JP2003168065A - データ処理装置及びプログラム - Google Patents

データ処理装置及びプログラム

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JP2003168065A
JP2003168065A JP2001364550A JP2001364550A JP2003168065A JP 2003168065 A JP2003168065 A JP 2003168065A JP 2001364550 A JP2001364550 A JP 2001364550A JP 2001364550 A JP2001364550 A JP 2001364550A JP 2003168065 A JP2003168065 A JP 2003168065A
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data input
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JP2001364550A
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English (en)
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Katsu Matsumura
克 松村
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、定期的に発生するデータ入力
の予定情報をデータ入力の担当者に提供できるようにす
ることである。 【解決手段】中央制御を行うCPU1aと、仕訳入力の
データ入力の担当者であるオペレータに情報を表示する
表示部1bと、オペレータのデータ入力を介する入力部
1dと、記憶装置1eと、印刷部1hとを備えるデータ
処理装置1上で、CPU1aは、仕訳における取引の摘
要の予定情報である記憶装置1eに記憶された摘要予定
を表示部1bに表示し、当該摘要予定を参照してオペレ
ータに入力部1dから仕訳の入力データを入力させ、印
刷部1hから振替伝票を印刷し、当該入力データに基づ
き記憶装置1eに記憶された摘要履歴を変更し、入力さ
れた摘要の摘要予定を削除し、仕訳入力が終了し、摘要
履歴を用いて、入力された摘要が定期的に発生している
と判別された場合、新たな摘要予定を生成して記憶装置
1eに記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを処理する
データ処理装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ処理業務は、紙による摘要
予定を作成したり、そろそろ月末だから振込をしなけれ
ば、といった担当者の経験等により運用されていた。そ
のため、データ入力処理はあくまで業務処理の結果とし
て処理が行われ、その業務を行った結果を会計システム
等の業務システムへデータ入力していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、業務システム
へは業務を行った結果をデータ入力するので、その業務
の取引が定期的に発生するにもかかわらず、担当者が処
理を忘れたりすることがあり、場合によっては会社の運
営に支障をきたす場合もあった。これは、業務だけでな
く、様々な情報のデータ入力に関しても同様である。
【0004】本発明の課題は、定期的に発生するデータ
入力の予定情報をデータ入力の担当者に提供できるよう
にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
データ入力を補助するデータ処理装置であって、データ
入力の履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、前記履
歴情報記憶手段に記憶されたデータ入力の履歴情報に基
づき、そのデータ入力が定期的に発生するデータ入力か
否かを判別する判別手段と、前記判別手段により定期的
に発生するデータ入力であると判別された場合、そのデ
ータ入力を行うための予定情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された予定情報を記憶する予定
情報記憶手段と、前記予定情報記憶手段に記憶された予
定情報に基づいて、データ入力の予定を表示する予定表
示手段と、を具備することを特徴とする。
【0006】従って、発生したデータ入力のうち、定期
的に発生したものを判別し、定期発生するデータ入力の
予定情報を自動的に生成して、データ入力時に表示させ
るので、定期的に発生するデータ入力の予定情報をデー
タ入力の担当者に提供できるので、データ処理を行う担
当者は、予定情報の表示を参照して予定されたデータ入
力に必要な処理を漏れなく実行し、容易にデータ入力を
行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を説明する。
【0008】本実施の形態を図1〜図13を参照して説
明する。先ず、本実施の形態の装置的特長を図1を参照
して説明する。図1は、本実施の形態のデータ処理装置
1の構成を示すブロック図である。
【0009】本実施の形態は、データ処理装置1におい
て、会計の仕訳における、定期的に発生する取引(摘
要)を判別して、その摘要予定の情報を登録し、オペレ
ータ(データ処理の担当者)の仕訳入力処理時に登録し
た摘要予定の情報を表示させるものである。仕訳とは、
取引を、どの勘定科目に属するかを認識し、借方と貸方
の科目に分けることである。
【0010】図1に示すように、データ処理装置1は、
各部の中央制御を行うCPU(Central Processing Uni
t)1aと、オペレータへの情報を表示する表示部1b
と、情報を一時的に格納するRAM(Random Access Me
mory)1cと、オペレータの入力を介する入力部1d
と、情報を記憶する記憶装置1eと、通信ネットワーク
への情報の送受信を制御する伝送制御部1fと、現在の
日時を出力する時計部1gと、印刷用の情報を印刷する
印刷部1hと、CPU1a、表示部1b、RAM1c、
入力部1d、記憶装置1e、伝送制御部1f、時計部1
g、印刷部1hを接続するバス1iとを有する。
【0011】CPU1aは、データ処理を実行する。C
PU1aは、データ処理の実行により、時計部1gから
現在の日付を取得し、当該取得した現在の日付、摘要テ
ーブルA及び摘要予定テーブルDを用いて、表示部1b
上に摘要予定を表示し、摘要テーブルAを用いて、オペ
レータに入力部1dから仕訳の入力データを入力させ、
入力を取消す場合、前記入力データの入力処理に戻る。
【0012】また、CPU1aは、入力を登録する場
合、前記入力データ、伝票日付F1及び伝票番号F2を
取得して仕訳明細ファイルEに記憶し、振替伝票Fの用
紙に前記入力データ、伝票日付F1及び伝票番号F2を
印刷部1hで印刷し、伝票日付F1、前記入力データを
用いて、摘要履歴テーブルB及び摘要予定テーブルDを
更新し、前記入力データの入力処理に戻る。
【0013】また、CPU1aは、入力を終了する場
合、摘要履歴テーブルB、定期発生テーブルC、摘要予
定テーブルDを用いて、新たな摘要予定を生成し、摘要
予定テーブルDに記憶し、データ処理を終了する(図9
参照)。
【0014】表示部1bは、CRT(Cathode Ray Tub
e)、又はLCD(Liquid Crystal Display)等により
構成され、CPU1aから入力される表示指示に従って
各種表示データの画面表示を行う。
【0015】RAM1cは、各種プログラム、入力指
示、入力データ及び処理結果等の各種データを、CPU
1aでランダムアクセス展開可能に格納するメモリ領域
を有して、各種状態を記憶するメモリである。
【0016】入力部1dは、カーソルキー、数字入力キ
ー及び各種機能キー等を備えたキーボード及びポインテ
ィングデバイスとしてマウスを含み、キーボードで押下
された押下信号やマウスの位置信号をCPU1aに出力
する。
【0017】記憶装置1eは、プログラムやデータなど
が予め記憶されまたは書込み可能な記録媒体(図示せ
ず)を有し、当該記録媒体は、磁気的、光学的記録媒
体、若しくは半導体等の不揮発性メモリ等のCPU1a
読取り可能な記録媒体で構成されている。記録媒体は、
ハードディスク等の固定的に設けたもの、若しくはCD
−ROM、メモリカード等の着脱自在に装着する可搬型
のものを含む。
【0018】記憶装置1eには各種処理プログラム、及
びこれらのプログラムで処理する又は処理されたデータ
等の各種データを格納する。RAM1c及び記憶装置1
eは、CPU1aの制御により内部データの書換が可能
な構成である。
【0019】また、記憶装置1eに記憶されたプログラ
ム、データ等は、その一部若しくは全部を外部機器から
LAN、WAN等の通信ネットワークを介して伝送制御
部1fから受信して格納する構成にしてもよく、また、
記憶装置1eは通信ネットワーク上に構築された外部機
器の記憶装置であってもよい。更に、前記各種プログラ
ムを通信ネットワークを介して外部機器へ送信及びイン
ストールする構成にしてもよい。
【0020】伝送制御部1fは、通信ネットワークを介
して、外部機器との通信を行うためのネットワークカー
ド、モデム、TA(Terminal Adapter)、ルータ等によ
って構成される。印刷部1hは、例えば、レーザ、イン
クジェット等のプリンタ等の印刷装置である。
【0021】なお、データ処理装置1は、ここでは、1
台の情報処理装置で表現しているが、通信ネットワーク
を介した複数の情報処理装置を設置して、各種処理を各
情報処理装置で分散して実行する構成でもよい。この場
合、各種処理を実行する負荷が分散される。
【0022】通信ネットワークは、例えばインターネッ
ト等のネットワークであり、LAN(Local Area Netwo
rk)又はWAN(Wide Area Network)を含めてもよ
く、電話回線網、ISDN回線網、広域帯通信回線網、
専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線、
光通信回線、無線通信回線と、それらを接続するインタ
ーネットサービスプロバイダ等を含む構成でもよい。
【0023】次に、図2を参照して、データ処理装置1
の記憶装置1eに記憶するデータ構成を説明する。図2
は、データ処理装置1の記憶装置1eに記憶するテーブ
ル群αの構成を示す図である。
【0024】データ処理装置1の記憶装置1eに記憶す
るテーブル群αは、会計業務における各種取引の種別を
示す摘要の情報を記憶する摘要テーブルAと、発生した
取引に関する伝票日付を摘要毎に記録した履歴情報を記
憶する摘要履歴テーブルBと、履歴として記録された取
引が定期的に発生する取引か否かを判別するための情報
を記憶する定期発生テーブルCと、定期的に発生する取
引の発生予定情報である摘要予定を記憶する摘要予定テ
ーブルDと、仕訳の明細情報を記憶する仕訳明細テーブ
ルEとから構成される。
【0025】ここで、テーブル群α中の摘要テーブル
A、摘要履歴テーブルB、定期発生テーブルC、摘要予
定テーブルDの内部構成を図3〜図6を参照して説明す
る。図3は、摘要テーブルAの内部構成を示す図であ
り、(i)は、摘要テーブルAを構成する各項目の意味
を説明するための説明表A10を示す図であり、(ii)
は、摘要テーブルAのデータ構成を示す構成例A20を
示す図である。図4は、摘要履歴テーブルBの内部構成
を示す図であり、(i)は、摘要履歴テーブルBを構成
する各項目の意味を説明するための説明表B10を示す
図であり、(ii)は、摘要履歴テーブルBのデータ構成
を示す構成例B20を示す図である。図5は、定期発生
テーブルCの内部構成を示す図であり、(i)は、定期
発生テーブルCを構成する各項目の意味を説明するため
の説明表C10を示す図であり、(ii)は、定期発生テ
ーブルCのデータ構成を示す構成例C20を示す図であ
る。図6は、摘要予定テーブルDの内部構成を示す図で
あり、(i)は、摘要予定テーブルDを構成する各項目
の意味を説明するための説明表D10を示す図であり、
(ii)は、摘要予定テーブルDのデータ構成を示す構成
例D20を示す図である。
【0026】図3に示すように、摘要テーブルAは、説
明表A10に示すような意味を有し、構成例A20のよ
うに構成されている。
【0027】図3(i)の説明表A10に示すように、
摘要テーブルAの各項目は、項目の番号であるNo.A1
1と、各項目の名称を示す項目A12と、同じく各項目
の文字種を示す型A13と、同じく各項目の桁数A14
と、同じく各項目の意味を示す説明A15とに示す意味
を持つ。また、図3(ii)の構成例A20に示すよう
に、摘要テーブルAは、摘要を区別するためのコードで
ある摘要コードA21と、摘要の種類を示す摘要A22
と、適用A22の絞込みに用いる摘要の略号A23とか
らなる。
【0028】図4に示すように、摘要履歴テーブルB
は、説明表B10に示すような意味を有し、構成例B2
0のように構成されている。
【0029】図4(i)の説明表B10に示すように、
摘要履歴テーブルBの各項目は、項目の番号であるNo.
B11と、各項目の名称を示す項目B12と、同じく各
項目の文字種を示す型B13と、同じく各項目の桁数B
14と、同じく各項目の意味を示す説明B15とに示す
意味を持つ。また、図4(ii)の構成例B20に示すよ
うに、摘要履歴テーブルBは、摘要を区別するためのコ
ードである摘要コードB21と、摘要コードB21に対
応する摘要が現在から遡って3回目に入力された日付で
ある第1の日付B22と、各摘要が現在から遡って2回
目に入力された日付である第2の日付B23と、各摘要
が現在から遡って1回目に入力された日付である第2の
日付B24とからなる。
【0030】図5に示すように、定期発生テーブルC
は、説明表C10に示すような意味を有し、構成例C2
0のように構成されている。
【0031】図5(i)の説明表C10に示すように、
定期発生テーブルCは、項目の番号であるNo.C11
と、各項目の名称を示す項目C12と、同じく各項目の
文字種を示す型C13と、同じく各項目の桁数C14
と、同じく各項目の意味を示す説明C15とに示す意味
を持つ。また、図5(ii)の構成例C20に示すよう
に、定期発生テーブルCは、定期発生を区別するための
コードである定期発生コードC21と、定期発生の名称
である定期発生名C22と、定期発生の発生間隔の単位
を示す発生単位C23と、定期発生の発生間隔を示す発
生間隔C24と、取引予定の表示を開始する基準日から
の事前日数である予定開始日数C25と、取引の摘要入
力が可能となる開始の基準日からの事前日数である前範
囲日数C26と、取引の摘要入力が不可能となる終了の
基準日からの事前日数である後範囲日数C27とからな
る。
【0032】予定開始日数C25、前範囲日数C26及
び後範囲日数C27は基準となる日付である基準日から
の日数である。基準日は、後述する摘要予定生成処理で
生成される摘要入力の実行の基準となる日付である。
【0033】図6に示すように、摘要予定テーブルD
は、説明表D10に示すような意味を有し、構成例D2
0のように構成されている。
【0034】図6(i)の説明表D10に示すように、
摘要予定テーブルDは、項目の番号であるNo.D11
と、各項目の名称を示す項目D12と、同じく各項目の
文字種を示す型D13と、同じく各項目の桁数D14
と、同じく各項目の意味を示す説明D15とに示す意味
を持つ。また、図6(ii)の構成例D20に示すよう
に、摘要予定テーブルDは、摘要を区別するためのコー
ドである摘要コードD21と、摘要予定の表示を開始す
る日付である予定日付D22と、取引入力が可能となる
開始の日付である開始日数D23と、取引入力が可能で
ある限界の日数である限界日付D24とからなる。
【0035】次に、図7を参照して、データ処理装置1
0におけるテーブル群α内の各テーブル及びファイルの
流れ、並びに各テーブル及びファイルを用いた処理につ
いて説明する。図7は、テーブル群αのテーブル又はフ
ァイルの流れ及びこれ等を用いる処理を示す図である。
【0036】入力処理2では、オペレータに取引の摘要
に関する入力データを入力部1dから入力させる。仕訳
入力更新処理3では、入力処理2で入力された入力デー
タと摘要テーブルAのデータとを、摘要予定送信処理4
及び摘要予定生成処理5へ送る。
【0037】摘要予定更新処理4では、入力処理2で入
力された入力データと、摘要テーブルAのデータとを用
いて、概要履歴テーブルBを更新し、また、入力データ
に対応する摘要の摘要予定を摘要予定テーブルDから削
除して更新する。
【0038】摘要予定生成処理5では、入力処理2で入
力された入力データと、摘要履歴テーブルBのデータと
を用いて、入力されたデータに対応する摘要が定期的に
発生する場合、摘要予定を生成して摘要予定テーブルD
に追加して更新する。
【0039】摘要予定表示処理6では、摘要予定テーブ
ルDのデータを用いて、摘要予定を表示部1bに表示さ
せる(表示7)。オペレータは、入力処理2において、
表示部1bで表示された摘要予定を参照し、摘要に関す
る入力データを入力する。
【0040】また、仕訳入力更新処理3では、入力処理
2で入力された入力データ中の仕訳明細データから振替
伝票Fを印刷部1hから印刷し、また仕訳明細データを
仕訳明細ファイルEへ追加して更新する。
【0041】ここで、入力処理2における入力データの
仕訳明細データを図8を参照して説明する。図8は、印
刷した振替伝票を示す図である。振替伝票Fには、取引
の発生した日付である伝票日付F1と、振替伝票Fを識
別する番号である伝票番号F2と、取引の詳記である摘
要F3と、各摘要F3で発生した取引の内容であり借
方、貸方に振分けた借方科目及び貸方科目F4と、借方
科目及び貸方科目F4の金額である借方金額及び貸方金
額F5とを印刷する。
【0042】摘要F3、借方科目及び貸方科目F4、借
方金額及び貸方金額F5は、入力処理2においてオペレ
ータに入力データとして入力させて取得し、伝票日付F
1は、時計部1gから現在の日付として取得し、伝票番
号F2は、CPU1aが適切な番号を生成する。そし
て、仕訳入力更新処理3において、各データを用いて、
伝票日付F1、伝票番号F2、摘要F3と、借方科目及
び貸方科目F4、借方金額及び貸方金額F5を、振替伝
票Fに印刷部1hで印刷する。
【0043】次に、図9〜図12を参照して、データ処
理装置1で実行するデータ処理、及び当該データ処理に
おける摘要予定表示処理、摘要予定更新処理、摘要予定
生成処理を順に説明する。図9は、データ処理を示すフ
ローチャートであり、図10は、データ処理における摘
要予定表示処理(図9のステップS1)を示すフローチャ
ートであり、図11は、データ処理における摘要予定更
新処理(図9のステップS6)を示すフローチャートであ
り、図12は、データ処理における摘要予定生成処理
(図9のステップS7)を示すフローチャートである。
【0044】先ず、図9を参照して、データ処理を説明
する。データ処理は、図7に示す仕訳入力更新処理2、
摘要予定更新処理4、摘要予定生成処理5、摘要予定表
示処理6をまとめた全体処理である。CPU1aは、記
憶装置1eに予め記憶されているデータ処理のプログラ
ムデータをRAM1cに展開して、データ処理の実行を
開始する。
【0045】図9のフローチャートは、データ処理装置
1を構成するコンピュータに各機能を実現させるための
処理を説明する為のものである。この処理は、CPU1
aが読取可能なプログラムコードの形態で記憶装置1e
に格納されている例で説明するが、全ての機能を記憶装
置1eに格納する必要は無く、必要に応じてその一部若
しくは全部を通信ネットワークを介して伝送制御部1f
から受信して実現するようにしてもよい。
【0046】先ず、CPU1aは、時計部1gから現在
の日付を取得し、当該取得した現在の日付と記憶装置1
eに記憶された摘要テーブルA及び摘要予定テーブルD
とを用いて、表示部1b上に摘要予定を表示する摘要予
定表示処理を行う(ステップS1)。ステップS1の処
理は、後で詳述する。そして、CPU1aは、オペレー
タに表示部1bに記憶された摘要予定を参照させて、摘
要テーブルAを用いて、入力部1dから仕訳の入力デー
タを入力させる(ステップS2)。入力データは、実行
した取引の摘要F3(A22)、その摘要コードA2
1、借方科目及び貸方科目F4、借方金額及び貸方金額
F5である。
【0047】ステップS2において、摘要A22及び摘
要コードA21の入力については、CPU1aは、オペ
レータに、実行した取引の摘要を入力させる際、摘要テ
ーブルAの多数のレコードから意中の摘要を的確に選択
させるため、摘要テーブルAの摘要略号A23を用い
て、入力部1dから入力された先頭の文字、次の文字、
と順に、摘要略号A23と適合した摘要A22を表示し
ていき、絞込みを容易にして、摘要A22を入力させ、
対応する摘要コードA21を自動的に取得する。
【0048】そしてCPU1aは、入力部1dにおける
入力をどうするかを判別する(ステップS3)。入力を
取消す場合(ステップS3;取消)、ステップS2へ戻
る。入力を登録する場合(ステップS3;登録)、CP
U1aは、仕訳更新処理を行う(ステップS4)。CP
U1aは、仕訳更新処理において、時計部1gで現在の
日付を伝票日付F1として取得し、次に作成する振替伝
票の伝票番号F2を生成し、入力データである取引の摘
要F3(A22)、借方科目及び貸方科目F4、借方金
額及び貸方金額F5と共に、記憶装置1eに記憶された
仕訳明細ファイルEに追加して記憶する。
【0049】そして、CPU1aは、ステップS4で取
得、生成した伝票日付F1及び伝票番号F2と、ステッ
プS2で入力された入力データの取引の摘要F3(A2
2)、借方科目及び貸方科目F4、借方金額及び貸方金
額F5とを振替伝票Fの用紙に印刷部1hから印刷し、
振替伝票Fを出力する(ステップS5)。
【0050】そして、CPU1aは、ステップS2で入
力された取引の摘要F3の摘要コードA21を用いて、
記憶装置1eに記憶された摘要履歴テーブルBを更新
し、記憶装置1eに記憶された摘要予定テーブルDから
入力された取引の適用のレコードを削除する摘要予定更
新処理を行い(ステップS6)、ステップS2へ戻る。
ステップS6の処理は、後で詳述する。
【0051】入力を終了する場合(ステップS3;終
了)、CPU1aは、記憶装置1eに記憶された摘要履
歴テーブルB、定期発生テーブルC及び摘要予定テーブ
ルDを用いて、摘要予定を生成し、生成した摘要予定を
記憶装置1eに記憶された摘要予定テーブルDに記憶し
(ステップS7)、データ処理を終了する。ステップS
7の処理は、後で詳述する。
【0052】ステップS1の処理は、図7における摘要
予定表示処理6に対応し、ステップS2の処理は、図7
における入力処理2に対応し、ステップS6の処理は、
図7における摘要予定更新処理4に対応し、ステップS
7の処理は、図7における摘要予定生成処理5に対応
し、ステップS3,S4,S5の処理は、図7における
仕訳入力更新処理3に対応する。
【0053】ここで、図10を参照して、ステップS1
の摘要予定表示処理を詳細に説明する。先ず、CPU1
aは、現在の日付を時計部1gから取得する(ステップ
T1)。そして、CPU1aは、ステップT1で取得し
た現在の日付と、記憶装置1eに記憶された摘要予定テ
ーブルDの項目である予定日付D22、限界日付D24
とを参照して、現在の日付≧予定日付D22で且つ現在
の日付≦限界日付D24であるレコードを、摘要予定テ
ーブルDから抽出する(ステップT2)。
【0054】そして、CPU1aは、ステップT2で該
当するレコードが摘要予定テーブルDにあるかを判別す
る(ステップT3)。該当するレコードがない場合(ス
テップT3;NO)、摘要予定表示処理を終了し、デー
タ処理のステップS2へ進む。
【0055】該当するレコードがある場合(ステップT
3;YES)、ステップT2で抽出された摘要予定テー
ブルDのレコードの開始日付D23及び限界日付D2
4、並びに、当該レコードの摘要コードD21と、記憶
装置1eに記憶された摘要テーブルAの摘要コードA2
1とが一致する摘要テーブルAのレコードを参照し、摘
要予定テーブルDに記憶された摘要予定の摘要の入力を
受付ける期間を示す開始日付D23及び限界日付D24
を、摘要テーブルAに記憶された当該摘要の摘要A22
と共に表示部1bに表示させ(ステップT4)、摘要予
定表示処理を終了し、図9に示すデータ処理のステップ
S2へ進む。
【0056】次に、図11を参照して、ステップS6の
摘要予定更新処理を詳細に説明する。先ず、ステップS
5実行後、CPU1aは、時計部1gから現在の日付を
伝票日付F1として取得する(ステップU1)。ステッ
プU1では、データ処理が同日に行われる場合、ステッ
プT1で取得した現在の日付を用いてもよい。そして、
CPU1aは、ステップS2で入力された入力データで
ある摘要テーブルAのレコードの摘要コードA21を取
得する(ステップU2)。
【0057】そして、CPU1aは、ステップU2で取
得した摘要コードA21と、記憶装置1eに記憶された
摘要履歴テーブルBの摘要コードB21とが、一致する
レコードを索引する(ステップU3)。そして、ステッ
プU3で摘要履歴テーブルBに索引されたレコードがあ
るかを判別する(ステップU4)。
【0058】摘要履歴テーブルBに索引されたレコード
がない場合(ステップU4;NO)、CPU1aは、摘
要履歴テーブルBを変更するにあたり、ステップU2で
取得した摘要コードA21を摘要コードB21に入れ
て、ステップU1で取得した伝票日付F1を第1の日付
B22に入れることにより、摘要履歴テーブルBに新た
なレコードを追加して変更し(ステップU5)、摘要予
定更新処理を終了し、図9に示すデータ処理のステップ
S2へ進む。
【0059】摘要履歴テーブルBに索引されたレコード
がある場合(ステップU4;YES)、CPU1aは、
当該索引されたレコードの第2の日付B23又は第3の
日付B24に空きがあるかを判別する(ステップU
6)。第2の日付B23に空きがある場合(ステップU
6;第2の日付B23)、CPU1aは、摘要履歴テー
ブルBを変更するにあたり、ステップU3で索引したレ
コードにおいて、ステップU1で取得した伝票日付F1
を第2の日付B23に入れることにより、摘要履歴テー
ブルBの索引されたレコードを変更し(ステップU
8)、摘要予定更新処理を終了し、図9に示すデータ処
理のステップS2へ進む。
【0060】第3の日付B24に空きがある場合(ステ
ップU6;第3の日付B24)、CPU1aは、摘要履
歴テーブルBを変更するにあたり、ステップU3で索引
したレコードにおいて、ステップU1で取得した伝票日
付F1を第3の日付B24に入れることにより、摘要履
歴テーブルBの索引されたレコードを変更し(ステップ
U8)、摘要予定更新処理を終了し、図9に示すデータ
処理のステップS2へ進む。
【0061】第2の日付B23及び第3の日付B24に
も空きがない場合(ステップU6;なし)、CPU1a
は、摘要履歴テーブルBを変更するにあたり、ステップ
U3で索引したレコードにおいて、第1の日付B22を
第2の日付B23で書換え、第2の日付B23を第3の
日付B24で書換え、第3の日付B24をステップU1
で取得した伝票日付F1で書換えることにより、摘要履
歴テーブルBの索引されたレコードを変更する(ステッ
プU9)。
【0062】そして、CPU1aは、記憶装置1eに記
憶された摘要予定テーブルDを参照し、ステップU3で
索引した摘要履歴テーブルBのレコードの摘要コードB
21と同じ摘要コードD21を有するレコードを摘要予
定テーブルDから索引する(ステップU10)。そし
て、CPU1aは、ステップU10で摘要予定テーブル
Dに索引されたレコードがあるか否かを判別する(ステ
ップU11)。
【0063】摘要予定テーブルDに索引されたレコード
がない場合(ステップU11;NO)、摘要予定更新処
理を終了し、図9に示すデータ処理のステップS2へ進
む。摘要予定テーブルDに索引されたレコードがある場
合(ステップU11;YES)、CPU1aは、摘要予
定テーブルDの該当レコードを削除し(ステップU1
2)、摘要予定更新処理を終了し、図9に示すデータ処
理のステップS2へ進む。
【0064】ステップU3〜U9は、摘要履歴テーブル
Bを変更して新たな摘要履歴のレコードを登録する摘要
履歴登録処理部分であり、ステップU10〜U12は、
摘要予定テーブルDを変更して既に実行した取引の摘要
のレコードを削除する摘要予定削除処理部分である。
【0065】次に、図12を参照して、図9のステップ
S7に示す摘要予定生成処理を詳細に説明する。先ず、
CPU1aは、図9のステップS3で入力を終了すると
判別された場合に、図12に示す摘要予定生成処理を開
始して、記憶装置1eに記憶された摘要履歴テーブルB
の摘要コードB21と、摘要予定テーブルDの摘要コー
ドD21を参照し、摘要履歴テーブルBのみに摘要コー
ドがあるレコードを抽出する(ステップV1)。
【0066】そして、CPU1aは、ステップV1で抽
出した摘要履歴テーブルBのみに存在するレコードのう
ちの先頭の1レコードを摘要履歴テーブルBから読出す
(ステップV2)。そして、CPU1aは、摘要履歴テ
ーブルBのみのレコードのうち、定期的に発生している
かを判別していないものがあるかを判別する(ステップ
V3)。最初にステップV3を実行する場合、ステップ
V2で摘要履歴テーブルBのみのレコードが読出された
かを判別する。その後は、ステップV5で摘要履歴テー
ブルBのみのレコードが読出されたかを判別する。
【0067】摘要履歴テーブルBのみのレコードがない
場合(ステップV3;NO)、摘要予定生成処理を終了
し、データ処理を終了する。摘要履歴テーブルBのみの
レコードがある場合(ステップV3;YES)、当該読
出した摘要履歴テーブルBのみのレコードの第3の日付
B24が空きであるかを判別する(ステップV4)。
【0068】第3の日付B24が空きである場合(ステ
ップV4;YES)、CPU1aは、ステップV1で抽
出した摘要履歴テーブルBのレコードから、次の摘要履
歴テーブルBのみのレコードを読み出し(ステップV
5)、ステップV3へ戻る。第3の日付B24が空きで
ない場合(ステップV4;NO)、CPU1aは、記憶
装置1eに記憶された定期発生テーブルCから先頭の1
レコードを読出す(ステップV6)。
【0069】そして、CPU1aは、定期発生テーブル
Cのレコードが読出されたかを判別する(ステップV
7)。最初にステップV7を実行した場合、ステップV
6で定期発生テーブルCのレコードが読出されたかを判
別する。ステップV7は、ステップV6,V10で読出
されていない定期発生テーブルCのレコードがあるかを
判別する。
【0070】そして、CPU1aは、ステップV2又は
V5で読出した摘要履歴テーブルBのみのレコードの第
1の日付B22を基準として、第2の日付B23と第3
の日付B24それぞれの期間、並びに、ステップV2又
はV10で読出した定期発生テーブルCのレコードの発
生単位C23、発生間隔C24、前範囲日数C26、後
範囲日数C27、摘要履歴テーブルBを用いて基準期間
範囲を算出する(ステップV8)。ステップV9は、第
1の日付B22と第2の日付B23との間の期間、第2
の日付B23と第3の日付B24との間の期間を算出
し、(発生単位C23×発生間隔C24)により基準期
間を算出して、(基準期間−前範囲日数C26)〜(基
準期間+後範囲日数C27)の基準期間範囲を算出す
る。
【0071】そして、CPU1aは、ステップV8にお
いて算出した基準期間範囲内に、同じく算出した第1の
日付B22と第2の日付B23との間の期間と、第2の
日付B23と第3の日付B24との間の期間との両方が
当てはまるかにより、ステップV2,V5で読出した摘
要履歴テーブルBのレコードが定期的発生であるかを判
別する(ステップV9)。定期的発生でない場合(ステ
ップV9;NO)、CPU1aは、次の基準期間範囲を
算出するために、定期発生テーブルCの次の1レコード
を読出し(ステップV10)、ステップV7へ戻る。
【0072】定期的発生である場合(ステップV9;Y
ES)、CPU1aは、ステップV2又はV5で読出し
た摘要履歴テーブルBのみのレコードと、ステップV6
又はV10で読出した定期発生テーブルCのレコードと
から、次回の摘要予定を作成し、摘要予定テーブルDに
新たなレコードとして追加して生成し(ステップV1
1)、ステップV5へ戻る。
【0073】ステップV11は、摘要予定テーブルDの
摘要コードD21に、摘要履歴テーブルBの摘要コード
B21を入れて、摘要履歴テーブルBの第1の日付D2
2を基準日として、定期発生テーブルCを参照し、また
ステップV8で算出した基準期間を用いて、摘要予定テ
ーブルDの予定日付D22に、(基準日+基準期間−予
定開始日C25)を算出して入れて、摘要予定テーブル
Dの開始日付D23に、(基準日+基準期間−前範囲日
数C26)を算出して入れて、摘要予定テーブルDの限
界日付D24に、(基準日+基準期間+後範囲日数C2
7)を算出して入れることにより、摘要予定テーブルD
に新たなレコードとして追加して生成する。
【0074】また、データ処理装置1は、オペレータの
入力部1dを介した入力によって、記憶装置1e内の定
期発生テーブルCの変更を行うことができる構成であ
る。CPU1aは、入力部1dから定期発生テーブルC
の変更入力があった場合、当該変更入力に基づき、記憶
装置1e内の定期発生テーブルCのレコードの追加、削
除を含める変更を行う。
【0075】ここで、図13を参照して、定期発生テー
ブルCの定期発生情報を追加して変更する例を説明す
る。図13は、定期発生テーブルCにおける定期発生情
報の追加例を示す図であり、(i)は、定期発生情報を
追加するための根拠となる摘要履歴テーブルBの構成例
B20を示す図であり、(ii)は、定期発生情報の追加
前の定期発生テーブルCの構成例C20を示す図であ
り、(iii)は、定期発生情報の追加後の定期発生テー
ブルCの構成例C20を示す図である。
【0076】図13(i)に示す摘要履歴テーブルBの
レコードのうち、摘要コードB21が110038のレコード
(摘要=月分水道料)、摘要コードB21が110047のレ
コード(摘要=クリーニング代)は、それぞれ、第1の
日付B22と第2の日付B23との間の期間並びに第2
の日付B23と第3の日付B24との間の期間が、隔月
毎、10日毎に発生している。
【0077】図13(ii)に示すように、定期発生テー
ブルCは、定期発生コードC21が0001,0002,0003の
レコードにおいて、発生単位C23及びC24から算出
されるように、それぞれ予定日付C22が毎週発生取
引、毎月発生取引、毎年発生取引であり、摘要予定生成
処理において、摘要履歴テーブルBの摘要コードB21
が110038のレコード、摘要コードB21が110047のレコ
ードについては、定期的に発生しているにもかかわら
ず、摘要予定テーブルDのレコードを追加して更新する
ことはできない。
【0078】そこで、図13(iii)に示すように、定
期発生テーブルCに、定期発生コードC21が0004,00
05で予定日付C22が隔月発生取引、10日発生取引の
レコードを追加すると、摘要予定生成処理において、摘
要履歴テーブルBの摘要コードB21が110038のレコー
ド、摘要コードB21が110047のレコードについて、摘
要予定テーブルDのレコードを追加して更新することが
できるようになる。摘要予定テーブルDは、レコードの
追加のみでなく、削除、修正の変更を行うこともでき
る。
【0079】よって、本実施の形態によれば、発生した
取引の摘要のうち、定期発生したものを判別し、定期発
生する予定の摘要の摘要予定を自動的に生成して、仕訳
入力時にオペレータへ表示させるので、オペレータは、
摘要予定の表示を参照して予定された摘要の取引を漏れ
なく実行し、容易に仕訳入力を行うことができる。
【0080】また、定期発生テーブルCをレコードの追
加、削除、修正による変更を可能な構成にすることによ
り、取引の様々な期間の定期発生予定の管理を行うこと
により、期間を選択して摘要予定の表示を行うことがで
きる。
【0081】次に、図14を参照して、本実施の形態の
データ処理の変形例を説明する。図14は、データ処理
の変形例を示すフローチャートである。データ処理の変
形例のステップW1〜W7は、データ処理のステップS
1〜S7と同様の構成であるが、ステップW3での入力
が取消された場合(ステップW3;取消)と、ステップ
W6を実行終了した場合とに、ステップW2に戻るので
はなく、ステップW1に戻る点が異なる構成である。
【0082】本変形例によると、ステップW2の仕訳入
力処理前に必ず摘要予定を表示部1bで表示し、摘要予
定の選択を仕訳入力処理前に行うので、ステップW2の
仕訳入力処理時に、摘要予定を表示部1bに表示させ、
オペレータは、表示部1b上の摘要を画面上で選択する
ことができ、摘要予定のある摘要の入力を容易に行うこ
とができ、更に、入力済みの摘要予定のあった摘要は画
面上から削除されていくので、未入力の摘要予定のある
摘要を容易に把握することができる。このように、仕訳
入力の入力補助をすることが可能となる。
【0083】なお、本実施の形態では、取引の区別を摘
要コードによって行ったが、摘要履歴テーブルBの日付
の項目を増やし、更に定期発生テーブルCに定期発生回
数の項目を持たせて、摘要予定生成処理において、何回
定期的に発生したならば定期発生とするかのステップを
追加することもできる。この場合、ある時、例外的に定
期発生期間内に摘要が実行されなかった場合でも、定期
発生回数の要件を満たしていれば定期発生とすることが
でき、より確実に定期発生している摘要を抽出すること
ができる。
【0084】また、摘要自体に、定期発生としない区分
を設けて、当該定期発生としない摘要は摘要予定生成処
理で、摘要予定を作成しないステップを追加することが
できる。これにより、本質的に不定期に発生する摘要が
たまたま定期的に実行された場合に摘要予定を誤って作
成することを防ぐことができる。
【0085】更に、本実施の形態は、データ処理とし
て、会計における仕訳入力において、取引の摘要をデー
タ処理し、取引の勘定科目(借方科目及び貸型科目)、
並びに借方金額及び貸型金額を印刷出力する構成である
が、販売管理、在庫管理等における取引等の、他の定期
的に発生する取引を管理するデータ処理においても適用
することができる。
【0086】以上、本発明の実施の形態につき説明した
が、本発明は、必ずしも上述した手段及び手法にのみ限
定されるものではなく、本発明にいう目的を達成し、本
発明にいう効果を有する範囲内において適宜に変更実施
が可能なものである。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、発生したデータ入力の
うち、定期的に発生したものを判別し、定期発生するデ
ータ入力の予定情報を自動的に生成して、データ入力時
に表示することにより、定期的に発生するデータ入力の
予定情報をデータ入力の担当者に提供できるので、デー
タ処理を行う担当者は、予定情報の表示を参照して予定
されたデータ入力に必要な処理を漏れなく実行し、容易
にデータ入力を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデータ処理装置1の構成
を示すブロック図である。
【図2】データ処理装置1の記憶装置1eに記憶するテ
ーブル群αの構成を示す図である。
【図3】摘要テーブルAの内部構成を示す図であり、
(i)は、摘要テーブルAを構成する各項目の意味を説
明するための説明表A10を示す図であり、(ii)は、
摘要テーブルAのデータ構成を示す構成例A20を示す
図である。
【図4】摘要履歴テーブルBの内部構成を示す図であ
り、(i)は、摘要履歴テーブルBを構成する各項目の
意味を説明するための説明表B10を示す図であり、
(ii)は、摘要履歴テーブルBのデータ構成を示す構成
例B20を示す図である。
【図5】定期発生テーブルCの内部構成を示す図であ
り、(i)は、定期発生テーブルCを構成する各項目の
意味を説明するための説明表C10を示す図であり、
(ii)は、定期発生テーブルCのデータ構成を示す構成
例C20を示す図である。
【図6】摘要予定テーブルDの内部構成を示す図であ
り、(i)は、摘要予定テーブルDを構成する各項目の
意味を説明するための説明表D10を示す図であり、
(ii)は、摘要予定テーブルDのデータ構成を示す構成
例D20を示す図である。
【図7】テーブル群αのテーブル又はファイルの流れ及
びこれ等を用いる処理を示す図である。
【図8】印刷した振替伝票を示す図である。
【図9】データ処理を示すフローチャートであり
【図10】図9のデータ処理における摘要予定表示処理
を示すフローチャートであり、
【図11】図9のデータ処理における摘要予定更新処理
を示すフローチャートであり、
【図12】図9のデータ処理における摘要予定生成処理
を示すフローチャートである。
【図13】定期発生テーブルCにおける定期発生情報の
追加例を示す図であり、(i)は、定期発生情報を追加
するための根拠となる摘要履歴テーブルBを示す図であ
り、(ii)は、定期発生情報の追加前の定期発生テーブ
ルCを示す図であり、(iii)は、定期発生情報の追加
後の定期発生テーブルCを示す図である。
【図14】図9に示すデータ処理の変形例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…データ処理装置 1a…CPU 1b…表示部 1c…RAM 1d…入力部 1e…記憶装置 1f…伝送制御部 1g…時計部 1h…印刷部 1i…バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ入力を補助するデータ処理装置であ
    って、 データ入力の履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、 前記履歴情報記憶手段に記憶されたデータ入力の履歴情
    報に基づき、そのデータ入力が定期的に発生するデータ
    入力か否かを判別する判別手段と、 前記判別手段により定期的に発生するデータ入力である
    と判別された場合、そのデータ入力を行うための予定情
    報を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された予定情報を記憶する予定
    情報記憶手段と、 前記予定情報記憶手段に記憶された予定情報に基づい
    て、データ入力の予定を表示する予定表示手段と、 を具備することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】前記判別手段において前記データ入力が定
    期的に発生するデータ入力か否かを判別するための定期
    発生情報を記憶する定期発生情報記憶手段を更に具備す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】前記予定表示手段に表示されたデータ入力
    の予定に応じてデータ入力が実行された際に、前記予定
    情報記憶手段に記憶された予定情報を削除する削除手段
    を更に具備することを特徴とする請求項1又は2に記載
    のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】コンピュータに対して、 データ入力の履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段に記
    憶されたデータ入力履歴情報に基づき、そのデータ入力
    が定期的に発生するデータ入力か否かを判別する機能
    と、 定期的に発生するデータ入力であると判別された場合、
    そのデータ入力を行うための予定情報を生成する機能
    と、 前記生成された予定情報を予定情報記憶手段に記憶する
    機能と、 前記記憶された予定情報に基づいて、データ入力の予定
    を表示する機能と、 を実現させるためのプログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109344249A (zh) * 2018-08-14 2019-02-15 阿里巴巴集团控股有限公司 信息处理方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109344249A (zh) * 2018-08-14 2019-02-15 阿里巴巴集团控股有限公司 信息处理方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
CN109344249B (zh) * 2018-08-14 2023-02-17 创新先进技术有限公司 信息处理方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质

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