JP2003179714A - 画像読み取り装置及びその制御方法 - Google Patents

画像読み取り装置及びその制御方法

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JP2003179714A JP2002341350A JP2002341350A JP2003179714A JP 2003179714 A JP2003179714 A JP 2003179714A JP 2002341350 A JP2002341350 A JP 2002341350A JP 2002341350 A JP2002341350 A JP 2002341350A JP 2003179714 A JP2003179714 A JP 2003179714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読み取りに関する操作を円滑、容易にす
る。 【解決手段】 画像読み取り装置1をスキャナとして用
いる場合は、画像領域を指定し、画像モードに関する各
パラメータを入力して、画像データの出力先となるコン
ピュータ及びそのディレクトリを指定し、スキャンす
る。その際、ファイル名は自動的に生成され、接頭語
「IMG」の後にスキャンした順番にシリアル番号がつ
けられ、最後に拡張子「.raw」が付けられる。スキ
ャンした画像データは、上記コンピュータにパケット単
位で不連続に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像を読み取り、読
み取った画像データを、必要に応じて画像処理装置で処
理してからホストコンピュータ等に送出する画像読み取
り装置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、読み取った画像をコンピュータに
送出する画像読み取り装置(イメージスキャナ)は、通
常1台のコンピュータと接続され、該コンピュータから
の指示に基づいて動作していた。また、画像読み取り装
置自体もコンピュータの近辺に配置されていた。この理
由は、コンピュータと画像読み取り装置とを接続するイ
ンターフェースとして通常用いられているSCSI(S
mall Computer System Inte
rface)ではケーブル長を余り長くできないこと、
及び、画像読み取り装置に原稿をセットする必要がある
一方、その操作はコンピュータ側で行うので、両者の物
理的距離が離れていると操作がやりにくくなることによ
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の構成で
は、複数の操作者が画像読み取り装置に接続されたコン
ピュータを使いたい場合、非常に不便である。例えば、
そのコンピュータが別の作業に用いられている場合に
は、画像読み取りが行えず、逆に画像読み取りを優先し
て行いたい場合には、他の作業に使えず、結局当該コン
ピュータは画像読み取り装置の専用コンピュータになっ
てしまう。従って複数人が同時に当該画像読み取り装置
に接続されたコンピュータを使用することは困難であっ
た。さらに、そのコンピュータに取り込んだ画像を自分
のコンピュータまで移動する場合にも手間を生じる。
【0004】上記のような問題は、コンピュータと画像
読み取り装置とを接続するインターフェースとして、イ
ーサネット(登録商標)等のネットワークを用いること
により解決できる。即ちネットワーク接続された自分の
コンピュータ若しくは空いている他のコンピュータを用
いて読み取り作業ができる。しかし、一方、ネットワー
ク接続して両者の物理的距離を著しく大きくすることに
より、別の問題が生じる。例えばビルの2階のコンピュ
ータから5階の画像読み取り装置を使う場合を想定する
と、画像読み取り装置への原稿のセット及びコンピュー
タ側による操作を共に円滑、迅速に行うことが困難であ
るという問題が生じる。即ち、原稿を5階の画像読み取
り装置にセットしに行った後、2階のコンピュータ側で
操作を行い、操作終了後、5階に原稿を取りに戻る必要
を生じ、煩雑である。
【0005】この問題は、特に画像読み取り装置が複写
機の付加機能として実現されている場合に一層深刻にな
る。例えば、そのような装置が複写機として頻繁に使わ
れている場合に、セットした原稿を長時間置いたままに
していると、その間、複写機として使えなかったり、或
いは複写機を用いる他人に原稿を取り除かれたりするお
それがある。
【0006】このように従来の画像読み取り装置または
画像読み取りシステムにおいては、画像読み取り作業お
よび画像データの出力等の操作を物理的に離れた別の場
所において行う場合の作業性を考慮していないため、コ
ンピュータとネットワーク接続された画像読み取り装置
の操作が煩雑であるという問題があった。
【0007】さらに複写機等の付加機能を併有する場合
の、該付加機能との併用の利便性が考慮されていないた
め、外部装置(コンピュータ)または画像読み取り装置
による、画像読み取り装置の機能の有効活用を充分に図
れないという問題があった。
【0008】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、画像読み取りに関する操作
を円滑、容易にすることができる画像読み取り装置及び
その制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の画像読み取り装置は、複数の外部
装置を接続可能なネットワークに接続する接続手段を備
えた画像読み取り装置において、画像を読み取り画像デ
ータとして入力する画像読み取り手段と、前記入力され
た画像データの出力先の外部装置を前記複数の外部装置
の中から指定する出力先指定手段と、前記入力された画
像データを出力するように指示する出力指示手段と、前
記入力された画像データのファイル名を自動的に設定す
る設定手段と、前記出力指示手段による指示に応じて、
前記画像読み取り手段により入力され前記設定手段によ
りファイル名が設定された画像データを、該ファイル名
と共に前記出力先指定手段により指定された外部装置に
出力する出力手段とを有することを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するために本発明の請求項
7の画像読み取り装置は、複数の外部装置を接続可能な
ネットワークに接続する接続手段を備えた画像読み取り
装置において、原稿画像をカラー画像として読み取るか
白黒画像として読み取るかを指定する画像タイプ指定手
段と、前記画像タイプ指定手段による指定に基づき原稿
画像を読み取り画像データとして入力する画像読み取り
手段と、前記入力された画像データの出力先の外部装置
を前記複数の外部装置の中から指定する出力先指定手段
と、前記入力された画像データを出力するように指示す
る出力指示手段と、前記出力指示手段による指示に応じ
て、前記画像読み取り手段により入力された画像データ
を前記出力先指定手段により指定された外部装置に出力
する出力手段とを有することを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために本発明の請求項
12の画像読み取り装置は、複数の外部装置を接続可能
なネットワークに接続する接続手段を備えた画像読み取
り装置において、画像を読み取り画像データとして入力
する画像読み取り手段と、前記接続手段を介して前記ネ
ットワーク上に現在接続されている外部装置を調査し、
該調査に基づき外部装置の一覧を表示する表示手段と、
前記表示手段により表示された外部装置の一覧の中から
一つの外部装置を選択する選択手段と、前記選択手段に
より選択された外部装置に前記画像読み取り手段により
入力された画像データを出力する出力手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するために本発明の請求項
15の画像読み取り装置は、複数の外部装置を接続可能
なネットワークに接続する接続手段を備えた画像読み取
り装置において、画像を読み取り画像データとして入力
する画像読み取り手段と、前記接続手段を介さずに前記
画像読み取り手段からの画像データを入力し保持可能な
メモリ手段と、前記入力された画像データのファイル名
を自動的に設定する設定手段と、前記設定手段により設
定されたファイル名に基づき、前記メモリ手段に保持さ
れている画像データを前記接続手段を介して前記外部装
置に転送する転送手段とを有することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するために本発明の請求項
21の画像読み取り装置の制御方法は、複数の外部装置
を接続可能なネットワークに接続する接続手段を備えた
画像読み取り装置の制御方法であって、画像を読み取り
画像データとして入力する工程と、前記入力された画像
データの出力先の外部装置を前記複数の外部装置の中か
ら指定する工程と、前記入力された画像データを出力す
るように指示する工程と、前記入力された画像データの
ファイル名を自動的に設定する工程と、前記指示に応じ
て、前記入力されファイル名が設定された画像データ
を、該ファイル名と共に前記指定された外部装置に出力
する工程とを有することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するために本発明の請求項
22の画像読み取り装置の制御方法は、複数の外部装置
を接続可能なネットワークに接続する接続手段を備えた
画像読み取り装置の制御方法であって、原稿画像をカラ
ー画像として読み取るか白黒画像として読み取るかを指
定する工程と、前記指定に基づき原稿画像を読み取り画
像データとして入力する工程と、前記入力された画像デ
ータの出力先の外部装置を前記複数の外部装置の中から
指定する工程と、前記入力された画像データを出力する
よう指示する工程と、前記出力の指示に応じて、前記入
力された画像データを前記指定された外部装置に出力す
る工程とを有することを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するために本発明の請求項
23の画像読み取り装置の制御方法は、複数の外部装置
を接続可能なネットワークに接続する接続手段を備えた
画像読み取り装置の制御方法であって、画像を読み取り
画像データとして入力する工程と、前記接続手段を介し
て前記ネットワーク上に現在接続されている外部装置を
調査し、該調査に基づき外部装置の一覧を表示する工程
と、前記表示された外部装置の一覧の中から一つの外部
装置を選択する工程と、前記選択された外部装置に前記
入力された画像データを出力する工程とを有することを
特徴とする。
【0016】上記目的を達成するために本発明の請求項
24の画像読み取り装置の制御方法は、複数の外部装置
を接続可能なネットワークに接続する接続手段を備えた
画像読み取り装置の制御方法であって、画像を読み取り
画像データとして入力する工程と、前記接続手段を介さ
ずに前記入力された画像データを入力し保持可能なメモ
リ手段に、前記入力された画像データを保持させる工程
と、前記入力された画像データのファイル名を自動的に
設定する工程と、前記設定されたファイル名に基づき、
前記メモリ手段に保持されている画像データを前記接続
手段を介して前記外部装置に転送する工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の画像読み取り装
置及び画像読み取りシステムの実施の形態を説明する。
【0018】(実施の第1形態)まず、本発明の実施の
第1形態を説明する。
【0019】図2は、本発明の実施の第1形態に係る画
像読み取りシステムを示す全体図である。画像読み取り
装置1は、複写機としての機能の他に、スキャナとして
の機能とプリンタとしての機能とを持つ複合機であり、
以下単に「複写機1」という。複写機1は他のコンピュ
ータとネットワーク3で接続されている。本実施の形態
の場合、このネットワーク3はイーサネット(登録商
標)で構成されている。複数のコンピュータをネットワ
ーク接続するものであれば、他のインタフェースで構成
されていても良い。このネットワーク3には複写機1の
他に複数台のコンピュータ2A〜2Eが接続される。こ
のネットワーク3はローカルエリアネットワークであ
り、あるフロアやビル内のコンピュータを相互に接続す
るのに使われ、例えば図2の上半分に示すビルの4階の
コンピュータと、下半分に示すビルの3階のコンピュー
タ及び複写機1とを接続するのに用いられる。
【0020】このようなネットワーク接続の場合、ネッ
トワーク上の各装置は固有のID番号またはシステム名
を持っている。このID番号またはシステム名により自
分と相手を識別することができる。ただし、本実施の形
態では説明を簡単にするために、システム名により各装
置を識別するものとして説明する。例えばコンピュータ
2Aはシステム名がAであり、コンピュータ2Bはシス
テム名がBであるとする。
【0021】本画像読み取りシステムにおいて、複写機
1を複写機として用いる場合には、操作者は原稿を持っ
て複写機1のところに行き、複写作業を行い、原稿と複
写結果を持って戻る。一方、複写機1をプリンタとして
用いる場合には、操作者は自分のコンピュータからネッ
トワーク3経由で複写機1にプリント用データを送り、
複写機1でプリントされたプリント結果を取りに行く。
一方、複写機1をスキャナとして用いる場合には、操作
者は原稿を持って複写機1のところに行き、複写機1の
操作部を用いて、スキャナ作業を行い、スキャンしたデ
ータを自分のコンピュータに送り、原稿を持って戻ると
ともに、自分のコンピュータにてスキャンデータを使用
する。
【0022】図3は本発明の実施の第1形態に係る複写
機1のブロック図である。複写機1を複写機として用い
る場合には、不図示の原稿台上に置かれた原稿をスキャ
ナ部12で読み取って電気信号に変え、セレクタ13を
経由して画像処理部14で様々なデジタル画像処理を行
い、プリンタ部15で画像を形成する。
【0023】一方、複写機1をプリンタとして用いる場
合には、コンピュータ2A等から送られてきた画像デー
タは外部通信回路4、CPUバス8を経由して、制御部
5の制御により画像メモリ9にラスタ画像として展開さ
れる。次にプリンタ部15に起動がかけられ、画像メモ
リ9から読み出された画像データ11はセレクタ13、
画像処理部14を経由してプリンタ部15に送られ画像
形成が行われる。
【0024】一方、複写機1をスキャナとして用いる場
合には、不図示の原稿台上に置かれた原稿をスキャナ部
12で読み取って電気信号に変え、セレクタ13を経由
して画像処理部14で様々なデジタル画像処理を行い、
画像処理された画像データ16は画像メモリ9にラスタ
画像として書き込まれる。次に画像メモリ9から読み出
された画像データは、CPUバス8、外部通信回路4を
経由して、制御部5の制御によりコンピュータ2A等に
送出される。
【0025】アドレス発生部10は、不図示の画像同期
信号をもとに、プリント時に画像データ11を読み出す
場合と、スキャン時に画像データ16を書き込む場合の
画像メモリ9上のアドレスを発生する。
【0026】操作部6は、後述するように操作者により
種々の操作を行うためのものであり、デジタイザ17は
後述するように原稿上の領域を指定するためのものであ
る。
【0027】図4は本実施の形態の画像読み取り装置の
操作部6とデジタイザ17の外観図である。本図は複写
機1のスキャナ部を上から見た図であり、原稿圧板を閉
めた状態を示す。手前に操作部6が配置され、原稿圧板
上にデジタイザ17が配置される。操作部6は大型の液
晶表示部22の他に、テンキー類23、コピースタート
キー24、スキャンキーやエリア指定キー等を含む各種
ファンクションキー21等から構成されている。液晶表
示部22には任意の文字を表示することができ、ここに
種々のメッセージが表示され、対話的な操作が可能とな
る。
【0028】一方、デジタイザ17は、デジタル複写機
でよく使われている装置であるが、領域を指定するため
の装置である。領域を指定するためには、まず原稿の表
面を上向きにして載置部25上に右上を突き当てた状態
で置き、指定したい矩形領域27のいずれか一方の対角
の2点をペン26で指定する。載置部25の内側には指
定されたペン位置を検出する回路が存在し(図示せ
ず)、検出された座標を基に指定された領域情報を得る
ことができる構成となっている。なお図4は原稿圧板を
閉めた状態の図であり、実際の原稿読み取り時には、こ
の原稿圧板を開けて、この下に原稿を下向きに左上を突
き当てた状態で載置する。
【0029】図5は、複写機1をスキャナとして使用す
る場合に、操作部6内の液晶表示部22に表示されるメ
ッセージを、手順に従って示したものである。まず操作
部6内のファンクションキー21の1つであるスキャン
キーが押されると、まず画面31ではデジタイザ17を
用いて原稿上の読み込みたいエリア指定を行う。図5に
は示していないが、デジタイザ17を使わずに原稿台全
面を読むようにしたり、A4やA3等の定形サイズを読
むようにしたりしてもよい。
【0030】次に、画面32では読み込みたい画像タイ
プを指定する。本実施の形態の場合、画像タイプには、
フルカラーであるRGBタイプ、1画素が白黒8ビット
で構成される白黒多値、1画素が白黒1ビットで構成さ
れる白黒2値の3種類がある。画像タイプの選択は操作
部6上のテンキー23を用いて指示する。
【0031】次に、画面33では、画像データを読み込
んだ後、コンピュータに送る場合に、どういうフォーマ
ットで送るかを選択する。画面33中、生データは、読
み込んだデータをそのままヘッダ等を付けずに送ること
を意味する。また、TIFF(Tag Image F
ile Format)形式やPICT形式はコンピュ
ータの世界でよく使われているフォーマットであり、画
像サイズ等の情報をヘッダ等の形で内包したフォーマッ
トで送ることを意味する。JPEG(国際標準化作業グ
ループ)圧縮は、標準的な圧縮方式の1つであるJPE
G圧縮を行ってからコンピュータに送ることを意味す
る。UNIX(登録商標)(ユニックス)圧縮は、UN
IX(登録商標)で標準的な圧縮方法で圧縮を行ってか
らコンピュータに送ることを意味する。画像のフォーマ
ットにはこの他に各種存在するものを採用してもよい。
このように、画面33では各種のフォーマットのうちの
1つを選択する。
【0032】次に画面34では読み取り画像の解像度を
指定する。本実施の形態のスキャナ部は400(dp
i)の読み取り解像度を持ち、画面34では400(d
pi)以下の解像度を指定することができる。400
(dpi)未満の解像度を指定した場合は、後述するよ
うに400(dpi)で読み取った画像を間引き縮小す
ることにより、その解像度を実現する。解像度もテンキ
ー23で入力し、テンキー23中の不図示のOKキーで
確定する。この画面では、画像サイズも表示される。表
示されるのは、画像の縦サイズ、横サイズ、及びトータ
ルサイズである。これらのサイズは画面31で指定した
エリアのサイズや、画面32で指定した画像タイプ、画
面33で指定したファイルフォーマットにより変化す
る。画面34では72(dpi)で1024×1024
画素のエリアをRGBタイプで読み取り、生データのフ
ォーマットで送る場合には3Mバイト(1024×10
24×3)になることを示している。解像度を大きくす
ると高解像度の画像が得られるが画像サイズも増加し、
保存する場合のディスク容量も増え、転送時間もかか
る。
【0033】次に画面35ではスキャンした画像データ
を送る相手先のコンピュータを選択する。この画面で
は、予め登録されているコンピュータを1から4にリス
ト表示し、その中から選択する。例えば「1:A」は図
2のコンピュータAに対応する。本画面の場合は、実際
のシステム名を表示しているが、表示しきれない場合は
短縮して表示するようにしても良い。また、実際のシス
テム名とは別の別名を付け、その別名を表示するように
しても良い。画面5では4つしかリスト表示していない
が、スクロールしたり、ページ切り替えを行うことによ
り、より多くのリスト表示を行うようにしてもよい。
【0034】画面35で「5:一覧表示」を選択すると
画面36に移り、現在ネットワークに接続されている装
置の一覧が表示され、その中からスキャンした画像を送
る相手先のコンピュータを選択する。ネットワークプロ
トコルには接続されている装置を問い合わせる機構が設
けられていて、それを用いてネットワーク3に接続され
ている装置を調べる。あるいは、ネットワーク3上に流
れるデータの出力元と相手先をモニタすることにより、
ネットワーク3に接続されている装置を調べることも可
能である。
【0035】ここでコンピュータA〜Dのいずれかが選
択されると画面37に移り、画像を書き込む相手先のコ
ンピュータ内のディレクトリを指定する。画面37では
最初はデフォルトのディレクトリが現在のディレクトリ
として表示される(例えばA1)。そのディレクトリで
良い場合は、保存を選択する。一方、ディレクトリを移
動したい場合は、画面37に相手先のコンピュータ内の
サブディレクトリの一覧が表示されるので、移動したサ
ブディレクトリを選択することにより、目的のディレク
トリまで移動する。移動後は再び画面37に戻るので、
保存を選択する。
【0036】次に画面38では保存するファイル名が表
示され、スキャンを行うかどうかの最終指示画面とな
る。ここで原稿を不図示の原稿台に置いてスキャンを指
示することにより画像の読み込みを開始し、指示した領
域、ファイルフォーマット、画像サイズ、解像度の画像
データを、指示したコンピュータの指示したディレクト
リに送り、標準画面に戻る。本実施の形態ではファイル
名は自動的に生成され、接頭語「IMG」の後にスキャ
ンした順番にシリアル番号がつけられ、最後にファイル
フォーマットが生データであることを示す「.raw」
が付けられる。
【0037】図6は複写機1を複写機として使用する場
合において、複写実行前に複写用の領域指定を行う際
の、操作部6内の液晶表示部22に表示されるメッセー
ジを示すものである。操作部6内のファンクションキー
21の1つであるエリア指定キーが押されると、まず画
面39ではデジタイザ17を用いて原稿上のエリア指定
を行う。次いで画面40では、指定したエリア内の画像
に対し行う画像処理のモードを指定する。ここでトリミ
ングは指定した領域のみを切り抜いて画像複写を行うモ
ードである。また、マスキングは指定した領域以外を複
写するモードである。さらに、ネガポジ反転は指定した
領域内の画像をネガポジ反転して画像形成を行うモード
である。以上のような指定を行った後、他の指定、例え
ばコピー枚数の指定などをテンキーを用いて行った後、
コピースタートキー24を押すことにより指定されたモ
ードで複写が開始される。このように、操作部6及び操
作部6内の液晶表示部22やテンキー23は、スキャン
時のモード指定やスキャン開始指示を行うことにも使わ
れ、また、複写機として複写を行う場合の、モード指定
や複写開始指示にも兼用して使われる。また、デジタイ
ザ17も同様にスキャン時の領域指定を行うのにも使わ
れ、また、複写機として複写を行う場合の領域指定を行
うのにも兼用して使われる。これにより構成の簡素化が
図られている。
【0038】図7は画像処理部14の詳細ブロック図で
ある。スキャナ部12または画像メモリ9から送られて
くる画像データ19は、まずスムージング回路41でス
ムージング処理を施される。これは後述する拡大/縮小
回路42で縮小する際にモアレが発生しないように画像
周波数を落とすための処理であり、縮小時以外はスムー
ジング処理を行わず、そのまま通過する設定にする。次
いで、拡大/縮小回路42で拡大処理、等倍処理または
縮小処理を行う。次いで、ネガポジ反転回路44は、ネ
ガポジ反転を行う場合にデータを反転する回路であり、
ネガポジ反転しない場合は、そのまま通過する設定にす
る。制御レジスタ43はスムージング回路41、拡大/
縮小回路42のパラメータを保持するためのもので、ス
ムージングするかしないか、拡大率、縮小率、ネガポジ
反転するかしないか等のパラメータが制御部5によりC
PUバス8を介して設定される。この画像処理部は、ス
キャン時の読み取り画像データの画像処理に使用され、
また複写時の読み取り画像データの画像処理にも兼用し
て使用される。例えば、スキャン時には読み取り解像度
が400(dpi)の場合には、画像処理部14内の各
回路では何もせず、そのまま通過する。一方、読み取り
解像度が400(dpi)未満の場合は、まずスムージ
ング回路41でスムージング処理を行い、ネガポジ反転
回路を素通りして、拡大/縮小回路42で指定された解
像度となるように縮小処理が行われる。一方、複写時に
は、等倍複写の場合はスムージング回路41と拡大/縮
小回路42を素通りする。一方、縮小複写時には、スム
ージング回路41でスムージング処理を行い、拡大/縮
小回路42で縮小処理が行われる。さらに拡大複写時に
は、スムージング回路41を素通りし、拡大/縮小回路
42で拡大処理が行われる。また、複写時のネガポジ反
転回路44については、ネガポジ反転複写が指示された
場合にのみネガポジ反転を行うように設定される。図7
では説明の簡略化のため、簡単な画像処理しか説明して
いないが、他の画像処理回路、例えば色変換回路なども
複写時とスキャン時とで共通に使うことができる。
【0039】以下、ネットワーク3上におけるデータの
流れを図8を参照しながら説明する。
【0040】図中、A〜Eは図2のコンピュータに対応
し、Sは複写機1に対応する。また「NO.1」等はパ
ケット番号を示す。
【0041】本図は、説明を簡単にするために簡略化し
てあるが、ネットワーク3上ではデータはパケットと呼
ばれる単位でやりとりされる。大きなデータは複数のパ
ケットに分割されて送り出され、受信側がそれを元通り
に組み立てる。また、複数の送信が時分割的に並行して
行われる。時分割はパケットを単位として行われる。例
えば、図8では、まず51Aで複写機1からコンピュー
タAにスキャンデータの1番目のパケットが送られる。
次いで51BではコンピュータBからコンピュータCへ
別のパケットが送られる。次いで51Cで複写機1から
コンピュータAにスキャンデータの2番目のパケットが
送られる。同様に51D,51Eでは別のパケットが送
られ、51Fで複写機1からコンピュータAにスキャン
データの3番目のパケットが送られる。このようにし
て、見かけ上、複数の送信が並列的に行われる。このよ
うにすることにより、特定の通信がネットワークを占有
することを防ぐことができる。
【0042】なお、図8においては、説明の簡略化のた
めに、複数の送信が衝突した場合については記述してい
ないが、通常のネットワークプロトコルでは、そのよう
な場合の対処方法も規定されており、それにより処理さ
れる。
【0043】また、同様に、図8には記述していなが、
各パケットにはパケットの送信元、相手先の情報、何番
目のパケットか等の情報が含まれている。
【0044】図1は、実施の第1形態の画像読み取り装
置の制御の流れを説明するためのフローチャートであ
る。まず電源オン後、ステップS11では操作部6のコ
ピー関係のキーが押されているか否かを判別する。ここ
で押されている場合は、さらにステップS12で押され
たキーがエリア指定キー、あるいはテンキー23等の他
のパラメータキー、あるいはコピースタートキーのいず
れであるかを判別し、判別の結果によりそれぞれステッ
プS13,S14,S15に分岐する。すなわち、エリ
ア指定キーが押された場合はステップS13に進み、図
6で説明した画面フローに基づいて複写用の領域指定と
領域の処理を指定してステップS11へ戻る。一方、テ
ンキー23等の他のパラメータキーが押された場合はス
テップS14に進み、それに応じた処理を行ってステッ
プS11へ戻る。例えば複写処理における標準状態でテ
ンキー23が押された場合は、テンキー23による指示
は複写枚数の指示となり、複写枚数を変更する。一方、
コピースタートキーが押された場合はステップS15に
進み、その時点で設定されているエリア指定、各パラメ
ータに応じた複写動作を行う。
【0045】その一方、ステップS11で操作部6のコ
ピー関係のキーが押されていない場合は、ステップS1
6でスキャン開始キーが押されているか否かを判別す
る。押されていない場合はステップS11に戻るが、押
されている場合は、図5で説明した画面フローに従って
ステップS17〜S20のスキャン操作を行う。まずス
テップS17ではデジタイザ17を使って読み込みたい
領域の指定を行う。次いでステップS18では図5の画
面32から画面34で説明したように、画像タイプ、フ
ァイルフォーマット、解像度、画像サイズ等の各パラメ
ータを入力する。次いでステップS19では図5の画面
35から画面37で説明したように、スキャンした画像
データを送る相手先のコンピュータ及びそのディレクト
リを指定する。次いで、ステップS20では、図5の画
面38でスキャン開始を指示した後、原稿台上の画像を
読み込んで画像メモリ9に書き込む。この際、図5の画
面34で指示された解像度に応じてパラメータが画像処
理部14内に拡大縮小回路に設定され、それに応じて縮
小がハード的に行われ、解像度変換した画像が画像メモ
リ9に書き込まれる。次いでステップS21では画像メ
モリ9から画像データを読み出し、図5の画面35から
画面37で指定された相手先コンピュータ及びディレク
トリに送出し、ステップS11に戻る。
【0046】画像データは、図8で説明したように複数
のパケットに分割され、パケット単位で不連続に送出さ
れる。画像メモリ9から画像データを読み出し、相手先
コンピュータに送出される時に、指定された領域、指定
された画像タイプ、指定されたファイルフォーマットに
なるように、所定のソフトウェアにより変換が行われ
る。
【0047】なお、指定された領域の送出に関して、画
像メモリ9内には最大原稿サイズ分の画像が書き込まれ
る構成となっているため、その中から必要な領域の画像
データのみを読み出して相手先コンピュータに送出す
る。
【0048】画像タイプについては、画像メモリ9に保
持される画像がRGBデータのため、画像タイプがRG
Bの場合は何もしないが、画像タイプが白黒多値の場合
は、W=(R+G+B)/3等の式により変換を行う。
さらに画像タイプが白黒2値の場合は、この白黒多値デ
ータを2値化する。
【0049】またファイルフォーマットについては、フ
ァイルフォーマットが生データの場合は、何もしない
が、TIFFやPICTの場合はそれぞれのフォーマッ
トに従ってヘッダ情報等を付加する。さらにJPEG圧
縮や圧縮の場合は、各圧縮方式に従って圧縮を行い、圧
縮後の画像データを相手先コンピュータに送付する。
【0050】本実施の形態によれば、画像読み取り装置
及び画像読み取りシステムに関する各種操作を、画像読
み取り装置側で一括して行うことができ、物理的に離れ
たコンピュータとの間を操作者自ら往復する頻度も減少
させることができる。従って各種操作が円滑、容易にな
る。
【0051】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態を、図9、10及び11を参照しながら説明す
る。
【0052】本発明の実施の第2形態に係る画像読み取
り装置及び画像読み取りシステムは、実施の第1形態と
は、領域を指定する手段と、画像をコンピュータに送出
する方法のみが異なっている。このため、本実施の形態
では実施の第1形態の図1、図3に代えて図9、図10
を用い、さらに図11を加えて差異部分を中心に説明す
る。
【0053】図9は本発明の実施の第2形態に係る画像
読み取り装置(以下「複写機1」という)のブロック図
である。実施の第1形態と第1に異なる点は、領域指定
手段として、デジタイザ17の代わりに、画像表示部6
1とマウス62を設けた点である。本実施の形態では、
図5や図6等において領域を指定する場合、原稿をデジ
タイザ17の上に置いて領域を指定する代わりに、原稿
を通常のスキャンを行う場合と同じ位置に置いて、操作
部6上の不図示のプレビューキーを押す。すると、スキ
ャナ部12で読み取られた画像は、実施の第1形態にお
けるスキャン時と同じ経路をとどって画像メモリ9に書
き込まれる。次いで、画像メモリ9内の内容が画像表示
部61に制御部5の制御のもと移動され、画像表示され
る。次いで、この表示画像を見ながら、マウス62によ
り画像上の領域を指示する。このように画像を表示し、
その画像上の領域を指定することはパーソナルコンピュ
ータではよく行われている技術のため詳細は説明しな
い。
【0054】実施の第1形態と第2に異なる点は、実施
の第1形態では画像メモリ9から画像データを直接外部
装置へ送っていたのに対し、本実施の形態では、ハード
ディスク7を設け、画像データを画像メモリ9から一度
ハードディスク7に移動し、ハードディスク7から読み
出したデータをコンピュータに送る構成にしたことであ
る。この構成によれば、ハードディスク7が必要にな
り、また、ハードディスク7へのデータの移動時間を必
要とするが、後述するようにハードディスク7へ移動し
た後は画像メモリ9を他の目的に使え、画像メモリ9の
占有時間を減らすことができるという利点を生じる。本
実施の形態では画像メモリ9はDRAM(ダイナミック
RAM)で構成される。ハードディスクは不揮発性で、
大容量であり、1バイトあたりの価格が安いという利点
がある。しかし、一般に、ハードディスクはアクセス速
度が遅いため、画像メモリ9として使うことは適当でな
い。一方、画像メモリ9を構成するDRAMはアクセス
スピードが速いため、画像メモリ9として使うことに適
している。しかし、揮発性で電源をオフすると記憶内容
が消えてしまい、また1バイトあたりの価格が高いとい
う欠点がある。このため、高速性が要求される画像メモ
リとしては揮発性メモリのDRAMを用い、読み取った
データやプリント前のデータを保持するメモリしては不
揮発性のハードディスク7を用いている。ただし、将来
に不揮発性の高速メモリが登場した場合には、画像メモ
リ9を当該高速の不揮発性のメモリで構成するようにし
てもよい。
【0055】図10は本実施の形態のメインの制御の流
れを説明するためのフローチャートである。まずステッ
プS31では、プリンタとしての受信リストが空か否か
を判別する。プリンタとしての受信リストは後述するよ
うに、コンピュータからプリントデータが到着した場合
にプリント要求を保持するためのリストであり、これが
空でない場合はコンピュータからの未処理のプリント要
求が残っていることを意味する。
【0056】またプリントすべきデータは、後述するよ
うにハードディスク7に保持されている。ステップS3
1で受信リストが空でない場合は、ステップS32に進
み、プリントデータをハードディスク7から画像メモリ
9に移動し、プリント動作を行う(ステップS33)。
次いでステップS34では、プリント動作が完了したプ
リント要求を受信リストから削除するとともに、ハード
ディスク7上のプリントデータも削除する。
【0057】一方、ステップS31で受信リストが空の
場合はステップS35に進み、操作部6上のスキャン開
始キーまたはコピースタートキーのいずれかが押された
か否かを判別し、どちらも押されていない場合はステッ
プS31に戻る。コピースタートキーが押された場合
は、実施の第1形態と同様にステップS36で複写動作
を行う。なお、図10には記述していないが、複写時の
エリア指定や各パラメータ入力も実施の第1形態と同様
にして、操作部6や画像表示部61、マウス62を用い
て行われる。一方、ステップS35でスキャンキーが押
された場合は、実施の第1形態と同様に図5の画面に従
ってステップS37〜S40の処理を行う。ステップS
37でのエリア指定は、デジタイザ17の代わりに画像
表示部61、マウス62を用いて行われる。ステップS
38〜S40までは実施の第1形態の図1のステップS
18〜S20の処理と同一である。ステップS41で
は、画像データを画像メモリ9から読み出してコンピュ
ータに送出する代わりに、ハードディスク7に書き込
む。次いで送出リスト(以下、「送信リスト」とも呼称
する)に相手先の名前等と共に登録する。この送出リス
トは後述するように、未送出のスキャンデータの情報を
保持するリストである。ハードディスク7への移動が終
わったら直ちにステップS31に戻る。
【0058】なお、本実施の形態においても、実施の第
1形態と同様、解像度変換はステップS40でスキャン
を行う際に画像処理部14でハード的に行われる。ま
た、領域処理と画像タイプ変換とファイルフォーマット
変換は、ステップS41でハードディスク7に移動する
際に、ソフトウェアにより処理される。
【0059】図11は、本実施の形態におけるサブ制御
を説明するためのフローチャートである。複写機1の制
御ソフトはいわゆるマルチタスクで動作しており、複数
のタスクが見かけ上並行して動作する構成となってい
る。図10で説明したのはメインタスクの制御フローで
あり、この他にも図11で説明する送信タスクと受信タ
スクが並列的に動作している。まず送信タスクはスキャ
ンデータの送出を担当する。
【0060】まずステップS51では送信リストが空か
否かを判別する。送信リストが空の場合は送るべきスキ
ャンデータがないことを意味するため、ステップS51
に戻る。一方、空でない場合は、ステップS52でハー
ドディスク7から画像データを読み出し、複数のパケッ
トに分割して、指定された出力先のコンピュータに送出
する。送出が正常に終了すればステップS53で当該ス
キャンデータを送出リストから削除し、ハードディスク
7内の画像データも削除して、ステップS51へ戻る。
【0061】なお、図11には記述していないが、送出
が不成功の場合は、リストからも削除せず、後でリトラ
イを行う。この場合、リストの最後尾に回されると共
に、一定時間が経過されるまではリトライしないように
処理される。図5の画面35で、送出する相手先コンピ
ュータを登録リストから選択した場合には、相手先コン
ピュータの電源が入っていない場合がある。しかし上述
のようなリトライシステムを持つことにより、このよう
な場合にはスキャン動作を実行でき、相手先コンピュー
タの電源が入り次第、スキャンデータを送ることができ
る。またこれ以外にも、相手先のコンピュータが他の作
業に使用され、ビジーの場合にも後で転送きる。さらに
相手先のコンピュータの受信速度が遅い場合にも、一度
ハードディスク7に移してから転送しているため、バッ
クグラウンドでゆっくり送ることができ、その間に他の
スキャン、プリントまたは複写の処理を行うことができ
る。
【0062】次に受信タスクは、プリントデータの受信
を担当する。
【0063】まずステップS61ではコンピュータから
の受信要求があるか否かを判別する。受信要求がない場
合はステップS61に戻るが、受信要求がある場合はス
テップS62に進み、プリントデータを受信して、受信
したデータをハードディスク7に書き込み、次いでステ
ップS63で受信リストに追加する。
【0064】このようにプリント動作、複写動作及びス
キャン動作を担当するメインタスクと、スキャンデータ
の送出を担当する送信タスクと、プリントデータの受信
を担当する受信タスクとが並列的に動作することによ
り、スキャンデータを送信中に次のスキャン動作、プリ
ント動作又は複写動作を行ったり、プリントデータを受
け取っている最中にスキャン動作、プリント動作又は複
写動作を行ったりすることができるなど、各処理を行う
際の装置の占有時間を減らすことができ、各機能を有効
的に活用できるとともにシステムの稼働率を著しく向上
できる。
【0065】なお、本実施の形態では操作部6と画像表
示部61とを別個に構成したが、画像表示部61とマウ
ス62を用いて各種操作を行うように構成してもよい。
そのように構成することにより、グラフィカルユーザイ
ンタフェースを実現でき、操作性を著しく向上できる。
例えば、図5に示したリスト表示などをスクロールして
表示することにより、表示できる項目数の制限をなくす
ことができる。ただし、本実施の形態のような構成に
は、画像表示部61とマウス62をオプションにできる
という利点がある。
【0066】また、上述の実施の第1、第2形態では、
スキャナ部、プリンタ部等の基本部分と画像メモリ等の
付加部分とを一体化して構成しているが、これを後述す
る実施の第3形態と同様に、画像読み取り装置と画像処
理装置とに分離した場合にも同様の効果を奏することが
できる。
【0067】(実施の第3形態)次に本発明の実施の第
3形態を、図12、13、14及び15を参照しながら
説明する。
【0068】本実施の形態に係る画像読み取り装置及び
画像読み取りシステムは、実施の第1形態に係る画像読
み取り装置(複写機)1を、実際に画像を読込む装置で
あるところの複写機1−2と画像処理装置1−1とに分
離して構成した点と、画像をコンピュ−タに送出する方
法のみが実施の第1形態と異なっている。このため、本
実施の形態では図1,3,5に代えて図14,12,1
3を用い、さらに図15を加え、差異部分を中心に説明
する。
【0069】図12は本発明の実施の第3形態に係る画
像読み取りシステムを構成する複写機1−2と、画像処
理装置1−1のブロック図である。実施の第1形態と第
1に異なる点は、実施の第1形態における複写機1が、
複写機1−2と画像処理装置1−1とに分離された点で
ある。スキャナ部12やプリンタ部15、さらに操作部
6や領域指定手段であるところのデジタイザ17は複写
機1−2側に配置される。一方、画像メモリ73、ハー
ドディスク7、外部通信回路4等は画像処理装置側に配
置される。このように分離して構成したのは、複写機1
−2を複写機単体として使う場合には画像メモリ73、
ハードディスク7及び外部通信回路4は不要であり、コ
ストアップになるからである。よって、複写機1−2を
複写機単体として使う場合は複写機1−2だけの構成と
し、一方、複写機1−2をスキャナやプリンタとしても
使う場合には画像処理装置1−1を付加する構成にする
ことにより、複写機単体で使う場合の構成の簡素化及び
コストを下げることができるとともに、ユーザの希望に
応じた商品の供給が容易となる。
【0070】実施の第1形態と第2に異なる点は、スキ
ャンした画像データ16をFIFO(First In
First Out)メモリ71に書き込むように
し、書き込まれたデータを制御部5が読み出して画像メ
モリ73に書き込むように構成した点であり、及びプリ
ント時には、制御部5が画像メモリ73から画像データ
を読み出してFIFOメモリ71に書き込み、FIFO
メモリから読み出されたデータを画像データ11として
複写機1−2に送るようにした点である。FIFOメモ
リ71の容量は、1ラインまたは数ライン程度の容量で
あり、書き込みでFIFOメモリ71がいっぱいになる
以前に読み出しが行われるように制御される。このよう
な構成はCPUバス8側の処理速度がビデオ信号である
画像データ11,16側の転送速度に比べて十分速い場
合に実現できる構成である。このように構成することに
より、画像メモリ73はCPUがアクセスする通常のメ
モリと同じ構成で実現でき、画像同期信号に対応したア
ドレスを発生してこれに同期してデータの書き込み/読
み出しを行うという必要がなくなり、回路が簡単になる
という利点を生じる。また、FIFOメモリ71はアド
レスを必要としないため、制御は簡単である。
【0071】実施の第1形態と第3に異なる点は、実施
の第2形態と同様ハードディスク7を持ち、スキャンし
たデータをハードディスク7に移動する点である。本実
施の形態でも画像メモリ73は揮発性のDRAMで構成
される。
【0072】図13は、本実施の形態において複写機1
−2をスキャナとして使用する場合に、複写機1−2中
の操作部6内の液晶表示部22に表示されるメッセージ
を示すものである。図13は実施の第1形態における図
5に対応し、共通点が多いので、異なる点のみを説明す
る。図中、画面81〜画面84は、実施の第1形態に係
る図5の画面31〜画面34と同一である。画面85以
下では送出するコンピュータとそのサブディレクトリを
指定する代わりに、書き込みを行う画像処理装置1−1
内のハードディスク7内のサブディレクトリとファイル
名を指定する。まず画面85では、画像処理装置1−1
のハードディスク7のサブディレクトリを選択する。最
初の画面85ではデフォルトのディレクトリが表示さ
れ、別のディレクトリを選択すると、そのディレクトリ
に移動し、再度、画面85が表示される。次に現ディレ
クトリを選択すると、画面86に移る。画面86ではフ
ァイル名を入力する。本実施の形態の場合は、いくつか
の候補名が自動表示され、その中から選択するようにし
ているが、キーボード等を備え、それを用いて直接、フ
ァイル名を入力するようにしても良い。画面86で一覧
表示を選択すると、画面87に移り、現ディレクトリ内
の画像ファイルの一覧が表示され、その中から選ぶこと
もできるようになっている。この場合、既存のスキャン
画像を上書することになる。次に画面88はスキャンを
行うかどうかの最終指示画面となる。原稿を不図示の原
稿台に置いて、スキャンを指示することにより画像の読
み込みを開始し、指示した領域、ファイルフォーマッ
ト、画像サイズ、解像度の画像が、画像処理装置1−1
内のハードディスク7内の指示したディレクトリに、指
示したファイル名で送り、標準画面へ戻る。
【0073】図14は本実施の形態のメインの制御の流
れを説明するためのフローチャートである。本実施の形
態の制御フローは実施の第2形態の制御フローと類似し
ているため、実施の第2形態に係る制御フローチャート
である、図10との相違点のみを説明する。まず、ステ
ップS71〜S80の処理は実施の第2形態に係る図1
0のステップS31〜S40の処理と同一である。ステ
ップS81では、画像データを画像メモリから読み出し
てハードディスク7に書き込む点は実施の第2形態と同
じであるが、送出リストには登録しない点が異なる。即
ち、ハードディスク7へのデータの移動が終わったら直
ちにステップS71に戻る。
【0074】なお本実施の形態でも、実施の第1形態と
同様に、解像度変換はステップS70でスキャンを行う
際に画像処理部14でハード的に行われる。また、領域
処理と画像タイプ変換とファイルフォーマット変換は、
ステップS71でハードディスク7に移動する際に、ソ
フトウェアにより処理される。
【0075】図15は、本実施の形態のサブ制御を説明
するためのフローチャートである。本実施の形態の制御
フローは実施の第2形態の制御フローと類似しているた
め、実施の第2形態の制御フローチャートである、図1
1との相違点のみを説明する。まず送信タスクである
が、実施の第2形態では、スキャンが行われた後は自動
的に送出リストに登録され、それに基づいて自動的にコ
ンピュータに送出していたが、本実施の形態では、コン
ピュータへの送出はコンピュータからの要求により行う
点が異なっている。
【0076】まずステップS91では、コンピュータか
らスキャンデータの送信要求があるか否かを判別する。
送信要求がなければステップS91に戻るが、送信要求
がある場合は、ステップS92に進み、送信要求のあっ
たコンピュータに要求されたスキャンデータを送信す
る。送信終了後は、ステップS93で画像データをハー
ドディスク7から削除する。
【0077】一方受信タスクについては、ステップS9
5〜S97の処理は実施の第2形態に係る図11のステ
ップS61〜S63の処理と同一である。
【0078】このように、操作部6からの操作によるス
キャン実行中にハードディスク7までデータを移動する
ことにより、画像メモリ73を速やかに解放でき、実施
の第2形態と同様な効果を奏することができる。
【0079】さらに、コンピュータからの指示に基づい
て当該コンピュータへの転送を行うことにより、コンピ
ュータの都合のよいときに画像データを吸い上げること
ができるという利点を生じる。
【0080】また、本実施の形態では、画像読み取り装
置1−2と画像処理装置1−1は別装置として説明した
が、これを実施の第1、第2形態と同様に、一体化して
構成してもよい。
【0081】なお、本実施の形態では、図13の画面8
1でデジタイザ17を用いて領域を指定するようにした
が、実施の第2形態と同様に画像表示部とマウスを設
け、これらを用いて領域指定するようにしてもよい。さ
らにこの際、画面81で領域指定を行い、画面88で本
実施の形態のスキャンを行うようにしているが、この順
番を入れ替えて、スキャンを行って画像データを画像メ
モリ73に保持した後、その画像データから表示用のデ
ータを作成し、その表示を見ながら領域を指定するよう
にしてもよい。この場合、領域指定後に、指定された領
域に対応する画像データがハードディスク7に書き込ま
れる。
【0082】さらに、本実施の形態では、複写機1−1
の操作部6からの指示で、領域、解像度、画像タイプ、
フォーマットを指示しているが、これらの一部または全
部をホストコンピュータ側から指示するようにしてもよ
い。例えば、ハードディスク7に最大原稿サイズの40
0(dpi)のRGB生データを圧縮した形で保持する
までの処理を操作部6からの指示で行い、その他の指示
は自分のコンピュータで行い、その指示に基づいて、複
写機1で指定された領域、解像度、画像タイプ、フォー
マットに変換して、ホストコンピュータに送るように構
成することもできる。この場合は、領域、解像度、画像
タイプ、フォーマットを変えたデータが必要な場合に、
再スキャンを行う必要がなくなるという利点を生じる。
【0083】また、実施の第2、第3形態ではハードデ
ィスク7に書き込む前に、指定された領域、解像度、画
像タイプ、フォーマットに変換しているが、これに限る
ものでなく、ハードディスク7には別の形で保持し、コ
ンピュータに送る際に指定された解像度、画像タイプ、
フォーマットに変換するように構成してもよい。例え
ば、ハードディスクには400(dpi)の解像度で保
持し、コンピュータに送る際に指定された解像度に変換
してもよく、この場合は、解像度を変えたデータが必要
な場合に再スキャンを行う必要がなくなるという利点を
生じる。また、ハードディスク7には圧縮されたフォー
マットで保持し、コンピュータに送る際に指定されたフ
ォーマットに変換してもよく、この場合は、ハードディ
スク7に保持する際に必要なファイル容量を減らすこと
ができるという利点を生じる。
【0084】また、実施の第2、第3形態では、コンピ
ュータに画像データを転送後、自動的にデータを削除し
ているが、これを削除しないようにしてもよい。また、
ある一定時間経過したものを削除するようにしてもよ
く、また、スキャン画像数が一定数を越えた場合に古い
ものを消すようにしてもよい。また、マニュアルで消す
ようにしてもよい。
【0085】また、実施の第2、第3形態では、ハード
ディスク7上に1つのスキャン画像を作成するようにし
たが、複数のスキャン画像を自動的に作成するようにし
てもよい。例えば1つの画像に対し、高解像度画像と低
解像度画像を作成し、低解像度画像の方を送るようにし
てもよい。コンピュータ側は、この低解像度画像を用い
て画像編集を行い、必要に応じて高解像度画像を取り寄
せて低解像度画像に置き換えて使用するという使い方が
可能になる。
【0086】なお、実施の第1、第2及び第3形態にお
いては、解像度変換をハード的に行い、画像タイプの変
換とファイルフォーマットの変換をソフトウエアにより
行っているが、解像度変換をソフト的に行うようにして
もよく、画像タイプの変換とファイルフォーマットの変
換をハード的に行うようにしてもよい。特に実施の第3
形態では、解像度変換を画像読み取り装置(複写機)1
−2側で行い、画像タイプの変換とファイルフォーマッ
トの変換を画像処理装置1−1側で行っているが、これ
を相互に移動してもよい。
【0087】また、実施の第1、第2及び第3形態にお
いては、画像メモリには最大原稿サイズの画像を解像度
変換したRGBデータを保持できるように構成している
が、これを指定された領域についてのみ保持する構成に
してもよく。また解像度変換をしないデータを保持し
て、後でソフト的に解像度変換を行ってもよい。さら
に、ハード的に画像タイプを変換して、指定された画像
タイプに応じた画像データを保持するようにしてもよ
い。
【0088】なお、実施の第1、第2及び第3形態にお
いては、ローカルエリアネットワークで接続された画像
読み取り装置とコンピュータとから成るシステムについ
て説明したが、ネットワーク接続されていれば、例え
ば、日本国内の各支店間を結ぶようなワイドエリアネッ
トワークでもよい。この場合には、たとえばA支店のス
キャナからB支店のコンピュータへ、データを直接送り
つけることが可能となる。
【0089】また、実施の第1、第2及び第3形態にお
いては、ネットワークで接続されたコンピュータにスキ
ャンした画像データを送りつける場合について説明した
が、これに限らず、ネットワーク接続された複数のプリ
ンタの内の一つに送りつけるように構成してもよい。
【0090】実施の第1、第2及び第3形態において
は、スキャナ、プリンタについて説明したが、これは画
像データを入出力する装置であれば他の装置でもよく、
例えば、フィルムリーダ、フィルムレコーダ等でもよ
い。特にフィルムリーダの場合は、フィルムのセットの
他、フィルムタイプの指定など、読み取り装置側で行う
処理が多いため、本発明を適用した場合の効果は大き
い。さらに、複写機にフィルムプロジェクト装置を付加
してフィルムスキャナ機能を実現した製品が存在する
が、そういう製品の場合には、フィルムプロジェクタの
セッティングを読み取り装置側で行う必要があり、本発
明を適用した場合の効果はさらに大きい。
【0091】
【発明の効果】請求項1、21に記載の発明によれば、
画像読み取り装置側で一括して操作を行うことができ、
操作者が画像読み取り装置と外部装置との間を移動する
頻度を減少させることができる等、画像読み取りに関す
る操作が円滑、容易になり、また、読取画像データのフ
ァイル名を自動的に設定するので画像読み取りの際の操
作者によるファイル名の手入力の必要がなくなり煩雑な
操作が不要となる。
【0092】請求項7、22に記載の発明によれば、画
像読み取り装置側で一括して操作を行うことができ、操
作者が画像読み取り装置と外部装置との間を移動する頻
度を減少させることができる等、画像読み取りに関する
操作が円滑、容易になり、また、指定した画像タイプに
応じて原稿画像を読み取るので、所望の画像タイプに応
じた画像データを外部装置に出力することができる。
【0093】請求項12、23に記載の発明によれば、
画像読み取り装置側で一括して操作を行うことができ、
画像読み取りに関する操作が円滑、容易になり、また、
現在ネットワークに接続されている外部装置を調査し、
それに基づき表示させた一覧から外部装置を選択して画
像データを出力するので、画像データの出力処理のエラ
ーの可能性を低減させることが可能となる。
【0094】請求項15、24に記載の発明によれば、
画像読み取り装置側で一括して操作を行うことができ、
画像読み取りに関する操作が円滑、容易になる。また、
読取画像データをメモリ手段に保持し、それを外部装置
に転送することで、読み取り動作と転送動作とを別個に
行うことができるので、ネットワークもしくは転送先の
外部装置の状態に拘わらず画像読み取り処理を進めるこ
とができ、処理効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る画像読み取り装
置の制御の流れを示すフローチャートである。
【図2】同実施の形態に係るネットワーク接続を説明す
るための図である。
【図3】同実施の形態に係る画像読み取り装置のブロッ
ク図である。
【図4】実施の第1、第2及び第3形態に係る操作部、
デジタイザの外観図である。
【図5】実施の第1、第2及び第3形態に係るスキャン
操作時の、表示部22における表示内容の遷移図であ
る。
【図6】実施の第1、第2及び第3形態に係る複写処理
動作における複写用エリア指定時の、表示パネルの表示
内容遷移図である。
【図7】実施の第1、第2及び第3形態に係る画像処理
部14の詳細ブロック図である。
【図8】実施の第1、第2及び第3形態に係るコンピュ
ータとのパケット通信を説明するための図である。
【図9】本発明の実施の第2形態に係る画像読み取り装
置のブロック図である。
【図10】同実施の形態に係る画像読み取り装置の制御
の流れを示すフローチャートである。
【図11】同実施の形態の画像読み取り装置に係る送信
タスク及び受信タスク処理のフローチャートである。
【図12】本発明の実施の第3形態の画像読み取りシス
テムを構成する画像読み取り装置及び画像処理装置のブ
ロック図である。
【図13】同実施の形態に係るスキャン操作時の、表示
部22の表示内容遷移図である。
【図14】同実施の形態に係る画像読み取り装置の制御
の流れを示すフローチャートである。
【図15】同実施の形態の画像読み取り装置に係る送信
タスク及び受信タスク処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像読み取り装置(複写機) 1−1 画像処理装置 1−2 画像読み取り装置(複写機) 2A〜2E コンピュータ(外部装置) 4 外部通信回路 5 制御部 6 操作部 7 ハードディスク 9 画像メモリ 12 スキャナ部 14 画像処理部 15 プリンタ部 17 デジタイザ 21 ファンクションキー 22 液晶表示部 24 コピースタートキー 61 画像表示部 62 マウス 71 FIFOメモリ 72 制御部 73 画像メモリ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外部装置を接続可能なネットワー
    クに接続する接続手段を備えた画像読み取り装置におい
    て、 画像を読み取り画像データとして入力する画像読み取り
    手段と、 前記入力された画像データの出力先の外部装置を前記複
    数の外部装置の中から指定する出力先指定手段と、 前記入力された画像データを出力するように指示する出
    力指示手段と、 前記入力された画像データのファイル名を自動的に設定
    する設定手段と、 前記出力指示手段による指示に応じて、前記画像読み取
    り手段により入力され前記設定手段によりファイル名が
    設定された画像データを、該ファイル名と共に前記出力
    先指定手段により指定された外部装置に出力する出力手
    段とを有することを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段が設定するファイル名は、
    前記外部装置が前記画像データをディレクトリ形式でフ
    ァイルとして保存する際に用いられるファイル名である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、所定の接頭語と拡張子
    とを有するファイル名を設定することを特徴とする請求
    項1または2記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記画像読み取り手段により入
    力される画像データのファイルフォーマットを指定する
    ファイルフォーマット指定手段を有し、前記設定手段
    は、前記ファイルフォーマット指定手段により指定され
    たファイルフォーマットに従った拡張子を設定すること
    を特徴とする請求項3記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記接続手段を介さずに前記画
    像読み取り手段に接続された印刷手段と、前記出力指示
    手段による指示に基づき、前記画像読み取り手段により
    入力された画像データを前記印刷手段に印刷出力させる
    複写処理手段とを有することを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記印刷手段は、前記接続手段を介して
    前記ネットワーク上の外部装置から送られた画像データ
    に基づく画像を印刷することを特徴とする請求項5記載
    の画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】 複数の外部装置を接続可能なネットワー
    クに接続する接続手段を備えた画像読み取り装置におい
    て、 原稿画像をカラー画像として読み取るか白黒画像として
    読み取るかを指定する画像タイプ指定手段と、 前記画像タイプ指定手段による指定に基づき原稿画像を
    読み取り画像データとして入力する画像読み取り手段
    と、 前記入力された画像データの出力先の外部装置を前記複
    数の外部装置の中から指定する出力先指定手段と、 前記入力された画像データを出力するように指示する出
    力指示手段と、 前記出力指示手段による指示に応じて、前記画像読み取
    り手段により入力された画像データを前記出力先指定手
    段により指定された外部装置に出力する出力手段とを有
    することを特徴とする画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 前記画像タイプ指定手段は、前記原稿画
    像を白黒画像として読み取るよう指定する際に、1画素
    多値とするか2値とするかを指定することを特徴とする
    請求項7記載の画像読み取り装置。
  9. 【請求項9】 さらに、前記画像読み取り手段により入
    力される画像データの解像度を指定する解像度指定手段
    を有することを特徴とする請求項7または8記載の画像
    読み取り装置。
  10. 【請求項10】 さらに、前記画像読み取り手段により
    入力された画像データのファイル名を設定する設定手段
    を有し、前記出力手段は、前記画像読み取り手段により
    入力された画像データを前記設定手段により設定された
    ファイル名と共に出力することを特徴とする請求項7〜
    9のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  11. 【請求項11】 さらに、前記接続手段を介さずに前記
    画像読み取り手段に接続された印刷手段と、前記出力指
    示手段による指示に基づき、前記画像読み取り手段によ
    り入力された画像データを前記印刷手段に印刷出力させ
    る複写処理手段とを有することを特徴とする請求項7〜
    10のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  12. 【請求項12】 複数の外部装置を接続可能なネットワ
    ークに接続する接続手段を備えた画像読み取り装置にお
    いて、 画像を読み取り画像データとして入力する画像読み取り
    手段と、 前記接続手段を介して前記ネットワーク上に現在接続さ
    れている外部装置を調査し、該調査に基づき外部装置の
    一覧を表示する表示手段と、 前記表示手段により表示された外部装置の一覧の中から
    一つの外部装置を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された外部装置に前記画像読み
    取り手段により入力された画像データを出力する出力手
    段とを有することを特徴とする画像読み取り装置。
  13. 【請求項13】 さらに、前記選択手段により選択され
    た外部装置が画像データを保存可能なディレクトリを指
    定するディレクトリ指定手段を有し、前記出力手段は、
    前記画像読み取り手段により入力された画像データを前
    記ディレクトリ指定手段により指定された保存すべきデ
    ィレクトリ名と共に出力することを特徴とする請求項1
    2記載の画像読み取り装置。
  14. 【請求項14】 さらに、前記画像読み取り手段により
    入力された画像データのファイル名を設定する設定手段
    を有し、前記出力手段は、前記画像読み取り手段により
    入力された画像データを前記設定手段により設定された
    ファイル名と共に出力することを特徴とする請求項12
    または13記載の画像読み取り装置。
  15. 【請求項15】 複数の外部装置を接続可能なネットワ
    ークに接続する接続手段を備えた画像読み取り装置にお
    いて、 画像を読み取り画像データとして入力する画像読み取り
    手段と、 前記接続手段を介さずに前記画像読み取り手段からの画
    像データを入力し保持可能なメモリ手段と、 前記入力された画像データのファイル名を自動的に設定
    する設定手段と、 前記設定手段により設定されたファイル名に基づき、前
    記メモリ手段に保持されている画像データを前記接続手
    段を介して前記外部装置に転送する転送手段とを有する
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  16. 【請求項16】 さらに、前記入力された画像データの
    出力先の外部装置を前記複数の外部装置の中から指定す
    る出力先指定手段と、前記出力先指定手段により指定さ
    れた外部装置への前記転送手段による転送が不成功であ
    った場合に、所定時間後に前記転送のリトライを実行す
    るリトライ手段とを有することを特徴とする請求項15
    記載の画像読み取り装置。
  17. 【請求項17】 前記転送手段は、前記外部装置からの
    要求に応じて前記メモリ手段に保持されている画像デー
    タを転送することを特徴とする請求項15記載の画像読
    み取り装置。
  18. 【請求項18】 前記メモリ手段への前記画像読み取り
    手段からの画像データの入力と前記転送手段による転送
    とは非同期に行われることを特徴とする請求項15〜1
    7のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  19. 【請求項19】 さらに、前記接続手段を介さずに前記
    画像読み取り手段に接続された印刷手段と、前記出力指
    示手段による指示に基づき、前記画像読み取り手段によ
    り入力された画像データを前記印刷手段に印刷出力させ
    る複写処理手段とを有することを特徴とする請求項15
    〜18のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  20. 【請求項20】 前記印刷手段は前記接続手段を介して
    前記ネットワーク上の外部装置から送られた画像データ
    に基づく画像を印刷することを特徴とする請求項19記
    載の画像読み取り装置。
  21. 【請求項21】 複数の外部装置を接続可能なネットワ
    ークに接続する接続手段を備えた画像読み取り装置の制
    御方法であって、 画像を読み取り画像データとして入力する工程と、 前記入力された画像データの出力先の外部装置を前記複
    数の外部装置の中から指定する工程と、 前記入力された画像データを出力するように指示する工
    程と、 前記入力された画像データのファイル名を自動的に設定
    する工程と、 前記指示に応じて、前記入力されファイル名が設定され
    た画像データを、該ファイル名と共に前記指定された外
    部装置に出力する工程とを有することを特徴とする画像
    読み取り装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 複数の外部装置を接続可能なネットワ
    ークに接続する接続手段を備えた画像読み取り装置の制
    御方法であって、 原稿画像をカラー画像として読み取るか白黒画像として
    読み取るかを指定する工程と、 前記指定に基づき原稿画像を読み取り画像データとして
    入力する工程と、 前記入力された画像データの出力先の外部装置を前記複
    数の外部装置の中から指定する工程と、 前記入力された画像データを出力するよう指示する工程
    と、 前記出力の指示に応じて、前記入力された画像データを
    前記指定された外部装置に出力する工程とを有すること
    を特徴とする画像読み取り装置の制御方法。
  23. 【請求項23】 複数の外部装置を接続可能なネットワ
    ークに接続する接続手段を備えた画像読み取り装置の制
    御方法であって、 画像を読み取り画像データとして入力する工程と、 前記接続手段を介して前記ネットワーク上に現在接続さ
    れている外部装置を調査し、該調査に基づき外部装置の
    一覧を表示する工程と、 前記表示された外部装置の一覧の中から一つの外部装置
    を選択する工程と、 前記選択された外部装置に前記入力された画像データを
    出力する工程とを有することを特徴とする画像読み取り
    装置の制御方法。
  24. 【請求項24】 複数の外部装置を接続可能なネットワ
    ークに接続する接続手段を備えた画像読み取り装置の制
    御方法であって、 画像を読み取り画像データとして入力する工程と、 前記接続手段を介さずに前記入力された画像データを入
    力し保持可能なメモリ手段に、前記入力された画像デー
    タを保持させる工程と、 前記入力された画像データのファイル名を自動的に設定
    する工程と、 前記設定されたファイル名に基づき、前記メモリ手段に
    保持されている画像データを前記接続手段を介して前記
    外部装置に転送する工程とを有することを特徴とする画
    像読み取り装置の制御方法。
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