JP2003178222A - ビジネスプロトコル間のデータ変換方法および装置並びにその処理プログラム - Google Patents

ビジネスプロトコル間のデータ変換方法および装置並びにその処理プログラム

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JP2003178222A
JP2003178222A JP2001376585A JP2001376585A JP2003178222A JP 2003178222 A JP2003178222 A JP 2003178222A JP 2001376585 A JP2001376585 A JP 2001376585A JP 2001376585 A JP2001376585 A JP 2001376585A JP 2003178222 A JP2003178222 A JP 2003178222A
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誠 高橋
Hiroshi Koike
博 小池
規生 ▲高▼橋
Norio Takahashi
Shuichi Kawakita
周一 川北
Osamu Moriya
修 森谷
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Hitachi Ltd
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S707/00Data processing: database and file management or data structures
    • Y10S707/99941Database schema or data structure
    • Y10S707/99942Manipulating data structure, e.g. compression, compaction, compilation

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の製品の一括発注データから個々の製品の
個別発注データへの変換処理が可能なデータ変換方法お
よび装置と、発注データの情報を回答データの変換処理
に引き継いだ変換処理が可能なデータ変換方法および装
置を提供する。 【解決手段】マッピング定義情報領域内に、変換前と変
換後のプロトコルの組に応じて、個別発注データへの分
割処理や一括回答データへの集約処理の要否と、取引デ
ータ内の各データ項目同士の対応づけの指定を事前に格
納しておき、それらの指定に基づいて、取引データを相
互に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のビジネスプ
ロトコルに基づいた取引データを相互に変換するデータ
変換技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネットは世界的規模で普
及しており、電子メールの送受信やホームページの閲覧
手段としてだけでなく、企業間の電子商取引の手段とし
ても利用され始めている。企業間の電子商取引を実現す
るためには、各企業が受発注業務などを遂行するために
構築した情報システムの間でやり取りする取引データの
形式とその手順を規定した、ビジネスプロトコルと呼ば
れる標準規格をあらかじめ規定しておく必要がある。
【0003】従来から利用されてきたビジネスプロトコ
ルとして、電子技術情報産業協会JEITA(Japa
n Electronics and Informa
tion Technology Industrie
s Association)が定めるEIAJ−ED
I標準や、国連団体のUN/CEFACTが定めるED
IFACTが良く知られている。これらのビジネスプロ
トコルで規定する取引データの形式は、一つの取引デー
タに一件の注文内容を記述することを想定して設計され
ており、一つの取引データに複数の注文情報を一括して
記述することはできない。このため、一回の取引データ
の授受で、一度に複数の注文情報を送信したい場合に
は、個別の注文情報を記述した取引データを複数個作成
し、それらの取引データをひとまとまりにして送信す
る。
【0004】一方、企業間の電子商取引の新しい潮流と
して、電子部品や半導体産業のXML−EDI策定団体
であるRosettaNetが定めるPIP(Part
ner Interface Process)や、O
ASISとUN/CEFACTが定めるebXML(E
lectronic Business XML)な
ど、取引データの形式にXML(Extensible
Markup Language)を用いたビジネス
プロトコルが次々と策定されていることが良く知られて
いる。これらのビジネスプロトコルで規定する取引デー
タの形式は、XMLのタグを繰り返すことで、一つの取
引データに複数の注文情報を一括して記述することがで
きる。
【0005】これらの企業間の電子商取引の新しいビジ
ネスプロトコルを採用して取引を開始しつつある先進的
な企業がいる一方で、多くの企業は従来のビジネスプロ
トコルであるEIAJ−EDI標準やEDIFACTを
実装した既存の情報システムを用いて電子商取引を当面
継続したいと考えている。そこで、互いに異なるビジネ
スプロトコルで規定される取引データを用いた企業間の
電子商取引の実現が期待されている。
【0006】互いに異なるビジネスプロトコルで規定さ
れる取引データを用いた企業間の電子商取引を可能にす
る方法としては、例えばUSP5,557,780やU
SP5,794,234に開示されている方法がある。
前者のUS 5,557,780「Electroni
c data interchange system
for managing non−standar
d data」に開示されている方法では、企業内の情
報システムにおける内部処理においては、各企業固有の
フォーマットの取引データを用いる。一方、企業外の情
報システムとの取引データの授受においては、当該企業
内に設けたデータ変換プログラムによって、前記企業固
有のフォーマットの取引データから変換された、種々の
取り引き内容を網羅するユニバーサルフォーマットの取
引データを授受することにより、各企業とも固有のフォ
ーマットの取引データを継続して使用したまま、企業間
の電子商取引を可能にしている。後者のUS 5,79
4,234「Method and system f
or providing electronic c
ommerce between incompati
ble data processing syste
ms」では、取引先外部企業から電子メールで受け取っ
た取引データを、当該企業固有のフォーマットに変換し
て保存し、企業内システムにおける内部処理で用いてい
る。一方、外部の情報システムとの取引データの授受に
おいては、前記固有のフォーマットで保存していた取引
データから、当該企業内に設けたデータ変換プログラム
によって、取引先企業システム用のフォーマットに変換
した取引データを送信することにより、各企業とも固有
のフォーマットの取引データを継続して使用したまま、
企業間の電子商取引を可能にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術には、以下の問題がある。すなわち、上記従来
技術では、取引データ内の各データ項目の意味を識別
し、複数の製品の発注情報をひとまとまりにして記述し
た一括発注データを、個々の製品の発注情報を一つずつ
記述した個別発注データに変換して授受することが困難
である。また、上記従来技術では、発注データの変換時
には失われるが、発注に対する回答を記述した回答デー
タの変換処理時には必要となる情報を授受することが困
難である。
【0008】本発明は、上記課題を改善し、複数の製品
の発注データから個々の製品の個別発注データへの変換
処理が可能なデータ変換方法および装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明が提供するデータ変換方法は、送信先のビ
ジネスプロトコル種別と互いに関連する複数製品の発注
情報を含むデータを入力し、該ビジネスプロトコル種別
に基づいて予めビジネスプロトコル種別に対応付けられ
たデータ変換ルールを参照し、当該データ変換ルールに
基づいて、各製品の発注情報を含む複数のデータとして
上記データを分割して出力する。
【0010】
【発明の実施の形態】《第一の実施例》以下に本発明の
一実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
【0011】本発明では、上記課題を解決するデータ変
換方法として、機能の異なる複数のデータ変換方法を提
供している。第一の実施例では、そのうちの第一のデー
タ変換方法を説明する。
【0012】第一のデータ変換方法の目的は、次のニ点
である。
【0013】第一の目的は、複数の製品のひとまとまり
の発注データから、個別の製品の発注データへの変換処
理が可能なデータ変換方法を提供することである。
【0014】第ニの目的は、個別の製品の発注データそ
れぞれに対する回答データを、複数の製品のひとまとま
りの回答データへの変換処理が可能なデータ変換方法を
提供することである。
【0015】本発明が提供するデータ変換方法は、汎用
の計算機上のプログラムであるデータ変換プログラムと
して実現している。本発明によれば、各取引企業は、デ
ータ変換プログラムが参照する定義情報であるマッピン
グ定義情報さえ用意すれば、取引先の企業が採用してい
るビジネスプロトコルを実装する情報システムを個別に
用意しなくても、取引先の企業との間で取引データを授
受することが可能となる。まず、図1を用いて、本発明
が提供するデータ変換方法を実装したプログラムである
データ変換プログラム100が動作するeMPシステム
20のシステム構成を説明する。
【0016】図1において、eMPシステム20は、計
算機10とディスク装置16から構成され、ネットワー
ク17と接続している。eMPシステム20は、ネット
ワーク17を介して、発注企業の取引システムである発
注システム20や受注企業の取引システムである受注シ
ステム21と接続されている。本実施例においては、ネ
ットワーク17を介して、発注データや回答データ等の
取引データを授受している。取引データの授受の方法
は、取引データを格納した記憶媒体を直接受け渡しする
方法で置き換えてもよい。
【0017】計算機10はネットワーク17と、ディス
ク装置16に接続されている。計算機10は、その構成
要素として、プログラムとデータ領域を保持する主記憶
装置11と、演算処理を行うCPU12と、ネットワー
ク17との通信処理を行う通信インタフェース13と、
ディスク装置16を制御するディスクインタフェース1
4と、以上の要素を接続するバス15から構成される。
【0018】主記憶装置11上にあるデータ変換プログ
ラム100の入力となる、変換前発注データや変換前回
答データなどの変換前取引データ120は、ネットワー
ク17経由、またはディスク装置16から読み込む。ま
た、データ変換プログラム100は、出力としてディス
ク装置16に変換後取引データ130を書き込む。
【0019】主記憶装置11は、その構成要素として、
一連の処理全体を制御する制御部101と、制御部10
1から呼び出され、変換前取引データ120を入力とし
て、ディスク装置16に変換後取引データ130を出力
するデータ変換プログラム100とを有する。さらに、
作業用のデータ領域である入力データ格納領域102
と、出力データ格納領域103と、定義情報用のデータ
領域であるマッピング定義情報領域104、および管理
情報用のデータ領域であるマッピング管理情報領域10
5とを有する。
【0020】次に、主記憶装置11上のそれぞれのモジ
ュールについて説明する。
【0021】制御部101は、変換前取引データ120
を読み込み、ディスク装置16に変換後取引データ13
0を書き込む一連の処理全体を制御するモジュールであ
る。制御部101は、通信インタフェース13経由やデ
ィスクインタフェース14経由で変換前発注データ12
0を読み込み、入力データ格納領域102に格納する。
また、制御部101は、データ変換プログラム100を
呼び出す。さらに、制御部101は、変換済みのデータ
を出力するモジュールでもある。本実施例においては、
制御部101は、出力データ格納領域103に格納され
た変換済みデータを、ディスク装置16に変換後発注デ
ータ130として出力する。変換済みデータの出力先
は、他のデータ構造やプログラムでも良い。
【0022】次に、主記憶装置11上のそれぞれのデー
タ領域について説明する。
【0023】入力データ格納領域102は、制御部10
1とデータ変換プログラム100との間で受け渡しされ
るデータを格納する作業領域である。
【0024】出力データ格納領域103は、変換済みデ
ータを格納する作業用のデータ領域であり、データ変換
プログラム100が書き込み、制御部101が参照す
る。
【0025】マッピング定義情報領域104は、変換前
取引データと変換後取引データの各データ項目の対応関
係の定義情報であるマッピング定義情報を格納したデー
タ領域であり、制御部101の起動に先立って事前に設
定されており、データ変換プログラム100が参照す
る。
【0026】マッピング管理情報領域105は、データ
変換処理に必要なマッピング管理情報を格納したデータ
領域であり、データ変換プログラム100が書き込みと
参照を行う。
【0027】計算機10は、以上で説明したように構成
されている。
【0028】次に、一連の処理の流れについて説明す
る。
【0029】発注システム21や受注システム22か
ら、ネットワーク17あるいはディスク装置16を経由
して変換前取引データ120を受け取ると、eMPシス
テム20内の制御部101は変換前発注データ120を
入力データ格納領域102に格納する。次に、制御部1
01は、格納した変換前取引データ120を入力とし
て、データ変換プログラム100を起動する。データ変
換プログラム100は、その変換前取引データ120を
入力として、マッピング定義情報領域104に格納され
たマッピング定義情報と、マッピング管理情報領域10
5に格納されたマッピング管理情報に従って、変換後取
引データを作成し、出力データ格納領域103に格納す
る。最後に、制御部101は、その変換後取引データを
入力とし、ディスク装置16に変換後取引データ130
を出力する。
【0030】以上の一連の動作により変換前取引データ
120が、変換後取引データ130に変換され、ディス
ク装置16に格納される。
【0031】次に、データフロー図を用いて、eMPシ
ステム20と発注システム21および受注システム22
の三者間での一連の取引データの流れについて説明す
る。
【0032】まず、図2を用いて、発注システム21
が、eMPシステム20を経由して、受注システム22
に対して発注データを送信する場合の取引データの流れ
を説明する。図2は、発注データの受け渡し手順を示し
たデータフロー図である。
【0033】発注システム21は、発注処理を行った後
(600)、eMPシステム20に対して、変換前発注
データ602を送信する(601)。図2においては、
変換前発注データ601には、発注1と発注2および発
注3の、複数の製品の発注データが一括して書き込まれ
ている(603)。次に、eMPシステム20は、変換
前発注データ602を受信し(604)、受注システム
22が用いるデータ形式に変換し、必要に応じて複数の
変換後発注データを出力する(605)。図2において
は、変換前発注データ602を、個別の製品の発注デー
タが書き込まれた三つの変換後発注データ(608、6
12、616)に分割している。eMPシステム20
は、受注システム22に対して、発注1の変換後発注デ
ータ608を送信する(606)。受注システム22
は、発注1の変換後発注データ608を受信し(60
9)、受注処理を行う(610)。
【0034】同様に、eMPシステム20は、発注2と
発注3の変換後発注データ(612、616)を、受注
システム22に対して送信する(611、615)。受
注システム22は、発注2と発注3の変換後発注データ
(612、616)を受信し(613、617)、受注
処理を行う(614、618)。
【0035】以上の一連の取引データの受け渡しによっ
て、発注システム21からeMPシステム20を経由
し、受注システム22に対して発注データが送信され
る。
【0036】次に、図3を用いて、受注システム22
が、eMPシステム20を経由して、発注システム21
に対して回答データを返信する場合の取引データの流れ
を説明する。図3は、回答データの受け渡し手順を示し
たデータフロー図である。
【0037】受注システム22は、受注処理を行った後
(620)、eMPシステム20に対して、変換前回答
データ622を送信する(621)。図3においては、
変換前回答データ622には、発注1に発注データに加
えて、発注条件を受諾するか否かの回答データが書き込
まれている(639)。次に、eMPシステム20は、
変換前回答データ622を受信し(623)、発注シス
テム21が用いるデータ形式に変換し(624)、発注
1に対する回答データを作業領域に格納する(64
1)。同様に、受注システム22は、発注2と発注3の
発注データに対する受注処理を行った後(625、63
0)、eMPシステム20に対して、発注2と発注3に
対する変換前回答データ(627、632)を送信する
(626、631)。eMPシステム20は、発注2と
発注3に対する変換前回答データ(627、632)を
受信し、発注システム21が用いるデータ形式に変換
し、必要に応じて、既に作業領域に格納されている発注
1に対する変換後回答データと集約し、変換後回答デー
タ636を作成する(629、634)。図3において
は、変換後回答データ636は、発注1と発注2および
発注3の回答データが集約されて書き込まれている(6
40)。eMPシステム20は、変換後回答データ63
6を発注システム21に対して送信する(635)。発
注システム21は、変換後回答データ636を受信し
(637)、発注処理を行う(638)。
【0038】以上の一連の取引データの受け渡しによっ
て、受注システム22からeMPシステム20を経由
し、発注システム21に対して回答データが返信され
る。
【0039】次に、図を用いてデータ変換プログラム1
00の処理手順について説明する。本実施例において
は、データ変換プログラム100は、本発明が提供する
複数のデータ変換方法のうち、第一のデータ変換方法を
実装している。
【0040】第一のデータ変換方法は、変換前と変換後
のプロトコルの組み合わせに応じて、発注データ変換時
に個別の発注データへの分割処理の要否とマッピング定
義情報の種類を決定する点と、回答データ変換時に回答
データの集約処理の要否とマッピング定義情報の種類を
決定する点、および回答データの集約処理において、所
定の回答データの到着期限までに回答データが揃わなか
った場合のエラー処理に特徴がある。
【0041】まず、図4と図5を用いて、第一のデータ
変換方法の処理手順の内、発注データの変換の処理手順
を説明する。図4は、第一のデータ変換方法における発
注データの変換処理の原理図である。図5は、データ変
換プログラム100の処理手順を示した流れ図である。
【0042】データ変換プログラム100は、入力デー
タ格納領域102から、変換元と変換先のビジネスプロ
トコルの組を読み出し、マッピング定義情報領域104
内の変換定義テーブル702で、かかるビジネスプロト
コルの組に対応づけられたマッピング定義名を検索し、
かかるマッピング定義名に該当するマッピング定義情報
を選択する(760)。図4においては、入力データ格
納領域102に格納されている”A”と”X”というビ
ジネスプロトコルの組(701)に対して、変換定義テ
ーブル702では”MAP01”というマッピング定義
名が対応づけられているので(703)、マッピング定
義情報領域104上でマッピング定義”MAP01”
(704)を選択している。
【0043】次に、同じくマッピング定義情報領域10
4内の変換定義テーブル702で、変換元と変換先のビ
ジネスプロトコルの組に対応づけられた発注データの分
割要否を検索する(761)。図4においては、”A”
と”X”というビジネスプロトコルの組に対して、分割
要否として”要”が設定されている(703)。ここ
で、分割要否が”要”の場合、データ変換プログラム1
00は、分割数に0を代入し(762)、変換前発注デ
ータ710から最初のデータ項目の名前と値の組を読み
込む(763)。図4においては、変換前発注データ7
10の最初のデータ項目の名前と値の組は、”Orde
rId”と”69201”である(711)。
【0044】次に、マッピング定義情報領域104内の
マッピング定義(704)で、読み込んだデータ項目の
名前を検索し、データ項目が共通項目か個別項目かを判
定する(764)。今、変換前発注データ710から読
み込んだ最初のデータ項目の名前は”OrderId”
であり、マッピング定義(704)から、このデータ項
目は共通項目であることが分かる(705)。読み込ん
だデータ項目が共通項目の場合は、マッピング定義70
4で、変換後発注データ内の対応するデータ項目の名前
を検索し、変換後発注データのデータ項目の名前と値の
組を作業領域707に書き込む(765)。図4におい
ては、データ項目の名前と値の組として”注文番号”
と”69201”を作業領域707に書き込んでいる
(708)。
【0045】次に、読み込んだデータ項目がデータの終
わりか否かを判定する(768)。データの終わりでな
い場合、ニ番目のデータ項目の名前と値の組を読み込む
(763)。図4においては、変換前発注データ710
のニ番目のデータ項目の名前と値の組は、”Produ
ctId”と”P2689”である(712)。
【0046】次に、最初のデータ項目と同様に、マッピ
ング定義情報領域104内のマッピング定義(704)
で、読み込んだデータ項目の名前を検索し、データ項目
が共通項目か個別項目かを判定する(764)。今、変
換前発注データ710から読み込んだ二番目のデータ項
目の名前は”ProductId”であり、マッピング
定義(704)から、このデータ項目は個別項目である
ことが分かる(706)。読み込んだデータ項目が個別
項目の場合には、出力データ格納領域103に、出力デ
ータとして変換後発注データを作成し、マッピング定義
704から、変換後発注データ内の対応するデータ項目
の名前を検索し、変換後発注データに対応するデータ項
目の名前と値の組を書き込む(767)。図4において
は、出力データ格納領域103に、発注1の変換後発注
データ720を作成し、データ項目の名前と値の組とし
て”製品コード”と”P2689”を書き込んでいる
(722)。同様の処理により、変換前発注データ71
0の三番目のデータ項目の値である”100”を、変換
後発注データ720内の対応するデータ項目である”数
量”の値として書き込んでいる(722)。ステップ7
66とステップ767の処理を、変換前発注データ71
0内の個別項目のまとまりごとに行う。図4において
は、分割数に1を加えた後、発注2に関するデータ71
3に対して、変換後発注データ730を作成し、それぞ
れ読み込んだデータ項目に対応する変換後発注データの
データ項目の名前と値の組として書き込んでいる(73
2)。また、さらに分割数に1を加えた後、発注3に関
するデータ714に対して、変換後発注データ740を
作成し、それぞれ読み込んだデータ項目に対応する変換
後発注データのデータ項目の名前と値の組として書き込
んでいる(742)。ここまでで、分割数の値は3にな
っている。
【0047】読み込んだデータ項目がデータの終わりで
ある場合、作業領域707内の共通項目の名前と値の組
を、出力データ格納領域103内のそれぞれの変換後発
注データに書き込む。図4においては、ステップ765
で書き込んだ作業領域707内の共通項目の名前と値の
組である”注文番号”と”69201”を、出力データ
格納領域103内のそれぞれの変換後発注データ72
0、730、740に書き込んでいる(721、73
1、741)。
【0048】最後に、マッピング管理情報領域105
に、発注データの識別番号である注文番号と発注データ
の分割数、回答データの到着数と到着期限を書き込む
(750)。図4においては、注文番号として”692
01”を、分割数として”3”を、到着数の初期値とし
て”0”を、到着期限として現在時刻にビジネスプロト
コルで定められた所定の時間を加えた時刻である200
1年6月5日11時35分を表現する文字列”2001
06051135”を書き込んでいる(708)。
【0049】以上が、第一のデータ変換方法のうち、発
注データの変換の処理手順である。上記の手順によれ
ば、マッピング定義情報領域104の内容次第で、変換
元のビジネスプロトコルで定められた任意のデータ項目
や繰り返し構造を持った発注データを、変換先のビジネ
スプロトコルで定められた任意のデータ項目を持った発
注データに変換することが可能である。
【0050】すなわち、各取引企業は、データ変換プロ
グラムが参照する、発注データの分割処理に必要なマッ
ピング定義さえ用意すれば、複数の製品のひとまとまり
の発注データを、個々の製品の個別の発注データに変換
して送信することが可能となり、第一のデータ変換方法
の目的は達せられる。
【0051】次に、図6と図7を用いて、第一のデータ
変換方法の処理手順の内、回答データの変換の処理手順
を説明する。図6は、第一のデータ変換方法における回
答データの変換処理の原理図である。図7は、データ変
換プログラム100の処理手順を示した流れ図である。
【0052】データ変換プログラム100は、入力デー
タ格納領域102から、変換元と変換先のビジネスプロ
トコルの組を読み出し、マッピング定義情報領域104
内の変換定義テーブル802で、かかるビジネスプロト
コルの組に対応付けられたマッピング定義名を検索し、
かかるマッピング定義名に該当するマッピング定義情報
を選択する(860)。図6においては、入力データ格
納領域102に格納されている”X”と”A”というビ
ジネスプロトコルの組(801)に対して、変換定義テ
ーブル802では”MAP11”というマッピング定義
名が対応づけられているので(803)、マッピング定
義情報領域104上でマッピング定義”MAP11”
(804)を読み込んでいる。
【0053】次に、同じくマッピング定義情報領域10
4内の変換定義テーブル802で、変換元と変換先のビ
ジネスプロトコルの組に対応づけられた回答データの集
約要否を検索する(861)。図6においては、”X”
と”A”というビジネスプロトコルの組に対して、集約
要否として”要”が設定されている(803)。ここ
で、集約要否が”要”の場合、データ変換プログラム1
00は、変換前回答データ810から、かかる変換前回
答データの識別番号に相当するデータ項目を読み込み、
データ項目の値から変換前の識別番号を抽出する(86
2)。図6においては、識別番号に相当するデータ項目
として”注文番号”を読み込み、その値である”692
01”から変換前の識別番号を切り出している(81
1)。本実施例においては、変換前の注文番号と変換後
のそれは同一であるため、読み込んだデータ項目の値で
ある”69201”がそのまま変換前の注文番号とな
る。
【0054】次に、マッピング管理情報領域105内の
回答データ到着管理テーブル850で、注文番号に対応
付けられた到着数を読み込む(863)。図6において
は、注文番号”69201”に対して、到着数”0”が
設定されているので、その値を読み込む(851)。
【0055】次に、読み込んだ到着数に1を加え、回答
データ到着管理テーブル850に書き込む。今、読み込
んだ到着数の値は0なので、その値に1を加えた1を、
回答データ到着管理テーブル850に書き込んでいる。
【0056】次に、現在入力データとなっている変換前
回答データが、最初に到着した回答データであるか否か
を判定する(865)。最初に到着した回答データであ
る場合はステップ866を、そうでない場合はステップ
867を実行する。今、到着数は1なので、現在入力デ
ータとなっている変換前回答データ810は最初に到着
した回答データであることが分かる。そこで、データ変
換プログラム100はステップ866を実行し、出力デ
ータ格納領域103に、出力データとして変換後回答デ
ータ840を新たに作成する(866)。
【0057】次に、変換前回答データからデータ項目の
名前と値の組を読み込む(867)。図6においては、
最初に到着した変換前回答データ810から、一番目の
データ項目の名前と値の組である”注文番号”と”69
201”を読み込んでいる(811)。
【0058】次に、読み込んだデータ項目が回答データ
の識別番号であるか否かを判定する(868)。読み込
んだデータ項目が回答データの識別番号である場合はス
テップ869を、そうでない場合はステップ870を実
行する。今、読み込んだデータ項目の名前は”注文番
号”であり、かかるデータ項目は回答データの識別番号
を書き込むデータ項目である。そこで、データ変換プロ
グラム100はステップ869を実行し、ステップ86
2で切り出してある変換前の注文番号を、マッピング定
義804に従って、変換後回答データ840に書き込む
(869)。図6においては、注文番号のデータ項目の
名前である”注文番号”は”OrderId”に対応づ
けられているので(805)、その値である”6920
1”を変換後回答データ840内のデータ項目”Ord
erId”の値として書き込んでいる(841)。
【0059】次に、読み込んだデータ項目がデータの終
わりか否かを判定する(871)。読み込んだデータ項
目がデータの終わりである場合はデータ変換プログラム
を終了する。まだデータの終わりでなく、読み込むべき
データ項目が残っている場合には、再びステップ867
を実行する。今、読み込んだデータ項目である”注文番
号”(811)は、変換前回答データ810の終わりで
はないので、ステップ867を実行する。
【0060】次に、データ変換プログラム100は、二
番目のデータ項目の名前と値の組を読み込む(86
7)。図6においては、変換前発注データ810の二番
目のデータ項目の名前と値の組である”製品コード”
と”P2689”を読み込んでいる(812)。
【0061】次に、一番目のデータ項目と同様に、読み
込んだデータ項目が回答データの識別番号か否かを判定
する(868)。今、読み込んだデータ項目は”製品コ
ード”であり、回答データの識別番号ではない。そこ
で、データ変換プログラム100はステップ870を実
行し、マッピング定義804で、読み込んだデータ項目
の名前を検索し、対応するデータ項目の値として、読み
込んだデータ項目の値を書き込む(870)。図6にお
いては、”製品コード”というデータ項目名に対し
て、”ProductId”というデータ項目名が対応
づけられている(806)ので、変換後回答データ84
0内のデータ項目”ProductId”の値とし
て、”P2689”を書き込んでいる(842)。同様
に、”数量”というデータ項目名に対して”Quant
ity”というデータ項目名が対応づけられており、そ
の値は”100”なので、変換後回答データ840内の
データ項目”Quantity”の値として、”10
0”を書き込んでいる(842)。さらに、”回答”と
いうデータ項目名に対して”Response”という
データ項目名が対応づけられており、その値は”Acc
ept"なので、変換後回答データ840内のデータ項
目”Response”の値として、”Accept”
を書き込んでいる(842)。
【0062】以下同様に、発注2に対する二番目の回答
データ820と、発注3に対する三番目の回答データ8
30のデータを、変換後回答データ840に書き込む
(843、844)。
【0063】データ変換プログラム100は、受注シス
テム22に対して、変換後発注データを送信した後、定
期的にマッピング管理情報領域105内の回答データ到
着管理テーブル850で、注文番号などの識別番号に対
応づけられた回答データ到着期限を検索し、現在時刻が
回答データ到着期限を超えているか否かを判定する。本
実施例では、現在時刻が回答データ到着期限を超えてい
る場合は、エラーを通知する。
【0064】以上が、第一のデータ変換方法のうち、回
答データの変換の処理手順である。上記の手順によれ
ば、マッピング定義情報104の内容次第で、変換元の
ビジネスプロトコルで定められた任意のデータ項目名を
持った回答データを、変換先のビジネスプロトコルで定
められた任意のデータ項目名や繰り返し構造を持った回
答データに変換することが可能である。
【0065】すなわち、各取引企業は、データ変換プロ
グラムが参照する、複数の回答データの集約処理に必要
なマッピング定義さえ用意すれば、一括発注に対応して
いないビジネスプロトコルを実装した受注システムか
ら、個別の発注データに対する回答データを受信し、そ
れぞれの回答データを集約した、一括発注に対する回答
データに変換することが可能となり、第一のデータ変換
方法の目的は達せられる。 《第二の実施例》次に、第二の実施例について説明す
る。
【0066】第二の実施例では、本発明が提供する複数
のデータ変換方法のうち、第二のデータ変換方法を説明
する。
【0067】第二のデータ変換方法の目的は、個々の製
品の発注データとして出力する変換後発注データそれぞ
れに対して、注文番号等の識別番号を一意な値として出
力できるようにすることである。これが実現できれば、
例えば、発注データの識別番号である注文番号は、各発
注データで一意であるという制約を持つビジネスプロト
コルを実装した情報システムにおいても、取引データを
正しく処理することが可能となる。
【0068】本実施例においては、第二のデータ変換方
法を、第一の実施例と同じ構成の計算機システムで動作
するプログラムとして実現している。第一の実施例と本
実施例の相違点は、データ変換プログラムに対するマッ
ピング定義情報の与えかたとデータ変換プログラムの処
理手順のみである。以下では、これらの相違点について
説明し、第一の実施例と同じ点については説明を省略す
る。
【0069】第二のデータ変換方法では、複数の製品の
ひとまとまりの発注データを、個々の製品の発注データ
として分割して出力する際に、変換後の発注データそれ
ぞれの識別番号として、変換前の発注データの識別番号
と個々の製品の発注のシーケンス番号を組み合わせて、
一意の識別番号として出力する点に特徴がある。
【0070】以下では、図8を用いて、第二のデータ変
換方法の処理手順について説明する。図8は、第二のデ
ータ変換方法の動作原理図である。
【0071】本実施例においては、データ変換プログラ
ム100が実装する第二のデータ変換方法は、第一のデ
ータ変換方法での処理内容に加えて、発注データにおい
て識別番号となるデータ項目が指定できる点と、そのデ
ータ項目に対応する変換後発注データのデータ項目に対
して、一意な識別番号を出力できるようになっている点
に特徴がある。
【0072】データ変換プログラム100は、以下の手
順に従って、入力データ格納領域102に格納された変
換前発注データから、出力データ格納領域103に変換
後の発注データを出力する。
【0073】まず、データ変換プログラム100は、第
一のデータ変換方法と同様に、入力データ格納領域10
2から変換元プロトコルと変換先プロトコルの組を読み
出し、マッピング定義情報領域104内でそのプロトコ
ルの組に対応付けられたマッピング定義名を検索して、
検索されたマッピング名に従って、マッピング定義を選
択する。図8においては、変換元と変換先のプロトコル
の組は”A”と”X”であり(1001)、マッピング
定義情報領域104上の変換定義テーブル1002で指
定されたマッピング定義名は”MAP01”であるため
(1003)、マッピング定義情報領域104上から、
マッピング定義”MAP01”(1004)を読み込ん
でいる。
【0074】次に、入力データ格納領域102に格納さ
れた変換前発注データからデータ項目の名前と値の組を
読み出し、出力すべき変換後発注データを生成する。そ
の際に、読み込んだデータ項目が発注データの識別番号
に指定されている場合は、そのデータ項目の値と個々の
製品の発注のシーケンス番号とを組み合わせて、変換後
発注データの識別番号として出力する。図8において
は、変換前発注データのデータ項目”OrderId”
の値は”69201”であり、かかるデータ項目は変換
前発注データの識別番号であるため、一意な識別番号の
生成方法の例として、データ項目”OrderId”の
値である”69201”の後に発注1の通番”001”
を連結して、発注1の変換後発注データ1020のデー
タ項目”注文番号”の値として、文字列”692010
01”を出力している。次に、発注1の個別項目であ
る”ProductId”と”Quantity”は、
マッピング定義1006上で指定されたデータ項目はそ
れぞれ”製品コード”と”数量”なので(1006)、
データ項目”ProductId”と”Quantit
y”のそれぞれの値である”P2689”と”100”
を変換後発注データに出力している(1022)。同様
に、データ項目”OrderId”の値である”692
01”の後に発注2の通番”002”を連結して、発注
2の変換後発注データ1030のデータ項目”注文番
号”の値として、文字列”69201002”を出力し
(1031)、データ項目”製品コード”と”数量”の
値として、”P3088”と”140”を出力している
(1032)。同様に、データ項目”OrderId”
の値である”69201”の後に発注3の通番”00
3”を連結して、発注3の変換後発注データ1040の
データ項目”注文番号”の値として、文字列”6920
1003”を出力し(1041)、データ項目”製品コ
ード”と”数量”の値として、”P5112”と”7
0”を出力している(1042)。
【0075】以上が、第二のデータ変換方法の処理手順
である。上記の手順によれば、マッピング定義内で、識
別番号を格納するデータ項目を指定しておけば、変換後
の各発注データに対して、一意な識別番号を出力できる
ようになる。すなわち、上記の手順によれば、第二のデ
ータ変換方法の目的は達せられる。 《第三の実施例》次に、第三の実施例について説明す
る。
【0076】第三の実施例では、本発明が提供する複数
のデータ変換方法のうち、第三のデータ変換方法を説明
する。
【0077】第三のデータ変換方法の目的は、回答デー
タの集約処理において、回答データ到着期限までに受信
した回答データを集約して、発注システムに対して送信
できるようにすることである。これが実現できれば、回
答データ到着期限までに全ての回答データが揃わなくと
も、受信済みの回答データを破棄することなく、発注シ
ステムに対して、回答データを送信することが可能とな
る。
【0078】本実施例においては、第三のデータ変換方
法を、第一の実施例と同じ構成の計算機システムで動作
するプログラムとして実現している。第一の実施例と本
実施例の相違点は、データ変換プログラムの処理手順の
みである。以下では、これらの相違点について説明し、
第一の実施例と同じ点については説明を省略する。
【0079】以下では、図9を用いて、第三のデータ変
換方法の処理手順について説明する。図9は、第三のデ
ータ変換方法の動作原理図である。
【0080】第三のデータ変換方法には、次の二つの特
徴がある。
【0081】第一の特徴は、回答データの集約処理にお
いて、回答データ到着期限までに全ての回答データが揃
わなくともエラーにせずに、かかる回答データ到着期限
までに受信した回答データのみを入力とした変換処理の
出力である変換後回答データを発注システムに対して送
信する点である。
【0082】第二の特徴は、回答データ到着期限後に、
残りの回答データが到着した場合には、かかる回答デー
タのみを入力として変換処理を行い、変換後の回答デー
タを発注システムに対して送信する点である。
【0083】本実施例では、上記二つの特徴を同時に実
現した実装例を示すが、両者は互いに独立に実現でき、
いずれか一方のみを実現することも可能である。
【0084】本実施例においては、データ変換プログラ
ム120は、上記の特徴をもつ第三のデータ変換方法を
実装しており、以下の手順に従って、受信した回答デー
タを変換し、発注システムに対して送信する。
【0085】データ変換プログラム100は、まず、第
一のデータ変換方法と同様に、回答データが到着する度
に回答データの集約処理を行う。図9においては、ま
ず、発注1に対する変換前回答データ1110を受信し
(1100)、かかる変換前回答データを入力として集
約処理を行い(1101)、マッピング定義情報に従っ
て、変換後回答データ1130の所定のデータ項目に値
を書き込んでいる(1131、1132)。次に、発注
2に対する変換前回答データ1120を受信し(110
2)、かかる変換前回答データを入力として集約処理を
行い(1103)、マッピング定義情報に従って、変換
後回答データ1130の所定のデータ項目に値を書き込
んでいる(1133)。
【0086】また、データ変換プログラム100は定期
的に、マッピング管理情報領域105内の回答データ到
着管理テーブル1161で、注文番号等の識別番号に対
応づけられた回答データ到着期限を検索し、現在時刻が
回答データ到着期限を超えているか否かを判定する。こ
こで、現在時刻が回答データ到着期限を超えている場合
は、回答データ到着期限までに出力済みの変換後回答デ
ータを、発注システムに対して送信する。図9において
は、現在時刻として2001年6月5日14時40分を
表す文字列”200106051440”を入力として
到着期限チェック処理を実行している(1102)。こ
こで、マッピング管理情報領域105上の回答データ到
着管理テーブル1160で、注文番号”69201”に
対応する到着期限として2001年6月5日11時35
分を表す文字列”200106051135”が格納さ
れているので(1161)、現在時刻が回答データ到着
期限を超えていることが分かる。そこで、回答データ到
着期限までに出力済みの変換後回答データ1130を、
発注システム501に対して送信している(110
5)。
【0087】その後、回答データ到着期限を超えて回答
データを受信した場合には、かかる回答データのみを入
力として変換処理を行い、変換後の回答データを発注シ
ステムに対して送信する。図9においては、回答データ
到着期限を超えて発注3に対する変換前回答データ11
40を受信し(1106)、かかる変換前回答データを
入力として変換処理を行い(1107)、マッピング定
義情報に従って、発注3に対する変換後回答データ11
50の所定のデータ項目に値を書き込んでいる(115
1、1152)。次に、発注システム501に対して、
かかる発注3に対する変換後回答データ1150を送信
している(1108)。
【0088】以上が、第三のデータ変換方法の処理手順
である。上記の手順によれば、変換後回答データとし
て、回答データ到着期限までに到着した回答データを入
力として集約処理を行った後の出力データを、発注シス
テムに送信することが可能である。また、上記の手順に
よれば、変換後回答データとして、回答データ到着期限
後に到着した回答データのみを入力として集約処理を行
った後の出力データを、発注システムに送信することが
可能である。すなわち、上記の手順によれば、第三のデ
ータ変換方法の目的は達せられる。 《第四の実施例》次に、第四の実施例について説明す
る。
【0089】第四の実施例では、本発明が提供する複数
のデータ変換方法のうち、第四のデータ変換方法を説明
する。
【0090】第四のデータ変換方法の目的は、データ変
換処理において、変換先のデータ項目をデータ変換処理
時に決定できるようにすることである。これが実現でき
れば、入力データのデータ項目の種類を増やさずに、す
でに定義されているデータ項目を用いて、データ項目の
値の違いによって、変換先のデータ項目を変換処理時に
決定することが可能となる。
【0091】本実施例においては、第四のデータ変換方
法を、第一の実施例と同じ構成の計算機システムで動作
するプログラムとして実現している。第一の実施例と本
実施例の相違点は、データ変換プログラムに対するマッ
ピング定義情報の与えかたとデータ変換プログラムの処
理手順のみである。以下では、これらの相違点について
説明し、第一の実施例と同じ点については説明を省略す
る。
【0092】以下では、図10を用いて、第四のデータ
変換方法の処理手順について説明する。図10は、第四
のデータ変換方法の動作原理図である。
【0093】第四のデータ変換方法では、マッピング定
義情報内に、入力データのデータ項目に対応して、書き
込みが可能な出力データのデータ項目の一覧と、変換先
のデータ項目を決定する処理の種類を指定している点に
特徴がある。
【0094】本実施例においては、データ変換プログラ
ム100は、上記の特徴を持つ第四のデータ変換方法を
実装しており、以下の手順に従って、入力データ格納領
域102に格納された変換元と変換先のプロトコルの組
と、変換前のデータを入力として、出力データ格納領域
103に変換後のデータを出力する。
【0095】まず、データ変換プログラム100は、第
一のデータ変換方法と同様に、入力データ格納領域10
2から変換元プロトコルと変換先プロトコルの組を読み
出し、マッピング定義情報領域104内でそのプロトコ
ルの組に対応づけられたマッピング定義名を検索して、
検索されたマッピング名に従って、マッピング定義を選
択する。図10においては、入力データ格納領域102
に、変換元と変換先のプロトコルの組として”A”と”
X”が格納されており(1201)、マッピング定義情
報領域104上の変換定義テーブル1202で、マッピ
ング定義名として”MAP41”が対応づけられている
ので(1203)、マッピング定義情報領域104上か
ら、マッピング定義”MAP41”を読み込んでいる
(1204)。
【0096】次に、入力データ格納領域102に格納さ
れた変換前データからデータ項目の名前と値の組を読み
出し、マッピング定義情報に従って変換先のデータ項目
を決定し、変換後データを作成する。その際、変換先デ
ータ項目決定処理が指定されている場合には、指定され
た変換先データ項目決定処理を実行する。図10におい
ては、データ項目”OrderId”に対してデータ項
目”注文番号”が対応づけられており(1205)、デ
ータ項目”ProductId”と”Quantit
y”に対してデータ項目”製品コード”と”数量”が対
応づけられているので(1206)、まず、発注1に対
するデータ変換処理として、変換前発注データ1210
のデータ項目”OrderId”の値である”6920
1”を、変換後発注データ1220のデータ項目”注文
番号”に書き込み(1221)、データ項目”Prod
uctId”と”Quantity”の値である”P2
689”と”100”を、変換後発注データ1220の
データ項目”製品コード”と”数量”にそれぞれ書き込
んでいる(1222)。ところが、”UnitPric
e”というデータ項目に対しては、変換先のデータ項目
として”単価”と”単価(外貨)”の二つのデータ項目
が指定されていることに加えて、データ変換処理の種類
として”通貨コード判定処理”が指定されている(12
07)。そこで、その指定に従い、変換前発注データ1
210のデータ項目”Currency”の値である”
USD”(1213)を判定条件として、変換先のデー
タ項目を”単価(外貨)”に決定し、変換前発注データ
1210のデータ項目”UnitPrice”の値であ
る”1.98”(1014)を、変換後発注データ12
20のデータ項目”単価(外貨)”の値として書き込ん
でいる(1223)。同様に、発注2に対するデータ変
換処理として、変換前発注データ1210のデータ項
目”OrderId”の値である”69201”を、変
換後発注データ1230のデータ項目”注文番号”に書
き込み(1231)、データ項目”ProductI
d”と”Quantity”の値である”P3088”
と”140”を、変換後発注データ1230のデータ項
目”製品コード”と”数量”にそれぞれ書き込んでいる
(1232)。データ項目”UnitPrice”に対
しては、”通貨コード判定処理”というデータ変換処理
指定に従い、変換前発注データ1210のデータ項目”
Currency”の値である”JPY”(1216)
を判定条件として、変換先のデータ項目を”単価”に決
定し、変換前発注データ1210のデータ項目”Uni
tPrice”の値である”120”(1017)を、
変換後発注データ1230のデータ項目”単価”の値と
して書き込んでいる(1233)。
【0097】以上が、第四のデータ変換方法の処理手順
である。上記の手順によれば、マッピング定義情報領域
104内のマッピング定義上で、入力データのデータ項
目に対応づけて、変換可能なデータ項目の一覧と、変換
先データ項目決定処理の種類を指定しておけば、変換先
のデータ項目をデータ変換処理時に決定することが可能
である。すなわち、上記の手順によれば、第四のデータ
変換方法の目的は達せられる。 《第五の実施例》次に、第五の実施例について説明す
る。
【0098】第五の実施例では、本発明が提供する複数
のデータ変換方法のうち、第五のデータ変換方法を説明
する。
【0099】第五のデータ変換方法の目的は、対応する
変換先のデータ項目が存在しない変換前発注データ内の
データ項目の値を、変換後発注データに埋め込めるよう
にすることと、かかるデータ項目の値を変換前回答デー
タから抽出することである。これが実現できれば、回答
データの変換処理に必要となる値を、データ変換プログ
ラムが記憶しておかなくても、変換後発注データに埋め
込み、その値をそのまま回答データに書き込んでもらう
ことで、入力となる変換前回答データから抽出すること
が可能となる。
【0100】本実施例においては、第五のデータ変換方
法を、第一の実施例と同じ構成の計算機システムで動作
するプログラムとして実現している。第一の実施例と本
実施例の相違点は、データ変換プログラムに対するマッ
ピング定義情報の与えかたとデータ変換プログラムの処
理手順のみである。以下では、これらの相違点について
説明し、第一の実施例と同じ点については説明を省略す
る。
【0101】以下では、図11を用いて、第五のデータ
変換方法の処理手順について説明する。図11は、第五
のデータ変換方法の動作原理図である。
【0102】第五のデータ変換方法では、マッピング定
義情報内に、変換元のデータ項目の集合と変換先のデー
タ項目の集合の組に対応づけて、データ変換処理の種類
を指定できる点に特徴がある。
【0103】本実施例においては、データ変換プログラ
ム100は、上記の特徴を持つ第五のデータ変換方法を
実装しており、以下の手順に従って、発注システムと受
注システムとの間で取引データを授受する。
【0104】まず、データ変換プログラム100は、第
一のデータ変換方法と同様に、発注システム501から
変換前発注データを受信し、マッピング定義情報上の指
定に従って変換処理を実行し、変換後発注データを作成
する。その際、変換対象となるデータ項目に対応づけら
れてデータ変換処理が指定されている場合には、指定さ
れたデータ変換処理を実行する。図11においては、マ
ッピング定義1301上で、変換前発注データ1310
のデータ項目”注文番号”と”注文年月日”の組に、変
換後発注データ1320のデータ項目”OrderI
d”が対応付けられており、さらに、データ変換処理の
種類として”連結処理”が指定されているので(130
2)、データ項目”注文番号”の値である”6920
1”にデータ項目”注文年月日”の値である”0106
13”を連結し、変換後発注データ1320のデータ項
目”OrderId”の値として文字列”010613
69201”を書き込んでいる(1321)。さらに、
マッピング定義1301上で、変換前発注データ131
0のデータ項目”製品コード”と”数量”が、変換後発
注データ1320のデータ項目”ProductId”
と”Quantity”にそれぞれ対応づけられている
ので(1303)、データ項目”製品コード”と”数
量”の値である”P5112”と”70”を、変換後発
注データ1320のデータ項目”ProductId”
と”Quantity”の値としてそれぞれ書き込んで
いる(1322)。
【0105】次に、データ変換プログラム100は、第
一のデータ変換方法と同様に、受注システム502から
変換前回答データを受信し、マッピング定義情報上の指
定に従って変換処理を実行し、変換後回答データを作成
する。その際、変換対象となるデータ項目に対応づけら
れてデータ変換処理が指定されている場合には、指定さ
れたデータ変換処理を実行する。図11においては、マ
ッピング定義1304上で、変換前回答データ1330
のデータ項目”OrderId”が、変換後回答データ
1340のデータ項目”注文番号”と”注文年月日”の
組に対応づけられており、さらに、データ変換処理の種
類として”抽出処理”が指定されているので(130
5)、データ項目”OrderId”の値である”01
061369201”から文字列”010613”と”
69201”を抽出し、変換後回答データ1340のデ
ータ項目”注文番号”と”注文年月日”の値として、抽
出したそれぞれの文字列を書き込んでいる(1341、
1343)。さらに、マッピング定義1304上で、変
換前回答データ1330のデータ項目”Product
Id”と”Quantity”および”Respons
e”が、変換後回答データ1340のデータ項目”製品
コード”と”数量”および”回答”にそれぞれ対応づけ
られているので(1306)、データ項目”Produ
ctId”と”Quantity”および”Respo
nse”の値である”P5112”と”70”および”
Accept”を、変換後発注データ1340のデータ
項目”製品コード”と”数量”および”回答”の値とし
てそれぞれ書き込んでいる(1342、1344)。
【0106】以上が、第五のデータ変換方法の処理手順
である。上記の手順によれば、発注データの変換処理用
のマッピング定義情報上で、変換元のデータ項目の集合
と変換先のデータ項目の集合の組に対応づけて、複数の
データ項目の値を組み合わせて変換先のデータ項目の値
を生成するデータ変換処理を指定しておけば、対応する
変換先のデータ項目が存在しない変換前発注データ内の
任意のデータ項目の値を変換後発注データの所定のデー
タ項目の値として埋め込むことが可能である。また、回
答データの変換処理用のマッピング定義情報上で、変換
元のデータ項目の集合と変換先のデータ項目の集合の組
に対応づけて、変換前のデータ項目の値から複数のデー
タ項目の値を抽出するデータ変換処理を指定しておけ
ば、変換前発注データ内の任意のデータ項目の値を、回
答データの変換処理時に変換前の回答データから抽出す
ることが可能である。すなわち、上記の手順によれば、
第五のデータ変換方法の目的は達せられる。 《第六の実施例》次に、第六の実施例について説明す
る。
【0107】第六の実施例では、本発明が提供する複数
のデータ変換方法のうち、第六のデータ変換方法を説明
する。
【0108】第六のデータ変換方法の目的は、変換後発
注データに埋め込めんだ、回答データの変換処理に必要
な変換前発注データの値を、マッピング定義情報上で事
前に指定しておけるようにすることである。これが実現
できれば、発注システムから送信された変換前回答デー
タに、変換前発注データの値が書き込まれていなくと
も、マッピング定義情報上で指定されている値を変換後
回答データに書き込むことで、変換処理を続行すること
が可能である。
【0109】本実施例においては、第六のデータ変換方
法を、第五の実施例と同じ構成の計算機システムで動作
するプログラムとして実現している。第五の実施例と本
実施例の相違点は、データ変換プログラムに対するマッ
ピング定義情報の与えかたとデータ変換プログラムの処
理手順のみである。以下では、これらの相違点について
説明し、第五の実施例と同じ点については説明を省略す
る。
【0110】以下では、図12を用いて、第六のデータ
変換方法の処理手順について説明する。図12は、第六
のデータ変換方法の動作原理図である。
【0111】第六のデータ変換方法では、マッピング定
義情報内に、変換元のデータ項目の集合と変換先のデー
タ項目の集合の組に対応づけて、データ変換処理の種類
に加えて、データ項目の規定値を指定できる点に特徴が
ある。
【0112】本実施例においては、データ変換プログラ
ム100は、上記の特徴を持つ第六のデータ変換方法を
実装しており、以下の手順に従って、発注システムと受
注システムとの間で取引データを授受する。
【0113】データ変換プログラム100は、第五のデ
ータ変換方法と同様に、回答データの変換処理時に、マ
ッピング定義情報領域104上で指定されたデータ変換
処理に従って、変換前回答データから複数のデータ項目
の値を抽出するデータ変換処理を実行し、出力となる変
換後回答データを作成する。その際、変換処理に必要と
なる値が変換前回答データに書き込まれていない場合に
は、マッピング定義情報領域104上で指定された規定
値を変換先の各データ項目に書き込む。図12において
は、変換前回答データ1410のデータ項目”Prod
uctId”と”Quantity”および”Resp
onse”の値である”P5112”と”70”およ
び”Accept”を、マッピング定義情報領域104
上の指定し従って、変換後回答データ1420のデータ
項目”製品コード”と”数量”および”回答”にそれぞ
れ書き込んでいる(1422、1424)。次に、マッ
ピング定義情報104上で、変換前回答データ1410
のデータ項目”OrderId”にはデータ変換処理と
して”抽出処理”が指定されているので(1401)、
所定のデータ変換処理を実行する。ところが、データ変
換処理に必要となる変換前回答データ1410のデータ
項目”OrderId”の値が書き込まれていない(1
411)ため、マッピング定義情報領域104上で、デ
ータ項目”注文番号”と”注文年月日”に対応づけられ
ている規定値である”10000”と”999999”
をそれぞれ変換後回答データ1420の所定のデータ項
目に書き込んでいる(1421、1423)。
【0114】以上が、第六のデータ変換方法の処理手順
である。上記の手順によれば、回答データの変換処理用
のマッピング定義情報上で、変換元のデータ項目の集合
と変換先のデータ項目の集合の組に対応づけて、変換先
の各データ項目の規定値を指定しておけば、変換処理に
必要となる値が変換前回答データに書き込まれていない
場合でも、変換先の各データ項目に任意の値を書き込
み、変換処理を続行することが可能である。すなわち、
上記の手順によれば、第六のデータ変換方法の目的は達
せられる。 《第七の実施例》次に第七の実施例について説明する。
【0115】第七の実施例では、本発明が提供する複数
のデータ変換方法のうち、第七のデータ変換方法を説明
する。
【0116】第七のデータ変換方法の目的は、変換後発
注データに埋め込んだ、回答データの変換処理に必要な
変換前発注データの値と、変換前回答データに書き込ま
れた値とを比較できるようにすることである。これが実
現できれば、発注システム側でデータ項目の値が変更さ
れたか否かを判定し、その結果によってデータ変換処理
を切り替えることが可能である。
【0117】本実施例においては、第七のデータ変換方
法を、第五の実施例と同じ構成の計算機システムで動作
するプログラムとして実現している。第五の実施例と本
実施例の相違点は、データ変換プログラムに対するマッ
ピング定義情報の与えかたとデータ変換プログラムの処
理手順およびマッピング管理情報領域105に格納され
るデータの三点である。以下では、これらの相違点につ
いて説明し、第五の実施例と同じ点については説明を省
略する。
【0118】以下では、図13を用いて、第七のデータ
変換方法の処理手順について説明する。図13は、第七
のデータ変換方法の動作原理図である。
【0119】第七のデータ変換方法には、二つの特徴が
ある。
【0120】第一の特徴は、マッピング定義情報内に、
第六のデータ変換方法と同様に、マッピング定義情報内
に、マッピング定義情報内に、変換元のデータ項目の集
合と変換先のデータ項目の集合の組に対応づけて、デー
タ変換処理の種類に加えて、データ項目の規定値を指定
できる点である。
【0121】第二の特徴は、マッピング管理情報内に、
変換後発注データに埋め込んだ、回答データの変換処理
に必要な変換前発注データの値を格納できる点である。
【0122】本実施例においては、データ変換プログラ
ム100は、上記の特徴を持つ第七のデータ変換方法を
実装しており、以下の手順に従って、発注システムと受
注システムとの間で取引データを授受する。
【0123】まず、データ変換プログラム100は、第
五のデータ変換方法と同様に、回答データの変換処理に
必要な変換前発注データの値を、変換後発注データに埋
め込むと同時に、かかる変換前発注データの値と発注デ
ータの識別番号を組にしてマッピング管理情報領域に格
納する。図13においては、変換前発注データ1510
のデータ項目”注文番号”の値である”69201”
に、データ項目”注文年月日”の値である”01061
3”を連結して、変換後発注データ1520の対応する
データ項目”OrderId”の値として文字列”01
061369201”を書き込んでいる(1521)。
同時に、変換前発注データ1510のデータ項目”注文
番号”の値である”69201”と、変換後発注データ
に埋め込むべきデータ項目の名前である”注文年月日”
と、かかるデータ項目の値である”69201”の三つ
を組にして、マッピング情報管理情報領域105上に書
き込んでいる(1501)。さらに、変換前発注データ
1510のデータ項目”製品コード”と”数量”の値で
ある”P5112”と”70”を、変換後発注データ1
520の対応するデータ項目”ProductId”
と”Quantity”の値としてそれぞれ書き込んで
いる(1522)。
【0124】次に、データ変換プログラム100は、第
五のデータ変換方法と同様に、回答データの変換処理時
に、マッピング定義情報上で指定されたデータ変換処理
に従って、変換前回答データから複数のデータ項目の値
を抽出するデータ変換処理を実行し、出力データとして
変換後回答データを作成する。その際、変換前回答デー
タから抽出した値とマッピング管理情報領域に格納して
おいた値とを比較する。比較した結果、二つの値が異な
る場合には、マッピング定義情報上で指定された規定値
を変換先のデータ項目に書き込む。図13においては、
変換前回答データ1530のデータ項目”OrderI
d”の値である文字列”01061369201”を入
力として抽出処理を実行し、変換後回答データ1540
のデータ項目である”注文番号”と”注文年月日”の値
として、”69201”と”010613”を書き込ん
でいる(1541、1543)。次に、抽出したデータ
項目”注文年月日”の値と、マッピング管理情報領域1
05上に格納した値とを比較する。マッピング管理情報
領域105上で、注文番号とデータ項目名の組である”
69201”と”注文年月日”には、文字列”0106
13”が対応づけられているので(1501)、抽出し
たデータ項目の値とマッピング管理情報領域105上の
値は一致することが分かる。さらに、変換前回答データ
1530のデータ項目”ProductId”と”Qu
antity”および”Response”の値であ
る”P5112”と”70”および”Accept”
を、変換後回答データ1540のデータ項目”製品コー
ド”と”数量”および”回答”の値として書き込んでい
る(1542、1544)。
【0125】以上が、第七のデータ変換方法の処理手順
である。上記の手順によれば、発注データの変換処理時
に、回答データの変換処理に必要な変換前発注データの
値を、マッピング管理情報領域に格納しておけば、変換
後発注データに埋め込んだ変換前発注データの値と、変
換前回答データに書き込まれた値を比較することが可能
である。すなわち、上記の手順によれば、第七のデータ
変換方法の目的は達せられる。
【0126】
【発明の効果】本発明によれば、異なるビジネスプロト
コルを実装した情報システム間で取引データの授受が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した計算機システムの構成図
【図2】各システム間での発注データのデータフロー図
【図3】各システム間での回答データのデータフロー図
【図4】第一のデータ変換方法における発注データの変
換方法の動作原理図
【図5】第一のデータ変換方法における発注データの変
換処理の流れ図
【図6】第一のデータ変換方法における回答データの変
換方法の動作原理図
【図7】第一のデータ変換方法における回答データの変
換処理の流れ図
【図8】第二のデータ変換方法の動作原理図
【図9】第三のデータ変換方法の動作原理図
【図10】第四のデータ変換方法の動作原理図
【図11】第五のデータ変換方法の動作原理図
【図12】第六のデータ変換方法の動作原理図
【図13】第七のデータ変換方法の動作原理図
【符号の説明】
10…計算機 11…主記憶装置 12…中央演算処理装置 13…通信インタフェース 14…ディスクインタフェース 15…バス 16…ディスク装置 17…ネットワーク 20…eMPシステム 21…発注システム 22…受注システム 100…データ変換プログラム 101…制御部 102…入力データ格納領域 103…出力データ格納領域 104…マッピング定義情報領域、 105…マッピング管理情報領域 120…変換前取引データ 130…変換後取引データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 博 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内 (72)発明者 ▲高▼橋 規生 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内 (72)発明者 川北 周一 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報サービス事業部内 (72)発明者 森谷 修 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報サービス事業部内 Fターム(参考) 5B082 GA02 HA07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ項目情報と該データ項目情報で定義
    されたデータとを含む取引データの形式と要求データを
    送信し該要求データの応答として回答データを返信する
    取引データの送受信手順とで構成されるビジネスプロト
    コルとをそれぞれ実装した第一の情報装置と第二の情報
    装置とを有し、第一のビジネスプロトコルにおける上記
    要求データを送信する処理を実装した第一の情報装置と
    第二のビジネスプロトコルにおける上記回答データを返
    信する処理を実装した第二の情報装置との間にデータ変
    換装置を介する情報処理システムにおけるデータ変換方
    法において、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と送受信方法に従って該第一の情報装置から送信
    された要求データを入力し、 上記送信された要求データを上記第二のビジネスプロト
    コルで規定された形式の要求データに変換し、該変換済
    みの要求データを上記第二のビジネスプロトコルで規定
    された送受信方法に従って上記第二の情報装置へ送信
    し、 上記第ニのビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と送受信方法に従って上記第二の情報装置から返
    信された回答データを入力とし、該返信された回答デー
    タを上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の
    回答データに変換し、該変換済みの回答データを上記第
    一のビジネスプロトコルで規定された送受信方法に従っ
    て上記第一の情報装置に対して送信し、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の複数
    の要求を含む要求データを入力し、上記第二のビジネス
    プロトコルで規定された形式の各々個別の要求を含む複
    数の要求データとして上記要求データを分割して変換
    し、該変換済みの複数の要求データを、上記第二のビジ
    ネスプロトコルで規定された送受信方法に従って該第二
    の情報装置に対して送信し、 上記第二のビジネスプロトコルで規定された形式の、各
    々個別の要求に対する回答を含む複数の回答データを入
    力し、該第一のビジネスプロトコルで規定された形式の
    複数の要求に対する回答を含む要求データとして上記複
    数の回答データを集約して変換し、該変換済みの回答デ
    ータを、上記第一のビジネスプロトコルで規定された送
    受信方法に従って上記第一の情報装置に対して送信する
    ことを特徴とするデータ変換方法。
  2. 【請求項2】データ項目情報と該データ項目情報で定義
    されたデータとを含む取引データの形式と要求データを
    送信し該要求データの応答として回答データを返信する
    取引データの送受信手順とで構成されるビジネスプロト
    コルとをそれぞれ実装した第一の情報装置と第二の情報
    装置とを有し、第一のビジネスプロトコルにおける上記
    要求データを送信する処理を実装した第一の情報装置と
    第二のビジネスプロトコルにおける上記回答データを返
    信する処理を実装した第二の情報装置との間にデータ変
    換装置を介する情報処理システムにおけるデータ変換方
    法において、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と上記送受信手順に従って上記第一の情報装置か
    ら送信された要求データとを入力とし、該送信された要
    求データを該第二のビジネスプロトコルで規定された形
    式の要求データに変換し、該変換済みの要求データを上
    記第二のビジネスプロトコルで規定された送受信方法に
    従って上記第二の情報装置に対して送信し、 上記第ニのビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と送受信方法に従って該第二の情報装置から返信
    された回答データを入力とし、該返信された回答データ
    を上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の回
    答データに変換し、該変換済みの回答データを該第一の
    ビジネスプロトコルで規定された送受信方法に従って該
    第一の情報装置に対して送信し、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の要求
    データを入力し、当該要求データに対応する回答データ
    へ引き継ぐべきデータ項目の値を、上記第二のビジネス
    プロトコルで規定された形式の要求データ内の意味の異
    なるデータ項目の値の一部として変換し、該変換済みの
    要求データを、該第二のビジネスプロトコルで規定され
    た送受信方法に従って上記第二の情報装置に対して送信
    し、 上記意味の異なるデータ項目の値を含み上記第二のビジ
    ネスプロトコルで規定された形式の回答データを入力
    し、該入力された回答データから該第一のビジネスプロ
    トコルで規定された形式の回答データに引き継ぐべきデ
    ータ項目の値を抽出し、該回答データ内のデータ項目の
    値に変換し、該変換済みの回答データを上記第一のビジ
    ネスプロトコルで規定された送受信方法に従って上記第
    一の情報装置に対して送信することを特徴とするデータ
    変換方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のデータ変換方法において、 上記複数の要求を含み該第一のビジネスプロトコルで規
    定された形式の要求データの識別情報と各要求の通番と
    を組み合わせて、該個別の要求を含み上記第二のビジネ
    スプロトコルで規定された形式の要求データの識別情報
    として出力することを特徴とするデータ変換方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のデータ変換方法において、 上記個別の要求に対する回答を含み上記第二のビジネス
    プロトコルで規定された形式の複数の回答データが所定
    の到着期限までに揃わなかった場合に、エラーを通知す
    ることを特徴とするデータ変換方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載のデータ変換方法において、 上記個別の要求に対する回答を含み上記第二のビジネス
    プロトコルで規定された形式の複数の回答データが所定
    の到着期限までに揃わなかった場合に、該所定の到着期
    限までに受信した回答データを入力し、複数の要求に対
    する回答を含み上記第一のビジネスプロトコルで規定さ
    れた形式の回答データとして上記複数の回答データを集
    約して出力することを特徴とするデータ変換方法。
  6. 【請求項6】請求項2記載のデータ変換方法において、 上記第二のビジネスプロトコルで規定された形式の回答
    データの値そのものを 上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の回答
    データの値として出力する代わりに、該回答データ内の
    データ項目に対応づけられた所定のデータを出力するこ
    とを特徴とするデータ変換方法。
  7. 【請求項7】請求項2記載のデータ変換方法において、 上記第二のビジネスプロトコルで規定された形式の回答
    データの値と予め記録しておいた値とを比較し、データ
    項目の値の相違を判定することを特徴とするデータ変換
    方法。
  8. 【請求項8】請求項1または2記載のデータ変換方法に
    おいて、 上記変換処理の入力となる取引データのデータ項目に対
    応づけられた出力先データ項目選択処理を実行した結果
    であるデータ項目に値を出力することを特徴とするデー
    タ変換方法。
  9. 【請求項9】請求項1または2記載のデータ変換方法に
    おいて、 変換元と変換先のビジネスプロトコルの組によって、変
    換元と変換先の取引データの間の変換規則を指定した定
    義情報であるマッピング定義情報を選択し、当該マッピ
    ング定義情報に従って上記変換前の取引データを変換し
    て出力することを特徴とするデータ変換方法。
  10. 【請求項10】データ項目情報と該データ項目情報で定
    義されたデータとを含む取引データの形式と要求データ
    を送信し該要求データの応答として回答データを返信す
    る取引データの送受信手順とで構成されるビジネスプロ
    トコルとをそれぞれ実装した第一の情報装置と第二の情
    報装置とを有し、第一のビジネスプロトコルにおける上
    記要求データを送信する処理を実装した第一の情報装置
    と第二のビジネスプロトコルにおける上記回答データを
    返信する処理を実装した第二の情報装置との間にデータ
    変換装置を介する情報処理システムにおけるデータ変換
    装置において、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と送受信方法に従って該第一の情報装置から送信
    された要求データを入力する手段と、 上記送信された要求データを上記第二のビジネスプロト
    コルで規定された形式の要求データに変換し、該変換済
    みの要求データを上記第二のビジネスプロトコルで規定
    された送受信方法に従って上記第二の情報装置へ送信す
    る手段と、 上記第ニのビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と送受信方法に従って上記第二の情報装置から返
    信された回答データを入力とし、該返信された回答デー
    タを上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の
    回答データに変換し、該変換済みの回答データを上記第
    一のビジネスプロトコルで規定された送受信方法に従っ
    て上記第一の情報装置に対して送信する手段と、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の複数
    の要求を含む要求データを入力し、上記第二のビジネス
    プロトコルで規定された形式の各々個別の要求を含む複
    数の要求データとして上記要求データを分割して変換
    し、該変換済みの複数の要求データを、上記第二のビジ
    ネスプロトコルで規定された送受信方法に従って該第二
    の情報装置に対して送信する手段と、 上記第二のビジネスプロトコルで規定された形式の、各
    々個別の要求に対する回答を含む複数の回答データを入
    力し、該第一のビジネスプロトコルで規定された形式の
    複数の要求に対する回答を含む要求データとして上記複
    数の回答データを集約して変換し、該変換済みの回答デ
    ータを、上記第一のビジネスプロトコルで規定された送
    受信方法に従って上記第一の情報装置に対して送信する
    手段とを備えたことを特徴とするデータ変換装置。
  11. 【請求項11】データ項目情報と該データ項目情報で定
    義されたデータとを含む取引データの形式と要求データ
    を送信し該要求データの応答として回答データを返信す
    る取引データの送受信手順とで構成されるビジネスプロ
    トコルとをそれぞれ実装した第一の情報装置と第二の情
    報装置とを有し、第一のビジネスプロトコルにおける上
    記要求データを送信する処理を実装した第一の情報装置
    と第二のビジネスプロトコルにおける上記回答データを
    返信する処理を実装した第二の情報装置との間にデータ
    変換装置を介する情報処理システムにおけるデータ変換
    装置において、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と上記送受信手順に従って上記第一の情報装置か
    ら送信された要求データとを入力とし、該送信された要
    求データを該第二のビジネスプロトコルで規定された形
    式の要求データに変換し、該変換済みの要求データを上
    記第二のビジネスプロトコルで規定された送受信方法に
    従って上記第二の情報装置に対して送信する手段と、 上記第ニのビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と送受信方法に従って該第二の情報装置から返信
    された回答データを入力とし、該返信された回答データ
    を上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の回
    答データに変換し、該変換済みの回答データを該第一の
    ビジネスプロトコルで規定された送受信方法に従って該
    第一の情報装置に対して送信する手段と、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の要求
    データを入力し、当該要求データに対応する回答データ
    へ引き継ぐべきデータ項目の値を、上記第二のビジネス
    プロトコルで規定された形式の要求データ内の意味の異
    なるデータ項目の値の一部として変換し、該変換済みの
    要求データを、該第二のビジネスプロトコルで規定され
    た送受信方法に従って上記第二の情報装置に対して送信
    する手段と、 上記意味の異なるデータ項目の値を含み上記第二のビジ
    ネスプロトコルで規定された形式の回答データを入力
    し、該入力された回答データから該第一のビジネスプロ
    トコルで規定された形式の回答データに引き継ぐべきデ
    ータ項目の値を抽出し、該回答データ内のデータ項目の
    値に変換し、該変換済みの回答データを上記第一のビジ
    ネスプロトコルで規定された送受信方法に従って上記第
    一の情報装置に対して送信する手段とを備えたことを特
    徴とするデータ変換装置。
  12. 【請求項12】データ項目情報と該データ項目情報で定
    義されたデータとを含む取引データの形式と要求データ
    を送信し該要求データの応答として回答データを返信す
    る取引データの送受信手順とで構成されるビジネスプロ
    トコルとをそれぞれ実装した第一の情報装置と第二の情
    報装置とを有し、第一のビジネスプロトコルにおける上
    記要求データを送信する処理を実装した第一の情報装置
    と第二のビジネスプロトコルにおける上記回答データを
    返信する処理を実装した第二の情報装置との間にデータ
    変換装置を介する情報処理システムにおけるデータ変換
    プログラムにおいて、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と送受信方法に従って該第一の情報装置から送信
    された要求データを入力するステップと、 上記送信された要求データを上記第二のビジネスプロト
    コルで規定された形式の要求データに変換し、該変換済
    みの要求データを上記第二のビジネスプロトコルで規定
    された送受信方法に従って上記第二の情報装置へ送信す
    るステップと、 上記第ニのビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と送受信方法に従って上記第二の情報装置から返
    信された回答データを入力とし、該返信された回答デー
    タを上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の
    回答データに変換し、該変換済みの回答データを上記第
    一のビジネスプロトコルで規定された送受信方法に従っ
    て上記第一の情報装置に対して送信するステップと、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の複数
    の要求を含む要求データを入力し、上記第二のビジネス
    プロトコルで規定された形式の各々個別の要求を含む複
    数の要求データとして上記要求データを分割して変換
    し、該変換済みの複数の要求データを、上記第二のビジ
    ネスプロトコルで規定された送受信方法に従って該第二
    の情報装置に対して送信するステップと、 上記第二のビジネスプロトコルで規定された形式の、各
    々個別の要求に対する回答を含む複数の回答データを入
    力し、該第一のビジネスプロトコルで規定された形式の
    複数の要求に対する回答を含む要求データとして上記複
    数の回答データを集約して変換し、該変換済みの回答デ
    ータを、上記第一のビジネスプロトコルで規定された送
    受信方法に従って上記第一の情報装置に対して送信する
    ステップとを有することを特徴とするデータ変換装置。
  13. 【請求項13】データ項目情報と該データ項目情報で定
    義されたデータとを含む取引データの形式と要求データ
    を送信し該要求データの応答として回答データを返信す
    る取引データの送受信手順とで構成されるビジネスプロ
    トコルとをそれぞれ実装した第一の情報装置と第二の情
    報装置とを有し、第一のビジネスプロトコルにおける上
    記要求データを送信する処理を実装した第一の情報装置
    と第二のビジネスプロトコルにおける上記回答データを
    返信する処理を実装した第二の情報装置との間にデータ
    変換装置を介する情報処理システムにおけるデータ変換
    プログラムにおいて、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と上記送受信手順に従って上記第一の情報装置か
    ら送信された要求データとを入力とし、該送信された要
    求データを該第二のビジネスプロトコルで規定された形
    式の要求データに変換し、該変換済みの要求データを上
    記第二のビジネスプロトコルで規定された送受信方法に
    従って上記第二の情報装置に対して送信するステップ
    と、 上記第ニのビジネスプロトコルで規定された取引データ
    の形式と送受信方法に従って該第二の情報装置から返信
    された回答データを入力とし、該返信された回答データ
    を上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の回
    答データに変換し、該変換済みの回答データを該第一の
    ビジネスプロトコルで規定された送受信方法に従って該
    第一の情報装置に対して送信するステップと、 上記第一のビジネスプロトコルで規定された形式の要求
    データを入力し、当該要求データに対応する回答データ
    へ引き継ぐべきデータ項目の値を、上記第二のビジネス
    プロトコルで規定された形式の要求データ内の意味の異
    なるデータ項目の値の一部として変換し、該変換済みの
    要求データを、該第二のビジネスプロトコルで規定され
    た送受信方法に従って上記第二の情報装置に対して送信
    するステップと、 上記意味の異なるデータ項目の値を含み上記第二のビジ
    ネスプロトコルで規定された形式の回答データを入力
    し、該入力された回答データから該第一のビジネスプロ
    トコルで規定された形式の回答データに引き継ぐべきデ
    ータ項目の値を抽出し、該回答データ内のデータ項目の
    値に変換し、該変換済みの回答データを上記第一のビジ
    ネスプロトコルで規定された送受信方法に従って上記第
    一の情報装置に対して送信するステップとを有すること
    を特徴とするデータ変換装置。
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