JP2003166522A - ヒンジ装置 - Google Patents
ヒンジ装置Info
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- JP2003166522A JP2003166522A JP2001368307A JP2001368307A JP2003166522A JP 2003166522 A JP2003166522 A JP 2003166522A JP 2001368307 A JP2001368307 A JP 2001368307A JP 2001368307 A JP2001368307 A JP 2001368307A JP 2003166522 A JP2003166522 A JP 2003166522A
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Abstract
転可能にベース部材を取り付け、そのベース部材に取付
けられた第二の軸を中心に回転可能に被回転部材を取付
け、前記取付け部材を取付けるべき固定部に固定したヒ
ンジ装置に関するもので、より簡単な構成により所期の
目的が達成できる具体的構成を提供する。 【解決手段】 前記ベース部材11が前記第一の軸14
を中心に所定の位置まで回転した際に当接し、その回動
位置が規制される規制部12cを前記取付け部材12に
一体的に形成したことを特徴とする。
Description
に、所定の第一の軸を中心に回動可能であるとともに、
その第一の軸に対して垂直な第二の軸を中心としても回
動可能なヒンジ装置に関するもので、より簡単な構成で
所定の動作が望める具体的構成を提供する。
中心に選択的に回動可能なヒンジ装置は、例えば、ビデ
オカメラのLCDモニター表示装置に使用されている。
すなわち、モニター使用時にはモニター表示装置をビデ
オカメラ本体より第一の軸を中心に回動せしめ、ビデオ
カメラ本体の側面より開いた状態にし、さらに、そのモ
ニター表示装置を第二の軸を中心に、より観やすい位置
に回転させるものである。
装置の構造を説明する分解斜視図及び断面図である。図
4、図5において、11は連続する2側面が開口された
略直方形の金属よりなる箱状のベース部材であり、その
対向する両側面にそれぞれ形成された透孔11bには、
一端に径大の抜止め部が一体的に形成され、他端部の側
面にカマボコ状に切り欠いた切欠部14aが形成された
開閉軸14が、それぞれ回転可能に、前記抜け止め部が
前記ベース部材11の内側に位置するように内側より挿
入されている。
た側面部分には、前記切欠部14aと反対側の側面に軸
方向に伸びるカマボコ状に切り欠いた切欠部14bが形
成されており(図5参照)、リング状のバネ部材5、一
部に係合突起15aが形成された開閉規制板15および
スラスト軸受16が挿入され、このうち前記開閉規制板
15は開閉軸14の前記切欠部14bと係合し、開閉軸
14と共に回転するように固定されている。そして、こ
の開閉軸14の他端の前記切欠部14aの形成された部
分は取付け部材12の透孔12aに圧入固定されてい
る。
け部材7が圧入固定されており、その他端部は前記ベー
ス部材11の他の側面に形成された透孔11eを、回転
可能に貫通し、その貫通した部分にはバネ部材8を介し
て一部に径大部9aを有する回転位置規制板9が固定さ
れている。
ば、ビデオカメラのモニター表示装置の取付けに使用さ
れる際には、装置取り付け部材7に被回転部材であるモ
ニター表示装置が固定され、両取付け部材12がカメラ
本体の側面にビスなどにより固定される。そして、開閉
軸14を中心としてベース部材11を回動せしめること
により、前記装置取付け部材7に固定されたモニター表
示装置は、カメラ本体の側面から離接する方向に回動す
る。
す。図6は、回転軸6がカメラ本体側面と平行になり、
モニター表示装置がカメラ本体側面と接した状態にあ
る。この状態からベース部材11を開閉軸14を中心に
矢印A方向に回動せしめると、図7に示すように、前記
開閉軸14の軸方向に突出するようにベース部材11に
一体的に形成されている係合突起部11aが開閉軸14
に固定された開閉規制板15の係合突起15aと当接
し、略90度回動した位置で、その回動位置が規制され
るように構成されている。
回転せしめると、モニター表示装置は、前記矢印Aと9
0度異なる方向に回動するものであり、この回動時に、
回転軸6に固定された前記回転規制板9の突起部9a
が、ベース部材11に形成された凹部11cあるいは1
1d(図4参照)に当接し、その回動位置が規制される
ものである。
構成の従来のヒンジ装置においては、開閉軸14に開閉
規制板15を取付け、それによって開閉時の回転方向の
位置規制を行っているため、開閉規制板15に装置本体
に対しての回転方向位置を決めるものが必要であった。
そのため、装置本体と開閉規制板15との間に介する全
ての取付け部材に回転規制が必要となり、結果的に取付
け部材12に開閉軸14を固定するための透孔12a、
開閉軸14の切欠部14a及び切欠部14b、開閉規制
板15を開閉軸14に取り付けるための透孔15aのそ
れぞれに回転規制を行うための回り止めが必要となり、
各部材の形状が複雑なものになっていた。特に、開閉軸
14に関してはその形状が複雑であるために、開閉軸1
4の製造方法として、切削加工によるものでしか成形で
きない状態であり、コスト的に高くついていた。
で、部品点数を削減し簡単な構成でヒンジ装置の開閉時
の位置規制を行うとことが出来るヒンジ装置を提供する
ことを目的とするものである。
に本発明のヒンジ装置は、開閉規制板に設けられていた
回動位置規制のための突起をベース部材に一体的に形成
し、更にベース部材に設けられていた係合突起を装置本
体への取付け部に一体的に形成し、この両者により開閉
時の位置決めを行うことにより、部品点数の削減を計る
と同時に、開閉軸の形状から開閉位置を決める回転方向
での位置規制を行う形状を取り除くことを可能とし、よ
り加工し易くしたものである。
は、取付け部材に固定された第一の軸を中心に回転可能
にベース部材を取り付け、そのベース部材に取付けられ
た第二の軸を中心に回転可能に被回転部材を取付け、前
記取付け部材を取付けるべき固定部に固定したヒンジ装
置において、前記ベース部材が前記第一の軸を中心に所
定の位置まで回転した際に当接し、その回動位置が規制
される規制部を前記取付け部材に一体的に形成したこと
を特徴とするヒンジ装置であり、、開閉規制板に設けら
れていた回動位置規制のための突起をベース部材に一体
的に形成し、更にベース部材に設けられていた係合突起
を装置本体への取付け部に一体的に形成し、この両者に
より開閉時の位置決めを行うことにより、部品点数の削
減を計ると同時に、開閉軸の形状から開閉位置を決める
回転方向での位置規制を行う形状を取り除くことを可能
とし、より加工し易くしたものである。次に本発明の請
求項2に記載の発明は、前記第一の軸は、その断面がす
べて円形に形成されていることを特徴とする請求項1記
載のヒンジ装置であり、第一の軸に回り止めのための切
欠部を必要としないため、その断面がすべて円形である
ので、その製造は冷間圧造工法などにより容易になるも
のである。
2に記載された発明の実施の形態を、図面を参照して説
明する。図1は本発明の実施の形態のヒンジ装置の分解
斜視図、図2および図3は同ヒンジ装置の側面図であ
り、前述の従来例のヒンジ装置と類似の機能部位には同
一符号を付し、従来例のヒンジ装置と異なる点を主とし
て説明する。
された側壁には、従来の開閉軸14の軸方向に突出した
係合突起11aに代え、開閉軸14の直径方向に伸びる
係合突起11fが一体的に形成されている。開閉軸14
は、従来有していた切欠部14aおよび14bがなく、
先端部が径小のすべての断面を円形に構成されている。
の透孔11bを回動可能に貫通し、その貫通された部分
にバネ部材5を挿入して、前記径小の先端部が取付け部
材12の円形の透孔12aに圧入固定されている。すな
わち、従来における開閉規制板15およびスラスト軸受
16は除去されている。また、取付け部材12には、ベ
ース材11に向けて突出する規制突起12cが一体的に
形成されている。以上の構成より成るヒンジ装置は、従
来同様にビデオカメラの装置本体に両取付け部材12が
ネジ等により固定される。そして、モニター表示装置も
従来同様に表示装置取付け部材7にネジ締結等により固
定されており、モニター表示装置の回転時には、表示装
置取付け部材7に固定された回転軸6及び回転規制板9
とが一体でベース部材11に対して回転する構成となっ
ており、この回転時の回動負荷はバネ部材8によるスラ
スト荷重により回転規制板9とベース部材11とを押圧
して発生させている。更に、モニター表示装置を収納状
態から使用状態もしくはその逆の形態にするために表示
装置を開閉する場合は、取付け部材12に固定された開
閉軸14を回転支軸として、ベース部材11を回転せし
める。ここでの回転時の回動負荷はバネ部材5によるス
ラスト荷重によりベース部材11と取付け部材12とを
押圧して発生させている。図2は表示装置収納状態での
ベース部材11と取付け部材12との位置関係を表わし
た図であり、表示装置を使用状態にする為にはベース部
材11を矢印A方向に回転させる。ベース部材11をA
方向に回転させ、90度回転させた状態が表示装置の使
用状態で、図3にその時のベース部材11と取付け部材
12との位置関係を表わしている。ここで、取付け部材
12に設けられた規制部12cがベース部材11の規制
部11fと当接することにより、表示装置の使用状態に
おける開閉方向の位置が決められることになる。このよ
うに、本ヒンジ装置では、ベース部材11と取付け部材
12とでヒンジ機構の開閉位置が決まるために、それ以
外の部材に開閉位置を決める回転方向の規制が必要無く
なり、開閉軸4の形状としては、回転方向での回り止め
となる形状を用いず、円形状のみの簡単な形状にするこ
とが可能となる。さらに、従来別部材で構成されていた
開閉規制板15も必要なくなるもので、その組立は簡単
になるものである。
単な構成でヒンジ機構の開閉時の位置規制を行うとこと
が可能になるために、部品点数の削減による材料費の削
減及び製造に要するコストの削減を計ることができる。
更に、開閉軸の形状を回転方向での回り止めとなる形状
を用いず、円形状のみの簡単な形状にすることが可能に
なるために、開閉軸の製造方法として従来の切削加工に
よる工法以外に冷間圧造の工法によるものが可能とな
り、それによりコスト的に優位な開閉軸を用いたヒンジ
機構を提供できるという効果を奏するものである。
解斜視図
視図
面図
面図
Claims (2)
- 【請求項1】 取付け部材に固定された第一の軸を中心
に回転可能にベース部材を取り付け、そのベース部材に
取付けられた第二の軸を中心に回転可能に被回転部材を
取付け、前記取付け部材を取付けるべき固定部に固定し
たヒンジ装置において、前記ベース部材が前記第一の軸
を中心に所定の位置まで回転した際に当接し、その回動
位置が規制される規制部を前記取付け部材に一体的に形
成したことを特徴とするヒンジ装置。 - 【請求項2】 前記第一の軸は、その断面がすべて円形
に形成されていることを特徴とする請求項1記載のヒン
ジ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001368307A JP2003166522A (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | ヒンジ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001368307A JP2003166522A (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | ヒンジ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003166522A true JP2003166522A (ja) | 2003-06-13 |
Family
ID=19177917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001368307A Pending JP2003166522A (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | ヒンジ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003166522A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006283824A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Kato Electrical Mach Co Ltd | 電子機器の二軸ヒンジ装置 |
JP2009168242A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-30 | Kato Electrical Mach Co Ltd | 2軸ヒンジ並びにこの2軸ヒンジを備えた電子機器 |
-
2001
- 2001-12-03 JP JP2001368307A patent/JP2003166522A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006283824A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Kato Electrical Mach Co Ltd | 電子機器の二軸ヒンジ装置 |
JP2009168242A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-30 | Kato Electrical Mach Co Ltd | 2軸ヒンジ並びにこの2軸ヒンジを備えた電子機器 |
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