエンコ
ーダー７４０へストリーム化させ、それがハードディス
クドライブ７３０からのＭＰＥＧ−２データを、例え
ば、スーパービデオ（Ｓビデオ）信号へ変換させ、該信
号はビデオプロセッサ７１０がそれをテレビジョンセッ
ト６０５へ送信する前にビデオバッファ７６０内におい
てバッファ処理される。
は入力してくるテレビジョン信号をハードディスクドラ
イブ７３０上に記録させる。ＭＰＥＧ−２エンコーダー
７２０は、外部ブロードキャスト信号がアナログ信号で
ある場合にオプションとして設けられる。例えば、ＶＲ
制御器７５０の制御下においては、ＭＰＥＧ−２エンコ
ーダー７２０は入力してくるＮＴＳＣ型アナログテレビ
ジョン信号を受信し且つその受信したブロードキャスト
信号をハードディスクドライブ７３０上に記憶させるた
めのＭＰＥＧ−２フォーマットへ変換させることが可能
である。一方、外部ブロードキャスト信号が、既に、例
えばＭＰＥＧ−２等のデジタル信号である場合には、該
ブロードキャスト信号は直接的にハードディスクドライ
ブ７３０へ格納させることが可能であり且つＭＰＥＧ−
２を省略することが可能である。プレイモードにおいて
は、ＶＲ制御器７５０がハードディスクドライブ７３０
を指示して格納されているテレビジョン信号（即ち、プ
ログラム）をＭＰＥＧ−２デコーダー／ＮＴＳＣエンコ
ーダー７４０へストリーム化させ、それがハードディス
クドライブ７３０からのＭＰＥＧ−２データを、例え
ば、スーパービデオ（Ｓビデオ）信号へ変換させ、該信
号はビデオプロセッサ７１０がそれをテレビジョンセッ
ト６０５へ送信する前にビデオバッファ７６０内におい
てバッファ処理される。
【００５５】注意すべきことであるが、ＭＰＥＧ−２エ
ンコーダー７２０及びＭＰＥＧ−２デコーダー／ＮＴＳ
Ｃエンコーダー７４０に対するＭＰＥＧ−２標準の選択
は単に例示的なものであるに過ぎない。本発明の別の実
施例においては、該ＭＰＥＧエンコーダー及びデコーダ
ーはＭＰＥＧ−１、ＭＰＥＧ−２、ＭＰＥＧ−４、ＭＰ
ＥＧ−７標準のうちの１つ又はそれ以上に準拠するもの
とすることが可能である。更に別の実施例においては、
デジタルテレビジョンエンコーディング及びデコーディ
ング回路は何等かのその他のデジタルテレビジョン標準
に準拠するものとすることが可能である。
ンコーダー７２０及びＭＰＥＧ−２デコーダー／ＮＴＳ
Ｃエンコーダー７４０に対するＭＰＥＧ−２標準の選択
は単に例示的なものであるに過ぎない。本発明の別の実
施例においては、該ＭＰＥＧエンコーダー及びデコーダ
ーはＭＰＥＧ−１、ＭＰＥＧ−２、ＭＰＥＧ−４、ＭＰ
ＥＧ−７標準のうちの１つ又はそれ以上に準拠するもの
とすることが可能である。更に別の実施例においては、
デジタルテレビジョンエンコーディング及びデコーディ
ング回路は何等かのその他のデジタルテレビジョン標準
に準拠するものとすることが可能である。
【００５６】ハードディスクドライブ７３０は、読取可
能及び書込可能である任意の大量記憶装置を有するもの
として構成され、従来の磁気ディスクドライブ、及び読
取／書込デジタルバーサタイルディスク（ＤＶＤ−Ｒ
Ｗ）、再書込可能ＣＤ−ＲＯＭ用の光学的ディスクドラ
イブを包含している。実際に、ハードディスクドライブ
７３０はＤＶＲシステム６５０内に永久的に内臓されて
いるという従来の意味において固定されることは必要で
はない。むしろ、ハードディスクドライブ７３０は記録
済のテレビジョンプログラムを格納する目的のためにＤ
ＶＲシステム６５０に専用の任意の大量記憶装置を包含
している。従って、ハードディスクドライブ７３０は読
取／書込ＤＶＤ又は再書込可能ＣＤ−ＲＯＭを保持する
ジュークボックス装置等の着脱自在ディスクドライブ
（内蔵されているか又は取付けられている）又は取付け
られたペリフェラル装置を包含することが可能である。
更に、本発明の好適実施例においては、ハードディスク
ドライブ７３０はＤＶＲシステム６５０がネットワーク
接続（例えば、インターネットプロトコル（ＩＤ）接
続）を介してアクセスし且つ制御することが可能な外部
大量記憶装置を包含することが可能であり、例えば、パ
ソコン（ＰＣ）におけるディスクドライブ又はインター
ネットサービスプロバイダー（ＩＳＰ）におけるサーバ
ー上のディスクドライブを包含することが可能である。
能及び書込可能である任意の大量記憶装置を有するもの
として構成され、従来の磁気ディスクドライブ、及び読
取／書込デジタルバーサタイルディスク（ＤＶＤ−Ｒ
Ｗ）、再書込可能ＣＤ−ＲＯＭ用の光学的ディスクドラ
イブを包含している。実際に、ハードディスクドライブ
７３０はＤＶＲシステム６５０内に永久的に内臓されて
いるという従来の意味において固定されることは必要で
はない。むしろ、ハードディスクドライブ７３０は記録
済のテレビジョンプログラムを格納する目的のためにＤ
ＶＲシステム６５０に専用の任意の大量記憶装置を包含
している。従って、ハードディスクドライブ７３０は読
取／書込ＤＶＤ又は再書込可能ＣＤ−ＲＯＭを保持する
ジュークボックス装置等の着脱自在ディスクドライブ
（内蔵されているか又は取付けられている）又は取付け
られたペリフェラル装置を包含することが可能である。
更に、本発明の好適実施例においては、ハードディスク
ドライブ７３０はＤＶＲシステム６５０がネットワーク
接続（例えば、インターネットプロトコル（ＩＤ）接
続）を介してアクセスし且つ制御することが可能な外部
大量記憶装置を包含することが可能であり、例えば、パ
ソコン（ＰＣ）におけるディスクドライブ又はインター
ネットサービスプロバイダー（ＩＳＰ）におけるサーバ
ー上のディスクドライブを包含することが可能である。
【００５７】上述したように、デコーディングシステム
のチャンネルとの同期はプログラムストリームにおける
システムクロック基準（ＳＣＲ）及びその類推としてト
ランスポートストリームにおけるプログラムブロック基
準（ＰＣＲ）を使用することによって達成される。然し
ながら、前述したように、パケット化基本ストリーム
（ＰＥＳ）格納部を具備するデジタルビデオレコーダー
（ＤＶＲ）システムにおいては、システムタイムクロッ
ク（ＳＴＣ）及びプログラムクロック基準（ＰＣＲ）
は、記録済テレビジョンプログラムがディスクドライブ
に格納される場合に喪失される。従って、本発明は、Ｄ
ＶＲシステム６５０におけるＭＰＥＧ−２デコーダー／
ＮＴＳＣエンコーダー７４０に使用する改良したビデオ
及びオーディオ同期回路及び関連する方法を提供してい
る。
のチャンネルとの同期はプログラムストリームにおける
システムクロック基準（ＳＣＲ）及びその類推としてト
ランスポートストリームにおけるプログラムブロック基
準（ＰＣＲ）を使用することによって達成される。然し
ながら、前述したように、パケット化基本ストリーム
（ＰＥＳ）格納部を具備するデジタルビデオレコーダー
（ＤＶＲ）システムにおいては、システムタイムクロッ
ク（ＳＴＣ）及びプログラムクロック基準（ＰＣＲ）
は、記録済テレビジョンプログラムがディスクドライブ
に格納される場合に喪失される。従って、本発明は、Ｄ
ＶＲシステム６５０におけるＭＰＥＧ−２デコーダー／
ＮＴＳＣエンコーダー７４０に使用する改良したビデオ
及びオーディオ同期回路及び関連する方法を提供してい
る。
【００５８】図８は本発明の例示的実施例に基づくＭＰ
ＥＧ−２デコーダー／ＮＴＳＣエンコーダー７４０にお
けるＭＰＥＧ−２デコーディングシステム８００を示し
ている。ＭＰＥＧ−２デコーディングシステム８００の
コンポーネントの殆どは当業者にとって公知のものであ
る。プレイバック即ち再生期間中に、ＭＰＥＧ−２デコ
ーディングシステム８００は、システムデコーダー及び
ＰＴＳ抽出ブロック８０５への入力としてハードディス
クドライブ７３０からパケット化基本ストリーム（ＰＥ
Ｓ）データを受取る。システムデコーダー及びＰＴＳ抽
出ブロック８０５はＰＥＳデータを圧縮オーディオレイ
ヤー、圧縮ビデオレイヤー、制御データ、プレゼンテー
ションタイムスタンプへデマルチプレクス即ち脱多重化
させる。この例示的な圧縮オーディオレイヤーデータ及
びビデオレイヤーデータは、夫々、オーディオデータバ
ッファ８１０ａ及びビデオデータバッファ８１０ｖへ転
送される。該オーディオレイヤーデータは、その後、オ
ーディオデコーダー制御ブロック８１５ａ及びオーディ
オデコーダー８２０ａにおいて処理される。該ビデオレ
イヤーデータは、その後ビデオデコーダー制御ブロック
８１５ｖ及びビデオデコーダー８２０ｖにおいて処理さ
れる。
ＥＧ−２デコーダー／ＮＴＳＣエンコーダー７４０にお
けるＭＰＥＧ−２デコーディングシステム８００を示し
ている。ＭＰＥＧ−２デコーディングシステム８００の
コンポーネントの殆どは当業者にとって公知のものであ
る。プレイバック即ち再生期間中に、ＭＰＥＧ−２デコ
ーディングシステム８００は、システムデコーダー及び
ＰＴＳ抽出ブロック８０５への入力としてハードディス
クドライブ７３０からパケット化基本ストリーム（ＰＥ
Ｓ）データを受取る。システムデコーダー及びＰＴＳ抽
出ブロック８０５はＰＥＳデータを圧縮オーディオレイ
ヤー、圧縮ビデオレイヤー、制御データ、プレゼンテー
ションタイムスタンプへデマルチプレクス即ち脱多重化
させる。この例示的な圧縮オーディオレイヤーデータ及
びビデオレイヤーデータは、夫々、オーディオデータバ
ッファ８１０ａ及びビデオデータバッファ８１０ｖへ転
送される。該オーディオレイヤーデータは、その後、オ
ーディオデコーダー制御ブロック８１５ａ及びオーディ
オデコーダー８２０ａにおいて処理される。該ビデオレ
イヤーデータは、その後ビデオデコーダー制御ブロック
８１５ｖ及びビデオデコーダー８２０ｖにおいて処理さ
れる。
【００５９】例示的な制御データは、ビデオプレゼンテ
ーションタイムスタンプ（ＰＴＳｖ）データ、オーディ
オプレゼンテーションタイムスタンプ（ＰＴＳａ）デー
タ、データプレゼンテーションタイムスタンプ（ＰＴＳ
ｄ）データ、イネーブルデータ、スタートアップ値とし
て示してある。システムデコーダー及びＰＴＳ抽出ブロ
ック８０５によって抽出されたＰＴＳｖデータ、ＰＴＳ
ａデータ、ＰＴＳｄデータはマルチプレクサ（ＭＵＸ）
８８０の入力チャンネルへ転送される。プレゼンテーシ
ョンタイムスタンプ（ＰＴＳ）マスター選択回路８９０
はＭＵＸ８８０の入力チャンネルのうちの１つを、シス
テムタイムクロック発生器８３０への置換プログラム基
準クロック（ＰＣＲ）値として出力すべく選択する。
ーションタイムスタンプ（ＰＴＳｖ）データ、オーディ
オプレゼンテーションタイムスタンプ（ＰＴＳａ）デー
タ、データプレゼンテーションタイムスタンプ（ＰＴＳ
ｄ）データ、イネーブルデータ、スタートアップ値とし
て示してある。システムデコーダー及びＰＴＳ抽出ブロ
ック８０５によって抽出されたＰＴＳｖデータ、ＰＴＳ
ａデータ、ＰＴＳｄデータはマルチプレクサ（ＭＵＸ）
８８０の入力チャンネルへ転送される。プレゼンテーシ
ョンタイムスタンプ（ＰＴＳ）マスター選択回路８９０
はＭＵＸ８８０の入力チャンネルのうちの１つを、シス
テムタイムクロック発生器８３０への置換プログラム基
準クロック（ＰＣＲ）値として出力すべく選択する。
【００６０】図９は本発明の例示的実施例に基づくＭＰ
ＥＧ−２デコーディングシステム８００の動作を示した
フローチャート９００である。プレイバック即ち再生期
間中に、ＭＰＥＧ−２デコーディングシステム８００は
ビデオプログラムと関連する複数個のＰＥＳストリーム
を受取る（ステップ９０５）。ＰＴＳマスターセレクト
８９０はビデオプログラムに対するマスターＰＥＳスト
リームとして複数個のＰＥＳストリームの中から１つを
指定する（ステップ９１０）。システムタイムクロック
発生器８３０はマスターＰＥＳストリームのプレゼンテ
ーションタイムスタンプをＰＣＲに対する代替物として
使用する（ステップ９１５）。マスターでないＰＥＳス
トリームのプレゼンテーションタイムスタンプはマスタ
ーＰＥＳストリームのＰＴＳ値に対して同期される（ス
テップ９２０）。本発明はマスターＰＴＳ値を表わすカ
ウンタを自走型として維持し且つその他のストリームの
全てをマスターＰＴＳ値と同期させる。
ＥＧ−２デコーディングシステム８００の動作を示した
フローチャート９００である。プレイバック即ち再生期
間中に、ＭＰＥＧ−２デコーディングシステム８００は
ビデオプログラムと関連する複数個のＰＥＳストリーム
を受取る（ステップ９０５）。ＰＴＳマスターセレクト
８９０はビデオプログラムに対するマスターＰＥＳスト
リームとして複数個のＰＥＳストリームの中から１つを
指定する（ステップ９１０）。システムタイムクロック
発生器８３０はマスターＰＥＳストリームのプレゼンテ
ーションタイムスタンプをＰＣＲに対する代替物として
使用する（ステップ９１５）。マスターでないＰＥＳス
トリームのプレゼンテーションタイムスタンプはマスタ
ーＰＥＳストリームのＰＴＳ値に対して同期される（ス
テップ９２０）。本発明はマスターＰＴＳ値を表わすカ
ウンタを自走型として維持し且つその他のストリームの
全てをマスターＰＴＳ値と同期させる。
【００６１】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ制限
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ制限
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図１】 従来技術の例示的実施例に基づくオーディオ
及びビデオ基本ビットストリームのパケット化及びパケ
ット多重化を示した概念的ブロック図。
及びビデオ基本ビットストリームのパケット化及びパケ
ット多重化を示した概念的ブロック図。
【図２】 従来技術の例示的実施例に基づく例示的な時
分割又はパケット多重化ビットストリームを示した概念
的ブロック図。
分割又はパケット多重化ビットストリームを示した概念
的ブロック図。
【図３】 従来技術の例示的実施例に基づくＭＰＥＧ−
２準拠デコーディングシステムを示した概念的ブロック
図。
２準拠デコーディングシステムを示した概念的ブロック
図。
【図４】 従来技術の例示的実施例に基づくＰＥＳを示
した概念的ブロック図。
した概念的ブロック図。
【図５】 従来技術の例示的実施例に基づく別の時分割
又はパケット多重化ビットストリームを示した概念的ブ
ロック図。
又はパケット多重化ビットストリームを示した概念的ブ
ロック図。
【図６】 本発明の１実施例に基づく例示的なデジタル
ビデオレコーダー（ＤＶＲ）システム及び関連するテレ
ビジョンセットを示した概略図。
ビデオレコーダー（ＤＶＲ）システム及び関連するテレ
ビジョンセットを示した概略図。
【図７】 本発明の１実施例に基づく例示的なデジタル
ビデオレコーダー（ＤＶＲ）システムをより詳細に示し
た概略図。
ビデオレコーダー（ＤＶＲ）システムをより詳細に示し
た概略図。
【図８】 本発明の１実施例に基づく例示的なＤＶＲシ
ステムにおけるＭＰＥＧ−２デコーディングシステムを
示した概略図。
ステムにおけるＭＰＥＧ−２デコーディングシステムを
示した概略図。
【図９】 本発明の１実施例に基づくＭＰＥＧ−２デコ
ーディングシステムの動作を示したフローチャート。
ーディングシステムの動作を示したフローチャート。
６０５ テレビジョンセット
６５０ デジタルビデオレコーダー（ＤＶＲ）システム
６１０ スクリーン
６１５ 赤外線（ＩＲ）センサー
６２０ 手動制御部
６６０ ＩＲセンサー
７１０ ビデオプロセッサ
７２０ ＭＰＥＧ−２エンコダー
７３０ ハードディスクドライブ
７４０ ＭＰＥＧ−２デコーダー／ＮＴＳＣエンコーダ
ー ７５０ ビデオレコーダー（ＶＲ）制御器 ７６０ ビデオバッファ
ー ７５０ ビデオレコーダー（ＶＲ）制御器 ７６０ ビデオバッファ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｈ０４Ｎ 5/92 Ｈ０４Ｎ 7/13 Ｚ
7/24 5/92 Ｈ
(72)発明者 セミール エス． アッダ
アメリカ合衆国， カリフォルニア
95128， サン ノゼ， ムーアパーク
アベニュー 2950
(72)発明者 アマンディープ ケイ． ディヨン
アメリカ合衆国， カリフォルニア
94086， サニーベル， リード アベニ
ュー 1090， ナンバー ７
Ｆターム(参考） 5C053 FA30 GA11 GB21 GB22 GB38
KA01 LA06
5C059 MA00 RB02 RC04 SS11 SS30
UA05 UA09
5D044 AB05 AB07 DE03 DE12 DE14
DE25 DE54 FG10 FG21 GK08
GK12
5K028 EE05 EE07 KK01 KK12 MM05
MM08
Claims (21)
- 【請求項１】 ＭＰＥＧデコーダーにおいて、 単一のビデオプログラムと関連する複数個のパケット化
基本ストリームを受取ることが可能なパケット化基本ス
トリーム（ＰＥＳ）インターフェース、 前記パケット化基本ストリームにおけるプレゼンテーシ
ョンタイムスタンプを検知し且つそれから前記プレゼン
テーションタイムスタンプを抽出することが可能なプレ
ゼンテーションタイムスタンプ（ＰＴＳ）検知回路、 前記複数個のパケット化基本ストリームのうちの第一の
ものと関連するプレゼンテーションタイムスタンプを選
択し且つ前記選択したプレゼンテーションタイムスタン
プをクロック発生回路へ送信することが可能な選択回
路、を有しており、前記クロック発生回路が前記第一パ
ケット化基本ストリームをデコードするために第一デコ
ーダーによって使用される第一基準クロック信号を発生
することを特徴とするＭＰＥＧデコーダー。 - 【請求項２】 請求項１において、前記クロック発生回
路が、更に、前記第一基準クロック信号に同期されてい
る第二基準クロック信号を発生し、且つ前記第二基準ク
ロック信号が前記第一パケット化基本ストリームと同期
して第二パケット化基本ストリームをデコードするため
に第二デコーダーによって使用されることを特徴とする
ＭＰＥＧデコーダー。 - 【請求項３】 請求項２において、前記選択したプレゼ
ンテーションタイムスタンプがビデオプレゼンテーショ
ンタイムスタンプであり且つ前記第一デコーダーがビデ
オデコーダーであることを特徴とするＭＰＥＧデコーダ
ー。 - 【請求項４】 請求項３において、前記第二デコーダー
がオーディオデコーダーであることを特徴とするＭＰＥ
Ｇデコーダー。 - 【請求項５】 請求項２において、前記選択したプレゼ
ンテーションタイムスタンプがオーディオプレゼンテー
ションタイムスタンプであり且つ前記第一デコーダーが
オーディオデコーダーであることを特徴とするＭＰＥＧ
デコーダー。 - 【請求項６】 請求項５において、前記第二デコーダー
がビデオデコーダーであることを特徴とするＭＰＥＧデ
コーダー。 - 【請求項７】 請求項２において、前記クロック発生回
路が、前記第二パケット化基本ストリームと関連してい
るプレゼンテーションタイムスタンプを前記第一パケッ
ト化基本ストリームと関連している前記選択したプレゼ
ンテーションタイムスタンプと同期させることによって
前記第二基準クロック信号を発生することを特徴とする
ＭＰＥＧデコーダー。 - 【請求項８】 パケット化基本ストリームとして格納さ
れている記録済テレビジョンプログラムを再生すること
が可能なデジタルビデオレコーダーにおいて、 入力してくるテレビジョンプログラムを受取り且つ前記
入力してくるテレビジョンプログラムを前記デジタルビ
デオレコーダーへ結合されているテレビ上に表示させる
ことが可能なベースバンドビデオ信号へ変換することが
可能なビデオプロセッサ、 前記入力してくるテレビジョンプログラムを記録期間中
にパケット化基本ストリームとして格納することが可能
な格納ディスク、 ＭＰＥＧデコーダー、を有しており、前記ＭＰＥＧデコ
ーダーが、 再生期間中に前記格納ディスクから前記記録済テレビジ
ョンプログラムと関連する複数個のパケット化基本スト
リームを受取ることが可能なパケット化基本ストリーム
（ＰＥＳ）インターフェースと、 前記パケット化基本ストリームにおけるプレゼンテーシ
ョンタイムスタンプを検知し且つそれから前記プレゼン
テーションタイムスタンプを抽出することが可能なプレ
ゼンテーションタイムスタンプ（ＰＴＳ）検知回路と、 前記複数個のパケット化基本ストリームのうちの第一の
ものと関連するプレゼンテーションタイムスタンプを選
択し且つ前記選択したプレゼンテーションタイムスタン
プをクロック発生回路へ送信することが可能な選択回路
と、を有しており、前記クロック発生回路が前記第一パ
ケット化基本ストリームをデコードするために第一デコ
ーダーによって使用される第一基準クロック信号を発生
することを特徴とするデジタルビデオレコーダー。 - 【請求項９】 請求項８において、前記クロック発生回
路が、更に、前記第一基準クロック信号へ同期されてい
る第二基準クロック信号を発生し、且つ前記第二基準ク
ロック信号が前記第一パケット化基本ストリームと同期
して第二パケット化基本ストリームをデコードするため
に第二デコーダーによって使用されることを特徴とする
デジタルビデオレコーダー。 - 【請求項１０】 請求項９において、前記選択したプレ
ゼンテーションタイムスタンプがビデオプレゼンテーシ
ョンタイムスタンプであり且つ前記第一デコーダーがビ
デオレコーダーであることを特徴とするデジタルビデオ
レコーダー。 - 【請求項１１】 請求項１０において、前記第二デコー
ダーがオーディオレコーダーであることを特徴とするデ
ジタルビデオレコーダー。 - 【請求項１２】 請求項９において、前記選択したプレ
ゼンテーションタイムスタンプがオーディオプレゼンテ
ーションタイムスタンプであり且つ前記第一デコーダー
がオーディオデコーダーであることを特徴とするデジタ
ルビデオレコーダー。 - 【請求項１３】 請求項１２において、前記第二デコー
ダーがビデオデコーダーであることを特徴とするデジタ
ルビデオレコーダー。 - 【請求項１４】 請求項９において、前記クロック発生
回路が、前記第二パケット化基本ストリームと関連する
プレゼンテーションタイムスタンプを前記第一パケット
化基本ストリームと関連する前記選択したプレゼンテー
ションタイムスタンプと同期させることによって前記第
二基準クロック信号を発生することを特徴とするデジタ
ルビデオレコーダー。 - 【請求項１５】 デジタルビデオレコーダーに使用する
ためにＭＰＥＧフォーマットで格納されているテレビジ
ョンプログラムをデコードする方法において、 前記格納されているテレビジョンプログラムと関連する
複数個のパケット化基本ストリームをＭＰＥＧデコーダ
ーにおいて受取り、 前記パケット化基本ストリームにおけるプレゼンテーシ
ョンタイムスタンプを検知し、 前記パケット化基本ストリームから前記プレゼンテーシ
ョンタイムスタンプを抽出し、 前記複数個のパケット化基本ストリームのうちの第一の
ものと関連するプレゼンテーションタイムスタンプを選
択し、 前記選択したプレゼンテーションタイムスタンプから前
記第一パケット化基本ストリームをデコードするために
第一デコーダーによって使用される第一基準クロック信
号を発生する、ことを特徴とする方法。 - 【請求項１６】 請求項１５において、更に、前記第一
基準クロック信号と同期している第二基準クロック信号
を発生するステップを有しており、前記第二基準クロッ
ク信号が前記第一パケット化基本ストリームと同期して
第二パケット化基本ストリームをデコードするために第
二デコーダーによって使用されることを特徴とする方
法。 - 【請求項１７】 請求項１４において、前記選択したプ
レゼンテーションタイムスタンプがビデオプレゼンテー
ションタイムスタンプであり且つ前記第一デコーダーが
ビデオデコーダーであることを特徴とする方法。 - 【請求項１８】 請求項１７において、前記第二デコー
ダーがオーディオデコーダーであることを特徴とする方
法。 - 【請求項１９】 請求項１６において、前記選択したプ
レゼンテーションタイムスタンプがオーディオプレゼン
テーションタイムスタンプであり且つ前記第一デコーダ
ーがオーディオデコーダーであることを特徴とする方
法。 - 【請求項２０】 請求項１９において、前記第二デコー
ダーがビデオデコーダーであることを特徴とする方法。 - 【請求項２１】 請求項１６において、前記第二基準ク
ロック信号を発生するステップが、前記第二パケット化
基本ストリームと関連するプレゼンテーションタイムス
タンプを前記第一パケット化基本ストリームと関連する
前記選択したプレゼンテーションタイムスタンプと同期
させることを包含していることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/943,793 US6931071B2 (en) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | Apparatus and method for synchronizing video and audio MPEG streams in a video playback device |
| US09/943793 | 2001-08-31 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003179879A true JP2003179879A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=25480268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| Country | Link |
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| US (1) | US6931071B2 (ja) |
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| JP (1) | JP2003179879A (ja) |
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