JP2003179848A - 先入れ先出し方式による上書きから保護された画像であることを識別するメタデータを有する電子画像をダウンロードするカメラ及びその方法 - Google Patents

先入れ先出し方式による上書きから保護された画像であることを識別するメタデータを有する電子画像をダウンロードするカメラ及びその方法

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JP2003179848A
JP2003179848A JP2002250262A JP2002250262A JP2003179848A JP 2003179848 A JP2003179848 A JP 2003179848A JP 2002250262 A JP2002250262 A JP 2002250262A JP 2002250262 A JP2002250262 A JP 2002250262A JP 2003179848 A JP2003179848 A JP 2003179848A
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ジェイ ロマノ ネイサン
Desormeaux Stephen G Malloy
ジー マロイ デソルメオクス ステファン
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ内において先入れ先立ち方式による上
書きから以前に保護された個々の画像であることを識別
するメタデータを有する電子画像をダウンロードするカ
メラ、方法、及びシステムを提供する。 【解決手段】 この方法では、第1の複数の電子画像を
カメラ10に取り込み、カメラ10のメモリ112を一
杯に満たす。次に、第2の複数の電子画像をカメラ10
に取り込む。個々のタグを1つ以上の電子画像に選択的
に割り当てる。第2の複数の電子画像の取り込み中、メ
モリ112内でタグ無し画像を先入れ先出し方式によっ
て置き換え、タグ付き画像をメモリ112内に保持す
る。タグ付き画像とタグ無し画像を一緒にダウンロード
して、ダウンロードした1組の画像をカメラ10の外部
に提供する。タグ付き電子画像に対応するダウンロード
した画像はタグを保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真及び写真装置
に関し、特に、ダウンロードされた画像のうち、先入れ
先出し方式による上書きから以前に保護された画像であ
るかを識別するメタデータを有するカメラ及びその方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイブリッド電子フィルムカメラによれ
ば、撮影者は、シーン(scene)画像(特定のシーンの光
学的画像)を、写真フィルム上には潜像として収録し、
メモリには電子画像としてデジタル化して保存できる。
電子画像は、着脱可能なメモリユニットを取り出す等に
よって上書き又は消去されるまで、メモリに保存され
る。また、電子写真は、コンピュータその他の装置にダ
ウンロードすることで、その後の処理に使用できるよう
になる。通常、撮影者は、カメラのメモリに保存された
電子画像を見ることができる。問題は、撮影者のニーズ
や期待を満たすために、如何にしてメモリを管理するか
である。
【0003】問題の1つは、フィルムにおいて撮影でき
る枚数と、メモリにおいて電子画像用に使用できる記憶
容量とは同じであるかもしれないし、同じではないかも
しれないことにある。その理由の1つは、カメラはフレ
ーム数が異なるフィルムに対応できるが、メモリの大き
さは固定されていたり、フィルム交換とは異なる方法で
取り替えられるからである。幾つかのハイブリッドカメ
ラにおける別の理由は、このようなカメラはフィルム画
像と、それに対応する電子画像と、を両方とも同時に撮
影することもできるし、電子画像だけを撮影することも
できることにある。つまり多くの場合、カメラに装填さ
れたフィルムに収録されている潜像の数と、カメラメモ
リに現在保存されている電子画像の数と、は異なってい
る。
【0004】撮影者は、その時点でカメラに装填されて
いるフィルムに収録されている潜像に対応するカメラメ
モリに保存された電子画像を全て見たいと思うだろう。
しかし、カメラメモリに保存された電子画像のうち、カ
メラに装填されているフィルムに収録された潜像に対応
していない電子画像をどう扱うかという問題は簡単なも
のではない。これらの電子画像は、対応するフィルム画
像を撮影せずに撮影したか、カメラから既に取り出され
たフィルムに収録された潜像に対応する画像である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】撮影者が無期限に再確
認したいであろう電子画像を全て残しておく程の大きな
メモリをハイブリッドカメラに装填することは現状では
現実的でない。従って、カメラの使用中に、メモリに保
存した電子画像の幾つかを消去しなければならない。こ
のための上書きは、先入れ先出し(FIFO)に基づい
て行うことができる。
【0006】しかし、この方法は、カメラに装填されて
いるフィルムに収録されたフィルム画像に対応する電子
画像を見るために必要なメモリは静的ではない、という
点を考慮していない。つまり、この方法は、全ての電子
画像を均等に扱っており、それぞれの電子画像に対する
撮影者の興味の度合いが異なるかもしれない、という点
を考慮していない。例えば、撮影者は、ある電子画像は
後でダウンロードして使いたいと思っているかもしれな
いが、別の電子画像は使うつもりが無いかもしれない。
【0007】従って、撮影者が以前に興味を持っていた
ことを示す印を保持する画像をダウンロードする、改良
されたハイブリッド電子フィルムカメラ及びその方法を
提供することが望ましい。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の広範囲な態様に
よれば、カメラ内において先入れ先出し方式による上書
きから以前に保護された個々の画像であることを識別す
るメタデータを有する電子画像をダウンロードするカメ
ラ、方法及びシステムを提供する。この方法では、第1
の複数の電子画像をカメラに取り込み、カメラのメモリ
を一杯に満たす。次に、第2の複数の電子画像をカメラ
に取り込む。個々のタグを1つ以上の電子画像に選択的
に振分ける。第2の複数の電子画像の取り込み中、メモ
リ内でタグ無し画像を先入れ先出し方式によって置き換
え、タグ付き画像をメモリ内に保持する。タグ付き画像
とタグ無し画像を一緒にダウンロードして、1組のダウ
ンロードした画像をカメラの外部に提供する。タグ付き
電子画像に対応するダウンロード画像はタグを保持す
る。
【0009】カメラ内において、画像に対する撮影者の
興味を示し、先入れ先出し方式による上書きを防止する
ために割り当てられたメタデータタグを保持する画像を
ダウンロードする、改良されたハイブリット電子フィル
ムカメラ及びその方法を提供することが本発明の有利な
効果である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、複数の異なるカメラ及びそ
の方法の特徴を説明する。これらの特徴の全て又は多く
を併せ持つ特定の実施形態に沿って以下の説明を行う。
より少ない数の特徴や他の特徴を併せ持つ別の実施形態
も説明する。また、これら以外の実施形態も当業者には
明白であろう。
【0011】本明細書では、カメラ10の各々は、特定
シーンの保存画像と、同じシーンの評価画像とを提供す
る。保存画像と評価画像は、同時に撮影される。保存画
像は、後に、仕上げ処理、焼き付け、長期若しくは比較
的長期の使用に供される。評価画像は撮影後直ちに表示
でき、ユーザはこれを見ることができる。
【0012】本明細書で開示するカメラ10の中には、
シーン画像として初期電子画像を撮影する電子画像形成
手段を1つ有する実施形態のカメラもある。この場合、
この初期電子画像から、保存画像及び評価画像の両方を
生成する。評価画像は、オリジナル電子画像から低解像
度の派生画像をサブサンプルして生成される。低解像度
派生画像は、同一譲渡人による米国特許第5,164,
831号「ELECTRONIC STILL CAM
ERA PROVIDING MULTI−FORMA
T STORAGE OF FULL AND RED
UCED RESOLUTION IMAGES」(K
uchta等)によって開示された方法によって提供で
きる。
【0013】好適である実施形態では、カメラ10は、
保存画像撮影ユニット14と、別個の評価画像撮影ユニ
ット16と、を有する撮影システム12を有する。2個
の異なる撮影ユニット14、16は多様な形式をとるこ
とができ、互いに完全に分離した装置とすることも、幾
つかの構成要素を共有することもできる。評価画像撮影
ユニット16はシーン画像を電子的に撮影するので電子
画像撮影ユニット16とも呼ばれる。保存画像撮影ユニ
ット14は画像を撮影して、フィルム18に保存する。
【0014】本明細書において「フィルム18」とは、
媒体の変化を伴って又は伴わずに、保存目的で画像を保
存する又は保存できる媒体、又は、媒体を使用するため
に物理的に関連する特徴をいう。各フィルム18は、複
数の保存画像を保存することができる。フィルム型のフ
ィルム18では、媒体20は写真用フィルムストリップ
20aである。フィルム型のフィルム18aの支持構造
22は、通常、遮光性があり、例えば、フィルムストリ
ップ20aが巻かれたスプール22aと、フィルムスト
リップ20a及びスプール22aを含むキャニスタ22
bとを含む。一方、電子型のフィルム18では、媒体2
0は着脱可能な保存媒体である。保存媒体を用いて、保
存画像をデジタル形式に変換して、仕上げ、焼き付け、
その他の目的に使用する。写真用フィルム18等のデジ
タルフィルム18は、カメラ10から取り出すことがで
きる。使用するデジタル媒体の種類や、光学、磁気、電
子等といった情報を保存する方式は決定的なものではな
い。例えば、デジタルフィルムはフロッピー(登録商
標)ディスク、CD、DVD、テープカセット、フラッ
シュメモリカード又はスティック等でも良い。
【0015】評価画像撮影ユニット16は電子画像を撮
影する。保存画像撮影ユニット14は、撮影した画像を
写真用フィルムに収録する写真用フィルム画像撮影ユニ
ット14aでも良い。あるいは、保存画像撮影ユニット
14と評価画像撮影ユニット16とは異なる2台の電子
撮影ユニットでも良い。2台の電子撮影ユニットを有す
る適切なデジタルカメラの例は、米国特許第5,92
6,218号「ELECTRONIC CAMERA
10 WITH DUAL RESOLUTION S
ENSORS」(スミス等)に開示されている。このカ
メラ10は、撮影者の選択、撮影媒体において使用でき
る保存容量又は他の基準に基づいて、フィルム画像撮影
ユニット14a又は電子撮影ユニットのいずれかを、保
存画像撮影ユニット14として使用できる。例えば、ス
イッチ(図示せず)を設けて、フィルム撮影モードと電
子撮影モードとを切り替えできるようできる。
【0016】本明細書では、フィルム18aは、保存画
像を潜像として保存する写真用フィルムであり、フィル
ム18内において磁気的、光学的、又は両方によって追
加情報を選択的に保存するものという観点において本発
明を総括的に説明する。これ以外の種類のフィルム18
にも同様の考察を適用できる。例えば、個々の保存画像
に対するデジタルメモリの単位はフィルムフレームに対
応する(以下で詳述する)。
【0017】本明細書で開示するカメラ10の特徴は、
保存媒体18である写真用フィルム型のフィルム18を
用いて画像を撮影する保存画像撮影ユニット14と、評
価画像を撮影する電子画像ユニット16とを有するハイ
ブリッドカメラ10に対して特に利点がある。しかし、
これに制限されるものではない。具体的な実施形態にお
ける利点は、特定の特徴を実行する簡単な実施によって
容易に明らかになるだろう。
【0018】図1〜図4を参照すると、カメラ10は、
撮影システム12を保持する筐体24を有する。撮影シ
ステム12は、写真用フィルム20aを使用する保存画
像撮影ユニット14と、画像を電子的に撮影する評価画
像撮影ユニット16とを有する。撮影者がシャッタリリ
ース26を作動させると、対象画像(特定画像の光学画
像)が潜像としてフィルム20aのフレーム28に取り
込まれ、評価画像撮影ユニット16の電子アレイ画像形
成手段30に少なくとも1つの電子画像が取り込まれ
る。1つ以上の電子画像をデジタル的に処理し、1つ以
上の派生画像を生成する。この派生画像は筐体24に装
着された画像ディスプレイ32に表示することができ
る。
【0019】本明細書では、アナログ形式で取り込ま
れ、デジタル処理され、他の変更を受けていない電子画
像を、「オリジナル電子画像」とする。さらに変更を受
けた後は、「派生画像」という。つまり、派生画像は、
オリジナル画像に比べて変更を受けている。これによっ
て、ディスプレイ、特定のフィルム構造に対する補正や
出力媒体に対する適合を行うことができる。これらの変
更処理において、電子画像ファイルにメタデータを加え
ても良いし、又は加えなくても良い。本明細書では、保
存画像として仕上げ処理するために予想される形態に適
合した派生画像を「確認画像」とする。1枚のオリジナ
ル電子画像から1枚以上の派生画像が生成できる。本明
細書では、予想される仕上げ処理とは無関係に所定の方
法によって生成され、確認画像とは異なる派生画像を
「評価画像」とする。評価画像には、予想される仕上げ
処理や後処理に適合した変更が施されても良い。
【0020】制御システム34は、コントローラ36
(マイクロコンピュータともいう)を含み、デジタル信
号プロセッサ38をさらに含む。これらは、カメラ10
の他の構成要素を制御し、派生画像に関する処理を行
う。
【0021】カメラ筐体24は、撮影ユニット14、1
6や他の構成要素の構造を支持し、保護する。カメラ1
0の筐体24は、特定の用途に対する要求やスタイルに
対する要求を満たすために変形することができる。シャ
ーシ44を覆うように結合する前面カバー40と背面カ
バー42を有することが便利である。カメラ10の構成
要素の多くはシャーシ44に装着することができる。
【0022】フィルムドア46及び跳ね上げ式電子フラ
ッシュユニット48は、前背面カバー40、42及びシ
ャーシ44に回転可能に連結される。フラッシュユニッ
ト48を、部分的に前面カバー40を覆う位置から跳ね
上げて、撮影レンズ50のカバーを外すと、カメラ10
は使用できる状態になる。フラッシュユニット48を跳
ね上げると、通常開いている主電源スイッチ51が閉
じ、カメラ10の電源が入る。使用する主電源スイッチ
51の種類や動作方法は、所望通りに変えることができ
る。主電源スイッチ51を介して繋がれる電源53は、
通常、1つ以上のバッテリからなる。
【0023】フィルム画像撮影ユニット14は、フィル
ムホルダ52を有する。カメラの使用中、フィルムホル
ダ52はフィルム18を保持する。図3及び図4に示す
カメラ10において、フィルムホルダ52はシャーシ4
4の一部である。フィルムホルダ52の構成は、使用す
るフィルム18の種類と関連するが、それ以外は決定的
なものではない。
【0024】フィルムホルダ52は一対のフィルムチェ
ンバ54、56と、これらの間で後側に向けて開口する
露光フレーム58とを含む。フィルム18が有するキャ
ニスタ22bは、フィルムチェンバ54、56の一方に
収容される。フィルムストリップ20aは、キャニスタ
22bに保持されるスプロール22aに巻きついてい
る。カメラの使用中、フィルムストリップ20aは露光
フレーム58を横切って延び、他方のフィルムチェンバ
56内に収容されたフィルムロール60に巻き込まれ
る。露光フレーム58は開口部62を有し、これを介し
て、撮影毎に光画像はフィルムのフレーム28を露光す
る。
【0025】カメラの使用中、フィルム送り機構64に
よってフィルムストリップ20aが、フィルムのキャニ
スタ22bから引き出されるように送られ、フィルムチ
ェンバ56内のフィルムロール60に巻き込まれた後、
キャニスタ22bに戻される。図示するように、フィル
ム送り機構64は電気モータ66(フィルムロールスプ
ール68内にある)を有するが、これ以外の種類の電動
又は手動の送り機構を採用しても良い。フィルムストリ
ップの露光は、フィルムを送る過程で行っても良いし、
巻き戻す過程で行っても良い。
【0026】図3及び図4に示すカメラ10はフィルム
を再装填でき、電動フィルム送り機構を備える。カメラ
10はアドバンストフォトシステム(APS)フィルム
カートリッジを採用している。また、これ以外の種類の
1室又は2室を有するフィルムカートリッジや、ロール
フィルムを用いることもできる。カメラ10にフィルム
を再装填できることが好適である。カメラ10は、フィ
ルムの種類やフィルムフレームの数を検出するためにI
X−DXコードリーダ67を有する。
【0027】APSフィルムストリップ20aは透明磁
気オーバレイ(図示せず)を有し、このために、注文さ
れたプリント枚数やプリントの縦横比等といった多様な
メタデータを、露光済みフレーム28の各々に隣接する
磁気情報トラックに沿って記録する磁気記録性能を備え
る。フィルムストリップ20aは、通常、不透明なフィ
ルムカートリッジに収容されており、15、25、40
回の露光が行えるものが入手できる。ユーザが選んだ情
報を含むメタデータは、フレーム毎に異なるかもしれな
い。カメラ10は、フィルムストリップ20aに隣接す
る場所にデータレコーダ70を備え、メタデータを記録
する。図3及び図4に示すAPSカメラ10は、フィル
ム加圧プラテン72内の開口部に磁気ヘッドとして装着
されたデータレコーダ70を有し、フィルムカートリッ
ジから引き出されて露光されたフィルムが移動する際
に、露光済みフレーム28の各々に隣接する磁気情報ト
ラックに沿って、メタデータを磁気的に記録する。フィ
ルム加圧プラテン72は、フィルムフレーム28が露光
フレーム58の位置で露光される際の平面性を保つ役割
をする。
【0028】本明細書で開示するカメラ10は、APS
フィルムにも、磁気層へのメタデータの記録にも限定さ
れない。カメラによってメタデータを光学的に記録する
ことは、情報を記録する他の手段(フィルムキャニスタ
に付いたメモリ媒体の使用等)と同様に当業者にとって
周知技術である。APSカメラやフィルムによって提供
されるメタデータ等の情報は、当業者に周知である任意
の手段によって読み書きできる。
【0029】フィルムストリップ20aのフレーム28
を1枚ずつ露光フレーム58に一時的に位置決めして、
保存画像用の露光を行う。各フィルムフレームの露光が
終了するとロールスプール68が回転し、最後に露光さ
れたフレーム28を、ロールスプール68に巻きついた
露光済みフィルムロール60に巻き込むと共に、新しい
未露光のフレーム28が露光フレーム58に位置決めさ
れる。フィルム送り機構64によってフィルムロールス
プール68を回転させると、フィルムストリップ20a
がフィルムカートリッジから引き出されて、1フレーム
増加分(フレーム幅より僅かに大きい)ずつ送られる。
フィルム送りは、コントローラ36によって制御され
る。フィルムストリップ20aのほぼ全長を露光する
と、すなわち全ての使用可能なフレーム28が露光され
ると、フィルムカートリッジ内のフィルムスプール22
aの先端部の空洞内に突出するスピンドル(図示せず)
をフィルム送り機構64によって適切なギア列(図示せ
ず)を用いて連続回転させて、露光済みフィルムの長さ
をフィルムカートリッジ内に巻き戻す。
【0030】ユーザが選んだ情報をメタデータとしてフ
ィルムストリップ20aに磁気的に記録するために、デ
ータレコーダ70の読取りヘッド(図示せず)に磁場が
発生している間に、フィルムストリップ20a上の1本
以上の磁気トラックを適切な速度で動かして、データレ
コーダ70を通過させる。この記録処理は、フィルムフ
レーム28毎にフィルムストリップ20aを送りなが
ら、段階的に行うことができる。あるいは、全てのフィ
ルムフレームの露光が終わるまでデータをカメラ10内
のメモリに保存しておき、全てのデータを1本の継続的
なパスに記録することもできる。全てのフィルムフレー
ムの露光を終え、メタデータを記録し、フィルムストリ
ップ20aをフィルムキャニスタ22bに収容して遮光
したら、フィルムドア46を操作してカメラ10からフ
ィルム18を取り出すことができる。
【0031】電子画像撮影ユニット16は、画像形成ド
ライバ74によって駆動される電子アレイ画像形成手段
30を有する。電子アレイ画像形成手段30は、撮影さ
れてフィルムストリップ20aに収録される潜像に対応
して、撮影動作の度に1つ以上の電子画像を取り込むよ
うに構成されている。多様な種類の電子アレイ画像形成
手段30を用いることができるが、入手可能な数種類の
固体素子画像形成手段の1つであれば非常に好適であ
る。
【0032】一般的に使用される非常に人気が高い固体
素子画像形成手段の1つに、電荷結合素子CCDがあ
る。入手可能な数種類のCCDのうち、2つのCCDを
用いれば容易に電子シャッタを実現できるので好適であ
る。1つはフレーム転送CCDである。フレーム転送C
CDは、光活性により電荷を発生し、感光性を有さない
遮光領域に全画像電荷を移動する。この領域は、電子画
像をサンプリングするために記録される。もう1つはイ
ンターライン転送CCDである。これも電荷を移動する
ことでシャッタ動作を行う。しかし、このCCDでは各
画像ラインの上又は下の領域に電荷を移動するので、画
像形成ラインと同数の保存領域がある。次に、保存ライ
ンを適切な方法で遮断する。これらのCCDはそれぞれ
利点と欠点を有するが、本発明ではいずれのCCDも問
題なく使用できる。一般的なCCDは、クロックドライ
バ、アナログ信号プロセッサ−アナログ/デジタル変換
機(「A/Dコンバータ114」ともいう)として動作
する構成要素を有する。
【0033】CMOS技術によって製造した電子画像セ
ンサを用いることもできる。簡単に実行できる固体素子
の製造処理によって容易に形成でき、電源を1つ使った
使用に適するため、この種類の画像形成手段は魅力的で
ある。さらに、この処理によれば、周辺回路を同じ半導
体ダイと一体的に形成できる。例えば、CMOSセンサ
は、クロックドライバと、A/Dコンバータ114と、
1つICに一体的に形成されたその他の構成要素とを有
することができる。使用できる第3の種類のセンサは、
電荷注入デバイス(CID)である。このセンサは、読
取りのために電荷をデバイスの外にシフトしない点で、
上述のセンサとは異なる。つまりこのセンサでは、電荷
をピクセル内部で移動させることで、読取りを行うこと
ができる。このため、アレイ内においていずれのピクセ
ルも変更することなく読取りができる。このデバイスの
外部シャッタを切れば、画像を損なわずに、アレイの読
み出しを繰り返し行うことができる。シャッタ動作は外
部シャッタを用いて行うことができる。外部シャッタが
無ければ、基板内に再結合のための電荷を注入して行う
ことができる。
【0034】電子画像撮影ユニット16は3色画像を撮
影する。1つの画像形成手段を3色又は4色フィルタと
共に使用することが好適だが、複数の単色画像形成手段
とフィルタとを使用することもできる。適切な3色フィ
ルタは当業者には周知であり、通常、画像形成手段に含
まれて一体的な構成要素となっている。便宜上、本明細
書では、3色フィルタ(別途に図示せず)を備える1つ
の画像形成手段30を有する実施形態との関連におい
て、カメラ10を説明する。しかし、同様の考察は、複
数の単色画像形成手段を用いたカメラと同様、3色以上
を使用するカメラにも適用できることが分かる。
【0035】図2を主として参照すると、カメラ10
は、筐体24に装着された1枚以上のレンズによる光学
システム76を有する。図では、光学システム76を破
線と幾つかのレンズ要素群とによって示す。図示した構
成は一例にすぎず、これに限定されるものではない。光
学システム76は、光を、露光フレーム58及び電子ア
レイ画像形成手段30に向ける。さらに、光学的ビュー
ファインダ78を通してユーザにも光を向けることが好
適である。
【0036】画像形成手段30は露光フレーム58から
間隔をあけて配置される。そして、光学システム76
は、第1のパス(点線80で示す)に沿って光を露光フ
レーム58に向け、第2のパス(点線82で示す)に沿
って光を電子アレイ画像形成手段30に向ける。両方の
パス80、82は、カメラ10前方における被写体の画
像面の位置で収束する。図2において、光学システム7
6は、画像形成手段レンズユニット86とビューファイ
ンダレンズユニット88との両方を有する組合せレンズ
ユニット84を有する。組合せレンズユニット84は、
部分透過ミラー90を有する。部分透過ミラー90は、
第2の光パス82を、画像形成手段サブパスと、ビュー
ファインダサブパスとに再分割する。画像形成手段サブ
パスは画像形成手段30に達し、ビューファインダサブ
パスは、全反射ミラー92を介して、再度方向を変えら
れた後にアイピースを通って撮影者に達する。
【0037】光学システム76は上記以外の構成でも良
い。例えば、ビューファインダレンズユニット88と、
画像形成手段レンズユニット86と、撮影レンズ50と
が完全に別個でも良い(図示せず)。あるいは、組合せ
レンズユニット84は、撮影レンズ50と画像形成手段
レンズユニット86との両方を備えても良い(図示せ
ず)。これ以外の光学的なシステムも考えられる。
【0038】多くのカメラ10では、ビューファインダ
78の視界と、保存画像撮影ユニット14の視界とが異
なる。ビューファインダ78によって描写されるシーン
は、通常、保存画像撮影ユニット14の視界の80〜9
5%である。この差があるために、端の方に見える画像
の内容も含めて、撮影者が見る物の全てが確実に保存画
像に収まる。ここでは、カメラ10のビューファインダ
の視野は、保存画像撮影ユニット14の視野と100%
一致するものとして説明及び図示する。これは、本発明
を説明するための便宜上であって、カメラ10のビュー
ファインダ78は、他に説明する特徴を変えずに、保存
画像撮影ユニット14の視野の80〜95%に制限でき
る。
【0039】図2の実施形態を再度参照すると、撮影レ
ンズ50は電動ズームレンズであり、1つ以上の可動要
素がズームドライバ94によって1つ以上の静止要素と
相対的に駆動される。組合せレンズユニット84も、ズ
ームドライバ94によって1つ以上の静止要素と相対的
に駆動される1つ以上の可動要素を有する。2つのズー
ムドライバ94は、同時にズームするように連結されて
いる。この連結は、機械的(図示せず)又はズームドラ
イバ94に信号を送る制御システム34によって行い、
ユニットのズーム要素を焦点距離の同じ範囲、又は相応
の範囲内で、同時に移動させる。
【0040】制御システム34は、コントローラ36を
含み、例えば、RAMやデータ操作及び一般的なプログ
ラム実行を行うための他のメモリを有する埋込み型マイ
クロプロセッサ等を含む適切な構造を有するマイクロコ
ンピュータとすることができる。
【0041】図2の実施形態の撮影レンズ50も自動焦
点である。自動焦点システムは、センサを備えるレンジ
ファインダ96を有する。レンジファインダ96は、直
接又は制御システム34を介して、焦点ドライバ100
を操作し、撮影レンズ50が有する1つ以上の焦点合わ
せ可能要素(別個に図示せず)を移動する。レンジファ
インダ96は、パッシブ、アクティブ、又はその組合せ
でも良い。
【0042】撮影レンズ50は、例えば、単焦点のマニ
ュアルフォーカシング又は固定焦点等の簡単なものでも
良いが、好適ではない。ビューファインダレンズユニッ
ト88及び画像形成手段レンズユニット86の一方又は
両方が固定焦点距離を有しても良いし、異なる焦点距離
の間でズームしても良い。画像形成手段30に対して
は、光学的ズームに替えて、又はこれと組み合わせて、
デジタルズーム(デジタル画像の拡大であって、光学的
ズームと同等)を用いても良い。実際の撮影前に、光学
的ビューファインダ78に替えて、又はこれと組み合わ
せて、画像形成手段30と画像ディスプレイ32とを光
学的ビューファインダ78として使用しても良い。これ
は、デジタルスチルカメラで通常行う方法と同様であ
る。しかし、この方法はバッテリの使用量を大幅に増や
すので、最近では好まれていない。
【0043】カメラ10は上記以外の方法でも使用でき
るが、保存画像はユーザが所望する仕上げ処理が施され
た画像又は他の最終的な画像の元になるものである。従
って、派生画像が保存画像と同じ品質である必要は無
い。そのため、画像形成手段30と、光を画像形成手段
30に向ける光学システム76の一部とを、より小さ
く、簡単、軽量に製造できる。例えば、撮影レンズを可
変焦点にする一方で、画像形成手段レンズユニット86
を固定焦点、又は異なる範囲において焦点合わせを行っ
たり、より少ない数の焦点位置の間で焦点合わせを行う
こともできる。
【0044】フィルムシャッタ102は露光フレーム5
8への光路を遮断し、画像形成手段シャッタ104は画
像形成手段30への光路を遮断する。絞り板106を両
方のパス80、82に設けることができる。シャッタ1
02、104は、それぞれ開状態と閉状態を切り替える
ことができる。「シャッタ」という用語は、広義では、
フィルムストリップ20a又は画像形成手段30への光
路に沿って光を通過させて画像を撮影し、それ以外の時
には光を通過させない機能を提供する物理的及び/又は
論理的な要素を意味する。従って「シャッタ」は、あら
ゆる種類の機械的、電気機械的なシャッタを含むが、こ
れら限定されるわけではない。また「シャッタ」は、フ
ィルム送り機構や、フィルム又は画像形成手段30を単
純に光路内外に移動する同様の機構を含まない。「シャ
ッタ」は、コントローラ36の制御下で画像形成動作の
開始と停止を行う電子アレイ画像形成手段のコンピュー
タソフトウェア及びハードウェア特徴を含む。
【0045】好適である実施形態において、フィルムシ
ャッタ102は機械的又は電気機械的であり、画像形成
手段シャッタ104は機械的又は電子的である。図で
は、画像形成手段シャッタ104を破線で示し、機械的
な画像形成手段シャッタの位置及び電子的なシャッタの
機能の両方を表す。CCDを用いる場合、画像形成手段
30の電子シャッタは、感光性を有さない場所に設けた
遮光抵抗下で蓄積電荷を移動することによって実現でき
る。これは、フレーム転送CCDにおけるフルフレーム
であり、インターライン転送CCDにおける平行ライン
とすることができる。適切な装置及び手順は同業者には
周知である。CIDを用いる場合、露光の初めに各ピク
セルの電荷を基板に注入し、露光の終わりに各ピクセル
の電荷を読み出す。ここで問題が生じる。つまり、最初
に電荷を読み出したピクセルは、最後に電荷を読み出し
たピクセルよりも露光時間が短くなる。この相違量は、
全アレイを読み出すために必要な時間に相当する。これ
は、全体の露光時間及び全アレイの読み出しに必要な最
大の時間に依存する。
【0046】CMOS画像形成手段は、通常、ローリン
グシャッタと呼ばれる方法でシャッタが切られる。この
方法を使うCMOS画像形成手段は好適ではない。なぜ
なら、共通のシャッタ時間のために個々のラインを遮断
するが、各ラインの露光時間はシーケンシャルに開始さ
れるためである。これは、露光時間が短い場合において
は、動いている被写体が歪んでしまうことを意味する。
水平の動きの場合、上下方向の特徴物は、ライン毎の露
光による時間的な差のために斜行する画像となる。CM
OS画像形成手段は、別の方法でもシャッタを切ること
ができ、米国特許第5,986,297号に開示されて
いる。単フレーム撮影モードと呼ばれるこの方法では、
全てのピクセルが露光時間中に電荷を集積できる。露光
の終了時には、全ピクセルがデバイスの浮動拡散へ同時
に送られる。このように、ラインによる順次読み出しが
可能である。
【0047】画像ディスプレイ32は、筐体24の外側
に、好適にはカメラ10の裏面と向き合うように装着さ
れる。画像ディスプレイ32は、画像形成手段ディスプ
レイドライバ108によって駆動され、オン状態になる
と確認画像を表示するので、焼き付けた画像や他の最終
的な画像の予想される見え方を事前に確認できる。電子
アレイ画像形成手段30は、信号ライン110によっ
て、制御システム34を介して、画像ディスプレイ32
に接続される。画像ディスプレイ32は、光画像(「表
示画像」ともいう)を生成し、ユーザはこの光画像を見
ることができる。
【0048】上述のように、制御システム34は、コン
トローラ36、メモリ112、アナログ−デジタルコン
バータ114(「A/Dコンバータ114」とも称され
る)(この用語は、アナログ信号プロセッサ及び増幅器
を有する構成要素も含む)及びデジタル信号プロセッサ
38を含む。以下で詳述するように、他の構成要素を設
けることもできる。制御システム34の適切な構成要素
は当業者には周知である。他の箇所で述べるように、制
御システム34を変更することは実用的である。コント
ローラ36は、マイクロコンピュータやマイクロプロセ
ッサ等の単体の構成要素、又は同等の機能を有する分散
配置された複数の構成要素として実現できる。プロセッ
サや他の構成要素に対しても、同様の考慮を適用でき
る。同様に、別個のユニットとされた構成要素を組み合
わせたり、共有したりする実施形態とすることもでき
る。
【0049】撮影したアナログ電子画像を増幅し、A/
Dコンバータ114によってデジタル電子画像に変換す
る。変換された画像をデジタル信号プロセッサ38で処
理して、メモリ112に保存する。
【0050】「メモリ112」とは、半導体メモリ又は
磁気メモリ等に設けられた物理的メモリに含まれる適切
な容量の1つ以上の論理ユニットを示す。メモリは、例
えば、フラッシュEPROMメモリ等の内部メモリ、C
ompactFlashカード等の着脱可能メモリ、又
はこれらの組合せでも良い。「メモリ112」は、フィ
ルム18とは別個である。つまり、幾つかの実施形態で
は、カメラがメモリ112とフィルム18の両方を有す
る。
【0051】信号ライン110は、画像形成手段30、
コントローラ36、プロセッサ38、画像ディスプレイ
32、他の電子構成要素を接続するデータバスとして動
作することが好適である。
【0052】コントローラ36及びデジタル信号プロセ
ッサ38は、画像を保存するためのメモリと同じ物理的
なメモリ112に保存されたソフトウェアによっても制
御できるが、ROM又はEPROMファームウェアメモ
リ等といった、専用メモリ(図示せず)に保存されたフ
ァームウェアによって制御することが好適である。ある
いは、メモリに別個の専用ユニットを設けて、他の機能
をサポートすることもできる。
【0053】それぞれの電子画像は、露光済みフィルム
フレーム28上の潜像に対応する。これらの画像は、処
理後、フィルム露光に続いてフィルムストリップ20a
をフレーム1枚ずつ移動する毎に、個別にメモリ112
に保存される。メモリ112は、制限された数の電子画
像を保存する連続的な画像保存容量を有する。本明細書
では便宜上、1台のカメラ10に保存される電子画像
は、通常、全て同じサイズ又は、ほぼ同じサイズである
とする。これは好適な実施形態における場合であるが、
これに限定されるわけではない。
【0054】図示する実施形態は、最大50枚の電子画
像を保存できるスペースを有する。この数は、現在入手
できるAPSフィルムに収められる潜像の最大数、つま
り40を上回っている。露光して潜像を形成すると、フ
ィルムストリップ20aを送ってフレームを進める。1
つ以上のセンサ116がこれを検出し、コントローラに
信号を送る。これに対してコントローラ36は、メモリ
112に保存されたフレームカウント(フィルムストリ
ップ20aに残った、露光可能なフレーム28の枚数)
を1減少する。フレームカウントは0から増やしても良
いし、フィルムストリップ20aが15枚、25枚、4
0枚のいずれの撮影ができる長さを有するかに応じて、
15、25、40等から減らしても良い。現在のフレー
ムカウントを情報ディスプレイ118に表示する。図3
及び図4に示すカメラでは、フィルムストリップ20a
に形成されたフィルムパーフォレーション120の連続
した対を検知する同形のフィルムパーフォレーションセ
ンサ対がフィルム加圧プラテン72内のそれぞれのポケ
ット内に装填され、コントローラに接続されている。
【0055】電子画像をメモリ112に保存する方法は
決定的なものではない。本明細書では便宜上、個々の単
画像アドレス又はブロック「1」〜「50」がメモリ1
12内に割り当てられているとして、電子画像の保存に
ついて説明する。フレームカウントと一貫した、撮影し
た電子画像に対するそれぞれのフレーム番号をメモリ1
12内の単画像アドレス「1」〜「50」に保存する。
メモリ112の単画像アドレスに保存された電子画像は
個々にアクセスでき、画像ディスプレイ32に個別に表
示される。
【0056】カメラ10は通信ポート124を有する。
メモリ112に保存された電子画像は、コントローラ3
6の制御下で、USBプロトコル等の通信プロトコルを
使い、この通信ポート124を介して、コンピュータや
ネットワークやデジタルアプライアンス等の画像形成手
段126(コンピュータとして図1にのみ図示)にダウ
ンロードされる。カメラ10は、随意で、電子画像を個
別にダウンロードすることもできるが、ダウンロードの
度にメモリ112内の画像を全てダウンロードすること
が好適である。これは、好適な実施形態において電子画
像は比較的小さく、ダウンロードの所用時間は比較的短
いので、これを考えれば、所望の画像がダウンロードさ
れない可能性や、ダウンロードに必要なステップ数を増
やして画像のダウンロードに必要な時間を増やすより
も、全ての画像をダウンロードしてから不必要な画像を
破棄する方が、ユーザにとって好ましいからである。
【0057】コントローラ36は、電子構成要素間での
信号ライン110に沿った画像転送を容易にし、必要に
応じて他の制御機能も実現する。コントローラ36は、
全ての電子構成要素に対して、タイミング関係における
制御信号を生成するタイミング生成回路(図示せず)を
有する。
【0058】個々のカメラ10に対する較正値をEEP
ROM等の較正メモリ(図示せず)に保存し、コントロ
ーラ36に供給する。コントローラ36は、1つ以上の
メモリ112、ズームドライバ94、焦点ドライバ10
0、画像形成ドライバ74、画像表示ドライバ108、
絞りドライバ132、フィルム及び画像形成手段シャッ
タドライバ134、136を含むドライバを操作する。
コントローラ36は、フラッシュ機能を行うフラッシュ
ユニットのフラッシュ回路137に接続される。
【0059】上述の回路は、当業者には周知である多様
な方法によって変更できることが分かるだろう。また、
本明細書において物理的な回路の観点から説明した多様
な特徴は、ファームウェア、ソフトウェアの機能、又は
これらの組合せとしても実現できる。コントローラ36
を1つの構成要素として図示しているが、これは図示す
る上での便宜上に過ぎない。コントローラ36は、分散
した場所に配置され、同等の機能を有する複数の構成要
素としても実現できる。また、同様の考察は、プロセッ
サ38や他の構成要素に対しても適用できる。同様に、
本明細書においては別個のユニットとして図示した構成
要素を組み合わせたり、共有できる実施形態もある。
【0060】メモリ112に保存されるデジタル電子画
像はプロセッサ38によってアクセスされ、必要な派生
画像を生成するように変更される。画像ディスプレイ3
2に派生画像を表示する処理の一貫として、カメラ10
は派生画像を変更し、特定のディスプレイの特性に適合
するように較正しても良い。例えば、ディスプレイ、画
像形成手段、電子撮影ユニット又は他の構成要素のグレ
ースケール、色領域又はホワイトポイントに関する性能
の差に対処するために各画像を変更する変換を行うこと
ができる。全ての確認画像を表示できるディスプレイを
選ぶことが好適であるが、より制約があるディスプレイ
を用いることもできる。その場合、確認画像を表示する
際には、画像やコントラストレベルや確認画像が提供す
る情報の一部を省く較正を行う。
【0061】派生画像も、同様に、フルデジタルカメラ
において画像が強調されるように、変更できる。例え
ば、補完やエッジ強調化を行うことができる。ここで制
約として、派生画像は仕上げ処理を施した保存画像と対
応するため、派生画像が対応する保存画像と相違しない
ように強調化を制限する必要がある。保存画像が電子画
像であれば、確認画像も保存画像も同様に強調化でき
る。電子保存画像に対するデジタル処理は、JPEG圧
縮、ファイルフォーマッティング等のファイル変換に関
連する変更を含むことができる。
【0062】強調化によって、選択した仕上げ処理チャ
ネルの出力特性に適合するように、派生画像を較正する
ことができる。仕上げ処理に関連する調整は、撮影媒体
の特定のユニットに対してどのような仕上げ処理を施す
かを事前に知っていることが前提となる。これらの情報
を事前に知るためには、特定の撮影媒体ユニットに対す
る仕上げ処理の選択肢を限定したり、適用できる全ての
仕上げ処理を標準化したり、コントロールパッドに関す
る特性を入力するスイッチを設定する等によって、ユー
ザに仕上げ処理を選択させれば良い。こうした指定があ
れば、特定の仕上げ処理の選択肢を用いる旨を指示で
き、派生画像にその処理を適用した場合の効果を、直接
的又は間接的に示す準備ができる。撮影媒体ユニットに
関する指示は、当業者には周知である多様な方法によっ
て、適用できる。例えば、磁気コードや光学コードを使
用する方法である。
【0063】派生画像は、必要になる前又は必要とされ
た場合に、処理速度や使用可能なメモリの制限の中で所
望通りに電子画像から生成できる。メモリ112の大き
さを最小限にするために、電子画像を処理して低解像度
の画像として保存した後に次の画像を電子アレイ画像形
成手段30から読み出すことができる。
【0064】異なる種類の画像ディスプレイ32を使用
できる。例えば、画像ディスプレイ32は、液晶ディス
プレイ(「LED」)でも、ブラウン管ディスプレイで
も、有機ELディスプレイ(「OELD」、有機発光ダ
イオード「OLED」ともいう)でも良い。
【0065】画像ディスプレイ32を筐体24の背部又
は上部に装着して、撮影者が撮影直後に簡単に見られる
ようにすることが好適である。1つ以上の情報ディスプ
レイ118を筐体24に設けて、残りフィルムやバッテ
リ状態、プリント形式(C,H,P等)、フラッシュ状
態又はプリント枚数等のカメラ情報を撮影者に対して表
示できる。本明細書では便宜上、1つの情報ディスプレ
イ118が設けられているものとして説明するが、情報
ディスプレイ118及び画像ディスプレイ32を別個の
ディスプレイ装置として設けても良いし、共通のディス
プレイ装置の連続した部分としても良い。情報を画像に
重ね合わせたり、画像を入れ替え(図示せず)たりして
画像ディスプレイ32に表示する場合は、情報ディスプ
レイ118を省略することができる。これらのディスプ
レイを別個に設ける場合、情報ディスプレイドライバ1
38によって情報ディスプレイ118を操作する。
【0066】図3及び図4に示す実施形態では、画像デ
ィスプレイ32を筐体24の背面に、また、情報ディス
プレイ118を画像ディスプレイ32に隣接する筐体2
4の部分に、それぞれ配設し、これら2個のディスプレ
イ32、118を撮影者が同時に見ることができる1つ
のユーザインターフェイス140の一部を構成するよう
にしている。画像ディスプレイ32と情報ディスプレイ
118とは、事実上のディスプレイ(図示せず)として
の光学的ビューファインダ78を介して見ることができ
るように、代わりに又は追加的に設けても良い。
【0067】画像ディスプレイ32は、スイッチ操作に
よる要求に応じて作動する(図示せず)。再度スイッチ
を操作するか、シャッタリリース26を少し押すと、画
像ディスプレイ32がオフになる。タイマを使って自動
的に画像ディスプレイ32をオフにしてバッテリを節約
しても良い。タイマはコントローラ36の機能として実
現することができる。画像ディスプレイ32が作動して
いる時には、別のユーザコントローラ144を使って、
以前撮影した画像を順番に見ることができる。
【0068】図3及び図4を参照すると、カメラ10の
ユーザインターフェイス140は画像ディスプレイ32
及び情報ディスプレイ118の他に、シャッタリリース
26及びレンズユニットのズームを制御する「ズームイ
ン/アウト」トグル142と、他のユーザコントローラ
144とを有する。シャッタリリース26によって両シ
ャッタ102、104を操作する。撮影時、ユーザがシ
ャッタリリース26を作動させるとシャッタリリース2
6が設定状態から中間状態になり、さらに解放状態にな
る。シャッタリリース26は、通常、押されることによ
って作動する。本明細書では便宜上、「第1のストロー
ク」による初期押圧によって第1のスイッチS1が作動
し、シャッタリリース26が設定状態から中間状態にな
り、続いて「第2のストローク」による押圧によって第
2のスイッチS2が作動し、シャッタリリース26が中
間状態から解放状態になるシャッタボタンとして、シャ
ッタリリース26を説明する。当業者には周知である他
の2ストロークシャッタと同様に、第1のストロークに
よってオートフォーカス、自動露出、フラッシュユニッ
ト読み出し等といった露光を定めるカメラ構成要素を作
動させ、第2のストロークによって保存画像の撮影を作
動させる。
【0069】図2では、シャッタリリース26を第1ス
トロークまで押すと、撮影レンズ50及び組合せレンズ
ユニット84の各々は、レンジファインダ96からコン
トローラ36に送信された被写体距離データに基づいて
検出された被写体距離に、焦点合わせされる。コントロ
ーラ36も、ズームドライバ又はズームセンサ(図示せ
ず)から、撮影レンズ50、84がどの焦点距離に設定
されているかを示すデータを受信する。カメラ10も、
リーダ67を用いて、装填されているフィルム18aの
フィルム感度を検出し、この情報をコントローラ36に
送信する。カメラ10は、光メータとして動作する機能
(後述)から、画像明度(Bv)を取得する。画像明度
及び他の露光パラメータをコントローラ36内のアルゴ
リズムに対して提供される。このアルゴリズムによっ
て、焦点が合った距離、シャッタスピード及び絞りを検
出し、画像形成手段30から供給されたアナログ信号を
増幅するために最適のゲイン設定を検出する。これらの
値に対する適切な信号を、コントローラ36のモータド
ライバインターフェイス(図示せず)を介してドライバ
に送信する。ゲイン設定はA/Dコンバータ114に送
信される。
【0070】カメラ10は、画像形成手段30及び別の
検出器146(図2において破線で示す)の一方又は両
方を用いて、周囲の光を検出する。検出器146は、周
囲光検出器ドライバ148を有する。周囲光検出器ドラ
イバ148は、1つ又は複数のセンサ(図示せず)を制
御する。評価画像撮影ユニット16を用いて周囲光を検
出する実施形態もある。これらの実施形態では、保存画
像を撮影する前に1つ以上の電子画像を撮影する。この
ように、事前に撮影した1つ以上の画像から得られる撮
影電子画像データをサンプリングして、このデータから
シャッタスピードの自動設定や絞り設定等のシーンパラ
メータを決定する。これらの予備電子画像は、撮影シス
テム12を予備モードに設定している間であれば、一連
の動作で撮影できる。例えば、第1のストロークの間に
シャッタリリース26を作動させ、その位置に維持して
いる間に予備画像を撮影できる。この予備画像の撮影
は、シャッタリリース26をスタンドバイ位置に戻す
か、第2のストロークを行って保存画像を撮影すると終
了する。予備電子画像をメモリ112に保存しておくこ
ともできるが、他に説明が無い限り、通常は、これに変
わる電子画像を撮影すると次々に破棄してメモリ112
の使用を軽減する。予備画像を画像ディスプレイ32に
供給し、撮影者が実際の撮影を行う前の構図決め等に活
用しても良い。しかし、画像ディスプレイ32をこのよ
うに電子ビューファインダ78として使用するとエネル
ギー使用が大幅に増加するため、好適ではない。
【0071】電子撮影ユニットを組み立て中に既知の値
を用いて較正し、明るさを測定できるようにする。例え
ば、コントローラ36は、マルチスポットライトメータ
に用いられる測光アルゴリズムと同じ種類のアルゴリズ
ムを用いて、予備画像中に見られるデータを処理でき
る。この手順を後続の予備画像の各々に対して繰り返
す。個別のピクセル又はピクセル群が、マルチスポット
ライトメータに使用される個々のセンサの代わりをす
る。例えば、コントローラ36は、ピクセル対ピクセル
の比較を、最大値が見つかるまで繰り返すことで画像の
ピーク照度強度を検出できる。同様に、画像の全てのピ
クセルに関する算術的な平均として全体的な強度を検出
できる。測定アルゴリズムの多くによれば、画像形成手
段30の、例えば「上部中間領域」といった選択領域の
みに関する平均値、又は積分値を求めることができる。
また、多数の領域を評価し、各領域に対して異なる重み
付けを行って、全体的な値を求める方法がある。例え
ば、中央重点システムでは、中央部のピクセルを周辺部
のピクセルより強く重み付けする。カメラ10は、中央
重点式やスポット測光といった異なる方法を手動で切替
ることができる。また、カメラ10は、シーンの内容に
対する評価に基づいて測光方法を自動選択できる。例え
ば、上方に水平に広がる明るい領域があればこれを空で
あると解釈し、画像の他の部分に比べてより特別な重み
を与える。
【0072】中程度の光の状態では、画像形成手段30
は1つの予備画像に基づいて測光やカラーバランス測定
を行う。より極端な光の状態は、許容できる電子画像が
撮影されるまで露光パラメータを変えながら撮影した一
連の予備電子画像を用いて処理できる。このように、パ
ラメータを変更しながら行う方法は決定的なものではな
い。
【0073】シーンの明るさの値を受信すると、コント
ローラ36は、これをフラッシュ作動点と比較する。も
し、光のレベルがフラッシュ作動点より低ければ、ユー
ザが手動でフラッシュをオフに設定していない限り、コ
ントローラ36はフラッシュユニット48によって最大
の照明を行う。これらの方法に相当する適切なアルゴリ
ズムや特徴は当業者にとって周知である。
【0074】第2のスイッチS2は、シャッタリリース
26が第2のストロークまで、さらに押された場合に作
動する。第2のスイッチS2が作動すると、フィルムシ
ャッタ102が作動し、潜像をフレーム28に収録する
処理が開始される。フィルムシャッタ102は、本明細
書において「保存画像露光時間間隔」と称する一瞬の間
だけ開かれる。画像形成手段シャッタ104も作動し、
保存画像露光時間間隔の一瞬の間だけ開き、初期電子画
像を撮影する。
【0075】カメラ10からフィルム18を取り出すに
は、フィルムドア46をあけてフィルム18を取り出
す。カメラ10はフィルム検出器又は信号化手段150
を有する。これは、フィルム18がカメラ10内に装填
されていてフィルムドア46が閉じている場合に、コン
トローラ36に信号を送る。これに応じてコントローラ
36は、情報ディスプレイ118に対して、フィルム1
8が装填されているか否か、フィルムドアが閉じている
か否かを示すアイコン等の印(図示せず)を表示させ
る。
【0076】画像ディスプレイ32を用いれば、撮影し
たばかりの画像の品質を検証したり、以前に撮影した画
像を見たりできる。こうした機能のためにユーザコント
ローラ144が設けられている。図に示すカメラ10で
は、確認ボタン152を押して、撮影したばかりの保存
画像の確認画像にアクセスする。この動作によって画像
ディスプレイ32が作動する。画像ディスプレイ32の
作動中は、新たな撮影ができなくなる。ユーザは、ユー
ザコントロール(図示せず)を用いて画像を順番にたど
ることで、最後に撮影した画像から、以前に撮影した画
像まで、表示を代えていくことができる。画像表示の作
動中に「ズームイン/アウト」トグル142を用いてこ
の機能を行う実施形態もある。保存画像から作成される
最終画像の特徴の中には、確認画像を見ながら変更でき
る特徴もある。これについて以下で詳述する。
【0077】図示する実施形態において、カメラメモリ
112が、フィルム18のフィルムフレーム28の各々
に対応する電子画像を保存するために十分な容量を有す
ることが好適である。なぜなら、ユーザは、フィルム1
8の画像を一度に見ることができる。フィルム18の容
量は各々異なるので、メモリ112は、最大の容量を有
するフィルム18のフィルムフレーム28の各々に対応
する電子画像を保存するために十分な容量が必要であ
る。このため、容量が少ないフィルム18を使用する場
合には、メモリ112の容量が余る。カメラ10のメモ
リ112が、最大の容量を有するフィルム18に対して
さえも、これを超える十分な容量を有することが好適で
ある。
【0078】そのように過剰な容量があれば、ユーザ
は、以前に使用したフィルム18の保存画像に対応する
電子画像も見ることができる。フィルム18の潜像に対
応する撮影電子画像は、そのフィルム18をカメラ10
から除去する際にはメモリ112から消去されないが、
メモリ112が一杯になった時に、最も以前に撮影した
電子画像を、最後に撮影した電子画像によって上書きす
る(新しい画像を1つ保存するためにメモリ112内に
十分な容量が必要であれば、古い画像を2つ消去しても
良い)。画像を上書きする順番は、先入れ先出し方法
が、在庫管理等における多くの実務に対応しており、本
明細書でも「FIFO」として言及する。
【0079】メモリ112は、その容量が1本以上のフ
ィルムロールの画像より多くの電子画像を保持できる程
十分に大きいので、2種類の電子画像を保持する。すな
わち、カメラ10に現在装填されているフィルム18の
露光済みフレーム28の潜像に対応する現在の電子画像
と、カメラ10に以前装填されて露光された1〜2本の
フィルム18の露光済みフレーム28における潜像に対
応する過去の電子画像と、を保持する。このように、現
在及び過去の電子画像の両方を保持することによって、
ユーザは常に、例えば、最初のフィルムを取り出した後
に、2本目のフィルムを使って撮影している間であって
も、メモリの容量制限内であれば最新の電子画像シリー
ズを見ることやダウンロードすることもできる。
【0080】先入れ先出し方式による電子画像の上書き
から画像を選択的に除外する 図1、図5及び図7〜図9を参照すると、上書きされて
いない場合は、電子画像をカメラ10のメモリ112か
らダウンロードできる。しかし、ユーザがダウンロード
したい所望の画像があるが、これらの画像をダウンロー
ドする前に数本のフィルムを使った場合に問題が生じ
る。すなわち、上述の自動的なFIFO画像置換ルーチ
ンでは、ダウンロードしたい所望の画像の幾つか又は全
てを、ダウンロード前に上書きする可能性がある。FI
FOの削除周期のために生じるこのような影響は、カメ
ラ10のメモリ112を大きくすれば解決できる。しか
し、この方法はコスト増になり、同様の問題を先送りし
ているに過ぎない。
【0081】この問題をより好ましく解決するために
は、ユーザが、カメラ10のメモリ112に保存された
画像から選んだ画像に除外タブ(単に「タブ」とも示
す)を選択的に割り当てる。このようにして得られたタ
グ付き画像を自動的なFIFO方式による置き換え処理
から除外し、タグが付いていない画像に対してFIFO
方式の置き換えを行う。
【0082】図5を参照すると、まず、第1の複数の電
子画像を撮影する(154)。このグループの画像によ
ってカメラ10のメモリ112は十分に一杯になる。次
に、第2の複数の電子画像を撮影する(156)。第1
の画像を撮影した後(図では右にずらして示す)、第1
又は第2の複数の電子画像を撮影している間に(15
4,156)、ユーザは所望の画像を選択してタグを付
ける(158)。
【0083】メモリ112に保存された電子画像にタグ
を付けた後、タグ付き画像は、タグ無し画像をFIFO
方式によって置き換えられる間(162)、失効する
(タグが外される)まで保持される(160)。これら
のタグは、各電子画像をカメラ10からダウンロードす
る際に自動的に失効とされるが(164)、それまでは
保持される。ユーザは、タグを付けた後の任意の時に個
々のタグを選択的に失効させることもできる(図5に図
示せず)。特定の実施形態では、タグ付き画像は、撮影
日から1年とか、タグを付けた日から半年等といったあ
る期間が経過した場合にも失効する(図示せず)。
【0084】いずれの場合も、タグの失効はFIFO置
き換えと関係が無く、新規画像の撮影とも独立して行わ
れる。タグが外された場合においても、その電子画像を
直ちにメモリ112から消去せず、日付順にタグ無し画
像のFIFO列に加える。その後、そのタグ無し画像が
最も古いタグ無し画像となり、かつ、新規の電子画像の
ためにスペースが必要になった際に上書きされる。
【0085】図5に示すように、電子画像の撮影(15
4、156)、タグ付け(158)、タグの失効(16
4)といった処理の全てを、標準的な同一の期間内に行
うことができる。従って、電子画像にタグを付け外しす
るので、第1のグループに属する電子画像の数、つま
り、メモリ112が一杯になる前に撮影できる電子画像
の数は増減する。現時点で装填されているフィルム18
のフレームの各々に対応する電子画像に対するメモリス
ペースが確保されていることが望ましい。これは、除外
画像としてタグを付けることができる電子画像の数を固
定数に制限することによって実現できる。そうすれば、
常に、いずれのタグ付き画像も上書きすること無く、現
在装填されているフィルム18の露光フレーム28に対
応する全ての電子画像をメモリ112に保存するために
十分な容量をメモリ112内に確保できる。例えば、タ
グ付き画像の数を10個に制限しても良い。そうすれ
ば、40枚の露光ができるフィルムに収められた全ての
画像を、50ブロックの容量を有するメモリ112に保
存できる。この場合、メモリ112に保存されたタグ無
し電子画像の最大数は、任意時のタグ付き画像の数、つ
まり0個〜10個を、50から減じた数となる。従っ
て、保存されたタグ無し画像の最大数は40個〜50個
となる。25枚のフィルムを使用する場合、使用できる
タグ付き画像の数が変わらず10個であれば、タグ無し
画像の数も40個〜50個である。しかし、現在使用し
ているフィルムの全ての画像に対するメモリスペースが
確保され、さらに、以前に使用したフィルムの画像の幾
つかに対してもメモリ容量が確保される。
【0086】タグの添付や失効は、各電子画像が画像デ
ィスプレイ32に表示されている間に、タグセレクタ1
66を作動させて行う。タグセレクタ166は専用又は
共用のユーザコントローラ144であり、これを押すこ
とによって、表示された電子画像にタグをつけたり、外
したりできる。図7〜図9は、情報ディスプレイ118
を用いてボタン144aを指定することによって提供さ
れるユーザコントローラ144を示す。図7では、電子
画像から得られた確認画像が画像ディスプレイに表示さ
れている。この特定の電子画像にはタグがついておら
ず、使用できるタグが残っている。コントローラは、情
報ディスプレイに対して、画像にタグを付けることがで
きるユーザコントローラ144aを指定させる。図8の
確認画像はタグ付き電子画像である。情報ディスプレイ
はコントローラによって、画像のタグを失効させるユー
ザコントローラ144bを提供するように構成されてい
る。図9の電子画像にはタグが付いていないが、既に最
大数のタグ付き画像が使われている。従ってコントロー
ラは、情報ディスプレイに対してタグ付き画像の印を灰
色で塗りつぶして表示させており、関連するボタン14
4aは操作不能になっている。タグ付き画像は印168
によって識別する。印168は、画像ディスプレイ32
に重ね書きしても良いし、情報ディスプレイ118に表
示しても良いし、その両方でも良い。例えば、この印は
「タグ」又は「ロック」等の文字によるメッセージでも
良いし、同じ効果のアイコンでも良い。
【0087】以前に撮影した画像をカメラ10によって
見る場合、時系列又は他の順番によって全ての画像を見
られるようにしても良いし、時系列又は他の順番によっ
てタグ付き又はタグ無し画像のみを見られるようにして
も良い。ズームトグルを使用して、画像間を移動するこ
とができる。カメラ10に装填されたフィルムと関連し
ない電子画像については、その画像が現在装填されてい
るフィルムロールの画像ではないことを示す印(図示せ
ず)を、画像ディスプレイに表示することができる。ま
た、プリント数等といったAPS仕上げ処理に関連する
特徴は変更の対象とならない。
【0088】タグセレクタ166は、メモリマネージャ
に接続する。メモリマネージャは、別個の構成要素でも
良いが、コントローラ36のソフトウェア及びハードウ
ェアの特徴によって提供されることが最も便利である。
メモリマネージャは、FIFO列を制御し、タグ付き画
像をFIFO列から排除する。メモリマネージャは、通
信ポート124と機能的に接続し、通信ポート124を
介して画像ファイルをダウンロードする際に、メモリ1
12ライタに信号を送ってタグを失効させる。メモリマ
ネージャもクロック170を有する。クロック170を
使って、メモリ112内の異なる電子画像に対する期限
切れを検出する。
【0089】図12を参照すると、「タグ172」は、
適切な制御システム34のソフトウェア及びハードウェ
アと協働して、メモリ112に記録された画像ファイル
の消去/上書きを防止する電子画像ファイル174の特
徴といえる。すなわち、タグ172は、個々の画像ファ
イルに関連する画像メタデータの一種であり、示された
機能を提供する。図示するファイルは、ヘッダ176
と、特定の画像に対するデータ178も有している。
【0090】APSフィルム等のフィルム18によれ
ば、撮影者は、各画像に対してプリント数を設定できる
選択権を有する。そのフィルム18をカメラ10から取
り出す場合に、プリント数が0に設定された、除外タブ
を有さない電子画像をFIFO列の先頭に移動できる。
この処理は、各ファイルに関連する日付を変更すれば実
行できる。これは、メモリ112からファイルを自動的
に消去する処理と同等の処理である。この処理によれ
ば、プリント数が0でない画像の上書きの順番が遅くな
る。
【0091】カメラ10は、関連するフィルム画像を伴
わない電子画像としてシーンを撮影することを最適に可
能にする。このように電子画像のみの場合、撮影時に自
動的にタグをつけることもできる。一旦撮影したら、こ
のように電子画像のみの画像も、タグ付きの他の画像と
同様の方法で処理する。
【0092】上書きされないように保存する電子画像の
数を動的にする 図1及び図6〜図12を参照すると、使用できるタグ付
き画像の数を固定せずに、動的に変えることで、現在装
填されているフィルム18及びメモリ112の容量を用
いて使用できるタグ付き画像の最大数を実現できる。例
えば、メモリ112が電子画像50枚分の容量を有し、
そのカメラにおいて使用できるフィルム18の最大露光
数が15,25又は40枚であるとすると、15枚撮影
できるフィルムを使用する場合には35枚の電子写真に
タグを付けることができる。25枚撮影できるフィルム
を使用する場合には25枚、40枚撮影できるフィルム
を使用する場合には10枚の電子写真に対して、それぞ
れタグを付けることができる。所望であれば、もちろ
ん、メモリの容量とフィルムフレーム数との差より小さ
い数のタグ付き画像を提供することもできる。
【0093】この方法で動作するために、カメラ10
は、フィルム18が装填されると、実行できる露光数を
検出する。最近では、こうした情報がバーコード等の形
式で記録されているフィルム18もある。APSフィル
ムを用いた場合、キャニスタ22bの端部にあるデータ
ディスク(図示せず)が円形バーコードの形式で、その
フィルム18上に露光できる枚数を示している。カメラ
10は、リーダ67を有する。リーダ67は、フィルム
18に記載された露光数を示す標識を読取って、この情
報をコントローラ36に伝えることができる。APSフ
ィルム18の場合、リーダ67は赤外線発光センサ対の
形状であるバーコードリーダでも良い。
【0094】APSカメラ10の中には、途中交換機能
(「MRC」、「MRI」という場合もある)を使用で
きるものもある。これらのカメラ10は、フィルム18
を用いて実行できる露光の数を検出し、さらに、既に露
光されたフィルムフレーム28の数も検出する。MRC
機能を有するカメラ10では、フィルム18のフィルム
フレーム28の総数ではなく、未露光のフィルムフレー
ム28の数に基づいて、使用可能なタグ付き電子画像の
数を決めることができる。あるいは、全て未露光である
フィルム18が装填された場合と同様の方法で、使用可
能なタグ付き電子画像の数を検出することもできる。現
在では、後者の方法が好適である。ユーザを混乱させる
可能性が少ないためである。本明細書では便宜上、使用
できるフィルムフレーム28を全て露光してからフィル
ム18を取り出す場合に限って説明する。
【0095】現在装填されているフィルム18によって
使用できるタグ付き画像の最大数を検出するためには、
カメラ10は、カメラメモリ112の容量を知らなくて
はならない。タグ付き画像として可能な最大数は、メモ
リ112の容量と現在装填されているフィルム18のフ
レーム28に対して使用できる容量との差に等しい。
【0096】メモリの容量は、カメラの総メモリの一部
として人為的に定めることができる。メモリ112を他
の構成要素と共用している場合には、この方法を採用す
る必要があるだろう。
【0097】メモリ112の容量は、分析のために、カ
メラが撮影した電子画像の各々を保持できる単位容量又
は再分割部に分けることができる。この分析によると、
電子画像に対する容量に換算した場合のメモリ容量の数
が分かる。カメラが撮影した電子画像の全てが、最初か
ら、又は標準化された圧縮処理の後において同じ大きさ
であれば、メモリの容量は、メモリの物理的な容量を電
子画像の単位容量で単純に除算することで算出される。
この計算は最初に行っても良いし、必要に応じてコント
ローラが行っても良い。
【0098】圧縮効果の差、その他の理由のために、カ
メラが保存する電子画像の大きさが必ずしも同じとは限
らない場合であっても、カメラは同じ計算を行うことが
できる。しかし、この計算は、標準サイズの電子画像に
基づいて行わなければならない。従って、処理を省くた
めに、標準サイズの電子画像を、これまでに撮影した画
像に基づいて推測するのではなく、事前に規定しておく
ことが好適である。整数換算した容量を検出するために
用いた分析的分割の残り分に相当する部分を使用すれ
ば、標準サイズより僅かに大きな画像が1〜2枚あった
場合にも対処できる程の多少の余裕を確保できる。ま
た、保存した画像の大きさが著しく異なる場合や、他の
理由でメモリを大きくしたい場合は、容量を1又は2個
のユニット分減らせば、この余裕を大きくできる。
【0099】メモリの容量を、カメラの総メモリに対す
る任意の一部である電子画像単位に換算した整数に設定
できる。この処理は、コントローラによって行うことが
でき、例えば、着脱可能な物理的メモリ112を、異な
る容量のメモリ構成要素と交換できる場合に、有益であ
る(メモリ112及びデジタルフィルム18は同じ構成
要素を共用できるが、これらは、保存された画像の性質
やこれらの画像が入力された使用目的に基づいて区別さ
れる。メモリ112に対して着脱可能な構成要素を使用
すると必要以上に複雑になるので、好適ではない。)。
【0100】タグ付き画像の数が、メモリの全容量を用
いた場合に使用できるであろう数より小さい数に設定さ
れている実施形態では、タグ付き画像の数は動的であ
る。タグ数と使用可能なフィルムフレームの数との合計
は一定に保たれる。この合計は、最大数のフィルムフレ
ームを有するフィルムを用いた場合に、そのカメラにお
いて使用できる最大のタグ数を表す。例えば、標準サイ
ズの電子画像を60枚分保存できる最大容量を有するカ
メラでは、タグとフィルムフレームとの合計を50に制
限できる。使用できるフィルムが15、25、40個の
フィルムフレームを有していれば、タグの最大数は35
である。15枚の露光ができるフィルムが装填されてい
れば、最大35個のタグが使用できる。25枚の露光が
できるフィルムが装填されていれば、最大25個のタグ
が使用できる。
【0101】図6に示す方法を参照して、第1のフィル
ム18をカメラ10に装填する(180)。第1のフィ
ルム18は、第1の数のフレーム28を露光できる。こ
の第1の数をリーダ67が検出し、コントローラに知ら
せる。続いて、コントローラは、上述のようにタグの数
を設定する(184)。
【0102】タグの数は、第1の数に対する予め定めら
れた端数である。上述の実施形態において、15枚の露
光ができるフィルム18を用いた場合にタグの数は35
であり、25枚の露光の場合は25であり、40枚の露
光の場合は10である。
【0103】複数の電子画像を撮影し(186)、カメ
ラ10のメモリ112に保存する(188)。ユーザが
個々のタグを1個以上の電子画像に選択的に割り当て
て、タグ付き画像を生成する。第1のフィルム18を取
り出し(192)、第2のフィルム18を装填する(1
94)。第2のフィルム18は、第2の数のフレーム2
8を露光できる。この第2の数をリーダ67が検出し
(196)、コントローラ36に知らせる。
【0104】次に、コントローラ36は、第1のフィル
ム18と同様の基準でタグ数を再設定する(198)。
従って、上書きが防止された画像の数は動的であり、現
在装填されているフィルム18と相関関係がある。
【0105】コントローラ36は、タグ付き画像の数を
総計する。この総計を、再設定後のタグ数と比較する。
タグ数がタグ付き画像の数より少ない場合は、警告を表
示する(200)。
【0106】カメラの使用中、コントローラ36が、新
たな電子画像を保存する前にタグ付き画像の数を検出す
ることで、その時のタグ付き画像の総計を管理すること
が便利である。また、所望であれば、メモリ112が一
杯になった後に新規の画像を保存する場合にのみ、新規
の画像の保存前にコントローラ36がタグ付き画像の総
計を求めることもできる。この方法は少しだけ複雑であ
るが、画像撮影の当初に必要な処理を軽減する。
【0107】警告は、任意の方法で行うことができる。
例えば、印を表示したり、カメラ10のスピーカ(図示
せず)を使って音声メッセージを出力したり、その両方
を行っても良い。警告は、ユーザが簡単に理解できるも
のが好適である。このため、単純な警告灯等は望ましく
ない。文字によるメッセージや簡単に理解できるアイコ
ン等の警告が好適である。警告印は、画像ディスプレイ
32又は情報ディスプレイ118の一方又は両方に表示
できる。図10に示す警告メッセージの一例は、このま
ま次の25枚の露光を行えば、タグ付き画像を上書きし
てしまうことを示している。このメッセージはダウンロ
ードを勧めており、ユーザに対して、ボタンを押して確
認画像を表示して画像を確認することや、タグを失効す
る等の必要に応じた選択権を与えている。さらに、この
メッセージは、ユーザがタグ付き画像の上書きに(「ハ
イ」ボタンを押すことによって)同意して処理を進める
ことができるようにもしている。新規の画像を撮影する
度に、タグ付き画像が上書きされて「25」という数が
減少する一方で、このメッセージが繰り返される。
【0108】警告を行う目的は、このままでは、以前に
撮影したタグ付き電子画像のタグが失効し、上書きさ
れ、新たに撮影した電子画像によってFIFOに基づい
て上書きされるであろうことを、ユーザに伝えることで
ある。警告メッセージは、新たなフィルム18を使って
撮影を続ける間に上書きされるであろうタグ付き画像の
数を示すことが好適である。こうすれば、ユーザは、直
面する問題を良く理解できるからである。
【0109】警告メッセージに対してユーザは、幾通り
かの方法で応じることができる。すなわち、ユーザは第
2のフィルム18を取り出し、第2のフィルム18の露
光数より少ない、好適には第1のフィルム18と同じ露
光数の、交換用フィルム18を装填することができる。
又は、警告が発せられた場合に、次のフィルム画像を撮
影する前に直ちに電子画像をダウンロードする方法もあ
る。また、ユーザが、カメラ10に保存された電子画像
を確認して、タグ付き画像の総数が現在のタグ数と一致
するようにタグを変更することもできる。より便利にす
るために、上述の警告が対話式であっても良い。この場
合、ユーザが、図10の画像編集ボタン144cを押す
と、図7〜図9に示すように画像が編集モードで表示さ
れる。各画像を一巡した後にユーザは、図8に示すユー
ザコントローラ144bを押して、画像中の1つのタグ
を失効させることができる。次にディスプレイは、露光
数が1少ない以外は図10に示す警告メッセージと類似
の警告メッセージを表示する。以後、新しいフィルムの
全画像に対して使用できるスペースが確保されるまで、
又は、ユーザがこれ以上はどのタグも外さずに処理を進
めることを(図10に示す「ハイ」ボタンを押す)決定
するまで、タグを外す度に上書きされるタグ付き画像の
数をカウントダウンしながら、この警告メッセージを繰
り返す。又は、ユーザが、シャッタリリース26を途中
まで押すか、「入力」ボタン(別個に図示せず)等の、
その機能を実現する他のボタン144を押すことによっ
て編集モードから出た場合にのみ、上書きされるタグ付
き画像の正確なカウント数を示すように修正された警告
メッセージを繰り返す。
【0110】警告メッセージに対応する他の方法とし
て、ユーザは、最も古いタグ付き画像のタグを失効する
ことに同意する。この対応は、ユーザが、図10に示す
ような特定のボタンを作動させることでも良く、新たな
画像を撮影する1つ以上の動作を行うことでも良い。こ
れらの動作を行ってユーザが同意を示すと、メモリ11
2モジュールに信号が送られる。これに応じてメモリ1
12ジュールは、最も古いタグ付き画像のタグを外す。
次に、新たに撮影した画像を保存する。この処理を、タ
グ付き画像の総数が現在のタグ数と一致するまで、新た
な画像を撮影する度に繰り返すことができる。
【0111】このようなタグ数の変更は、過剰なタグ付
き画像を、撮影日順でFIFO列の最後に加える効果が
ある。タグ無し画像の第1のFIFO列に続く、過剰な
タグ付き画像の第2のFIFO列と考えることができ
る。
【0112】先入れ先出し方式による上書きから除外さ
れた画像であることを示すメタデータを有する電子画像
のダウンロード 図1、図11及び図12を参照して、カメラ10及び方
法の特定の実施形態では、通信ポート124を介して電
子画像をダウンロードして、パソコン、ネットワークに
接続された装置又はデジタル装置等の画像形成手段12
6に取り込む。画像操作手段は、ダウンロードした画像
を視覚化するコンピュータモニタ202を含み、デジタ
ル編集、プリント、仕上げ処理等といったダウンロード
した画像を、何らかの方法で操作するために必要なソフ
トウェア及びハードウェアを含む。
【0113】この実施形態では、画像のダウンロードに
際して、タグ付き画像もタグ無し画像も含めた、カメラ
10内の全ての電子画像をダウンロードする。ダウンロ
ードした画像174は、FIFO方式による電子画像の
置き換え処理において上書きの対象外とされたタグ付き
画像であることを示すためにカメラ10内で使用された
タグ172を保持する。これらのタグ172は、画像操
作手段によって識別できる。また、当業者にとって周知
である適切なソフトウェアを用いて、電子画像と関連す
る他のメタデータと同様の方法で、それぞれの電子画像
と併せてユーザに表示できる。
【0114】図1に示すようなシステムは、カメラ10
と、パソコン等の画像形成手段126とを有する。画像
形成手段126は、通信ポート124に接続され、又
は、接続できる。このカメラ10は、ダウンロードのた
めに、コントローラ36が各々の画像ファイル174の
中にメタデータとしてタグ172を含む画像データを送
信する点において上述のカメラと異なる。図12は、ダ
ウンロードした画像を概略的に示す。この画像は、ヘッ
ダ176、データ178及びタグ172を有する。
【0115】ダウンロードした画像やタグを画像操作手
段が表示する方法は決定的なものではない。ダウンロー
ドした画像を、個別に表示しても良いし、グループで表
示しても良い。タグは、説明文又はアイコン等の印によ
って示すことができる。例えば、図11に示す4つのダ
ウンロードした画像204においては、「タグ」206
という文字を重ね書きすることで、それぞれの画像に付
けられたタグを示す。アイコンや他の印を用いても良
い。
【0116】どんな形状であれタグを用いれば、カメラ
10内で上書きから除外される画像がどれであるかを、
画像操作手段上で簡単に示すことができる。この情報
は、ユーザにとって有益である。なぜなら、カメラ10
内で上書きから除外された画像が分かるからである。ダ
ウンロードした画像がカメラ10内でタグが付けられた
画像であるという情報は、この画像がある時点において
重要だと考えられていたことを端的に表すことになる。
すなわち、ダウンロードした特定の画像がタグ無し画像
より重要であって、より注意深く扱いたいであろうこと
をユーザに示唆する。ユーザは、ダウンロードした画像
を構成、焼き付け又は他の処理を行うにあたって、この
情報を利用できる。これは複数の撮影者によって画像を
撮影する場合に、特に重要である。すなわち、どの撮影
者が画像をダウンロードしようとも、タグが付いた画像
は他の撮影者にとって重要な画像であることが分かり、
それらの画像を保存でき、又は、この情報に従ってって
処理できる。
【0117】この方法の利点は、これが非常に簡単な
「YES/NO」形式の決定であること、及び、容量制
限のために撮影中に既にユーザが行った決定を二次利用
していることである。この方法は組織的なスキームでは
ない。すなわち、上書きから保護されるか否かの2つの
区分のみであり、これらの区分によって画像内容を相違
させる必要は無い。撮影は、あわただしく混乱した状況
の中で行われる場合が多い。体系付けや分類を行う決定
に比べ、保存するか否かという簡単な決定はより簡単に
行うことができる。
【0118】現在装填されているフィルムの画像に対応
して、先入れ先出し方式による上書きから自動的に除外
された電子画像を有するカメラ及びその方法 図13〜図17を参照して、上述のカメラ及びその方法
を変形する場合、カメラメモリに保存された1サブセッ
トの電子画像を、先入れ先出し方式による上書きから自
動的に除外する。メモリ容量を越えた場合には、電子画
像の他のサブセットにおける画像をFIFOに基づいて
上書きする。このサブセットを定める特徴は、対応する
フィルム画像の有無にある。すなわち、電子画像のみの
画像を保持する一方で、容量が必要になった場合に、対
応するフィルム画像を有する電子画像を上書きすること
ができる。好適である実施形態においては、メモリに保
存された電子画像のうち、現在装填されているフィルム
の潜像に対応する電子画像をFIFOに基づく上書きか
ら自動的に除外する。メモリの許容量を超えた場合に
は、カメラに装填されているフィルムに対応するフィル
ム画像が収録されていない電子画像のサブセットをFI
FOに基づいて上書きする。このフィルムを取り出す際
には、対応する電子画像を撮影の日時順でFIFO列に
移動する。
【0119】ここでも「容量」という用語を、本明細書
の他の部分と同じ意味で用いている。特定のカメラのメ
モリの容量に対して、上記と同じ考察を行う。メモリの
容量が、予想されるフィルムに収録された各潜像に対応
する電子画像を保存するために十分な大きさであること
が好適である。APSフィルムの場合、予想されるフィ
ルムは15、25又は40個のフィルムフレームを有す
るので、40以上の電子画像を十分に保存できる容量を
有するメモリが好適である。予想されるフィルム画像の
最大数に応じた電子画像を保持するために必要な容量を
越える過剰容量を有することがより好適である。この場
合、フィルムの全画像に対する電子画像に加えて、電子
画像のみの画像も幾つか保存できるためである。
【0120】図17は、この変形されたカメラを示す。
このカメラは、上述のカメラと類似するが、不必要な特
徴を排除することで簡素化されている。例えば、タグセ
レクタを削除している。このカメラは、上述の特徴と上
記の変形の特徴とを併せ持つことができるが、タグと自
動除外の機能を同じカメラにおいて採用すると、ユーザ
を混乱させるため好適でない。
【0121】図17において、カメラ10は、フィルム
検出器又は信号化手段150を有する。これは、フィル
ムホルダ内にフィルム18があり、かつフィルムドア4
6が閉じている場合に、コントローラ36に信号を送
る。コントローラは、この信号を、以前フィルムホルダ
に装填されていたフィルムが取り出され、他のフィルム
が代わりに装填されたことを示す指標とする。又は、上
記の特徴に加えて、このカメラはリーダ67を有しても
良い。リーダ67は、最初のフィルムを読み出し、フィ
ルムが存在しないことを読み出し、次のフィルムがカメ
ラに装填されたことを読み出すことによって、同様の機
能を実現できる。
【0122】コントローラは、フィルムがカメラ内に装
填されている場合、カメラのメモリに保存された電子画
像を保持画像に分類する。一方、フィルムがカメラ内に
装填されていない場合、非保持画像に分類する。さら
に、装填されていたフィルムが取り出された場合、保持
画像を非保持画像に分類し直す。コントローラによっ
て、保持画像がFIFOに基づいて上書きされないよう
に保護し、非保持画像をFIFOに基づいて上書きさせ
る方法は決定的なものではない。コンピュータに使用さ
れた広範な書き込み防止スキームや、他のハードウェア
を用いることができる。例えば、保持画像と非保持画像
とを、メモリの異なる論理区分又は物理区分内において
異なる保護をかけて保持し、必要に応じてこれらの区分
間で交換することができる。保持画像を、上記と同様の
方法によって保護することが好適である。上述の説明と
異なる点は、ユーザが直接画像にタグを付けたり外した
りする権限を持たないので、このカメラはタグセレクタ
を具備しないことである。図8の画像ディスプレイ32
に示すように、「タグ」の有無を直接ユーザに示すこと
はできるが、この場合「タグ」という用語は解釈的でな
い。好適な方法を、図18及び図19に示す。これらの
図において、ユーザインターフェイスは、表示された電
子画像に対応するフィルムフレームを識別するメッセー
ジ210か、カメラに現在装填されている(装填されて
いる場合は)フィルムに対応するフィルムフレームが無
い電子画像であることを示す他のメッセージ212を有
する。
【0123】このカメラは、メモリ及びコントローラに
機能的に接続する通信ポートを有する。上述のように、
ネットワークに接続された装置又はローカル装置に接続
することで、この通信ポートを介して電子画像をダウン
ロードする。このカメラを、画像のダウンロードによっ
て全電子画像を非保持画像に変えるように構成すること
もできるが、簡単にするためには、電子画像をダウンロ
ードしても、メモリ内において保持画像又は非保持画像
とされている電子画像のステータスに影響させないこと
が好適である。
【0124】このカメラをさらに変形して、途中交換機
能を設けることもできる。全てを撮影し切っていないフ
ィルムを取り出して途中でフィルムを交換する場合、コ
ントローラは、上記と同様の方法によって、フィルムの
潜像に対応する電子画像にタグを付けることができる。
すなわち、上述のように、タグを用いてタグ付き電子画
像の上書きを防止する。このフィルムをカメラに再装填
する場合にタグを外し、あたかもフィルムが一度も取り
出されていないかのように、一度も取り出されていない
場合と同様の方法によってフィルムの潜像に対応する電
子画像を処理できる。これは、途中交換に際して、ユー
ザが、第1のフィルムから第2のフィルムに交換し、そ
の後、第1のフィルムを再装填することを前提とする。
これ以外の状況では、第1のフィルムが再装填された場
合に、カメラがそれを識別できなくてはならない。識別
番号を読取ることによってカメラ内のフィルムを識別す
ることは、当業者にとって周知であり、多様な方法のい
ずれを用いても良い。例えば、リーダ67を用いてフィ
ルム上の識別番号を読取ることができる。途中交換によ
ってタグを付けたが、その後、対応するフィルムを再装
填しない場合は、上述のように、所定の期間が経過した
後にそのタグを失効することが好適である。
【0125】コントローラによって、途中交換時に、フ
ィルムに収録された潜像に対応する電子画像の上書き防
止を中断することが好適である。次に、途中交換された
フィルムの潜像に対応する電子画像を、撮影日時順でF
IFO列に入れる。この方法は、タグを用いる方法より
簡単で混乱し難いうえ、途中交換も可能にする。同様
に、好適な他の方法は、カメラにおいて途中交換を行わ
ないことである。便宜上、本明細書における説明を、途
中交換を行わない実施形態に限定して行う。
【0126】カメラを、撮影動作毎に、フィルム画像と
それに対応する電子画像とを撮影するモードに限定する
ことはできるが、ユーザが2つのモードの間でカメラを
選択的に切り替えることが好適である。すなわち、フィ
ルム画像と電子画像の両方を撮影するモードと、電子画
像のみを撮影するモードである。図17に、この機能を
実現する2位置モードスイッチ208を示す。電子画像
のみの撮影モードにおいて撮影された画像は、対応する
潜像を有さず、直ちにFIFO列に加えられる。また、
フィルムに対応する画像が収録されている電子画像は、
フィルムを取り出す際にFIFO列に加えられる。多数
の列や複雑な列順番が考えられるが、簡単のために、F
IFO列にある全電子画像が撮影順の日付及び時間を有
することが好ましい。
【0127】又は、カメラに3つのモードを設けること
もできる。フィルム画像及び電子画像を撮影するモー
ド、電子画像のみを撮影するモード及びフィルム画像の
みを撮影して電子画像を撮影しないモードである。しか
し、この方法は好適ではない。このモードによれば、撮
影後に確認画像を見るという利点が無いためである。
【0128】図13〜図16は、図17に示す変形され
たカメラを用いた一連の画像の撮影における異なる4例
を略図式で示している。これらの例では、カメラのメモ
リは、均一サイズの電子画像を7枚保持できる容量を有
するものと規定し、フィルムは5枚の潜像を有するもの
と規定する。これらの数は説明のために決めたものであ
り、これに制限されるものではない。
【0129】図13を参照すると、「a」として示され
る第1の段階では、4枚のシーン画像をカメラで撮影す
る。これらの画像は画像ペアとして、フィルム潜像21
4と、これに対応してメモリに保存された電子画像21
6とを有する。図13の「b」段階では、電子画像及び
フィルム画像として、さらに画像を撮影する。「c」段
階では、フィルムを取り出し、第2のフィルムを装填す
る。これによって、これまでに撮影した5枚の潜像を取
り出すことになるが、これらに対応する5枚の電子画像
は残っている。続いて、第2のフィルムに、電子画像と
潜像とのペアとして6番目のシーン画像を撮影する。
「d」段階では、電子画像及びそれに対応するフィルム
画像として、さらに画像を撮影する。これまでの撮影に
よってカメラのメモリの容量が一杯となる。この結果、
「e」段階では、新たな画像を潜像及びこれに対応する
電子画像として撮影すると、最も以前に撮影され、メモ
リに保存されていた電子画像が最後に撮影した電子画像
と潜像画像の対の電子画像によって置き換えられる。図
では、以前撮った画像が存在しないことを、参照番号2
18の×として示す。この処理を、最後の段階である
「f」段階において繰り返す。
【0130】図14を参照すると、「a」段階では、4
枚の潜像とそれらに対応する電子画像とが最初に表示さ
れる。続いて、対応する潜像画像が無い電子画像が撮影
される。「b」段階でも、さらに、対応する潜像が無い
電子画像が撮影される。「c」段階では、新たな画像ペ
アが撮影される。これまでの撮影によって、フィルムの
容量が一杯になる。また、メモリの容量も電子画像で一
杯となる。従って、次の「d」段階において、他の画像
を潜像と電子画像との対として撮影すると、最も以前に
撮影してメモリに保存していた電子画像が置き換えられ
る。この処理を「e」段階でも繰り返す。「f」段階で
は、対応する潜像が無い電子画像のみを撮影すると、こ
の時点で最も以前に撮影してメモリに保存されていた電
子画像が置き換えられる。
【0131】図15では、「a」段階では、第1の画像
ペア、電子画像のみ、2組の画像ペア、2枚の電子画像
のみ、別の画像ペアが次々に撮影される。この段階で
は、フィルムには4枚の潜像が収録されているが、メモ
リには7枚の電子画像が保存されて容量が一杯になって
いる。「b」段階では、さらに1枚電子画像のみ撮影す
る。ここで置き換えられる電子画像は、カメラ内に対応
する潜像を有さない最も以前に撮影された電子画像であ
る。「c」段階では、さらに1つの画像ペアを撮影し、
カメラ内に対応する画像を有さない最も以前に撮影され
た電子画像が置き換えられる。これによって、フィルム
は5枚の潜像を収録して一杯になった。「d」段階で
は、第1のフィルムを取り出して第2のフィルムを装填
し、さらに1つの画像ペアを撮影する。ここで置き換え
られる電子画像は、カメラ内に対応する潜像を有さない
最も以前に撮影された電子画像である。フィルムを取り
替えることで、最後に撮った電子画像以外の全電子画像
について、対応する潜像がなくなる。「e」段階では、
さらに1枚電子画像のみ撮影し、メモリに保存された最
も以前に撮影された電子画像が置き換えられる。この処
理を繰り返して、「f」段階においてさらに1つの画像
ペアを撮影する。
【0132】図16では、「a」段階では、7枚の電子
画像がメモリに保存されており、そのうちの3枚はフィ
ルムに対応する潜像が収録されている。「b」段階で
は、さらに1枚の電子画像を撮影し、最も以前に撮影し
た電子画像を置き換える。「c」段階でもこの処理を繰
り返す。「d」及び「e」段階では、さらに2つの画像
ペアを撮影し、最も以前に撮影した画像から2つの電子
画像を置き換える。「f」段階では、一杯になったフィ
ルムを第2のフィルムと交換して、新たな画像ペアを撮
影する。
【0133】本発明のその他の特徴 1.電子画像を管理する方法であって、第1の複数の電
子画像をカメラに取り込む工程と、前記第1の複数の電
子画像で前記カメラ内のメモリを満たす工程と、前期メ
モリを満たす工程に続いて、第2の複数の電子画像を前
記カメラ内に取り込む工程と、タグを有するタグ付き画
像とタグを有さないタグ無し画像とを定めるために、1
つ以上の前記電子画像に個々のタグを選択的に割り当て
る工程と、前記第2の複数の電子画像の取り込み工程中
に、前記メモリ内の前記タグ無し画像を先入れ先出し方
式に基づいて置き換える工程と、前記置き換え工程中
に、前記メモリ内の前記タグ付き画像を保持する工程
と、前記タグ付き電子画像と前記タグ無し電子画像とを
一緒にダウンロードして、1組のダウンロードした画像
を前記カメラの外部に提供する工程と、前記タグ付き電
子画像に対応する前記ダウンロードした画像に前記タグ
を保持する工程と、を含む電子画像を管理する方法。
【0134】2.上記1の方法において、前記1組のダ
ウンロードした画像をコンピュータモニタに表示し、前
記タグを有する前記ダウンロードした画像を識別する工
程をさらに有する方法。
【0135】3.上記1の方法において、前記ダウンロ
ードの前に、1つ以上の前記タグを選択的に失効させ、
当該失効により前記タグ付き画像をタグ無し画像に再設
定する工程をさらに有する方法。
【0136】4.上記1の方法において、前記電子画像
の取り込み工程中、当該電子画像に対応する第1及び第
2の複数の潜像を写真用フィルムに取り込む工程をさら
に有する方法。
【0137】5.上記4の方法において、写真用フィル
ム上の前記第1及び第2の複数の潜像はそれぞれ第1及
び第2フィルムユニット内にあって、前記第1の複数の
潜像の取り込み工程の前に前記第1のフィルムユニット
を前記カメラに装填する工程と、前記第1のフィルムユ
ニットを取り出す工程と、前記取り出し工程に続く前記
第2の複数の潜像の取り込み工程の前に、前記第2のフ
ィルムユニットを装填する工程を含む方法。
【0138】6.上記1の方法において、前記ダウンロ
ードに応じて、前記メモリ内の前記タグ付き画像の前記
タグを失効させ、前記タグの失効により前記タグ付き画
像をタグ無し画像として再設定する工程をさらに有する
方法。
【0139】7.カメラ内の電子画像を管理する方法で
あって、第1の複数の電子画像に見合った保存容量を有
する前記カメラ内のメモリに前記第1の複数の電子画像
を順次保存する工程と、前記保存工程に続いて、第2の
複数の電子画像を前記カメラに順次取り込む肯定と、タ
グを有するタグ付き画像とタグを有さないタグ無し画像
とを定めるために、1つ以上の前記電子画像に個別のタ
グを選択的に割り当てる工程と、前記第2の複数の電子
画像の取り込み工程中に、前記メモリ内の前記タグ無し
画像の中の最も古いタグ無し画像を順次置き換える工程
と、前記置き換え工程中に、前記メモリ内の前記タグ付
き画像を保持する工程と、前記取り込み工程とは独立し
て1つ以上の前記タグを失効して、前記失効により前記
タグ付き画像をタグ無し画像に再設定する工程と、前記
タグ付き電子画像と前記タグ無し電子画像とを一緒にダ
ウンロードして、1組のダウンロードした画像を前記カ
メラの外部に提供する工程と、前記タグ付き電子画像に
対応する前記ダウンロードした画像に前記タグを保持す
る工程と、を有する電子画像を管理する方法。
【0140】8.上記7の方法において、前記1組のダ
ウンロードした画像をコンピュータモニタに表示し、前
記タグを有する前記ダウンロードした画像を識別する工
程をさらに有する方法。
【0141】9.上記7の方法において、前記電子画像
の取り込み工程中、当該電子画像に対応する第1及び第
2の複数の潜像を写真用フィルムに取り込む工程をさら
に有する方法。
【0142】10.写真用フィルムユニットと共に使用
するハイブリッド電子フィルムカメラであって、筐体
と、前記筐体内に設けられ、一連の電子画像を取り込む
電子撮影ユニットと、前記筐体内において前記電子撮影
ユニットと機能的な関係をもって設けられ、前記電子画
像を保存し、所定の保存容量を有するメモリと、前記筐
体上に設けられ、タグを有する前記画像をタグ付き画像
として定めるために、前記メモリ内の前記電子画像から
選択された電子画像に電子タグを選択的につけ、タグを
有さない画像をタグ無し画像として定めるために、前記
タグの各々を選択的に外すタグセレクタと、前記メモリ
及び前記タグセレクタと機能的に接続し、前記タグ付き
画像の置き換えを防止し、前記一連の電子画像が前記保
存容量を超えた場合に、前記メモリ内の前記タグ無し画
像を先入れ先出し方式によって置き換えるメモリマネー
ジャと、前記メモリに機能的に接続し、前記メモリ内の
前記全タグ付き画像と前記全タグ無し画像とを一緒にダ
ウンロードするために選択的に使用できる通信ポート
と、を有するハイブリッド電子フィルムカメラ。
【0143】11.上記10のカメラにおいて、前記筐
体内に設けられ、前記電子画像に対応する複数の潜像を
選択的に取り込むことができるフィルム撮影ユニットを
さらに有するカメラ。
【0144】12.写真用システムであって、カメラを
有し、前記カメラは、筐体と、前記筐体内に設けられ、
一連の電子画像を取り込む電子撮影ユニットと、前記筐
体内において前記電子撮影ユニットと機能的な関係をも
って設けられ、前記電子画像を保存し、所定の保存容量
を有するメモリと、前記筐体上に設けられ、タグを有す
る前記画像をタグ付き画像として定めるために、前記メ
モリ内の前記電子画像から選択された電子画像に電子タ
グを選択的につけ、タグを有さない画像をタグ無し画像
として定めるために、前記タグの各々を選択的に外すタ
グセレクタと、前記メモリ及び前記タグセレクタと機能
的に接続し、前記タグ付き画像の置き換えを防止し、前
記一連の電子画像が前記保存容量を超えた場合に、前記
メモリ内の前記タグ無し画像を先入れ先出し方式によっ
て置き換えるメモリマネージャと、前記メモリに機能的
に接続し、前記メモリ内の前記全タグ付き画像と前記全
タグ無し画像とを一緒にダウンロードするために選択的
に使用できる通信ポートと、前記タグ付き及びタグ無し
画像の前記ダウンロードを受信するために機能的に接続
され、前記画像及び前記タグの印を表示するモニタを有
する画像操作手段と、を有する写真用システム。
【0145】13.上記12のシステムにおいて、前記
筐体内に設けられ、前記電子画像に対応する複数の潜像
を選択的に取り込むことができるフィルム撮影ユニット
をさらに有する写真システム。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるカメラ及びシステムを示す図
である。
【図2】 本発明の実施の形態におけるカメラを示す概
略図である。
【図3】 図2のカメラの斜視図である。
【図4】 図2のカメラの分解斜視図である。
【図5】 先入れ先出し方式による電子画像の上書き対
象から画像を選択的に除外するための方法を示す図であ
る。(図では、X軸に沿って左から右に時間を示す。各
区切りは任意であり、それぞれのステップは図の右側を
切断して示す。方法の各ステップは、指示された時間ブ
ロック内で行うが、必ずしも全ブロック時間に対してで
なくても良い。)
【図6】 上書きを防止された状態で保存される電子画
像の動的な数を維持する方法のフローチャートである。
【図7】 1つ以上のタグが使用できる本発明の他の実
施形態におけるカメラの背平面図であって、タグ無し確
認画像を示す背平面図である。
【図8】 タグ付き画像を示す背平面図である。
【図9】 使用できるタグが無い場合のタグ無し画像を
示す背平面図である。
【図10】 ダウンロード及びタグ外しを行わずに画像
撮影を続行した場合に、タグ付き画像が上書きされる旨
の警告を表示する背平面図である。
【図11】 2枚のタグ付き画像を含むダウンロードさ
れた4枚の画像を示すコンピュータのモニタの前面図で
ある。
【図12】 図1のカメラ内の電子画像と共に、図11
のダウンロードされた複数の画像の1枚を示す図であ
る。
【図13】 本発明に係る変形型カメラ及びその方法に
ついて置き換え順を示す図である。(異なる順に撮影し
た場合の置き換え順を示す。「a」〜「f」には、撮影
順に従ってってカメラに取り込まれた撮影済み画像を示
す。フィルム画像は実線の四角で示し、電子画像は破線
の四角で示す。上下に隣接するフィルム画像と電子画像
は、同じシーン画像に対応する。「×」は置き換えられ
た電子画像を示す。電子画像の下の空間は、対応するフ
ィルム画像がカメラ内に無いことを示す。)
【図14】 図13と異なる順に撮影した場合の置き換
え順を示す図である。
【図15】 図13及び図14と異なる順に撮影した場
合の置き換え順を示す図である。
【図16】 図13、図14及び図15と異なる順に撮
影した場合の置き換え順を示す図である。
【図17】 図13〜図16の実施の形態におけるカメ
ラを示す概略図である。
【図18】 画像ディスプレイ上の保持画像を示すカメ
ラの背平面である。
【図19】 画像ディスプレイ上の非保持画面を示す図
である。
【符号の説明】
10 カメラ、12 撮影システム、14 保存画像撮
影ユニット、16 電子画像撮影ユニット、18,18
a フィルム、20 媒体、20a 写真用フィルムス
トリップ、22 支持構造、22a スプール、22b
キャニスタ、24 筐体、26 シャッタリリース、
28 フィルムフレーム、30 電子アレイ画像形成手
段、32 画像ディスプレイ、34 制御システム、3
6 コントローラ、38 デジタル信号プロセッサ、4
0 前面カバー、42 背面カバー、44 シャーシ、
46 フィルムドア、48 フラッシュユニット、50
撮影レンズ、51 主電源スイッチ、52 フィルムホ
ルダ、53 電源、54,56 フィルムチェンバ、5
8 露光フレーム、60 フィルムロール、62開口
部、64 フィルム送り機構、66 電気モータ、67
リーダ、68フィルムロールスプール、70 データ
レコーダ、72 フィルム加圧プラテン、74 画像形
成ドライバ、76 光学システム、78 光学的ビュー
ファインダ、80 第1のパス、82 第2のパス、8
4 組合せレンズユニット、86画像形成手段レンズユ
ニット、88 ビューファインダレンズユニット、90
部分透過ミラー、92 全反射ミラー、94 ズームド
ライバ、96 レンジファインダ、98 センサ、10
0 焦点ドライバ、102 フィルムシャッタ、104
画像形成手段シャッタ、106 絞り板、108 画
像形成手段ディスプレイドライバ、110 信号ライ
ン、112 メモリ、114 A/Dコンバータ、11
6 センサ、118 情報ディスプレイ、120 パー
フォレーション、124 通信ポート、126 画像形
成手段、132 画像形成絞りドライバ、134,13
6 フィルム及び画像形成手段シャッタドライバ、13
7フラッシュ回路、138 情報ディスプレイドライ
バ、140 ユーザインターフェイス、142 ズーム
イン/アウト・トグル、144 ユーザコントローラ、
146 周囲光検出器、148 周囲光検出器ドライ
バ、150 フィルム検出器、152 確認ボタン、1
66 タグセレクタ、168 印、170 クロック、
172 タグ、174 電子画像ファイル、176 ヘ
ッダ、178 データ、202 モニタ、204 ダウ
ンロードされた画像、206 重ね書きされたタグ、2
08 2位置モードスイッチ、210 メッセージ、2
12 メッセージ、214 フィルム潜像、216 電
子画像、218 参照番号の×。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 5/91 J (72)発明者 ステファン ジー マロイ デソルメオク ス アメリカ合衆国 ニューヨーク ロチェス ター バトル グリーン ドライブ 33 Fターム(参考) 2H104 AA18 5C022 AA13 AC00 AC12 AC18 AC69 5C052 GA02 GA03 GA07 GA09 GB01 GB09 GC05 GE05 5C053 FA08 FA27 GA11 GB06 GB40 HA22 HA30 JA24 LA01 LA06 LA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子画像を管理する方法であって、 第1の複数の電子画像をカメラに取り込む工程と、 前記第1の複数の電子画像で前記カメラ内のメモリを満
    たす工程と、 前期メモリを満たす工程に続いて、第2の複数の電子画
    像を前記カメラ内に取り込む工程と、 タグを有するタグ付き画像とタグを有さないタグ無し画
    像とを定めるために、1つ以上の前記電子画像に個々の
    タグを選択的に割り当てる工程と、 前記第2の複数の電子画像の取り込み工程中に、前記メ
    モリ内の前記タグ無し画像を先入れ先出し方式に基づい
    て置き換える工程と、 前記置き換え工程中に、前記メモリ内の前記タグ付き画
    像を保持する工程と、 前記タグ付き電子画像と前記タグ無し電子画像とを一緒
    にダウンロードして、1組のダウンロードした画像を前
    記カメラの外部に提供する工程と、 前記タグ付き電子画像に対応する前記ダウンロードした
    画像に前記タグを保持する工程と、を含む電子画像を管
    理する方法。
  2. 【請求項2】 写真用フィルムユニットと共に使用する
    ハイブリッド電子フィルムカメラであって、 筐体と、 前記筐体内に設けられ、一連の電子画像を取り込む電子
    撮影ユニットと、 前記筐体内において前記電子撮影ユニットと機能的な関
    係をもって設けられ、前記電子画像を保存し、所定の保
    存容量を有するメモリと、 前記筐体上に設けられ、タグを有する前記画像をタグ付
    き画像として定めるために、前記メモリ内の前記電子画
    像から選択された電子画像に電子タグを選択的につけ、
    タグを有さない画像をタグ無し画像として定めるため
    に、前記タグの各々を選択的に外すタグセレクタと、 前記メモリ及び前記タグセレクタと機能的に接続し、前
    記タグ付き画像の置き換えを防止し、前記一連の電子画
    像が前記保存容量を超えた場合に、前記メモリ内の前記
    タグ無し画像を先入れ先出し方式によって置き換えるメ
    モリマネージャと、 前記メモリに機能的に接続し、前記メモリ内の前記全タ
    グ付き画像と前記全タグ無し画像とを一緒にダウンロー
    ドするために選択的に使用できる通信ポートと、を有す
    るハイブリッド電子フィルムカメラ。
  3. 【請求項3】 写真用システムであって、カメラを有
    し、 前記カメラは、 筐体と、 前記筐体内に設けられ、一連の電子画像を取り込む電子
    撮影ユニットと、 前記筐体内において前記電子撮影ユニットと機能的な関
    係をもって設けられ、前記電子画像を保存し、所定の保
    存容量を有するメモリと、 前記筐体上に設けられ、タグを有する前記画像をタグ付
    き画像として定めるために、前記メモリ内の前記電子画
    像から選択された電子画像に電子タグを選択的につけ、
    タグを有さない画像をタグ無し画像として定めるため
    に、前記タグの各々を選択的に外すタグセレクタと、 前記メモリ及び前記タグセレクタと機能的に接続し、前
    記タグ付き画像の置き換えを防止し、前記一連の電子画
    像が前記保存容量を超えた場合に、前記メモリ内の前記
    タグ無し画像を先入れ先出し方式によって置き換えるメ
    モリマネージャと、 前記メモリに機能的に接続し、前記メモリ内の前記全タ
    グ付き画像と前記全タグ無し画像とを一緒にダウンロー
    ドするために選択的に使用できる通信ポートと、 前記タグ付き及びタグ無し画像の前記ダウンロードを受
    信するために機能的に接続され、前記画像及び前記タグ
    の印を表示するモニタを有する画像操作手段と、を有す
    る写真用システム。
JP2002250262A 2001-09-04 2002-08-29 先入れ先出し方式による上書きから保護された画像であることを識別するメタデータを有する電子画像をダウンロードするカメラ及びその方法 Pending JP2003179848A (ja)

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