JP2003164777A - 静電塗装装置 - Google Patents

静電塗装装置

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JP2003164777A JP2001366494A JP2001366494A JP2003164777A JP 2003164777 A JP2003164777 A JP 2003164777A JP 2001366494 A JP2001366494 A JP 2001366494A JP 2001366494 A JP2001366494 A JP 2001366494A JP 2003164777 A JP2003164777 A JP 2003164777A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全回路が動作して直流高電圧の発生が停止
した後、ノズルとアース間の浮遊コンデンおよび、直流
高電圧発生用の倍電圧整流回路内コンデンサに残留する
充電エネルギーを速やかに消滅させる。 【解決手段】 静電塗装に使用する負極高電圧発生回路
とは別に正極高電圧発生回路を追加して設け、その出力
を電流制限用高抵抗を介してノズルに接続する。出力電
流に異常が検出された場合には、負極高電圧発生を停止
させると同時に正極高電圧発生回路を短時間動作させて
各コンデンサに残留する電荷を急速に中和して消滅させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高電圧発生回路を内
蔵した静電塗装ガンを使用した静電塗装装置に係り、特
に放電停止直後にノズルとアース間の浮遊コンデンサお
よび、直流高電圧発生回路内コンデンサに残留する充電
エネルギーを、急速に減衰させることができる静電塗装
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電塗装に使用される電圧は60〜90
kVの直流高電圧であることから、高電圧充電部の配線
を短くするために昇圧トランスと高電圧整流回路からな
る高電圧発生回路は、静電塗装ガン内に収納する構成が
主流になっている。図5はこのような従来の静電塗装装
置の代表的な電気的構成図である。図示しない放電開始
スイッチがオンされると、直流電源回路101で発生し
た直流電圧が高周波発振回路102に供給されて発振を
始め、出力トランス103の二次側に高周波電圧が発生
する。この高周波電圧は電源供給ケーブル104にて静
電塗装ガン100に導かれ、内部の昇圧トランス105
にて昇圧された後、コッククロフト・ウォルトン型倍電
圧整流回路106にて整流されて同回路内のコンデンサ
を充電する。その結果、出力端子107、108間に直
流高電圧が発生する。発生した直流高電圧の正極側は出
力電流検出回路109内の図示しない抵抗を介してアー
スされる。一方、負極側は、電流制限抵抗R100を介
して静電塗装ガン先端に取り付けたノズル110に導か
れ、アースされた被塗装物(図示しない)の間で放電を
起こし、その際に静電塗装が行われる。
【0003】かかる回路構成において出力電流検出回路
109で検出した出力電流に異常が検出された場合に
は、安全回路111が働いて高周波発振回路102の発
振が停止して、昇圧トランス105への高周波電圧の供
給が止まり、新たな直流高電圧の発生は停止する。しか
しノズルとアース間の浮遊コンデンサおよび、倍電圧整
流回路106内の各コンデンサには充電された電荷が残
っているため、これらコンデンサに残った電荷が放電に
より消滅するまでの間、ノズルとアース間には高電圧が
存在し続ける。火災、感電防止等の観点からはかかるノ
ズルの対地間電圧を可及的速やかに減衰させる必要があ
り、その対策が問題になっている。
【0004】図5中の倍電圧整流回路106の出力端子
107、108間に接続された放電抵抗R101は、か
かる対策の一つとして設けられているもので、高周波発
振回路102の発振停止後に各コンデンサに残留する電
荷を、この放電抵抗R101を通してアースに逃そうと
するものである。しかしこの放電抵抗R101は、正常
な静電塗装状態においても倍電圧整流回路106の負荷
となって負荷電流を流すため、その抵抗値をあまり小さ
くすることができない。このため高周波発振回路102
の発振停止後にノズル110の電位が安全レベルまで下
がるのに、ある程度の時間がかかってしまうという問題
がある。
【0005】他の対策としては、倍電圧整流回路106
の負極側端子108とアース間にリレーと抵抗を直列接
続で配置し、発振停止後にそのリレーをオンして充電さ
れた電荷を消滅させる方法がある。しかしこの方法の場
合、使用するリレーは正常な塗装状態の間、60〜90
kVの放電電圧に耐えねばならないことから、油入りま
たはガス入りにする必要があって大型化し、静電塗装ガ
ン内に収納することができない。外部に設置した場合に
は、静電塗装ガンからそのリレーまで新たな高圧配線を
設ける必要性も生ずる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題を解決するために考案されたものであって、その目
的は、静電塗装装置の出力電流に異常が検出され、高周
波発振が停止して直流高電圧の発生が停止した後に、ノ
ズルとアース間の浮遊コンデンサおよび、倍電圧整流回
路内のコンデンサに残留する充電エネルギーを、安全な
レベルまで急速に消滅させることのできる静電塗装装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の静電塗装装置は、(A)直流電源回
路と、(B)外部信号により発振の停止が可能な第1の
高周波発振回路と、第1の昇圧トランスと、第1の倍電
圧整流回路と、該倍電圧整流回路の出力端子間に接続し
た第1の放電抵抗とを含みアースに対して負極の直流高
電圧を発生する負極高電圧発生回路と、(B)該負極高
電圧発生回路の出力端子とノズルとの間に接続した第1
の電流制限抵抗と、(C)外部信号により高出力電圧発
振と低出力電圧発振との切り換え及び発振の停止が可能
な第2の高周波発振回路と、第2の昇圧トランスと、第
2の倍電圧整流回路と、該倍電圧整流回路の出力端子間
に接続した第2の放電抵抗とを含み、前記第2の高周波
発振器が高出力電圧で発振の時にはアースに対して正極
の直流高電圧を発生する正極高電圧発生回路と、(D)
該正極高電圧発生回路の出力端子とノズルとの間に接続
した第2の電流制限抵抗と、(E)前記負極高電圧発生
回路の出力電流を検出する出力電流検出回路と、(F)
安全回路と、から構成され、該安全回路は、前記出力電
流検出回路で検出した出力電流に異常がない間は前記第
2の高周波発振回路に低出力電圧で発振させる指令信号
を送信し、前記出力電流に異常を検出した場合には、前
記第1の高周波発振回路に発振停止の指令信号を送信す
ると同時に、前記第2の高周波発振回路に高出力電圧で
発振させる指令信号を所定時間送信し、その後、前記第
2の高周波発信回路に発振停止の指令信号を送信するも
のである。
【0008】これにより負極高電圧発生が停止した直後
の短時間、正極高電圧発生回路より正の電荷がノズルと
アース間の浮遊コンデンサおよび、負極高電圧発生回路
の倍電圧整流回路内コンデンサに流れ込んで、残留して
いる負の電荷を急速に中和するため、ノズルとアース間
の電圧が急速に減衰することとなり、コンデンサに充電
されたエネルギーによる火災や感電の危険性が速やかに
解消される効果が得られる。
【0009】請求項2記載の静電塗装装置は、請求項1
記載の静電塗装装置に、(G)前記第1の倍電圧整流回
路の正極出力端子と前記第1の放電抵抗との間に接続す
る出力電圧分圧抵抗と、(H)該出力電圧分圧抵抗両端
の電圧が一定値以下に減衰したことを検出して、前記安
全回路に知らせる出力電圧レベル検出回路と、を追加し
た静電塗装装置であって、前記安全回路は、前記出力電
流検出回路で検出した出力電流に異常がない間は前記第
2の高周波発振回路に低出力電圧で発振させる指令信号
を送信し、前記出力電流に異常を検出した場合には、前
記第1の高周波発振回路に発振停止の指令信号を送信す
ると同時に、前記第2の高周波発振回路に高出力電圧で
発振させる指令信号を送信し、その後、前記出力電圧レ
ベル検出回路からの前記出力電圧分圧抵抗両端の電圧が
一定値以下に減衰したことを知らせる信号を受けて、前
記第2の高周波発信回路に発振停止の指令信号を送信す
るようにしたものである。
【0010】これにより負極高電圧発生が停止した直後
の短時間、正極高電圧発生回路より正の電荷がノズルと
アース間の浮遊コンデンサおよび、負極高電圧発生回路
の倍電圧整流回路内コンデンサに流れ込んで、残留して
いる負の電荷を急速に中和するため、ノズルとアース間
の電圧が急速に減少する。こうして負極高電圧発生回路
内コンデンサの電圧が一定値以下に下がった時点で直ち
に正極高電圧発生回路も電圧発生を停止し、その後は負
極高電圧発生回路および正極高電圧発生回路内のコンデ
ンサに残った電荷は、各倍電圧整流回路出力端子間に接
続された放電抵抗により放電する。このような動作によ
って、最終的に各コンデンサが放電完了するまでの時間
が短縮されるため、火災や感電の危険性が一層速やかに
解消される効果が得られる。
【0011】請求項3記載の静電塗装装置は、請求項2
記載の静電塗装装置において、 +記正極高電圧発生回
路は、前記第2の高周波発振回路が高出力電圧で発振し
ている間は前記負極高電圧発生回路の出力電圧の1/2
の正極高電圧を発生させ、前記出力電圧レベル検出回路
は前記負極高電圧発生回路の出力電圧が正常動作時の1
/2以下に減衰したことを検出して前記安全回路に知ら
せるものであることを特徴とするものである。
【0012】これによりノズルとアース間の浮遊コンデ
ンサの電圧は、負極高電圧発生回路の出力電圧の1/2
までは急速に減衰して火災を起こす危険性が解消され、
その後第1、第2の倍電圧整流回路内のコンデンサは、
それぞれ第1、第2の放電抵抗により直ちに放電に移
り、感電の恐れがなくなる電圧まで低下する。従って火
災防止と感電防止が安全且つ迅速に達成される効果が得
られる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態について図1、2を参照しながら説明
する。図1は静電塗装装置の電気的構成図を示してい
る。制御装置1内の直流電源回路2は外部商用電源3を
受けてこれを直流電圧に変換し、第1、第2の高周波発
振回路4a、4bに直流電力を供給する。第1、第2の
高周波発振回路4a、4bは内部にスイッチング素子を
有し、そのスイッチング動作により対応する第1、第2
の出力トランス5a、5bの二次側に高周波電圧を発生
させる。
【0014】ここで第1の高周波発振回路4aは、安全
回路6からの発振停止指令信号によりスイッチング素子
への直流電圧の供給を停止して発振を停止させる構成と
なっている。また第2の高周波発振回路4bは、安全回
路6からの発振停止、低出力電圧発振、高出力電圧発振
の各指令信号を受けて発振停止、低出力電圧発振、高出
力電圧発振の3種類の発振状態に切り換わる構成となっ
ており、これらの発振出力の切り換えは、スイッチング
素子に供給する直流電圧の値を切り換えることによって
行っている。
【0015】第1、第2の出力トランス5a、5bの二
次側に発生した高周波電圧は、対応する第1、第2の高
周波電力供給ケーブル7a、7bを介して、静電塗装ガ
ン8内の対応する第1、第2の昇圧トランス9a、9b
の一次側に供給され、二次側に高周波高電圧を発生させ
る。発生した高周波高電圧は対応する第1、第2の倍電
圧整流回路10a、10bに入力され、対応する出力端
子11a、12a間、11b、12b間に直流高電圧が発
生する。ここで倍電圧整流回路とは、交流電源電圧の整
数倍の直流電圧を発生させる回路を意味し、コッククロ
フト・ウォルトン回路が最も著名で一般的である。
【0016】第1の倍電圧整流回路10aは、その内部
のダイオードの向きが、第1の昇圧トランス9aの二次
側端子に接続された出力端子11aが正極、他方の出力
端子12aが負極となるように取り付けられており、そ
の正極側出力は端子11aより第1の出力電流帰還ケー
ブル13aを通して制御装置1内の出力電流検出回路1
4に導かれ、同回路内の図示しない抵抗を介して大地に
アースされている。この結果、出力端子12aはアース
に対して負の高電位となる。
【0017】一方、第2の倍電圧整流回路10bは、第
1の倍電圧整流回路10aとは反対に、第2の昇圧トラ
ンス9bの二次側端子に接続された出力端子11bが負
極、他方の出力端子12bが正極となるように、その内
部のダイオードが取り付けられており、その負極側出力
は端子11bより第2の出力電流帰還ケーブル13bを
通して制御装置1に導かれた後、大地にアースされてい
る。この結果、出力端子12bはアースに対して正の高
電位となる。
【0018】これまでの文中で使用した負極高電圧発生
回路とは、第1の高周波発振回路4a、第1の出力トラ
ンス5a、第1の高周波電力供給ケーブル7a、第1の
昇圧トランス9a及び第1の倍電圧整流回路10aとで
構成され、端子12aにアースに対して負の高電圧を発
生させる高電圧発生回路をいう。同様に正極高電圧発生
回路とは、第2の高周波発振回路4b、第2の出力トラ
ンス5b、第2の高周波電力供給ケーブル7b、第2の
昇圧トランス9b及び第2の倍電圧整流回路10bとで
構成され、端子12bにアースに対して正の高電圧を発
生させる高電圧発生回路をいう。
【0019】負極高電圧発生回路の出力端子12aとノ
ズル15との間には、出力電流を制限する第1の電流制
限抵抗R2aが接続され、正極高電圧発生回路の出力端
子12bとノズル15との間にも出力電流を制限する第
2の電流制限抵抗R2bが接続されている。従って、ノ
ズル15には負極高電圧発生回路から負の電流が、正極
高電圧発生回路からは正の電流が供給されるようになっ
ている。
【0020】また負極高電圧発生回路の出力端子11
a、12a間には、高電圧発生が停止した後、第1の倍
電圧整流回路10a内のコンデンサに残留する電荷を放
電させるための第1の放電抵抗R1aが接続され、同様
に正極高電圧発生回路の出力端子11b、12b間には
第2の放電抵抗R1bが接続されている。
【0021】制御装置内1の出力電流検出回路14は、
負極高電圧発生回路から静電塗装ガン8の外部に流出す
る出力電流を図示しない抵抗によって電圧に変換し、安
全回路6に出力する。
【0022】かかる回路構成において、図示しない電源
スイッチがオンされると商用電源3より交流電圧が直流
電源回路2に供給され、発生した直流電圧が第1、第2
の高周波発振回路4a、4bに供給されて発振が開始
し、負極高電圧発生回路の出力端子11a、12a間に
高電圧(例えば90kV)が発生する。そして負の高電
圧が出力電流制限抵抗R2aを介してノズル15に与え
られ、ノズル15と図示しないアースされた被塗装物と
の間で放電が起こり、その際に静電塗装が行われる。
【0023】放電が始まると出力電流検出回路14が、
図示しない抵抗により出力電流の大きさに比例した電圧
を発生して安全回路6に送出し、安全回路6はその値を
監視する。出力電流が予め定められた正常範囲内の場合
には、安全回路6は第1の高周波発振回路4aに対して
は発振停止指令は送らず、他方の第2の高周波発振回路
4bには低出力電圧発振の指令信号を送出する。第2の
高周波発振回路4bはその指令を受けて低出力電圧で発
振を起こし、正極高電圧発生回路の出力端子12bに低
い直流電圧(例えば5kV)を発生させる。これにより
正極高電圧発生回路の出力端子12bから第2の電流制
限抵抗R2b、ノズル15、第1の電流制限抵抗R1a
を通って正の電荷が負極高電圧発生回路の出力端子12
aに流れ込むこととなる。この正の電荷による電流は、
静電塗装に寄与しないため少ない方が望ましい。このた
め第2の電流制限抵抗R2bには、第1の電流制限抵抗
R2aの抵抗値(例えば100MΩ)よりは十分に大き
く、かつ放電抵抗(負荷抵抗)の数分の一程度の抵抗
(例えば1000MΩ)を選ぶ。
【0024】なお、このように正常な塗装状態において
も第2の高周波発振回路4bを低出力電圧発振させて正
極高電圧発生回路に電圧を発生させておくのは、後述す
るように、第2の高周波発振回路4bを高出力電圧発振
に切り換えて正極の高電圧を発生させる場合に、予め第
2の倍電圧発生回路10b内の各コンデンサに出力端子
12b側が正となるような充電を行っておくことによっ
て、その出力電圧の立ち上がり時間を短縮するためであ
る。
【0025】このような状態で静電塗装が行われている
時に、ノズル15と図示しない被塗装物とが異常接近し
て放電電流が異常に増加したとすると、安全回路6が出
力電流の異常を検出して、第1の高周波発振回路4aに
発振停止信号を送って発振を停止させる。これにより負
極高電圧の発生は止まり、同時に第1の倍電圧整流回路
10a内コンデンサに残っている電荷は、第1の放電抵
抗R1aを通って放電を開始する。またノズル15とア
ース間の浮遊コンデンサに充電されている電荷は、第1
の電流制限抵抗R2a、第1の放電抵抗R2aを通って
放電を開始する。 この時、安全回路6は第1の高周波
発振回路4aに発振停止信号を送出すると同時に、第2
の高周波発振回路4bには高出力電圧発振の指令信号を
送出する。第2の高周波発振回路4bはこの指令信号を
受けて、高出力電圧発振を開始し、正極高電圧発生回路
の出力端子11b、12b間に高電圧(例えば45k
V)を発生させる。これにより正極高電圧発生回路の出
力端子12bより正の電荷が第2の電流制限抵抗R2
b、ノズル15を通って、ノズル15とアース間の浮遊
コンデンサに流れこみ、蓄積されている負の電荷を急速
に中和する。さらにこの正の電荷は、ノズル15から第
1の電流制限抵抗R2aを通って第1の倍電圧整流回路
10a内のコンデンサに流れ込み、充電されている負の
電荷も急速に中和する。
【0026】これらの中和動作により負極高電圧発生回
路10aの負極出力端子12aの電位は、ダイオードの
順方向電圧0.7Vに第1の倍電圧整流回路10a内の
ダイオードの個数を掛けた低い電位まで急激に減衰す
る。同時にノズル15の電位は、正極高電圧発生回路の
出力電圧を第2の電流制限抵抗R2bと第1の電流制限
抵抗R2aで分圧した数kV程度の低い電位まで急激に
減衰する。このようにしてノズル電位が十分に低下した
時間を見計らって、安全装置6は第2の高周波発振回路
4bに発振停止の指令信号を送出する。これにより正極
高電圧の発生が停止し、第2の倍電圧整流回路10b内
のコンデンサに蓄積された電荷は第2の放電抵抗R1b
を通って放電して消滅する。そしてその消滅と共にノズ
ル15の電位もアース電位まで低下することとなる。
【0027】図2は前述の過程におけるノズル電位、負
極、正極高電圧発生回路の出力電圧の変化を示したもの
である。図に示すように従来の第1の放電抵抗R1aの
みによる放電の場合に比べ、正極高電圧発生回路を設け
た本発明の場合は、正電荷による中和が行われるためノ
ズル電位の減衰が極めて急激に行われる。
【0028】請求項1に記載した所定時間とは、第2の
高周波発振回路4bが高電圧出力発振を開始してからノ
ズル15の電位が安全レベルまで低下するまでの時間で
あり、この値はノズル15とアース間の浮遊コンデンサ
容量、負極高電圧発生回路、正極高電圧発生回路の各回
路定数に大きく依存するため、予め実験や計算により決
めておかれる時間である。
【0029】なお、ノズルが被塗装物に接触等してスパ
ークを生じる場合に問題になるのは、倍電圧整流回路内
コンデンサに蓄積されたエネルギーよりも、むしろノズ
ルとアース間の浮遊コンデンサに蓄積されたエネルギー
である。これは高電圧整流回路内のコンデンサからアー
スに流れる電流の大きさは、電流制限抵抗により制限さ
れるため、コンデンサからのエネルギー流出割合は制限
されている。一方、ノズルとアース間の浮遊コンデンサ
に蓄積された電荷の流出による電流は、これを制限する
抵抗が存在しないため、浮遊コンデンサに蓄積されたエ
ネルギーは一瞬の間に全て放出されるためである。
【0030】本実施形態の場合、図2に示すようにノズ
ル電位が低下した後も短時間、正極高電圧発生回路は高
電圧出力を維持し,その後、放電抵抗R1bによって電
圧は減衰することとなるが、上記理由によりこの電圧の
存在はそれ程大きな危険を伴わないと考えられる。しか
しこの電圧もできる限り低い値で、また早く減衰するこ
とが望ましいため、正極高電圧発生回路の高電圧出力時
の電圧は低くすることが好ましい。但し、あまり低くす
るとノズルとアース間の浮遊コンデンサの電荷を中和す
る能力が弱くなるため両者の調和を図った値、例えば負
極高電圧発生回路の出力電圧の1/2程度にすることが
好ましい。コンデンサに蓄積されるエネルギーは電圧の
2乗に比例するため、電圧を1/2にした場合には、蓄
積エネルギーは1/4となり火災に対する危険性は著し
く低下する。
【0031】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について図3、4を参照しながら説明する。図
3に示す回路は、図1に示した回路構成に出力電圧分圧
用抵抗R3と、出力電圧レベル検出回路16と、両者を
つなぐ信号線17を追加した構成となっている。その他
の構成は図1と同じであり、同じ回路部分には同一符号
が付してある。出力電圧分圧用抵抗R3の両端には、第
1の倍電圧整流回路10aの出力電圧を放電抵抗R1aと
分圧用抵抗R3とで分圧した電圧が現れ、この電圧が信
号線17と出力電流帰還ケーブル13aを介して出力電
圧レベル検出回路16に入力されている。出力電圧レベ
ル検出回路16はこの電圧を基に、負極高電圧発生回路
の出力電圧が一定値以下に減衰したことを検出して安全
回路6に知らせる働きをする。
【0032】本実施形態の場合も、安全回路6が出力電
流の異常を検出して第1の高周波発振回路4aに発振停
止の指令信号を送出して負極高電圧の発生を停止させ、
同時に第2の高周波発振回路4bを低出力電圧発振の状
態から高出力電圧発振の状態に切り換えさせて正極高電
圧発生回路に高電圧を発生させる。ここまでの動作は第
1の実施形態と同じである。こうして正極高電圧発生回
路からの正電荷の流れ込みによる急速な中和動作が開始
された後、出力電圧レベル検出回路16は負極高電圧発
生回路の第1の倍電圧整流回路10bの出力電圧レベル
をチェックし、その電圧レベルが一定値以下に減衰した
ことを検出して安全回路6に信号を送出する。この場合
の電圧レベルの一定値とは、ノズル15とアース間の浮
遊コンデンサに蓄積されたエネルギーが一瞬の間に放電
したとしても火災が発生する確率が非常に低いと考えら
れる電圧を基準にして決められた値である。
【0033】安全回路6はこの信号を受けて、直ちに第
2の高周波発振回路4bに発振停止の指令信号を送り、
正極高電圧発生回路の動作を停止させる。かくして負極
および正極の高電圧発生回路の動作が停止すると、第
1、第2の倍電圧整流回路10a、10b内部のコンデ
ンサは、それぞれ第1、第2の放電抵抗R1a、R1bの
みによる放電に移行し、各コンデンサに蓄積された電荷
は消滅に向かう。ノズル15とアース間の浮遊コンデン
サに残っていた電荷も、各倍電圧整流回路内コンデンサ
の放電につれて減少し、最終的に感電の恐れのない電圧
まで低下する。図4はかかる過程におけるノズル電位お
よび負極、正極高電圧発生回路の出力電圧の変化を図に
表したものである。
【0034】請求項3の発明は、前記第2の実施形態に
おいて、第2の高周波発振回路4bが高出力電圧で発振
する時の正極高電圧発生回路の出力電圧レベルを、負極
高電圧発生回路の出力電圧の1/2の電圧とし、また出
力電圧レベル検出回路16が電圧低下と判断する基準電
圧を、負極高電圧発生回路の出力電圧の1/2に選定し
てものである。
【0035】負極高電圧発生回路の出力端子間電圧が正
常時の1/2にまで放電すると、ノズル15とアース間
の浮遊コンデンサに蓄積されたエネルギーは、正常運転
時のほぼ1/4に低下することとなり、通常は火災を発
生させるエネルギーレベルよりも低くなる。この時点で
第1、第2の倍電圧整流回路10a、10b内のコンデ
ンサは、共に負極高電圧発生回路の出力電圧の1/2の
電圧で充電されており、以後はそれぞれ第1、第2の放
電抵抗R1a、R1bを通して放電する。即ち、この放
電開始が前記第1の実施形態の場合とは異なって、火災
を発生させる危険が殆どなくなるエネルギーレベルより
下がった時点で直ちに開始されるため、最終的に全ての
コンデンサが放電を終了し、感電の恐れもなくなって、
装置が完全停止するまでの時間が第1の実施形態の場合
よりも短くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の回路構成図
【図2】各部の電圧変化を示す図
【図3】本発明の第2の実施形態の回路構成図
【図4】各部の電圧変化を示す図
【図5】従来技術を示す図1相当図
【符号の説明】
1は制御装置、2は直流電源回路、3は商用電源、4
a、4bは高周波発振回路、5a、5bは出力トランス、
6は安全回路、8は塗装ガン、9a、9bは昇圧トラン
ス、10a、10bは倍電圧整流回路、14は出力電流
検出回路、15はノズル、16は出力電圧レベル検出回
路を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)直流電源回路と、(B)外部信号
    により発振の停止が可能な第1の高周波発振回路と、第
    1の昇圧トランスと、第1の倍電圧整流回路と、該倍電
    圧整流回路の出力端子間に接続した第1の放電抵抗とを
    含みアースに対して負極の直流高電圧を発生する負極高
    電圧発生回路と、(B)該負極高電圧発生回路の出力端
    子とノズルとの間に接続した第1の電流制限抵抗と、
    (C)外部信号により高出力電圧発振と低出力電圧発振
    との切り換え及び発振の停止が可能な第2の高周波発振
    回路と、第2の昇圧トランスと、第2の倍電圧整流回路
    と、該倍電圧整流回路の出力端子間に接続した第2の放
    電抵抗とを含み、前記第2の高周波発振器が高出力電圧
    で発振の時にはアースに対して正極の直流高電圧を発生
    する正極高電圧発生回路と、(D)該正極高電圧発生回
    路の出力端子とノズルとの間に接続した第2の電流制限
    抵抗と、(E)前記負極高電圧発生回路の出力電流を検
    出する出力電流検出回路と、(F)安全回路と、から構
    成され、該安全回路は、前記出力電流検出回路で検出し
    た出力電流に異常がない間は前記第2の高周波発振回路
    に低出力電圧で発振させる指令信号を送信し、前記出力
    電流に異常を検出した場合には、前記第1の高周波発振
    回路に発振停止の指令信号を送信すると同時に、前記第
    2の高周波発振回路に高出力電圧で発振させる指令信号
    を所定時間送信し、その後、前記第2の高周波発信回路
    に発振停止の指令信号を送信するものである静電塗装装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の静電塗装装置に、(G)
    前記第1の倍電圧整流回路の正極出力端子と前記第1の
    放電抵抗との間に接続する出力電圧分圧抵抗と、(H)
    該出力電圧分圧抵抗両端の電圧が一定値以下に減衰した
    ことを検出して、前記安全回路に知らせる出力電圧レベ
    ル検出回路と、を追加した静電塗装装置であって、前記
    安全回路は、前記出力電流検出回路で検出した出力電流
    に異常がない間は前記第2の高周波発振回路に低出力電
    圧で発振させる指令信号を送信し、前記出力電流に異常
    を検出した場合には、前記第1の高周波発振回路に発振
    停止の指令信号を送信すると同時に、前記第2の高周波
    発振回路に高出力電圧で発振させる指令信号を送信し、
    その後、前記出力電圧レベル検出回路からの前記出力電
    圧分圧抵抗両端の電圧が一定値以下に減衰したことを知
    らせる信号を受けて、前記第2の高周波発信回路に発振
    停止の指令信号を送信するものである請求項1記載の静
    電塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記正極高電圧発生回路は、前記第2の
    高周波発振回路が高出力電圧で発振している間は前記負
    極高電圧発生回路の出力電圧の1/2の正極高電圧を発
    生させ、前記出力電圧レベル検出回路は前記負極高電圧
    発生回路の出力電圧が正常動作時の1/2以下に減衰し
    たことを検出して前記安全回路に知らせるものであるこ
    とを特徴とする請求項2記載の静電塗装装置。
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