JP5126888B2 - 不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法 - Google Patents

不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5126888B2
JP5126888B2 JP2008110774A JP2008110774A JP5126888B2 JP 5126888 B2 JP5126888 B2 JP 5126888B2 JP 2008110774 A JP2008110774 A JP 2008110774A JP 2008110774 A JP2008110774 A JP 2008110774A JP 5126888 B2 JP5126888 B2 JP 5126888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inert gas
opening
container
cover
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008110774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009007069A (ja
Inventor
峰洋 塚田
泰 吉野
康作 伊藤
将幸 谷口
金子  豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kagome Co Ltd
Original Assignee
Kagome Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kagome Co Ltd filed Critical Kagome Co Ltd
Priority to JP2008110774A priority Critical patent/JP5126888B2/ja
Publication of JP2009007069A publication Critical patent/JP2009007069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5126888B2 publication Critical patent/JP5126888B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Vacuum Packaging (AREA)

Description

本発明は、ヘッドスペースを残して液体食品が充填され、上部開放口が順次閉鎖されてシールされる容器用の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法に関する。
牛乳、果汁、清涼飲料等の液体食品用の容器には、各種形状の容器がある。例えば、パウチ容器、ゲーブトップ紙容器では、ヘッドスペースを残して液体食品が充填され、上部開放口が順次閉鎖されてシールされる容器である。
図8に示すゲーブトップ紙容器36は、屋根型の上部36aと、直方体の本体36bとからなり、シール前には、上部に開放口が形成されており、この開放口から液体食品が、ヘッドスペースを残す様に、充填される。
この容器では、上方開放口を折目線に沿って内側に折り込んだ状態で上端部を止じ合せ、その止じ合面をヒートシール等の手段によってトップシール36cを形成することで、容器が作られる。
図9に示す態様のゲーブトップ紙容器用包装充填機では、折目線が付けられた印刷済み積層包装材料が所定形状に裁断され、容器縦方向に縦シールした容器ブランクス31を得る。ブランクスの底が底部シール手段32でシールされ、充填ステーション34aで容器33の上部の開放口から液体食品が充填手段34でヘッドスペースを残して充填され、上部開放口が折目線に沿って内側に折り込んで、順次閉鎖され、予熱ステーション35a及びトップシールステーション35bで容器33の上端がトップシール手段35でヒートシールされて、図8に示すような充填容器36を得る。
この容器は、上方開放口を封止する際に、容器内の上部に、ヘッドスペース(閉空間)が作られる。閉空間内には、酸素ガスが存在し、容器内に充填された液体食品は閉空間内の酸素と接触し酸化による製品劣化が進む。
この劣化によって、風味を損ね、充填完了後の製品の賞味期限に重大な影響を与える。
ヘッドスペース内を、不活性ガスの窒素ガス等に置換する装置、方法が提案されている。(特許文献1、2、3及び4参照)
例えば、開放口の閉鎖前に開放口を上方から覆う開放口カバーと、開放口カバーを貫通し容器内のヘッドスペースへ不活性ガスを噴射する第1噴射ノズルとを備え、更に、上部開放口が折目線に沿って内側に折り込んで、順次閉鎖される途中に、開放口の上方から容器内のヘッドスペースへ不活性ガスを噴射する第2噴射ノズルも備え、かつ第1噴射ノズルと第2噴射ノズルとの間にも、カバー及び第3の噴射ノズルを設ける不活性ガス置換装置が提案されている。(特許文献1参照)
上部開放口が閉鎖される前に第1噴射ノズルから不活性ガスを噴射し、更に、上部開放口が折目線に沿って内側に折り込んで、順次閉鎖される途中にも、第3及び第2の噴射ノズルで不活性ガスを噴射するので、この雰囲気全体が不活性ガスで包まれて、ヘッドスペースへの不活性ガス置換率が向上することが期待される。
しかしながら、第1噴射ノズル、第2及び第3の噴射ノズルから多量の不活性ガスが噴射され、不活性ガスの消費量が多くなる恐れがある。
また、別の不活性ガス置換装置では、図10に示すように、充填ステーション34aで容器33の上部の開放口から液体食品が充填手段34でヘッドスペースを残して充填され、予熱ステーション35aでトップシールのために予熱され、上部開放口が折目線に沿って内側に折り込んで、順次閉鎖される。この装置では、2個毎に間欠的に搬送される容器33の開放口の閉鎖前に開放口を上方から覆う開放口カバー40と、開放口カバー40を貫通し容器内のヘッドスペースへ不活性ガスを噴射する2本の第1噴射ノズル41a、41bとが設けられる。更に、上部開放口が折目線に沿って内側に折り込んで、順次閉鎖される途中に、開放口の上方から容器内のヘッドスペースへ不活性ガスを噴射する2本の第2噴射ノズル42a、42bも備える。次いで、トップシールステーション35bで容器33の上端36cがトップシール手段でヒートシールされる。(特許文献2参照)
不活性ガス供給源(図示せず)から噴射ノズル41a、41b、42a、42bへの導管は、マニホルド43を介して連通し、他の導管と実質的に同様に不活性ガスを均一に噴射することが期待される。
しかしながら、配管及び導管の設計の自由度が低くより適切な配置、位置決めに不都合が生じ、不活性ガスに置換できる割合が高率ではない場合もある。
特開2002−37215号公報 特開2003−165509号公報 特開平7−187135号公報 特開昭61−047323号公報
従来の不活性ガスに置換する装置及び方法では、不活性ガスに置換できる割合が高率ではなく、不活性ガスの消費量が多量であり、容器が所定個数毎に間欠的に搬送される搬送態様では、所定個数の容器間で置換率のバラツキが生じていた。
この発明は、上記の不都合を解消し、容器内のヘッドスペースにおける不活性ガス置換率を高め、不活性ガスの消費量が低減し、容器間の置換率をバラツキなく維持できる不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法を提供する。
本出願に係る発明から除外されるが、この発明の理解に参考になる態様(以下、参考態様という)の不活性ガス噴射装置は、ヘッドスペースを残して液体食品が充填され、上部開放口が順次閉鎖されてシールされる容器であって、所定個数毎に間欠的に搬送される容器の閉鎖前の開放口に近接する開放口より広い領域を上方から覆う開放口カバーと、開放口カバーを貫通し開放口に近接して容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第1噴射ノズルとを備え、不活性ガス供給源から第1噴射ノズルに不活性ガスを導く所定個数の第1導管が、他の第1導管と実質的に同様に不活性ガスを供給する、ことを内容とする。
参考態様において、更に、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備えず、かつ第1噴射ノズルと第2噴射ノズルとの間及び/又は第2噴射ノズル近傍に、閉鎖途中の開放口の上方から開放口を覆う開放口カバーを設けない。
参考態様において、更に、開放口カバーが、直列に並ぶ断面矩形かつ所定個数の開放口を全体的に覆う矩形板である。
参考態様において、更に、開放口カバーが、直列に並ぶ断面矩形かつ所定個数の開放口を個々に覆う矩形板である。
この発明の不活性ガス噴射装置において、ヘッドスペースを残して液体食品が充填され、上部開放口が順次閉鎖されてシールされる容器であって、所定個数毎に間欠的に搬送される容器の閉鎖前の開放口の上方から開放口より狭い領域を覆う開放口カバーと、開放口カバーを貫通して容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第1噴射ノズルとを備え、開放口カバーが開放口を覆うカバー領域は噴射された不活性ガスの飛散を抑え、開放口カバーが開放口を覆わない出口領域は不活性ガスの噴射により形成された層流の排気口を形成することを特徴とする。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置において、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備えず、かつ第1噴射ノズルと第2噴射ノズルとの間及び/又は第2噴射ノズル近傍に、閉鎖途中の開放口の上方から開放口を覆う開放口カバーを設けない。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置において、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備え、第1噴射ノズルと第2噴射ノズルとの間に、閉鎖途中の開放口の上方から開放口を覆う開放口カバーを設けない。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置において、開放口カバーが、断面矩形の開放口に実質的に嵌入できる円板形であり、排気口が円板形から外れた開放口の四隅である。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置において、開放口カバーが、開放口の実質的に半分を覆う矩板形であり、排気口が矩板形から外れた開放口の残り半分である。
この発明の好ましい態様又は参考態様において、更に、不活性ガス供給源から第1噴射ノズルに不活性ガスを導く所定個数の第1導管が、隣接する第1導管とオリフィスを介して連通している。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置において、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備え、第2噴射ノズルには、同じ不活性ガス供給源及び分岐した第2導管から供給される。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置において、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペースへ不活性ガスを噴射する第2噴射ノズルを備え、第2噴射ノズルの末端形状が、閉鎖途中の所定個数の開放口全体を覆うフード形状である。
この発明の好ましい態様又は参考態様において、更に、間欠的に搬送される容器の所定個数が、2個である。
参考態様の不活性ガス噴射方法において、ヘッドスペースを残して液体食品が充填され、上部開放口が順次閉鎖されてシールされる容器であって所定個数毎に間欠的に搬送される該容器の閉鎖前の該開放口に近接する開放口カバーで該開放口より広い領域を上方から覆い、該開放口カバーを貫通して該開放口に近接する所定個数の第1噴射ノズルから該容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射し、不活性ガス供給源から前記第1噴射ノズルに不活性ガスを導く所定個数の第1導管が、他の該第1導管と実質的に同様に不活性ガスを供給する、ことを内容とする。
この発明の不活性ガス噴射方法において、ヘッドスペースを残して液体食品が充填され、上部開放口が順次閉鎖されてシールされる容器であって所定個数毎に間欠的に搬送される該容器の閉鎖前の該開放口の上方から該開放口より狭い領域を開放口カバーで覆い、該開放口カバーを貫通する所定個数の第1噴射ノズルから該容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射し、該開放口カバーが該開放口を覆うカバー領域は噴射された不活性ガスの飛散を抑え、該開放口カバーが該開放口を覆わない出口領域は該不活性ガスの噴射により形成された層流の排気口を形成する、ことを特徴とする。
上記構成を有するこの発明及び参考態様は、以下の様に作用機能し、効果を奏する。
参考態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法は、ヘッドスペースを残して液体食品が充填され、上部開放口が順次閉鎖されてシールされる容器に対して、ヘッドスペースに残留する酸素を不活性ガスで置換する。この装置では、所定個数毎に間欠的に搬送される容器の閉鎖前の開放口に近接する開放口より広い領域を上方から覆う開放口カバーと、開放口カバーを貫通し開放口に近接して容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第1噴射ノズルとを備える。
上記特徴により、図11に示すように、第1噴射ノズル23によって上方から容器33のヘッドスペース26へ不活性ガス20が噴射される。この噴射時の不活性ガスは、上方開放口から噴流状に容器内へ入った後、四方へ広がり、器壁に沿って上昇する。この際、ヘッドスペースと開放口カバーとで形成される空間は、容器上端21と開放口カバー22との隙間を除いて閉空間となる。ヘッドスペース26に噴射前に存在した空気は、不活性ガスに押し出されるように、上記隙間から排出される。従って、開放口カバー22は、不活性ガス20が上方開放口より上方へ逃げる動きを阻止する機能よりは、隙間を有する閉空間を形成する機能を果たす。
開放口カバーがない場合、実験データで比較してみるとヘッドスペース26内の空気に対する不活性ガスの置換率は、平均値で約60%台である。また、開放口カバー22が不活性ガス20の開放口からの飛散を阻止する場合、置換率が平均約80%台まで上昇するがバラツキが見られる。
他方、この発明による構成では、開放口に近接する開放口カバー22が、隙間を有する閉空間を形成する機能を果たすので、置換率が一様に約80%以上の高率を示す。これは、上記の隙間が不活性ガスの噴射により形成された層流(空気を多く含む)の排気口の機能を果たしていると考えられる。
参考態様において、不活性ガス供給源から第1噴射ノズルに不活性ガスを導く所定個数の第1導管が、他の第1導管と実質的に同様に不活性ガスを供給する。
この構成によって、不活性ガス供給源から個々の第1噴射ノズルに不活性ガスを導く第1導管は、実質的に同様の流量(流速)、導管内の流れの同様のパターンやプロフィールを有する。
その構成の結果、所定個数毎に間欠的に搬送される容器の全てが、実質的に同様の置換率を持ち、均一の置換効率を呈する。
不活性ガス置換率の向上が、全ての容器に均一に見られ、全ての容器において液体食品の酸化が抑えられ、例えば、充填済みの容器は、より長い賞味期間に設定することができ、容器の保管、流通工程に余裕を持てるようになる。
参考態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備えず、かつ第1噴射ノズルと第2噴射ノズルとの間及び/又は第2噴射ノズル近傍に、閉鎖途中の開放口の上方から開放口を覆う開放口カバーを設けない。
第1噴射ノズルにより不活性ガス置換で、製品として十分な置換率を得、容器が、その後、上部開放口が順次閉鎖されてシールされるので、不活性ガスが再びヘッドスペース外に飛散する割合が低く、追加の不活性ガスを消費するために、第2噴射ノズルを設ける必要性がすくないからである。また、装置内部の自由度を犠牲にしてまでも、開放口カバーを設ける必要性が低いからである。従って、不活性ガスの消費量を低減し、よりコンパクトな装置を得ることができる。
参考態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、開放口カバーが、直列に並ぶ断面矩形かつ所定個数の開放口を全体的に覆う矩形板である。
開放口カバーが一体化されているので、機械的強度に寄与し、全体を覆うので、高い不活性ガスの置換効率を向上させることができる。
参考態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、開放口カバーが、直列に並ぶ断面矩形かつ所定個数の開放口を個々に覆う矩形板である。
個々に覆うので、有効にかつ効率的に置換することができる。
この発明の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、ヘッドスペースを残して液体食品が充填され、上部開放口が順次閉鎖されてシールされる容器であって、所定個数毎に間欠的に搬送される容器の閉鎖前の開放口の上方から開放口より狭い領域を覆う開放口カバーと、開放口カバーを貫通して容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第1噴射ノズルとを備える。
上記特徴により、開放口カバーが開放口を覆うカバー領域が噴射された不活性ガスの飛散を抑え、開放口カバーが開放口を覆わない出口領域が不活性ガスの噴射により形成された層流の排気口を形成する。
上記特徴を、図2及び図5を参照して説明する。図2の態様では、第1噴射ノズル23によって上方から容器33のヘッドスペース26へ不活性ガス20が噴射される。この噴射時の不活性ガスは、上方開放口から噴流状に容器内へ入った後、四隅へ広がり、器壁に沿って上昇する。ヘッドスペース26に噴射前に存在した空気は、不活性ガスによって押し出されるように、上記4隅から排出される。従って、開放口カバー22が開放口を覆うカバー領域は、噴射された不活性ガスの飛散を抑え、開放口カバーが開放口を覆わない出口領域は不活性ガスの噴射により形成された層流24の排気口の機能を果たす。
開放口カバーがない場合、実験データで比較してみるとヘッドスペース26内の空気に対する不活性ガスの置換率は、平均値で約60%台である。他方、この発明による構成では、開放口カバー22は、噴射された不活性ガスの飛散を抑え、開放口カバーが開放口を覆わない出口領域は不活性ガスの噴射により形成された層流24をスムーズに排気させる。これは、不活性ガスの噴射により形成された層流(空気を多く含む)の排気口の機能を果たしていると考えられる。
図5の態様では、第1噴射ノズル23によって上方から容器33のヘッドスペース26へ不活性ガス20が噴射される。この噴射時の不活性ガスは、上方開放口から噴流状に容器内へ入った後、片側半分から他方の半分へ広がり、一方の器壁に沿って上昇する。ヘッドスペース26に噴射前に存在した空気は、不活性ガスによって押し出されるように、上記片側半分から排出される。従って、開放口カバー22が開放口を覆うカバー領域は、噴射された不活性ガスの飛散を抑え、開放口カバーが開放口を覆わない出口領域は不活性ガスの噴射により形成された層流24の排気口の機能を果たす。
開放口カバーがない場合、実験データで比較してみるとヘッドスペース26内の空気に対する不活性ガスの置換率は、平均値で約60%台である。他方、この発明による構成では、開放口カバー22は、噴射された不活性ガスの飛散を抑え、開放口カバーが開放口を覆わない出口領域は不活性ガスの噴射により形成された層流24をスムーズに排気させる。これは、不活性ガスの噴射により形成された層流(空気を多く含む)の排気口の機能を果たしていると考えられる。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備えず、かつ第1噴射ノズルと第2噴射ノズルとの間及び/又は第2噴射ノズル近傍に、閉鎖途中の開放口の上方から開放口を覆う開放口カバーを設けない。
第1噴射ノズルにより不活性ガス置換で、製品として十分な置換率を得、容器が、その後、上部開放口が順次閉鎖されてシールされるので、不活性ガスが再びヘッドスペース外に飛散する割合が低く、追加の不活性ガスを消費するために、第2噴射ノズルを設ける必要性がすくないからである。また、装置内部の自由度を犠牲にしてまでも、開放口カバーを設ける必要性が低いからである。従って、不活性ガスの消費量を低減し、よりコンパクトな装置を得ることができる。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備え、第1噴射ノズルと第2噴射ノズルとの間に、閉鎖途中の開放口の上方から開放口を覆う開放口カバーを設けない。
第1噴射ノズルにより不活性ガス置換で、製品として十分な置換率を得、容器が、その後、上部開放口が順次閉鎖されてシールされる。更に、置換率を高める必要がある場合に、第2噴射ノズルを設けることが有効である。装置内部の自由度を犠牲にするので、開放口カバーを設ける必要性が低い。従って、不活性ガスの置換率を更に高くし、よりコンパクトな装置を得ることができる。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、開放口カバーが、断面矩形の開放口に実質的に嵌入できる円板形であり、排気口が円板形から外れた開放口の四隅である。
この態様では、図2に示すように、第1噴射ノズル23によって上方から容器33のヘッドスペース26へ不活性ガス20が噴射される。この噴射時の不活性ガスは、上方開放口から噴流状に容器内へ入った後、四隅へ広がり、器壁に沿って上昇する。ヘッドスペース26に噴射前に存在した空気は、不活性ガスによって押し出されるように、上記4隅から排出される。従って、開放口カバー22が開放口を覆うカバー領域は、噴射された不活性ガスの飛散を抑え、開放口カバーが開放口を覆わない出口領域は不活性ガスの噴射により形成された層流24の排気口の機能を果たす。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、開放口カバーが、開放口の実質的に半分を覆う矩板形であり、排気口が矩板形から外れた開放口の残り半分である。
この態様では、図5に示すように、第1噴射ノズル23によって上方から容器33のヘッドスペース26へ不活性ガス20が噴射される。この噴射時の不活性ガスは、上方開放口から噴流状に容器内へ入った後、片側半分から他方の半分へ広がり、一方の器壁に沿って上昇する。ヘッドスペース26に噴射前に存在した空気は、不活性ガスによって押し出されるように、上記片側半分から排出される。従って、開放口カバー22が開放口を覆うカバー領域は、噴射された不活性ガスの飛散を抑え、開放口カバーが開放口を覆わない出口領域は不活性ガスの噴射により形成された層流24の排気口の機能を果たす。
この発明の好ましい態様又は参考態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、不活性ガス供給源から第1噴射ノズルに不活性ガスを導く所定個数の第1導管が、隣接する第1導管とオリフィスを介して連通している。
導管同士がオリフィスを介して連通しているので、不活性ガス供給源から個々の第1噴射ノズルに不活性ガスを導く第1導管は、実質的に同様の流量(流速)、導管内の流れの同様のパターンやプロフィールを有し、その結果、所定個数毎に間欠的に搬送される容器の全てが、実質的に同様の置換率を持ち、均一の置換効率を呈する。不活性ガス置換率の向上が、全ての容器に均一の置換率を有する。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備え、第2噴射ノズルには、同じ不活性ガス供給源及び分岐した第2導管から供給される。
不活性ガス供給源から個々の第2噴射ノズルに不活性ガスを導く第2導管は、実質的に同様の流量(流速)、導管内の流れの同様のパターンやプロフィールを有し、その結果、所定個数毎に間欠的に搬送される容器の全てが、実質的に同様の置換率を持ち、均一の置換効率を呈する。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペースへ不活性ガスを噴射する第2噴射ノズルを備え、第2噴射ノズルの末端形状が、閉鎖途中の所定個数の開放口全体を覆うフード形状である。
不活性ガス供給源から不活性ガスを導く第2導管は、実質的に同様の流量(流速)、導管内の流れの同様のパターンやプロフィールを有し、その結果、所定個数毎に間欠的に搬送される容器が、均一の置換効率を有する。
この発明の好ましい態様又は参考態様の不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法において、間欠的に搬送される容器の所定個数が、2個である。
所定個数を2個に設定することで、効率的な包装充填の製造が可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明による不活性ガス噴射装置の第1噴射ノズルの分解斜視図であり、容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する2本の第1噴射ノズルを、開放口カバーが、断面矩形の開放口に実質的に嵌入できる円板形であることを示す。
図2は、図1に示す第1噴射ノズルが不活性ガスを噴射する様子を示す断面図である。
図3は、参考態様による不活性ガス噴射装置の第1噴射ノズル例の分解斜視図であり、容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する逆T字形2本の第1噴射ノズルであり、開放口カバーが、直列に並ぶ断面矩形かつ所定個数の開放口を全体的に覆う矩形板である。
図4は、この発明による不活性ガス噴射装置例の第1噴射ノズルの分解斜視図であり、容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する2本の第1噴射ノズルであり、開放口カバーが、開放口の実質的に半分を覆う矩板形であり、排気口が矩板形から外れた開放口の残り半分である。
図5は、図4に示す第1噴射ノズルが不活性ガスを噴射する様子を示す断面図である。
図6は、この発明及び参考態様による不活性ガス噴射装置の第1噴射ノズル例の分解斜視図であり、容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する逆T字形2本の第1噴射ノズルであり、断面矩形の開放口に実質的に嵌入できる円板形である。
図7は、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペースへ不活性ガスを噴射する第2噴射ノズルの透視分解斜視図であり、第2噴射ノズルの末端形状が、閉鎖途中の所定個数の開放口全体を覆うフード形状である。
図8は、この発明及び参考態様による不活性ガス噴射装置に使用する紙容器の斜視図である。
図9は、この発明及び参考態様による不活性ガス噴射装置に使用するゲーブトップ紙容器用包装充填機の斜視図である。
図10は、従来の不活性ガス噴射装置の側面図である。
図11は、参考態様による不活性ガス噴射装置例の第1噴射ノズルが不活性ガスを噴射する様子を示す断面図である。
図9に示すように、この発明による不活性ガス噴射装置に使用するゲーブトップ紙容器用包装充填機では、折目線が付けられた包装材料が所定形状に裁断され、容器縦方向に縦シールした容器ブランクス31を得る。ブランクスの底が底部シール手段32でシールされ、充填ステーション34aで容器33の上部の開放口から液体食品が充填手段34でヘッドスペースを残して充填され、上部開放口が折目線に沿って内側に折り込んで、順次閉鎖され、予熱ステーション35a及びトップシールステーション35bで容器33の上端がトップシール手段35でヒートシールされて、図8に示すような充填容器36を得る。
不活性ガス噴射装置の第1噴射ノズル(その態様においては、第2噴射ノズルも)は、図11に示す位置と同様の箇所に位置する。
不活性ガス噴射の参考態様では、2個毎に間欠的に搬送される容器の閉鎖前の開放口に近接する開放口より広い領域を上方から覆う開放口カバーと、開放口カバーを貫通し開放口に近接して容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第1噴射ノズルとを備える。
この態様では、図3及び図11に示すように、第1噴射ノズル23は、逆T字形を有し、第1噴射ノズル23a、23bによって上方から容器33のヘッドスペース26へ不活性ガス20が噴射される。この噴射時の不活性ガスは、上方開放口から噴流状に容器内へ入った後、四方へ広がり、器壁に沿って上昇する。この際、ヘッドスペースと開放口カバーとで形成される空間は、容器上端21と開放口カバー22との隙間を除いて閉空間となる。ヘッドスペース26に噴射前に存在した空気は、不活性ガスに押し出されるように、上記隙間から排出される。開放口カバー22は、隙間を有する閉空間を形成する機能を果たす。
この態様において、図3及び図6に示すように、第1噴射ノズル23は、逆T字形を有し、不活性ガス供給源から第1噴射ノズルに不活性ガスを導く所定個数の第1導管が、他の第1導管と実質的に同様に不活性ガスを供給する。
この構成によって、不活性ガス供給源から個々の第1噴射ノズルに不活性ガスを導く第1導管は、実質的に同様の流量(流速)、導管内の流れの同様のパターンやプロフィールを有することができる。
この態様の不活性ガス噴射において、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備えず、かつ第1噴射ノズルと第2噴射ノズルとの間及び/又は第2噴射ノズル近傍に、閉鎖途中の開放口の上方から開放口を覆う開放口カバーを設けない。
不活性ガスの消費量を低減し、よりコンパクトな装置を得ることができる。
図3に示す態様の不活性ガス噴射において、開放口カバー22が、直列に並ぶ断面矩形かつ所定個数の開放口(図示せず)を全体的に覆う矩形板である。
開放口カバーが一体化されているので、機械的強度に寄与し、全体を覆うので、高い不活性ガスの置換効率を向上させることができる。
なお、
別の態様として、開放口カバーが、直列に並ぶ断面矩形かつ所定個数の開放口を個々に覆う矩形板とすることができる。
次に、この発明の不活性ガス噴射態様を説明する。所定個数毎に間欠的に搬送される容器の閉鎖前の開放口の上方から開放口より狭い領域を覆う開放口カバーと、開放口カバーを貫通して容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第1噴射ノズルとを備える。
上記特徴により、開放口カバーが開放口を覆うカバー領域が噴射された不活性ガスの飛散を抑え、開放口カバーが開放口を覆わない出口領域が不活性ガスの噴射により形成された層流の排気口を形成する。
図1、図2の態様では、1本の導管から2本に分岐した第1噴射ノズル23(23a、23b)によって上方から容器33のヘッドスペース26へ不活性ガス20が噴射される。この噴射時の不活性ガスは、上方開放口から噴流状に容器内へ入った後、四隅へ広がり、器壁に沿って上昇する。ヘッドスペース26に噴射前に存在した空気は、不活性ガスによって押し出されるように、上記4隅から排出される。従って、開放口カバー22が開放口を覆うカバー領域は、噴射された不活性ガスの飛散を抑え、開放口カバーが開放口を覆わない出口領域は不活性ガスの噴射により形成された層流24の排気口の機能を果たす。
図4、図5の態様では、1本の導管から2本に分岐した第1噴射ノズル23(23a、23b)によって上方から容器33のヘッドスペース26へ不活性ガス20が噴射される。この噴射時の不活性ガスは、上方開放口から噴流状に容器内へ入った後、片側半分から他方の半分へ広がり、一方の器壁に沿って上昇する。ヘッドスペース26に噴射前に存在した空気は、不活性ガスによって押し出されるように、上記片側半分から排出される。従って、開放口カバー22が開放口を覆うカバー領域は、噴射された不活性ガスの飛散を抑え、開放口カバーが開放口を覆わない出口領域は不活性ガスの噴射により形成された層流24の排気口の機能を果たす。
この発明の好ましい態様の不活性ガス噴射においても、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備えず、かつ第1噴射ノズルと第2噴射ノズルとの間及び/又は第2噴射ノズル近傍に、閉鎖途中の開放口の上方から開放口を覆う開放口カバーを設けない。
なお、必要に応じて、第2噴射ノズルを備えることができる。
図1、図3、図4、図6に示す態様の不活性ガス噴射装置において、不活性ガス供給源から第1噴射ノズルに不活性ガスを導く所定個数の第1導管が、隣接する第1導管とオリフィス(図示せず)を介して連通している。
図示する態様では、1本の導管から2本の第1噴射ノズル23(23a、23b)に分岐した箇所にオリフィス(図示せず)を設ける。
この発明の好ましい態様において、図7に示すように、閉鎖途中の開放口の上方から容器内のヘッドスペースへ不活性ガスを噴射する第2噴射ノズル27を備え、第2噴射ノズルの末端形状が、閉鎖途中の所定個数の開放口全体を覆うフード形状28である。
不活性ガス供給源から不活性ガスを導く第2導管は、実質的に同様の流量(流速)、導管内の流れの同様のパターンやプロフィールを有し、その結果、所定個数毎に間欠的に搬送される容器が、均一の置換効率を有する。
なお、第2噴射ノズル27を分岐した2本の第2導管とすることができる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
この発明は、流動性食品を包装充填する包装容器の製造に適用することができる。
この発明による不活性ガス噴射装置の第1噴射ノズルの分解斜視図である。 図1に示す第1噴射ノズルが不活性ガスを噴射する様子を示す断面図である。 参考態様による不活性ガス噴射装置の第1噴射ノズル例の分解斜視図である。 この発明による不活性ガス噴射装置例の第1噴射ノズルの分解斜視図である。 図4に示す第1噴射ノズルが不活性ガスを噴射する様子を示す断面図である。 この発明及び参考態様による不活性ガス噴射装置の第1噴射ノズル例の分解斜視図である。 第2噴射ノズルの透視分解斜視図である。 不活性ガス噴射装置に使用する紙容器の斜視図である。 不活性ガス噴射装置に使用するゲーブトップ紙容器用包装充填機の斜視図である。 従来の不活性ガス噴射装置の側面図である。 参考態様による不活性ガス噴射装置例の第1噴射ノズルが不活性ガスを噴射する様子を示す断面図である。
20 ・・・不活性ガス
23 ・・・第1噴射ノズル
22 ・・・開放口カバー
26 ・・・ヘッドスペース

Claims (8)

  1. ヘッドスペースを残して液体食品が充填され、上部開放口が順次閉鎖されてシールされる容器であって、所定個数毎に間欠的に搬送される該容器の閉鎖前の該開放口の上方から該開放口より狭い領域を覆う開放口カバーと、該開放口カバーを貫通して該容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第1噴射ノズルとを備え、該開放口カバーが該開放口を覆うカバー領域は噴射された不活性ガスの飛散を抑え、該開放口カバーが該開放口を覆わない出口領域は該不活性ガスの噴射により形成された層流の排気口を形成する、
    ことを特徴とするヘッドスペースを有する容器用の不活性ガス噴射装置。
  2. 閉鎖途中の前記開放口の上方から該容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備えず、かつ前記第1噴射ノズルと該第2噴射ノズルとの間及び/又は該第2噴射ノズル近傍に、閉鎖途中の該開放口の上方から該開放口を覆う開放口カバーを設けない、請求項記載の不活性ガス噴射装置。
  3. 閉鎖途中の前記開放口の上方から該容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備え、前記第1噴射ノズルと該第2噴射ノズルとの間に、閉鎖途中の該開放口の上方から該開放口を覆う開放口カバーを設けない、請求項記載の不活性ガス噴射装置。
  4. 前記開放口カバーが、断面矩形の前記開放口に実質的に嵌入できる円板形であり、前記排気口が該円板形から外れた該開放口の四隅である、請求項記載の不活性ガス噴射装置。
  5. 前記開放口カバーが、前記開放口の実質的に半分を覆う矩板形であり、前記排気口が該矩板形から外れた該開放口の残り半分である、請求項記載の不活性ガス噴射装置。
  6. 閉鎖途中の前記開放口の上方から該容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射する所定個数の第2噴射ノズルを備え、該第2噴射ノズルには、同じ不活性ガス供給源及び分岐した第2導管から供給される、請求項記載の不活性ガス噴射装置。
  7. 閉鎖途中の前記開放口の上方から該容器内のヘッドスペースへ不活性ガスを噴射する第2噴射ノズルを備え、該第2噴射ノズルの末端形状が、閉鎖途中の所定個数の該開放口全体を覆うフード形状である、請求項記載の不活性ガス噴射装置。
  8. ヘッドスペースを残して液体食品が充填され、上部開放口が順次閉鎖されてシールされる容器であって所定個数毎に間欠的に搬送される該容器の閉鎖前の該開放口の上方から該開放口より狭い領域を開放口カバーで覆い、該開放口カバーを貫通する所定個数の第1噴射ノズルから該容器内のヘッドスペース毎へ不活性ガスを噴射し、該開放口カバーが該開放口を覆うカバー領域は噴射された不活性ガスの飛散を抑え、該開放口カバーが該開放口を覆わない出口領域は該不活性ガスの噴射により形成された層流の排気口を形成する、
    ことを特徴とするヘッドスペースを有する容器用の不活性ガス噴射方法。
JP2008110774A 2007-05-31 2008-04-21 不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法 Active JP5126888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008110774A JP5126888B2 (ja) 2007-05-31 2008-04-21 不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007145960 2007-05-31
JP2007145960 2007-05-31
JP2008110774A JP5126888B2 (ja) 2007-05-31 2008-04-21 不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009007069A JP2009007069A (ja) 2009-01-15
JP5126888B2 true JP5126888B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=40322568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008110774A Active JP5126888B2 (ja) 2007-05-31 2008-04-21 不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5126888B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021006231A1 (ja) * 2019-07-08 2021-01-14 株式会社ニチレイフーズ 配管構成体、加工食品の製造システム、食品の搬送方法および加工食品の製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003165509A (ja) * 2001-11-28 2003-06-10 Nihon Tetra Pak Kk パッケージ用窒素ガス噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009007069A (ja) 2009-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4791775A (en) Packaging device
JP5201377B1 (ja) 充填密封方法及び装置
EP2490949B1 (en) A nozzle head and a filling machine provided with said nozzle head
CN102470944B (zh) 包装件灭菌的设备以及方法
JP5126888B2 (ja) 不活性ガス噴射装置及び不活性ガス噴射方法
JP3113339B2 (ja) ガス置換装置および方法
JP2008133041A (ja) ガス置換袋包装における置換ガス吹出し用ノズル及びそれを用いた製袋充填ガス置換包装機
JP2009073545A (ja) 不活性ガス噴射装置
JP6466849B2 (ja) 不活性ガス充填用ノズル、不活性ガス充填装置、及び輸液入り容器の製造方法
KR101584165B1 (ko) 용기의 가스 치환 방법 및 장치
JP2009255964A (ja) 不活性ガス供給装置及び包装充填装置
JP4062998B2 (ja) ガス置換方法及び装置
WO2010004750A1 (ja) 容器内のガス置換装置、及びその方法
JP4912842B2 (ja) 不活性ガス置換装置
JP2009073546A (ja) 不活性ガス噴射装置
JP2004042994A (ja) 容器の不活性ガス置換方法及びその装置
JPH0710689B2 (ja) 液体紙容器への不活性ガス置換装置
JP4599861B2 (ja) 密封性容器ヘッドスペースガス置換ノズル及びそれを用いたガス置換方法
JP4553122B2 (ja) 固形内容物の加熱方法および装置
JP2003165509A (ja) パッケージ用窒素ガス噴射装置
JP4183234B2 (ja) シュリンク包装装置
JP4525902B2 (ja) ガス置換システム
JPH0536293B2 (ja)
JP7474460B2 (ja) ピロー包装機
JP4466812B2 (ja) 不活性ガス置換方法とその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121024

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5126888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250