JP2003179712A - 印刷装置及びジョブ情報管理方法 - Google Patents

印刷装置及びジョブ情報管理方法

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JP2003179712A
JP2003179712A JP2002237637A JP2002237637A JP2003179712A JP 2003179712 A JP2003179712 A JP 2003179712A JP 2002237637 A JP2002237637 A JP 2002237637A JP 2002237637 A JP2002237637 A JP 2002237637A JP 2003179712 A JP2003179712 A JP 2003179712A
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Masahiko Abe
真彦 安部
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿を読み取って複写する複写ジョブ処理機
能と通信線を介した印刷ジョブを処理する機能とを備え
る印刷装置において、ユーザに自分のジョブの待ち時間
等を分かりやすくする。 【解決手段】 複写ジョブはデジタル複写機10に入力
される。クライアント装置40からの印刷ジョブはプリ
ントサーバ20で管理される。プリントサーバ20は、
印刷ジョブをデジタル複写機10が印刷可能な形式に変
換してデジタル複写機10に供給する。制御部11は複
写ジョブの管理情報を有し、制御部21は印刷ジョブの
管理情報を保持する。これら各ジョブの管理情報は、当
該ジョブのイメージデータのサイズ情報を含む。この制
御部11及び/又は21が保持する複写ジョブの管理情
報と印刷ジョブの管理情報を統合ジョブ管理部にて集約
し、表示部12a,22aに表示したり、クライアント
装置40に送信したりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的なイメージ
データを用紙に印刷するための印刷装置に関し、特に印
刷機能と複写機能の両方を有する画像形成装置を印刷手
段として有する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機(あるいはデジタルカラ
ー複写機)は、原稿のイメージを光学的に読み取ってデ
ジタルのイメージデータを生成する読取り機構と、その
イメージデータを用紙に印刷する印刷機構との組合せと
捉えることができる。実際、読取り機構と印刷機構とを
別々に開発し、両者を組合せてデジタル複写機を構成す
るという開発手法が採られることも多い。読取り機構は
IIT(Image Input Terminal)と、印刷機構はIOT
(Image Output Terminal)と呼ばれることがある。
【0003】デジタル複写機の印刷機構は、デジタルの
イメージデータに基づき用紙の上に半永久的な画像を形
成するという機能の上では、コンピュータの出力手段と
して用いられるプリンタと何ら変わるところはない。そ
こで、デジタル複写機をネットワーク等に接続し、プリ
ントエンジンとして利用するという利用形態も生まれて
いる。このような利用形態では、例えば、図25に示す
ようにデジタル複写機10を印刷制御装置としてのプリ
ントサーバ20を介してLAN(ローカル・エリア・ネ
ットワーク)などのネットワーク30に接続される。プ
リントサーバ20は、コンピュータなどのクライアント
装置40が出力した印刷ジョブを受け付けてスケジュー
リングするスプーラ機能と、印刷ジョブをデジタル複写
機で処理可能なイメージデータの形に展開する画像化機
能を有する。プリントサーバ20が印刷ジョブを展開し
て得たイメージデータをデジタル複写機に供給すると、
デジタル複写機はそのイメージデータを用紙に印刷す
る。
【0004】1つの原稿を複写するために行う一連の処
理を、印刷ジョブとの対比で複写ジョブと呼ぶ。プリン
タとしても利用されるデジタル複写機は、印刷ジョブと
複写ジョブのいずれを優先的に処理するかについてのモ
ードを有する場合がある。例えば、特開平5−3026
4号公報には、複写ジョブを優先するローカルモード
と、印刷ジョブを優先するリモートモードの2種類のモ
ードを有するデジタル複写機が示されている。このデジ
タル複写機は、ESSと呼ばれる印刷制御のためのモジ
ュール(プリントサーバに相当)に接続されており、ロ
ーカルモードで動作中にESSから印刷ジョブの処理依
頼が来ると、ESSに対してbusy状態を表す信号を
返す。
【0005】デジタル複写機の中には、ハードディスク
等の大容量の記憶装置を内蔵するものがある。この種の
デジタル複写機は、原稿を読み取って得たイメージデー
タをその記憶装置に蓄え、その記憶装置からイメージデ
ータを読み出して印刷することができる。コピー部数が
2部以上の場合、このデジタル複写機は、1部目の複写
時に原稿の読取りを一度だけ行い、2部目以降は記憶装
置に蓄えたイメージデータを読み出して印刷する。2部
目以降を印刷している間は、デジタル複写機の印刷機構
のみが動作し、読取り機構は休止している。この種のデ
ジタル複写機の中には、そのような読取り機構の空き時
間を利用して次の原稿の読取りのみを先に行うことがで
きるものも多い。このようなデジタル複写機では、読み
取った原稿各ページのイメージデータに対応づけて、操
作パネルから入力されたコピー部数や拡大縮小率などの
設定情報を記憶し、後でイメージデータを印刷する際に
その設定情報を参照する。すなわち、このようなイメー
ジデータと設定情報との組合せにより、複写ジョブの内
容が規定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般にプリントサーバ
は、管理している印刷ジョブの状況などを表示し、印刷
ジョブの取消や処理順序の入れ替えなどの操作を受け付
けるUI(ユーザインタフェース)を有している。一
方、大容量記憶装置を有するデジタル複写機の中にも、
管理している複写ジョブの状況などを表示し、ジョブの
取消などの操作を受け付けるUIを有するものがある。
従来、このようなプリントサーバ及びデジタル複写機か
ら構成される印刷システムでは、印刷ジョブに関する情
報はプリントサーバで、複写ジョブに関する情報はデジ
タル複写機で、それぞれ別々に管理されていた。このた
め、プリントサーバでは、デジタル複写機でどのような
複写ジョブが処理又は蓄積されているかを知ることがで
きなかった。また同様に、デジタル複写機も、プリント
サーバにどのような印刷ジョブがスプールされているか
等の情報を知ることができなかった。
【0007】したがって、ユーザは、デジタル複写機で
の印刷処理を待っている印刷ジョブや複写ジョブがどれ
だけあるかを知るには、プリントサーバとデジタル複写
機の両方のUI表示を見なければならなかった。図25
の構成は、デジタル複写機10がプリントサーバ20と
直接ケーブル等で接続される構成であったが、デジタル
複写機10とプリントサーバ20とをネットワークを介
してリモートで接続するような構成も考えられる。この
ような構成をとった場合、ユーザは、離れた位置にある
デジタル複写機10とプリントサーバ20のUI表示を
一度に見ることはできなかった。
【0008】また、デジタル複写機10やプリントサー
バ20のUIでは、処理待ちのジョブの数や名前が分か
るものがある。しかし、個々のジョブの処理に要する時
間は様々であり、仮に待ちジョブの数が分かったとして
も、待ちジョブ数の情報だけでは、投入したジョブが処
理されるまでの待ち時間の推測は極めて困難である。
【0009】本発明は、このような課題に鑑みなされた
ものであり、原稿を光学的に読み取って得たイメージデ
ータを用紙に印刷する複写機能と、通信線を介して入力
されたイメージデータを用紙に印刷する印刷機能とを有
する印刷装置において、投入したジョブの待ち時間等の
推測に役立つ情報を提供する機構を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電子的なイメージデータを用紙に印刷す
る印刷装置であって、原稿を読み取って得たイメージデ
ータを複写ジョブとして用紙に印刷する複写制御手段
と、クライアント装置が与える印刷ジョブに基づいたイ
メージデータを用紙に印刷する印刷制御手段と、前記複
写制御手段又は前記印刷制御手段による処理の対象とな
る複写ジョブと印刷ジョブとにおける各ジョブのイメー
ジデータのサイズ情報を表示するジョブ情報表示手段
と、を備える。
【0011】この構成では、この印刷装置は、複写制御
手段に対する複写ジョブと、印刷制御手段に対して与え
られた印刷ジョブの各々のイメージデータのサイズ情報
を管理し、表示することができる。これにより、ユーザ
は、その印刷装置が処理すべき各ジョブのサイズ情報を
知ることができる。イメージデータのサイズ情報は、印
刷所要時間を決める重要なパラメータの一つである。し
たがって、これを表示することで、例えば、ユーザが自
分のジョブが印刷されるまでの待ち時間の推測などの際
に大きな助けとなる。
【0012】また、複写ジョブ又は印刷ジョブの各ジョ
ブのイメージデータのサイズ情報は、印刷装置側で表示
するだけでなく、外部装置(例えばネットワークを介し
て接続されたクライアント装置)に送信するように構成
することもできる。これにより、例えば外部装置からの
状態問い合わせに応じて、サイズ情報をその外部装置に
提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0014】1.全体構成 図1は、本発明に係る印刷システムの全体的な構成を示
す機能ブロック図である。図1において、印刷システム
は、デジタル複写機10とプリントサーバ20から構成
されている。デジタル複写機10は、複写機として機能
すると共に、クライアント装置40から出力された印刷
ジョブを印刷する印刷装置としても機能する。以下、デ
ジタル複写機10及びプリントサーバ20について詳細
に説明する。
【0015】デジタル複写機10は、制御部11、UI
(ユーザインタフェース)12、プリントサーバI/F
(インタフェース)13、IIT(Image Input Termin
al)14、IPS(Image Processing system)1
5、IOT(Image Output Terminal)16、及び記憶
装置17を有している。制御部11は、デジタル複写機
10全体の制御を行うためのモジュールである。UI1
2は、デジタル複写機10に対する操作の入力のための
ユーザインタフェースであり、表示部12aと操作入力
部12bを含んでいる。表示部12aは、例えば液晶デ
ィスプレイとして構成することができる。また、操作入
力部12bは、各種操作ボタンとして構成することがで
きる。また、表示部12aと操作入力部12bとをいわ
ゆるタッチパネルとして一体的に構成することもでき
る。プリントサーバI/F13は、プリントサーバ20
との通信のためのインタフェース・モジュールである。
IIT14は、複写対象の原稿を光学的に読み取るため
の機構である。IPS15は、IIT14で獲得された
原稿のイメージデータに対して色調補正やデータ圧縮な
どの処理を行うモジュールである。IPS15で圧縮さ
れたイメージデータが、制御部11の制御のもと、記憶
装置17に記憶される。印刷の際には、制御部11が、
記憶装置17から圧縮イメージデータを取り出し、その
圧縮イメージデータをIPS15でデータ伸長した後、
IOT16に供給する。IOT16は、受け取ったイメ
ージデータを用紙に印刷する。記憶装置17は、原稿の
イメージデータ(圧縮されているとは言ってもデータサ
イズは無視できない)を多数蓄積する必要があるため、
大容量であることが望ましい。コストを考えると、記憶
装置17としては、例えばハードディスク装置が好適で
ある。
【0016】デジタル複写機10は、IIT14にて読
み取った原稿各ページのイメージをいったん記憶装置1
7に蓄えるとともに、その記憶装置17から各イメージ
を読み出してIOT16に供給する(すなわちIOT1
6に印刷させる)。このような構成により、デジタル複
写機10は、IIT14による複写原稿の読み取りと、
IOT16による印刷処理とを独立に実行することがで
きる。
【0017】さらにデジタル複写機10は、複数の複写
ジョブを保持し、管理することができる。すなわち、デ
ジタル複写機10は、例えばADF(Auto Document Fe
eder:自動原稿送り装置)などによりIIT14にまと
めて入力されたページ群を一つの複写ジョブと認識し、
画像データ群をジョブ単位で管理する。制御部11は、
記憶装置17に記憶したイメージがそれぞれどの複写ジ
ョブに対応するかを管理する。また、制御部11は、そ
れら各複写ジョブの入力の際に操作入力部12bから入
力された複写属性(用紙サイズ、部数、拡大・縮小率な
ど)を、それら各ジョブに対応づけて管理する。制御部
11におけるジョブ管理は、基本的にFIFO(先入れ
先出し)である。すなわち、制御部11は、入力された
複写ジョブを順にキュー(待ち行列)に入れ、そのキュ
ーの先頭から順に複写ジョブを取り出してIOT16に
印刷させる。
【0018】また、デジタル複写機10は、プリントサ
ーバ20を介してクライアント装置40から印刷ジョブ
を受け取り、これをIOT16にて印刷処理することが
できる。このように印刷ジョブを処理することに伴い、
デジタル複写機10では、複写ジョブと印刷ジョブの印
刷処理の競合制御が必要となる。
【0019】すなわち、クライアント装置40からの印
刷ジョブの投入も、デジタル複写機10における複写ジ
ョブの投入も、それぞれ任意のタイミングで行われる。
そして、プリントサーバ20は印刷ジョブを受け取ると
即座にそれをデジタル複写機10に印刷させようとす
る。このため、デジタル複写機10に対して印刷ジョブ
と複写ジョブとがほぼ同時に到着する場合がある。この
ような場合、複写ジョブと印刷ジョブのいずれを先に処
理するかを決定する必要がある。
【0020】デジタル複写機10には、このような競合
制御のため複数のモードが規定されている。この競合制
御は制御部11によって実行される。この競合制御の内
容については、後に詳しく説明する。
【0021】プリントサーバ20は、制御部21、UI
22、クライアントI/F23、記憶装置24、画像処
理部25、及び複写機I/F26を有している。制御部
21は、プリントサーバ20全体の制御を行うためのモ
ジュールである。UI22は、プリントサーバ20に対
する操作の入力のためのユーザインタフェースであり、
表示部22aと操作入力部22bを含んでいる。例え
ば、表示部22aは液晶ディスプレイやCRTとして構
成することができ、操作入力部22bは汎用のキーボー
ドや専用の操作パネルなどとして構成することができ
る。クライアントI/F23は、ネットワーク30を介
した通信のためのインタフェース・モジュールである。
クライアント装置40から出力された印刷ジョブは、ネ
ットワーク30を介し、このクライアントI/F23か
らプリントサーバ20に入力される。クライアント装置
40が発する印刷ジョブは、ラスターイメージであった
り、PostScript(米国アドビシステムズ社の
商標)やPDF/TIFF(米国アドビシステムズ社の
商標)などのPDL(ページ記述言語)データであった
りする。印刷ジョブがPDLデータである場合は、この
ままではデジタル複写機10のIOT16で印刷できな
い。そこで、画像処理部25が、PDLで記述された印
刷ジョブを解釈し、デジタル複写機10のIOT16が
処理できるイメージデータの形式に変換する。なお、本
明細書では、「イメージデータ」とは、デジタル複写機
10のIOT16が処理できるデータ形式を指すものと
する。このようにして生成されたイメージデータは、記
憶装置24に蓄積され、印刷処理の順番が来るのを待
つ。
【0022】また、画像処理部25は、イメージデータ
をデータ圧縮する機能を有する。印刷ジョブに圧縮保存
の指示が含まれていれば、その印刷ジョブを構成するイ
メージデータは、画像処理部25でデータ圧縮された
後、記憶装置24に記憶される。圧縮保存されたイメー
ジデータは、デジタル複写機10に送信する際には、画
像処理部25でデータ伸長され、元のイメージデータに
戻される。
【0023】また、クライアント装置40からプリント
サーバ20に対し、印刷対象の画像を表すデータの他
に、印刷内容に関する指示が送られてくる場合がある。
このような指示は、PDLの記述に含まれる場合もある
し、クライアント装置40とプリントサーバ20との間
で規定されたプロトコルに従ったPDLとは別のデータ
として送られてくる場合もある。プリントサーバ20
は、このような印刷指示の内容を、デジタル複写機10
が理解できる形式に変換し、イメージデータと対応づけ
て記憶装置24に記憶する。そして、記憶された印刷指
示データは、印刷の順番が来ると、対応するイメージデ
ータと共にデジタル複写機10に送られる。デジタル複
写機10は、受け取った印刷指示データとイメージデー
タを順次IOT16に供給して印刷処理させる。
【0024】ここで、クライアント装置40から送られ
てくる印刷指示には、印刷方式に関する指示と、印刷対
象のデータの属性情報とが含まれる。印刷方式に関する
指示には、例えば、出力用紙のサイズや種類、給紙トレ
イや排紙トレイの指定、拡大/縮小の指定、後処理に関
する指定(ステープル留めの位置や数、バインディング
処理の有無など)が含まれる。なお、後処理に関する指
定は、デジタル複写機10が後処理(ステープル留めや
パンチ穴開けなど)機能を有している場合にのみ可能で
ある。また、データ属性情報には、例えば、印刷対象の
データのサイズや種類、カラー属性(カラーか白黒
か)、そのデータの所有者名などが含まれる。
【0025】なお、記憶装置24は、クライアント装置
40から受信した印刷ジョブのデータをいったん蓄えた
り、その印刷ジョブから生成したイメージデータを蓄え
たりする必要があるため、大容量であることが望まし
い。記憶装置24としては、例えばハードディスクを用
いることができる。複写機I/F26は、デジタル複写
機10との通信のためのインタフェース・モジュールで
ある。デジタル複写機10とプリントサーバ20とは、
プリントサーバI/F13と複写機I/F26を介して
互いに接続される。
【0026】プリントサーバ20は、クライアント装置
40からページ記述言語で記述された印刷ジョブを受け
取ると、制御部21の制御のもと、この印刷ジョブを画
像処理部25によりイメージデータに展開し、それらイ
メージデータを記憶装置24に記憶する。制御部21
は、記憶装置24に記憶した各イメージデータを印刷ジ
ョブの識別子(ジョブ名など)と対応づけて管理する。
そして、制御部21は、各印刷ジョブの印刷順序につい
てスケジューリングを行い(基本的には入力順であ
る)、その印刷順序に従って各印刷ジョブのイメージデ
ータをデジタル複写機10に出力する。すなわち、制御
部21は、入力された印刷ジョブを順にキューに入れ、
そのキューの先頭から順に印刷ジョブを取り出してデジ
タル複写機10に供給する。なお、プリントサーバ20
は、キュー内の印刷ジョブの順序をユーザの指示に応じ
て変更する機能を有している。この機能については後に
詳細に説明する。
【0027】2.基本的なジョブ管理 次に、デジタル複写機10の制御部11とプリントサー
バ20の制御部21について詳細に説明する。
【0028】図2は、デジタル複写機10の制御部11
の詳細な構成を示す機能ブロック図である。図2に示す
ように、制御部11は、複写ジョブ管理部110、モー
ド管理部114、画像出力制御部116、及び統合ジョ
ブ管理部100、を含む。複写ジョブ管理部110は、
複写ジョブのジョブ管理を行うモジュールである。複写
ジョブ管理部110は、IIT14から複写ジョブが入
力されると、その複写ジョブに対して識別子を割当て、
その複写ジョブの各ページのイメージデータをその識別
子に対応づけて管理する。この識別子のことを、ここで
はジョブ名と呼ぶ。また、複写ジョブ管理部110は、
管理している複写ジョブについて、所定の管理情報(す
なわち複写ジョブ管理情報112)を作成し、管理す
る。
【0029】図3は、複写ジョブ管理情報112の内容
の一例を示す図である。図示のように、複写ジョブ管理
情報112としては、各複写ジョブごとに、ジョブ名、
ステータス、オーナー、サイズ、頁数、及び部数が登録
される。例えば「ステータス」は、そのジョブの現在の
状態、すなわちそのジョブが印刷中であるか、あるいは
これから何番目に印刷されるかなどの状態を示す情報で
ある。この例におけるステータス“wait”は、その
ジョブ(“copy23”)が印刷処理待ち状態である
ことを示している。なお、ステータスに処理順序が登録
されている場合は、ジョブはそのステータスに示された
処理順序に従って印刷処理される。また、「オーナー」
は、そのジョブの所有者の識別名を示している。複写ジ
ョブの場合、オーナーの情報は、例えば複写機の課金管
理のためのIDカードリーダから得ることができる。
「サイズ」はそのジョブのイメージデータのサイズ(バ
イト単位)、「頁数」はそのジョブの文書の頁数、「部
数」はそのジョブの文書の印刷部数を示している。
【0030】図2に戻り、モード管理部114は、印刷
ジョブと複写ジョブの競合制御に関するモードを管理す
るモジュールである。モード管理部114は、ユーザあ
るいはシステム管理者からモードの設定を受け付け、設
定されたモードの値を記憶する。なお、モードの設定値
は、デジタル複写機10のメインメモリ上に記憶しても
よいし、デジタル複写機10に付属した不揮発性の大容
量記憶装置(例えばハードディスク装置)に記憶しても
よい。後者の場合、デジタル複写機10の電源のオン・
オフを行っても、モードの設定値を保持できる。本実施
形態では、この競合制御のモードとして、複写ジョブを
優先するモード、印刷ジョブを優先するモードなど、5
つのモードを規定している。これらモードの内容及びこ
れに応じた競合制御の詳細については、後に詳しく説明
する。
【0031】画像出力制御部116は、モード管理部1
14に設定されたモードに応じて、印刷ジョブと複写ジ
ョブとの競合制御を行う。すなわち、画像出力制御部1
16は、モードに応じて、複写ジョブ管理部110のキ
ューの先頭にある複写ジョブとプリントサーバ20から
入力される印刷ジョブのうち一方を選択し、選択した方
のジョブのイメージデータをIOT16に供給する。
【0032】統合ジョブ管理部100は、本実施形態の
特徴の一つであり、印刷システム(すなわちデジタル複
写機10とプリントサーバ20)が現在保持しているす
べてのジョブについて、統合的なジョブ管理を行うため
の手段である。この統合ジョブ管理部100の詳細につ
いては、後に詳しく説明する。
【0033】図4は、プリントサーバ20の制御部21
の詳細な構成を示す機能ブロック図である。図4に示す
ように、制御部21は、印刷ジョブ管理部120と統合
ジョブ管理部100を有する。印刷ジョブ管理部120
は、印刷ジョブのジョブ管理を行うモジュールである。
すなわち、印刷ジョブ管理部120は、クライアントI
/F23を介して印刷ジョブが入力されると、その印刷
ジョブを画像処理部25に渡し、画像処理部25により
生成されたイメージデータを、記憶装置24に記憶す
る。そして、印刷ジョブ管理部120は、記憶装置24
に記憶した各イメージデータを、その印刷ジョブのジョ
ブ名に対応づけて管理する。また、印刷ジョブ管理部1
20は、管理している各印刷ジョブについて、管理情報
(すなわち印刷ジョブ管理情報122)を作成し、管理
する。
【0034】図5は、印刷ジョブ管理情報122の内容
の一例を示す図である。この例では、印刷ジョブ管理情
報122には、前述の複写ジョブ管理情報(図3参照)
と同様、各印刷ジョブごとに、ジョブ名、ステータス、
オーナー、サイズ、頁数、及び部数が登録される。各項
目の内容は、複写ジョブ管理情報と同様である。なお、
「ステータス」の値“print”は、そのジョブが現
在(デジタル複写機で)印刷中であることを示し、“1
st”及び“2nd”は、それぞれ印刷待ちの印刷ジョ
ブのなかで先頭及び2番目であることを示している。な
お、印刷ジョブ管理情報122のステータスにおける処
理順序の値は、あくまで印刷ジョブの間での順序を示す
にすぎない。同様に、(図3には示されていないが、)
複写ジョブ管理情報112のステータスにおける処理順
序の値は、複写ジョブ同士の間での処理順序を示すに過
ぎない。それら処理順序の値が実際のデジタル複写機1
0での印刷出力の順序にどのように反映されるかは、デ
ジタル複写機10のモードによって異なってくる。
【0035】また、制御部21は、デジタル複写機10
の制御部11と同様、印刷システムが現在保持している
すべてのジョブについて統合的なジョブ管理を提供する
統合ジョブ管理部100を有している。この統合ジョブ
管理部100は、制御部11に設けられるものと基本的
に同じものでよい。
【0036】3.統合ジョブ管理部 次に、図6を参照して、制御部11及び21に設けられ
た統合ジョブ管理部100の構成及び処理内容について
説明する。図6に示すように、統合ジョブ管理部100
は、ジョブ情報集約部200、管理情報記憶部210、
ジョブ情報表示制御部220、ジョブ操作入力処理部2
30、ジョブ操作反映処理部240を含む。ジョブ情報
集約部200は、デジタル複写機10の複写ジョブ管理
部110及びプリントサーバ20の印刷ジョブ管理部1
20から、複写ジョブ管理情報112と印刷ジョブ管理
情報122を取得し、これらを集約して統合ジョブ管理
情報212を作成する。作成された統合ジョブ管理情報
212は、管理情報記憶部210内に記憶される。ま
た、ジョブ情報集約部200は、デジタル複写機10の
モード管理部114から競合制御に関するモードの設定
値を取得する。取得されたモードの設定値は、モード設
定情報214として管理情報記憶部210内に記憶され
る。このジョブ情報集約部200による管理情報の集約
処理は、デジタル複写機10及びプリントサーバ20の
起動時にそれぞれ実行され、その後は定期的に、あるい
はイベントが発生した場合に、実行される。管理情報の
集約処理のトリガとなるイベントとしては、例えば、デ
ジタル複写機10によるジョブ処理の完了(及びこれに
伴う新たなジョブの処理の開始)、ユーザによるジョブ
操作指示の入力(及びこれに伴う統合ジョブ管理情報の
更新)などがある。
【0037】図7は、統合ジョブ管理情報212の内容
の一例を示す図である。図示のように、統合ジョブ管理
情報212には、印刷ジョブと複写ジョブの両方の管理
情報が集約されている。そして、統合ジョブ管理情報2
12には、複写ジョブ管理部110及び印刷ジョブ管理
部120が管理していた情報に加え、各ジョブごとに、
そのジョブの種類(すなわち複写ジョブ及び印刷ジョブ
のいずれか)の情報が登録されている。なお、統合ジョ
ブ管理情報212における「ステータス」は、複写ジョ
ブ管理部110や印刷ジョブ管理部120に登録されて
いた「ステータス」そのものではなく、複写ジョブと印
刷ジョブを合わせたすべてのジョブのなかでの処理順序
を表す値となっている。このため、ジョブ情報集約部2
00は、複写ジョブ管理部110や印刷ジョブ管理部1
20に登録されていた「ステータス」と、デジタル複写
機10のモードとに基づき、各ジョブごとにジョブ全体
における処理順序を決定し、これを統合ジョブ管理情報
212に登録する。
【0038】ジョブ情報表示制御部220は、統合ジョ
ブ管理情報212とモード設定情報214の表示処理の
制御を行う。ジョブ情報表示制御部220で生成された
表示情報は、プリントサーバ20の表示部22a(又は
デジタル複写機10の表示部12a)に表示される。図
8は、表示部22aにおける統合ジョブ管理情報の表示
の一例を示す図である。この例は、ウインドウシステム
を利用した表示の例を示している。図8において、表示
ウインドウ500には、統合ジョブ管理情報の表示欄5
10とモード設定情報の表示欄520が設けられてい
る。統合ジョブ管理情報の表示欄510には、図7に示
した統合ジョブ管理情報に基づき、各ジョブのType
(種類)、JOB名(ジョブ名)、Status(ステ
ータス)、Owner(オーナー)、Size(サイ
ズ)、Page(頁数)、Copy(部数)が表示され
ている。各ジョブのTypeを表示することにより、ユ
ーザは、現在印刷システム内にどのようなジョブが存在
するかを知ることができる。また、表示ウインドウ50
0には、後述するジョブ操作等のための操作ボタン53
0が表示されている。このように、統合ジョブ管理情報
212とモード設定情報214を表示することにより、
ユーザは、印刷システムが現在処理(すなわち印刷)し
又はこれから処理する複写ジョブ及び印刷ジョブを一度
に確認することができる。
【0039】ジョブ操作入力処理部230は、統合ジョ
ブ管理情報212に登録されている各ジョブに対する、
ユーザからの操作を受け取るモジュールである。ここで
対象とする操作は、ジョブの削除、一時停止、再開、処
理順序の入れ替えなど、ジョブ単位での操作である。ジ
ョブ操作入力処理部230は、プリントサーバ20の操
作入力部22b(又はデジタル複写機10の操作入力部
12b)から入力されたジョブ操作に対する指示を取得
する。図8のようなウインドウ表示の場合は、ユーザ
は、所望の操作ボタン530をマウスで押下することに
より、操作内容を指示することができる。この場合、操
作対象のジョブは、表示欄510において所望のジョブ
をクリックすることにより指定できる。例えば、印刷ジ
ョブ「システム図」を削除したい場合は、表示欄510
内の「システム図」の行をクリックし、削除ボタン53
0−4を押下すればよい。移動ボタン530−1は、ジ
ョブの処理順序の移動を指示するためのボタンである。
あるジョブをクリックして選択し、移動ボタン530−
1を押し、移動先をクリックすると、そのジョブの処理
順序が移動先の処理順序に変わる。停止ボタン530−
3は、ジョブの処理の保留を指示するためのボタンであ
る。ジョブを選択し、停止ボタン530−3を押すと、
そのジョブの処理が停止される。この場合、そのジョブ
のステータスは、停止状態を示す値(たとえば“sus
pend”)に切り替わる。なお、ジョブの停止状態と
は、そのジョブがいつでも印刷(あるいは複写)できる
状態でキューに入れられているが、他の後続のジョブが
先に処理されていく状態を言う。なお、停止中のジョブ
を選択し、再開ボタン530−2を押せば、そのジョブ
の処理が再開される。
【0040】ジョブ操作入力処理部230は、操作入力
部22b(または12b)を介して取得したユーザの操
作指示にしたがって、統合ジョブ管理情報(特にステー
タス)を変更する。例えば、操作指示があるジョブの削
除であった場合は、そのジョブを統合ジョブ管理情報2
12から削除し、他のジョブのステータスの調整を行
う。また、ジョブ操作入力処理部230は、その操作指
示をジョブ操作反映処理部240に伝える。
【0041】ジョブ操作反映処理部240は、その操作
指示の内容を、複写ジョブ管理部110の複写ジョブ管
理情報112及び印刷ジョブ管理部120の印刷ジョブ
管理情報122に反映させるための処理を行う。例え
ば、操作指示がある印刷ジョブの削除であった場合は、
ジョブ操作反映処理部240は、印刷ジョブ管理部12
0に対してそのジョブの削除を指示する。この結果、そ
の印刷ジョブが廃棄され、印刷ジョブ管理情報122が
更新される。同様に、複写ジョブに対する操作指示が入
力された場合はその操作指示は複写ジョブ管理部110
に伝えられ、印刷ジョブと複写ジョブの双方にまたがる
操作指示が入力された場合は、その操作指示は印刷ジョ
ブ管理部120及び複写ジョブ管理部110の両方に伝
えられる。このような処理により、統合ジョブ管理情報
の一覧表示(図8参照)を参照して行われたユーザの操
作指示が、印刷ジョブ管理部120及び複写ジョブ管理
部110に反映される。
【0042】このように、本実施形態では、ジョブ操作
入力処理部230及びジョブ操作反映処理部240を設
けたことにより、ユーザは、統合ジョブ管理情報の一覧
表示と連動してジョブの操作指示を入力し、それをデジ
タル複写機10及びプリントサーバ20に反映させるこ
とができる。
【0043】4.競合制御に関するモード 次に、複写ジョブと印刷ジョブとの間での競合制御のた
めのモードについて説明する。本実施形態のシステムで
は、5種類のモードを規定している。以下、それらを1
つずつ説明する。
【0044】(1)複写ジョブ優先モード1 このモードは、常に複写ジョブを優先処理するモードで
ある。このモードにあるときは、印刷ジョブは処理され
ない。この場合、印刷ジョブは、プリントサーバ20内
に保持され、待機状態(ステータス“wait”)とな
る。すなわち、このモードでは、図9に示すように、複
写ジョブが存在するかどうかを判定し(S11)、存在
する場合はその複写ジョブを印刷処理し(S12)、存
在しない場合は印刷処理を行わない。
【0045】(2)複写ジョブ優先モード2 このモードは、複写ジョブと印刷ジョブが競合する場合
にのみ、複写ジョブを優先するモードである。したがっ
て、デジタル複写機10が複写ジョブを有しないとき
は、印刷ジョブが印刷処理される。なお、このモードに
おいて、デジタル複写機10が印刷ジョブを印刷処理し
ている間に複写ジョブが入力された場合は、その複写ジ
ョブは、その印刷ジョブの処理の完了を待って処理され
る。すなわち、このモードでは、図10に示すように、
まず複写ジョブが存在するかを判定し(S21)、存在
する場合は複写ジョブを実行する(S22)。そして、
複写ジョブがない場合にのみ、印刷ジョブが存在するか
判定し(S23)、存在すればその印刷ジョブを処理す
る(S24)。
【0046】(3)印刷ジョブ優先モード1 このモードは、常に印刷ジョブを優先処理するモードで
ある。このモードにあるときは、複写ジョブは処理され
ない。この場合、複写ジョブは、デジタル複写機10内
に保持され、待機状態となる。すなわち、このモードで
は、図11に示すように、印刷ジョブが存在するかどう
かを判定し(S31)、存在する場合はその印刷ジョブ
を印刷処理し(S32)、存在しない場合は印刷処理を
行わない。
【0047】(4)印刷ジョブ優先モード2 このモードは、複写ジョブと印刷ジョブが競合する場合
にのみ、印刷ジョブを優先するモードである。したがっ
て、印刷ジョブがなくなると、複写ジョブが処理され
る。なお、このモードにおいて、デジタル複写機10が
複写ジョブを印刷処理している間に印刷ジョブが入力さ
れた場合は、その印刷ジョブは、その複写ジョブの処理
の完了を待って処理される。すなわち、このモードで
は、図12に示すように、まず印刷ジョブが存在するか
を判定し(S41)、存在する場合は印刷ジョブを実行
する(S42)。そして、印刷ジョブがない場合にの
み、複写ジョブが存在するか判定し(S43)、存在す
ればその印刷ジョブを処理する(S44)。
【0048】(5)非優先モード このモードでは、複写ジョブと印刷ジョブとは対等に扱
われる。すなわち、複写ジョブと印刷ジョブは、受付順
に従って順に処理される。
【0049】このモードでは、例えば図13に示すよう
に、複写ジョブが存在するかどうか判定する(S5
1)。複写ジョブが存在しない場合、印刷ジョブが存在
するか否かを判定し(S52)、印刷ジョブが存在すれ
ば、その印刷ジョブを実行する(S55)。S51にお
いて、複写ジョブが存在する場合、更に印刷ジョブが存
在するか否かを判定する(S53)。ここで、印刷ジョ
ブが存在しない場合は、複写ジョブのみしか存在しない
と言うことなので、複写ジョブを実行する(S56)。
S53において複写ジョブが存在する場合には、印刷ジ
ョブと複写ジョブの両方が存在することになる。この場
合は、複写ジョブと印刷ジョブのどちらが先に本システ
ムに受け付けられたかを判定する(S54)。この判定
の結果、印刷ジョブが先の場合は印刷ジョブを実行し
(S55)、複写ジョブが先の場合は複写ジョブを実行
する(S56)。なお、本システムでは、この非優先モ
ードを実現するために、各ジョブの管理情報としてその
ジョブを受け付けた時刻が管理されている。
【0050】以上、本実施形態に規定されている競合制
御のモードについて説明した。このモードは、デジタル
複写機10のモード管理部114により管理されてい
る。そして、デジタル複写機10がどのモードにあるか
によって、複写ジョブと印刷ジョブの処理順序が変わっ
てくる。すなわち、複写ジョブ管理部110は各複写ジ
ョブの処理順序を、印刷ジョブ管理部120は各印刷ジ
ョブの処理順序を、それぞれ管理しているが、複写ジョ
ブ及び印刷ジョブを合わせたジョブ全体での処理順序
は、モードが決まって始めて決まる。そこで、統合ジョ
ブ管理部100は、印刷ジョブと複写ジョブの管理情報
を集約した時に、このモードの設定値を参照して、各ジ
ョブの処理順序に関するステータスを決定する。例え
ば、印刷システムが印刷ジョブ優先モード1にあるとき
は複写ジョブは処理されないので、複写ジョブのステー
タスは待機“wait”と決定される。また、システム
が非優先モードにあるときは、統合ジョブ管理部100
は、各ジョブの処理順序を受付時刻に基づき決定する。
このようにしてジョブ全体の中での処理順序に関するス
テータスを決定し、このステータスを一覧表示すること
により、ユーザは、現在印刷システム内に保持されてい
るジョブがどのような順番で処理されていくかを知るこ
とができる。
【0051】なお、モードは、ユーザの指示によって変
更することができる。このモード変更の指示は、例えば
統合ジョブ管理部100で生成された一覧表示(図8参
照)上で行うことができる。すなわち、モードの表示欄
520に付属したプルダウンメニューからモードを選択
し、設定ボタン530−5を押下することにより、モー
ドを変更することができる。このモード変更の指示は、
ジョブ操作反映処理部240を介してデジタル複写機1
0のモード管理部114に伝えられ、そこに保持された
モードの設定値が変更される。
【0052】また、このモードを動的に制御する方法と
して、次のような方法が考えられる。
【0053】まず第一は、モードのデフォルト値を決め
ておき、所定時間の間印刷ジョブも複写ジョブも入力さ
れなかった場合に、モードをそのデフォルト値に戻すと
いう方法である。
【0054】第二は、統合ジョブ管理部100にて統合
ジョブ管理情報の変化を監視し、同一のモードが連続し
た状況であるジョブが所定時間以上処理待ち状態にある
のを検出した場合は、そのジョブが印刷されるよう統合
ジョブ管理部100がモードの設定を変更するという方
法である。この方法によれば、一方の種類のジョブしか
処理しないモードが長時間続いた場合に、その間処理待
ち状態にあった他方の種類のジョブを処理することが可
能となる。
【0055】5.統合ジョブ管理情報の表示例 次に、統合ジョブ管理部100において生成するジョブ
状況の一覧表示の変形例について説明する。図14は、
この表示の変形例を示す図である。この例では、前述の
例(図8)に比べて表示項目を制限している。すなわ
ち、この例では、ジョブの状況に関する基本的な情報、
すなわちジョブのType(種類)、ID(識別子)、
Status(ステータス)のみを表示している。Ty
pe及びStatusは、図8の例と同じ項目である。
IDは、ジョブを他のジョブと区別するための識別番号
であり、図8の例ではジョブ名に相当する。このように
ジョブの種類、識別子、処理順序に関するステータスの
情報は、ユーザがジョブの処理順序についての操作を行
うに当たって必要な情報である。このように表示項目を
限定して表示を行う場合、ジョブ情報集約部200によ
る管理情報の集約処理において、その表示項目に対応す
る情報のみを集約して、それら限られた項目のみからな
る統合ジョブ管理情報を生成することもできる。また、
統合ジョブ管理情報には、管理情報のすべての項目の情
報を登録しておき、表示項目のみを制限することもでき
る。なお、図14の表示において、IDの代わりにユー
ザが付けたジョブ名を表示するようにしてもよい。ま
た、図14では、ジョブの種類を表示項目の一つ(Ty
pe)として表示したが、ジョブの種類の表示の仕方は
これに限られるものではない。例えば、図15に示すよ
うに、複写ジョブは通常表示で、印刷ジョブは反転表示
で表示するなど、ジョブの種類によって表示形態を変え
ることによって両者を区別することもできる。この他、
印刷ジョブと複写ジョブのうち一方をハッチング表示又
はシェード(影付き)表示したり、あるいは印刷ジョブ
と複写ジョブとで表示色を異ならせるなどの方法を用い
ることもできる。印刷ジョブと複写ジョブとを区別する
ための表示形態は、使用するハードウエアの機能(カラ
ー表示や中間階調表示が可能か否かなど)に応じて、適
切なものを選択すればよい。
【0056】なお、図14の表示例と図8の表示例とを
比較すると、図8の例の方が表示内容が豊富なため、ユ
ーザにとって便利である。例えば、オーナーを表示する
ことにより、ユーザは自分のジョブがどれなのかを知る
ことができるので、誤って他人のジョブに対して操作を
加えてしまう可能性を低減することができる。また、サ
イズや頁数、部数の情報は、各ジョブの印刷に要する所
要時間を推測するために用いることができる。ユーザ
は、このような情報を参照して、自分のジョブが処理さ
れるまでに後どれだけ待たなければならないかを推測す
ることができる。したがって、ユーザは、推測される時
刻にデジタル複写機10まで印刷結果を取りに行けばよ
く、デジタル複写機の近くで印刷結果が出るのをずっと
待っている必要がなくなる。また、ユーザは、その推測
に基づき、自分のジョブの処理順序を繰り上げるか、あ
るいは自分のジョブを取り消すかなどの判断を行うこと
ができる。
【0057】また、統合ジョブ管理情報についての表示
項目をユーザの指定に従って増減することもできる。こ
の場合の表示例を示したのが図16である。この表示例
では、表示ウインドウ500に、表示項目を変更するた
めの表示内容ボタン530−6が表示されている。この
表示内容ボタン530−6を押下すると、表示オプショ
ンウインドウ540が開かれる。このウインドウ540
には、統合ジョブ管理情報212に登録されている項目
の一覧が示されている。各項目に隣接して配置されたチ
ェックボックスにチェックを行うか否かにより、その項
目を表示するかしないかを設定することができる。ジョ
ブ情報表示制御部220は、この設定に応じて、統合ジ
ョブ管理情報212から必要な表示項目のみを選択し、
表示する。
【0058】6.統合ジョブ管理情報の表示に基づくジ
ョブ操作 次に、統合ジョブ管理情報の一覧表示を用いたジョブ操
作の具体例をいくつか説明する。以下では、図14の表
示例を用いて説明する。
【0059】(1)ジョブの停止 ジョブの停止の指示は、停止したいジョブをマウス等で
選択し、停止ボタン530−3を押下することにより行
われる。停止されたジョブは、ステータスが停止状態と
なる。図17は、ジョブの停止が指示された場合の統合
ジョブ管理情報の表示例を示す図である。この例は、I
D番号33の印刷ジョブが停止された場合を示してい
る。停止状態にあるジョブには、それを示すマーク(s
uspend)が表示されている。停止状態にあるジョ
ブは、停止が解除されるまで、後続のジョブに追い抜か
れる。すなわち、図17において、(a)の時点では、
ID33のジョブは、処理順位が2位で停止状態にある
が、ID31のジョブの処理が終わると、(b)に示す
ように処理順位が一つ繰り上がり1位となる。この時点
で停止状態が解除されれば、ID33のジョブは次に処
理されることになる。ところが、ID32のジョブの処
理が完了した時点でまだID33のジョブの停止状態が
解除されていない場合は、(c)に示すように、ID3
3のジョブは処理順位1位のままに保たれ、次のID3
4のジョブが先に処理される。なお、ジョブの停止状態
の解除は、再開ボタン530−2を押下することにより
行うことができる。
【0060】(2)ジョブの取消 ジョブの削除は、削除したいジョブを選択し、削除ボタ
ン530−4を押下することにより行うことができる。
ジョブの削除が指示された場合に、図18に示すような
確認表示を行ってユーザに確認を求めるような構成にす
れば、誤操作によるジョブの取消を未然に防ぐことがで
きる。
【0061】(3)ジョブの処理順序の移動 ジョブの処理順序の移動は、マウス等により、順序を移
動したいジョブを選択し、移動ボタン530−1を押下
し、移動先を選択することにより行うことができる。な
お、処理順序が移動できるジョブは、競合制御のモード
によって異なってくる。
【0062】例えば、図19は、非優先モードの場合の
ジョブの処理順序の移動の流れを説明する図である。非
優先モードの場合は、基本的に(すなわち操作権限に制
限が加えられていない限り)すべてのジョブの順序を移
動することができる。図19の例では、まずカーソルを
移動(すなわち順序変更)したいジョブ(この例ではI
D32)のライン上においてマウスボタンを押下するこ
とにより、そのジョブが移動対象として選択され、
(a)のように反転表示される。次に、(b)に示すよ
うにカーソルを移動ボタン530−1の上まで移動さ
せ、マウスボタンを押下する。すると、移動対象として
選択したジョブ(ID32)の行が例えば点滅表示(図
19では破線で囲んで表現した)され、そのジョブが移
動対象であることが明示される。次に、カーソルを移動
させると、そのカーソルのある行が反転表示される。そ
して、(c)に示すように、所望の移動先の行(この例
ではID33のジョブの行)にカーソルを移動し、マウ
スボタンを押下すると、移動先が確定する。この結果、
(d)に示すように、ID32のジョブの処理順序がI
D33のジョブの後に変更される。なお、この例は、移
動対象のジョブの処理順序を、移動先として選択したジ
ョブの次に移動する方式であるが、この他に、移動対象
のジョブと移動先のジョブの順序を入れ替えるなどの方
式を採用してもよい。また、ジョブに対する操作の取消
を、例えばマウスの特定のボタンの押下によって指示で
きるようにしてもよい。例えば、ジョブの選択や操作の
指示はマウスの左ボタンの押下で指示し、それらの取消
は右ボタンの押下で指示するなどの方法である。
【0063】非優先モード以外のモードの場合は、移動
対象のジョブや移動先の選択範囲が制限される。例え
ば、印刷ジョブ優先モード1及び印刷ジョブ優先モード
2の場合は、印刷ジョブの処理順序を複写ジョブの後に
移動することはできないし、複写ジョブの処理順序をあ
る印刷ジョブの前に移動することもできない(より厳密
に言うならば、そのような処理順序の移動は、それらモ
ードの定義上無意味である)。このような制限がある他
は、非優先モードと同じ手順でジョブの処理順序を移動
することができる。もしこのような移動を行いたけれ
ば、モードを変更すればよい。印刷ジョブ優先モード1
及び印刷ジョブ優先モード2の場合において最も意味が
あるのは、印刷ジョブ同士の間での順序の変更である
が、複写ジョブ同士の間での順序の変更を認めることも
できる。このような場合、移動先として不適切な行(印
刷ジョブを移動する場合は、複写ジョブの行)は反転表
示されないようにしたり、クリックしても選択できない
ようにしたりすることも好適である。なお、複写ジョブ
優先モード1及び複写ジョブ優先モード2の場合は、こ
れと反対に、複写ジョブの処理順序を印刷ジョブの後に
移動すること、及び印刷ジョブの処理順序を複写ジョブ
の前に移動すること、ができない。
【0064】(4)ジョブの処理順序の移動とモード変
更の連動制御 前節で、競合制御のモードによって、処理順序を移動で
きるジョブやその移動先の選択範囲が制限されることを
説明した。ここでは、認められた範囲外の移動を行う場
合におけるユーザの操作負担の軽減のための方法を説明
する。
【0065】認められた範囲外の移動を行う場合には、
モードの変更が必要となることは既に述べた。しかしな
がら、ジョブの移動ができないことを確認してから、ど
のモードに変更すれば所望する移動が可能になるかを判
断し、この判断に従ってモードの設定値を変更するとい
う一連の作業は、ユーザにとって負担となることも考え
られる。そこで、本実施形態では、この点を考慮して、
認められた範囲外の移動が指示された場合に、統合ジョ
ブ管理部100からユーザに対して適切なモードへのモ
ード変更を示唆し、ユーザの了解が得られると、統合ジ
ョブ管理部100が自動的に適切なモードにモード変更
する方式を採用した。
【0066】図20は、この方式を採用した場合におけ
る、ジョブの移動操作の流れの一例を示した図である。
まず(a)に示されるように、印刷ジョブ優先モード1
(すなわち複写ジョブは一切処理しないモード)におい
て、ユーザが印刷ジョブ(ID32)を移動対象に選ん
だとする。そして、この場合において、ユーザが、
(b)に示すように移動ボタンを押下し、更に移動先と
して複写ジョブ(ID23)を選択したとする。このよ
うな移動処理は、印刷ジョブ優先モード1においては認
められない。そこで、統合ジョブ管理部100は、その
ような移動処理が可能なモードとして非優先モードを選
択し、(c)に示すように、モードをプリント優先モー
ド1から非優先モードに変更してもよいかどうかを問い
合わせるためのウインドウ550を表示する。このウイ
ンドウ550上の問合せに対しユーザがYesのボタン
を押下すると、(d)に示すように、モードが非優先モ
ードに変更され、ID32の印刷ジョブの処理順序がI
D23の複写ジョブの後に変更される。なお、ウインド
ウ550上の問合せに対し、ユーザがNoと回答した場
合は、移動操作の指示が取り消される。
【0067】(5)セキュリティ ジョブの操作を無制限に認めてしまうと、ジョブがその
ジョブの所有者の了解なしに他人によって削除された
り、ジョブの処理順序が他人によって勝手に変更された
りする可能性がある。また、複数のユーザのジョブが印
刷システム内に存在する場合、一人のユーザが自分の都
合のよいように競合制御のモードを変更すると、他のユ
ーザに迷惑がかかる場合が考えられる。このような問題
を解決するために、ユーザができる操作の範囲を制限す
ることが考えられる。
【0068】具体的には、例えば、ユーザを一般ユーザ
と、システム管理者などのような特権ユーザとの2種類
に分類するという方法がある。この場合、一般ユーザに
は、自分のジョブの削除又は停止、自分のジョブの順序
の繰り下げなど、他のユーザに迷惑がかからない範囲の
操作のみを認め、特権ユーザには、ジョブの操作やモー
ドの変更を含めたすべての操作を認める。なお、各ユー
ザの本人確認のため、予め各ユーザごとにパスワードを
設定しておき、操作指示が行われた際にシステム側から
ユーザに対しパスワードの入力を要求してもよい。
【0069】以上、本発明の好適な実施形態について説
明した。以上で説明した実施形態は、統合ジョブ管理部
100をデジタル複写機10及びプリントサーバ20の
両方に設けた構成であった。しかしながら、これに限ら
ず、統合ジョブ管理部100をデジタル複写機10及び
プリントサーバ20のいずれか一方に設ける場合も、本
発明の範囲に含まれる。このような場合でも、ユーザ
は、複写ジョブと印刷ジョブの状況を一目で把握できる
という効果が得られる。
【0070】また、デジタル複写機10が直接ネットワ
ークに接続され、ネットワークを介してプリントサーバ
20と通信を行うようなネットワーク構成に対しても、
本発明は適用できる。
【0071】また、デジタル複写機10とプリントサー
バ20の両方又は一方に統合ジョブ管理部を設ける代わ
りに、ネットワークに接続されたコンピュータの一つに
統合ジョブ管理部の機能を実装してもよい。図21にこ
のようなシステム構成の一例を示す。すなわち、図21
では、デジタル複写機10及びプリントサーバ20が接
続されたネットワーク30に対し、統合ジョブ管理部5
2が実装されたジョブ管理コンピュータ50が接続され
ている。統合ジョブ管理部52は、前述の統合ジョブ管
理部100と同じ構成・機能を有していればよい。この
場合、統合ジョブ管理部52は、ネットワーク30を介
してデジタル複写機10及びプリントサーバ20と通信
し、複写ジョブ管理部110及び印刷ジョブ管理部12
0からそれぞれの管理情報を集約するとともに、ジョブ
管理コンピュータ50上でユーザが入力した操作を複写
ジョブ管理部110及び印刷ジョブ管理部120の管理
情報に反映させる。なお、この構成を実現するために、
複写ジョブ管理部110及び印刷ジョブ管理部120に
は、統合ジョブ管理部52との情報のやり取りのための
インタフェースが設けられる。
【0072】また、クライアント装置で、統合ジョブ管
理情報の表示、及びジョブに対する操作の受付を可能と
することもできる。このためには、例えば、図22に示
すように、プリントサーバ20にクライアント通信部1
30を設け、クライアント装置40にジョブ操作UI4
2を設ければよい。クライアント通信部130は、統合
ジョブ管理部100に保持された統合ジョブ管理情報を
クライアント装置40に対して送信する機能と、クライ
アント装置40からの操作指示を受け付け、その操作指
示を統合ジョブ管理部100に伝える機能を有する。ジ
ョブ操作UI42は、プリントサーバ20から受け取っ
た統合ジョブ管理情報に基づき、ジョブの一覧表示を生
成し、その一覧表示に基づき入力されるユーザからの操
作指示をプリントサーバ20に送る。
【0073】また、上記実施形態では、ジョブの一覧表
示として、ウインドウシステムを利用した表示例を示し
た。そこで、以下では、プリントサーバやデジタル複写
機に設けられている表示装置がキャラクタディスプレイ
などウインドウ表示が不可能な装置である場合の表示例
を説明する。図23は、このような場合の表示例を示す
図である。図23の例において、まずコマンドAは、統
合ジョブ管理情報の表示を要求するコマンドである。ユ
ーザがこのコマンドを入力すると、統合ジョブ管理情報
Bが表示される。コマンドCは、ID32のジョブをI
D33のジョブの後ろに移動させるコマンドである。こ
のコマンドが入力されたあと、統合ジョブ管理情報の表
示のコマンドを入力すると、ジョブの処理順序が変更さ
れていることが分かる。コマンドDは、競合制御のモー
ドの設定値の表示を求めるコマンドである。このコマン
ドに応じて、モードの設定値Eが表示される。コマンド
Fは、ID32のジョブの停止を指示するためのコマン
ドである。そして、コマンドGは、ID32のジョブの
削除を指示するためのコマンドである。このように、キ
ャラクタディスプレイを用いた装置においても、本実施
形態の手法は適用することができる。
【0074】なお、以上に説明した本実施形態の構成
は、前述の統合ジョブ管理部100の各機能を記述した
プログラムをコンピュータシステムで実行させることに
より、実現することができる。このプログラムは、例え
ばCD−ROM(compact disk- read only memory)や
フロッピー(登録商標)ディスクなどのコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に書き込まれた形でユーザに提供
される。例えば、図24に示すように、ユーザが、上記
プログラムが書き込まれたCD−ROM350をコンピ
ュータ300のCD−ROMドライブ310に読み取ら
せると、そのプログラムがハードディスク装置320に
インストールされ、実行可能な状態となる。このプログ
ラムがオペレーティングシステムなどの制御によりメイ
ンメモリ340上にロードされ、プロセッサ330で実
行されることにより、上記実施形態の機能が実現され
る。なお、ここでいうコンピュータ300には、デジタ
ル複写機10やプリントサーバ20も含まれる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各ジョブの印刷に要する所要時間の推測に役立つ情報を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のシステムの全体構成を示す図であ
る。
【図2】 デジタル複写機の制御部の詳細な構成を示す
図である。
【図3】 複写ジョブ管理情報の一例を示す図である。
【図4】 プリントサーバの制御部の詳細な構成を示す
図である。
【図5】 印刷ジョブ管理情報の一例を示す図である。
【図6】 統合ジョブ管理部の詳細な構成を示す図であ
る。
【図7】 統合ジョブ管理情報の一例を示す図である。
【図8】 ジョブ情報表示部によるジョブ状況の一覧表
示の例を示す図である。
【図9】 複写ジョブ優先モード1におけるジョブ競合
制御の流れを示すフローチャートである。
【図10】 複写ジョブ優先モード2におけるジョブ競
合制御の流れを示すフローチャートである。
【図11】 印刷ジョブ優先モード1におけるジョブ競
合制御の流れを示すフローチャートである。
【図12】 印刷ジョブ優先モード2におけるジョブ競
合制御の流れを示すフローチャートである。
【図13】 非優先モードにおけるジョブ競合制御の流
れを示すフローチャートである。
【図14】 ジョブ状況の一覧表示の別の例を示す図で
ある。
【図15】 ジョブ状況の一覧表示の別の例を示す図で
ある。
【図16】 ジョブ状況の一覧表示の別の例を示す図で
ある。
【図17】 ジョブの停止状態を説明するための図であ
る。
【図18】 ジョブの削除の確認表示の一例を示す図で
ある。
【図19】 ジョブの処理順序の移動の手順を説明する
ための図である。
【図20】 ジョブの処理順序の移動に連動したモード
変更処理を説明するための図である。
【図21】 統合ジョブ管理部をデジタル複写機でもプ
リントサーバでもないコンピュータに実装したシステム
構成例を示す図である。
【図22】 ジョブ状況の一覧表示やジョブの操作をク
ライアント装置40上で行うためのシステム構成例を示
す図である。
【図23】 キャラクタディスプレイにおけるジョブ状
況の一覧表示の例を示す図である。
【図24】 実施形態が実装されるコンピュータの構成
を示す図である。
【図25】 デジタル複写機を印刷手段として用いた印
刷システムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 デジタル複写機、11,21 制御部、12,2
2 UI(ユーザインタフェース)、12a,22a
表示部、12b,22b 操作入力部、13プリントサ
ーバI/F、14 IIT、15 IPS、16 IO
T、17,24 記憶装置、20 プリントサーバ、2
3 クライアントI/F、25 画像処理部、26 複
写機I/F、30 ネットワーク、40 クライアント
装置、100 統合ジョブ管理部、110 複写ジョブ
管理部、112 複写ジョブ管理情報、114 モード
管理部、116 画像出力制御部、120 印刷ジョブ
管理部、122 印刷ジョブ管理情報、200 ジョブ
情報集約部、210 管理情報記憶部、212 統合ジ
ョブ管理情報、214 モード設定情報、220ジョブ
情報表示制御部、230 ジョブ操作入力処理部、24
0 ジョブ操作反映処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP07 HH03 HJ07 HJ08 HK04 HK14 HN02 HN15 5B021 AA19 PP04 PP05 5C062 AA05 AA13 AA29 AB20 AB22 AB23 AC04 AE15 AF14 BA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子的なイメージデータを用紙に印刷す
    る印刷装置であって、 原稿を読み取って得たイメージデータを複写ジョブとし
    て用紙に印刷する複写制御手段と、 クライアント装置が与える印刷ジョブに基づいたイメー
    ジデータを用紙に印刷する印刷制御手段と、 前記複写制御手段又は前記印刷制御手段による処理の対
    象となる複写ジョブと印刷ジョブとにおける各ジョブの
    イメージデータのサイズ情報を表示するジョブ情報表示
    手段と、 を備える印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、前記
    ジョブ情報表示手段は、更に前記各ジョブの文書の印刷
    部数を表示することを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 電子的なイメージデータを用紙に印刷す
    る印刷装置であって、 原稿を読み取って得たイメージデータを複写ジョブとし
    て用紙に印刷する複写制御手段と、 クライアント装置が与える印刷ジョブに基づいたイメー
    ジデータを用紙に印刷する印刷制御手段と、 前記複写制御手段又は前記印刷制御手段による処理の対
    象となる複写ジョブと印刷ジョブとにおける各ジョブの
    イメージデータのサイズ情報を外部装置に送信するジョ
    ブ情報送信手段と、 を備える印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の印刷装置であって、前記
    ジョブ情報送信手段は、前記外部装置に対し、更に前記
    各ジョブの文書の印刷部数の情報を送信することを特徴
    とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 電子的なイメージデータを用紙に印刷す
    る印刷装置であって、原稿を読み取って得たイメージデ
    ータを複写ジョブとして用紙に印刷する複写制御手段
    と、クライアント装置が与える印刷ジョブに基づいたイ
    メージデータを用紙に印刷する印刷制御手段と、を含む
    印刷装置におけるジョブ管理方法であって、 前記複写制御手段又は前記印刷制御手段による処理の対
    象となる複写ジョブと印刷ジョブとにおける各ジョブの
    イメージデータのサイズ情報を表示することを特徴とす
    るジョブ情報管理方法。
  6. 【請求項6】 電子的なイメージデータを用紙に印刷す
    る印刷装置であって、原稿を読み取って得たイメージデ
    ータを複写ジョブとして用紙に印刷する複写制御手段
    と、クライアント装置が与える印刷ジョブに基づいたイ
    メージデータを用紙に印刷する印刷制御手段と、を含む
    印刷装置のジョブ管理方法であって、 前記複写制御手段又は前記印刷制御手段による処理の対
    象となる複写ジョブと印刷ジョブとにおける各ジョブの
    イメージデータのサイズ情報を外部装置に送信するジョ
    ブ情報管理方法。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6のいずれか1つに記載の
    方法をコンピュータシステムに実行させるためのプログ
    ラムを記録した、コンピュータ読取可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043562A1 (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Riso Kagaku Corporation プリンタサーバのジョブ情報管理方法、プリンタサーバ、及びプリンタシステム
JP2014137700A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Toshiba Tec Corp 情報処理装置及びプログラム

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