JP2003168287A - メモリモジュール、メモリシステム、および、データ転送方法 - Google Patents

メモリモジュール、メモリシステム、および、データ転送方法

Info

Publication number
JP2003168287A
JP2003168287A JP2002187094A JP2002187094A JP2003168287A JP 2003168287 A JP2003168287 A JP 2003168287A JP 2002187094 A JP2002187094 A JP 2002187094A JP 2002187094 A JP2002187094 A JP 2002187094A JP 2003168287 A JP2003168287 A JP 2003168287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
row
memory
column
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002187094A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Fujisaki
浩一 藤崎
Kentaro Nakajima
健太郎 中島
Takeshi Nakajo
健 中條
Takahiro Taniguchi
恭弘 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002187094A priority Critical patent/JP2003168287A/ja
Priority to US10/200,489 priority patent/US6934196B2/en
Publication of JP2003168287A publication Critical patent/JP2003168287A/ja
Priority to US11/180,558 priority patent/US7123539B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/0207Addressing or allocation; Relocation with multidimensional access, e.g. row/column, matrix
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/10Decoders

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリモジュールを制御する主体が、直接、
メモリセルを行方向・列方向に対称的に扱えるメモリモ
ジュールを提供すること。 【解決手段】 メモリモジュール1は、磁気抵抗素子か
らなるメモリセル10をM行×N列のアレイ状に配置され
たメモリアレイ11と、メモリアレイ11上に配置され
るM本のロウラインと直交するN本のカラムラインと、
アドレス信号とアクセス方向信号とに基づき、電源ライ
ン17または行入出力ライン18とロウライン12とを
選択的に接続する行アドレスデコーダ14と、電源ライ
ン21または列入出力ライン22と、選択されたカラム
ライン13とを接続する列アドレスデコーダ15とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗素子を用
いたメモリモジュール、そのメモリモジュールを複数用
いたメモリシステム、および、そのメモリシステムを用
いたデータ転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、パーソナルコンピュータ、PD
A、携帯電話などの電子機器では、多数のメモリモジュ
ールが用いられている。一般的に、メモリモジュール
は、DRAM、SRAM、FeRAMやEE−PROM
などが良く知られている。このような公知のメモリモジ
ュールのメモリセルは、揮発性または読み出しの度に記
憶データが失われるものであり、そのためデータを一時
的に記憶するバッファを備え再書き込み動作を行なうこ
とが必要になる。現在の公知の技術では、活性化された
ワード線が交差するデータ線上のメモリセルの一括書き
込みが行われている。従って、このようなメモリモジュ
ールで用いられるメモリセルは、その構造に関し行方向
・列方向に対して対称であり、且つ、行方向および列方
向のどちらにも読み出し用センス回路と読み出し用ドラ
イブ回路とを電気的に接続可能とする、ように構成でき
ない。つまり、メモリモジュールを制御する制御主体
は、直接、そのようなメモリモジュールのメモリセルを
行方向・列方向に対称的に扱うことはできなかった。
【0003】また、現在のメモリモジュールは、データ
幅(例えば、8ビット)を一単位として、一括書き込み
/読み出しを行う。電子機器に適用する際には、電子機
器内のデータバス幅(例えば32ビット)に合わせて、
複数のメモリモジュール(例えば4個)を並列配置した
メモリシステムを構成して、利用される。つまり、電子
機器は、データバス幅単位で、メモリシステムへデータ
の読み出し/書き込みを行う。更に、一般的な電子機器
は、メモリシステムへデータ転送を行う際には、データ
バス幅単位で、連続的にデータ転送を行うバースト転送
が行われる。
【0004】ところで、電子機器では、メモリモジュー
ルからのデータ転送時のデータの連続欠落に対処するた
めにインターリーブ方式を用いて、データの配列を変更
して、データ転送を行うことがある。通常のインターリ
ーブ方式は、行データを列データに配列変更し、配列変
更されたデータを、行ごとにデータ転送する。このと
き、配列変更するために、データ読み出しを多数行うと
いった大きな負荷が生じる。そこで、特開2001−8
4155号公報では、インターリーブ方式を行う専用回
路を用いることが提案されている。
【0005】また、電子機器では、画像を記憶する画像
メモリの一部の矩形領域を指定して読み出して、例えば
グラフィックプロセッサへデータ転送する等の処理を行
うことがある。このとき、画像メモリは、上記のメモリ
モジュールで実現されるから、電子機器は、画像メモリ
へ行ごとにデータバス幅単位で読み出しを行う必要があ
る。ほとんどの場合、指定した矩形の領域の行幅がデー
タバス幅と異なっており、データ転送において、多くの
不必要なデータを含めて送ることになり、冗長であり、
データ転送効率が悪かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記で説明したよう
に、従来のメモリモジュールは、そのメモリモジュール
を制御する制御主体で、直接、メモリモジュールのメモ
リセルを行方向・列方向に対称的に扱えるものがなかっ
た。
【0007】また、そのようなメモリモジュールからイ
ンターリーブ法を用いたデータ転送を行うと、データ読
み出しを多数行うといった大きな負荷が生じるといった
問題、または、インターリーブを行う専用回路を設ける
ことによる、回路規模の増大が生じるといった問題があ
った。
【0008】更に、そのようなメモリモジュールを適用
した画像メモリの一部の矩形領域を指定して読み出し
て、データ転送する等の処理においては、転送するデー
タに無駄なデータを多く含むことがあり、データ転送の
効率上問題であった。
【0009】本発明は、上記問題点を鑑みなされたもの
であって、メモリモジュールを制御する制御主体が、直
接、メモリセルを行方向・列方向に対称的に扱えるよう
なメモリモジュールを提供することを目的とする。
【0010】また、このメモリモジュールを用いた複数
用いたメモリシステム、および、そのメモリシステムを
用いた効率の良いデータ転送方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
メモリモジュールは、磁気抵抗素子、または磁気抵抗素
子とそれに直列に接続された半導体素子からなるメモリ
セルがM行×N列のアレイ状に配置されたメモリセル群
と、行方向に配置しているN個の前記メモリセルそれぞ
れと接続される、M本のロウラインと、列方向に配置し
ているM個の前記メモリセルそれぞれと接続される、N
本のカラムラインと、行アドレスラインとアクセス方向
信号ラインとに接続され、該信号ラインから与えられた
アクセス方向信号によって、電源ラインと行アドレスラ
インからの行アドレスによって選択されたロウラインと
を接続する、または、行入出力ラインと行アドレスライ
ンからの行アドレスによって選択されたロウラインとを
接続する行アドレスデコーダと、列アドレスラインとア
クセス方向信号ラインとに接続され、該信号ラインから
与えられたアクセス方向信号によって、電源ラインと列
アドレスラインからの列アドレスによって選択されたカ
ラムライン、または、列入出力ラインと列アドレスによ
って選択されたカラムラインとを接続する列アドレスデ
コーダと、を備えた。
【0012】また、請求項2記載の本発明のメモリモジ
ュールは、磁気抵抗素子、または磁気抵抗素子とそれに
直列に接続された半導体素子からなるメモリセルがM行
×N列のアレイ状に配置されたメモリセル群と、行方向
に配置しているN個の前記メモリセルそれぞれと接続さ
れる、M本のロウラインと、列方向に配置しているM個
の前記メモリセルそれぞれと接続される、N本のカラム
ラインと、行アドレスラインと接続される行アドレスデ
コーダと、列アドレスラインと接続される列アドレスデ
コーダと、を備え、与えられたアクセス方向信号によ
り、前記行アドレスデコーダは電源ラインと行アドレス
によって選択されたロウラインとを接続し、且つ、前記
列アドレスデコーダは列入出力ラインと列アドレスによ
って選択されたカラムラインとを接続する第1の制御状
態と、前記列アドレスデコーダは電源ラインと列アドレ
スによって選択されたカラムラインとを接続し、且つ、
前記行アドレスデコーダは行入出力ラインと行アドレス
によって選択されたロウラインとを接続する第2の制御
状態との何れかの状態になるようにした。
【0013】また、請求項4記載の本発明のメモリモジ
ュールは、複数の磁気抵抗効果素子または磁気抵抗素子
とそれに直列に接続された半導体素子からなるメモリセ
ルアレイと、このメモリセルアレイを行方向でアクセス
する第1アクセス手段と、このメモリセルアレイを列方
向でアクセスする第2アクセス手段と、を備えた。
【0014】また、請求項5記載の本発明のメモリモジ
ュールは、複数の磁気抵抗効果素子または磁気抵抗素子
とそれに直列に接続された半導体素子からなるメモリセ
ルアレイと、このメモリセルアレイを行方向に予め定め
られた単位で一括アクセスする第1アクセス手段と、こ
のメモリセルアレイを列方向に該単位で一括アクセスす
る第2アクセス手段と、を備えた。
【0015】上記した本発明により、行方向および列方
向の何れの方向でも読み出し、書き込み可能なメモリモ
ジュールを提供できるようになった。
【0016】また、請求項9記載の本発明のメモリシス
テムは、請求項1、2、4または5記載の何れかのメモ
リモジュールを複数個、並列化したメモリシステムであ
って、該メモリモジュールの行入出力線と列入出力線数
とは同数であり、該メモリモジュールの個数に、入出力
線数を乗じた数のデータを一時記憶する第1レジスタと
第2レジスタとを備え、前記メモリモジュールそれぞれ
の行入出力線は、第1のレジスタに接続し、前記メモリ
モジュールそれぞれの列入出力線は、第2のレジスタに
接続するようにした。
【0017】上記した本発明により、行方向および列方
向の何れの方向でも読み出し、書き込み可能なメモリシ
ステムを提供できるようになった。
【0018】また、請求項10記載の本発明のデータ転
送方法は、外部の装置と請求項9記載のメモリシステム
との間でデータ転送を行うデータ転送方法であって、該
メモリシステムから該第1レジスタを介し、データを読
み出して、該データにランダム訂正符号化処理を施し
て、該メモリシステムの第1レジスタを介し、該メモリ
システムへデータを書き込み、書き込まれたデータを該
第2レジスタ介し、データを読み出して、前記外部の装
置へ転送するようにした。
【0019】また、請求項11記載の本発明のデータ転
送方法は、外部の装置と請求項9記載のメモリシステム
との間でデータ転送を行うデータ転送方法であって、外
部の装置から送られるデータを第2レジスタを介し、該
メモリシステムへデータを書き込み、書き込まれたデー
タを第1レジスタを介し、読み出して、該データにラン
ダム符号による復号化処理を施して、該メモリシステム
の第1レジスタを介して該メモリシステムへ書き込むよ
うにした。
【0020】上記した本発明により、インターリーブに
係る大きな負荷が軽減でき、または、インタリーブを行
うための専用回路が不要になった。
【0021】また、請求項13記載の本発明のデータ転
送方法は、請求項12記載のメモリシステムに記憶され
るデータのうち、p(バイト)×q(行)のサイズのア
ドレス空間の矩形領域メモリブロックを転送する場合、
データ転送に用いるデータバス幅をW(ビット)とした
ときに、該矩形領域メモリブロックの行方向のデータ幅
p(バイト)に最小データ単位幅A(ビット)を乗じた
値をデータバス幅W(ビット)でわり算をし、データバ
ス幅W(ビット)からその剰余R1(ビット)を引いた
値S1(ビット)に該矩形領域メモリブロック行数Nを
乗じて総和T1を求め、一方、該メモリブロックの列方
向のデータ幅である該メモリブロックの行数qにシステ
ムの最小データ単位幅A(ビット)を乗じた値をデータ
バス幅W(ビット)でわり算をし、データバス幅W(ビ
ット)からその剰余R2(ビット)を引いた値S2(ビ
ット)に行方向データ幅p(バイト)を乗じて総和T2
を求め、これらのT1とT2とを比較してT1>T2で
あれば、列方向に連続してデータ転送を行い、それ以外
であれば、行方向に連続して転送を行うようにした。
【0022】上記した本発明により、メモリモジュール
の矩形領域を指定して読み出して、別のメモリへデータ
転送する等の処理においては、転送に含まれる無駄なデ
ータを軽減することができるようになった。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しながら説明する。
【0024】まず、本実施の形態で用いられるメモリア
レイを構成するメモリセルについて詳細に説明する。本
実施の形態のメモリセルは、以下の要件を満たすことが
必要とされる。 (1)セルの構造が、行方向、列方向に関して対称であ
ること。 (2)行方向及び列方向どちらにも読み出し・書き込み
用センス回路と読み出し・書き込み用ドライブ回路と
が、電気的に接続可能であること。 (3)不揮発性であること。 (4)非破壊読み出しが可能であること。 このような要件を満たすメモリセルとしては、磁気抵抗
効果素子、磁気抵抗効果素子に半導体整流素子を直列に
接続したもの、もしくは自身に整流特性を有する磁気抵
抗効果素子が適している。
【0025】ここでいう磁気抵抗効果素子とは、単体の
強磁性体薄膜もしくは複数の強磁性体薄膜を非磁性体、
絶縁体、半導体と積層した薄膜素子のことである。具体
的には、異方性磁気抵抗効果素子、巨大磁気抵抗効果素
子、トンネル磁気抵抗効果素子、ホール素子などが知ら
れている。これらはいずれも素子を構成する強磁性体薄
膜の特定の基準方位に対する磁化方向、または複数の強
磁性体薄膜の磁化配列を記憶情報とする素子である。
【0026】記憶情報の読み出しは、磁化方向または磁
化配列に依存した素子の抵抗値を検出することで行われ
る。素子の抵抗値の検知は、(1)一定電流を流して素
子での電圧降下を測定する、あるいは(2)一定電圧を
印加して素子に流れる電流を測定することにより行われ
る。
【0027】磁気抵抗効果素子を用いたメモリセルは不
揮発性、非破壊読み出しであり、また抵抗体であるため
極性が存在しない。また電流通電型素子であるため、素
子両端の電位差を制御することによって、選択用トラン
ジスタを用いずに読み出し時のセル選択を実行できる。
【0028】素子への情報の書き込みは、素子近傍の配
線に電流を流して、配線周囲に生じる電流磁界を用いて
行われる。情報の書き込み時のセル選択は、直交する二
本の電気的に絶縁された配線に電流を流し、配線の交差
部分に発生する電流磁界のみ素子の反転磁界を上回るよ
うにして行われる。すなわち書き込み動作においてもセ
ルアレイの対称性は保たれている。なお上記二本の書き
込み配線は、読み出しに用いられる列線(以下、カラム
ライン)、行線(以下、ロウライン)を兼用しても良
い。その場合、カラムライン、ロウライン間の電気的な
絶縁を保つために、磁気抵抗効果素子に半導体整流素子
を直列に接続したもの、もしくは自身に整流特性を有す
る磁気抵抗効果素子を用いることが適している。単に磁
気抵抗効果素子のみを用いる場合には、カラムライン、
ロウライン以外に第3の書き込み線を設ければ良い。こ
の場合でもカラムライン、ロウラインのいずれかは書き
込み線として兼用可能である。
【0029】このような磁気抵抗効果素子の一例とし
て、トンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)を使った
メモリセルの基本構成を図1に示す。
【0030】図1(a)は、1つのメモリセルをトンネ
ル磁気抵抗効果素子のみで構成した例であり、この場
合、素子構成が対称となっているため、カラムラインD
Lcと、ロウラインDLrとを交換したとしても全く同
様に動作する。このメモリセルにおいては、例えばDL
cに読み出しセンス源から定電圧を与えたときに、DL
rにトンネル磁気抵抗効果素子を経由して流れる電流値
を、読み出しセンスアンプで検出することで、前記トン
ネル磁気抵抗効果素子の抵抗値(記憶状態)を検出す
る。また、例えば、DLcからDLrにトンネル磁気抵
抗効果素子を経由して、読み出しドライブ回路から定電
流を流した場合のDLc、DLrの電圧を、読み出しセ
ンスアンプで検出しても良い。また、それ以外にもDL
r、DLcを用いて抵抗値を検出するドライブ手段、セ
ンス手段があれば適宜利用して差し支えない。
【0031】また、図1(b)は、1メモリセルをトン
ネル磁気抵抗効果素子とダイオードで構成した例であ
る。この場合、カラムラインとロウラインとを交換した
場合、ダイオードの極性は異なるものの、カラムライン
とロウラインに印加する電圧方向を適宜変更することで
まったく同様に動作する。
【0032】これらドライブ回路、センス回路は、各D
Lc、DLrに個々に配置されていても良いし、アドレ
スデコーダによって制御されたトランスファーゲートを
介して複数のDLc、DLrに少数のドライブ回路、セ
ンス回路が接続されていても良い。ただし後者の場合、
最低バースト長以上のドライブ回路、センス回路が必要
である。また、センス回路を、センス時のS/Nを最適
化する目的で多段構成とすることは、よい形態である。
【0033】上記で説明したメモリセルを、1行にM
個、1列にN個配置したメモリアレイ(M×Nセル)を用
いた、メモリモジュール1の概略構成を、図2に示す。
【0034】メモリアレイ11は、M×N個の上記メモ
リセル10をアレイ状に配置したものである。各メモリ
セル10は、一本のロウライン12と、一本のカラムラ
イン13とに接続されている。ロウライン12はN本あ
り、各ロウライン12は、行アドレスデコーダ14と接
続されている。また、カラムライン13はM本あり、各
カラムライン13は、列アドレスデコーダ15と接続さ
れている。
【0035】行アドレスデコーダ14は、外部からの行
アドレスを得るための行アドレスライン16と接続され
ている。また、行アドレスデコーダ14は、行方向アク
セスか列方向アクセスかを示すアクセス方向信号を得る
アクセス方向信号ライン28と接続されている。また、
行アドレスデコーダ14は、電源ライン17でセンス電
源と接続されている。また、行アドレスデコーダ14
は、外部とデータの入出力を行う入出力線18と接続さ
れている。入出力線18には、外部へデータを出力する
際に、メモリセルの抵抗値による電圧降下を検出し、増
幅するためのセンスアンプ19が接続されている。
【0036】列アドレスデコーダ15は、外部からの列
アドレスを得るための列アドレスライン20と接続され
ている。また、列アドレスデコーダ15は、行方向アク
セスか列方向アクセスかを示すアクセス方向信号を得る
アクセス方向信号ライン29と接続されている。また、
列アドレスデコーダ15は、センス電源の供給を受ける
ための電源ライン21と接続されている。なお、電源ラ
イン21は、電源ライン17と共通ラインでも良い。ま
た、列アドレスデコーダ15は、外部とデータの入出力
を行う入出力線22と接続されている。入出力線22に
は、外部へデータを出力する際に、メモリセルの抵抗値
による電圧降下を検出し、増幅するためのセンスアンプ
23が接続されている。
【0037】次に、メモリモジュール1のデータ幅を、
例として4ビットとした場合のメモリモジュール1のデ
ータの読み出し動作について、図3、図4を用いて説明
する。
【0038】図3は、当該メモリアレイ11から「行方
向のデータの読み出し」を行なうための動作を示してい
る。
【0039】読み出したいメモリセル103は、行方向
アクセスを示すアクセス方向信号の供給とともに、その
アドレスを指定することによって、そのメモリセル10
3が含まれるデータ幅(4ビット)単位のメモリセル1
01−104のデータとして読み出せる。アドレスは、
行アドレスおよび列アドレスからなる。外部から指定さ
れたアドレスの行アドレスは、行アドレスライン16を
介して行アドレスデコーダ14へ送られ、また、列アド
レスは、列アドレスライン20を介して列アドレスデコ
ーダ15へ送られる。
【0040】列アドレスデコーダ15は、列アドレスを
デコードし、そのデコード結果に基づいて、M列のカラ
ムライン13の連続する4本のカラムライン131−1
34を選択する。そして、アクセス方向信号ライン29
からの行方向アクセスを示すアクセス方向信号により、
カラムライン131−134は、入出力線22と接続さ
れる。
【0041】一方、行アドレスデコーダ14は、行アド
レスをデコードし、そのデコード結果に基づいて、N行
のロウライン12のうち、1本のロウライン123を選
択する。そして、アクセス方向信号ライン28からの行
方向アクセスを示すアクセス方向信号により、選択され
たそのロウライン123は、電源ライン17と接続され
る。
【0042】これにより、選択されたロウライン123
上の各メモリセルには定電流が流れ、各メモリセルの抵
抗状態に応じた電圧降下が生じる。カラムライン131
−134と接続される入出力線22上のセンスアンプ2
3により、メモリセル131−134で生じた電圧降下
を検出し、十分なレベルに増幅された後、メモリモジュ
ール1の外部へ出力される。なお、前述のように定電圧
をセルに印加して電流を検出する場合も、読み出しにか
かる動作は同じである。
【0043】「列方向データの読み出し」を行なう場合
も、基本的には同様の動作で行なわれる。この様子を図
4に従って説明する。
【0044】読み出したいメモリセル103は、列方向
アクセスを示すアクセス方向信号の供給とともに、その
アドレスを指定することによって、そのメモリセル10
3が含まれるデータ幅(4ビット)単位のメモリセル8
3、93、103、113のデータとして読み出せる。
外部から指定されたアドレスの行アドレスは、行アドレ
スライン16を介して行アドレスデコーダ14へ送ら
れ、また、列アドレスは、列アドレスライン20を介し
て列アドレスデコーダ15へ送られる。
【0045】行アドレスデコーダ14は、行アドレスを
デコードし、そのデコード結果に基づいて、N列のロウ
ライン12の連続する4本のロウライン121−124
を選択する。アクセス方向信号ライン28からの列方向
アクセスを示すアクセス方向信号により、ロウライン1
21−124は、入出力線18と接続される。
【0046】一方、列アドレスデコーダ15は、列アド
レスをデコードし、そのデコード結果に基づいて、M行
のカラムライン13のうち、1本のカラムライン133
を選択する。そして、アクセス方向信号ライン29から
の列方向アクセスを示すアクセス方向信号により、選択
されたそのカラムライン133は、電源ライン21と接
続される。
【0047】これにより、選択されたカラムライン13
3上の各メモリセルには定電流が流れ、各メモリセルの
抵抗状態に応じた電圧降下が生じる。
【0048】ロウライン121−124と接続される入
出力線18上のセンスアンプ19により、メモリセル8
3、93、103、113で生じた電圧降下を検出し、
十分なレベルに増幅された後、メモリモジュール1の外
部へ出力される。なお前述のように定電圧をセルに印加
して電流を検出する場合も、読み出しにかかる動作は同
じである。
【0049】以上説明したように本実施形態のメモリモ
ジュールは、行方向および列方向の何れの方向でも読み
出し可能となった。なお、ここでは読み出しについての
動作を詳細に示したが、メモリモジュール1への書き込
みに関する行方向/列方向の選択も、上記で説明したア
クセス方向信号に基づいて行えばよい。なお、「行方向
のデータの書き込み」および「列方向のデータの書き込
み」の動作詳細は、後でも説明を行うため、ここでは説
明を省略する。
【0050】上記で説明したメモリモジュール1の一部
を変更した別のメモリモジュール2について、図5を用
いて説明する。
【0051】メモリモジュール2は、メモリモジュール
1の入出力線18、22上のセンスアンプ19、23に
代え、ロウライン12と行アドレスデコーダ14との間
にラッチアンプ24、及び、カラムライン13と列アド
レスデコーダ15との間にラッチアンプ25がそれぞれ
設けられている。その他の構成は、特に変更はない。
【0052】このメモリモジュール2の利点は、DRA
Mと同様のラッチアンプをデータセンスに利用している
ため、データのバンド幅を大きく取れることにある。す
なわち、たとえば図5で示すように列方向にセンス電流
/電圧を引加した場合、行方向のラッチアンプには該当
列のすべてのメモリセルのデータが記憶可能である。し
たがって同時読み出し数(必ずしもデータバス幅と等し
くなくてよい)を非常に大きくとることができる。
【0053】更に、メモリモジュール1の一部を変更し
た更なる別のメモリモジュール3について、図6を用い
て説明する。
【0054】メモリモジュール3は、メモリモジュール
1の入出力線18、22上にあったセンスアンプ19、
23を共通化するために、入出力線18と入出力線22
とを共通線26に、センスアンプ19、23を介在する
ことなく直接接続し、共通線26上にセンスアンプ27
を設けたものである。その他の構成は、特に変更はな
い。
【0055】このように構成したから、メモリモジュー
ル3は、センスアンプの共通化によるセンスアンプの個
数を半減できるとともに、メモリモジュール3の外部か
らみた共通線は、従来のメモリモジュールのデータ線と
同等(データ線の数が同じ)として扱うことができる。
【0056】さて、上記で説明したメモリモジュール1
−3を利用した応用例について以下に説明する。 (応用例1)メモリモジュール1−3のうちメモリモジ
ュール1、2は、データ転送時に用いられるインターリ
ーブ方式を実現することに適している。ここで、インタ
ーリーブ方式について説明する。
【0057】データ転送を行なう場合、データの送受信
中に雑音などの影響でデータのビットが反転するという
エラーが起こることがある。このとき発生するエラーに
は大きく二つがある。一つは連続しないエラーであり、
ランダムエラーと呼ばれる。もう一つはエラーが連続し
て発生するバーストエラーである。データの転送、つま
りデータの送受信中にランダムエラーやバーストエラー
が発生する。
【0058】このようなデータの送受信中に起きたエラ
ーを含んだデータから、正しいデータを復元するため
に、もとのデータをエラー訂正符号化して送信すること
が多い。一般にデータの送受信に使われるエラー訂正符
号には、符号化の効率を考慮してランダムエラーの復元
に効果のあるランダムエラー訂正符号が使われる。これ
によりランダムエラーに対しては効果的にエラーを含ん
でしまったデータの復元が可能となるが、これらは反
面、バーストエラーに対しては弱いという欠点がある。
【0059】このバーストエラーに対する対策の一つと
して、インターリーブ方式がある。これはデータを転送
する際、送信すべきデータのビット列を規定の手順で入
れ替え(以降、インターリーブという)送信する。そし
て受信側では受信したデータを規定の手順で並び替え
(以降、ディインターリーブという)を行い、送信時の
データを得ることができる。
【0060】元のデータをランダムエラー訂正符号化
し、さらにインターリーブを行なえば、通信途中にバー
ストエラーが発生した場合でも元のデータを復元できる
確率が高くなる。これは、受信側が受信したデータをデ
ィインターリーブすることにより、バーストエラーの個
所が分散されることによる。前述のように分散化したエ
ラーは、擬似的にランダムエラーが発生した時と同様に
対処することができる。
【0061】以上のようなインターリーブ方式を、本実
施形態のメモリモジュール1、2を利用した電子機器へ
適用した応用例1を以下に説明する。
【0062】図7は、この応用例1で例示するメモリシ
ステム4を示したものであり、データ幅が4ビットのメ
モリモジュールを4個並列化し、データバス幅が16ビ
ット単位のメモリシステム4である。
【0063】メモリモジュール31−34は、それぞれ
がメモリモジュール1または2と等価なものである。行
側データレジスタ44と各メモリモジュール31−34
の入出力線22との間は、行側データバス35―38で
接続されている。同様に、列側データレジスタ45と各
メモリモジュール31−34の入出力線18との間は、
列側データバス39−42で接続されている。また、ア
ドレスバス43は、各メモリモジュール31−34と接
続されており、メモリモジュール31−34の内部で
は、それぞれ、列を示すアドレスが送られてくるアドレ
スバス43の一部は、列アドレスライン20と接続さ
れ、また、行を示すアドレスが送られてくるアドレスバ
ス43の他部は、行アドレスライン16と接続されてい
る。また、特に図示しないが、データの読み出し、書き
込みの際に使用されるデータ読み出し要求信号、データ
書き込み要求信号、および、行方向/列方向を示すアク
セス方向信号を各メモリモジュール31−34へ供給す
る信号線も設けられている。
【0064】次に、この図7に示したメモリシステム4
を用いた電子機器の、データ転送に係る回路の構成例を
図8に示す。
【0065】メモリシステム4は、図7で示したメモリ
システムである。CPU51は、メモリシステム4から
データを読み出してランダムエラー訂正符号化を施し
て、メモリシステム4へデータを書き込むランダムエラ
ー訂正符号化処理機能を備える。また、CPU51は、
ランダムエラー訂正符号化されたデータのランダムエラ
ー訂正符号化処理(復号化)を行う機能を備える。CP
U51は、さらに、送信要求信号線67を介し、送受信
回路52に対して外部へのデータの送信要求を行なう機
能、受信完了信号線68を介し、データ受信が完了した
旨を受ける機能、調停回路53にメモリシステム4のア
クセス要求をする機能、メモリシステム4へアドレスと
各種要求信号を出力する機能、等のメモリシステム4の
制御機能を備える。また、CPU51は、メモリシステ
ム4とのデータを送受する行側cデータバス69と接続
される。
【0066】送受信回路52は、外部バス50との間の
送受信、CPU51からのデータ送受信要求の処理、メ
モリシステム4と直接書き込みまたは読み出しを行なう
機能を備える。また、送受信回路52は、メモリシステ
ム4とのデータを送受する列側cデータバス70と接続
される。送受信回路52内部に置かれているアドレス生
成回路54は、送受信回路52がメモリシステム4へ書
き込みや読み出しを直接行なう場合に、メモリシステム
4に与えるアドレスを生成する機能を備える。
【0067】アドレスセレクタ55は、cアドレスバス
56を介しCPU51から送られるアドレス、または、
tアドレスバス57を介し送受信回路52から送られる
アドレスの何れかを選択し、メモリシステム4へアドレ
スバス58を介し、アドレスを出力する機能を備える。
【0068】同様に、制御信号セレクタ59も、c制御
信号バス60を介しCPU51から送られる制御信号、
または、t制御信号バス61を介し送受信回路52から
送られる制御信号の何れかを選択し、メモリシステム4
へ制御信号バス62を介し、制御信号を出力する機能を
備える。なお、アドレスセレクタ55や制御信号セレク
タ59が、そのどちらを選択するのかは、調停回路53
が出力するc応答信号線65またはt応答信号線66を
元に決定される。
【0069】調停回路53は、CPU51からcメモリ
システム要求信号線63を介して受信する要求信号や、
送受信回路52からtメモリシステム要求信号線64を
介し受信する要求信号に基づいて、CPU51または送
受信回路52の何れかにメモリシステム4のアクセス権
を与えるかを調停する機能を持っている。調停結果は、
c応答信号線65またはt応答信号線66のどちらかを
活性化することによってそれぞれに通知する。
【0070】アクセス方向デコーダ49は、調停回路5
3からのc応答信号線65またはt応答信号線66の活
性化を感知し、行方向アクセスか列方向アクセスかをメ
モリシステム4へ通知する。本例においては、CPU5
1からのアクセスは行方向アクセスに、送受信回路52
からのアクセスは列方向アクセスに対応している。
【0071】以上で説明した図8の回路の構成例におい
て、メモリシステム4からデータを読み出して転送する
場合と、転送されてきたデータを当該メモリシステム4
に復元する場合の動作について、以下に説明する。
【0072】メモリシステム4からデータを読み出して
外部へ転送する場合、まず、当該メモリシステム4に格
納された送信用データをランダムエラー訂正符号化する
処理を行う。この動作について詳細に説明する。なお、
前提としてメモリシステム4上には、すでに転送したい
データが格納されているものとする。
【0073】CPU51は、メモリシステム4のアクセ
ス権を得るために、cメモリシステム要求信号線63を
活性化する。これにより当該要求が調停回路53に通知
される。調停回路53は、CPU51にメモリシステム
4のアクセス権を与えても良いと判断した場合には、c
応答信号線65を活性化し、CPU51にメモリシステ
ム4のアクセス権を与えたことを通知する。CPU51
は、この通知を受けると、c制御信号バス60へ読み出
しのための制御信号を送信し、cアドレスバス56へア
ドレスを送出する。
【0074】アドレスセレクタ55は、c応答信号線6
5が活性化されていることを感知し、CPU51側を選
択し、cアドレスバス56から送られてきたアドレス
を、アドレスバス58を介して、メモリシステム4へ伝
達する。同様に、制御信号セレクタ59は、c応答信号
線65が活性化されていることを感知し、CPU51側
を選択し、c制御信号バス60から送られてきた制御信
号を、制御信号バス62を介して、メモリシステム4へ
伝達する。
【0075】メモリシステム4へ伝達されたアドレスの
うち、列アドレスは、メモリシステム4内の各メモリモ
ジュール31−34の列アドレスデコーダ15へ、行ア
ドレスは、各メモリモジュール31−34の行アドレス
デコーダ14へ供給する。また、アクセス方向デコーダ
49は、c応答信号線65が活性されていることを感知
し、メモリシステム4へ、行方向アクセスである旨供給
し、メモリモジュール31−34の各行アドレスデコー
ダ14及び各列アドレスデコーダ15へ行方向アクセス
である旨を示すアクセス方向信号を供給する。
【0076】各メモリモジュール31−34の行アドレ
スデコーダ14は、行アドレスに対応する1本のロウラ
イン12とセンス電源17とを接続する。一方、各メモ
リモジュール31−34の列アドレスデコーダ15は、
列アドレスに対応する、4本の(連続する)カラムライ
ン13を選択する。
【0077】この動作によって、各メモリモジュール3
1−34の入出力線22から4ビットのデータが出力さ
れ、行側データバス35−38を介し、行側データレジ
スタ44へ書き込まれる。この行側データレジスタ44
からcデータバス69を介し、16ビットのデータがC
PU51へ供給される。
【0078】CPU51は、供給されたデータを、ラン
ダムエラー訂正符号化処理する。
【0079】当該処理が終わったデータは、順次メモリ
システム4へ書き戻す。CPU51は、この作業のた
め、再度、調停回路53にメモリシステム4のアクセス
権を要求する。
【0080】調停回路53は、CPU51にアクセス権
を付与しても良いと判断した場合、c応答信号線65を
活性化し、CPU51へアクセス権を与える旨通知す
る。CPU51は、この通知を受けると、c制御信号バ
ス60へ書き込みのための制御信号を送信し、cアドレ
スバス56へ書き込み先のアドレスを送信し、行側cデ
ータバス69へデータを送信する。行側cデータバス6
9からのデータは、行側データレジスタ44に一時保持
される。
【0081】アドレスセレクタ55は、c応答信号線6
5が活性化されていることを感知し、CPU51側を選
択し、cアドレスバス56から送られてきたアドレス
を、アドレスバス58を介して、メモリシステム4へ伝
達する。同様に、制御信号セレクタ59は、c応答信号
線65が活性化されていることを感知し、CPU51側
を選択し、c制御信号バス60から送られてきた制御信
号を、制御信号バス62を介して、メモリシステム4へ
伝達する。
【0082】メモリシステム4へ伝達されたアドレスの
うち、列アドレスは、各メモリモジュール31−34の
列アドレスデコーダ15へ、行アドレスは、各メモリモ
ジュール31−34の行アドレスデコーダ14へ供給す
る。また、アクセス方向デコーダ49は、c応答信号線
65が活性されていることを感知し、メモリシステム4
へ、行方向アクセスである旨供給し、メモリモジュール
31−34の各行アドレスデコーダ14及び各列アドレ
スデコーダ15へ行方向アクセスである旨を示すアクセ
ス方向信号を供給する。
【0083】各メモリモジュール31−34の各列アド
レスデコーダ15は、列アドレスに対応する(連続す
る)4本のカラムライン13と、行側データバス35−
38とを接続する。一方、各メモリモジュール31−3
4の各行アドレスデコーダ14は、行アドレスに対応す
る1本のロウライン12とセンス電源17とを接続す
る。
【0084】これにより、1本のロウライン12と4本
のカラムライン13とが交差する各メモリセルにカラム
ライン13からの各データが書き込まれる。
【0085】上述したような手順を繰り返し行い、転送
しようとする送信データをすべてランダムエラー訂正符
号化する。以上により、ランダムエラー訂正符号化処理
が完了する。
【0086】次に、メモリシステム4に転送しようとす
るすべてのランダムエラー訂正符号化処理されたデータ
がそろったならば、次に送受信回路52から外部バス5
0を通じて、ランダムエラー訂正符号化処理された全デ
ータの転送を行なう。
【0087】送受信回路52は、CPU51から送信要
求信号67を受けると、転送動作を開始する。送受信回
路52はメモリシステム4のアクセス権を獲得するた
め、調停回路53に対しtメモリシステム要求信号64
を活性化させる。この要求に対し、調停回路53が上記
アクセス権を与えても良いと判断した場合、t応答信号
線66を活性化させてアクセス権を与えたことを通知す
る。通知を受けた送受信回路52は、アドレス生成回路
54を起動し、メモリシステム4に与える読み出し先ア
ドレスを生成させる。生成されたアドレスは、tアドレ
スバス57から出力される。また、送受信回路52から
読み出しのための制御信号をt制御信号バス61へ出力
する。送受信回路52から出力されたこれらの信号は、
アドレスセレクタ55、制御信号セレクタ59へと届け
られる。このとき、これらセレクタ55、59は、調停
回路53のt応答信号線66が活性化されていることを
感知し、送受信回路52が発するこれらの情報をメモリ
システム4へと供給する。
【0088】メモリシステム4内の各メモリモジュール
31−34へ送られたアドレスのうち、行アドレスは、
行アドレスデコーダ14へ、列アドレスは、各メモリモ
ジュール31−34の列アドレスデコーダ15へ、供給
する。また、アクセス方向デコーダ49は、t応答信号
線65が活性されていることを感知し、メモリシステム
4へ、列方向アクセスである旨供給し、メモリモジュー
ル31−34の各行アドレスデコーダ14及び各列アド
レスデコーダ15へ列方向アクセスである旨を示すアク
セス方向信号を供給する。
【0089】各メモリモジュール31−34の行アドレ
スデコーダ13は、行アドレスに対応する、4本の(連
続する)ロウライン12を選択する。一方、各メモリモ
ジュール31−34の列アドレスデコーダ15は、列ア
ドレスに対応する1本のカラムライン13とセンス電源
21とを接続する。
【0090】この動作によって、各メモリモジュール3
1−34の入出力線18から4ビットのデータが出力さ
れ、列側データバス39−42を介し、列側データレジ
スタ45へ書き込まれる。この列側データレジスタ45
からcデータバス70を介し、16ビットのデータが送
受信回路52へ供給される。送受信回路52は、供給さ
れたデータを外部バス50へ出力する。
【0091】以上説明してきた一連の動作を、概略化し
たフローを図9に示す。
【0092】まず、CPU51は、メモリシステム4か
ら行側レジスタデータ44を介し転送対象のデータを読
み出す(S201)。
【0093】CPU51は、転送対象のデータをランダ
ム訂正符号化処理する(S202)。転送対象のデータ
に対してランダム訂正符号化処理が完了すると、該処理
した全データを行側レジスタデータ44を介し、メモリ
システム4へ書き込む(S203)。CPU51は送受
信回路52へ、他装置へのデータ転送要求を行う(S2
04)。送受信回路52は、メモリシステム4へ書き込
まれたランダム訂正符号化処理されたデータを列側デー
タレジスタ45を介し読み出して、外部バス50へ送出
する(S205)。
【0094】この一連の動作のうち、留意すべき点はラ
ンダムエラー訂正符号化を行なうCPU51のメモリシ
ステム4のアクセス方向と、送受信回路52のメモリシ
ステム4のアクセス方向との違いである。メモリセルを
アレイ状に形成した各メモリモジュール31−34に対
し、前者は行方向であり、後者は列方向のアクセスを行
なっている。メモリシステム4の列方向に読み出しを行
なうということは、すでにインターリーブされたデータ
と等価に扱えるのである。このため送受信回路52は列
側cデータバス70上に得られた値を、何の加工もする
ことなく外部バス50を通じて転送することが可能であ
る。
【0095】次に、外部バス50から転送されてきたデ
ータを当該メモリシステム4に復元する場合について説
明する。
【0096】送受信回路52が外部バス50からデータ
の転送を受けたとき、まず、そのデータをメモリシステ
ム4に書き込む。送受信回路52は、メモリシステム4
のアクセス権を得るために、tメモリシステム要求信号
64を活性化する。調停回路53は、送受信回路52に
対しアクセス権を与えても良いと判断した場合は、t応
答信号線66を活性化させ、送受信回路52へメモリシ
ステム4のアクセス権を与えたことを通知する。そし
て、アドレス生成回路54は、上記受信データの書き込
み先のアドレスを生成し、これをtアドレスバス57上
に出力する。送受信回路52は、これと共に書き込みデ
ータを列側cデータバス70へ、書き込み要求をt制御
信号バス61へ出力する。列側cデータバス70からの
データは、列側データレジスタ45に一時保持される。
【0097】アドレスセレクタ55は、t応答信号線6
6が活性化されていることを感知し、送受信回路52側
を選択し、tアドレスバス57から送られてきたアドレ
スを、アドレスバス58を介して、メモリシステム4へ
伝達する。同様に、制御信号セレクタ59は、t応答信
号線66が活性化されていることを感知し、送受信回路
52側を選択し、t制御信号バス61から送られてきた
制御信号を、制御信号バス62を介して、メモリシステ
ム4へ伝達する。
【0098】メモリシステム4へ伝達されたアドレスの
うち、列アドレスは、各メモリモジュール31−34の
列アドレスデコーダ15へ、行アドレスは、各メモリモ
ジュール31−34の行アドレスデコーダ14へ供給す
る。また、アクセス方向デコーダ49は、t応答信号線
65が活性されていることを感知し、メモリシステム4
へ、列方向アクセスである旨供給し、メモリモジュール
31−34の各行アドレスデコーダ14及び各列アドレ
スデコーダ15へ列方向アクセスである旨を示すアクセ
ス方向信号を供給する。
【0099】各メモリモジュール31−34の各行アド
レスデコーダ14は、行アドレスに対応する(連続す
る)4本のロウライン12と、列側データバス39−4
2とを接続する。一方、各メモリモジュール31−34
の各列アドレスデコーダ15は、列アドレスに対応する
1本のカラムライン13とセンス電源21とを接続す
る。
【0100】これにより、1本のカラムライン13と4
本のロウライン12とが交差する各メモリセルにロウラ
イン12からの各データが書き込まれる。
【0101】上述したような手順を、送受信回路52
は、転送されてくるデータの受信が終了するまで、繰り
返し行なう。
【0102】全データの転送が終了すると、送受信回路
52はCPU51にデータの転送が終了したことを通知
する。この通知は、受信完了信号線68を活性化するこ
とによって行なわれる。
【0103】CPU51は、上記の通知を受けると、転
送されたデータの復号化処理を開始する。CPU51
は、データの復号化のためにメモリシステム4のアクセ
ス権を得ようとしてcメモリシステム要求信号63を活
性化する。
【0104】以降の動作は送信データをランダムエラー
訂正符号化するときと逆の操作が行なわれ、転送されて
きた段階ではランダムエラー訂正符号化されていた転送
データを送信前の状態に復号化する。復号化に際し、ラ
ンダムエラーなどの誤りが検出された場合は、このとき
に訂正がなされる。復号化および訂正が完了したデータ
は、メモリシステム4に記憶する。
【0105】以上説明してきた一連の動作を、概略化し
たフローを図10に示す。
【0106】送受信回路52は、外部バス50から送ら
れるデータを、列側データレジスタ45を介し、メモリ
システム4へデータを書き込む(S301)。なお、こ
のデータは、ランダム符号化され、且つインターリーブ
されたデータである。次に、送受信回路52は、CPU
51へ外部からのデータを全て受信した旨通知する(S
302)。CPU51は、メモリシステム4に書き込ま
れたデータを、行側データレジスタ44を介し、読み出
す(S303)。CPU51は、読み出したデータを復
号化処理する(S304)。そして、CPU51は、復
号化処理されたデータをメモリシステム4へ行側データ
レジスタ44を介し、書き込む(S305) このようにCPU51がデータの転送後、すぐさまラン
ダムエラー訂正符号化されたデータの復号に取り掛かる
ことができるのは、メモリアレイからカラムアドレス1
3へ出力された時点で、すでにディインターリーブされ
た状態と等価に扱うことができるからである。
【0107】データ転送時における、ランダムエラー訂
正符号誤り訂正方式を効果的に機能させデータ誤りを低
減するために併用されるインターリーブを行なうには、
通常は全データに対して読み出しと書き込みが必要とな
る。既述したようなメモリシステムを用いてメモリを構
成すると、インターリーブおよびディインターリーブに
必要とされる操作や装置を大幅に削減することが可能で
ある。
【0108】また外部バス50を介して接続される外部
のシステムから見ると、データに対しインターリーブや
ランダムエラー訂正符号化、およびその逆の操作が施さ
れていることを意識せずに、通常使用されるような単な
るメモリシステムと同じようにアクセスすることが可能
であるところも大きな利点である。
【0109】本発明のメモリモジュールは記憶装置とし
ての用途に加え、デジタルデータが電子装置間でやり取
りされる際の品質向上を目的としても利用することがで
きる。以下に本発明のメモリモジュールを利用した実施
例をいくつか列記する。
【0110】1つは次世代携帯電話のごとき、デジタル
データをやり取りする通信装置である。特に移動式の通
信装置にあっては通信状態が不安定になりやすく、送受
信されるデータを保証することが重要である。また、移
動式通信装置の場合には、限られた帯域を有効に使うた
めに、効率のよい符号化という要求を満たさなければな
らない。そこで、送信される元データに、たとえばラン
ダムエラー訂正符号等のエラー訂正のための処理を行
い、本発明のメモリモジュールを用いてインターリーブ
し送信する。これを受信した通信装置は本発明のメモリ
モジュールを用いてディインターリーブし、復号化する
ことで元データを得ることができる。
【0111】この手法は、一般的にバーストエラー訂正
符号を用いるよりも、符号化による冗長なビットの付加
が少なくすむためにデータの転送効率がよく、通信の分
野では広く使われている方法である。この手法を用いる
ことにより、送受信時にバーストエラーのような連続し
てデータが失われることがあっても、前述したとおり送
受信されるデータの保証が図れる。
【0112】前述したとおり、CPUでインターリーブを
行なうためには、メモリなどの記憶装置とのデータのや
り取りが頻繁に発生し、CPUを占有してしまうという問
題がある。また、CPUの負荷を軽減するために、専用回
路を用いて実現している例もある。ところが、携帯電話
などでは一般に電源容量や容積、および発熱などの制限
が厳しい。そこで、本発明のメモリモジュールを用いれ
ば、インターリーブを行なうための専用回路を削減する
ことが可能となり、回路面積を削減でき、そのことによ
って消費される電力も抑えられ、発熱量も低く押さえ込
むことが容易になる。また限られた資源である、携帯電
話に搭載されたCPUの処理能力を、インターリーブ処理
のために使用することもない。
【0113】2つには高速で大量のデータがやり取りさ
れ、かつ高度のデータ保証が必要とされるような場面に
使用できる。たとえば、電子計算機におけるCPUと、そ
の周辺装置、特にメモリモジュールとのデータ転送であ
る。CPUは高速に大量のデータをメモリモジュールとの
間でやり取りしている。このとき、場合によってはノイ
ズなどの影響でデータが変化してしまうことが考えられ
る。通常ではパリティなどの手法によりこれを検出、あ
るいは修正を行なっているが、一般に大量のノイズに対
する耐性は高くない。
【0114】たとえばCPUとメモリモジュールの間にCPU
ブリッジと呼ばれる装置をおき、このCPUブリッジ内部
に本発明のメモリモジュールを組み込むことが考えられ
る。このような構成にすると、CPUとメモリモジュール
がその間でデータをやり取りする都度、CPUブリッジが
これを仲介し、同時に組み込まれた本発明のメモリモジ
ュールを使用してインターリーブ、ディインターリーブ
を施すことが可能となる。
【0115】少なくともCPUブリッジ上でインターリー
ブ、ディインターリーブを行なわせることができるよう
になり、別途エラー訂正符号化に関する処理を行なえば
誤りデータの復元性を飛躍的に高めることができる。ま
たインターリーブ、ディインターリーブに必要な処理は
発生しないので、これに要する処理時間も不要となり高
速変換が必要とされるCPUブリッジのような用途にも有
効である。
【0116】3つめになるが、大量のデータを蓄積する
ような磁気ディスク装置の入出力部に利用できる。磁気
ディスク装置内の記憶メディアの損傷により、データが
連続して読み書きできなくなる危険も考えられる。この
ような用途においても本発明のメモリモジュールを用い
てインターリーブ、ディインターリーブを行い、磁気デ
ィスク装置の信頼性を向上させることができる。
【0117】磁気ディスク装置に書き込むデータに対し
て、ランダムエラー訂正符号化を行った後、本発明のメ
モリジュールを用いて、インターリーブを行った後、記
憶メディアに書き込む。このような処理を行なうこと
で、記憶メディアにはインターリーブされたデータが書
き込まれることとなる。
【0118】たとえばインターリーブされたデータを保
持している磁気ディスク装置の記憶メディアに損傷が起
きて、連続してデータの読み出しができない部分が発生
したとする。そのような場合であっても、保存されてい
るデータがインターリーブされていることにより擬似的
にランダムエラーとみなすことができ、ランダムエラー
訂正を行なうことができるようになる。結果的に磁気デ
ィスクの信頼性向上がはかられる。
【0119】さらに通常、磁気ディスク装置に搭載され
るような制御装置は、磁気ディスクとヘッドの制御を行
なう機能に特化したものが使われる。よってインターリ
ーブのような処理を行なうだけの能力のある装置を搭載
することはコストの面からも難しい。本発明のメモリモ
ジュールでは、列方向に書き込んだデータを行方向から
読み出す、あるいはその逆にアクセスすることによりイ
ンターリーブ、ディインターリーブが行なえるので、特
別に能力の高い制御装置を搭載する必要がない。
【0120】4つめになるが、光ディスクの読み取りお
よび書き込み装置の入出力部に利用できる。光ディスク
のように持ち運び可能な記憶メディアの場合、表面に傷
がつくことがある。このような記憶面の損傷のために、
連続してデータの読み出しが不可能となる場合が考えら
れる。このような場合に対処するために、光ディスクの
規格ではランダムエラー訂正符号とインターリーブがあ
わせて用いられている。このような光ディスク装置にお
いて、本発明メモリモジュールを組み込むことでインタ
ーリーブを行なうための専用回路やそれを行なうための
処理を省略することができ、光ディスク装置の製造コス
トを下げることが可能となる。
【0121】従来知られているような専用回路を設け
る、あるいはCPUの能力を必要とするようなことがな
いため、列記したようなさまざまな利用可能性が考えら
れるようになる。 (応用例2)次に、上記で説明したメモリモジュール1
−3を利用した別の応用例である応用例2について、以
下に説明する。ここで、説明する応用例2は、このメモ
リモジュール1−3を、画像メモリとして使用し、別の
メモリへ矩形領域のデータ転送を行うものである。つま
り、図11に示すように、メインメモリ領域85に、例
えば画像データのようなデータが展開されている場合
に、このデータの中の矩形領域86のメモリブロック
を、演算処理するために、CPUに内蔵されているメモ
リ領域87に転送する場合に関する。
【0122】メモリモジュール1−3のデータ入出力線
幅をD(ビット)とし,最小データ単位幅A(ビット)
の整数倍であるW(ビット)のデータバス幅を持ったバ
スを持つ電子機器に対してW<E×A×Dを満たす整数
をEとする。そして、上記メモリモジュールをEの整数
倍の数を用いてメモリシステム5を構成する。そして、
矩形領域86(以下、メモリブロックと称す)のデータ
幅をpバイトとし、メモリ矩形領域の行数をq行とす
る。
【0123】このようなメモリブロックを転送する場合
の手順について、図12(a),(b)を用いて説明す
る。
【0124】図12は、メモリ領域を平面に展開して表
したものであり、転送するメモリブロックは、横方向す
なわち行方向にpバイト、縦方向すなわち列方向にq行
の範囲のデータを転送する場合を示している。
【0125】そして、図12(a)は、このようなメモ
リブロックを行方向に連続して転送するいわゆる行バー
ストによる転送を行う場合を示しており、図12(b)
は、メモリブロックを列方向に連続して転送する列バー
ストによる転送を行う場合を示している。
【0126】図12(a)に示すように、このようなア
ドレス空間のメモリブロックを転送する際に、まず行方
向のデータを連続して転送するためには、1行のデータ
を転送するのにp×Aビットのデータを転送することに
なり、これをWビット幅のデータバスで転送すると、p
×Aビットのデータ列をデータバス幅Wで割った回数だ
け転送することになる。すなわち、p×A/Wの商をK
1とし、また剰余をR1とした場合、R1が0であれ
ば、1行の転送にはK1回の転送で終了する。しかしな
がら、R1が0でない場合には、K1+1回の転送のサ
イクルを要する。そして、この場合、K1+1回目の転
送データのフレーム中には、(W−R1)ビットの不要
なデータが含まれており、転送すべきメモリブロックの
行数をN行とすれば、全てのデータであるメモリブロッ
ク全体では、合計T1=(W−R1)×qビットの不要
なデータが、このメモリブロック転送に伴って転送され
ることになる。
【0127】一方、図12(b)に示すようにメモリブ
ロックの列方向に連続してデータの転送を行う場合につ
いて考えると、本発明においては、データの転送は最小
データ単位幅のデータを基本として取り扱うことになる
から、1列のデータを転送するためには、q×Aビット
のデータを転送することになり、上記と同様、q×Aビ
ットのデータ列をデータバス幅Wで割った回数だけ転送
することになる。すなわち、q×A/Wの商をK2と
し、また剰余をR2とした場合、R2が0であれば、1
列の転送にはK2回の転送で終了する。しかしながら、
R2が0でない場合には、K2+1回の転送のサイクル
を要する。そして、この場合、K2+1回目の転送デー
タのフレーム中には、(W−R2)ビットの不要なデー
タが含まれており、転送すべきメモリブロックのデータ
幅はp(バイト)であるから、全てのデータであるメモ
リブロック全体では、合計T2=(W−R2)×pビッ
トの不要なデータが、このメモリブロック転送に伴って
転送されることになる。
【0128】そこで以上の結果をもとに、T1とT2と
を比較して、T1>T2であれば、列バースト転送の方
が不要なデータ転送が少ないため、より効率のよいデー
タ転送が得られることとなる。一方、T2>T1であれ
ば、行バースト転送の方がより効率のよい転送が可能と
なることがわかる。
【0129】以上説明した手順を、概略化したフローを
図13に示す。
【0130】まず、転送する矩形領域メモリブロックの
行方向のデータ幅p(バイト)に最小データ単位幅A
(ビット)を乗じた値をデータバス幅W(ビット)でわ
り算をし、データバス幅W(ビット)からその剰余R1
(ビット)を引いた値S1(ビット)に該矩形領域メモ
リブロック行数Nを乗じて総和T1を求める(S40
1)。
【0131】一方、該メモリブロックの列方向のデータ
幅である該メモリブロックの行数qにシステムの最小デ
ータ単位幅A(ビット)を乗じた値をデータバス幅W
(ビット)でわり算をし、データバス幅W(ビット)か
らその剰余R2(ビット)を引いた値S2(ビット)に
行方向データ幅p(バイト)を乗じて総和T2を求める
(S402)。
【0132】これらのT1とT2とを比較し(S40
3)、T1>T2であれば、列方向に連続してデータ転
送を行い(S404)、T1>T2でなければ、行方向
に連続して転送を行う(S405)。
【0133】なお、実際の転送においては、DMAが上
記方法によって行バースト転送を行うか、列バースト転
送を行うか決定し、転送元のデータ領域の転送開始アド
レスと、データ長と、バーストの方向を示す情報によ
り、最適な転送方法で転送を行う。
【0134】以上のような応用例2を行うには、メモリ
モジュール1または2を使用した場合は、図14のよう
なメモリシステム5とすることが望ましく、またメモリ
モジュール3を使用した場合は図15のようなメモリシ
ステム6とすることが望ましい。ここでは、データ入出
力線幅が4ビットのメモリモジュール1−3のいずれか
を4個並列化し、データバス幅を16ビットとしたメモ
リシステム5、6を示している。
【0135】図14のメモリモジュール71−74は、
メモリモジュール1または2の何れかと等価なものであ
り、また、図15のメモリモジュール79−82は、メ
モリモジュール3と等価なものであり、これらは最小ア
クセス単位幅を4ビット、データ入出力線を4本備え
る。
【0136】図14の各メモリモジュール71−74の
4本のデータ入出力線は、それぞれの行側と列側とで共
通化されており、各共通化されたデータ入出力線は、各
レジスタ75−78と一本づつ接続されている。これに
対し、図15のメモリモジュール79−82は、モジュ
ール内で行側と列側とで共通化されたものであることだ
けが異なっており、従って、メモリモジュール79−8
2のデータ入出力線は、各レジスタ75−78と一本づ
つ接続されている。
【0137】また、各レジスタ75−78は、本メモリ
システムの外部にあるデータバス幅16ビットのデータ
バス(図示しない)と接続される。
【0138】以上のようにメモリシステム5を構成する
ことにより、特に、読み出し手順を複雑化することな
く、行バースト、列バーストの何れにも容易に対応可能
なメモリシステム5、6が提供できるようになった。
【0139】
【発明の効果】本発明によれば、行方向および列方向の
何れの方向でも読み出し可能なメモリモジュールを提供
できるようになった。
【0140】また、本発明によれば、行方向および列方
向の何れの方向でも書き込み可能なメモリモジュールを
提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)を
使ったメモリセルの基本構成図。
【図2】 本実施の形態のメモリモジュール1の概略構
成図。
【図3】 メモリアレイ11から「行方向のデータの読
み出し」を行なうための動作を示す図。
【図4】 メモリアレイ11から「列方向データの読み
出し」を行なうための動作を示す図。
【図5】 メモリモジュール1の変形例を示した図。
【図6】 メモリモジュール1の別の変形例を示した
図。
【図7】 応用例1で使用されるメモリシステム4の一
例。
【図8】 メモリシステム4を用いた電子機器のデータ
転送に係る回路の構成例。
【図9】 メモリシステム4から外部バス50へデータ
転送を行う際の概略フロー。
【図10】 外部バス50からメモリシステム4へデー
タ転送を行う際の概略フロー。
【図11】 メモリモジュールから、別のメモリへ矩形
領域のデータ転送を行う概念図。
【図12】 転送するメモリブロックを含むメモリ領域
を平面に展開して表した図。
【図13】 矩形領域転送にかかる概略フロー。
【図14】 応用例2のために好適なメモリシステム5
の構成図。
【図15】 応用例2のために好適な別のメモリシステ
ム6の構成図。
【符号の説明】 1−3、31−34、71−74、79−82・・・メ
モリモジュール 4−6・・・メモリシステム 10・・・メモリセ
ル 11・・・メモリアレイ 12・・・ロウライン 13・・・カラムライン 14・・・行アドレスデ
コーダ 15・・・列アドレスデコーダ 16・・・行アド
レスライン 17、21・・・電源ライン 18、22・・・入
出力線 19、23、27・・・センスアンプ 20・・・
列アドレスライン 24、25・・・ラッチアンプ 26・・・共通線 28、29・・・アクセス方向信号ライン 35−38・・・行側データバス 39−42・・
・列側データバス 43・・・アドレスバス 44・・・行側データレ
ジスタ 45・・・列側データレジスタ 49・・・アクセ
ス方向デコーダ 50・・・外部バス 51・・・CPU 52
・・・送受信回路 53・・・調停回路 54・・・アドレス生成回路 55・・・アドレスセレクタ 56・・・cアドレ
スバス 57・・・tアドレスバス 58・・・アドレスバ
ス 59・・・制御信号セレクタ 60・・・c制御信
号バス 61・・・t制御信号バス 62・・・制御信号バ
ス 63・・・cメモリシステム要求信号線 64・・・tメモリシステム要求信号線 65・・・c応答信号線 66・・・t応答信号線 67・・・送信要求信号 68・・・受信完了信号 69・・・cデータバス 70・・・tデータバス 75−78・・・レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中條 健 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 谷口 恭弘 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5B060 GA11 5F083 FZ10 LA03 LA04 LA05 LA10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗素子、または磁気抵抗素子とそ
    れに直列に接続された半導体素子からなるメモリセルが
    M行×N列のアレイ状に配置されたメモリセル群と、 行方向に配置しているN個の前記メモリセルそれぞれと
    接続される、M本のロウラインと、 列方向に配置しているM個の前記メモリセルそれぞれと
    接続される、N本のカラムラインと、 行アドレスラインとアクセス方向信号ラインとに接続さ
    れ、該信号ラインから与えられたアクセス方向信号によ
    って、電源ラインと行アドレスラインからの行アドレス
    によって選択されたロウラインとを接続する、または、
    行入出力ラインと行アドレスラインからの行アドレスに
    よって選択されたロウラインとを接続する行アドレスデ
    コーダと、 列アドレスラインとアクセス方向信号ラインとに接続さ
    れ、該信号ラインから与えられたアクセス方向信号によ
    って、電源ラインと列アドレスラインからの列アドレス
    によって選択されたカラムライン、または、列入出力ラ
    インと列アドレスによって選択されたカラムラインとを
    接続する列アドレスデコーダと、を備えたことを特徴と
    するメモリモジュール。
  2. 【請求項2】 磁気抵抗素子、または磁気抵抗素子とそ
    れに直列に接続された半導体素子からなるメモリセルが
    M行×N列のアレイ状に配置されたメモリセル群と、 行方向に配置しているN個の前記メモリセルそれぞれと
    接続される、M本のロウラインと、 列方向に配置しているM個の前記メモリセルそれぞれと
    接続される、N本のカラムラインと、 行アドレスラインと接続される行アドレスデコーダと、 列アドレスラインと接続される列アドレスデコーダと、
    を備え、 与えられたアクセス方向信号により、前記行アドレスデ
    コーダは電源ラインと行アドレスによって選択されたロ
    ウラインとを接続し、且つ、前記列アドレスデコーダは
    列入出力ラインと列アドレスによって選択されたカラム
    ラインとを接続する第1の制御状態と、前記列アドレス
    デコーダは電源ラインと列アドレスによって選択された
    カラムラインとを接続し、且つ、前記行アドレスデコー
    ダは行入出力ラインと行アドレスによって選択されたロ
    ウラインとを接続する第2の制御状態との何れかの状態
    になることを特徴とするメモリモジュール。
  3. 【請求項3】 アレイ状に配置された磁気抵抗効果素子
    からなるメモリセルもしくはアレイ状に配置された磁気
    抵抗効果素子とこれに直列に接続された半導体素子から
    なるメモリセルを、それぞれ行方向に接続するロウライ
    ンと、列方向に接続するカラムラインとを有し、各ロウ
    ラインと各カラムラインをアドレスデコーダに接続して
    これらのビット線およびワード線を選択可能とするとと
    もに、アレイ状に配置されたメモリセルブロックの周囲
    の行方向および列方向の2辺に入出力線と共通線を配置
    して、上記ロウラインおよびカラムラインをこれらの入
    出力線および共通線と接続して、アドレスデコーダに入
    力されたアドレスによって、任意のアドレスから上記メ
    モリセルの行方向および列方向のいずれの方向にもバー
    スト読み出し可能に接続されたことを特徴とするメモリ
    モジュール。
  4. 【請求項4】 複数の磁気抵抗効果素子または磁気抵抗
    素子とそれに直列に接続された半導体素子からなるメモ
    リセルアレイと、このメモリセルアレイを行方向でアク
    セスする第1アクセス手段と、このメモリセルアレイを
    列方向でアクセスする第2アクセス手段と、を備えたこ
    とを特徴とするメモリモジュール。
  5. 【請求項5】 複数の磁気抵抗効果素子または磁気抵抗
    素子とそれに直列に接続された半導体素子からなるメモ
    リセルアレイと、このメモリセルアレイを行方向に予め
    定められた単位で一括アクセスする第1アクセス手段
    と、このメモリセルアレイを列方向に該単位で一括アク
    セスする第2アクセス手段と、を備えたことを特徴とす
    るメモリモジュール。
  6. 【請求項6】 外部からのアクセス方向信号により、前
    記第1アクセス手段と、前記第2アクセス手段とを選択
    的に利用可能としたことを特徴とする請求項4または請
    求項5記載のメモリモジュール。
  7. 【請求項7】 上記磁気抵抗効果素子が、複数の強磁性
    膜、非磁性膜の積層膜からなり、複数の強磁性膜の磁化
    の基準方位に対する角度、またはそれらの相対角によ
    り、前記積層膜の抵抗値が変化する特性を有しているこ
    とを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のメモリ
    モジュール。
  8. 【請求項8】 上記磁気抵抗効果素子が、強磁性膜、半
    導体膜乃至は絶縁膜の積層膜からなり、強磁性体の磁化
    方向により前記積層膜の抵抗値が変化する特性を有して
    いることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の
    メモリモジュール。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、4または5記載の何れか
    のメモリモジュールを複数個、並列化したメモリシステ
    ムであって、該メモリモジュールの行入出力線と列入出
    力線数とは同数であり、該メモリモジュールの個数に、
    入出力線数を乗じた数のデータを一時記憶する第1レジ
    スタと第2レジスタとを備え、 前記メモリモジュールそれぞれの行入出力線は、第1の
    レジスタに接続し、前記メモリモジュールそれぞれの列
    入出力線は、第2のレジスタに接続するようにしたこと
    を特徴とするメモリシステム。
  10. 【請求項10】 外部の装置と請求項9記載のメモリシ
    ステムとの間でデータ転送を行うデータ転送方法であっ
    て、 該メモリシステムから該第1レジスタを介し、データを
    読み出して、 該データにランダム訂正符号化処理を施して、該メモリ
    システムの第1レジスタを介し、該メモリシステムへデ
    ータを書き込み、 書き込まれたデータを該第2レジスタ介し、データを読
    み出して、前記外部の装置へ転送するようにしたことを
    特徴とするデータ転送方法。
  11. 【請求項11】 外部の装置と請求項9記載のメモリシ
    ステムとの間でデータ転送を行うデータ転送方法であっ
    て、 外部の装置から送られるデータを第2レジスタを介し、
    該メモリシステムへデータを書き込み、 書き込まれたデータを第1レジスタを介し、読み出し
    て、 該データにランダム符号による復号化処理を施して、該
    メモリシステムの第1レジスタを介して該メモリシステ
    ムへ書き込むようにしたことを特徴とするデータ転送方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項3記載の何れかのメモリモジュ
    ールをi個、並列化したメモリシステムであって、 該i個に共通線数を乗じた数のデータを一時記憶可能な
    レジスタを備え、 各メモリモジュールの共通線の各線はレジスタの各記憶
    場所のi番目ごとに接続されるように、レジスタと接続
    されていることを特徴とするメモリシステム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のメモリシステムに記
    憶されるデータのうち、p(バイト)×q(行)のサイ
    ズのアドレス空間の矩形領域メモリブロックを転送する
    場合、データ転送に用いるデータバス幅をW(ビット)
    としたときに、 該矩形領域メモリブロックの行方向のデータ幅p(バイ
    ト)に最小データ単位幅A(ビット)を乗じた値をデー
    タバス幅W(ビット)でわり算をし、データバス幅W
    (ビット)からその剰余R1(ビット)を引いた値S1
    (ビット)に該矩形領域メモリブロック行数Nを乗じて
    総和T1を求め、 一方、該メモリブロックの列方向のデータ幅である該メ
    モリブロックの行数qにシステムの最小データ単位幅A
    (ビット)を乗じた値をデータバス幅W(ビット)でわ
    り算をし、データバス幅W(ビット)からその剰余R2
    (ビット)を引いた値S2(ビット)に行方向データ幅
    p(バイト)を乗じて総和T2を求め、 これらのT1とT2とを比較してT1>T2であれば、
    列方向に連続してデータ転送を行い、それ以外であれ
    ば、行方向に連続して転送を行うことを特徴とするデー
    タ転送方法。
JP2002187094A 2001-07-24 2002-06-27 メモリモジュール、メモリシステム、および、データ転送方法 Pending JP2003168287A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002187094A JP2003168287A (ja) 2001-07-24 2002-06-27 メモリモジュール、メモリシステム、および、データ転送方法
US10/200,489 US6934196B2 (en) 2001-07-24 2002-07-23 Memory module with magnetoresistive elements and a method of reading data from in-row and in-column directions
US11/180,558 US7123539B2 (en) 2001-07-24 2005-07-14 Memory modules with magnetoresistive elements and method of reading data from row or column directions

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001222783 2001-07-24
JP2001-222783 2001-07-24
JP2001-286471 2001-09-20
JP2001286471 2001-09-20
JP2002187094A JP2003168287A (ja) 2001-07-24 2002-06-27 メモリモジュール、メモリシステム、および、データ転送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003168287A true JP2003168287A (ja) 2003-06-13

Family

ID=27347214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002187094A Pending JP2003168287A (ja) 2001-07-24 2002-06-27 メモリモジュール、メモリシステム、および、データ転送方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6934196B2 (ja)
JP (1) JP2003168287A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100899466B1 (ko) 2006-08-07 2009-05-27 가부시끼가이샤 도시바 반도체 기억 장치
JP2010170614A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Spansion Llc 半導体装置およびその制御方法
WO2021149611A1 (ja) * 2020-01-23 2021-07-29 ソニーグループ株式会社 半導体記憶装置、コントローラ、及び方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7483032B1 (en) * 2005-10-18 2009-01-27 Nvidia Corporation Zero frame buffer
US20080080226A1 (en) * 2006-09-25 2008-04-03 Thomas Mikolajick Memory system and method of operating the memory system
FR3015068B1 (fr) * 2013-12-18 2016-01-01 Commissariat Energie Atomique Module de traitement du signal, notamment pour reseau de neurones et circuit neuronal

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61246996A (ja) 1985-04-24 1986-11-04 Agency Of Ind Science & Technol 直交メモリ
JPS6459296A (en) 1987-08-31 1989-03-06 Hitachi Ltd Data converter
JPH01151095A (ja) 1987-12-09 1989-06-13 Toshiba Corp 半導体メモリ
US5267185A (en) * 1989-04-14 1993-11-30 Sharp Kabushiki Kaisha Apparatus for calculating matrices
JPH04111297A (ja) * 1990-08-30 1992-04-13 Nippon Steel Corp スタティック・ランダム・アクセス・メモリセル
JPH04263192A (ja) 1991-01-21 1992-09-18 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
JPH05109265A (ja) 1991-10-18 1993-04-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
JP2590744B2 (ja) * 1994-07-28 1997-03-12 日本電気株式会社 不揮発性半導体記憶装置
WO1996011469A1 (en) 1994-10-05 1996-04-18 Philips Electronics N.V. Magnetic multilayer device including a resonant-tunneling double-barrier structure
US5629922A (en) 1995-02-22 1997-05-13 Massachusetts Institute Of Technology Electron tunneling device using ferromagnetic thin films
US5650958A (en) 1996-03-18 1997-07-22 International Business Machines Corporation Magnetic tunnel junctions with controlled magnetic response
US5844854A (en) * 1996-09-18 1998-12-01 Altera Corporation Programmable logic device with two dimensional memory addressing
KR100239349B1 (ko) * 1996-12-20 2000-01-15 구자홍 역이산 코사인 변환기의 데이타 포멧 변환 회로
US6055179A (en) * 1998-05-19 2000-04-25 Canon Kk Memory device utilizing giant magnetoresistance effect
JP3973066B2 (ja) 1999-09-10 2007-09-05 パイオニア株式会社 符号誤り訂正回路及び符号誤り訂正方法
US6804771B1 (en) * 2000-07-25 2004-10-12 University Of Washington Processor with register file accessible by row column to achieve data array transposition
US6385122B1 (en) * 2001-01-31 2002-05-07 Virage Logic Corp. Row and column accessible memory with a built-in multiplex

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100899466B1 (ko) 2006-08-07 2009-05-27 가부시끼가이샤 도시바 반도체 기억 장치
US7649761B2 (en) 2006-08-07 2010-01-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
JP2010170614A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Spansion Llc 半導体装置およびその制御方法
WO2021149611A1 (ja) * 2020-01-23 2021-07-29 ソニーグループ株式会社 半導体記憶装置、コントローラ、及び方法
JP7427972B2 (ja) 2020-01-23 2024-02-06 ソニーグループ株式会社 半導体記憶装置、コントローラ、及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7123539B2 (en) 2006-10-17
US20030023805A1 (en) 2003-01-30
US20050249029A1 (en) 2005-11-10
US6934196B2 (en) 2005-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10090066B2 (en) Semiconductor memory devices, memory systems including the same and method of correcting errors in the same
US11223373B2 (en) Error detection code generation circuits of semiconductor devices, memory controllers including the same and semiconductor memory devices including the same
US10922171B2 (en) Error correction code circuits, semiconductor memory devices and memory systems
US11416335B2 (en) Semiconductor memory devices and memory systems with enhanced error detection and correction
US7426683B2 (en) Semiconductor memory device equipped with error correction circuit
US11088710B2 (en) Memory controllers and memory systems including the same
US8046663B2 (en) Semiconductor memory device and method for driving the same
US11392454B2 (en) Memory controllers, memory systems and memory modules
US20200394102A1 (en) Semiconductor memory devices having enhanced error correction circuits therein
US7123539B2 (en) Memory modules with magnetoresistive elements and method of reading data from row or column directions
US20050177679A1 (en) Semiconductor memory device
CN112988059A (zh) 存储器装置、电子装置以及存储数据的方法
CN113196396B (zh) 用于对存储装置中的位进行排序的设备和方法
CN115994049A (zh) 半导体存储器装置和存储器系统
KR20180106127A (ko) 반도체 메모리 장치 및 이를 위한 플래그 생성회로와 데이터 출력 방법
US7836380B2 (en) Destination indication to aid in posted write buffer loading
US10879938B2 (en) Erasure coding to mitigate media defects for distributed die ECC
US8848444B2 (en) Signal transmission system and storage system
US6906964B2 (en) Multiple buffer memory interface
US20030031072A1 (en) Memory with row-wise write and column-wise read
CN114153402B (zh) 存储器及其数据读写方法
US20240146335A1 (en) Semiconductor memory device and method of operating semiconductor memory device
US20220300370A1 (en) Configurable Error Correction Code (ECC) Circuitry and Schemes
JPS58200351A (ja) 誤り訂正回路
JPH0675799A (ja) メモリアクセス装置とメモリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050207

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050415

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061024