JP2003177683A - 表裏両面で表示を行う表示媒体 - Google Patents

表裏両面で表示を行う表示媒体

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JP2003177683A
JP2003177683A JP2001374524A JP2001374524A JP2003177683A JP 2003177683 A JP2003177683 A JP 2003177683A JP 2001374524 A JP2001374524 A JP 2001374524A JP 2001374524 A JP2001374524 A JP 2001374524A JP 2003177683 A JP2003177683 A JP 2003177683A
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display panel
panel
electrode
electrodes
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Application number
JP2001374524A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Yagi
司 八木
Nobuhisa Ishida
暢久 石田
Hidesato Fukuoka
秀悟 福岡
Katsuhiko Asai
克彦 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搭載する駆動ICの数を減らし、これにより
小型化・簡易化された両面表示媒体を提供する。 【解決手段】 表示媒体は、表側表示パネル6f及び裏
側表示パネル6bを有する。表側表示パネル6fは信号
電極28f及び走査電極30fを有する。裏側表示パネ
ル6bは信号電極28b及び走査電極30bを有する。
表側表示パネル6fの信号電極28Bf,28Gf,2
8Rfと裏側表示パネル6bの信号電極28Bb,28
Gb,28Rbとは、それぞれ信号電極駆動IC52
B,52G,52Rに電気的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表裏両面で表示を
行う表示媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、表側及び裏側にそれぞれ表示パネ
ルを備え、これら表示パネルに同一の又は異なる画像を
表示させる平面型の表示媒体が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表示媒
体に表側の表示パネル及び裏側の表示パネルそれぞれに
異なる駆動ICを組み込むと、表示媒体の単価が高くな
るとともに表示媒体が複雑化・大型化するという問題が
あった。特に、各表示パネルとして、カラー表示などの
目的により、複数の液晶層を積層してなる積層パネルを
用いる場合、この積層パネルを構成する各色表示パネル
(以下、表示サブパネルという。)に対し駆動ICを表
示媒体に組み込むと、表示媒体の単価がさらに高くなる
とともに表示媒体がさらに複雑化・大型化する。
【0004】そこで、本発明は、搭載する駆動ICの数
を減らし、あるいは無くし、これにより小型化・簡易化
された表示媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る表示媒体の第1の態様は、表側表示パ
ネル及び裏側表示パネルを備えた両面表示媒体におい
て、表側表示パネル及び裏側表示パネルはそれぞれ、第
1及び第2の電極の間に挟持された表示層を有し、表側
表示パネルの第1の電極と裏側表示パネルの第1の電極
は、互いに電気的に接続されており、前記表示媒体は、
表側表示パネル及び裏側表示パネルの第1の電極に共通
して所定の電圧を印加するための第1の駆動素子と、表
側表示パネルの第2の電極に所定の電圧を印加するため
の第2の駆動素子と、裏側表示パネルの第2の電極に所
定の電圧を印加するための第3の駆動素子とを備えるこ
とを特徴とする。
【0006】かかる表示媒体では、第1の電極を駆動す
るための駆動素子を表側及び裏側表示パネルで共通して
利用することにより、表側及び裏側表示パネルでそれぞ
れ独立して第1の電極用駆動素子を設ける場合よりも駆
動素子の数を減らすことができる。
【0007】典型的に、各表示パネルの第1及び第2の
電極は、所定の間隔をあけて対向する第1及び第2の基
板上に、基板に垂直な方向から見て互いに略直交するよ
うに形成された電極群である。この場合、各表示パネル
に表示された画像の更新は、単純マトリックス駆動によ
り行われる。表裏で電気的に接続された第1の電極が信
号電極である構成は、表裏を独立して更新可能であると
いう利点を有し、表裏で電気的に接続された第1の電極
が走査電極である構成は、表裏の同時更新が求められて
いる場合に適している。
【0008】本発明に係る表示媒体の第2の態様は、表
側表示パネル及び裏側表示パネルを備えた両面表示媒体
において、表側表示パネル及び裏側表示パネルはそれぞ
れ、第1及び第2の電極の間に挟持された表示層を有
し、前記表示媒体は、第1の電極に所定の電圧を印加す
るための駆動素子と、第2の電極に所定の電圧を印加す
るために外部の信号出力端子に接続するための電極端子
とを備えることを特徴とする。
【0009】かかる表示媒体では、表示パネルに外部の
信号出力端子と接続する第2の電極用端子を設けること
で、表示媒体に組み込む駆動素子の数を減らすことがで
きる。
【0010】本態様において、さらに表側表示パネル及
び裏側表示パネルの少なくとも一方が、第1及び第2の
電極の間に挟持された表示層を有する表示サブパネルを
複数備えた積層型表示パネルである場合、2つ以上の表
示サブパネルの第1の電極同士を電気的に接続させるこ
とで、各表示サブパネルにそれぞれ独立して第1の電極
用駆動素子を設ける場合に比べて表示媒体に組み込む駆
動素子の数を減らすことができる。。
【0011】本発明に係る表示媒体の第3の態様は、表
側表示パネル及び裏側表示パネルを備えた両面表示媒体
において、表側表示パネル及び裏側表示パネルはそれぞ
れ、第1及び第2の電極の間に挟持された表示層を有
し、前記表示媒体は、第1の電極に所定の電圧を印加す
るための外部の信号出力端子に接続するための第1の電
極端子と、第2の電極に所定の電圧を印加するために外
部の信号出力端子に接続するための第2の電極端子とを
備えることを特徴とする。
【0012】かかる表示媒体では、表示パネルに外部の
信号出力端子と接続する第1及び第2の電極端子を設け
ることで、表示媒体内に駆動素子が不要となり表示媒体
を簡易化・小型化できる。
【0013】本態様において、さらに表側表示パネル及
び裏側表示パネルの少なくとも一方が、第1及び第2の
電極の間に挟持された表示層を有する表示サブパネルを
複数備えた積層型表示パネルである場合、2つ以上の表
示サブパネルの第1の電極同士を電気的に接続させるこ
とで、第1の電極端子の数を減らすことができ、したが
って、外部の書込み装置と表示媒体との接続をより確実
に行うことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施形態を説明する。以下では、表示媒体に駆
動素子や電極用端子(表示媒体の表示パネルを駆動する
ための電極と一対一対応で設けられ、外部書込み装置と
接続するための端子)を組み込むか否かで、表示媒体を
タイプI(駆動素子のみ組み込んだ形態)、タイプII
(駆動素子及び電極用端子を組み込んだ形態)、タイプ
III(電極用端子のみを設け駆動素子を組み込まない
形態)に分類して説明する。
【0015】また、以下の説明では、表側及び裏側に関
する部材などに対してそれぞれ符号に添字f及びbを付
けて区別するが、表側と裏側の部材で共通した性質を説
明する場合、適宜添字を省略し符号のみで表す。
【0016】さらに、以下の説明では、表側及び/又は
裏側表示パネルとして、青色、緑色、及び赤色表示サブ
パネルからなる積層型表示パネルを用いる場合、青色、
緑色、及び赤色表示サブパネルに関する部材などに対し
て、それぞれ符号に添字B、G及びRを付けて区別する
が、表示サブパネルに共通した性質を説明する場合、適
宜添字を省略し符号のみで表す。
【0017】なお、以下の説明では、表示パネルを構成
する表示サブパネルとしてコレステリック液晶を備えた
液晶パネルが用いられているが、液晶材料はコレステリ
ック液晶に限定されず、また表示サブパネルは液晶パネ
ルに限定されない。さらに、積層型表示パネルに用いら
れる表示サブパネルは、青色、緑色、及び赤色表示サブ
パネルに限定されない。
【0018】タイプI(表示媒体に駆動素子のみ組み込
んだ形態) <第1の実施形態>図1(a)は、タイプIに係る表示
媒体の第1の実施形態を示す概略斜視図である。図1
(b)にはこの表示媒体の断面図を示す。表示媒体2は
カード状の外観を有し、枠状のハウジング4を備える。
このハウジング4内には、カード表側に位置する表側表
示パネル6fと、カード裏側に位置する裏側表示パネル
6bと、これら表示パネル6f、6bの表示を制御する
ための表示パネル6f、6b間に配置された回路基板1
0とが配置されている。回路基板10は、表示パネル6
f、6bを駆動するための駆動ICなどが実装された基
板である。表側及び裏側表示パネル6f、6bはそれぞ
れ保護パネル12f、12bで覆われている。ハウジン
グ4の表側の一辺には、磁性体からなる帯状薄膜部分
(以下、磁気ストライプという。)16と、外部書込み
装置と接続可能な端子部18とが形成されている。磁気
ストライプ16は、必要に応じて不可視情報を記録する
ためのものである。端子部18は、外部電源から駆動I
Cへの電力供給、表示パネル6f、6bに表示すべき画
像を表す画像書込み信号の入力、駆動ICに制御タイミ
ングを伝達するのに用いられるクロック信号の入力を行
うためのものである。なお、磁気ストライプはハウジン
グ4の裏側にも設けてもよい。この場合、ハウジング裏
側の磁気ストライプは、ハウジング表側の磁気ストライ
プ16に対応する位置に設けることで、表側及び裏側の
磁気ストライプ上の不可視情報の読取り/書込みを同時
に行うための書込み装置(後述)の構成が簡単になる。
また、端子部18と磁気ストライプ16を近接させるこ
とで、不可視情報の読取り/書込みと表示パネル6f、
6bへの画像書込みとを同時に行うための書込み装置の
構成がコンパクトになる利点がある。
【0019】本実施形態では、表側及び裏側表示パネル
6f、6bは同一の構成を有するカラー用積層型液晶表
示パネルである。図2は表示パネル6(6f、6b)の
一例を模式的に表した部分断面図である。表示パネル6
は、積層された3つの色表示素子19(例えば、観察側
から順に、青色表示サブパネル19B、緑色表示サブパ
ネル19G、赤色表示サブパネル19R)から構成され
る。
【0020】各表示サブパネル19(19B,19G,
19R)は、透明材料からなるフィルム状の第1の基板
20(20B,20G,20R)と第2の基板22(2
2B,22G,22R)と、これら第1の基板20と第
2の基板22とを接着支持するための樹脂構造物24
と、樹脂構造物24によって形成された間隙に充填され
た液晶26を有する。なお、図示を省略しているが、第
1と第2の基板20、22の間には球状のスペーサも含
まれている。赤色表示素子19Rの背面には光吸収層2
6が設けてある。また、第1の基板20の第2の基板2
2との対向面には、透明帯状である複数の第1の電極2
8(28B,28G,28R)が所定の間隔をあけて平
行に配置されている。他方、第2の基板22の第1の基
板20との対向面には、透明帯状である複数の第2の電
極30(30B,30G,30R)が所定の間隔をあけ
て平行に配置されている。これら第1の電極28と第2
の電極30の配列方向は直交しており、これら第1の電
極28と第2の電極30とが対向する点(基板に垂直な
方向から見たときの交点)が表示媒体2の画素を構成す
る部分である。これら画素の集合はマトリックス状に配
置されており、以下、画素の集合により表示を行う領域
を表示領域と呼ぶ。また、本願では、第1の基板20と
第2の基板22との間に挟持される部分を表示層とい
う。第1の基板20上に形成される第1の電極28、第
2の基板22上に形成される第2の電極30のいずれを
信号電極あるいは走査電極としても構わないが、ここで
は、第1の電極28を信号電極、第2の電極30を走査
電極としている。なお、それぞれ第1及び第2の電極2
8、30が形成された第1及び第2の基板28、30を
用いる代わりに、表裏に透明電極の形成された1枚の基
板を用いることで、隣り合う表示層間に1枚の基板のみ
が存在するように構成してもよい。
【0021】各表示サブパネル19の液晶26には、可
視領域に選択反射波長を有するコレステリック液晶が使
用されている。図の例では、観察者側の表示サブパネル
19Bには青色の選択反射を行う液晶が使用され、次の
表示サブパネル19Gには緑色の選択反射を行う液晶が
使用され、最後の表示サブパネル19Rには赤色の選択
反射を行う液晶が使用されている。
【0022】各表示サブパネル19は、その表示サブパ
ネル19の液晶26を挟持する信号電極28、走査電極
30間に印加される電圧に応答して、可視光を透過する
透明状態から特定の波長の可視光を選択的に反射する選
択反射状態へ、あるいは逆に、選択反射状態から透明状
態へと切り替わる。したがって、特定の表示サブパネル
19を選択反射状態とし、図2の上方から表示パネル6
に向けて自然光等の白色光を照射すると、選択反射状態
の表示サブパネル19が特定波長の可視光を反射し、こ
れが各色の表示として観察される。表示サブパネル19
が透明状態にあるときは、入射光が該表示サブパネル1
9を透過する。このため、表示しようとする色に相当す
る表示サブパネル19を選択反射状態とし、少なくとも
この表示サブパネル19よりも観察者側にある表示サブ
パネル19を透明状態とすることにより、所望の色の表
示を行うことができる。また、全ての表示サブパネル1
9を透明状態とすれば、入射光が光吸収層26に吸収さ
れて黒色表示となる。
【0023】各表示サブパネル19に含まれるコレステ
リック液晶としては、それ自体が室温でコレステリック
相を示すコレステリック液晶を含む液晶材料や、ネマチ
ック液晶にカイラル材を添加した液晶材料などを用いる
ことができる。これらのコレステリック液晶は、比較的
高いエネルギのパルス電圧が印加されるとプレーナ状態
が選択され、比較的低いエネルギのパルス電圧が印加さ
れるとフォーカルコニック状態が選択される。また、そ
の中間のパルス電圧を印加すると、プレーナ状態とフォ
ーカルコニック状態が混在した状態が選択される。コレ
ステリック液晶がプレーナ状態の場合、液晶の螺旋ピッ
チをP、液晶の平均屈折率をnとすると、波長λ=P・
nの光が液晶によって選択的に反射される。また、コレ
ステリック液晶がフォーカルコニック状態では、液晶の
選択反射波長が赤外領域にある場合には可視光を散乱
し、選択反射波長がそれよりも短い場合には散乱が弱く
なり可視光が透過される。コレステリック液晶がプレー
ナ状態とフォーカルコニック状態が混在した状態にある
と、中間調が表示される。したがって、選択反射波長を
可視光に設定し、表示パネル6の観察側と反対側に光吸
収層26を設けることにより、特定色(プレーナ状態)
と黒色(フォーカルコニック状態)、およびその中間調
とで表示を切替えることができる。
【0024】これにより、例えば青色表示サブパネル1
9Bおよび緑色表示サブパネル19Gをコレステリック
液晶材料がフォーカルコニック状態となった透明状態と
し、赤色表示サブパネル19Rをコレステリック液晶が
プレーナ状態となった選択反射状態とすることにより、
赤色表示を行うことができる。また、青色表示サブパネ
ル19Bをコレステリック液晶材料がフォーカルコニッ
ク状態となった透明状態とし、緑色表示サブパネル19
G及び赤色表示サブパネル19Rをコレステリック液晶
がプレーナ状態となった選択反射状態とすることによ
り、イエローの表示を行うことができる。同様に、各表
示サブパネル19の状態を透明状態と選択反射状態を適
宜選択することにより赤、緑、青、白、シアン、マゼン
タ、イエロー、黒の表示が可能である。さらに各表示サ
ブパネル19の状態として中間の選択反射状態を選択す
ることにより中間色が表示され、任意の色の表示を行う
ことができる。上記各状態(フォーカルコニック状態、
プレーナ状態、及び2つの状態が混在した中間状態)
は、パルス電圧印加後もその状態を保つことができる
(すなわちメモリ性を有する。)
【0025】図3は、表側及び裏側表示パネル6f、6
bとこれら表示パネルを駆動するための駆動ICとの接
続関係を示す図である。表側表示パネル6fの青色、緑
色及び赤色表示サブパネル19Bf,19Gf,19R
fの走査電極30Bf,30Gf,30Rfは、表側用
走査電極駆動IC50fに電気的に接続されている。同
様に、裏側表示パネル6bの青色、緑色及び赤色表示サ
ブパネル19Bb,19Gb,19Rbの走査電極30
Bb,30Gb,30Rbは、裏側用走査電極駆動IC
50bに電気的に接続されている。これらの走査電極駆
動IC50f、50bは、外部から入力される画像書込
み信号に応じて走査電極に所定のタイミングで電圧を印
加するためのものである。
【0026】表側表示パネル6fの青色表示サブパネル
19Bfの信号電極28Bfは、裏側表示パネル6bの
青色表示サブパネル19Bbの信号電極28Bbととも
に、青色用信号電極駆動IC52Bに電気的に接続され
ている。同様に、表側表示パネル6fの緑色表示サブパ
ネル19Gfの信号電極28Gfは、裏側表示パネル6
bの緑色表示サブパネル19Gbの信号電極28Gbと
ともに、緑色用信号電極駆動IC52Gに電気的に接続
されている。さらに、表側表示パネル6fの赤色表示サ
ブパネル19Rfの信号電極28Rfは、裏側表示パネ
ル6bの赤色表示サブパネル19Rbの信号電極28R
bとともに、赤色用信号電極駆動IC52Rに電気的に
接続されている。これらの信号電極駆動IC52B,5
2G,52Rは、外部から入力される画像書込み信号に
応じて信号電極に所定のタイミングで電圧を印加するた
めのものである。
【0027】このように信号電極駆動IC52B,52
G,52Rを表側及び裏側表示パネル6f、6bで共通
して利用することにより、表側及び裏側表示パネル6
f、6bでそれぞれ独立して信号電極駆動ICを設ける
場合よりも駆動ICの数を減らすことができる。
【0028】本実施形態では、表側及び裏側表示パネル
6f、6bにそれぞれ表示した画像を、単純マトリック
ス駆動により順番に更新する。具体的に、表側表示パネ
ル6fに関して、同一画素列を構成する走査電極30B
f,30Gf,30Rfに選択パルス電圧を印加し、こ
れに同期して全て又は所定のいくつかの信号電極28
B,28G,28Rに対して画像情報に応じたパルス電
圧を同時又は順次印加することにより、選択された信号
電極と走査電極の間に配置された液晶26(図2)の状
態を変化させる。同一画素列を構成する各走査電極30
Bf,30Gf,30Rfにおいて上記方法を順次行う
ことにより、液晶26に対しマトリックス状に順次電圧
が印加されて表側表示パネル6fの表示の更新が行われ
る。その後、同様にして裏側表示パネル6bの表示の更
新を行う。
【0029】なお、本実施形態では、表側と裏側表示パ
ネル6f、6bとで信号電極が共通化されており、表側
及び裏側表示パネル6f、6bの対応する信号電極には
同一の電圧が印加されるため、(a)信号電極に印加す
る電圧をクロストークが生じる閾値以下の電圧とする、
(b)一方の表示パネルを更新するとき他方の表示パネ
ルについては、走査電極に、信号電極に印加されている
電圧を打ち消すような電圧を非選択信号として印加す
る、のいずれかを採用して、一方の表示パネルの更新に
より他方の表示パネルの画像が乱れないようにする。エ
ネルギー消費が小さいという観点からは前者の構成が好
ましい。
【0030】図4〜6は、図3に示す表側及び裏側表示
パネル6f、6bと駆動IC50、52との接続を実現
するための回路実装の一例を示す図である。
【0031】図4は表示パネル6(6f、6b)の背面
図を示す。図2を参照して各表示サブパネル19は、第
1の基板20及び第2の基板22の電極28、30が形
成された面を対向させた状態で第1の基板20と第2の
基板22を貼り合わせて作製されるが、図4に示すよう
に、貼り合わせた状態で第1の基板20上の信号電極2
8の一部が大気に露出するように、第1の基板20(2
0B,20G,20R)には、図4に関して表示領域の
右側及び左側に第1の信号電極端子領域56(56B,
56G,56R)及び第2の信号電極端子領域58(5
8B,58G,58R)がそれぞれ設けてある。第1の
信号電極端子領域56B,56G,56Rは、図に示す
ように、3枚の表示サブパネル19B、19G、19R
を貼り合わせた状態で互いに重ならないように階段状に
形成されている。同様に、第2の信号電極端子領域58
B,58G,58Rは、3枚の表示サブパネル19B、
19G、19Rを貼り合わせた状態で互いに重ならない
ように階段状に形成されている。
【0032】図4及び図6(b)、(c)を参照して、
第1の基板20と第2の基板22を貼り合わせた状態で
第2の基板22上の走査電極30の一部が大気に露出す
るように、第2の基板22(22B,22G,22R)
には、図4に関して表示領域の上側に走査電極端子領域
60(60B,60G,60R)が形成されている。走
査電極端子領域60B,60G,60Rは、図に示すよ
うに、3枚の表示サブパネル19B、19G、19Rを
貼り合わせた状態で互いに重ならないように階段状に形
成されている。
【0033】図6(a)を参照して、表側表示パネル6
fの信号電極端子領域58Bf,58Gf,58Rf
と、裏側表示パネル6bの信号電極端子領域58Bb,
58Gb,58Rbとはそれぞれ、信号電極と平行に且
つ信号電極と略同一のピッチで表面に形成された配線電
極を有するフレキシブル基板62B,62G,62Rを
介して、互いに電気的に接続されている。裏側表示パネ
ル6bの信号電極端子領域56Bb、56Gbは、表面
に配線電極を備えたフレキシブル基板64B、64Gを
介して駆動IC52G、52Bに電気的に接続されてい
る。図5(a)及び図6(a)〜(c)に示すように、
表側表示パネル6fの信号電極端子領域56Rf、表側
表示パネル6fの走査電極端子領域60Rf、及び裏側
表示パネル6bの走査電極端子領域60Rbはそれぞ
れ、表面に配線電極を備えたフレキシブル基板64Rを
介して、赤色用信号電極駆動IC52R及び走査電極駆
動IC50f、50bに電気的に接続されている。
【0034】図6(b)を参照して、表側表示パネル6
fにおいて、青色表示サブパネル6Bfの走査電極端子
領域60Bfは、走査電極と平行に且つ走査電極と略同
一のピッチで表面に形成された配線電極を有するフレキ
シブル基板66Bfを介して、フレキシブル基板64R
に電気的に接続されている。同様に、緑色表示サブパネ
ル6Gfの走査端子領域60Gfは、走査電極と平行に
且つ走査電極と略同一のピッチで表面に形成された配線
電極を有するフレキシブル基板66Gfを介して、フレ
キシブル基板64Rに電気的に接続されている。その結
果、フレキシブル基板64R上の各配線電極は、走査電
極端子領域60Bf,60Gf,60Rf上に延設され
た同一の画素列を構成する走査電極30Bf,30G
f,30Rfに電気的に接続されており、したがって各
表示サブパネル19Bf,19Gf,19Rfの走査電
極が共通化される。
【0035】図6(c)を参照して、表側表示パネル6
fと同様に裏側表示パネル6bにおいて、青色表示サブ
パネル6Bbの走査電極端子領域60Bbは、走査電極
と平行に且つ走査電極と略同一のピッチで表面に形成さ
れた配線電極を有するフレキシブル基板66Bbを介し
て、フレキシブル基板64Rに電気的に接続されてい
る。同様に、緑色表示サブパネル6Gbの走査端子領域
60Gbは、走査電極と平行に且つ走査電極と略同一の
ピッチで表面に形成された配線電極を有するフレキシブ
ル基板66Gbを介して、フレキシブル基板64Rに電
気的に接続されている。その結果、フレキシブル基板6
4R上の各配線電極は、走査電極端子領域60Bb,6
0Gb,60Rb上に延設された同一の画素列を構成す
る走査電極30Bb,30Gb,30Rbに電気的に接
続されており、したがって各表示サブパネル19Bb,
19Gb,19Rbの走査電極が共通化される。
【0036】図6(a)に示すように、外部書込み装置
と接続するためのコネクト端子18は、表面に配線電極
が形成されたフレキシブル基板68を介して、フレキシ
ブル基板64R上の配線電極に電気的に接続されてお
り、その結果、外部から端子部18を介して駆動IC5
0f、50b、52Rに信号が入力できるようになって
いる。図示は省略するが、駆動IC52B、52Gが実
装されたフレキシブル基板64B、64Gは、フレキシ
ブル基板64Rと電気的に接続されており、その結果、
外部から端子部18を介して駆動IC52B、52Gに
信号が入力できるようになっている。
【0037】なお、図5(a)及び図6(c)におい
て、符号70は、メモリ性を有する液晶表示パネルであ
る表側及び裏側表示パネル6f、6bに現在表示されて
いる画像データを記憶するための不揮発性メモリを表
す。その結果、表側及び裏側表示パネル6f、6bの表
示状態が何らかの原因で乱れても、メモリ70のデータ
を用いて元の表示状態を再現できる。
【0038】表示媒体2(図1)の製造工程において、
図5(a)に示すように表側及び裏側表示パネル6f、
6bと駆動IC50、52を接続した後、フレキシブル
基板64B,64G,64Rを表示パネル6f、6b背
面側(紙面裏側)に折り返す[図5(b)]。そして、
表側及び裏側表示パネル6f、6bを接続するフレキシ
ブル基板62B,62G,62Rを、表示パネル6f、
6bの背面が向き合うように折り返した状態で[図5
(c)]、駆動IC50、52、メモリ70を回路基板
10(図1)上に接続・固定し、ハウジング4(図1)
内に配置することにより表示媒体2が完成する。
【0039】なお、各表示サブパネルを構成するフィル
ム基板として厚みが約100μmのポリエーテルスルホ
ン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエチレン
テレフタレートなどの樹脂基板を用い、表示層(液晶
層)の厚みを約5μm程度に設定することで、各表示パ
ネルとして1mm以下の厚みとすることができる。した
がって、回路基板やハウジング、保護パネルを合わせて
も5mm以下の厚みとすることが可能である。
【0040】図7(a),(b)はそれぞれ、表示媒体
2の表側及び裏側に表示させた画像の一例を示す。図に
示すように、表側と裏側とで異なる画像を表示させるこ
とができる。例えば、図の例では、表示媒体2を多機能
素子として利用しており、表側には身分証明書ないしは
クレジットカードとしての画像が表示され、裏側には電
子マネーとして残高と購入実績が表示されている。広告
が表示されてもよい。
【0041】図8は画像記録システムの一例を示す外観
図である。また、図9は画像記録システムのブロック図
である。画像記録システムは、カード状の表示媒体2
と、この表示媒体2に画像書込みと、必要に応じて磁気
情報読取り/書込みを行う書込み装置70とを有する。
【0042】書込み装置70は、表示媒体2を装着する
ためのスリット状の差込口72を備えた筐体74を有す
る。差込口72には、表示媒体2のコネクト端子18に
対応してコネクト端子76が設けてある。なお、表示媒
体2のコネクト端子18は、表示媒体2を取り扱う際に
外部と接触しないように奥に窪んでいるのが好ましい
(図1参照)。この場合、差込口72のコネクト端子7
6は、凹状のコネクト端子18に嵌め込まれるように凸
状に形成される。
【0043】書込み装置70に内蔵されたCPU(中央
演算装置)78には、CPUが実行すべきプログラムを
記憶させたROM80と、ワークエリアとしてのRAM
82と、各種アプリケーション、OS等を記憶させた記
憶装置(ハードディスク)84と、表示パネル(LC
D)6に表示させる画像データを記憶する画像メモリ8
6と、外部機器から送信されるデータを受信するインタ
ーフェース88と、表示媒体2が差込口72に装着され
た場合にこれを検知するセンサ90と、表示パネル6に
電力を供給する電源回路92と、磁気ストライプ16の
磁気情報の読取り/書込みを行う磁気ヘッド94と、コ
ネクト端子76に対し、画像メモリ86に記憶された画
像データに基づいて所定の電圧を印加するLCDコント
ローラ96とが接続されている。
【0044】CPU78は、画像データに応じてLCD
コントローラ96を制御し、表示媒体2に画像を書込
む。また、画面には表示されない情報を含む各種の情報
(例えば、図7の表示例では、所有者の個人情報、残高
や購入履歴などのマネー情報、購入実績に応じて付与さ
れるポイントの獲得情報、有効期限情報、電子マネーと
して利用できる地域を示す有効エリア等)を必要に応じ
て、読出したり、書込んだり、更新したりする。
【0045】なお、本構成の画像記録システムは、構成
が比較的簡易なため書込み装置70を小型化でき、した
がって店頭など設置場所が限られている場合などに有用
である。
【0046】図10に示すように、表示媒体を自動的に
搬送して書込みを行う書込み装置としてもよい。この書
込み装置100では、表側を図面上側にして投入口10
2から投入された表示媒体2は、搬送ローラ104によ
って図示しない搬送ベルトまで搬送され、次に搬送ベル
トにより表側磁気情報書込み/読取り位置まで搬送され
る。そして図示しない位置決め機構により、磁気情報書
込み/読取り端子に対応した位置に位置決めされる。こ
こで、磁気情報書込み/読取り端子を備えた昇降可能な
磁気ヘッド106が表示媒体2表側の磁気ストライプ1
6を押圧する。このとき、裏側から支持部材108が磁
気ヘッド106の押圧を支える。次に、表示媒体2は、
搬送ベルトにより裏側磁気情報書込み/読取り位置まで
搬送される。表示媒体2表側と同様に、表示媒体2裏側
の磁気ストライプを押圧する磁気ヘッド110と押圧を
支持する支持部材112により、表示媒体2裏側の磁気
ストライプに関して磁気情報の書き込み/読取りが行わ
れる。磁気情報の書込み/読取りの終了した表示媒体2
は、続いて搬送ベルトにより画像書込み位置に搬送され
る。表示媒体2は、図示しない位置決め機構により画像
書込み位置に位置決めされる。ここで、画像書込み端子
を備えた昇降可能な書込みヘッド114が、表示媒体2
表側に配置された端子部18を押圧する。このとき、裏
側から支持部材116が書込みヘッド114の押圧を支
える。最後に、表示媒体2は、搬送ローラ118により
排出口120を介して書込み装置100から排出され
る。
【0047】本構成は、表示媒体2の表示情報及び磁気
情報を高速で更新したい場合や情報更新時に人が行う作
業を少なくしたい場合などに有用である。
【0048】<第2の実施形態>図11は、タイプIに
係る表示媒体の第2の実施形態を説明するための、表側
及び裏側表示パネルと駆動ICとの接続関係を示す図で
ある。本実施形態では、表側及び裏側表示パネル6f、
6bは、単層のモノクロ用液晶表示パネルである。この
液晶表示パネルに用いられる液晶として、反射状態で可
視光領域全般にわたって光反射特性を有するブロードな
光反射スペクトルを有するコレステリック液晶が用いら
れる。このようなコレステリック液晶を用いることによ
り、反射状態で白色表示を行うことができる。なお、図
2に示すように背面に光吸収層を設けることで透過状態
で黒色表示を行うことができる。
【0049】表側表示パネル6fの走査電極30fは、
表側走査電極駆動IC50fに電気的に接続されてい
る。同様に、裏側表示パネル6bの走査電極30bは、
裏側走査電極駆動IC50bに電気的に接続されてい
る。表側表示パネル6fの信号電極28fは、裏側表示
パネル6bの信号電極28bとともに、信号電極駆動I
C52に電気的に接続されている。
【0050】このように信号電極駆動IC52を表側及
び裏側表示パネル6f、6bで共通して利用することに
より、表側及び裏側表示パネル6f、6bでそれぞれ独
立して信号電極駆動ICを設ける場合よりも駆動ICの
数を減らすことができる。
【0051】<第3の実施形態>図12は、タイプIに
係る表示媒体の第3の実施形態を説明するための、表側
及び裏側表示パネルと駆動ICとの接続関係を示す図で
ある。本実施形態では、表側表示パネル6fは積層型カ
ラー用液晶表示パネルであり、裏側表示パネル6bは単
層の赤色用液晶表示パネルである。表側表示パネル6f
の青色、緑色及び赤色表示サブパネル19Bf,19G
f,19Rfの走査電極(図12では走査電極30Bf
のみ図示)は、表側走査電極駆動IC50fに電気的に
接続されている。裏側表示パネル6bの赤色表示サブパ
ネル19Rbの走査電極30Rbは、裏側走査電極駆動
IC50bに電気的に接続されている。
【0052】表側表示パネル6fの青色表示サブパネル
19Bfの信号電極28Bfは、青色用信号電極駆動I
C52Bに電気的に接続されている。同様に、表側表示
パネル6fの緑色表示サブパネル19Gfの信号電極
は、緑色用信号電極駆動IC52Gに電気的に接続され
ている。表側表示パネル6fの赤色表示サブパネル19
Rfの信号電極は、裏側表示パネル6bの赤色表示サブ
パネル19Rbの信号電極28Rbとともに、赤色用信
号電極駆動IC52Rに電気的に接続されている。
【0053】このように信号電極駆動IC52Rを表側
及び裏側表示パネル6f、6bで共通して利用すること
により、表側及び裏側表示パネル6f、6bでそれぞれ
独立して信号電極駆動ICを設ける場合よりも駆動IC
の数を減らすことができる。
【0054】なお、本実施形態では裏側表示パネル6b
の単層パネルとして赤色表示サブパネル19Rbが用い
られているが、液晶の材料及び電極への印加電圧を適切
に選択すれば、裏側表示パネル6b側でモノクロ表示を
行うことは可能である。
【0055】<第4の実施形態>図13は、タイプIに
係る表示媒体の第4の実施形態を説明するための、表側
及び裏側表示パネルと駆動ICとの接続関係を示す図で
ある。本実施形態及び後述する第5及び第6の実施形態
は、第1〜3の実施形態において信号側と走査側を逆に
したものである。
【0056】具体的に、表側表示パネル6fの青色、緑
色及び赤色表示サブパネル19Bf,19Gf,19R
fの信号電極(信号電極28Bfのみ図示)は、表側信
号電極駆動IC52fに電気的に接続されている。同様
に、裏側表示パネル6bの青色、緑色及び赤色表示サブ
パネル19Bb,19Gb,19Rbの信号電極(信号
電極28Bbのみ図示)は、裏側走査電極駆動IC52
bに電気的に接続されている。
【0057】表側表示パネル6fの青色表示サブパネル
19Bfの走査電極30Bfは、裏側表示パネル6bの
青色表示サブパネル19Bbの走査電極30Bbととも
に、青色用走査電極駆動IC50Bに電気的に接続され
ている。同様に、表側表示パネル6fの緑色表示サブパ
ネル19Gfの走査電極は、裏側表示パネル6bの緑色
表示サブパネル19Gbの走査電極とともに、緑色用走
査電極駆動IC50Gに電気的に接続されている。さら
に、表側表示パネル6fの赤色表示サブパネル19Rf
の走査電極は、裏側表示パネル6bの赤色表示サブパネ
ル19Rbの走査電極とともに、赤色用走査極駆動IC
50Rに電気的に接続されている。
【0058】このように走査電極駆動IC50B,50
G,50Rを表側及び裏側表示パネル6f、6bで共通
して利用することにより、表側及び裏側表示パネル6
f、6bでそれぞれ独立して走査電極駆動ICを設ける
場合よりも駆動ICの数を減らすことができる。
【0059】本実施形態では、表側及び裏側表示パネル
6f、6bにそれぞれ表示した画像を、単純マトリック
ス駆動により同時に更新する。具体的に、表側及び裏側
表示パネル6f、6bともに、ある表示サブパネル、例
えば青色表示サブパネルに関して、走査電極に選択パル
ス電圧を印加し、これに同期して、表側表示パネル6f
に関して全て又は所定のいくつかの信号電極に対してパ
ルス電圧を同時又は順次印加するとともに、裏側表示パ
ネル6bに関して全て又は所定のいくつかの信号電極に
対してパルス電圧を同時又は順次印加することにより、
選択された信号電極と走査電極の間に配置された液晶の
状態を変化させる。青色表示サブパネルの各走査電極に
おいて上記方法を順次行うことにより、液晶に対しマト
リックス状に順次電圧が印加されて表側及び裏側表示パ
ネル6f、6bの青色表示サブパネルの表示の更新が行
われる。このような動作を緑色及び赤色表示サブパネル
に対し繰り返して、表側及び裏側表示パネル6f、6b
の表示の更新を行う。
【0060】なお、本実施形態では、表側と裏側表示パ
ネル6f、6bとで走査電極が共通化されており、表側
及び裏側表示パネル6f、6bの対応する走査電極には
同一の電圧が印加されるため、(a)上述のように一方
の表示パネルを更新するとき他方の表示パネルも同時に
更新する、(b)一方の表示パネルを更新するとき他方
の表示パネルについては、現在表示中の画像のデータに
基づいて再度同じ画像を書込む、のいずれかを採用し
て、一方の表示パネルの更新により他方の表示パネルの
画像が乱れないようにする。
【0061】<第5の実施形態>図14は、タイプIに
係る表示媒体の第5の実施形態を説明するための、表側
及び裏側表示パネルと駆動ICとの接続関係を示す図で
ある。本実施形態では、表側及び裏側表示パネル6f、
6bは、単層のモノクロ用液晶表示パネルである。この
液晶表示パネルに用いられる液晶として、反射状態で可
視領域の光を反射することにより白色表示を行うことの
できるコレステリック液晶を用い、図2に示すように背
面に光吸収層を設けることで透過状態で黒色表示を行う
ことができる。
【0062】表側表示パネル6fの信号電極28fは、
表側信号電極駆動IC52fに電気的に接続されてい
る。同様に、裏側表示パネル6bの信号電極28bは、
裏側走査電極駆動IC52bに電気的に接続されてい
る。表側表示パネル6fの走査電極30fは、裏側表示
パネル6bの走査電極30bとともに、走査電極駆動I
C50に電気的に接続されている。
【0063】このように走査電極駆動IC50を表側及
び裏側表示パネル6f、6bで共通して利用することに
より、表側及び裏側表示パネル6f、6bでそれぞれ独
立して走査電極駆動ICを設ける場合よりも駆動ICの
数を減らすことができる。
【0064】<第6の実施形態>図15は、タイプIに
係る表示媒体の第3の実施形態を説明するための、表側
及び裏側表示パネルと駆動ICとの接続関係を示す図で
ある。本実施形態では、表側表示パネル6fは、単層の
青色用液晶表示パネルであり、裏側表示パネル6bは積
層型カラー用液晶表示パネルである。表側表示パネル6
fの青色表示サブパネル19Bfの走査電極28Bf
は、表側信号電極駆動IC52fに電気的に接続されて
いる。裏側表示パネル6bの青色、緑色及び赤色表示サ
ブパネル19Bb,19Gb,19Rbの信号電極(図
15では信号電極28Bbのみ図示)は、裏側信号電極
駆動IC52bに電気的に接続されている。
【0065】表側表示パネル6fの青色表示サブパネル
19Bfの走査電極30Bfは、裏側表示パネル6bの
青色表示サブパネル19Bbの走査電極30Bbととも
に、青色用信号電極駆動IC50Bに電気的に接続され
ている。裏側表示パネル6bの緑色表示サブパネル19
Gbの走査電極は、緑色用走査電極駆動IC50Gに電
気的に接続されている。同様に、裏側表示パネル6bの
赤色表示サブパネル19Rfの走査電極は、赤色用走査
電極駆動IC50Rに電気的に接続されている。
【0066】このように走査電極駆動IC50Bを表側
及び裏側表示パネル6f、6bで共通して利用すること
により、表側及び裏側表示パネル6f、6bでそれぞれ
独立して走査電極駆動ICを設ける場合よりも駆動IC
の数を減らすことができる。
【0067】なお、本実施形態では表側表示パネル6f
の単層パネルとして青色表示サブパネル19Bfが用い
られているが、液晶の材料及び電極への印加電圧を適切
に選択すれば、表側表示パネル6f側でモノクロ表示を
行うことは可能である。
【0068】タイプII(表示媒体に駆動素子及び電極
用端子を組み込んだ形態) 次に、タイプIIに係る表示媒体を説明する。以下の説
明では、タイプIの表示媒体と同一・類似の部材、部分
には、対応するタイプIの表示媒体の部材、部分を表す
参照番号を200番台に代えたものを用いて表し、その
詳しい説明は適宜省略する。
【0069】<第1の実施形態>図16は、タイプII
に係る表示媒体の第1の実施形態において、表側及び裏
側表示パネルと、駆動IC及び電極用端子との関係を示
す図である。表側表示パネル206fの青色、緑色及び
赤色表示サブパネル219Bf,219Gf,219R
fの走査電極230Bf,230Gf,230Rfは、
表側走査電極駆動IC250fに電気的に接続されてい
る。同様に、裏側表示パネル206bの青色、緑色及び
赤色表示サブパネル219Bb,219Gb,219R
bの走査電極230Bb,230Gb,230Rbは、
裏側走査電極駆動IC250bに電気的に接続されてい
る。
【0070】表側表示パネル206fの一辺には、青
色、緑色及び赤色表示サブパネル219Bf,219G
f,219Rfに対応して信号電極端子領域256B
f,256Gf,256Rfが設けてある。同様に、裏
側表示パネル206bの一辺には、青色、緑色及び赤色
表示サブパネル219Bb,219Gb,219Rbに
対応して信号電極端子領域256Bb,256Gb,2
56Rbが設けてある。
【0071】信号電極端子領域256は、表示媒体が書
込み装置の差込口(図8参照)に装着された状態で、書
込み装置に内蔵した信号電極駆動ICと電気的に接続さ
れるようになっている。
【0072】図17〜19は、図16に示す表側及び裏
側表示パネル6f、6bと駆動ICの接続、及び電極用
端子と外部書込み装置との接続を実現するための、表示
媒体及び画像記録システムの一例を示す図である。表示
媒体202のハウジング204の表側及び裏側一辺に
は、磁気ストライプ216f、216b近傍に該ストラ
イプと略平行に伸びたシャッタ部320f、320bが
設けてある。シャッタ部320は開閉可能なシャッタ3
22を有する。このシャッタ322は、図17に示すよ
うに表示媒体202単体の状態で閉鎖されている。表示
媒体202を外部の書込み装置(図示せず)の差込口
(図示せず)に装着する際に、差込口に設けたスライド
機構(図示せず)がシャッタ322に連結した突起32
4をスライドさせて、図18(c)に示すようにシャッ
タ322を開放するようになっている。
【0073】本実施形態に係る表示媒体202は、図1
8(c)に示すようにシャッタ322が開放された領域
に、表示パネル206の各表示サブパネル219の信号
電極端子領域と電気的に接続された電極パッド領域32
6が露出するように構成されている。この電極パッド領
域326は、表示媒体202を書込み装置の差込口に挿
入した状態で、書込み装置270側に設けた信号電極駆
動IC252と電気的に接続できるようになっている。
【0074】さらに詳しくは、表側及び裏側表示パネル
206f、206bに共通して、電極パッド領域326
は、図18(d)に示すように、フレキシブル基板32
8上に互いに平行に形成された配線電極330の一端に
千鳥状に配置された多数の電気接点(コネクト端子)3
32からなる。図19を参照して、書込み装置の差込口
には、表示媒体202のコネクト端子332に対応して
コネクト端子334が設けてあり、LCDコントローラ
296に接続された信号電極IC252から所定の電圧
が印加されるようになっている。なお、パッド領域の大
きさ(幅)は、図のように各パッド(端子)を千鳥配列
することにより比較的小さく形成することができ、例え
ば、画素ピッチが200dpi程度の高精細表示であっ
ても、パッドを直径0.5mmの円形とし千鳥配列する
ことで、パッド領域を3mm幅程度に抑えることができ
る。したがって、表示領域が大きく狭小化されることは
ない。
【0075】配線電極330の一部は、フレキシブル基
板328を配線電極が表面に形成されたフレキシブル基
板331Bに接合し、さらにフレキシブル基板331B
をシャッタ部320近傍に位置する青色表示サブパネル
219Bの信号電極端子領域256Bに接合させること
により、信号電極228Bに電気的に接続される。配線
電極330の別の一部は、フレキシブル基板328を配
線電極が表面に形成されたフレキシブル基板331Gに
接合し、さらにフレキシブル基板331Gをシャッタ部
320近傍に位置する緑色表示サブパネル219Gの信
号電極端子領域256Gに接合させることにより、信号
電極228Gに電気的に接続される。配線電極330の
さらに別の一部は、フレキシブル基板328を配線電極
が表面に形成されたフレキシブル基板331Rに接合
し、さらにフレキシブル基板331Rをシャッタ部32
0近傍に位置する赤色表示サブパネル219Rの信号電
極端子領域256Rに接合させることにより、信号電極
228Rに電気的に接続される。
【0076】図19を参照して、電極パッド領域326
には、走査電極駆動ICへの電力供給、及び走査電極駆
動IC250に制御タイミングを伝達するためのクロッ
ク信号の入力などを行うためのコネクト端子218も設
けてある。なお、表示媒体を内部電源を有する構成にす
れば、走査電極駆動ICへの電力供給を行うためのコネ
クト端子は不要である。
【0077】一方、図18(a)を参照して、表側表示
パネル206fに関して、回路基板210上に設けた走
査電極駆動IC250f[図18(a)では不図示]
は、表側表示パネル206fの青色、緑色及び赤色表示
サブパネル219Bf,219Gf,219Rfの走査
電極230Bf,230Gf,230Rfに電気的に接
続されている。接続方法は、例えば図6(b)を用いて
説明したのと同様の方法が用いられる。すなわち、走査
電極駆動IC250fは、表面に配線電極が形成された
フレキシブル基板266Bf,266Gf,266Rf
を介して、走査電極端子領域260Bf,260Gf,
260Rfに電気的に接続される。
【0078】同様に、裏側表示パネル206bに関し
て、回路基板210上に設けた走査電極駆動IC250
b[図18(a)では不図示]は、図6(c)を用いて
説明したのと同様な方法を用いて、すなわち表面に配線
電極が形成されたフレキシブル基板266Bb,266
Gb,266Rbを介して、走査電極端子領域260B
b,260Gb,260Rbに電気的に接続される。
【0079】このように、表示パネル206に外部の書
込み装置と接続する信号電極用端子を設けることで、表
示媒体202に組み込む駆動ICの数を減らすことがで
きる。
【0080】<第2の実施形態>図20は、タイプII
に係る表示媒体の第2の実施形態において、表側及び裏
側表示パネルと、駆動IC及び電極用端子との関係を示
す図である。本実施形態では、表側及び裏側表示パネル
206f、206bは、単層のモノクロ用液晶表示パネ
ルである。
【0081】表側表示パネル206fの走査電極230
fは、表側走査電極駆動IC250fに電気的に接続さ
れている。同様に、裏側表示パネル206bの走査電極
230bは、裏側走査電極駆動IC250bに電気的に
接続されている。表側表示パネル206fの信号電極2
28fは、信号電極端子領域256fを介して外部書込
み装置と電気的に接続できるようになっている。同様
に、裏側表示パネル206bの信号電極228bは、信
号電極端子領域256bを介して外部書込み装置と電気
的に接続できるようになっている。
【0082】このように、表示パネル206に外部の書
込み装置と接続する信号電極用端子を設けることで、表
示媒体に組み込む駆動ICの数を減らすことができる。
【0083】<第3の実施形態>図21は、タイプII
に係る表示媒体の第3の実施形態において、表側及び裏
側表示パネルと、駆動IC及び電極用端子との関係を示
す図である。本実施形態では、表側表示パネル206f
は積層型カラー用液晶表示パネルであり、裏側表示パネ
ル206bは単層のモノクロ用液晶表示パネルである。
表側表示パネル206fの青色、緑色及び赤色表示サブ
パネル219Bf,219Gf,219Rfの走査電極
(図21では走査電極230Bfのみ図示)は、表側走
査電極駆動IC250fに電気的に接続されている。裏
側表示パネル206bの表示サブパネル219bの走査
電極230bは、裏側走査電極駆動IC250bに電気
的に接続されている。
【0084】表側表示パネル206fの信号電極228
Bf,228Gf,228Rfはそれぞれ、信号電極端
子領域256Bf,256Gf,256Rfを介して外
部書込み装置と電気的に接続できるようになっている。
裏側表示パネル206bの信号電極228bは、信号電
極端子領域256bを介して外部書込み装置と電気的に
接続できるようになっている。
【0085】このように、表示パネル206に外部の書
込み装置と接続する信号電極用端子を設けることで、表
示媒体に組み込む駆動ICの数を減らすことができる。
【0086】<第4の実施形態>図22は、タイプII
に係る表示媒体の第4の実施形態において、表側及び裏
側表示パネルと、駆動IC及び電極用端子との関係を示
す図である。本実施形態及び後述する第5及び第6の実
施形態は、第1〜3の実施形態において信号側と走査側
を逆にしたものである。
【0087】具体的に、表側表示パネル206fの青
色、緑色及び赤色表示サブパネル219Bf,219G
f,219Rfの信号電極(信号電極228Bfのみ図
示)は、表側信号電極駆動IC252fに電気的に接続
されている。同様に、裏側表示パネル206bの青色、
緑色及び赤色表示サブパネル219Bb,219Gb,
219Rbの信号電極(信号電極228Bbのみ図示)
は、裏側信号電極駆動IC252bに電気的に接続され
ている。
【0088】表側表示パネル206fに関して、青色表
示サブパネル219Bfの走査電極230Bf、緑色表
示サブパネル219Gfの走査電極、及び赤色表示サブ
パネル219Rfの走査電極はそれぞれ、走査電極端子
領域260Bf,260Gf,260Rfを介して外部
書込み装置と電気的に接続できるようになっている。同
様に、裏側表示パネル206bに関して、青色表示サブ
パネル219Bbの走査電極230Bb、緑色表示サブ
パネル219Gbの走査電極、及び赤色表示サブパネル
219Rbの走査電極はそれぞれ、走査電極端子領域2
60Bb,260Gb,260Rbを介して外部書込み
装置と電気的に接続できるようになっている。
【0089】このように、表示パネル206に外部の書
込み装置と接続する走査電極用端子を設けることで、表
示媒体に組み込む駆動ICの数を減らすことができる。
【0090】<第5の実施形態>図23は、タイプII
に係る表示媒体の第5の実施形態において、表側及び裏
側表示パネルと、駆動IC及び電極用端子との関係を示
す図である。本実施形態では、表側及び裏側表示パネル
206f、206bは、単層のモノクロ用液晶表示パネ
ルである。
【0091】表側表示パネル206fの信号電極228
fは、表側信号電極駆動IC252fに電気的に接続さ
れている。同様に、裏側表示パネル206bの信号電極
228bは、裏側信号電極駆動IC252bに電気的に
接続されている。表側表示パネル206fの走査電極2
30fは、走査電極端子領域260fを介して外部書込
み装置と電気的に接続できるようになっている。同様
に、裏側表示パネル206bの走査電極230bは、走
査電極端子領域260bを介して外部書込み装置と電気
的に接続できるようになっている。
【0092】このように、表示パネル206に外部の書
込み装置と接続する走査電極用端子を設けることで、表
示媒体に組み込む駆動ICの数を減らすことができる。
【0093】<第6の実施形態>図24は、タイプII
に係る表示媒体の第6の実施形態において、表側及び裏
側表示パネルと、駆動IC及び電極用端子との関係を示
す図である。本実施形態では、表側表示パネル206f
は、図22に示す表側表示パネルと同様の構成を有する
積層型カラー用液晶表示パネルであり、裏側表示パネル
206bは、図23に示す裏側表示パネルと同様の構成
を有する単層のモノクロ用液晶表示パネルである。
【0094】タイプIII(表示媒体に駆動素子を組み
込まない形態) 次に、タイプIIIに係る表示媒体を説明する。以下の
説明では、タイプI、IIの表示媒体と同一・類似の部
材、部分には、対応するタイプI、IIの表示媒体の部
材、部分を表す参照番号を400番台または500番台
に代えたものを用いて表し、その詳しい説明は適宜省略
する。
【0095】<第1の実施形態>図25は、タイプII
Iに係る表示媒体の第1の実施形態において、表側及び
裏側表示パネルと電極用端子との関係を示す図である。
表側表示パネル406fの一辺には、青色、緑色及び赤
色表示サブパネル419Bf,419Gf,419Rf
に対応して信号電極端子領域456Bf,456Gf,
456Rfが設けてある。同様に、裏側表示パネル40
6bの一辺には、青色、緑色及び赤色表示サブパネル4
19Bb,419Gb,419Rbに対応して信号電極
端子領域456Bb,456Gb,456Rbが設けて
ある。信号電極端子領域456は、表示媒体が書込み装
置の差込口に装着された状態で、書込み装置に内蔵した
信号電極駆動ICと電気的に接続されるようになってい
る。
【0096】表側表示パネル406fの向かい合う二辺
には、走査電極端子領域460f(460f、460
)が設けてある。これら走査電極端子領域460f
は、青色、緑色及び赤色表示サブパネル419Bf,4
19Gf,419Rfに対応した走査電極端子領域46
0Bf,460Gf,460Rfからなる。これら走査
電極端子領域460Bf,460Gf,460Rf上に
延設された同一画素列を構成する各表示サブパネルの走
査電極は、互いに電気的に接続されている。同様に、裏
側表示パネル406bの向かい合う二辺には、走査電極
端子領域460b(460b、460b)が設けて
ある。これら走査電極端子領域460bは、青色、緑色
及び赤色表示サブパネル419Bb,419Gb,41
9Rbに対応した走査電極端子領域460Bb,460
Gb,460Rbからなる。これら走査電極端子領域4
60Bb,460Gb,460Rb上に延設された同一
画素列を構成する各表示サブパネルの走査電極は、互い
に電気的に接続されている。走査電極を各表示サブパネ
ルで共通化するのは、外部の書込み装置と接続するため
の表示媒体の電極端子の数を減らすためである。
【0097】走査電極端子領域460f、460bは、
表示媒体が書込み装置の差込口に装着された状態で、書
込み装置に内蔵した走査電極駆動ICと電気的に接続さ
れるようになっている。
【0098】図26〜28は、図25に示す表側及び裏
側表示パネル406f、406bの電極端子領域と外部
書込み装置との接続を実現するための、表示媒体及び画
像記録システムの一例を示す図である。この表示媒体4
02のハウジング404表側において、表示領域を囲む
三辺にシャッタ部520Cf,520Df,520Ef
が設けてある。同様に、ハウジング404裏側におい
て、表示領域を囲む三辺にシャッタ部520Cb,52
0Db,520Ebが設けてある。各シャッタ部520
は、図19(c)に示すシャッタ部320と同様の構成
(シャッタ522及び突起部524)を有する。図27
(c)に、表側表示パネル406fの磁気ストライプ4
16fに近接するシャッタ部520Dfのみ示す。
【0099】図27(b)、(c)を参照して、本実施
形態に係る表示媒体402は、表側及び裏側表示パネル
406f、406bに共通して、磁気ストライプ416
に近接するシャッタ部520Dのシャッタ522が開放
された領域には、表示パネル406の各表示サブパネル
419の信号電極端子領域と電気的に接続された電極パ
ッド領域526が露出するように構成されている。この
電極パッド領域526は、書込み装置470側に設けた
信号電極駆動IC452と電気的に接続するためのもの
であり、図27(d)に示すように、図18(d)に示
す電極パッド領域326と同様の構成(フレキシブル基
板528上に互いに平行に形成された配線電極530の
一端に千鳥状に配置された多数の電気接点(コネクト端
子)532)を有する。図28を参照して、書込み装置
の差込口には、表示媒体402のコネクト端子532に
対応してコネクト端子534が設けてあり、LCDコン
トローラ496に接続された信号電極駆動IC452か
ら所定の電圧が印加されるようになっている。
【0100】配線電極530の一部は、フレキシブル基
板528を配線電極が表面に形成されたフレキシブル基
板531Bに接合し、さらにフレキシブル基板531B
をシャッタ部520近傍に位置する青色表示サブパネル
419Bの信号電極端子領域456Bに接合させること
により、青色表示用の信号電極に電気的に接続される。
配線電極530の別の一部は、フレキシブル基板528
を配線電極が表面に形成されたフレキシブル基板531
Gに接合し、さらにフレキシブル基板531Gをシャッ
タ部520近傍に位置する緑色表示サブパネル419G
の信号電極端子領域456Gに接合させることにより、
緑色表示用の信号電極に電気的に接続される。配線電極
530のさらに別の一部は、フレキシブル基板528を
配線電極が表面に形成されたフレキシブル基板531R
に接合し、さらにフレキシブル基板531Rをシャッタ
部520近傍に位置する赤色表示サブパネル419Rの
信号電極端子領域456Rに接合させることにより、赤
色表示用の信号電極に電気的に接続される。
【0101】このように、書込み装置470の信号電極
用端子534と接続するために、表示媒体402に設け
るコネクト端子532を表裏両面に配置することで、多
数のコネクト端子を電極パッド領域上に高精度に配置で
き、したがって書込み装置470との接続を確実に行う
ことができる。
【0102】一方、図27(a)を参照して、表側及び
裏側表示パネル406f、406bに共通して、シャッ
タ部520C,520Eのシャッタが開放された領域に
は、表示パネル406の各表示サブパネル419の走査
電極端子領域と電気的に接続された電極パッド領域が露
出するように構成されている。これら電極パッド領域は
書込み装置470側に設けた走査電極駆動IC450と
電気的に接続するためのものであり、図27(d)に示
す電極パッド領域526と同様の構成(フレキシブル基
板上に互いに平行に形成された配線電極の一端に千鳥状
に配置された多数の電気接点(コネクト端子))を有す
る。書込み装置の差込口には、図28に示すように、表
示媒体402のコネクト端子602に対応してコネクト
端子604が設けてあり、LCDコントローラ496に
接続された走査電極IC450から所定の電圧が印加さ
れるようになっている。
【0103】表側表示パネル406fについて、電極パ
ッド領域を構成するフレキシブル基板は、走査電極と平
行に且つ走査電極と略同一のピッチで表面に形成された
配線電極を有するフレキシブル基板466Bfを介して
走査電極端子領域460Bfに、走査電極と平行に且つ
走査電極と略同一のピッチで表面に形成された配線電極
を有するフレキシブル基板466Gfを介して走査電極
端子領域460Gfに、走査電極と平行に且つ走査電極
と略同一のピッチで表面に形成された配線電極を有する
フレキシブル基板466Bfを介して走査電極端子領域
460Rfに、電気的に接続されている。その結果、電
極パッド領域を構成するフレキシブル基板上の各配線電
極は、走査電極端子領域460Bf,460Gf,46
0Rf上の同一の画素列を構成する各表示サブパネル4
19Bf,419Gf,419Rfの走査電極に電気的
に接続されており、したがって各表示サブパネル419
Bf,419Gf,419Rfの走査電極が共通化され
る。なお、表示サブパネル419Bf,419Gf,4
19Rfの走査電極が共通化されているので、これら3
つの表示サブパネル419Bf,419Gf,419R
fの書込みが同時に行われる。
【0104】表側表示パネル406fと同様に、裏側表
示パネル406bについて、電極パッド領域を構成する
フレキシブル基板は、走査電極と平行に且つ走査電極と
略同一のピッチで表面に形成された配線電極を有するフ
レキシブル基板466Bbを介して走査電極端子領域4
60Bbに、走査電極と平行に且つ走査電極と略同一の
ピッチで表面に形成された配線電極を有するフレキシブ
ル基板466Gbを介して走査電極端子領域460Gb
に、走査電極と平行に且つ走査電極と略同一のピッチで
表面に形成された配線電極を有するフレキシブル基板4
66Bbを介して走査電極端子領域460Rbに、電気
的に接続されている。その結果、電極パッド領域を構成
するフレキシブル基板上の各配線電極は、走査電極端子
領域460Bb,460Gb,460Rb上の同一の画
素列を構成する各表示サブパネル419Bb,419G
b,419Rbの走査電極に電気的に接続されており、
したがって各表示サブパネル419Bb,419Gb,
419Rbの走査電極が共通化される。なお、表示サブ
パネル419Bb,419Gb,419Rbの走査電極
が共通化されているので、これら3つの表示サブパネル
419Bb,419Gb,419Rbの書込みが同時に
行われる。
【0105】このように、表示パネル406に外部の書
込み装置と接続する走査及び信号電極用端子を設けるこ
とで、表示媒体402内に駆動ICが不要となり表示媒
体402の構成が簡易となる。
【0106】タイプIIIの表示媒体内には回路基板を
設けていないが、タイプIの表示媒体に関して上述した
ように、表示媒体内に、メモリ性を有する液晶表示パネ
ルである表側及び裏側表示パネルに現在表示されている
画像データを記憶するための不揮発性メモリを設け、こ
れにより表側及び裏側表示パネルの表示状態が何らかの
原因で乱れても、メモリのデータを用いて元の表示状態
を再現できるようにするのが好ましい。
【0107】図29は、第1の実施形態に係る表示媒体
402の書込みを行うための画像記録システムの一例を
示す概略斜視図である。書込み装置470の筐体474
は、表示媒体402全体が差込口472に挿入されるよ
うに形成されており、これにより、書込み装置470の
コネクト端子が表示媒体402の表裏合わせて6箇所に
ある電極パッド領域上のコネクト端子と同時に接続でき
るようになっている。
【0108】第1の実施形態に係る表示媒体606は、
図30(a)に示すように端子部608を隣り合う2辺
に設け、L字状の差込口610を備えた書込み装置61
2に差し込むようにしてもよい。また、図30(b)に
示すように、表示媒体614の4辺に端子部616を設
けてもよい。
【0109】さらに、図31に示すように、表示媒体6
18の表示領域に対応する表面及び/又は裏面部分上に
透明電極で形成した端子部620を配置してもよい。透
明電極で端子を形成するため、表示領域に端子を配置し
ても画像を遮ることがない。この形態では、表示媒体6
18単体の状態で表面及び裏面を透明カバーで保護する
のが好ましい。
【0110】図32は、表示媒体618の書込み工程の
一例を示す図である。まず、表示媒体618から透明カ
バー622を剥がす[図(a),(b)]。そして、端
子部620(図31)に書込み装置624のコネクト端
子を接触させて書込み動作を行う[図(c)]。書込み
終了後、再び透明カバー622で表示媒体618を覆う
[図(d)、(e)]。
【0111】<第2の実施形態>図33は、タイプII
Iに係る表示媒体の第2の実施形態において、表側及び
裏側表示パネルと電極用端子との関係を示す図である。
本実施形態では、表側及び裏側表示パネル406f、4
06bは、単層のモノクロ用液晶表示パネルである。
【0112】表側表示パネル406fの走査電極は、走
査電極端子領域460f、460fを介して外部書
込み装置と電気的に接続できるようになっている。同様
に、裏側表示パネル406bの走査電極は、走査電極端
子領域460b、460b を介して外部書込み装置
と電気的に接続できるようになっている。表側表示パネ
ル406fの信号電極は、信号電極端子領域456fを
介して外部書込み装置と電気的に接続できるようになっ
ている。同様に、裏側表示パネル406bの信号電極
は、信号電極端子領域456bを介して外部書込み装置
と電気的に接続できるようになっている。
【0113】このように、表示パネル406に外部の書
込み装置と接続する信号及び走査電極用端子を設けるこ
とで、表示媒体内に駆動ICが不要となる。
【0114】<第3の実施形態>図34は、タイプII
Iに係る表示媒体の第3の実施形態において、表側及び
裏側表示パネルと電極用端子との関係を示す図である。
本実施形態では、表側表示パネル406fは、図25の
表側表示パネルと同様の構成を有する積層型カラー用液
晶表示パネルであり、裏側表示パネル406bは、図3
3の裏側表示パネルと同様の構成を有する単層のモノク
ロ用液晶表示パネルである。
【0115】<第4の実施形態>図35は、タイプII
Iに係る表示媒体の第4の実施形態において、表側及び
裏側表示パネルと電極用端子との関係を示す図である。
表側表示パネル406fの一辺には、信号電極端子領域
456Bf,456Gf,456Rfが設けてある。こ
れら信号電極端子領域456Bf,456Gf,456
Rf上に延設された同一画素列を構成する各表示サブパ
ネルの信号電極は、電気的に互いに接続されている。同
様に、裏側表示パネル406bの一辺には、信号電極端
子領域456Bb,456Gb,456Rbが設けてあ
る。これら信号電極端子領域456Bb,456Gb,
456Rb上に延設された同一画素列を構成する各表示
サブパネルの信号電極は、電気的に互いに接続されてい
る。
【0116】表側表示パネル406fの向かい合う二辺
の一方には、走査電極端子領域460Bfが配置され、
他方には走査電極端子領域460Gf,460Rfが配
置されている。青色表示サブパネル419Bfの走査電
極、緑色表示サブパネル419Gfの走査電極、及び赤
色表示サブパネル419Rfの走査電極はそれぞれ、走
査電極端子領域460Bf,460Gf,460Rfを
介して外部書込み装置と電気的に接続できるようになっ
ている。同様に、裏側表示パネル406bの向かい合う
二辺の一方には、走査電極端子領域460Bbが配置さ
れ、他方には走査電極端子領域460Gb,460Rb
が配置されている。青色表示サブパネル419Bbの走
査電極、緑色表示サブパネル419Gbの走査電極、及
び赤色表示サブパネル419Rbの走査電極はそれぞ
れ、走査電極端子領域460Bb,460Gb,460
Rbを介して外部書込み装置と電気的に接続できるよう
になっている。
【0117】このように、走査電極端子領域を表示パネ
ル406の両辺に分けることで、多数のコネクト端子を
電極パッド領域上に高精度に配置でき、したがって外部
の書込み装置との接続を確実に行うことができる。
【0118】<第5の実施形態>図36は、タイプII
Iに係る表示媒体の第5の実施形態において、表側及び
裏側表示パネルと電極用端子との関係を示す図である。
本実施形態では、表側表示パネル406fは、図35の
表側表示パネルと同様の構成を有する積層型カラー用液
晶表示パネルであり、裏側表示パネル406bは、図3
3の裏側表示パネルと同様の構成を有する単層のモノク
ロ用液晶表示パネルである。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、表示媒体内に搭載する
駆動素子の個数を減らしたり、駆動素子を不要とするこ
とができ、したがって、表示媒体の構成を簡易にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)タイプIに係る表示媒体の第1の実施
形態を示す概略斜視図。(b)図1(a)のIb−Ib
線に沿った断面図。
【図2】 表示パネルの部分拡大断面図。
【図3】 タイプIに係る表示媒体の第1の実施形態に
おいて、表側及び裏側表示パネルとこれら表示パネルを
駆動するための駆動ICとの接続関係を示す図。
【図4】 表示媒体を構成する表示パネルの背面図。
【図5】 図3に示す表側及び裏側表示パネルと駆動I
Cとの接続を実現するための回路実装の工程例を示す
図。
【図6】 (a)図5(a)のVIa−VIa線に沿っ
た断面図。(b)図5(a)のVIb−VIb線に沿っ
た断面図。(c)図5(a)のVIc−VIc線に沿っ
た断面図。
【図7】 (a)表示媒体の表側に表示させた画像の一
例を示す図。(b)表示媒体の裏側に表示させた画像の
一例を示す図。
【図8】 図1の表示媒体及び書込み装置からなる画像
記録システムの一例を示す外観図であり、図(a),
(b)はそれぞれ、表示媒体を書込み装置に差し込む前
の状態及び差し込んだ状態を示す。
【図9】 図1の表示媒体を備えた画像記録システムの
ブロック図。
【図10】 別の書込み装置を示す概略斜視図。
【図11】 タイプIに係る表示媒体の第2の実施形態
において、表側及び裏側表示パネルと駆動ICとの接続
関係を示す図。
【図12】 タイプIに係る表示媒体の第3の実施形態
において、表側及び裏側表示パネルと駆動ICとの接続
関係を示す図。
【図13】 タイプIに係る表示媒体の第4の実施形態
において、表側及び裏側表示パネルと駆動ICとの接続
関係を示す図。
【図14】 タイプIに係る表示媒体の第5の実施形態
において、表側及び裏側表示パネルと駆動ICとの接続
関係を示す図。
【図15】 タイプIに係る表示媒体の第6の実施形態
において、表側及び裏側表示パネルと駆動ICとの接続
関係を示す図。
【図16】 タイプIIに係る表示媒体の第1の実施形
態において、表側及び裏側表示パネルと、駆動IC及び
電極用端子との関係を示す図。
【図17】 図16に示す表側及び裏側表示パネルと駆
動ICの接続、及び電極用端子と外部書込み装置との接
続を実現するためのタイプIIに係る表示媒体の一例を
示す概略斜視図。
【図18】 (a)図17のXVIIIa−XVIII
a線に沿った断面図。(b)図17のXVIIIb−X
VIIIb線に沿った断面図。(c)図17の表示媒体
に設けたシャッタ部の拡大断面図。(d)図17の表示
媒体において、書込み装置と接続するための電極パッド
領域を示す部分拡大図。
【図19】 図17に示す表示媒体に画像書き込みを行
う画像記録システムのブロック図。
【図20】 タイプIIに係る表示媒体の第2の実施形
態において、表側及び裏側表示パネルと、駆動IC及び
電極用端子との関係を示す図。
【図21】 タイプIIに係る表示媒体の第3の実施形
態において、表側及び裏側表示パネルと、駆動IC及び
電極用端子との関係を示す図。
【図22】 タイプIIに係る表示媒体の第4の実施形
態において、表側及び裏側表示パネルと、駆動IC及び
電極用端子との関係を示す図。
【図23】 タイプIIに係る表示媒体の第5の実施形
態において、表側及び裏側表示パネルと、駆動IC及び
電極用端子との関係を示す図。
【図24】 タイプIIに係る表示媒体の第6の実施形
態において、表側及び裏側表示パネルと、駆動IC及び
電極用端子との関係を示す図。
【図25】 タイプIIIに係る表示媒体の第1の実施
形態において、表側及び裏側表示パネルと電極用端子と
の関係を示す図。
【図26】 図25に示す表側及び裏側表示パネルの電
極用端子と外部書込み装置との接続を実現するためのタ
イプIIIに係る表示媒体の一例を示す概略斜視図。
【図27】 (a)図26のXXVIa−XXVIa線
に沿った断面図。(b)図26のXXVIb−XXVI
b線に沿った断面図。(c)図26の表示媒体に設けた
シャッタ部の拡大断面図。(d)図26の表示媒体にお
いて、書込み装置と接続するための電極パッド領域を示
す部分拡大図。
【図28】 図26に示す表示媒体に画像書き込みを行
う画像記録システムのブロック図。
【図29】 図26の表示媒体及び書込み装置からなる
画像記録システムの一例を示す外観図。
【図30】 タイプIIIに係る表示媒体の第1の実施
形態の変形例を示す概略斜視図。
【図31】 タイプIIIに係る表示媒体の第1の実施
形態の別の変形例を示す概略斜視図。
【図32】 図31の表示媒体の書込み工程の一例を示
す図。
【図33】 タイプIIIに係る表示媒体の第2の実施
形態において、表側及び裏側表示パネルと電極用端子と
の関係を示す図。
【図34】 タイプIIIに係る表示媒体の第3の実施
形態において、表側及び裏側表示パネルと電極用端子と
の関係を示す図。
【図35】 タイプIIIに係る表示媒体の第4の実施
形態において、表側及び裏側表示パネルと電極用端子と
の関係を示す図。
【図36】 タイプIIIに係る表示媒体の第5の実施
形態において、表側及び裏側表示パネルと電極用端子と
の関係を示す図。
【符号の説明】
2:表示媒体、6f:表側表示パネル、6b:裏側表示
パネル、19B:青色表示サブパネル、19G:緑色表
示サブパネル、19R:赤色表示サブパネル、28:信
号電極、30:走査電極、50f:表側走査電極駆動I
C、50b:裏側走査電極駆動IC、52B:青色用信
号電極駆動IC、52G:緑色用信号電極駆動IC、5
2R:赤色用信号電極駆動IC。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 621 G09G 3/20 621M 5G435 680 680D 680G 680H 3/36 3/36 (72)発明者 福岡 秀悟 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 浅井 克彦 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA02 GA03 HA05 HA06 MA16 2H093 NA25 NA61 NC21 NC71 ND42 ND50 NG20 5C006 AA22 BB08 BB12 BC02 BC20 FA43 FA51 5C080 AA10 BB05 CC01 CC03 CC10 DD22 DD27 FF10 JJ01 JJ02 JJ06 5C094 AA15 AA44 BA01 BA07 BA09 BA43 BA49 CA19 DA03 DA08 DB02 DB05 HA08 5G435 AA18 BB12 BB16 EE36 EE40 LL07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表側表示パネル及び裏側表示パネルを備
    えた両面表示媒体において、 表側表示パネル及び裏側表示パネルはそれぞれ、第1及
    び第2の電極の間に挟持された表示層を有し、 表側表示パネルの第1の電極と裏側表示パネルの第1の
    電極は、互いに電気的に接続されており、 前記表示媒体は、 表側表示パネル及び裏側表示パネルの第1の電極に共通
    して所定の電圧を印加するための第1の駆動素子と、表
    側表示パネルの第2の電極に所定の電圧を印加するため
    の第2の駆動素子と、裏側表示パネルの第2の電極に所
    定の電圧を印加するための第3の駆動素子とを備えるこ
    とを特徴とする両面表示媒体。
  2. 【請求項2】 表側表示パネル及び裏側表示パネルを備
    えた両面表示媒体において、 表側表示パネル及び裏側表示パネルはそれぞれ、第1及
    び第2の電極の間に挟持された表示層を有し、 前記表示媒体は、 第1の電極に所定の電圧を印加するための駆動素子と、
    第2の電極に所定の電圧を印加するために外部の信号出
    力端子に接続するための電極端子とを備えることを特徴
    とする両面表示媒体。
  3. 【請求項3】 表側表示パネル及び裏側表示パネルの少
    なくとも一方が、第1及び第2の電極の間に挟持された
    表示層を有する表示サブパネルを複数備えた積層型表示
    パネルであり、2つ以上の表示サブパネルの第1の電極
    同士が電気的に接続されていることを特徴とすることを
    特徴とする請求項2の両面表示媒体。
  4. 【請求項4】 表側表示パネル及び裏側表示パネルを備
    えた両面表示媒体において、 表側表示パネル及び裏側表示パネルはそれぞれ、第1及
    び第2の電極の間に挟持された表示層を有し、 前記表示媒体は、 第1の電極に所定の電圧を印加するための外部の信号出
    力端子に接続するための第1の電極端子と、第2の電極
    に所定の電圧を印加するために外部の信号出力端子に接
    続するための第2の電極端子とを備えることを特徴とす
    る両面表示媒体。
  5. 【請求項5】 表側表示パネル及び裏側表示パネルの少
    なくとも一方が、第1及び第2の電極の間に挟持された
    表示層を有する表示サブパネルを複数備えた積層型表示
    パネルであり、2つ以上の表示サブパネルの第1の電極
    同士が電気的に接続されていることを特徴とすることを
    特徴とする請求項4の両面表示媒体。
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