JP2003165027A - 放電加工用工具、放電電極ホルダおよびこれを用いた工作機械 - Google Patents

放電加工用工具、放電電極ホルダおよびこれを用いた工作機械

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JP2003165027A
JP2003165027A JP2001365920A JP2001365920A JP2003165027A JP 2003165027 A JP2003165027 A JP 2003165027A JP 2001365920 A JP2001365920 A JP 2001365920A JP 2001365920 A JP2001365920 A JP 2001365920A JP 2003165027 A JP2003165027 A JP 2003165027A
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electric discharge
discharge machining
electrode
tool
generator
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Koji Katsumata
宏司 勝又
Masaru Adachi
賢 足立
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】工作機械において放電加工を可能にし、かつ、
外部電源からの電力供給の必要のない放電加工用工具を
提供する。 【解決手段】外部から供給される動力により発電する発
電機70と、発電機70が発電した電力を用いて放電加
工を行う放電加工用電極100と、放電加工を行うべき
ワークに対して放電加工用電極100を移動位置決めす
る工作機械本体の主軸に着脱される装着部とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電加工に用いる
放電加工用工具、放電電極ホルダおよびこれらを用いて
放電加工が可能な工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】放電加工は、電極とワークとの間にアー
ク放電を発生させ、アーク放電による熱的作用によりワ
ークを溶融、蒸発させることにより除去を行う熱的加工
法である。この放電加工の特徴としては、導電性のある
材料であれば硬さにかかわらず非常に複雑な形状でも高
精度に加工を行うことができる点が挙げられる。このた
め、プラスチック射出成形機やダイカストマシン等の金
型の加工に広く適用されている。放電加工機には、加工
形態から分類すると、電極形状をそのままワークに転写
するか、単純な形状の電極を三次元的に動かしその包絡
面により所望の形状を得る型彫放電加工機と、電極とし
てのワイヤを糸鋸のように用いてワークの切断加工を行
うワイヤ放電加工機が知られている。一方、加工速度に
関しては、マシニングセンタや立て旋盤等の切削加工を
行う汎用の工作機械のほうが放電加工機よりも速い。し
たがって、金型加工においては、工作機械を用いて切削
加工により荒加工を行ったのち、放電加工機を用いて仕
上げ加工を行うことにより、金型の加工時間を短縮でき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放電加
工機と汎用の工作機械の双方を用いて金型加工を行うに
は、汎用の工作機械と放電加工機の双方が設備として必
要となり、設備コストが嵩むという不利益が存在する。
また、汎用の工作機械で荒加工を行ったワークを放電加
工機に移し変える作業にも時間を要する。
【0004】本発明は、上述の問題に鑑みて成されたも
のであって、その目的は、工作機械において放電加工を
可能にし、かつ、外部電源からの電力供給の必要のない
放電加工用工具および放電電極ホルダを提供することに
ある。本発明のさらに他の目的は、ワークの切削加工だ
けでなく放電加工も可能な工作機械を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の放電電極用工具
は、外部から供給される動力により発電する発電機と、
前記発電機が発電した電力を用いて放電加工を行う放電
加工用電極とを有する。
【0006】好適には、本発明の放電電極用工具は、放
電加工を行うべきワークに対して、前記放電加工用電極
を移動位置決めする移動位置決め手段に着脱される装着
部をさらに有する。
【0007】さらに好適には、本発明の放電電極用工具
は、前記放電加工用電極を交換可能に保持する電極保持
手段をさらに有する。
【0008】好適には、前記移動位置決め手段は、ワー
クの切削加工が可能な工作機械であり、前記発電機は、
前記工作機械に備わる動力源からの動力により発電す
る。
【0009】さらに好適には、前記発電機は、前記工作
機械の主軸の回転力が伝達されることにより発電する。
【0010】本発明の放電電極ホルダは、外部から供給
される動力により発電する発電機と、前記発電機が発電
した電力を用いて放電加工を行う放電加工用電極を交換
可能に保持する保持手段とを有する。
【0011】好適には、本発明の放電電極ホルダは、放
電加工を行うべきワークに対して前記放電加工用電極を
移動位置決めする移動位置決め手段に着脱される装着部
をさらに有する。
【0012】本発明の工作機械は、ワークの切削加工が
可能な工作機械であって、ワークに対して主軸を移動位
置決めする工作機械本体と、発電機および当該発電機が
発電した電力を用いて放電加工を行う放電加工用電極を
備え、かつ、前記工作機械本体に着脱される放電加工用
工具と、前記発電機に動力を供給する動力源とを有す
る。
【0013】好適には、前記動力源は、前記主軸を回転
させる駆動モータである。
【0014】本発明の放電加工用工具は、発電機は外部
から供給される動力により発電する。発電された電力を
放電加工用電極に供給することにより、放電加工が可能
となる。この放電加工用工具を、たとえば、工作機械本
体等の移動位置決め手段に装着し、放電加工用工具をワ
ークに対して移動位置決めすることにより、ワークが放
電加工される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用され
る工作機械の一例としてのマシニングセンタの構成図で
ある。なお、マシニングセンタはいわゆる複合加工の可
能な数値制御工作機械である。
【0016】マシニングセンタ1は、工作機械本体2
と、数値制御装置(NC装置)250と、プログラマブ
ルコントローラ(PLC)150とを備えている。図1
において、工作機械本体2は、門型のコラム38の各軸
によって両端部を移動可能に支持されたクロスレール3
7を備えており、このクロスレール37上を移動可能に
支持されたサドル44を介してラム45が鉛直方向(Z
軸方向)に移動可能に設けられている。
【0017】サドル44には、水平方向にクロスレール
37内を通じて図示しないねじ部が形成されており、こ
れに外周にねじ部が形成された送り軸41が螺合してい
る。送り軸41の一端部には、サーボモータ19が接続
されており、送り軸41はサーボモータ19によって回
転駆動される。送り軸41の回転駆動によって、サドル
44はY軸方向に移動可能となり、これによってラム4
5のY軸方向の移動および位置決めが行われる。
【0018】さらに、サドル44には、鉛直方向に図示
しないねじ部が形成されており、これに外周にねじ部が
形成された送り軸42がねじ込まれている。送り軸42
の端部には、サーボモータ20が接続されている。サー
ボモータ20によって送り軸42が回転駆動され、これ
によりサドル44に移動可能に設けられたラム45のZ
軸方向の移動および位置決めが行われる。
【0019】ラム45内には、主軸モータ31が内蔵さ
れ、この主軸モータ31はラム45に回転自在に保持さ
れた主軸46を回転駆動する。主軸46の先端には、エ
ンドミルなどの加工具とこの加工具を保持する工具ホル
ダからなる工具Tが装着され、主軸46の回転によって
工具Tが駆動される。ラム45の下方には、加工すべき
ワークが固定されるテーブル35がX軸方向に移動可能
に設けられている。テーブル35には、図示しないねじ
部が形成されており、これにX軸方向に沿って設けられ
た図示しない送り軸が螺合しており、この図示しない送
り軸にサーボモータ18が接続されている。テーブル3
5は、サーボモータ18の回転駆動によってX軸方向の
移動および位置決めが行われる。
【0020】また、2本の門型コラム38には、図示し
ないねじ部がそれぞれ形成されており、これに螺合する
送り軸32aをクロスレール昇降用モータ32によって
回転駆動することによりクロスレール37は昇降する。
自動工具交換装置(ATC)39は、主軸46に対して
各種工具Tを自動交換する。
【0021】この自動工具交換装置39は、たとえば、
図示しないマガジンにエンドミル、ドリル等の各種加工
具を工具ホルダによって保持した工具Tを収納してお
り、主軸46に装着された工具Tを図示しない工具交換
アームによってマガジンに収納し、必要な工具Tを主軸
46に工具交換アームによって装着する。
【0022】NC装置250は、上記のサーボモータ1
8,19,20、および、クロスレール昇降用モータ3
2の駆動制御を行う。NC装置250は、具体的には、
予め加工プログラムで規定されたワークの加工手順にし
たがって、サーボモータ18,19,20による工具T
とワークとの間の位置および速度制御を行う。また、N
C装置250は、加工プログラムにおいて、たとえば、
Sコードで規定された主軸モータ31の回転数(単位時
間当りの回転数)を解読することにより主軸46の回転
数の制御を行う。さらに、NC装置250は、NCプロ
グラムにおいて、たとえば、Mコードで規定された工具
Tの交換の動作を解読することにより、各種工具Tの自
動交換を実行する。
【0023】PLC150は、NC装置250および操
作パネル200と接続されている。このPLC150
は、予め決められたシーケンスプログラムにしたがっ
て、マシニングセンタ1の起動、停止を行ったり、操作
パネル200の表示部を点灯、消灯する信号を出力する
等の各種シーケンス制御を行う。また、PLC150
は、主軸モータ31を駆動制御する主軸モータドライバ
157と接続されている。PLC150は、主軸モータ
31の起動、停止および速度制御を行うための制御指令
を主軸モータドライバ157に出力する。なお、PLC
150は各種シーケンス制御を行う。
【0024】図2は、本発明の放電加工用工具の一実施
形態の構成を示す断面図である。図2において、放電加
工用工具60は、電極100と、この電極100を保持
するホルダ部61とから構成される。なお、本実施形態
に係る放電加工用工具60は、上記した通常の工具Tと
同様に自動工具交換装置39によって主軸46に着脱さ
れる。
【0025】ホルダ部61は、装着部材62と、軸受保
持部材66と、ケース67と、軸受保持部材68と、回
り止め部材85と、絶縁部材69と、電極保持部材90
と、回路基板89と、発電機70とを有している。
【0026】装着部材62は、把持部62aと、上記の
主軸46の先端部に形成されたテーパスリーブ46aに
装着されるテーパシャンク部62bと、このテーパシャ
ンク部62bの先端部に設けられたプルスタッド62c
と、軸受保持部材66および68によって軸受72およ
び73を介して回転自在に保持される軸部62dとを備
えている。
【0027】装着部材62の把持部62aは、上記した
自動工具交換装置39の工具交換アームによって、自動
工具交換装置39のマガジンから主軸46に装着される
際および主軸46から自動工具交換装置39のマガジン
へ搬送される際に把持される。
【0028】装着部材62のテーパシャンク部62b
は、主軸46のテーパスリーブ46aに装着されること
によって、中心軸が主軸46の中心軸と同心になる。
【0029】装着部材62のプルスタッド62cは、装
着部材62が主軸46のテーパスリーブ46aに装着さ
れると、主軸46に内蔵された図示しないクランプ機構
のコレットによってクランプされる。なお、主軸46に
内蔵されたクランプ機構は周知技術であるので詳細につ
いては省略する。
【0030】装着部材62の軸部62dには、発電機7
0のロータ70aが固定されている。
【0031】ケース67は円筒状の部材からなり、ステ
ンレス等の金属材料で形成されている。このケース67
の内周には、発電機70のステータ70bがロータ70
aに対向する位置に固定されている。
【0032】発電機70は、装着部62の軸部62dに
固定されたロータ70aが回転することにより発電す
る。この発電機70には、たとえば、三相同期発電機が
用いられる。
【0033】軸受保持部材66および68は、環状の部
材からなり、内周に軸受72および73をそれぞれ保持
している。これらの軸受保持部材66および68は、ケ
ース67の内周に嵌合し、ボルト等の締結手段によって
ケース67に締結されている。
【0034】回路基板89は、軸受保持部材68の下側
の空間内に配置されている。この回路基板89は、後述
する整流回路、電流制御回路等の各種電気回路が形成さ
れており、発電機70のステータ70bの三相巻線に接
続されているとともに、導電線91によって電極100
に接続されている。また、回路基板89はケース67を
基準電位としている。
【0035】絶縁部材69は、環状の部材からなり、た
とえば、セラミックスで形成されている。この絶縁部材
69は、ケース67の下端部に嵌合し、ケース67に固
定されている。絶縁部材69は、電極保持部材90とケ
ース67との間を電気的に絶縁する。
【0036】電極保持部材90は、上端部が絶縁部材6
9の内周に嵌合しており、フランジ部90fが絶縁部材
69のフランジ部69fにボルト等の締結手段によって
締結されている。電極保持部材90は、中心部に貫通孔
90hを備えており、導電線91はこの貫通孔90hを
通じて電極100に接続されている。電極保持部材90
は、ステンレス等の金属材料で形成されており、先端部
に電極100を交換可能に保持している。
【0037】回り止め部材85は、ケース67の外周に
ボルト等の締結手段によって固定されている。回り止め
部材85は、ステンレス等の金属材料で形成されてい
る。この回り止め部材85は、装着部材62のテーパシ
ャンク62bが主軸46のテーパスリーブ46aに装着
されることにより、主軸46側の、たとえば、ラム45
等の非回転部47に形成された嵌合穴47aに先端85
aが挿入される。これにより、ケース67は、主軸46
が回転しても回転が規制される。
【0038】非回転部47に形成された嵌合穴47a内
には、接触端子47bが設けられており、この接触端子
47bは接地されている。このため、回り止め部材85
の先端85aが嵌合穴47aに挿入されると、接触端子
47bと回り止め部材85の先端85aとが接触する。
これにより、ケース67が接地される。
【0039】電極100は、電極保持部材90に保持さ
れており、この電極100はワークを放電加工するのに
用いられる。電極100の形成材料には、たとえば、銅
−タングステン合金、銀−タングステン合金、銅−グラ
ファイト、アルミニウム、鉄、黄銅等の材料が用いられ
る。また、電極100は、所定形状になるようにあらか
じめ切削加工されている。さらに、放電加工の際には、
電極100には、たとえば、電圧が数十ボルトで電流が
数アンペア程度印加される。
【0040】図3は、放電加工用工具60の電気系の機
能ブロック図である。図3に示すように、放電加工用工
具60は、発電機70および電極100に加えて、整流
回路500および電流制御回路700を備えている。整
流回路500および電流制御回路700は、上記した回
路基板89に形成されている。
【0041】整流回路500は、発電機70が発電した
三相交流が導電ケーブル70U,70V,70Wを通じ
て供給される。この整流回路500は、三相交流を所定
電圧の直流に変換し、電流制御回路700に供給する。
【0042】電流制御回路700は、整流回路500で
整流された電力を、放電加工に必要な所定電圧の直流電
力に変換して電極100に供給する。この電流制御回路
700は、トランジスタにより電極100に供給する電
流を制御し、たとえば、パルス状に電圧を電極100に
印加する。
【0043】次に、上記構成の放電加工用工具60を用
いた放電加工の一例について説明する。まず、自動工具
交換装置39によって、電極100を保持した放電加工
用工具60を工作機械本体2の主軸46に装着する。放
電加工用工具60は、回り止め部材85の先端部85a
が非回転部47の嵌合穴47aに嵌合挿入され、ケース
67の回転が規制される。
【0044】一方、図4に示すように、放電加工用工具
60の下方に配置されたテーブル35上に、内部に放電
加工すべきワークWおよび加工液601を収容した加工
液槽600を設置する。加工液601は、電気的に絶縁
性を有しており、たとえば、絶縁油が用いられる。
【0045】ワークWは、金属材料で形成されており、
加工液槽600に収容されるとともに加工液601中に
全体が浸漬されている。このワークWは、接地されてい
る。
【0046】図4に示す状態から、主軸46を所定の回
転数で回転させる。主軸46を回転させると、放電加工
用工具60の装着部材62が回転し、発電機70のロー
タ70aがステータ70bに対して回転する。これによ
り、発電機70は、たとえば、三相同期発電機を用いた
場合には、三相交流電力を発電する。
【0047】発電機70が発電した電力は、整流回路5
00において整流され、電流制御回路700に供給され
る。電流制御回路700は、所定電圧の直流電力を電極
100に印加する。
【0048】電極100に所定電圧の直流電力が印加さ
れた状態で、NC装置250にダウンロードされたNC
プログラムにしたがって、放電加工用工具60をワーク
Wに向けて図4に示す矢印Z1の向きに下降させる。
【0049】放電加工用工具60を下降させ、電極10
0がワークWに接近すると、電極100とワークWとの
間で最も絶縁耐力の小さい部分で加工液601が絶縁破
壊を起こし放電が発生する。発生した放電は、すぐにア
ーク放電となり、放電は安定する。電極100とワーク
Wとには、アーク柱から局所的に非常に大きなエネルギ
ーが流入するため、アーク柱近傍の電極100とワーク
Wとは急激に加熱され蒸発または溶融する。これによ
り、ワークWの除去が行われる。
【0050】図5に示すように、放電加工用工具60を
下降させていくと、ワークWには電極100の形状が転
写される。また、NC装置250にダウンロードされた
NCプログラムにしたがって、ワークWと電極100と
を三次元的に動かすことにより、ワークWは所望の形状
に加工される。
【0051】以上のように、本実施形態によれば、放電
加工用工具60に発電機70を内蔵し、工作機械本体2
の主軸46の回転力を利用して発電機70で発電し、発
電した電力を電極100に供給しながら放電加工を行う
ことにより、電極100に外部電源から電力を供給する
ことが不要となる。また、本実施形態によれば、工作機
械本体2の主軸46に各種工具を装着してワークWの切
削加工を行いながら、工作機械本体2の主軸46に放電
加工用工具60を装着することにより、簡易にワークW
の放電加工を行うことが可能になる。すなわち、本実施
形態によれば、通常、切削加工を行う工作機械本体2に
放電加工用工具60を装着するだけで、工作機械本体2
を放電加工機として使用することが可能となる。
【0052】本発明は上述した実施形態に限定されな
い。上述した実施形態では、放電加工用工具60に内蔵
された発電機70の動力源として工作機械本体2に内蔵
された主軸モータ31を使用した場合について説明し
た。たとえば、主軸46内に圧縮空気のための管路を形
成し、この管路を通じて圧縮空気を発電機70に供給
し、発電機70を圧縮空気によって発電させる構成とす
ることも可能である。上述した実施形態では、放電加工
用工具60を主軸46に装着する場合について説明した
が、本発明は発電機が動力を享受できる箇所であれば主
軸46に限定されない。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、工作機械において放電
加工を可能にし、かつ、外部電源からの電力供給の必要
のない放電加工用工具および放電電極ホルダが得られ
る。また、本発明によれば、ワークの切削加工だけでな
く放電加工も可能な工作機械が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される工作機械の一例としてのマ
シニングセンタの構成図である。
【図2】本発明の放電加工用工具の一実施形態の構成を
示す断面図である。
【図3】放電加工用工具60の電気系の機能ブロック図
である。
【図4】放電加工用工具60を用いた放電加工の手順を
説明するための図である。
【図5】図4に続く放電加工用工具60を用いた放電加
工の手順を説明するための図である。
【符号の説明】
1…マシニングセンタ 2…工作機械本体 60…放電加工用工具 61…ホルダ部 62…装着部材 67…ケース 68…軸受保持部材 69…絶縁部材 70…発電機 85…回り止め部材 89…回路基板 90…電極保持部材 91…導電線 100…電極 150…プログラマブルコントローラ 250…数値制御装置 500…整流回路 600…加工液槽 700…電流制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から供給される動力により発電する発
    電機と、 前記発電機が発電した電力を用いて放電加工を行う放電
    加工用電極とを有する放電加工用工具。
  2. 【請求項2】放電加工を行うべきワークに対して、前記
    放電加工用電極を移動位置決めする移動位置決め手段に
    着脱される装着部をさらに有する請求項1に記載の放電
    加工用工具。
  3. 【請求項3】前記放電加工用電極を交換可能に保持する
    電極保持手段をさらに有する請求項1または2に記載の
    放電加工用工具。
  4. 【請求項4】前記移動位置決め手段は、ワークの切削加
    工が可能な工作機械であり、 前記発電機は、前記工作機械に備わる動力源からの動力
    により発電する請求項2または3に記載の放電加工用工
    具。
  5. 【請求項5】前記発電機は、前記工作機械の主軸の回転
    力が伝達されることにより発電する請求項4に記載の放
    電加工用工具。
  6. 【請求項6】外部から供給される動力により発電する発
    電機と、 前記発電機が発電した電力を用いて放電加工を行う放電
    加工用電極を交換可能に保持する保持手段とを有する放
    電電極ホルダ。
  7. 【請求項7】放電加工を行うべきワークに対して前記放
    電加工用電極を移動位置決めする移動位置決め手段に着
    脱される装着部をさらに有する請求項6に記載の放電電
    極ホルダ。
  8. 【請求項8】ワークの切削加工が可能な工作機械であっ
    て、 ワークに対して主軸を移動位置決めする工作機械本体
    と、 発電機および当該発電機が発電した電力を用いて放電加
    工を行う放電加工用電極を備え、かつ、前記工作機械本
    体に着脱される放電加工用工具と、 前記発電機に動力を供給する動力源とを有する工作機
    械。
  9. 【請求項9】前記動力源は、前記主軸を回転させる駆動
    モータである請求項8に記載の工作機械。
JP2001365920A 2001-10-15 2001-11-30 放電加工用工具、放電電極ホルダおよびこれを用いた工作機械 Pending JP2003165027A (ja)

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