JP2003167191A - 光ディスク用対物レンズ、光ピックアップ装置、光ディスク記録再生装置及び光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク用対物レンズ、光ピックアップ装置、光ディスク記録再生装置及び光ディスク再生装置

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JP2003167191A
JP2003167191A JP2002197990A JP2002197990A JP2003167191A JP 2003167191 A JP2003167191 A JP 2003167191A JP 2002197990 A JP2002197990 A JP 2002197990A JP 2002197990 A JP2002197990 A JP 2002197990A JP 2003167191 A JP2003167191 A JP 2003167191A
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optical
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aberration
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口数が0.75以上で、軸上収差、軸外収
差と面間の偏芯収差にすぐれた、両面非球面の単レンズ
による光ディスクの対物レンズを提供する。 【解決手段】 対物レンズ11の第1面1の頂点の曲率
半径R1が次の式を満足する。 (1−D)A<R1<(1+D)A A=B/C B=0.85f(n−1) C=n(0.60866−0.11・t/f−0.12
72・d/f)(0.83+0.2・NA) ここで、NAは当該レンズの開口数、nは当該レンズの
屈折率、fは当該レンズの焦点距離、tは当該レンズの
中心厚さ、dは当該光ディスクの透過層の厚さである。
Dは、正数であり、次の値の何れか一つである。 D=0.03,0.04又は0.05

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量光ディスク
を実現する高い開口数(NA)を有する光ディスク用対
物レンズ並びにそのレンズを用いた光ピックアップ装
置、光ディスク記録再生装置及び光ディスク再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDディスクは、開口数が0.4
5〜0.5の対物レンズを用い、780nm程度の波長
を有するレーザー光で読み取り又は書き込みされてい
る。また、DVDディスクは、開口数が0.6程度の対
物レンズを用い、650nm程度の波長を有するレーザ
ー光で読み取り又は書き込みが行われている。
【0003】ところで、光ディスクの容量を上げるため
に、より短い波長の光源とより高い開口数を有するレン
ズを使用する次世代光ディスク・ピックアップシステム
の開発が進められている。
【0004】そして、より短い波長を有するレーザーと
しては、波長が約400nmのいわゆる青色レーザーが
考えられている。
【0005】前記高い開口数を有する対物レンズとして
は、例えば以下のシステムが報告されている。
【0006】(A) Jpn. J. Appl. Phys. Vol. 39(20
00) pp. 978-979 M. Itonaga et al. “Optical Disk S
ystem Using High-Numerical Aperture Single Objecti
ve Lens and Blue LD”.
【0007】(B)Jpn. J. Appl. Phys. Vol. 39(200
0) pp. 937-942 I. Ichimura et al.“Optical Disk Re
cording Using a GaN Blue-Violet Laser Diode”.
【0008】ここで、(A)は、開口数が0.7の単レ
ンズを用いたシステムを報告し、(B)は、開口数が
0.85の2群レンズを用いたシステムを報告する。
【0009】これらは、高NA化によるシステム余裕の
低下に対照するために、ディスクの再生透過層の厚さ
を、CDの1.2mmないし、DVDの0.6mmから
薄くしていることが別の特徴である。(A)によれば、
0.12mmで、(B)によれば0.1mmになってい
る。システムの余裕度の分配の仕方にも依るが、概ね
0.3mmより薄い透過層であることが望まれている。
【0010】前記(B)の2群レンズを用いたシステム
は、開口数は(A)に比べて大きいものの、組立工程が
必要な上にレンズが2枚必要なことから、量産性に劣り
且つコストも高くなる。
【0011】さらに、作動距離が文献(B)に示されて
いるように、0.13mm程度と従来のDVD等のよう
に単レンズを用いた場合の約1mmに比べて狭く、ディ
スクへの衝突の危険性が増し、システムの信頼性が低下
するという欠点もある。
【0012】そこで、次世代システムには、開国数が
0.7以上の単レンズによる光ディスク用対物レンズが
望まれている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】高い開口数を有するレ
ンズの設計が可能であることは、従来から知られてい
る。たとえば、「特に口径比の大きい非球面アプラナー
ト・レンズに関する研究」(吉田正太郎、東北大学科学
計測研究所報告、1958年3月)には、高い開口数を
有する両面非球面レンズの設計法が詳しく記されてい
る。
【0014】また、特開平4−163510には、開口
数が0.6〜0.8程度の単レンズを用いた対物レンズ
が記載されている。
【0015】しかしながら、単に設計が可能と言うだけ
では、高い開口数を有するレンズを製作することが出来
ない。このようなレンズを実際に製作するためには、製
造公差が確保された設計である必要がある。
【0016】ここで両面非球面レンズの場合、最も厳し
く、かつ重要な製造公差は、面と面の間の偏芯(面間偏
芯)である。したがって、対物レンズへの垂直入射の場
合の収差である軸上収差と、斜め入射の場合の収差であ
る軸外収差に代表される対物レンズの設計性能と、製造
公差を同時に満足する必要がある。
【0017】しかし、レンズの設計性能と製造公差は、
とりわけ、開口数が0.75より高いと、両立すること
が難しくなる。
【0018】実際、このような両面非球面のレンズで
は、軸外収差は、前述の製造公差を考慮せずに設計した
場合でも開口数が上がるにつれ劣化し、製造公差を考慮
するとさらに悪くなる。すなわち、偏芯公差を大きく確
保するためには、軸上収差と軸外収差特性を犠牲にする
必要がある。
【0019】軸上収差は、偏芯公差を考慮してもわずか
に劣化するだけであるが、軸外収差は、開口数が0.6
を超えるような高い開口数を有するレンズにおいては、
製造が可能になるミクロンオーダーの公差を確保すると
かなり犠牲になる。
【0020】前述のような理由で、性能が良い両面非球
面レンズの形状の探索が従来からなされ、種種の文献が
報告されている。特開平5−241069、特開平4−
163510は、その一例である。
【0021】特開平4−163510には、性能が良好
なレンズの形状範囲が記載されている。しかしながら、
この文献では、偏芯公差の確保について言及されていな
い。開口数が唯一0.75を超える実施例2のレンズ
(波長が532nmで、開口数が0.8の仕様)では、
僅かな偏芯でも大きな収差が発生するという問題点があ
った。
【0022】さらに、これらの先行文献の示す範囲は、
かなり広く、これらの範囲において、良いレンズを実際
に設計することが必ずしも出来ないという問題点があっ
た。
【0023】また、前記したように、高NA化を図るた
めに、2群レンズを採用した場合は、狭い作動距離のた
めに、ディスクにレンズが衝突する危険性が著しく増大
する問題点がある。光ディスクに用いられている、プラ
スチック製のディスクの場合、ディスクのそりは不可避
である。このそりの量は、DVDの場合では、0.3m
m程度ある。この値は、CDの場合の0.6mmに比べ
て半分に改善されているが、素材の特性に起因する量な
ので、これ以上の改善は厳しい。ここに対して、2群レ
ンズの作動距離は前述のように、0.13mmである。
この距離はレンズの設計により変わるが、レンズの焦点
距離をピックアップの大型化を招かない範疇に設定した
場合は、約0.2mm以上にすることは厳しい。すなわ
ち、レンズがディスクへ焦点を合わせる位置、すなわち
記録再生動作が行われる位置にある場合、フォーカスサ
ーボが動作していない限り、ディスクに衝突する。すな
わち、フォーカスサーボが、例えばディスクのディフェ
クトあるいは外乱振動等に起因するアクシデントではず
れた場合は、ディスクに衝突する可能性がある。
【0024】また、別の論文(C)Jpn. J. Appl. Phy
s. Vol. 41(2002) pp. 1804-1807 G.Hashimoto et al.
“Miniature Two-Axis Actuator for High-Data-Transf
er-Rate Optical Strorage Sytem”. によれば、2群構
成のNA=0.85のレンズであって、焦点距離が0.
88mmと小型なレンズが報告されている。このレンズ
を用いれば、アクチュエーター並びにピックアップの小
型化と高速化を達成することが出来る。しかしながら、
記載されたレンズの作動距離は0.1mmとさらに狭く
なっていて、上記した危険性がさらに上がるという問題
点がある。
【0025】本発明は、前述の課題に鑑みて提案される
ものであって、開口数が0.75以上で、軸上収差、軸
外収差と面間の偏芯収差にすぐれた、両面非球面の単レ
ンズによる光ディスクの対物レンズ並びにそのレンズを
用いた光ピックアップ装置、光ディスク記録再生装置及
び光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0026】
【発明を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る光ディスク用対物レンズは、両面が
非球面とされた開口数(NA)が0.75以上の単レン
ズであって、第1面の頂点の曲率半径R1が次の式を満
足する。
【0027】(1−D)A<R1<(1+D)A A=B/C B=0.85f(n−1) C=n(0.60866−0.11・t/f−0.12
72・d/f)(0.83+0.2・NA)
【0028】ここで、nは当該レンズの屈折率、fは当
該レンズの焦点距離、tは当該レンズの中心厚さ、dは
当該光ディスクの透過層の厚さである。Dは正数であ
り、好ましくは0.05、より好ましくは0.04、さ
らにより好ましくは0.03である。
【0029】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係る光ディスク用対物レンズは、両面が非球面とさ
れた開口数(NA)が0.75以上の単レンズであっ
て、レンズの内部における最大高さの光線の光軸と成す
角度u1´が、次の式を満足する。
【0030】(1−D)sin(K)<sin(u1
´)<(1+D)sin(K) K=(0.60866−0.11・t/f−0.127
2・d/f)(0.83+0.2・NA)・NA/0.
85
【0031】ここで、fは当該レンズの焦点距離、tは
当該レンズの中心厚さ、dは当該光ディスクの透過層の
厚さである。Dは正数であり、好ましくは0.06、よ
り好ましくは0.05、さらにより好ましくは0.04
である。
【0032】本発明に係る光ディスク用対物レンズにお
いては、光ディスクの透過層の厚さは、CDディスクや
DVDディスクより薄い、0.3mm以下であることが
好ましい。また、本発明に係る光ディスク用対物レンズ
は、レーザーの波長が450nm以下のシステムに適用
することが好ましい。
【0033】また、本発明に係る光ディスク用対物レン
ズは、結像倍率が0であることが好ましい。すなわち、
この対物レンズは、少なくとも誤差なく製造されてい
て、かつ光源の波長が設計の基準波長と一致している場
合、平行光を集光することが好ましい。
【0034】本発明に係る光ディスク用対物レンズは、
上述のような構成を有し、レンズの両面の間の偏芯公差
が製造可能な範囲にあるが、軸外収差特性の劣化は小さ
い。
【0035】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係る光ピックアップ装置は、前記特性の少なくとも
一つを有するレンズと、レーザー光源と、フォトディテ
クタとを有することが好ましい。
【0036】前記レンズは、前記レーザー光源から出射
するレーザー光が照射されるべき光ディスクの径に応じ
て作動距離が次の関係を有することが好ましい。
【0037】作動距離>0.005×光ディスク半径
【0038】本発明に係る光ディスク記録再生装置は、
前記光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置を
用いて光ディスクに情報を記録再生する記録再生手段と
を有することが好ましい。
【0039】本発明に係る光ディスク再生装置は、前記
光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置を用い
て光ディスクに記録されている情報を再生する再生手段
とを有することが好ましい。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ディスク用
対物レンズ、光ピックアップ装置、光ディスク記録再生
装置及び光ディスク再生装置の実施の形態について、図
面を参照して詳細に説明する。
【0041】まず、本実施の形態の光ディスク用対物レ
ンズが満たす各条件式の説明に先立ち、本実施の形態の
レンズの設計に関して基本的な軸上収差特性、軸外収差
特性、偏芯公差のバランスについて説明する。ここで、
偏芯公差とは、偏芯がある場合の波面収差の増加で定義
される。
【0042】本実施の形態では、軸上収差、軸外収差及
び偏芯公差を確保するために、次の3つの条件のバラン
スを取ることが要請される。
【0043】(1)軸上収差を確保するため、レンズの
球面収差が補正されていること。
【0044】(2)軸外収差を確保するため、レンズが
正弦条件を満たしていること。
【0045】(3)偏芯公差を確保するため、第2面が
単独で正弦条件を満たしていること。
【0046】両面非球面レンズは、軸上収差及び軸外収
差を確保するための条件(1)と(2)の2つを同時に
満たすことが出来る。条件(1)と(2)を同時に満た
すレンズをアプラナートと呼ぶ。
【0047】しかし、一般に、条件(1)及び(2)を
満たしていると、偏芯公差を確保するための条件(3)
を満たすことは出来ない。
【0048】ところで、条件(2)が満足されていて、
(3)がほぼ満たされると、レンズ全体が正弦条件を満
たし、かつ第2面も正弦条件をほぼ満足することから、
第1面においても光線高さと屈折角の関係において正弦
条件がほぼ満足される。
【0049】さらに、本実施の形態においては、軸上収
差及び軸外収差を確保するための条件(1)と(2)、
偏芯公差を確保するための条件(3)のバランスを取
り、ほぼ満足されている条件(3)の満足度を案分する
ことで、軸上収差及び軸外収差を確保しつつ、レンズの
製造が可能な偏芯公差を確保することが可能である。
【0050】前記した「特に口径比の大きい非球面アプ
ラナート・レンズに関する研究」(吉田正太郎、東北大
学科学計測研究所報告、1958年3月)によると、両
面非球面レンズに関して、焦点距離を一定にして、レン
ズ半径をベンディングして変化させた場合、かなり広い
頂点半径の組み合わせの範疇で、条件(1)と(2)を
同時に満足するレンズが得られることが明らかにされて
いる。
【0051】さらに、田中康宏「アプラナティック単レ
ンズ設計とディスク光学系への応用」、光学 27,1
2(1998)p720によれば、面間の偏芯に強いレ
ンズは、条件(3)を満足することが示されている。
【0052】ここで、条件(1)と(2)を満足する非
球面レンズの設計の内で、条件(3)を満足するものが
あれば、偏芯公差に強いレンズと言える。しかしなが
ら、前記したようにこれらを同時に完全に満足すること
はできない。さらに、本願の発明者の解析に依れば、開
口数が大きくなればなるほど、条件(1)〜(3)につ
いて完全性からの乖離が大きくなることが判明してい
る。
【0053】実際、従来のDVDディスク用の開口数が
0.6のレンズ又はCDディスク用の開口数が0.45
のレンズの程度であれば、開口数が低いため、頂点半径
の設定をかなり広い範囲で変化させても収差の増加は少
なく、軸上収差と軸外収差の間のバランスを容易に取る
ことが出来る。すなわち、どの半径を出発点としても、
軸外収差または軸上収差を僅かに犠牲にすれば偏芯公差
を大きく出来る。
【0054】これに対して、開口数が上がり、波長が短
くなると、収差は波長に反比例して大きくなるので、設
計上の余裕がなくなる。そこで、このようなレンズに対
してはより厳密に形状(近軸形状)を定める必要性があ
った。
【0055】ここにおいて、本願の発明者は、レンズの
焦点距離、レンズの厚さ、及びディスクの厚さを定めた
場合、偏芯公差の大きなレンズにおいては、同じ高さで
レンズに入射する光線は、レンズの屈折率にほとんどよ
らず、レンズの内部で光軸に対してほぼ同じ角度を有す
ることを見出した。また、前記角度は、ディスクの厚さ
とレンズに厚さに依存することを見出した。
【0056】本実施の形態では、このような性質を利用
して、条件(1)〜(3)の間のバランスをとりつつ、
各条件を相応に確保するようにする。
【0057】図1は、レンズの形態を説明する図であ
る。
【0058】対物レンズ11は、入射する光束L1を屈
折し、光ディスク21の信号記録面上に集光する。対物
レンズ11の第1面1の頂点における曲率半径はR1で
あり、第2面2の頂点における曲率半径はR2である。
また、レンズ11の中心厚さはt、光ディスク21の透
過層の厚さはdである。
【0059】図2は、レンズ内部の光線の角度と、第2
面の結像倍率を説明する図である。
【0060】光軸に平行に対物レンズ11に入射した光
束L1について、最大高さの光線は、対物レンズ11の
第1面1で屈折して光軸とu1の角度をなし、さらに対
物レンズ11の第2面2で屈折して光軸とu2の角度を
なす。
【0061】ここで、開口数が0.85の場合の式を示
す。u1は、第1面1で屈折された最大高さの光線が光
軸となす角であるが、条件(1)と(2)を満たしたア
プラナートによって非球面化した場合に、開口数が0.
85の光線が作る角度でもある。前述のように、この角
度は、特性の良いレンズにおいて、レンズの焦点距離f
に対するレンズの中心厚さtと光ディスク厚さdで決ま
り、レンズの屈折率によらない。この式を、次に示す。
【0062】 sin(u1)=0.60866−0.11t/f−0.1272d/f ・・・( 4)
【0063】図3は、レンズ厚さに関して、u1を求め
る回帰式と回帰式を求めるのに用いたデータの関係を示
した図である。図中の符号◆は実設計値を、図中の直線
は回帰式による値を表している。
【0064】実設計値は、焦点距離fが2mm、レンズ
の硝材の屈折率nが1.75、光ディスクの透過層の厚
さdが0.1mmの場合について、レンズの厚さtを変
化させて設計したものの値である。実設計値と回帰式に
よる値は、良く一致しており、回帰式の正当性が示され
ている。
【0065】図4は、ディスク厚さに関して、u1を求
める回帰式と回帰式を求めるのに用いたデータの関係を
示した図である。図中の符号◆は実設計値を、図中の直
線は回帰式による値を表している。
【0066】実設計値は、焦点距離fが2mm、硝材の
屈折率nが1.75、レンズの透過層の厚さtが3mm
の場合について、ディスクの厚さdを変化させて設計し
た値である。実設計値と回帰式による値は良く一致して
おり、回帰式の正当性が示されている。
【0067】さて、前記式(4)を用いて、レンズの諸
定数を定めるには、近軸の公式を使うのが簡単である。
【0068】ところで、このレンズは、第1面と第2面
が単独で、ほぼ正弦条件を満足している。ここで、u1
とu2の関係は、第2面での結像作用で決まる。ところ
で、面が単独で正弦条件を満足するとは、面における実
光線の結像倍率が、光線の高さによらず、近軸倍率と同
一の一定値を取ると言うことである。
【0069】すなわち、第2面の近軸結像倍率をβとす
ると、次の関係が成り立つ。ここで、up1,up2は
近軸光線の傾き、u1,u2は実光線の傾きである。
【0070】β=n・up1/up2=n・sin(u
1)/sin(u2)
【0071】ここで、最大高さの光線の開口数、すなわ
ちsin(u2)が0.85であるから、次式が得られ
る。
【0072】β=n・sin(u1)/0.85
【0073】さらに、本願の発明者は、u1(とup1
とβ)が、開口数に応じて変化することを見出した。
【0074】これは、条件(1)と(2)を満たすと、
条件(3)には僅かに誤差が残るが、光線の屈折角が最
も大きくなるレンズの最外周で条件(3)を満たすよう
にすると、最も偏芯に強くなるからである。このため、
βは開口数に依存する。
【0075】開口数を考慮したβを一般化したβ´は、
次の式で与えられる。第2面の結像倍率β´は、開口数
(NA)を加味したものである。
【0076】β´=β(0.83+0.2・NA)
【0077】図5は、開口数による結像倍率β´の変化
を求めるために用いたデータと回帰式の関係を示す図で
ある。図中の符号◆は実設計値を、図中の直線は回帰式
による値を表している。
【0078】実設計値は、焦点距離fが2mmで、硝材
の屈折率nが1.75で、レンズの厚さtが2mmの場
合について、開口数を変化させて設計したものの値であ
る。実設計値と回帰式による値は良く一致しており、回
帰式の正当性が示されている。
【0079】ここで、R1と倍率β´の間は、次のよう
な関係がある。
【0080】R1=f(n−1)/β´
【0081】図6は、この式の導出を説明する図であ
る。
【0082】図6のAに示すレンズは、屈折率nであ
り、曲率R101の第1面101と曲率R102が無限
大の第2面102を有し、光軸に平行な光線L101が
入射している。第2面は、曲率R102が無限大なので
平面である。この場合、焦点距離f´、第1面101の
曲率R101、屈折率nの間には、次の関係がある。
【0083】f´=R/(n−1)
【0084】図6のBは、像界112が屈折率nの場合
を示す。曲率R101の第1面101に入射した光軸に
平行な光線L101は、第1面101の頂点から距離L
の位置で光軸と交わっている。この場合、次の関係式が
成り立つ。
【0085】f´=L/n
【0086】したがって、第1面101の曲率R101
は、次のように表すことができる。
【0087】 R101=(n−1)f´=(n−1)/n・L
【0088】図6のCは、両凸レンズへの拡張を説明す
る図である。両面凸のレンズ113に最大高さhの光軸
に平行な光線が入射している。図中のLは、図6のBで
示したLに相当している。倍率の定義により、次の式が
得られる。
【0089】β=n・u1/u2=n・f/L
【0090】すなわち、次のようになる。
【0091】L=n・f/β
【0092】この式を用いると、第1面101の曲率半
径R101を、屈折率n、焦点距離f、結像倍率βで表
すことができる。
【0093】R101=(n−1)・f/β
【0094】このようにして、上述のR1とβ´の関係
式が得られる。上述の式を基に、R1を求めると次式が
得られる。
【0095】R1=B/C B=0.85f(n−1) C=n(0.60866−0.11・t/f−0.12
72・d/f)(0.83+0.2・NA)
【0096】開口数が0.75以上のレンズの場合、偏
芯公差を充分に満足したレンズを設計するためには、前
記曲率半径R1から、好ましくは0.05、より好まし
くは0.04、さらにより好ましくは0.03以内であ
ることが好ましい。
【0097】ここで、sin(u1)は、R1と反比例
している。sin関数の特性として、u1に比べるとs
in(u1)の変化は小さいので、u1の変化は大きく
なる。すなわち、R1に許容される範囲と比べてu1に
許容される範囲は広くなる。
【0098】このような関係を整理すると、第1面の曲
率半径R1に対する次のような条件として表すことが出
来る。
【0099】 (1−D)A<R1<(1+D)A ・・・(5) A=B/C B=0.85f(n−1) C=n(0.60866−0.11・t/f−0.12
72・d/f)(0.83+0.2・NA)
【0100】ただし、Dは正数であり、好ましくは0.
05、より好ましくは0.04、さらにより好ましくは
0.03である。なお、Dは、0.03〜0.05の範
囲のいずれの値であってもよいことはいうまでもない。
【0101】なお、ディスクの透過層の影響は比較的少
なく、屈折率が1.45〜1.65の範囲で、大きな変
化はない。
【0102】前記した0.03〜0.05の幅は、この
ディスクの屈折率の違い、厳密にはレンズの屈折率によ
り生じる僅かな違いを含んでの値である。
【0103】なお、レンズの屈折率が低く、開口数が
0.75より低い値の時は余裕が増えるため、この値か
ら5%以内で概ね良好な設計を得ることが出来る。
【0104】上記をまとめると、レンズの第1面の曲率
半径R1に関する条件(5)を満たすと、軸上収差特
性、軸外収差特性、及び偏芯公差(による収差増加)を
同時に満足することが出来る。
【0105】さらに補足すると、本実施の形態の非球面
レンズは、光軸に対して回転対称なレンズ(共軸光学
系)であっても、方向により僅かに非球面形状を変化さ
せたトーリックレンズ(toric lens)のような形状であ
っても良い。トーリックレンズのような形状の場合も、
各々の方向における第1面の曲率半径R1が前記した範
囲に入っている必要があるのは言うまでもない。
【0106】条件(5)の示す範囲に第1面の曲率半径
R1を設定すると、第2面の曲率半径R2は、次の式に
より、設定された焦点距離fから自動的に決まる。な
お、この式は、両面の半径と厚さが与えられた場合の、
単レンズの近軸焦点距離を計算する基本的な式から容易
に導ける。
【0107】R2=G/H G=f(n−1)(t(n−1)/n−R1) H=(R1−f(n−1))
【0108】このようにして第1面の頂点における曲率
半径R1と第2面の頂点における曲率半径R2が決ま
る。これらの曲率半径に基づいて、条件(1)と(2)
を同時に満足するように、両面を非球面化すると、非球
面の形状は一義的に決まる。このとき、条件(3)の正
弦条件の満足度が高くなり、偏芯公差の大きいレンズを
得ることが出来る。
【0109】前述したように、条件(1)と条件(2)
を完全に満足しながら、条件(3)を満足することは出
来ない。これは、3個の条件に対して、レンズの設計自
由度が非球面2面しかなく、設計自由度が2であるため
である。したがって、前記したようにして得られた非球
面形状を僅かに変更して、偏芯公差を増加させることも
可能である。この場合は、軸上収差又は軸外収差の劣化
が避けられないが、実用的なレンズを得るために重要な
製造公差を確保することが出来る。
【0110】これは別の言い方をすると、軸上収差と軸
外収差を適切に劣化させて、偏芯公差を確保できるバラ
ンスを取った設計を行うと言える。さらに別の言い方を
すると、前記の三つの条件(1)〜(3)の満足度合い
を案分する作業とも言える。
【0111】そして、このように非球面形状の探索をす
る際には、出発点となる球面の半径は、条件(5)又は
(6)を満足していなければ、偏芯公差、軸外収差又は
軸上収差の増大を招き、収差間のバランスを採った設計
が出来ない。
【0112】ところで、本明細書の式の範囲内に、完全
アプラナートレンズにおいて、偏芯による収差増加が最
小になる第1面半径がある。ここで、上記した、収差の
バランスを取る場合には、必ずしも偏芯収差が最小にな
る半径を用いる必要はなく、条件式を超えることがない
範疇で、その近傍の僅かに異なる半径を非球面形状の頂
点の半径として用いて、軸上収差と軸外収差とのバラン
スを取ることが可能である。
【0113】収差のバランスを取るとは、完全アプラナ
ートレンズに不完全性を(設計自由度と言える)を導入
することに他ならず、レンズの半径自体も、自由度を追
加してバランスを取ることが可能になる。
【0114】もちろん、条件式を超えて変化させた場合
には、収差間のバランスを取ることは難しくなるため、
条件式は守る必要がある。
【0115】上記では、開口数による特性の変化を、結
像倍率βの変化に着目して記述したが、さらにここで、
レンズ内部における最高高さの光線が光軸となす角度u
1の開口数による変化に注目して説明する。
【0116】まず、開口数が変化すると、u1は概ね開
口数に比例して変化する。更に、これに加えて、βの変
化で記述したことと同様な理由により、比例的変化から
少しずれる。正確には、βの変化は、u1の変化に起因
している。
【0117】このこと考慮した、NAが0.85以外の
場合の内部角度をu1´とする。
【0118】u1´は次の式で表される。
【0119】K=(0.60866−0.11・t/f
−0.1272・d/f)(0.83+0.2・NA)
・NA/0.85
【0120】ここで、fは焦点距離、tはディスクの中
心厚さ、dは光ディスクの透過層の厚さ、NAはレンズ
の開口数である。
【0121】そして、開口数が0.75以上のレンズの
場合、偏芯公差を充分に確保したレンズを設計するため
には、内部角度u1´から、好ましくは0.06、より
好ましくは0.05、さらにより好ましくは0.04の
範囲にあることが好ましい。
【0122】このような関係を整理すると、内部角度u
1´に対する次のような条件として整理することが出来
る。
【0123】 (1−D)sin(K)<sin(u1´)<(1+D)sin(K) ・・・(6) K=(0.60866−0.11・t/f−0.1272・d/f)(0 83+0.2・NA)・NA/0.85
【0124】ただし、Dは正数であり、好ましくは0.
06、より好ましくは0.05、さらにより好ましくは
0.04である。なお、Dは、0.04〜0.06の範
囲のいずれの値であってもよいことはいうまでもない。
【0125】なお、ディスクの透過層の影響は比較的少
なく、屈折率が1.45〜1.65の範囲で、大きな変
化はない。
【0126】前記した0.04〜0.06の幅は、この
ディスクの屈折率の違い、厳密にはレンズの屈折率によ
り生じるわずかな違いを含んでの値である。
【0127】また、レンズの屈折率が低くて、開口数が
0.75より低い時は、余裕が増えるため、この値から
6%以内の角度で概ね良好な値を得ることが出来る。
【0128】上記をまとめると、レンズ内部での最大高
さの光線の光軸と成す角u1´に対して、条件(6)を
満たすと、軸上収差特性、軸外収差特性及び偏芯公差
(による収差増大)を同時に満足することが出来る。
【0129】さらに補足すると、この非球面レンズは、
光軸に対して回転対称なレンズ(共軸光学系)であって
も、方向により僅かに非球面形状を変化させた、トオー
イックレンズのような形状であっても良い。後者の場合
も、各々の方向における第1面の曲率半径が前記した範
囲に入っている必要があるのは言うまでもない。
【0130】次に、上記したレンズを用いた光ピックア
ップ、記録装置、再生装置に関する事項の詳細な説明を
記載する。
【0131】まず、レンズに求められる作動距離に関し
て、少なくともその作動距離がディスクの面ぶれの最大
値より大きいことが望まれる。
【0132】理由は、フォーカスサーボが、例えばディ
スクのディフェクトあるいは外乱振動等に起因するアク
シデントではずれた場合であっても、ディスクに衝突す
る可能性を低く押さえることが出来るためである。なお
フォーカスサーボが動作していない状態においては、例
えばレンズをディスクから遠ざける方向に待避しておく
等の衝突回避策を取ることが出来るので、フォーカスサ
ーボ動作時の上記アクシデントが最も危険が高い状態と
言える。
【0133】このとき、ディスクのそりの角度をαとし
て、ディスクが単純なお椀型にそっていると考えると、
ディスクの面ぶれ量Lは、半径Rにおいて、L=R・t
an(α)となる。
【0134】ディスクのそり角は、ディスクの規格で定
義されているが、CDにおいて0.6度、DVDにおい
て、0.3度とされている。ディスクの面ぶれは、前述
のそり形状の場合最外周で最大になるから、直径120
mmのディスクにおいて、各々、0.3mmあるいは、
0.6mmの面ぶれが生じうる。
【0135】ところで、より高密度化を図ったシステム
においても、ディスク素材はプラスチックであり、DV
Dの場合のディスクのそり角をこれ以上改善することは
難しい。また、ディスクの最大の面ぶれは、半径に比例
する。これより、光ピックアップ、あるいは記録再生装
置で用いるディスクの最大の半径をRとした場合、ディ
スクの面ぶれLはL=0.005・Rとなる。
【0136】ここで、レンズの作動距離dwは、次の式
で求めることが出来る。
【0137】dw=fb−d/nd
【0138】ここで、dは光ディスクの厚さであり、n
dは光ディスクの屈折率である。fbは、次の式で規定
される。R1は、前述の式によって規定されている。
【0139】fb=f(1−t(n−1)/n/R1)
【0140】すなわち、レンズが厚くなると、作動距離
が短くなるが、レンズとして成立するためには、作動距
離が有限である必要がある。したがって、レンズ厚さの
上限は、作動距離が有限な値である範囲になる。この範
囲は、レンズの焦点距離と、厚さと、ディスクの厚さで
決まる。
【0141】レンズの厚さの範囲は、例えば2mm以
上、3.5mm以下に設定することができる。
【0142】ここにおいて、好ましくは、作動距離dW
は、前述したディスクの最大の面ぶれ量Lより大きく定
める。
【0143】
【0144】したがって、例えば記録再生機で扱うディ
スクの最大半径が60mmの時は、作動距離が0.3m
m以上、25mmの時は、作動距離が0.125mm以
上、40mmの時は、作動距離が0.1mm以上である
ことが好ましい。
【0145】ところで、作動距離を広くするためには、
焦点距離を長くすればよいことが、上記の式より明らか
である。しかしながら、焦点距離を長くすることは、レ
ンズの大型化を引き起こし、結果としてピックアップな
いしは、記録再生装置の大型化を招く。さらには、大き
なレンズは、レンズアクチュエーターの周波数特性の向
上に不利なため、高転送レートを実現することが困難と
なる。
【0146】したがって、レンズの焦点距離には好まし
い範囲がある。本発明において、焦点距離fは、好まし
くは10mm以下であり、さらに好ましくは3.5mm
以下である。
【0147】すなわち、光束の大きさ(直径)φは、次
の式によって与えられ、開口数(NA)と焦点距離fに
依存する。
【0148】φ=2×NA×f
【0149】焦点距離が10mmでNAが0.75のと
き、φ=15mmとなる。この直径は、多くの光ピック
アップ装置がφ<5mm程度の光束を用いていることか
ら比べると、大きいといえる。従って、焦点距離は10
mm以下であることが望まれる。さらに、φ=5mmと
すると、NA=0.75でf=3.33mmであること
から、焦点距離が3.5mm以下であることがさらに望
ましい。
【0150】本発明に係る光ピックアップ装置は、前述
の光ディスク用対物レンズを備えるものである。好まし
くは、光ピックアップ装置は、前記光ディスク用対物レ
ンズを用いて、光ディスクのトラックに沿って光束を集
光して照射し、情報信号の記録又は再生を行う。好まし
くは、光ピックアップ装置の結像倍率は0である。
【0151】本発明に係る光ディスクの記録再生装置な
いし再生装置は、前述の光ディスク用対物レンズを備え
るものである。好ましくは、光ピックアップ装置は、前
記光ディスク用対物レンズを用いて、光ディスクのトラ
ックに沿って光束を集光して照射し、情報信号の記録又
は再生を行う。好ましくは、光ピックアップ装置の結像
倍率は0である。
【0152】以下、本発明に係る光ディスク用対物レン
ズの実施例を示す。
【0153】実施例では、次のような多項式を用いて非
球面を表す。
【0154】Z=CY/(1+(1−(1+K)C
0.5)+AY+BY +CY+DY10
EY12+FY14
【0155】ここで、Zは面の頂点からの距離、Yは光
軸からの高さ、Kはコーニック定数、A〜Fは4次から
14次の非球面係数である。たとえば、Aは、Yの4乗
の係数に相当する。
【0156】<実施例1>図7は、実施例1の対物レン
ズの断面図である。
【0157】対物レンズ11に入射した光束Lは、第1
面1と第2面2で屈折し、光ディスク21の第3面3と
透過層を透過して信号記録面に集光される。
【0158】レンズ仕様は、表1の通りである。
【0159】
【表1】
【0160】レンズの設計値は、表2の通りである。
【0161】
【表2】
【0162】第1面の非球面係数は、表3の通りであ
る。
【0163】
【表3】
【0164】第2面の非球面係数は、表4の通りであ
る。
【0165】
【表4】
【0166】このレンズ仕様から、計算されるR1の推
奨値、すなわち式(5)におけるAの値は、1.731
695mmである。この推奨値と実設計値との乖離は、
1.25%である。
【0167】このレンズの特性は、ほぼ条件(1)と
(2)を満足し、僅かに条件(3)に誤差の残るアプラ
ナートである。
【0168】このレンズにおいては、軸上での波面収差
は、0.002λと小さく、実用上は無収差と言える値
である。軸外0.5度の入射光線に対する波面収差は、
0.023λと良好な特性を示している。さらに、製造
工程で重要な面間の偏芯に関しては、偏芯が3μmの
時、波面収差0.036λと非常に良好な値を有してい
る。
【0169】また、作動距離は、0.4605mmであ
り、半径60mmのディスクを用いた場合の好ましい作
動距離である、0.3mmより充分広くなっている。
【0170】このレンズの最も高い光線のレンズ内部に
おける角度の正弦は、sin(u1´)=0.46であ
る。一方、このレンズ仕様から計算されるsin(u1
´)の推奨値、すなわち式(6)におけるsin(K)
は、0.4511である。この推奨値の実設計値からの
乖離は1.97%である。
【0171】図8は縦収差図であり、図9は正弦条件不
満足量を示す図であり、図10は非点収差図である。
【0172】図11は、実施例1のレンズと同じ屈折率
と厚さを保ちながら、第1面の曲率半径R1を僅かに変
化させて設計したレンズにおいて、偏芯が3μmある場
合の収差の増加の様子を示す図である。
【0173】収差の増加は、符号□で示す開口数が0.
75の場合と、符号◆で示す0.85の場合とが示され
ている。
【0174】各々の開口数における、式(5)のAの値
は、開口数0.75で1.767mm、開口数が0.8
5で1.732mmである。
【0175】図より、偏芯時の収差の限界を0.04λ
と設定すると、第1面の曲率半径R1を、推奨値となる
Aの値の少なくとも5%以内に設定することが望まれる
ことがわかる。さらに、望ましくは、4%以内にあれ
ば、確実に0.04λ以下に設定できる。
【0176】また、開口数が高くなると、R1が変化し
た場合の収差増加が大きくなることを考慮すると、3%
以内であることがさらに推奨される。
【0177】ところで、開口数が0.85の場合に、収
差最良点とAから理論的に与えられる値が1%程度ずれ
ているが、これは、回帰式の誤差によるもので、前記し
た範囲は、これを考慮しての値である。
【0178】なお、このレンズ仕様の場合は、3μmの
偏芯で、0.04λの収差が実現されているが、仕様に
よってはかなり大きい値しか実現できない場合もある。
このような場合においても、収差を小さく抑えるために
は、上記した範囲に抑える必要があるのは言うまでもな
い。
【0179】<実施例2>図12は、実施例2の対物レ
ンズの断面図である。
【0180】レンズ仕様は、表5の通りである。
【0181】
【表5】
【0182】レンズの設計値は、表6の通りである。
【0183】
【表6】
【0184】第1面の非球面係数は、表7の通りであ
る。
【0185】
【表7】
【0186】第2面の非球面係数は、表8の通りであ
る。
【0187】
【表8】
【0188】このレンズ仕様から、計算されるR1の推
奨値、すなわち式(5)のAの値は、1.4495mm
である。この推奨値と実設計値との乖離は、0.3%で
ある。このレンズの特性は、ほぼ条件(1)と(2)を
満足した僅かに条件(3)に誤差の残るアプラナートで
ある。
【0189】軸上での波面収差は、0.001λと非常
に小さく、実用は無収差と言える値である。軸外0.5
度の入射光線に対する波面収差は、0.013λと良好
な特性を示している。さらに、製造公差で重要な面間の
偏芯に関しては、偏芯が3μmの時に波面収差0.02
3λと、非常に良好な値を有している。
【0190】また、作動距離は、0.395mmであ
り、半径60mmのディスクを用いた場合の好ましい作
動距離である、0.3mmより充分広くなっている。
【0191】このレンズの、最も高い光線のレンズ内部
の角度u1´の正弦は、sin(u1´)=0.421
である。一方、このレンズ仕様から、計算される、si
n(u1´)の推奨値、すなわち、式(5)におけるs
in(K)は、0.44である。この推奨値の実設計値
との乖離は、1.7%である。
【0192】図13は縦収差図であり、図14は正弦条
件不満足量を示す図であり、図15は非点収差図であ
る。
【0193】<実施例3>図16は、実施例3の対物レ
ンズの断面図である。
【0194】対物レンズ11に入射した光束Lは、第1
面1と第2面2で屈折し、光ディスク21の第3面3と
透過層を透過して信号記録面に集光される。
【0195】レンズ仕様は、表9の通りである。
【0196】
【表9】
【0197】レンズの設計値は、表10の通りである。
【0198】
【表10】
【0199】第1面の非球面係数は、表11の通りであ
る。
【0200】
【表11】
【0201】第2面の非球面係数は、表12の通りであ
る。
【0202】
【表12】
【0203】このレンズ仕様から、計算されるR1の推
奨値、すなわち式(5)におけるAの値は、0.734
mmである。この推奨値と実設計値との乖離は、0.5
%である。
【0204】このレンズの特性は、ほぼ条件(1)と
(2)を満足し、僅かに条件(3)に誤差の残るアプラ
ナートである。
【0205】このレンズにおいては、軸上での波面収差
は、0.002λと小さく、実用上は無収差と言える値
である。軸外0.5度の入射光線に対する波面収差は、
0.008λと良好な特性を示している。さらに、製造
工程で重要な面間の偏芯に関しては、偏芯が3μmの
時、波面収差0.037λと非常に良好な値を有してい
る。
【0206】このレンズの最も高い光線のレンズ内部に
おける角度の正弦は、sin(u1´)=0.45であ
る。一方、このレンズ仕様から計算されるsin(u1
´)の推奨値、すなわち式(6)におけるsin(K)
は、0.4367である。この推奨値の実設計値からの
乖離は3.0%である。
【0207】図17は縦収差図であり、図18は非点収
差図であり、図19は正弦条件不満足量を示す図であ
る。
【0208】また、作動距離は、0.1735mmであ
り、半径25mmのディスクを用いた場合の好ましい作
動距離である、0.125mmより充分広くなってい
る。
【0209】次に、光ピックアップ装置の実施例を図2
0をもって説明する。光ピックアップ装置30は、レー
ザー光源である青色レーザーダイオード(LD)31と、
ビームスプリッタ32と、対物レンズ33と、フォトデ
ィテクタ(PD)及び電流電圧変換器(I−V)34とを
有している。
【0210】青色LD31は、例えば約405nmの青
色光(レーザー光)を発する。ビームスプリッタ32
は、青色LD32から光ディスク35に向かう光と、光
ディスク35からPD及びI−V34に向かう光を分離
する。対物レンズ33は、前述の実施例に示したものを
用いる。PD及びI−V34は、入射した光を電流に変
換し、さらにこの電流を電圧に変換して出力する。
【0211】光ピックアップ装置30は、光ディスク3
5に信号(情報)を記録することができる。すなわち、
青色LD31は、入力される記録信号によって変調され
た青色光を発する。この青色光は、ビームスプリッタ3
2と対物レンズ33を介して光ディスク35に集光され
る。光ディスク35においては、光ピックアップ装置3
0から照射されたレーザー光の強さによって信号記録面
に情報信号が記録される。例えば、光ディスク35のラ
ンド又はグループに、ピット又は相変化によって信号を
記録する。
【0212】また、光ピックアップ装置30は、光ディ
スク35から信号を再生することができる。すなわち、
青色LD31から発した所定の強さの光は、ビームスプ
リッタ32と対物レンズ33を介して光ディスク35の
信号記録面に集光される。光ディスク35からの反射光
は、対物レンズ33とビームスプリッタ32を介してP
D及びI−V34に入力され、電圧に変換される。この
ように、例えば光ディスク35の信号記録面のランド又
はグルーブにピットとして記録された信号は、電圧とし
て出力される。
【0213】次に、光ディスク記録再生装置又は光ディ
スク再生装置の実施例を図21をもって説明する。
【0214】光ディスク記録再生装置は、PRML(Pa
rtial Response Maxim likelihood)ブロック50と、
コントローラブロック60と、記録補償ブロック70と
を有している。また、光ディスク記録再生装置は、前述
の光ピックアップ装置30を有している。さらにこの例
では、信号変調方式に1−7RLL(Run Length Limi
t)を用いている。
【0215】PRMLブロック50は、A/D変換器5
1と、ディジタル等化器52と、タップ係数制御器53
と、フェーズシフタ54と、PLL55と、ビタビ検出
器56とを有している。コントローラブロック60は、
1−7RLL(Run Length Limited)処理部61を有し
ている。
【0216】PRMLブロック50は、光ピックアップ
30から前置増幅器を介して信号が入力され、PRML
信号処理を施す。コントローラブロック60は、PRM
Lブロック50のビタビ復号器56から信号が入力さ
れ、1−7RLL処理部61によって処理を行う。記録
補償ブロック70は、コントローラブロック60から信
号が入力され、この信号に応じてLD駆動部を介して光
ピックアップ装置30の青色LD31を駆動制御する。
【0217】このように、光ディスク記録再生装置は、
光ディスク35から光ピックアップ装置30で読み出し
た信号に対して所定の復号を施して復調して出力するこ
とによって再生する。また、入力された信号に所定の符
号化を施して変調し、光ピックアップ30を介して光デ
ィスク35に書き込むことによって記録する。なお、光
ディスク記録再生装置の有する記録ブロックを設けない
光ディスク再生装置として構成することもできる。
【0218】なお、本実施の形態では、光ディスク用対
物レンズについて具体的数値を用い説明したが、本発明
はこれらの数値に限定されない。本発明は、本発明を逸
脱しない範囲で種種の光ディスク用対物レンズに対して
適用できる。また、上記したビームスプリッタの一例と
して、偏光ビームスプリッタを用いることができる。
【0219】
【発明の効果】前述のように、本発明によると、開口数
が0.75以上で、軸上収差、軸外収差と面間の偏芯収
差にすぐれた、両面非球面の単レンズによる光ディスク
の対物レンズ及びこの対物レンズを用いた光ピックアッ
プ装置、この光ピックアップ装置を用いた光ディスク記
録再生装置、光ディスク再生装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】対物レンズの形態を説明する図である。
【図2】対物レンズ内部の光線の角度と、第2面の結像
倍率を説明する図である。
【図3】レンズ厚さに関して、u1を求める回帰式と回
帰式を求めるのに用いたデータの関係を示した図であ
る。
【図4】ディスク厚さに関して、u1を求める回帰式と
回帰式を求めるのに用いたデータの関係を示した図であ
る。
【図5】開口数による結合倍率βの変化を求めるために
用いたデータと回帰式の関係を示す図である。
【図6】R1とβ´との関係式の導出を説明する図であ
る。
【図7】実施例1の対物レンズの断面図である。
【図8】実施例1の対物レンズの縦収差図である。
【図9】実施例1の対物レンズの正弦条件不満足量を示
す図である。
【図10】実施例1の対物レンズの非点収差図である。
【図11】実施例1のレンズと同じ屈折率と、厚さを保
ちながら、R1を僅かに変化させて設計したレンズにお
ける、収差の増加の様子を示す図である。
【図12】実施例2の対物レンズの断面図である。
【図13】実施例2の対物レンズの縦収差図である。
【図14】実施例2の対物レンズの正弦条件不満足量を
示す図である。
【図15】実施例2の対物レンズの非点収差図である。
【図16】実施例3の対物レンズの断面図である。
【図17】実施例3の対物レンズの縦収差図である。
【図18】実施例3の対物レンズの正弦条件不満足量を
示す図である。
【図19】実施例3の対物レンズの非点収差図である。
【図20】光ピックアップ装置の実施例を示す図であ
る。
【図21】光ディスク記録再生装置の実施例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 第1面、2 第2面、11 対物レンズ、21 光
ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA13 LA01 PA01 PA17 PB01 QA14 QA34 RA05 RA12 RA13 5D119 AA11 AA22 AA31 AA32 AA38 BA01 BB01 BB02 BB03 BB04 DA01 DA05 EB02 EC01 FA05 JA11 JA12 JA44 JB01 JB02 JB03 JB05 JB06 JB10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面が非球面とされた開口数(NA)が
    0.75以上の単レンズであって、第1面の頂点の曲率
    半径R1が次の式を満足することを特徴とする光ディス
    ク用対物レンズ。 (1−D)A<R1<(1+D)A A=B/C B=0.85f(n−1) C=n(0.60866−0.11・t/f−0.12
    72・d/f)(0.83+0.2・NA) ここで、nは当該レンズの屈折率、fは当該レンズの焦
    点距離、tは当該レンズの中心厚さ、dは当該光ディス
    クの透過層の厚さである。Dは、正数であり、次の値の
    何れか一つである。 D=0.03,0.04又は0.05
  2. 【請求項2】 両面が非球面とされた開口数(NA)が
    0.75以上の単レンズであって、レンズの内部におけ
    る最大高さの光線の光軸と成す角度u1´が、次の式を
    満足することを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 (1−D)sin(K)<sin(u1´)<(1+
    D)sin(K) K=(0.60866−0.11・t/f−0.127
    2・d/f)(0.83+0.2・NA)・NA/0.
    85 ここで、fは当該レンズの焦点距離、tは当該レンズの
    焦点距離、dは当該光ディスクの透過層の厚さである。
    Dは、正数であり、次の値の何れか一つである。 D=0.04,0.05又は0.06
  3. 【請求項3】 結像倍率が0であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の光ディスク用対物レンズ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のレン
    ズと、レーザー光源と、フォトディテクタとを有するこ
    とを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記レンズは、前記レーザー光源から出
    射するレーザー光が照射されるべき光ディスクの径に応
    じて作動距離が次の関係を有する請求項4に記載の光ピ
    ックアップ装置。 作動距離>0.005×光ディスク半径
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の光ピックアップ
    装置と、前記光ピックアップ装置を用いて光ディスクに
    情報を記録再生する記録再生手段とを有することを特徴
    とする光ディスク記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5に記載の光ピックアップ
    装置と、前記光ピックアップ装置を用いて光ディスクに
    記録されている情報を再生する再生手段とを有すること
    を特徴とする光ディスク再生装置。
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