JP2003178148A - 機械の保守点検システム、その保守点検方法およびその保守点検プログラム - Google Patents

機械の保守点検システム、その保守点検方法およびその保守点検プログラム

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JP2003178148A
JP2003178148A JP2001379220A JP2001379220A JP2003178148A JP 2003178148 A JP2003178148 A JP 2003178148A JP 2001379220 A JP2001379220 A JP 2001379220A JP 2001379220 A JP2001379220 A JP 2001379220A JP 2003178148 A JP2003178148 A JP 2003178148A
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Kazuo Fujita
和夫 藤田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく機械を保守点検できる保守点検シス
テムを提供する。 【解決手段】 不具合が生じた建設機械10の機種情報
やユーザ情報をユーザ端末コンピュータ2で設定入力す
ると、インターネット7を介してサーバ8の機械情報取
得手段で認識する。サーバ8は、機種情報に基づいて建
設機械10に対応した保守点検フローを実行するプログ
ラムをユーザ端末コンピュータ2にインターネット7を
介して出力する。保守点検フローに基づいて点検し、不
具合の原因を認識して処置し不具合が解消した場合、そ
の旨をユーザ端末コンピュータ2に設定入力し、インタ
ーネット7を介してサーバ8で処置内容を記憶する。不
具合が解消しない旨の設定入力により、サーバ8は建設
機械10の位置情報から最寄りの処置機関にインターネ
ット7を介して連絡する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械の保守点検を
補佐する機械の保守点検システム、その保守点検方法お
よびその保守点検プログラムに係わり、特に機械のユー
ザ自らが保守点検することを補佐するのに好適である。
【0002】
【背景技術】現在において、例えばショベルカーやブル
ドーザなどの建設機械は、建設工事の効率化、工事期間
の短縮化に大きく貢献しており、建設機械を使用するこ
とを前提とした建設工程が組まれている。このため、建
設機械が故障した場合には、早期に点検修理したり、代
替の建設機械を用意するなど、建設機械が利用できなく
なる期間を極力短くする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建設機械の
不具合には、例えばオイル交換や燃料の補給、吸気系の
清掃など、建設機械に付帯されている説明書などに基づ
いて、ユーザ自らが解消できる比較的軽微な不具合もあ
る。特に、コストの低減が望まれている昨今では、ユー
ザ自らが保守点検する傾向となっている。
【0004】一方、建設機械を販売した販売店や保守機
関であるメンテナンス会社などでは、例えば定期的な保
守点検サービスも行っている。このため、建設機械の点
検修理の効率化が望まれている。
【0005】本発明は、このような点に鑑みて、効率よ
く機械の保守点検ができる機械の保守点検システム、そ
の保守点検方法およびその保守点検プログラムを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用効果】本発明は、上
記目的を達成するために、以下の構成を採用する。
【0007】請求項1に記載の保守点検システムは、機
械を保守点検するための機械の保守点検システムであっ
て、前記機械の機種情報を取得する機種手段と、この機
種情報取得手段にて取得した前記機種情報に対応し、前
記機械に発生する不具合を点検する点検手順情報および
この点検手順情報に従った点検に基づいて不具合の原因
を認識して対処するための処置情報を有した保守点検フ
ロー情報を出力する保守点検フロー出力手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0008】この発明では、保守点検フロー出力手段に
より、機種情報取得手段にて取得した機種情報に対応
し、機械に発生する不具合を点検する点検手順情報とこ
の点検手順情報に従った点検に基づいて不具合の原因を
認識して対処するための処置情報を有した保守点検フロ
ー情報を出力する。このため、専門知識を必要とせず点
検手順情報に従って容易に点検でき、比較的軽微な不具
合であればユーザ自ら処置でき、機械の保守点検コスト
を低減できる。また、例えばユーザ自ら不具合を解消で
きない場合にメンテナンス会社に保守点検を委託する際
に、あらかじめユーザが点検しているので、メンテナン
ス会社は、不具合が明らかとなった箇所を保守点検すれ
ばよく、メンテナンス会社における保守点検の効率を向
上できる。
【0009】請求項2に記載の機械の保守点検システム
は、機械を保守点検するための機械の保守点検システム
であって、前記機械の機種情報を取得する機種情報取得
手段と、この機種情報取得手段にて取得した前記機種情
報に基づいて前記機械を点検するための点検手順情報を
出力する点検手順出力手段と、前記点検手順情報に従っ
た点検結果情報を取得する点検結果取得手段と、この点
検結果取得手段にて取得した点検結果情報に基づいて前
記機械の不具合を判断する不具合判断手段と、この不具
合判断手段にて前記機械に不具合があると判断した場合
に前記機械の不具合に対処するための処置情報を出力す
る処置情報出力手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】この発明では、点検手順出力手段により、
機種情報取得手段にて取得した機種情報に基づいて機械
を点検するための点検手順情報を出力する。この点検手
順情報を取得した点検者である例えば機械のユーザは、
点検手順情報に従って点検する。この点検手順情報に従
った点検結果情報を点検結果取得手段にて取得し、この
点検結果情報に基づき不具合判断手段により機械に不具
合があると判断した場合、処置情報出力手段にて機械の
不具合に対処するための処置情報を出力する。このた
め、専門知識を必要とせず点検手順情報に従って容易に
点検でき、比較的軽微な不具合であればユーザ自ら処置
でき、機械の保守管理コストを低減できる。また、例え
ばユーザ自ら不具合を解消できない場合にメンテナンス
会社に保守点検を委託する際に、あらかじめユーザが点
検しているので、メンテナンス会社は、不具合が明らか
となった箇所を保守点検すればよく、メンテナンス会社
における保守点検の効率を向上できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の機械の保守点検システムにおいて、処置情報
に従った処置結果情報を取得する処置結果取得手段を具
備したことを特徴とする。
【0012】この発明では、処置結果取得手段により、
処置情報に従った処置結果情報を取得する。このため、
例えば定期点検などの以降の保守点検の際に、従前に保
守点検した処置結果情報を履歴として参照でき、保守点
検効率を向上できる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の機械の保守点検システムにおいて、不具合判断手段
は、処置結果情報に基づいて機械の不具合を解消できな
いと判断した場合に、不具合が解消不可である旨を前記
機械を処置する処置機関に出力することを特徴とする。
【0014】この発明では、不具合判断手段により、処
置結果情報に基づいて機械の不具合を解消できないと判
断した場合に、不具合が解消不可である旨を機械を処置
する例えばメンテナンス会社などの処置機関に出力す
る。このため、例えばユーザ自らの保守点検では不具合
を解消できない場合には、専門技術を有した処置機関に
その旨を出力するので、ユーザが処置機関に修理を委託
する連絡が不要となり、不具合の解消に早急に対応でき
る。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項2または
3に記載の機械の保守点検システムにおいて、不具合判
断手段は、点検結果情報に基づいて機械の不具合を解消
できないと判断した場合に、不具合が解消不可である旨
を前記機械を処置する処置機関に出力することを特徴と
する。
【0016】この発明では、不具合判断手段により、点
検結果情報に基づいて機械の不具合を解消できないと判
断した場合に、不具合が解消不可である旨を機械を処置
する処置機関に出力する。このため、例えばユーザ自ら
の保守点検では不具合を解消できない場合には、専門技
術を有した処置機関にその旨を出力するので、ユーザが
処置機関に修理を委託する連絡が不要となり、不具合の
解消に早急に対応できる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の機械の保守点検システムにおいて、不具合判
断手段は、処置機関への不具合が解消不可である旨の出
力の際に、不具合の内容を合わせて出力することを特徴
とする。
【0018】この発明では、不具合判断手段により、不
具合が解消不可である旨と合わせて不具合の内容を処置
機関へ出力する。このため、処置機関は不具合の状況を
事前に認識でき、処置機関における保守点検効率を向上
できる。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項4ないし
6のいずれかに記載の機械の保守点検システムにおい
て、機械の位置情報を取得する位置情報取得手段を具備
し、不具合判断手段は、不具合が解消不可である旨を前
記位置情報取得手段にて取得した位置情報に最も近い処
置機関に出力することを特徴とする。
【0020】この発明では、不具合判断手段により、不
具合が解消不可である旨を出力する保守機関は、位置情
報取得手段にて取得した機械の位置情報に最も近い処置
機関である。このため、機械を保守点検するための移送
距離が最も短くなる処置機関にて対応でき、不具合を効
率よく早急に解消できる。
【0021】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
7のいずれかに記載の機械の保守点検システムにおい
て、機械の稼働情報を取得する稼働情報取得手段を具備
し、不具合判断手段は、前記稼働情報取得手段にて取得
した稼働情報に基づいて前記機械の不具合を判断するこ
とを特徴とする。
【0022】この発明では、不具合判断手段により、稼
働情報取得手段にて取得した機械の稼働情報に基づいて
機械の不具合を判断する。このため、例えば自動的に機
械の不具合を判断でき、ユーザ自らが機械を点検する動
作を削減でき、機械を効率よく容易に保守点検できる。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項3ないし
8のいずれかに記載の機械の保守点検システムにおい
て、点検結果情報、処置結果情報および不具合の内容の
うちの少なくともいずれか1つを記憶する記憶手段を具
備したことを特徴とする。
【0024】この発明では、点検結果情報、処置結果情
報および不具合の内容のうちの少なくともいずれか1つ
を記憶手段に記憶する。このため、例えば定期点検など
の以降の保守点検の際に、従前に保守点検した処置結果
情報を履歴として参照でき、保守点検効率を向上でき
る。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項1ない
し9のいずれかに記載の機械の保守点検システムにおい
て、不具合判断手段は、不具合が生じている機械の部位
の設定入力を認識し、この設定入力された前記機械の部
位における不具合の現象の設定入力を認識し、この設定
入力された不具合の現象における前記機械の部位の状態
の設定入力を認識して不具合の状態を判断することを特
徴とする。
【0026】この発明では、不具合判断手段により、設
定入力された不具合が生じている機械の部位における不
具合の現象の設定入力を認識し、この設定入力された不
具合の現象における機械の部位の状態の設定入力を認識
することで、機械の不具合の状態を判断する。このた
め、機械の部位、この部位における不具合の現象、およ
び、この不具合の現象が生じている部位の状態を順を追
って点検して設定入力することで不具合の状態が判断さ
れるので、例えば専門技術を有しないユーザ自らが容易
に保守点検でき、保守点検効率を向上できるとともに保
守点検コストを低減できる。
【0027】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の機械の保守点検システムにおいて、機械の部位、
不具合の現象および前記機械の部位の状態の設定入力
は、不具合判断手段に無線媒体を介して接続された端末
コンピュータの入力手段による入力操作であることを特
徴とする。
【0028】この発明では、不具合判断手段に無線媒体
を介して接続された端末コンピュータの入力手段による
入力操作により、機械の部位、不具合の現象および機械
の部位の状態を設定入力する。このため、ユーザ自らの
点検により得られた点検結果情報が簡単な構成で容易に
取得でき、広く機械の保守点検の効率化を図ることがで
きる。
【0029】請求項12に記載の機械の保守点検方法
は、請求項1に記載の機械の保守点検システムを機械の
保守点検方法として展開したもので、コンピュータによ
り、機械の機種情報を取得し、この取得した機種情報に
対応し、機械に発生する不具合を点検する点検手順情報
およびこの手順に従った点検に基づく不具合に対処する
ための処置情報を有した保守点検フロー情報を出力する
ことを特徴とする。このため、請求項1に記載の発明と
同様の作用および効果を享受できる。
【0030】請求項13に記載の機械の保守点検方法
は、請求項2に記載の機械の保守点検システムを機械の
保守点検方法として展開したもので、コンピュータによ
り、機械の機種情報を取得し、この取得した機種情報に
基づいて前記機械を点検するため点検手順情報を出力
し、この点検手順情報に従った点検結果情報を取得し、
この取得した点検結果情報に基づいて前記機械の不具合
を判断し、この判断結果にて前記機械に不具合があると
判断した場合に前記機械の不具合に対応するための処置
情報を出力することを特徴とする。このため、請求項2
に記載の発明と同様の作用および効果を享受できる。
【0031】請求項14ないし請求項22に記載の発明
は、請求項12または13に記載の機械の保守点検方法
において、請求項3ないし請求項11に記載の機械の保
守点検システムに対応する機械の保守点検方法で、各請
求項3ないし請求項11に記載の発明と同様の作用およ
び効果を享受できる。
【0032】請求項23に記載の機械の保守点検プログ
ラムは、請求項12ないし請求項22に記載の機械の保
守点検方法をコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
【0033】この発明では、例えば汎用のコンピュータ
を利用してコンピュータにインストールすることにより
請求項12ないし請求項22に記載の機械の保守点検方
法をコンピュータに実行させることができ、本発明の利
用促進を大幅に図ることができる。
【0034】なお、請求項12ないし請求項22に記載
の発明および請求項23に記載の発明において、コンピ
ュータは、1つに限らず、例えば複数のコンピュータを
ネットワーク状に組み合わせた構成なども含む。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0036】〔システム構成〕図1は、本実施の形態の
保守点検システムの概略構成を示す模式図である。この
保守点検システム1は、端末コンピュータであるユーザ
端末コンピュータ2、GPS(Global Positioning Sys
tem)衛星3、通信衛星4、衛星地球局5、ネットワー
ク管制局6、ネットワーク7、サーバ8およびメンテナ
ンス端末コンピュータ9を備えている。この保守点検シ
ステム1は、ユーザ端末コンピュータ2から出力される
情報により、サーバ8が機械である例えばブルドーザや
パワーショベルなどの建設機械10の点検手順情報や保
守手順情報などをユーザ端末コンピュータ2に出力する
とともに建設機械10の不具合を判断し、建設機械10
を保守点検する際の補佐をするためのシステムである。
【0037】そして、ユーザ端末コンピュータ2は、例
えば建設現場などの管理事務所や建設機械10を保管あ
るいは保守点検するための管理事務所などに設置され
る。また、メンテナンス端末コンピュータ9は、例えば
建設機械10を部品交換や修理などの処置をする建設機
械10の販売店やメンテナンス会社などの処置機関に設
置される。
【0038】これらユーザ端末コンピュータ2およびメ
ンテナンス端末コンピュータ9は、演算処理装置および
記憶装置を備えたコンピュータ本体と、このコンピュー
タ本体に接続されるキーボードやマウスなどの入力手段
としての入力装置と、ディスプレイなどの表示装置と、
を備えた汎用のコンピュータである。そして、これらユ
ーザ端末コンピュータ2およびメンテナンス端末コンピ
ュータ9は、インターネット上でホームページなどを閲
覧するためのブラウザソフトや電子メールソフトなどが
インストールされ、サーバ8と通信することができるよ
うになっている。
【0039】また、建設機械10は、図2に示すよう
に、駆動部分を電子制御する電子制御コントローラ11
と、この電子制御コントローラ11と接続される通信コ
ントローラ12と、この通信コントローラ12と接続さ
れるGPSセンサ13および通信端末14と、GPSセ
ンサ13に接続されるGPSアンテナ15と、通信端末
14に接続される衛星通信アンテナ16とを備えてい
る。
【0040】電子制御コントローラ11は、建設機械1
0に搭載された図示しないエンジンの回転数、バッテリ
の電圧、燃料としての軽油の残量、冷却水の水温、運転
時間、その他に建設機械10を駆動するための要素であ
る稼働の状態を検出する各種センサから信号を受けて、
これらの要素を電子的に制御する。
【0041】通信コントローラ12は、電子制御コント
ローラ11で検出された各駆動部分の建設機械10の状
態から、建設機械10の機械情報を取得する部分であ
る。具体的には、建設機械10の稼働情報、位置情報、
機種情報などを取得することができる。また、この通信
コントローラ12は、内部に記憶領域を有し、この記憶
領域には、固有情報である建設機械10の所有者や機種
情報である各建設機械10自体の号機番号、あるいは通
算稼働時間などの機械情報が記憶される。
【0042】GPSセンサ13は、複数のGPS衛星3
から出力される電波をGPSアンテナ15を介して受信
し、受信した電波の状態に基づいて、自己の現在位置を
計測する。このGPSセンサ13で取得された建設機械
10の現在位置情報は、通信コントローラ12に出力さ
れる。また、GPSセンサ13で取得された現在位置情
報は、図示を略した地図データベースと組み合わせるこ
とにより、ナビゲーションシステムの画像表示装置上に
マップ表示させることができるようになっている。
【0043】このように通信コントローラ12で取得さ
れた建設機械10の機械情報は、通信端末14を介して
衛星通信アンテナ16から出力され、通信衛星4、衛星
地球局5、ネットワーク管制局6、およびネットワーク
7を介して、サーバ8に出力される。そして、このよう
な通信コントローラ12および通信端末14が本発明に
いう機械情報出力手段を構成する。なお、この通信コン
トローラ12および通信端末14による機械情報は、任
意の時間、間隔で無線出力できるようになっているが、
通常、建設現場の作業開始時、休憩時、および作業終了
時のいずれかに行うのが好ましい。
【0044】ネットワーク7は、例えばTCP/IPな
どの汎用のプロトコルに基づくインターネットとして構
成される。このネットワーク7には、ネットワーク管制
局6およびサーバ8の他、ユーザ端末コンピュータ2お
よびメンテナンス端末コンピュータ9が接続されてい
る。
【0045】サーバ8は、ネットワーク7と接続される
WWW(World Wide Web)サーバとして構成される。そ
して、サーバ8は、例えば図3に示すように、ユーザ端
末コンピュータ2や建設機械10、メンテナンス端末コ
ンピュータ9から出力される信号に基づいて、種々のプ
ログラムを実行して各種制御をする制御装置21と、送
受信された情報を記憶する例えばハードディスクや光デ
ィスクなどの記憶手段としての記憶装置22とを備えて
いる。
【0046】制御装置21は、この制御装置21を含む
サーバ8の全体の動作を制御するOS(Operating Syst
em)上に展開されるプログラムとしての、機械情報取得
手段25と、保守点検フロー出力手段26と、保守点検
結果取得手段27と、不具合判断手段28とを備えてい
る。また、機械情報取得手段25は、機種情報取得手段
30と、位置情報取得手段31と、稼働情報取得手段3
2とを備えている。さらに、保守点検フロー出力手段2
6は、点検手順出力手段34および処置情報出力手段3
5とを備えている。また、保守点検結果取得手段27
は、点検結果取得手段37および処置結果取得手段38
を備えている。
【0047】また、記憶装置22は、上記各手段により
入出力される情報を蓄積する機械情報データベース4
0、保守点検手順データベース41、保守点検結果デー
タベース42および処置機関データベース43とを備え
ている。
【0048】機械情報取得手段25を構成する機種情報
取得手段30は、保守点検対象の建設機械10の機種
名、号機番号、所有者であるユーザのコード番号や連絡
先などのユーザ情報、通算稼働時間などの機種情報を取
得する部分である。この機種情報取得手段30で取得し
た機種情報は、機械情報データベース40に出力され
る。
【0049】なお、この機械情報の取得は、種々の方法
でできる。例えば、ユーザ端末コンピュータ2の入力装
置で入力操作されて設定入力された機種情報をインター
ネットなどのネットワークを介して取得したり、直接光
や音波、電波、電磁波などの無線媒体や、公衆回線や携
帯電話あるいはPHS(Personal Handyphone System)な
どの電話回線などを介して取得したり、建設機械10か
ら無線媒体や電話回線を介して直接取得したり、建設機
械10から無線媒体や電話回線を介して取得したユーザ
端末コンピュータ2で受信し、このユーザ端末コンピュ
ータ2から取得するなど、いずれの方法でもできる。
【0050】機械情報取得手段25を構成する位置情報
取得手段31は、建設機械10の位置情報を取得すると
ともに、建設機械10の位置情報に基づいて最も近い処
置機関を検索する部分である。この位置情報取得手段3
1は、各種機械から出力される機械情報の中から、保守
点検対象となる建設機械10の機種情報の号機番号と、
緯度情報および経度情報とを対応づけて位置情報を生成
する。この位置情報は、機械情報データベース40に出
力される。また、位置情報取得手段31は、取得した位
置情報に基づいて、処置機関データベース43に蓄積さ
れた処置機関から最も近い処置機関を検索し、この検索
した処置機関をユーザ端末コンピュータ2に出力する。
さらに、位置情報取得手段31は、検索した処置機関
に、取得した機械情報とともに不具合の内容を出力す
る。
【0051】機械情報取得手段25を構成する稼働情報
取得手段32は、建設機械10の稼働情報を取得する部
分である。この稼働情報取得手段32は、各種機械から
出力される機械情報の中から、保守点検対象となる建設
機械10の機種情報の号機番号と、建設機械10の稼働
時間および稼働負荷などとを対応づけて稼働情報として
生成する。この稼働情報は、機械情報データベース40
に出力される。
【0052】保守点検フロー出力手段26は、保守点検
対象の建設機械10のユーザに、点検手順情報および処
置情報をあらかじめ組み合わせて構成されたトラブルシ
ューティングである保守点検フローを出力する部分であ
る。そして、この保守点検フロー出力手段26を構成す
る点検手順出力手段34は、点検するための手順内容で
ある点検手順情報を出力する部分である。また、保守点
検フロー出力手段26を構成する処置情報出力手段35
は、ユーザに不具合に対して処置するための方法である
処置情報を出力する部分である。
【0053】なお、保守点検フロー出力手段26は、本
実施の形態のように、保守点検フローを出力する構成と
する他に、点検手順出力手段34および処置情報出力手
段35からそれぞれ独立して点検手順情報および処置情
報を出力させる構成とするなどしてもできる。
【0054】保守点検結果取得手段27は、保守点検対
象の建設機械10の保守点検した結果である保守点検結
果を取得する部分である。この保守点検結果取得手段2
7を構成する点検結果取得手段37は、点検した結果で
ある点検結果情報を取得する部分である。また、保守点
検結果取得手段27を構成する処置結果取得手段38
は、保守点検対象の建設機械10の処置した結果である
処置結果情報を取得する部分である。
【0055】なお、保守点検結果取得手段27は、本実
施の形態のように、保守点検フロー出力手段26から保
守点検フローが出力される構成では、保守点検フローに
基づいて保守点検した結果である保守点検結果を取得す
る構成に限られない。例えば、点検手順情報に基づいて
点検した結果である点検結果情報、および、建設機械1
0の不具合の原因に対して処置情報に基づいて処置した
処置結果情報を、それぞれ点検結果取得手段37および
処置結果取得手段38により独立して取得する構成とす
るなどしてもよい。
【0056】不具合判断手段28は、保守点検結果取得
手段27により取得した保守点検結果に基づいて、建設
機械10の不具合を判断し、ユーザによる処置で不具合
を解消できない場合には、処置機関にその旨を連絡、す
なわち処置機関のメンテナンス端末コンピュータ9に出
力する部分である。そして、判断した不具合の内容は、
保守点検結果データベース42に適宜出力される。
【0057】機械情報データベース40は、機械情報取
得手段25を構成する機種情報取得手段30、位置情報
取得手段31および稼働情報取得手段32にて取得した
機種情報、位置情報および稼働情報を読み出し可能に記
憶する部分である。機種情報は、図4に示すように、機
種情報取得手段30で取得した機種情報である号機番号
に応じた建設機械10の機種内容およびユーザコードを
1つのレコードとして記録したテーブル構造401のデ
ータベースとして構成される。なお、機種内容は、図4
にも示すように、保守点検手順データベース41に記憶
された保守点検フローに関連付けされて記憶される。
【0058】位置情報は、図5に示すように、位置情報
取得手段31で取得された号機番号に応じた建設機械1
0の緯度情報および経度情報を1つのレコードとして記
録したテーブル構造402のデータベースとして構成さ
れる。各レコードは、位置情報取得手段31で取得され
た毎に更新されるようになっており、図5にも示すよう
に、各レコードには、号機番号、位置情報の他、更新
日、更新時間を記録するフィールドが設けられている。
【0059】稼働情報は、図6に示すように、稼働情報
取得手段32で取得された号機番号に応じてテーブル4
03a、403b、403c…が設定された複数のテー
ブルからなるデータベースである。各テーブル403
a、403b、403c…には、各回で取得された稼働
情報が1つのレコードとして記録され、各テーブル40
3a、403b、403c…毎に稼働情報の履歴が蓄積
されていく。なお、本例では、稼働情報としては、取得
時の稼働積算時間、および稼働負荷が記録される。
【0060】保守点検手順データベース41は、図7に
示すような保守点検フローの内容を読み出し可能に記憶
する部分である。この保守点検手順データベース41
は、建設機械10の機種毎に、機種情報に関連付けられ
る保守点検フローの内容に応じた複数のテーブル41
1,412,413…が設定されたデータベースであ
る。
【0061】これら保守点検フローは、図7に模試的に
示すように、例えばエンジンや油圧源、足回り、パワー
ラインなどの複数の点検箇所を示す部位、エンジンが回
らない、エンジンのノイズが大きい、エンジンの振動が
大きいなどの各部位における不具合の現象、燃料の有
無、フィルタの詰まり、バッテリの蓄電量の有無などの
各不具合の現象における不具合の現象における不具合の
原因である構成部材の状態、燃料の補給などの不具合の
原因となっている構成部材の状態に対処するための処置
の各内容を有している。この保守点検フローは、上述し
た部位、不具合の現象、構成部材の状態および処置が、
順次ツリー状のフローチャートとして構成されている。
そして、このツリー状の保守点検フローを実行するため
のプログラムが、各テーブル411,412,413…
に記録されている。
【0062】保守点検結果データベース42は、保守点
検結果取得手段27にて取得した保守点検結果を読み出
し可能に記憶する部分である。この保守点検結果データ
ベース42は、図8に示すように、建設機械10の機種
毎に応じた複数のテーブル421,422,423…が
設定されたデータベースである。そして、保守点検結果
としては、図8に示すように、保守点検フローに従って
処置した結果である保守点検結果の内容を、保守点検し
た日付と対応して記録され、適宜更新されるようになっ
ている。
【0063】処置機関データベース43は、図9に示す
ような建設機械10を処置するメンテナンス会社などの
処置機関の連絡先や処置能力などを読み出し可能に記憶
する部分である。この処置機関データベース43は、処
置機関の連絡先や所在地、処置可能機種や処置可能台数
などの処置能力などを1つのレコードとして記録したテ
ーブル構造のデータベースとして構成される。
【0064】〔システムの作用〕次に、上記保守点検シ
ステム1の作用を図10に示すフローチャートに基づい
て説明する。
【0065】まず、ユーザが建設機械10の異常を認識
する。この異常を認識したユーザは、ユーザ端末コンピ
ュータ2の入力装置を入力操作して、異常が発生した建
設機械10の機種名、号機番号、所有者であるユーザの
コード番号や連絡先などのユーザ情報および通算稼働時
間などの機種情報が設定入力される(ステップ1)。な
お、機種情報は、直接建設機械10の通信コントローラ
12で取得した機械情報を無線媒体などを介して取得す
る構成としてもよい。
【0066】このステップ1で設定入力された機械情報
は、サーバ8に送信される。サーバ8は、ユーザ端末コ
ンピュータ2から設定入力された機械情報を取得し(ス
テップ2)、機械情報に基づいて、ユーザおよび建設機
械10を認識する(ステップ3)。このステップ3にお
けるユーザおよび建設機械10の認識は、機械情報デー
タベース40にあらかじめ記憶されたユーザの固有情報
や機種情報などと照合されて特定される。
【0067】サーバ8は、機械情報の機種情報に基づい
て、保守点検手順データベース41から、異常が生じて
いる建設機械10に対応した保守点検フローのプログラ
ムを読み出す。そして、サーバ8は、この保守点検フロ
ーのプログラムを保守点検フロー出力手段26によりユ
ーザ端末コンピュータ2に送信する(ステップ4)。こ
のユーザ端末コンピュータ2への出力の際、ステップ2
で取得した機械情報のユーザの固有情報に基づいて出力
する。
【0068】このステップ4で送信された保守点検フロ
ーのプログラムを取得したユーザ端末コンピュータ2は
(ステップ5)、保守点検フローのプログラムを実行す
る。この保守点検フローのプログラムの実行により、ユ
ーザ端末コンピュータ2の表示装置にツリー状の保守点
検フローが表示される。この表示された保守点検フロー
に基づいて、ユーザが不具合の生じている建設機械10
を保守点検する(ステップ6)。
【0069】すなわち、ユーザ端末コンピュータ2は、
表示装置に保守点検フローを構成する不具合が生じてい
る部位がいずれの部位であるかを選択するように促す表
示をする。そして、ユーザは、点検して表示された保守
点検フローを構成する部位を、入力装置の入力操作にて
設定入力する。この部位の設定入力により、保守点検フ
ローは次に進み、不具合がどのように生じているかその
現象を選択するように促す表示をする。さらに、ユーザ
は、点検して不具合の現象を入力装置の入力操作にて設
定入力する。この不具合の現象の設定入力により、保守
点検フローは次に進み、不具合の原因となる構成部材の
状態を選択するように促す表示をする。そして、ユーザ
は、点検して表示された保守点検フローを構成する構成
部材の状態を設定入力する。この構成部材の状態の設定
入力により、保守点検フローは次に進み、構成部材の状
態に対処するための処置する方法である処置内容を表示
する。
【0070】この処置内容を認識したユーザは、処置内
容に従って処置する。この処置により、ユーザは、保守
点検フローに表示された処置して不具合が解消もしくは
解消できない旨の設定入力を促す表示に従って、入力装
置の入力操作にて設定入力する(ステップ7)。ユーザ
端末コンピュータ2は、この処置した旨および処置した
結果をサーバ8に送信する(ステップ8)。
【0071】ステップ8で送信された処置した旨および
処置した結果を取得したサーバ8は(ステップ9)、処
置した内容および処置により不具合の解消状況を保守点
検結果取得手段27で取得し、保守点検結果データベー
ス42に出力して記憶させる(ステップ10)。また、
サーバ8は、処置した旨および処置した結果に基づい
て、不具合の解消状況を判断する(ステップ11)。
【0072】そして、ステップ11で不具合が解消され
たと判断した場合には、プログラムを終了させる。ま
た、ステップ11で不具合が解消されないと判断した場
合には、あらかじめ機械情報取得手段25の位置情報取
得手段31にて取得した建設機械10の現在位置情報に
基づいて、処置機関データベース43に記憶された各処
置機関の所在地と照合して、最寄りの処置機関を検索す
る(ステップ12)。サーバ8は、検索した処置機関
に、機械情報とユーザ端末コンピュータ2から出力され
た処置内容とを出力するとともに(ステップ13)、ユ
ーザ端末コンピュータ2に検索した処置機関の情報を出
力し、プログラムが終了する。
【0073】機械情報および処置内容をメンテナンス端
末コンピュータ9で取得した処置機関は、機械情報のユ
ーザ固有情報に基づいてユーザに不具合が発生している
建設機械10の委託を受ける旨を連絡して、建設機械1
0の保守点検すなわち処置を受託して建設機械10を修
理する。なお、ユーザが、取得した処置機関の情報に基
づいて建設機械10の保守点検を委託する連絡をし、処
置機関にて修理する構成としてもよい。
【0074】一方、ステップ7において、ステップ6で
の保守点検フローに従った点検および不具合の原因の究
明により、ユーザでは処置ができない不具合が発生して
いることが認められた場合、ユーザ端末コンピュータ2
の入力装置の入力操作にて、不具合を解消できない旨お
よびその不具合の内容が設定入力される。すなわち、ス
テップ7で処置した旨および処置した結果が入力設定さ
れない場合、保守点検フローに、不具合がい解消できな
い旨およびその不具合の内容の設定入力を促す表示がな
される。ユーザは、この表示に従って不具合を解消でき
ない旨およびその不具合の内容を設定入力する(ステッ
プ14)。
【0075】このステップ14での不具合を解消できな
い旨およびその不具合の内容が設定入力されることによ
り、サーバ8は不具合判断手段28により不具合が解消
できないと判断してステップ12に進む。
【0076】〔システムの効果〕上記一実施の形態で
は、以下に示すような作用効果を奏する。
【0077】すなわち、保守点検フロー出力手段26に
より、機械情報取得手段25の機種情報取得手段30に
て取得した機種情報に対応する保守点検フローであっ
て、建設機械10に発生する不具合を点検する点検手順
情報およびこの点検手順情報に従った点検に基づいて不
具合の原因を認識し対処するための処置方法を有した保
守点検フローを実行するプログラムをユーザ端末コンピ
ュータ2に出力する。このため、専門知識を必要とせ
ず、保守点検フローに従って容易に点検でき、比較的軽
微な不具合であれば保守点検フローを構成する処置方法
に従って処置すればよく、処置機関に保守点検を委託す
る必要がなく、建設機械10を早急に使用できる状態に
できるとともに、建設機械10の保守点検コストを低減
できる。
【0078】また、ユーザが自ら処置できない不具合が
生じていることが認められ、専門知識を有する処置機関
に修理を委託する場合でも、あらかじめユーザが点検し
て原因が明らかとなっているので、処置機関がユーザか
ら不具合内容を取得することで、処置機関での修理があ
らかじめ明らかとなった不具合の箇所を保守点検すれば
よく、処置機関における保守点検の効率を向上でき、早
期に建設機械10を使用できる状態にできるとともに、
処置機関での保守点検の効率化による保守点検費用の低
減にて保守点検コストを低減できる。
【0079】そして、保守点検結果取得手段27によ
り、保守点検した結果すなわち不具合に対する処置や処
置した内容、あるいは処置できない旨や不具合の内容を
取得する。このため、例えば現段階での保守点検以降に
おける定期点検や委託を受けた処置機関における修理な
どの保守点検の際に、従前の保守点検した結果を履歴と
して参照でき、以降の保守点検の効率を向上できる。
【0080】そして、不具合判断手段28により、設定
入力された保守点検結果に基づいて建設機械10の不具
合を解消できないと判断した場合に、不具合が解消不可
である旨を処置機関に出力する。このため、例えばユー
ザ自らの保守点検では不具合を解消できない場合には、
専門技術を有した処置機関にその旨を出力するので、ユ
ーザが処置機関に修理を委託する連絡が不要となり、不
具合の解消に早急に対応できる。
【0081】さらに、不具合判断手段28は、不具合が
解消不可である旨と合わせて不具合の内容を処置機関へ
出力する。このため、処置機関は不具合の状況を事前に
認識でき、処置機関における保守点検の効率を向上で
き、早期に建設機械10を使用できる状態にできるとと
もに、処置機関での保守点検の効率化による保守点検費
用の低減にて保守点検コストを低減できる。
【0082】また、不具合判断手段28により、位置情
報取得手段31にて取得した建設機械10の位置情報に
最も近い処置機関に、不具合が解消不可である旨を出力
する。このため、建設機械10を保守点検するための移
送距離が最も短くなる処置機関にて対応でき、不具合を
効率よく早急に解消できる。
【0083】そして、点検結果情報、処置結果情報およ
び不具合の内容を記憶装置22に記憶する。このため、
例えば定期点検などの以降の保守点検の際に、従前に保
守点検した処置結果情報を履歴として参照でき、保守点
検効率を向上できる。
【0084】また、点検手順情報と処置情報とを組み合
わせた構成の保守点検フローをユーザ端末コンピュータ
2に出力する。このため、ユーザ自ら保守点検する場合
に、保守点検フローに従って保守点検することにより、
不具合の原因の究明およびその不具合に対する処置まで
一連ででき、ユーザ自らの保守点検が容易に効率よくで
きる。
【0085】そして、保守点検した結果に基づいて不具
合判断手段28にて建設機械10の不具合を判断するた
めの保守点検フローを実行するプログラムとして、設定
入力された不具合が生じている建設機械10の部位の設
定入力と、不具合が生じている部位における不具合の現
象の設定入力と、不具合の現象における建設機械10の
部位の状態の設定入力と、処置の有無および処置の内容
あるいは不具合の内容の設定入力とを促す構成とする。
このため、機械の部位、この部位における不具合の現
象、この不具合の現象が生じている部位の状態を順を追
ってユーザが点検して設定入力することで、例えば専門
技術を有しないユーザでも容易に不具合の原因の究明お
よびその処置が容易にできるとともに、処置ができない
場合の対応も容易にでき、保守点検効率を向上でき、保
守点検コストを低減できる。
【0086】さらに、保守点検フローとして、ツリー状
に構成して、択一でフローを進めていく構成としたた
め、専門知識を有しないユーザでも容易に保守点検でき
る。
【0087】そして、ユーザ端末コンピュータ2、サー
バ8およびメンテナンス端末コンピュータ9をネットワ
ーク7で接続し、それぞれ無線媒体や電話回線などにて
ネットワーク7を介して各種情報を送受信できる構成と
する。このため、汎用のコンピュータを利用した簡単な
構成で、広く保守点検効率を向上できる構成を利用でき
る。
【0088】〔実施形態の変形〕なお、本発明は、上述
した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の
目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むも
のである。
【0089】すなわち、機械として建設機械10を例示
して説明したが、例えば燃焼や乾燥のためのバーナなど
の加熱装置、発電機、農工機、船舶、軌道車両、自動車
などいずれの機械でもできる。
【0090】また、点検手順情報および処置情報が組み
合わされた保守点検フローをユーザ端末コンピュータ2
に出力して説明したが、例えば点検手順情報および処置
情報をそれぞれ独立して別途出力する構成としてもでき
る。
【0091】すなわち、例えば不具合の部位、不具合の
現象および構成部材の状態によりツリー状に構成され保
守点検手順データベース41に蓄積された点検手順情報
を、点検手順出力手段34にてサーバ8からユーザ端末
コンピュータ2に出力する。この手順に従ってユーザが
点検して、その点検結果を設定入力してサーバ8に出力
する。そして、サーバ8の点検結果取得手段37にて点
検結果を取得して不具合判断手段28にて不具合の原因
を判断するとともに、保守点検手順データベース41に
蓄積され原因に対処するための処置方法を処置情報出力
手段35にてサーバ8からユーザ端末コンピュータ2に
出力する。この処置情報に基づいてユーザが処置する構
成としてもできる。さらには、この構成に、処置後の結
果をサーバ8の処置結果取得手段38にて取得する構成
を加えてもできる。
【0092】また、不具合を認識したユーザがユーザ端
末コンピュータ2にて機械情報を設定入力することによ
り、保守点検フローを実行するプログラムをサーバ8か
らユーザ端末コンピュータ2に出力して説明したが、こ
の構成に限られない。例えば、建設機械10から直接出
力される機械情報をサーバ8の機械情報取得手段25に
て取得し、この取得した機械情報の建設機械10の稼働
情報から、不具合判断手段28にて不具合を判断し、不
具合が発生していると判断した場合には取得した機械情
報の機種情報に対応した保守点検フローや点検手順情報
をサーバ8からユーザ端末コンピュータ2に出力する構
成としてもできる。この構成によれば、自動的に不具合
を認識でき、ユーザが認識しないあるいは認識できない
不具合についても保守点検できるようになり、建設機械
10の寿命を向上できるとともに、ユーザの保守点検作
業を削減でき、保守点検効率を向上できる。
【0093】そして、位置情報取得手段31や稼働情報
取得手段32を設けず、適宜設定入力により最寄りの処
置機関を検索したり、不具合を設定入力するなどの構成
としてもよい。
【0094】また、保守点検結果取得手段27を設けず
処置結果を取得しない構成としてもできる。
【0095】さらに、処置機関に不具合が解消できない
旨や不具合の内容などを出力する構成を設けず、適宜設
定入力などにより処置機関に不具合が解消できない旨や
不具合内容を連絡する構成としてもできる。
【0096】そして、保守点検結果を記憶して説明した
が、点検結果情報、処置結果情報および不具合の内容を
それぞれ別個に記憶したり、少なくともいずれか1つの
みを記憶したり、全く記憶しない構成などとしてもよ
い。
【0097】また、点検手順情報や保守点検フローの構
成は、上述したツリー状の構成に限らず、いずれのもの
でもできる。なお、択一、特に○×やイエス・ノーなど
の2者択一のように、枝数が数多くなることなく2,3
と数枝が少なくなる構成とすることが保守点検が容易に
できることから好ましい。
【0098】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構
造や手順などとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る保守点検システム
の構成を表す模式図である。
【図2】前記一実施の形態における建設機械に搭載され
る機械情報出力手段の構造を表すブロック図である。
【図3】前記一実施の形態における保守点検システムの
サーバの構成を表すブロック図である。
【図4】前記一実施の形態における取得された建設機械
の機種情報を蓄積するデータベースの構造を表す模式図
である。
【図5】前記一実施の形態における取得された建設機械
の位置情報を蓄積するデータベースの構造を表す模式図
である。
【図6】前記一実施の形態における取得された建設機械
の稼働情報を蓄積するデータベースの構造を表す模式図
である。
【図7】前記一実施の形態における建設機械の保守点検
フローを蓄積するデータベースの構造を表す模式図であ
る。
【図8】前記一実施の形態における取得された建設機械
の保守点検結果情報を蓄積するデータベースの構造を表
す模式図である。
【図9】前記一実施の形態における処置機関の情報を蓄
積するデータベースの構造を表す模式図である。
【図10】前記一実施の形態の作用を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…保守点検システム、2…ユーザ端末コンピュータ
(端末コンピュータ)、10…建設機械(機械)、22
…記憶装置(記憶手段)26…保守点検フロー出力手
段、28…不具合判断手段、30…機種情報取得手段、
31…位置情報取得手段、32…稼働情報取得手段、3
4…点検手順出力手段、35…処置情報出力手段、37
…点検結果取得手段、38…処置結果取得手段

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械を保守点検するための機械の保守点
    検システムであって、 前記機械の機種情報を取得する機種情報取得手段と、 この機種情報取得手段にて取得した前記機種情報に対応
    し、前記機械に発生する不具合を点検する点検手順情報
    およびこの点検手順情報に従った点検に基づいて不具合
    の原因を認識して対処するための処置情報を有した保守
    点検フロー情報を出力する保守点検フロー出力手段とを
    具備したことを特徴とした機械の保守点検システム。
  2. 【請求項2】 機械を保守点検するための機械の保守点
    検システムであって、 前記機械の機種情報を取得する機種情報取得手段と、 この機種情報取得手段にて取得した前記機種情報に基づ
    いて前記機械を点検するための点検手順情報を出力する
    点検手順出力手段と、 前記点検手順情報に従った点検結果情報を取得する点検
    結果取得手段と、 この点検結果取得手段にて取得した点検結果情報に基づ
    いて前記機械の不具合を判断する不具合判断手段と、 この不具合判断手段にて前記機械に不具合があると判断
    した場合に前記機械の不具合に対処するための処置情報
    を出力する処置情報出力手段とを具備したことを特徴と
    した機械の保守点検システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の機械の保守点
    検システムにおいて、 処置情報に従った処置結果情報を取得する処置結果取得
    手段を具備したことを特徴とした機械の保守点検システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の機械の保守点検システ
    ムにおいて、 不具合判断手段は、処置結果情報に基づいて機械の不具
    合を解消できないと判断した場合に、不具合が解消不可
    である旨を前記機械を処置する処置機関に出力すること
    を特徴とした機械の保守点検システム。
  5. 【請求項5】 請求項2または3に記載の機械の保守点
    検システムにおいて、 不具合判断手段は、点検結果情報に基づいて機械の不具
    合を解消できないと判断した場合に、不具合が解消不可
    である旨を前記機械を処置する処置機関に出力すること
    を特徴とした機械の保守点検システム。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の機械の保守点
    検システムにおいて、 不具合判断手段は、処置機関への不具合が解消不可であ
    る旨の出力の際に、不具合の内容を合わせて出力するこ
    とを特徴とした機械の保守点検システム。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし6のいずれかに記載の機
    械の保守点検システムにおいて、 機械の位置情報を取得する位置情報取得手段を具備し、 不具合判断手段は、不具合が解消不可である旨を前記位
    置情報取得手段にて取得した位置情報に最も近い処置機
    関に出力することを特徴とした機械の保守点検システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の機
    械の保守点検システムにおいて、 機械の稼働情報を取得する稼働情報取得手段を具備し、 不具合判断手段は、前記稼働情報取得手段にて取得した
    稼働情報に基づいて前記機械の不具合を判断することを
    特徴とした機械の保守点検システム。
  9. 【請求項9】 請求項3ないし8のいずれかに記載の機
    械の保守点検システムにおいて、 点検結果情報、処置結果情報および不具合の内容のうち
    の少なくともいずれか1つを記憶する記憶手段を具備し
    たことを特徴とした機械の保守点検システム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    機械の保守点検システムにおいて、 不具合判断手段は、不具合が生じている機械の部位の設
    定入力を認識し、この設定入力された前記機械の部位に
    おける不具合の現象の設定入力を認識し、この設定入力
    された不具合の現象における前記機械の部位の状態の設
    定入力を認識して不具合の状態を判断することを特徴と
    した機械の保守点検システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の機械の保守点検シ
    ステムにおいて、 機械の部位、不具合の現象および前記機械の部位の状態
    の設定入力は、不具合判断手段に無線媒体を介して接続
    された端末コンピュータの入力手段による入力操作であ
    ることを特徴とした機械の保守点検システム。
  12. 【請求項12】 機械を保守点検するための機械の保守
    点検方法であって、 コンピュータにより、機械の機種情報を取得し、この取
    得した機種情報に対応し、機械に発生する不具合を点検
    する点検手順情報およびこの手順に従った点検に基づく
    不具合に対処するための処置情報を有した保守点検フロ
    ー情報を出力することを特徴とする機械の保守点検方
    法。
  13. 【請求項13】 機械を保守点検するための機械の保守
    点検方法であって、 コンピュータにより、機械の機種情報を取得し、この取
    得した機種情報に基づいて前記機械を点検するため点検
    手順情報を出力し、この点検手順情報に従った点検結果
    情報を取得し、この取得した点検結果情報に基づいて前
    記機械の不具合を判断し、この判断結果にて前記機械に
    不具合があると判断した場合に前記機械の不具合に対応
    するための処置情報を出力することを特徴とする機械の
    保守点検方法。
  14. 【請求項14】 請求項12または13に記載の機械の
    保守点検方法であって、 コンピュータは、処置情報に従った処置結果情報を取得
    することを特徴とする機械の保守点検方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の機械の保守点検方
    法であって、 コンピュータは、処置情報に基づいて機械の不具合を解
    消できないと判断した場合に、不具合が解消不可である
    旨を前記機械を処置する処置機関に出力することを特徴
    とする機械の保守点検方法。
  16. 【請求項16】 請求項13または14に記載の機械の
    保守点検方法であって、 コンピュータは、点検結果情報に基づいて機械の不具合
    を解消できないと判断した場合に、不具合が解消不可で
    ある旨を前記機械を処置する処置機関に出力することを
    特徴とする機械の保守点検方法。
  17. 【請求項17】 請求項15または16に記載の機械の
    保守点検方法において、 コンピュータは、処置機関への不具合が解消不可である
    旨の出力の際に、不具合の内容を合わせて出力すること
    を特徴とする機械の保守点検方法。
  18. 【請求項18】 請求項15ないし17のいずれかに記
    載の機械の保守点検方法において、 コンピュータは、機械の位置情報を取得し、この取得し
    た位置情報に最も近い処置機関に不具合が解消不可であ
    る旨を出力することを特徴とする機械の保守点検方法。
  19. 【請求項19】 請求項12ないし18のいずれかに記
    載の機械の保守点検方法において、 コンピュータは、機械の稼働情報を取得し、この取得し
    た稼働情報に基づいて前記機械の不具合を判断すること
    を特徴とする機械の保守点検方法。
  20. 【請求項20】 請求項14ないし19のいずれかに記
    載の機械の保守点検方法において、 コンピュータは、点検結果情報、処置点検情報および不
    具合の内容のうちの少なくともいずれか1つを記憶する
    ことを特徴とする機械の保守点検方法。
  21. 【請求項21】 請求項12ないし20のいずれかに記
    載の機械の保守点検方法において、 コンピュータは、機械の部位の設定入力を認識し、この
    設定入力された機械の部位における不具合の現象の設定
    入力を認識し、この設定入力された不具合の現象におけ
    る前記機械の部位の状態の設定入力を認識することによ
    り不具合の状態を判断することを特徴とする機械の保守
    点検方法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の機械の保守点検方
    法において、 コンピュータは、無線媒体を介して接続された端末コン
    ピュータの入力手段の入力操作により設定入力を認識す
    ることを特徴とする機械の保守点検方法。
  23. 【請求項23】 請求項12ないし22のいずれかに記
    載の機械の保守点検方法をコンピュータに実行させるこ
    とを特徴とした機械の保守点検プログラム。
JP2001379220A 2001-12-12 2001-12-12 機械の保守点検システム、その保守点検方法およびその保守点検プログラム Withdrawn JP2003178148A (ja)

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