JP2003175896A - 舵面の故障・損傷検出装置 - Google Patents

舵面の故障・損傷検出装置

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JP2003175896A
JP2003175896A JP2001375227A JP2001375227A JP2003175896A JP 2003175896 A JP2003175896 A JP 2003175896A JP 2001375227 A JP2001375227 A JP 2001375227A JP 2001375227 A JP2001375227 A JP 2001375227A JP 2003175896 A JP2003175896 A JP 2003175896A
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estimator
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estimated
damage
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敬太 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 舵面の故障・損傷検出装置に関し、耐ノイズ
性に優れ、高い応答性を有する高精度な検出を可能とす
る。 【解決手段】 センサ情報10が舵面の故障・損傷検出
装置1のMSLS推定器11に取り込まれ、逐次最小二
乗法によりピッチング、ローリング、ヨーイングの各モ
ーメント係数が推定され、これらの推定値はNN推定器
12へ取り込まれ、ニューラルネットワークを用いて更
に高精度に各モーメント係数が推定される。NN推定器
12での推定値は飛行制御のためのフライトコントロー
ルシステム3へ出力されると共に、表示装置2へ出力さ
れる。MSLS、NN両推定器11,12を組合せるこ
とにより、高応答性で高精度の検出を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は舵面の故障・損傷検
出装置に関し、飛行中の航空機の舵面の故障や損傷を検
出し、舵面の損傷個所の特定、損傷の程度を検知する装
置である。
【0002】
【従来の技術】航空機の飛行中に何らかの故障、損傷が
発生した場合に、これに対処可能な耐故障性を持たせた
飛行制御系が必要であり、近年、この分野での研究開発
が進められている。このような飛行制御系を設計する場
合、航空機に発生した異常を検出し、分離してその程度
を把握し、飛行制御系へこれらの情報を与えることが必
要となる。
【0003】近年、欧米において、研究されている方法
には、解析的な方法や、光ファイバや配線を機体に布設
し直接的に異常を検知する方法があるが、特に注目され
ている方法は、MSLS (Modified Sequential Least
Squares) /逐次最小二乗法を用いた手法と、NN(Ne
ural Network)/ニューラルネットワークを用いた手法
である。次に、これら両手法の概要について図7により
説明する。
【0004】図7(a)は、MSLS法を示し、角速度
計、角加速度検出器や舵角センサからのセンサ情報10
をMSLS推定器41へ取込み、ピッチング、ローリン
グ、ヨーイングの各モーメント係数を計算し、これらの
モーメント値の異常から舵面の故障個所や損傷の程度を
推定し、故障・損傷同定結果43を得て、これらの結果
をフライトコントロールシステムへ送り、飛行制御に供
されるものである。このような方法では応答性が良いが
ノイズに弱い欠点があり、又、類似の動きをする舵面が
存在する場合には、識別できず、正確な検出ができない
欠点を有している。
【0005】又、図7(b)は、NN法を示し、角速度
計、角加速度検出器や舵角センサからのセンサ情報10
をNN推定器42へ取込み、ニューラルネットワーク手
法によりピッチング、ローリング、ヨーイングのモーメ
ント係数を計算し、これらモーメント値の異常から舵面
の故障個所や損傷の程度を推定し、故障・損傷同定結果
43を得るものである。このような方法では、検出に時
間がかかり応答性が悪く、又、類似の故障が生じ、冗長
舵面が存在する場合には、上記MSLS法と同様に判別
が困難との欠点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
舵面の故障・損傷の検出方法において、MSLS法では
応答性が良いがノイズに弱く、又、NN法では応答性が
悪く検出に時間がかかり過ぎていた。又、両方法共に、
舵面の動きにより類似の機体運動応答が生じる、いわゆ
る冗長舵面が存在する場合には、判定が困難であり、誤
検出をまねく恐れがあった。
【0007】そこで本発明は、従来から研究されている
種々の方法を持つ利点を活用し、欠点を補うように融合
することにより、耐ノイズ性に優れ、誤検出が少なく、
高精度で故障や損傷が検出でき、高い応答性で検出時間
を短くでき、かつ機体運動に対して同じような応答を示
す舵面においても故障や損傷の検出が可能な舵面の故障
・損傷検出装置を提供することを課題としてなされたも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために次の手段を提供する。
【0009】(1)角速度、角加速度、舵角の各信号を
取込み逐次最小二乗法により機体の運動状態量に関する
ピッチング、ローリング、ヨーイングの各モーメント係
数を演算して推定するMSLS推定器と、同MSLS推
定器の推定したモーメント係数を取込みニューラルネッ
トワーク法により更に演算を行い最新のモーメント係数
を推定して出力するNN推定器とを備えてなり、前記N
N推定器で推定した最新のモーメント係数により舵面の
故障、損傷の状況を判定することを特徴とする舵面の故
障・損傷検出装置。
【0010】(2) 前記NN推定器の推定した各モー
メント係数値を取込み、各モーメント係数が故障に相当
する場合には故障の確認信号を出力する確認操舵器を付
加したことを特徴とする(1)記載の舵面の故障・損傷
検出装置。
【0011】(3)前記NN推定器の推定した各モーメ
ント係数を取込み、各モーメント係数が故障の場合には
フラグを出力する舵面故障フラグ判定器を付加したこと
を特徴とする(1)記載の舵面の故障・損傷検出装置。
【0012】(4)前記NN推定器で推定した結果を表
示する表示装置を備えたことを特徴とする(1)から
(3)のいずれかに記載の舵面の故障・損傷検出装置。
【0013】本発明の(1)においては、MSLS推定
器により角速度、角加速度、舵角の各信号から逐次最小
二乗法を用いて機体及び翼の各舵面のピッチング、ロー
リング、ヨーイングのモーメント係数が演算により求め
られる。MSLS推定器では、従来から応答性が良いが
精度が悪い欠点があったが、本発明では、この推定した
結果を、更にNN推定器に入力し、NN推定器でニュー
ラルネットワークの手法により、応答性を確保するよう
なネットワークを構築して、更にモーメント係数を高精
度に演算して算出する。このNN推定器の算出結果を用
いて航空機の飛行中の舵面が故障したか否か、又は損傷
の程度を推定するので、耐ノイズ性に優れ、高い応答性
を有する高精度な検出が可能となる。
【0014】本発明の(2)では、故障した場合に、確
認操舵器が確認のための信号を出力するので、機体運動
に対して同じような応答を示す舵面が存在するような場
合にも、誤検出を防止することができる。
【0015】本発明の(3)では、故障した場合に、舵
面故障フラグ判定器が故障を判定してフラグ信号を出力
するので舵面の故障が迅速に認識できる。
【0016】本発明の(4)では、NN推定器で推定し
た結果が表示装置に表示されるので、故障・損傷の推
定、評価が容易になされる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて具体的に説明する。図1は本発明の実施
の第1形態に係る舵面の故障・損傷検出装置の全体構成
図である。図において、1は舵面故障・損傷検出装置で
あり、MSLS(Modified Sequential Least Squares
/逐次最小二乗法)推定器11とNN(Neural Network
/ニューラルネットワーク)推定器12から構成されて
いる。2は表示装置であり、舵面故障・損傷検出装置1
で推定した結果を故障・損傷同定結果14として表示す
るものである。3はフライトコントロールシステムであ
り、航空機の飛行を制御するシステムである。10はセ
ンサ情報であり、機体の角速度計、角加速度検出器、フ
ラップ、エルロン、等の舵角センサからのセンサ検出信
号であり、MSLS推定器11へ入力される。
【0018】上記構成の装置においては、センサ情報1
0が舵面故障・損傷検出装置1に入力される。舵面故障
・損傷検出装置1では、センサ情報10に基いて後述す
るように、MSLS推定器11により機体の運動状態量
であるピッチングモーメント、ローリングモーメント、
ヨーイングモーメントの各係数MX ,LX ,NX を求
め、その算出結果を出力する。
【0019】MSLS推定器11で推定した出力MX
X ,NX は、NN推定器12に入力され、NN推定器
12において、これら推定された値を後述するニューラ
ルネットワークの手法によって推定し、故障個所や損傷
の程度を示す推定値としてピッチングモーメント係数
M’X 、ローリングモーメント係数L’X 、ヨーイング
モーメント係数N’X を出力する。これら出力された
M’X ,L’X ,N’X の値は、飛行制御用としてフラ
イトコントロールシステム3へ与えられると共に、表示
装置2へ故障・損傷同定結果14として入力される。
【0020】なお、このNN推定器12は従来のニュー
ラルネットワーク手法を改良したもので、図3に示すネ
ットワークが適用されている。
【0021】図2は図1で説明した実施の第1形態の詳
細を示す構成図である。図において、センサ情報10と
しては、エアーデータセンサの角速度計、舵角センサの
検出信号と角加速度検出器からの検出信号からなり、こ
れら信号が入力される。MSLS推定器11では公知の
手法により、次の数1に示すような演算により各要素
α,β,p,q,r,δi におけるモーメント係数を算
出する。ここで、X=α,β,p,q,r,δi 、とす
るとピッチングモーメント係数MX 、ローリングモーメ
ント係数LX 、ヨーイングモーメント係数NX が、それ
ぞれ求められる。
【0022】添え字のX=α,β,p,q,rは機体の
運動状態量を示す係数であり、X=δi は舵面の舵角を
表し、i=1,2,3,……は舵面の種類を示すもので
ある。
【0023】
【数1】
【0024】次に、MSLS推定器11の出力値MX
X ,NX は、更に精度を高めるために、NN推定器1
2へ入力される。即ち、推定値MX はNNピッチ軸推定
器12aへ、LX はNNロール軸推定器12bへ、NX
はNNヨー軸推定器12cへ、それぞれ取り込まれ、図
3に示すニューラルネットワークの手法によりそれぞれ
のMX ,LX ,NX の算出値が、より高精度に演算さ
れ、ピッチングモーメント係数M’X 、ローリングモー
メント係数L’X 、ヨーイングモーメント係数N’X
算出される。これらモーメント係数M’X ,L’X
N’X はMSLS推定器の出力より高精度な値となって
算出される。これら算出値はそれぞれ正常な値と比較す
ることにより、所定の値以上差があれば故障と推定さ
れ、その差に応じて損傷の程度も推定できるものであ
る。
【0025】上記図3において、図ではNNピッチ軸推
定器12aの内容のみを示しており、ロール軸、ヨー軸
についても同様であるので、これらは省略している。図
中の入力層、隠れ層、出力層での各演算の内容は次の数
2に示すように行なわれる。この演算は従来のニューラ
ルネットワークの手法よりも高速で演算でき、応答性が
良好となるように改良されている。
【0026】
【数2】
【0027】上記の実施の第1形態においては、NN推
定器12で推定されたピッチングモーメント係数
M’X 、ローリングモーメント係数L’X 、ヨーイング
モーメント係数N’X のX=α,β,p,q,rの値
により機体全体の運動状態がわかり、これらの係数が異
常であれば、機体に何らかの損傷があることを推定でき
る。又、X=δi (iはフラップ、エルロン、ラダー、
等の舵面の種類を示す)は舵角の状態を示す係数であ
り、この係数M’X ,L’X ,N’X (X=δi)の異
常より舵面の故障や損傷を推定することができる。
【0028】上記に説明の実施の第1形態によれば、解
析的な方法で舵面の故障・損傷を検出する装置であり、
MSLS法とNN法とを組合せ、MSLS推定器11に
おいて精度が良くないが速い応答度で演算を行って航空
機の飛行中のモーメント係数MX ,LX ,NX を求め、
更にこの結果をNN推定器12において、従来のニュー
ラルネットワークの手法を改良して応答性を確保するよ
うにして高精度な演算を行うように構成し高精度なモー
メント係数M’X ,L’X ,N’X として出力するの
で、耐ノイズ性も確保し、高い応答性を有する高精度な
舵面の故障・損傷の検出が可能となるものである。
【0029】図4は本発明の実施の第2形態に係る舵面
の故障・損傷検出装置の構成図である。本実施の第2形
態においては、図1に示す実施の第1形態の舵面故障・
損傷検出装置に確認操舵器13を付加して舵面故障・損
傷検出装置21とした構成であり、その他の構成は図1
〜図3に示す実施の第1形態と同じである。
【0030】図4において、確認操舵器13にはNN推
定器12で推定されたピッチングモーメント係数
M’X 、ローリングモーメント係数L’X 、ヨーイング
モーメント係数N’X がそれぞれ取り込まれ、各ロー
ル、ピッチ、ヨーの運動において故障と推定される場合
に信号δi を出力する。このδi の信号は、飛行制御の
ためのフライトコントロールシステム3へ出力される。
【0031】図5は上記に説明した実施の第2形態にお
ける確認操舵器13の詳細な構成図であり、確認操舵器
13は舵面を動かすための信号を出すシグナルジェネレ
ータ13aと、故障の場合にのみコマンドを出力する演
算部であるTkern 13bとから構成されている。Tkern
13bはNN推定器12からの出力M’X ,L’X
N’X の信号を取込み、シグナルジェネレータ13aか
らの信号を入力して次の数3に示す演算を行い、舵面を
動かした時、機体が運動しないような出力値を算出す
る。この時、この出力信号によって舵面が積極的に動く
ことからどの舵面が故障や損傷しているかの検出を容易
にする。
【0032】
【数3】
【0033】以上説明の実施の第2形態によれば、実施
の第1形態と同じように、MSLS推定器11とNN推
定器12とを組合せて、耐ノイズ性に優れ、高い応答性
を有して高精度な故障・損傷が検出可能となり、更に、
確認操舵器13を設けたことにより、同じような動きを
する複数の舵面が存在したとしても故障・損傷舵面の検
出を可能とするものである。
【0034】図6は本発明の実施の第3形態に係る舵面
故障・損傷検出装置の構成図である。図において、本実
施の第3形態においては、図1に示す実施の第1形態の
舵面故障・損傷検出装置において舵面故障フラグ判定器
15を付加して舵面故障・損傷検出装置31とした構成
であり、その他の構成は図1〜図3に示す実施の第1形
態と同じである。
【0035】図6において、舵面故障フラグ判定器15
はNN推定器12の出力M’X ,L’X ,N’X を受
け、X=α,q,β,p,r,δi におけるそれぞれの
要素のモーメント係数を正常な基準値と比較し、故障や
損傷があるか、ないかの判定を行い、故障の場合にはフ
ラグを出力し、これを表示装置2へ表示して警報をする
構成としたものである。
【0036】上記に説明の実施の第3形態においては、
実施の第1,第2形態と同じように、MSLS推定器1
1とNN推定器12とを組合せて耐ノイズ性に優れ、高
い応答性を有して、舵面の高精度な故障・損傷が検出可
能となり、更に、舵面故障フラグ判定器15を設けたこ
とにより、舵面の故障、損傷がフラグにより表示され、
故障の発生が迅速に認識できるものである。
【0037】
【発明の効果】本発明の舵面の故障・損傷検出装置は、
(1)角速度、角加速度、舵角の各信号を取込み逐次最
小二乗法により機体の運動状態量に関するピッチング、
ローリング、ヨーイングの各モーメント係数を演算して
推定するMSLS推定器と、同MSLS推定器の推定し
たモーメント係数を取込みニューラルネットワーク法に
より更に演算を行い最新のモーメント係数を推定して出
力するNN推定器とを備えてなり、前記NN推定器で推
定した最新のモーメント係数により舵面の故障、損傷の
状況を判定することを特徴としている。
【0038】上記の構成により、MSLS推定器では、
従来から応答性が良いが精度が悪い欠点があったが、本
発明では、この推定した結果を、更にNN推定器に入力
し、NN推定器でニューラルネットワークの手法によ
り、更にモーメント係数を高精度に演算して算出する。
このNN推定器の算出結果を用いて航空機の飛行中の舵
面が故障したか否か、又は損傷の程度を推定するので、
耐ノイズ性に優れ、高い応答性を有する高精度な検出が
可能となる。
【0039】本発明の(2)では、故障した場合に、確
認操舵器が確認のための信号を出力するので同じような
動作の舵面が存在するような場合にも、誤検出を防止す
ることができる。
【0040】本発明の(3)では、故障した場合に、舵
面故障フラグ判定器が故障を判定してフラグ信号を出力
するので舵面の故障が迅速に認識される。
【0041】本発明の(4)では、NN推定器で推定し
た結果が表示装置に表示されるので、故障・損傷の推
定、評価が容易になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る舵面の故障・損
傷検出装置の全体構成図である。
【図2】図1に示す実施の第1形態に係るMSLS推定
器、NN推定器の詳細な構成図である。
【図3】本発明の実施の第1〜第3形態におけるNN推
定器で実施される演算の構成図である。
【図4】本発明の実施の第2形態に係る舵面の故障・損
傷検出装置の全体構成図である。
【図5】図4に示す確認操舵器の内部構成図である。
【図6】本発明の実施の第3形態に係る舵面の故障・損
傷検出装置の全体構成図である。
【図7】従来の舵面故障・損傷の推定方法を示し、
(a)はMSLS推定、(b)はNN推定の方法を、そ
れぞれ示す構成図である。
【符号の説明】
1,21,31 舵面故障・損傷検出装置 2 表示装置 3 フライトコントロールシステム 10 センサ情報 10a エアーデータセンサ 10b 角加速度検出器 11,41 MSLS推定器 12,42 NN推定器 13, 確認操舵器 13a シグナルジェネレータ 13b Tkern 14 故障・損傷同定結果 15 舵面故障フラグ判定器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角速度、角加速度、舵角の各信号を取込
    み逐次最小二乗法により機体の運動状態量に関するピッ
    チング、ローリング、ヨーイングの各モーメント係数を
    演算して推定するMSLS推定器と、同MSLS推定器
    の推定したモーメント係数を取込みニューラルネットワ
    ーク法により更に演算を行い最新のモーメント係数を推
    定して出力するNN推定器とを備えてなり、前記NN推
    定器で推定した最新のモーメント係数により舵面の故
    障、損傷の状況を判定することを特徴とする舵面の故障
    ・損傷検出装置。
  2. 【請求項2】 前記NN推定器の推定した各モーメント
    係数値を取込み、各モーメント係数が故障に相当する場
    合には故障の確認信号を出力する確認操舵器を付加した
    ことを特徴とする請求項1記載の舵面の故障・損傷検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記NN推定器の推定した各モーメント
    係数を取込み、各モーメント係数が故障の場合にはフラ
    グを出力する舵面故障フラグ判定器を付加したことを特
    徴とする請求項1記載の舵面の故障・損傷検出装置。
  4. 【請求項4】 前記NN推定器で推定した結果を表示す
    る表示装置を備えたことを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載の舵面の故障・損傷検出装置。
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