JP2003165521A - 薄肉プラスチック製ボトル型容器用成形体、並びにその製造方法および製造用のブロー成形型 - Google Patents

薄肉プラスチック製ボトル型容器用成形体、並びにその製造方法および製造用のブロー成形型

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JP2003165521A JP2001367424A JP2001367424A JP2003165521A JP 2003165521 A JP2003165521 A JP 2003165521A JP 2001367424 A JP2001367424 A JP 2001367424A JP 2001367424 A JP2001367424 A JP 2001367424A JP 2003165521 A JP2003165521 A JP 2003165521A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の成形と容器を潰して減容させる工程を
同一の型内で行なうことが可能な、薄肉プラスチック製
ボトル型容器用成形体、並びにその製造方法および製造
用のブロー成形金型を提供することにある。 【解決手段】 薄肉プラスチック製ボトル型容器用成形
体は、ブロー成形型(2)により内容物充填用形状を持
つように形成された薄肉プラスチック製ボトル型容器
(1)が、その成形段階において、ブロー成形型(2)
内にてその内容物充填用形状から、常態として減容形状
を持つように潰されることで製造されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、詰め替え用等に
用いられる薄肉プラスチック製ボトル型容器において、
内容物充填用形状から、常態として減容形状を持つよう
に潰された薄肉プラスチック製ボトル型容器用成形体、
並びにその成形体の製造方法およびその製造用のブロー
成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、省資源やゴミ量削減等を考慮し
て、詰め替え用の容器が用いられるようになり、袋状容
器、パウチ容器、薄肉プラスチック製ボトル型容器等が
用いられている。その中でも、薄肉プラスチック製ボト
ル型容器は、アルミ層を含む積層体等を形成するためコ
ストがかかってしまうパウチ容器に対して、合成樹脂材
料等により低コストで容易に製造でき、しかも自立性が
高いという利点があるため、例えば、液体洗剤や液状化
粧品等の内容物を収納する詰め替え用の容器として多用
されている。
【0003】ところで、詰め替え用の容器として高い保
形性を有する容器を用いると、空のものであっても、内
部に空間を有していることから、容器を製造する製造者
側からその容器に内容物を充填する利用者(洗剤メーカ
等)側への流通の際、充填後の容器と同様に流通コスト
がかかるとともに、廃棄の際にもかさばったものになっ
てしまう。
【0004】これに対し、上記薄肉プラスチック製ボト
ル型容器は、内容物が充填されていない状態では自立性
を有しないほどに超薄肉化させたものであっても、その
容器に内容物を充填されれば充分に自立させることがで
きる。しかも保形性を低くできることから、潰すことで
流通時や廃棄時等の容積を小さくするができる。
【0005】しかしながら、超薄肉化させた薄肉プラス
チック製ボトル型容器では、その容器を減容するに際
し、個々の容器について人手等で容器を潰す必要がある
ので工数が嵩んでしまう。さらに、通常のボトル型容器
では、容器が各々独立しているので、充填を、例えばラ
インで行なう場合には、個々の容器を整列させる作業を
必要とした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来技術
における上記の難点を有利に解決した、薄肉プラスチッ
ク製ボトル型容器用成形体、並びにその製造方法および
製造用のブロー成形型提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題の解決手段およびその作用・効果】この発明の薄
肉プラスチック製ボトル型容器用成形体は、ブロー成形
型により内容物充填用形状を持つように形成された薄肉
プラスチック製ボトル型容器が、その成形段階におい
て、前記ブロー成形型内にてその内容物充填用形状か
ら、常態として減容形状を持つように潰されたものであ
ることを特徴とするものである。
【0008】この発明の薄肉プラスチック製ボトル型容
器用成形体にあっては、ブロー成形型により内容物充填
用形状を持つように形成された薄肉プラスチック製ボト
ル型容器が、その成形段階(二軸延伸ブロー成形、押出
しブロー成形など)において、そのブロー成形型内にて
その内容物充填用形状から、常態として減容形状を持つ
ように潰されたものとなる。
【0009】従って、超薄肉化させた薄肉プラスチック
製ボトル型容器を詰め替え用の容器として用いるに際し
て、この発明の薄肉プラスチック製ボトル型容器用成形
体によれば、ボトル型容器の製造者側では、同一のブロ
ー成形型内で一連の工程として、容器の成形とともにそ
の容器を容易に減容させて薄肉プラスチック製ボトル型
容器用成形体を製造することができるので、個々の容器
について人手等で容器を潰す必要がなくなり、低コスト
化および省資源化が可能となる。
【0010】さらに、薄肉プラスチック製ボトル型容器
用成形体は、常態として減容形状を持つように潰された
ものであることから、かかる成形体を、容器の製造者側
から、内容物を容器に充填する利用者側へ、少ない梱包
容積でより多く流通させることができる。加えて、複数
個の薄肉プラスチック製ボトル型容器用成形体を、それ
らの各ボトルネック部を例えばレール等で挟持させて、
整列状態で流通させれば、コンパクトに流通させること
ができるとともに、容器の利用者側では、ラインで充填
作業を行なう場合に、個々の容器の整列作業を省くこと
ができる。
【0011】なお、この発明の薄肉プラスチック製ボト
ル型容器用成形体においては、上記のプラスチック製ボ
トル型容器における単位容積あたりのプラスチック材料
の使用量が0.004g/ml〜0.025g/mlのものであっても良
く、このようにすれば、内容物充填用形状を持つように
形成された薄肉プラスチック製ボトル型容器を、充分な
強度で潰し易くすることができる。
【0012】さらに、この発明の薄肉プラスチック製ボ
トル型容器用成形体においては、上記薄肉プラスチック
製ボトル型容器が、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレート、ポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂からなるものであっても良く、このようにすれば、薄
肉プラスチック製ボトル型容器を安価に超薄肉化するこ
とができる。
【0013】そして、この発明の薄肉プラスチック製ボ
トル型容器用成形体の製造方法は、上記ブロー成形型内
で上記いずれかに記載の薄肉プラスチック製ボトル型容
器を形成する第1工程と、そのブロー成形型内でかかる
薄肉プラスチック製ボトル型容器を、常態として減容形
状を持つように潰す第2工程と、を行なうことを特徴と
するものである。
【0014】この発明の薄肉プラスチック製ボトル型容
器用成形体の製造方法においては、第1工程で、ブロー
成形型内で上記いずれかに記載の薄肉プラスチック製ボ
トル型容器を形成し、第2工程で、そのブロー成形型内
で薄肉プラスチック製ボトル型容器を、常態として減容
形状を持つように潰しても良く、このようにすれば、上
記いずれかに記載した薄肉プラスチック製ボトル型容器
用成形体を同一のブロー成形型により一連の工程として
容易に製造することができる。
【0015】さらに、この発明の薄肉プラスチック製ボ
トル型容器用成形体の製造方法においては、上記第2工
程で、上記ブロー成形型内にて、上記いずれかに記載の
薄肉プラスチック製ボトル型容器の底部を形成する底成
形部に設けられた可動部材を、そのブロー成形型内に突
出させてその可動部材でそのブロー成形型内のボトル型
容器の底部を押すことで、そのブロー成形型内で、かか
るボトル型容器を潰して減容させても良く、このように
すれば、アクチュエータ等により可動部材を、そのブロ
ー成形型内に突出させて、その可動部材でそのブロー成
形型内のボトル型容器の底部を押すことで、ブロー成形
型内で、ボトル型容器を容易に潰して減容させ得て、か
かるボトル型容器用成形体を製造することができる。
【0016】また、この発明の薄肉プラスチック製ボト
ル型容器用成形体の製造方法においては、上記いずれか
に記載のブロー成形型内で形成したボトル型容器に、か
かるブロー成形型内で情報表示部を付加する情報表示部
付加工程を行うこととしても良く、このようにすれば、
ブロー成形型内で、上記いずれかに記載のボトル型容器
への多様な情報表示部(商品の説明書き、商品名、価格
等)を薄肉プラスチック製ボトル型容器の表面に設ける
ことができる。従って、製造者側では、容器の成形とそ
の容器への情報表示と減容とを、同一のブロー成形型内
で、一連の工程として容易に行なうことができ、利用者
側では、容器への情報表示部を付加する作業を省くこと
ができる。
【0017】そして、この発明の薄肉プラスチック製ボ
トル型容器用成形体の製造用のブロー成形型は、上記い
ずれかに記載の薄肉プラスチック製ボトル型容器の底部
を形成する底成形部に、そのブロー成形型内に突出する
押し潰し位置と、底成形位置との間で、アクチュエータ
の作動にて進退移動可能な可動部材を具えることを特徴
とするものである。
【0018】この発明の薄肉プラスチック製ボトル型容
器用成形体の製造用のブロー成形型によれば、ブロー成
形型の、ボトル型容器の底部を形成する底成形部に、そ
のブロー成形型内に突出する押し潰し位置と底成形位置
との間で、アクチュエータの作動にて進退移動可能な可
動部材を設けることで、上記容器の成形と、上記容器の
減容とを、かかるブロー成形型内で一連の工程として容
易に行なうことが可能となる。なお、このブロー成形型
内で、上記容器への多様な情報表示部(商品の説明書
き、商品名、価格等)を薄肉プラスチック製ボトル型容
器の表面に設けることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図1は、この発明の薄肉プラスチック製ボトル型容
器用成形体の製造方法の一実施例により、内容物充填用
形状を持つように形成された、薄肉プラスチック製ボト
ル型容器および、その形成に用いた、この発明のブロー
成形型の一実施例としてのブロー成形金型を示す説明図
であり、図2は、その実施例の製造方法により、その実
施例のブロー成形金型内で薄肉プラスチック製ボトル型
容器が潰されて減容される状態を示す断面図、図3は、
上記実施例の製造方法およびブロー成形金型で潰されて
製造された複数個の、この発明の薄肉プラスチック製ボ
トル型容器用成形体の一実施例としての搬送時の状態を
示す斜視図である。
【0020】なお、図中符号1は、薄肉プラスチック製
ボトル型容器、1aは容器の底部、1bは容器の開口部、1c
は容器の環状フランジ、2はブロー成形型としてのブロ
ー成形金型である。そして、3は、薄肉プラスチック製
ボトル型容器用成形体、3aは、成形体の底部、3bは、成
形体の開口部、3cは、成形体の環状フランジである。
【0021】この実施例の製造方法では、第1工程にお
いて、内容物充填用形状を持つように形成された薄肉プ
ラスチック製ボトル型容器1を成形するに際し、例え
ば、結晶性を有する熱可塑性樹脂材料として、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
プロピレン等の熱可塑性樹脂材料を用いることとし、成
形する容器における単位容積あたり0.004g/ml〜0.025g/
mlの材料を使用して、先ず、射出成形によりプリフォー
ムを成形した後、加熱工程に移り、そのプリフォームの
内外面をヒータで延伸温度まで、均一に加熱する。
【0022】次いで、そのプリフォームを、図1に示
す、ブロー成形金型2内に移送してロッド状の金具によ
り軸線方向に延伸させるとともに圧縮空気により拡径さ
せて二軸延伸を行なうことで、図1に示すボトル型容器
1をブロー成形する。なお、上記プラスチック材料の使
用料を0.004g/ml〜0.025g/mlとしたのは、0.004g/ml未
満では充分な強度が得られず、0.025g/mlより多いと容
器を潰しにくくなるからである。なお、mlは容器の容量
を表す。
【0023】図1に示す、この実施例のブロー成形金型
2では、上述の薄肉プラスチック製ボトル型容器1の底
部1aを形成する底成形部2aに、その金型2内に突出す
る、押し潰し位置と底成形位置との間で進退移動する可
動部材としてのプランジャ2bが設けられており、その下
方にはそのプランジャ2bを進退移動させるアクチュエー
タとしての図示しない油圧シリンダが設けられている。
【0024】第1工程で、かかる金型2により上述の如
くしてボトル型容器1をブロー形成すると、その金型2
内で形成されたボトル型容器1は、その肩の部分と環状
フランジ1cとでその金型2に支持されているので、この
実施例の製造方法では、第2工程において、その支持状
態で、油圧シリンダを作動させて、図2に示すように、
プランジャ2bを、図1に示す底部成形位置から、開口部
1bに近接した図示しない押し潰し位置へ向かって図2中
矢印で示す如く移動させる。これにより、ボトル型容器
1は、図2に示す如くその容器の容積が減少して、図3
に示す如く、底部3aと開口部3bとが接近した減容形状を
常態として持つように潰された、薄肉プラスチック製ボ
トル型容器用成形体3が形成される。
【0025】この実施例の成形体3を、例えば、容器の
製造者側から、その容器に内容物を充填する利用者側へ
流通させる際には、例えば、図3に示す如くレール4の
端部から、成形体3の開口部3bを含むボトルネック部分
を挿入し、レール4の掛止部4aに、その成形体3の環状
フランジ3cを掛止させる。かかる作業を複数個の成形体
3について行なうことにより、複数個の成形体3を、容
易に整列させ得て、コンパクトに流通させることができ
る。
【0026】従って、上記実施例の薄肉プラスチック製
ボトル型容器用成形体によれば、超薄肉化させたボトル
型容器1を詰め替え用の容器として用いるに際して、こ
の発明の成形体3によれば、ボトル型容器1の製造者側
では、同一の金型2内で一連の工程として、容器1の成
形とともにその容器1を容易に減容させ得て成形体3を
製造することができるので、個々の容器について人手等
で容器を潰す必要がなくなり、低コスト化および省資源
化が可能となる。
【0027】さらに、上記実施例の成形体3は、常態と
して、減容形状を持つように潰されたものであることか
ら、かかる成形体3を、容器の製造者側から、内容物を
容器に充填する利用者側へ、少ない梱包容積でより多く
流通させることができる。加えて、複数個の成形体3
を、それらの各ボトルネック部をレール4で挟持させ
て、整列状態で流通させることから、コンパクトに流通
させることができるとともに、容器の利用者側では、ラ
インで充填作業を行なう場合に、個々の容器の整列作業
を省くことができる。
【0028】しかも、上記実施例のボトル型容器1で
は、ボトル型容器1における単位容積あたりのプラスチ
ック材料の使用量が0.004g/ml〜0.025g/mlとしているこ
とから、薄肉プラスチック製ボトル型容器を、充分な強
度で潰し易くすることができる。
【0029】加えて、上記実施例のボトル型容器1で
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂からなるもの
としていることから、ボトル型容器1を安価に超薄肉化
することができる。
【0030】また、上記実施例の薄肉プラスチック製ボ
トル型容器用成形体の製造方法によれば、第1工程でボ
トル型容器1を金型2内で成形した後、第2工程でその
成形されたボトル型容器1を金型2内で減容させて成形
体3を製造することができることから、上記実施例の成
形体3を、同一の金型2により一連の工程として容易に
製造することができる。
【0031】しかも、上記実施例の製造方法によれば、
上記実施例の金型2内にて、上記実施例のボトル型容器
1の底部1aを形成する底成形部に設けられたプランジャ
2bを、油圧シリンダを用いて、その金型2内に突出させ
てそのプランジャ2bでその金型2内のボトル型容器1の
底部1aを押すにより、その金型2内で、かかるボトル型
容器1を、容易に潰して減容させ得て、上記実施例の成
形体3を製造することができる。
【0032】なお、上記実施例の薄肉プラスチック製ボ
トル型容器用成形体の製造用のブロー成形金型によれ
ば、金型2の、ボトル型容器1の底部1aを形成する底成
形部2aに、その金型2内に突出する押し潰し位置と底成
形位置との間で、アクチュエータの作動にて進退移動可
能なプランジャ2bが設けられているので、上記実施例の
容器1の成形と、その容器1の減容とを、その金型2内
で一連の工程として容易に行なうことができ、また、こ
の金型2内で、上記実施例の容器1への多様な情報表示
部(商品の説明書き、商品名、価格等)を上記実施例の
ボトル型容器1の表面に設けることも可能である。
【0033】また、この発明の薄肉プラスチック製ボト
ル型容器用成形体の製造方法の他の実施例では、先の実
施例の薄肉プラスチック製ボトル型容器用成形体の製造
方法において、金型2内で、ブロー成形によりボトル型
容器1を形成する第1工程と、そのボトル型容器1の胴
部等に、情報(商品の説明書き、商品名、価格等)を表
示するための情報表示部を付加する情報表示部付加工程
とを同時に行なう。
【0034】この実施例の薄肉プラスチック製ボトル型
容器用成形体の製造方法では、上記先の実施例のブロー
成形金型2と同様の構成からなるブロー成形金型2を用
いている。この実施例の製造方法では、先ず、第1工程
を行なう前に、情報表示部付加工程において、例えば湿
式インク又は乾燥インクなどのインクで、金型2の成形
面に直接、商品の説明書き、商品名、価格等の多様な情
報を表示する文字や図形等を印刷し、次いで、上記先の
実施例と同様に、第1工程でブロー成形を行なう。そし
て、ボトル型容器1の成形後、上記先の実施例と同様の
製造方法により、第2工程でボトル型容器1を減容させ
ることで、この実施例の薄肉プラスチック製ボトル型容
器用成形体3を製造する。
【0035】かかる実施例の製造方法では、情報表示部
付加工程における金型2の成形面に印刷した文字や図形
等のインクが、第1工程でのブロー成形による成形中に
ボトル型容器1に付着して、それらの文字や図形等がボ
トル型容器1に転写される。これにより、金型2内で、
ボトル型容器1に情報表示部を付加することができる。
【0036】従って、この実施例の薄肉プラスチック製
ボトル型容器用成形体の製造方法によれば、上記先の実
施例の製造方法と同様の効果が得られることに加えて、
容器1の成形と、容器1への多様な情報表示(商品の説
明書き、商品名、価格等)と、容器1の減容とを、同一
の金型2内で一連の工程として容易に行うことができ
る。しかも、容器に内容物を充填する利用者側では、ボ
トル型容器1に前述の情報表示を施す作業を省くことが
できる。
【0037】この実施例の薄肉プラスチック製ボトル型
容器用成形体によれば、上記先の実施例の製造方法で製
造された成形体3と同様の効果が得られることに加え
て、製造者側では、容器1の成形と、その容器1への情
報表示と、容器1の減容とを、同一の金型2内で一連の
工程として容易に行なうことができ、また、利用者側で
は、容器への情報表示部を付加する作業を省くことがで
きる。
【0038】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、上
記実施例のプラスチック製ボトル型容器1は、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
プロピレン等の熱可塑性樹脂材料で成形することが望ま
しいが、ブロー成形に適した熱可塑性材料であれば、そ
れらの材料に限定されるものではない。また、上記実施
例のアクチュエータとしては、油圧シリンダを用いてい
るが、プランジャ2bを進退移動させるものであれば良
く、例えば、エアシリンダや電磁ソレノイドやモータ駆
動の直動機構を使用しても良い。
【0039】そして、上記他の実施例の情報表示部付加
工程においては、インクを金型2の成形面に印刷してい
るが、例えば、上記情報を印刷したプラスチックフィル
ムを、成形する前の金型2内の所定の位置に挿入するこ
ととしても良い。このようにすれば、そのプラスチック
フィルムが第1工程でのブロー成形中にボトル型容器1
に融着して、かかるフィルムと容器1とが一体的に成形
されることから、ボトル型容器1に情報表示部を付加す
ることができる。さらに、上記実施例の方法では、レー
ル4を用いて容器の整列を行なっているが、これに限ら
れず、例えば、シート状の部材に掛止穴を設けてその掛
止穴に、ボトル型容器1のボトルネック部を挿入して、
その環状フランジ1cを掛止させることとしても良い。
【0040】また、上記実施例のブロー成形金型2は、
上記実施例のボトル型容器1の底部1aを形成する底成形
部2aに、その金型2内に突出する押し潰し位置と、底成
形位置との間で、アクチュエータの作動にて進退移動可
能なプランジャ2bを設けて容器1を押し潰すものである
が、これに限られず、例えば、容器1を形成する胴部の
一部に設けたプランジャ2bを金型2内に突出させて胴部
側方から容器1を押し潰すものでも良い。またこの発明
においては、上記実施例の、プランジャを設ける金型2
の代わりに、容器1内の気体を逃げられるようにしてお
き、その容器1の底部1a側から加圧気体を金型2内に注
入して容器1を減容させる金型や、容器1内を減圧させ
るとともに容器1の底部1a側から加圧気体を金型内に注
入して容器1を減容させる金型若しくは容器1内を減圧
させることのみで容器1を減容させる金型を用いても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の薄肉プラスチック製ボトル型容器
用成形体の製造方法の一実施例により、内容物充填用形
状を持つように形成された、薄肉プラスチック製ボトル
型容器および、その形成に用いた、この発明のブロー成
形型の一実施例としてのブロー成形金型を示す説明図で
ある。
【図2】 上記実施例の製造方法により、上記実施例の
ブロー成形金型内で薄肉プラスチック製ボトル型容器が
潰されて減容される状態を示す断面図である。
【図3】 上記実施例の製造方法およびブロー成形金型
で潰されて製造された複数個の、この発明の薄肉プラス
チック製ボトル型容器用成形体の一実施例としての搬送
時の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 薄肉プラスチック製ボトル型容器 1a 容器の底部 1b 容器の開口部 1c 容器の環状フランジ 2 ブロー金型 2a 底成形部 2b プランジャ 3 プラスチック製ボトル型容器用成形体 3a 成形体の底部 3b 成形体の開口部 3c 成形体の環状フランジ 4 レール 4a 掛止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 23:00 B29K 67:00 67:00 B29L 16:00 B29L 16:00 22:00 22:00 B65D 1/00 C Fターム(参考) 3E033 AA02 BA16 BA18 BA30 DA03 DA08 DB01 DC03 DD02 EA20 FA03 4F202 AA11 AA24A AA26 AG07 AG22 AH55 CA15 CB01 CK42 CK52 4F208 AA11 AA24A AA26 AG07 AG22 AH55 LA01 LA09 LB01 LD06 LW01 LW26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形型(2)により内容物充填用
    形状を持つように形成された薄肉プラスチック製ボトル
    型容器(1)が、その成形段階において、前記ブロー成
    形型(2)内にてその内容物充填用形状から、常態とし
    て減容形状を持つように潰されたものであることを特徴
    とする、薄肉プラスチック製ボトル型容器用成形体。
  2. 【請求項2】 前記薄肉プラスチック製ボトル型容器
    (1)は、その容器における単位容積あたりのプラスチ
    ック材料の使用量が0.004g/ml〜0.025g/mlのものである
    ことを特徴とする、請求項1記載の薄肉プラスチック製
    ボトル型容器用形成体。
  3. 【請求項3】 前記薄肉プラスチック製ボトル型容器
    (1)は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
    ナフタレート、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂からな
    るものであることを特徴とする、請求項1又は請求項2
    記載の薄肉プラスチック製ボトル型容器用成形体。
  4. 【請求項4】 前記ブロー成形型(2)内で前記薄肉プ
    ラスチック製ボトル型容器(1)を形成する第1工程
    と、 前記ブロー成形型(2)内で前記薄肉プラスチック製ボ
    トル型容器(1)を、常態として減容形状を持つように
    潰す第2工程と、 を行なうことを特徴とする、請求項1から請求項3のい
    ずれか一項に記載の薄肉プラスチック製ボトル型容器用
    成形体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2工程では、前記ブロー成形型
    (2)内にて、前記薄肉プラスチック製ボトル型容器
    (1)の底部(1a)を形成する底成形部(2a)に設けら
    れた可動部材(2b)を、そのブロー成形型(2)内に突
    出させてその可動部材(2b)で前記ブロー成形型(2)
    内の前記ボトル型容器(1)の前記底部(1a)を押すこ
    とで、前記ブロー成形型(2)内で、前記ボトル型容器
    (1)を潰して減容させることを特徴とする、請求項4
    記載の薄肉プラスチック製ボトル型容器用成形体の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記ブロー成形型(2)内で形成した前
    記ボトル型容器(1)に、そのブロー成形型(2)内で
    情報表示部を付加する情報表示部付加工程を行うことを
    特徴とする、請求項4又は請求項5記載の薄肉プラスチ
    ック製ボトル型容器用成形体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記薄肉プラスチック製ボトル型容器
    (1)の底部(1a)を形成する底成形部(2a)に、前記
    ブロー成形型(2)内に突出する押し潰し位置と、底成
    形位置との間で、アクチュエータの作動にて進退移動可
    能な可動部材(2b)を具えることを特徴とする、請求項
    1から請求項3のいずれか一項に記載の薄肉プラスチッ
    ク製ボトル型容器用成形体の製造用のブロー成形型。
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