JP2003168067A - 演算回路 - Google Patents

演算回路

Info

Publication number
JP2003168067A
JP2003168067A JP2001364126A JP2001364126A JP2003168067A JP 2003168067 A JP2003168067 A JP 2003168067A JP 2001364126 A JP2001364126 A JP 2001364126A JP 2001364126 A JP2001364126 A JP 2001364126A JP 2003168067 A JP2003168067 A JP 2003168067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
switch
arithmetic circuit
signal
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001364126A
Other languages
English (en)
Inventor
昌利 ▲高▼田
Masatoshi Takada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Microelectronics Inc
Original Assignee
Kawasaki Microelectronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Microelectronics Inc filed Critical Kawasaki Microelectronics Inc
Priority to JP2001364126A priority Critical patent/JP2003168067A/ja
Publication of JP2003168067A publication Critical patent/JP2003168067A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レイアウト面積が増大したり演算精度が低下す
ることなく、高速に演算処理が可能な演算回路を提供す
る。 【解決手段】本発明の演算回路は、差動増幅器と、一方
の端子が差動増幅器の入力端子に接続された入力用のキ
ャパシタと、この入力用のキャパシタの他方の端子に並
列に接続された第1および第2のスイッチと、第3のス
イッチとを備えている。第1または第2のデータが入力
される前に、第3のスイッチを介して、第1または第2
のスイッチと入力用のキャパシタとの間の信号ノードを
コモンモードの電圧レベルに初期化し、第1のスイッチ
を介して第1のデータを入力用のキャパシタに入力した
後、第2のスイッチを介して第2のデータを入力用のキ
ャパシタに入力して、これら第1のデータと第2のデー
タとの間で所定の演算処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチトキャパ
シタ回路を用いた演算回路に関し、その動作を高速化す
るための技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の演算回路の一例の構成回
路図である。同図に示す演算回路60は、差動入力型
(ディファレンシャル)のスイッチトキャパシタ回路を
用いたものであり、差動増幅器12と、この差動増幅器
12の入力端子−、+にそれぞれ接続された入力用のキ
ャパシタ14,16と、差動増幅器12の入力端子−、
+と出力端子+、−との間にそれぞれ接続された帰還用
のキャパシタ18,20と、複数のスイッチ22,2
4,26,28,30,32,34,36とを備えてい
る。
【0003】ここで、入力用のキャパシタ14,16の
図中左側の端子には、それぞれスイッチ22,24を介
して入力電圧Vi+ 、Vi- が接続され、これと並列
に、それぞれスイッチ26,28を介して入力電圧
+ 、R- が接続されている。また、帰還用のキャパシ
タ18,20の両端の間にはそれぞれスイッチ30,3
2が接続され、差動増幅器12の出力端子+、−すなわ
ち出力電圧Vo+ 、Vo- には、それぞれスイッチ3
4,36を介してコモンモードの電圧VCOMが接続さ
れている。
【0004】なお、図中S1と記載されたスイッチ2
2,24,30,32,34,36は信号S1によっ
て、同様に、S2と記載されたスイッチ26,28は信
号S2によって、それぞれそのオンオフが制御される。
図6のタイミングチャートに示すように、信号S1およ
び信号S2はノンオーバーラップの信号であり、図示例
の場合、全てのスイッチは、信号S1,S2がハイレベ
ルの時にオンし、ロウレベルの時にオフする。また、入
力用のキャパシタ14,16の静電容量は共にCs、帰
還用のキャパシタ18,20の静電容量は共にCfであ
るとする。
【0005】図6のタイミングチャートに示すように、
信号S1がハイレベルの期間はデータの入力期間であ
り、スイッチ22,24,30,32,34,36がオ
ンする。なお、スイッチ26,28は既にオフした状態
である。この時、差動増幅器12の入力端子−、+すな
わち入力用のキャパシタ14,16の右側の端子、およ
び、差動増幅器12の出力端子+、−すなわち出力電圧
Vo+ 、Vo- は共にコモンモードの電圧VCOMの電
圧レベルとなり、入力用のキャパシタ14,16は、そ
れぞれ入力電圧Vi+ 、Vi- により充電または放電さ
れる。
【0006】続いて、信号S2がハイレベルの期間は演
算期間であり、スイッチ26,28がオンする。スイッ
チ22,24,30,32,34,36は既にオフした
状態である。この時、入力用のキャパシタ14,16
は、それぞれ入力電圧R+ 、R - により充電または放電
される。その結果、入力用のキャパシタ14,16に
は、入力電圧Vi+ 、Vi- と入力電圧R+ 、R- との
差分の電荷がそれぞれ蓄積され、この電荷は帰還用のキ
ャパシタ18,20にシフトされ、出力電圧Vo+、V
- として出力される。
【0007】すなわち、演算回路60では、下記式
(1)に示す演算が行われる。 Vo(diff)=Cs/Cf・[Vi(diff)−R(diff)] … (1) ここで、Vo(diff)=(Vo+ −Vo- ) Vi(diff)=(Vi+ −Vi- ) R(diff)=(R+ −R- ) である。
【0008】この演算回路60では、例えば入力電圧R
+ −R- としてプラスの電圧を入力することにより、入
力電圧Vi+ −Vi- と入力電圧R+ −R- との間で減
算が行われ、逆に、入力電圧R+ −R- としてマイナス
の電圧を入力することにより加算が行われる。また、入
力用のキャパシタ14,16の静電容量Csと帰還用の
キャパシタ18,20の静電容量Cfの比を適宜設定す
ることにより乗算または除算が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】通常、信号ノード
+ 、A- に入力されるデータは、例えば前段の演算回
路の差動増幅器12やこれ以外の他の回路から入力さ
れ、前述のデータ入力と演算の処理が交互に繰り返し行
われる。
【0010】このデータを入力する際、入力電圧Vi
(diff)と入力電圧R(diff)とが大きく異なる場合、
例えば入力電圧Vi(diff)=1、入力電圧R(diff)
=−1の場合、演算終了後も信号ノードA+ 、A- に入
力電圧R(diff)のデータ=−1が残っているため、次
のデータ入力の時、入力電圧Vi(diff)=1の場合に
は信号ノードA+ 、A- を充放電するための時間が長く
なり、セトリング時間が増大することから高速化が困難
であるという問題が生じる。
【0011】これに対し、例えば入力電圧Vi(diff)
を入力するためのスイッチ22,24のサイズを大きく
して、そのオン抵抗を減らすことにより、信号ノードA
+ 、A- を充放電するための時間を短縮し、前述の問題
を解決するという方法が考えられる。しかし、この方法
では、演算回路60のレイアウト面積が増大するし、ス
イッチ22,24から電荷が漏洩するというフィードス
ルーの影響が増大して演算精度が低下する等の別の問題
を引き起こす。
【0012】本発明の目的は、前記従来技術に基づく問
題点を解消し、レイアウト面積が増大したり演算精度が
低下することなく、高速に演算処理が可能な演算回路を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、差動増幅器と、一方の端子が前記差動増
幅器の入力端子に接続された入力用のキャパシタと、こ
の入力用のキャパシタの他方の端子に並列に接続された
第1および第2のスイッチとを備え、前記第1のスイッ
チを介して第1のデータを前記入力用のキャパシタに入
力した後、前記第2のスイッチを介して第2のデータを
前記入力用のキャパシタに入力して、これら第1のデー
タと第2のデータとの間で所定の演算処理を行う演算回
路であって、前記第1または第2のデータが入力される
前に、前記第1または第2のスイッチと前記入力用のキ
ャパシタとの間の信号ノードをコモンモードの電圧レベ
ルに初期化する第3のスイッチを備えることを特徴とす
る演算回路を提供するものである。
【0014】前記第3のスイッチは、前記第2または第
1のスイッチがオフした後、前記第1または第2のスイ
ッチがオンするまでの間にオンし、前記第1または第2
のスイッチと前記入力用のキャパシタとの間の信号ノー
ドがコモンモードの電圧レベルに初期化される所定の一
定時間の後にオフするのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の演算回路を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の演算回路の一実施例の構
成回路図である。同図に示す演算回路10は、図5に示
す従来の演算回路60との対比が容易となるように、本
発明を図5に示す演算回路60に対して適用したもので
あり、図5に示す演算回路60において、さらに、入力
用のキャパシタ14とスイッチ22との間の信号ノード
と、入力用のキャパシタ16とスイッチ24との間の信
号ノードと、の間に接続されたスイッチ38を備えてい
る。
【0017】従って、説明を簡単にするために、スイッ
チ38以外の同一構成要件には、図5に示す従来の演算
回路60と同一の符号を付し、本実施例では、その詳細
な説明は省略する。
【0018】スイッチ38は、信号S3によってそのオ
ンオフが制御される。本実施例の場合、スイッチ38
は、図2のタイミングチャートに示すように、信号S3
がハイレベルの時にオンし、ロウレベルの時にオフす
る。
【0019】図1の演算回路10では、前回の演算処理
が終了した後、図2のタイミングチャートに示すよう
に、信号S1がハイレベルとなりデータの入力期間にな
ってから所定の一定時間信号S3がハイレベルとなる。
信号S3がハイレベルになると、スイッチ38がオンし
て、スイッチ22と入力用のキャパシタ14との間の信
号ノード、および、スイッチ24と入力用のキャパシタ
16との間の信号ノードがショートされる。
【0020】例えば、入力電圧Vi+ 、Vi- が前段の
演算回路の差動増幅器12から入力される場合、信号S
1がハイレベルであり、スイッチ22,24,34,3
6がオンしているので、これらのオンしたスイッチ2
2,24,34,36を介して、スイッチ22と入力用
のキャパシタ14との間の信号ノード、および、スイッ
チ24と入力用のキャパシタ16との間の信号ノードが
共に同電位であるコモンモードの電圧VCOMの電圧レ
ベルに初期化される。
【0021】その後、図5に示す演算回路60と全く同
様に動作し、データ入力および演算の処理が行われる。
また、これ以後、前述の初期化、データ入力、演算の処
理が順次繰り返し行われる。
【0022】本発明の演算回路10では、次のデータ入
力時の電位差が、最大でもコモンモードの電圧VCOM
と最小または最大入力電圧との差となるため、スイッチ
22と入力用のキャパシタ14との間の信号ノード、お
よび、スイッチ24と入力用のキャパシタ16との間の
信号ノードを充放電するための時間を短縮することがで
きる。従って、演算回路10のセトリング時間を短縮す
ることができ、演算処理を高速化することができる。
【0023】また、図5に示す従来の演算回路60と比
べて、スイッチ38を追加するだけで実現できるため、
演算回路10のレイアウト面積が増大したり、フィード
スルーの影響により演算精度が低下するということもな
い。
【0024】なお、信号S3は、信号S2がロウレベル
となってから、信号S1がハイレベルとなるまでの間
(信号S1がハイレベルとなるタイミングを含む)にハ
イレベルとなり、所定の一定時間の後、ロウレベルとす
ればよい。言い換えると、スイッチ38は、スイッチ2
6,28がオフした後、スイッチ22,24がオンする
までの間(スイッチ22,24がオンするタイミングを
含む)にオンし、所定の一定時間の後、オフすればよ
い。
【0025】また、信号S3をハイレベルとする時間
は、すなわち、スイッチ38をオンする時間は、入力用
のキャパシタ14とスイッチ22との間の信号ノード、
および、入力用のキャパシタ16とスイッチ24との間
の信号ノードを共に同電位のコモンモードの電圧VCO
Mとすることができる時間以上の時間であればよいが、
信号S1がハイレベルの期間に信号S3をハイレベルと
する場合には、コモンモードの電圧VCOMとすること
ができる最短の時間であるのが好ましい。
【0026】次に、本発明の演算回路の別の例を挙げて
説明する。
【0027】図3は、本発明の演算回路の別の実施例の
構成回路図である。同図に示す演算回路40は、入力電
圧Vi+ 、Vi- が2入力の場合の一例を示すものであ
り、図1に示す演算回路10において、スイッチ30,
32の代わりに、スイッチ46,48,50,52,5
4,56を備えている。なお、図1に示す演算回路10
と同一の構成要件には同一の符号を付し、その詳細な説
明は省略する。
【0028】ここで、差動増幅器12の入力端子−、+
と出力端子+、−との間には、それぞれ帰還用のキャパ
シタ18およびスイッチ50、帰還用のキャパシタ20
およびスイッチ52が直列に接続され、差動増幅器12
の入力端子−、+は、それぞれスイッチ54,56を介
してコモンモードの電圧VCOMに接続されている。ま
た、帰還用のキャパシタ18,20の図中左側の端子に
は、それぞれスイッチ46,48を介して入力電圧Vi
+ 、Vi- が接続されている。
【0029】この演算回路40の動作は、入力電圧Vi
+ 、Vi- が2入力になっている点を除いて、図1に示
す演算回路10の動作と同様である。
【0030】すなわち、演算回路40では、前回の演算
処理が終了した後、図4のタイミングチャートに示すよ
うに、信号S1がハイレベルとなりデータの入力期間に
なってから所定の一定時間信号S3がハイレベルとな
る。
【0031】信号S3がハイレベルになると、スイッチ
38,58がオンする。スイッチ38がオンすると、ス
イッチ22と入力用のキャパシタ14との間の信号ノー
ド、および、スイッチ24と入力用のキャパシタ16と
の間の信号ノードがショートされる。同様に、スイッチ
58がオンすると、スイッチ46と帰還用のキャパシタ
18との間の信号ノード、および、スイッチ48と帰還
用のキャパシタ20との間の信号ノードがショートされ
る。
【0032】これにより、スイッチ22と入力用のキャ
パシタ14との間の信号ノード、スイッチ24と入力用
のキャパシタ16との間の信号ノード、スイッチ46と
帰還用のキャパシタ18との間の信号ノード、および、
スイッチ48と帰還用のキャパシタ20との間の信号ノ
ードは、全て同電位であるコモンモードの電圧VCOM
の電圧レベルに初期化される。
【0033】信号S3がロウレベルになると、スイッチ
38,58がオフする。また、前述のように、信号S1
は既にハイレベルとなっているので、スイッチ22,2
4,34,36,46,48,54,56はオン、かつ
スイッチ26,28,50,52はオフした状態であ
る。
【0034】この時、差動増幅器12の入力端子−、+
すなわち入力用のキャパシタ14,16および帰還用の
キャパシタ18,20の右側の端子、および、差動増幅
器12の出力端子+、−すなわち出力電圧Vo+ 、Vo
- は共にコモンモードの電圧VCOMの電圧レベルとさ
れている。また、入力用のキャパシタ14,16および
帰還用のキャパシタ18,20は、それぞれ入力電圧V
+ 、Vi- により充電または放電される。
【0035】続いて、信号S1がロウレベルとなり、信
号S2がハイレベルになると、スイッチ26,28,5
0,52がオンし、スイッチ22,24,34,36,
46,48,54,56がオフする。この時、入力用の
キャパシタ14,16は、それぞれ入力電圧R+ 、R-
により充電または放電される。その結果、入力用のキャ
パシタ14,16には、入力電圧Vi+ 、Vi- と入力
電圧R+ 、R- との差分の電荷がそれぞれ蓄積され、こ
の電荷は、入力電圧Vi+ 、Vi- によって充電または
放電されている帰還用のキャパシタ18,20にシフト
され、出力電圧Vo+ 、Vo- として出力される。
【0036】すなわち、演算回路40では、下記式
(2)に示す演算が行われる。 Vo(diff)=(Cs/Cf+1)・Vi(diff)−(Cs/Cf)・R(di ff) … (2) 同様に、Vo(diff)=(Vo+ −Vo- ) Vi(diff)=(Vi+ −Vi- ) R(diff)=(R+ −R- ) である。
【0037】これ以後、前述の初期化、データ入力、演
算の処理が順次繰り返し行われる。
【0038】演算回路10の場合と同様に、演算回路4
0においても、スイッチ22と入力用のキャパシタ14
との間の信号ノード、スイッチ24と入力用のキャパシ
タ16との間の信号ノード、スイッチ46と帰還用のキ
ャパシタ18との間の信号ノード、および、スイッチ4
8と帰還用のキャパシタ20との間の信号ノードを充放
電するための時間を短縮することができるので、演算回
路40のセトリング時間を短縮することができ、演算処
理を高速化することができる。
【0039】以上の実施例はいずれもVi(diff)が入
力される前、即ち信号S2がロウレベルになった後、信
号S1がハイレベルになるまでの間(信号S1がハイレ
ベルとなるタイミングを含む)に信号S3がオンする場
合について説明したが、R(diff)が入力される前、即
ち信号S1がロウレベルになった後、信号S2がハイレ
ベルになるまでの間(信号S2がハイレベルとなるタイ
ミングを含む)に信号S3がオンするタイミングにする
ことによっても、同様にR(diff)のセトリング時間を
短縮することが可能である。さらに、Vi(diff)が入
力される前のタイミングとR(diff)が入力される前の
タイミングで各々信号S3をオンさせても同様にセトリ
ング時間を短縮することが可能である。
【0040】なお、本発明は、図示例の回路に限定され
ず、差動増幅器と、入力用のキャパシタと、入力電圧V
+ 、Vi- および入力電圧R+ 、R- の入力用のスイ
ッチとを備える演算回路に適用可能である。また、本発
明は、差動入力の演算回路に限定されず、シングルエン
ド入力の演算回路にも適用可能である。また、本発明
は、入力電圧Vi+ 、Vi- が1入力および2入力の場
合に限定されず、入力電圧Vi+ 、Vi- が3入力以上
の場合にも適用可能である。
【0041】また、実施例では、例えばスイッチ22,
24は、信号S1がハイレベルの時にオン、ロウレベル
の時にオフし、同様に、スイッチ26,28は、信号S
2がハイレベルの時にオン、ロウレベルの時にオフし、
スイッチ38,58は、信号S3がハイレベルの時にオ
ン、ロウレベルの時にオフするとしたが、信号S1〜3
の極性と各スイッチがオンオフする関係は何ら限定され
ず、必要に応じて適宜変更してもよい。
【0042】本発明の演算回路は、基本的に以上のよう
なものである。以上、本発明の演算回路について詳細に
説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明
の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更を
してもよいのはもちろんである。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の演算
回路は、第1または第2のデータが入力される前に、第
3のスイッチを介して、第1または第2のスイッチと入
力用のキャパシタとの間の信号ノードをコモンモードの
電圧レベルに初期化するようにしたものである。これに
より、本発明の演算回路によれば、小規模な回路で、第
1または第2のスイッチと入力用のキャパシタとの間の
信号ノードを充放電するための時間を短縮することがで
きるため、レイアウト面積を増大させたり、演算精度が
低下することもなく、演算回路のセトリング時間を短縮
することができ、演算処理を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の演算回路の一実施例の構成回路図で
ある。
【図2】 図1に示す演算回路の動作を表す一実施例の
タイミングチャートである。
【図3】 本発明の演算回路の別の実施例の構成回路図
である。
【図4】 図3に示す演算回路の動作を表す一実施例の
タイミングチャートである。
【図5】 従来の演算回路の一例の構成回路図である。
【図6】 図5に示す演算回路の動作を表す一例のタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
10,40,60 演算回路 12 差動増幅器 14,16,18,20 キャパシタ 22,24,26,28,30,32,34,36,3
8,46,48,50,52,54,56,58 スイ
ッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動増幅器と、一方の端子が前記差動増幅
    器の入力端子に接続された入力用のキャパシタと、この
    入力用のキャパシタの他方の端子に並列に接続された第
    1および第2のスイッチとを備え、 前記第1のスイッチを介して第1のデータを前記入力用
    のキャパシタに入力した後、前記第2のスイッチを介し
    て第2のデータを前記入力用のキャパシタに入力して、
    これら第1のデータと第2のデータとの間で所定の演算
    処理を行う演算回路であって、 前記第1または第2のデータが入力される前に、前記第
    1または第2のスイッチと前記入力用のキャパシタとの
    間の信号ノードをコモンモードの電圧レベルに初期化す
    る第3のスイッチを備えることを特徴とする演算回路。
  2. 【請求項2】前記第3のスイッチは、前記第2または第
    1のスイッチがオフした後、前記第1または第2のスイ
    ッチがオンするまでの間にオンし、前記第1または第2
    のスイッチと前記入力用のキャパシタとの間の信号ノー
    ドがコモンモードの電圧レベルに初期化される所定の一
    定時間の後にオフすることを特徴とする請求項1に記載
    の演算回路。
JP2001364126A 2001-11-29 2001-11-29 演算回路 Pending JP2003168067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001364126A JP2003168067A (ja) 2001-11-29 2001-11-29 演算回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001364126A JP2003168067A (ja) 2001-11-29 2001-11-29 演算回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003168067A true JP2003168067A (ja) 2003-06-13

Family

ID=19174357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001364126A Pending JP2003168067A (ja) 2001-11-29 2001-11-29 演算回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003168067A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012044347A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Seiko Epson Corp 集積回路装置及び電子機器
JP2021051094A (ja) * 2015-11-04 2021-04-01 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 信号処理装置及び信号処理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012044347A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Seiko Epson Corp 集積回路装置及び電子機器
JP2021051094A (ja) * 2015-11-04 2021-04-01 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 信号処理装置及び信号処理方法
JP7130071B2 (ja) 2015-11-04 2022-09-02 三星電子株式会社 信号処理装置及び信号処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7135910B2 (en) Charge pump with fibonacci number multiplication
KR100366636B1 (ko) 전하 펌프 전압 변환기
US4429281A (en) Integrator for a switched capacitor-filter
WO2018201620A1 (en) Gate driving circuit and driving method of the same, array substrate and display apparatus
US5408422A (en) Multiplication circuit capable of directly multiplying digital data with analog data
JPH06164320A (ja) フィルタ回路
JPH05325587A (ja) サンプリング回路
JP2003168067A (ja) 演算回路
US5408142A (en) Hold circuit
US6809580B2 (en) Switched capacitor filter circuit and method of fabricating the same
JP3311018B2 (ja) 昇圧回路
JP2004336904A (ja) 昇圧回路
JP3761720B2 (ja) マッチトフィルタ
JP3037502B2 (ja) スイッチトキャパシタサンプルホールド遅延回路
US11803354B2 (en) MAC operating device and method for processing machine learning algorithm
JPH0993086A (ja) スイッチトキャパシタ回路及びこれを用いた信号処理回路
JP2004007529A (ja) スイッチトキャパシタフィルタ回路およびその製造方法
Parsan et al. A comparator-based switched-capacitor integrator using a new charge control circuit
KR100343464B1 (ko) 씨모스 알씨 지연 회로
JP2003143008A (ja) Da変換器
JPH03185915A (ja) スイッチト・キャパシタ型ヒステリシスコンパレータ回路
JPH05243857A (ja) オフセット不感型スイッチトキャパシタ増幅回路
JPH10228793A (ja) 半導体装置
JPS637487B2 (ja)
TWI235550B (en) Switching type Nth-power raising circuit for application in integrated circuit

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061024

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070529