JP2003178723A - 電池容器及び電池 - Google Patents

電池容器及び電池

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JP2003178723A
JP2003178723A JP2001378541A JP2001378541A JP2003178723A JP 2003178723 A JP2003178723 A JP 2003178723A JP 2001378541 A JP2001378541 A JP 2001378541A JP 2001378541 A JP2001378541 A JP 2001378541A JP 2003178723 A JP2003178723 A JP 2003178723A
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battery
vibration
sheet
plate portion
battery container
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JP2001378541A
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Katsuaki Kobayashi
克明 小林
Hiroshi Nishino
弘 西野
Tadashi Yoshida
正 吉田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐振性に優れ、外部振動による電池性能の劣
化を抑制し、高い信頼性・耐久性を確保することのでき
る電池容器及び電池を提供する。 【解決手段】 底板部11及び側板部12a、12b、
12c、12dを備えた有底筒状の電池容器1Aの、底
板部11の外面を外底面防振シート21で被覆するとと
もに、側板部12a、12b、12c、12dの外面を
外側面防振シート22a、22b、22c、22dで被
覆するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池容器、及び電
池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電池の中でも二次電池は、充電及び放電
を繰り返して電力を貯蔵し、必要に応じて外部に電力を
取り出すことが可能な電源として、広く用いられてい
る。二次電池にも、近年ではより高性能化が求められて
おり、鉛蓄電池やニッケルカドミウム電池に代わる高エ
ネルギー密度電池として、リチウム二次電池が開発さ
れ、広く普及してきている。リチウム二次電池をはじめ
とする各種の二次電池は、従来は小型・小容量のものが
主流であったが、近年、電気自動車やハイブリッド自動
車等の移動体用途としての需要が高まりつつあり、高容
量化・高出力化が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常の電池において
は、外部振動が加わると、電池内において電極間の微短
絡等が起こり易くなり、これに伴って起電力が低下する
といった問題がある。また二次電池においては、このよ
うな電極間の短絡が充電時に起こると、内部短絡電流に
より電池内が局所的に発熱するおそれがある。このた
め、振動の多い場所で長期にわたって安定的に連続使用
することは困難であり、その結果、電池の信頼性・耐久
性を低下させていた。こうしたことから、例えば上記の
ような移動体用途に用いられる電池は、定置用の電池と
比較してより厳しい運転条件、特に振動条件への耐性
(耐振性)が要求されているが、これまで行われてきた
耐振・防振対策は、充分なものであるとは言い難いもの
であった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、耐振性に優れ、外部振動による電池性能の劣化を抑
制し、高い信頼性・耐久性を確保することのできる電池
容器及び電池を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、底板部及び側板部を備えた有底筒状の電池容器であ
って、前記底板部の外面または前記側板部の外面のうち
の少なくとも1面を、シート状の防振部材で被覆したこ
とを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、底板部及
び側板部を備えた有底筒状の電池容器であって、前記底
板部の内面または前記側板部の内面のうちの少なくとも
1面を、シート状の防振部材で被覆したことを特徴とす
る。
【0007】このように、シート状の防振部材を設ける
ことで、外部振動が電池容器内に伝播するのを的確に抑
制することができる。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の電池容器であって、前記シート状の防振
部材として、発泡スチロールシート、シリコンゴムシー
ト又はポリウレタン弾性シートのうちから選択されたも
のを用いたことを特徴とする。
【0009】このように、発泡スチロールシート、シリ
コンゴムシート又はポリウレタン弾性シートを用いるよ
うにすれば、高い振動吸収効果すなわち防振効果を得る
ことができ、外部振動が電池容器内に伝播するのを更に
的確に抑制することができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、電池であって、
請求項1〜3の何れかに記載の電池容器内に、少なくと
も一対の電極と、これら電極同士を互いに離隔するセパ
レーターと、を備えたことを特徴とする。
【0011】このようにすれば、一対の電極及びセパレ
ーターが外部振動によって振動するのを、的確に抑制す
ることができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、少なくとも一対
の電極と、これら電極同士を互いに離隔するセパレータ
ーと、少なくとも一対の電極端子と、これら電極端子と
前記各々の電極とを連結する集電体と、を備えた電池で
あって、前記集電体を防振部材で被覆したことを特徴と
する。
【0013】このようにすれば、集電体が外部振動によ
って振動するのを、的確に抑制することができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の電池であって、前記防振部材として、ポリウレタン発
泡体を用いたことを特徴とする。
【0015】このように、ポリウレタン発泡体を用いる
ようにすれば、高い振動吸収効果すなわち防振効果を得
ることができるので、集電体が外部振動によって振動す
るのを、更に的確に抑制することができる。また、簡易
な方法で集電体を被覆することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電池容器及び
電池の実施の形態について、図1乃至図3を用いて説明
する。図1(a)には、本発明の一実施形態としての電
池容器10Aを、図1(b)及び(c)には、電池容器
10Aを適用したリチウム二次電池(電池)1Aを、各
々示している。電池容器10Aは、図1(a)に示すよ
うに、平面視略長方形状の底板部11と、この底板部1
1の各々の周縁部から屹立する側板部12a、12b、
12c、12dとを備えた、外形略矩形状をなす有底筒
状の容器の外面を、ほぼ全域にわたって防振シート(シ
ート状の防振部材)で覆った構成となっている。これら
底板部11及び側板部12a、12b、12c、12d
は、金属あるいはプラスチック等からなる板状体であ
る。
【0017】底板部11の外面(外底面)には、この底
板部11を外側から被覆する外底面防振シート(シート
状の防振部材)21が取り付けられている。また、側板
部12a、12b、12c、12dの各々の外面(側外
面)には、各側板部を外側から被覆する外側面防振シー
ト(シート状の防振部材)22a、22b、22c、2
2dが取り付けられている。これら外底面防振シート2
1、及び外側面防振シート22a、22b、22c、2
2dは、高い振動吸収効果を有し、高い防振効果が得ら
れる弾性体あるいは発泡体をシート状に成形したもので
あり、例えば、発泡スチロールシート、シリコンゴムシ
ート又はポリウレタン弾性シート等を用いるのが好適で
ある。
【0018】こうした外底面防振シート21、及び外側
面防振シート22a、22b、22c、22dが設けら
れていることで、外部振動が電池容器1A内に伝播され
ることが、的確に抑制されるようになっている。なお、
これら防振シートの厚さは、電池の重量増・体積増を抑
制するために0.5mm〜1mm程度であることが好ま
しい。
【0019】この電池容器10Aの上側開口部には、金
属あるいはプラスチック等からなる板状体の蓋部13が
嵌合しており、電池容器10A内を封止可能となってい
る。この蓋部13には、正極端子7及び負極端子8が設
けられている。
【0020】この電池容器10Aを用いたリチウム二次
電池(電池)1Aは、図1(b)及び(c)に示すよう
に、電池容器10Aと、蓋部13と、互いに対をなす正
極(電極)2及び負極(電極)3と、これら正極2と負
極3とを互いに離隔するセパレーター4と、正極2と正
極端子7とを連結する正極集電体(集電体)5と、負極
3と負極端子8とを連結する負極集電体(集電体)6
と、を備えている。
【0021】二酸化マンガンからなる正極2と、リチウ
ムからなる負極3とは、横方向に交互に積層された状態
となっている。各々の正極2と負極3との間には、不織
布あるいは微多孔膜等からなるセパレーター4が介在し
ており、これら正極2と負極3とを離隔している。この
セパレーター4には、電解液が含浸されている。電解液
の一例としては、PC(プロピレンカーボネート)とD
ME(1,2−ジメトキシエタン)、Diox(1,3
−ジオキソラン)あるいはTHF(テトラヒドロフラ
ン)等からなる混合溶媒中に、LiClO4(過塩素酸
リチウム)やLiCF3SO3を溶解したものが挙げられ
る。
【0022】これら正極2、負極3及びセパレーター4
は、電池容器10Aの上部側に空隙部(空間)Sが形成
されるようにして、すなわち若干の寸法的余裕を持たせ
た状態で電池容器10A内に収容され、蓋部13によっ
て封止されている。この空隙部Sには、各々の正極2と
正極端子7とを連結する正極集電体5と、各々の負極3
と負極端子8とを連結する負極集電体6とが設けられて
いる。
【0023】なお、これら電池容器10A及びリチウム
二次電池1Aの変形例として、図2(a)〜(c)に示
すような構成としても良い。図2(a)には、電池容器
10Aの変形例としての電池容器10Bを、図2(b)
及び(c)には、電池容器10Bを適用したリチウム二
次電池(電池)1Bを、各々示している。
【0024】電池容器10Bは、上記の電池容器10A
と比較して、容器の内面を防振シートで覆うようにして
いる点のみが異なっている。そのため、その他の電池容
器10Aと同一の構成要素については、同一の符号を付
して、その詳しい説明を省略することとする。この電池
容器10Bは、図2(a)に示すように、平面視略長方
形状の底板部11と、この底板部11の各々の周縁部か
ら屹立する側板部12a、12b、12c、12dとを
備えた、外形略矩形状をなす有底筒状の容器の内面を、
ほぼ全域にわたって防振シート(シート状の防振部材)
で覆った構成となっている。
【0025】底板部11の内面(内底面)には、この底
板部11を内側から被覆する内底面防振シート(シート
状の防振部材)23が取り付けられている。また、側板
部12a、12b、12c、12dの各々の内面(側内
面)には、各側板部を内側から被覆する内側面防振シー
ト(シート状の防振部材)24a、24b、24c、2
4dが取り付けられている。これら内底面防振シート2
3、及び内側面防振シート24a、24b、24c、2
4dは、電解液によって侵されて防振効果が低減するよ
うなことがあってはならないので、電解液に対して耐性
が高いものである、シリコンゴムシートあるいはポリウ
レタン弾性シートを用いるのが好適である。
【0026】こうした内底面防振シート23、及び内側
面防振シート24a、24b、24c、24dが設けら
れていることで、外部振動が電池容器1B内に伝播され
ることが、的確に抑制されるようになっている。なお、
これら防振シートの厚さは、電池の重量増・体積増を抑
制するために0.5mm〜1mm程度であることが好ま
しい。
【0027】この電池容器10Bを用いたリチウム二次
電池(電池)1Bを、図2(b)及び(c)に示す。こ
のリチウム二次電池1Bは、電池容器10Bと、蓋部1
3と、互いに対をなす正極2及び負極3と、これら正極
2と負極3とを互いに離隔するセパレーター4と、正極
2と正極端子7とを連結する正極集電体5と、負極3と
負極端子8とを連結する負極集電体6と、を備えてい
る。すなわちこのリチウム二次電池1Bは、電池容器1
0B以外の構成要素は、上記のリチウム二次電池1Aと
同一となっている。
【0028】また、リチウム二次電池1Aの更に他の変
形例として、図3(a)及び(b)に示すような構成と
しても良い。この係るリチウム二次電池1Cは、上記の
リチウム二次電池1Aと比較して、防振シートを省略し
ている点、及び空隙部Sに防振部材25を充填している
点のみが異なっている。そのため、その他のリチウム二
次電池1Aと同一の構成要素については、同一の符号を
付して、その詳しい説明を省略することとする。
【0029】リチウム二次電池1Cは、図3(a)及び
(b)に示すように、電池容器10Cと、蓋部13と、
互いに対をなす正極2及び負極3と、これら正極2と負
極3とを互いに離隔するセパレーター4と、正極2と正
極端子7とを連結する正極集電体(集電体)5と、負極
3と負極端子8とを連結する負極集電体(集電体)6
と、防振部材25と、を備えている。なお、電池容器1
0Cは、平面視略長方形状の底板部11と、この底板部
11の各々の周縁部から屹立する側板部12a、12
b、12c、12dとを備えた、外形略矩形状をなす有
底筒状の容器である。
【0030】正極2、負極3及びセパレーター4は、電
池容器10Cの上部側に空隙部Sが形成されるようにし
て電池容器10C内に収容され、蓋部13によって封止
されている。この空隙部Sには、各々の正極2と正極端
子7とを連結する正極集電体5と、各々の負極3と負極
端子8とを連結する負極集電体6とが設けられている。
【0031】空隙部Sには、防振部材25が充填されて
おり、正極集電体5及び負極集電体6は、この充填され
た防振部材25によって被覆された状態となっている。
すなわち、構造上振動に弱い部分である正極集電体5及
び負極集電体6に外部振動が伝播されることが、的確に
抑制されるようになっている。
【0032】この防振部材25の具体例としては、ポリ
ウレタン発泡体が好ましい。ポリウレタン発泡体は、電
解液に対して耐性が高いものであり、軽量であっても高
い防振効果を得ることができるとともに、発泡して著し
く体積が増大するので、空隙部Sへの充填を容易に行う
ことができるからである。
【0033】上記のようなリチウム二次電池1A〜1C
の、振動による電池性能の影響について試験をし、評価
を行った。この試験は、表1に示す試験方法及び試験条
件に従って行い、3.1V放電後の状態において、加振
前後の開放端電圧の低下挙動を48時間計測した。
【0034】
【表1】
【0035】結果について、表2に示す。この表に示す
ように、比較例1及び比較例2は従来のリチウム二次電
池、実施例1及び実施例2はリチウム二次電池1A、実
施例3及び実施例4はリチウム二次電池1B、そして実
施例5はリチウム二次電池1Cに関しての、各々の評価
結果である。なおこの表において、t=1とは、防振シ
ートの厚さが1mmであることを意味する。
【0036】
【表2】
【0037】表2から明らかなように、本実施形態に係
るリチウム二次電池においては、従来のリチウム二次電
池と比較して、加振前後における電圧降下率が著しく減
少している。このことから、本実施形態に係るリチウム
二次電池は耐振性に優れ、外部振動による電池内部での
微短絡等の発生を大きく低減させて、電池性能の劣化を
著しく抑制していることがわかる。
【0038】本実施形態に係る電池容器10A、10B
においては、底板部11及び側板部12a、12b、1
2c、12dを備えた有底筒状の電池容器の、底板部1
1の外面あるいは内面、及び側板部12a、12b、1
2c、12dの外面あるいは内面を、防振シートで被覆
するようにしている。このように、防振シートを設ける
ことで、外部振動が電池容器10A、10B内に伝播す
るのを的確に抑制することができ、耐振性に優れたもの
とすることができる。このため、これら電池容器10
A、10Bを用いたリチウム二次電池1A、1Bにおい
ては、正極2、負極3及びセパレーター4等といった電
池の主要部を外部振動から保護し、電池内部での微短絡
等の発生を大きく低減させて、電池性能の劣化を著しく
抑制することができ、電池の高い信頼性・耐久性を確保
することができる。これにより、リチウム二次電池1
A、1Bを、移動体用途等といった振動の多い用途に
も、容易に適用させることができる。
【0039】また、防振シートとして、発泡スチロール
シート、シリコンゴムシート又はポリウレタン弾性シー
トのうちから選択されたものを用いるようにしているの
で、高い振動吸収効果すなわち防振効果を得ることがで
き、外部振動が電池容器1A、1B内に伝播するのを更
に的確に抑制することができ、電池性能の劣化を更に抑
制することができる。
【0040】更に、リチウム二次電池1Cにおいては、
空隙部Sに防振部材25を充填し、正極集電体5及び負
極集電体6を防振部材25によって被覆するようにして
いる。このため、構造上振動に弱い部分である正極集電
体5及び負極集電体6を外部振動から保護し、電池内部
での微短絡等の発生を大きく低減させて、電池性能の劣
化を著しく抑制することができ、電池の高い信頼性・耐
久性を確保することができる。
【0041】更に、防振部材25としてポリウレタン発
泡体を用いるようにしているので、軽量であっても高い
防振効果を得ることができ、電解液に対する耐性を高い
ものとできるとともに、空隙部Sへの充填を容易に行う
ことができる。電池の高い信頼性・耐久性を確保するこ
とができるとともに、電池の製造を容易に行うことがで
きる。
【0042】なお、上記実施形態においては、本発明に
係る電池容器あるいは電池をリチウム二次電池に適用さ
せた例について説明したが、これに限定されるものでは
なく、例えばニッケル水素電池といった他の種類の二次
電池、あるいは一次電池に適用させることも可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
上記の如き構成を採用しているので、耐振性に優れ、外
部振動による電池性能の劣化を抑制し、高い信頼性・耐
久性を確保することのできる電池容器及び電池を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明に係る電池容器の一実施
形態を示す部分断面斜視図であり、(b)、(c)は、
(a)の電池容器をリチウム二次電池に適用した例を示
す側断面図、正断面図である。
【図2】 (a)は、本発明に係る電池容器の一実施
形態の他の例を示す部分断面斜視図であり、(b)、
(c)は、(a)の電池容器をリチウム二次電池に適用
した例を示す側断面図、正断面図である。
【図3】 本発明に係る電池の一実施形態としてのリ
チウム二次電池を示す図であって、(a)は側断面図、
(b)は正断面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C リチウム二次電池(電池) 2 正極(電極) 3 負極(電極) 4 セパレーター 5 正極集電体(集電体) 6 負極集電体(集電体) 7 正極端子 8 負極端子 10A、10B、10C 電池容器 11 底板部 12a、12b、12c、12d 側板部 13 蓋部 21 外底面防振シート(シート状の防振部材、防振シ
ート) 22a、22b、22c、22d 外側面防振シート
(シート状の防振部材、防振シート) 23 内底面防振シート(シート状の防振部材、防振シ
ート) 24a、24b、24c、24d 内側面防振シート
(シート状の防振部材、防振シート) 25 防振部材 S 間隙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 正 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 5H011 AA01 CC02 DD21 5H022 AA09 BB21 CC12 EE09 KK03 KK04 5H029 AJ05 AJ11 AK02 AL12 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ02 CJ21 DJ02 EJ12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板部及び側板部を備えた有底筒状の
    電池容器であって、 前記底板部の外面または前記側板部の外面のうちの少な
    くとも1面を、シート状の防振部材で被覆したことを特
    徴とする電池容器。
  2. 【請求項2】 底板部及び側板部を備えた有底筒状の
    電池容器であって、 前記底板部の内面または前記側板部の内面のうちの少な
    くとも1面を、シート状の防振部材で被覆したことを特
    徴とする電池容器。
  3. 【請求項3】 前記シート状の防振部材として、発泡
    スチロールシート、シリコンゴムシート又はポリウレタ
    ン弾性シートのうちから選択されたものを用いたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電池容器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の電池容
    器内に、少なくとも一対の電極と、これら電極同士を互
    いに離隔するセパレーターと、を備えたことを特徴とす
    る電池。
  5. 【請求項5】 少なくとも一対の電極と、これら電極
    同士を互いに離隔するセパレーターと、少なくとも一対
    の電極端子と、これら電極端子と前記各々の電極とを連
    結する集電体と、を備えた電池であって、 前記集電体を防振部材で被覆したことを特徴とする電
    池。
  6. 【請求項6】 前記防振部材として、ポリウレタン発
    泡体を用いたことを特徴とする請求項5に記載の電池。
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Cited By (5)

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