JP2003119831A - メンテナンス計画作成システム、メンテナンス計画作成方法、およびこの方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

メンテナンス計画作成システム、メンテナンス計画作成方法、およびこの方法をコンピュータに実行させるプログラム

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JP2003119831A
JP2003119831A JP2001321175A JP2001321175A JP2003119831A JP 2003119831 A JP2003119831 A JP 2003119831A JP 2001321175 A JP2001321175 A JP 2001321175A JP 2001321175 A JP2001321175 A JP 2001321175A JP 2003119831 A JP2003119831 A JP 2003119831A
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Tsuyoshi Yamaguchi
強 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機械の保守巡回作業を大幅に軽減し
て、メンテナンス費用の低コスト化を図ることのできる
メンテナンス計画作成システムを提供すること。 【解決手段】作業機械1、2の保守作業を行うためのメ
ンテナンス計画を作成するメンテナンス計画作成システ
ムは、作業機械1、2に応じて設定されたメンテナンス
計画を蓄積したメンテナンス計画蓄積手段25と、蓄積
されたメンテナンス計画に含まれる複数の保守項目に応
じた保守時期に基づいて、作業機械1、2の保守作業時
の保守項目を抽出してマッチングさせる保守作業マッチ
ング手段27と、保守作業マッチングによる作業機械
1、2の保守作業結果を取得する保守作業結果取得手段
26と、取得された保守作業結果に基づいて、前記メン
テナンス計画を更新するメンテナンス計画更新手段28
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機械の保守作
業を行うためのメンテナンス計画を作成するメンテナン
ス計画作成システム、メンテナンス計画作成方法、およ
びこの方法をコンピュータに実行させるプログラムに関
する。
【0002】
【背景技術】従来、建設機械等の作業機械は、エンジ
ン、油圧設備、駆動部等複数のパーツから構成され、過
酷な条件で稼働することが多いため、作業機械の販売店
等の保守作業者が、定期的に各パーツのメンテナンスを
行っている。具体的には、販売店等では、作業機械の機
種に応じて、稼働開始後、300時間、500時間とい
ったサイクルで作業機械の各パーツのメンテナンスを行
うメンテナンス計画を作成し、保守作業者は、このメン
テナンス計画に基づいて、作業機械の稼働する現場に赴
き、メンテナンスを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業機
械のメンテナンスサイクルは、各パーツの性能を維持す
るため各々独自に設定され、例えば、エンジンオイル
は、300時間サイクルでメンテナンスを行うのに対し
て、油圧設備の作動油フィルタ等は500時間サイクル
でメンテナンスを行うように設定される。このため、保
守作業者が、各パーツのメンテナンス時期に応じて、何
度も作業機械が稼働する現場に赴き、作業機械のメンテ
ナンスを行わなければならず、保守巡回作業の繁雑化を
招くという問題があり、これに伴い、メンテナンス費用
も上昇するという問題がある。
【0004】本発明の目的は、作業機械の保守巡回作業
を大幅に軽減して、メンテナンス費用の低コスト化を図
ることのできるメンテナンス計画作成システム、メンテ
ナンス計画作成方法、およびこの方法をコンピュータに
実施させるためのプログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用効果】本発明は、作
業機械を構成する各部位、すなわち各パーツの保守時期
に基づいて、所定の保守作業時の保守項目を抽出してマ
ッチングさせることにより、一度の保守作業で複数パー
ツのメンテナンスを行い、その結果を取得してメンテナ
ンス計画を更新することにより、前記目的を達成するも
のであり、具体的には、以下のような構成を採用する。
【0006】請求項1記載の発明は、作業機械の保守作
業を行うためのメンテナンス計画を作成するメンテナン
ス計画作成システムであって、作業機械に応じて設定さ
れたメンテナンス計画を蓄積したメンテナンス計画蓄積
手段と、蓄積されたメンテナンス計画に含まれる複数の
保守項目に応じた保守時期に基づいて、作業機械の保守
作業時の保守項目を抽出してマッチングさせる保守作業
マッチング手段と、保守作業マッチングによる作業機械
の保守作業結果を取得する保守作業結果取得手段と、取
得された保守作業結果に基づいて、メンテナンス計画を
更新するメンテナンス計画更新手段とを備えていること
を特徴とする。
【0007】ここで、保守作業マッチング手段によるマ
ッチングは、次のようにして行われる。メンテナンス計
画蓄積手段に蓄積されたメンテナンス計画が、例えば、
エンジンオイル交換、および作動油フィルタ交換という
保守項目を備え、エンジンオイル交換が300時間サイ
クル、作動油フィルタ交換が500時間サイクルに設定
されていたとする。
【0008】保守作業マッチング手段は、作業機械の稼
働状況に基づいて、作動油フィルタ交換のサイクルを調
整して、例えば、600時間サイクルに変更し、作業機
械の稼働開始から500時間経過した際、作動油フィル
タの交換を指示することなく、第2回目のエンジンオイ
ル交換時である600時間経過した際に、保守項目とし
てエンジンオイル交換、および作動油フィルタ交換を抽
出し、これらの保守項目をマッチングさせる。各保守項
目の保守時期は、作業機械が過酷に使用されることを前
提として安全側にサイクルを短く設定しているため、作
業機械の稼働状況がそれほど過酷ではない場合、一部の
保守項目の保守時期を延ばしても、問題とはならないか
らである。
【0009】このような本発明によれば、保守作業マッ
チング手段により複数の保守項目を抽出して、作業機械
の1回の保守作業時に複数項目のメンテナンスを実施で
きるため、保守作業者の作業機械への巡回回数を低減し
て、保守巡回作業を大幅に軽減することができ、これに
伴い、メンテナンス費用の低コスト化を図ることができ
る。また、このようにして実施されたメンテナンス作業
を保守作業結果取得手段で取得し、この結果に基づい
て、メンテナンス計画更新手段でメンテナンス計画を更
新することにより、保守作業結果に応じて各パーツの適
切なメンテナンスサイクルを設定することができるた
め、性能維持、作業効率を踏まえた適切なメンテナンス
計画を作業機械に応じて設定することができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
メンテナンス計画作成システムにおいて、保守作業マッ
チング手段は、作業機械を構成する所定部位に対する保
守項目を主体としてマッチングを行うことを特徴とす
る。ここで、所定部位とは、要するに作業機械の心臓部
ともいえる重要な部位を意味し、例えば、ダンプトラッ
クの場合であれば、エンジン等の駆動系の保守項目とな
るエンジンオイル、エアフィルタ等のメンテナンスが考
えられる。
【0011】このような本発明によれば、作業機械の重
要部位を中心に保守項目のマッチングを図ることとなる
ため、作業機械の基幹部位の性能を確実に維持できる保
守時期で、同時に他の部位のメンテナンスを行うことと
なる。従って、基幹部位の性能を確実に維持できるメン
テナンスサイクルで保守作業を行うことにより、作業機
械の基本性能を損なうような損傷を未然に防止すること
ができる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2に記載のメンテナンス計画作成システムにおい
て、作業機械の稼働情報を取得する稼働情報取得手段を
備え、メンテナンス計画更新手段は、この稼働情報取得
手段で取得された稼働情報に基づいて、前記保守時期を
更新することを特徴とする。また、稼働情報取得手段
は、作業機械の一日の稼働時間、稼働負荷等の情報を、
ネットワーク接続されたコンピュータ等に入力し、送信
出力された情報を取得するように構成してもよいし、作
業機械から直接無線出力して、稼働情報取得手段で取得
するように構成してもよい。
【0013】このような本発明によれば、保守時期の更
新にあたり、保守作業結果に加えて、作業機械の稼働情
報を加味して保守時期の更新を行うことができる。した
がって、実作業状態を考慮した更新を行うことができる
ため、より高精度なメンテナンス計画に更新され、保守
項目全体にバランスのとれたマッチングを行うことがで
きる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3に記載の
メンテナンス計画作成システムにおいて、作業機械は、
自身の稼働情報を無線出力する稼働情報出力手段を備
え、メンテナンス計画更新手段は、無線出力された稼働
情報のうちのいずれかの値が所定値以上となった場合
に、保守時期を更新することを特徴とする。ここで、稼
働情報出力手段は、衛星通信システムを利用して稼働情
報取得手段に無線出力するように構成してもよいが、携
帯電話等の公衆回線を介して稼働情報取得手段に無線出
力するように構成してもよい。
【0015】このような本発明によれば、稼働情報出力
手段により、作業機械の稼働情報を自動的に稼働情報取
得手段で取得することができるため、メンテナンス計画
更新手段によるメンテナンス計画の更新を効率的に行う
ことができる。また、稼働情報に含まれるセンサ情報等
の所定の値に異常が生じた場合にメンテナンス計画を更
新することができるため、故障発生前に未然に適切なメ
ンテナンスを実施することができる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1に記載の
発明を、メンテナンス計画作成方法として展開したもの
であり、メンテナンス計画蓄積手順、保守作業マッチン
グ手順、保守作業結果取得手順、およびメンテナンス計
画更新手順をコンピュータに実施させることを特徴とす
る。ここで、各手順の実施は同一のコンピュータで行っ
てもよいが、各手順を異なるコンピュータで行ってもよ
く、さらには手順の一部を異なるコンピュータで行って
もよい。このような本発明によっても前記と同様の作用
および効果を享受できる。
【0017】請求項6から請求項8記載の発明は、請求
項5に記載のメンテナンス計画作成方法において、請求
項2から請求項4に対応する限定を加えたものであり、
各請求項で述べた作用および効果と同様の作用および効
果を享受することができる。請求項9記載の発明は、請
求項5から請求項8記載のメンテナンス計画作成方法を
コンピュータに実行させるためのプログラムであること
を特徴とする。このような本発明によれば、汎用のコン
ピュータにインストールすることにより、請求項5から
請求項8記載のメンテナンス計画作成方法をコンピュー
タに実行させることができるため、本発明の利用促進を
大幅に図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。 〔システム構成〕図1には、本実施形態の作業機械のメ
ンテナンス計画作成システムの概略構成を示す模式図が
示されている。このメンテナンスシステムは、複数の建
設機械1、2、GPS(Global Positioning System)
衛星3、通信衛星4、衛星地球局5、ネットワーク管制
局6、ネットワーク7、端末コンピュータ8、サービス
カー9、およびサーバ10を備え、サーバ10を管理す
る建設機械1、2の販売店が、販売した建設機械1、2
の保守作業を行うためのメンテナンス計画を作成するシ
ステムである。
【0019】建設機械1、2は、ビル、道路等の建設現
場において、掘削、地均し等の作業を行う機械であり、
ブルドーザ1、パワーショベル2等が該当する。この建
設機械1、2は、図2に示すように、駆動部分を電子制
御する電子制御コントローラ11と、この電子制御コン
トローラ11と接続される通信コントローラ12と、こ
の通信コントローラ12と接続されるGPSセンサ13
および通信端末14と、GPSセンサ13に接続される
GPSアンテナ15と、通信端末14に接続される衛星
通信アンテナ16とを備えている。
【0020】電子制御コントローラ11は、エンジン回
転数、バッテリ電圧、燃料残量、冷却水温、サービスメ
ータ、稼働時間、その他建設機械1、2を駆動するため
の要素の状態を検出するセンサから信号を受けて、これ
らの要素を電子的に制御するものである。通信コントロ
ーラ12は、電子制御コントローラ11で検出された各
駆動部分の建設機械1、2の状態から、建設機械1、2
のセンサ情報を取得する部分であり、具体的には、建設
機械1、2のエンジンオイルの油温、油量、作動油の油
量、冷却水の水温、水量、燃料残量等の情報の他、稼働
時間を含む稼働情報を取得することができる。また、こ
の通信コントローラ12は、内部に記憶領域を有し、こ
の記憶領域には、建設機械1、2の所有者、機械自体の
号機番号、通算稼働時間等の情報が記憶されている。
【0021】GPSセンサ13は、複数のGPS衛星3
から出力される電波をGPSアンテナ15を介して受信
し、受信された電波の状態に基づいて、自己の現在位置
を計測する部分であり、このGPSセンサ13で取得さ
れた建設機械1、2の現在位置情報は、通信コントロー
ラ12に出力される。また、GPSセンサ13で取得さ
れた現在位置情報は、図示を略した地図データベースと
組み合わせることにより、ナビゲーションシステムの画
像表示装置17上にマップ表示させることができるよう
になっている。
【0022】このように通信コントローラ12で取得さ
れた建設機械1、2の現在位置情報、稼働情報は、通信
端末14を介して衛星通信アンテナ16から出力され、
通信衛星4、衛星地球局5、ネットワーク管制局6、お
よびネットワーク7を介して、サーバ10に出力され
る。そして、このような通信コントローラ12および通
信端末14が本発明にいう稼働情報出力手段を構成す
る。尚、この通信コントローラ12および通信端末14
による建設機械1、2の現在位置情報、稼働情報は、任
意の時間、間隔で無線出力できるようになっているが、
通常、建設現場の作業開始時、休憩時、および作業終了
時のいずれかに行うのが好ましい。
【0023】また、通信コントローラ12および通信端
末14は、いずれかのセンサで異常値が検出され、それ
が建設機械1、2の機能を損なう重大な異常値である場
合、センサの数値をERRというコードで与えられる警
報信号として無線出力するように構成されている。この
ように建設機械1、2が通信コントローラ12および通
信端末14を備えていることにより、販売店のサーバ1
0は、販売した建設機械1、2の稼働状況をいつでも監
視することができる。そして、建設機械1、2に異常が
生じた場合や、メンテナンス計画に基づいて建設機械
1、2の保守時期がきたら、サービスカー9等を派遣し
て、建設機械1、2のメンテナンスを行う。また、稼働
情報を建設機械1、2から自動的に無線出力させること
により、自動的に稼働情報に含まれる建設機械1、2の
稼働時間をサーバ10で受信することができ、稼働情報
の取得を効率的に行うことができる。
【0024】ネットワーク7は、TCP/IP等の汎用
のプロトコルに基づくインターネットとして構成され、
このネットワーク7には、前記のネットワーク管制局
6、サーバ10の他、建設現場等の管理事務所等に設置
される端末コンピュータ8が接続されている。端末コン
ピュータ8は、演算処理装置および記憶装置からなるコ
ンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続される
キーボード、マウス等の入力装置と、およびディスプレ
イ等の表示装置と、を備えた汎用のコンピュータであ
り、インターネット上でホームページ等を閲覧するため
のブラウザソフト、電子メールソフトがインストールさ
れていて、サーバ10と通信を行うことができるように
なっている。
【0025】サービスカー9は、保守作業者が建設機械
1、2の設置現場を定期的に巡回して、建設機械1、2
のメンテナンスを行う車両であり、携帯電話、通信機能
を有するPDA(Personal Digital Assistants)等を
備え、保守作業者は、建設機械1、2のメンテナンスが
終了したら、メンテナンスの結果をこれらの通信機器を
利用して、サーバ10に送信出力する。
【0026】サーバ10は、ネットワーク7と接続され
るWWW(World Wide Web)サーバとして構成され、図
3に示すように、種々のプログラムを実行する演算処理
装置21と、送受信された情報を記憶するハードディス
ク等の記憶装置22とを備える。また、図示を略した
が、このサーバ10には、キーボード、マウス等の入力
装置、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置、電子メー
ルを送信するためのDSU、ターミナルアダプタ等のネ
ットワーク接続用の機器が接続されている。
【0027】演算処理装置21は、該演算処理装置21
を含むサーバ10全体の動作制御を行うOS(Operatin
g System)上に展開されるプログラムとしての、情報受
付手段23、位置情報取得手段24、稼働情報取得手段
25、保守作業結果取得手段26、保守作業マッチング
手段27、メンテナンス計画更新手段28、および通信
出力手段29を備えている。記憶装置22は、情報受付
手段23で受け付けられた各種情報を蓄積する位置情報
データベース30、稼働情報データベース31、および
保守作業結果データベース32と、建設機械1、2の機
種に応じたメンテナンス計画を蓄積したメンテナンス計
画データベース33、および建設機械1、2を構成する
コンポーネンツに応じた保守項目を蓄積したコンポーネ
ントデータベース34とを備えている。
【0028】情報受付手段23は、各建設機械1、2か
ら無線出力された現在位置情報、稼働情報、サービスカ
ー9から無線出力された保守作業結果に関する情報を受
け付ける部分であり、この情報受付手段23で受け付け
られた位置情報は、位置情報取得手段24に出力され、
稼働情報は稼働情報取得手段25に出力され、サービス
カー9からの保守作業結果は、保守作業結果取得手段2
6に出力される。位置情報取得手段24は、建設機械
1、2の位置情報を取得する部分であり、建設機械1、
2の号機番号と、緯度情報および経度情報とを対応づけ
て号機番号に応じた位置情報を生成して、位置情報デー
タベース30に出力する。稼働情報取得手段25は、建
設機械1、2の油温、油量、水温、燃料残量等のセンサ
から得られる情報の他、稼働時間、稼働負荷等の稼働状
況に係る情報を取得する部分であり、これらの情報を建
設機械1、2の号機番号と対応づけて稼働情報データベ
ース31に出力する。
【0029】保守作業結果取得手段26は、サービスカ
ー9から無線出力された建設機械1、2の保守作業結果
を取得する部分であり、保守作業結果に関する情報は、
保守作業を行った建設機械1、2の号機番号とともに無
線出力され、情報受付手段23を介して保守作業結果取
得手段26に入力し、保守作業結果取得手段26は、号
機番号、点検項目、および点検結果を対応づけて保守作
業結果データベース32に出力する。保守作業マッチン
グ手段27は、メンテナンス計画データベース33に記
録された建設機械1、2の機種に応じて設定されるメン
テナンス計画に基づいて、サービスカー9で保守作業を
行う建設機械1、2の保守項目のマッチング処理を行う
部分であり、詳しくは後述するが、稼働情報データベー
ス31、コンポーネントデータベース34に蓄積された
情報も参照してマッチング処理を行う。
【0030】メンテナンス計画更新手段28は、サービ
スカー9で建設機械1、2を巡回した保守作業者が行っ
た保守作業結果に基づいて、前記のメンテナンス計画デ
ータベース33に蓄積されたメンテナンス計画の見直し
を行う部分である。具体的には、メンテナンス計画更新
手段28は、保守作業結果の状態から建設機械1、2の
各部位に応じた保守項目の保守時期を見直して、新たな
メンテナンス計画を更新する。
【0031】また、このメンテナンス計画更新手段28
は、建設機械1、2から無線出力されるセンサ情報の値
によってもメンテナンス計画を更新するように構成さ
れ、本例では、エンジンのブローバイガス圧が所定値以
上となった場合、メンテナンス計画を更新するようにな
っている。通信出力手段29は、サービスカー9にマッ
チング処理したメンテナンス計画を配信する部分であ
り、保守作業者は、このメンテナンス計画に基づいて、
サービスカー9により建設機械1、2を巡回して保守作
業を実施する。
【0032】位置情報データベース30は、各建設機械
1、2の現在の作業位置情報を蓄積する部分であり、図
4に示すように、位置情報取得手段24で取得された号
機番号に応じた建設機械1、2の緯度情報および経度情
報を1つのレコードとして記録したテーブル構造のデー
タベースとして構成される。各レコードは、位置情報取
得手段24で取得された毎に更新されるようになってい
て、図4からも判るように、各レコードには、号機番
号、位置情報の他、更新日、更新時間を記録するフィー
ルドが設けられている。
【0033】稼働情報データベース31は、各建設機械
1、2から出力されたセンサ情報を蓄積する部分であ
り、図5に示すように、稼働情報取得手段25で取得さ
れた号機番号に応じてテーブル311、312、313
…が設定された複数のテーブルからなるデータベースで
ある。各テーブル311、312、313…には、各回
でセンサで取得されたセンサ情報と、その日の稼働時間
が1つのレコードとして記録される。尚、本例では、図
5からも判るように、センサ情報として、油温、油量、
水温、燃料残量等の計測数値データを記録している。
【0034】保守作業結果データベース32は、保守作
業者が行った建設機械1、2の保守作業結果を蓄積する
データベースであり、図6に示すように、メンテナンス
対象となる建設機械1、2の号機番号に応じた複数のテ
ーブル321、322、323…と、これらのテーブル
321、322、323…に記録された保守作業結果の
評価に応じたマスタテーブル325とを備えている。各
テーブル321、322、323…には、保守時期に応
じた作業結果の評価が記録されていて、具体的には、評
価「A」であれば、建設機械1、2の状態は問題がな
く、保守時期のサイクルの延長も可能であること、評価
「B」の場合、問題はないが、保守時期のサイクルは現
状のままとすること、評価「C」の場合、建設機械1、
2の経年使用等に伴う各パーツの劣化を考慮して、保守
時期のサイクルを短縮するべきであること、を意味す
る。
【0035】メンテナンス計画データベース33は、建
設機械1、2の機種および号機番号に応じたメンテナン
ス計画を蓄積した部分であり、図7に示されるように、
建設機械1、2の号機番号に応じた複数のメンテナンス
テーブル331、332、333…を備えたデータベー
スとして構成されている。各テーブル331、332、
333…には、100時間、200時間…という保守時
期に応じた保守項目が記録され、例えば、保守時期30
0時間においてはエンジンオイルの交換が保守項目とさ
れる。尚、厳密に保守時期を厳守する必要はないので、
本例では、各保守項目を行う時期を一定期間幅を持たせ
ており、例えば、エンジンオイルであれば300時間か
ら400時間の間にエンジンオイルの交換を行えばよい
ようになっている。また、この保守時期は、建設機械
1、2の稼働情報に基づいて設定されていて、稼働開始
からの積算稼働時間がこの保守時期に相当した場合に、
対応する保守項目の保守作業を実施するようになってい
る。建設機械1、2の積算稼働時間は、稼働情報データ
ベース31に蓄積された稼働時間を積算することにより
算出することができる。
【0036】コンポーネントデータベース34は、建設
機械1、2を構成するコンポーネントに応じた保守項目
を記録したものであり、図8に示すように、建設機械
1、2の機種に応じて設定された複数のテーブル34
1、342、343…からなるデータベースとして構成
されている。各テーブル341、342、343…は、
建設機械1、2を構成するコンポーネントを行とし、保
守項目を列として設定し、各コンポーネントの機能を十
分に維持するために必要とされる保守項目を指定する。
具体的には、エンジンの場合、オイル、フィルタ、クリ
ーナが保守項目とされている。
【0037】〔システムの作用〕次に、前記のようなメ
ンテナンス計画作成システムの作用を、図9および図1
0に示されるフローチャートに基づいて説明する。 (1) サーバ10は、建設機械1、2が販売され、該建
設機械1、2のメンテナンス契約が成立したら、この建
設機械1、2の機種に応じた標準メンテナンス計画を取
得して、号機番号に応じたメンテナンス計画をメンテナ
ンス計画データベース33に蓄積する(処理S1:メン
テナンス計画蓄積手順)。
【0038】(2) メンテナンス契約の成立後、建設機
械1、2の通信コントローラ12は、GPSセンサ13
から得られる建設機械の現在位置情報を取得するととも
に(処理S2)、電子制御コントローラ11で検出され
るセンサ情報を取得する(処理S3)。 (3) 通信コントローラ12は、取得された現在位置情
報、およびセンサ情報から得られる稼働情報を、建設機
械1、2の号機番号とともに、通信衛星4、衛星地球局
5、ネットワーク管制局6、およびネットワーク7を介
してサーバ10に無線通信出力する(処理S4)。尚、
通信コントローラ12によるこれらの情報は、1日当た
り任意の時間、任意の回数出力することができるが、通
信コストを考えると、1回/日程度が好ましく、建設機
械1、2の作業終了時に該建設機械1、2の1日の稼働
状況を出力するのが好ましい。
【0039】(4) 建設機械1、2から出力された位置
情報および稼働情報は、サーバ10の情報受付手段23
で受け付けられる(処理S5)。位置情報取得手段24
は、受け付けられた情報のうち、現在位置情報を取得し
て(処理S6)、建設機械1、2の号機番号と、現在位
置を表す緯度および経度情報とを対応づけて、1つのレ
コードとして位置情報データベース30に記録・保存す
る。また、稼働情報取得手段25は、受け付けられた情
報のうち、建設機械1、2の稼働時間を含む稼働情報を
取得して(処理S7:稼働情報取得手順)、建設機械
1、2の号機番号に応じたテーブル(図5参照)に、そ
の日の稼働情報を1つのレコードとして記録・保存す
る。
【0040】(5) 前述の稼働情報取得手段25による
建設機械1、2の稼働情報が定期的に取得される状態に
おいて、保守作業マッチング手段27は、定期的にメン
テナンス計画データベース33の保守時期(保守点検時
期)のチェックを行い(処理S8)、稼働情報データベ
ース31に含まれる建設機械1、2の稼働時間の積算値
が、保守時期に相当する時間であるか否かを判定する
(処理S9)。建設機械1、2の保守時期に達していな
い場合、建設機械1、2からの稼働情報を継続して取得
する。
【0041】(6) 建設機械1、2の積算稼働時間が保
守時期に達したら、保守作業マッチング手段27は、メ
ンテナンス計画データベース33に蓄積された建設機械
1、2の号機番号に応じたメンテナンス計画に基づい
て、保守作業のマッチング処理を行う(処理S10:保
守作業マッチング手順)。具体的なマッチングは、図1
1に示されるフローチャートに基づいて実施される。 (6-1) 保守作業マッチング手段27は、コンポーネン
トデータベース34を探索して、建設機械1、2をメン
テナンスを行う上で、主となるコンポーネントを選定す
る(処理S51)。具体的には、建設機械1、2を駆動
系、作動系等のコンポーネントに分類して、その建設機
械1、2の心臓部ともいえる重要なコンポーネント(部
位)を選定する。
【0042】(6-2) 次に、保守作業マッチング手段2
7は、保守時期に該当する保守項目の抽出を行う(処理
S52)。図7に示されるように、メンテナンス計画デ
ータベース33における保守項目の保守点検時期は、エ
ンジンオイルであれば、300時間から400時間と幅
を持たせているので、例えば、900〜1000時間に
おける保守点検項目を抽出すると、エンジンオイル、燃
料フィルタ、作動油フィルタ、およびスイングマシナリ
オイルが対象となる。
【0043】(6-3) さらに、保守作業マッチング手段
27は、抽出された保守項目のメンテナンスに要する作
業時間の総計を算出し(処理S53)、作業時間の総計
が保守作業者の巡回時間以内に終了するか否かを判定す
る(処理S54)。作業時間の総計は、図3では図示を
略したが、保守作業時間データベースに蓄積された各保
守項目に応じた作業時間に基づいて行う。そして、判定
の結果、巡回時間内で終了するのであれば、メンテナン
ス計画を特定して(処理S55)、マッチング処理を終
了する。
【0044】(6-4) 一方、保守作業が巡回時間内に終
了しない場合、(a)まず、主となるコンポーネント以外
のコンポーネントの保守項目を対象から外し、(b)それ
でも巡回時間内に終了しない場合、通常の保守時期より
も前倒しで行っている保守項目を対象から外し(処理S
56)、これに基づいてマッチング処理を行ってメンテ
ナンス計画を特定する(処理S55)。図7に示される
メンテナンス計画データベース33の900〜1000
時間における保守項目を削除するのであれば、(a)作動
油フィルタおよびスイングマシナリオイルを対象から外
し、(b)それでもだめな場合は、燃料フィルタを対象か
ら外す。
【0045】(7) 前述のような保守作業マッチング処
理が終了したら、図10に戻って、通信出力手段29
は、特定されたメンテナンス計画を各サービスカー9に
配信する(処理S11)。配信されたメンテナンス計画
は、各サービスカー9に搭載された携帯電話、PDA等
の通信機器で受信され(処理S12)、保守作業者はこ
れに基づいて、保守巡回作業を実施する(処理S1
3)。 (8) 保守作業者は、保守作業終了後、保守作業結果を
通信機器に入力して無線出力する(処理S14)。
【0046】(9) 無線出力された保守作業結果は、サ
ーバ10の情報受付手段23で受け付けられ、受け付け
られた保守作業結果は、保守作業結果取得手段26で取
得され(処理S15:保守作業結果取得手順)、建設機
械1、2の号機番号とともに保守作業結果データベース
32に蓄積される。 (10) サーバ10のメンテナンス計画更新手段28は、
メンテナンス計画データベース33および稼働情報デー
タベース31を定期的に探索して、メンテナンス計画の
更新を行うか否かを判定する(処理S16)。尚、計画
の更新の要否は、稼働情報データベース31に蓄積され
た稼働情報に含まれるブローバイガス圧が所定値以上と
なっているか、または保守作業結果データベース32に
蓄積された保守作業結果で評価「A」および評価「C」
の情報が蓄積されているかをトリガとして行われ、更新
を行う必要なしと判定された場合、メンテナンス計画を
変更することなく、当初の処理に復帰する。
【0047】(11) メンテナンス計画を更新する必要が
ある場合、メンテナンス計画更新手段28は、メンテナ
ンス計画の更新を行うが(処理S17:メンテナンス計
画更新手順)、具体的には、図12のフローチャートに
基づいて更新が行われる。 (11-1) メンテナンス計画更新手段28は、稼働情報デ
ータベース31内を探索して、メンテナンス対象となる
建設機械1、2のエンジンのブローバイガス圧が所定値
以下であるか否かを判定する(処理S61)。ブローバ
イガス圧が所定値以上の値を示している場合、エンジン
のピストンリング等の摩耗により、ガス漏れが生じてい
ると考えられるので、エンジンオイルの保守時期を、通
常300〜350時間サイクルであるところを、250
〜350時間サイクルとするように、短周期に切り替え
て、メンテナンス計画を更新する(処理S62)。
【0048】(11-2) 次に、メンテナンス計画更新手段
28は、保守作業結果データベース32を探索して、メ
ンテナンス対象となる建設機械1、2の保守作業結果中
に評価「B」以外の保守作業結果があるか否かを判定す
る(処理S63)。すべてが評価「B」である場合、計
画の更新必要なしとして処理を終了する。 (11-3) 一方、保守作業結果中に評価「A」の保守項目
がある場合(処理S64)、メンテナンス計画更新手段
28は、該当する保守項目の保守時期を延長する設定を
行う(処理S65)。例えば、燃料フィルタに関して評
価「A」である場合、通常の稼働条件よりもよい条件で
稼働していると考えられるため、保守時期が標準400
〜500時間であるところを、450〜550時間等に
変更する。
【0049】(11-4) さらに、保守作業結果中に評価
「C」の保守項目がある場合(処理S66)、メンテナ
ンス計画更新手段28は、該当する保守項目の保守時期
を短縮する設定を行う(処理S67)。例えば、エンジ
ンオイルに関して評価「C」である場合、エンジンに対
する稼働負荷が大きいと判断されるため、頻繁にエンジ
ンオイルを交換すべく、標準300〜400時間の保守
時期を250〜350時間等に変更する。 (12) 以上のようにメンテナンス計画の更新設定が終了
したら、更新内容をメンテナンス計画データベース33
に記録、保存する(処理S18)。
【0050】このように保守作業マッチング手順S10
により、複数の保守項目を抽出して、建設機械の1回の
保守作業時に複数項目のメンテナンスを実施できる。し
たがって、保守作業者のサービスカーによる巡回回数を
低減して作業の軽減、メンテナンスコストの低減が図ら
れる。また、保守作業結果取得手順S15により、保守
作業結果を取得して、これに基づいて、メンテナンス計
画更新手順S17により建設機械1、2の稼働状態に応
じた保守時期を設定できるため、性能維持、作業効率を
踏まえた適切なメンテナンス計画とすることができる。
【0051】さらに、建設機械1、2のエンジン等の重
要部位を主体としてマッチング処理を行うことにより、
建設機械1、2の基本性能を損なうことのないメンテナ
ンスを行うことができる。そして、保守時期の更新にあ
たり、保守作業結果に加えて建設機械1、2の稼働情報
を加味してメンテナンス計画の更新を行い、実作業状態
を多面的に測定したより高精度に取得することができる
ため、より高精度のメンテナンス計画を作成することが
できる。
【0052】〔実施形態の変形〕尚、本発明は、前述の
実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような
変形をも含むものである。前記実施形態では、建設機械
1、2で取得された機械情報は、通信衛星4、衛星地球
局5、およびネットワーク管制局6を介してサーバ10
に出力されるように構成されていたが、本発明はこれに
限られない。すなわち、PHS等の公衆回線網を利用し
て機械情報の無線出力を行ってもよく、無線出力された
機械情報を建設現場の端末コンピュータ8で受信し、端
末コンピュータ8からネットワーク7を介してサーバ1
0に出力するように構成してもよい。
【0053】また、前記実施形態では、1つのサーバ1
0内に本発明を構成する各手段25、26、27、2
8、33が構成されていたが、本発明はこれに限られな
い。すなわち、各手段を異なるサーバで分散処理するよ
うに構成してもよく、さらに、一部をサービスカーに搭
載される端末に負担させてもよい。その他、本発明の実
施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達
成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るメンテナンス計画作成
システムの構成を表す模式図である。
【図2】前記実施形態における建設機械に搭載される稼
働情報出力手段の構造を表すブロック図である。
【図3】前記実施形態におけるシステムを構成するサー
バの構造を表すブロック図である。
【図4】前記実施形態における建設機械の位置情報を蓄
積するデータベースの構造を表す模式図である。
【図5】前記実施形態における建設機械の稼働情報を蓄
積するデータベースの構造を表す模式図である。
【図6】前記実施形態における建設機械の保守作業結果
を蓄積したデータベースの構造を表す模式図である。
【図7】前記実施形態におけるメンテナンス計画データ
ベースの構造を表す模式図である。
【図8】前記実施形態におけるコンポーネントデータベ
ースの構造を表す模式図である。
【図9】前記実施形態におけるシステムの作用を説明す
るフローチャートである。
【図10】前記実施形態におけるシステムの作用を説明
するフローチャートである。
【図11】前記実施形態におけるシステムの作用を説明
するフローチャートである。
【図12】前記実施形態におけるシステムの作用を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1、2…建設機械(作業機械)、25…稼働情報取得手
段、26…保守作業取得手段、27…保守作業マッチン
グ手段、28…メンテナンス計画更新手段、31…メン
テナンスデータベース(メンテナンス計画蓄積手段)、
S1…メンテナンス計画蓄積手順、S7…稼働情報取得
手順、S10…保守作業マッチング手順、S15…保守
作業結果取得手順、S17…メンテナンス計画更新手順

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業機械(1、2)の保守作業を行うため
    のメンテナンス計画を作成するメンテナンス計画作成シ
    ステムであって、 前記作業機械(1、2)に応じて設定されたメンテナン
    ス計画を蓄積したメンテナンス計画蓄積手段(25)
    と、 蓄積されたメンテナンス計画に含まれる複数の保守項目
    に応じた保守時期に基づいて、前記作業機械(1、2)
    の保守作業時の保守項目を抽出してマッチングさせる保
    守作業マッチング手段(27)と、 保守作業マッチングによる前記作業機械(1、2)の保
    守作業結果を取得する保守作業結果取得手段(26)
    と、 取得された保守作業結果に基づいて、前記メンテナンス
    計画を更新するメンテナンス計画更新手段(28)とを
    備えていることを特徴とするメンテナンス計画作成シス
    テム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のメンテナンス計画作成シ
    ステムにおいて、 前記保守作業マッチング手段(27)は、前記作業機械
    (1、2)を構成する所定部位に対する保守項目を主体
    としてマッチングを行うことを特徴とするメンテナンス
    計画作成システム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のメンテナ
    ンス計画作成システムにおいて、 前記作業機械(1、2)の稼働情報を取得する稼働情報
    取得手段を備え、 前記メンテナンス計画更新手段(28)は、この稼働情
    報取得手段で取得された稼働情報に基づいて、前記保守
    時期を更新することを特徴とするメンテナンス計画作成
    システム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のメンテナンス計画作成シ
    ステムにおいて、 前記作業機械(1、2)は、自身の稼働情報を無線出力
    する稼働情報出力手段を備え、 前記メンテナンス計画更新手段(28)は、無線出力さ
    れた稼働情報のうちのいずれかの値が所定値以上となっ
    た場合に、前記保守時期を更新することを特徴とするメ
    ンテナンス計画作成システム。
  5. 【請求項5】作業機械(1、2)の保守作業を行うため
    のメンテナンス計画を作成するメンテナンス計画作成方
    法であって、 前記作業機械(1、2)に応じて設定されたメンテナン
    ス計画をコンピュータ(10)により蓄積するメンテナ
    ンス計画蓄積手順(S1)と、 蓄積されたメンテナンス計画に含まれる複数の保守項目
    に応じた保守時期に基づいて、コンピュータ(10)が
    前記作業機械(1、2)の保守作業時の保守項目を抽出
    してマッチングさせる保守作業マッチング手順(S1
    0)と、 保守作業マッチングによる前記作業機械(1、2)の保
    守作業結果をコンピュータ(10)が取得する保守作業
    結果取得手順(S15)と、 取得された保守作業結果に基づいて、コンピュータ(1
    0)が前記メンテナンス計画を更新するメンテナンス計
    画更新手順(S17)とを備えていることを特徴とする
    メンテナンス計画作成方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のメンテナンス計画作成方
    法において、 前記保守作業マッチング手順(S10)は、前記作業機
    械(1、2)を構成する所定部位に対する保守項目を主
    体としてマッチングを行うことを特徴とするメンテナン
    ス計画作成方法。
  7. 【請求項7】請求項5または請求項6に記載のメンテナ
    ンス計画作成方法において、 前記作業機械(1、S)の稼働情報をコンピュータ(1
    0)が取得する稼働情報取得手順(S7)を備え、 前記メンテナンス計画更新手順(S17)は、この稼働
    情報取得手順(S7)で取得された稼働情報に基づい
    て、前記保守時期を更新することを特徴とするメンテナ
    ンス計画作成方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のメンテナンス計画作成方
    法において、 前記作業機械(1、2)は、自身の稼働情報を無線出力
    する稼働情報出力手段を備え、 前記メンテナンス計画更新手順(S17)は、無線出力
    された稼働情報のうちのいずれかの値が所定値以上とな
    った場合に、前記保守時期を更新することを特徴とする
    メンテナンス計画作成方法。
  9. 【請求項9】請求項5から請求項8のいずれかに記載の
    メンテナンス計画作成方法を、コンピュータに実行させ
    るためのプログラム。
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