JP2003175562A - 建材用積層体 - Google Patents

建材用積層体

Info

Publication number
JP2003175562A
JP2003175562A JP2001379342A JP2001379342A JP2003175562A JP 2003175562 A JP2003175562 A JP 2003175562A JP 2001379342 A JP2001379342 A JP 2001379342A JP 2001379342 A JP2001379342 A JP 2001379342A JP 2003175562 A JP2003175562 A JP 2003175562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
base material
laminate
mass
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001379342A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyunko Takada
潤子 高田
Yoshihiko Sugioka
佳彦 杉岡
Itsuo Hiramatsu
五男 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP2001379342A priority Critical patent/JP2003175562A/ja
Publication of JP2003175562A publication Critical patent/JP2003175562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維強化プラスチックを含有する廃材を原料
として用いた合成樹脂製の基材を備えていても、無機塗
料の剥離を十分に防止することができ、長期利用に耐え
得る十分な耐久性を得ることのできる建材用積層体の提
供。 【解決手段】 建材用積層体10は、合成樹脂製の基材
層2と、無機塗料層6と、基材層2と無機塗料層6との
間に配置されたアクリルシリコン樹脂系エマルションを
含有する中間層4とを有する。基材層は、繊維強化プラ
スチックを含有する廃材を原料としており、繊維強化プ
ラスチックと熱可塑性樹脂とを含有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建材用積層体に関
し、より詳細には、住宅外壁、住宅床、新生瓦、浴室
壁、フェンス、デッキ、雨戸、サッシ、化粧幕板などに
用いられる外表面に無機塗料からなる層がコーティング
された建材用積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅外壁、住宅床、新生瓦、
浴室壁、フェンス、デッキ、雨戸、サッシ、化粧幕板な
どにはセメント系(セラミクス系)の建材用積層体が広
く用いられる。一般に、このような建材用積層体には耐
候性や意匠性等を向上させるべく表面塗装が行われる
が、セメント系の建材用積層体の表面は無機質物とのな
じみが良いため、該表面を塗装する場合、有機塗料と比
べて特に耐候性及び耐久性が高くメンテナンスが容易な
無機系塗料による塗装が行われる。
【0003】しかし、セメント系の建材用積層体を製造
するためには養生などが必要で製造に時間とコストがか
かり、また、セメント系の建材用積層体は重量物である
ため運搬や施工において種々の制約を伴うという問題が
あった。又、衝撃等により破損しやすいという問題もあ
った。そこで、セメント系建材の代替物として製造が容
易で、より軽量な基材を用いた建材用積層体の開発の検
討が行われている。
【0004】そして、より軽量な基材としては、資源の
有効利用や製造コストの削減などの観点から、繊維強化
プラスチック(以下、FRPという)、メラミン系樹
脂、フェノール系樹脂等の熱硬化性樹脂製品の廃棄物、
ガラス製品、セメント製品、陶磁器製品の等の廃棄物を
構成材料の一部として利用した基材の検討がなされてい
る。なお、この場合には、基材を形成する際に、廃材に
対してバインダとなる熱可塑性樹脂(例えば、ポリプロ
ピレン等)を混合して形成する必要がある。
【0005】建材用積層体としては、従来より、合成樹
脂からなる基材に対しこれに馴染みの良い(親和性の高
い)有機塗料を用いて基材の表面を加飾した積層体が多
く知られている。また、特開昭62−259837号公
報には、繊維強化プラスチック(以下、FRPというこ
とがある)からなる基材と、無機塗料との間にシランカ
ップリング材からなる層を配置させて、無機塗料の密着
力を向上させることを意図した建材用積層体が提案され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、FRP
等の合成樹脂からなる基材の表面を有機塗料によって塗
装した建材用積層体の場合には、耐候性の点で問題があ
り、数年〜5年程度で有機塗料が劣化し、その度に再塗
装が必要になるという問題があった。一方、FRP等の
合成樹脂からなる基材の表面に有機塗料にかえて無機塗
料を塗布した建材用積層体については、耐候性は向上す
るが、合成樹脂製の基材と無機塗料との馴染みが悪く、
温冷の繰り返し(建材用積層体が置かれる環境の温度の
変化)により基材と無機塗料の熱膨張率が異なるため無
機塗料が剥離することがあった。
【0007】更に、FRPのみからなる基材を使用した
特開昭62−259837号公報に記載の建材用積層体
の場合には、シランカップリング材からなる層を配置す
ることにより、無機塗料の密着力を向上させることがで
きるが、上述の廃棄物と熱可塑性樹脂と構成材料として
を含む基材を使用した場合には、シランカップリング材
からなる層と基材との密着性が不十分であった。また、
シランカップリング材からなる層を使用せず、廃棄物と
熱可塑性樹脂と構成材料としてを含む基材に無機塗料を
直接塗布することは熱可塑性樹脂に対する無機塗料の密
着性が低いため不可能であった。
【0008】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みてなされたものであり、廃材と熱可塑性樹脂を含んだ
基材を用いても無機塗料の剥離を十分に防止することが
でき、長期利用に耐え得る十分な耐久性を得ることので
きる建材用積層体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、建材用積層体にお
いて、基材と無機塗料との熱膨張差を緩和することがで
き、かつ、無機塗料の構成材料と反応することのできる
アミノ基、アルコール基又はシラノール基を有するポリ
マーを含有する層を、廃材と熱可塑性樹脂とを含有する
基材層と無機塗料層との間に配置することにより、廃材
と熱可塑性樹脂を含んだ基材を用いても、長期にわたっ
て無機塗料の剥離を十分に防止することができることを
見出し、本発明に到達した。
【0010】すなわち、本発明は、主成分となる廃材
と、バインダーとなる熱可塑性樹脂とを含有する基材層
と、無機塗料からなる無機塗料層と、基材層と無機塗料
層との間に配置されており、アクリルシリコン樹脂系エ
マルションを含有する中間層と、を有することを特徴と
する建材用積層体を提供する。
【0011】上記の中間層は、基材層との密着性に優れ
ているとともに無機塗料層との密着性にも優れている。
また、従来は、合成樹脂製の基材層を用いた場合、基材
層の熱膨張係数が大きく基材層表面には親水性官能基が
無いため、耐候性に優れた無機塗料を使用することが困
難であり、この代りに耐候性に劣るウレタン系樹脂、ア
クリル系樹脂などの有機塗料を使用していたが、本発明
においては耐候性に優れた無機塗料を使用することが容
易にできる。そして、無機塗料からなる無機塗料層は有
機塗料からなる層と比べてメンテナンスが容易である。
【0012】そのため、繊維強化プラスチックを含有す
る廃材を原料として用いた合成樹脂製の基材を備えてい
ても、本発明の建材用積層体は、無機塗料の剥離を十分
に防止することができ、長期利用に耐え得る十分な耐久
性を得ることができる。よって、建材用積層体は、例え
ば、住宅用外壁などの建材として好適に利用することが
できる。
【0013】ここで、本明細書において、「廃材」と
は、FRP、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂等の熱
硬化性樹脂製品の廃棄物、ガラス製品、セメント製品、
陶磁器製品の廃棄物である。
【0014】また、本明細書において、「無機塗料」と
は、バインダーの主成分として無機系バインダーを使用
した塗料を示す。この無機系バインダーとしては、水溶
性珪酸塩、リン酸塩、金属アルコキシド、シリコーン樹
脂、フッ素樹脂などが挙げられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の建材用積層体の好適な実施形態について詳細に説明す
る。なお、以下の説明においては、同一又は相当部分に
は同一符号を付することとし、重複する説明は省略す
る。
【0016】[第一実施形態]図1は、本発明の建材用
積層体の第一実施形態を示す模式断面図である。図1に
示す建材用積層体10は、合成樹脂製の基材層2と、無
機塗料からなる無機塗料層6と、基材層2と無機塗料層
6との間に配置された中間層4とから構成されている。
【0017】そして、この建材用積層体10の中間層4
は、アクリルシリコン樹脂系エマルションが含有されて
いる。
【0018】本発明に使用することができるアクリルシ
リコン樹脂系エマルションは、特に限定されず、例え
ば、珪素含有アクリル系単量体、および珪素含有アクリ
ル系単量体と共重合可能な他の単量体とをラジカル共重
合により得られるものが使用できる。これに加え、アク
リルシリコン系塗料と称するものもアクリルシリコン樹
脂系エマルションの概念に含むものとする。
【0019】珪素含有アクリル系単量体としては、特に
限定されないが、たとえば、γ−(メタ)アクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキ
シプロピルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロ
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)ア
クリロキシプロピルメチルジエトキシシランなどの加水
分解性シリル基含有ビニル系単量体等を例示できる。
【0020】珪素含有アクリル系単量体と共重合可能な
他の単量体としては、スチレン、メチルスチレン、クロ
ロスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族炭化水素系ビ
ニル単量体;マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸、フ
マル酸、シトラコン酸などのα,β−エチレン性不飽和
カルボン酸;スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸な
どのスルホン酸含有ビニル単量体;無水マレイン酸、無
水イタコン酸などの酸無水物;塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、クロロプレンなどの塩素含有単量体;ヒドロキシ
エチルビニルエーテル、ヒドロキシプロピルビニルエー
テルなどの水酸基含有アルキルビニルエーテル;エチレ
ングリコールモノアリルエーテル、プロピレングリコー
ルモノアリルエーテルジエチレングリコールモノアリル
エーテルなどのアルキレングリコールモノアリルエーテ
ル;エチレン、プロピレン、イソブチレンなどのα−オ
レフィン;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニ
ル、ピバリン酸ビニルなどのビニルエステル;メチルビ
ニルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエ
ーテル、シクロヘキシルビニルエーテルなどのビニルエ
ーテル;エチルアリルエーテル、ブチルアリルエーテル
などのアリルエーテル等を例示できる。
【0021】中間層として、アクリルシリコン樹脂系エ
マルションを含有させた場合は、耐候性、耐黄変性、耐
久性、耐薬品性、耐汚染性などが有利である。
【0022】また、図1に示す基材層2は、先に述べた
ように廃材を主成分として製造されており、かつ、バイ
ンダーとなる熱可塑性樹脂とを含有している。
【0023】ここで、本発明において、基材層2に含有
されている熱可塑性樹脂はポリプロピレン(以下、PP
という)、ポリエチレン(以下、PEという)、ポリス
チレン(以下、PSという)、ポリエチレンテレフタレ
ート(以下、PETという)、ポリ塩化ビニル(以下、
PVCという)及びアクリロニトリル/ブタジエン/ス
チレン共重合体(以下、ABSという)からなる群から
選択される少なくとも1種の樹脂であることが好まし
い。もちろん、上記の好ましい熱可塑性樹脂は複数種を
混合して用いて基材層2に含有させてよい。
【0024】なお、本明細書中において、「A/B共重
合体」とは、Aに基づく繰り返し単位とBに基づく繰り
返し単位とからなる共重合体を示す。
【0025】そして、上記の場合、基材層2における熱
可塑性樹脂の含有率が、該基材層2の総質量に対して、
5〜50質量%であり、かつ、基材層2における廃材の
含有率が、該基材層2の総質量に対して50〜95質量
%であることが好ましい。
【0026】ここで、本発明において、基材層2におけ
る熱可塑性樹脂の含有率が5質量%未満であると、基材
層2の保形性が不十分となり基材層2を成形できなくな
るおそれがある。一方、熱可塑性樹脂の含有率が50質
量%を超えると、基材層2の熱膨張率が大きくなり、無
機塗料層が剥離し易くなってしまうおそれがある。な
お、上記と同様の観点から、基材層2における熱可塑性
樹脂の含有率は20〜40質量%であることがより好ま
しい。
【0027】また、本発明において、基材層2における
廃材の含有率が50質量%未満であると、基材層2の熱
膨張率が大きくなり、無機塗料層が剥離し易くなってし
まうおそれがある。一方、基材層2における廃材の含有
率が95質量%を超えると、基材層2の保形性が不十分
となり基材層2を成形できなくなるおそれがある。
【0028】また、基材層2には必要に応じて水酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム等の
不燃材が含有されても良い。これにより、基材層に難燃
性能が付与されることになる。不燃材は、基材層2の総
質量に対して、5〜50質量%の含有率になるように加
えることが可能である。
【0029】無機塗料層6に用いられる無機塗料は、無
機系バインダーをバインダーの主成分とした塗料であ
り、無機系バインダーとしては、水溶性珪酸塩、リン酸
塩、金属アルコキシド、シリコーン樹脂、フッ素樹脂な
どが挙げられる。
【0030】上記の水溶性珪酸塩としては、アルカリシ
リケート(水ガラス)、シリカゾルが挙げられる。アル
キルシリケートとしては、ケイ酸のNa、K、Li塩、
第4級アンモニウム塩が挙げられる。また、リン酸塩と
しては、Al、Mg、Ca、Fe、Znなどの重リン酸
金属塩が挙げられる。
【0031】更に、金属アルコキシドとしてはAl、T
i、Zr等のアルコラート、或いはSiのアルコラート
が挙げられる。また、シリコーン樹脂としては、アクリ
ルシリコーン、エポキシシリコーンが挙げられる。
【0032】なお、無機塗料には、必要に応じて充填材
や顔料などが含まれていてもよい。充填材としては、珪
石、アルミナ、ガラス等の粒状物、粘土、雲母等の扁平
状物、石綿、ガラス繊維粉等の繊維状物等が挙げられ
る。顔料としては、二酸化チタン、ベンガラ、黄鉛、ク
ロムグリーン、群青、マルスバイオレット、コバルトブ
ルー、カーボンブラック等が挙げられる。
【0033】更に、無機塗料には必要に応じて、デキス
トリン、糖蜜、メチルセルロース、タンニン酸、タンニ
ン酸塩などの有機成分が含まれていてもよい。ただし、
無機塗料としての性質を維持するために、有機成分は固
形分として無機塗料の全質量に対して10質量%以下、
より好ましくは5質量%以下であることが好ましい。
【0034】また、上記の無機塗料の中でも、水ガラス
系無機塗料であることが好ましい。これにより、建材用
積層体10の表面が完全に無機質な塗膜で覆われ、耐候
性に優れた化粧面が得られる。なお、ここでいう「水ガ
ラス系無機塗料」とは、水ガラス(アルカリシリケート
水溶液)を塗膜のバインダーの主成分として使用する塗
料のことである。アルカリシリケートとしてはケイ酸の
Na塩、K塩、Li塩及び第4級アンモニウム塩が挙げ
られる。
【0035】次に、建材用積層体10の製造方法の一例
について説明する。
【0036】まず、FRP等の廃材に、ポリプロピレン
のペレットを加え、圧縮成形、射出成形、ブロー成形、
真空成形、押出成形等の公知の成形方法により基材層2
を形成する。基材層2の形状は、板状、柱状、パイプ状
など建材用積層体の用途によって規定され、例えば、建
材用積層体10を住宅外壁に用いる場合は基材層2の形
状は板状、あるいは内部に空洞部を有する中空の板状と
なる。また基材層2の大きさも建材用積層体10の用途
によって規定される。
【0037】そして、成形された基材層2の表面に所定
の成分組成を有する中間層4形成用の液を塗布する。こ
のとき、中間層4形成用の液は無機塗料を塗布したい基
材層2の表面を均一かつ全面を覆うように塗布すると好
ましい。また、中間層4形成用の液の塗布量は特に限定
されず、乾燥した状態における膜厚が5〜100μmと
なるように塗布すると好ましい。更に、中間層4形成用
の液の塗布の方法は特に限定されず、例えばスプレーに
よる吹き付け塗装や、はけ塗り、ローラーによる塗装な
ど一般的な方法を用いることができる。
【0038】ここで、中間層4形成用の液の塗布に先立
ち、基材層2の表面を研磨、酸処理、アルカリ処理、ブ
ラスト処理、火炎処理などで表面処理を施しておくと好
ましい。このようにすれば、中間層4形成用の液と基材
層2との密着性が向上され、ひいては無機塗料の密着性
が向上する。
【0039】最後に、中間層4の上から無機塗料を塗布
して無機塗料層6を形成する。ここで、中間層4に含有
される親水基(水酸基、カルボキシル基等)と、無機塗
料層を形成するための無機塗料が有する水酸基等が、反
応(脱水縮合)あるいは水素結合することにより、中間
層4に対する無機塗料層6の高い密着性が得られる。
【0040】また、無機塗料の塗布量は特に限定され
ず、乾燥した状態における膜厚が5〜200μmとなる
ように塗布すると好ましい。また、無機塗料の塗布の方
法は特に限定されず、例えばスプレーによる吹き付け塗
装やはけ塗り、ローラーによる塗装など一般的な方法を
用いることができる。
【0041】[第二実施形態]図2は、図1に示した本
発明の建材用積層体の第二実施形態を示す模式断面図で
ある。以下、この場合の建材用積層体について、図2を
参照しながら説明する。
【0042】図2に示す建材用積層体20は、図1に示
した建材用積層体10において基材層2と中間層4との
間にプライマーを含有するプライマー層8が更に配置さ
れた構成を有している。このように、本発明の建材用積
層体においては、基材層と中間層との間には、プライマ
ーを含有するプライマー層が更に配置されていてもよ
い。そして、この建材用積層体20を構成するプライマ
ー層8以外の層は、図1に示した建材用積層体10にお
ける各層と同様の層を使用することができる。
【0043】プライマー層8を配置することによって無
機塗料層6と基材層2との間の熱膨張率の差や基材層2
のたわみの影響がより確実に緩和され、無機塗料層2が
剥がれにくくなり、その結果無機塗料層2の密着性が向
上する。
【0044】プライマー層8に含有されるプライマーと
しては、基材層2との親和性およびかっぷりんぐざい中
間層4との親和性を有するものを使用する。かかるプラ
イマーとしては、塩素化ポリエチレンや塩素化ポリプロ
ピレン等の塩素化ポリオレフィンなどが挙げられるが、
酸化チタン、シリカ等の無機充填剤やクロロプレンゴム
・ウレタンゴムに代表されるエラストマー系高分子化合
物が改質剤として配合されても良い。
【0045】また、プライマー層8におけるプライマー
の含有率は、該プライマー層8の総質量に対して70質
量%以上であることが好ましい。ここでプライマー層8
におけるプライマーの含有率が70質量%未満である
と、基材層2との親和性が低く、充分な密着性能が得ら
れないおそれがある。なお、上記と同様の観点から、プ
ライマー層8におけるプライマーの含有率は80質量%
以上であることがより好ましい。
【0046】次に、建材用積層体20の製造方法の一例
について説明する。
【0047】まず、建材用積層体10における基材層2
と同様にして基材層2を成形する。
【0048】次に、成形された基材層2の表面にプライ
マーを含む所定の成分組成を有するプライマー層8形成
用の液を塗布しプライマー層8を形成する。このとき、
プライマー層8形成用の液は無機塗料を塗布したい基材
層2の表面を均一かつ全面を覆うように塗布すると好ま
しい。ここで、プライマー層8形成用の液の塗布量は特
に限定されず、乾燥した状態における膜厚が5〜200
μmとなるように塗布すると好ましい。また、プライマ
ー層8形成用の液の塗布の方法は特に限定されず、例え
ばスプレーによる吹き付け塗装やはけ塗り、ローラーに
よる塗装など一般的な方法を用いることができる。
【0049】ここでプライマー層8形成用の液の塗布に
先立ち、基材層2の表面を研磨、酸処理、アルカリ処
理、ブラスト処理、火炎処理などで表面処理を施してお
くと好ましい。これにより、プライマー層8と基材層2
との密着性が向上し、ひいては無機塗料層6の密着性が
向上する。
【0050】次に、第一実施形態の建材用積層体10に
おける中間層4の形成手順及び条件と同様にしてプライ
マー層8の上から中間層4形成用の液を塗布し中間層4
を形成する。最後に、第一実施形態の建材用積層体10
における無機塗料層6の形成手順及び条件と同様にして
無機塗料層6を成形する。
【0051】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでは
ない。
【0052】例えば、上記の第一実施形態において、中
間層4には、第二実施形態におけるプライマー層8に含
有されているプライマーと同様のプライマーを必要に応
じて含有させてもよい。この場合、中間層4に含有させ
るプライマーの含有率は、該中間層4の総質量に対して
50質量%以下であることが好ましい。ここで中間層4
におけるプライマーの含有率が50質量%を超えると、
無機塗料との密着性を保つための水酸基或いはカルボキ
シル基が無機塗料層に接する側の中間層4の表層部分に
十分に存在させることができないため無機塗料層との密
着性が低下するおそれがある。なお、上記と同様の観点
から、中間層4におけるプライマーの含有率は40質量
%以下であることがより好ましい。
【0053】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の建
材用積層体について更に詳しく説明するが、本発明はこ
れらの実施例に何ら限定されるものではない。
【0054】(実施例1)以下に示す手順により、図2
に示した建材用積層体20と同様の構成を有する建材用
積層体を作製した。なお、この建材用積層体の大きさは
幅10cm×長さ10cmm×厚み5mmとした。
【0055】先ず、FRP及びPPを含有する廃材を原
料としてFRPを60質量%、PPを40質量%含有す
る基材層を形成した。
【0056】次に、塩素化ポリオレフィン(塩素化P
P)を含む液をエアースプレーを用いて基材層表面に塗
布した。そして、乾燥機内において、80℃で10分間
乾燥させ、層厚が30μmのプライマー層を形成した。
【0057】次に、アクリルシリコン樹脂系エマルショ
ンを含有する中間層形成用の液を調製した。なお、この
中間層形成用の液を以下、A剤という。このA剤として
はエスケー化研社製の「セラミシリコン」100重量部
に水50重量部を加えて希釈した。次に、エアースプレ
ーを用いてA剤をプライマー層表面に塗布した。そし
て、乾燥機内において、80℃で60分間乾燥させ、層
厚が約30μmの基材層を形成した。
【0058】次に、エアースプレーを用いて無機塗料を
中間層表面に塗布した。そして、乾燥機内において、8
0℃で30分間乾燥させ、層厚が約50μmの無機塗料
層を形成した。なお、無機塗料は水ガラス系無機塗料を
使用した。
【0059】次に、上記の基材上にプライマー層、中間
層、無機塗料層を順次形成した積層体を、乾燥機内にお
いて、110℃で2時間保持し、加熱硬化させた。その
後、約3時間かけて室温にまで降温させた。
【0060】次に、得られた積層体をリン酸アンモニウ
ム水溶液(pH=5)に約4時間浸漬することにより脱
ナトリウム処理をおこなった。その後、流水で洗浄し、
更に、室温で1時間乾燥させ、建材用積層体を得た。
【0061】(実施例2)FRP及びPEを含有する廃
材を原料としてFRPを60質量%、PEを40質量%
含有する基材層を形成した以外は実施例1と同様にして
建材用積層体を作製した。
【0062】(実施例3)FRP及びPSを含有する廃
材を原料としてFRPを60質量%、PSを40質量%
含有する基材層を形成した以外は実施例1と同様にして
建材用積層体を作製した。
【0063】(実施例4)FRP及びPETを含有する
廃材を原料としてFRPを60質量%、PETを40質
量%含有する基材層を形成した以外は実施例1と同様に
して建材用積層体を作製した。
【0064】(実施例5)FRP及びABSを含有する
廃材を原料としてFRPを60質量%、ABSを40質
量%含有する基材層を形成した以外は実施例1と同様に
して建材用積層体を作製した。
【0065】(実施例6)中間層形成用の液として、実
施例1〜実施例5において使用したA剤のかわりに以下
に示す成分組成の液(エマルション)を調製し、中間層
の形成の使用したこと以外は、実施例1と同様にして建
材用積層体を作製した。なお、この中間層形成用の液を
以下、B剤という。使用したB剤は大橋化学社製「HX
−11」であり、エアースプレーを用いて塗布した。乾
燥機内で80℃で30分乾燥させ、層厚5〜15μmの
層を形成した。
【0066】(実施例7)FRP及びPEを含有する廃
材を原料としてFRPを60質量%、PEを40質量%
含有する基材層を形成した以外は実施例6と同様にして
建材用積層体を作製した。
【0067】(実施例8)FRP及びPSを含有する廃
材を原料としてFRPを60質量%、PSを40質量%
含有する基材層を形成した以外は実施例6と同様にして
建材用積層体を作製した。
【0068】(実施例9)FRP及びPETを含有する
廃材を原料としてFRPを60質量%、PETを40質
量%含有する基材層を形成した以外は実施例6と同様に
して建材用積層体を作製した。
【0069】(実施例10)FRP及びABSを含有す
る廃材を原料としてFRPを60質量%、ABSを40
質量%含有する基材層を形成した以外は実施例6と同様
にして建材用積層体を作製した。
【0070】(実施例11)中間層形成用の液として、
実施例1〜実施例5において使用したA剤のかわりに以
下に示す成分組成の液(エマルション)を調製し、中間
層の形成の使用したこと以外は、実施例1と同様にして
建材用積層体を作製した。なお、この中間層形成用の液
を以下、C剤という。使用したC剤は大橋化学社製「H
X−14」100重量部と同社製「HX−11」30重
量部とを混合したものであり、エアスプレーを用いて塗
布した。乾燥機内で80℃で30分乾燥させ、層厚10
〜50μmの層を形成した。
【0071】(実施例12)FRP及びPEを含有する
廃材を原料としてFRPを60質量%、PEを40質量
%含有する基材層を形成した以外は実施例11と同様に
して建材用積層体を作製した。
【0072】(実施例13)FRP及びPSを含有する
廃材を原料としてFRPを60質量%、PSを40質量
%含有する基材層を形成した以外は実施例11と同様に
して建材用積層体を作製した。
【0073】(実施例14)FRP及びPETを含有す
る廃材を原料としてFRPを60質量%、PETを40
質量%含有する基材層を形成した以外は実施例11と同
様にして建材用積層体を作製した。
【0074】(実施例15)FRP及びABSを含有す
る廃材を原料としてFRPを60質量%、ABSを40
質量%含有する基材層を形成した以外は実施例11と同
様にして建材用積層体を作製した。
【0075】(実施例16)プライマー層を設けなかっ
たこと以外は、実施例1と同様の構成を有する建材用積
層体を実施例1と同様の手順により作製した。
【0076】(実施例17)プライマー層を設けなかっ
たこと以外は、実施例2と同様の構成を有する建材用積
層体を実施例2と同様の手順により作製した。
【0077】(実施例18)プライマー層を設けなかっ
たこと以外は、実施例3と同様の構成を有する建材用積
層体を実施例3と同様の手順により作製した。
【0078】(実施例19)プライマー層を設けなかっ
たこと以外は、実施例4と同様の構成を有する建材用積
層体を実施例4と同様の手順により作製した。
【0079】(実施例20)プライマー層を設けなかっ
たこと以外は、実施例5と同様の構成を有する建材用積
層体を実施例5と同様の手順により作製した。
【0080】(実施例21)プライマー層の厚さを50
μmとし、基材層のPPの含有量を5質量%、FRPの
含有量を95質量%としたこと以外は、実施例1と同様
の構成を有する建材用積層体を実施例1と同様の手順に
より作製した。
【0081】(実施例22)プライマー層の厚さを50
μmとし、基材層のPPの含有量を15質量%、FRP
の含有量を85質量%としたこと以外は、実施例1と同
様の構成を有する建材用積層体を実施例1と同様の手順
により作製した。
【0082】(実施例23)プライマー層の厚さを50
μmとし、基材層のPPの含有量を30質量%、FRP
の含有量を70質量%としたこと以外は、実施例1と同
様の構成を有する建材用積層体を実施例1と同様の手順
により作製した。
【0083】(実施例24)プライマー層の厚さを50
μmとし、基材層のPPの含有量を50質量%、FRP
の含有量を50質量%としたこと以外は、実施例1と同
様の構成を有する建材用積層体を実施例1と同様の手順
により作製した。
【0084】(比較例1)中間層形成用の液として、実
施例1〜実施例5において使用したA剤のかわりに以下
に示す液を使用して中間層の形成の使用したこと以外
は、実施例1と同様にして建材用積層体を作製した。な
お、この中間層形成用の液を以下、D剤という。すなわ
ち、使用したD剤は大橋化学社製「HX−12」であ
り、エアースプレーを用いて塗布した。乾燥機内で80
℃で30分乾燥させ、層厚50μmの層を形成した。
【0085】(比較例2)FRP及びPEを含有する廃
材を原料としてFRPを60質量%、PEを40質量%
含有する基材層を形成した以外は比較例1と同様にして
建材用積層体を作製した。
【0086】(比較例3)FRP及びPSを含有する廃
材を原料としてFRPを60質量%、PSを40質量%
含有する基材層を形成した以外は比較例1と同様にして
建材用積層体を作製した。
【0087】(比較例4)FRP及びPETを含有する
廃材を原料としてFRPを60質量%、PETを40質
量%含有する基材層を形成した以外は比較例1と同様に
して建材用積層体を作製した。
【0088】(比較例5)FRP及びABSを含有する
廃材を原料としてFRPを60%、ABSを40%含有
する基材層を形成した以外は比較例1と同様にして建材
用積層体を作製した。
【0089】(比較例6)基材層のPPの含有量を2質
量%、FRPの含有量を98質量%となるような条件と
したこと以外は実施例1と同様の手順により建材用積層
体を作製することを試みたが、基材層を形成することが
できなかった。
【0090】(比較例7)プライマー層の厚さを50μ
mとし、基材層のPPの含有量を70質量%、FRPの
含有量を30質量%としたこと以外は、実施例1と同様
の構成を有する建材用積層体を実施例1と同様の手順に
より作製した。なお、この建材用積層体の無機塗料層に
は多くの亀裂が存在しており、中間層と無機塗料層との
間の密着性が不十分であることを目視により確認した。
【0091】[密着性評価試験]実施例1〜実施例2
4、比較例1〜比較例5、比較例7の建材用積層体にお
ける無機塗料層の密着性について、以下に示す3つの評
価試験を行った。それぞれの結果を表1及び表2に示
す。
【0092】(1)目視観察による無機塗料層の接着状
態の評価 塗布した無機塗料層が乾燥して硬化した後に建材用積層
体の表面を目視観察し、無機塗料層の密着性を以下の4
段階に評価した。 ◎:極めて良好。 ○:良好(多少の剥離が認められるが、製品としては特
に問題なし。)。 △:無機塗料層の剥離が認められる(製品として補修の
必要あり。)。 ×:ほぼ完全に剥離している(製品として成り立たな
い。)。
【0093】(2)JIS K 5400「付着性碁盤
目法」による無機塗料層の密着性評価 塗布した無機塗料層乾燥して硬化した後、無機塗料層の
上からセロハンテープを圧着し、その後に勢いよく剥が
した。すきま間隔2mm、ます目の数25で実施し、無
機塗料層の密着性を以下の4段階に評価した。 ◎:無機塗料層の剥がれが認められない。 ○:5%未満の無機塗料層の剥がれが認められる。 △:5〜35%の無機塗料層の剥がれが認められる。 ×:35%以上の無機塗料層の剥がれが認められる。
【0094】(3)温度変化させた場合における無機塗
料層の密着性評価 塗布した無機塗料層が乾燥して硬化した後、建材用積層
体を温度5℃の低温下に7分間、温度80℃の高温下に
7分間放置し、この操作を500回繰り返した後の建材
用積層体の表面を(2)と同じ方法により剥離試験を実
施し、無機塗料層の密着性を以下の4段階に評価した。 ◎:無機塗料層の剥がれが認められない。 ○:5%未満の無機塗料層の剥がれが認められる。 △:5〜35%の無機塗料層の剥がれが認められる。 ×:35%以上の無機塗料層の剥がれが認められる。
【0095】
【表1】
【0096】
【表2】
【0097】表1に示した結果から明らかなように、実
施例1〜実施例24の建材用積層体は、比較例1〜比較
例5、比較例7の建材用積層体よりも無機塗料層の密着
性が高く、繊維強化プラスチックを含有する廃材を原料
として用いた合成樹脂製の基材を備えていても無機塗料
の剥離を十分に防止することができることが確認され
た。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の建材用積
層体によれば、繊維強化プラスチックを含有する廃材を
原料として用いた合成樹脂製の基材を備えていても、無
機塗料の剥離を十分に防止することができ、長期利用に
耐え得る十分な耐久性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建材用積層体の第一実施形態を示す模
式断面図である。
【図2】本発明の建材用積層体の第二実施形態を示す模
式断面図である。
【符号の説明】
10…建材用積層体、2…基材層、4…中間層、6…無
機塗料層、8…プライマー層、20…建材用積層体。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 15/10 104 E04F 15/10 104E Fターム(参考) 2E110 AA57 AB02 AB03 AB05 AB22 AB23 AB42 BA03 BA12 BB04 GB42Z 4F100 AA40C AK01A AK04A AK07A AK12A AK15A AK25B AK42A AK74A AL08B AT00A BA03 BA10C CA23A CC01C EJ08 EJ42 EJ46 EJ98 JB16A JL09 JL16 JL16A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主成分となる廃材と、バインダーとなる
    熱可塑性樹脂とを含有する基材層と、 無機塗料からなる無機塗料層と、 前記基材層と前記無機塗料層との間に配置されており、
    アクリルシリコン樹脂系エマルションを含有する中間層
    と、を有することを特徴とする建材用積層体。
  2. 【請求項2】 前記基材層に含有されている前記熱可塑
    性樹脂がポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレ
    ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル及び
    アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体から
    なる群から選択される少なくとも1種の樹脂であり、 前記基材層における前記熱可塑性樹脂の含有率が、該基
    材層の総質量に対して、5〜50質量%であり、かつ、 前記基材層に含有されている前記廃材の含有率が、該基
    材層の総質量に対して50〜95質量%であること、を
    特徴とする請求項1に記載の建材用積層体。
  3. 【請求項3】 前記基材層と前記中間層との間には、プ
    ライマーを含有するプライマー層が更に配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の建材用積層体。
  4. 【請求項4】 前記基材層の前記中間層の側の表面に
    は、表面処理が施されていることを特徴とする請求項1
    〜3の何れかに記載の建材用積層体。
  5. 【請求項5】 前記無機塗料が水ガラス系無機塗料であ
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の建材
    用積層体。
JP2001379342A 2001-12-12 2001-12-12 建材用積層体 Pending JP2003175562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001379342A JP2003175562A (ja) 2001-12-12 2001-12-12 建材用積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001379342A JP2003175562A (ja) 2001-12-12 2001-12-12 建材用積層体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003175562A true JP2003175562A (ja) 2003-06-24

Family

ID=19186751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001379342A Pending JP2003175562A (ja) 2001-12-12 2001-12-12 建材用積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003175562A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018114724A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 株式会社竹中工務店 被覆基材及びその製造方法
CN110469070A (zh) * 2019-07-10 2019-11-19 安徽森泰木塑科技地板有限公司 快装装饰自粘贴墙板

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018114724A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 株式会社竹中工務店 被覆基材及びその製造方法
CN110469070A (zh) * 2019-07-10 2019-11-19 安徽森泰木塑科技地板有限公司 快装装饰自粘贴墙板
CN110469070B (zh) * 2019-07-10 2020-09-22 安徽森泰木塑科技地板有限公司 快装装饰自粘贴墙板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2035516B1 (en) High performance aqueous coating compositions
USRE38850E1 (en) Functional coated product and process for producing the same and the use thereof
US7812090B2 (en) High performance aqueous coating compositions
AU2009281835B2 (en) Self-etching cementitious substrate coating composition
JP4558282B2 (ja) 断熱性塗膜の形成方法
JP3992602B2 (ja) 断熱構造体
KR101736146B1 (ko) 친환경 보호 코팅제 조성물 및 이를 이용한 시공방법
JP3256179B2 (ja) 透湿防水積層塗膜形成方法
JP2006021116A (ja) 建築物外壁の改装方法
JP2003175562A (ja) 建材用積層体
JP4033762B2 (ja) 被膜積層体の施工方法
JP2004217897A (ja) 水性塗料組成物
JP4507184B2 (ja) シート積層方法
JP2006052297A (ja) 水性塗料組成物及び塗装方法
JP2003053885A (ja) 建材用積層体
JP2001080293A (ja) 転写シート、化粧材、及び化粧材の製造方法
JP6108424B2 (ja) 積層構造体
JP2001310156A (ja) 樹脂材の製造方法および樹脂材
JP2004238886A (ja) 断熱構造体
JP2003191395A (ja) 建材用積層体
JP2004238885A (ja) 被膜積層体の施工方法
KR20230018622A (ko) 내열성이 향상된 기능성 도료 조성물 및 상기 조성물을 이용한 시공방법
JP2005188191A (ja) 建材
JP2001150888A (ja) 転写シート、化粧材、及び化粧材の製造方法
JP2005193445A (ja) 建材