JP2003168962A - 信号伝送路形成装置 - Google Patents

信号伝送路形成装置

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JP2003168962A
JP2003168962A JP2001399660A JP2001399660A JP2003168962A JP 2003168962 A JP2003168962 A JP 2003168962A JP 2001399660 A JP2001399660 A JP 2001399660A JP 2001399660 A JP2001399660 A JP 2001399660A JP 2003168962 A JP2003168962 A JP 2003168962A
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circuit structure
transmission path
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JP2001399660A
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Norikazu Kunikata
則和 國方
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Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の入力端子と複数の出力端子との間の電
気的接続の切換えは面倒であった。 【解決手段】 複数の入力端子6a、6bに対応させて
入力ボタン9a、9b及び入力LED10a、10bを
設け、複数の出力端子7a、7bに対応させて出力ボタ
ン11a、11b、及び出力LED12a、12bを設
ける。入力ボタン9a、9b、入力LED10a、10
b、出力ボタン11a、11b、出力LED12a、1
2bをDSPに関係づける。DSPに接続されたRAM
に仮想テーブルを設け、テーブルの中の特定された領域
に入力端子6a、6b及び出力端子7a、7bを示すオ
ブジェクト名を書き込み、入力オブジェクト名を出力オ
ブジェクト名とを使用して入力端子6a、6bと出力端
子7a、7bとの間の接続関係を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデイジタル
ミキサー等において複数の信号を選択的に伝送する信号
伝送路形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来のアナログのミキサ
ーでは、入力端子と入力信号処理モジュールが一体化さ
れている。入力端子と信号処理モジュールとの間の切換
えは、パッチベイと呼ばれている接続端子を使用して行
われている。周知の如く、パッチベイはパッチケーブル
を抜き差しすることによって、信号経路の切換えを行
う。従って、この操作は非常に繁雑であり、またプラグ
及びジャックによる機械的動作であるために、ケーブル
やジャック等において接触不良等の事故を起こし易かっ
た。ミキサーとして、例えば特開平11−215078
号に示すように、CPU又はDSP(デイジタル・シグ
ナル・プロセッサ)を使用したデイジタルミキサーも知
られている。しかし、デイジタルミキサーは、設定操作
が理解し難いという問題点、及び信号経路の視覚的に認
識し難いという問題点を有する。
【0003】そこで、本発明の目的は、信号経路の切換
え又は設定を容易に行うことができる信号伝送路形成装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明を、実施形態を示す図面の
符号を参照して説明する。但し、各請求項及び次の本発
明の説明おいて記載されている参照符号は、本発明の理
解を助けるためのものであり、本発明を限定するもので
はない。本発明は、複数の第1の回路構成体(6a、6
b又は6a〜6d)と複数の第2の回路構成体(7a、
7b又は50a〜50d)との間の信号伝送路を選択的
に形成するための信号伝送路形成装置であって、前記複
数の第1の回路構成体(6a、6b又は6a〜6d)か
ら選択された1つと、前記複数の第2の回路構成体(7
a、7b又は50a〜50d)から選択された1つとの
間に信号伝送路を構成することを指示するための操作手
段(9a、9b、11a、11b又は9a´、〜9d
´、11a´〜11b´)と、前記第1及第2の回路構
成体と前記操作手段とに結合され、且つ前記複数の第1
の回路構成体(6a、6b又は6a〜6d)と前記複数
の第2の回路構成体(7a、7b又は50a〜50d)
との間の信号伝送路の形成状態を認識する第1の機能
と、前記第1の機能によって、もし、前記操作手段で選
択された前記1つの第1の回路構成と前記操作手段で選
択されなかった第2の回路構成体との間の信号伝送路が
既に形成されていることが認識された時には、この信号
伝送路を遮断状態とし、且つ前記操作手段で選択された
前記1つの第2の回路構成体と前記操作手段で選択され
なかった第1の回路構成体との間の信号伝送路が既に形
成されていることが認識された時には、この信号伝送路
を遮断状態とする第2の機能と、前記操作手段で前記選
択された1つの第1の回路構成体と前記操作手段で前記
選択された1つの回路構成との間の信号伝送路を形成す
る第3の機能とを有している制御手段とを備えているこ
とを特徴とする信号伝送路形成装置に係わるものであ
る。
【0005】なお、請求項2に示すように、更に、前記
複数の第1の回路構成体に対応して設けられた複数の第
1の表示器と、前記複数の第2の回路構成体に対応して
設けられた複数の第2の表示器とを有し、前記操作手段
は、前記複数の第1の回路構成体に対応して設けられた
複数の第1の操作部と、前記複数の第2の回路構成体に
対応して設けられた複数の第2の操作部とを備え、前記
伝送路制御手段は、前記複数の第1の操作部から選択さ
れた1つの操作と前記複数の第2の操作部から選択され
た1つの操作とに応答して前記選択された第1の回路構
成体と前記選択された第2の回路構成体との間の信号伝
送路を形成し、且つ前記選択された第1の回路構成体に
対応する前記第1の表示器と前記選択された第2の回路
構成体に対応する前記第2の表示器とを表示状態に制御
するものであることが望ましい。また、請求項3に示す
ように、前記複数の第1の回路構成体を、複数の信号入
力端子とし、前記複数の第2の回路構成体を複数の信号
出力端子とすることができる。また、請求項4に示すよ
うに、前記複数の第1の回路構成体を複数の信号入力端
子とし、前記複数の第2の回路構成体を複数の信号処理
回路とすることができる。また、請求項5に示すよう
に、前記複数の第1の回路構成体を複数の信号処理装置
とし、前記複数の第2の回路構成体を複数の別の信号処
理装置又は出力端子とすることができる。また、請求項
6に示すように、前記伝送路制御手段は、前記複数の第
1の操作部から選択された1つと前記複数の第2の操作
部から選択された1つとが同時に操作されている時にの
みに排他的にそれ等の間の信号伝送路を形成するもので
あることが望ましい。また、請求項7に示すように、前
記伝送路制御手段は、ディジタル信号の伝送路を制御す
るものであって、ディジタル信号処理回路を含んでいる
ことが望ましい。また、操作パネル上における各構成要
素の配置を請求項8〜11に示すようにすることが望ま
しい。なお、本願において、回路構成体とは、回路構成
部品又は部材又は信号処理回路等の電気回路に関係する
総てのものを意味する。また、本願において、信号伝送
路とは伝送導体のみによる伝送路に限らず、CPU、D
SP、メモリ等を介在した信号伝送路も意味する。ま
た、操作手段及び操作部は操作ボタン、又は操作によっ
て操作情報を通知することができる全てのものを意味す
る。
【0006】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、操作手段によ
って指示を与えるのみで第1の回路構成体と第2の回路
構成体との間の信号伝送路が排他的に形成されるので、
所望の信号伝送路を容易に形成することができる。ま
た、請求項2の発明によれば、表示器(例えばLED)
を有するので、信号伝送路を視覚的に判断することがで
き、所望の信号伝送路を容易且つ正確に形成することが
できる。また、請求項6の発明によれば、第1及び第2
の操作部(例えば操作ボタン)の操作のタイミングも情
報として使用するので、少ない操作で目的とする信号伝
送路を形成することができる。また、請求項8及び9に
示すように操作部及び表示部を配置すると、信号伝送路
の形成状態の視覚的判断が一層容易になる。
【0007】
【実施形態】次に、図面を参照して本発明の実施形態を
説明する。
【0008】
【第1の実施形態】図1に示す本発明の第1の実施形態
に従うシステムは、第1の回路装置1と、第2の回路装
置2と、これ等の間の信号伝送路の切換えを実行するた
めの信号伝送処理装置3とから成る。第1の回路装置1
は、例えばオーディオ信号のソースであって第1及び第
2チャネルのオーディオアナログ信号を出力するための
第1及び第2の出力端子4a、4bを有する。第2の回
路装置2は、例えば多チャネル記録装置であって、第1
及び第2のアナログ入力端子5a、5bを有する。信号
伝送処理装置3は、信号経路切換接続装置又はディジタ
ル・パッチ・ベイ(patch bay )と呼ぶことができるも
のであって、第1及び第2の入力端子6a、6bと第1
及び第2の出力端子7a、7bとを有する。信号伝送処
理装置3は、入力及び出力選択操作部を有し、この操作
部の操作に基づいて第1の入力端子6aと第1又は第2
の出力端子7a、7bとの間に伝送路、及び第2の入力
端子6bと第1又は第2の出力端子7a、7bとの間の
伝送路を排他的に形成する。信号伝送処理装置3は、第
1及び第2の入力端子6a、6bの信号を第1及び第2
の出力端子7a、7bに単に転送するように形成するこ
と、又は第1及び第2の入力端子6a、6bの信号に特
別な処理例えばミキサー処理、エフェクタ処理、イコラ
イザー処理を施して第1及び第2の出力端子7a、7b
に送ることができる。図1には説明を容易にするために
2つの入力端子6a、6b、2つの出力端子7a、7b
のみが示されているが、更に多くの入力端子及び出力端
子を設けることができる。
【0009】図2は、図1の信号伝送処理装置3の操作
パネル8の構成を示す。操作パネル8には、第1及び第
2の入力端子6a、6b、及び第1及び第2の出力端子
7a、7bの他に、第1及び第2の入力選択操作部とし
ての第1及び第2の入力ボタン9a、9b、第1及び第
2の入力選択表示器としての第1及び第2の入力LED
(発光ダイオード)10a、10b、第1及び第2の出
力選択操作部としての第1及び第2の出力ボタン11
a、11b、及び第1及び第2の出力選択表示器として
の第1及び第2の出力LED12a、12bを有する。
第1の入力端子6aと第1の入力ボタン9aと第1の入
力LED10aとは互いに接近配置されて第1の入力グ
ループを形成している。詳細には、第1の入力ボタン9
aと第1の入力LED10aとの間の距離は、第2の入
力ボタン9bと第1の入力LED10aとの間の距離よ
りも短く設定されている。また、第1の入力ボタン9a
及び第1の入力LED10aと第1の入力端子6aとの
間のそれぞれの距離は、第2の入力ボタン9b及び第2
の入力LED10bと第1の入力端子6aとの間のそれ
ぞれの距離よりも短く設定されている。第2の入力端子
6bと第2の入力ボタン9bと第2の入力LED10b
とは互いに接近配置されて第2の入力グループを形成し
ている。詳細には、第2の入力ボタン9bと第2の入力
LED10bとの間の距離は、第2の入力ボタン9bと
第1の入力LED10aとの間の距離よりも短く設定さ
れている。また、第1の入力ボタン9b及び第1の入力
LED10bと第2の入力端子6bとの間の距離は、第
2の入力ボタン9b及び第2の入力LED10bと第1
の入力端子6aとの間の距離よりも短く設定されてい
る。第1の出力端子7aと第1の出力ボタン11aと第
1の出力LED12aとは互いに接近配置されて第1の
出力グループを形成している。詳細には、第1の出力ボ
タン11aと第1の出力LED12aとの間の距離は、
第2の出力ボタン11bと第1の出力LED12aとの
間の距離よりも短く設定されている。また、第1の出力
ボタン11a及び第1の出力LED12aと第1の出力
端子7aとの間の距離は、第2の出力ボタン11b及び
第2の出力LED12bと第1の入力端子7aとの間の
距離よりも短く設定されている。第2の出力端子7bと
第2の出力ボタン11bと第2の出力LED12bとは
互いに接近配置されて第2の出力グループを形成してい
る。詳細には、第2の出力ボタン11bと第2の出力L
ED12bとの間の距離は、第1の出力ボタン11aと
第2の出力LED12bとの間の距離よりも短く設定さ
れている。また、第2の出力ボタン11b及び第2の出
力LED12bと第2の出力端子7bとの間の距離は、
第1の出力ボタン11a及び第1の出力LED12aと
第2の出力端子7bとの間の距離よりも短く設定されて
いる。第1及び第2の入力ボタン9a、9bから選択さ
れたものの1つと第1及び第2の出力ボタン11a、1
1bから選択されたものの1つとが一方の手の指で実質
的に同時に操作できるように、第1及び第2の入力ボタ
ン9a、9bと第1及び第2の出力ボタン11a、11
bとが近接配置されている。第1及び第2の入力グルー
プと第1及び第2の出力グループとを区別するためにパ
ネル8上の各要素に接近させて入力1、入力2、出力
1、出力2と記載されている。なお、操作パネル8は、
図2に示すように単一の平坦面であってもよいし、主面
とこの主面に対して例えば90度の角度を有している単
一又は複数の側面とを有するものでもよい。操作パネル
8が側面を有する場合には、第1及び第2の入力端子6
a、6bと第1及び第2の出力端子7a、7bとの内の
一方又は両方を側面に配置することができる。
【0010】図2の第1及び第2の入力ボタン9a、9
b及び第1及び第2の出力ボタン11a、11bは、相
互接続における一方のオブジェクト(対象物)としての
第1及び第2の入力端子6a、6bと他方のオブジェク
トとしての第1及び第2の出力端子7a、7bとの間の
接続関係を指定する時に操作するものである。第1及び
第2の入力LED10a、10b及び第1及び第2の出
力LED12a、12bは第1及び第2の入力ボタン9
a、9b及び第1及び第2の出力ボタン11a、11b
の操作に応答して発光するものであり、入力端子6a、
6bと出力端子7a、7bとの接続関係を視覚的に示
す。なお、この実施例ではオブジェクトという概念で説
明する関係上、入力端子6a、入力ボタン9a、及び入
力LED10aを「オブジェクト『入力1』」 入力端子6b、入力ボタン9b、及び入力LED10b
を「オブジェクト『入力2』」 出力端子7a、出力ボタン11a、及び出力LED12a
を「オブジェクト『出力1』」 出力端子7b、出力ボタン11b、及び出力LED12b
を「オブジェクト『出力2』」と呼ぶことができる。例
えば、入力端子6a、入力ボタン9a、入力LED10
aはオブジェクト「入力1」を構成する要素である。
【0011】図3は図1の信号処理装置3の内部構成を
示すものである。信号処理装置3は図1及び図2に示し
たものの他に、アナログ・ディジタル変換器即ちADC
13と、プログラムROM14と、RAM15と、DS
P16と、ディジタル・アナログ変換器即ちDAC17
と、バス18とを有する。
【0012】一方の接続対象(オブジェクト)としての
第1及び第2の入力端子6a、6bに接続されたADC
は、入力したアナログ信号をディジタル信号に変換し、
バス18を介してDSP(ディジタル・シグナル・プロ
セッサ)16即ちディジタル信号処理装置に送る。
【0013】バス18に接続されたROM14、RAM
15、DSP16は、入力ボタン9a、9b及び出力ボ
タン11a、11bの操作に応答して伝送切換制御を実
行するための信号処理手段19である。信号処理手段1
9はCPUを含むマイコンで構成することもできる。こ
の信号処理手段19は、所望の信号伝送路を形成するた
めの伝送路制御手段であって、次の(1)(2)(3)
の機能を有する。 (1)操作手段としての第1及び第2の入力ボタン9
a、9b及び第1及び第2の出力ボタン11a、11b
の操作状態及び信号伝送路形成状態を認識する第1の機
能。 (2) 第1及び第2の入力ボタン9a、9bから選択
されたもの1つの操作で指定された第1及び第2の入力
端子6a、6bから選択された1つと前記第1及び第2
の出力ボタン10a、10bから選択されたもの1つの
操作で指定された第1及び第2の出力端子7a、7bか
ら選択された1つとの間の信号伝送路を排他的に形成す
ることを妨害する既存の接続があるか否かを判定し、も
し妨害する既存の接続がある場合はこれを解除する第2
の機能。 (3) 第1及び第2の入力ボタン9a、9bから選択
された1つの操作で指定された第1及び第2の入力端子
6a、6bから選択された1つと前記第1及び第2の出
力ボタン11a、11bから選択された1つの操作で指
定された第1及び第2の出力端子7a、7bから選択さ
れた1つとの間の信号伝送路を形成する第3の機能。
【0014】DAC17はDSP16から送出されたデ
ィジタル信号をアナログ信号に変換して相互接続の他方
のオブジェクトとしての第1及び第2の出力端子7a、
7bとのいずれか一方又は両方に出力するものである。
【0015】入力側の操作子としての第1及び第2の入
力ボタン9a、9bは第1及び第2の入力スイッチ2
1、22をオン・オフする。出力側操作子としての第1
及び第2の出力ボタン11a、11bは第1及び第2の
出力スイッチ23、24をオン・オフする。各スイッチ
21、22、23、24は抵抗25、26、27、28
を介して電源端子29とグランドとの間にそれぞれ接続
され、スイッチ21〜24と抵抗25〜28との各接続
点がバス18を介してDSP16に接続されている。従
って、スイッチ21〜24がオン操作されると、この情
報がDSP16に通知され、RAM15に格納される。
なお、DSP16は所定のサンプリングクロックに従っ
て動作する。本実施形態では、第1及び第2の入力ボタ
ン9a、9bから選択された1つと前記第1及び第2の
出力ボタン11a、11bから選択された1つとを同時
に操作することによって所望の信号伝送路を指定する。
この信号伝送路を形成するための操作は、例えば操作者
が第1及び第2の入力ボタン9a、9bのいずれか一つ
を人差指で、第1及び第2の出力ボタン11a、11b
のいずれか一つを親指で同時に押すことで実現される。
この人差指と親指の操作形態は、周知のパッチペイにお
けるパッチケ−ブルを想起させるものであり、操作者に
とって直間的に判りやすい操作形態である。既に形成さ
れている信号伝送路を解除し、新しい別の信号伝送路を
形成する時にも、第1及び第2の入力ボタン9a、9b
から選択された1つと第1及び第2の出力ボタン11
a、11bから選択された1つとを同時にオン操作す
る。例えば、第1の入力端子6aと第1の出力端子7a
との間の信号伝送路が成立している状態で、第1の入力
ボタン9aと第2の出力ボタン11bとを同時にオン操
作すると、第1の入力端子6aと第1の出力端子7aと
の間の信号伝送路が解除され、新たに、第1の信号入力
端子6aと第2の出力端子7bとの間の信号伝送路が成
立する。
【0016】入力端子6a、6bと出力端子7a、7b
との接続関係を視覚的に示すためのLED10a,10
b、12a、12bは駆動回路30、31、32、33
とバス18を介してDSP16に接続されている。従っ
て、DSP16の指令によってLED10a、10b、
12a、12bが選択的に発光する。例えば、図2にお
いて第1の入力LED10aと第1の出力LED12a
との両方が点灯していれば、第1の入力端子6aと第1
の出力端子7aとの間の接続関係が成立していることが
視覚的に示される。
【0017】図4はRAM15の内部を概念的に示す。
RAM15の内部には、現在のサンプリング時点で、ボ
タン9a、9b、11a、11bが押されているか否か
を示す第1のボタン情報テーブル41と、1つ前のサン
プリング時点のボタン9a、9b、11a、11bの状
態を示す第2のボタン情報テーブル42と、信号伝送路
を形成するために操作された第1又は第2の入力ボタン
9a、9bのオブジェクトの名前が格納される入力オブ
ジェクト名領域C1 と、信号伝送路を形成するために操
作された第1及び第2の出力ボタン11a、11bのオ
ブジェクトの名前が格納される出力オブジェクト名領域
C2 と、オブジェクト「入力1」(入力端子6a、ボタ
ン9a、入力LED10a)の接続先を示す第1の接続
先オブジェクト名領域D1と、オブジェクト「入力2」
(入力端子6b、ボタン9b、入力LED10b)の接
続先を示す第2の接続先オブジェクト名領域D2とが設
けられている。なお、第1のボタン情報テーブル41
は、図2の入力1のボタン9a、入力2のボタン9b、
出力1のボタン11a、出力2のボタン11bの現在の
サンプリング時点の状態を示すデータを格納する第1及
び第2の入力側ボタン領域A1 、A2 と第1及び第2の
出力側ボタン領域B1 、B2 とを有する。第2のボタン
情報テーブル42は入力1のボタン9a、入力2のボタ
ン9b、出力1のボタン11a、出力2のボタン11b
の一つ前のサンプリング時点の状態を示す第1及び第2
の入力側ボタン領域A1 ′、A2 ′と第1及び第2の出
力側ボタン領域B1 ′、B2 ′とを有する。
【0018】本発明に従う信号伝送処理装置3は、図3
に示されるようにDSP16を主体とするディジタル信
号処理装置であり、DSP16はROM14に格納され
ている信号処理プログラム(図示せず)を読み込んで実
行するように構成されている。この信号処理プログラム
は、サンプリングクロック毎に所定の処理を行うように
構成されている。この所定の処理の中に、ボタン9a、
9b、11a、11bが押されているか否かを一つずつ
チェックするルーチンが含まれている。また、チェック
に先立ち、第1のボタン情報テーブル41の内容をその
まま第2のボタン情報テーブル42へコピーするルーチ
ンも含まれている。
【0019】ボタン9a、9b、11a、11bが押さ
れているか否かを一つずつチェックし、もし、押されて
いるボタンがあれば、第1のボタン情報テーブル41内
の該当するボタンに対応するボタン領域に「1」を書き
込む。押されていないボタンに対応するボタン領域には
「0」を書き込む。全てのボタンの状態チェックが終了
したら、第1のボタン情報テーブル41と第2のボタン
情報テーブル42とを比較する。即ち、直前の状態とど
う変わったかを見ることにより、全てのボタンの状態の
変化を検出する。この処理によって、いずれかのボタン
の状態に変化があれば、変化のあったボタンに対応する
オブジェクトの名前を全て列挙し、順次に次の処理を行
う。 (1) ボタンの状態の変化の方向の判断をする。即
ち、ボタンはオフ(OFF)からオン(ON)への変化
か、或いはオン(ON)からオフ(OFF)への変化か
を判断する。 (2)第1及び第2の入力ボタン9a、9bから選択さ
れたものの1つと第1及び第2の出力ボタン11a、1
1bから選択されたものの1つとが同時に押されている
か否かを判断し、同時に2つのボタンが押されている時
には、その組み合せに応じた信号伝送路を形成する。な
お、もし、ボタンの状態に変化がなければ、それまでの
信号伝送路を維持する。
【0020】図5、図6及び図7は、第1の入力端子6
aと第1の出力端子7aとの間の信号伝送路を形成する
ために、第1の入力ボタン9aと第1の出力ボタン11
aとを同時に操作したが、実際には第1の入力ボタン9
aが先にオンになり、その後に第1の入力ボタン9aと
第1の出力ボタン11aとの両方がオンになった時のテ
−ブルの変化を示す。図5は、あるサンプリング時点で
第1の入力ボタン9aの変化がオフからオンに変化した
場合を示す。この時には、第1の入力ボタン9aのオン
操作に応答して第1の入力側ボタン領域A1 に「1」が
格納され、また、第1の入力ボタン9aの属するオブジ
ェクト名「入力1」が入力オブジェクト名領域C1 に格
納される。また、オブジェクト名「入力1」に対応する
第1の入力LED10が発光する。
【0021】図6は図5のサンプリング時点の次のサン
プリング時点の状態を示す。図5の状態でボタン操作の
変化がなければ、第1の情報テーブル41の内容が第2
の情報テーブル42にコピーされる。
【0022】図7は、次のサンプリング時点で第1の入
力ボタン9aと第1の出力ボタン11aとの両方が同時
に操作された状態を示す。この場合には、第1の入力ボ
タン領域A1と第1の出力側ボタン領域B1 との両方に
「1」が格納される。これにより、第1及び第2の情報
テーブル41、42の第1の出力側ボタン領域B1 、B
1 ′の内容が異なるので、変化があったと判断し、出力
オブジェクト名領域C2 に第1の出力ボタン11aのオ
ブジェクト名として「出力1」が格納される。また、オ
ブジェクト名「出力1」に対応する第1のLED12a
が発光する。
【0023】図7に示すように、入力オブジェクト名領
域C1 にオブジェクト名「入力」が格納され、出力オブ
ジェクト名領域C2 にオブジェクト名「出力1」が格納
された時には、この組合せが有効な組合せであるか否か
を、ROM14の内部にあるオブジェクトの組合せテー
ブル(図示せず)と比較する。例えば、誤って第1の入
力ボタン9aと第2の入力ボタン9bとが同時に押され
ていたとすると、両方共入力オブジェクトであるので、
この組合せは有効でないと判断し、何もしない。これに
対して、例えば、図7に示すように第1の入力ボタンボ
タン9aと第1の出力ボタン11aが同時に押されてい
たとすると、この組合せは有効であると判断する。図7
の場合には、「入力1」のオブジェクトの接続先は「出
力1」のオブジェクトであるので、入力1の接続先オブ
ジェクト名領域D1 に「出力1」を格納する。なお、同
時に押されたボタンが3つ以上の場合は、誤りであるの
で何もしない。また、ボタンの状態変化がオン(ON)
からオフ(OFF)の場合で、そのボタンに対応するオ
ブジェクトの名前が入力オブジェクト名領域C1 或いは
出力オブジェクト名領域C2 の格納オブジェクト名と一
致した場合は、その内容を消去する。ボタンの変化がO
NからOFFの場合で、そのボタンに対応するオブジェ
クトの名前が入力オブジェクト名領域C1 及び出力オブ
ジェクト名領域C2 の格納オブジェクト名のいずれとも
一致した場合は、何もしない。
【0024】図8、図9、図10及び図11は、入力オ
ブジェクトと出力オブジェクトとの接続関係の決定及び
解除を示すものである。なお、図8、図9、図10及び
図11の上段即ち(A)は入力と出力間の相互接続関係
の決定又は解除を行う前の領域C1 、C2 、D1 、D2
の内容を示し、各図の下段即ち(B)は成立した接続状
態を示す。
【0025】図8(A)は第1の入力ボタン9aと第1
の出力ボタン11aとがオン操作された状態を示す。第
1の入力ボタン9aの操作に基づいてこのボタン9aの
オブジェクト名「入力1」が領域C1に格納される。ま
た、第1の出力ボタン11aの操作に基づいて、このボ
タン11aのオブジェクト名「出力1」が領域C2 に格
納される。DSP16は入力1の接続先を確定するため
に、入力1の接続先オブジェクト名領域D1 の内容をチ
ェックする。図8(A)の状態ではD1 が空即ち「0」
であり、入力1はどこにも接続されていないことが判
る。そこで、領域C2 のオブジェクト名「出力1」を読
み取り、オブジェクト名「入力1」の接続先として有効
であることを確認した後、図8(B)に示すように入力
1の接続先オブジェクト名領域D1 に「出力1」を格納
する。これにより、入力1と出力1との接続関係が特定
される。図8の例では入力1を出力1に排他的に接続す
る。即ち、もし入力2と出力1とが既に接続中であれ
ば、入力2と出力1との接続を強制的に解除し、新たに
入力1と出力1との接続を成立させる。この排他的接続
を行うために、入力2の接続先オブジェクト名領域D2
の内容をチェックする。図8(A)では、領域D2が
「0」であり、入力2は出力1に接続されていないの
で、図8(B)においても領域D2 は「0」である。も
し、図8(A)の領域D2 に「出力1」が格納されてい
たら、これを消去して領域D2 を「0」にする。もし、
図8(A)の領域D2 に「出力2」が格納されていれ
ば、入力2と出力2との接続関係が成立していることを
意味し、入力1と出力1との接続を妨害しないので、領
域D2 をそのままに保つ。
【0026】図9は入力1と出力1との接続関係の解除
動作を説明するものである。図9(A)は図8(B)と
同一の接続状態を示し、「入力1」と「出力1」とが接
続されていることを示す。この状態で第1の入力ボタン
9aと第1の出力ボタン11aとを同時に押すと、領域
D1 の「出力1」が消去され、「入力1」がどこにも接
続されていないことを示す「0」が書き込まれる。即
ち、入力と出力との接続関係が成立している状態で、こ
の接続関係を成立させた時のボタン操作と同一の操作を
することによって、接続関係が解除される。従って、入
力と出力との接続関係を成立させる時の操作と、接続を
解除する操作が同一であるので、操作性が良い。
【0027】図10及び図11は排他的接続を説明する
ためのものである。図10(A)は、「入力1」接続先
オブジェクト名領域D1 のオブジェクト名「出力2」か
ら明らかなように「入力1」と「出力2」とが接続され
ていることを意味する。この状態で第1の入力ボタン9
aと第1の出力ボタン11aとを同時にオン操作する
と、図10(B)に示すように領域C1 に「入力1」、
領域C2 に「出力1」が格納される。これにより、図1
0(B)に示すように「入力1」の接続先オブジェクト
名領域D1 にオブジェクト名「出力1」が上書きされ、
図10(A)のD1 の「出力2」が消去される。次に、
「入力2」の接続先オブジェクト名領域D2 をチェック
し、「出力1」が書かれていないか否かを判定する。図
10(A)(B)に示すようにD2 に「0」が書き込ま
れていれば何もしない。もし、図11(A)に示すよう
に領域D2 に「出力1」が書き込まれていれば、「入力
2」と「出力1」との接続が形成されていることを意味
するので、図11(B)に示すように領域D2 に「0」
を書き込み、「入力2」と「出力1」との接続を解除
し、「入力1」と「出力1」との接続関係を優先的に成
立させる。
【0028】DSP16は、RAM15の領域D1 、D
2 の内容に従うように「入力1」又は「入力2」と「出
力1」又は「出力2」との接続関係を成立させる。
【0029】LED10a、10b、12a、12b
は、入力オブジェクト名領域C1 と出力オブジェクト名
領域C2 とに書き込まれているオブジェクト名に従うよ
うに発光する。例えば図8(A)では領域C1 の「入力
1」に属する第1の入力側LED10aと領域C2の
「出力1」に属する第1の出力側LED12aとが発光
する。なお、本実施形態においてLED10a、10
b、12a、12bの発光処理はボタンが押されている
間のみ行われる。しかし、新たにボタンが押されるまで
は一旦押されたボタンの発光状態を維持するように変形
すること、又は接続関係が成立したオブジェクトに対応
するLED同士を点滅させるように構成することも可能
である。
【0030】次に、図12〜図15のフローチャートを
参照して、以上に説明した入力端子6a、6bと出力端
子7a、7b間の接続制御動作を説明する。
【0031】図12は接続制御のメインルーチンを示
す。ステップS0 で接続制御のプログラムがスタートす
ると、RAM15及びDSP16が初期設定される。初
期設定の状態では、第1及び第2の入力端子6a、6b
と第1及び第2の出力端子7a、7bとの間の信号経路
は設定されていない。また、操作子としての入力ボタン
9a,9b及び出力ボタン11a、11bの操作状態が
一定周期でスキャンされる。本実施形態において、一定
周期のスキャンはデータ転送の信号処理のサンプリング
クロックに基づいて実行される。勿論、信号処理とボタ
ンの処理に用いるクロックを別々に構成することもでき
る。
【0032】次に、ステップS1 でボタンに変化がある
か否かが判定される。即ち、1つ前のサンプリング時点
のボタン状態を示す図4の第2のボタン情報テーブル4
2と現在サンプリング時点のボタン状態を示す図4の第
1のボタン情報テーブル41とを比較し、変化があるこ
とを示すYESの出力が得られたら、RAM15の変数
領域に対するオブジェクト名書き込み処理が行われる。
即ち、まず、ステップS2 に示すようにボタン情報テー
ブル上で変化があったボタンに対応するオブジェクト名
をRAM15上の一時格納領域(図示せず)に列挙す
る。次に、ステップS3 で、列挙された全てのオブジェ
クト名に従う入力と出力との接続のための変数処理を行
う。なお、ここで変数とは、領域A1 、A2 、B1、B2
、A1 ′、A2 ′、B1 ′、B2 ′C1 、C2 、D1
、D2 に格納されるデ−タである。この変数処理の詳
細は図13〜図15によって後述する。変数処理の結果
は図8〜図11に示すようにRAM15の領域D1 、D
2 に格納される。この処理が終了すると、前述した一時
格納領域のデータは消去される。
【0033】ステップS3 で変数処理が終了し、入力端
子6a、6bと出力端子7a、7bとの接続関係が確定
したら、ステップS4 でLED10a、10b、12
a、12bの所定の発光処理をした後、ステップS5 で
所定の信号伝送処理を実行する。即ち、一方のオブジェ
クトである入力端子6a、6bと他方のオブジェクトで
ある出力端子7a、7bとの間のデータ転送を実行す
る。例えば、第1の入力端子6aと第1の出力端子7a
との間が接続状態の時には第1の入力端子6aのアナロ
グ信号がADC13でディジタル信号に変換された後
に、DAC17に転送され、DAC17においてアナロ
グ信号変換されて第1の出力端子7aに送られる。
【0034】次に、図12のステップS3 の変数処理を
図13〜図15のサブルーチンを参照して説明する。
【0035】まず、図13のステップS31で、処理対象
となるオブジェクトに対応するボタンは、OFFからO
Nになったものか否かが判断される。もし、ONからO
FFに転換したものであれば、ボタンは押されていた状
態から離されたものである。この場合には、接続の定義
を書き換えるような処理は行わず、押されたボタンを示
す入力オブジェクト名領域C1 及び出力オブジェクト名
領域C2 の中身に対する処理のみを行う。まず、ステッ
プS32で入力オブジェクト名領域C1 に、今、オンかオ
フに操作された入力ボタンのオブジェクト名があるか否
かを判断する。もしステップS32の出力がYESであれ
ば、ステップS33で入力オブジェクト名領域C1 の中
身、即ち現在のオブジェクト名を消去し、ステップS31
に戻る。もしステップS32の出力がNOであれば、ステ
ップS34で出力オブジェクト名領域C2 に、今操作され
た出力ボタンに該当するオブジェクト名があるか否かを
判断する。もしステップS34の出力がYESであれば、
ステップS35で出力オブジェクト領域C2 の中身、即ち
現在のオブジェクト名を消去し、ステップS31に戻る。
もしステップS34の出力がNOであれば、離されたボタ
ンは誤った接続関係を指定していたボタンであるものと
考えられるので、何もしないで、ステップS31へリター
ンする。
【0036】もし、ステップS31で処理対象となるオブ
ジェクトに対応するボタンがOFFからONに転換した
ものであれば、ボタンは離されていた状態から押された
ものである。そこで、次に、図14のステップS36で入
力オブジェクト名領域C1 の内容を見て、入力オブジェ
クト名領域C1 が空即ち「0」であるか否かを判断す
る。もし、ステップS36で入力オブジェクト名領域C1
の中身が空即ち「0」であるYESの出力が得られた
ら、1つ前のサンプリング時点では、全くボタンが押さ
れていなかったことを示す。そこで、ステップS37で入
力オブジェクト名領域C1 に、現在のサンプリング時点
の入力オブジェクト名を書き、その後ステップS31へリ
ターンする。もし、ステップS36で入力オブジェクト名
領域C1 の中身が空即ち「0」でなく、何らかのオブジ
ェクト名が書かれていることを示すNOの出力が得られ
た時には、次のステップS37aで出力オブジェクト名領
域C2が空即ち「0」であるか否かを判定する。もし、
ステップS37aで出力オブジェクト名領域C2 の中身が
空でないことを示すNOの出力が得られた時には、誤っ
たボタン操作と考え、ステップS31へリターンする。も
し、ステップS37aで出力オブジェクト名領域C2 の中
身が空であることを示すYESの出力が得られた時に
は、次のステップS38で入力オブジェクト名領域C1 に
格納されているオブジェクト名と、現在のボタン操作で
指定されたオブジェクト名の組合せが有効な組合せであ
るか否かを判断する。ステップS38の判定の結果、それ
が入力オブジェクト同士、或いは出力オブジェクト同士
の無効な組合せであることを示すNOの出力が得られた
時には、何もしないでステップS31へリターンする。ス
テップS38で、入力オブジェクトと出力オブジェクトと
が有効な組合せであることを示すYESの出力が得られ
た時には、出力オブジェクト名領域C2 に現在の操作さ
れたボタンのオブジェクト名を書き込む。
【0037】次に、第1及び第2の接続先オブジェクト
名領域D1 及びD2 の処理に移行する。まず、ステップ
S40で第1の接続先オブジェクト名領域D1 を見る。即
ち、領域D1が示す接続元の入力オブジェクトの名前
「入力1」を読み取る。次に、図15のステップS41で
現在押された2つのボタンに対応する入力オブジェクト
名領域C1と出力オブジェクト名領域C2の内の一方の領
域(例えばC1)の中身は現在見ている接続先オブジェ
クト名領域D1又はD2の名前(例えば「入力1」又は
「入力2」)と一致しているか否かを判定する。例えば
図8(A)又は図9(A)又は図10(A)又は図11
(A)に示すように領域C1の中身が、領域D1の接続元
を意味するオブジェクト名「入力1」であるか否かを判
定する。もし、ステップS41でNOの出力が得られた時
には、次のステップS46で現在の入力オブジェクト名領
域C1と出力オブジェクト名領域C2の内の他方(例えば
C2)の中身と現在見ている接続先オブジェクト名領域
(例えばD1)の中身とが一致しているか否かを判定す
る。もし、ステップS46の出力がYESであり、例えば
図11(A)の領域C2と領域D2とに示すように中身が
それぞれ「出力1」であり、一致していれば、ステップ
S47で第2の接続先オブジェクト名領域D1又はD2の
中身を消去し、例えば図11(B)に示すように領域D
2の中身を「0」として現在の接続の定義を消去する。
もしステップS46でNOの出力が得られた時には、何も
しないでステップS45に進む。
【0038】もし、ステップS41で一致を示すYESの
出力が得られた時には、次のステップS42で現在押され
た2つのボタンに対応する入力オブジェクト名領域C1
と出力オブジェクト名領域C2の内の他方(例えばC2)の
中身と現在見ている第1又は第2の接続先オブジェクト
名領域D1又はD2の中身とが一致しているか否かを判定
する。ステップS42で例えば、図10(A)の領域C2
と領域D1のようにこれらの中身が一致していないこと
を示すNOの出力が得られた時には、ステップS44で現
在見ている接続先オブジェクト名領域D1又はD2(例
えばD1)に現在の出力オブジェクト名(例えば「出力
1」)を図10(B)に示すように上書きし、新たな接
続を定義し、ステップS45に進む。ステップS42におい
て、例えば図9(A)に示すように、一致を示すYES
の出力が得られた時には、ステップS43で現在見ている
接続先オブジェクト名領域D1又はD2(例えばD1)の
中身(例えば「出力1」)を消去し、現在の接続の定義を
消去し、ステップS45に進む。
【0039】ステップS45では、最後の接続先オブジェ
クト名領域D2 か否かを判定する。もし、最後でない場
合はステップS48で次の接続先オブジェクト名領域D2
の名前を見て、ステップS41に戻る。もし、ステップS
45で最後の接続先オブジェクト名領域であると判断され
た時には図12の主ルーチンのステップS4 に進む。
【0040】上述から明らかなように、本実施形態は次
の効果を有する。 (1) 複数の第1の回路構成体としての入力端子6
a、6bと複数の第2の回路構成体としての出力端子7
a、7bとの間の信号伝送路を第1及び第2の入力ボタ
ン9a、9bと第1及び第2の出力ボタン11a、11
bとの操作によって排他的に容易に形成することができ
る。なお、ここでの排他的接続とは1つの端子を2つの
相手側の端子に接続することを禁止した接続であり、1
つの端子を1つの相手側端子にのみ接続することを意味
する。 (2) 古いオブジェクト名に新しいオブジェクト名を
上書きするので、排他的接続を確実且つ容易に達成する
ことができる。 (3) 第1及び第2の入力端子6a、6b及び第1及
び第2の出力端子7a、7bに対応するように第1及び
第2の入力LED10a、10b及び第1及び第2の出
力LED12a、12bが設けられているので、接続状
態の確認を正確且つ容易に達成することができる。 (4)オブジェクト「入力1」に属する第1の入力端子
6a、第1の入力ボタン9a、第1の入力LED10a
を互いに近接配置し、オブジェクト「入力2」に属する
第2の入力端子6b、第2の入力ボタン9b、第2の入
力LED10bを互いに近接配置し、オブジェクト「出
力2」に属する第1の出力端子7a、第1の出力ボタン
11a、第1のs出力LED12aを互いに近接配置
し、オブジェクト「出力2」に属する第2の出力端子7
b、第2の出力ボタン11b、第2の出力LED12b
を互いに近接配置したので入力側と出力側との接続関係
を視覚的に判断することが容易になり、操作性が良くな
る。
【0041】
【第2の実施形態】次に、図16及び図17を参照して
第2の実施形態のディジタルミキサ機能を有する信号処
理装置を説明する。但し、図16及び図17において図
1〜図15と実質的に同一の部分には同一の符号を付し
てその説明を省略する。また、第2の実施形態の説明に
おいて必要に応じて図1〜図15も参照する。
【0042】図16は第2の実施形態の信号処理装置3
aを図3と同様に示し、図17は第2の実施形態の信号
処理装置3aの操作パネルを図2と同様に示すものであ
る。図16の信号処理装置3aは、複数の第1のオブジ
ェクト(接続対象物)として第1、第2、第3及び第4
のアナログ入力端子6a、6b、6c、6dを有してい
る。図17の操作パネル8aには、第1〜第4の入力端
子6a〜6dに対応して第1、第2、第3及び第4の入
力ボタン9a´、9b´、9c´、9d´及び第1、第
2、第3及び第4の入力LED10a´、10b´、1
0c´、10d´が配置されている。図17の入力ボタ
ン9a´、9b´、9c´、9d´及び入力LED10
a´、10b´、10c´、10d´は図2の入力ボタ
ン9a、9b及び入力LED10a、10bと同様な機
能を有するものである。
【0043】本発明に従う複数の第2の接続対象物即ち
オブジェクトとして第1、第2、第3及び第4のミキシ
ングモジュール50a、50b、50c、50dが設け
られ、バス18に接続されている。第1〜第4のミキシ
ングモジュール50a〜50dには、図17に示すよう
に、フェーダ51a、51b、51c、51d、パンポ
ット52a、52b、52c,52d、ゲインボリウム
53a、53b、53c、53d、イコライザLED5
4a、54b、54c、54dが含まれている。第1〜
第4のミキシングモジュール50a〜50dの第1〜第
4の入力端子6a〜6dに対する接続関係を指定するた
めに第1、第2、第3及び第4のミキシングボタン11
a′、11b′、11c′、11d′及び第1、第2、
第3及び第4のミキシングLED12a′、12b′、
12c′、12d′が配置されている。第1〜第4のミ
キシングボタン11a′〜11d′は図2の第1及び第
2の出力ボタン11a、11bと同一の機能を有するも
のであり、第1〜第4のミキシングLED12a′〜1
2d′は図2の第1及び第2の出力LED12a、12
bと同一の機能を有するものである。図16には第1〜
第4の入力ボタン9a´〜9d´の内の第1及び第2の
入力ボタン9a´、9b´とそれ等のスイッチ21、2
2及びLED10a´、10b´、第1〜第4のミキシ
ングボタン11a′〜11d′の内の第1及び第2のミ
キシングボタン11a′、11b′とそれ等のスイッチ
23′、24′及びLED12a′、12b′が示され
ているが、第3及び第4の入力ボタン9c´、9d´及
び第3及び第4のミキシングボタン11c′、11d′
及びこれに対応するものも同様に設けられている。
【0044】第2の実施形態のパネル8aには、更に、
第1及び第2のマスタフェーダ55a、55b、第1及
び第2のマスタフェーダボタン56a、56b、第1及
び第2のマスタフェーダLED57a、57b、エフェ
クタボタン58a、エフェクタLED58b、イコライ
ザボタン59a、イコライザLED59bが設けられて
いる。第1及び第2の出力端子7a、7bとそのボタン
及びLEDもパネル8aに設けられるが、図17では省
略されている。
【0045】図16に等価的にDSP16aの中に示す
エフェクタ58及びイコライザ59は1チャネル分のみ
設けられているので、第1〜第4の入力端子6a〜6d
に対して選択的に接続され、選択的に使用される。エフ
ェクタ58及びイコライザ59は仮想的に入力端子と出
力端子とを有し、第1〜第4の入力端子6a〜6dと第
1〜第4のミキシングモジュール50a〜50dとの間
に選択的に接続される。エフェクタ58及びイコライザ
59とを介在させる時には、エフェクタ51及びイコラ
イザ52の入力端子が第1の実施形態の出力端子7a、
7bと同様な出力側の接続対象物(オブジェクト)とな
り、エフェクタ58及びイコライザ59の出力端子が第
1の実施形態の第1及び第2の入力端子6a、6bと同
様な入力側接続対象物(オブジェクト)となる。
【0046】第2の実施形態において一方のオブジェク
トと見なされるものと他方のオブジェクトと見なされる
ものとの接続方法は第1の実施形態と同一であり、DS
P16aとROM14aとRAM15aとを含む信号処
理手段19aによって実行される。なお、第2の実施形
態のDSP16aは、接続処理機能の他に、ミキシング
機能、エフェクタ機能、イコライザ機能を有する。
【0047】図17の入力端子6a〜6bとミキシング
モジュ−ル50a〜50dとの接続関係を成立させるた
めの定義を第1の実施形態の入力端子6a、6bと出力
端子7a、7bとの接続関係を成立させるための定義と
同様に示すと、第1の入力端子6aと第1の入力ボタン
9a´と第1の入力LED10a´とが入力オブジェク
ト名「入力1」となり、第2の入力端子6bと第2の入
力ボタン9b´と第2の入力LED10b´とが入力オ
ブジェクト名「入力2」となり、第3の入力端子6cと
第3の入力ボタン9c´と第3の入力LED10c´と
が入力オブジェクト名「入力3」となり、第4の入力端
子6dと第4の入力ボタン9d´と第4の入力LED1
0d´とが入力オブジェクト名「入力4」となり、第1
のミキシングモジュ−ル50aと第1のミキシングボタ
ン11a´と第1のミキシングLED12a´とが出力
オブジェクト名「出力1」となり、第2のミキシングモ
ジュ−ル50bと第2のミキシングボタン11b´と第
2のミキシングLED12b´とが出力オブジェクト名
「出力2」となり、第3のミキシングモジュ−ル50c
と第3のミキシングボタン11c´と第3のミキシング
LED12c´とが出力オブジェクト名「出力3」とな
り、第4のミキシングモジュ−ル50dと第4のミキシ
ングボタン11d´と第4のミキシングLED12d´
とが出力オブジェクト名「出力4」となる。
【0048】上記の入力オブジェクト名「入力1」「入
力2」「入力3」「入力4」と出力オブジェクト名「出
力1」「出力2」「出力3」「出力4」との排他的相互
接続は第1の実施形態と同様に行われる。エフェクタ5
8、イコライザ59の接続もこれ等をオブジェクトと見
なして、第1の実施形態の入力端子6a、6bと出力端
子7a、7bとの接続と同様に行われる。
【0049】上述から明らかなように第2の実施形態に
おいても対の各種のオブジェクト間の接続を容易且つ正
確に達成することができ、第1の実施形態と同様な効果
を得ることができる。
【0050】
【変形例】本発明は上述の実施形態に限定されるもので
なく、変形が可能なものであり、図17に示す第1及び
第2のマスタフェーダ55a、55bと図16に図示さ
れている出力端子7a、7bとの間の選択的接続も、第
1及び第2の実施形態と同一の方法で行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の信号伝送処理システムを示す
ブロック図である。
【図2】図1の信号伝送処理装置の操作パネルを示す平
面図である。
【図3】図1の信号伝送処理装置を詳しく示すブロック
図である。
【図4】図3のRAMのテーブルを概念的に示す図であ
る。
【図5】RAMのテーブルに対する変数の書き込み状態
を示す図である。
【図6】RAMのテーブルに対する別の変数の書き込み
状態を示す図である。
【図7】RAMのテーブルに対する更に別の変数の書き
込み状態を示す図である。
【図8】RAMのテーブルの領域C1、C2、D1、D2に
格納されたオブジェクト名の変化を示す図である。
【図9】RAMのテ−ブルの領域C1、C2、D1、D2に
格納されたオブジェクト名の別の変化を示す図である。
【図10】RAMのテ−ブルの領域C1、C2、D1、D2
に格納されたオブジェクト名の更に別の変化を示す図で
ある。
【図11】RAMのテ−ブルの領域C1、C2、D1、D2
に格納されたオブジェクト名の更に別の変化を示す図で
ある。
【図12】接続制御のメインルーチンを示す図である。
【図13】図12の変数処理のサブルーチンの一部を示
す図である。
【図14】図13に続くサブルーチンを示す図である。
【図15】図14に続くサブルーチンを示す図である。
【図16】第2の実施形態の信号処理装置を示すブロッ
ク図である。
【図17】図13の信号処理装置の操作パネルの一部を
示す平面図である。
【符号の説明】
6a〜6d 入力端子 7a、7b 出力端子 9a、9b 入力ボタン 10a、10b 入力LED 11a、11b 出力ボタン 12a、12b 出力LED 41 第1のボタン情報テーブル 42 第2のボタン情報テ−ブル C1 入力オブジェクト名領域 C2 出力オブジェクト名領域 D1、D2 入力1及び入力2の接続先オブジェクト名領

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1の回路構成体(6a、6b又
    は6a〜6d)と複数の第2の回路構成体(7a、7b
    又は50a〜50d)との間の信号伝送路を選択的に形
    成するための信号伝送路形成装置であって、 前記複数の第1の回路構成体(6a、6b又は6a〜6
    d)から選択された1つと、前記複数の第2の回路構成
    体(7a、7b又は50a〜50d)から選択された1
    つとの間に信号伝送路を構成することを指示するための
    操作手段(9a、9b、11a、11b又は9a´、〜
    9d´、11a´〜11b´)と、 前記第1及第2の回路構成体と前記操作手段とに結合さ
    れ、且つ前記複数の第1の回路構成体(6a、6b又は
    6a〜6d)と前記複数の第2の回路構成体(7a、7
    b又は50a〜50d)との間の信号伝送路の形成状態
    を認識する第1の機能と、前記第1の機能によって、も
    し、前記操作手段で選択された前記1つの第1の回路構
    成と前記操作手段で選択されなかった第2の回路構成体
    との間の信号伝送路が既に形成されていることが認識さ
    れた時には、この信号伝送路を遮断状態とし、且つ前記
    操作手段で選択された前記1つの第2の回路構成体と前
    記操作手段で選択されなかった第1の回路構成体との間
    の信号伝送路が既に形成されていることが認識された時
    には、この信号伝送路を遮断状態とする第2の機能と、
    前記操作手段で前記選択された1つの第1の回路構成体
    と前記操作手段で前記選択された1つの回路構成との間
    の信号伝送路を形成する第3の機能とを有している制御
    手段とを備えていることを特徴とする信号伝送路形成装
    置。
  2. 【請求項2】 更に、前記複数の第1の回路構成体(6
    a、6b又は6a〜6d)に対応して設けられた複数の
    第1の表示器(10a、10b又は10a´〜10d
    ´)と、前記複数の第2の回路構成体(7a、7b又は
    50a〜50d)に対応して設けられた複数の第2の表
    示器(12a、12b又は12a´〜12d´)とを有
    し、 前記操作手段は、前記複数の第1の回路構成体に対応し
    て設けられた複数の第1の操作部(9a、9b又は9a
    〜9d)と、前記複数の第2の回路構成体に対応して設
    けられた複数の第2の操作部(11a、11b又は11
    a´〜11d´)とを備え、 前記制御手段は、前記複数の第1の操作部から選択され
    た1つの操作と前記複数の第2の操作部から選択された
    1つの操作とに応答して前記選択された第1の回路構成
    体と前記選択された第2の回路構成体との間の信号伝送
    路を形成し、且つ前記選択された第1の回路構成体に対
    応する前記第1の表示器と前記選択された第2の回路構
    成体に対応する前記第2の表示器とを表示状態に制御す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の信号伝送
    路形成装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の第1の回路構成体は、複数の
    信号入力端子であり、 前記複数の第2の回路構成体は複数の信号出力端子であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の信号伝送路形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の第1の回路構成体は複数の信
    号入力端子であり、 前記複数の第2の回路構成体は複数の信号処理回路であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の信号伝送路形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の第1の回路構成体は複数の信
    号処理装置であり、前記複数の第2の回路構成体は複数
    の別の信号処理装置又は出力端子であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の信号伝送路形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記複数の第1の操作
    部から選択された1つと前記複数の第2の操作部から選
    択された1つとが同時に操作されている時にのみに排他
    的にそれ等の間の信号伝送路を形成するものであること
    を特徴とする請求項2又は3又は4又は5記載の信号伝
    送路形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、デイジタル信号の伝送
    路を制御するものであって、デイジタル信号処理回路を
    含んでいることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載の信号伝送路形成装置。
  8. 【請求項8】 形成可能な複数の信号伝送路から選択さ
    れた信号伝送路を形成するための信号伝送路形成装置で
    あって、操作パネル(8又は8a)と、第1及び第2の入
    力側回路構成体(6a、6b)と、第1及び第2の出力
    側回路構成体(7a、7b、又は50a、50b)と、 前記第1の入力側回路構成体(6a)と前記第1(7a
    又は50a)又は第2(7b又は50b)の出力側回路
    構成体との間の信号伝送路の形成を指示するためのもの
    であって、前記操作パネル(8又は8a)上に配置され
    た第1の入力側操作部(9a又は9a´)と、 前記第2の入力側回路構成体(6b)と前記第1(7a
    又は50a)又は第2(7b又は50b)の出力側回路
    構成体との間の信号伝送路の形成を指示するためのもの
    であって、前記操作パネル(8又は8a)上に配置され
    た第2の入力側操作部(9b又は9b´)と、 前記第1の出力側回路構成体(7a又は50a)と前記
    第1(6a)又は第2(6b)の入力側回路構成体との
    間の信号伝送路の形成を指示するためのものであって、
    前記操作パネル(8又は8a)上に配置された第1の出
    力側操作部(11a又は11a´)と、 前記第2の出力側回路構成体(7b又は50b)と前記
    第1(6a)又は第2(6b)の入力側回路構成体との
    間の信号伝送路の形成を指示するためのものであって、
    前記操作パネル(8又は8a)上に配置された第2の出
    力側操作部(11b又は11b´)と、 前記第1の入力側回路構成体(6a)と前記第1(7a
    又は50a)又は第2(7b又は50b)の出力側回路
    構成体との間の信号伝送路の形成を表示するためのもの
    であって、前記第1の入力側操作部(9a又は9a´)
    の近傍となるように前記操作パネル(8又は8a)上に
    配置された第1の入力側表示器(10a又は10a´)
    と、前記第2の入力側回路構成体(6b)と前記第1
    (7a又は50a)又は第2(7b又は50b)の出力
    側回路構成体との間の信号伝送路の形成を表示するため
    のものであって、前記第2の入力側操作部(9b又は9
    b´)の近傍となるように前記操作パネル(8又は8
    a)上に配置された第2の入力側表示器(10b又は1
    0b´)と、 前記第1の出力側回路構成体(7a又は50a)と前記
    第1(6a)又は第2(6b)の入力側回路構成体との
    間の信号伝送路の形成を表示するためのものであって、
    前記第1の出力側操作部(11a又は11a´)の近傍と
    なるように前記操作パネル(8又は8a)上に配置され
    た第1の出力側表示器(12a又は12a´)と、前記
    第2の出力側回路構成体(7b又は50b)と前記第1
    (6a)又は第2(6b)の出力側回路構成体との間の
    信号伝送路の形成を表示するためのものであって、前記
    第2の出力側操作部(11b又は11b´)の近傍となる
    ように前記操作パネル(8又は8a)上に配置された第
    2の出力側表示器(12b又は12b´)と、前記第1
    及び第2の入力回路構成体と前記第1及び第2の出力回
    路構成体と前記第1及び第2の入力側操作部と前記第1
    及び第2の出力側操作部と前記第1及び第2の入力側表
    示部と前記第1及び第2の出力側表示部とに結合され、
    且つ前記第1及び第2の入力側操作部(9a、9b又は
    9a´、9b´)と前記第1及び第2の出力側操作部
    (11a、11b又は11a´、11b´)との操作に
    応答して前記第1及び第2の入力側回路構成体(6a、
    6b)から選択されたものの1つと前記第1及び第2の
    出力側回路構成体(7a、7b又は50a、50b)か
    ら選択されたものの1つとの間の信号伝送路を形成する
    ための第1の機能と、前記第1及び第2の入力側回路構
    成体(6a、6b)から選択されたものの1つに対応す
    る第1及び第2の入力側表示器(10a、10b又は1
    0a´、10b´)から選択されたものの1つを発光さ
    せ、且つ前記第1及び第2の出力側回路構成体(7a、
    7b又は50 a、50b)から選択されたものの1つ
    に対応する第1及び第2の出力側表示器(12a、12
    b又は12a´、12b´)から選択されたものの1つ
    を発光させる第2の機能とを有している制御手段とを備
    えた信号伝送路形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の入力表示器(10a又は10
    a´)と前記第1の入力側操作部(9a又は9a´)と
    の間の距離は、前記第2の入力表示器(10b又は10
    b´)と前記第1の入力側操作部(9a又は9a´)と
    の間の距離よりも小さく設定され、 前記第2の入力表示器(10b又は10b´)と前記第
    2の入力側操作部(9b又は9b´)との間の距離は、
    前記第1の入力表示器(10a又は10a´)と前記第
    2の入力側操作部(9b又は9b´)との間の距離より
    も小さく設定され、 前記第1の出力表示器(12a又は12a´)と前記第
    1の出力側操作部(11a又は11a´)との間の距離
    は、前記第2の出力表示器(12b又は12b´)と前
    記第1の出力側操作部(11a又は11a´)との間の
    距離よりも小さく設定され、 前記第2の出力表示器(12b又は12b´)と前記第
    2の出力側操作部(11b又は11b´)との間の距離
    は、前記第1の出力表示器(12a又は12a´)と前
    記第2の出力側操作部(11b又は11b´)との間の
    距離よりも小さく設定されていることを特徴とする請求
    項8記載の信号伝送路形成装置。
  10. 【請求項10】 形成可能な複数の信号伝送路から選択
    された信号伝送路を形成するための信号伝送路形成装置
    であって、操作パネル(8又は8a)と、前記操作パネル
    (8又は8a)上に所定間隔を有して配置された第1及
    び第2の入力側回路構成体(6a、6b)と、 前記操作パネル(8又は8a)上に所定間隔を有して配
    置された第1及び第2の出力側回路構成体(7a、7
    b、又は50a、50b)と、 前記第1の入力側回路構成体(6a)と前記第1(7a
    又は50a)又は第2(7b又は50b)の出力側回路
    構成体との間の信号伝送路の形成を指示するためのもの
    であって、前記第1の入力側回路構成体(6a)の近傍
    となるように前記操作パネル(8又は8a)上に配置さ
    れた第1の入力側操作部(9a又は9a´)と、 前記第2の入力側回路構成体(6b)と前記第1(7a
    又は50a)又は第2(7b又は50b)の出力側回路
    構成体との間の信号伝送路の形成を指示するためのもの
    であって、前記第2の入力側回路構成体(6b)の近傍
    となるように前記操作パネル(8又は8a)上に配置さ
    れた第2の入力側操作部(9b又は9b´)と、 前記第1の出力側回路構成体(7a又は50a)と前記
    第1(6a)又は第2(6b)の入力側回路構成体との
    間の信号伝送路の形成を指示するためのものであって、
    前記第1の出力側回路構成体(7a´又は50a)の近
    傍となるように前記操作パネル(8又は8a)上に配置
    された第1の出力側操作部(11a又は11a´)と、 前記第2の出力側回路構成体(7b又は50b)と前記
    第1(6a)又は第2(6b)の入力側回路構成体との
    間の信号伝送路の形成を指示するためのものであって、
    前記第2の出力側回路構成体(7b´又は50b)の近
    傍となるように前記操作パネル(8又は8a)上に配置
    された第2の出力側操作部(11b又は11b´)と、 前記第1の入力側回路構成体(6a)と前記第1(7a
    又は50a)又は第2(7b又は50b)の出力側回路
    構成体との間の信号伝送路の形成を表示するためのもの
    であって、前記第1の入力側回路構成体(6a)の近傍
    となるように前記操作パネル(8又は8a)上に配置さ
    れた第1の入力側表示器(10a又は10a´)と、前
    記第2の入力側回路構成体(6b)と前記第1(7a又
    は50a)又は第2(7b又は50b)の出力側回路構
    成体との間の信号伝送路の形成を表示するためのもので
    あって、前記第2の入力側回路構成体(6b)の近傍と
    なるように前記操作パネル(8又は8a)上に配置され
    た第2の入力側表示器(10b又は10b´)と、 前記第1の出力側回路構成体(7a又は50a)と前記
    第1(6a)又は第2(6b)の入力側回路構成体との
    間の信号伝送路の形成を表示するためのものであって、
    前記第1の出力側回路構成体(7a又は50a)の近傍
    となるように前記操作パネル(8又は8a)上に配置さ
    れた第1の出力側表示器(12a又は12a´)と、前
    記第2の出力側回路構成体(7b又は50b)と前記第
    1(6a)又は第2(6b)の入力側回路構成体との間
    の信号伝送路の形成を表示するためのものであって、前
    記第2の出力側回路構成体(7b又は50b)の近傍と
    なるように前記操作パネル(8又は8a)上に配置され
    た第2の出力側表示器(12b又は12b´)と、前記
    第1及び第2の入力回路構成体と前記第1及び第2の出
    力回路構成体と前記第1及び第2の入力側操作部と前記
    第1及び第2の出力側操作部と前記第1及び第2の入力
    側表示部と前記第1及び第2の出力側表示部とに結合さ
    れ、且つ前記第1及び第2の入力側操作部(9a、9b
    又は9a´、9b´)と前記第1及び第2の出力側操作
    部(11a、11b又は11a´、11b´)との操作
    に応答して前記第1及び第2の入力側回路構成体(6
    a、6b)から選択されたものの1つと前記第1及び第
    2の出力側回路構成体(7a、7b又は50a、50
    b)から選択されたものの1つとの間の信号伝送路を形
    成するための第1の機能と、前記第1及び第2の入力側
    回路構成体(6a、6b)から選択されたものの1つに
    対応する第1及び第2の入力側表示器(10a、10b
    又は10a´、10b´)から選択されたものの1つを
    発光させ、且つ前記第1及び第2の出力側回路構成体
    (7a、7b又は50 a、50b)から選択されたも
    のの1つに対応する第1及び第2の出力側表示器(12
    a、12b又は12a´、12b´)から選択されたも
    のの1つを発光させる第2の機能とを有している制御手
    段とを備えた信号伝送路形成装置。
  11. 【請求項11】 前記操作パネル(8又は8a)上にお
    いて、前記第1の入力操作部(9a又は9a´)と前記
    第1の入力回路構成体(6a)との間の距離は、前記第
    2の入力操作部(9b又は9b´)と前記第1の入力回
    路構成体(6a)との間の距離よりも小さく設定され、 前記第1の入力表示器(10a又は10a´)と前記第
    1の入力回路構成体(6a)との間の距離は、前記第2
    の入力表示器(10b又は10b´)と前記第1の入力
    回路構成体(6a)との間の距離よりも小さく設定さ
    れ、 前記第2の入力操作部(9b又は9b´)と前記第2の
    入力回路構成体(7a)との間の距離は、前記第1の入
    力操作部(9a又は9a´)と前記第2の入力回路構成
    体(6b)との間の距離よりも小さく設定され、 前記第2の入力表示器(10b又は10b´)と前記第
    2の入力回路構成体(7a)との間の距離は、前記第1
    の入力表示器(10a又は10a´)と前記第2の入力
    回路構成体(6b)との間の距離よりも小さく設定さ
    れ、 前記第1の出力操作部(11a又は11a´)と前記第
    1の出力回路構成体(7a)との間の距離は、前記第2
    の出力操作部(11b又は11b´)と前記第1の出力
    回路構成体(7a)との間の距離よりも小さく設定さ
    れ、 前記第1の出力表示器(12a又は12a´)と前記第
    1の出力回路構成体(7a)との間の距離は、前記第2
    の出力表示器(12b又は12b´)と前記第1の出力
    回路構成体(7a)との間の距離よりも小さく設定さ
    れ、 前記第2の出力操作部(11b又は11b´)と前記第
    2の出力回路構成体(7b)との間の距離は、前記第2
    の出力操作部(11b又は11b´)と前記第1の出力
    回路構成体(7a)との間の距離よりも小さく設定さ
    れ、 前記第2の出力表示器(12b又は12b´)と前記第
    2の出力回路構成体(7b)との間の距離は、前記第2
    の出力表示器(12b又は12b´)と前記第1の出力
    回路構成体(7a)との間の距離よりも小さく設定され
    ていることを特徴とする請求項8又は10記載の信号伝
    送路形成装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、 前記第1及び第2の入力側操作部(9a、9b又は9a
    ´、9b´)と前記第1及び第2の出力側操作部(11
    a、11b又は11a´、11b´)との操作に応答し
    て前記第1及び第2の入力側回路構成体(6a、6b)
    から選択されたものの1つと前記第1及び第2の出力側
    回路構成体(7a、7b又は50a、50b)から選択
    されたものの1つとの間の信号伝送路を排他的に形成す
    る機能を有していることを特徴とする請求項8又は9又
    は10又は11記載の信号伝送路形成装置。
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