JP2017004139A - フォーマット変換管理装置およびフォーマット変換管理方法 - Google Patents

フォーマット変換管理装置およびフォーマット変換管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】企業間取引システムにおけるデータフォーマットの変換を、ユーザのニーズに沿った効率的なものとする。
【解決手段】フォーマット変換管理装置100において、企業間取引システムにて連携する各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として、所定プロトコルに沿った標準ルール127、128または企業間取引システムのユーザから受け付けたユーザルール129を格納する記憶装置101と、ユーザ端末50から得た受信データの示す所定値に応じて、フォーマット変換対象の機能の組に関する変換定義情報たる標準ルール127、128またはユーザルール129を特定し、当該特定したルールに基づいて受信データのフォーマット変換の処理を実行し、当該フォーマット変換済みデータを機能の組のうち連携先の機能に提供する演算装置104 を備える構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、フォーマット変換管理装置およびフォーマット変換管理方法に関するものであり、具体的には、企業間取引システムにおけるデータフォーマットの変換を、ユーザのニーズに沿った効率的なものとする技術に関する。
企業間における各種部品やサービスの受発注、決済等を電子的に処理するEDI(Electronic Data Interchange)の仕組みや、在庫情報の共有、見積内容の授受、その他各種
の情報交換など、いわゆる企業間取引の処理をセキュアなネットワークインフラの下で実現する、企業間の情報交換・共有システムが存在している。
こうした企業間の情報交換・共有システムの会員企業らは、情報交換・共有システムに取り込み可能なフォーマットで必要なデータを生成し、当該情報交換・共有システムにおけるプロトコルにそった企業間取引を行う必要がある。一方、情報交換・共有システムにおいては、上述の各会員企業が利用する機能の各間で取り扱うデータフォーマットが異なる場合もあり、いわゆるデータフォーマットの自動変換が必要となる。この場合、情報交換・共有システムにおける各機能に対応したシステム毎、更には機能毎に異なるデータフォーマットについて、会員企業内の基幹システム等にて生成することとなる。
こうしたフォーマット変換に関する従来技術としては、以下のようなものが提案されている。すなわち、フォーマット変換の変換定義情報や、変換する対象となる両フォーマットの、少なくとも一方によるデータを参照したり入力したりするのに必要な情報を設定する際の、誤りや手間や時間を削減することを目的とした、通信回線を経由し伝票や帳票の情報を電子的に交換するようにした電子データ交換に用いるEDI標準フォーマットと、内部的に処理する際の業務用フォーマットとの間のフォーマット変換をするための電子データ・フォーマット変換方法において、これらEDI標準フォーマット及び前記業務用フォーマットの少なくとも一方によるデータを直接、利用者が参照したり入力したりする際に利用する表示画面を、前記フォーマット変換の変換定義情報を用いて作成する電子データ・フォーマット変換方法(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2002−222382号公報
上述した従来技術におけるフォーマット変換技術を採用した場合、EDI標準フォーマットから内部処理用の業務用フォーマットに自動でフォーマット変換することは可能である。しかしながら、EDI標準フォーマットから異なる情報区分のEDI標準フォーマットへの変換や、EDI標準フォーマットからEDIシステム以外の他のユーザ機能用システム向けのフォーマット変換、及びEDIシステム以外の他のユーザ機能用システム向けのフォーマットからEDI標準フォーマットへの変換は実現出来ない。
他方、新しいユーザ機能用システムや機能を追加する場合、或いは既存のデータフォーマットの変更が必要となる場合、これに伴うデータフォーマット生成のため、会員企業の基幹システムにおけるプログラム改修が必須となる。しかも、1つの機能を利用するためのデータフォーマットが複数存在し、更にはそれらデータフォーマット間の関係が複雑な
ケースもあり、プログラム改修に要するコストや手間が増大しやすい。会員企業らは、このような状況を鑑みて、新しいーザ機能用システムや機能の導入を躊躇し、ついには諦めてしまうケースもある。
そこで本発明の目的は、企業間取引システムにおけるデータフォーマットの変換を、ユーザのニーズに沿った効率的なものとする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のフォーマット変換管理装置は、企業間取引システムにて連携する各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として、所定プロトコルに沿った標準ルールまたは前記企業間取引システムのユーザから受け付けたユーザルールを格納する記憶装置と、ユーザ端末から得た受信データの示す所定値に応じて、フォーマット変換対象の機能の組に関する前記変換定義情報たる標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データのフォーマット変換の処理を実行し、当該フォーマット変換済みデータを前記機能の組のうち連携先の機能に提供する演算装置とを備えることを特徴とする。
なお、上述の「機能」は、インターネットなど適宜なネットワーク上での企業取引の場となるサービス基盤上で提供されるものであり、EDI(Electronic Data Interchange
)サービスや需給調整支援サービスなど、企業活動に関わる業務別、役割別、利用者別等に応じた各種のアプリケーションサービスの機能またはその実装システムに対応している。上述の需給調整支援サービスとは、SCM(supply chain management)に関わる企業
間の情報共有を通して、在庫削減、リードタイム短縮を図るサービスである。
また、こうしたサービス基盤上における各機能(サービスに対応したシステム)間で授受される各企業のデータ(例:各企業の社内システムで作成された発注、買掛などのデータ)は、EDI標準フォーマットで交換できる仕様となっている。
本実施形態のフォーマット変換管理方法は、企業間取引システムにて連携する各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として、所定プロトコルに沿った標準ルールまたは前記企業間取引システムのユーザから受け付けたユーザルールを格納する記憶装置を備えた情報処理装置が、ユーザ端末から得た受信データの示す所定値に応じて、フォーマット変換対象の機能の組に関する前記変換定義情報たる標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データのフォーマット変換の処理を実行し、当該フォーマット変換済みデータを前記機能の組のうち連携先の機能に提供する、ことを特徴とする。
本発明によれば、企業間取引システムにおけるデータフォーマットの変換を、ユーザのニーズに沿った効率的なものとできる。
本実施形態のフォーマット変換管理装置たるG/Wサーバを含むネットワーク構成例を示す図である。 本実施形態におけるG/Wサーバのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態におけるファイル管理DBのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるファイル実体DBのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における変換マスタのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における変換定義マスタのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における変換定義ユーザ設定DBのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるプロバイダーコードマスタのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における情報処理方法の手順例1を示すフロー図である。 本実施形態における受信ファイルのファイルレイアウト例を示す図である。 本実施形態における変換前ファイルのファイルレイアウト例を示す図である。 本実施形態における情報処理方法の手順例2を示すフロー図である。 本実施形態における情報処理方法の手順例3を示すフロー図である。 本実施形態における情報処理方法の手順例4を示すフロー図である。 本実施形態における変換後ファイルのファイルレイアウト例を示す図である。 本実施形態における情報処理方法の手順例5を示すフロー図である。 本実施形態における情報処理方法の手順例6を示すフロー図である。
−−−ネットワーク構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のフォーマット変換管理装置たるG/Wサーバ100を含むネットワーク構成図である。図1に示すG/Wサーバ100は、企業間取引システムにおけるデータフォーマットの変換を、ユーザのニーズに沿った効率的なものとするコンピュータ装置である。
本実施形態におけるG/Wサーバ100は、図1に例示するように企業間情報交換・共有システム10が含むサーバ装置である。この企業間情報交換・共有システム10は、ネットワーク上での企業間取引の場となるサービス基盤を構成するシステムである。
こうした企業間情報交換・共有システム10は、EDI(Electronic Data Interchange)サービスや需給調整支援サービスなど、企業活動に関わる業務別、役割別、利用者別
等に応じた各種のアプリケーションサービスを提供する、複数のユーザ機能用Webサーバ200も含んでいる。本実施形態では、このユーザ機能用Webサーバ200が提供するアプリケーションサービスを、ユーザ機能用システム210と称する。
また既に述べたように、企業間情報交換・共有システム10上における各ユーザ機能用システム210間で授受される各企業のデータ(例:各企業の社内システムで作成された発注、買掛などのデータ)は、EDI標準フォーマットで交換できる仕様となっている。
図1で例示するG/Wサーバ100は、上述のユーザ機能用システム210の各間、すなわちアプリケーションサービスの各間で、異なるプロトコルのデータをやり取りできるよう、データフォーマットの変換を行うサーバ装置となる。また、データフォーマット変換の対象となるデータは、例えば、製品のサプライヤとバイヤといったユーザ間の企業間取引処理に伴う業務データを想定する。
また、図1にて例示する企業間情報交換・共有システム10には、ネットワーク5、6を介してユーザ端末50、51がデータ通信可能に接続されている。このうちユーザ端末50は、企業間情報交換・共有システム10の会員企業であるバイヤー企業が利用する端末である。このユーザ端末50の利用者たるバイヤー企業は、サプライヤー企業から部品の供給を受けているものとする。バイヤー企業およびサプライヤー企業の両者間における調達業務を滞りなく、かつ両者低コストで実現するために、企業間情報交換・共有システ
ム10では、上述のEDIサービスや需給調整支援サービスなどに対応した複数のユーザ機能用システム210をバイヤー企業およびサプライヤー企業に提供している。
バイヤー企業は、そうしたユーザ機能用システム210を利用するために、ユーザ機能用システム210毎、或いはそのユーザ機能用システム210内の利用機能毎にフォーマットが異なるデータ(例:発注や製造スケジュールのデータ等)について、ユーザ端末50を介してG/Wサーバ100にアップロードすることとなる。G/Wサーバ100は、アップロードされたデータのフォーマット変換を実行し、該当データに関してバイヤー企業が指定しているユーザ機能用システム210(連携先)に対して提供する(連携させる)。
一方、ユーザ端末51は、企業間情報交換・共有システム10の会員企業であるサプライヤー企業が利用する端末である。このユーザ端末51の利用者たるサプライヤー企業は、上述のバイヤー企業に対して部品供給を行える企業体である。サプライヤー企業は、上述のようにバイヤー企業がアップロードしてG/Wサーバ100によってフォーマット変換されたデータについて、上述のバイヤー企業指定のユーザ機能用システム210を介して、ユーザ端末51により参照、応答することになる。
−−−ハードウェア構成−−−
また、フォーマット変換管理装置たるG/Wサーバ100のハードウェア構成は以下の如くとなる。図2は、本実施形態におけるG/Wサーバ100のハードウェア構成例を示す図である。本実施形態におけるG/Wサーバ100は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置104、ネットワーク5、6、7と接続し、ユーザ端末50、51やユーザ機能用Webサーバ200など他装置との通信処理を担うネットワークインターフェイス105、を少なくとも備える。
なお、各構成101〜105の間は、バス(BUS)によって接続されている。また、ユーザたる会員企業が、そのユーザ端末を利用せず、G/Wサーバ100に対する入力動作を直接的に行い、その処理結果の出力を視認する状況にある場合、G/Wサーバ100は、上述の構成に加えて、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付ける入力装置と、処理データの表示を行うディスプレイ等の出力装置を更に備えるものとする。
また、記憶装置101内には、本実施形態のフォーマット変換管理装置たるG/Wサーバとして必要な機能を実装する為のプログラム102の他に、データベースやマスタ(ファイル管理DB125〜プロバイダコードマスタ130)が少なくとも記憶されている。これらデータベースやマスタの具体的なデータ構造例については後述する。また、プログラム102を実行することで実装される機能部(送信情報アップロードファイル登録部110、送信情報アップロードファイル変換部111、変換ルールユーザ定義情報登録部112、及びユーザ機能用Webサーバアップロード部113)の詳細についても後述する。
−−−データ構造例−−−
次に、本実施形態のフォーマット変換管理装置100が用いるデータベース等におけるデータ構造例について説明する。図3は本実施形態におけるファイル管理DB125のデータ構成例を示す図である。本実施形態におけるファイル管理DB125は、後述する受信ファイルが含む各レコードを、その送信者(上述の例ではバイヤー企業)および情報区
分(ユーザ機能用Webサーバ200のユーザ機能用システム210が提供するサービスにて取り扱うデータの種類。例えば、“注文情報”、“見積依頼情報”など)で分類し、該当各レコードにおける所定項目について抽出した値で生成した分割ファイル(受信データ)の集合体となっている。図3で例示するファイル管理DB125のレコード(分割ファイル)は、センタ内ID、送信会員ID、情報区分、およびファイル名の各値で構成される。
このうちセンタ内IDは、企業間情報交換・共有システム10において該当分割ファイルを一意に特定する識別情報である。また、送信会員IDは、受信ファイルをG/Wサーバ100にアップロードしてきた会員企業を一意に特定する識別情報である。また情報区分は、上述したように、ユーザ機能用システム210で取り扱うデータの種類を示す識別情報である。また、ファイル名は、当該分割ファイルを一意に特定する識別情報である。
図4は本実施形態におけるファイル実体DB126のデータ構成例を示す図である。本実施形態におけるファイル実体DB126は、上述のファイル管理DB125で情報が格納されている各分割ファイルの実体とそのステータス情報について格納したデータベースである。図4で例示するファイル実体DB126は、センタ内ID(ファイル管理DB125のセンタ内IDと共通)をキーとして、該当分割ファイルの実体、すなわちファイルデータそのものと、変換済フラグ、およびユーザ機能用Webサーバ連携フラグを対応付けされたレコードの集合体となっている。このうち変換済フラグは、G/Wサーバ100でのフォーマット変換済みか否かを示す値である。本実施形態では、“0”であれば変換未済、“1”であれば変換済のステータスを示している。また、ユーザ機能用Webサーバ連携フラグは、フォーマット変換済の分割ファイルを、連携先のユーザ機能用Webサーバ200に送信、すなわち連携させたか否かを示す値である。本実施形態では、“0”であれば連携未済、“1”であれば連携済のステータスを示している。
図5は本実施形態における変換マスタ127のデータ構成例を示す図である。本実施形態における変換マスタ127は、企業間情報交換・共有システム10の会員企業における受発注関係と、その受発注業務に伴って連携し、データフォーマット変換が必要となるユーザ機能用Webサーバ(ユーザ機能用システムとも言える)の対応関係を規定したデータベースである。
図5に例示する変換マスタ127は、送信会員ID(ファイル管理DB125の送信会員IDと共通)と該当送信会員の発注者コード(バイヤー企業の識別情報)、および受注者コード(サプライヤー企業の識別情報)をキーとして、その受発注者の組合せにおいて生じうるデータフォーマット変換の対象たる情報区分の組(変換前情報区分、変換後情報区分)、変換フラグ、および変換定義ユーザ設定フラグ、の各値を対応付けされたレコードの集合体となっている。このうち変換フラグは、変換対象として有効か否かを示す値であり、本実施形態では、“1”が有効、“0”が無効を示す。また、変換定義ユーザ設定フラグは、後述する変換定義マスタ128を用いた標準ルールでのフォーマット変換の対象か、或いは、変換定義ユーザ設定DB129を用いたユーザルールでのフォーマット変換の対象であるかを示す値である。本実施形態の場合、変換定義ユーザ設定フラグが“0”の場合、標準ルールでのフォーマット変換対象、“1”の場合、ユーザルールでのフォーマット変換対象であることを示す。
図6は本実施形態における変換定義マスタ128のデータ構成例を示す図である。本実施形態における変換定義マスタ128は、上述の変換マスタ127で規定されたフォーマット変換対象の情報区分の組に関して、変換前と変換後の各項目の具体的値を規定したマスタである。図6に例示する変換定義マスタ128は、変換前情報区分および変換後情報区分(いずれも変換マスタ127と共通)をキーとして、変換対象の分割ファイルにおけ
る各項目NO1〜NO4の変換後の値を規定したレコードの集合体となっている。こうした項目の具体例としては、例えば、フォーマット変換前の所定項目値が“納期”、である場合に、フォーマット変換後における該当項目値を、“納入期限”と規定する例などを想定出来る。或いは、フォーマット変換前の所定項目値が“数量”、である場合に、フォーマット変換後における該当項目値を、“納入量”と規定する例などを想定出来る。
図7は本実施形態における変換定義ユーザ設定DB129のデータ構成例を示す図である。本実施形態における変換定義ユーザ設定DB129は、標準ルールたる変換定義マスタ128に対して、会員企業が追加したユーザルールを格納したデータベースである。図7に例示する変換定義ユーザ設定DB129は、発注者コードおよび受注者コードと、変換前後の各情報区分との組合せをキーとして、変換対象の分割ファイルにおける各項目NO1〜NO4の変換後の値を規定したレコードの集合体となっている。こうした項目の具体例として、フォーマット変換後における該当項目値を、“固定値A”と規定する例なども想定出来る。
図8は本実施形態におけるプロバイダーコードマスタ130のデータ構成例を示す図である。このプロバイダーコードマスタ130は、企業間情報交換・共有システム10の運営者たるプロバイダーと、当該企業間情報交換・共有システム10におけるユーザ機能用Webサーバ200と、そのユーザ機能用Webサーバ200が提供するサービスにて取り扱う情報の情報区分を対応付けされたレコードの集合体となっている。
−−−フロー例1−−−
以下、本実施形態におけるフォーマット変換管理方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明するフォーマット変換管理方法に対応する各種動作は、フォーマット変換管理装置100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図9は、本実施形態におけるフォーマット変換管理方法の処理手順例1を示すフロー図である。ここではまず、バイヤー企業のユーザ端末50によりG/Wサーバ100に対するデータのアップロードに伴う処理について説明する。ここで、ユーザ端末50からG/Wサーバ100にアップロードされるデータは、該当バイヤー企業が、或るユーザ機能用Webサーバ200のアプリケーションサービス、すなわちユーザ機能用システム210にデータ連携させたい対象のデータである。
この場合、バイヤー企業のユーザ端末50において、G/Wサーバ100に対する所定ファイルのアップロードコマンドが実行されたとする。これを受けたG/Wサーバ100は、該当ファイルをユーザ端末50から受け付けて、受信ファイルとして記憶装置101に格納する(1200)。
G/Wサーバ100がユーザ端末50から得た受信ファイル900の具体例を図10に示す。図10に例示するように、受信ファイル900は、上述のプロバイダーコードと送信会員ID、発注者コード、受注者コードをキーとして、情報区分とその項目の各値を格納したレコードから構成されている。このレコードは1つまたは複数の場合がある。
次に、G/Wサーバ100における送信情報アップロードファイル登録部110は、上述のステップ1200で得ている受信ファイル900のレコードを、送信会員IDおよび情報区分の単位に分割して分割ファイルを生成し(1201)、各分割ファイルに関して、センタ内IDの採番とファイル名の命名を実行する(1202)。図10で例示した受信ファイル900の場合、この受信ファイル900に含まれる3レコードは、それぞれ送
信会員IDおよび情報区分が異なるため、各レコードに対応した3つの分割ファイルを生成することになる。
続いて、G/Wサーバ100における送信情報アップロードファイル登録部110は、上述の分割ファイル中の送信会員IDおよび情報区分を取得する(1203)。また、送信情報アップロードファイル登録部110は、上述のステップ1202で得たセンタ内IDおよびファイル名と、上述のステップ1203で取得した送信会員IDおよび情報区分とを含むレコード(すなわち分割ファイル)を生成し、これをファイル管理DB125に登録する(1204)。
また、G/Wサーバ100における送信情報アップロードファイル登録部110は、上述のステップ1204でファイル管理DB125に登録した分割ファイルに関して、そのセンタ内IDおよびファイル実体を、変換済フラグ“0”(未変換)、ユーザ機能用サーバ連携フラグ“0”(未連携)の各値と対応付けて、ファイル実体DB125に登録する(1205)。この時、送信情報アップロードファイル登録部110は、上述の分割ファイルがフォーマット変換前のものであるため、その情報を変換前ファイル1000(図11)として記憶装置101に別途保持するものとする。
−−−フロー例2−−−
次に、上述の分割ファイルに対するデータフォーマットの変換処理について図に基づき説明する。図12〜14は、本実施形態における情報処理方法の処理手順例2〜4をそれぞれ示すフロー図である。ここでは、上述のフロー例1で示した分割ファイルを変換前ファイル1000とし、標準ルールまたはユーザルールのいずれかに従ってデータフォーマット変換を行うことで、変換後ファイル1100を生成する処理について示す。
ここで、G/Wサーバ100の送信情報アップロードファイル変換部111は、ファイル実体DB126における変換済フラグが“0”すなわちデータフォーマット未変換である分割ファイルを特定し、該当分割ファイルが示すセンタ内IDをキーとして、ファイル管理DB125で該当レコードを特定する(1300)。ここでは、センタ内IDが「001」のレコードを特定したとする。
次に送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1300で特定した、センタ内IDが“001”のレコードから送信会員ID“MEMBER1”および情報区分“0201X”を抽出し、当該抽出した各値をキーとして、記憶装置101で保持する変換前ファイル1000(図11)の情報を取得する(1301)。ここで取得する情報としては、送信会員ID“MEMBER1”、発注者コード“BUYER1”、受注者コード“SUPPLIER1”、および情報区分“0201X”である。
次に送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1301で得た、送信会員ID、発注者コード、および受注者コードの組をキーとして、変換前情報区分の値が上述のステップ1301で得た情報区分であるレコードを、変換マスタ127で特定し、当該特定したレコードから変換後情報区分、変換フラグ、および変換定義ユーザ設定フラグを取得する(1302)。
このステップで取得可能であるレコード数は複数レコードとなる場合がある。これは、送信情報アップロードファイル変換部111にて1つの情報区分から複数の情報区分への変換が可能であることを意味する。ここで特定したレコードの具体的例としては、変換マスタ127における1レコード目(変換後情報区分“0202Y”、変換フラグ“1”、変換定義ユーザ設定フラグ“0”、2レコード目(変換後情報区分“0203Y”、変換フラグ“1”、変換定義ユーザ設定フラグ“0”、および3レコード目(変換後情報区分
“0202X”、変換フラグ“1”、変換定義ユーザ設定フラグ“1”)となる。
次に、送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1302で変換マスタ127から得たレコードの変換フラグが“1”、すなわちデータフォーマット変換対象であるか判定する(1303)。
上述の判定の結果、データフォーマット変換対象でない、すなわち変換フラグが“0”であれば(1303:NO)、送信情報アップロードファイル変換部111は、処理を終了する。他方、上述の判定の結果、データフォーマット変換対象である、すなわち変換フラグが“1”であれば(1303:YES)、送信情報アップロードファイル変換部111は、該当レコードから得ている変換定義ユーザ設定フラグが“0”、すなわちユーザルールによるデータフォーマット変換対象か否か判定する(1304)。
上述の具体例の場合、変換マスタ127から特定した3レコード全てが、変換フラグ“1”を含む一方、3レコード目のみは変換定義ユーザ設定フラグ“1”を含んでおり、このレコードが規定する受発注関係における情報区分に関して、ユーザルールに基づくデータフォーマット変換が必要であることを示している。
次に送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1304の判定結果に応じて、変換定義ユーザ設定フラグが“0”すなわちユーザルールの適用対象外であるレコード数のカウント(1305)と、変換定義ユーザ設定フラグが“1”すなわちユーザルールの適用対象であるレコード数のカウント(1306)を実行する。なお、変換定義ユーザ設定フラグが“0”であるレコード数のカウント数を「N」とし、同様に、変換定義ユーザ設定フラグが“1”であるレコード数のカウント数を「M」とする。
次に、上述の変換定義ユーザ設定フラグが“0”であった場合(1304:YES)に引き続く処理について説明する。この場合、送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1305にてカウントしたカウント数(=N回)分、以後のステップ1312からステップ1314の処理を繰り返すものとする。
初めに、送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1300で得ている変換前ファイルの情報区分の値と、ステップ1302〜1304で特定した変換マスタ127の該当レコードが示す変換後情報区分とをキーに、変換定義マスタ128を検索して、当該変換定義マスタ128の該当レコードより変換後項目NO1、変換後項目NO2、変換後項目NO3、および変換後項目NO4、・・・の各値を取得する(1312)。
なお、上述の変換定義マスタ128より取得した変換後項目NO1、変換後項目NO2、変換後項目NO3、および変換後項目NO4には、項目を識別する値または固定値が登録されている。
次に、送信情報アップロードファイル変換部111は、上述の変換後情報区分の値をキーに、プロバイダーコードマスタ130の各レコードのうち情報区分が上述の変換後情報区分と一致するものを検索し、該当レコードからプロバイダーコードを取得する(1313)。このプロバイダーコードは、後続のユーザ機能用Webサーバアップロード部113の処理において変換後ファイル1100がどのユーザ機能用Webサーバ200に連携されるかどうかを判断するためのものである。
次に、送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1312で得ている各変換後項目を識別する値または固定値で、変換前ファイルにおける該当項目の値を
更新することでデータフォーマット変換を行い、変換後情報区分に対応した変換後ファイル1100(図15)を生成する(1314)。また送信情報アップロードファイル変換部111は、ここで生成した変換後ファイル1100に対し、ステップ1313でプロバイダーコードマスタ130から取得しているプロバイダーコードを対応付ける。
最後に、送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1314で生成した変換後ファイル1100に対して、ファイル管理DB125のレコード間で一意となるセンタ内IDを採番し、ファイル管理DB125にて1つのレコードすなわち分割ファイルとして登録する(1317)。この場合、送信情報アップロードファイル変換部111は、ステップ1314で生成した変換後ファイル1100中のセンタ内ID、送信会員ID、および情報区分の各値を含むレコードをファイル管理DB125に登録するものとする。また、送信情報アップロードファイル変換部111は、変換後ファイル1100中のセンタ内IDおよびファイル実体に対し、変換済フラグ“1”の値を紐付けてファイル実体DB126に登録する。
続いて、変換定義ユーザ設定フラグが“1”であった場合(1304:NO)に引き続く処理について説明する。この場合、送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1306にてカウントしたカウント数(=M回)分、以後のステップ1322からステップ1324の処理を繰り返すものとする。
初めに、送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1300で得ている変換前ファイルの情報区分の値と、ステップ1302〜1304で特定した変換マスタ127の該当レコードが示す変換後情報区分とをキーに、変換定義ユーザ設定DB129を検索して、当該変換定義ユーザ設定DB129の該当レコードより変換後項目NO1、変換後項目NO2、変換後項目NO3、および変換後項目NO4、・・・の各値を取得する(1322)。
次に、送信情報アップロードファイル変換部111は、上述の変換後情報区分の値をキーに、プロバイダーコードマスタ130の各レコードのうち情報区分が上述の変換後情報区分と一致するものを検索し、該当レコードからプロバイダーコードを取得する(1323)。
次に、送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1322で得ている各変換後項目を識別する値または固定値で、変換前ファイルにおける該当項目の値を更新することでデータフォーマット変換を行い、変換後情報区分に対応した変換後ファイルを生成する(1324)。また送信情報アップロードファイル変換部111は、ここで生成した変換後ファイルに対し、ステップ1323でプロバイダーコードマスタ130から取得しているプロバイダーコードを対応付ける。
最後に、送信情報アップロードファイル変換部111は、上述のステップ1324で生成した変換後ファイルに対して、ファイル管理DB125のレコード間で一意となるセンタ内IDを採番し、ファイル管理DB125にて1つのレコードすなわち分割ファイルとして登録する(1327)。この場合、送信情報アップロードファイル変換部111は、ステップ1324で生成した変換後ファイル中のセンタ内ID、送信会員ID、および情報区分の各値を含むレコードをファイル管理DB125に登録するものとする。また、送信情報アップロードファイル変換部111は、変換後ファイル中のセンタ内IDおよびファイル実体に対し、変換済フラグ“1”の値を紐付けてファイル実体DB126に登録する。
−−−フロー例3−−−
次に、バイヤー企業により変換定義ユーザ設定DB129が更新される際の処理について図に基づき説明する。図16は、本実施形態におけるフォーマット変換管理方法の処理手順例3を示すフロー図である。
この場合、バイヤー企業のユーザ端末50は、G/Wサーバ100に対して、登録対象であるユーザルールを規定した変換ルールユーザ定義ファイルをアップロードするものとする。これを受けるG/Wサーバ100の変換ルールユーザ定義情報登録部112は、上述の変換ルールユーザ定義ファイルをユーザ端末50より受信する(1400)。
次に、G/Wサーバ100の変換ルールユーザ定義情報登録部112は、取得した変換ルールユーザ定義ファイルデータから、発注者コード、受注者コード、変換前情報区分、および変換後情報区分の各値を抽出し(1401)、当該各値をキーにして変換定義ユーザ設定DB129を検索する(1402)。
上述の検索の結果、変換定義ユーザ設定DB129にキー情報の一致するレコードがなかった場合(1403:NO)、変換ルールユーザ定義情報登録部112は、処理を終了する。他方、上述の検索の結果、変換定義ユーザ設定DB129にキー情報の一致するレコードがあった場合(1403:YES)、変換ルールユーザ定義情報登録部112は、変換ルールユーザ定義ファイルが示す各値を、上述のステップ1402、1403で特定した変換定義ユーザ設定DB129の該当レコードの該当項目にセットし、該当レコードの更新を行う(1404)。
−−−フロー例4−−−
次に、データフォーマット変換後の分割ファイルを、連携対象となるユーザ機能用Webサーバ200に対して送信、すなわち連携させる処理について説明する。図17は、本実施形態におけるフォーマット変換管理方法の処理手順例4を示すフロー図である。
この場合、G/Wサーバ100のユーザ機能用Webサーバアップロード部113は、例えば上述のフローのうちステップ1317、1327、1405といった処理の実行を検知して、ファイル実体DB126よりユーザ機能用サーバ連携フラグが“0”、すなわち未連携であるファイル実体(分割ファイルの実体)を取得する(1501)。
次に、ユーザ機能用Webサーバアップロード部113は、上述のステップ1501で取得したファイル実体中のプロバイダーコードをキーに、プロバイダーコードマスタ130からユーザ機能用サーバIDを取得する(1502)。また、ユーザ機能用Webサーバアップロード部113は、ここで取得したユーザ機能用サーバIDが示すユーザ機能用Webサーバ200ごとの連携フォルダ(記憶装置101にて予め保持)に、ファイル実体を振り分ける(1503)。
また、ユーザ機能用Webサーバアップロード部113は、上述の連携フォルダに格納した各ファイル実体を、当該連携フォルダに紐付く、すなわちユーザ機能用サーバIDが一致するユーザ機能用Webサーバ200に対して送信する(1504)。具体的な例としては、ステップ1501で取得したファイル実体中のプロバイダーコードが「123456XXXXXX」であり、これに対応するユーザ機能用サーバIDは「SystemXXX」となるため、連携フォルダ「SystemXXX」に、対応するファイル実体が格納される。このファイル実体は、ユーザ機能用Webサーバ200のうちIDが「SystemXXX」であるものに対して送信され、連携がなされることとなる。
最後に、ユーザ機能用Webサーバアップロード部113は、上述のように連携させたファイル実体が格納されているファイル実体DB126の対象レコードについて、ユーザ
機能用サーバ連携フラグを“1”、すなわち連携済に更新し(1505)、処理を終了する。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、企業間での情報交換・共有システムが含む各システム(ユーザに提供する各機能を実装したサーバ装置等)における、または各システム間における、機能に応じた情報区分で異なるデータフォーマットの変換を、ユーザのニーズに対応して効率的に実行することが可能となり、ひいては、各ユーザの基幹システム等でのプログラム改修等の作業負担や手間等を低減出来る。従って、企業間取引システムにおけるデータフォーマットの変換が、ユーザのニーズに沿った効率的なものとなる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態におけるフォーマット変換管理装置において、前記記憶装置は、前記企業間取引システムにおいて各機能を提供する情報処理装置の間を跨いで連携する場合の、または情報処理装置内における機能間で連携する場合の、各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として前記標準ルールまたは前記ユーザルールを格納するものであり、前記演算装置は、前記フォーマット変換の処理に際し、前記受信データの示す所定値に応じて、前記情報処理装置の間を跨ぐ連携に関する、または情報処理装置内の機能間での連携に関する、標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データのフォーマット変換の処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、企業間情報交換・共有システムが提供するシステム間、またはシステム内に関して、機能に応じた情報区分で異なるデータフォーマットを効率的に変換することが可能である。
本実施形態におけるフォーマット変換管理装置において、前記記憶装置は、前記企業間取引システムにて連携する各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として、前記受信データから複数のフォーマット変換済みデータを生成する、前記標準ルールまたは前記ユーザルールを更に格納するものであり、前記演算装置は、前記フォーマット変換の処理に際し、前記受信データの示す所定値に応じて、フォーマット変換対象の機能の組に関する前記変換定義情報たる標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データから複数のフォーマット変換済みデータを生成するものである、としてもよい。
これによれば、或るシステムまたは機能においては1つのデータのみで処理が実行されるが、上述のシステムまたは機能と連携する他システムまたは他機能では、複数のデータが必要となる状況に対応することが可能となる。
本実施形態におけるフォーマット変換管理装置において、前記記憶装置は、前記変換定義情報における前記ユーザルールに関して、フォーマット変換対象となりうる連携機能の組を定めた規定データを更に格納するものであり、前記演算装置は、ユーザ端末から得たユーザルールの入力要求を前記規定データに照合し、前記入力要求の示す機能の組が前記規定データにて定められた連携機能の組である場合、当該機能の組に関するユーザルールの指定を前記ユーザ端末から受信し、記憶装置に格納する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、フォーマット変換に関するユーザルールを、所定プロトコルに沿った適宜な形でユーザから受け付けて、これをフォーマット変換のルールとして用いることが可
能となる。ひいては、企業間取引システムにおけるデータフォーマットの変換が、ユーザのニーズに沿った効率的なものとなる。
本実施形態におけるフォーマット変換管理方法において、前記情報処理装置が、前記記憶装置にて、前記企業間取引システムにおいて各機能を提供する情報処理装置の間を跨いで連携する場合の、または情報処理装置内における機能間で連携する場合の、各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として前記標準ルールまたは前記ユーザルールを格納し、前記フォーマット変換の処理に際し、前記受信データの示す所定値に応じて、前記情報処理装置の間を跨ぐ連携に関する、または情報処理装置内の機能間での連携に関する、標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データのフォーマット変換の処理を実行するとしてもよい。
本実施形態におけるフォーマット変換管理方法において、前記情報処理装置が、前記記憶装置において、前記企業間取引システムにて連携する各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として、前記受信データから複数のフォーマット変換済みデータを生成する、前記標準ルールまたは前記ユーザルールを更に格納し、前記フォーマット変換の処理に際し、前記受信データの示す所定値に応じて、フォーマット変換対象の機能の組に関する前記変換定義情報たる標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データから複数のフォーマット変換済みデータを生成する、としてもよい。
本実施形態におけるフォーマット変換管理方法において、前記情報処理装置が、前記記憶装置において、前記変換定義情報における前記ユーザルールに関して、フォーマット変換対象となりうる連携機能の組を定めた規定データを更に格納し、ユーザ端末から得たユーザルールの入力要求を前記規定データに照合し、前記入力要求の示す機能の組が前記規定データにて定められた連携機能の組である場合、当該機能の組に関するユーザルールの指定を前記ユーザ端末から受信し、記憶装置に格納する処理を更に実行するとしてもよい。
5〜7 ネットワーク
10 企業間情報交換・共有システム
50、51 ユーザ端末
100 G/Wサーバ
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 ネットワークインターフェイス(通信装置)
110 送信情報アップロードファイル登録部
111 送信情報アップロードファイル変換部
112 変換ルールユーザ定義情報登録部
113 ユーザ機能用Webサーバアップロード部
125 ファイル管理DB
126 ファイル実体DB
127 変換マスタ
128 変換定義マスタ
129 変換定義ユーザ設定DB
130 プロバイダコードマスタ
200 ユーザ機能用Webサーバ
210 ユーザ機能用システム
900 受信ファイル
1000 変換前ファイル
1100 変換後ファイル

Claims (8)

  1. 企業間取引システムにて連携する各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として、所定プロトコルに沿った標準ルールまたは前記企業間取引システムのユーザから受け付けたユーザルールを格納する記憶装置と、
    ユーザ端末から得た受信データの示す所定値に応じて、フォーマット変換対象の機能の組に関する前記変換定義情報たる標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データのフォーマット変換の処理を実行し、当該フォーマット変換済みデータを前記機能の組のうち連携先の機能に提供する演算装置と、
    を備えることを特徴とするフォーマット変換管理装置。
  2. 前記記憶装置は、
    前記企業間取引システムにおいて各機能を提供する情報処理装置の間を跨いで連携する場合の、または情報処理装置内における機能間で連携する場合の、各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として前記標準ルールまたは前記ユーザルールを格納するものであり、
    前記演算装置は、
    前記フォーマット変換の処理に際し、前記受信データの示す所定値に応じて、前記情報処理装置の間を跨ぐ連携に関する、または情報処理装置内の機能間での連携に関する、標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データのフォーマット変換の処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォーマット変換管理装置。
  3. 前記記憶装置は、
    前記企業間取引システムにて連携する各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として、前記受信データから複数のフォーマット変換済みデータを生成する、前記標準ルールまたは前記ユーザルールを更に格納するものであり、
    前記演算装置は、
    前記フォーマット変換の処理に際し、前記受信データの示す所定値に応じて、フォーマット変換対象の機能の組に関する前記変換定義情報たる標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データから複数のフォーマット変換済みデータを生成するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォーマット変換管理装置。
  4. 前記記憶装置は、
    前記変換定義情報における前記ユーザルールに関して、フォーマット変換対象となりうる連携機能の組を定めた規定データを更に格納するものであり、
    前記演算装置は、
    ユーザ端末から得たユーザルールの入力要求を前記規定データに照合し、前記入力要求の示す機能の組が前記規定データにて定められた連携機能の組である場合、当該機能の組に関するユーザルールの指定を前記ユーザ端末から受信し、記憶装置に格納する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォーマット変換管理装置。
  5. 企業間取引システムにて連携する各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として、所定プロトコルに沿った標準ルールまたは前記企業間取引システムのユーザから受け付けたユーザルールを格納する記憶装置を備えた情報処理装置が、
    ユーザ端末から得た受信データの示す所定値に応じて、フォーマット変換対象の機能の組に関する前記変換定義情報たる標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データのフォーマット変換の処理を実行し、当該フォーマット
    変換済みデータを前記機能の組のうち連携先の機能に提供する、
    ことを特徴とするフォーマット変換管理方法。
  6. 前記情報処理装置が、
    前記記憶装置にて、前記企業間取引システムにおいて各機能を提供する情報処理装置の間を跨いで連携する場合の、または情報処理装置内における機能間で連携する場合の、各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として前記標準ルールまたは前記ユーザルールを格納し、
    前記フォーマット変換の処理に際し、前記受信データの示す所定値に応じて、前記情報処理装置の間を跨ぐ連携に関する、または情報処理装置内の機能間での連携に関する、標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データのフォーマット変換の処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のフォーマット変換管理方法。
  7. 前記情報処理装置が、
    前記記憶装置において、前記企業間取引システムにて連携する各機能間でのデータフォーマットの変換定義情報として、前記受信データから複数のフォーマット変換済みデータを生成する、前記標準ルールまたは前記ユーザルールを更に格納し、
    前記フォーマット変換の処理に際し、前記受信データの示す所定値に応じて、フォーマット変換対象の機能の組に関する前記変換定義情報たる標準ルールまたはユーザルールを特定し、当該特定したルールに基づいて前記受信データから複数のフォーマット変換済みデータを生成する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のフォーマット変換管理方法。
  8. 前記情報処理装置が、
    前記記憶装置において、前記変換定義情報における前記ユーザルールに関して、フォーマット変換対象となりうる連携機能の組を定めた規定データを更に格納し、
    ユーザ端末から得たユーザルールの入力要求を前記規定データに照合し、前記入力要求の示す機能の組が前記規定データにて定められた連携機能の組である場合、当該機能の組に関するユーザルールの指定を前記ユーザ端末から受信し、記憶装置に格納する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のフォーマット変換管理方法。
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