JP2003176857A - 噛み合い式歯車装置用フレクススプラインおよびそのフレクススプラインを備えた噛み合い式歯車装置 - Google Patents

噛み合い式歯車装置用フレクススプラインおよびそのフレクススプラインを備えた噛み合い式歯車装置

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JP2003176857A
JP2003176857A JP2001376965A JP2001376965A JP2003176857A JP 2003176857 A JP2003176857 A JP 2003176857A JP 2001376965 A JP2001376965 A JP 2001376965A JP 2001376965 A JP2001376965 A JP 2001376965A JP 2003176857 A JP2003176857 A JP 2003176857A
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Kouyuu Ou
宏猷 王
Toshio Yoshikawa
敏夫 吉川
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーニング角αをなくしまたは減少させ
てフレククスプライン1の歯1cとサーキュラスプライ
ン5の歯5aとが歯幅方向に一様な噛み合い深さとな
り、全歯幅に亘り均等に荷重を受けることができ、正常
な噛み合い状態となって、トルク伝達精度、捩じり剛性
および負荷能力が高められる噛み合い式歯車装置用のフ
レクススプライン1を提供する 【解決手段】 取付部1a、取付部に連続し撓み変形可
能な薄肉の筒部1b、および取付部側から離れた筒部先
端部分に形成された外歯1cを有し、噛み合い式歯車装
置に用いられるフレクススプライン1において、ウェー
ブジェネレータ3挿入前の薄肉の筒部1bが取付部1a
側から外歯1c側に向けて先細りで開き角度θの円錐状
に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噛み合い式歯車装
置(波動歯車装置)に用いるフレクススプラインおよび
そのフレクススプラインを備えた噛み合い式歯車装置
(波動歯車装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】通常ボス部として形成され、出力取出し
部材に連結される取付部、通常ダイヤフラムを介して取
付部に連続し撓み変形可能な薄肉の筒部、および取付部
側から離れた筒部先端部分に形成された外歯を有するフ
レクススプライン、フレクススプラインの外歯に噛み合
い、外歯より僅かに多い歯数の内歯を有するサーキュラ
スプライン、並びに楕円形状に形成されフレクススプラ
インの筒部内側に係合して、フレクススプラインに撓み
変形を与えるウェーブジェネレータを備えた噛み合い式
歯車装置(波動歯車装置)は、従来から広く知られ、特
にハーモニックドライブ(登録商標)の商品名の装置が
よく知られている。
【0003】このようなフレクススプライン1の内円筒
の加工に際しては、通常、フレクススプライン1の歯部
1cと反対側の取付部(ボス部)1aを旋盤などのチャ
ックで把持し、その軸線回りに回転させつつ刃物(バイ
ト)とフレクススプラインとを軸線方向に相対移動させ
て切削加工する。
【0004】このため、従来のフレクススプライン1に
おいては、図4(a)に示すように、薄肉の筒部1bは
直円筒(ストレート)となっている。すなわち、図4
(a)に示すように、取付部(ボス部)1a側の内径d
と薄肉の筒部1b側の内径d とが等しく(d=d
)なっている。なお、これら内径d、内径dは、
後述するサーキュラスプライン5の内歯5aのピッチ円
直径dより小さく設定されている。
【0005】このような従来の噛み合い式歯車装置(波
動歯車装置)においては、通常、フレクススプライン1
を固定したり出力トルクを取り出すため、その取付部
(ボス部)1aは変形し難い構造となっている。一方、
従来の噛み合い式歯車装置においては、特開平6−17
888号公報や実開昭61−173851号公報に見ら
れるように、フレクススプライン1の歯部1cが薄肉の
円筒部1bに形成されており、フレクススプライン1の
外側の歯部1cがサーキュラスプライン5の歯部5aに
噛み合い可能である。
【0006】楕円形状に形成されたカムを有するウェー
ブジェネレータ3が軸受4を介してフレクススプライン
1の筒部1b先端の内径に挿入されており、ウェーブジ
ェネレータ3によりフレククスプライン1は変形され
て、ウェーブジェネレータ3の楕円の長軸が位置したフ
レククスプライン1の歯部1cの半径位置が変形前の半
径位置より外側に位置するようにして、フレクススプラ
イン1の外側の歯部1cがサーキュラスプライン5に噛
み合う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、フレク
ススプライン1の筒部1bが直円筒(ストレート)とな
っているため、内径にウェーブジェネレータ3が挿入さ
れたフレククスプライン1においては、取付部1aは変
形しないのに対して薄肉の円筒部1bの歯部1cはウェ
ーブジェネレータ3により図4(b)に示すように外向
きに拡開されて、変形後のフレククスプライン1の歯ス
ジとサーキュラスプライン5の歯スジとが平行せず、歯
部においてコーニング角αが形成される。
【0008】このため、フレククスプライン1の歯1c
とサーキュラスプライン5の歯5aとの噛み合い深さが
歯幅方向(フレククスプライン1の軸線方向)に異なる
ことになる。このように歯幅方向に噛み合い深さが異な
ることによって、全歯幅に亘り均等に荷重を受けること
ができず、荷重が歯幅の一部分に集中する。通常、フレ
ククスプライン1およびサーキュラスプライン5の歯1
c、5aは平歯車であるが、これら平歯車1c、5a間
に正常な噛み合い状態が得られない。
【0009】更に、上述したフレククスプライン1のコ
ーニング角αの影響によって、ウェーブジェネレータ3
がフレククスプライン1の内径部に、フレククスプライ
ン1の軸線方向に見て、片当たり状態となる。これによ
って、ウェーブジェネレータ3とフレククスプライン1
との間に装着した軸受4の寿命低下を招くとともに、ウ
ェーブジェネレータ3とフレククスプライン1との間の
噛み合い剛性の低下を招く。
【0010】加えて、ウェーブジェネレータ3とフレク
クスプライン1との間に軸受容量の大きいころ軸受を装
着しようとしても、上述のコーニング角αおよびそれに
起因する片当たり状態によって、ころ軸受のころが傾
き、ころの肩部によって軸受の内輪や外輪が摩耗するた
め、適用できない。
【0011】上述した従来技術に付随する種々の問題
は、フレククスプライン1の胴部長さ(軸方向長さ)が
短いほど、著しくなる。
【0012】
【発明の目的】本発明は、上述した従来技術に付随する
問題を解消して、フレククスプライン1とサーキュラス
プライン5との間に形成されるコーニング角αをなくし
または減少させてフレククスプライン1の歯1cとサー
キュラスプライン5の歯5aとが歯幅方向に一様な噛み
合い深さとなり、全歯幅に亘り均等に荷重を受けること
ができ、正常な噛み合い状態となって、トルク伝達精
度、捩じり剛性および負荷能力が高められた噛み合い式
歯車装置(波動歯車装置)用フレククスプライン1を提
供することを目的とする。
【0013】更に、本発明は、このようなフレククスプ
ライン1を備えた噛み合い式歯車装置(波動歯車装置)
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
の目的を、取付部、該取付部に連続し撓み変形可能な薄
肉の筒部、および該取付部側から離れた筒部先端部分に
形成された外歯を有し、噛み合い式歯車装置に用いられ
るフレククスプラインにおいて、前記薄肉の筒部が前記
取付部側から前記外歯側に向けて先細りの円錐状に形成
されていることを特徴とする噛み合い式歯車装置用フレ
ククスプラインにより達成する。
【0015】すなわち、本発明においては、フレクスス
プライン全体の剛性と変形とを考慮して、ウェーブジェ
ネレータを挿入した場合に生じるであろう最大コーニン
グ角αを解析し、自由状態にあるフレクススプラインの
形状として上記コーニング角と反対方向にそのコーニン
グ角より若干小さなテーパ角となる円錐形状を採用し
て、上記テーパ角によりフレクススプラインの歯におけ
るコーニング角αを相殺させて噛み合い状態におけるフ
レクススプラインとサーキュラスプラインとの間のコー
ニング角をなくしまたは減少させるものである。
【0016】この場合に、本発明のフレクススプライン
の薄肉の筒部は、取付部側から外歯側に向けて一様な先
細りの円錐状に形成されていてもよく、または、取付部
側が軸線方向に所定長さに亙り円筒状であり、この円筒
状部分から連続する外歯側部分が先細りの円錐状に形成
されていてもよい。
【0017】なお、本発明の取付部は、多くの場合に出
力取出し部材に連結されるものであり、フレクススプラ
インがカップ形状である場合には、取付部はカップの底
部分(ダイヤフラム)にボス部として形成された突起部
分としてもよい。また、場合によってはフレクススプラ
インが底のない筒形状をしており、取付部は筒部の歯部
と反対側にリング部として形成されていてもよい。
【0018】更にまた、本発明は、このようなフレクク
スプラインを備えた噛み合い式歯車装置を提供する。す
なわち、取付部、該取付部に連続し撓み変形可能な薄肉
の筒部、および該取付部側から離れた筒部先端部分に形
成された外歯を有するフレククスプライン、該フレクク
スプラインの前記外歯に噛み合う内歯を有するサーキュ
ラスプライン5、並びにフレククスプラインに撓み変形
を与えるウェーブジェネレータを備えた噛み合い式歯車
装置において、前記薄肉の筒部が取付部側から外歯側に
向けて先細りの円錐状に形成されているとともに、前記
ウェーブジェネレータはフレククスプラインの内周に当
接する複数列の軸受を備えていることを特徴とし、また
は前記薄肉の筒部が取付部側から外歯側に向けて先細り
の円錐状に形成されているとともに、前記ウェーブジェ
ネレータはフレククスプラインの内周に当接するころ軸
受を備えていることを特徴とする噛み合い式歯車装置で
ある。
【0019】これらの場合にも、フレクススプラインの
薄肉の筒部は、取付部側から外歯側に向けて一様な先細
りの円錐状に形成されていてもよく、または、取付部側
が円筒状であり、円筒状部分から連続する外歯側部分が
先細りの円錐状に形成されていてもよい。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図示した図面を
参照して、本発明を詳細に説明する。図1(a)は、本
発明に係るフレクススプライン1の第1実施例の断面図
を示す。
【0021】フレクススプライン1は疲労強度の高い特
殊鋼でつくられており、図1(a)に示す本実施例のフ
レクススプライン1は底付きのカップ形状をしており、
カップの底部分(ダイヤフラム)1dから突出したボス
部が本発明の取付部1aとなっている。
【0022】取付部1aに底部分(ダイヤフラム)1d
を介して薄肉の筒部1bが連なり、筒部1bの先端の外
側に外歯1cが形成されている。本実施例においては、
筒部1bは、取付部1a側から外歯1c側に向けて一様
な先細りの円錐状に形成されている。
【0023】すなわち、図1(a)に示すように、フレ
クススプライン1の筒部1bの取付部(ボス部)1a側
の内径Dが先端側の内径Dより大きく(D
)なっている。
【0024】ウェーブジェネレータ3を挿入前には、フ
レクススプライン1はウェーブジェネレータ3の長軸を
挿入した時の開き角度を想定してθの角度を持った円錐
状に形成する。この予め形成する角度θは、開き角度の
中間値とすることが好ましく、 θ=〔tan −1{(δ/2)/L}〕/2 で表される。ここに、δ/2はウェーブジェネレータ3
を挿入した時の長軸部での変位量(δ)の半分(片側)
であり、Lはフレクススプラインの胴部長さである。こ
の角度θは、約0.5〜5°で自由に設定可能である。
【0025】また、ウェーブジェネレータ3を挿入前に
は、フレクススプライン1の筒部1bの取付部(ボス
部)1a側の内径Dは従来のフレクススプラインの取
付部(ボス部)1a側の内径dより大きくしてもよい
し、同じでもよい。後者の場合には、フレクススプライ
ン1の外歯1cのピッチ円を大きくする。更に、ウェー
ブジェネレータ3を挿入前には、フレクススプライン1
の筒部1bの取付部(ボス部)1a側の内径Dはサー
キュラスプライン5の内歯5aのピッチ円直径より小さ
い。
【0026】図1(b)は図1(a)に示したフレクス
スプライン1を具備した噛み合い式歯車装置(波動歯車
装置)の断面図を示す。
【0027】フレクススプライン1の筒部1bの先端の
外側に円環状に形成されたサーキュラスプライン5が固
定設置されており、サーキュラスプライン5の内周に形
成された内歯5aがフレクススプライン1の外歯1aに
噛み合い可能である。サーキュラスプライン5に形成さ
れた内歯5aの歯数はフレクススプライン1の外歯1c
の歯数より僅かに多い(実施例では2枚)。
【0028】また、フレクススプライン1の筒部1bの
先端の内側にウェーブジェネレータ3が回転可能に設け
られ、通常、ウェーブジェネレータ3には入力が伝達さ
れる。ウェーブジェネレータ3は楕円形状に形成されカ
ムを有し、楕円形状をしたウェーブジェネレータ3のカ
ム外周に軸受4の内輪が装着され、軸受4の外輪はフレ
クススプライン1の筒部内側に係合可能である。
【0029】ウェーブジェネレータ3を挿入すると、長
軸部において、或る範囲では複数のサーキュラスプライ
ン5の内歯5aとフレクススプライン1の外歯1cとが
噛み合っているが平均的噛み合い位置でのピッチ円がサ
ーキュラスプライン5のピッチ円と一致するように設定
することが好ましい。
【0030】上述のように、ウェーブジェネレータ3
は、楕円形状に形成されたカムと、内輪がカムに装着さ
れるとともに外輪がフレクススプライン1の筒部1b内
側に係合する軸受4からなり、ウェーブジェネレータ3
に入力が伝達されると、軸受4を介して、フレクススプ
ライン1に撓み変形を与える。また、サーキュラスプラ
イン5は、上述のように、フレクススプライン1の外歯
1cに噛み合う内歯5aを有しており、内歯5aの歯数
はフレクススプラインの外歯1cの歯数より僅かに(通
常2枚)多くなっている。
【0031】ウェーブジェネレータ3に入力が伝達され
ると、フレクススプライン1はウェーブジェネレータ3
によって楕円状に撓められ、撓められたフレクススプラ
イン1の楕円の長軸の部分の歯1cがサーキュラスプラ
イン5の歯5aと噛み合い、短軸の部分の歯1cは完全
にサーキュラスプラインの歯5aから離れる。サーキュ
ラスプライン5は上述のように固定されており、ウェー
ブジェネレータ3を一方向(例えば、時計方向)に回転
させると、フレクススプライン1は弾性変形し、フレク
ススプライン1の歯1cとサーキュラスプライン5の歯
5aとの噛み合う位置が順次移動する。ウェーブジェネ
レータ3が時計方向に180°回転すると、フレクスス
プライン1は歯数1枚分だけ反時計方向に移動する。こ
のようにして、ウェーブジェネレータ3が時計方向に1
回転(360°)すると、フレクススプライン1はサー
キュラスプライン5より歯数が2枚少ないため、フレク
ススプライン1は歯数2枚分だけ反時計方向に移動す
る。このようにして、ウェーブジェネレータ3に伝達さ
れた入力は大幅に減速されてフレクススプライン1から
取出される。
【0032】前述したように、従来のフレクススプライ
ン1の筒部1bが直円筒(ストレート)となっているた
め、コーニング角αが形成される。このため、フレクク
スプライン1の歯1cとサーキュラスプライン5の歯5
aとの噛み合い深さが歯幅方向(フレククスプライン1
の軸線方向)に異なることになる。このように歯幅方向
に噛み合い深さが異なることによって、全歯幅に亘り均
等に荷重を受けることができず、荷重が歯幅の一部分に
集中する。通常、フレククスプライン1およびサーキュ
ラスプライン5の歯1c、5aは平歯車であるが、これ
ら平歯車間に正常な噛み合い状態が得られないという問
題があった。
【0033】このような従来技術に付随する問題を解決
するために、本発明においては、フレクススプライン1
全体の剛性と変形とを考慮して、ウェーブジェネレータ
3を挿入した場合に生じるであろう最大コーニング角α
を解析し、自由状態にあるフレクススプライン1の形状
として、図1(a)に示すように、上記コーニング角α
と反対方向にそのコーニング角αとほぼ同じ大きさのテ
ーパ角θとなる円錐形状を採用して、上記テーパ角θに
よりフレクススプラインの歯におけるコーニング角αを
相殺させて噛み合い状態におけるフレクススプライン1
とサーキュラスプライン5との間のコーニング角αをな
くしまたは減少させるものである。
【0034】本発明によれば、フレククスプライン1と
サーキュラスプライン5との間に形成されるコーニング
角αをなくしまたは減少させており、図1(b)に示す
ように、フレククスプライン1の歯1cとサーキュラス
プライン5の歯5aとが歯幅方向に一様な噛み合い深さ
となり、全歯幅に亘り均等に荷重を受けることができ、
正常な噛み合い状態となって、トルク伝達精度、捩じり
剛性および負荷能力が高められた噛み合い式歯車装置
(波動歯車装置)が提供される。
【0035】また、本発明によれば、フレククスプライ
ン1の歯1cとサーキュラスプライン5の歯5aとが歯
幅方向に一様な噛み合い深さとなるので、図1(c)に
示すように、ウェーブジェネレータ3のカムの外周に、
フレクススプライン1の内周に当接する軸受4、4を複
数列(図示した実施例では2列)を装着することがで
き、このようにした場合にも、各軸受4、4に均等に荷
重を受けることができ、正常な噛み合い状態となる。
【0036】本発明に係るフレクススプライン1の第2
実施例の断面図を図2(a)に示す。前述した第1実施
例のフレクススプライン1の薄肉の筒部1bは、取付部
1a側から外歯1c側に向けて一様な先細りの円錐状に
形成されていたが、図2(a)に示す第2実施例のフレ
クススプライン1は、取付部1a側が軸線方向に所定長
さlに亙り円筒状(内径D1)であり、この円筒状部分
から連続する外歯側部分1bが先細りの円錐状に形成さ
れている(先端部の内径D2)。この実施例のフレクス
スプライン1の寸法の設定は前述した実施例と同様に行
なう。なお、この実施例では、フレクススプライン1の
胴部長さLは円錐形状となっている部分の長さとする。
従って、この実施例においては、予め形成する角度θ
は、前述した実施例の場合よりも大きめになる。
【0037】図2(a)に示す第2実施例のフレクスス
プライン1を用い、前述した図1(b)と同様にして、
第2実施例のフレクススプライン1を具備した噛み合い
式歯車装置(波動歯車装置)が得られる(図2(b)参
照)。そして、ウェーブジェネレータ3に伝達された入
力は大幅に減速されてフレクススプライン1から取出さ
れる。
【0038】前述した実施例と同様に、本実施例によれ
ば、フレククスプライン1とサーキュラスプライン5と
の間に形成されるコーニング角αをなくしまたは減少さ
せており、図2(b)に示すように、フレククスプライ
ン1の歯1cとサーキュラスプライン5の歯5aとが歯
幅方向に一様な噛み合い深さとなり、全歯幅に亘り均等
に荷重を受けることができ、正常な噛み合い状態となっ
て、トルク伝達精度、捩じり剛性および負荷能力が高め
られた噛み合い式歯車装置(波動歯車装置)が提供され
る。
【0039】また、本実施例によれば、フレククスプラ
イン1の歯1cとサーキュラスプライン5の歯5aとが
歯幅方向に一様な噛み合い深さとなるので、図1(c)
に示す実施例と同様に、ウェーブジェネレータ3のカム
の外周に、フレクススプライン1の内周に当接する軸受
4を複数列(図示した実施例では2列)装着して各軸受
に均等に荷重を受け、正常な噛み合い状態とすることも
できる。
【0040】更に、複数列の軸受4、4に代えて、図2
(c)に示すように、ウェーブジェネレータ3のカムの
外周にフレクススプライン1の内周に当接するころ軸受
4′を装着してもよい。フレククスプライン1の歯1c
とサーキュラスプライン5の歯5aとが歯幅方向に一様
な噛み合い深さとなり、全歯幅に亘り均等に荷重を受け
ることができ、正常な噛み合い状態となるので、ころ軸
受4′を用いた場合にも、ころ軸受4′のころの肩部に
よって内輪や外輪が摩耗することがなく、トルク伝達精
度、捩じり剛性および負荷能力が高められた噛み合い式
歯車装置(波動歯車装置)が提供される。
【0041】なお、上述した図1(c)に示した実施例
においても、複数列の軸受4、4に代えて、ころ軸受
4′を用いてもよい。
【0042】上述した第1および第2実施例において
は、フレクススプライン1がカップ形状であり、取付部
1aはカップの底部分にボス部として形成された突起部
分であったが、本発明はフレクススプライン1が底のな
い筒形状をしている場合にも適用でき、この場合には、
図3(a)および(b)に示すように、取付部1aは筒
部1bの歯部1cと反対側の端部の外周に環状のリング
部として形成される。なお、図3(a)は一様な先細り
の円錐状に形成され底のない筒形状をしたフレククスプ
ライン1の断面図であり、図3(b)は図3(a)に示
すフレクススプライン1を具備した噛み合い式歯車装置
(波動歯車装置)の断面図である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、前述した従来技術に付
随する問題が解消され、フレククスプライン1とサーキ
ュラスプライン5との間に形成されるコーニング角αを
なくしまたは減少させてフレククスプライン1の歯1c
とサーキュラスプライン5の歯5aとが歯幅方向に一様
な噛み合い深さとなり、全歯幅に亘り均等に荷重を受け
ることができ、正常な噛み合い状態となって、トルク伝
達精度、捩じり剛性および負荷能力が高められた噛み合
い式歯車装置(波動歯車装置)用フレククスプライン1
が提供される。
【0044】更に、本発明によれば、このようなフレク
クスプライン1を備えた噛み合い式歯車装置(波動歯車
装置)が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示し、(a)は一様な先
細りの円錐状に形成されたカップ形状フレククスプライ
ンの断面図、(b)は(a)に示すフレククスプライン
を具備した噛み合い式歯車装置(波動歯車装置)の一実
施例の断面図、(c)は(a)に示すフレククスプライ
ンを具備した噛み合い式歯車装置(波動歯車装置)の別
の実施例の断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示し、(a)は取付部側
が軸線方向に所定長さに亙り円筒状であり、この円筒状
部分から連続する外歯側部分が先細りの円錐状に形成さ
れたカップ形状フレククスプラインの断面図、(b)は
(a)に示すフレククスプラインを具備した噛み合い式
歯車装置(波動歯車装置)の一実施例の断面図、(c)
は(a)に示すフレククスプラインを具備した噛み合い
式歯車装置(波動歯車装置)の別の実施例の断面図であ
る。
【図3】本発明の別の実施例を示し、(a)は一様な先
細りの円錐状に形成され底のない筒形状をしたフレクク
スプラインの断面図、(b)は(a)に示すフレクスス
プラインを具備した噛み合い式歯車装置(波動歯車装
置)の断面図である。
【図4】従来装置の一例を示し、(a)はフレククスプ
ラインの断面図、(b)は(a)に示すフレクススプラ
インを具備した噛み合い式歯車装置(波動歯車装置)の
断面図である。
【符号の説明】
1 フレクススプライン 1a 取付部 1b 筒部 1c 外歯 3 ウェーブジェネレータ 4 軸受 4′ ころ軸受 5 サーキュラスプライン 5a 内歯 α コーニング角 d 従来のフレクススプラインの筒部の取付部側の内
径 d 従来のフレクススプラインの筒部の先端側の内径 D 本発明のフレクススプラインの筒部の取付部側の
内径 D 本発明のフレクススプラインの筒部の先端側の内
径 θ フレクススプラインに予め形成する開き角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部、該取付部に連続し撓み変形可能
    な薄肉の筒部、および該取付部側から離れた筒部先端部
    分に形成された外歯を有し、噛み合い式歯車装置に用い
    られるフレクススプラインにおいて、 前記薄肉の筒部が前記取付部側から前記外歯側に向けて
    先細りの円錐状に形成されていることを特徴とする噛み
    合い式歯車装置用フレクススプライン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、薄肉の筒部は取付部
    側が直円筒状であり、該円筒状部分から連続する外歯側
    部分が先細りの円錐状からなることを特徴とする噛み合
    い式歯車装置用フレクススプライン。
  3. 【請求項3】 取付部、該取付部に連続し撓み変形可能
    な薄肉の筒部、および該取付部側から離れた筒部先端部
    分に形成された外歯を有するフレクススプライン、該フ
    レクススプラインの前記外歯に噛み合う内歯を有するサ
    ーキュラスプライン、並びにフレクススプラインに撓み
    変形を与えるウェーブジェネレータを備えた噛み合い式
    歯車装置において、 前記薄肉の筒部が取付部側から外歯側に向けて先細りの
    円錐状に形成されているとともに、前記ウェーブジェネ
    レータはフレクススプラインの内周に当接する複数列の
    軸受を備えていることを特徴とする噛み合い式歯車装
    置。
  4. 【請求項4】 取付部、該取付部に連続し撓み変形可能
    な薄肉の筒部、および該取付部側から離れた筒部先端部
    分に形成された外歯を有するフレクススプライン、該フ
    レクススプラインの前記外歯に噛み合う内歯を有するサ
    ーキュラスプライン、並びにフレクススプラインに撓み
    変形を与えるウェーブジェネレータを備えた噛み合い式
    歯車装置において、 前記薄肉の筒部が取付部側から外歯側に向けて先細りの
    円錐状に形成されているとともに、前記ウェーブジェネ
    レータはフレクススプラインの内周に当接するころ軸受
    を備えていることを特徴とする噛み合い式歯車装置。
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