JP2003177619A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003177619A
JP2003177619A JP2001377848A JP2001377848A JP2003177619A JP 2003177619 A JP2003177619 A JP 2003177619A JP 2001377848 A JP2001377848 A JP 2001377848A JP 2001377848 A JP2001377848 A JP 2001377848A JP 2003177619 A JP2003177619 A JP 2003177619A
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良恵 岩倉
Hideshi Izumi
英志 泉
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知彦 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙のエッジ汚れを防止出来、画像書き込み
ブレを解消することが出来、感光体の磨耗を抑制し、寿
命短縮を防止出来る画像形成装置の提供。 【解決手段】 転写部材1及び感光体5が対向配置さ
れ、伝動機構3,8が、感光体5の回転を転写部材1に
伝動し、転写部材1が、転写部材1及び感光体5間に搬
送された媒体上に、感光体5上に現像されたトナー像を
転写する画像形成装置。転写部材1及び感光体5間に媒
体が搬送されたことを検知する検知手段(図示せず)
と、検知手段が、媒体が搬送されたことを検知しないと
きは、伝動機構3,8の動作を禁止する禁止手段4とを
備える構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写部材及び回転
する感光体が対向配置され、感光体の回転が転写部材に
伝動され、転写部材が、転写部材及び感光体間に搬送さ
れた媒体上に、感光体上に現像されたトナー像を転写す
る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において転
写機構として用いられる転写ローラ方式では、転写ロー
ラの圧接力により、感光体上のトナーが凝縮され、用紙
へ転写する際に、トナーが部分的に抜ける現象(文字の
中抜け)が発生し易い。この現象を防止する改善策とし
て、感光体の周速に対して、用紙を1〜4%程度速く搬
送させ、用紙が感光体上のトナーを擦り取れるように、
転写ローラの周速を感光体より速く設定する技術が公知
となっている。このように、周速の比を設定する手段と
しては、感光体と転写ローラとに回転速度差を設けたギ
ヤ比連結を行うことが一般的である。
【0003】また、装置全体の周速の設定は、定着ロー
ラ/搬送ローラが100%前後であるのに対して、感光
体の周速を遅くし、転写ローラを100%以上に設定す
ることで、感光体部での印字倍率を100%に合わせる
ように設定することが一般的である。従って、用紙の搬
送速さに対して感光体の周速は遅く、用紙が感光体を擦
りながら搬送されるのに対し、転写ローラは、感光体部
で用紙が遅れないように、100%より速い周速に設定
され、スリップ搬送状態に設定されている。
【0004】上述したような問題を解決する技術とし
て、画像情報の後端部の白部分の情報を画像形成装置の
所定範囲に変更して印字する技術が、特開2001−9
841公報に開示されている。しかし、この技術では、
ユーザが印字したい画像情報が、装置に設定された裏汚
れ対策の為に、欠落する虞があり、画像形成装置として
の基本条件(印字要求された画像情報を出来るだけ全て
印字する。)が守られていない。
【0005】また、転写ローラの周速を変化させる技術
が、特開平2−282770号公報に開示されている
が、この先行技術の主たる目的は、感光体の周囲に配置
されたクリーニング部材のクリーニング性能の向上であ
る。その為、用紙の有無に応じた転写ローラの周速は、
感光体上の残留トナーを回収するのに適するように変化
させる。従って、画像形成時の転写ローラの周速は、感
光体の周速と略等しいが、クリーニング時には、感光体
の周速の30〜80%又は130〜180%となる。
【0006】つまり、このように大きく転写ローラの周
速を変化させると、感光体及び転写ローラ間に用紙が挟
みこまれるタイミングの前後における転写ローラの駆動
トルクの変動が、転写ローラを常時駆動又は常時従動回
転させている場合よりも大きくなってしまい、画像のブ
レ及び歪みを招来し、形成画像の質が返って悪化する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような転写ロ
ーラ方式では、感光体及び転写ローラ間に用紙が無い状
態で回転動作する際(前/後回転及び用紙間での回
転)、感光体上のカブリトナー(感光体上に付着してい
る薄いトナー層)を転写ローラが吸着し、その吸着した
トナーが、用紙通過時に電界集中した用紙エッジ部へ移
動し、用紙のエッジ汚れが発生する。この現象は、特に
用紙後端が転写部を通過した後、用紙後端が完全に転写
ローラから離れる迄の間に、転写ローラの周速が用紙の
搬送速度より速い為、擦り付け作用が働き顕著に現れ
る。(一般的には後端エッジ部のみの問題)
【0008】また、上述したような転写ローラ方式で
は、感光体及び転写ローラ間に用紙が無い状態で回転動
作する際、感光体及び転写ローラの周速の差によって、
感光体表面の磨耗が進み、感光体の寿命が短縮するとい
う問題がある。また、感光体及び転写ローラ間の用紙の
有無によって、感光体及び転写ローラ間の摺動摩擦抵抗
が変化し、用紙の搬送方向に形成画像が伸縮し、ジッタ
が発生する等の画質劣化の原因となるという問題があ
る。また、感光体上のカブリトナーは、本来転写ローラ
に移転し難い帯電電位特性を有するが、感光体及び転写
ローラの周速の差により擦り取る為、転写ローラの汚れ
も酷くなるという問題もある。
【0009】更に、上述したような転写ローラ方式で
は、用紙が転写ローラに噛み込まれる際(突入する際)
の振動が、連結ギヤを介して感光体へと伝わり、現像槽
部及びLSU部での画像書き込みブレが発生するという
問題がある。本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、用紙のエッジ汚れを防止出来る画像
形成装置を提供することを目的とする。また、本発明
は、用紙が転写ローラに突入する際の振動により発生す
る画像書き込みブレを解消することが出来る画像形成装
置を提供することを目的とする。また、本発明は、感光
体の磨耗を抑制し、寿命短縮を防止出来る画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、転写部材及び感光体が対向配置され、伝動機構
が、該感光体の回転を該転写部材に伝動し、該転写部材
が、該転写部材及び感光体間に搬送された媒体上に、該
感光体上に現像されたトナー像を転写する画像形成装置
において、前記転写部材及び感光体間に前記媒体が搬送
されたことを検知する検知手段と、該検知手段が、前記
媒体が搬送されたことを検知しないときは、前記伝動機
構の動作を禁止する禁止手段とを備えることを特徴とす
る。
【0011】この画像形成装置では、転写部材及び感光
体が対向配置され、伝動機構が、感光体の回転を転写部
材に伝動し、転写部材が、転写部材及び感光体間に搬送
された媒体上に、感光体上に現像されたトナー像を転写
する。検知手段が、転写部材及び感光体間に媒体が搬送
されたことを検知し、禁止手段は、検知手段が、媒体が
搬送されたことを検知しないときは、伝動機構の動作を
禁止する。これにより、用紙のエッジ汚れを防止出来、
感光体の磨耗を抑制して寿命短縮を防止出来、ジッタ等
の画質劣化を防止出来る画像形成装置を実現することが
出来る。
【0012】本発明に係る画像形成装置は、転写部材及
び感光体が対向配置され、伝動機構が、該感光体の回転
を該転写部材に伝動し、該転写部材が、該転写部材及び
感光体間に搬送された媒体上に、該感光体上に現像され
たトナー像を転写する画像形成装置において、前記転写
部材及び感光体間に搬送された媒体が、媒体の先端部及
び後端部に設定された画像を形成しない非画像領域にあ
るときは、前記伝動機構の動作を禁止する禁止手段を備
えることを特徴とする。
【0013】この画像形成装置では、転写部材及び感光
体が対向配置され、伝動機構が、感光体の回転を転写部
材に伝動し、転写部材が、転写部材及び感光体間に搬送
された媒体上に、感光体上に現像されたトナー像を転写
する。転写部材及び感光体間に搬送された媒体が、媒体
の先端部及び後端部に設定された画像を形成しない非画
像領域にあるときは、禁止手段は、伝動機構の動作を禁
止する。これにより、用紙のエッジ汚れを防止出来、感
光体の磨耗を抑制し、寿命短縮を防止出来る画像形成装
置を実現することが出来る。
【0014】本発明に係る画像形成装置は、前記伝動機
構が、前記感光体の回転を前記転写部材に伝動すると
き、該転写部材の周速は、前記感光体の周速の略1.0
1乃至1.05倍とすべくなしてあることを特徴とす
る。
【0015】この画像形成装置では、伝動機構が、感光
体の回転を転写部材に伝動するとき、転写部材の周速
は、感光体の周速の略1.01乃至1.05倍とする構
成であるので、用紙へ転写する際の文字の中抜けが発生
し難く、用紙のエッジ汚れを防止出来、また、感光体に
対して過度の抵抗を与えず、感光体の磨耗を抑制し、寿
命短縮を防止出来る画像形成装置を実現することが出来
る。
【0016】本発明に係る画像形成装置は、前記伝動機
構が、前記感光体の回転を前記転写部材に伝動すると
き、該転写部材の周速は、前記媒体が次に搬送されるべ
き定着機構の定着ローラの周速と略等しくすべくなして
あることを特徴とする。
【0017】この画像形成装置では、伝動機構が、感光
体の回転を転写部材に伝動するとき、転写部材の周速
は、媒体が次に搬送されるべき定着機構の定着ローラの
周速と略等しくする構成であるので、転写部での印字ず
れが発生せず、他の部材との接触による未定着トナーの
乱れ及び装置内への飛散が発生せず、用紙のエッジ汚れ
を防止出来、感光体の磨耗を抑制し、寿命短縮を防止出
来る画像形成装置を実現することが出来る。
【0018】本発明に係る画像形成装置は、前記検知手
段は、前記転写部材及び感光体の接触部の直前に設けら
れ、前記媒体を検知する媒体センサであり、該媒体セン
サが、前記媒体を検知した所定時間後に、前記転写部材
及び感光体間に前記媒体が搬送されたと見做すべくなし
てあることを特徴とする。
【0019】この画像形成装置では、検知手段は、転写
部材及び感光体の接触部の直前に設けられ、媒体を検知
する媒体センサであり、媒体センサが、媒体を検知した
所定時間後に、転写部材及び感光体間に媒体が搬送され
たと見做すので、新たにセンサを設けることなく、用紙
のエッジ汚れを防止出来、感光体の磨耗を抑制し、寿命
短縮を防止出来る画像形成装置を実現することが出来
る。
【0020】本発明に係る画像形成装置は、前記転写部
材へ印加する転写電圧又は転写電流は、前記禁止手段の
オン/オフに合わせて切り替えすべくなしてあることを
特徴とする。
【0021】この画像形成装置では、転写部材へ印加す
る転写電圧又は転写電流は、禁止手段のオン/オフに合
わせて切り替えする構成であるので、用紙のエッジ汚れ
を防止出来、感光体の磨耗を抑制し、寿命短縮を防止出
来る画像形成装置を実現することが出来る。
【0022】本発明に係る画像形成装置は、前記転写電
圧又は転写電流は、前記禁止手段がオンのときとオフの
ときとでは、極性が同一であり、絶対値が、前記禁止手
段がオフのときの方が大きいことを特徴とする。
【0023】この画像形成装置では、転写電圧又は転写
電流は、禁止手段がオンのときとオフのときとでは、極
性が同一であり、絶対値が、禁止手段がオフのときの方
が大きいので、用紙のエッジ汚れを防止出来、用紙が転
写ローラに突入する際の振動により発生する画像書き込
みブレを解消し、感光体の磨耗を抑制し、寿命短縮を防
止出来る画像形成装置を実現することが出来る。
【0024】本発明に係る画像形成装置は、前記伝動機
構が、前記感光体の回転を前記転写部材に伝動しないと
きは、該転写部材は、前記媒体を引続き搬送すべき搬送
ベルトに従動し、前記転写部材の周速と該搬送ベルトの
周速とは略等しくすべくなしてあることを特徴とする。
【0025】この画像形成装置では、伝動機構が、感光
体の回転を転写部材に伝動しないときは、転写部材は、
媒体を引続き搬送すべき搬送ベルトに従動し、転写部材
の周速と搬送ベルトの周速とは略等しくするので、転写
部での印字ずれが発生せず、用紙と他の部材との接触に
よる未定着トナーの乱れ及び装置内への飛散が発生せ
ず、用紙のエッジ汚れを防止出来、感光体の磨耗を抑制
し、寿命短縮を防止出来る画像形成装置を実現すること
が出来る。
【0026】本発明に係る画像形成装置は、前記検知手
段は、前記転写部材へ印加される転写電圧又は転写電流
に基づき、前記転写部材及び感光体間に前記媒体が搬送
されたことを検知すべくなしてあることを特徴とする。
【0027】この画像形成装置では、検知手段は、転写
部材へ印加される転写電圧又は転写電流に基づき、転写
部材及び感光体間に媒体が搬送されたことを検知するよ
うに構成してあるので、新たにセンサを設けることな
く、用紙のエッジ汚れを防止出来、感光体の磨耗を抑制
し、寿命短縮を防止出来る画像形成装置を実現すること
が出来る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態を示す図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係る画像形成装置の実
施の形態1の構成を模式的に示す模式図である。この画
像形成装置は、その上面に透明なガラス等からなる原稿
台71が設けられており、原稿台71の下方には、スキ
ャナ部72及び画像形成機構73が配置されている。
【0029】スキャナ部72は、原稿台71の下面に沿
って平行に往復移動する走査ユニット75と、露光ラン
プ74と、反射ミラー76,77と、光学レンズ78
と、光電変換素子でCCD(Charge Coupled Device )
79とにより構成されている。走査ユニット75は、原
稿画像表面を露光する露光ランプ74によって照射され
た原稿の反射光像を、最終的にCCD79に到達させる
為のものであり、原稿台71の下面に対して一定の距離
を保ちながら、所定の走査速度で平行に往復移動する。
【0030】反射ミラー76,77は、走査ユニット7
5からの反射光線を光学レンズ78へ向けて反射する。
反射光線の光路は、図中一点鎖線で示すように、走査ユ
ニット75→反射ミラー76→反射ミラー77→光学レ
ンズ78の順となっている。光学レンズ78は、反射ミ
ラー77からの反射光線像を縮小し、縮小された光像を
CCD79上の所定位置に結像させる。CCD79は、
結像された光像を順次光電変換して電気信号として出力
するラインセンサであり、白黒画像又はカラー画像を読
み取り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に色
分解したラインデータを出力することが可能な3ライン
のカラーCCDである。
【0031】CCD79により電気信号に変換された原
稿画像情報は、更に、図示しない画像処理部に転送さ
れ、所定の画像データ処理が施される。画像データ処理
が施された原稿画像情報は、レーザビームスキャナユニ
ット(以下、LSUと記す)によりレーザビームに変換
され、このレーザビームは、感光体の表面に照射され、
静電潜像が形成される。画像形成機構73は、スキャナ
部72の下方に配置され、LSU11(図2)、画像形
成部80及びその下方に配置された給紙装置81から構
成されている。給紙装置81は、給紙カセット82を備
えている。
【0032】図2は、画像形成機構73の構成を模式的
に示す模式図である。この画像形成機構73の画像形成
部80は、感光体ドラム5(感光体)の周面に近接し
て、その回転方向へクリーナ14、帯電装置13、現像
装置12、転写装置17aの順に設けられている。転写
装置17aは、用紙P(媒体)の搬送経路上に設けら
れ、搬送経路の上流側には、同期ローラ18が設けら
れ、搬送経路上の転写装置17a及び同期ローラ18間
にはセンサ16が配置されている。転写装置17aの、
用紙Pの搬送経路の下流側には、搬送ベルト25が配置
され、その更に下流側には、定着ローラ15からなる定
着装置が配置されている。
【0033】LSU11(露光装置)は、感光体ドラム
5の周面上の帯電装置13及び現像装置12間にレーザ
ビームを照射するように配置されている。LSU11
は、ビーム出射手段である複数の半導体レーザと、回点
方向に複数の反射面を有する回転多面鏡とから構成され
ている。半導体レーザから回転多面鏡に向かって照射さ
れたレーザビーム(以下、非走査ビームと記す)は、回
転多面鏡の反射面により反射されて、感光体ドラム5の
周面上を走査するレーザビーム(以下、走査ビームと記
す)となり、感光体ドラム5の周面上に静電潜像を形成
する。
【0034】感光体ドラム5は、周面に感光体層が塗布
形成されたドラムであり、帯電装置13は、感光体ドラ
ム5に電圧を印加して帯電させるものである。現像装置
12は、静電潜像が形成された感光体ドラム5の周面上
にトナーを供給することにより、静電潜像をトナー像に
現像する。クリーナ14は、後述する用紙Pへのトナー
像の転写が終了した後、感光体ドラム5の周面上に残っ
たトナー(残留トナー)を回収する。
【0035】転写装置17aは、感光体ドラム5に対向
配置された転写ローラ1と、転写ローラ1に電圧又は電
流を印加する転写バイアス電源17とを備えている。転
写ローラ1は、印加された電圧(電流)により、感光体
ドラム5の周面上のトナー像を用紙P(媒体;OHP等
のシート)上に転写させる。また、転写ローラ1は、感
光体ドラム5と共に、転写された用紙Pを定着装置の定
着ローラ15へ搬送する機能も有している。印加電流に
ついては後述する。
【0036】同期ローラ18は、給紙装置81から搬送
されて来た用紙Pを一旦停止させ、感光体ドラム5の画
像形成のタイミングに合わせて、感光体ドラム5及び転
写ローラ1間に搬送する。センサ16は、用紙Pが、同
期ローラ18から転写装置17aに搬送されているか否
かを確認する。定着装置は、定着ローラ15,15を有
し、定着ローラ15は、感光体ドラム5及び転写ローラ
1間から排出され、搬送ベルト25により搬送されて来
た用紙Pを加熱し、用紙Pに転写されていたトナー像を
用紙Pに定着させる。
【0037】給紙装置81は、給紙カセット82を備え
ており、給紙カセット82に画像形成に使用する用紙P
を載置しておき、画像形成時に用紙Pの搬送経路に送り
出す。給紙カセット82の搬送経路側の端部には、用紙
Pを送り出す為の図示しない呼込ローラ及び用紙捌き部
(ローラ、摩擦シート部材又は逆転ローラ等)が配置さ
れている。
【0038】用紙Pの搬送経路には、上流側から、用紙
Pの通過を検知する為のセンサ16、センサ16の検知
信号に基づき感光体ドラム5上のトナー像と用紙Pの位
置合わせを行うレジストローラ、転写ローラ1、搬送ベ
ルト25、定着ローラ15,15、用紙Pが定着ローラ
15,15間を通過したことを検知する為の定着紙検知
スイッチ、用紙Pが通過したことを検知する為の排紙検
知スイッチ、及び転写し定着させた用紙Pを排出する為
の排紙ローラが配置されている。尚、符号が付加されて
いない部分は図示を省略している。用紙Pは、画像形成
部80(図1)の側面上部から排出され、給紙装置81
の上方に蓄積される。
【0039】上述したような構成である画像形成部80
では、先ず、感光体ドラム5が、帯電装置13により帯
電される。LSU11は、この帯電された感光体ドラム
5上にレーザビームを照射し、照射した部分の帯電を除
去(除電)し、静電潜像を形成する。次いで、現像装置
12が、この静電潜像上にトナーを供給して、静電潜像
を現像する。一方、給紙装置81から用紙Pが送り出さ
れ、搬送経路に沿って、感光体ドラム5及び転写ローラ
1へ搬送される。
【0040】搬送された用紙Pは、感光体ドラム5及び
転写ローラ1間でトナー像を転写された後、搬送ベルト
25により定着ローラ15,15間に搬送され、定着ロ
ーラ15,15間で加熱されて、トナー像が定着され
る。尚、用紙Pにトナー像を転写する際に、転写されな
かったトナーは、クリーナ14により感光体ドラム5上
から回収される。感光体ドラム5及び転写ローラ1間に
は、感光体ドラム5の回転を転写ローラ1に伝動する為
の後述する伝動機構が設けられ、感光体ドラム5及び転
写ローラ1間の用紙P上にトナー像が存在するか否かに
よって、伝動機構がオン/オフされる。
【0041】図3は、伝動機構(駆動伝達装置)の構成
を示す斜視図である。伝動機構10は、感光体ドラム5
の回転を転写ローラ1に伝動する。感光体ドラム5を駆
動する為の駆動ギヤ6と、感光体ドラム5に同軸に取り
付けられたギヤ7とが噛合し、感光体ドラム5に同軸に
取り付けられた他のギヤ8と、転写ローラ1の回転軸9
に同軸に取り付けられた転写ローラギヤ3とが噛合して
いる。ギヤ8と転写ローラギヤ3との連結比は、転写ロ
ーラ1の周速が、感光体ドラム5の周速の略1.01乃
至1.05倍となるように定めてある。回転軸9の転写
ローラ1及び転写ローラギヤ3間には、感光体ドラム5
と転写ローラ1との接触間隔を一定に保つ為の位置出し
部材である転写ローラカラー2が同軸に取り付けられて
いる。
【0042】転写ローラギヤ3には、電磁クラッチ4
(禁止手段)が付加され、電磁クラッチ4は、内蔵する
電磁石が励磁されたときは、電磁石が可動鉄片を吸引し
て、転写ローラギヤ3と回転軸9とを固定する。つま
り、電磁クラッチ4は、転写ローラギヤ3の駆動力を回
転軸9に伝動するか否かを切り替える。電磁クラッチ4
は、用紙Pに画像が形成される期間は励磁され(オ
ン)、用紙Pに画像が形成されない期間は励磁されない
(オフ)。
【0043】電磁クラッチ4のオン/オフの切り替え
は、用紙Pが感光体ドラム5及び転写ローラ1間に搬送
されてから、用紙Pの先端(搬送方向側)のボイド部
(非画像形成領域)の間に行われる。これにより、用紙
Pに画像が形成される間は、電磁クラッチ4がオンにな
り、感光体ドラム5の駆動力が転写ローラ1に伝動され
る。また、これにより、用紙Pが転写ローラ1に噛み込
んだ際に発生する振動は、伝動機構により伝動されない
為、感光体ドラム5へ伝わることが無く、画像の書き込
みブレを防止出来る。
【0044】感光体ドラム5及び転写ローラ1間を用紙
Pの画像形成領域が通過した後、即ち、用紙Pの後端
(搬送方向の反対側)のボイド部(非画像形成領域)
が、感光体ドラム5及び転写ローラ1間を通過している
間に、再び電磁クラッチ4はオフになる。これにより、
用紙Pの後端が転写ローラ1を抜けた後に、転写ローラ
1が、用紙Pの後端エッジにトナーを擦り付けることを
防止出来る。
【0045】即ち、用紙Pに画像が形成される間は、転
写ローラギヤ3の駆動力が回転軸9に伝動され、転写ロ
ーラ1は、感光体ドラム5から駆動力が伝動され、転写
ローラ1の周速は、感光体ドラム5の周速より速くな
る。これにより、用紙Pが、感光体ドラム5の周速より
速く搬送され、転写される画像のトナーが部分的に抜け
る現象を防止出来る。また、電磁クラッチ4がオフにな
ると、転写ローラギヤ3の駆動力は、回転軸9に伝動さ
れず、転写ローラ1は、感光体ドラム5との接触部によ
り、感光体ドラム5に従動回転する。
【0046】図7に示すように、転写ローラ1の周速V
aと搬送ベルト25(図2)の周速Vbとの関係は、用
紙Pの画像形成領域が感光体ドラム5及び転写ローラ1
間(転写ポイント)に有るときには、Va≠Vbである
が、用紙Pの画像形成領域が感光体ドラム5及び転写ロ
ーラ1間に無く、電磁クラッチ4がオフになっていると
き(用紙Pの画像形成領域通過後)には、転写ローラ1
は、図示しないギヤ機構により搬送ベルト25に従動
し、Va=Vbとなる。これにより、用紙Pの後端ボイ
ド部において、用紙Pが転写ローラ1から引きずられる
(用紙剥離ポイントが下がる)ことによる用紙Pの裏汚
れを防止出来る。
【0047】また、電磁クラッチ4がオンになっている
とき、転写ローラ1の周速は、感光体ドラム5の周速の
略1.01乃至1.05倍となっているが、定着ローラ
15,15の周速も同じ速さに設定する。これにより、
転写における印字ずれを防止出来、他の部材との接触に
よる未定着トナーの乱れ及び装置内への飛散を防止出来
る。
【0048】図8に示すように、用紙Pの先端が、感光
体ドラム5及び転写ローラ1間に到達してから、用紙P
の画像形成領域が、感光体ドラム5及び転写ローラ1間
に到達する迄の間に、電磁クラッチ4をオンにする。即
ち、この間に電磁クラッチ4をオンにする迄は、転写ロ
ーラ1の周速Vaと、用紙Pが搬送される速さVdとの
関係はVa=Vdであるから、用紙Pが感光体ドラム5
及び転写ローラ1間に突入する際の回転負荷抵抗の発生
を軽減出来、印字ブレを解消出来る。また、用紙Pの画
像形成領域が、感光体ドラム5及び転写ローラ1間に有
るときには、電磁クラッチ4をオンにして駆動力を伝動
することにより、転写ローラ1の周速は、感光体ドラム
5の周速の略1.01乃至1.05倍となり、現像、露
光及び帯電にむらが発生するのを防止出来る。
【0049】転写ローラ1へ印加する印加電圧は、図9
のタイミングチャートに示すように、用紙Pが感光体ド
ラム5及び転写ローラ1間に到達する若干前のタイミン
グで、V0 のレベルから、V0 より高いV1 のレベルに
変化させる。次いで、電磁クラッチ4をオンにするとき
に、印加電圧をV1 のレベルから、V1 より高いV2
レベルに変化させる。尚、比較の為に、従来の印加電圧
の制御を、図10のタイミングチャートに示す。
【0050】更に、用紙Pの画像形成領域が感光体ドラ
ム5及び転写ローラ1間を通過した後は、電磁クラッチ
4をオフにするときに、印加電圧をV2 のレベルからV
1 のレベルに変化させ、その後、更にV0 のレベルに変
化させる。ここで、印加電圧V0 ,V1 ,V2 は同じ極
性であり、印加電圧V0 はクリーニング電圧であり、印
加電圧V1 はメモリ防止電圧であり、印加電圧V2 は、
感光体ドラム5から用紙Pへ、トナー像を転写させる為
に必要な転写電圧である。
【0051】クリーニング電圧は、転写工程中に感光体
ドラム5から転写ローラ1表面に付着したカブリトナー
を、転写工程終了後に感光体ドラム5上に戻すべく、転
写時とは逆極性の電荷を印加する為の電圧である。実際
には、コピー終了後の後回転時、及びJAM処理後の前
回転時等に、転写工程時の電荷とは逆極性の電荷を転写
ローラ1に印加する。
【0052】メモリ防止電圧は、転写工程時に転写ロー
ラ1から用紙Pを介して流れ込む電流量に相当する電流
を、連続印字間隔及びコピー開始前に、感光体ドラム5
に通電することで、感光体ドラム5の劣化状態を均一に
し、帯電バラツキによるコピー途中での濃度変化(前回
転時の電流によるメモリ)を防止する為の電圧である。
実際には、前回転時と用紙P間とに、転写工程時より小
さく、転写工程時と同極性の電荷を転写ローラ1から印
加し、感光体ドラム5に通電する。
【0053】図9に示すように、電磁クラッチ4の切り
替え、及び印加電圧の制御を行うことにより、図10の
タイミングチャートに示すような従来の印加電圧の制御
を行う場合より、用紙P後端におけるエッジ汚れ、及び
用紙Pが感光体ドラム5・転写ローラ1間に突入する際
の負荷による露光、帯電、現像ブレ(印字ブレ)が解消
され、更に、感光体ドラム5の磨耗を抑制することが出
来る。
【0054】尚、上述した伝動機構10では、電磁クラ
ッチ4が転写ローラ1側に取り付けられているが、図4
に示すように、電磁クラッチ4を感光体ドラム5側のギ
ヤ8に取り付け、伝動機構10aを構成しても、電磁ク
ラッチ4の切り替えタイミングは同じであり、画像形成
装置の動作は同様である。このように、電磁クラッチ4
は、取り付け位置を限定されることなく、感光体ドラム
5及び転写ローラ1間の用紙Pの画像形成領域の有無に
応じて、感光体ドラム5の駆動力の転写ローラ1への伝
動をオン/オフ出来れば、その駆動力の伝達経路の何れ
の位置に取り付けられても良い。
【0055】また、転写ローラ1は、ローラ形状のもの
に限らず、ベルト形状のもの、即ち転写ベルトであって
も良い。また、電磁クラッチ4の切り替えタイミング
を、センサ16(図2)の検知信号に基づき定めても、
画像形成装置の動作を上述した動作と同様にすることが
出来る。但し、この場合、電磁クラッチ4は、用紙Pが
感光体ドラム5及び転写ローラ1間に存在する期間は励
磁され(オン)、用紙Pが感光体ドラム5及び転写ロー
ラ1間に存在しない期間は励磁されない(オフ)。
【0056】また、電磁クラッチ4の切り替えタイミン
グを、転写ローラ1に転写電圧が印加されるタイミング
に基づき定めても良い。つまり、転写バイアス電源17
が、転写ローラ1に転写電圧を印加する(電流を流す)
ということは、感光体ドラム5及び転写ローラ1間の用
紙Pにトナー像を転写させる為である。従って、電圧印
加時を、感光体ドラム5及び転写ローラ1間に用紙Pが
存在する期間と見做すことが出来る。一方、非電圧印加
時を、感光体ドラム5及び転写ローラ1間に用紙Pが存
在しない期間と見做すことが出来る。
【0057】実施の形態2.図5は、本発明に係る画像
形成装置の実施の形態2の伝動機構の構成を示す斜視図
である。この伝動機構10bは、感光体ドラム5を駆動
する為の駆動ギヤ6と、感光体ドラム5に同軸に取り付
けられたギヤ7とが噛合し、感光体ドラム5に同軸に取
り付けられた他のギヤ8と、転写ローラ1の回転軸9
(シャフト)に同軸に取り付けられた転写ローラギヤ3
とが噛合している。ギヤ8と転写ローラギヤ3との連結
比は、転写ローラ1の周速が、感光体ドラム5の周速の
略1.01乃至1.05倍となるように定めてある。回
転軸9の転写ローラ1及び転写ローラギヤ3間には、感
光体ドラム5と転写ローラ1との接触間隔を一定に保つ
為の位置出し部材である転写ローラカラー2が同軸に取
り付けられている。
【0058】転写ローラギヤ3は、回転軸9に挿通さ
れ、回転軸9の長さ方向には移動が可能(スライド機
構)であるが、回転軸9の回転方向には固定されてい
る。転写ローラギヤ3は、画像形成装置の筐体に固定さ
れたソレノイド23(禁止手段)の可動フック22によ
り、回転軸9の長さ方向に変位される。ソレノイド23
は、交流又は直流の励磁コイルに通電して発生する励磁
力で、可動フック22が往復移動する。
【0059】回転軸9の端部には、転写ローラギヤ3が
抜け落ちるのを防止する為の固定具20が設けられ、固
定具20から転写ローラ1までの間に、固定具20から
順に転写ローラギヤ3、バネ21、転写ローラカラー2
が、回転軸9に貫通される状態で取り付けられている。
転写ローラギヤ3及びバネ21は、回転軸9の長さ方向
には移動可能であり、転写ローラカラー2は回転軸9に
固定されている。その他の画像形成装置の構成は、実施
の形態1で説明した画像形成装置の構成(図1、図2)
と同様であるので、同一箇所には同一符号を付して説明
を省略する。
【0060】このような構成の伝動機構10bでは、可
動フック22が、転写ローラギヤ3の固定具20側の面
を引っ掛けて移動し、転写ローラギヤ3を転写ローラカ
ラー2側へ引き付ける。一方、可動フック22が固定具
20側へ移動すると、バネ21の反発力により、転写ロ
ーラギヤ3が、固定具20側へ移動する。感光体ドラム
5及び転写ローラ1間に用紙Pの画像形成領域が有ると
き、可動フック22が固定具20側へ移動して、転写ロ
ーラギヤ3と感光体ドラム5のギヤ8とが噛合する。こ
れにより、駆動ギヤ6により転写ローラギヤ3も回転
し、その回転と共に転写ローラ1も回転する。
【0061】一方、感光体ドラム5及び転写ローラ1間
に用紙Pの画像形成領域が無いとき、可動フック22が
転写ローラギヤ3を引っ掛けて、転写ローラカラー2側
へ移動する。これにより、転写ローラギヤ3と感光体ド
ラム5のギヤ8とが噛合しなくなり、駆動ギヤ6の回転
は転写ローラギヤ3に伝動されない。その為、転写ロー
ラギヤ3は回転せず、転写ローラ1も回転しない。従っ
て、このときの転写ローラ1は、感光体ドラム5との接
触により、感光体ドラム5の回転に従動(従動回転)す
る。その他の画像形成装置の動作は、実施の形態1で説
明した画像形成装置の動作と同様であるので、説明を省
略する。
【0062】尚、上述した伝動機構10bでは、スライ
ド機構が転写ローラ1側に取り付けられているが、図6
に示すように、スライド機構を感光体ドラム5側に取り
付け、伝動機構10cを構成しても、ソレノイド23の
励磁/不励磁の切り替えタイミングは同じであり、画像
形成装置の動作は同様である。伝動機構10cでは、感
光体ドラム5の端部のギヤ7から、感光体ドラム5の他
の端部へ向かって、バネ固定具24、バネ21a及びギ
ヤ8が、この順番で感光体ドラム5により貫通されてい
る。
【0063】バネ固定具24は感光体ドラム5に固定さ
れ、バネ21a及びギヤ8は、感光体ドラム5の軸方向
へ移動可能であり、ギヤ8は、感光体ドラム5の周方向
には固定されている。ギヤ8は、画像形成装置の筐体に
固定されたソレノイド23(禁止手段)の可動フック2
2aにより、感光体ドラム5の軸方向に変位される。そ
の他の伝動機構10cの構成は、上述した伝動機構10
bの構成と同様であるので、同一箇所には同一符号を付
して、説明を省略する。
【0064】このような構成の伝動機構10cでは、可
動フック22aが、ギヤ8のバネ21aの反対側の面を
引っ掛けて移動し、ギヤ8をバネ固定具24側へ引き付
ける。一方、可動フック22aがバネ固定具24の反対
側へ移動すると、バネ21aの反発力により、ギヤ8も
バネ固定具24の反対側へ移動する。感光体ドラム5及
び転写ローラ1間に用紙Pの画像形成領域が有るとき、
可動フック22aがバネ固定具24側へ移動して、感光
体ドラム5のギヤ8と転写ローラギヤ3とが噛合する。
これにより、駆動ギヤ6により転写ローラギヤ3も回転
し、その回転と共に転写ローラ1も回転する。
【0065】一方、感光体ドラム5及び転写ローラ1間
に用紙Pの画像形成領域が無いとき、可動フック22a
がバネ固定具24の反対側へ移動する為、バネ21aの
反発力により、感光体ドラム5のギヤ8もバネ固定具2
4の反対側へ移動し、ギヤ8と転写ローラギヤ3とが噛
合しなくなる。これにより、駆動ギヤ6の回転は転写ロ
ーラギヤ3に伝動されない。その為、転写ローラギヤ3
は回転せず、転写ローラ1も回転しない。従って、この
ときの転写ローラ1は、感光体ドラム5との接触によ
り、感光体ドラム5の回転に従動(従動回転)する。そ
の他の伝動機構10cの動作は、上述した伝動機構10
bの動作と同様であるので、説明を省略する。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る画像形成装置によれば、用
紙のエッジ汚れを防止出来、感光体の磨耗を抑制して寿
命短縮を防止出来、ジッタ等の画質劣化を防止出来る画
像形成装置を実現することが出来る。
【0067】本発明に係る画像形成装置によれば、用紙
のエッジ汚れを防止出来、感光体の磨耗を抑制し、寿命
短縮を防止出来る画像形成装置を実現することが出来
る。
【0068】本発明に係る画像形成装置によれば、用紙
へ転写する際の文字の中抜けが発生し難く、用紙のエッ
ジ汚れを防止出来、また、感光体に対して過度の抵抗を
与えず、感光体の磨耗を抑制し、寿命短縮を防止出来る
画像形成装置を実現することが出来る。
【0069】本発明に係る画像形成装置によれば、転写
部での印字ずれが発生せず、他の部材との接触による未
定着トナーの乱れ及び装置内への飛散が発生せず、用紙
のエッジ汚れを防止出来、感光体の磨耗を抑制し、寿命
短縮を防止出来る画像形成装置を実現することが出来
る。
【0070】本発明に係る画像形成装置によれば、新た
にセンサを設けることなく、用紙のエッジ汚れを防止出
来、感光体の磨耗を抑制し、寿命短縮を防止出来る画像
形成装置を実現することが出来る。
【0071】本発明に係る画像形成装置によれば、用紙
のエッジ汚れを防止出来、感光体の磨耗を抑制し、寿命
短縮を防止出来る画像形成装置を実現することが出来
る。
【0072】本発明に係る画像形成装置によれば、用紙
のエッジ汚れを防止出来、用紙が転写ローラに突入する
際の振動により発生する画像書き込みブレを解消し、感
光体の磨耗を抑制し、寿命短縮を防止出来る画像形成装
置を実現することが出来る。
【0073】本発明に係る画像形成装置によれば、転写
部での印字ずれが発生せず、他の部材との接触による未
定着トナーの乱れ及び装置内への飛散が発生せず、用紙
のエッジ汚れを防止出来、感光体の磨耗を抑制し、寿命
短縮を防止出来る画像形成装置を実現することが出来
る。
【0074】本発明に係る画像形成装置によれば、新た
にセンサを設けることなく、用紙のエッジ汚れを防止出
来、感光体の磨耗を抑制し、寿命短縮を防止出来る画像
形成装置を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の実施の形態の構成
を模式的に示す模式図である。
【図2】画像形成機構の構成を模式的に示す模式図であ
る。
【図3】伝動機構(駆動伝達装置)の構成を示す斜視図
である。
【図4】伝動機構(駆動伝達装置)の構成を示す斜視図
である。
【図5】伝動機構(駆動伝達装置)の構成を示す斜視図
である。
【図6】伝動機構(駆動伝達装置)の構成を示す斜視図
である。
【図7】転写ローラの周速と搬送ベルトの周速との関係
を示す説明図である。
【図8】電磁クラッチをオンにするタイミングを示す説
明図である。
【図9】転写ローラへの印加電圧の印加タイミングを示
すタイミングチャートでる。
【図10】従来の転写ローラへの印加電圧の印加タイミ
ングを示すタイミングチャートでる。
【符号の説明】
1 転写ローラ 3 転写ローラギヤ 4 電磁クラッチ(禁止手段) 5 感光体ドラム(感光体) 6 駆動ギヤ 7,8 ギヤ 9 回転軸(シャフト) 10,10a,10b,10c 伝動機構 11 LSU(露光装置) 12 現像装置 13 帯電装置 15 定着ローラ 16 センサ(検知手段) 17 転写バイアス電源 17a 転写装置 20 固定具 21,21a バネ 22,22a 可動フック 23 ソレノイド(禁止手段) 24 バネ固定具 25 搬送ベルト 73 画像形成機構 80 画像形成部 P 用紙(媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉 英志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岡田 知彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DC04 DE10 ED24 EE02 EE03 ZA01 2H071 CA01 CA05 DA09 2H200 FA08 GA02 GA05 GA16 GA23 GA34 GA44 GB12 GB25 HB12 JA02 JA28 JA29 JB10 JB20 LA15 LA29 NA02 PA03 PA11 PA23 PB12 PB37

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写部材及び感光体が対向配置され、伝
    動機構が、該感光体の回転を該転写部材に伝動し、該転
    写部材が、該転写部材及び感光体間に搬送された媒体上
    に、該感光体上に現像されたトナー像を転写する画像形
    成装置において、 前記転写部材及び感光体間に前記媒体が搬送されたこと
    を検知する検知手段と、該検知手段が、前記媒体が搬送
    されたことを検知しないときは、前記伝動機構の動作を
    禁止する禁止手段とを備えることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 転写部材及び感光体が対向配置され、伝
    動機構が、該感光体の回転を該転写部材に伝動し、該転
    写部材が、該転写部材及び感光体間に搬送された媒体上
    に、該感光体上に現像されたトナー像を転写する画像形
    成装置において、 前記転写部材及び感光体間に搬送された媒体が、媒体の
    先端部及び後端部に設定された画像を形成しない非画像
    領域にあるときは、前記伝動機構の動作を禁止する禁止
    手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記伝動機構が、前記感光体の回転を前
    記転写部材に伝動するとき、該転写部材の周速は、前記
    感光体の周速の略1.01乃至1.05倍とすべくなし
    てある請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記伝動機構が、前記感光体の回転を前
    記転写部材に伝動するとき、該転写部材の周速は、前記
    媒体が次に搬送されるべき定着機構の定着ローラの周速
    と略等しくすべくなしてある請求項1乃至3の何れかに
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は、前記転写部材及び感光
    体の接触部の直前に設けられ、前記媒体を検知する媒体
    センサであり、該媒体センサが、前記媒体を検知した所
    定時間後に、前記転写部材及び感光体間に前記媒体が搬
    送されたと見做すべくなしてある請求項1,3,4の何
    れかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記転写部材へ印加する転写電圧又は転
    写電流は、前記禁止手段のオン/オフに合わせて切り替
    えすべくなしてある請求項1乃至5の何れかに記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記転写電圧又は転写電流は、前記禁止
    手段がオンのときとオフのときとでは、極性が同一であ
    り、絶対値が、前記禁止手段がオフのときの方が大きい
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記伝動機構が、前記感光体の回転を前
    記転写部材に伝動しないときは、該転写部材は、前記媒
    体を引続き搬送すべき搬送ベルトに従動し、前記転写部
    材の周速と該搬送ベルトの周速とは略等しくすべくなし
    てある請求項1乃至7の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記検知手段は、前記転写部材へ印加さ
    れる転写電圧又は転写電流に基づき、前記転写部材及び
    感光体間に前記媒体が搬送されたことを検知すべくなし
    てある請求項1,3,4,8の何れかに記載の画像形成
    装置。
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