JP2003167322A - 画線寸法測定用テストチャート及びその作成方法並びにその作成装置、画線出力装置の品質管理方法、並びに画線寸法測定用テストチャートの作成プログラム - Google Patents

画線寸法測定用テストチャート及びその作成方法並びにその作成装置、画線出力装置の品質管理方法、並びに画線寸法測定用テストチャートの作成プログラム

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JP2003167322A JP2001368230A JP2001368230A JP2003167322A JP 2003167322 A JP2003167322 A JP 2003167322A JP 2001368230 A JP2001368230 A JP 2001368230A JP 2001368230 A JP2001368230 A JP 2001368230A JP 2003167322 A JP2003167322 A JP 2003167322A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顕微鏡やコンピュータ等の補助具に依存する
ことなく、目視により容易かつ正確に画線寸法を測定し
品質を管理することを可能にする。 【解決手段】 画線領域a、bが隣接するパッチが、目
盛「0」を基準とし正方向の目盛+2.5〜+10、負
方向の目盛−2.5〜−10ににそれぞれ対応して9組
設けられ、各画線領域aの画線幅A、非画線幅α、目標
画線面積率z、目盛xとの間にα+A=(A+x)/z
の関係が、各画線領域bの画線幅B、非画線幅β、目標
画線面積率z、目盛xの間にβ+B=(B+x)/zの
関係が成り立つ。複数のパッチのうち、最も画線領域
a、bの濃度差が小さいものの目盛を読み取ることで、
画線幅の設定値からずれを容易かつ高精度で測定するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画線寸法測定用テ
ストチャート及びその作成方法、品質管理方法、並びに
品質管理プログラムであって、特に製版用フイルム、刷
版、印刷物、半導体集積回路、マイクロマシン等の加工
物の表面に形成する微細な画線の幅の測定並びにその品
質の管理に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、製版用フィルム、刷版、印刷物、
半導体集積回路、マイクロマシン等の加工物の表面に、
コンピュータ制御の出力装置を用いて画線を形成するこ
とが行われている。このような出力装置には、例えばイ
メージセッタやCTP(Computer To Plate)マシンと
呼ばれる印刷用のレーザ露光機、あるいは半導体製造用
の電子線リソグラフィ装置又はX線リソグラフィ装置等
がある。これらの出力装置は、コンピュータにより作成
された画像データを、感光材料の表面上に直接レーザ光
線を照射することで焼き付るものである。レーザ露光機
の出力解像度は、ほぼレーザのスポット径によって決定
され、一般にスポット径の大きさに反比例する。しか
し、イメージセッタやCTPマシン等の出力装置におけ
る出力解像度は必ずしも安定している訳ではなく、出力
された画線を常に確認し、補正を加えて品質を安定させ
る必要がある。
【0003】画線を形成する出力媒体が紙や透明フイル
ム等から成る場合、画線の品質を評価する手法として、
従来は以下のようなものが用いられていた。第1の手法
は画線寸法を測定するものであり、紙等の出力媒体上に
描画した直線又は曲線の画線幅や網点(スクリーンセル)
の大きさの計測を行う。第2の手法は画線面積率を測定
するものである。出力媒体の表面上に光を照射し光の吸
収度を計測して反射濃度を求め、画線面積率を算出し、
あるいは出力媒体の基材中に光を透過させて光の吸収度
を計測し透過濃度を求めて画線面積率を算出する。従来
は主にこのような手法を製品の用途によって選択し、画
線の品質管理に用いていた。
【0004】ところで、出力媒体の材質が紙、透明フイ
ルム、あるいは金属板等の如何に関わらず、画線の品質
を評価し管理するためには、定量的な測定を行い数値と
して管理する必要がある。例えば、出力媒体上に描いた
画線の幅が設定値より太くなっていた場合、それがどの
程度太いのかを示す数値を得ない限り、品質の善し悪し
の判断のみならず画線幅を補正するために出力装置の調
整を行うことができない。従来は、例えば顕微鏡を用い
て画線を拡大し、ファインダ内に設けられた目盛を用い
て画線の幅を目視により判読し、おおよその寸法を得て
いた。
【0005】また画線寸法を目視によらず自動的に測定
する方法としては、例えば本願と同一出願人による特願
平11−307054に開示された画線寸法測定装置が
ある。この測定装置は、出力媒体の表面に印刷され、一
定の画線幅の画線群からなる二次元画像を読み取り、こ
の二次元画像を画線寸法の算出に適した画像に調整し、
この二次元画像をデジタル二値の画像データに変換し、
この画像データにおける画線の連結成分の画像データを
改善し、改善後の画像データから形状の特徴抽出を数値
データとして作成し、この数値データから画線寸法を算
出する、というものである。これにより、高精度な画線
寸法の測定を実現している。
【0006】また、従来の測定方法には、テストチャー
トを用いて画線を評価するものがある。例えば、特開平
10−47946号公報には、フォトマスクに形成する
テストチャートとして、加工目標寸法を中心としその前
後に一定の刻みでライン幅を変化させたラインパターン
が加工目標寸法の2倍のピッチで配列された複数のパタ
ーン列を、それぞれ互いに隣合わせ、かつ加工目標寸法
だけ前後にずらして配置した千鳥状のライン・スペース
パターンを有するものが開示されている。このようなテ
ストチャートを描いたフォトマスクを用いて基板に微細
加工を行い、基板に加工されたテストチャートのパター
ンを顕微鏡等で観察してラインとスペースパターンとの
境界線が一致する点を読み取ることにより、仕上り寸法
を判定する。しかし、どのような測定方法であっても、
従来は顕微鏡やコンピュータ等の補助具を用いる必要が
あった。よって、このような補助具を有しない環境、若
しくは使用することができない環境である場合、あるい
は瞬時かつ直感的に正確な測定をしなければならない場
合において、品質を管理することができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は顕微鏡やコンピュータ等の補助具を用いない限り、画
線幅の測定並びに品質管理を行うことができなかった。
本発明は上記事情に鑑み、補助具に依存することなく、
作業者の目視によって容易かつ正確に画線寸法を測定し
品質を管理することが可能な画線寸法測定用テストチャ
ート及びその作成方法、品質管理方法、並びに品質管理
プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画線寸法測定用
テストチャートは、画線がそれぞれ形成された第1の領
域及び第2の領域が隣接するように配置された複数の組
み合わせが目盛にそれぞれ対応して設けられ、各々の前
記組み合わせ毎に設定された前記第1の領域における画
線幅A(Aは任意の数値)、非画線幅α(αは任意の数
値)、目標画線面積率z(zは0より大きく1未満の任
意の数値)、対応する目盛の数値xとの間に、α+A=
(A+x)/zの関係が成り立ち、各々の前記組み合わ
せ毎に設定された前記第2の領域における画線幅B(B
は任意の数値)、非画線幅β(βは任意の数値)、前記
目標画線面積率z、対応する目盛の数値xとの間に、β
+B=(B+x)/zの関係が成り立つことを特徴とす
る。
【0009】本発明のテストチャート作成方法は、画線
が形成された第1の領域及び第2の領域が相互に隣接す
るように配置された組み合わせが目盛にそれぞれ対応し
て複数組設けられたテストチャートを作成する方法であ
って、前記テストチャートのパラメータとして、前記第
1、第2の領域の寸法を設定するステップと、前記組み
合わせを並べる方向を設定するステップと、前記組み合
わせの数を設定するステップと、前記組み合わせ毎に、
それぞれの前記第1の領域における画線幅A、非画線幅
α、目標画線面積率zと、対応する目盛の数値xとを、
関係式α+A=(A+x)/zを用いて設定し、またそ
れぞれの前記第2の領域における画線幅B、非画線幅
β、前記目標画線面積率zと、対応する目盛の数値xと
を、関係式β+B=(B+x)/zを用いて設定するス
テップと、前記テストチャートを出力する出力媒体上に
おける前記テストチャートの位置を設定するステップと
を備えることを特徴とする。
【0010】本発明のテストチャート作成装置は、画線
が形成された第1の領域及び第2の領域が相互に隣接す
るように配置された組み合わせが目盛にそれぞれ対応し
て複数組設けられたテストチャートを出力媒体上に画線
出力装置に作成させる装置であって、前記テストチャー
トのパラメータとして、前記第1、第2の領域の寸法、
前記組み合わせを並べる方向、前記組み合わせの数、前
記出力媒体上における前記テストチャートの位置、さら
に、前記組み合わせ毎に、それぞれの前記第1の領域に
おける画線幅A、非画線幅α、目標画線面積率zと、対
応する目盛の数値xとを、関係式α+A=(A+x)/
zを用いて設定し、またそれぞれの前記第2の領域にお
ける画線幅B、非画線幅β、前記目標画線面積率zと、
対応する目盛の数値xとを、関係式β+B=(B+x)
/zを用いて設定する、パラメータ設定部と、設定され
た前記パラメータに基づいて前記画線出力装置に前記テ
ストチャートを出力させるため、前記パラメータを前記
画線出力装置に与えるパラメータ供給部とを備えること
を特徴とする。
【0011】本発明の画線の品質に関する品質管理方法
は、画線が形成された第1の領域及び第2の領域が相互
に隣接するように配置された組み合わせが目盛にそれぞ
れ対応して複数組設けられたテストチャートを出力媒体
上に画線出力装置によって出力させることにより、前記
画線出力装置が出力する画線の寸法に関する品質管理を
行う方法であって、前記テストチャートにおけるパラメ
ータとして、前記第1、第2の領域の寸法を設定するス
テップと、前記組み合わせを並べる方向を設定するステ
ップと、前記組み合わせの数を設定するステップと、前
記組み合わせ毎に、それぞれの前記第1の領域における
画線幅A、非画線幅α、目標画線面積率z、対応する目
盛の数値xとを、関係式α+A=(A+x)/zを用い
て設定し、またそれぞれの前記第2の領域における画線
幅B、非画線幅β、前記目標画線面積率zと、それぞれ
の前記第2の領域の間の目盛xとを、関係式β+B=
(B+x)/zを用いて設定するステップと、前記テス
トチャートを出力する出力媒体上における前記テストチ
ャートの位置を設定するステップと、設定された前記パ
ラメータに基づいて、前記画線出力装置から前記テスト
チャートを出力媒体上に出力させるステップと、出力さ
せた前記テストチャートを用いて、前記画線出力装置か
ら出力する画線の寸法を調整するステップとを備えるこ
とを特徴とする。
【0012】本発明のテストチャート作成用プログラム
は、画線が形成された第1の領域及び第2の領域が相互
に隣接するように配置された組み合わせが目盛にそれぞ
れ対応して複数組設けられたテストチャートを作成する
方法をコンピュータを用いて実現するプログラムであっ
て、前記第1、第2の領域の寸法を設定するステップ
と、前記組み合わせを並べる方向を設定するステップ
と、前記組み合わせの数を設定するステップと、前記組
み合わせ毎に、それぞれの前記第1の領域における画線
幅A、非画線幅α、目標画線面積率zと、それぞれの前
記第1の領域の間の目盛xとを、関係式α+A=(A+
x)/zを用いて設定し、またそれぞれの前記第2の領
域における画線幅B、非画線幅β、前記目標画線面積率
zと、それぞれの前記第2の領域の間の目盛xとを、関
係式β+B=(B+x)/zを用いて設定するステップ
と、前記テストチャートを出力する出力媒体上における
前記テストチャートの位置を設定するステップとを備え
る方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1に、本実施の形態によ
るテストチャート1aの構成を示す。このテストチャー
ト1aは、目盛部2と、画線部3aとを有している。画
線部3aでは、9組の画線要素a1及び画線要素b1、
a2及びb2、a3及びb3、…、a9及びb9がそれ
ぞれ隣接するように配置されている。ここでは、画線要
素b1が画線要素a1を囲むように配置され、画線要素
b2が画線要素a2を囲むように配置され、…、画線要
素b9が画線要素a9を囲むように配置されている。そ
れぞれの画線要素a1〜a9、b1〜b9における画線
幅、非画線幅、画線面積率は、後述する図3に示された
ように設定されている。目盛部2では、それぞれの画線
要素a1及びb1、a2及びb2、…、a9及びb9に
それぞれ対応させて、数値「−10、−7.5、−5、
−2.5、0、+2.5、+5、+7.5、+10(μ
m)」が割り振られている。ここで、テストチャート1
aを表現するデータの形式は、プリンタ等のいずれかの
出力装置で出力可能なデータ形式であれば、ドローイン
グデータ、ビットマップデータのいずれであっても良
く、またファイル形式はTIFF、EPS、DXF、P
DF等、いずれの形式であってもよい。
【0014】画線要素の基本的な構成は図2に示された
ようであり、万線状の画線要素aと、万線状であって画
線要素aと画線幅、非線幅が異なる画線要素bとを構え
ている。ここで、画線要素aにおける画線幅A、非画線
幅α、画線面積率z1、画線要素bにおける画線幅B、
非画線幅β、画線面積率z2、及び目標画線面積率z
は、図3に示されるように設定されている。画線要素a
における画線部Aの幅は、同一目盛における画線要素b
における画線部Bの幅の略半分にそれぞれ設定されてい
る。即ち、画線要素aと画線要素bのそれぞれの画線幅
A、Bの関係は、略1対2の関係にある。同時に、画線
要素aの非画線幅αと画線要素bの非画線幅βとの関係
も、略1対2の関係にある。これにより、画線要素aの
画線面積率と画線要素bの画線面積率は、略1対1とな
る。尚、本実施の形態では、画線要素a及び画線要素b
は、出力装置が走査する間隔と干渉することを避けるた
め、図2に示されたように画線要素a及び画線要素bと
も水平に対し略45度の角度を有する万線で構成してい
る。しかし、画線の配置角度は何等限定するものではな
い。
【0015】画線要素a1〜a9と画線要素b1〜b9
における画線幅、非画線幅、画線面積率が、図3に示さ
れたように設定されているが、これは次のような意図に
よる。出力装置から出力された画線の幅が、設定した値
からずれていた場合に、−10μm〜+10μmの範囲
内で、何μmずれているかを2.5μm間隔で知ること
ができる。即ち、各目盛毎に設けられた画線要素aとb
の組み合わせ(以下、パッチと称する)のうち、最も濃
度差が小さく見えるものにおける目盛を読み取ることに
より、ずれを定量的に測定することができる。このよう
な測定が可能となるように、各画線要素a及びbにおけ
る画線幅及び非画線幅の数値は、次のような規則に従っ
て設定される。先ず、図3に示されたように、画線要素
ai(iは1〜9の整数)、biにおける目盛部2の数
値をxi、画線要素aiの画線幅をAi、非画線幅をα
i、目標画線面積率をz、画線要素biの画線幅をB
i、非画線幅をβiとすると、以下の数式(1)、
(2)に示された関係が成立する。 αi+Ai=(Ai+xi)/z … … (1) βi+Bi=(Bi+xi)/z … … (2)
【0016】図3に示された設定値によると、目盛
「0」における画線要素aの画線幅Aと非画線幅αは、
共に30μmであり、画線面積率z1(=A/(A+
α))は50%である。同様に、目盛「0」における画
線要素bの画線幅Bと非画線幅βは、共に60μmであ
り、画線面積率は50%である。これにより、設定値通
りに出力されたときのテストチャートは図1に示される
ようであり、目盛「0」における画線要素a5及びb5
は目視により略同一の濃度に見える。これに対し、他の
目盛におけるそれぞれのパッチは、「−2.5」、「−
5」、「−7.5」、「−10」におけるそれぞれの画
線要素a4及びb4、a3及びb3、a2及びb2、a
1及びb1へ向かうについて順に濃度の相違がより顕著
になっていき、同様に「+2.5」、「+5」、「+
7.5」、「+10」におけるそれぞれの画線要素a6
及びb6、a7及びb7、a8及びb8、a9及びb9
へ向かうにつれて濃度の相違がより顕著になっていく。
このように、目視によって目盛「0」における画線要素
a5及びb5のパッチが最も濃度差が小さいことが判明
する。この結果、出力装置からの画線幅は目盛「0」が
示すように設定値通りであり補正の必要がないことにな
る。
【0017】次に、他のレーザ露光フイルム出力装置に
て出力したところ、図4に示されたようなテストチャー
ト1bが得られたとする。このテストチャート1bにお
ける各目盛毎に設けられた画線要素a1及びb1、a2
及びb2、…a9及びb9のパッチの相対的な濃度差に
注目すると、画線要素a7及びb7(目盛「+5μ
m」)の組み合せが最も濃度差が小さいことが容易かつ
正確に判明する。このときのそれぞれのパッチにおける
画線要素の画線幅、非画線幅の数値を調べると、図5に
示される関係にある。目盛「+5μm」に対応した画線
要素a7の画線幅a7、非画線幅α7の数値が共に35
μmで一致し画線面積率が50%であり、同様に画線要
素a7の画線幅a7、非画線幅α7の数値が、共に70
μmで一致し画線面積率が50%となっている。このこ
とから、出力された画線幅は設定値より5μm太いこと
がわかり、これを考慮して画線幅を調整すればよい。
【0018】また、さらに他のレーザ露光フイルム出力
装置にて出力したところ、図6に示されたようなテスト
チャート1cが得られたとする。このテストチャート1
cにおける各目盛毎に設けられた画線要素a1及びb
1、a2及びb2、…a9及びb9のパッチの相対的な
濃度差を見比べると、画線要素a3及びb3(目盛「−
5μm」)の組み合せが最も濃度差が小さいことが瞬時
かつ容易にわかる。このときのそれぞれのパッチにおけ
る画線要素の画線幅、非画線幅の数値を調べると、図7
に示される関係にある。目盛「−5μm」に対応した画
線要素a3の画線幅a3、非画線幅α3の数値が共に2
5μmで一致し画線面積率が50%であり、同様に画線
要素a3の画線幅a3、非画線幅α3の数値が、共に5
0μmで一致し画線面積率が50%となっている。この
ことから、出力された画線幅は設定値より5μm細いこ
とが判明し、容易に出力を調整することが可能である。
【0019】次に、本発明の実施の形態によるテストチ
ャートの生成方法について図8を用いて説明する。テス
トチャートを生成するためのプログラムPが、コンピュ
ータCの内部又は外部に配置されたメモリに格納され
る。コンピュータCがこのプログラムPに従って動作
し、コンピュータC内に、パラメータ設定部、パラメー
タ供給部が実現される。操作者が、モニタ画面を参照し
ながら、テストチャートの生成に必要なパラメータの設
定をパラメータ設定部に対して行う。設定されたパラメ
ータは、パラメータ設定部からパラメータ供給部に与え
られ、出力装置Eに転送される。出力装置Eにより、ビ
ットマップ状のデータが生成されて、紙やシート等の出
力媒体Fa、Fb、Fcの表面にテストチャート5a、
5b、5cが描かれる。ここで出力装置Eには、図示さ
れたプリンタEa、イメージセッタEb、オンデマンド
印刷機Ecに限らず、ファクシミリ装置や複写機等、画
線を何等かの媒体上に形成し得るものであれば、全ての
装置が含まれる。
【0020】ここで、テストチャートを生成するプログ
ラムについて、その処理手順をフローチャートとして示
した図9、また操作者がモニタ画面を見ながら操作する
際の画面の表示を示した図10を用いて説明する。図1
0に示されたように、画面には各パッチにおける画線要
素a1〜a9、画線要素b1〜b9のそれぞれの寸法を
示した寸法表示部10、出力媒体上におけるパッチの配
置を示した配置表示部12、各パラメータの入力を行う
ためのパラメータ入力部14が表示される。
【0021】図9に示されたように、先ずステップS1
0として、画面のパラメータ設定部14の項目(1)に
おいて、出力装置Eにおける出力解像度の選択を行う。
出力解像度として、例えば10160、5080、25
40dpi等の既存の値が格納されており、操作者は画
面のパラメータ表示部14に表示された(1)出力解像
度の欄に表示された複数の値からポインティングデバイ
ス等を用いて選択を行う。
【0022】ステップS12として、画面のパラメータ
設定部14の項目(2)として、各パッチの寸法の設定
を行う。各パッチには、上述したように二つの画線要素
a及び画線要素bが存在するが、ここでは画線要素bが
画線要素aを囲むように配置されている。そこで、画線
要素bの外形寸法W×Hを設定することで、画線要素a
の外形寸法が適当な値になるように自動的に設定してい
るが、画線要素aの寸法も任意の値に設定できるように
してもよい。
【0023】また、本実施の形態では画線要素a及びb
が共に四角形であり、画線要素bが画線要素aを囲むよ
うに配置されている。しかしこれに限らず、図11
(a)に示されたように画線要素aが画線要素bを囲む
ように配置されていてもよく、あるいは図11(b)、
(c)のように画線要素a及びbが横方向又は縦方向に
隣接して配置されていてもよい。これらの場合には、そ
れぞれ図11(a)〜(c)に図示されたように、画線
要素a、bの寸法W1×H1、W2×H2、W3×H3
を設定すればよい。また、図11(d)、(e) に示
されたように、画線要素a、bが共に円形の形状を有
し、いずれか一方が他方を囲むように配置されていても
よく、この場合は囲んでいる方の画線要素の直径寸法φ
を設定すればよい。
【0024】ステップS14において、画面のパラメー
タ設定部14の項目(3)として、複数のパッチを並べ
る際の方向を選択する。具体的には、例えば図1に示さ
れたような横方向、あるいは縦方向を選択する。
【0025】ステップS16において、画面におけるパ
ラメータ設定部14の項目(4)として、パッチの数を
設定する。図1に示された例では、目盛「0」を中心と
して負の方向及び正の方向に4個ずつ、合計で9個設定
されている。測定の範囲を広げる場合、あるいは目盛を
細かく設定して測定精度を高める必要がある場合には、
パッチの数をより多く設定すればよい。
【0026】ステップS18において、パッチの数を示
すiの初期値として、例えば「1」を設定する。
【0027】ステップS20において、各パッチのパラ
メータとして、目盛xi、画線要素aにおける画線幅A
i、非画線幅αi、画線要素bにおける画線幅Bi、非
画線幅βi、さらに目標画線面積率zの設定を行う。こ
こで、αi、βiは、上述した式(1)及び(2)を用
いて算出する。
【0028】ステップS24において、N個の全てのパ
ッチに対してαi、βiを求めたか否かを判定し、求め
ていない場合はステップS26へ移行してiの値を
「1」増加し、ステップS20からステップS24まで
の上記処理を繰り返す。全てのパッチのαi、βiを求
めた場合は、ステップS28へ移行する。
【0029】ステップS28において、画面におけるパ
ラメータ設定部14の項目(5)として、出力媒体上に
おけるパッチの位置を設定する。画面における配置部1
2に示されたように、出力媒体上のパッチの位置には、
例えば上部、下部、左部、右部が考えられる。これは、
出力媒体の中心部には本来出力させるべき印刷ドキュメ
ントを配置する関係上、その四隅のいずれかを選択する
ことによる。しかし、パッチの位置はこれに限らず、印
刷ドキュメントと異なる出力媒体上に印刷する場合等で
はパッチを中央に配置してもよく、用途に応じて任意の
位置に設定することができる。このパッチの位置の設定
が終了すると、全ての処理が終わる。以上のような本実
施の形態の方法によれば、共通のプログラムPを用い
て、通信ネットワーク等を介して接続された複数の出力
装置からそれぞれテストチャートを出力させ、それぞれ
の出力装置毎に画線幅の測定及び出力値の調整を行うこ
とが可能である。
【0030】例えば、図12に示されたように、LAN
(Local Area Network)やインターネット等の各種通信
ネットワークCNを用いて品質管理システムを構築する
ことができる。1つのテストチャート作成用プログラム
PをホストコンピュータHの記憶部に格納する。ホスト
コンピュータHに通信ネットワークCNを介して接続さ
れた複数のコンピュータ端末C1〜C4において、プロ
グラムPをダウンロードする。そして、コンピュータ端
末C1〜C4のそれぞれの記憶部に蓄えられたプログラ
ムPを用いてパラメータの設定を行い、それぞれのコン
ピュータ端末C1〜C4に接続された出力装置E1〜E
4に設定したパラメータを転送し、出力媒体F1〜F4
の表面上にテストチャートを出力させる。それぞれの出
力媒体F1〜F4に描かれたテストチャートを作業者が
目視確認することで、出力装置E1〜E4から出力され
た画線の測定値と設定値との間のずれを測定し、得られ
た結果に基づいて出力値を調整することで、画線寸法の
品質管理を行うことができる。
【0031】このように、本実施の形態によれば、イン
ターネット等の通信ネットワークに接続された複数のコ
ンピュータ端末にテストチャート作成用プログラムを電
子配信し、それぞれの端末に接続された出力装置からテ
ストチャートを出力させることにより、複数の出力装置
に対して統一された基準で画線幅を管理することが可能
であり、品質の向上並びにコスト低減に寄与することが
できる。
【0032】また上記実施の形態におけるテストチャー
ト作成用プログラムを、プリンタやファクシミリ、複写
機等の印刷部にプリンタドライバの一部として内蔵さ
せ、あるいはコンピュータのオペレーティングシステム
の一部に内蔵させ、必要な時に随時テストチャートを出
力させて品質管理に用いることもできる。上述した実施
の形態は一例であり、本発明を限定するものではない。
例えば、上記実施の形態では、画線要素aとbとを9
組、即ち9画線水準に設定している。しかし、これに限
らず、出力媒体の解像度に応じて8画線水準以下、ある
いは10画線水準以上に設定してもよい。
【0033】また、上記実施の形態では、最小画線幅
(画線要素aの画線幅A)を30μmとしているが、出
力媒体の解像度に応じて任意の値に設定することができ
る。目安としては、出力媒体の解像度が10160ピク
セル/インチである場合、1ピクセルは約2.5μmで
ある。この場合、テストチャートに設定する最小画線幅
は、約2.5μmの10倍である25μm以上であるこ
とが望ましい。但し、最小画線幅は出力装置や出力媒体
の安定度に依存するため、必ずしも10倍である必要は
ない。
【0034】また、図3に示したテストチャートに設定
された値に限らず、上記(1)、(2)式の関係を満た
すものであれば、他の値に設定することができる。例え
ば、図13に示されたテストチャートの各パラメータ
は、目盛xの間隔、画線要素aにおける画線幅A、非画
線幅α及び画線面積率z1が、図3に示されたものと同
一である。しかし、画線要素bにおける画線幅B、非画
線幅β、画線面積率z2は、図3に示されたものと異な
る値に設定されている。より詳細には、画線要素bにお
ける画線幅Bが全て60μmで統一されており、非画線
幅β、画線面積率z2が上記(2)式を満たすようにそ
れぞれ設定されている。図14に示されたパラメータ
は、目盛xの間隔が図3に示されたものと同様に等間隔
に設定されており、また目標画線面積率zが同様に50
%で固定されている。しかし、他の値、即ち画線要素a
における画線幅A、非画線幅α、画線面積率z1、画線
要素bにおける画線幅B、非画線幅β、画線面積率z2
の数値は、上記(1)、(2)式を用いて規則性を持た
せることなく設定されている。図15に示されたパラメ
ータは、目盛xの値が「0」、「±2」、「±6」、
「±8」、「±10」というように非等間隔に設定され
ている。また、目標画線面積率zの値も一定でなくさら
に非等間隔に設定されている。そして、他の数値も規則
性を持たせることなく、上記(1)、(2)式を用いて
設定されている。図16に示されたパラメータは、目盛
xの値が非等間隔であり、目標画線面積率zは一定値
「50%」で固定されている。他の数値は、この場合も
規則性なく、上記(1)、(2)式を満たすように設定
されている。上述したいずれのパラメータを用いて構成
されたテストチャートであっても、図3に示されたテス
トチャートと同様に、画線要素aとbの濃度差が相対的
に最も小さいものの目盛を読み取ることで、設定値と出
力値とのずれを定量的に求めることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の画線寸法測定用テストチャート
及びその作成方法並びにその作成装置、画線出力装置の
品質管理方法、並びにテストチャート作成用プログラム
によれば、顕微鏡等の補助具を用いること無く、目視に
よって容易かつ高精度に設定値と実際の出力値とのずれ
を測定することが可能であるため、作業者の個人差や作
業状況等がもたらす測定精度のばらつきを低減し、読み
取り精度及び再現性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に従って作成されたテスト
チャートの一例を示す説明図。
【図2】同テストチャートの一要素を拡大した説明図。
【図3】同テストチャートにおける画線幅、非画線幅、
画線面積率、目標画線面積率の設定値の一例を示した説
明図。
【図4】上記実施の形態に従って作成されたテストチャ
ートの一例を示す説明図。
【図5】図4に示されたテストチャートにおける画線
幅、非画線幅、画線面積率、目標画線面積率の数値を示
した説明図。
【図6】上記実施の形態に従って作成されたテストチャ
ートの一例を示す説明図。
【図7】図6に示されたテストチャートにおける画線
幅、非画線幅、画線面積率、目標画線面積率の数値を示
した説明図。
【図8】上記実施の形態によるテストチャートを画線出
力装置に出力させるときの構成を示した説明図。
【図9】同実施の形態によるテストチャートを作成する
プログラムにおける処理の手順を示したフローチャー
ト。
【図10】同プログラムによりテストチャートのパラメ
ータを設定するときのモニタ画面の表示内容の一例を示
した説明図。
【図11】同プログラムにおいて、各パッチにおける画
線要素a及びbの配置例を示した説明図。
【図12】上記実施の形態によるテストチャートを用い
た画線出力装置の品質管理を通信ネットワークを用いて
行う場合における構成を示した構成図。
【図13】同テストチャートにおける画線幅、非画線
幅、画線面積率、目標画線面積率の設定値の一例を示し
た説明図。
【図14】同テストチャートにおける画線幅、非画線
幅、画線面積率、目標画線面積率の設定値の他の例を示
した説明図。
【図15】同テストチャートにおける画線幅、非画線
幅、画線面積率、目標画線面積率の設定値のさらに他の
例を示した説明図。
【図16】同テストチャートにおける画線幅、非画線
幅、画線面積率、目標画線面積率の設定値のさらに他の
例を示した説明図。
【符号の説明】
1a、1b、1c テストチャート 2 目盛部 3a、3b、3c 画線部 a1〜a9、b1〜b9 画線要素 10 寸法表示部 12 配置表示部 14 パラメータ入力部 P テストチャート作成プログラム C コンピュータ E、E1〜E4 出力装置 Ea プリンタ Eb イメージセッタ Ec オンデマンド印刷機 Fa〜Fc、F1〜F4 出力媒体 5a〜5c テストチャート H ホストコンピュータ CN 通信ネットワーク C1〜C4 コンピュータ端末

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画線がそれぞれ形成された第1の領域及び
    第2の領域が隣接するように配置された複数の組み合わ
    せが目盛にそれぞれ対応して設けられ、 各々の前記組み合わせ毎に設定された前記第1の領域に
    おける画線幅A(Aは任意の数値)、非画線幅α(αは
    任意の数値)、目標画線面積率z(zは0より大きく1
    未満の任意の数値)、対応する目盛の数値xとの間に、 α+A=(A+x)/z の関係が成り立ち、 各々の前記組み合わせ毎に設定された前記第2の領域に
    おける画線幅B(Bは任意の数値)、非画線幅β(βは
    任意の数値)、前記目標画線面積率z、対応する目盛の
    数値xとの間に、 β+B=(B+x)/z の関係が成り立つことを特徴とする画線寸法測定用テス
    トチャート。
  2. 【請求項2】各々の前記組み合わせにおける前記第1の
    領域と前記第2の領域とは、一方が他方を囲むように配
    置されていることを特徴とする請求項1記載の画線寸法
    測定用テストチャート。
  3. 【請求項3】前記第1の領域における画線面積率z1が
    z1=A/(A+α)、前記第2の領域における画線面
    積率z2がz2=B/(B+β)で表され、 前記目盛「0」に対応して設けられた前記第1の領域に
    おける画線面積率z1と前記第2の領域における画線面
    積率z2とが一致するように設定されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の画線寸法測定用テストチャ
    ート。
  4. 【請求項4】画線が形成された第1の領域及び第2の領
    域が相互に隣接するように配置された組み合わせが目盛
    にそれぞれ対応して複数組設けられたテストチャートを
    作成する方法であって、 前記テストチャートのパラメータとして、 前記第1、第2の領域の寸法を設定するステップと、 前記組み合わせを並べる方向を設定するステップと、 前記組み合わせの数を設定するステップと、 前記組み合わせ毎に、それぞれの前記第1の領域におけ
    る画線幅A(Aは任意の数値)、非画線幅α(αは任意
    の数値)、目標画線面積率z(zは0〜1の間の任意の
    数値)と、それぞれの前記第1の領域の間の目盛xと
    を、関係式α+A=(A+x)/zを用いて設定し、ま
    たそれぞれの前記第2の領域における画線幅B(Bは任
    意の数値)、非画線幅β(βは任意の数値)、前記目標
    画線面積率zと、それぞれの前記第2の領域の間の目盛
    xとを、関係式β+B=(B+x)/zを用いて設定す
    るステップと、 前記テストチャートを出力する出力媒体上における前記
    テストチャートの位置を設定するステップと、 を備えることを特徴とする画線寸法測定用テストチャー
    トの作成方法。
  5. 【請求項5】画線が形成された第1の領域及び第2の領
    域が相互に隣接するように配置された組み合わせが目盛
    にそれぞれ対応して複数組設けられたテストチャートを
    出力媒体上に画線出力装置に作成させる装置であって、 前記テストチャートのパラメータとして、前記第1、第
    2の領域の寸法、前記組み合わせを並べる方向、前記組
    み合わせの数、前記出力媒体上における前記テストチャ
    ートの位置、さらに、前記組み合わせ毎に、それぞれの
    前記第1の領域における画線幅A(Aは任意の数値)、
    非画線幅α(αは任意の数値)、目標画線面積率z(z
    は0〜1の間の任意の数値)と、対応する目盛の数値x
    とを、関係式α+A=(A+x)/zを用いて設定し、
    またそれぞれの前記第2の領域における画線幅B(Bは
    任意の数値)、非画線幅β(βは任意の数値)、前記目
    標画線面積率zと、対応する目盛の数値xとを、関係式
    β+B=(B+x)/zを用いて設定する、パラメータ
    設定部と、 設定された前記パラメータに基づいて前記画線出力装置
    に前記テストチャートを出力させるため、前記パラメー
    タを前記画線出力装置に与えるパラメータ供給部と、 を備えることを特徴とする画線寸法測定用テストチャー
    トの作成装置。
  6. 【請求項6】画線が形成された第1の領域及び第2の領
    域が相互に隣接するように配置された組み合わせが目盛
    にそれぞれ対応して複数組設けられたテストチャートを
    出力媒体上に画線出力装置によって出力させることによ
    り、前記画線出力装置が出力する画線の寸法に関する品
    質管理を行う方法であって、 前記テストチャートにおけるパラメータとして、 前記第1、第2の領域の寸法を設定するステップと、 前記組み合わせを並べる方向を設定するステップと、 前記組み合わせの数を設定するステップと、 前記組み合わせ毎に、それぞれの前記第1の領域におけ
    る画線幅A(Aは任意の数値)、非画線幅α(αは任意
    の数値)、目標画線面積率z(zは0〜1の間の任意の
    数値)と、対応する目盛の数値xとを、関係式α+A=
    (A+x)/zを用いて設定し、またそれぞれの前記第
    2の領域における画線幅B(Bは任意の数値)、非画線
    幅β(βは任意の数値)、前記目標画線面積率zと、対
    応する目盛の数値xとを、関係式β+B=(B+x)/
    zを用いて設定するステップと、 前記テストチャートを出力する出力媒体上における前記
    テストチャートの位置を設定するステップと、 設定された前記パラメータに基づいて、前記画線出力装
    置から前記テストチャートを出力媒体上に出力させるス
    テップと、 出力させた前記テストチャートを用いて、前記画線出力
    装置から出力する画線の寸法を調整するステップと、 を備えることを特徴とする画線寸法測定用テストチャー
    トを用いた画線出力装置の品質管理方法。
  7. 【請求項7】画線が形成された第1の領域及び第2の領
    域が相互に隣接するように配置された組み合わせが目盛
    にそれぞれ対応して複数組設けられたテストチャートを
    作成する方法をコンピュータを用いて実現するプログラ
    ムであって、 前記第1、第2の領域の寸法を設定するステップと、 前記組み合わせを並べる方向を設定するステップと、 前記組み合わせの数を設定するステップと、 前記組み合わせ毎に、それぞれの前記第1の領域におけ
    る画線幅A(Aは任意の数値)、非画線幅α(αは任意
    の数値)、目標画線面積率z(zは0〜1の間の任意の
    数値)と、対応する目盛の数値xとを、関係式α+A=
    (A+x)/zを用いて設定し、またそれぞれの前記第
    2の領域における画線幅B(Bは任意の数値)、非画線
    幅β(βは任意の数値)、前記目標画線面積率zと、対
    応する目盛の数値xとを、関係式β+B=(B+x)/
    zを用いて設定するステップと、 前記テストチャートを出力する出力媒体上における前記
    テストチャートの位置を設定するステップとを備える方
    法をコンピュータに実行させることを特徴とする画線寸
    法測定用テストチャートの作成プログラム。
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