JP2003174669A - 車両用近距離無線通信機器 - Google Patents

車両用近距離無線通信機器

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JP2003174669A
JP2003174669A JP2001373022A JP2001373022A JP2003174669A JP 2003174669 A JP2003174669 A JP 2003174669A JP 2001373022 A JP2001373022 A JP 2001373022A JP 2001373022 A JP2001373022 A JP 2001373022A JP 2003174669 A JP2003174669 A JP 2003174669A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車載されたBluetooth機器と車内にあるBluetoo
th機器との間で通信を行うときに、車外のBluetooth機
器とも接続してしまった場合でも、車内にあるBluetoot
h機器を自動的に選択する。 【解決手段】車載されたBluetooth機器が通信を行った
際に、接続したBluetooth機器が複数あり、かつ、Bluet
ooth機器を搭載した車両の車速が所定値以上であるとき
に、再度車載されたBluetooth機器が通信を行う。これ
により、車載されたBluetooth機器が、車外の歩行者が
保持しているBluetooth機器や隣の車両の車内にあるBlu
etooth機器と通信を行うことがなくなり、車内にあるBl
uetooth機器との間で通信を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近距離無線通信機
器を車両に搭載した車両用近距離無線通信機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近距離無線通信方式の一つであるBlueto
oth(商標登録番号第4477936号:テレフオンア
クチーボラゲット エル エム エリクソン)を利用し
て、車内から車外に情報を発信したり、車外からの情報
を取得したりするシステムが考えられている。すなわ
ち、Bluetoothモジュールを内蔵した機器(以下、Bluet
ooth機器と呼ぶ)を車両に搭載して、車内に持ち込んだ
携帯電話やPDA(携帯情報端末)などのBluetooth機
器との間で無線通信を行い、携帯電話等を介して、車両
状況等のデータを車両外部に発信したり、車両外部から
得られる情報を取得したりするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車内に
あるBluetooth機器間で無線通信を行う場合に、車両の
近傍にいる歩行者が保持しているBluetooth機器や、近
接車両内にあるBluetooth機器とも通信可能な状態とな
る。すなわち、通信を予定していないBluetooth機器と
も通信可能となってしまう。この場合、通信可能な状態
である複数のBluetooth機器のうち、車載されたBluetoo
th機器と通信を行う車内のBluetooth機器を選択するこ
とが可能であるが、通信を行うBluetooth機器を手動に
より特定して選択しなければならないため、わずらわし
いという問題があった。
【0004】本発明の目的は、車内に持ち込まれた近距
離無線通信機器を自動的に選択して通信を行うことがで
きる車両用近距離無線通信機器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
を参照して本発明を説明する。 (1)請求項1の発明は、不特定多数の機器と無線で通
信を行うために、不特定多数の機器に接続要求を行う接
続要求装置60と、不特定多数の機器から接続要求に対
する応答があったときに、不特定多数のそれぞれの機器
を識別する識別情報を受信する受信装置50と、車両が
所定の走行条件で走行しているか否かを判定する走行条
件判定装置60と、受信装置で受信した識別情報に基づ
いて、不特定多数の機器のうち車内に存在する機器を特
定する特定装置60とを備え、接続要求装置60は、走
行条件判定装置60により車両が所定の走行条件で走行
していると判定されたときを少なくとも1回含む複数の
タイミングにて接続要求を行い、特定装置60は、複数
のタイミングの全ての接続要求に対応して取得できた識
別情報を有する機器を、車内に存在する機器として特定
することにより、上記目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1の車両用近距離無線
通信機器において、車両の車速を検出する車速検出装置
110をさらに備え、走行条件判定装置60は、車速検
出装置110により検出された車速が所定値以上である
ときに、車両が所定の走行条件にて走行していると判定
することを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項1または2の車両用近
距離無線通信機器において、近距離無線通信機器100
の通信方式は、Bluetoothであることを特徴とする。
【0006】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明をわかりやすく説明するために実施の形態
の図1と対応づけたが、これにより本発明が実施の形態
に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明による近距離無線通信機器の一実施の形態の構成を
示す図である。本発明による近距離無線通信機器は、車
載Bluetooth機器100と、車速センサ110とを備え
る。車載Bluetooth機器100は、Bluetoothモジュール
1と制御部60とを有し、例えばカーナビゲーション装
置である。すなわち、制御部60である、Bluetoothモ
ジュール1を搭載しないカーナビゲーション装置にBlue
toothモジュール1を搭載したものを、車載Bluetooth機
器100とする。Bluetoothモジュール1は、一般的なB
luetooth機器に内蔵されているモジュールであり、ベー
スバンド部10、RF部20、スイッチドライバ30、
スイッチ35、RFフィルタ40、アンテナ50を備え
る。
【0008】Bluetoothは、2.4Ghzの周波数帯の無線を
利用し、最大約10mの範囲の機器と1Mbpsの速度で音声・
データ両方の通信を行うことができる。また、赤外線通
信と異なり直線指向性を持たず、遮蔽物が存在しても通
信を行うことができる。従って、上述したように、車内
のBluetooth機器500との間だけでなく、車外のBluet
ooth機器との間でも通信を行うことができる。車内のBl
uetooth機器500は、例えば携帯電話500である。
通信電波の送受信は、アンテナ50を介して行われる。
アンテナ50で受信された電波は、RFフィルタ40で
フィルタ処理が施され、スイッチ35を介してRF部2
0に送られる。
【0009】RF部20は、信号を送信するために、D
/A変換、信号変調等を行う送信部21と、アンテナ5
0で受信した電波の復調処理等を行う受信部22とを有
する。スイッチドライバ30は、信号の送信/受信に応
じてスイッチ35を切り替える。RF部20内の受信部
22に送られてきた信号は、復調処理等が行われた後に
ベースバンド部10に送信される。
【0010】ベースバンド部10は、不図示のベースバ
ンドプロセッサ、マイクロプロセッサ、ROM等を備
え、受信部22から送信されてきた信号をデジタル化し
て制御部60に送る。Bluetoothモジュール1は、この
他に不図示のUSBインタフェースを含む各種インタフ
ェースやEEPROM等も有する。Bluetoothモジュー
ル1とUSB接続されている制御部60は、不図示のC
PU、ROM、RAM等を備え、外部に送信するデータ
信号をベースバンド部10に送信する等の各種制御を行
う。制御部60は車速センサ110と接続されており、
車速センサ110で検出した車速を読み込むことができ
る。
【0011】アンテナ50は、図8に示すような放射特
性を有する。従って、水平方向や垂直方向の放射特性を
有効に活用できる場所に設置すれば、リアシートに置か
れたBluetooth機器500ともスムーズに通信を行うこ
とができる。また、車内空間の有効活用と室内のデザイ
ン等の観点からは、車内にある既存の設備と一体化させ
た方がよい。従って、第1の実施の形態では、アンテナ
50を含むBluetoothモジュール1をルームミラーと一
体化させて設置する。
【0012】図2は、Bluetoothモジュール1をルーム
ミラー200と一体化させて設置した模様を示す図であ
る。Bluetoothモジュール1の詳しい構成は、図1で示
したので、図2では簡略化して示すことにする。ルーム
ミラー200は、全ての車両に標準装備されているもの
であり、通常はフロントシートより上方の、フロントガ
ラスから離れた位置に設置されている。従って、Blueto
othモジュール1をルームミラー200と一体化して設
置すれば、Bluetoothモジュール1を構成するアンテナ
50の放射特性を有効に活用することができ、リアシー
トに置かれたBluetooth機器500とも良好に通信を行
うことができる。
【0013】ルームミラー200は、後方を確認するた
めに、その表面には反射鏡が取り付けられている。従っ
て、Bluetoothモジュール1は、ルームミラー200の
背面に取り付ける。図2は、ルームミラー200を表
(運転席側)から見た図であるが、図示されているBlue
toothモジュール1は、上述したように、ルームミラー
200の背面に取り付けられている。
【0014】Bluetoothモジュール1をルームミラー2
00と一体化して設置する場合、ルームミラー200の
大きさを考慮すると、Bluetoothモジュール1と接続す
る制御部60(例えばカーナビゲーション装置)をルー
ムミラー200と一体化して設けることはできない。従
って、制御部60は、従来と同様に、インストルメント
パネルに設けて、Bluetoothモジュール1とUSB接続
を行う。なお、制御部60とBluetoothモジュール1と
を接続する方式は、USBに限らず、光ファイバーや高
速通信用ケーブルを用いて接続してもよい。
【0015】アンテナ50を備えたBluetoothモジュー
ル1をルームミラー200と一体化して設置することに
より、フロントシートのみならず、リアシートに持ち込
まれたBluetooth機器500とも良好に通信を行うこと
ができる。
【0016】図3は、車載Bluetooth機器100と通信
を行う車内に持ち込まれたBluetooth機器500を自動
的に選択する制御手順を示す一実施の形態のフローチャ
ートである。この制御は、制御部60にて行われる。ス
テップS10では、車載Bluetooth機器100と車内に
持ち込まれたBluetooth機器500との間でデータを送
受信するために、通信を開始する。これは、車載Blueto
oth機器100が、接続可能な周辺のBluetooth機器に接
続の可能性を問い合わせるために、IQ(問い合わせ)
パケットを送信する。すなわち、データの送受信を行う
ものではない。また、この通信は、操作者の意思による
ものであるが、操作者の意思に関わらず車両起動時にも
行われる。
【0017】次のステップS20では、Bluetooth機器
間で接続が行われたか否かを判定する。ステップS10
において、車内に持ち込まれたBluetooth機器500
は、常時受信による待ち受け時の電力消費を避けるため
に、一定タイミングごとに受信状態に入るスタンバイ状
態となっている。ステップS10で、車載Bluetooth機
器100が送信したIQパケットを受信したBluetooth
機器は、接続の問い合わせに対する応答のFHSパケッ
トを、車載Bluetooth機器100に返信する。車載Bluet
ooth機器100がFHSパケットを受信することによ
り、双方のBluetooth機器がお互いを認識し、車内に持
ち込まれたBluetooth機器500はスタンバイ状態から
接続状態であるアクティブ状態に入る。接続が行われた
と判定するとステップS30に進み、接続されていない
と判定するとステップS10に戻る。
【0018】ステップS30では、接続したBluetooth
機器のIDを不図示のRAM内のエリアAに格納する。
このIDは、各Bluetooth機器を識別するためのもので
あり、Bluetooth機器ごとに異なるものである。図4
(a)は、接続したBluetooth機器が複数ある場合に
(ID1、ID2、ID3)、メモリエリアAに格納さ
れるIDを示すものである。すなわち、車載Bluetooth
機器100の接続問い合わせに対して、車外のBluetoot
h機器を含め、3つのBluetooth機器が応答したものであ
る。
【0019】ステップS40では、車速センサ110で
検出した車速を制御部60に読み込んで、ステップS5
0に進む。ステップS50では、ステップS40で読み
込んだ車速が所定値以上であるか否かを判定する。この
所定値は、予め設定しておくことができ、例えば20k
m/hである。車速が所定値以上ではないと判定すると
ステップS40に戻り、再び車速センサ110で検出し
た車速を制御部60に読み込む。車速が所定値以上であ
ると判定すると、ステップS60に戻る。
【0020】なお、車両が停止し続ける場合等の状況で
は、接続した複数のBluetooth機器のうち、通信を行い
たいBluetooth機器500のIDを特定して、手動で選
択することができる。
【0021】ステップS60では、再度接続可能な周辺
のBluetooth機器に接続の可能性を問い合わせるため
に、車載Bluetooth機器100からIQ(問い合わせ)
パケットを送信する。次のステップS70では、Blueto
oth機器間で接続が行われたか否かを判定する。この判
定は、ステップS20で行われた処理と同じ判定が行わ
れるので、詳しい説明は省略する。接続が行われたと判
定するとステップS80に進み、接続されていないと判
定するとステップS60に戻る。
【0022】ステップS80では、接続したBluetooth
機器のID(ID1)を不図示のRAM内のエリアBに
格納する。再度接続を行った時は、車両は一定値以上の
車速で走行しているので、車載Bluetooth機器100と
車外のBluetooth機器(例えば、歩行者が保持しているB
luetooth機器)との間で通信が行われる可能性は極めて
低い。図4(b)は、再度行われた接続問い合わせに対
して、接続したBluetooth機器のIDを示すものであ
る。
【0023】次のステップS90では、不図示のRAM
内のエリアAに格納されているIDとエリアBに格納さ
れているIDとを照合して、一致するIDがあるか否か
を判定する。図4(a)と図4(b)とを参照すると、
ID1がエリアAとエリアBに格納されているので、一
致するIDに該当する。一致するIDがあると判定する
とステップS100に進み、無いと判定すると本制御を
終了する。
【0024】ステップS100では、不図示のRAMの
エリアAとエリアBとに格納されているID1のIDを
有するBluetooth機器が、車内に持ち込まれたBluetooth
機器500であると判断して、ステップS110に進
む。なお、図4(b)では、車速が所定値以上のときに
再度通信を行った際に、車内に持ち込まれたBluetooth
機器500のみと接続した例について説明したが、再度
通信を行った際に横を走行している車両の車内にあるBl
uetooth機器とも接続してしまうことも考えられる。こ
の場合もエリアAに格納されているIDとエリアBに格
納されているIDとを照合することにより、車内に持ち
込まれたBluetooth機器500を特定することができ
る。すなわち、横を走行している別の車両の車内にある
Bluetooth機器のIDをID4とすると、ID4はエリ
アAには格納されていないため、車内に持ち込まれたBl
uetooth機器500と判断されることはない。
【0025】ステップS110では、車載Bluetooth機
器100と、車内に持ち込まれた通信を行うBluetooth
機器との間でデータの送受信を行い、本制御を終了す
る。
【0026】本発明による車両用近距離無線通信機器に
よれば、以下の手順により自動的に車内にあるBluetoot
h機器が選択される。まず、車載Bluetooth機器100が
通信(接続可能なBluetooth機器の問い合わせ)を開始
する(ステップS10)。接続を確認した後(ステップ
S20)、接続したBluetooth機器のIDをメモリエリ
アAに記憶する(ステップS30)。その後、車速を検
出して所定値以上であるか否かを判定する(ステップS
40、S50)。車速が所定値以上であると判定すると
再び通信を開始し、接続を確認して、接続したBluetoot
h機器のIDをメモリエリアBに記憶する(ステップS
60〜ステップ80)。メモリエリアAに格納されたI
DとメモリエリアBに格納されたIDとを比較して、一
致するものがあればそのIDを有するBluetooth機器を
車内に持ち込まれたBluetooth機器と判断して、データ
の送受信を開始する(ステップS90〜ステップS11
0)。
【0027】本発明による車両用近距離無線通信機器に
よれば、車載Bluetooth機器100が車内にあるBluetoo
th機器500とデータの送受信を行いたいときに、通信
を予定していない車外のBluetooth機器とも接続してし
まった場合でも、車速に基づいて再度通信を行い、2度
通信を行った際に接続したBluetooth機器のIDが一致
するか否かに基づいて、車内にあるBluetooth機器50
0を認識することができる。これにより、操作者は、車
内にあるBluetooth機器500を手動により選択するわ
ずらわしさから解放される。
【0028】頻繁に車内に持ち込むBluetooth機器50
0のIDを、車載されたBluetooth機器100に予め登
録しておけば、登録されたIDを有するBluetooth機器
500を簡単に特定することができる。しかし、本発明
による車両用近距離無線通信機器によれば、車内に持ち
込む不特定のBluetooth機器500をも自動的に特定し
て、データの送受信を行うことができる。 (第2の実施の形態)第2の実施の形態の車両用近距離
無線通信機器に用いられる車載Bluetooth機器100の
構成は、図1に示す第1の実施の形態の車両用近距離無
線通信機器に用いられる車載Bluetooth機器100の構
成と同じである。第2の実施の形態の車両用近距離無線
通信機器に用いられるBluetoothモジュール1は、車室
内のセンターコンソールと一体化して設置する。
【0029】図5は、車両を上方から見たときの車内の
センターコンソール300の位置を示す図である。セン
ターコンソール300は、通常、運転席310と助手席
320とに挟まれ、車内のほぼ中央に配置されている。
センターコンソール300に、小物を入れるためのセン
ターコンソールボックス350を備えている車両も多
い。
【0030】Bluetoothモジュール1を、車内のほぼ中
央に位置しているセンターコンソール300と一体化し
て設置することにより、携帯電話等のBluetooth機器を
フロントシート310,320に持ち込んだときでも、
リアシート330に持ち込んだときでも、良好な通信状
況を得ることができる。特に、図5に示すように、セン
ターコンソールボックス350を備えている車両におい
ては、センターコンソールボックス350にBluetooth
モジュール1を設置すれば、リアシート330に置かれ
たBluetooth機器500との間を遮る物が無いため、リ
アシート330に置かれたBluetooth機器500とさら
に良好に通信を行うことができる。
【0031】Bluetoothモジュール1をセンターコンソ
ール300またはセンターコンソールボックス350と
一体化して設置する場合、Bluetoothモジュール1と接
続する制御部60はインストルメントパネルに設置して
もよいし、センターコンソール300またはセンターコ
ンソールボックス350に設置することもできる。すな
わち、Bluetoothモジュール1をルームミラー200と
一体化して設置する場合には、スペース的な問題から制
御部60をルームミラー200に設置することができな
かったが、センターコンソール300やセンターコンソ
ールボックス350には制御部60を設置するスペース
があるので、Bluetoothモジュール1と近接して設置す
ることができる。Bluetoothモジュール1と制御部60
とを近接して設置すれば、Bluetoothモジュール1と制
御部60とを接続するケーブルの長さを短くすることが
できるので、ルームミラー200に設置する場合に比べ
てコストを削減することができる。
【0032】第2の実施の形態の車両用近距離無線通信
機器によれば、Bluetoothモジュール1をセンターコン
ソール300またはセンターコンソールボックス350
と一体化して設置することにより、フロントシートやリ
アシートに持ち込まれた携帯電話等のBluetooth機器と
良好な通信状況を得ることができる。また、Bluetooth
モジュール1を車内のほぼ中央に配置することができる
ので、衝突事故が起こった際でもBluetoothモジュール
1の損傷を防ぐことができる。これにより、事故が起こ
った際の事故情報を車外に発信することが可能となる。
【0033】(第3の実施の形態)第1、第2の実施の
形態の車両用近距離無線通信機器では、アンテナ50の
設置場所、すなわち、Bluetoothモジュール1の設置場
所をそれぞれミラー200、センターコンソール300
とした。第3の実施の形態の車両用近距離無線通信機器
では、アンテナの設置場所とともに、アンテナの形状自
体に特徴がある。すなわち、ループアンテナ状に車室内
を取り囲むように配置した導線をBluetoothモジュール
1のアンテナとして用いる。
【0034】図6は、車両を上方から見たときのアンテ
ナ400の形状を示す図である。図1に示した車載Blue
tooth機器100のうち、アンテナ50を除いた部分、
すなわち、ベースバンド部10、RF部20、スイッチ
ドライバ30、スイッチ35、RFフィルタ40、制御
部60で構成される車載Bluetooth機器100Aを、イ
ンストルメントパネルに設置する。アンテナ400は、
ループアンテナ状に、運転席310、助手席320、リ
アシート330の全てを取り囲むようにして配置された
導線を用いる。アンテナを構成する導線は、フロアに設
ける。図6では、導線を車室内の周囲沿って一周だけ周
しているが、2周、3周と複数回周してもよい。アンテ
ナ400を構成する導線がRFフィルタ40と接続され
ているのは、第1、第2の実施の形態の車載Bluetooth
機器100と同じである。
【0035】ループアンテナ状に車室内を取り囲むよう
に設置した導線をBluetoothモジュール1のアンテナ4
00として用いることにより、フロントシート310,
320やリアシート330に持ち込まれたBluetooth機
器とも良好に通信を行うことができる。また、ループア
ンテナは、導線を周回させた車室内にあるBluetooth機
器からの電波を拾いやすく、車両外部からの電波を拾い
にくいという特性を有するので、例えば、通信を予定し
ていない、歩行者が保持しているBluetooth機器と、車
載Bluetooth機器との間で通信が行われる可能性も低く
なる。従って、図3に示すフローチャートの制御のよう
に、IDを複数回取得しなくても、ループアンテナ40
0で受信できたBluetooth機器を車内に持ち込まれたBlu
etooth機器500と特定することも可能である。
【0036】(変形例)図7は、アンテナ401を構成
する導線をセンターコンソールボックス350の周りに
2周させたときの図である。上述したように、センター
コンソールボックス350は、車室のほぼ中央に配置さ
れているので、この場合も、フロントシート310,3
20やリアシート330に持ち込まれたBluetooth機器
と良好に通信を行うことができる。また、導線をセンタ
ーコンソール300の周囲に配置して、アンテナ401
を構成してもよい。
【0037】図6では、アンテナ400を構成する導線
を、運転席310、助手席320、リアシート330の
全てを取り囲むように配置したが、運転席310のみ、
助手席320のみ、リアシート330のみのぞれぞれを
取り囲むように配置することもできる。また、車内の前
半分の後半分とをそれぞれ取り囲むように配置すること
もできるし、車内を複数に区分して、複数の区分ごとを
それぞれ取り囲むように配置してもよい。これらの場合
も、フロントシート310,320やリアシート330
に持ち込まれたBluetooth機器と良好に通信を行うこと
ができる。すなわち、Bluetooth機器が置かれる可能性
がある場所に限定してアンテナ400を設けるようにす
れば、アンテナの送受信感度も良くなる。
【0038】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ることはない。例えば、近距離無線通信の一方式である
Bluetoothを用いた例について説明したが、Bluetooth以
外の通信方式、例えば、IEEE802.11やSWAPを用いること
もできる。また、車内に持ち込むBluetooth機器として
は携帯電話以外に、PDAやノートパソコン等、Blueto
othモジュールを搭載しているものであれば何でもよ
い。Bluetooth以外の通信方式を採用する場合には、そ
の通信方式のモジュールを搭載する機器であればよい。
【0039】車速の検出には、一般的に用いられている
車速センサを用いたが、GPSを用いることもできる。ま
た、エンジン回転数と変速機のギアとの組み合わせに基
づいて車速を検出することもできる。さらに、車両が走
行して、車載されたBluetooth機器100と車外のBluet
ooth機器とが接続しなくなる条件を車速に基づいて定め
たが、車速以外の要素に基づいて定めることもできる。
例えば、再度通信を行う条件を、エンジン回転数が2000
rpm以上としたり、変速機のギアが2速以上であるとす
ることもできる。
【0040】また、第1、第2の実施の形態の車両用近
距離無線通信機器では、Bluetoothモジュール1をルー
ムミラー200やセンターコンソール300と一体化し
て設置した。これは、Bluetoothモジュール1がアンテ
ナ50を備えているからであるが、アンテナ50のみを
ルームミラー200やセンターコンソール300と一体
化して設置してもよい。この場合、Bluetoothモジュー
ル1を構成するアンテナ以外の部分は、第3の実施の形
態の車両用近距離無線通信機器と同様に、インストルメ
ントパネルに設置すればよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、次のような効果を奏する。 (1)請求項1〜3の発明によれば、車載された近距離
無線通信機器が通信を行った後、車両が所定の走行条件
で走行しているときに、再度車載された近距離無線通信
機器による通信を行わせて、接続した近距離無線通信機
器の識別情報を照合することにより、車内にある近距離
無線通信機器を自動的に選択することができる。 (2)請求項2の発明によれば、車速検出装置により検
出した車速が所定値以上であるか否かに基づいて、車両
が所定の車速以上で走行しているか否かを判定するの
で、確実に車両の走行状態を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用近距離無線通信機器の一実
施の形態の構成を示す図
【図2】第1の実施の形態の車両用近距離無線通信機器
に用いられる通信モジュールをルームミラーに設置した
ときの図
【図3】車内にあるBluetooth機器を自動的に選択する
処理手順を示す一実施の形態のフローチャート
【図4】図4(a)は、接続したBluetooth機器が複数
ある場合のIDの一覧を示し、図4(b)は、接続した
Bluetooth機器が一つだけとなった場合のIDを示す。
【図5】第2の実施の形態の車両用近距離無線通信機器
に用いられる通信モジュールをセンターコンソールに設
置したときの図
【図6】第3の実施の形態の車両用近距離無線通信機器
に用いられる通信アンテナを車室内にループアンテナ状
に設置したときの図
【図7】第3の実施の形態の車両用近距離無線通信機器
に用いられる通信アンテナをセンターコンソールボック
スに沿ってループアンテナ状に設置したときの図
【図8】本発明による車両用近距離無線通信機器に用い
られる通信アンテナの放射特性を示す図
【符号の説明】
1…Bluetoothモジュール、10…ベースバンド部、2
0…RF部、21…送信部、22…受信部、30…スイ
ッチドライバ、35…スイッチ、40…RFフィルタ、
50…アンテナ、60…制御部、100…Bluetooth機
器、200…ルームミラー、300…センターコンソー
ル、310…運転席、320…助手席、330…リアシ
ート、350…センターコンソールボックス、400,
401…アンテナ、500…携帯電話

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不特定多数の機器と無線で通信を行うため
    に、前記不特定多数の機器に接続要求を行う接続要求装
    置と、 前記不特定多数の機器から前記接続要求に対する応答が
    あったときに、前記不特定多数のそれぞれの機器を識別
    する識別情報を受信する受信装置と、 車両が所定の走行条件で走行しているか否かを判定する
    走行条件判定装置と、 前記受信装置で受信した前記識別情報に基づいて、前記
    不特定多数の機器のうち車内に存在する機器を特定する
    特定装置とを備え、 前記接続要求装置は、前記走行条件判定装置により前記
    車両が所定の走行条件で走行していると判定されたタイ
    ミングを含む複数のタイミングにて接続要求を行い、 前記特定装置は、前記複数のタイミングの全ての接続要
    求に対応して取得できた識別情報を有する機器を、車内
    に存在する機器として特定することを特徴とする車両用
    近距離無線通信機器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用近距離無線通信機
    器において、 前記車両の車速を検出する車速検出装置をさらに備え、 前記走行条件判定装置は、前記車速検出装置により検出
    された車速が所定値以上であるときに、前記車両が所定
    の走行条件で走行していると判定することを特徴とする
    車両用近距離無線通信機器。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の車両用近距離無
    線通信機器において、 前記近距離無線通信機器の通信方式は、Bluetoothであ
    ることを特徴とする車両用近距離無線通信機器。
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