JP2003171899A - 資料保存用中性段ボール - Google Patents

資料保存用中性段ボール

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JP2003171899A
JP2003171899A JP2001374906A JP2001374906A JP2003171899A JP 2003171899 A JP2003171899 A JP 2003171899A JP 2001374906 A JP2001374906 A JP 2001374906A JP 2001374906 A JP2001374906 A JP 2001374906A JP 2003171899 A JP2003171899 A JP 2003171899A
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Osamu Nakano
修 中野
Yukie Suzuki
幸恵 鈴木
Rie Murakami
理恵 村上
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Tokushu Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、資料の保存にとって欠くことの出
来ない保存箱等に使用する資料保存用中性段ボールに関
するものであり、長期間資料と接して使用しても資料に
悪影響を及ぼすこともなく、空気中の汚染ガスや資料か
ら発生する酸性物質を除去し、資料を保護することので
きる資料保存用中性段ボールを提供することを課題とす
る。 【解決手段】 製紙用繊維100重量部に対して、アル
カリ性粉体0.04〜10重量部と汚染ガス吸着性粉体
2〜10重量部を混合したスラリーを調整し、これにサ
イズ剤と定着剤を添加して抄紙し、抄紙工程中で紙力増
強剤と防黴剤および必要に応じて水溶性の汚染ガス吸着
剤を用いたサイズプレス液で表面処理を施し、既存の抄
紙機でライナ原紙と中芯原紙を得た後、コルゲータを用
いて貼合製造した資料保存用中性段ボールである。冷水
抽出pHが6.5〜9.5を示し、それぞれの原紙に含
まれる全無機陰イオン含有量が原紙乾燥後の重量1kg
当たり370mg以下で、硫酸イオン含有量が160mg
以下とした資料保存用中性段ボールを提案するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在まで受け継が
れてきた貴重な古文書や歴史資料、書籍、古写真等の資
料や、新しく生まれてくる書籍等の資料(以下資料と称
す)の保存にとって欠くことの出来ない保存箱等とし
て、長期にわたって安定した状態で使用できる資料保存
用中性段ボールに関するものである。詳しくは、長期間
資料と接して使用しても資料に悪影響を及ぼすことな
く、空気中の汚染ガスや資料から発生する酸性物質等を
除去し、資料を保護することの可能な資料保存用中性段
ボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、図書館・文書館等の内装材や書架
から発生する各種の汚染ガスによる室内空気質の悪化
と、自動車や工場の排出装置から発生する硫黄酸化物や
窒素酸化物等の大気汚染物質によって、資料の劣化が促
進してしまうことが問題視されている。
【0003】また、資料が長期間保存される場合、資料
自身の劣化によって発生する酸性物質の自触媒作用によ
って、より速く劣化してしまうことへの対策が急がれて
いる。
【0004】資料が保存箱に収納される場合、特別な場
合を除いて保存箱内は半密閉空間であり、完全密閉空間
ではない。最近の保存科学者は、保存期間中に保存箱内
の空気と保存庫内の空気をゆっくり繰り返しながら置換
させる方が、資料の保存にとっては好ましいとして、こ
の保存方法を推奨している。
【0005】この理由は、保存箱内に流入した湿気が長
時間に渡って資料に取り込まれることで、ムレたり黴た
りすることを防いだり、資料自身の劣化によって発生す
る酸性物質を保存箱外に追い出すことにより、劣化を促
進させないためである。
【0006】従来から、貴重な物を保存する箱の材料と
して桐材が最も優れていることは周知の事実である。し
かしながら通常は、多量の資料の保存や輸送に際し、段
ボール古紙比率の高い酸性紙の段ボール箱を使用してい
るのが現状であり、資料の安全性を考慮した資料保存箱
はない。尚、使用分野は異なるが金属製品を保存する
際、錆の発生を防ぐため、中性紙の防錆ライナを使用し
た段ボール箱もあるが、汚染ガス(NH、HS、C
COOH、SO、NO等)の吸着性まで配慮し
た段ボールはなく、保存関係者らはその対応に苦慮して
いるのが現状である。
【0007】また、我が国では、いまだに保存性を配慮
した紙の規格も制定されておらず、中性紙の定義も曖昧
であるが、唯一1988年に国立国会図書館月報332
号に記載されている基準として、冷水抽出pH値が6.
5以上の無酸紙とアルカリ性紙を中性紙とみなして判定
基準としているのが現状である。
【0008】一方、米国の議会図書館に於ける長期保存
のために使用されるボードの購入仕様書には、カッパー
価が5以下である純度の高い繊維を用いたもので、アル
カリ保持量を2〜5%CaCO相当量含有し、冷水抽
出pH値が8〜9.5の範囲にあることを規定してい
る。
【0009】本発明者等は前記した仕様書等に記載され
た仕様に従って用紙を製造し、資料の保存性能を評価し
たが、資料にとって安全な中性紙(以下冷水抽出pH値
が6.5〜9.5を示す紙を中性紙、6.4以下を示す
紙を酸性紙と呼称する)を得ることは甚だ困難なことを
見出した。さらに、本発明者等は、上記の米国議会図書
館における長期保存のために使用されるボードの購入仕
様書に定められた木材パルプを使用し、2%CaCO
相当量のアルカリ保持量を有する、冷水抽出pH値が
6.5以上の紙の中にも、驚くべき事に変色を来すもの
が多々あることを見出したのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、主として資
料の保存にとって欠くことが出来ない保存箱等に使用さ
れる資料保存用中性段ボールに関するものである。即
ち、本発明者らは、長期間資料と接して使用されても、
資料に悪影響を及ぼすこともなく、段ボール自身変色や
強度低下の少ないものとし、空気中の汚染ガスや資料の
劣化に伴って発生する酸性物質を除去することによって
資料を保護し、且つ、軽量で丈夫な資料保存用中性段ボ
ールを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果これらの課題を解決した資料保存用中性段ボール
を提案するに至ったのである。
【0012】従来、紙の安全性を評価する方法として、
設定した温湿度で一定の期間(例えば80℃、80%
R.H.、24日間)恒温恒湿槽内で試料を吊して暴露
し、強制劣化処理を行った後、変色や強度低下を測定す
るのが周知の方法(ハンギング法と呼称)であった。し
かしながら、保存箱の中に資料を収納する場合、冷水抽
出pH値の異なる様々な資料が、段ボールと接触して使
用される場合が圧倒的に多いのが実情である。
【0013】そこで本発明者らは、素性の明確な、冷水
抽出pH値が異なる紙を使用してそれぞれを製本した
後、その本の本文の間に各種の段ボールを挟んで(挿入
法と呼称)前述と同様な強制劣化処理を試みた。その結
果、両方法に明らかな違いがあることが判明したのであ
る。
【0014】即ち、挿入法を用いるとハンギング法では
確認出来ない変色現象を確認出来ることを見出したので
ある。つまり、冷水抽出pH値が6.5〜9.5を示す
中性紙が含有する移行性物質(主として無機陰イオン)
の影響と隣接した紙のpH値の違いによって変色の度合
いが異なることが解ったのである。
【0015】以上の評価結果から、資料保存用中性段ボ
ール自体の保存性と資料への安全性は、段ボール中の全
無機陰イオン量が関与し、特に硫酸イオン量が大きく影
響することを確認した。さらに、これらの無機陰イオン
量を一定量以下にすることで、良好な保存性と資料への
安全性を達成できることを見出した。
【0016】また、隣接した紙の冷水抽出pH値の違い
によって変色の度合いが異なり、特に高いpH値のアル
カリ性紙と低いpH値の酸性紙が隣接使用された場合
に、最も変色することを確認し、その対策を講じたので
ある。
【0017】さらに本発明者らは、ライナ原紙と中芯原
紙の中に汚染ガス吸着性粉体を添加し、空気中の汚染ガ
スを吸着する能力を大幅に改善することを試みたのであ
る。通常、汚染ガスの種類や濃度の違いにもよるが、多
孔質な紙は汚染ガスを吸着する性質を本質的に有してい
る。しかしながら、資料に影響を与えるガスの内、H
S等に対しては殆ど吸着能力はなく、他の数種の汚染ガ
スに対する吸着量も低いことを見出し、その改善の必要
性を確認したのである。
【0018】更に、ライナ原紙と中芯原紙を製造する抄
紙機のサイズプレス工程で、紙力増強剤と防黴剤を添加
し、必要に応じて水溶性の汚染ガス吸着剤を用いたサイ
ズプレス液で表面処理を施し、資料に対して一層の安全
性を高めた資料保存用中性段ボールを得ることを図った
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の冷水抽出pHとは、JI
S P−8133「紙、板紙及びパルプ−水抽出液pH
の試験方法」に基づいて測定した値である。また、全無
機陰イオン含有量とは、無機陰イオンのイオンクロマト
分析法で、例えばIonPac AS4A分離カラム
(4×250mm)を用いて測定したF、Cl、NO
、Br、NO 、PO 3−、SO 2−等の
陰イオン総量を、105℃で2時間乾燥した後の紙試料
重量1kg当たりのmg数で表したものである。
【0020】本発明で使用する製紙用繊維としては、針
葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹晒クラフト
パルプ(LBKP)、針葉樹晒サルファイトパルプ(N
BSP)等の晒化学パルプ及び塩素漂白法を用いないE
CF、TCFパルプ等の木材繊維を単独または混合して
用いる。古紙の使用は避け、リグニンやヘミセルロース
の含有量の少ない純度の高い製紙用繊維を使用し、変色
や強度低下を来し難いものが必要とされる。
【0021】前述した各種の製紙用繊維は、十分に洗浄
されていると言われても、その製造工程中に使用された
薬品が残留しているのが常である。各種のパルプを離解
し、パルプ繊維単独の手漉き紙を作成し、その冷水抽出
pH値を測定してみると6.3〜6.7の範囲を示し、
前記載の全無機陰イオン含有量も、乾燥後の紙重量1k
g当たりに20〜100mg相当付着していることが確
認された。つまり、かなり純度の高い材料を使用して
も、得られる紙は弱酸性を示すことが解った。
【0022】以上の結果を踏まえ、冷水抽出pH値が
6.5〜9.5の資料保存用中性段ボール用原紙を得る
ためには、アルカリ性の粉体を用いることが必要にな
る。その粉体とは、炭酸カルシウム(重質、軽質の区別
なし)、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウム、タルク等の既存の安価な粉体が望まし
く、これらを単独或いは混合して使用できる。アルカリ
性を示す粉体の使用量は、製紙用繊維100重量部に対
して、0.04〜10重量部である。0.04重量部以
下だと冷水抽出pH値が6.5を下回ることもあるので
好ましくなく、10重量部以上使用しても冷水抽出pH
値が9.5を越え難く、さらには粉落ち等が発生するの
で好ましくない。また、ライナ原紙と中芯原紙のpH値
を変える場合、前者は製紙用繊維100重量部に対し
て、0.04〜2重量部である。2重量部以上だと冷水
抽出pH値が7.5を越え、接触使用に際して変色度が
増す危険性があるため好ましくない。後者は製紙用繊維
100重量部に対して4〜10重量部である。4重量部
以下だと冷水抽出pH値が8を下回り、強度残存率の低
下も危惧されるので好ましくない。
【0023】先に記載した通り、我が国には保存性に配
慮した紙に関する規格は制定されていないため、米国の
規格を遵守した紙を得ることになるが、特に規格に拘る
必要もない。それ故、本発明者らは、挿入法を用いて独
自の強制劣化試験を行った結果、冷水抽出pH値が限り
なくpH7.0に近いライナ原紙が最も変色が少ないこ
とを見出したのである。また、各々の原紙のアルカリ性
が高い程、酸性紙と接触すると変色は大きいが強度の低
下は少ないことが解った。その為、本発明では、より好
ましい方法として、資料と直接接触するライナ原紙の冷
水抽出pH値を7.5±0.5の範囲とし、資料に直接
接触しない中芯原紙の冷水抽出pH値を8〜9.5の範
囲に区別した資料保存用中性段ボールを、理想的な材料
の一つとして提案するに至った。つまり、ライナ原紙と
中芯原紙との相互のマイグレーションによって、ライナ
原紙のpH値の低下を中芯原紙が補い、長期保存に対す
る安全性と耐久性を確保しようとするものである。
【0024】本発明で使用する汚染ガス吸着性粉体と
は、シリカゲル、シリカアルミナゲル、活性アルミナ、
合成ゼオライト、天然ゼオライト、合成シリカ、酸性白
土、α−セピオライト、β−セピオライト、パリゴルス
カイト(アタパルジャイト)、アロフェン、イモゴナイ
ト、珪藻土、ケイ酸カルシウム、貝化石等の天然及び合
成粉体、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化鉄、水酸化
鉄等の金属酸化物、チタンの水不溶性リン酸塩と亜鉛の
水酸化物との混合物、二酸化珪素とチタンの水不溶性リ
ン酸塩および銅の水酸化物との混合物、二酸化珪素とチ
タンの水不溶性リン酸塩および亜鉛の水酸化物との混合
物、シリカとアルミナおよび金属酸化物との混合物、無
定形二酸化珪素と無定形酸化亜鉛の混合物等の粉体を単
独若しくは数種類を組み合わせて使用することができ
る。
【0025】汚染ガス吸着性粉体の使用量は、製紙用繊
維100重量部に対して2〜10重量部が好ましい。2
重量部以下では汚染ガス吸着能力が低く使用した効果が
発揮されず、10重量部以上では汚染ガス吸着能力は十
分にあるものの、粉落ちが生じたり紙の価格も高くなる
ので好ましくない。
【0026】本発明では、ライナ原紙と中芯原紙を抄造
する工程中のサイズプレスで、原紙の両面に表面加工を
施し、更に性能を向上させることを目指した。サイズプ
レス液に用いられる紙力増強剤は、澱粉、アクリルアマ
イド等の一般的に製紙用として使用されるもので良い。
同時に使用される防黴剤は、有機沃素化合物、ハロゲン
化窒素硫黄化合物、ベンズイミダゾール(TBZ)、パ
ラオキシ安息香酸エステル(パラベン)等であり、防腐剤
を兼用するものも含まれる。また、必要に応じて、尿素
誘導体や特殊カーボアマイド誘導体からなるホルマリン
等の汚染ガス吸着剤を使用し、資料の保存性を一層高め
るための原紙を得た。
【0027】また、本発明では、既存のサイズ剤や前述
した紙力増強剤を必要にして最低限の量を製紙用原料に
内部添加する。サイズ剤としては、アルキルケテンダイ
マーやアルケニル無水コハク酸等を用い、定着剤にはカ
チオン化澱粉等をもちいる。更に、必要に応じて湿潤紙
力増強剤や染顔料等の着色剤も併用することが出来る。
【0028】更に挿入法で、ライナ原紙と中芯原紙の安
全性とそれ自体の変色や強度低下の評価を行ったとこ
ろ、紙中の全無機陰イオン含有量が非常に影響すること
が明らかになった。変色や強度低下の少ない紙の全無機
陰イオン含有量としては、乾燥後の紙重量1kg当たり
370mg以下であることが必要であり、その内でも特
に硫酸イオンが160mg以下であることが望ましい。
全無機陰イオン含有量が370mgを越えると、ライナ
原紙と中芯原紙の変色と強度低下が顕著となり、資料に
与える影響も大きくなる。特に硫酸イオンが160mg
を越えると、この現象は顕著となる。
【0029】全無機陰イオン含有量が乾燥後の紙重量1
kg当たり370mg以下で、その内の硫酸イオンが1
60mg以下のライナ原紙と中芯原紙を得るためには、
前述した製紙用材料と薬品の選択および用法、抄紙方法
等を厳密に選定しなくてはならない。例えば、硫酸アル
ミニウムを少量でも使用したり、素性の不明な古紙を使
用したりすると、硫酸イオンが160mg以上の数値に
なることは当然のことである。また、定着剤として硫酸
アルミニウムを全く使用しなくても、原料調整設備や流
送・抄造設備等の不十分な洗浄と、使用水及び使用薬品
の種類と使用量に起因すると思われる硫酸イオンが混入
する場合もある。
【0030】本発明の資料保存用中性段ボールは、前記
載の製紙用繊維にアルカリ性粉体と汚染ガス吸着性粉体
とを混合したスラリーを調整し、これにサイズ剤と定着
剤を添加して抄紙し、抄紙工程中のサイズプレスで表面
処理を施し、既存の抄紙機でライナ原紙と中芯原紙を得
た後、コルゲータを用いて両面段ボール、複両面段ボー
ル、トリプルウォールを製造した後、所定の寸法に打ち
抜き、主に組立式文書箱等に製造されるものである。以
下に実施例について述べるが、もちろん記載例に限定さ
れるものではない。
【0031】
【実施例1】 針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)6
0重量部、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)40重
量部を400mlC.S.F.に叩解して得られたスラ
リーに、炭酸カルシウム(商品名「炭カルPライト10
0」、白石工業(株)製)0.4重量部と汚染ガス吸着
性粉体(商品名「ミズカナイトHP」、水澤化学工業
(株)製)5重量部を混入し、8%濃度スラリーに調整
した。このスラリーの固形分重量に対してサイズ剤(商
品名「サイズパインK−903」、荒川化学工業(株)
製)を0.2%、紙力増強剤(商品名「ポリアクロンC
H−100」、星光化学工業(株)製)を0.2%、カ
チオン化澱粉(商品名「ネオタックL−1」、日本食品
化工(株)製)を0.5%添加した後、常法により長網
抄紙機で坪量207g/mのライナ原紙を得た。この
時、製造工程中のサイズプレスに於いて、酸化澱粉(商
品名「SK−100、日本コンスターチ(株)製」)8
%、防黴剤(商品名「コートサイド55D」、武田薬品
工業(株)製)0.03%、水溶性の汚染ガス吸着剤
(商品名「TFC−21B」、高松油脂(株)製)1.
0%の各薬品濃度で配合されたサイズプレス液で表面処
理を施した。得られたライナ原紙の冷水抽出pH値は、
7.2であった。また、全無機陰イオン含有量は乾燥後
重量1Kg当たり210mg、その内の硫酸イオンは5
0mgであった。
【0032】
【実施例2】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、炭酸カルシウム0.04重量部混入した後、以下実
施例1と全く同じ製法で坪量212g/mのライナ原
紙を得た。得られたライナ原紙の冷水抽出pH値は、
6.6であった。また、全無機陰イオン含有量は乾燥後
重量1Kg当たり150mg、その内の硫酸イオンは4
0mgであった。
【0033】
【実施例3】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、炭酸カルシウムを2重量部混入した後、以下実施例
1と全く同じ製法で坪量210g/mのライナ原紙を
得た。得られたライナ原紙の冷水抽出pH値は、7.4
であった。また、全無機陰イオン含有量は乾燥重量1K
g当たり270mg、その内の硫酸イオンは70mgで
あった。
【0034】
【実施例4】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、炭酸カルシウムを4.5重量部混入した後、以下実
施例1と全く同じ製法で坪量208g/mの中芯原紙
を得た。得られた中芯原紙の冷水抽出pH値は、8.2
であった。また、全無機陰イオン含有量は乾燥重量1K
g当たり340mg、その内の硫酸イオンは140mg
であった。
【0035】
【実施例5】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、炭酸カルシウムを10重量部混入した後、以下実施
例1と全く同じ製法で坪量206g/mの中芯原紙を
得た。得られた中芯原紙の冷水抽出pH値は、9.4で
あった。また、全無機陰イオン含有量は乾燥重量1Kg
当たり365mg、その内の硫酸イオンは150mgで
あった。
【0036】
【実施例6】 実施例1で得られたライナ原紙と実施例
4で得られた中芯原紙を用いて、通常の澱粉系接着剤を
使用し、コルゲータでBフルートの両面段ボールを得
た。得られた資料保存用中性段ボールの坪量は670g
/mであった。
【0037】
【比較例1】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、炭酸カルシウムを0.02重量部と汚染ガス吸着性
粉体5重量部を混入し、8%濃度スラリーに調整した。
このスラリー固形分重量に対してサイズ剤(商品名「サ
イズパインE」、荒川化学工業(株)製)を2%と硫酸
アルミニウム(大明化学工業(株)製)5%添加した
後、以下実施例1と全く同じ製法で坪量211g/m
のライナ原紙を得た。得られたライナ原紙の冷水抽出p
H値は、6.3であった。また、全無機陰イオン含有量
は乾燥重量1Kg当たり570mg、その内の硫酸イオ
ンは340mgであった。
【0038】
【比較例2】 実施例1と同じパルプスラーを使用し、
炭酸カルシウムを12重量部と汚染ガス吸着性粉体5重
量部混入し、8%濃度スラリーに調整した。このスラリ
ー固形分重量に対して、比較例1と同じサイズ剤2%と
硫酸アルミニウム2%、湿潤紙力増強剤(商品名「WS
−500」、日本PMC(株)製)0.5%添加した
後、以下実施例1と全く同じ製法で坪量205g/m
の中芯原紙を得た。得られた中芯原紙の冷水抽出pH値
は、9.6であった。また、全無機陰イオン含有量は乾
燥重量1Kg当たり375mg、その内の硫酸イオンは
165mgであった。
【0039】
【比較例3】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、炭酸カルシウム0.4重量部と汚染ガス吸着性粉体
1重量部を混入し、以下実施例1と全く同じ製法で坪量
207g/mのライナ原紙を得た。このライナ原紙の
冷水抽出pH値は、7.1であった。
【0040】
【比較例4】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、炭酸カルシウム2重量部と汚染ガス吸着性粉体12
重量部を混入し、以下実施例1と全く同じ製法で坪量2
13g/mのライナ原紙を得た。得られたライナ原紙
の冷水抽出pH値は、7.5であった。
【0041】
【比較例5】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、炭酸カルシウム4.5重量部と汚染ガス吸着性粉体
1重量部を混入し、以下実施例1と全く同じ製法で坪量
212g/mの中芯原紙を得た。得られた中芯原紙の
冷水抽出pH値は、7.6であった。
【0042】
【比較例6】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、炭酸カルシウム10重量部と汚染ガス吸着性粉体1
2重量部を混入し、以下実施例1と全く同じ製法で坪量
210g/mの中芯原紙を得た。得られた中芯原紙の
冷水抽出pH値は、9.6であった。
【0043】
【比較例7】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、白土(商品名「白土一級」、金谷工業(株)製)5
重量部と汚染ガス吸着性粉体5重量部を混入し、8%濃
度スラリーに調整した。このスラリーの固形分重量に対
して、比較例1と同じサイズ剤2%と硫酸アルミニウム
5%添加した後、以下実施例1と全く同じ製法で坪量2
07g/mのライナ原紙を得た。得られたライナ原紙
の冷水抽出pH値は、5.8であった。また、全無機陰
イオン含有量は乾燥重量1Kg当たり650mg、その
内の硫酸イオンは550mgであった。
【0044】
【比較例8】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、炭酸カルシウム0.04重量部と汚染ガス吸着性粉
体2重量部を混入し、8%濃度スラリーを調製した。こ
のスラリーの固形分重量に対して、比較例2と同じサイ
ズ剤2%と硫酸アルミニウム1%、湿潤紙力増強剤0.
3%を添加した後、以下実施例1と全く同じ製法で坪量
214g/mのライナ原紙を得た。得られたライナ原
紙の冷水抽出pH値は、7.3であった。また、全無機
陰イオン含有量は乾燥重量1Kg当たり380mg、そ
の内の硫酸イオンは180mgであった。
【0045】
【比較例9】 実施例1と同じパルプスラリーを使用
し、炭酸カルシウム10重量部と汚染ガス吸着性粉体1
0重量部を混入し、8%濃度スラリーを調製した。この
スラリーの固形分重量に対して、比較例8と同じサイズ
剤2%、硫酸アルミニウム2%、湿潤紙力増強剤0.8
%を添加した後、以下実施例1と全く同じ製法で坪量2
11g/mの中芯原紙を得た。得られた中芯原紙の冷
水抽出pH値は、9.6であった。また、全無機陰イオ
ン含有量は乾燥重量1Kg当たり460mg、その内の
硫酸イオンは220mgであった。
【0046】
【比較例10】 実施例1と同じ製法でライナ原紙を得
るにあたり、製造工程中で実施例1と同じサイズプレス
液処理を施さなかった坪量210g/mのライナ原紙
を得た。このライナ原紙の冷水抽出pH値は、7.1で
あった。
【0047】本発明者らは、前述した実施例と比較例と
は別に、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)50重量
部と広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)50重量部を
410mlC.F.S.に叩解したパルプスラリーを用
いて、ロジンサイズ剤を硫酸アルミニウムで定着した酸
性紙と、中性サイズ剤と炭酸カルシウムをカチオン化澱
粉で定着したアルカリ性紙を、長網抄紙機を用いて、冷
水抽出pH値がそれぞれ異なる、坪量が85±5g/m
の3種類の本文用紙を得た。3種類の本文用紙の冷水
抽出pH値は、それぞれ5.6、7.1、9.3を示す
ものであった。それぞれの本文用紙をB−5判の小冊子
に製本した後、実施例1〜5と比較例1、2、7〜9の
ライナ原紙と中芯原紙を3種類の本の間に各々挟み、8
0℃で80%R.H.の恒温恒湿槽内(型式:PLAT
INAUS PR−3SP、タバイエスペック(株)
製)に24日間暴露した。冷水抽出pH値は、JIS
P−8133に基づいて測定(型式:TOA pHMe
ter HM−78、東亜電波工業(株)製)し、変色
は測色計(型式:CM−3700d、ミノルタ(株)
製)で色差(ΔE)を測定し、強制劣化処理後のΔEが
9.9以下を適 (○)、ΔEが10.0以上を不適
(×)とした。強度の変化は耐折強度(型式:MIT−
S、東洋精機(株)製)を測定し、更に残存率は、劣化
処理後の耐折強度の回数を劣化処理前の耐折強度の回数
で除した値に100を掛けた%で示し、残存率が50%
以上を適(○)、49%以下を不適(×)とした。
【0048】また、劣化処理前の全無機イオン含有量と
硫酸イオン含有量は、イオンクロマト分析法(型式:D
IONEX2000i/SP、ダイオネックス(株)
製)でIonPacAS4A分離カラム(4×250m
m)を用いて測定した結果を、105℃で2時間乾燥し
た後の紙試料重量1kg当たりのmg数で表したもので
ある。
【0049】以上の結果を表(1)に示した。 表(1) 表(1)から、実施例1〜5は、酸性紙(pH=5.
6)、中性紙(pH=7.1)、アルカリ性紙(pH=
9.3)に接しても、変色や強度低下が少ないことが解
る。比較例1、2、7、8、9は実施例1〜5に較べ
て、全無機陰イオン含有量が370mg/kg以上で、
硫酸イオンも160mg/kgを越えたため、強度低下
や変色が大きいことを示している。
【0050】更に本発明者らは、資料に悪影響を及ぼす
と指摘されている汚染ガスの吸着性についての検討を行
った。即ち、空気中の汚染ガスとして代表的なNH
S、HCHO、CHCOOH、SO、NO
のライナ原紙と中芯原紙への吸着量を確認したのであ
る。その結果、これらの汚染ガスの内、特にHSとN
の吸着量が少ないことを見出したのである。また、
HCHOについては、吸着量は有るが書架の塗料からの
発生が危惧されるため、吸着量をアップする必要性があ
るとの確認を得た。表(2)に実施例1、6と比較例3
〜6、10の汚染ガス吸着量と防黴性を示す。
【0051】表(2) 汚染ガス吸着量(ppm/g)
と防黴性及び経済性 尚、汚染ガス吸着量は、テドラーバック内に原紙及び段
ボール片を入れた後、各々一定量のガスを注入し、2時
間後に吸着した量を紙重量1g当たりのppm数に換算
した値である。また、防黴性は寒天培地に紙片を入れて
滅菌後、Aspergillus niger、Pen
icillium citrinum、Cladosp
orium cladosporioides、Alt
anariaspの4種混合菌を培地に付着させ26℃
で2週間培養した結果、紙面とその周辺にコロニーの発
生がないものを○とし、紙面に発生したものを×とし
た。更に、価格は実用に適したものを○とし、適さない
ものを×とした。
【0052】表(2)の如く、実施例1、6は比較例
3、5に較べて、3種類の汚染ガス吸着量が増加し、サ
イズプレス処理によって比較例10より、HCHOの吸
着量が増加したことがわかる。また、比較例4、6は、
3種類の汚染ガス吸着量は実施例1、6よりも増加する
が、紙の価格が上昇して実用的ではない。更に、比較例
10は、防黴性に問題があるため不適である。
【0053】
【発明の効果】 以上に述べた如く、本発明の資料保存
用中性段ボールによれば、以下に示す顕著な効果を有す
る。
【0054】(1)資料に悪影響を及ぼす代表的な空気
中の汚染ガスと、内装材や書架から発生する汚染ガスを
積極的に吸着し、資料の保存性を一段と高めたものであ
る。
【0055】(2)冷水抽出pH値が異なる資料と長期
にわたって接していても、資料を変色させない安全性の
高いものであり、耐久性のあるものである。
【0056】(3)長期にわたって保存する場合、黴等
の生物的な劣化から資料を護ることができるものであ
る。
【0057】(4)紙製保存箱だけではなく、被保存物
を直接収納する帙やフォルダーが実現でき、額装用裏板
や展示用の棚板等にも幅広く利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E078 AA20 BB01 BB22 BB35 BB39 BB44 BB45 4L055 AA02 AA03 AC06 AG12 AG18 AG34 AG48 AH01 AH09 AH50 EA31 EA32 FA30 GA06 GA34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製紙用繊維にアルカリ性粉体と汚染ガス
    吸着性粉体を含有せしめ、冷水抽出pH値を6.5〜
    9.5の範囲としたライナ原紙と中芯原紙で構成される
    ことを特徴とする資料保存用中性段ボール。
  2. 【請求項2】 製紙用繊維100重量部に対して、アル
    カリ性粉体を0.04〜10重量部含有したことを特徴
    とする請求項1に記載の資料保存用中性段ボール。
  3. 【請求項3】 製紙用繊維100重量部に対して、汚染
    ガス吸着性粉体を2〜10重量部含有したことを特徴と
    する請求項1〜2の1ずれか1項に記載の資料保存用中
    性段ボール。
  4. 【請求項4】 製紙用繊維にアルカリ性粉体と汚染ガス
    吸着性粉体を含有せしめ、冷水抽出pH値を7.0±
    0.5の範囲としたライナ原紙と、製紙用繊維にアルカ
    リ性粉体と汚染ガス吸着性粉体を含有せしめ、冷水抽出
    pH値を8.0〜9.5の範囲とした中芯原紙で構成さ
    れることを特徴とする資料保存用中性段ボール。
  5. 【請求項5】 ライナ原紙と中芯原紙の全無機陰イオン
    含有量が、それぞれ原紙の乾燥後の重量1kg当たり3
    70mg以下であることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の資料保存用中性段ボール。
  6. 【請求項6】 ライナ原紙と中芯原紙の全無機陰イオン
    含有量の内、硫酸イオンの含有量が、それぞれ原紙の乾
    燥後の重量1kg当たり160mg以下であることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の資料保存
    用中性段ボール。
  7. 【請求項7】 抄紙工程中のサイズプレスで、紙力増強
    剤と防黴剤を添加し、必要に応じて水溶性の汚染ガス吸
    着剤を用いたサイズプレス液で表面処理を施した、ライ
    ナ原紙と中芯原紙を用いることを特徴とする、請求項1
    〜請求項6のいずれか1項に記載の資料保存用中性段ボ
    ール。
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