JP2003173809A - 燃料電池システム - Google Patents
燃料電池システムInfo
- Publication number
- JP2003173809A JP2003173809A JP2001373621A JP2001373621A JP2003173809A JP 2003173809 A JP2003173809 A JP 2003173809A JP 2001373621 A JP2001373621 A JP 2001373621A JP 2001373621 A JP2001373621 A JP 2001373621A JP 2003173809 A JP2003173809 A JP 2003173809A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- accumulator
- cell system
- gas
- reformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 title claims abstract description 113
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims abstract description 67
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 51
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 claims abstract description 6
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 125000004435 hydrogen atom Chemical class [H]* 0.000 claims abstract 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 36
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 18
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 claims description 14
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 11
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 claims description 10
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 claims description 9
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 claims description 8
- 230000005611 electricity Effects 0.000 claims description 4
- 239000012495 reaction gas Substances 0.000 claims description 4
- 239000007800 oxidant agent Substances 0.000 claims description 3
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000007710 freezing Methods 0.000 abstract description 13
- 230000008014 freezing Effects 0.000 abstract description 13
- 238000010257 thawing Methods 0.000 abstract description 6
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910002091 carbon monoxide Inorganic materials 0.000 description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 5
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 239000004215 Carbon black (E152) Substances 0.000 description 3
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229930195733 hydrocarbon Natural products 0.000 description 3
- 150000002430 hydrocarbons Chemical class 0.000 description 3
- 238000002407 reforming Methods 0.000 description 3
- 239000002918 waste heat Substances 0.000 description 3
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000110 cooling liquid Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 231100000572 poisoning Toxicity 0.000 description 2
- 230000000607 poisoning effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000002528 anti-freeze Effects 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 1
- 239000002737 fuel gas Substances 0.000 description 1
- 239000003502 gasoline Substances 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 239000008236 heating water Substances 0.000 description 1
- 150000002431 hydrogen Chemical class 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000002574 poison Substances 0.000 description 1
- 231100000614 poison Toxicity 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
る純水を一時的に貯留しておき、起動時にこの貯留した
純水を集中的に解凍することにより、効率のよい凍結解
除を可能とする。 【解決手段】水素を含む改質ガスを生成する改質器2
と、改質ガスと空気の供給を受けて発電する燃料電池1
と、燃料電池システム内で循環する水を貯留しうる蛇腹
構造をもつ容量可変なアキュムレータ10を備える。低
温環境下で燃料電池システムの運転を停止するときに燃
料電池システム内を循環する水を前記アキュムレータ1
0に抜き取って蓄え、前記運転を再開するときに改質器
2からの高温ガスをアキュムレータ10の周辺に導いて
アキュムレータ内を加熱し、凍結した水を解凍する。
Description
に関するものである。
を改質して水素含有ガスを生成する改質器を備え、この
改質ガスを燃料電池に供給することにより発電する方式
が広く知られている。
を伴うので、内部を冷却するために冷却液を循環させて
おり、この冷却液としては燃料電池内部での短絡を防
ぎ、電極触媒の被毒を避けるために純水が用いられるこ
とが多く、また燃料電池の電解質膜には水分が含有され
ていなければならず、さらには供給される改質ガス、酸
化剤ガス(空気)は加湿されることが多い。そこで発電
に伴って発生する純水を排出ガスから回収し、前記加湿
器に供給して、燃料電池システム内における純水の収支
バランスをとったりしている。
まざま部位に純水が循環し、使用されているが、この燃
料電池システムが自動車用のパワープラントに利用され
たときなど、自動車が氷点下の環境下で運転を停止した
状態で長時間放置されると、システム内の純水が凍結す
ることがある。
起動時には、凍結した純水を解凍する必要があり、特開
2000−251915によって、改質器で生成される
高温のガスを用いて純水を解凍することが提案されてい
る。
温となり、この高温ガスによって純水を蓄えるタンクや
配管を暖め、凍り付いた純水を溶解するのである。
や配管の外側から加熱しても、燃料電池内部に残った純
水は簡単には解凍できず、この間は加熱のためにだけ改
質器を運転することになり、燃料電池システムの燃費効
率が悪化するのが避けられない。
のために使用されることなく、単に起動時の凍結解除の
ために消費されることになり、燃料電池システムとして
の燃費が悪化するのである。
たまま凍結すると、水の体積変化によりスタックを破壊
する可能性があるため、凍結が予想される場合はスタッ
クから水を抜きたいという要求もある。
内部に存在する純水を一時的にアキュムレータに貯留し
ておき、起動時にこの貯留した純水を集中的に解凍する
ことにより、効率のよい凍結解除が可能となる燃料電池
システムを提供することを目的とする。
抜きを容易に行える燃料電池システムを提供することを
も目的とする。
む改質ガスを生成する改質器と、改質ガスと酸化剤ガス
の供給を受けて発電する燃料電池と、燃料電池システム
内で循環する水を貯留しうる蛇腹構造をもつ容量可変な
アキュムレータとを備え、低温環境下で燃料電池システ
ムの運転を停止するときに燃料電池システム内を循環す
る水を前記アキュムレータに抜き取って蓄え、前記運転
を再開するときに前記改質器からの高温ガスを前記アキ
ュムレータの周辺に導いてアキュムレータ内を加熱する
ようにしたことを特徴とする燃料電池システム。
燃料電池システムの運転停止時に、燃料電池を冷却する
冷却水循環系の冷却水が抜き取られてアキュムレータに
蓄えられる。
いて、前記改質器からの高温ガスを空気と共に燃焼器で
燃焼させ、この燃焼ガスを前記アキュムレータの周辺に
導くようにした。
いて、前記改質器からの高温ガスを空気と混合器で混合
し、この混合ガスを外表面に酸化触媒を担持させた前記
アキュムレータの周辺に導くようにした。
て、前記アキュムレータを加熱後のガスを、燃料電池の
冷却系に導入して燃料電池を加温する。
いて、前記アキュムレータを加熱後のガスを、燃料電池
の反応ガス流路に導入して燃料電池を加温する。
て、前記燃料電池システムの運転停止時には前記アキュ
ムレータを拡大させてシステム内から水を抜き取り、運
転再開時にアキュムレータを加熱して解凍した後にアキ
ュムレータを縮小させて水をシステム内に戻す。
て、前記アキュムレータの周囲を所定の空間を介在させ
て覆うシュラウドを設け、このシュラウド内の空間に前
記高温ガスを導入するように管路接続し、アキュムレー
タを伸縮させるアクチュエータをシュラウドの外部に備
えた。
ム内を循環する水をアキュムレータに抜き出しておき、
運転再開時にこのアキュムレータを改質器から高温ガス
で加熱することにより凍った水を解凍するので、システ
ム内の水を効率よく短時間のうちに加熱解凍でき、燃料
電池システムの燃費効率が改善される。この場合、改質
器からのガスとしては、暖機運転中の比較的低温なガス
までも利用することが可能となる。アキュムレータは蛇
腹により拡縮する容量可変構成のため、システム内から
の水の抜き取りもポンプなどを利用することなく行え、
構成の簡略化が実現でき、また蛇腹の表面積が大きいこ
とから、加熱時の熱の伝達効率も高く、さらに内部に蓄
えた水が凍結したときには体積膨張を吸収して、その破
損を自動的に回避できる。
抜き取ることにより、燃料電池内での凍結による破損を
回避でき、また、冷却水として不凍液などを含ませる必
要がなく、燃料電池システム効率のよい純水の利用が可
能となる。
器で燃焼してさらに高温化したガスを導入することによ
り、アキュムレータの加熱をさらに効率よく行える。
媒を担持させた面積の大きな蛇腹面で直接的に酸化発熱
反応が起きるので、アキュムレータでの熱交換がきわめ
て高効率となり、燃費の改善が図れる。
た後のガスを燃料電池の冷却系に導入することにより、
廃熱を利用して燃料電池を加温予熱することができ、し
かも冷却系はもともと熱交換のためのものであり、廃熱
であっても効率のよい熱交換ができ、運転再開時の燃料
電池の暖機の促進が図れる。
た後のガスを燃料電池の反応ガス流路に導くので、燃料
電池を廃熱を利用して効率よく加温でき、電極通路は排
気通路とも接続しているので、加温に用いたガスをその
まま排出することができ、また加温に用いるガスは燃焼
器又は触媒で燃焼して一酸化炭素を含まないので、電極
触媒の損傷も回避できる。
小することにより、システム内から水を抜き取ったり、
供給したりするので、このための特別な吸入、吐出機構
が不要で、構造の簡略化が図れる。
シュラウドを設けて加熱用の空間を形成するので、アキ
ュムレータの加熱のための構造が簡単となり、またアキ
ュムレータをシュラウドの外から伸縮動作させること
で、加熱時の悪影響も回避できる。
に基づいて説明する。
動車に搭載される燃料電池を動力源とするパワープラン
トシステムに適用した場合を示す。
ノード極1aには、ガソリンなどの炭化水素燃料を改質
器2で改質して得られた水素含有ガスが供給され、また
カソード極1bには、コンプレッサまたはブロア(図示
せず)からの空気が供給され、これら水素含有ガスと空
気中の酸素を電気化学反応させて発電する。
が、これを冷却するために、燃料電池スタック1内に形
成した冷却水チャンネルに冷却水を循環させる冷却水循
環系が構成される。このため、ポンプ7によって冷却水
が管路8を経由して燃料電池スタック1内の冷却水チャ
ンネルに送り込まれ、燃料電池スタック1を冷却したの
ち、管路9を介してアキュムレータ10に一時的に貯留
される。アキュムレータ10を出た冷却水は熱交換器1
1で熱交換により冷却され、再びポンプ7へと導かれ
る。
二次冷却系12の冷媒と熱交換が行われ、燃料電池スタ
ック1を直接的に冷却する冷却水循環系の冷却水を冷や
す。
内での電気的短絡を避けるために電気伝導度を低く保つ
必要があり、通常は純水が用いられる。この純水は0℃
以下で凍り、燃料電池システムの運転停止時など、凍結
に伴う体積膨張で燃料電池スタック内が損傷を受けるこ
とのないように、運転停止時には冷却水を抜き取る必要
がある。
される。アキュムレータ10はステンレススチールなど
の金属製であり、薄い金属蛇腹10aをもつ円筒形に形
成されており、その外側は空間27を介在させた状態で
シュラウド13により覆われている。アキュムレータ1
0の下底板10cはボルト25によりシュラウド13に
固定されるが、上底板10dにはロッド21が連結さ
れ、ロッド21がシュラウド上部を摺動自由に貫通し、
図示しないアクチュエータ(シリンダ装置)と連結す
る。
とにより、ロッド21が上昇するとアキュムレータ10
の内部容積が拡大し、内部に入口管路23と、出口管路
22を介して冷却水を吸い込むことが可能となってい
る。入口管路23は屈曲しやすい屈曲管24によりアキ
ュムレータ10と接続し、アキュムレータ10の伸縮動
作を妨げないようになっている。
ぶガス供給ライン3の途中から切換弁5を介して分岐ガ
スライン14が分岐し、この分岐ガスライン14は燃焼
器15を経由したのち、シュラウド13の下方の入口1
3aによりシュラウド内部の空間27と接続する。
に空気を送り込む空気供給ライン4の途中から切換弁6
を介して分岐した分岐空気ライン16が接続され、前記
した燃料電池システムの運転再開時に、改質器2からの
燃料ガス中に空気を混入することで燃焼させ、その燃焼
ガスをシュラウド内に送り込み、運転停止中にアキュム
レータ内の冷却水が凍結したときなどに、アキュムレー
タ10を周囲から加熱するようになっている。
けられ、管路17により前記した冷却水の戻り側となる
管路9に切換弁18を介して接続する。また、冷却水の
往き側となる管路8からはポンプ7の下流において切換
弁19を介して大気側に連通させた管路20が分岐す
る。
9はいずれも三方切換弁であり、通常は分岐されない元
の通路を連通し、弁の切り換えにより分岐通路を元の通
路の上流または下流と連通させる。
水循環系から冷却水が抜き取られている状態で、かつア
キュムレータ10の加熱のための燃焼ガスが供給されて
いるときには、シュラウド13を通過した加熱用のガス
を、管路9から燃料電池スタック内に導き、内部を暖め
たのち、管路8より管路20を経由して排気系に排出さ
せるようになっている。
却水の抜き取りや、運転再開時に凍結があるときの冷却
水の加熱を制御するコントローラであり、このコントロ
ーラ30が、前記各切換弁の切り換えを行い、またアキ
ュムレータ10のアクチュエータの制御を行う。コント
ローラ30には燃料電池システムの運転状態を表す信号
や温度センサ29からの信号が入力し、これらに基づい
て運転停止中に凍結が予測されるときの冷却水の抜き取
りや、運転再開後の解凍のための加熱を制御する。
説明する。
低く、冷却水の凍結が予測される場合には、図2のBに
示すように、アキュムレータ10を引き伸ばして容積を
拡大し、冷却水循環系から冷却水をアキュムレータ10
に吸引する。なお、この場合、アキュムレータ10の拡
大動作中だけ、例えば切換弁19を管路20側に切り換
えて大気と連通することにより、燃料電池スタック1の
冷却水チャンネル内などに冷却水循環系に溜まった冷却
水をアキュムレータ10に吸引し、保持することができ
る。
レータ10に貯留された純水が凍結したとしても、金属
蛇腹により凍結による体積膨張を吸収することが可能
で、アキュムレータ10自身が損傷することはない。ま
た、燃料電池スタック1や熱交換器11からは冷却水が
抜き出されているので、これらも凍結による破損から免
れられる。
は、まず改質器2による暖機運転が始まる。改質器2が
定格運転に達するまでの間は、通常よりも低い温度(10
0〜300℃)の改質(燃料)ガスが排出され、かつこの改
質ガス中には未燃の一酸化炭素が含まれている。したが
って、この状態では改質ガスを燃料電池スタック1に送
り込むことはできず、従来は外部に排出していたのであ
るが、これを凍結したアキュムレータ10の解凍にあて
る。
スライン14側に切り換え、切換弁6を分岐空気ライン
16側に切り換える。また、切換弁18を管路17側に
切り換え、同じく切換弁19を管路20側に切り換え
る。
燃焼器15に送り込まれ、同時に導入される空気によ
り、燃焼器15において改質ガスを燃焼させ、一酸化炭
素も酸化させる。
は、シュラウド13の内部の空間27に導かれ、アキュ
ムレータ10を加熱して内部の純水を解凍する。このと
きアキュムレータ10は金属蛇腹よる表面積が大きく、
伝熱面積を十分に確保できるので、高温ガスのもつ熱が
アキュムレータ内に効率よく伝達され、短時間のうちに
凍結を解除できる。
るものの、外気温度に比較すると十分に高温(60〜100
℃)であり、このガスを管路17から燃料電池スタック
1の内部に導入することにより、運転停止中に冷やされ
た燃料電池スタック1を予熱し、運転を開始できる程度
に反応効率が高められる温度まで予熱できる。燃料電池
スタック1を予熱した排気ガスは管路20から外部に排
出される。
炭素を多く含む改質ガスを燃料電池スタック1に流す
と、電極触媒の被毒の問題が発生するが、燃焼器15に
より一酸化炭素は酸化し、また電極触媒と直接的に接触
しない冷却水チャンネルを利用して燃焼ガスを導入する
ので、触媒の被毒は確実に回避できる。
化炭素を含まないので、アノード極側通路、カソード極
側通路など電極触媒と直接接触する部位に導入して、燃
料電池スタック1の温度を上昇させることも可能であ
る。この場合には各電極側の反応ガス流路は排気通路と
接続しているので、特別な通路を構成することなく、燃
焼ガスをそのまま流すことが可能となる。
ータを作動させて伸縮させると、解凍中に氷と水が混合
攪拌され、これにより解凍を促進することもできる。
されている純水が加熱により解凍したら、前記切換弁
5、6を元に戻し、つまり、改質器2から改質ガスをア
ノード極1aに、また空気をカソード極1bにそれぞれ
供給するように切り換える。この時点では暖機運転が終
了し、改質器2からのガス温度も上昇し、一酸化炭素を
ほとんど含まない改質ガスと空気が燃料電池スタック1
に導入され、ただちに発電が行われる。
りアキュムレータ10の内部と燃料電池スタック1とを
接続し、冷却水循環系に純水が循環するように切り換え
る。そして切換弁19を管路20側に接続したままで、
図2のAに示すように、アキュムレータ10をアクチュ
エータの駆動により縮小させると、解凍された純水が冷
却水循環系に押し出されていき、管路20より一部が溢
れ出る間際のところで、切換弁19を元に戻し、これに
より管路8がポンプ7と燃料電池スタック1とを接続す
るようにする。
循環系にアキュムレータ10からの純水が循環し、発電
を始めた燃料電池スタック1の冷却が開始される。
1の冷却系だけでなく、燃料電池スタック排気ガスから
の凝縮水の回収系統や、ガス・空気の加湿器、改質器へ
の反応水の補給系統などにも純水が含まれる場合があ
り、これらについても上記と同様に適用して解凍システ
ムを構成することができる。
する。
代わりに改質(燃料)ガスと空気を混合する混合器31
を設けている。そして、アキュムレータ10の蛇腹の外
周面10aには酸化触媒を担持し、これによりアキュム
レータ10の解凍時に混合器31で混合したガスと空気
の混合体をシュラウド13の内側の空間27に送り込
み、アキュムレータ10の表面の酸化触媒によって酸化
反応させ、この反応熱を利用してアキュムレータ10を
加熱するようにしている。
時に、改質器2で生成されるガスは100〜300℃と比較的
温度が高く、混合器31で空気と混合されたガスはシュ
ラウド内部の酸化触媒の働きにより容易に酸化反応を起
こす。
く、したがって十分な伝熱面積が確保され、しかもこの
反応熱によりアキュムレータ10を直接的に加熱するの
で、効率よく解凍することができ、また燃焼器15に比
較して単純な混合器31を備えることで、システム全体
が簡略化、低コスト化できる。
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
る。
ュムレータの収縮時、(B)はアキュムレータの伸長時
を表す。
Claims (8)
- 【請求項1】水素を含む改質ガスを生成する改質器と、
改質ガスと酸化剤ガスの供給を受けて発電する燃料電池
と、燃料電池システム内で循環する水を貯留しうる蛇腹
構造をもつ容量可変なアキュムレータとを備え、 低温環境下で燃料電池システムの運転を停止するときに
燃料電池システム内を循環する水を前記アキュムレータ
に抜き取って蓄え、 前記運転を再開するときに前記改質器からの高温ガスを
前記アキュムレータの周辺に導いてアキュムレータ内を
加熱するようにしたことを特徴とする燃料電池システ
ム。 - 【請求項2】前記燃料電池システムの運転停止時に、燃
料電池を冷却する冷却水循環系の冷却水が抜き取られて
前記アキュムレータに蓄えられる請求項1に記載の燃料
電池システム。 - 【請求項3】前記改質器からの高温ガスを空気と共に燃
焼器で燃焼させ、この燃焼ガスを前記アキュムレータの
周辺に導くようにした請求項1または2に記載の燃料電
池システム。 - 【請求項4】前記改質器からの高温ガスを空気と混合器
で混合し、この混合ガスを外表面に酸化触媒を担持させ
た前記アキュムレータの周辺に導くようにした請求項1
または2に記載の燃料電池システム。 - 【請求項5】前記アキュムレータを加熱後のガスを、燃
料電池の冷却水循環系に導入して燃料電池を加温する請
求項2〜4のいずれか一つに記載の燃料電池システム。 - 【請求項6】前記アキュムレータを加熱後のガスを、燃
料電池の反応ガス流路に導入して燃料電池を加温する請
求項3または4に記載の燃料電池システム。 - 【請求項7】前記燃料電池システムの運転停止時には前
記アキュムレータを拡大させてシステム内から水を抜き
取り、運転再開時にアキュムレータを加熱して解凍した
後にアキュムレータを縮小させて水をシステム内に戻す
請求項1〜6のいずれか一つに記載の燃料電池システ
ム。 - 【請求項8】前記アキュムレータの周囲を所定の空間を
介在させて覆うシュラウドを設け、このシュラウド内の
空間に前記高温ガスを導入するように管路接続し、アキ
ュムレータを伸縮させるアクチュエータをシュラウドの
外部に備えた請求項1〜7のいずれか一つに記載の燃料
電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001373621A JP3674580B2 (ja) | 2001-12-07 | 2001-12-07 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001373621A JP3674580B2 (ja) | 2001-12-07 | 2001-12-07 | 燃料電池システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003173809A true JP2003173809A (ja) | 2003-06-20 |
JP3674580B2 JP3674580B2 (ja) | 2005-07-20 |
Family
ID=19182308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001373621A Expired - Fee Related JP3674580B2 (ja) | 2001-12-07 | 2001-12-07 | 燃料電池システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3674580B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004139753A (ja) * | 2002-10-15 | 2004-05-13 | Calsonic Kansei Corp | 燃料電池発電システム用の純水タンク |
JP2006252780A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp | 燃料電池発電システムとその制御方法 |
FR2892564A1 (fr) * | 2005-10-24 | 2007-04-27 | Renault Sas | Systeme de production d'energie electrique pour vehicule automobile |
WO2022169754A1 (en) * | 2021-02-03 | 2022-08-11 | DRiV Automotive Inc. | Accumulator for a damper and method of manufacture thereof |
-
2001
- 2001-12-07 JP JP2001373621A patent/JP3674580B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004139753A (ja) * | 2002-10-15 | 2004-05-13 | Calsonic Kansei Corp | 燃料電池発電システム用の純水タンク |
JP4573497B2 (ja) * | 2002-10-15 | 2010-11-04 | カルソニックカンセイ株式会社 | 燃料電池発電システム用の純水タンク |
JP2006252780A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp | 燃料電池発電システムとその制御方法 |
JP4689305B2 (ja) * | 2005-03-08 | 2011-05-25 | 東芝燃料電池システム株式会社 | 燃料電池発電システムとその制御方法 |
FR2892564A1 (fr) * | 2005-10-24 | 2007-04-27 | Renault Sas | Systeme de production d'energie electrique pour vehicule automobile |
WO2022169754A1 (en) * | 2021-02-03 | 2022-08-11 | DRiV Automotive Inc. | Accumulator for a damper and method of manufacture thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3674580B2 (ja) | 2005-07-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6432568B1 (en) | Water management system for electrochemical engine | |
JP4843147B2 (ja) | 燃料電池暖機システム | |
JP4147924B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2004139771A (ja) | 燃料電池システム | |
JP3761217B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2006302746A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2017068913A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2008251335A (ja) | 燃料電池システムの暖機装置 | |
JP2000315514A (ja) | 燃料電池システム解凍装置 | |
US20120021320A1 (en) | Fuel cell system and method for operating fuel cell system | |
JP2005317410A (ja) | 車輌用燃料電池装置 | |
JP4689305B2 (ja) | 燃料電池発電システムとその制御方法 | |
JP3674580B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2008522367A (ja) | 停止工程中に作動可能な燃料電池システムによって動力を与えられるリアクタント用空気ポンプによる水の除去 | |
JP2005044630A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2002313387A (ja) | 燃料電池暖機装置 | |
JP3578148B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2005294118A (ja) | 燃料電池システム及び燃料電池車両 | |
JP2007504623A (ja) | 凍結条件のもとで燃料電池システムを作動させる方法 | |
JP2002246052A (ja) | 燃料電池装置及びその起動方法 | |
JP2005093117A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2006172948A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2010140678A (ja) | 燃料電池の冷却システム | |
JP2004247084A (ja) | 燃料電池発電システム | |
JP2006040804A (ja) | 燃料電池システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050304 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050418 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |