JP2003165605A - 車両組立用コンベア及びそれを用いた車両の組立方法 - Google Patents

車両組立用コンベア及びそれを用いた車両の組立方法

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JP2003165605A
JP2003165605A JP2001365507A JP2001365507A JP2003165605A JP 2003165605 A JP2003165605 A JP 2003165605A JP 2001365507 A JP2001365507 A JP 2001365507A JP 2001365507 A JP2001365507 A JP 2001365507A JP 2003165605 A JP2003165605 A JP 2003165605A
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slat
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tray
tread
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Yuichi Nishiyama
優一 西山
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラットコンベアに載置されるトレーと後続
のトレーとの間に位置する各スラット板に、所要高さの
踏板材を取り付けた車両組立用コンベア及びそれを利用
した車両の組立方法を提供すること。 【解決手段】 スラットコンベア100のスラット板1
4上で、該スラットコンベア100に載置されるトレー
50と後続のトレー50との間に、スラット板14と略
同じ大きさの取付部材21、31に搬送方向に延在する
翼部材22、32を多数立設して構成した踏板材20、
30を、スラットコンベア100上に取り付けて、踏板
材20、30の高さ分だけ作業床高さを上げるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体を搭載したト
レーを載置して搬送する間に作業者が順次部品を組み付
けて車体の組み立てを行うために車両の組立ラインに施
設される車両組立用コンベアに関し、特に、トレーと後
続のトレーとの間の高さを高くしてコンベアの上面を作
業床として機能するようにした車両組立用コンベア及び
それを用いた車両の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車など車両の車体に部品を取り付け
て車体の組み立てを行う場合、工場内に長いコンベアを
施設して、その両側に部品棚を配置し、作業者が部品棚
から部品を取り出してコンベア上を搬送されてくる車体
に順次部品を組み付けることが行われる。
【0003】そして、前記車体は、トレーに立設したア
タッチメントを介してトレーに搭載され、コンベア上を
搬送される。すなわち、モデルチェンジなどで車体が変
更されたときは、トレー全体を変更する必要はなく、ト
レーのアタッチメントを変更するだけで対応できるよう
になっている。一方、前記コンベアには、作業者が搬送
されてくる車体の前後左右を移動しながら部品を取り付
けるために作業しやすいように、車体の前部、後部への
部品の取付作業時にコンベア上に乗れるように、搬送方
向の前後端の左右にスプロケットを設置して反転部とな
し、該スプロケットにそれぞれチェーンを架け回し、該
チェーンのリンクにスラット板の両端をそれぞれ接続す
ることによりコンベアの上面を平面に構成したスラット
コンベアが一般に採用されている。
【0004】ところで、車体の組立作業は、車体を搬送
しながら部品を取り付けるため、車体の周囲の床面が搬
送速度と同期していることが必要である。そのため従来
は上記組立ラインに施設したスラットコンベアの両側
に、搬送方向と平行に且つスラットコンベア上に載置さ
れるトレーの上面と略同一面となる高さにスラットコン
ベアの搬送速度と同期して移動する同期コンベア(マン
コンベア)が設置されて、作業者の車体側面への部品の
取付を容易にするように配慮されている。
【0005】一方、車体の前部あるいは後部の特に作業
者が背伸びをして取り付けるような高い位置への部品の
取り付け作業を行う場合、前記トレーが車体の長さより
長くトレーの前端又は後端が車体の前端又は後端より突
出している場合は、該トレーの突出部分に乗って作業で
きる。しかし、車体がモデルチェンジして車体が大きく
なると、車体の前後にトレーの突出部分ができない場合
が生じる。
【0006】車体前部の高い位置への具体的な作業の例
としては、ワンボックス車のフロントウインドウガラス
の前端よりも前方に位置するカウルパネル上面にデザイ
ン上の意匠テープを車体の略全幅に渉って貼り付ける作
業がある。この作業の場合、図9に示すように、トレー
50の前端に乗って作業することができず、スラット板
14上で意匠テープの貼付作業をするが、その作業をす
るための最適高さはH2であるが、作業者の作業高さが
これより低いH1であるような場合は、H3(=H2−
H1)だけ高さが不足し、作業姿勢に無理が生じる。
【0007】このような場合に、トレー50と後続のト
レー50の間に作業台を横方向から出入り可能に設置す
ることが考えられるが、その作業台は、スラットコンベ
ア100の搬送速度と同期して移動し、さらにスラット
コンベア100が反転位置に来たときにはスラットコン
ベア100上から退出して上流の作業位置に復帰するよ
うな機構としなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なコンベアに同期して移動し、トレーと後続のトレーの
間に出没するような作業台は機構的に複雑となり、さら
に安全対策を施すとなると大がかりな装置となり、未だ
実用的なものは提案されていない。このため、上記のよ
うな作業高さが不足するような作業は身長の高い作業者
に担当させるなどして作業者を限定する必要があった。
【0009】そこで、本発明は、かかる課題を解決すべ
く、スラットコンベアに載置されるトレーと後続のトレ
ーとの間の各スラット板に、所要高さの踏面を有する踏
板材を取り付けた車両組立用コンベア及びそれを利用し
た車両の組立方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る車両組立用コンベアは、搬送方向の前後端の左右
にスプロケットを設置し、該スプロケットにそれぞれチ
ェーンを架け回して前記前後端を反転部となし、該チェ
ーンのリンクにスラット板の両端をそれぞれ接続して構
成したスラットコンベアに、車体を搭載した複数のトレ
ーを順次ほぼ等間隔で載置して搬送する車両組立用コン
ベアであって、スラットコンベアに載置されるトレーと
後続のトレーとの間に位置する各スラット板に、該スラ
ット板より高い位置に踏面を有する踏板材を取り付けた
ことを特徴とする。
【0011】よって、スラット板より高い位置に踏面を
有する踏板材をトレーと後続のトレーとの間のスラット
板に取り付けたため、スラット板の動きに合わせて踏板
材も移動し作業者は該踏板材の上面に乗って高い位置の
作業ができる。また、踏板材はスラットコンベアに常に
設置されているので、反転位置での取り外しや初期位置
への復帰などを行う必要がなく、通常のコンベアと同様
に扱うことができる。
【0012】また、請求項2に記載の本発明に係る車両
組立用コンベアは、前記踏板材が、前記スラット板の上
面の範囲内で該スラット板に取り付けられる取付部材
と、前後方向で前記取付部材と略同一の長さを有する基
部と、該基部から立ち上がり、前後方向にそれぞれ該基
部の長さのほぼ2分の1延在して上面が前記踏面となる
立上部とからなり、前記取付部材に立設される複数個の
翼部材と、からなることを特徴とする。よって、スラッ
ト板の上面の範囲内で取り付けられる取付部材に、上面
が踏面となる立上部を有する複数個の翼部材を立設して
踏板材を構成したので、あらかじめ取付部材に複数個の
翼部材を立設して踏板材を準備しておくことができ、該
踏板材をスラット板に容易に取り付けることができ、既
存のスラットコンベアの改造が容易にできる。
【0013】また、請求項3に記載の本発明に係る車両
組立用コンベアは、前記翼部材が、搬送方向で一つおき
の取付部材に幅方向で同一位置に取り付けられ、一方、
相隣り合う取付部材には幅方向で該翼部材の板厚分だけ
ずらした位置に取り付けられることにより、側面視で前
記翼部材の前後が重なり合うとともに、前記スラットコ
ンベアが前記反転部分で折れ曲がってもこの重なり状態
を保つ長さを有するものであることを特徴とする。よっ
て、相隣り合う踏板材の翼部材が平面視で互い違いとな
り側面視で前後が重なるように設定され、その重なりが
反転部分で折れ曲がっても重なり状態を保つので、搬送
方向における踏板材の間隙を埋め、しかも反転部でも間
隙が空かないので、作業者の脚や落下した部品が挟まる
ことがなく安全に作業ができる。
【0014】また、請求項4に記載の本発明に係る車両
組立用コンベアは、前記トレーの前端又は後端と対向す
る踏板材を金属製となし、他の踏板材を合成樹脂で成形
したものであることを特徴とする。よって、トレーの前
端又は後端と対向する踏板材、すなわち一方に踏板材が
無い部位の踏板材は剛性の大きな金属製としたので、作
業者等による局部的な傾斜方向の力が掛かっても踏板材
が破損することがなく、しかも大半の踏板材は合成樹脂
製としたので軽量であり、コンベア駆動の負荷を低減す
ることができる。
【0015】また、請求項5に記載の本発明に係る車両
組立用コンベアは、前記反転部において前記スラットコ
ンベアと反対側にカバーを設け、該カバーのスラットコ
ンベアと接近する先端に、前記踏板材の翼部材と翼部材
の幅方向の間隙を埋める複数個の突起を設けたことを特
徴とする。よって、スラットコンベアの反転部分では、
翼部材がカバーの複数個の突起の間の凹部から出入り
し、翼部材間の間隙は突起によって埋められ、作業者の
脚などが入り込まないように安全を確保することができ
る。
【0016】また、請求項6に記載の本発明に係る車両
組立用コンベアを用いた車両の組立方法は、前記スラッ
トコンベアのスラット板に取り付けた踏板材に乗って車
体の前部又は後部の組立作業を行うことを特徴とする。
よって、車両の前側あるいは後側の高さの高い部位の組
立作業は、作業者がスラットコンベアに載置されたトレ
ーと後続のトレーとの間のスラット板に取り付けた踏板
材に乗って高さの高い位置で作業ができるので、作業者
を限定する必要がなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る車両組立用コ
ンベア及びそれを用いた車両の組立方法の一の実施の形
態について図面を参照して説明する。本実施の形態の車
両組立用コンベア及びそれを用いた車両の組立方法は、
ワンボックス車の組立ラインに適用されたものである。
ここで、図1は、車両組立用コンベアの全体を示した平
面図であり、図2は、スラット板に取り付けた踏板材の
平面図である。図3は、車両組立用コンベアの正面断面
図である。
【0018】(構成)本発明に係る車両組立用コンベア
の一の実施の形態の構成について説明する。なお、この
説明の中で、搬送方向と平行な方向を前後方向といい、
その方向に沿う寸法を長さという。また、搬送方向と直
角な方向を幅方向といい、その方向に沿う寸法を幅とい
う。まず、基本となるスラットコンベア100は、図
1、図3に示すように、搬送方向(図1における白抜き
矢印方向)後端の反転部12に設けた支持軸122に取
り付けられた左右のスプロケット121と、搬送方向前
端の駆動部11に設けた駆動軸112に取り付けられた
左右のスプロケット111にそれぞれチェーン13、1
3を架け回してチェーンサークルを形成し、この両チェ
ーン13の全てのリンクのそれぞれ対向するリンクにス
ラット板14の左右両端を接続して構成されている。
【0019】スラット板14は、図4に示すように、前
記チェーンサークルの内方に向けて開口する断面コ字形
とし、幅方向を長辺とする長方形であり、上面141に
車体60を搭載したトレー50が載置され、かつトレー
50と後続のトレー50との間でスラット板14上を作
業者が渡れるようになっている。
【0020】このスラットコンベア100の前記駆動軸
112には、駆動モータ113が駆動チェーン1131
を介して接続され、さらにトレー50を一定間隔でスラ
ットコンベア100上に載置するようにスラットコンベ
ア100の後部に待機しているトレー50を前進させる
ためのタイミング信号を出すモニタ装置114の入力軸
が連結されている。本発明は、このスラットコンベア1
00に載置されるトレー50と後続のトレー50との間
のスラット板14に、後述する踏板材20、30を取り
付けて、この踏板材20、30により作業の床面高さを
高くしたものであるので、この部分を詳細に説明する。
【0021】スラットコンベア100に取り付けられる
踏板材20、30は、図4、図5に示すように、前後方
向に一つおきのスラット板14に取り付けられ、合成樹
脂製の取付部材21、31と、同じく合成樹脂製の翼部
材22、32とから構成されている。取付部材21、3
1はスラット板14の上面141の短辺の長さとほぼ同
一の長さを有し、長辺の幅もスラット板14の範囲内に
入る長方形の板材からなる。また、翼部材22、32は
前後方向で取付部材21、31と略同一の長さを有する
基部221、321と、該基部221、321から立ち
上がり、前後方向にそれぞれ該基部221、321の長
さのほぼ2分の1の長さ延在して上面が踏面223、3
23となる立上部222、322とからなる逆凸字状の
板材からなる。
【0022】そして、翼部材22、32の上角部は図7
に示すように、スラット板14に取り付けた踏板材2
0、30が反転部11、12において突出しないように
約45゜の角度で面取りされている。したがって、踏面
223、323の長さは、翼部材22、32の長さより
若干短い。また、取付部材21、31の板厚と翼部材2
2、32の高さとを合わせた寸法、すなわち踏板材2
0、30の踏面223、323のスラット板14の上面
141からの高さは、所要の高さ、すなわち、前述した
不足高さH3に相当する高さとなるように設定する。
【0023】このように形成した多数の翼部材22、3
2を、翼部材22、32の長手方向が前後方向となるよ
うに、取付部材21、31の上面の長辺方向に一定の間
隔で立設して踏板材20、30を構成する。そして、前
記取付部材21に立設する翼部材22は図5に示すよう
に、幅方向で等間隔に取り付けられて第1踏板材20が
構成され、一方、取付部材31には前記第1踏板材20
とは幅方向で翼部材22の板厚分だけずらした位置に翼
部材32が等間隔に取り付けられることにより、第2踏
板材30が構成される。
【0024】以上のように構成した踏板材20、30を
図2に示すように、スラット板14上にビス又はリベッ
ト等で取り付ける。すなわち、スラット板14に第1踏
板材20と第2踏板材30とを前後方向で交互に取り付
けることにより、第2踏板材30の翼部材32が第1踏
板材20の翼部材22に幅方向で僅か離れて隣り合うよ
うに翼部材22の板厚分だけずれて互いに干渉すること
なく取り付けられる。
【0025】なお、図2に示す本実施の形態では、前述
のトレー50の先端が2点鎖線で示すように突出してい
るため、その形状に沿って第1踏板材20、第2踏板材
30の翼部材22、32の数を削減している。しかも、
このトレー50の前端又は後端の形状に沿って対向する
取付部材21、31及び翼部材22、32(図2の斜線
部)の材質は、強度上の問題から厚板鋼板を採用してい
る。
【0026】次に、スラットコンベア100に上記の踏
板材20、30を取り付けて構成した車両組立用コンベ
ア10の前後の反転部11、12において、前記トレー
50のスラットコンベア100への投入、またはスラッ
トコンベア100からの排出のために、コンベアカバー
40を設けている。
【0027】コンベアカバー40は、図6、図7に示す
ように、反転部11、12を幅方向で覆い、その先端す
なわち反転部11、12と平面視でラップする部分は、
前記翼部材22と翼部材32との間の間隙を埋めるよう
に突出した突起部41と、該突起部41の間に設けられ
前記翼部材22、32が干渉しないように切り込まれた
凹部42とを設けて櫛歯形状となっている。
【0028】(作用)次に、上記のように構成した車両
組立用コンベア10の動作およびそれを用いた自動車の
組立方法について説明する。図8に示すように、スラッ
トコンベア100上のトレー50を図示右側から左側に
搬送するために駆動モータ113を運転して駆動軸11
2、スプロケット111を介して左右のチェーン13を
回動させる。チェーン13が回動するとそのリンクに取
り付けられたスラット板14も搬送方向に移動する。同
時にスラット板14に取り付けられた踏板材20、30
も移動するが、スラットコンベア100上に投入される
トレー50と踏板材20、30とが干渉しないように、
トレー50がスラットコンベア100上に投入されるタ
イミングを駆動部11に設けられているモニタ装置11
4が発する信号により調整している。
【0029】したがって、スラット板14に取り付けら
れた踏板材20、30は、スラットコンベア100上に
搬送されるトレー50と後続のトレー50との間に位置
して、踏板材20、30の踏面223、323の高さを
トレー50の上面のスラットコンベア100上からの高
さと合わせた場合は、作業者がトレー50の上面に乗っ
て作業するのと同じになり、高い位置の作業が可能にな
る。
【0030】また、反転部11、12において、コンベ
アカバー40の先端に設けた突起部41が幅方向で隣り
合う翼部材22、32と翼部材22、32との間隙に臨
んでいるため、この間隙に作業者の脚等が入り込まない
ようになっている。
【0031】つぎに、以上のようなスラットコンベア1
00上に踏板材20、30を取り付けて踏板材20、3
0の高さをトレー50の厚さと合わせた車両組立用コン
ベア10を用いて、トレー50に載置された車体60
の、例えば前部62のフロントウインドウガラスの前端
よりも前方に位置するカウルパネル上面に車体の略全幅
にわたって意匠上の黒テープを貼り付けるような比較的
奥行きのある高い位置への部品組み付け作業をする場
合、作業者は踏板材20、30上に乗り、図9に示す不
足高さH3を解消して、車両の組立作業を行うことがで
きる。
【0032】このように、スラットコンベア100のス
ラット板14上で、該スラットコンベア100に載置さ
れるトレー50と後続のトレー50との間に、スラット
板14と略同じ大きさの取付部材21、31に搬送方向
に延在する翼部材22、32を多数立設して構成した踏
板材20、30を、スラットコンベア100上に取り付
けて、踏板材20、30の高さ分だけ作業床高さを上げ
るようにしたので、車体60の前後の高い位置への部品
の取付作業が容易となり、作業者を限定する必要がなく
なった。
【0033】なお、本発明は前記実施の形態のものに限
定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様
々な変更が可能である。例えば、前記実施の形態では、
スラットコンベアの幅方向で、翼部材の間隔を空けたも
ので示したが、これに限られず、翼部材の板厚を厚くす
るか、翼部材の数を増してこの間隙を最小限にしたもの
も可能である。この場合、コンベアカバーの突起部は不
要となる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、搬送方向の前後端の左右にス
プロケットを設置し、該スプロケットにそれぞれチェー
ンを架け回して前記前後端を反転部となし、該チェーン
のリンクにスラット板の両端をそれぞれ接続して構成し
たスラットコンベアに、車体を搭載した複数のトレーを
順次ほぼ等間隔で載置して搬送する車両組立用コンベア
であって、スラットコンベアに載置されるトレーと後続
のトレーとの間に位置する各スラット板に、該スラット
板より高い位置に踏面を有する踏板材を取り付けて車両
組立用コンベアを構成したので、車体前後の高い位置へ
の部品組み付け作業が容易となり、作業者を限定する必
要がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係る車両組立用コン
ベアの全体を示した平面図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係る車両組立用コン
ベアに用いる踏板材の平面図である。
【図3】本発明の一の実施の形態に係る車両組立用コン
ベアの正面断面図である。
【図4】本発明の一の実施の形態に係る車両組立用コン
ベアに用いる踏板材の部分拡大側面図である。
【図5】本発明の一の実施の形態に係る車両組立用コン
ベアに用いる踏板材の部分斜視図である。
【図6】本発明の一の実施の形態に係る車両組立用コン
ベアの反転部の部分斜視図である。
【図7】本発明の一の実施の形態に係る車両組立用コン
ベアの反転部の部分側面図である。
【図8】本発明の一の実施の形態に係る車両組立用コン
ベアを用いた車両の組立作業を示す側面図である。
【図9】従来のスラットコンベアを用いた車両の組立作
業を示す側面図である。
【符号の説明】
10 車両組立用コンベア 11 前部反転部 12 後部反転部 13 チェーン 14 スラット板 20 第1踏板材 21、31 取付部材 22、32 翼部材 30 第2踏板材 40 コンベアカバー 41 突起部 42 凹部 50 トレー 60 車体 100 スラットコンベア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向の前後端の左右にスプロケット
    を設置し、該スプロケットにそれぞれチェーンを架け回
    して前記前後端を反転部となし、該チェーンのリンクに
    スラット板の両端をそれぞれ接続して構成したスラット
    コンベアに、車体を搭載した複数のトレーを順次ほぼ等
    間隔で載置して搬送する車両組立用コンベアであって、 スラットコンベアに載置されるトレーと後続のトレーと
    の間に位置する各スラット板に、該スラット板より高い
    位置に踏面を有する踏板材を取り付けたことを特徴とす
    る車両組立用コンベア。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両組立用コンベアに
    おいて、 前記踏板材は、 前記スラット板の上面の範囲内で該スラット板に取り付
    けられる取付部材と、 前後方向で前記取付部材と略同一の長さを有する基部
    と、該基部から立ち上がり、前後方向にそれぞれ該基部
    の長さのほぼ2分の1延在して上面が前記踏面となる立
    上部とからなり、前記取付部材に立設される複数個の翼
    部材と、からなることを特徴とする車両組立用コンベ
    ア。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の車両組立用コンベアに
    おいて、 前記翼部材は、搬送方向で一つおきの取付部材に幅方向
    で同一位置に取り付けられ、一方、相隣合う取付部材に
    は幅方向で該翼部材の板厚分だけずらした位置に取り付
    けられることにより、側面視で前記翼部材の前後が重な
    り合うとともに、前記スラットコンベアが前記反転部分
    で折れ曲がってもこの重なり状態を保つ長さを有するも
    のであることを特徴とする車両組立用コンベア。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の車両組立用コンベアにおいて、 前記トレーの前端又は後端と対向する踏板材は金属製と
    なし、他の踏板材は合成樹脂で成形したものであること
    を特徴とする車両組立用コンベア。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の車両組立用コンベアにおいて、 前記反転部において前記スラットコンベアと反対側にカ
    バーを設け、該カバーのスラットコンベアと接近する先
    端に、前記踏板材の翼部材と翼部材の幅方向の間隙を埋
    める複数個の突起を設けたことを特徴とする車両組立用
    コンベア。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の車両組立用コンベアを用いて、前記スラットコン
    ベアのスラット板に取り付けた踏板材に乗って車体の前
    部又は後部の組立作業を行うことを特徴とする車両の組
    立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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