JP2003165509A - パッケージ用窒素ガス噴射装置 - Google Patents

パッケージ用窒素ガス噴射装置

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JP2003165509A
JP2003165509A JP2001362820A JP2001362820A JP2003165509A JP 2003165509 A JP2003165509 A JP 2003165509A JP 2001362820 A JP2001362820 A JP 2001362820A JP 2001362820 A JP2001362820 A JP 2001362820A JP 2003165509 A JP2003165509 A JP 2003165509A
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JP
Japan
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nitrogen gas
upper opening
package
nozzle
station
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Application number
JP2001362820A
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English (en)
Inventor
Toshiro Ishida
敏郎 石田
Kosaku Ito
康作 伊藤
Hiroyuki Nishimura
浩之 西村
Yuzo Otsuka
雄三 大塚
Kazuya Ono
和也 小野
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Nihon Tetra Pak KK
Original Assignee
Nihon Tetra Pak KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージ本体内の空気層に対する窒素ガス
の置換率の向上を図る。 【解決手段】 液体食品が充填された封止前の上方開放
口13からパッケージ本体11内へ窒素ガスを噴射する
第1、第2の噴射ノズル23,24に、下方に位置する
各パッケージ本体11の上方開放口13より広い領域に
よって上方を覆う連続した開放口カバー37を設け、噴
射時の外気の巻き込み及び上方開放口13からの外への
逃げを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋根付容器に適
するパッケージ用窒素ガス噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、牛乳や清涼飲料等のパッケージ
にあっては、各種形状のものがあるが、その内でも屋根
付容器と呼ばれるものがある。
【0003】屋根付容器は、例えば、図12(a)に示
すようにパッケージ本体101の上方開放口を、図にお
いて両サイドを点線で示すように内側に折り込んだ状態
で上端を止じ合せ、その止じ合面103を熱溶着等の手
段によって封止することで、図12(b)に示すように
切妻屋根状の屋根付容器が作られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】屋根付容器は、上方開
放口を封止する際に、パッケージ本体101内の上方
に、断面切妻屋根状の閉空間が作られるようになる。
【0005】閉空間内には、空気が存在するようになる
所から、パッケージ本体101内に充填された液体食品
は閉空間内の空気中の酸素と接触し酸化が促進される。
【0006】酸化の促進は風味を損ね、充填完了後の製
品の賞味期限に重大な影響を与えるために、製品の保
管、流通工程において時間的な制約を受ける等の問題を
かかえているのが現状である。
【0007】そこで、この発明は、パッケージ本体の上
部閉空間内に作られる空気層を窒素ガスに置換すること
で、空気との接触をなくして液体食品の酸化を抑える一
方、高い窒素ガス置換率が得られるようにすると共に、
しかも、衛生面に優れるパッケージ用窒素ガス噴射装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の請求項1にあっては、液体食品が充填さ
れた封止前の上方開放口からパッケージ本体内へ窒素ガ
スを噴射する噴射ノズルに、前記パッケージ本体の上方
開放口より広い領域にわたって上方を覆う開放口カバー
を設けるようにしたことを特徴とする。
【0009】これにより、噴射ノズルによって上方から
パッケージ本体内へ窒素ガスが噴射される。この噴射時
の窒素ガスは、上方開放口のほぼ中央部位からビーム状
に本体内へ入った後、四方へ広がり、壁に沿って上昇す
るようになる。この時、上方からパッケージ本体内へ入
る窒素ガスは、上方開放口からパッケージ本体内へ外気
を巻き込む動きと、本体内部では四方へ広がった後、特
に、四隅のコーナ部に沿って上昇し、上方開放口より上
方へ逃げる動きが発生するが、それらの動きは開放口カ
バーによって阻止される。
【0010】この結果を、開放口カバーがない場合と、
実験データで比較してみるとパッケージ本体内の空気層
に対する窒素ガスの置換率は、開放口カバーがない時
は、平均値で約60%台であったのに対して、上方に開
放口カバーを用いる本願発明にあっては、置換率が約8
0%台までアップし、大きな置換率の向上が認められ
た。
【0011】これは、上方開放口の上方に設けられた開
放口カバーによって、本体内へ外気を巻き込む動きと、
本体内に入った窒素ガスが四隅のコーナ部から再び上方
へ抜ける動きが阻止されたためと考えられる。
【0012】したがって、窒素ガス置換率の向上によっ
て液体食品の酸化が抑えられることで、例えば、充填済
みのパッケージを出荷する際に、これまでは3日間しか
なかったのが、6日間は品質管理の保障期間として使え
るようになると共に、パッケージの保管、流通工程に余
裕を持てるようになる。
【0013】また、この発明の請求項2にあっては、パ
ッケージ本体が搬送されるコンベアの上方に、少なくと
も、パッケージ本体内へ上方開放口から液体食品を充填
する液体食品充填ステーションと、液体食品充填完了後
のパッケージ本体の上方開放口に封止用の熱を与える加
熱ステーションと、加熱ステーションで加熱された上方
開放口を封止し屋根付容器とする封止ステーションとを
備え、前記加熱ステーションと封止ステーションとの間
に、少なくとも窒素ガスを噴射する噴射ノズルを配置
し、その噴射ノズルの先端ノズル口を、所定の間隔をお
いて送られてくるパッケージ本体の上方開放口の真上に
臨むよう位置決めする一方、前記噴射ノズルに、下方に
位置するパッケージ本体の上方開放口より広い領域にわ
たって上方を覆う開放口カバーを設けるようにしたこと
を特徴とする。
【0014】これにより、パッケージ本体はコンベアに
よる搬送中に、上方開放口から液体食品が充填され、上
方開放口に封止用の熱が与えられた後、噴射ノズルによ
って上方から窒素ガスが噴射され、続いて、封止ステー
ションで屋根付容器に封止される。これら一連の作業に
おいて、噴射ノズルによる窒素ガスの噴射時、上方開放
口のほぼ中央部位からパッケージ本体内へ噴射された窒
素ガスは、パッケージ本体内において四方へ広がり、壁
に沿って上昇するようになる。この時、上方からパッケ
ージ本体内へ入る窒素ガスは、上方開放口から本体内へ
外気を巻き込む動きと、本体内部では四方へ広がった
後、特に、四隅のコーナ部に沿って上昇し、上方開放口
より上方へ逃げる動きが発生するが、それらの動きは開
放口カバーによって阻止される。
【0015】この結果を、開放口カバーがない場合と、
実験データで比較してみるとパッケージ本体内の空気層
に対する窒素ガスの置換率は、開放口カバーがない時
は、平均値で約60%台であったのに対して、上方に開
放口カバーを用いる本願発明にあっては、置換率が約8
0%台までアップし、大きな置換率の向上が認められ
た。
【0016】これは、上方開放口の上方に設けられた開
放口カバーによって、本体内へ外気を巻き込む動きと、
本体内に入った窒素ガスが四隅のコーナ部から再び上方
へ抜ける動きが阻止されたためと考えられる。
【0017】したがって、窒素ガス置換率の向上によっ
て液体食品の酸化が抑えられることで、例えば、充填済
みのパッケージを出荷する際に、これまでは3日間しか
なかったのが、6日間は品質管理の保障期間として使え
るようになると共に、パッケージの保管、流通工程に余
裕を持てるようになる。
【0018】また、この発明の請求項3にあっては、パ
ッケージ本体が搬送されるコンベアの上方に、少なくと
も、パッケージ本体内へ上方開放口から液体食品を充填
する液体食品充填ステーションと、液体食品充填完了後
のパッケージ本体の上方開放口に封止用の熱を与える加
熱ステーションと、加熱ステーションで加熱された上方
開放口を封止し屋根付容器とする封止ステーションとを
備え、前記加熱ステーションと封止ステーションとの間
に、少なくとも窒素ガスを噴射する第1、第2の噴射ノ
ズルを配置し、その第1の噴射ノズルの先端ノズル口
を、所定の間隔をおいて2個ずつ送られてくる一方のパ
ッケージ本体の上方開放口の真上に臨むよう位置決め
し、第2の噴射ノズルの先端ノズル口を、封止ステーシ
ョンの始端側となる機械フレームの下位へ屈曲延長し他
方のパッケージ本体の上方開放口の真上に臨むよう位置
決めする一方、前記第1、第2の噴射ノズルに、下方に
位置する各パッケージ本体の上方開放口より広い領域に
わたって上方を覆う連続した開放口カバーを設けるよう
にしたことを特徴とする。
【0019】これにより、パッケージ本体はコンベアに
よる搬送中に、上方開放口から液体食品が充填され、上
方開放口に封止用の熱が与えられた後、封止ステーショ
ンで屋根付容器に封止されるようになるが、その際、加
熱ステーションから封止ステーションに移る間に第1、
第2の噴射ノズルによって、上方から窒素ガスが噴射さ
れる。この噴射時の窒素ガスは、上方開放口のほぼ中央
部位からビーム状にパッケージ本体内へ入った後、四方
へ広がり、壁に沿って上昇するようになる。この時、上
方から本体内へ入る窒素ガスは、上方開放口から本体内
へ外気を巻き込む動きと、本体内部では四方へ広がった
後、特に、四隅のコーナ部に沿って上昇し、上方開放口
より上方へ逃げる動きが発生するが、それらの動きは開
放口カバーによって阻止される。
【0020】この結果を、開放口カバーがない場合と、
実験データで比較してみるとパッケージ本体内の空気層
に対する窒素ガスの置換率は、開放口カバーがない時
は、平均値で約60%台であったのに対して、上方に開
放口カバーを用いる本願発明にあっては、置換率が約8
0%台までアップし、大きな置換率の向上が認められ
た。
【0021】これは、上方開放口の上方に設けられた開
放口カバーによって、本体内へ外気を巻き込む動きと、
本体内に入った窒素ガスが四隅のコーナ部から再び上方
へ抜ける動きが阻止されたためと考えられる。
【0022】したがって、窒素ガス置換率の向上によっ
て液体食品の酸化が抑えられることで、例えば、充填済
みのパッケージを出荷する際に、これまでは3日間しか
なかったのが、6日間は品質管理の保障期間として使え
るようになると共に、パッケージの保管、流通工程に余
裕を持てるようになる。
【0023】加えて、封止ステーションの機械フレーム
の下位に延長した第2の噴射ノズルによって、正規のス
ペースとなる加熱ステーションと封止ステーションの間
に、第1、第2の噴射ノズルを効率よく配置することが
可能となり、搬送ラインの能率を落とすことなく窒素ガ
ス噴射装置の設置が行なえるようになる。
【0024】また、この発明の請求項4にあっては、窒
素ガス噴射装置は、切換え制御手段によって滅菌用の蒸
気に続いて乾燥用の圧縮空気が送り込まれるようになっ
ていることを特徴とする。
【0025】これにより、窒素ガス噴射装置には、滅菌
用の蒸気に続いて乾燥用の圧縮空気が送り込まれるよう
になる。この時、蒸気によって、例えば、内部に存在す
る雑菌等は死滅する。次に、圧縮空気の通過によって内
部に残る水滴等は吹き飛ばされることで、内部の乾燥し
た滅菌状態が得られる。この結果、衛生管理面に優れた
状態がいつでも確保することが可能となり、一定のレベ
ルを越えた高い衛生管理状態が得られるようになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5の図面を参照
しながらこの発明の第1の実施形態について具体的に説
明する。
【0027】図1はパッケージ用窒素ガス噴射装置1を
実施した搬送ラインの一部分を示した概要説明図であ
る。
【0028】搬送ラインを構成するコンベア3の上方に
は、上流側から液体食品充填ステーション5、加熱ステ
ーション7、封止ステーション9の順に配置され、加熱
ステーション7と封止ステーション9との間に前記した
パッケージ用窒素ガス噴射装置1が配置されている。
【0029】液体食品充填ステーション5の上流側とな
るコンベア3には、図示していないが、マンドレルと呼
ばれる金型によってヒートシールされることで、底部が
形成された立方体のパッケージ本体11が送り込まれる
ようになっていて、コンベア3はパッケージ本体11を
所定のピッチPを有して2個ずつ搬送するようになって
いる。この場合、所定のピッチを有して1個ずつ搬送さ
れるようにすることも可能である。
【0030】コンベア3上に送り込まれたパッケージ本
体11は、例えば、牛乳、清涼飲料等の液体食品を充填
するための上方開放口13が開放された底部のある紙容
器となっている。
【0031】パッケージ本体11は、外側から外側層、
紙基層、バリア層、内側層を備える。外側層、内側層は
ポリエチレン、エチレン共重合体等の樹脂によって形成
されるが、低密度ポリエチレンによって形成するのが好
ましい。内と外の遮断を図るバリア層はアルミ箔等によ
って形成されている。なお、外側層の外側表面、あるい
は、紙基層の外側表面には必要に応じて所定の印刷が施
される。
【0032】一方、液体食品充填ステーション5にあっ
ては、充填ノズル15からパッケージ本体11内に液体
食品が充填される。この液体食品充填ステーション5で
は充填にあたって、図示しない昇降装置によってパッケ
ージ本体11を充填ノズル15の先端まで上昇させてお
き、液体食品の充填が開始されると、パッケージ本体1
1は充填されながら順次下降するようになっている。こ
れは、液体食品が充填されるときの落下落差を常に一定
に保つことで、液体食品の飛び跳ねを防ぐと共に、出来
るだけ泡が発生しないようにするためのものである。
【0033】加熱ステーション7は、パッケージ本体1
1の上方開放口13に加熱器17によってヒートシール
用の熱を与えるようになっている。加熱器17によって
上方開放口13に熱が与えられたパッケージ本体11
は、窒素ガス噴射装置1によって内部に窒素ガスの噴射
を受けながら所定長さの封止工程を有する封止ステーシ
ョン9において、上方開放口13の上部を左右一対の封
圧機19により止じ合わされた状態で圧縮、封止される
ことで、液体食品が充填された屋根付容器に形成される
ようになっている。
【0034】図2は窒素ガス噴射装置全体の概要図を示
したものである。
【0035】窒素ガス噴射装置1は、ノズル本体21か
ら下方へ向けて延長された第1、第2、第3、第4の噴
射ノズル23,24,25,26と切換え制御手段とな
る制御装置27とから成っている。
【0036】制御装置27は、窒素ガスが供給される窒
素ガス配管29、蒸気が供給される蒸気配管31、圧縮
空気が供給される圧縮空気配管33から送られてくる窒
素ガス、蒸気、圧縮空気のいずれか一つを選択してノズ
ル本体21へ送り込むよう切換え制御する切換制御部3
5を有している。
【0037】蒸気配管31からの蒸気は、ノズル本体2
1内部の滅菌用として、圧縮空気配管33からの圧縮空
気は滅菌完了後のノズル本体21内部を乾燥させる乾燥
用としてそれぞれ使用するものである。
【0038】切換制御部35は、ノズル本体21へ窒素
ガスを送り込む時に、例えば、表面パネルに設けられた
操作スイッチS1を操作することで、窒素ガス配管29
の通路を開、他の蒸気配管31の通路及び圧縮空気配管
33の通路をそれぞれ閉に制御するようになっている。
【0039】また、滅菌工程においてノズル本体21へ
蒸気を送り込む時に、表面パネルに設けられた操作スイ
ッチS2を操作することで、切換制御部35は、蒸気配
管31の通路を開、他の窒素ガス配管29の通路及び圧
縮空気配管33の通路をそれぞれ閉に制御するようにな
っている。
【0040】また、滅菌完了後、ノズル本体21内へ圧
縮空気を送り込む時に、表面パネルに設けられた操作ス
イッチS3を操作することで、切換制御部35は、圧縮
空気配管33の通路を開、他の窒素ガス配管29の通路
及び蒸気配管31の通路をそれぞれ閉に制御すること
で、窒素ガス、蒸気、圧縮空気のいずれか一つを選択し
て、供給することが可能となっている。
【0041】第1、第2、第3、第4の噴射ノズル2
3,24,25,26の内、第1、第2の噴射ノズル2
3,24はメインの噴射ノズル、第3、第4の噴射ノズ
ル25,26はサブの噴射ノズルとなっている。
【0042】メインとなる第1、第2の噴射ノズル2
3,24は、図1に示すように各第1、第2の噴射ノズ
ル23,24の先端ノズル口23a,24aは、所定の
ピッチPで送られてくるパッケージ本体11の上方開放
口13の上方中央部位に臨む位置に配置されると共に、
開放口カバー37が設けられている。
【0043】第3、第4の噴射ノズル25,26の先端
ノズル口25a,26aは、ほぼ平行に配置された封圧
機19の間で、その上方に同一のレベル位置に設定さ
れ、各パッケージ本体11の上方開放口13の中央部真
上に臨むようになっている。
【0044】サブとなる第3、第4の噴射ノズル25,
26は、パッケージ本体11の上方開放口13が大きく
開いた状態の時に窒素ガスを上方から噴射する第1、第
2の噴射ノズル23,24とは異なり、封圧機19によ
って上方開放口13の上端が順次止じ合わさる止じ合せ
工程時に窒素ガスを上方から噴射するようになってい
る。
【0045】第1、第2の噴射ノズル23,24及び第
3、第4の噴射ノズル25,26は、滅菌、乾燥工程時
に、着脱できるようになっていて、第1、第2の噴射ノ
ズル23,24は一緒に、第3、第4の噴射ノズル2
5,26はそれぞれ独立して噴射ノズルの中間から取外
し可能となっている。
【0046】図3、図4にその具体例を示す。
【0047】第1、第2の噴射ノズル23,24は上半
部のノズル部23−1,24−1と下半部のノズル部2
3−2,24−2とに分離可能となっていて、上半部の
ノズル部23−1,24−1のフランジ部39と下半部
のノズル部23−2,24−2のフランジ部40とを突
合せた状態で、締結ボルト41によって着脱自在に結合
された構造となっている。
【0048】したがって、締結ボルト41を緩めること
で、滅菌、乾燥時に使用するドレンホースユニット43
との交換が可能となっている。ドレンホースユニット4
3は、図外のドレン配管と接続可能なとドレンホース4
3aを有するフランジ部43bを、上半部のノズル部2
3−1,24−1のフランジ部39に突合せ結合するこ
とで下半部のノズル部23−2,24−2からドレンホ
ース43aへの交換が可能となっている。
【0049】第3、第4の噴射ノズル25,26は図4
に示すように上半部のノズル部25−1,26−1の各
フランジ部45と下半部のノズル部25−2,26−2
の各フランジ部46とを突合せた状態で、締結ボルト4
7によって着脱自在に結合された構造となっている。
【0050】したがって、締結ボルト47を緩めること
で、ドレンホース49を有するフランジ部51を、上半
部のノズル部25−1,26−1のフランジ部45に突
合せ結合することで下半部のノズル部25−2,26−
2からドレンホース43への交換が可能となる。
【0051】なお、第1、第2、第3、第4の噴射ノズ
ル23,24,25,26の締結手段は、締結ボルトタ
イプとなっているが、両フランジ部39,40及び4
5,46を上下から挟持して結合を図るクランプタイプ
であってもよい。
【0052】一方、開放口カバー37は、第1、第2の
噴射ノズル23,24の下半部側となるノズル部23−
2,24−2にまたがって一体に連続して設けられ、各
パッケージ本体11,11を組合せた面積より広い面積
で上方を覆うようになっている。
【0053】開放口カバー37は、水平なプレート状に
形成され、外周端縁は下方へ向かって小さく屈曲されて
いる。
【0054】開放口カバー37とパッケージ本体11の
上方開放口13までの間は所定の隙間を有している。こ
の隙間は、パッケージ本体11がコンベア3によって搬
送される時に干渉しない距離になっていることに加え
て、先端ノズル口23a,24aからの窒素ガス噴射時
に、外気の巻き込みを最少に抑えることと、内部へ噴射
された窒素ガスが上方開放口13から外へ逃げるのを最
少に抑える寸法に設定されている。
【0055】次に、動作について説明する。
【0056】コンベア3の上流側に送り込まれたパッケ
ージ本体11は、2個ずつ所定の間隔を有して搬送さ
れ、その搬送工程中に液体食品充填ステーション5にお
いて、例えば、牛乳等の液体食品が充填され、続いて、
加熱ステーション7において上方開放口13にヒートシ
ール用の熱が与えられた後、各噴射ノズル23,24.
25.26から窒素ガスが噴射され、封止ステーション
9において上方開放口13の上端が封止される。
【0057】これら一連の工程において、パッケージ本
体11の上方開放口13から内部へ向かって窒素ガスが
噴射される噴射時の様子を図5(a)(b)に基づいて
具体的に説明する。
【0058】上方から噴射された窒素ガスは、パッケー
ジ本体11の上方開放口13のほぼ中央部位からビーム
状に本体内へ入った後、四方へ広がり、おもに、四隅の
コーナ部から上昇するようになる。この時、上方から本
体へ入る窒素ガスは、図5(b)に示すように開放口カ
バー45がない場合、上方開放口13から本体内へ外気
を巻き込むようになる。一方、本体内部では四方へ広が
った後、おもに四隅のコーナ部から上昇し、外へ逃げる
ようになるが、図5(a)に示すように開放口カバー4
5がある場合、外気の巻き込み量及び外へ逃げる量は最
少に抑えられる。
【0059】この結果は、実験データで比較してみると
明らかで、開放口カバー37がない場合には、パッケー
ジ本体11内の空気層に対する窒素ガスの置換率は、平
均値で約60%台であったのに対して、上方に開放口カ
バー37がある場合には、窒素ガスの置換率が約80%
台までアップし、大きな置換率の向上が認められた。
【0060】これは、上方開放口13の上方に開放口カ
バー37が設けられることで、パッケージ本体11内へ
外気を巻き込む動きと、上方開放口13から外へ逃げる
動きを阻止する阻止手段として機能するためと考えられ
る。加えて、上方開放口13が順次止じ合わされていく
工程時に、第3、第4の噴射ノズル25,26によって
噴射される窒素ガスと相俟って高い窒素ガスの置換率が
得られるようになった。
【0061】したがって、窒素ガスの置換率の向上によ
って液体食品の酸化が抑えられることで、例えば、充填
済みのパッケージを出荷する際に、これまでは3日間で
しかなかったのが、6日間は品質管理の保障期間として
使えるようになると共に、パッケージの保管、流通工程
に余裕を持てるようになる。
【0062】次に、窒素ガス噴射装置1の滅菌、乾燥を
行なうには、第1、第2、第3、第4の噴射ノズル2
3,24,25,26の下半部23−2,24−2,2
5−2,26−2をドレン用ホースに交換を行なった
後、始めに滅菌用の蒸気を所定時間送り続ける。これに
より、蒸気によって、例えば、内部に存在する雑菌等は
死滅する。死滅した雑菌と共に蒸気は図外のドレン用配
管を介して外へ排出されるようになる。
【0063】次に、滅菌終了後、圧縮空気を所定時間送
り続けることで、内部に残る水滴等は吹き飛ばされ、内
部の乾燥した滅菌状態が得られる。この結果、一定のレ
ベルを越えた高い衛生管理状態が確保されるようにな
る。
【0064】なお、この実施形態では、窒素ガスの置換
にあたって、液体食品充填ステーション5、加熱ステー
ション7、封止ステーション9との関係に基づく説明と
なっているが、それに特定されない。例えば、図6に示
すように噴射ノズル53の下位にセットされた容器55
の上方開放口57から窒素ガスを噴射し、容器55内部
の空気層と窒素ガスとの置換を図る独立した窒素ガス噴
射装置59において、前記噴射ノズル53に、容器55
の上方開放口57より広い面積を有して上方を覆う開放
口カバー61を設ける手段としてもよい。
【0065】これにより、開放口カバー61によって、
外気を本体内へ巻き込む動きと、上方開放口57から外
へ逃げる動きを最少に抑えることが可能となり、窒素ガ
ス置換率の向上が図れるようになる。
【0066】この結果、前記実施形態と同様に液体食品
等の酸化する時間を大幅に遅られることが可能となり、
保管、流通工程に余裕が持てるようになる。
【0067】図7から図9は、第2の実施形態を示した
もので、最適な条件に設定された稼働中の加熱ステーシ
ョン7及び封止ステーション9の位置を変更することな
く窒素ガス噴射装置1の配置を可能としたものである。
【0068】なお、第1の実施形態と同一のものは同一
符号を符して詳細な説明を省略する。
【0069】即ち、窒素ガス噴射装置1を構成するノズ
ル本体62に、第1、第2、第3、第4の噴射ノズル6
3,64,65,66を設ける。
【0070】第1、第2、第3、第4の噴射ノズル6
3,64,65,66の内、第1、第2の噴射ノズル6
3,64はメインの噴射ノズル、第3、第4の噴射ノズ
ル65,66はサブの噴射ノズルとなっている。
【0071】メインとなる第1、第2の噴射ノズル6
3,64は図1に示すように、正規位置に配置された加
熱ステーション7の加熱器17と封止ステーション9の
封圧機19の始端側機械フレーム67との間に配置さ
れ、第1の噴射ノズル63の先端ノズル口63aは、所
定のピッチPで送られてくるパッケージ本体11の上方
開放口13の上方に臨む位置に配置されている。
【0072】第2の噴射ノズル64の先端ノズル口64
aは、機械フレーム67の一部分を開口した開口部69
内に屈曲延長され、所定のピッチPで送られてくるパッ
ケージ本体11の上方開放口13の上方に臨む位置に配
置され、第1の噴射ノズル63の先端ノズル口63aと
同一のレベル位置に設定されている。
【0073】第3、第4の噴射ノズル65,66の先端
ノズル口65a,66aは、ほぼ平行に配置された封圧
機19の間で、その上方に同一のレベル位置に設定さ
れ、各パッケージ本体11の上方開放口13の真上に臨
むようになっている。
【0074】サブとなる第3、第4の噴射ノズル65,
66は、パッケージ本体11の上方開放口13が大きく
開いた状態の時に窒素ガスを上方から噴射する第1、第
2の噴射ノズル63,64とは異なり、封圧機19によ
って上方開放口13の上端が順次止じ合わさる止じ合せ
工程時に窒素ガスを上方から噴射するようになってい
る。
【0075】したがって、第1、第2、第3、第4の噴
射ノズル63,64,65,66は、加熱ステーション
7と、封止ステーション9の間隔を広げることなく、正
規位置のまま搬送効率を損なうことなく配置することが
可能となる。
【0076】第1、第2の噴射ノズル63,64及び第
3、第4の噴射ノズル65,66は、滅菌、乾燥工程時
に、着脱できるようになっていて、第1、第2の噴射ノ
ズル63,64は一緒に、第3、第4の噴射ノズル6
5,66はそれぞれ独立して噴射ノズルの中間から取外
し可能となっている。
【0077】図9にその具体例を示す。
【0078】第1、第2の噴射ノズル63,64は上半
部のノズル部63−1,64−1と下半部のノズル部6
3−2,64−2とに分離されたユニットになってい
る。上半部のノズル部63−1,64−1には、左右に
ガイドレール溝71を有する支持部材73が設けられて
いる。ユニットに形成された一対の下半部のノズル部6
3−2,64−2は、開放口カバー75と、前記左右の
ガイドレール溝71に沿って挿入することで支持される
係合プレート77が設けられている。
【0079】係合プレート77は、ガイドレール溝71
への挿入完了時に、締結ボルト78を締付けることで、
その締結ボルト78と係合プレート77のボルト取付部
79とによって支持部材73を上下から強く挟みつけ
て、上半部のノズル部63−1,64−1のノズル通路
と下半部のノズル部63−2,64−2のノズル通路が
それぞれ接続連通し合う状態で固定支持されるようにな
っている。
【0080】なお、締結ボルト78を緩めてガイドレー
ル溝71から係合プレート77を外すことで、滅菌、乾
燥時に使用するドレンホースユニット81との交換が可
能となる。
【0081】ドレンホースユニット81は、ノズル部6
3−2,64−2が図外のドレン用配管と接続可能なド
レンホース82に置きかわる構造となっており、他の構
成要素は同一のため同一符号を符して詳細な説明を省略
する。
【0082】なお、第3、第4の噴射ノズル65,66
に対するトレンホースとの交換は、図4と同一のため、
ここでは詳細な説明を省略する。
【0083】一方、開放口カバー75は、第1、第2の
噴射ノズル63,64の下半部側となるノズル部63−
2,64−2にまたがって一体に連続して設けられ、各
パッケージ本体11,11を組合せた面積より広い面積
で上方を覆うようになっている。
【0084】開放口カバー75は、水平なプレート状に
形成され、外周端縁は下方へ向かって小さく屈曲されて
いる。
【0085】開放口カバー75とパッケージ本体11の
上方開放口13までの間は所定の隙間を有している。こ
の隙間は、パッケージ本体11がコンベア3によって搬
送される時に干渉しない距離になっていることに加え
て、先端ノズル口63a,64aからの窒素ガス噴射時
に、外気の巻き込みを最少に抑えることと、内部へ噴射
された窒素ガスが上方開放口13から外へ逃げるのを最
少に抑える寸法に設定されている。
【0086】図10と図11は第1、第2、第3、第4
の噴射ノズル63,64,65,66を有するノズル本
体62の具体的な支持構造を示したものである。
【0087】即ち、ノズル本体62は第1支持部材83
に固定支持され、第1支持部材83は第2支持部材84
にX方向へ可動自在に支持され、第2支持部材84は第
3支持部材85にY方向へ可動自在に支持され、第3支
持部材85はメインフレーム86の支持ブラケット87
にZ方向へ可動自在に支持され、各調整ボルト88,8
9,90を操作することで、X,Y,Z方向の調節が可
能となっている。
【0088】したがって、X方向への可動により、図1
1、鎖線で示すように各噴射ノズル63,64,65,
66を搬送ラインから外すことが可能となる。Y方向へ
の可動により搬送方向Aに対する図面左右方向へのスラ
イド位置調整が可能となる。Z方向への可動により上下
方向の調整が可能となる。
【0089】加えて、この実施形態では水平調整ボルト
91を操作することで、各噴射ノズル63,64,6
5,66の傾きのない水平調整が行えるようにすること
で、第1、第2、第3、第4の噴射ノズル63,64,
65,66の各先端ノズル口63a,64a,65a,
66aを、パッケージ本体11の上方開放口13のほぼ
中央部位に正確に位置決めすることが可能となってい
る。
【0090】したがって、この第2の実施形態によれ
ば、開放口カバー75によって窒素ガス置換率が80%
台までアップし、大きな置換率の向上が得られること
と、ノズル本体62内の乾燥した滅菌状態が得られる第
1の実施形態の効果に加えて、封止ステーション9の機
械フレーム37の下位に第2の噴射ノズル64の先端ノ
ズル口64aを延長することで、正規のスペースとなる
加熱ステーション7と封止ステーション9の間に、第
1、第2の噴射ノズル63,64を効率よく配置するこ
とが可能となり、搬送ラインの能率を落とすことなく窒
素ガス噴射装置1の設置が行なえるようになる。
【0091】また、X、Y,Z方向の調整により、各噴
射ノズル63.64.65,66をパッケージ本体11
の中央部位に正しく位置決めすることが可能となる。
【0092】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の請求
項1によれば、噴射ノズルに設けた開放口カバーによ
り、パッケージ本体内の空気層に対する窒素ガスの窒素
ガス置換率を大幅に向上させることができる。その結
果、液体食品の酸化を遅らせることが可能となり、製品
の保管、流通工程に余裕がもてるようになる。
【0093】また、この発明の請求項2によれば、液体
食品の充填から屋根付容器に封止される一連の搬送工程
においてパッケージ本体内の空気層に対する窒素ガス置
換率を大幅に向上させることができる。この結果、液体
食品を遅らせることが可能となり、製品の保管、流通工
程に余裕がもてるようになる。
【0094】また、この発明の請求項3によれば、搬送
ラインの各ステーションの変更あるいは、搬送能率に何
等支障を与えることなく、パッケージ本体内の空気層に
対する窒素ガスの窒素ガス置換率を大幅に向上させるこ
とができる。この結果、液体食品の酸化を遅られること
が可能となり、製品の保管、流通工程に余裕がもてるよ
うになる。
【0095】また、この発明の請求項4によれば、蒸気
及び圧縮空気によって窒素ガス噴射装置のノズル本体内
の乾燥した滅菌状態を得ることができると共に、一定の
レベルを越えた高い衛生管理状態を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるパッケージ用窒素ガス噴射装
置を実施した搬送ラインの一部分を示す第1の実施形態
の概要説明図。
【図2】窒素ガス噴射装置に対する窒素ガス、蒸気、圧
縮空気の配管を示す第1の実施形態の全体の概要説明
図。
【図3】ドレンホースユニットと交換可能に作られた第
1、第2の噴射ノズルの取付け状態を示す第1の実施形
態の概要分解斜視図。
【図4】ドレンホースと交換可能に作られた第3、第4
の噴射ノズルの取付け状態を示す第1の実施形態の概要
説明図。
【図5】窒素ガス噴射時の動作説明図。
【図6】独立した噴射ノズルに開放口カバーを設けた別
の実施形態を示す概要説明図。
【図7】第2の実施形態を示した図1と同様の概要説明
図。
【図8】第2の実施形態を示した図2と同様の概要説明
図。
【図9】第2の実施形態を示した図3と同様の概要説明
図。
【図10】メインフレームに対するノズル本体の支持状
態を示した概要正面図。
【図11】図10の概要側面図。
【図12】屋根付容器の説明図。
【符号の説明】
1…窒素ガス噴射装置 3…コンベア 5…液体食品充填ステーション 7…加熱ステーション 9…封止ステーション 11…パッケージ本体 13…上方開放口 23…第1の噴射ノズル 23a…先端ノズル口 24…第2の噴射ノズル 24a…先端ノズル口 27…制御装置(切換え制御手段) 37…開放口カバー 67…機械フレーム
フロントページの続き (72)発明者 西村 浩之 東京都千代田区紀尾井町6番12号 日本テ トラパック株式会社内 (72)発明者 大塚 雄三 東京都千代田区紀尾井町6番12号 日本テ トラパック株式会社内 (72)発明者 小野 和也 東京都千代田区紀尾井町6番12号 日本テ トラパック株式会社内 Fターム(参考) 3E053 AA01 BA01 DA03 EA03 FA01 GA07 JA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体食品が充填された封止前の上方開放
    口からパッケージ本体内へ窒素ガスを噴射する噴射ノズ
    ルに、前記パッケージ本体の上方開放口より広い領域に
    わたって上方を覆う開放口カバーを設けるようにしたこ
    とを特徴とするパッケージ用窒素ガス噴射装置。
  2. 【請求項2】 パッケージ本体が搬送されるコンベアの
    上方に、少なくとも、パッケージ本体内へ上方開放口か
    ら液体食品を充填する液体食品充填ステーションと、液
    体食品充填完了後のパッケージ本体の上方開放口に封止
    用の熱を与える加熱ステーションと、加熱ステーション
    で加熱された上方開放口を封止し屋根付容器とする封止
    ステーションとを備え、前記加熱ステーションと封止ス
    テーションとの間に、少なくとも窒素ガスを噴射する噴
    射ノズルを配置し、その噴射ノズルの先端ノズル口を、
    所定の間隔をおいて送られてくるパッケージ本体の上方
    開放口の真上に臨むよう位置決めする一方、前記噴射ノ
    ズルに、下方に位置するパッケージ本体の上方開放口よ
    り広い領域にわたって上方を覆う開放口カバーを設ける
    ようにしたことを特徴とするパッケージ用窒素ガス噴射
    装置。
  3. 【請求項3】 パッケージ本体が搬送されるコンベアの
    上方に、少なくとも、パッケージ本体内へ上方開放口か
    ら液体食品を充填する液体食品充填ステーションと、液
    体食品充填完了後のパッケージ本体の上方開放口に封止
    用の熱を与える加熱ステーションと、加熱ステーション
    で加熱された上方開放口を封止し屋根付容器とする封止
    ステーションとを備え、前記加熱ステーションと封止ス
    テーションとの間に、少なくとも窒素ガスを噴射する第
    1、第2の噴射ノズルを配置し、その第1の噴射ノズル
    の先端ノズル口を、所定の間隔をおいて2個ずつ送られ
    てくる一方のパッケージ本体の上方開放口の真上に臨む
    よう位置決めし、第2の噴射ノズルの先端ノズル口を、
    封止ステーションの始端側となる機械フレームの下位へ
    屈曲延長し他方のパッケージ本体の上方開放口の真上に
    臨むよう位置決めする一方、前記第1、第2の噴射ノズ
    ルに、下方に位置する各パッケージ本体の上方開放口よ
    り広い領域にわたって上方を覆う連続した開放口カバー
    を設けるようにしたことを特徴とするパッケージ用窒素
    ガス噴射装置。
  4. 【請求項4】 窒素ガス噴射装置は、切換え制御手段に
    よって滅菌用の蒸気に続いて乾燥用の圧縮空気が送り込
    まれるようになっていることを特徴とする請求項1、
    2、3のいずれかに記載のパッケージ用窒素ガス噴射装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145514A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Toppan Printing Co Ltd 液体紙複合容器ヘッドスペースのガス置換方法
JP2009007069A (ja) * 2007-05-31 2009-01-15 Nihon Tetra Pak Kk 不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法
KR101279304B1 (ko) * 2011-06-22 2013-06-26 고화진 이중 헤드형 액체 질소 주입장치
JPWO2015064153A1 (ja) * 2013-10-28 2017-03-09 株式会社大塚製薬工場 不活性ガス充填用ノズル、不活性ガス充填装置、及び輸液入り容器の製造方法

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