JP2003166801A - 変位測定装置 - Google Patents

変位測定装置

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JP2003166801A JP2001368732A JP2001368732A JP2003166801A JP 2003166801 A JP2003166801 A JP 2003166801A JP 2001368732 A JP2001368732 A JP 2001368732A JP 2001368732 A JP2001368732 A JP 2001368732A JP 2003166801 A JP2003166801 A JP 2003166801A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイロット切換弁などの測定対象に測定用孔
を形成することなく、作動試験を行うときに、測定対象
に対する取付作業の少ない変位測定装置を提供するこ
と。 【解決手段】 パイロット室3,4内のパイロット圧に
より作動する測定対象1に接続する位置検出機構Aと、
位置検出機構Aに圧力を供給する圧力供給機構Bとを備
え、上記位置検出機構Aは、ボディ15に摺動自在に組
み込んだピストンPと、このピストンPによってボディ
15内に区画した第1圧力室18および第2圧力室19
と、上記ピストンPの位置を検出するストロークセンサ
ーとからなり、上記位置検出機構Aの第1圧力室18を
圧力供給機構Bに接続し、位置検出機構Aの第2圧力室
19を測定対象1のパイロット室に接続し、圧力供給機
構から第1圧力室に圧油を供給したときに、ピストンP
の位置をストロークセンサーによって検出することで測
定対象1の変位を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばパイロッ
ト切換弁のように、パイロット圧によって作動する測定
対象の作動試験を行うときに用いる変位測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、パイロットタイプの切換弁の作
動試験を行うときに用いる変位測定装置として、図2に
示すものが従来からある。この従来の装置は、測定対象
である切換弁1のスプール2の位置を検出するストロー
クセンサーSと、この切換弁1の両パイロット室3,4
に接続する圧力供給機構Bと、これらストロークセンサ
ーSと圧力供給機構Bとに接続した演算器Cとから構成
されている。
【0003】上記測定対象であるパイロットタイプの切
換弁1は、ボディaに摺動自在に組み込んだスプール2
の両端を、キャップ5,6内のパイロット室3,4に臨
ませている。また、パイロット室3,4内に、センタリ
ングスプリング13,13を組み込むとともに、これら
センタリングスプリング13,13のイニシャル弾性力
をスプール2に作用させることによって、スプール2を
中立位置に保持するようにしている。このようにした切
換弁1は、いずれか一方のパイロット室にパイロット圧
を導くと、そのパイロット圧に応じてスプール2が移動
して、その位置に応じて流量を制御する。
【0004】一方、上記ストロークセンサーSは、その
一端を切換弁1のパイロットキャップ5に固定してい
る。そして、このストロークセンサーSのロッド部11
を、キャップ5に形成した測定用孔12に挿入するとと
もに、このロッド部11の先端をスプール2の図面左側
端面に当接させる。また、上記圧力供給機構Bは、その
一方の配管7をキャップ5に形成したパイロットポート
9に接続し、その他方の配管8をキャップ6に形成した
パイロットポート10に接続する。
【0005】上記のようにして、切換弁1にストローク
センサーSと圧力供給機構Bとを接続したら、一方のパ
イロット室4をタンクに連通させた状態で、圧力供給機
構Bから他方のパイロット室3に圧力を加えていく。パ
イロット室3に加える圧力を徐々に上げていき、その圧
力が所定の圧力に達すると、切換弁1のスプール2が図
面右方向に動き始める。このスプール2が動き始める圧
力というのは、センタリングスプリング13,13のイ
ニシャル弾性力によって決まっている。そこで、供給さ
れる圧力が、設定した圧力に達した時点でスプール2が
動き始めれば、このスプール2の動き初めの作動状況が
良好であると判断するようにしている。具体的には、上
記演算部Cに、切換弁1のスプール2が動き始めるとき
の圧力を記憶させておき、この設定した圧力を圧力供給
機構Bから供給したときに、ストロークセンサーSによ
ってスプール2の移動が検知されたら、スプール2の動
き出しが良好であると判断するようにしている。
【0006】また、上記スプール2は、動き始めた後
も、圧力の上昇に伴ってストロークしていくが、このと
きの供給圧とストローク量との関係から、スプール2が
供給した圧力に応じて正確に動いているか否かを演算部
Cで判断する。すなわち、演算部Cに、供給圧とストロ
ーク量との関係をテーブル値として予め記憶させてお
き、実際の供給圧とスプール2の移動量との関係を、テ
ーブル値と比較して、一致している場合にはスプール2
が正常に動いていると判断し、一致していない場合には
異常と判断する。例えば、スプール2の外周のクリアラ
ンスが小さくて、大きな摺動抵抗がスプール2に作用す
るような場合には、供給圧に対してストローク量が不足
することがある。このような場合には、測定値とテーブ
ル値とが一致しなくなるので、この切換弁1に作動不良
があると演算部Cが判断する。なお、この切換弁1の作
動試験は、スプール2の反対方向の動きもチェックした
後、終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、測定
対象である切換弁1の変位を、ストロークセンサーSに
よって検出するため、この切換弁1のキャップ5には、
ストロークセンサーSのロッド部11を挿入するための
測定用孔12を形成している。ところが、このように測
定用孔12を測定対象にわざわざ形成しなければならな
いので、加工コストがかかり、また、この測定用孔12
は、作動試験が終わった後で、塞がなくてはならないの
で、さらにコストがかかるとう問題があった。一方、作
動試験を行う場合に、切換弁1に圧力供給機構Bとスト
ロークセンサーSとの両方を取り付けなければならない
ので、その取付作業も大変だった。この発明の目的は、
パイロット切換弁などの測定対象に、測定用孔を形成す
ることなく、しかも、作動試験を行うときに、測定対象
に対する取付作業の少ない変位測定装置を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、パイロッ
ト室内のパイロット圧により作動する測定対象に接続す
る位置検出機構と、この位置検出機構に圧力を供給する
圧力供給機構とを備え、上記位置検出機構は、ボディに
摺動自在に組み込んだピストンと、このピストンによっ
てボディ内に区画した第1圧力室および第2圧力室と、
上記ピストンの位置を検出するストロークセンサーとか
らなり、上記位置検出機構の第1圧力室を圧力供給機構
に接続し、位置検出機構の第2圧力室を測定対象のパイ
ロット室に接続し、圧力供給機構から第1圧力室に圧油
を供給したときに、ピストンの位置をストロークセンサ
ーによって検出することで、測定対象の変位を測定する
ことを特徴とする。
【0009】第2の発明は、上記第1の発明において、
第1圧力室と第2圧力室とを連通する流路を形成すると
ともに、この流路途中に開閉弁を設け、この開閉弁によ
って、第1圧力室と第2圧力室とを連通させたり、その
連通を遮断したりする構成にしたことを特徴とする。
【0010】第3の発明は、上記第1または第2の発明
において、ピストンを中立位置に保持するセンタリング
スプリングをボディ内に組み込んだことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示す実施形態は、位置検出
機構Aと、この位置検出機構Aに接続した圧力供給機構
Bと、これら位置検出機構Aと圧力供給機構Bとに接続
した演算器Cとから構成されている。上記位置検出機構
Aは、ボディ15内に保持部16を設けるとともに、こ
の保持部16に形成した貫通孔17に、ピストンPを摺
動自在に組み込んでいる。また、ボディ15の保持部1
6の両側には、ピストンPによって区画された第1圧力
室18と第2圧力室19とを形成している。これら第1
圧力室18および第2圧力室19は、流路20を介して
互いに連通するようにしているが、この流路20に開閉
弁21を設け、この開閉弁21を閉じると、これら第1
圧力室18と第2圧力室19との連通が遮断されるよう
にしている。
【0012】上記第1圧力室18および第2圧力室19
には、それぞれセンタリングスプリング22,22を組
み込んでいる。そして、これらセンタリングスプリング
22,22のバネ力を、バネ受け部材23,23を介し
てピストンPの両端から作用させることによって、図示
する中立位置にピストンPを保っている。ただし、上記
センタリングスプリング22,22は、スプール2を中
立位置に復帰させて保持するものであり、そのイニシャ
ルバネ力を非常に小さくしている。なお、上記ボディ1
5には、第1ポート24と第2ポート25とを形成し、
第1ポート24を第1圧力室18に連通し、第2ポート
25を第2圧力室19に連通させている。
【0013】一方、上記ピストンPは、その軸線上に検
出孔26を形成している。この検出孔26は、第1圧力
室18側だけに開口させている。そして、上記検出孔2
6の底部を含めた第1圧力室18側の受圧面積と、第2
圧力室19の受圧面積とを等しくしている。このように
した検出孔26の開口部分には、センサー素子27を設
けている。また、上記第1圧力室18側には、検出棒2
8を固定しているが、この検出棒28は、その直径を上
記検出孔26の内径よりも小さくして、それら両者を非
接触の状態に保っている。このように非接触状態を保っ
ているので、第1圧力室18の圧力が、検出孔26の底
部にも作用することになる。したがって、上記したよう
に両圧力室5,6における受圧面積が等しくなる。
【0014】上記検出棒28にはコア29を設け、この
コア29と上記センサー素子27とで、非接触のストロ
ークセンサーとしての差動トランスを構成している。ま
た、上記検出棒28は、ボディ15の外側に設けた検出
器30と電気的に接続されている。上記のようにした差
動トランスは、コア9の位置に応じて誘起電圧が変化す
るもので、この誘起電圧の変化を検出器30で検出する
ことによって、ピストンPの位置を特定するようにして
いる。
【0015】上記検出器30には、演算器Cを接続して
いる。そして、この演算器Cを、上記圧力供給機構Bに
接続している。また、この演算器Cの記憶部には、測定
対象の種類毎に、圧力供給機構Bから供給する圧力に対
するピストンPの移動量を、テーブル値として予め記憶
させている。そして、このテーブル値と、供給圧に対す
る実際のピストンPの位置とを比較して、このピストン
Pが正しく移動しているか否かを判断するようにしてい
る。なお、上記演算器Cは、圧力供給機構Bから供給す
る圧力に対応したピストンPの移動量を所定の演算式に
よって求め、その結果と実際の供給圧に対するピストン
Pの位置とを比較して、このピストンPが正常に移動し
ているか否かを判断するようにしてもよい。
【0016】次に、上記実施形態の装置を用いて、測定
対象であるパイロットタイプの切換弁1の作動試験を行
う場合について説明する。なお、この切換弁1は、キャ
ップ5の検出用孔を省略した点以外は、前記従来例と同
じである。まず、位置検出機構Aの第1圧力室18およ
び第2圧力室19内のエアを抜いて、これら圧力室1
8、19内に、油などの非圧縮性流体を充満させる。こ
のようにするのは、両圧力室18,19内にエアが残っ
ていると、このエアが圧縮されることが原因で、正確な
測定ができなくなるからである。
【0017】エアを抜くために、圧力供給機構Bの一方
の配管31を位置検出機構Aの第1ポート24に接続
し、圧力供給機構Bの他方の配管32を位置検出機構A
の第2ポート25に接続する。このように接続したら、
開閉弁21を開き、流路20を介して第1圧力室18と
第2圧力室19とを連通させた状態で、圧力供給機構B
の一方の配管31を介して第1圧力室18に圧油を供給
する。第1圧力室18に供給された圧油は、流路20→
第2圧力室19→配管32を介して圧力供給機構B内の
図示していないタンクに戻される。このようにすること
によって、第1圧力室18および第2圧力室19内のエ
アを取り除き、油を充満させる。
【0018】上記のようにして第1圧力室18および第
2圧力室19内に油を充満させたら、開閉弁21を閉じ
て、両圧力室18,19の連通を遮断するとともに、圧
力供給機構Bの他方の配管32を、切換弁1のパイロッ
トポート10に接続する。また、位置検出機構Aの第2
ポート25を、配管33を介して切換弁1のパイロット
ポート9に接続して、位置検出機構Aの第2圧力室19
と切換弁1のパイロット室3とを連通させる。なお、こ
のときピストンPは、センタリングスプリング22,2
2のイニシャルバネ力によって、図示の中立位置に保持
されている。
【0019】上記のようにしたら、圧力供給機構Bによ
って、第1圧力室18を加圧していく。なお、このとき
切換弁1のパイロット室4は、圧力供給機構B内のタン
クに連通させておく。第1圧力室19に圧力を加えてい
くと、その圧力が第1圧力室19内の受圧面に作用し
て、ピストンPに右方向の推力が作用する。そのため、
このピストンPによって、第2圧力室19内の圧力が上
昇し、その圧力が配管33を介して切換弁1のパイロッ
ト室3に導かれる。つまり、第1圧力室18に加えた圧
力が、切換弁1のパイロット室3に作用することにな
る。
【0020】このようにパイロット室3に圧力が作用す
ると、切換弁1のスプール2に図面右方向の推力が与え
られる。そして、この右方向の推力が、センタリングス
プリング13のバネ力にうち勝つと、スプール2が右方
向に移動することになる。このようにして、切換弁1の
スプール2が右方向に移動すると、スプール2が移動し
た分だけ、パイロット室3の容積が大きくなり、その分
の流体が、位置検出機構Aの第2圧力室25からパイロ
ット室3に送り込まれる。
【0021】位置検出機構Aの第2圧力室25からパイ
ロット室3に流体が送り込まれると、その分、ピストン
Pが右方向に移動する。つまり、スプール2の移動量に
比例して、ピストンPが移動する。このようにしてピス
トンPが移動すると、ピストンPの移動量に応じた誘起
電圧が、センサー素子27とコア29とで構成される差
動トランスに発生する。そして、この誘起電圧を、検出
部30によって検出して、この検出値に基づいて、ピス
トンPの位置を特定する。
【0022】このようにしてピストンPの位置が特定さ
れると、演算器Cは、このピストンPの位置とそのとき
の供給圧との関係を、予め記憶したテーブル値と比較す
る。そして、この供給圧に対する実際のピストンPの位
置が、テーブル値に一致していれば、切換弁1のスプー
ル2が、正しい位置に移動していると判断する。もし、
ピストンPの実際の位置が、テーブル値に一致していな
ければ、切換弁1のスプール2の動きが異常であると判
断する。なお、上記演算器Cは、圧力供給機構Bから供
給する圧力に対応したピストンPの移動量を所定の演算
式によって求め、その結果と実際の供給圧に対するピス
トンPの位置とを比較して、このピストンPが正常に移
動しているか否かを判断するようにしてもよい。
【0023】上記のようにして、スプール2を右側にフ
ルストロークする位置まで移動させてその動きをチェッ
クしたら、今度は反対方向にスプール2を動かして、そ
の動きをチェックする。すなわち、ピストンPを中立位
置に保持した状態から、位置検出機構Aの第1圧力室1
8をタンクに連通させて、圧力供給機構Bによって切換
弁1のパイロット室4を加圧していく。切換弁1のパイ
ロット室4に圧力を加えていくと、その圧力がこのパイ
ロット室4内のスプール2の受圧面に作用して、スプー
ル2に左方向の推力が作用する。そして、この左方向の
推力が、センタリングスプリング13のバネ力にうち勝
つと、スプール2が左方向に移動することになる。この
ようにスプール2が左方向に移動すると、パイロット室
3内の容積が小さくなり、その分の流体が配管33を介
して位置検出機構Aの第2圧力室25に送り込まれる。
【0024】このようにして第2圧力室25に流体が送
り込まれると、その体積分だけピストンPが図面左方向
に移動する。このようにしてピストンPが移動すると、
ピストンPの移動量に応じた誘起電圧が、センサー素子
27とコア29とで構成される差動トランスに発生す
る。そして、この誘起電圧を、検出部30によって検出
して、この検出値に基づいて、ピストンPの位置を特定
する。このようにしてピストンPの位置が特定される
と、演算器Cは、このピストンPの位置とそのときの供
給圧との関係を、予め記憶したテーブル値と比較する。
そして、この供給圧に対する実際のピストンPの位置
が、テーブル値に一致していれば、切換弁1のスプール
2が、正しい位置に移動していると判断する。もし、ピ
ストンPの実際の位置が、テーブル値に一致していなけ
れば、切換弁1のスプール2の動きが異常であると判断
する。なお、この場合においても、演算器Cが、所定の
演算式によってピストンPの移動量を求め、その結果と
実際の供給圧に対するピストンPの位置とを比較して、
このピストンPが正常に移動しているか否かを判断する
ようにしてもよい。
【0025】上記実施形態によれば、切換弁1のスプー
ル2の位置を、ピストンPの位置に基づいて測定してい
るので、切換弁1にストロークセンサーを直接取り付け
るこことがない。そのため、切換弁1のキャップなど
に、ストロークセンサーのロッド部を挿入するための測
定用孔をわざわざ形成しなくても済む。このように測定
用孔を形成する必要がないので、その分、加工コストな
どを削減することができる。また、この実施形態によれ
ば、作動試験を行う場合に、測定対象である切換弁1の
パイロット室3,4に、配管32,33を取り付けるだ
けで足りる。そのため、ストロークセンサーも取り付け
なければならなかった前記従来例に比べて、試験時の作
業性もよい。
【0026】一方、前記従来例では、切換弁1にストロ
ークセンサーを直接取り付けていたので、この切換弁1
の両側にストロークセンサーを取り付けるだけのスペー
スが必要だった。つまり、前記従来例では、作動試験を
行うときに、スペース的な制約があった。これに対して
上記実施形態によれば、ストロークセンサーを切換弁に
直接取り付けることがないので、スペースの制約を受け
ることもない。
【0027】また、上記ピストンPの直径を、スプール
2の直径よりも小さくしておけば、スプール2の移動量
よりも、ピストンPの移動量が大きくなる。そのため、
スプール2の移動量が非常に少ないときでも、ピストン
Pを大きく移動させることによって、スプール2の変位
量を精度良く検出することができる。さらに、スプール
2の直径と同じにしておけば、スプール2の移動量とピ
ストンPの移動量が等しくなる。スプール2の移動量と
ピストンPの移動量とを等しくすれば、演算器Cによっ
てスプール2の動きを簡単に特定できる。
【0028】上記実施形態では、演算器Cによって、機
械的に測定対象の作動の良否を判断するようにしている
が、ストロークセンサーによって検出したピストンの位
置をモニターなどに表示して、その表示された位置と供
給圧力との関係から、人間が測定対象の作動の良否を判
断するようにしてもよい。つまり、上記演算器Cは、こ
の発明において必須の構成要素ではない。また、上記実
施形態では、センタリングスプリング22、22によっ
てピストンPの中立位置を保持するようにしているが、
測定開始時に、ピストンPが移動可能な状態にあればい
いので、このセンタリングスプリング22、22は必須
の構成要素ではない。
【0029】
【発明の効果】第1の発明によれば、ピストンの位置を
ストロークセンサーによって検出するとともに、このス
トロークセンサーの位置信号と上記圧力供給機構の供給
圧との関係を比較して、測定対象の作動の良否を判断す
ることができる。そのため、測定対象に、ストロークセ
ンサーのロッド部を挿入するための測定用孔をわざわざ
形成しなくても済み、その分、加工コストを削減するこ
とができる。
【0030】第2の発明によれば、開閉弁によって第1
圧力室と第2圧力室とを連通させた状態で、一方の圧力
室から他方の圧力室に油を供給すれば、これら両圧力室
内に溜まったエアを抜くことができる。エアを抜くこと
ができるので、測定値に誤差が生じることを防止でき
る。
【0031】第3の発明によれば、センタリングスプリ
ングを設けたので、両圧力室を等しくすれば、ピストン
を中立位置に自動的に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
【符号の説明】
A 位置検出機構 B 圧力供給機構 1 この発明の測定対象に相当する切換弁 3,4 切換弁のパイロット室 15 ボディ 18 第1圧力室 19 第2圧力室 20 流路 21 開閉弁 22 センタリングスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA02 BA05 BA06 BC04 BD15 CA40 DA02 DA05 DB04 DD02 GA13 PA03 ZA01 3H065 AA04 BA01 BA07 BB11 CA01 CA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロット室内のパイロット圧により作
    動する測定対象に接続する位置検出機構と、この位置検
    出機構に圧力を供給する圧力供給機構とを備え、上記位
    置検出機構は、ボディに摺動自在に組み込んだピストン
    と、このピストンによってボディ内に区画した第1圧力
    室および第2圧力室と、上記ピストンの位置を検出する
    ストロークセンサーとからなり、上記位置検出機構の第
    1圧力室を圧力供給機構に接続し、位置検出機構の第2
    圧力室を測定対象のパイロット室に接続し、圧力供給機
    構から第1圧力室に圧油を供給したときに、ピストンの
    位置をストロークセンサーによって検出することで、測
    定対象の変位を測定することを特徴とする変位測定装
    置。
  2. 【請求項2】 第1圧力室と第2圧力室とを連通する流
    路を形成するとともに、この流路途中に開閉弁を設け、
    この開閉弁によって、第1圧力室と第2圧力室とを連通
    させたり、その連通を遮断したりする構成にしたことを
    特徴とする請求項1記載の変位測定装置。
  3. 【請求項3】 ピストンを中立位置に保持するセンタリ
    ングスプリングをボディ内に組み込んだことを特徴とす
    る請求項1または2記載の変位測定装置。
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