JP2003174162A - 半導体装置 - Google Patents
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- JP2003174162A JP2003174162A JP2001373229A JP2001373229A JP2003174162A JP 2003174162 A JP2003174162 A JP 2003174162A JP 2001373229 A JP2001373229 A JP 2001373229A JP 2001373229 A JP2001373229 A JP 2001373229A JP 2003174162 A JP2003174162 A JP 2003174162A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 降伏やホットキャリアの発生による寄生バイ
ポーラ・トランジスタの動作がなく、素子破壊のない信
頼性の高い半導体装置を提供する。 【解決手段】 半導体基板上に形成されたゲート電極G
と、ゲート電極Gに対応した半導体基板の表面領域に形
成されたチャネル層と、半導体基板の表面領域であって
チャネル層の両側に形成された一対の不純物拡散層1
a、1b、2a、2bと、一対の不純物拡散層1a、1
b、2a、2bに接触するとともに、不純物拡散層1
a、1b、2a、2bの極性とは異なる極性を有し、当
該極性がゲート電極Gに印加される電圧により反転しな
いように形成された単数又は複数の張出し層5とを備え
た。
ポーラ・トランジスタの動作がなく、素子破壊のない信
頼性の高い半導体装置を提供する。 【解決手段】 半導体基板上に形成されたゲート電極G
と、ゲート電極Gに対応した半導体基板の表面領域に形
成されたチャネル層と、半導体基板の表面領域であって
チャネル層の両側に形成された一対の不純物拡散層1
a、1b、2a、2bと、一対の不純物拡散層1a、1
b、2a、2bに接触するとともに、不純物拡散層1
a、1b、2a、2bの極性とは異なる極性を有し、当
該極性がゲート電極Gに印加される電圧により反転しな
いように形成された単数又は複数の張出し層5とを備え
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置に関
し、特に、MOS電界効果型トランジスタ(MOSFE
T)を備えた半導体装置に関するものである。
し、特に、MOS電界効果型トランジスタ(MOSFE
T)を備えた半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9、図10にて、従来の半導体装置に
ついて、簡単に説明する。図9は、従来の半導体装置を
示す概略上面図であり、図10は、図9の半導体装置に
おけるZ−Z断面を示す概略断面図である。
ついて、簡単に説明する。図9は、従来の半導体装置を
示す概略上面図であり、図10は、図9の半導体装置に
おけるZ−Z断面を示す概略断面図である。
【0003】図9、図10において、Sはソース電極、
Gはゲート電極、Dはドレイン電極、1aはソース電極
Sの下方であって半導体基板の表面領域に形成されたN
−拡散層(ソース側不純物拡散層)、1bはドレイン電
極Dの下方であって半導体基板の表面領域に形成された
N−拡散層(ドレイン側不純物拡散層)、2aはソース
電極Sの直下であって半導体基板の表面領域にN−拡散
層1aに隣接して形成されたN+拡散層(ソース側不純
物拡散層)、2bはドレイン電極Dの直下であって半導
体基板の表面領域にN−拡散層1bに隣接して形成され
たN+拡散層(ドレイン側不純物拡散層)、7はゲート
電極G及びゲート絶縁膜の下方であって両側に2つのN
−拡散層1a、1bを有する領域を備えたチャネルP層
(チャネル層)を示す。
Gはゲート電極、Dはドレイン電極、1aはソース電極
Sの下方であって半導体基板の表面領域に形成されたN
−拡散層(ソース側不純物拡散層)、1bはドレイン電
極Dの下方であって半導体基板の表面領域に形成された
N−拡散層(ドレイン側不純物拡散層)、2aはソース
電極Sの直下であって半導体基板の表面領域にN−拡散
層1aに隣接して形成されたN+拡散層(ソース側不純
物拡散層)、2bはドレイン電極Dの直下であって半導
体基板の表面領域にN−拡散層1bに隣接して形成され
たN+拡散層(ドレイン側不純物拡散層)、7はゲート
電極G及びゲート絶縁膜の下方であって両側に2つのN
−拡散層1a、1bを有する領域を備えたチャネルP層
(チャネル層)を示す。
【0004】以上のように構成された半導体装置は、ソ
ース電極Sとドレイン電極Dとの間にソース・ドレイン
間電圧を印加するとともに、ゲート電極Gにゲート電圧
を印加することで、ソース電極Sとドレイン電極Dとの
間に電流が流れて、トランジスタとして機能するもので
ある。これは、ゲート電極Gに印加したゲート電圧によ
り、2つのN−拡散層1a、1bに挟まれたチャンネル
P層7の極性が反転することによるものである。
ース電極Sとドレイン電極Dとの間にソース・ドレイン
間電圧を印加するとともに、ゲート電極Gにゲート電圧
を印加することで、ソース電極Sとドレイン電極Dとの
間に電流が流れて、トランジスタとして機能するもので
ある。これは、ゲート電極Gに印加したゲート電圧によ
り、2つのN−拡散層1a、1bに挟まれたチャンネル
P層7の極性が反転することによるものである。
【0005】これにより、図10に示すように、エレク
トロン(電子)は、ソース側のN+拡散層2a、N−拡
散層1aから、ドレイン側のN−拡散層1b、N+拡散
層2bに、移動することになる。他方、ホール(正孔)
は、ドレイン側のN+拡散層2b、N−拡散層1bか
ら、ソース側のN−拡散層1a、N+拡散層2aに、移
動することになる。
トロン(電子)は、ソース側のN+拡散層2a、N−拡
散層1aから、ドレイン側のN−拡散層1b、N+拡散
層2bに、移動することになる。他方、ホール(正孔)
は、ドレイン側のN+拡散層2b、N−拡散層1bか
ら、ソース側のN−拡散層1a、N+拡散層2aに、移
動することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術には、
2つの大きな問題があった。第1の問題は、ソース・ド
レイン間に所定量以上の電流が流れたときに、素子の熱
暴走による破壊が発生するという問題である。
2つの大きな問題があった。第1の問題は、ソース・ド
レイン間に所定量以上の電流が流れたときに、素子の熱
暴走による破壊が発生するという問題である。
【0007】以下、図11にて、半導体装置が素子破壊
に至るまでの状態について説明する。図11は、ソース
・ドレイン間の電流と電圧との関係を示すI−V線図で
ある。同図において、横軸はソース・ドレイン間電圧を
対数にて表示したものであり、縦軸はソース・ドレイン
間電流を対数にて表示したものである。
に至るまでの状態について説明する。図11は、ソース
・ドレイン間の電流と電圧との関係を示すI−V線図で
ある。同図において、横軸はソース・ドレイン間電圧を
対数にて表示したものであり、縦軸はソース・ドレイン
間電流を対数にて表示したものである。
【0008】同図に示すように、ゲート電圧を印加しつ
つ、ソース・ドレイン電圧を上げていくと、それにとも
ないソース・ドレイン間に流れる電流も大きくなる。そ
して、ソース・ドレイン電圧が、所定の値を超えたとき
に、チャネルP層7とドレイン側N−拡散層1bとの間
(図10のA領域である。)で、アバランシェ降伏(1
次降伏)が生じる。このアバランシェ降伏により、ソー
ス・ドレイン間に大電流(降伏電流又はアバランシェ電
流)が流れる。
つ、ソース・ドレイン電圧を上げていくと、それにとも
ないソース・ドレイン間に流れる電流も大きくなる。そ
して、ソース・ドレイン電圧が、所定の値を超えたとき
に、チャネルP層7とドレイン側N−拡散層1bとの間
(図10のA領域である。)で、アバランシェ降伏(1
次降伏)が生じる。このアバランシェ降伏により、ソー
ス・ドレイン間に大電流(降伏電流又はアバランシェ電
流)が流れる。
【0009】この降伏電流の発生により、ホールがチャ
ネルP層7からソース側のN+拡散層2aに流れ込み、
チャネル電位が上昇する。このときの、チャネル電位
は、チャネルP層7の抵抗値に、アバランシェ電流を乗
じたものである。そして、チャネルP層の電位が、ソー
ス側のN+拡散層2aのビルトイン電圧(約0.5Vで
ある。)を超えると、ドレイン側のN拡散層と、チャネ
ルP層7と、ソース側のN拡散層とからなる、寄生バイ
ポーラ・トランジスタが動作する。この寄生バイポーラ
・トランジスタが動作する状態を、MOSトランジスタ
による2次降伏という。
ネルP層7からソース側のN+拡散層2aに流れ込み、
チャネル電位が上昇する。このときの、チャネル電位
は、チャネルP層7の抵抗値に、アバランシェ電流を乗
じたものである。そして、チャネルP層の電位が、ソー
ス側のN+拡散層2aのビルトイン電圧(約0.5Vで
ある。)を超えると、ドレイン側のN拡散層と、チャネ
ルP層7と、ソース側のN拡散層とからなる、寄生バイ
ポーラ・トランジスタが動作する。この寄生バイポーラ
・トランジスタが動作する状態を、MOSトランジスタ
による2次降伏という。
【0010】そして、装置内に生じた寄生バイポーラ・
トランジスタに、さらに電流が流れると、素子の熱暴走
による素子破壊が発生する。なお、以上説明したよう
に、MOSトランジスタにおけるドレイン・ソース間の
降伏電圧(耐圧)は、上述のアバランシェ降伏が生じる
電圧にて決定されるものである。
トランジスタに、さらに電流が流れると、素子の熱暴走
による素子破壊が発生する。なお、以上説明したよう
に、MOSトランジスタにおけるドレイン・ソース間の
降伏電圧(耐圧)は、上述のアバランシェ降伏が生じる
電圧にて決定されるものである。
【0011】第2の問題は、ホットキャリアの発生によ
り、上述の第1の問題と同様に、チャネルP層7の電位
が変動して、ドレイン側のN拡散層と、チャネルP層7
と、ソース側のN拡散層とからなる、寄生バイポーラ・
トランジスタが動作するという問題である。ホットキャ
リアは、ドレイン領域近傍の高電界領域にて発生するも
ので、これがチャネルP層7からソース側のN+拡散層
2aに流れ込むことで、チャネル電位が上昇して、寄生
バイポーラ・トランジスタが動作することになる。
り、上述の第1の問題と同様に、チャネルP層7の電位
が変動して、ドレイン側のN拡散層と、チャネルP層7
と、ソース側のN拡散層とからなる、寄生バイポーラ・
トランジスタが動作するという問題である。ホットキャ
リアは、ドレイン領域近傍の高電界領域にて発生するも
ので、これがチャネルP層7からソース側のN+拡散層
2aに流れ込むことで、チャネル電位が上昇して、寄生
バイポーラ・トランジスタが動作することになる。
【0012】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、降伏やホットキャリアの発生に
よる寄生バイポーラ・トランジスタの動作がなく、素子
破壊のない信頼性の高い半導体装置を提供することにあ
る。
ためになされたもので、降伏やホットキャリアの発生に
よる寄生バイポーラ・トランジスタの動作がなく、素子
破壊のない信頼性の高い半導体装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明にかかる半導体装置は、半導体基板上に形成され
たゲート電極と、前記ゲート電極に対応した前記半導体
基板の表面領域に形成されたチャネル層と、前記半導体
基板の表面領域であって前記チャネル層の両側に形成さ
れた一対の不純物拡散層と、前記一対の不純物拡散層に
接触するとともに、前記不純物拡散層の極性とは異なる
極性を有し、当該極性が前記ゲート電極に印加される電
圧により反転しないように形成された単数又は複数の張
出し層とを備えたものである。
の発明にかかる半導体装置は、半導体基板上に形成され
たゲート電極と、前記ゲート電極に対応した前記半導体
基板の表面領域に形成されたチャネル層と、前記半導体
基板の表面領域であって前記チャネル層の両側に形成さ
れた一対の不純物拡散層と、前記一対の不純物拡散層に
接触するとともに、前記不純物拡散層の極性とは異なる
極性を有し、当該極性が前記ゲート電極に印加される電
圧により反転しないように形成された単数又は複数の張
出し層とを備えたものである。
【0014】また、請求項2記載の発明にかかる半導体
装置は、上記請求項1記載の発明において、前記張出し
層に係わる降伏電圧を、前記チャネル層に係わる降伏電
圧よりも低くしたものである。
装置は、上記請求項1記載の発明において、前記張出し
層に係わる降伏電圧を、前記チャネル層に係わる降伏電
圧よりも低くしたものである。
【0015】また、請求項3記載の発明にかかる半導体
装置は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明におい
て、前記張出し層は、前記半導体基板の表面領域に形成
されたものである。
装置は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明におい
て、前記張出し層は、前記半導体基板の表面領域に形成
されたものである。
【0016】また、請求項4記載の発明にかかる半導体
装置は、上記請求項3に記載の発明において、前記一対
の不純物拡散層は、ソース側不純物拡散層とドレイン側
不純物拡散層とであり、前記張出し層は、前記ソース側
不純物拡散層、前記チャネル層を順次貫通して、前記ド
レイン側不純物拡散層に接触するものである。
装置は、上記請求項3に記載の発明において、前記一対
の不純物拡散層は、ソース側不純物拡散層とドレイン側
不純物拡散層とであり、前記張出し層は、前記ソース側
不純物拡散層、前記チャネル層を順次貫通して、前記ド
レイン側不純物拡散層に接触するものである。
【0017】また、請求項5記載の発明にかかる半導体
装置は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明におい
て、前記張出し層は、前記半導体基板の表面領域の下層
に形成されたものである。
装置は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明におい
て、前記張出し層は、前記半導体基板の表面領域の下層
に形成されたものである。
【0018】また、請求項6記載の発明にかかる半導体
装置は、上記請求項5に記載の発明において、前記一対
の不純物拡散層は、ソース側不純物拡散層とドレイン側
不純物拡散層とであり、前記張出し層は、前記表面領域
における前記ソース側不純物拡散層と前記チャネル層と
前記ドレイン側不純物拡散層とに接触するものである。
装置は、上記請求項5に記載の発明において、前記一対
の不純物拡散層は、ソース側不純物拡散層とドレイン側
不純物拡散層とであり、前記張出し層は、前記表面領域
における前記ソース側不純物拡散層と前記チャネル層と
前記ドレイン側不純物拡散層とに接触するものである。
【0019】また、請求項7記載の発明にかかる半導体
装置は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発
明において、前記半導体基板を、SOI基板としたもの
である。
装置は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発
明において、前記半導体基板を、SOI基板としたもの
である。
【0020】また、請求項8記載の発明にかかる半導体
装置は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発
明において、前記一対の不純物拡散層は、それぞれ、N
+拡散層又はP+拡散層と、N−拡散層又はP−拡散層
とからなり、前記張出し層は、P+拡散層又はN+拡散
層からなるものである。
装置は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発
明において、前記一対の不純物拡散層は、それぞれ、N
+拡散層又はP+拡散層と、N−拡散層又はP−拡散層
とからなり、前記張出し層は、P+拡散層又はN+拡散
層からなるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同
一または相当する部分には同一の符号を付しており、そ
の重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
いて図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同
一または相当する部分には同一の符号を付しており、そ
の重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0022】実施の形態1.図1〜図4にて、この発明
の実施の形態1について詳細に説明する。図1は、この
発明の実施の形態1を示す半導体装置の概略上面図であ
る。図2は図1の半導体装置におけるX−X断面を示す
概略断面図であり、図3は図1の半導体装置におけるY
−Y断面を示す概略断面図である。また、図4は、図3
の半導体装置におけるW−W断面を示す概略断面図であ
る。
の実施の形態1について詳細に説明する。図1は、この
発明の実施の形態1を示す半導体装置の概略上面図であ
る。図2は図1の半導体装置におけるX−X断面を示す
概略断面図であり、図3は図1の半導体装置におけるY
−Y断面を示す概略断面図である。また、図4は、図3
の半導体装置におけるW−W断面を示す概略断面図であ
る。
【0023】図1〜図4において、Sはソース電極、G
はゲート電極、Dはドレイン電極、1aはソース電極S
の下方であって半導体基板の表面領域に形成されたN−
拡散層(ソース側不純物拡散層)、1bはドレイン電極
Dの下方であって半導体基板の表面領域に形成されたN
−拡散層(ドレイン側不純物拡散層)、2aはソース電
極Sの直下であって半導体基板の表面領域にN−拡散層
1aに隣接して形成されたN+拡散層(ソース側不純物
拡散層)、2bはドレイン電極Dの直下であって半導体
基板の表面領域にN−拡散層1bに隣接して形成された
N+拡散層(ドレイン側不純物拡散層)、5はゲート電
極Gにゲート電圧を印加しても極性が反転しないように
形成された張出しP+層(張出し層)、7はゲート電極
G及びゲート絶縁膜の下方であって両側に2つのN−拡
散層1a、1bを有する領域を備えたチャネルP層(チ
ャネル層)を示す。
はゲート電極、Dはドレイン電極、1aはソース電極S
の下方であって半導体基板の表面領域に形成されたN−
拡散層(ソース側不純物拡散層)、1bはドレイン電極
Dの下方であって半導体基板の表面領域に形成されたN
−拡散層(ドレイン側不純物拡散層)、2aはソース電
極Sの直下であって半導体基板の表面領域にN−拡散層
1aに隣接して形成されたN+拡散層(ソース側不純物
拡散層)、2bはドレイン電極Dの直下であって半導体
基板の表面領域にN−拡散層1bに隣接して形成された
N+拡散層(ドレイン側不純物拡散層)、5はゲート電
極Gにゲート電圧を印加しても極性が反転しないように
形成された張出しP+層(張出し層)、7はゲート電極
G及びゲート絶縁膜の下方であって両側に2つのN−拡
散層1a、1bを有する領域を備えたチャネルP層(チ
ャネル層)を示す。
【0024】ここで、半導体基板の表面領域に形成され
たN−拡散層1a、1b、N+拡散層2a、2bにて、
一対の不純物拡散層をなす。また、図1に示すように、
張出しP+層5は、装置の短手方向におけるほぼ中央部
に形成されている。また、図3に示すように、張出しP
+層5は、半導体基板の表面領域に形成されている。詳
しくは、張出しP+層5は、ソース電極Sに一端が接触
し、ソース側のN+拡散層2a、N−拡散層1a、半導
体基板の表面領域におけるチャネル層7を順次貫通し
て、さらにドレイン側のN−拡散層1bを貫通して、N
+拡散層2bに他端が接触する。
たN−拡散層1a、1b、N+拡散層2a、2bにて、
一対の不純物拡散層をなす。また、図1に示すように、
張出しP+層5は、装置の短手方向におけるほぼ中央部
に形成されている。また、図3に示すように、張出しP
+層5は、半導体基板の表面領域に形成されている。詳
しくは、張出しP+層5は、ソース電極Sに一端が接触
し、ソース側のN+拡散層2a、N−拡散層1a、半導
体基板の表面領域におけるチャネル層7を順次貫通し
て、さらにドレイン側のN−拡散層1bを貫通して、N
+拡散層2bに他端が接触する。
【0025】また、張出しP+層5は低抵抗であるとと
もに、張出しP+層5に係わる降伏電圧が、チャネル層
7に係わる降伏電圧よりも低くなるように形成される。
具体的には、例えば、半導体基板の表面領域におけるチ
ャネルP層7における不純物添加量を1017個/cm
3とし、張出しP+層5における不純物添加量を10
18〜1019個/cm3として、不純物プロファイル
を最適化する。これにより、図2に示すA領域の耐圧
が、図3に示すB領域の耐圧よりも大きくなることにな
る。
もに、張出しP+層5に係わる降伏電圧が、チャネル層
7に係わる降伏電圧よりも低くなるように形成される。
具体的には、例えば、半導体基板の表面領域におけるチ
ャネルP層7における不純物添加量を1017個/cm
3とし、張出しP+層5における不純物添加量を10
18〜1019個/cm3として、不純物プロファイル
を最適化する。これにより、図2に示すA領域の耐圧
が、図3に示すB領域の耐圧よりも大きくなることにな
る。
【0026】詳しくは、MOSトランジスタのドレイン
電極Dに正電圧を印加して、ソース電極S、ゲート電極
Gに0Vを印加する。このとき、MOSトランジスタの
耐圧は、図2に示すドレイン側のN−拡散層1bとチャ
ネルP層7との境界部分(図2のA領域である。)にて
決定される。また、張出しP+層とN+拡散層2bとか
らなるPN型ダイオードの耐圧は、張出しP+層5とN
+拡散層2bとの境界部分(図3のB領域であり、P/
N接合部である。)にて決定される。そして、このPN
型ダイオードの特性は、PN間に所定量以上の電流が流
れると、先に説明したMOSトランジスタとは異なり、
1次降伏のみが生じるものである。すなわち、PN型ダ
イオードは、1次降伏の後に、2次降伏を生じることな
く、熱暴走も生じない。
電極Dに正電圧を印加して、ソース電極S、ゲート電極
Gに0Vを印加する。このとき、MOSトランジスタの
耐圧は、図2に示すドレイン側のN−拡散層1bとチャ
ネルP層7との境界部分(図2のA領域である。)にて
決定される。また、張出しP+層とN+拡散層2bとか
らなるPN型ダイオードの耐圧は、張出しP+層5とN
+拡散層2bとの境界部分(図3のB領域であり、P/
N接合部である。)にて決定される。そして、このPN
型ダイオードの特性は、PN間に所定量以上の電流が流
れると、先に説明したMOSトランジスタとは異なり、
1次降伏のみが生じるものである。すなわち、PN型ダ
イオードは、1次降伏の後に、2次降伏を生じることな
く、熱暴走も生じない。
【0027】以上のように構成された半導体装置におけ
る動作について、説明する。本実施の形態1の半導体装
置は、ソース電極Sとドレイン電極Dとの間にソース・
ドレイン間電圧を印加するとともに、ゲート電極Gにゲ
ート電圧を印加することで、ソース電極Sとドレイン電
極Dとの間に電流が流れて、通常のトランジスタと同様
に機能する。このとき、ゲート電極Gに印加したゲート
電圧により、2つのN−拡散層1a、1bに挟まれたチ
ャンネルP層7の極性は反転する。これに対して、張出
しP +層5は、低抵抗体であり、ゲート電極Gにゲート
電圧を印加しても極性はP型のままである。
る動作について、説明する。本実施の形態1の半導体装
置は、ソース電極Sとドレイン電極Dとの間にソース・
ドレイン間電圧を印加するとともに、ゲート電極Gにゲ
ート電圧を印加することで、ソース電極Sとドレイン電
極Dとの間に電流が流れて、通常のトランジスタと同様
に機能する。このとき、ゲート電極Gに印加したゲート
電圧により、2つのN−拡散層1a、1bに挟まれたチ
ャンネルP層7の極性は反転する。これに対して、張出
しP +層5は、低抵抗体であり、ゲート電極Gにゲート
電圧を印加しても極性はP型のままである。
【0028】そして、ドレイン電極Dにかかる正電圧を
さらに大きくして、ソース電極Sとドレイン電極Dとの
間に流れる電流が大きくなると、図3を参照して、張出
しP +層5とN+拡散層2bとの間の1次降伏のみが発
生する。このように、本実施の形態1の半導体装置によ
れば、ソース・ドレイン間電流が大きくなったときに、
MOSトランジスタとしてではなく、PNダイオードと
して機能することになる。したがって、MOSトランジ
スタに特有の寄生トランジスタの動作が抑止されて、半
導体装置の素子破壊を防ぎ、高い安全動作領域(AS
O)を確保することができる。
さらに大きくして、ソース電極Sとドレイン電極Dとの
間に流れる電流が大きくなると、図3を参照して、張出
しP +層5とN+拡散層2bとの間の1次降伏のみが発
生する。このように、本実施の形態1の半導体装置によ
れば、ソース・ドレイン間電流が大きくなったときに、
MOSトランジスタとしてではなく、PNダイオードと
して機能することになる。したがって、MOSトランジ
スタに特有の寄生トランジスタの動作が抑止されて、半
導体装置の素子破壊を防ぎ、高い安全動作領域(AS
O)を確保することができる。
【0029】さらに、図4を参照して、ホットキャリア
が、ドレイン領域近傍の高電界領域、すなわちチャネル
P層7とドレイン側のN−拡散層1bとの間で発生した
場合には、ホットキャリアは図4中の矢印で示す方向に
移動することになる。すなわち、ゲート端部で発生した
ホットキャリアとしてのホールは、チャネルP層側では
なく、ゲート電極G直下に設けられた低抵抗の張出しP
+層5側に移動する。このように、本実施の形態1の半
導体装置は、低抵抗の張出しP+層5がアンテナとなっ
て、ホットキャリアをソース電極Sに向けて引き出すこ
とが可能となるために、チャネルP層7の電位変動を低
減して、寄生バイポーラ・トランジスタの動作を抑止す
ることができる。
が、ドレイン領域近傍の高電界領域、すなわちチャネル
P層7とドレイン側のN−拡散層1bとの間で発生した
場合には、ホットキャリアは図4中の矢印で示す方向に
移動することになる。すなわち、ゲート端部で発生した
ホットキャリアとしてのホールは、チャネルP層側では
なく、ゲート電極G直下に設けられた低抵抗の張出しP
+層5側に移動する。このように、本実施の形態1の半
導体装置は、低抵抗の張出しP+層5がアンテナとなっ
て、ホットキャリアをソース電極Sに向けて引き出すこ
とが可能となるために、チャネルP層7の電位変動を低
減して、寄生バイポーラ・トランジスタの動作を抑止す
ることができる。
【0030】以上説明したように、本実施の形態1のよ
うに構成された半導体装置においては、降伏やホットキ
ャリアの発生による寄生バイポーラ・トランジスタの動
作がなく、素子破壊のない信頼性の高い半導体装置を提
供することができる。
うに構成された半導体装置においては、降伏やホットキ
ャリアの発生による寄生バイポーラ・トランジスタの動
作がなく、素子破壊のない信頼性の高い半導体装置を提
供することができる。
【0031】なお、本実施の形態1では、Nチャネル型
のMOSトランジスタについて説明したが、Pチャネル
型のMOSトランジスタについても本発明を適用するこ
とができる。すなわち、N型のチャネル層、その両端に
形成される一対のP型の拡散層を備えたMOSトランジ
スタであっても、一対のP型拡散層に接触するN+型の
張出し層を形成することができる。そして、その場合に
も、本実施の形態1と同様の効果を奏することになる。
のMOSトランジスタについて説明したが、Pチャネル
型のMOSトランジスタについても本発明を適用するこ
とができる。すなわち、N型のチャネル層、その両端に
形成される一対のP型の拡散層を備えたMOSトランジ
スタであっても、一対のP型拡散層に接触するN+型の
張出し層を形成することができる。そして、その場合に
も、本実施の形態1と同様の効果を奏することになる。
【0032】実施の形態2.図5にて、この発明の実施
の形態2について詳細に説明する。図5は、この発明の
実施の形態2を示す半導体装置の概略上面図である。本
実施の形態2は、張出しP+層が複数設けられている点
が、前記実施の形態1と相違する。
の形態2について詳細に説明する。図5は、この発明の
実施の形態2を示す半導体装置の概略上面図である。本
実施の形態2は、張出しP+層が複数設けられている点
が、前記実施の形態1と相違する。
【0033】図5において、Sはソース電極、Gはゲー
ト電極、Dはドレイン電極、1a、1bはN−拡散層、
2a、2bはN+拡散層、5a〜5cはゲート電極Gに
ゲート電圧を印加しても極性が反転しないように形成さ
れた張出しP+層を示す。
ト電極、Dはドレイン電極、1a、1bはN−拡散層、
2a、2bはN+拡散層、5a〜5cはゲート電極Gに
ゲート電圧を印加しても極性が反転しないように形成さ
れた張出しP+層を示す。
【0034】ここで、図5に示すように、3つの張出し
P+層5a〜5cが、半導体装置の能動部に相当する中
央部(張出しP+層5aである。)と、フィールド境界
部に相当する両端部(張出しP+層5b、5cであ
る。)とに、それぞれ、装置短手方向に対して等間隔に
形成されている。そして、3つの張出しP+層5a〜5
cは、それぞれ、前記実施の形態1における張出しP+
層5と同様に形成されている。すなわち、図5におい
て、3つの張出しP+層5a〜5cに係わる切断面は、
それぞれ、先に述べた図3に示す断面と同様になる。ま
た、3つの張出しP+層5a〜5c以外の領域に係わる
切断面は、それぞれ、先に述べた図2に示す断面と同様
になる。
P+層5a〜5cが、半導体装置の能動部に相当する中
央部(張出しP+層5aである。)と、フィールド境界
部に相当する両端部(張出しP+層5b、5cであ
る。)とに、それぞれ、装置短手方向に対して等間隔に
形成されている。そして、3つの張出しP+層5a〜5
cは、それぞれ、前記実施の形態1における張出しP+
層5と同様に形成されている。すなわち、図5におい
て、3つの張出しP+層5a〜5cに係わる切断面は、
それぞれ、先に述べた図3に示す断面と同様になる。ま
た、3つの張出しP+層5a〜5c以外の領域に係わる
切断面は、それぞれ、先に述べた図2に示す断面と同様
になる。
【0035】以上のように構成された半導体装置は、前
記実施の形態1と同様に動作することになる。特に、本
実施の形態2では、複数の張出しP+層5a〜5cを備
えているために、ソース・ドレイン間電流が大きくなっ
たときに、MOSトランジスタによる2次降伏を抑える
PNダイオードとしての機能が助長されることになる。
さらに、ゲート端部で発生したホットキャリアについて
も、複数の張出しP+層5a〜5c側への移動が促進さ
れることになる。すなわち、本実施の形態2の半導体装
置は、MOSトランジスタの降伏後の電流量が確保され
るとともに、ホットキャリアの引き抜きも容易となり、
安定した動作が可能となる。
記実施の形態1と同様に動作することになる。特に、本
実施の形態2では、複数の張出しP+層5a〜5cを備
えているために、ソース・ドレイン間電流が大きくなっ
たときに、MOSトランジスタによる2次降伏を抑える
PNダイオードとしての機能が助長されることになる。
さらに、ゲート端部で発生したホットキャリアについて
も、複数の張出しP+層5a〜5c側への移動が促進さ
れることになる。すなわち、本実施の形態2の半導体装
置は、MOSトランジスタの降伏後の電流量が確保され
るとともに、ホットキャリアの引き抜きも容易となり、
安定した動作が可能となる。
【0036】以上説明したように、本実施の形態2のよ
うに構成された半導体装置においては、前記実施の形態
1と同様に、降伏やホットキャリアの発生による寄生バ
イポーラ・トランジスタの動作がなく、素子破壊のない
信頼性の高い半導体装置を提供することができる。な
お、本実施の形態2では、3つの張出しP+層5a〜5
cを、半導体装置の短手方向に対して等間隔に設けた
が、張出しP+層の個数や、配置の間隔については、こ
れに限定されることはない。
うに構成された半導体装置においては、前記実施の形態
1と同様に、降伏やホットキャリアの発生による寄生バ
イポーラ・トランジスタの動作がなく、素子破壊のない
信頼性の高い半導体装置を提供することができる。な
お、本実施の形態2では、3つの張出しP+層5a〜5
cを、半導体装置の短手方向に対して等間隔に設けた
が、張出しP+層の個数や、配置の間隔については、こ
れに限定されることはない。
【0037】実施の形態3.図6にて、この発明の実施
の形態3について詳細に説明する。図6は、この発明の
実施の形態3を示す半導体装置の概略断面図である。本
実施の形態3は、張出しP+層が半導体基板の表面領域
の下層に設けられている点が、前記実施の形態1と相違
する。なお、本実施の形態3における半導体装置の上面
図は、先に説明した図9とほぼ同様となる。そして、図
9の半導体装置について、装置短手方向のほぼ中央部に
おける断面は、図6に示す断面になる。他方、装置短手
方向の中央部以外における断面は、図2に示す断面にな
る。
の形態3について詳細に説明する。図6は、この発明の
実施の形態3を示す半導体装置の概略断面図である。本
実施の形態3は、張出しP+層が半導体基板の表面領域
の下層に設けられている点が、前記実施の形態1と相違
する。なお、本実施の形態3における半導体装置の上面
図は、先に説明した図9とほぼ同様となる。そして、図
9の半導体装置について、装置短手方向のほぼ中央部に
おける断面は、図6に示す断面になる。他方、装置短手
方向の中央部以外における断面は、図2に示す断面にな
る。
【0038】図6において、Sはソース電極、Gはゲー
ト電極、Dはドレイン電極、1a、1bはN−拡散層、
2a、2bはN+拡散層、5は半導体基板の表面領域の
下層に設けられた張出しP+層、7はチャネルP層を示
す。ここで、図6に示すように、張出しP+層5は、ソ
ース電極S直下に形成されたチャネルP層7と、ソース
側のN+拡散層2a及びN−拡散層1aと、ゲート電極
G直下に形成されたチャネルP層7と、ドレイン側のN
−拡散層1bとに接触するように設けられている。
ト電極、Dはドレイン電極、1a、1bはN−拡散層、
2a、2bはN+拡散層、5は半導体基板の表面領域の
下層に設けられた張出しP+層、7はチャネルP層を示
す。ここで、図6に示すように、張出しP+層5は、ソ
ース電極S直下に形成されたチャネルP層7と、ソース
側のN+拡散層2a及びN−拡散層1aと、ゲート電極
G直下に形成されたチャネルP層7と、ドレイン側のN
−拡散層1bとに接触するように設けられている。
【0039】さらに、ゲート電圧が印加されたときにチ
ャネル層7の反転が確実に行われて、MOSトランジス
タの機能が損なわれないように、張出しP+層5の位置
(深さである。)が定められている。また、張出しP+
層5は、例えば、イオン注入法や、エピタキシャル成長
法等により、形成されるものである。
ャネル層7の反転が確実に行われて、MOSトランジス
タの機能が損なわれないように、張出しP+層5の位置
(深さである。)が定められている。また、張出しP+
層5は、例えば、イオン注入法や、エピタキシャル成長
法等により、形成されるものである。
【0040】以上のように構成された半導体装置は、前
記実施の形態1と同様に動作することになる。すなわ
ち、図6の矢印を参照して、張出しP+層5は、PNダ
イオードの一部として機能する。そして、ソース・ドレ
イン間電流が大きくなったときに、一次降伏のみが発生
する。さらに、ゲート端部で発生したホットキャリア
は、張出しP+層5を介して、ソース電極S側へ移動す
る。特に、本実施の形態3では、半導体基板の表面領域
の下層に張出しP+層5を備えているために、ゲート電
極G直下に形成されるチャネルP層7の領域を減ずるこ
となく、実効ゲート幅を確保することができる。したが
って、本実施の形態3によれば、充分なドレイン電流が
確保されたMOSトランジスタを構成することができ
る。
記実施の形態1と同様に動作することになる。すなわ
ち、図6の矢印を参照して、張出しP+層5は、PNダ
イオードの一部として機能する。そして、ソース・ドレ
イン間電流が大きくなったときに、一次降伏のみが発生
する。さらに、ゲート端部で発生したホットキャリア
は、張出しP+層5を介して、ソース電極S側へ移動す
る。特に、本実施の形態3では、半導体基板の表面領域
の下層に張出しP+層5を備えているために、ゲート電
極G直下に形成されるチャネルP層7の領域を減ずるこ
となく、実効ゲート幅を確保することができる。したが
って、本実施の形態3によれば、充分なドレイン電流が
確保されたMOSトランジスタを構成することができ
る。
【0041】以上説明したように、本実施の形態3のよ
うに構成された半導体装置においては、前記各実施の形
態と同様に、降伏やホットキャリアの発生による寄生バ
イポーラ・トランジスタの動作がなく、素子破壊のない
信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
うに構成された半導体装置においては、前記各実施の形
態と同様に、降伏やホットキャリアの発生による寄生バ
イポーラ・トランジスタの動作がなく、素子破壊のない
信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
【0042】実施の形態4.図7、図8にて、この発明
の実施の形態4について詳細に説明する。図7は、この
発明の実施の形態4を示す半導体装置の概略断面図であ
る。また、図8は、図7の半導体装置における別の断面
を示す概略断面図である。本実施の形態4は、半導体基
板としてSOI基板が設けられている点が、前記実施の
形態1と相違する。なお、本実施の形態4における半導
体装置の上面図は、先に説明した図1とほぼ同様とな
る。そして、図1の半導体装置について、装置短手方向
のほぼ中央部における断面(Y−Y断面である。)は、
図8に示す断面になる。他方、装置短手方向の中央部以
外における断面(X−X断面である。)は、図7に示す
断面になる。
の実施の形態4について詳細に説明する。図7は、この
発明の実施の形態4を示す半導体装置の概略断面図であ
る。また、図8は、図7の半導体装置における別の断面
を示す概略断面図である。本実施の形態4は、半導体基
板としてSOI基板が設けられている点が、前記実施の
形態1と相違する。なお、本実施の形態4における半導
体装置の上面図は、先に説明した図1とほぼ同様とな
る。そして、図1の半導体装置について、装置短手方向
のほぼ中央部における断面(Y−Y断面である。)は、
図8に示す断面になる。他方、装置短手方向の中央部以
外における断面(X−X断面である。)は、図7に示す
断面になる。
【0043】図7、図8において、Sはソース電極、G
はゲート電極、Dはドレイン電極、1a、1bはN−拡
散層、2a、2bはN+拡散層、5は張出しP+層、7
はチャネルP層、10はSiO2等からなる絶縁体層、
11はP型のシリコン基板を示す。このように、本実施
の形態4では、半導体基板がSOI(Silicon On Insul
ator)基板となっている。
はゲート電極、Dはドレイン電極、1a、1bはN−拡
散層、2a、2bはN+拡散層、5は張出しP+層、7
はチャネルP層、10はSiO2等からなる絶縁体層、
11はP型のシリコン基板を示す。このように、本実施
の形態4では、半導体基板がSOI(Silicon On Insul
ator)基板となっている。
【0044】そして、図7に示すように、絶縁体層10
上のゲート電極Gに対応した位置にはチャネルP層7が
設けられており、チャネルP層7の両側には一対の不純
物拡散層1a、1b、2a、2bが設けられている。ま
た、図8に示すように、張出しP+層5は、絶縁体層1
0上に形成される。そして、張出しP+層5は、ソース
電極Sに一端が接触し、ソース側のN+拡散層2a、N
−拡散層1a、SOI基板のチャネル層7を順次貫通し
て、さらにドレイン側のN−拡散層1bを貫通して、N
+拡散層2bに他端が接触する。
上のゲート電極Gに対応した位置にはチャネルP層7が
設けられており、チャネルP層7の両側には一対の不純
物拡散層1a、1b、2a、2bが設けられている。ま
た、図8に示すように、張出しP+層5は、絶縁体層1
0上に形成される。そして、張出しP+層5は、ソース
電極Sに一端が接触し、ソース側のN+拡散層2a、N
−拡散層1a、SOI基板のチャネル層7を順次貫通し
て、さらにドレイン側のN−拡散層1bを貫通して、N
+拡散層2bに他端が接触する。
【0045】以上のように構成された半導体装置は、前
記実施の形態1と同様に動作することになる。すなわ
ち、張出しP+層5は、ソース・ドレイン間電流が大き
くなったときに、MOSトランジスタによる2次降伏を
抑えるPNダイオードの一部として機能する。このPN
ダイオードの耐圧は、前記各実施の形態と同様に、MO
Sトランジスタ部の耐圧よりも小さい。さらに、ゲート
端部で発生したホットキャリアは、張出しP+層5を介
して、ソース電極S側へ移動する。
記実施の形態1と同様に動作することになる。すなわ
ち、張出しP+層5は、ソース・ドレイン間電流が大き
くなったときに、MOSトランジスタによる2次降伏を
抑えるPNダイオードの一部として機能する。このPN
ダイオードの耐圧は、前記各実施の形態と同様に、MO
Sトランジスタ部の耐圧よりも小さい。さらに、ゲート
端部で発生したホットキャリアは、張出しP+層5を介
して、ソース電極S側へ移動する。
【0046】このように、本実施の形態4では、SOI
基板の表面領域の一部に張出しP+層5を形成したもの
である。これにより、下層に絶縁体層10を備えたチャ
ネルP層7に固定した電位を与えて、チャネル層7の電
位が安定して、素子破壊の発生を抑止することができ
る。
基板の表面領域の一部に張出しP+層5を形成したもの
である。これにより、下層に絶縁体層10を備えたチャ
ネルP層7に固定した電位を与えて、チャネル層7の電
位が安定して、素子破壊の発生を抑止することができ
る。
【0047】以上説明したように、本実施の形態4のよ
うに構成された半導体装置においては、前記各実施の形
態と同様に、降伏やホットキャリアの発生による寄生バ
イポーラ・トランジスタの動作がなく、素子破壊のない
信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
うに構成された半導体装置においては、前記各実施の形
態と同様に、降伏やホットキャリアの発生による寄生バ
イポーラ・トランジスタの動作がなく、素子破壊のない
信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
【0048】なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更さ
れ得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、
位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を
実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができ
る。
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更さ
れ得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、
位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を
実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができ
る。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、降伏やホットキャリアの発生による寄生バイポーラ
・トランジスタの動作がなく、素子破壊のない信頼性の
高い半導体装置を提供することができる。
で、降伏やホットキャリアの発生による寄生バイポーラ
・トランジスタの動作がなく、素子破壊のない信頼性の
高い半導体装置を提供することができる。
【図1】 この発明の実施の形態1における半導体装置
を示す概略上面図である。
を示す概略上面図である。
【図2】 図1の半導体装置におけるX−X断面を示す
概略断面図である。
概略断面図である。
【図3】 図1の半導体装置におけるY−Y断面を示す
概略断面図である。
概略断面図である。
【図4】 図3の半導体装置におけるW−W断面を示す
概略断面図である。
概略断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における半導体装置
を示す概略上面図である。
を示す概略上面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3における半導体装置
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態4における半導体装置
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図8】 図7の半導体装置における別の断面を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図9】 従来の半導体装置を示す概略上面図である。
【図10】 図9の半導体装置におけるZ−Z断面を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図11】 図9の半導体装置が素子破壊に至るまでの
ソース・ドレイン間の電流と電圧との関係を示すI−V
線図である。
ソース・ドレイン間の電流と電圧との関係を示すI−V
線図である。
1a N−拡散層(ソース側不純物拡散層)、
1b N−拡散層(ドレイン側不純物拡散層)、
2a N+拡散層(ソース側不純物拡散層)、
2b N+拡散層(ドレイン側不純物拡散層)、
5、5a〜5c 張出しP+層(張出し層)、
7 チャネルP層(チャネル層)、
10 絶縁体層、 11 シリコン基板、S ソース電
極、 G ゲート電極、 D ドレイン電極。
極、 G ゲート電極、 D ドレイン電極。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5F110 AA21 CC02 DD05 DD13 GG22
GG23 GG34 GG36 HJ06 HM04
HM12 HM15
5F140 AA17 AA23 AC36 BB12 BB13
BH10 BH12 BH15 BH30 BH38
BH39 BH43 BH47
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成されたゲート電極
と、 前記ゲート電極に対応した前記半導体基板の表面領域に
形成されたチャネル層と、 前記半導体基板の表面領域であって前記チャネル層の両
側に形成された一対の不純物拡散層と、 前記一対の不純物拡散層に接触するとともに、前記不純
物拡散層の極性とは異なる極性を有し、当該極性が前記
ゲート電極に印加される電圧により反転しないように形
成された単数又は複数の張出し層とを備えたことを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記張出し層に係わる降伏電圧は、前記
チャネル層に係わる降伏電圧よりも低いことを特徴とす
る請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記張出し層は、前記半導体基板の表面
領域に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項
2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記一対の不純物拡散層は、ソース側不
純物拡散層とドレイン側不純物拡散層とであり、 前記張出し層は、前記ソース側不純物拡散層、前記チャ
ネル層を順次貫通して、前記ドレイン側不純物拡散層に
接触することを特徴とする請求項3に記載の半導体装
置。 - 【請求項5】 前記張出し層は、前記半導体基板の表面
領域の下層に形成されたことを特徴とする請求項1又は
請求項2に記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記一対の不純物拡散層は、ソース側不
純物拡散層とドレイン側不純物拡散層とであり、 前記張出し層は、前記表面領域における前記ソース側不
純物拡散層と前記チャネル層と前記ドレイン側不純物拡
散層とに接触することを特徴とする請求項5に記載の半
導体装置。 - 【請求項7】 前記半導体基板は、SOI基板であるこ
とを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
半導体装置。 - 【請求項8】 前記一対の不純物拡散層は、それぞれ、
N+拡散層又はP+拡散層と、N−拡散層又はP−拡散
層とからなり、 前記張出し層は、P+拡散層又はN+拡散層からなるこ
とを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001373229A JP2003174162A (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001373229A JP2003174162A (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | 半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003174162A true JP2003174162A (ja) | 2003-06-20 |
Family
ID=19181984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001373229A Pending JP2003174162A (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003174162A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004095583A3 (en) * | 2003-04-16 | 2004-12-16 | Raytheon Co | Radiation-hardened transistor fabricated by modified cmos process |
| JP2007141916A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Renesas Technology Corp | 半導体装置 |
| CN113066857A (zh) * | 2021-03-24 | 2021-07-02 | 中国科学技术大学 | 高品质因数氧化镓晶体管及其制备方法 |
-
2001
- 2001-12-06 JP JP2001373229A patent/JP2003174162A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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