JP2003167941A - 最適化システム - Google Patents
最適化システムInfo
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- JP2003167941A JP2003167941A JP2001366327A JP2001366327A JP2003167941A JP 2003167941 A JP2003167941 A JP 2003167941A JP 2001366327 A JP2001366327 A JP 2001366327A JP 2001366327 A JP2001366327 A JP 2001366327A JP 2003167941 A JP2003167941 A JP 2003167941A
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- JP
- Japan
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- parameter
- objective function
- linear programming
- determining
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非線形効果を考慮した精度の高い目的関数の
最適化を行うことができる最適化システムを得る。 【解決手段】 目的関数、当該目的関数を決定するパラ
メータ、および、当該パラメータに関する制約条件を線
形計画法により最適化する最適化システムであって、線
形計画法によりパラメータの値を決定する線形計画法実
行手段と、決定されたパラメータの値に基づき、パラメ
ータ間あるいはパラメータと目的関数値あるいはパラメ
ータと制約条件との間の関係に存在する非線形効果を評
価して、目的関数および制約条件を修正する非線形効果
評価手段と、線形計画法実行手段により前回決定された
パラメータの値と今回決定されたパラメータの値とを比
較して、それらの差が所定のしきい値以下である場合に
収束したと判定する収束判定手段とを備え、非線形効果
を再評価しながら収束するまで線形計画法を繰り返し行
う。
最適化を行うことができる最適化システムを得る。 【解決手段】 目的関数、当該目的関数を決定するパラ
メータ、および、当該パラメータに関する制約条件を線
形計画法により最適化する最適化システムであって、線
形計画法によりパラメータの値を決定する線形計画法実
行手段と、決定されたパラメータの値に基づき、パラメ
ータ間あるいはパラメータと目的関数値あるいはパラメ
ータと制約条件との間の関係に存在する非線形効果を評
価して、目的関数および制約条件を修正する非線形効果
評価手段と、線形計画法実行手段により前回決定された
パラメータの値と今回決定されたパラメータの値とを比
較して、それらの差が所定のしきい値以下である場合に
収束したと判定する収束判定手段とを備え、非線形効果
を再評価しながら収束するまで線形計画法を繰り返し行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は最適化システムに
関し、特に、線形計画法を用いて、目的関数を制約条件
を満足させながら最適化するための最適化システムに関
する。
関し、特に、線形計画法を用いて、目的関数を制約条件
を満足させながら最適化するための最適化システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】線形計画法については例えば書籍「線形
システムの最適化」(坂和正敏著、1984、森北出版)等
に記載されている。線形計画法ではパラメータに所定の
ある係数を掛けた数値の和からなる目的関数を、制約条
件を満足させながら最適化(例えば、最小化とする等)
する様にパラメータを決定する。目的関数は下記の
(1)式、制約条件は下記の(2)式で表される。線形
計画法の特徴は、大域的な(グローバルな)最小値が得
られることが保証されている点にある。
システムの最適化」(坂和正敏著、1984、森北出版)等
に記載されている。線形計画法ではパラメータに所定の
ある係数を掛けた数値の和からなる目的関数を、制約条
件を満足させながら最適化(例えば、最小化とする等)
する様にパラメータを決定する。目的関数は下記の
(1)式、制約条件は下記の(2)式で表される。線形
計画法の特徴は、大域的な(グローバルな)最小値が得
られることが保証されている点にある。
【0003】目的関数 Σaxi (1)
制約条件 c1i<Σbxi<c2i (2)
パラメータ xi (i=1からn)
(ここで、a,bは一定値である。)
【0004】更に、上記線形計画法に似た手法を実際の
機器の調整に適用した例が、特開2001−87245
号公報に示されている。当該公報は、空間的に磁界の均
一度を必要とする電磁石、例えば、人体断層像を撮像す
る磁気共鳴撮像装置(以下、MRI(Magnetic Resona
nce Imaging)と呼ぶ。)に使用する超電導電磁石に関
するものである。空間的に均一な磁界を得るために、主
コイルが発生する誤差磁界を補正するための鉄シムと呼
ぶ微小な補正鉄片を使用するが、当該公報においては、
この補正鉄片の最適配置に線形計画法によく似た手法を
適用している。
機器の調整に適用した例が、特開2001−87245
号公報に示されている。当該公報は、空間的に磁界の均
一度を必要とする電磁石、例えば、人体断層像を撮像す
る磁気共鳴撮像装置(以下、MRI(Magnetic Resona
nce Imaging)と呼ぶ。)に使用する超電導電磁石に関
するものである。空間的に均一な磁界を得るために、主
コイルが発生する誤差磁界を補正するための鉄シムと呼
ぶ微小な補正鉄片を使用するが、当該公報においては、
この補正鉄片の最適配置に線形計画法によく似た手法を
適用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、線形計画法
においては大域的な最小値は得られるが、パラメータ間
あるいはパラメータと目的関数との間に所定の非線形効
果がある場合には、これを考慮することができないとい
うことが欠点であった。このため、線形計画法において
は、非線形効果を線形に近似せざるを得ず、計算精度が
悪化してしまうという問題点があった。
においては大域的な最小値は得られるが、パラメータ間
あるいはパラメータと目的関数との間に所定の非線形効
果がある場合には、これを考慮することができないとい
うことが欠点であった。このため、線形計画法において
は、非線形効果を線形に近似せざるを得ず、計算精度が
悪化してしまうという問題点があった。
【0006】一方、非線形計画法においては、非線形な
効果を考慮することはできるが、局所的な最小値に陥る
可能性があるという問題点があった。
効果を考慮することはできるが、局所的な最小値に陥る
可能性があるという問題点があった。
【0007】更に、上記公報の手法では、補正鉄片が互
いに近傍に配置された場合における補正鉄片の磁気モー
メント変化を考慮していないため、即ち、補正鉄片間の
相互作用を考慮していないため、計算精度が悪くなって
しまうという問題点があった。
いに近傍に配置された場合における補正鉄片の磁気モー
メント変化を考慮していないため、即ち、補正鉄片間の
相互作用を考慮していないため、計算精度が悪くなって
しまうという問題点があった。
【0008】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、非線形効果を考慮した精度の高
い目的関数の最適化を行うことができる最適化システム
を得ることを目的とする。
になされたものであり、非線形効果を考慮した精度の高
い目的関数の最適化を行うことができる最適化システム
を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、所定のパラ
メータに係数を乗算した数値の和からなる目的関数が所
定の制約条件を満足しながら最適化するように、前記パ
ラメータを決定するための最適化システムであって、前
記目的関数を決定するパラメータ入力手段と、前記制約
条件を決定する制約条件決定手段と、前記目的関数が最
適化するように線形計画法により前記パラメータを決定
する最適化手段と、決定された前記パラメータに基づい
て、パラメータ間あるいはパラメータと目的関数値ある
いはパラメータと制約条件との間の関係に存在する非線
形効果に基づいて、前記制約条件および前記目的関数の
少なくともいずれか一方を再評価して修正する修正手段
と、前記最適化手段により前回決定された前記パラメー
タの値と前記修正の後に前記最適化手段により再度決定
される前記パラメータの値とを比較して、それらの差が
所定のしきい値以下である場合に収束したと判定する収
束判定手段と、前記収束判定手段の判定が収束となった
ときに、前記パラメータの値および前記目的関数を出力
する出力手段とを備え、前記収束判定手段による判定が
収束となるまで、前記修正手段により非線形効果を再評
価しながら、前記最適化手段による前記線形計画法の実
行を繰り返す最適化システムである。
メータに係数を乗算した数値の和からなる目的関数が所
定の制約条件を満足しながら最適化するように、前記パ
ラメータを決定するための最適化システムであって、前
記目的関数を決定するパラメータ入力手段と、前記制約
条件を決定する制約条件決定手段と、前記目的関数が最
適化するように線形計画法により前記パラメータを決定
する最適化手段と、決定された前記パラメータに基づい
て、パラメータ間あるいはパラメータと目的関数値ある
いはパラメータと制約条件との間の関係に存在する非線
形効果に基づいて、前記制約条件および前記目的関数の
少なくともいずれか一方を再評価して修正する修正手段
と、前記最適化手段により前回決定された前記パラメー
タの値と前記修正の後に前記最適化手段により再度決定
される前記パラメータの値とを比較して、それらの差が
所定のしきい値以下である場合に収束したと判定する収
束判定手段と、前記収束判定手段の判定が収束となった
ときに、前記パラメータの値および前記目的関数を出力
する出力手段とを備え、前記収束判定手段による判定が
収束となるまで、前記修正手段により非線形効果を再評
価しながら、前記最適化手段による前記線形計画法の実
行を繰り返す最適化システムである。
【0010】また、前記最適化システムが、電磁石及び
電磁石の磁界均一度を補正する複数個の磁性体シムから
なる対象機器における前記磁性体シムの最適配置を決定
するためのものであって、前記パラメータが、各前記磁
性体シムの量である。
電磁石の磁界均一度を補正する複数個の磁性体シムから
なる対象機器における前記磁性体シムの最適配置を決定
するためのものであって、前記パラメータが、各前記磁
性体シムの量である。
【0011】また、前記非線形効果が、前記磁性体シム
近傍に配置された他の磁性体による磁性体シムの磁気モ
ーメントの変化、及び/または、その変化により生じた
その他の物理量の変化である。
近傍に配置された他の磁性体による磁性体シムの磁気モ
ーメントの変化、及び/または、その変化により生じた
その他の物理量の変化である。
【0012】また、この発明は、所定のパラメータに係
数を乗算した数値の和からなる目的関数が所定の制約条
件を満足しながら最適化するように、前記パラメータを
決定するための最適化システムであって、前記目的関数
を決定するパラメータ入力手段と、前記制約条件を決定
する制約条件決定手段と、前記目的関数が最適化するよ
うに線形計画法により前記パラメータを決定する最適化
手段と、決定された前記パラメータの値に基づき、パラ
メータ間あるいはパラメータと目的関数値あるいはパラ
メータと制約条件との間の関係に存在する非線形効果を
補正するように、非線形計画法を実行する非線形計画法
実行手段と、前記非線形計画法実行手段により決定され
た前記パラメータの値および前記目的関数を出力する出
力手段とを備え、前記線形計画法実行手段による前記線
形計画法実行後に、前記非線形計画法実行手段により非
線形計画法を行う最適化システムである。
数を乗算した数値の和からなる目的関数が所定の制約条
件を満足しながら最適化するように、前記パラメータを
決定するための最適化システムであって、前記目的関数
を決定するパラメータ入力手段と、前記制約条件を決定
する制約条件決定手段と、前記目的関数が最適化するよ
うに線形計画法により前記パラメータを決定する最適化
手段と、決定された前記パラメータの値に基づき、パラ
メータ間あるいはパラメータと目的関数値あるいはパラ
メータと制約条件との間の関係に存在する非線形効果を
補正するように、非線形計画法を実行する非線形計画法
実行手段と、前記非線形計画法実行手段により決定され
た前記パラメータの値および前記目的関数を出力する出
力手段とを備え、前記線形計画法実行手段による前記線
形計画法実行後に、前記非線形計画法実行手段により非
線形計画法を行う最適化システムである。
【0013】また、前記最適化システムが、電磁石及び
電磁石の磁界均一度を補正する複数個の磁性体シムから
なる対象機器における前記磁性体シムの最適配置を決定
するためのものであって、前記パラメータが、各前記磁
性体シムの量である。
電磁石の磁界均一度を補正する複数個の磁性体シムから
なる対象機器における前記磁性体シムの最適配置を決定
するためのものであって、前記パラメータが、各前記磁
性体シムの量である。
【0014】また、前記非線形効果が、前記磁性体シム
近傍に配置された他の磁性体による磁性体シムの磁気モ
ーメントの変化、及び/または、その変化により生じた
その他の物理量の変化である。
近傍に配置された他の磁性体による磁性体シムの磁気モ
ーメントの変化、及び/または、その変化により生じた
その他の物理量の変化である。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本実施の形態にお
いては、線形計画法において非線形の効果を近似計算す
ることができる最適化システムについて説明する。本シ
ステムの処理の流れを示したフローチャートを図1に示
す。図1に示すように、ステップS1において線形計画
法を実行し、パラメータxi_Aが得られた後、非線形効果
を考慮に入れるため、ステップS2において、当該パラ
メータxi_Aを元に、上述した目的関数を示す(1)式の
係数aまたは制約条件を示す(2)式の係数bを修正す
る(従来は、a,bは一定であった)。次に、ステップ
S3において、線形計画法実行前後のパラメータの差が
所定のしきい値以下であるか否かを判定し、所定のしき
い値以上であった場合には、ステップS1に戻り、再
度、線形計画法を実行し、パラメータxi_Aを再評価す
る。これを順次繰り返し、線形計画法実行前後のパラメ
ータの差が所定のしきい値以下(すなわち、充分小さく
なるまで)上記を繰り返す。
いては、線形計画法において非線形の効果を近似計算す
ることができる最適化システムについて説明する。本シ
ステムの処理の流れを示したフローチャートを図1に示
す。図1に示すように、ステップS1において線形計画
法を実行し、パラメータxi_Aが得られた後、非線形効果
を考慮に入れるため、ステップS2において、当該パラ
メータxi_Aを元に、上述した目的関数を示す(1)式の
係数aまたは制約条件を示す(2)式の係数bを修正す
る(従来は、a,bは一定であった)。次に、ステップ
S3において、線形計画法実行前後のパラメータの差が
所定のしきい値以下であるか否かを判定し、所定のしき
い値以上であった場合には、ステップS1に戻り、再
度、線形計画法を実行し、パラメータxi_Aを再評価す
る。これを順次繰り返し、線形計画法実行前後のパラメ
ータの差が所定のしきい値以下(すなわち、充分小さく
なるまで)上記を繰り返す。
【0016】図2は、図1に示した本システムの構成を
示したブロック図である。図2において、10は、パラ
メータ・目的関数・制約条件等の入力を外部から行うパ
ラメータ入力手段、11は、パラメータ入力手段11に
入力されたパラメータ・目的関数・制約条件等を格納す
るパラメータ・目的関数・制約条件格納手段、12は、
制約条件の設定を行う制約条件決定手段、13は非線形
効果を修正する必要がある場合に目的関数および制約条
件の修正を行う目的関数・制約条件修正手段、14は、
線形計画法実行前後のパラメータの差が所定のしきい値
以下であるか否かを判定する収束判定手段、15は線形
計画法の実行を行う線形計画法実行手段、16はパラメ
ータ及び目的関数を出力するパラメータ及び目的関数出
力手段である。この構成において、図1の処理を行う。
すなわち、パラメータ等をパラメータ入力手段10に入
力し、パラメータ・目的関数・制約条件格納手段11に
おいてそれらを格納し、制約条件決定手段12で制約条
件を決定し、線形計画法実行手段15において線形計画
法を行う。この際に、上述した非線形効果を補正する必
要がある場合には、上記格納手段11、制約条件決定手
段12および収束判定手段14の処理結果に基づき、目
的関数・制約条件修正手段13において、新たな目的関
数あるいは制約条件を算出して、線形計画法実行手段1
5に出力して、線形計画法を実行する。収束判定手段1
4において、線形計画法実行前後のパラメータの差を判
定し、パラメータの差が所定のしきい値以下となり、収
束と判定できた場合に、パラメータ及び目的関数出力手
段16から出力する。
示したブロック図である。図2において、10は、パラ
メータ・目的関数・制約条件等の入力を外部から行うパ
ラメータ入力手段、11は、パラメータ入力手段11に
入力されたパラメータ・目的関数・制約条件等を格納す
るパラメータ・目的関数・制約条件格納手段、12は、
制約条件の設定を行う制約条件決定手段、13は非線形
効果を修正する必要がある場合に目的関数および制約条
件の修正を行う目的関数・制約条件修正手段、14は、
線形計画法実行前後のパラメータの差が所定のしきい値
以下であるか否かを判定する収束判定手段、15は線形
計画法の実行を行う線形計画法実行手段、16はパラメ
ータ及び目的関数を出力するパラメータ及び目的関数出
力手段である。この構成において、図1の処理を行う。
すなわち、パラメータ等をパラメータ入力手段10に入
力し、パラメータ・目的関数・制約条件格納手段11に
おいてそれらを格納し、制約条件決定手段12で制約条
件を決定し、線形計画法実行手段15において線形計画
法を行う。この際に、上述した非線形効果を補正する必
要がある場合には、上記格納手段11、制約条件決定手
段12および収束判定手段14の処理結果に基づき、目
的関数・制約条件修正手段13において、新たな目的関
数あるいは制約条件を算出して、線形計画法実行手段1
5に出力して、線形計画法を実行する。収束判定手段1
4において、線形計画法実行前後のパラメータの差を判
定し、パラメータの差が所定のしきい値以下となり、収
束と判定できた場合に、パラメータ及び目的関数出力手
段16から出力する。
【0017】なお、本実施の形態における非線形効果
は、パラメータ間に存在する非線形効果、パラメータと
目的関数との間の関係に存在する非線形効果、及び/ま
たは、パラメータと制約条件との間の関係に存在する非
線形効果を含むものとする。
は、パラメータ間に存在する非線形効果、パラメータと
目的関数との間の関係に存在する非線形効果、及び/ま
たは、パラメータと制約条件との間の関係に存在する非
線形効果を含むものとする。
【0018】以上のように、本実施の形態においては、
コンピュータ等の演算装置を用いて、目的関数、当該目
的関数を決定するパラメータ、及び、当該パラメータに
関する制約条件を、線形計画法において最適化する最適
化システムであって、線形計画法に基づいて決定された
パラメータを元に、目的関数及び制約条件を定義する所
定の係数を修正し、非線形効果を再評価しながら、線形
計画法実行前後のパラメータの差が充分小さくなるま
で、線形計画法を繰り返すようにしたので、従来の線形
計画法においては考慮できなかった非線形効果を考慮す
ることができ、精度高く、目的関数、当該目的関数を決
定するパラメータ、及び、当該パラメータに関する制約
条件の最適化を演算することができる。
コンピュータ等の演算装置を用いて、目的関数、当該目
的関数を決定するパラメータ、及び、当該パラメータに
関する制約条件を、線形計画法において最適化する最適
化システムであって、線形計画法に基づいて決定された
パラメータを元に、目的関数及び制約条件を定義する所
定の係数を修正し、非線形効果を再評価しながら、線形
計画法実行前後のパラメータの差が充分小さくなるま
で、線形計画法を繰り返すようにしたので、従来の線形
計画法においては考慮できなかった非線形効果を考慮す
ることができ、精度高く、目的関数、当該目的関数を決
定するパラメータ、及び、当該パラメータに関する制約
条件の最適化を演算することができる。
【0019】実施の形態2.本実施の形態においては、
上述の実施の形態1で示した最適化システムを実際の機
器の調整に適用した例について示す。本実施の形態にお
いては、上記公報に記載されているような、空間的に磁
界均一度が必要な電磁石、例えば、人体断層像を撮像す
るMRI(Magnetic Resonance Imaging)に使用する
超電導電磁石を例に挙げて述べる。この種の電磁石は、
主磁場を発生する超電導主コイルと、当該主コイルを低
温で保持するためのクライオスタットとから構成されて
いる。当該電磁石の断面図を図3に示す。図において、
1は超電導電磁石、2は磁性体シム(以下、鉄シムと呼
ぶ。)、3は主コイル、4は均一空間、5はクライオス
タットである。空間的に均一な磁界を得るために、主コ
イル3が発生する誤差磁界を補正するための鉄シムと呼
ぶ微小な補正鉄片を使用する場合がある。即ち、鉄シム
2が、主コイル3が発生する不均一磁界とは、逆の磁界
を発生できれば、空間的に均一な磁界を得ることができ
る。これには鉄シム2の最適配置の決定が必要であり、
線形計画法を適用することが有効であるが、従来の線形
計画法においては、非線形効果を考慮することができな
かったため、上述の実施の形態1で示した本システムを
適用すれば、非線形効果をも考慮に入れた最適化を行う
ことができるので、さらに、精度高く、鉄シム2の最適
配置を決定することができる。なお、鉄シム2は鉄であ
る必要はなく、その他の強磁性体でも良い。
上述の実施の形態1で示した最適化システムを実際の機
器の調整に適用した例について示す。本実施の形態にお
いては、上記公報に記載されているような、空間的に磁
界均一度が必要な電磁石、例えば、人体断層像を撮像す
るMRI(Magnetic Resonance Imaging)に使用する
超電導電磁石を例に挙げて述べる。この種の電磁石は、
主磁場を発生する超電導主コイルと、当該主コイルを低
温で保持するためのクライオスタットとから構成されて
いる。当該電磁石の断面図を図3に示す。図において、
1は超電導電磁石、2は磁性体シム(以下、鉄シムと呼
ぶ。)、3は主コイル、4は均一空間、5はクライオス
タットである。空間的に均一な磁界を得るために、主コ
イル3が発生する誤差磁界を補正するための鉄シムと呼
ぶ微小な補正鉄片を使用する場合がある。即ち、鉄シム
2が、主コイル3が発生する不均一磁界とは、逆の磁界
を発生できれば、空間的に均一な磁界を得ることができ
る。これには鉄シム2の最適配置の決定が必要であり、
線形計画法を適用することが有効であるが、従来の線形
計画法においては、非線形効果を考慮することができな
かったため、上述の実施の形態1で示した本システムを
適用すれば、非線形効果をも考慮に入れた最適化を行う
ことができるので、さらに、精度高く、鉄シム2の最適
配置を決定することができる。なお、鉄シム2は鉄であ
る必要はなく、その他の強磁性体でも良い。
【0020】実際の作業は以下の様に行う。主コイル3
の誤差磁界は、主コイル3が発生する磁界を展開して、
次式(3)で表される。ここで、X,Y,Zは空間座標
であり、展開係数Bcx、Bcy 、Bcz…が誤差成分である。
の誤差磁界は、主コイル3が発生する磁界を展開して、
次式(3)で表される。ここで、X,Y,Zは空間座標
であり、展開係数Bcx、Bcy 、Bcz…が誤差成分である。
【0021】
Bc=Bc0+Bcx*X+Bcy*Y+Bcz*Z・・・・ (3)
【0022】このとき、均一な磁界を得るには、主コイ
ル3が発生するBcx、Bcy、Bczなどの誤差成分を鉄シム
2で打ち消す必要がある。この打ち消すための磁界を発
生する鉄シム配置を、本発明の最適化システムによる線
形計画法で求める。
ル3が発生するBcx、Bcy、Bczなどの誤差成分を鉄シム
2で打ち消す必要がある。この打ち消すための磁界を発
生する鉄シム配置を、本発明の最適化システムによる線
形計画法で求める。
【0023】あらかじめ複数個の各鉄シムをある基準量
だけ配置した場合に発生する係数を求めておく。
だけ配置した場合に発生する係数を求めておく。
【0024】
Bmi=Bm0i+Bmx i *X+Bmy i *Y+Bmz i *Z・・・・ (4)
ここで、i=1〜n、nは鉄シムの最大個数である。
【0025】各位置に大きさxi鉄シム(パラメータx)が
配置されているとすると、(4)式の係数にパラメータ
xを掛け、全鉄シム2に関し合計すれば、鉄シム2が発
生する係数を決定できる。例えば、X方向誤差成分は
(5)式で表される。
配置されているとすると、(4)式の係数にパラメータ
xを掛け、全鉄シム2に関し合計すれば、鉄シム2が発
生する係数を決定できる。例えば、X方向誤差成分は
(5)式で表される。
【0026】Bmt=ΣBmx i *xi (5)
【0027】この値Bmtが主コイル3のBcxと逆の値であ
れば主コイル3のX方向の誤差磁界を打ち消すことがで
きる。その他の成分も同様に考えられる。X方向の誤差
磁界の係数の設定は、線形計画法では制約条件式(6)
式で行う。
れば主コイル3のX方向の誤差磁界を打ち消すことがで
きる。その他の成分も同様に考えられる。X方向の誤差
磁界の係数の設定は、線形計画法では制約条件式(6)
式で行う。
【0028】-(Bcx+e)< Bmt <-(Bcx-e) (6)
ここで、eはBcxよりも小さな一定値である。
【0029】目的関数は、例えば
Σxi (7)
として、パラメータは各鉄シム2の量とし、なるべく鉄
シム2の量を低減させる様にする。ここで鉄シム(磁性
体シム)の量とは、鉄シムの形状を表す因子(体積、面
積、高さや幅等の長さ、角度等)、あるいは、重量を表
す因子を意味する。ここで、Bmxは、上述の(2)式の
係数bに相当する係数である。この例では、上述の
(1)式の目的関数の係数aに相当する値は、上記
(7)式から1である。
シム2の量を低減させる様にする。ここで鉄シム(磁性
体シム)の量とは、鉄シムの形状を表す因子(体積、面
積、高さや幅等の長さ、角度等)、あるいは、重量を表
す因子を意味する。ここで、Bmxは、上述の(2)式の
係数bに相当する係数である。この例では、上述の
(1)式の目的関数の係数aに相当する値は、上記
(7)式から1である。
【0030】以上の条件で、線形計画法を実行し、各鉄
シム配置位置のxiを求めれば良い。例えばxi=0が得られ
たとすると、鉄シムの取り付けは無しである。
シム配置位置のxiを求めれば良い。例えばxi=0が得られ
たとすると、鉄シムの取り付けは無しである。
【0031】ところで、鉄シム2を互いに極めて近傍に
配置する解が得られた場合、鉄シム間の相互干渉が生
じ、鉄シムの磁気モーメントの向きが変化する場合があ
る。このため(4)式の係数Bmx i、Bmy i、Bmz i・・
・も変化するが、従来の線形計画法ではこれを考慮に入
れることができなかった。
配置する解が得られた場合、鉄シム間の相互干渉が生
じ、鉄シムの磁気モーメントの向きが変化する場合があ
る。このため(4)式の係数Bmx i、Bmy i、Bmz i・・
・も変化するが、従来の線形計画法ではこれを考慮に入
れることができなかった。
【0032】より高精度で鉄シムの磁界を計算するには
上記非線形効果を計算する必要がある。これは以下の様
に行う。
上記非線形効果を計算する必要がある。これは以下の様
に行う。
【0033】線形計画法で各位置のパラメータxiを求め
た後、鉄シムの配置xに基づきお互いの影響をあるいは
鉄シム近くに磁性体が存在する場合の影響を考慮に入れ
(これが非線形効果である)、磁気モーメントの大き
さ、向きを再評価し、(4)式のBmxも再評価する。こ
の変更に関しては、パラメータxiが計算できた後、再度
モーメントを評価しても良いが、あらかじめデータベー
スを作成しこの結果に基づき変更しても良い。
た後、鉄シムの配置xに基づきお互いの影響をあるいは
鉄シム近くに磁性体が存在する場合の影響を考慮に入れ
(これが非線形効果である)、磁気モーメントの大き
さ、向きを再評価し、(4)式のBmxも再評価する。こ
の変更に関しては、パラメータxiが計算できた後、再度
モーメントを評価しても良いが、あらかじめデータベー
スを作成しこの結果に基づき変更しても良い。
【0034】この後、再度線形計画法を実行する。配置
xiが収束するまで、即ち前回とほぼ同じxiが得られるま
で、上記計算を繰り返し実行する。
xiが収束するまで、即ち前回とほぼ同じxiが得られるま
で、上記計算を繰り返し実行する。
【0035】以上のように、本実施の形態においては、
線形計画法における最適化において、非線形効果のう
ち、とりわけ、隣り合う鉄シムの磁気モーメントの影響
や近傍に配置された他の磁性体による影響を考慮に入れ
られるため、鉄シム相互間、及び、近傍の鉄シム等の磁
性体が発生する磁界を精度良く計算でき、計算精度を向
上させることができる。
線形計画法における最適化において、非線形効果のう
ち、とりわけ、隣り合う鉄シムの磁気モーメントの影響
や近傍に配置された他の磁性体による影響を考慮に入れ
られるため、鉄シム相互間、及び、近傍の鉄シム等の磁
性体が発生する磁界を精度良く計算でき、計算精度を向
上させることができる。
【0036】なお、上述の説明においては、隣り合う鉄
シムや近傍に配置された磁性体による鉄シムの磁気モー
メントの変化を補正する例について述べたが、それだけ
に限らず、その変化により生じたその他の物理量の変化
をも補正するようにしてもよい。
シムや近傍に配置された磁性体による鉄シムの磁気モー
メントの変化を補正する例について述べたが、それだけ
に限らず、その変化により生じたその他の物理量の変化
をも補正するようにしてもよい。
【0037】実施の形態3.線形計画法に非線形効果を
考慮する方法として別の方法もある。即ち、上述の説明
においては、鉄シムの配置xiが収束するまで線形計画法
を繰り返す例について述べたが、その場合に限らず、線
形計画法を実施した後に、線形計画法で考慮に入れるこ
とができなかった非線形効果を考慮に入れるべく、決定
されたパラメータに基づき、パラメータ間あるいはパラ
メータと目的関数あるいはパラメータと制約条件との間
の関係に存在する非線形効果を補正するように、非線形
計画法を実行するようにする。当該最適化システムの処
理の流れを図4に示す。
考慮する方法として別の方法もある。即ち、上述の説明
においては、鉄シムの配置xiが収束するまで線形計画法
を繰り返す例について述べたが、その場合に限らず、線
形計画法を実施した後に、線形計画法で考慮に入れるこ
とができなかった非線形効果を考慮に入れるべく、決定
されたパラメータに基づき、パラメータ間あるいはパラ
メータと目的関数あるいはパラメータと制約条件との間
の関係に存在する非線形効果を補正するように、非線形
計画法を実行するようにする。当該最適化システムの処
理の流れを図4に示す。
【0038】図4に示すように、本実施の形態において
は、ステップS10における線形計画法を実行後、ステ
ップS11において、線形計画法で考慮に入れることが
できなかった非線形効果を考慮に入れた非線形計画法を
実行する。これにより、従来の線形計画法では出来なか
った非線形効果を考慮することができる。
は、ステップS10における線形計画法を実行後、ステ
ップS11において、線形計画法で考慮に入れることが
できなかった非線形効果を考慮に入れた非線形計画法を
実行する。これにより、従来の線形計画法では出来なか
った非線形効果を考慮することができる。
【0039】図5は、図4に示した本システムの構成を
示したブロック図である。図5において、10は、パラ
メータ・目的関数・制約条件等の入力を外部から行うパ
ラメータ入力手段、11は、パラメータ入力手段11に
入力されたパラメータ・目的関数・制約条件等を格納す
るパラメータ・目的関数・制約条件格納手段、12は、
制約条件の設定を行う制約条件決定手段、15は線形計
画法の実行を行う線形計画法実行手段、16はパラメー
タ及び目的関数を出力するパラメータ及び目的関数出力
手段、20は非線形効果を修正する必要がある場合に非
線形計画法を実行する非線形計画法実行手段である。こ
の構成において、図4の処理を行う。すなわち、パラメ
ータ等をパラメータ入力手段10に入力し、パラメータ
・目的関数・制約条件格納手段11においてそれらを格
納し、制約条件決定手段12で制約条件を決定し、線形
計画法実行手段15において線形計画法を行う。この際
に、上述した非線形効果を補正する必要がある場合に
は、パラメータ・目的関数・制約条件格納手段11に格
納されたパラメータ等に基づき、非線形計画法実行手段
20により、非線形計画法を実行し、その結果をパラメ
ータ及び目的関数出力手段16から出力する。
示したブロック図である。図5において、10は、パラ
メータ・目的関数・制約条件等の入力を外部から行うパ
ラメータ入力手段、11は、パラメータ入力手段11に
入力されたパラメータ・目的関数・制約条件等を格納す
るパラメータ・目的関数・制約条件格納手段、12は、
制約条件の設定を行う制約条件決定手段、15は線形計
画法の実行を行う線形計画法実行手段、16はパラメー
タ及び目的関数を出力するパラメータ及び目的関数出力
手段、20は非線形効果を修正する必要がある場合に非
線形計画法を実行する非線形計画法実行手段である。こ
の構成において、図4の処理を行う。すなわち、パラメ
ータ等をパラメータ入力手段10に入力し、パラメータ
・目的関数・制約条件格納手段11においてそれらを格
納し、制約条件決定手段12で制約条件を決定し、線形
計画法実行手段15において線形計画法を行う。この際
に、上述した非線形効果を補正する必要がある場合に
は、パラメータ・目的関数・制約条件格納手段11に格
納されたパラメータ等に基づき、非線形計画法実行手段
20により、非線形計画法を実行し、その結果をパラメ
ータ及び目的関数出力手段16から出力する。
【0040】以上のように、本実施の形態においては、
線形計画法を実行後、線形計画法で考慮に入れることが
できなかった非線形効果を考慮に入れた非線形計画法を
実行するようにしたので、従来の線形計画法では出来な
かった非線形効果を考慮することができ、精度高く、目
的関数、当該目的関数を決定するパラメータ、及び、当
該パラメータに関する制約条件の最適化を演算すること
ができる。
線形計画法を実行後、線形計画法で考慮に入れることが
できなかった非線形効果を考慮に入れた非線形計画法を
実行するようにしたので、従来の線形計画法では出来な
かった非線形効果を考慮することができ、精度高く、目
的関数、当該目的関数を決定するパラメータ、及び、当
該パラメータに関する制約条件の最適化を演算すること
ができる。
【0041】実施の形態4.本実施の形態においては、
上述の実施の形態3で示した最適化システムを実際の機
器の調整に適用した例について示す。本実施の形態にお
いては、上記実施の形態で説明した、空間的に磁界均一
度が必要な電磁石、例えば、人体断層像を撮像するMR
I(Magnetic Resonance Imaging)に使用する超電導
電磁石を例に挙げて述べる。実施の形態2で説明した電
磁石において、真に必要なのは磁界均一度である。この
磁界均一度と鉄シムパラメータxの関係は非線形のた
め、線形計画法では最適化できない。従って、線形計画
法で実行後、磁界均一度を目的関数として非線形効果を
入れた非線形最適化を実行する。即ち、磁界均一度の評
価時に、隣り合う鉄シムの間の磁気モーメントの大きさ
の変化、鉄シム近傍の磁性体等による磁気モーメントの
変化を計算で評価、あるいは、データベースに基づき変
更すれば、非線形効果を考慮できる。非線形計画法とし
てはシミュレーティッドアニーリング、遺伝アルゴリズ
ム等がある。
上述の実施の形態3で示した最適化システムを実際の機
器の調整に適用した例について示す。本実施の形態にお
いては、上記実施の形態で説明した、空間的に磁界均一
度が必要な電磁石、例えば、人体断層像を撮像するMR
I(Magnetic Resonance Imaging)に使用する超電導
電磁石を例に挙げて述べる。実施の形態2で説明した電
磁石において、真に必要なのは磁界均一度である。この
磁界均一度と鉄シムパラメータxの関係は非線形のた
め、線形計画法では最適化できない。従って、線形計画
法で実行後、磁界均一度を目的関数として非線形効果を
入れた非線形最適化を実行する。即ち、磁界均一度の評
価時に、隣り合う鉄シムの間の磁気モーメントの大きさ
の変化、鉄シム近傍の磁性体等による磁気モーメントの
変化を計算で評価、あるいは、データベースに基づき変
更すれば、非線形効果を考慮できる。非線形計画法とし
てはシミュレーティッドアニーリング、遺伝アルゴリズ
ム等がある。
【0042】なお、本実施の形態においても、上述の実
施の形態2と同様に、目的関数は、例えば Σxi (7) として、パラメータは各鉄シム2の量とし、なるべく鉄
シム2の量を低減させる様にする。ここで、鉄シム(磁
性体シム)の量とは、上述したように、鉄シムの形状を
表す因子(体積、面積、高さや幅等の長さ、角度等)、
あるいは、重量を表す因子を意味する。
施の形態2と同様に、目的関数は、例えば Σxi (7) として、パラメータは各鉄シム2の量とし、なるべく鉄
シム2の量を低減させる様にする。ここで、鉄シム(磁
性体シム)の量とは、上述したように、鉄シムの形状を
表す因子(体積、面積、高さや幅等の長さ、角度等)、
あるいは、重量を表す因子を意味する。
【0043】以上のように、本実施の形態においては、
線形計画法における最適化の実施後に、非線形計画法を
実行し、線形計画法では考慮することができない非線形
効果のうち、とりわけ、隣り合う鉄シムの磁気モーメン
トの影響や近傍の磁性体の影響を考慮に入れられるた
め、鉄シム相互間、及び、近傍の鉄シム等の磁性体が発
生する磁界を精度良く計算でき、計算精度を向上させる
ことができる。
線形計画法における最適化の実施後に、非線形計画法を
実行し、線形計画法では考慮することができない非線形
効果のうち、とりわけ、隣り合う鉄シムの磁気モーメン
トの影響や近傍の磁性体の影響を考慮に入れられるた
め、鉄シム相互間、及び、近傍の鉄シム等の磁性体が発
生する磁界を精度良く計算でき、計算精度を向上させる
ことができる。
【0044】なお、上述の説明においては、隣り合う鉄
シムや近傍に配置された磁性体による鉄シムの磁気モー
メントの変化を補正する例について述べたが、それだけ
に限らず、その変化により生じたその他の物理量の変化
をも補正するようにしてもよい。
シムや近傍に配置された磁性体による鉄シムの磁気モー
メントの変化を補正する例について述べたが、それだけ
に限らず、その変化により生じたその他の物理量の変化
をも補正するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】この発明は、所定のパラメータに係数を
乗算した数値の和からなる目的関数が所定の制約条件を
満足しながら最適化するように、前記パラメータを決定
するための最適化システムであって、前記目的関数を決
定するパラメータ入力手段と、前記制約条件を決定する
制約条件決定手段と、前記目的関数が最適化するように
線形計画法により前記パラメータを決定する最適化手段
と、決定された前記パラメータに基づいて、パラメータ
間あるいはパラメータと目的関数値あるいはパラメータ
と制約条件との間の関係に存在する非線形効果に基づい
て、前記制約条件および前記目的関数の少なくともいず
れか一方を再評価して修正する修正手段と、前記最適化
手段により前回決定された前記パラメータの値と前記修
正の後に前記最適化手段により再度決定される前記パラ
メータの値とを比較して、それらの差が所定のしきい値
以下である場合に収束したと判定する収束判定手段と、
前記収束判定手段の判定が収束となったときに、前記パ
ラメータの値及び前記目的関数を出力する出力手段とを
備え、前記収束判定手段による判定が収束となるまで、
前記修正手段により非線形効果を再評価しながら、前記
最適化手段による前記線形計画法の実行を繰り返す最適
化システムであるので、パラメータと目的関数値あるい
はパラメータと制約条件との間の関係に存在する非線形
効果を再評価しながら線形計画法を繰り返すことによ
り、従来の線形計画法では考慮できなかった非線形効果
を考慮して、精度の高い最適化を行うことができる。
乗算した数値の和からなる目的関数が所定の制約条件を
満足しながら最適化するように、前記パラメータを決定
するための最適化システムであって、前記目的関数を決
定するパラメータ入力手段と、前記制約条件を決定する
制約条件決定手段と、前記目的関数が最適化するように
線形計画法により前記パラメータを決定する最適化手段
と、決定された前記パラメータに基づいて、パラメータ
間あるいはパラメータと目的関数値あるいはパラメータ
と制約条件との間の関係に存在する非線形効果に基づい
て、前記制約条件および前記目的関数の少なくともいず
れか一方を再評価して修正する修正手段と、前記最適化
手段により前回決定された前記パラメータの値と前記修
正の後に前記最適化手段により再度決定される前記パラ
メータの値とを比較して、それらの差が所定のしきい値
以下である場合に収束したと判定する収束判定手段と、
前記収束判定手段の判定が収束となったときに、前記パ
ラメータの値及び前記目的関数を出力する出力手段とを
備え、前記収束判定手段による判定が収束となるまで、
前記修正手段により非線形効果を再評価しながら、前記
最適化手段による前記線形計画法の実行を繰り返す最適
化システムであるので、パラメータと目的関数値あるい
はパラメータと制約条件との間の関係に存在する非線形
効果を再評価しながら線形計画法を繰り返すことによ
り、従来の線形計画法では考慮できなかった非線形効果
を考慮して、精度の高い最適化を行うことができる。
【0046】また、前記最適化システムが、電磁石及び
電磁石の磁界均一度を補正する複数個の磁性体シムから
なる対象機器における前記磁性体シムの最適配置を決定
するためのものであって、前記パラメータが、各前記磁
性体シムの量であるので、従来磁性体シムの補正に線形
計画法を適用する場合、非線形効果を考慮できず磁性体
シムが発生する磁界の計算精度が悪かったが、非線形効
果を考慮に入れることにより、磁性体シムが発生する磁
界をより高精度で計算できる。
電磁石の磁界均一度を補正する複数個の磁性体シムから
なる対象機器における前記磁性体シムの最適配置を決定
するためのものであって、前記パラメータが、各前記磁
性体シムの量であるので、従来磁性体シムの補正に線形
計画法を適用する場合、非線形効果を考慮できず磁性体
シムが発生する磁界の計算精度が悪かったが、非線形効
果を考慮に入れることにより、磁性体シムが発生する磁
界をより高精度で計算できる。
【0047】また、前記非線形効果が、前記磁性体シム
近傍に配置された他の磁性体による磁性体シムの磁気モ
ーメントの変化、及び/または、その変化により生じた
その他の物理量の変化であるので、非線形効果の内、と
りわけ隣り合う位置の磁気モーメントの影響や近傍の磁
性体の影響を考慮に入れられるため、計算精度が向上す
る。
近傍に配置された他の磁性体による磁性体シムの磁気モ
ーメントの変化、及び/または、その変化により生じた
その他の物理量の変化であるので、非線形効果の内、と
りわけ隣り合う位置の磁気モーメントの影響や近傍の磁
性体の影響を考慮に入れられるため、計算精度が向上す
る。
【0048】また、この発明は、所定のパラメータに係
数を乗算した数値の和からなる目的関数が所定の制約条
件を満足しながら最適化するように、前記パラメータを
決定するための最適化システムであって、前記目的関数
を決定するパラメータ入力手段と、前記制約条件を決定
する制約条件決定手段と、前記目的関数が最適化するよ
うに線形計画法により前記パラメータを決定する最適化
手段と、決定された前記パラメータの値に基づき、パラ
メータ間あるいはパラメータと目的関数値あるいはパラ
メータと制約条件との間の関係に存在する非線形効果を
補正するように、非線形計画法を実行する非線形計画法
実行手段と、前記非線形計画法実行手段により決定され
た前記パラメータの値及び前記目的関数を出力する出力
手段とを備え、前記線形計画法実行手段による前記線形
計画法実行後に、前記非線形計画法実行手段により非線
形計画法を行う最適化システムであるので、線形計画法
を実施後、非線形計画法を実行することにより、線形計
画法では従来できなかった非線形効果を考慮できる。
数を乗算した数値の和からなる目的関数が所定の制約条
件を満足しながら最適化するように、前記パラメータを
決定するための最適化システムであって、前記目的関数
を決定するパラメータ入力手段と、前記制約条件を決定
する制約条件決定手段と、前記目的関数が最適化するよ
うに線形計画法により前記パラメータを決定する最適化
手段と、決定された前記パラメータの値に基づき、パラ
メータ間あるいはパラメータと目的関数値あるいはパラ
メータと制約条件との間の関係に存在する非線形効果を
補正するように、非線形計画法を実行する非線形計画法
実行手段と、前記非線形計画法実行手段により決定され
た前記パラメータの値及び前記目的関数を出力する出力
手段とを備え、前記線形計画法実行手段による前記線形
計画法実行後に、前記非線形計画法実行手段により非線
形計画法を行う最適化システムであるので、線形計画法
を実施後、非線形計画法を実行することにより、線形計
画法では従来できなかった非線形効果を考慮できる。
【0049】また、前記最適化システムが、電磁石及び
電磁石の磁界均一度を補正する複数個の磁性体シムから
なる対象機器における前記磁性体シムの最適配置を決定
するためのものであって、前記パラメータが、各前記磁
性体シムの量であるので、従来磁性体シムの補正に線形
計画法を適用する場合、非線形効果を考慮できず磁性体
シムが発生する磁界の計算精度が悪かったが、非線形効
果を考慮に入れることにより、磁性体シムが発生する磁
界をより高精度で計算できる。
電磁石の磁界均一度を補正する複数個の磁性体シムから
なる対象機器における前記磁性体シムの最適配置を決定
するためのものであって、前記パラメータが、各前記磁
性体シムの量であるので、従来磁性体シムの補正に線形
計画法を適用する場合、非線形効果を考慮できず磁性体
シムが発生する磁界の計算精度が悪かったが、非線形効
果を考慮に入れることにより、磁性体シムが発生する磁
界をより高精度で計算できる。
【0050】また、前記非線形効果が、前記磁性体シム
近傍に配置された他の磁性体による磁性体シムの磁気モ
ーメントの変化、及び/または、その変化により生じた
その他の物理量の変化であるので、非線形効果の内、と
りわけ隣り合う位置の磁気モーメントの影響や近傍の磁
性体の影響を考慮に入れられるため、計算精度が向上す
る。
近傍に配置された他の磁性体による磁性体シムの磁気モ
ーメントの変化、及び/または、その変化により生じた
その他の物理量の変化であるので、非線形効果の内、と
りわけ隣り合う位置の磁気モーメントの影響や近傍の磁
性体の影響を考慮に入れられるため、計算精度が向上す
る。
【図1】 本発明の実施の形態1における最適化システ
ムの処理の流れを示した流れ図である。
ムの処理の流れを示した流れ図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における最適化システ
ムの構成を示したブロック図である。
ムの構成を示したブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態1及び3における最適化
システムを適用して調整を行うための対象機器の構成を
示した断面図である。
システムを適用して調整を行うための対象機器の構成を
示した断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2における最適化システ
ムの処理の流れを示した流れ図である。
ムの処理の流れを示した流れ図である。
【図5】 本発明の実施の形態2における最適化システ
ムの構成を示したブロック図である。
ムの構成を示したブロック図である。
1 超電動電磁石、2 磁性体シム(鉄シム)、3 主
コイル、4 均一空間、5 クライオスタット、10
パラメータ入力手段、11 パラメータ・目的関数・制
約条件格納手段、12 制約条件決定手段、13 目的
関数・制約条件修正手段、14 収束判定手段、15
線形計画法実行手段、16 パラメータ及び目的関数出
力手段、20 非線形計画法実行手段、S1 線形計画
法実行ステップ、S2 非線形効果評価ステップ、S3
収束判定ステップ、S10 線形計画法実行ステッ
プ、S11 非線形計画法実行ステップ。
コイル、4 均一空間、5 クライオスタット、10
パラメータ入力手段、11 パラメータ・目的関数・制
約条件格納手段、12 制約条件決定手段、13 目的
関数・制約条件修正手段、14 収束判定手段、15
線形計画法実行手段、16 パラメータ及び目的関数出
力手段、20 非線形計画法実行手段、S1 線形計画
法実行ステップ、S2 非線形効果評価ステップ、S3
収束判定ステップ、S10 線形計画法実行ステッ
プ、S11 非線形計画法実行ステップ。
Claims (6)
- 【請求項1】 所定のパラメータに係数を乗算した数値
の和からなる目的関数が所定の制約条件を満足しながら
最適化するように、前記パラメータを決定するための最
適化システムであって、 前記目的関数を決定するパラメータ入力手段と、 前記制約条件を決定する制約条件決定手段と、 前記目的関数が最適化するように線形計画法により前記
パラメータを決定する最適化手段と、 決定された前記パラメータに基づいて、パラメータ間あ
るいはパラメータと目的関数値あるいはパラメータと制
約条件との間の関係に存在する非線形効果に基づいて、
前記制約条件および前記目的関数の少なくともいずれか
一方を再評価して修正する修正手段と、 前記最適化手段により前回決定された前記パラメータの
値と前記修正の後に前記最適化手段により再度決定され
る前記パラメータの値とを比較して、それらの差が所定
のしきい値以下である場合に収束したと判定する収束判
定手段と、 前記収束判定手段の判定が収束となったときに、前記パ
ラメータの値及び前記目的関数を出力する出力手段とを
備え、 前記収束判定手段による判定が収束となるまで、前記修
正手段により非線形効果を再評価しながら、前記最適化
手段による前記線形計画法の実行を繰り返すことを特徴
とする最適化システム。 - 【請求項2】 前記最適化システムが、電磁石及び電磁
石の磁界均一度を補正する複数個の磁性体シムからなる
対象機器における前記磁性体シムの最適配置を決定する
ためのものであって、 前記パラメータが、各前記磁性体シムの量であることを
特徴とする請求項1に記載の最適化システム。 - 【請求項3】 前記非線形効果が、前記磁性体シム近傍
に配置された他の磁性体による磁性体シムの磁気モーメ
ントの変化、及び/または、その変化により生じたその
他の物理量の変化であることを特徴とする請求項2に記
載の最適化システム。 - 【請求項4】 所定のパラメータに係数を乗算した数値
の和からなる目的関数が所定の制約条件を満足しながら
最適化するように、前記パラメータを決定するための最
適化システムであって、 前記目的関数を決定するパラメータ入力手段と、 前記制約条件を決定する制約条件決定手段と、 前記目的関数が最適化するように線形計画法により前記
パラメータを決定する最適化手段と、 決定された前記パラメータの値に基づき、パラメータ間
あるいはパラメータと目的関数値あるいはパラメータと
制約条件との間の関係に存在する非線形効果を補正する
ように、非線形計画法を実行する非線形計画法実行手段
と、 前記非線形計画法実行手段により決定された前記パラメ
ータの値及び前記目的関数を出力する出力手段とを備
え、 前記線形計画法実行手段による前記線形計画法実行後
に、前記非線形計画法実行手段により非線形計画法を行
うことを特徴とする最適化システム。 - 【請求項5】 前記最適化システムが、電磁石及び電磁
石の磁界均一度を補正する複数個の磁性体シムからなる
対象機器における前記磁性体シムの最適配置を決定する
ためのものであって、 前記パラメータが、各前記磁性体シムの量であることを
特徴とする請求項4に記載の最適化システム。 - 【請求項6】 前記非線形効果が、前記磁性体シム近傍
に配置された他の磁性体による磁性体シムの磁気モーメ
ントの変化、及び/または、その変化により生じたその
他の物理量の変化であることを特徴とする請求項5に記
載の最適化システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001366327A JP2003167941A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 最適化システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001366327A JP2003167941A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 最適化システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003167941A true JP2003167941A (ja) | 2003-06-13 |
Family
ID=19176240
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001366327A Pending JP2003167941A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 最適化システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003167941A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001366327A patent/JP2003167941A/ja active Pending
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