JP2003166510A - ジョイント構造並びに方法及びそれを利用した椅子 - Google Patents

ジョイント構造並びに方法及びそれを利用した椅子

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JP2003166510A
JP2003166510A JP2001367188A JP2001367188A JP2003166510A JP 2003166510 A JP2003166510 A JP 2003166510A JP 2001367188 A JP2001367188 A JP 2001367188A JP 2001367188 A JP2001367188 A JP 2001367188A JP 2003166510 A JP2003166510 A JP 2003166510A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観に取付けの痕跡を残さずに連結可能とす
るジョイント構造において、簡単に樹脂部品と金属部品
を分離できるようにする。また、剪断力をジョイント部
材だけで担うことができるようにする。更に、ガラス繊
維強化樹脂などの強い樹脂を使わなくとも、樹脂単独素
材のパーツを使用可能とする。 【解決手段】 少なくとも一方の部材が樹脂成形品1で
ある2部材を連結するジョイント方法において、樹脂成
形品1に連結相手部材2側に突出するダボ3とその周り
を覆う鞘部4とを一体成形し、鞘部4に挿入されると共
にダボ3と嵌合する筒状の第1取付部5aと連結相手部
材2に取り付けられる第2取付部5bとを有する金属製
ジョイント部材5をダボ3に止めねじ6を使って固定
し、鞘部4内に連結相手部材2の先端を挿入した状態で
金属製ジョイント部材5の第2取付部5bに連結相手部
材2を固定して樹脂成形品1と連結相手部材2とを連結
するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は少なくとも一方の部
材が樹脂成形品である2部材(パーツ)を連結するジョ
イント構造並びに方法及びそれを利用した椅子に関す
る。更に詳述すると、本発明は、外観に取り付けた痕跡
を残さないジョイント構造並びに方法及びそれを利用し
た椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも一方の部材が樹脂成形品であ
る2部材(パーツ)を連結する際に、外観に取り付けた
痕跡を残さないジョイント構造が望まれる。例えば、図
10に示すようなカンチレバータイプのパイプ脚椅子に
おいては、脚パイプ101と腰掛け部(座と背が一体化
されたもの)102との連結が、図9に示すようなジョ
イント構造を備えるジョイント103を介して行われて
いる。
【0003】このジョイント構造は、腰掛け部102に
ビス止めされる樹脂製ジョイント103の上端、即ち肘
掛け部を構成するパイプ104と対向する部分にパイプ
104に向けて突き出る筒状の突起からなる差込み部1
05を一体成形により設け、この差込み部105をパイ
プ104に嵌合させることによって外から見えない連結
構造を実現するようにしたものである。即ち、樹脂製ジ
ョイント103側には筒状の差込み部105を一体成形
すると共に径方向に開けられたねじ孔106を設け、差
込み部105をパイプ104に挿入した状態でパイプ1
04側に設けられた孔107からねじ108をねじ込ん
で固定するようにしている。また、ジョイント103と
パイプ104との空回りを防ぐため、ジョイント103
の差込み部105の根元部分には突起から成る回り止め
部109が一体成形されると共に、パイプ104の先端
面にはジョイント103側の回り止め部109と嵌合す
る凹部110が設けられている。更に、差込み部105
の根元部分には、差込み部105を囲いこの差込み部1
05との間の隙間に肘掛けパッド112の端を嵌め込ん
で端部を覆って見栄えを良くする肘掛け押さえ部111
を設けている。
【0004】ここで、樹脂だけで差込み部105を形成
したのでは、差込み部105の根元部分にかかる剪断力
で折れてしまう虞がある。そこで、差込み部105の剪
断を防ぐために、射出成形によりジョイント103を成
型した直後に差込み部にノックピン113が打ち込まれ
て差込み部105の補強が行われている。そして、この
差込み部105には嵌め込んだパイプ104を固定する
ねじ108を止め着けるためのねじ孔106も後加工で
設けられる。このねじ孔106は、樹脂製の差込み部1
05並びに金属製ノックピン113を径方向に貫通する
ようにねじ立てが行われることによって開けられてい
る。
【0005】また、背と座のシェルが分離されたような
形態をとる椅子のような場合には、シェル材としては、
ガラス繊維で補強された強化樹脂を使用せざるを得な
い。ガラス繊維で樹脂を強化することにより、例えば背
シェルが全体的には1枚の板状に形成されている場合に
は、構造的強度を確保することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、差込み
部105に金属製ノックピン113が圧入されているた
め、ノックピン113と差込み部105(惹いては樹脂
製ジョイント103)とが分離できないので、分別廃棄
処分やリサイクルが難しい。
【0007】また、ノックピン113の打ち込みやねじ
切りなどの後加工が必要となり、手間がかかると共に加
工コストが高くなる。しかも、金属製ノックピン113
と比較的柔らかい樹脂製差込み部105との異種材料を
貫通するようにねじ孔106を開ける加工は孔位置がず
れ易く、組み立てやねじの締め付けに手間取ったり、ね
じが効かなくなる虞がある。
【0008】更に、ノックピン113だけで連結部にか
かる剪断力を持たせるには、樹脂の嵌合代が少ないた
め、より大きな剛性と強度が望まれる場合には向かない
構造である。
【0009】また、樹脂成形品としてガラス繊維入り強
化樹脂を使用するときには、樹脂成形品を粉砕したとき
にガラス繊維が寸断されるためガラス繊維強化プラスチ
ックとしての再生はできないし、寸断されたガラス繊維
が樹脂成型器のスクリューを傷つけるため通常の再生樹
脂の材料としても使えない。このため、リサイクルが難
しいものであった
【0010】本発明は、外観に取付けの痕跡を残さずに
連結可能とするジョイント構造並びに方法において、簡
単に樹脂部品と金属部品を分離できるようにすることを
目的とする。また、本発明は、剪断力をジョイント部材
だけで担うことができるジョイント方法及び構造を提供
することを目的とする。更に、本発明は、ガラス繊維強
化樹脂などの強い樹脂を使わなくとも、樹脂単独素材の
パーツを使用可能とするジョイント構造の椅子を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明にかかるジョイント方法は、少
なくとも一方の部材が樹脂成形品である2部材を連結す
るジョイント方法において、樹脂成形品に連結相手部材
側に突出するダボとその周りを覆う鞘部とを一体成形
し、鞘部に挿入されると共にダボと嵌合する筒状の第1
取付部と連結相手部材に取り付けられる第2取付部とを
有する金属製ジョイント部材をダボに固定し、鞘部内に
連結相手部材の先端を挿入した状態で金属製ジョイント
部材の第2取付部に連結相手部材を固定して樹脂成形品
と連結相手部材とを連結するようにしている。
【0012】このようなジョイント方法は、例えば請求
項2記載のジョイント構造によって実現される。即ち、
請求項2記載の発明にかかるジョイント構造は、少なく
とも一方の部材が樹脂成形品である2部材を連結するジ
ョイント構造において、樹脂成形品と一体成形される連
結相手部材側に突出するダボ及びその周りを覆う鞘部
と、鞘部に挿入されると共にダボと嵌合する筒状の第1
取付部と連結相手部材に取り付けられる第2取付部並び
にダボの先端面と当接する座部とを有する金属製ジョイ
ント部材と、ジョイント部材の座部を貫通してダボにね
じ込まれジョイント部材をダボに固定する取付ねじとを
備え、ダボにねじ止めされた金属製ジョイント部材の第
2取付部に樹脂成形品の鞘部に先端が挿入された連結相
手部材を取付け、樹脂成形品と連結相手部材とを連結す
るようにしている。
【0013】このようなジョイント方法並びにジョイン
ト構造によると、金属製ジョイント部材の第1取付部を
樹脂成形品のダボに嵌合してから固定すれば、その後ジ
ョイント部材の第2取付部に連結相手部材を止め着ける
ことで容易にジョイント部材の取付けができ取付作業の
効率が良い。また、ジョイント部材と樹脂成形品との連
結箇所が鞘部に隠れると共に、鞘部の外でのジョイント
部材と連結相手部材との取り付けは連結相手部材例えば
パイプの裏の隠れた部分においてねじなどを利用して行
われるので、取付の形跡を目に付きやすい部分の外観に
残さない。しかも、連結相手部材は金属製ジョイント部
材と鞘部、更にジョイント部材はダボとその周りを覆う
鞘部によってそれぞれ共持ちされるので、十分な剛性と
強度を確保できる。更に、本発明のジョイント方法によ
ると、ダボに固定した金属製ジョイントを取り外すだけ
で、樹脂成形品と金属製ジョイント部材とが分離できる
ので、分別廃棄や樹脂成形品のリサイクルを可能とす
る。特に、本発明のジョイント構造の場合には、取付ね
じでジョイント部材をダボに固定しているので、これを
緩めるだけで、樹脂成形品と金属製ジョイント部材とが
容易に分離でき、分別廃棄や樹脂成形品のリサイクルに
効果的である。
【0014】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のジョイント構造において、取付ねじをタッピンねじ
とし、ダボにねじ立てするようにしている。この場合、
樹脂成形品を成形する際にナット等の雌ねじ部材をイン
サートしたり、ねじ孔を後加工する必要がなくなる。
【0015】また、請求項4記載の発明は、請求項2ま
たは3記載のジョイント構造において、ジョイント部材
の第1取付部の先端面とダボの根元部分の周辺に、互い
に嵌合して回り止めとなる凸部と凹部とがそれぞれ設け
られるようにしている。この場合には、ジョイント部材
をダボに嵌め込みながら回転させるだけで回り止め部に
対応する位置で自然に係合するので、位置決めが容易で
ある。加えて、ジョイント部材とダボとの位置関係が一
義的に定まるので、ジョイント部材と連結相手部材との
関係も一義的に定まる。しかも、ジョイント部材は金属
製でかつ単一素材であるため、ねじ孔などを開ける場合
にも位置ずれが起き難い。したがって、ジョイント部材
と連結相手部材との間の固定例えばビス止めなども、ね
じ孔位置がずれることが少なく、組み立てやねじの締め
付けに手間取ったり、ねじが効かなくなる虞も少ない。
【0016】更に、請求項5記載の発明にかかる椅子
は、請求項2から4のいずれかに記載のジョイント構造
を用いて樹脂製背シェルとそれに結合するフレームとを
連結するようにしている。ここで、樹脂製背シェルに結
合するフレームとしては、特に限定されるものではない
が、回転椅子や固定椅子の脚パイプから延びる背支桿で
あったり、座を支持するフレームの一部であったりす
る。この場合には、樹脂製背シェルのダボに金属製ジョ
イント部材を嵌合させて取付ねじで固定してから、背支
桿などのパイプ状構造物ないしその他の構造物を金属製
ジョイントの第2取付部に嵌め込んだりあるいは重ねた
りして見え易い外観に表れる箇所の裏側からあるいはカ
バーなどで隠せる箇所から固定するだけで、フレームと
背シェルとの取付け箇所に取付の痕跡を残さずに組み立
てることができる。更に、請求項6記載の発明にかかる
椅子は、フレームが肘掛け部分を構成するパイプである
ことを特徴としている。この場合には、樹脂製背シェル
のダボに金属製ジョイント部材を嵌合させて取付ねじで
固定してから、脚フレームの肘掛け部のパイプを金属製
ジョイントの第2取付部に嵌め込んでビスなどでパイプ
の裏側から固定するだけで、脚フレームの肘掛け部と背
シェルとの組み立て作業が完了すると共に取付の形跡を
外観に残さないようにできる。
【0017】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の椅子において、背シェルが非強化樹脂であり、鞘部
よりも下に両鞘部の間に亘る立て壁部とボトム部とを設
け、ボトム部も脚フレームに取り付けるようにされてい
る。したがって、背シェルは、左右のジョイント部材を
介した連結とボトム部での固定により支持されることに
よって、応力の分散を図ることができてポリプロピレン
のような比較的柔らかく剛性不足の樹脂材料を使っても
十分な剛性と強度を確保できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1に本発明のジョイント構造の一実施形
態を示す。このジョイント構造は、少なくとも一方の部
材が樹脂成形品である2部材を連結するものであって、
樹脂成形品1側に連結相手部材2側に突出するダボ3及
びその周りを覆う鞘部4を一体成形すると共に、樹脂成
形品1のダボ3に嵌合し尚かつその周りを覆う鞘部4内
に挿入可能な第1取付部5aと連結相手部材2と固定さ
れる第2取付部5bとを有する金属製ジョイント部材5
を取付ねじ6ビスによってダボ3にねじ止めして、鞘部
4からジョイント部材5の第2取付部5bを突出させる
ようにしている。そして、この第2取付部5bに連結相
手部材2を取り付けることによって、樹脂成形品1と連
結相手部材2との2部材を連結するようにしている。
【0020】樹脂成形品1と一体成形されるダボ3は、
金型の型合わせ面において金型の割方向に突出するよう
に設定されることにより、射出成形により樹脂成形品1
と一体に成形される。この場合、スライド型等を必要と
しない簡単な割型を用いて成形できるので、金型も安価
なものとなる。ダボ3は、本実施形態の場合、鞘部4よ
り短く、鞘部4の内方に凹むような長さとされている。
また、ダボ3はねじ立てを可能とする大きさの穴7を中
心に有する筒状を成し、その根元部分にジョイント部材
5の回り止めと位置決めのための凸部8が一体成形され
ている。この凸部8は、ダボ3の根元部分においてダボ
3と鞘部4とを径方向に連結するリブを兼ねており、ダ
ボ3の強度を高める。鞘部4は、ジョイント部材5の第
1取付部5aよりも僅かに大きく、がたつきなくジョイ
ント部材5を収めてジョイント部材5とダボ3並びに鞘
部4とで剪断力を受けるように設けられている。
【0021】金属製ジョイント部材5は、特定の材質や
加工法などに限定されるものではないが、軽量で尚かつ
成型が容易な例えば亜鉛ダイカストやアルミダイカスト
などのによって成型することが好ましい。このジョイン
ト部材5は、樹脂成形品1のダボ3と鞘部4との間に挿
入される第1取付部5aと、連結相手部材2と固定され
る第2取付部5bとから成り、それらの間にはジョイン
ト部材5をダボ3に固定するための座部5cを形成する
仕切壁を有している。座部5cには、第1取付部5aひ
いてはジョイント部材5をダボ3に固定するための取付
ねじ6を通す穴5dが設けられている。この穴5dは、
取付ねじ6の頭部よりも小さいが首下のねじ部分を通過
させうる大きさである。また、第1取付部5aの先端に
はダボ3側の凸部8と嵌り込む凹部9を有している。
【0022】第2取付部5bの形状ないし構造は、連結
相手部材2の形状ないし構造に応じて適宜選択される。
本実施形態の場合、連結相手部材2がパイプであるた
め、これと嵌合する外周面と取付ねじ6を通すための孔
とを備えた筒状とされている。また、連結相手部材2が
パイプであるため、これの先端部分を収納する鞘部4の
内周面形状も円形とされている。したがって、第1取付
部5aの外形状も外周面を有する筒状とされている。ダ
ボ3の横断面形状も特に円形に限られるものではない
が、型製作の容易性などを考慮すると円形であることが
好ましいことから、第2取付部5bも筒状とすることが
好ましい。このことから、本実施形態の場合には、ジョ
イント部材5の第1取付部5aと第2取付部5bは、図
5に示すように、共に筒状を成している。また、第2取
付部5bの外周面には、軸方向に沿って4本のビード1
5が等間隔に形成されている。このビード15は、半円
形を成し、第2取付部5bの外周面と連結相手部材たる
パイプ2の内周面との間の隙間をほぼ埋める高さであ
り、パイプ2に対してジョイント部材5の第2取付部5
bを滑らかに挿入可能とすると共にがたつきなく保持す
る。挿入時に摩擦などの抵抗がないので、スムーズに挿
入することができ、取り付けが容易である。
【0023】尚、図5に示すジョイント部材5は、割型
の型合わせを考慮して両側部分の一部が部分的に直線形
状とされており、厳密な意味での円形外周面ではない。
また、ジョイント部材5は、少なくともダボ3に嵌合さ
れる第1取付部5aを筒状に形成すれば足り、第2取付
部5bの形状ないし構造は図5に示すような筒状に特に
限定されるものではなく、連結相手部材2の形状や構造
に応じた形状や構造が適宜選択れさる。例えば、連結相
手部材2がパイプではなく、平板や矩形断面形状ないし
非円形の突起のようなものの場合には、平板状金具や1
ないし複数本のピン、棒状物あるいは樋形状の断面を有
する湾曲した板材などとしても良い。更に、第1取付部
5aは、強度的には円形の外形状として外方からも剪断
力を受けることが好ましいが、場合によっては角形の外
形状としても可能である。即ち、角柱状のダボ3と角パ
イプ状の第1取付部5aとの組み合わせにしても良い。
少なくとも力がかかる方向において樹脂成形品1と金属
製ジョイント部材5との結合部分が共持ちになる構造を
有していれば良い。
【0024】ここで、取付ねじ6を通す位置、即ち座部
5cの穴5d並びにダボ3の穴7の位置は、第1取付部
5aの内周面の中心からジョイント部材5と連結相手部
材2とを止めねじ13で固定する位置とは反対側に偏心
して設けられている。そして、第2取付部5bに設けら
れる取付ねじ6を挿入する孔10も同方向に偏心するよ
うに設けられ、第1取付部の厚みを上述の止めねじ13
を取り付ける側に厚くなるように設けている。この厚肉
部11を利用して連結相手部材2たるパイプを取り付け
るための止めねじ13をねじ込むためのねじ孔12が設
けられている。この場合、十分な長さのねじ孔12が形
成できる。また、場合によっては、取付ねじ6の位置を
偏心させずに、第1取付部5aに対して第2取付部5b
を偏心させることによって厚肉部11を設けるようにし
ても良い。
【0025】取付ねじ6としては、タッピンネジの使用
が好ましい。この場合には、ダボ3の穴7にタッピンね
じ6をねじ込むだけでねじ立が行われるので、射出成形
時の型構造が極めて簡単となる。取付ねじ6は、ダボ3
に嵌合されるジョイント部材5の抜け止め程度の固着力
があれば足りるので、タッピンねじで十分である。勿
論、インサート成形により樹脂成形品1の射出成形と同
時にナットやその他の雌ねじ部材をダボ3に予め埋設し
たり、別工程でねじを加工することも可能である。この
ような場合には、取付ねじ6としては、タッピンねじを
用いずに、一般的な止めねじを用いる。
【0026】以上のように構成されたジョイント構造に
よれば、金属製ジョイント部材5の第1取付部5aを樹
脂成形品1のダボ3に嵌合してからタッピンねじ6を第
2取付部5bの孔10を通して座部5cの穴5dからダ
ボ3の穴7にねじ込むことによって、ジョイント部材5
をダボ3に簡単に取り付けることができる。その後、ジ
ョイント部材5の第2取付部5bを連結相手部材たるパ
イプ2に嵌め込んでから、パイプ2のばか孔14からね
じ孔12に止めねじ13をねじ込んで第2取付部5bと
パイプ2とを止めつける。このとき、連結相手部材・パ
イプ2の先端部分が鞘部4の中に収容されて連結端部が
隠れると共に、鞘部4の外に露出した第2連結部5bと
連結相手部材2との取り付けは連結相手部材・パイプ2
の裏の隠れた部分において止めねじ13を利用して行わ
れるので、取付の形跡を目に付きやすい部分の外観に残
さない。更に、止めねじ13はそれを覆い隠すカバー例
えば肘掛けパッド20などの存在によって隠されるの
で、連結箇所付近では一層取付の痕跡を残すことがな
い。また、連結を解除する場合には、各ねじ13,6を
順に外すことによって、樹脂成形品1と金属製ジョイン
ト部材5及び連結相手部材2とが簡単に分離される。
【0027】図7及び図8に、図1に示すジョイント構
造をカンチレバータイプの椅子に適用した実施形態を示
す。この椅子は、座シェル23および背シェル21をパ
イプフレームから成る脚フレーム22で支持するように
したものである。座シェル23と背シェル21とは樹脂
製である。ここで、連結対象となる2部材としては、脚
フレーム22の肘掛け部分を構成するパイプ22aと樹
脂製背シェル21であって、射出成形によって背シェル
21とダボ3並びに鞘部4とが一体成形されている。
【0028】樹脂成形品1たる背シェル21とダボ3並
びに鞘部4との関係は、例えば図6に示すように、背シ
ェル21の腰部付近に設定される両側の肘掛け部22a
に対応する位置に鞘部4とダボ3とが配置されるように
一体成形されている。また、連結相手部材2としては、
脚フレーム22の肘掛け部を構成するパイプ22aであ
り、ジョイント部材5の第2連結部5bのねじ孔12に
パイプ22aを嵌め込んだ状態でねじ込む止めねじ13
を通すばか孔14が対応する位置に開けられている。
【0029】脚フレーム22は、1本のパイプを折り曲
げることによって、床面に当たるコの字形の脚支え部2
2cと、脚支え部22cの前端からやや後方へ傾きなが
ら立ち上がる2本の脚部22bと、脚部22bの上端か
ら後方に折り曲げられ背シェル21と連結される肘掛け
部22aとを構成し、座シェル23並びに背シェル21
を片持ち支持する構造とされている。左右の脚部22b
の座の高さの部分には、後方へ向けて延びる座用支持パ
イプ22dとそれらを前端と後端においてそれぞれ幅方
向に連結する横板24,25とが備えられている。前端
の横板24は座シェル23の前端を装着して支持し、後
端の横板25は背シェル21の下端部を取り付けて支持
する。これによって、座シェル23は更に背シェル21
が取り付けられた横板25の上に載置されることによっ
て後端部が支持されている。
【0030】背シェル21と脚フレーム22とは、左右
の肘掛け部のパイプ22aとそれぞれ連結される2ヶ所
の金属ジョイント部材5を含むジョイント構造とボトム
部18のリブ19とフレーム横板25とのビス止めによ
って連結されている。背シェル21のボトム部18には
金型の割方向に突出するリブ19を形成し、このリブ1
9にフレーム横板25を差し込んで取り付ける。座シェ
ル23の底面の後端部寄りの部位には、横板25の下に
潜り込み横板25と上下方向には係合するも座シェル2
3を前方へスライドさせるときには妨げと成らないクリ
ップ(図示省略)が設けられている。更に、座シェル2
3の底面の後端にも背シェル21の奥行き部に形成され
ているリブ26と係合し座シェル23の後端部が浮上す
るのを防ぐように上下方向には係合するも座シェル23
を前方へスライドさせるときには妨げと成らないクリッ
プ(図示省略)が設けられている。
【0031】背シェル21はガラス繊維などの補強繊維
が含まれていない非強化樹脂、例えばポリプロピレン樹
脂製で、図6及び図7、8に示すように、立て壁部17
とボトム部18とから成るバケット形状を成している。
そして、背シェル21の脚フレーム22の肘掛け部22
aへの取付部には、肘掛け部22aへ向けて突出する筒
状の鞘部4と同心状のダボ3を有している。尚、鞘部
4、ダボ3および凸部8などは金型の割方向となるよう
に設けられている。
【0032】肘掛けパッド20は、脚フレーム22の肘
掛け部22aに嵌合される樹脂製の筒であり、止めねじ
13の頭部を覆い、尚かつ金属製パイプの冷たさが伝わ
らないようにしている。この肘掛けパッド20にはフィ
ンが設けられ、背シェル21と当接する端面に設けられ
た位置決め用ダボ16と嵌合するダボ孔(図示省略)が
設けられている。この肘掛けパッド20の裏面の前端寄
りの部位には、固定用の止めねじ27を通すばか孔(図
示省略)が設けられている。このばか孔を通して止めね
じ27がパイプ22aのねじ孔(図示省略)にねじ込ま
れる。
【0033】以上のように構成された本実施形態のカン
チレバー椅子においては、背シェル21と脚フレーム2
2の肘掛け部22aとの連結は、先ず、背シェル21の
鞘部4のダボ3にジョイント部材5を嵌め込んで周り止
めの凹部9と凸部8とを合わせて位置決めした後、タッ
ピンねじ6を第2取付部5bの孔10から差し込んでね
じ立てを行う。次いで、脚フレーム22の横板25を背
シェル21のボトム部18のリブ19の下に差し込むよ
うに嵌合させながら、鞘部4から突出したジョイント部
材5の第2取付部5bに肘掛け部のパイプ22aを嵌合
する。そして、肘掛け部のパイプ22aのばか孔14か
ら止めねじ13を第2取付部5bのねじ孔12にねじ込
んで、パイプ22aとジョイント部材5とを連結する。
その後、肘掛け部パイプ22aに予め嵌め込み退避して
いた肘掛けパッド20をずらして、背シェル21の鞘部
4に当接させる。そして、肘掛けパッド20の先端寄り
のばか孔から止めねじ27をパイプ22aのねじ孔にね
じ込んで肘掛けパッド20をパイプ22aに固定する。
これによって、背シェル21と脚フレーム22の肘掛け
部22aとの連結を外観に痕跡を残さずに実現できる。
【0034】つぎに、脚フレーム22の横板25と背シ
ェル21のボトム部18のリブ19とをビス止めによっ
て固定する。背シェル21は、左右の肘掛け部のジョイ
ント部材5を介した連結とボトム部18のリブ19での
2カ所のビス止めとの計4カ所での支持されることによ
って、応力の分散を図ることができてポリプロピレンの
ような比較的柔らかく剛性不足の樹脂材料を使っても十
分な剛性と強度を確保できる。更に、一方向から組み付
けられるので、組み立て作業が容易である。
【0035】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。即ち、本実施形態では、カンチレバータイプの
椅子の肘と背シェルとの連結部位のように直交する2部
材を連結するのに適用した場合について主に説明した
が、この部分あるいは部品に特に限定されるものではな
く、さまざまな部位や部品ないし製品にも適用できる。
例えば、本実施形態では肘掛けを有するカンチレバー椅
子の肘掛け部と背シェルとの連結に適用した例について
主に説明したが、4本足のパイプ椅子や回転椅子などに
も適用可能であるし、椅子以外の製品にも適用可能であ
る。また、連結部位は、サークル脚や4本脚などの固定
パイプ脚あるいは回転椅子の背支桿と背シェルとの連
結、脚の前端から背シェルに向けて後方に傾斜するよう
に立ち上がるカンチレバー脚と背シェルとの連結、樹脂
製座シェルと座支持フレームないし背支桿との連結ある
いは樹脂製座シェルと樹脂製背シェルとの連結など、樹
脂製シェルとそれに結合するフレームないしその他の樹
脂製品や金属製品・セラミック製品などとの結合に広く
適用することができる。また、ジョイント構造は樹脂成
形品に対して形成される方向や部位などを限定されるも
のではなく、図7の実施形態のように背シェルに対して
直交するように配置しても良いし、背シェルと同方向に
延びる背支桿との間の連結のように、樹脂成形品の本体
と同じ方向に延びる2部材の間の連結にも適用できる。
また、本実施形態では、連結相手部材2あるいは連結部
材たるパイプ22aは連結強度をより高めるために鞘部
4の中にその先端部分を挿入するようにしているが、こ
れに特に限定されるものではなく、先端部分を鞘部4内
に挿入せずに鞘部4の開口端で突き合わるようにして連
結するようにしても良い。この場合でも、取付けの痕跡
は外観上に表れず、装飾性に優れることは同様である。
また、ジョイント部材5の第2取付部5bと連結相手部
材2(パイプ22a)とを連結する止めねじ13の頭を
隠すカバーや肘掛けパッド20のようなものは場合によ
っては使われない。また、本実施形態では、ジョイント
部材5の固定には取付ねじ特にタッピンねじを用いた場
合について主に説明したがこれに特に限定されるもので
はなく、その他の着脱可能な固定手段を採用することが
できることは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のジョイント方法によると、金属製ジョイント部材をダ
ボに嵌合して固定してから、ジョイントの取り付け部を
利用して連結相手部材を固定して連結するするようにし
ているので、ジョイント部材の取付けが容易であると共
に連結相手部材の取付も簡単にでき作業効率が良い。ま
た、ジョイント部材をダボから取り外すだけで、樹脂成
形品と金属製ジョイント部材とが分離できるので、分別
廃棄が可能となるとともに樹脂成形品のリサイクルが容
易となる。しかも、連結相手部材はダボとその周りを覆
う鞘部とによって保持された金属製ジョイント部材を介
して連結されるので、取り付けた形跡のない連結構造で
ありながら、十分な剛性と強度を確保できる。
【0037】また、本発明のジョイント構造によると、
金属製ジョイント部材をねじ止めするだけで組み立てら
れるので、作業効率が良い。また、取付ねじを緩めるだ
けで、樹脂成形品と金属製ジョイント部材とが分離でき
るので、分別廃棄が可能となるとともに樹脂成形品のリ
サイクルが容易となる。しかも、連結相手部材はダボと
その周りを覆う鞘部とによって保持された金属製ジョイ
ント部材を介して連結されるので、取り付けた形跡のな
い連結構造でありながら、十分な剛性と強度を確保でき
る。
【0038】また、請求項3記載の発明によると、樹脂
成形品のダボと金属製ジョイント部材とを嵌合させタッ
ピンねじでねじ立てするだけで一体化でき、更にビスを
使って他方の部材を取り付けることができるので、2部
材の連結作業例えばパイプ椅子の各構成部品の組み立て
作業が容易となり、作業効率が向上する。しかも、樹脂
成形品を成形する際にナット等の雌ねじ部材をインサー
トしたり、ねじ孔を後加工する必要がなくなるし、樹脂
成形品側に一切金属が含まれないので、分別廃棄及びリ
サイクルに効果的である。
【0039】また、請求項4記載の発明によると、ジョ
イント部材をダボに嵌め込みながら回転させるだけで回
り止め部に対応する位置で自然に係合するので、位置決
めが容易である。加えて、ジョイント部材と連結相手部
材との間の固定例えばビス止めなども、ねじ孔位置がず
れることが少なく、組み立てやねじの締め付けに手間取
ったり、ねじが効かなくなる虞も少ない。
【0040】更に、請求項5記載の発明にかかる椅子に
よると、樹脂製背シェルのダボに金属製ジョイント部材
を嵌合させて取付ねじで固定してから、フレーム例えば
脚パイプや背支桿などを金属製ジョイントの第2取付部
に嵌め込みあるいは組み込んでビスなどで裏側あるいは
カバーなどで隠せる部分から固定するだけで、フレーム
と背シェルとの組み立て作業が完了すると共に取付の形
跡を外観に残さないようにできる。したがって、椅子の
組み立て作業が容易かつ効率的となりコストダウンが可
能となる。
【0041】また、請求項6記載の発明にかかる椅子に
よると、樹脂製背シェルのダボに金属製ジョイント部材
を嵌合させて取付ねじで固定してから、脚フレームの肘
掛け部のパイプを金属製ジョイントの第2取付部に嵌め
込んでビスなどでパイプの裏側から固定するだけで、脚
フレームと背シェルとの組み立て作業が完了すると共に
取付の形跡を外観に残さないようにできる。したがっ
て、椅子の組み立て作業が容易かつ効率的となりコスト
ダウンが可能となる。
【0042】また、請求項7記載の発明によると、ガラ
ス繊維などの補強繊維が含まれた強化樹脂を使わずにポ
リプロピレンなどの比較的柔らかい・弱い樹脂を使うこ
とができるので、リサイクルに便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジョイント構造の一実施形態を示す縦
断面図である。
【図2】図1のジョイント構造のII-II線に沿う縦断面
図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う横断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う横断面図である。
【図5】ジョイント部材の一例を示す斜視図で、第2取
付部を仮想線で示す。
【図6】本発明のジョイント構造をカンチレバータイプ
のパイプ椅子に適用した実施形態における鞘部とダボの
一例を一部断面して示す斜視図である。
【図7】カンチレバータイプのパイプ椅子の縦断面図で
ある。
【図8】図7の椅子の背シェルと脚フレームとの関係を
示す半裁平面図である。
【図9】従来のカンチレバータイプのパイプ椅子の脚フ
レームと腰掛け部とのジョイント構造を示す斜視図であ
る。
【図10】従来のジョイント構造を脚フレームと腰掛け
部との連結に適用したカンチレバータイプパイプ椅子の
外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 樹脂成形品 2 連結相手部材 3 ダボ 4 鞘部 5 金属製ジョイント部材 5a 第1取付部 5b 第2取付部 5c 座部 5d 取付ねじを通す穴 6 タッピングねじ(取付ねじ) 8 回り止め用凸部 9 回り止め用凹部 21 樹脂成形品としての背シェル 22a 肘掛け部分を構成するパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 12/42 F16B 12/42 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の部材が樹脂成形品であ
    る2部材を連結するジョイント方法において、前記樹脂
    成形品に連結相手部材側に突出するダボとその周りを覆
    う鞘部とを一体成形し、前記鞘部に挿入されると共に前
    記ダボと嵌合する筒状の第1取付部と前記連結相手部材
    に取り付けられる第2取付部とを有する金属製ジョイン
    ト部材を前記ダボに固定し、前記鞘部内に前記連結相手
    部材の先端を挿入した状態で前記金属製ジョイント部材
    の第2取付部に前記連結相手部材を固定して前記樹脂成
    形品と連結相手部材とを連結することを特徴とするジョ
    イント方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方の部材が樹脂成形品であ
    る2部材を連結するジョイント構造において、前記樹脂
    成形品と一体成形される連結相手部材側に突出するダボ
    及びその周りを覆う鞘部と、前記鞘部に挿入されると共
    に前記ダボと嵌合する筒状の第1取付部と前記連結相手
    部材に取り付けられる第2取付部並びに前記ダボの先端
    面と当接する座部とを有する金属製ジョイント部材と、
    前記ジョイント部材の座部を貫通して前記ダボにねじ込
    まれ前記ジョイント部材を前記ダボに固定する取付ねじ
    とを備え、前記ダボにねじ止めされた前記金属製ジョイ
    ント部材の第2取付部に前記樹脂成形品の鞘部に先端が
    挿入された前記連結相手部材を取付け、前記樹脂成形品
    と連結相手部材とを連結することを特徴とするジョイン
    ト構造。
  3. 【請求項3】 前記取付ねじはタッピンねじであり、前
    記ダボにねじ立てすることを特徴とする請求項2記載の
    ジョイント構造。
  4. 【請求項4】 前記ジョイント部材の前記第1取付部の
    先端面と前記ダボの根元部分の周辺には互いに嵌合して
    回り止めとなる凸部と凹部とがそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする請求項2または3記載のジョイント構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項2から4のいずれかに記載のジョ
    イント構造を用いて樹脂製背シェルとそれに結合される
    フレームとを連結したことを特徴とする椅子。
  6. 【請求項6】 前記フレームは肘掛け部分を構成するパ
    イプであることを特徴とする請求項5記載の椅子。
  7. 【請求項7】 前記背シェルは非強化樹脂であり、前記
    鞘部よりも下に両鞘部の間に亘る立て壁部とボトム部と
    を設け、前記ボトム部も脚フレームに取り付けることを
    特徴とする請求項6記載の椅子。
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