JP2003164545A - ソリッドゴルフボール - Google Patents

ソリッドゴルフボール

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JP2003164545A
JP2003164545A JP2001369930A JP2001369930A JP2003164545A JP 2003164545 A JP2003164545 A JP 2003164545A JP 2001369930 A JP2001369930 A JP 2001369930A JP 2001369930 A JP2001369930 A JP 2001369930A JP 2003164545 A JP2003164545 A JP 2003164545A
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JP
Japan
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disulfide
bis
sodium salt
golf ball
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Application number
JP2001369930A
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English (en)
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Satoshi Mano
聡 真野
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F279/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
    • C08F279/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F275/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal as defined in group C08F30/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/04Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明により、優れた反発性能および飛行性
能を有し、かつ良好な打球感を有するソリッドゴルフボ
ールを提供する。 【解決手段】 本発明は、1層以上のコアと該コア上に
被覆形成された1層以上のカバーから成るソリッドゴル
フボールにおいて、該コアの少なくとも1層が、基材ゴ
ム、共架橋剤、加硫開始剤、および充填材を含有するゴ
ム組成物を加硫することにより得られ、該コア用ゴム組
成物全体に占める該共架橋剤の計算体積分率が16.1
〜19.5%であり、かつ該コア用ゴム組成物全体に占
める該基材ゴムおよび共架橋剤の計算体積分率の合計が
96.0〜99.0%であり、該加硫開始剤の配合量が
該基材ゴム100重量部に対して0.05〜0.9重量
部であることを特徴とするソリッドゴルフボールに関す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた反発性能お
よび飛行性能を有し、かつ良好な打球感を有するソリッ
ドゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】先行技術においては、主として2種類の
ゴルフボールがある。一方は、中実のツーピースボール
やスリーピースボール等のソリッドゴルフボールであ
り、一体成形されたゴム製部材から成るコアおよび該コ
ア上に被覆したアイオノマー樹脂等の熱可塑性樹脂カバ
ーから構成される。また、他方は糸巻きゴルフボールで
あり、中心の固体または液体の芯部を、ゴム糸で巻き付
け、次いで1〜2mm厚のアイオノマー樹脂やバラタ(ト
ランスポリイソプレン)等によるカバーで被覆したもの
である。それらのゴルフボールの中で、主として市販さ
れているのは、製造の容易性等の理由から、ソリッドゴ
ルフボールである。1982年から市販され始めたツー
ピースソリッドゴルフボールは、糸巻きゴルフボールと
比較すると、耐久性、および打撃時のボール速度が大き
いことから飛距離が大きく、飛行特性に優れ、特にアベ
レージクラスのゴルファーを中心に多くのゴルファーに
使用されている。
【0003】その反面、ツーピースソリッドゴルフボー
ルは、糸巻きゴルフボールに比較して打球感が著しく硬
く、一部非力な年輩者や女性等の特定ユーザーには敬遠
されることがあった。そこで打球感を改良する試みとし
て、コアの硬度を低くし、軟らかくすることが行われて
きた。しかしながら、このような方法では打球感は改良
されるが、反発性能が低下するため、飛距離が低下す
る。
【0004】一方、近年では上記のような対象者のみな
らず、ツーピースソリッドゴルフボールの有する優れた
飛行性能、ボール個々のばらつきの少ないこと等からプ
ロゴルファー、トップアマにおいても使用されている。
プロゴルファー、トップアマにおいては、打球感だけで
なく、好適なコントロール性が要求される。しかし、通
常ツーピースソリッドゴルフボールのカバー材に用いら
れているアイオノマー樹脂では、飛行性能および耐久性
を満足させるために剛性が高く、硬度も高い樹脂が用い
られており、所望のコントロール性能が得られない。
【0005】そこで、このような欠点を改善する試みと
して、剛性が低く硬度の低い樹脂を用いたゴルフボール
が提案されてきた。しかしながら、カバーの剛性および
硬度を低下するとコントロール性は向上するが、カバー
自体の反発性能が低下して、ゴルフボールとして満足さ
れる飛行性能が得られていないという問題があった。
【0006】そこで、特公平2‐51930号公報で
は、ゴム100重量部に対して共架橋剤10〜60重量
部、酸化亜鉛5〜15重量部、開始剤0.5〜5.0重
量部およびタングステンまたはタングステンカーバイド
7〜40重量部を配合したゴム組成物の加硫成形物をコ
アとするか、または上記ゴム組成物の加硫成形物からな
ることを特徴とするソリッドゴルフボールが提案されて
いる。このゴルフボールでは、タングステン等の高比重
充填材を配合してゴムの体積分率を高めることによっ
て、コア等の反発性能を向上して飛距離を高めようとす
るものである。しかしながら、コアの反発を高めるべく
配合が十分に検討されておらず、コアの反発性能が十分
に得られていない。
【0007】また、特開平10‐314340号公報で
は、コアとカバーとから成るソリッドゴルフボールであ
って、コアが基材ゴム、共架橋剤、加硫開始剤、および
充填材を含有するゴム組成物を加硫することにより得ら
れ、コア用ゴム組成物全体に占める共架橋剤の計算体積
分率が10.0〜16.0%であり、かつコア用ゴム組
成物全体に占める基材ゴムおよび共架橋剤の計算体積分
率の合計が96.2〜98.0%であり、カバーがショ
アーD硬度50〜67を有することを特徴とするソリッ
ドゴルフボールが提案されている。しかしながら、コア
の反発性能が十分に得られておらず、未だ反発性能と打
球感の両立という観点で満足のいくものは得られておら
ず、更に打球感の向上と共に、飛行性能に優れたゴルフ
ボールヘの要求がますます高まりつつある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のゴルフボールの有する問題点を解決し、優れた
反発性能および飛行性能を有し、かつ良好な打球感を有
するソリッドゴルフボールを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、コア全体に占める
コア用ゴム組成物中の共架橋剤の計算体積分率、コア全
体に占める基材ゴムおよび共架橋剤の計算体積分率の合
計および加硫開始剤の配合量を特定範囲に設定したコア
用ゴム組成物を用いることにより、優れた反発性能およ
び飛行性能を有し、かつ良好な打球感を有するソリッド
ゴルフボールが得られることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0010】即ち、本発明は、1層以上のコアと該コア
上に被覆形成された1層以上のカバーから成るソリッド
ゴルフボールにおいて、該コアの少なくとも1層が、基
材ゴム、共架橋剤、加硫開始剤、および充填材を含有す
るゴム組成物を加硫することにより得られ、該コア用ゴ
ム組成物全体に占める該共架橋剤の計算体積分率が1
6.1〜19.5%であり、かつ該コア用ゴム組成物全
体に占める該基材ゴムおよび共架橋剤の計算体積分率の
合計が96.0〜99.0%であり、該加硫開始剤の配
合量が該基材ゴム100重量部に対して0.05〜0.
9重量部であることを特徴とするソリッドゴルフボール
に関する。
【0011】加えて、本発明を好適に実施するために
は、上記コア用ゴム組成物が、更に (i)以下の式(1):
【化5】 (式中、R〜Rは、それぞれ独立して、Hまたは置
換基を表す。) (ii)式(2):
【化6】 (式中、R〜R10は、それぞれ独立して、Hまたは
置換基を表す。) (iii)式(3):
【化7】 (式中、R〜Rは、それぞれ独立して、Hまたは置
換基を表し、Mは1価の金属原子を表す。)および (iv)式(4):
【化8】 (式中、R〜R10は、それぞれ独立して、Hまたは
置換基を表し、M’は2価の金属原子を表す)で表され
る化合物から成る群から選択される1種または2種以上
の有機硫黄化合物を含有し、該置換基がハロゲン基
(F、Cl、Br、I)、アルキル基、カルボキシル基
(‐COOH)またはそのエステル(‐COOR)、ホル
ミル基(‐CHO)、アシル基(‐COR)、ハロゲン化カ
ルボニル基(‐COX)、スルホ基(‐SOH)またはそ
のエステル(‐SOR)、ハロゲン化スルホニル基(‐
SOX)、スルフィノ基(‐SOH)、アルキルスル
フィニル基(‐SOR)、カルバモイル基(‐CON
)、ハロゲン化アルキル基、シアノ基(‐CN)、ア
ルコキシ基(‐OR)およびそれらの組合せから成る群か
ら選択され;上記有機硫黄化合物が少なくとも1つの置
換基を有する場合、前記コア用ゴム組成物が、ニトロ基
(‐NO)、アミノ基(‐NH)、水酸基(‐O
H)およびフェニルチオ基(‐SPh)から成る群から
選択される別の置換基を更に有する有機硫黄化合物を含
有する;ことが好ましい。
【0012】本発明のソリッドゴルフボールでは1層以
上のコアの上に1層以上のカバーを被覆する。コアは、
少なくとも1層が、基材ゴム、共架橋剤、加硫開始剤、
充填材等を含有するゴム組成物を、通常のソリッドコア
に用いられる方法、条件を用いて加熱圧縮加硫すること
により得られる。コア中の上記以外の層は、特に限定さ
れず、例えばカバー層に用いられるような熱可塑性樹脂
等を用いることもできる。
【0013】基材ゴムとしては、従来からソリッドゴル
フボールに用いられている天然ゴムおよび/または合成
ゴムが用いられ、特にシス‐1,4‐結合少なくとも4
0%以上、好ましくは80%以上を有するいわゆるハイ
シスポリブタジエンゴムが好ましく、所望により、上記
ポリブタジエンゴムには天然ゴム、ポリイソプレンゴ
ム、スチレンポリブタジエンゴム、EPDM等を配合し
てもよい。基材ゴムのコア全体に占める計算体積分率
は、75.0〜85.0%、好ましくは80.0〜8
5.0%である。75.0%未満ではゴム成分が少なく
なり過ぎてコアの反発性が低下し、85.0%を越える
と共架橋剤の量が少なくなるためコアが軟らかくなり過
ぎて反発性が低下する。本明細書中で「計算体積分率」
とは、組成物中の各成分の配合量/比重から計算した体
積値をもとに算出した各成分の含有量(体積分率)を表
す。
【0014】共架橋剤としては、アクリル酸またはメタ
クリル酸等のような炭素数3〜8個のα,β‐不飽和カ
ルボン酸の亜鉛、マグネシウム塩等の一価または二価の
金属塩が挙げられるが、高い反発性を付与するアクリル
酸亜鉛が好適である。配合量は、コア全体に占める計算
体積分率で16.1〜19.5%であることを要件とす
るが、好ましくは16.5〜19.5%、より好ましく
は16.7〜19.5%、最も好ましくは16.7〜1
8.0である。19.5%より多いと硬くなり過ぎて打
球感が悪くなり、16.1%未満では、軟らかくなり過
ぎて反発が悪くなり、打球感も悪くなる。
【0015】更に、本発明では上記の基材ゴムおよび共
架橋剤の配合量を調整して、コア全体に占める基材ゴム
および共架橋剤の計算体積分率の合計が96.0〜9
9.0%となるようにすることを要件とするが、好まし
くは97.0〜99.0%、より好ましくは97.5〜
99.0%、最も好ましくは97.7〜98.2%であ
る。96.0%未満では架橋されたゴム形成成分が少な
くコアの反発性が低下し、99.0%を越えると加硫開
始剤や加硫助剤の量が少なくなり過ぎて基材ゴムと共架
橋剤がうまく反応しないため、コアが軟らかくなり過ぎ
て反発性が低下する。
【0016】加硫開始剤としては、有機過酸化物、例え
ばジクミルパーオキサイド、1,1‐ビス(t‐ブチルパ
ーオキシ)‐3,3,5‐トリメチルシクロヘキサン、2,
5‐ジメチル‐2,5‐ジ(t‐ブチルパーオキシ)ヘキ
サン、ジ‐t‐ブチルパーオキサイドが挙げられ、ジク
ミルパーオキサイドが好適である。本発明のゴルフボー
ルでは、上記加硫開始剤の配合量を、基材ゴム100重
量部に対して、0.05〜0.9重量部とすることを要
件とするが、0.05重量部未満では軟らかくなり過ぎ
て反発が悪くなり飛距離が低下する。0.9重量部を越
えると共架橋剤の配合量を減少する必要があり反発性が
低下する。
【0017】上記共架橋剤のコア全体に占める計算体積
分率を16.1%以上とした場合、反発性は高いが打撃
時の衝撃が大きくなる。従って、本発明のゴルフボール
のコアでは、上記加硫開始剤の配合量を、基材ゴム10
0重量部に対して0.9重量部以下という低い値とする
ことが必要であり、好ましくは0.8重量部以下、より
好ましくは0.7重量部以下、最も好ましくは0.6重
量部以下である。上記加硫開始剤の配合量が小さくなり
過ぎると、コアの硬度が低くなって、反発性向上効果が
十分に得られないため、上記加硫開始剤の配合量は0.
05重量部以上、好ましくは0.1重量部以上、より好
ましくは0.2重量部以上、最も好ましくは0.25重
量部以上である。
【0018】充填材は、主として最終製品として得られ
るゴルフボールの比重を1.0〜1.3の範囲に調整す
るための比重調整剤として配合されるが、ゴルフボール
のコアに通常配合されるものであればよく、例えば無機
充填材(具体的には、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カ
ルシウム)、高比重金属粉末(例えば、タングステン粉
末、モリブデン粉末等)およびそれらの混合物が挙げら
れる。特に好ましいのは、加硫助剤としての機能も発揮
する酸化亜鉛である。酸化亜鉛を用いる場合、配合量
は、基材ゴム100重量部に対して、2〜15重量部、
好ましくは3〜10重量部である。2重量部未満では反
発性が十分に得られず、15重量部を超えるとコア中の
ゴム成分の重量分率が低下し、高い反発性が得られなく
なる。本発明に用いられる充填材として、酸化亜鉛以外
では特に高比重のものが好ましい。
【0019】本発明に用いられる有機硫黄化合物として
は、 (i)以下の式(1):
【化9】 (式中、R〜Rは、それぞれ独立して、Hまたは置
換基を表す。) (ii)式(2):
【化10】 (式中、R〜R10は、それぞれ独立して、Hまたは
置換基を表す。) (iii)式(3):
【化11】 (式中、R〜Rは、それぞれ独立して、Hまたは置
換基を表し、Mは1価の金属原子を表す。)および (iv)式(4):
【化12】 (式中、R〜R10は、それぞれ独立して、Hまたは
置換基を表し、M’は2価の金属原子を表す)で表され
る化合物から成る群から選択される1種または2種以上
の有機硫黄化合物であって、該置換基がハロゲン基
(F、Cl、Br、I)、アルキル基、カルボキシル基
(‐COOH)またはそのエステル(‐COOR)、ホル
ミル基(‐CHO)、アシル基(‐COR)、ハロゲン化カ
ルボニル基(‐COX)、スルホ基(‐SOH)またはそ
のエステル(‐SOR)、ハロゲン化スルホニル基(‐
SOX)、スルフィノ基(‐SOH)、アルキルスル
フィニル基(‐SOR)、カルバモイル基(‐CON
)、ハロゲン化アルキル基、シアノ基(‐CN)、ア
ルコキシ基(‐OR)およびそれらの組合せから成る群か
ら選択される有機硫黄化合物が挙げられる。
【0020】上記式(1)で表される有機硫黄化合物の例
示としては、チオフェノールの他;4‐フルオロチオフ
ェノール、2,5‐ジフルオロチオフェノール、2,4,
5‐トリフルオロチオフェノール、2,4,5,6‐テト
ラフルオロチオフェノール、ペンタフルオロチオフェノ
ール、4‐クロロチオフェノール、2,5‐ジクロロチ
オフェノール、2,4,5‐トリクロロチオフェノール、
2,4,5,6‐テトラクロロチオフェノール、ペンタク
ロロチオフェノール、4‐ブロモチオフェノール、2,
5‐ジブロモチオフェノール、2,4,5‐トリブロモチ
オフェノール、2,4,5,6‐テトラブロモチオフェノ
ール、ペンタブロモチオフェノール、4‐ヨードチオフ
ェノール、2,5‐ジヨードチオフェノール、2,4,5
‐トリヨードチオフェノール、2,4,5,6‐テトラヨ
ードチオフェノール、ペンタヨードチオフェノール等の
ハロゲン基で置換されたチオフェノール類;4‐メチル
チオフェノール、2,4,5‐トリメチルチオフェノー
ル、ペンタメチルチオフェノール、4‐t‐ブチルチオ
フェノール、2,4,5‐トリ‐t‐ブチルチオフェノー
ル、ペンタ‐t‐ブチルチオフェノール等のアルキル基
で置換されたチオフェノール類;4‐カルボキシチオフ
ェノール、2,4,6‐トリカルボキシチオフェノール、
ペンタカルボキシチオフェノール等のカルボキシル基で
置換されたチオフェノール類;4‐メトキシカルボニル
チオフェノール、2,4,6‐トリメトキシカルボニルチ
オフェノール、ペンタメトキシカルボニルチオフェノー
ル等のアルコキシカルボニル基で置換されたチオフェノ
ール類;4‐ホルミルチオフェノール、2,4,6‐トリ
ホルミルチオフェノール、ペンタホルミルチオフェノー
ル等のホルミル基で置換されたチオフェノール類;4‐
アセチルチオフェノール、2,4,6‐トリアセチルチオ
フェノール、ペンタアセチルチオフェノール等のアシル
基で置換されたチオフェノール類;4‐クロロカルボニ
ルチオフェノール、2,4,6‐トリ(クロロカルボニ
ル)チオフェノール、ペンタ(クロロカルボニル)チオ
フェノール等のハロゲン化カルボニル基で置換されたチ
オフェノール類;4‐スルホチオフェノール、2,4,6
‐トリスルホチオフェノール、ペンタスルホチオフェノ
ール等のスルホ基で置換されたチオフェノール類;4‐
メトキシスルホニルチオフェノール、2,4,6‐トリメ
トキシスルホニルチオフェノール、ペンタメトキシスル
ホニルチオフェノール等のアルコキシカルボニル基で置
換されたチオフェノール類;4‐クロロスルホニルチオ
フェノール、2,4,6‐トリ(クロロスルホニル)チオ
フェノール、ペンタ(クロロスルホニル)チオフェノー
ル等のハロゲン化スルホニル基で置換されたチオフェノ
ール類;4‐スルフィノチオフェノール、2,4,6‐ト
リスルフィノチオフェノール、ペンタスルフィノチオフ
ェノール等のスルフィノ基で置換されたチオフェノール
類;4‐メチルスルフィニルチオフェノール、2,4,6
‐トリ(メチルスルフィニル)チオフェノール、ペンタ
(メチルスルフィニル)チオフェノール等のアルキルス
ルフィニル基で置換されたチオフェノール類;4‐カル
バモイルチオフェノール、2,4,6‐トリカルバモイル
チオフェノール、ペンタカルバモイルチオフェノール等
のカルバモイル基で置換されたチオフェノール類;4‐
トリクロロメチルチオフェノール、2,4,6‐トリ(ト
リクロロメチル)チオフェノール、ペンタ(トリクロロ
メチル)チオフェノール等のハロゲン化アルキル基で置
換されたチオフェノール類;4‐シアノチオフェノー
ル、2,4,6‐トリシアノチオフェノール、ペンタシア
ノチオフェノール等のシアノ基で置換されたチオフェノ
ール類;4‐メトキシチオフェノール、2,4,6‐トリ
メトキシチオフェノール、ペンタメトキシチオフェノー
ル等のアルコキシ基で置換されたチオフェノール類;等
の1種類の置換基で置換された化合物が挙げられる。
【0021】更に上記式(1)で表される有機硫黄化合物
の例示としては、少なくとも1つの1種類の上記置換基
に加えて、例えば、ニトロ基(‐NO)、アミノ基
(‐NH)、水酸基(‐OH)、フェニルチオ基(‐
SPh)等で更に置換された化合物が挙げられ、具体的
には4‐クロロ‐2‐ニトロチオフェノール、4‐クロ
ロ‐2‐アミノチオフェノール、4‐クロロ‐2‐ヒド
ロキシチオフェノール、4‐クロロ‐2‐フェニルチオ
チオフェノール、4‐メチル‐2‐ニトロチオフェノー
ル、4‐メチル‐2‐アミノチオフェノール、4‐メチ
ル‐2‐ヒドロキシチオフェノール、4‐メチル‐2‐
フェニルチオチオフェノール、4‐カルボキシ‐2‐ニ
トロチオフェノール、4‐カルボキシ‐2‐アミノチオ
フェノール、4‐カルボキシ‐2‐ヒドロキシチオフェ
ノール、4‐カルボキシ‐2‐フェニルチオチオフェノ
ール、4‐メトキシカルボニル‐2‐ニトロチオフェノ
ール、4‐メトキシカルボニル‐2‐アミノチオフェノ
ール、4‐メトキシカルボニル‐2‐ヒドロキシチオフ
ェノール、4‐メトキシカルボニル‐2‐フェニルチオ
チオフェノール、4‐ホルミル‐2‐ニトロチオフェノ
ール、4‐ホルミル‐2‐アミノチオフェノール、4‐
ホルミル‐2‐ヒドロキシチオフェノール、4‐ホルミ
ル‐2‐フェニルチオチオフェノール、4‐アセチル‐
2‐ニトロチオフェノール、4‐アセチル‐2‐アミノ
チオフェノール、4‐アセチル‐2‐ヒドロキシチオフ
ェノール、4‐アセチル‐2‐フェニルチオチオフェノ
ール、4‐クロロカルボニル‐2‐ニトロチオフェノー
ル、4‐クロロカルボニル‐2‐アミノチオフェノー
ル、4‐クロロカルボニル‐2‐ヒドロキシチオフェノ
ール、4‐クロロカルボニル‐2‐フェニルチオチオフ
ェノール、4‐スルホ‐2‐ニトロチオフェノール、4
‐スルホ‐2‐アミノチオフェノール、4‐スルホ‐2
‐ヒドロキシチオフェノール、4‐スルホ‐2‐フェニ
ルチオチオフェノール、4‐メトキシスルホニル‐2‐
ニトロチオフェノール、4‐メトキシスルホニル‐2‐
アミノチオフェノール、4‐メトキシスルホニル‐2‐
ヒドロキシチオフェノール、4‐メトキシスルホニル‐
2‐フェニルチオチオフェノール、4‐クロロスルホニ
ル‐2‐ニトロチオフェノール、4‐クロロスルホニル
‐2‐アミノチオフェノール、4‐クロロスルホニル‐
2‐ヒドロキシチオフェノール、4‐クロロスルホニル
‐2‐フェニルチオチオフェノール、4‐スルフィノ‐
2‐ニトロチオフェノール、4‐スルフィノ‐2‐アミ
ノチオフェノール、4‐スルフィノ‐2‐ヒドロキシチ
オフェノール、4‐スルフィノ‐2‐フェニルチオチオ
フェノール、4‐メチルスルフィニル‐2‐ニトロチオ
フェノール、4‐メチル‐2‐アミノスルフィニルチオ
フェノール、4‐メチルスルフィニル‐2‐ヒドロキシ
チオフェノール、4‐メチルスルフィニル‐2‐フェニ
ルチオチオフェノール、4‐カルバモイル‐2‐ニトロ
チオフェノール、4‐カルバモイル‐2‐アミノチオフ
ェノール、4‐カルバモイル‐2‐ヒドロキシチオフェ
ノール、4‐カルバモイル‐2‐フェニルチオチオフェ
ノール、4‐トリクロロメチル‐2‐ニトロチオフェノ
ール、4‐トリクロロメチル‐2‐アミノチオフェノー
ル、4‐トリクロロメチル‐2‐ヒドロキシチオフェノ
ール、4‐トリクロロメチル‐2‐フェニルチオチオフ
ェノール、4‐シアノ‐2‐ニトロチオフェノール、4
‐シアノ‐2‐アミノチオフェノール、4‐シアノ‐2
‐ヒドロキシチオフェノール、4‐シアノ‐2‐フェニ
ルチオチオフェノール、4‐メトキシ‐2‐ニトロチオ
フェノール、4‐メトキシ‐2‐アミノチオフェノー
ル、4‐メトキシ‐2‐ヒドロキシチオフェノール、4
‐メトキシ‐2‐フェニルチオチオフェノール等が挙げ
られる。
【0022】更に上記式(1)で表される有機硫黄化合物
の例示としては、2種類以上の前述の置換基で置換され
た化合物が挙げられ、具体的には4‐アセチル‐2‐ク
ロロチオフェノール、4‐アセチル‐2‐メチルチオフ
ェノール、4‐アセチル‐2‐カルボキシチオフェノー
ル、4‐アセチル‐2‐メトキシカルボニルチオフェノ
ール、4‐アセチル‐2‐ホルミルチオフェノール、4
‐アセチル‐2‐クロロカルボニルチオフェノール、4
‐アセチル‐2‐スルホチオフェノール、4‐アセチル
‐2‐メトキシスルホニルチオフェノール、4‐アセチ
ル‐2‐クロロスルホニルチオフェノール、4‐アセチ
ル‐2‐スルフィノチオフェノール、4‐アセチル‐2
‐メチルスルフィニルチオフェノール、4‐アセチル‐
2‐カルバモイルチオフェノール、4‐アセチル‐2‐
トリクロロメチルチオフェノール、4‐アセチル‐2‐
シアノチオフェノール、4‐アセチル‐2‐メトキシチ
オフェノール等が挙げられる。
【0023】上記式(2)で表される有機硫黄化合物の例
示としては、ジフェニルジスルフィドの他;ビス(4‐
フルオロフェニル)ジスルフィド、ビス(2,5‐ジフ
ルオロフェニル)ジスルフィド、ビス(2,4,5‐トリ
フルオロフェニル)ジスルフィド、ビス(2,4,5,6
‐テトラフルオロフェニル)ジスルフィド、ビス(ペン
タフルオロフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐クロロ
フェニル)ジスルフィド、ビス(2,5‐ジクロロフェ
ニル)ジスルフィド、ビス(2,4,5‐トリクロロフェ
ニル)ジスルフィド、ビス(2,4,5,6‐テトラクロ
ロフェニル)ジスルフィド、ビス(ペンタクロロフェニ
ル)ジスルフィド、ビス(4‐ブロモフェニル)ジスル
フィド、ビス(2,5‐ジブロモフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(2,4,5‐トリブロモフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(2,4,5,6‐テトラブロモフェニル)ジス
ルフィド、ビス(ペンタブロモフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(4‐ヨードフェニル)ジスルフィド、ビス
(2,5‐ジヨードフェニル)ジスルフィド、ビス(2,
4,5‐トリヨードフェニル)ジスルフィド、ビス(2,
4,5,6‐テトラヨードフェニル)ジスルフィド、ビス
(ペンタヨードフェニル)ジスルフィド等のハロゲン基
で置換されたジフェニルジスルフィド類;ビス(4‐メ
チルフェニル)ジスルフィド、ビス(2,4,5‐トリメ
チルフェニル)ジスルフィド、ビス(ペンタメチルフェ
ニル)ジスルフィド、ビス(4‐t‐ブチルフェニル)
ジスルフィド、ビス(2,4,5‐トリ‐t‐ブチルフェ
ニル)ジスルフィド、ビス(ペンタ‐t‐ブチルフェニ
ル)ジスルフィド等のアルキル基で置換されたジフェニ
ルジスルフィド類;ビス(4‐カルボキシフェニル)ジ
スルフィド、ビス(2,4,6‐トリカルボキシフェニ
ル)ジスルフィド、ビス(ペンタカルボキシフェニル)
ジスルフィド等のカルボキシル基で置換されたジフェニ
ルジスルフィド類;ビス(4‐メトキシカルボニルフェ
ニル)ジスルフィド、ビス(2,4,6‐トリメトキシカ
ルボニルフェニル)ジスルフィド、ビス(ペンタメトキ
シカルボニルフェニル)ジスルフィド等のアルコキシカ
ルボニル基で置換されたジフェニルジスルフィド類;ビ
ス(4‐ホルミルフェニル)ジスルフィド、ビス(2,
4,6‐トリホルミルフェニル)ジスルフィド、ビス
(ペンタホルミルフェニル)ジスルフィド等のホルミル
基で置換されたジフェニルジスルフィド類;ビス(4‐
アセチルフェニル)ジスルフィド、ビス(2,4,6‐ト
リアセチルフェニル)ジスルフィド、ビス(ペンタアセ
チルフェニル)ジスルフィド等のアシル基で置換された
ジフェニルジスルフィド類;ビス(4‐クロロカルボニ
ルフェニル)ジスルフィド、ビス(2,4,6‐トリ(ク
ロロカルボニル)フェニル)ジスルフィド、ビス(ペン
タ(クロロカルボニル)フェニル)ジスルフィド等のハ
ロゲン化カルボニル基で置換されたジフェニルジスルフ
ィド類;ビス(4‐スルホフェニル)ジスルフィド、ビ
ス(2,4,6‐トリスルホフェニル)ジスルフィド、ビ
ス(ペンタスルホフェニル)ジスルフィド等のスルホ基
で置換されたジフェニルジスルフィド類;ビス(4‐メ
トキシスルホニルフェニル)ジスルフィド、ビス(2,
4,6‐トリメトキシスルホニルフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(ペンタメトキシスルホニルフェニル)ジスル
フィド等のアルコキシスルホニル基で置換されたジフェ
ニルジスルフィド類;ビス(4‐クロロスルホニルフェ
ニル)ジスルフィド、ビス(2,4,6‐トリ(クロロス
ルホニル)フェニル)ジスルフィド、ビス(ペンタ(ク
ロロスルホニル)フェニル)ジスルフィド等のハロゲン
化スルホニル基で置換されたジフェニルジスルフィド
類;ビス(4‐スルフィノフェニル)ジスルフィド、ビ
ス(2,4,6‐トリスルフィノフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(ペンタスルフィノフェニル)ジスルフィド等
のスルフィノ基で置換されたジフェニルジスルフィド
類;ビス(4‐メチルスルフィニルフェニル)ジスルフ
ィド、ビス(2,4,6‐トリ(メチルスルフィニル)フ
ェニル)ジスルフィド、ビス(ペンタ(メチルスルフィ
ニル)フェニル)ジスルフィド等のアルキルスルフィニ
ル基で置換されたジフェニルジスルフィド類;ビス(4
‐カルバモイルフェニル)ジスルフィド、ビス(2,4,
6‐トリカルバモイルフェニル)ジスルフィド、ビス
(ペンタカルバモイルフェニル)ジスルフィド等のカル
バモイル基で置換されたジフェニルジスルフィド類;ビ
ス(4‐トリクロロメチルフェニル)ジスルフィド、ビ
ス(2,4,6‐トリ(トリクロロメチル)フェニル)ジ
スルフィド、ビス(ペンタ(トリクロロメチル)フェニ
ル)ジスルフィド等のハロゲン化アルキル基で置換され
たジフェニルジスルフィド類;ビス(4‐シアノフェニ
ル)ジスルフィド、ビス(2,4,6‐トリシアノフェニ
ル)ジスルフィド、ビス(ペンタシアノフェニル)ジス
ルフィド等のシアノ基で置換されたジフェニルジスルフ
ィド類;ビス(4‐メトキシフェニル)ジスルフィド、
ビス(2,4,6‐トリメトキシフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(ペンタメトキシフェニル)ジスルフィド等の
アルコキシ基で置換されたジフェニルジスルフィド類;
等の1種類の置換基で置換された化合物が挙げられる。
【0024】更に上記式(2)で表される有機硫黄化合物
の例示としては、少なくとも1つの1種類の上記置換基
に加えて、例えば、ニトロ基(‐NO)、アミノ基
(‐NH)、水酸基(‐OH)、フェニルチオ基(‐
SPh)等で置換された化合物が挙げられ、具体的には
ビス(4‐クロロ‐2‐ニトロフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(4‐クロロ‐2‐アミノフェニル)ジスルフ
ィド、ビス(4‐クロロ‐2‐ヒドロキシフェニル)ジ
スルフィド、ビス(4‐クロロ‐2‐フェニルチオフェ
ニル)ジスルフィドビス(4‐メチル‐2‐ニトロフェ
ニル)ジスルフィド、ビス(4‐メチル‐2‐アミノフ
ェニル)ジスルフィド、ビス(4‐メチル‐2‐ヒドロ
キシフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐メチル‐2‐
フェニルチオフェニル)ジスルフィドビス(4‐カルボ
キシ‐2‐ニトロフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐
カルボキシ‐2‐アミノフェニル)ジスルフィド、ビス
(4‐カルボキシ‐2‐ヒドロキシフェニル)ジスルフ
ィド、ビス(4‐カルボキシ‐2‐フェニルチオフェニ
ル)ジスルフィド、ビス(4‐メトキシカルボニル‐2
‐ニトロフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐メトキシ
カルボニル‐2‐アミノフェニル)ジスルフィド、ビス
(4‐メトキシカルボニル‐2‐ヒドロキシフェニル)
ジスルフィド、ビス(4‐メトキシカルボニル‐2‐フ
ェニルチオフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐ホルミ
ル‐2‐ニトロフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐ホ
ルミル‐2‐アミノフェニル)ジスルフィド、ビス(4
‐ホルミル‐2‐ヒドロキシフェニル)ジスルフィド、
ビス(4‐ホルミル‐2‐フェニルチオフェニル)ジス
ルフィド、ビス(4‐アセチル‐2‐ニトロフェニル)
ジスルフィド、ビス(4‐アセチル‐2‐アミノフェニ
ル)ジスルフィド、ビス(4‐アセチル‐2‐ヒドロキ
シフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐アセチル‐2‐
フェニルチオフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐クロ
ロカルボニル‐2‐ニトロフェニル)ジスルフィド、ビ
ス(4‐クロロカルボニル‐2‐アミノフェニル)ジス
ルフィド、ビス(4‐クロロカルボニル‐2‐ヒドロキ
シフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐クロロカルボニ
ル‐2‐フェニルチオフェニル)ジスルフィド、ビス
(4‐スルホ‐2‐ニトロフェニル)ジスルフィド、ビ
ス(4‐スルホ‐2‐アミノフェニル)ジスルフィド、
ビス(4‐スルホ‐2‐ヒドロキシフェニル)ジスルフ
ィド、ビス(4‐スルホ‐2‐フェニルチオフェニル)
ジスルフィド、ビス(4‐メトキシスルホニル‐2‐ニ
トロフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐メトキシカル
ボニル‐2‐アミノフェニル)ジスルフィド、ビス(4
‐メトキシスルホニル‐2‐ヒドロキシフェニル)ジス
ルフィド、ビス(4‐メトキシスルホニル‐2‐フェニ
ルチオフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐クロロスル
ホニル‐2‐ニトロフェニル)ジスルフィド、ビス(4
‐クロロスルホニル‐2‐アミノフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(4‐クロロスルホニル‐2‐ヒドロキシフェ
ニル)ジスルフィド、ビス(4‐クロロスルホニル‐2
‐フェニルチオフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐ス
ルフィノ‐2‐ニトロフェニル)ジスルフィド、ビス
(4‐スルフィノ‐2‐アミノフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(4‐スルフィノ‐2‐ヒドロキシフェニル)
ジスルフィド、ビス(4‐スルフィノ‐2‐フェニルチ
オフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐メチルスルフィ
ニル‐2‐ニトロフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐
メチル‐2‐アミノスルフィニルフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(4‐メチルスルフィニル‐2‐ヒドロキシフ
ェニル)ジスルフィド、ビス(4‐メチルスルフィニル
‐2‐フェニルチオフェニル)ジスルフィド、ビス(4
‐カルバモイル‐2‐ニトロフェニル)ジスルフィド、
ビス(4‐カルバモイル‐2‐アミノフェニル)ジスル
フィド、ビス(4‐カルバモイル‐2‐ヒドロキシフェ
ニル)ジスルフィド、ビス(4‐カルバモイル‐2‐フ
ェニルチオフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐トリク
ロロメチル‐2‐ニトロフェニル)ジスルフィド、ビス
(4‐トリクロロメチル‐2‐アミノフェニル)ジスル
フィド、ビス(4‐トリクロロメチル‐2‐ヒドロキシ
フェニル)ジスルフィド、ビス(4‐トリクロロメチル
‐2‐フェニルチオフェニル)ジスルフィド、ビス(4
‐シアノ‐2‐ニトロフェニル)ジスルフィド、ビス
(4‐シアノ‐2‐アミノフェニル)ジスルフィド、ビ
ス(4‐シアノ‐2‐ヒドロキシフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(4‐シアノ‐2‐フェニルチオフェニル)ジ
スルフィド、ビス(4‐メトキシ‐2‐ニトロフェニ
ル)ジスルフィド、ビス(4‐メトキシ‐2‐アミノフ
ェニル)ジスルフィド、ビス(4‐メトキシ‐2‐ヒド
ロキシフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐メトキシ‐
2‐フェニルチオフェニル)ジスルフィド等が挙げられ
る。
【0025】更に上記式(2)で表される有機硫黄化合物
の例示としては、2種類以上の前述の置換基で置換され
た化合物が挙げられ、具体的にはビス(4‐アセチル‐
2‐クロロフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐アセチ
ル‐2‐メチルフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐ア
セチル‐2‐カルボキシフェニル)ジスルフィド、ビス
(4‐アセチル‐2‐メトキシカルボニルフェニル)ジ
スルフィド、ビス(4‐アセチル‐2‐ホルミルフェニ
ル)ジスルフィド、ビス(4‐アセチル‐2‐クロロカ
ルボニルフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐アセチル
‐2‐スルホフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐アセ
チル‐2‐メトキシスルホニルフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(4‐アセチル‐2‐クロロスルホニルフェニ
ル)ジスルフィド、ビス(4‐アセチル‐2‐スルフィ
ノフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐アセチル‐2‐
メチルスルフィニルフェニル)ジスルフィド、ビス(4
‐アセチル‐2‐カルバモイルフェニル)ジスルフィ
ド、ビス(4‐アセチル‐2‐トリクロロメチルフェニ
ル)ジスルフィド、ビス(4‐アセチル‐2‐シアノフ
ェニル)ジスルフィド、ビス(4‐アセチル‐2‐メト
キシフェニル)ジスルフィド等が挙げられる。
【0026】上記式(3)で表される有機硫黄化合物の例
示としては、チオフェノールナトリウム塩の他;4‐フ
ルオロチオフェノールナトリウム塩、2,5‐ジフルオ
ロチオフェノールナトリウム塩、2,4,5‐トリフルオ
ロチオフェノールナトリウム塩、2,4,5,6‐テトラ
フルオロチオフェノールナトリウム塩、ペンタフルオロ
チオフェノールナトリウム塩、4‐クロロチオフェノー
ルナトリウム塩、2,5‐ジクロロチオフェノールナト
リウム塩、2,4,5‐トリクロロチオフェノールナトリ
ウム塩、2,4,5,6‐テトラクロロチオフェノールナ
トリウム塩、ペンタクロロチオフェノールナトリウム
塩、4‐ブロモチオフェノールナトリウム塩、2,5‐
ジブロモチオフェノールナトリウム塩、2,4,5‐トリ
ブロモチオフェノールナトリウム塩、2,4,5,6‐テ
トラブロモチオフェノールナトリウム塩、ペンタブロモ
チオフェノールナトリウム塩、4‐ヨードチオフェノー
ルナトリウム塩、2,5‐ジヨードチオフェノールナト
リウム塩、2,4,5‐トリヨードチオフェノールナトリ
ウム塩、2,4,5,6‐テトラヨードチオフェノールナ
トリウム塩、ペンタヨードチオフェノールナトリウム塩
等のハロゲン基で置換されたチオフェノールナトリウム
塩類;4‐メチルチオフェノールナトリウム塩、2,4,
5‐トリメチルチオフェノールナトリウム塩、ペンタメ
チルチオフェノールナトリウム塩、4‐t‐ブチルチオ
フェノールナトリウム塩、2,4,5‐トリ‐t‐ブチル
チオフェノールナトリウム塩、ペンタ(t‐ブチル)チ
オフェノールナトリウム塩等のアルキル基で置換された
チオフェノールナトリウム塩類;4‐カルボキシチオフ
ェノールナトリウム塩、2,4,6‐トリカルボキシチオ
フェノールナトリウム塩、ペンタカルボキシチオフェノ
ールナトリウム塩等のカルボキシル基で置換されたチオ
フェノールナトリウム塩類;4‐メトキシカルボニルチ
オフェノールナトリウム塩、2,4,6‐トリメトキシカ
ルボニルチオフェノールナトリウム塩、ペンタメトキシ
カルボニルチオフェノールナトリウム塩等のアルコキシ
カルボニル基で置換されたチオフェノールナトリウム塩
類;4‐ホルミルチオフェノールナトリウム塩、2,4,
6‐トリホルミルチオフェノールナトリウム塩、ペンタ
ホルミルチオフェノールナトリウム塩等のホルミル基で
置換されたチオフェノールナトリウム塩類;4‐アセチ
ルチオフェノールナトリウム塩、2,4,6‐トリアセチ
ルチオフェノールナトリウム塩、ペンタアセチルチオフ
ェノールナトリウム塩等のアシル基で置換されたチオフ
ェノールナトリウム塩類;4‐クロロカルボニルチオフ
ェノールナトリウム塩、2,4,6‐トリ(クロロカルボ
ニル)チオフェノールナトリウム塩、ペンタ(クロロカ
ルボニル)チオフェノールナトリウム塩等のハロゲン化
カルボニル基で置換されたチオフェノールナトリウム塩
類;4‐スルホチオフェノールナトリウム塩、2,4,6
‐トリスルホチオフェノールナトリウム塩、ペンタスル
ホチオフェノールナトリウム塩等のスルホ基で置換され
たチオフェノールナトリウム塩類;4‐メトキシスルホ
ニルチオフェノールナトリウム塩、2,4,6‐トリメト
キシスルホニルチオフェノールナトリウム塩、ペンタメ
トキシスルホニルチオフェノールナトリウム塩等のアル
コキシスルホニル基で置換されたチオフェノールナトリ
ウム塩類;4‐クロロスルホニルチオフェノールナトリ
ウム塩、2,4,6‐トリ(クロロスルホニル)チオフェ
ノールナトリウム塩、ペンタ(クロロスルホニル)チオ
フェノールナトリウム塩等のハロゲン化スルホニル基で
置換されたチオフェノールナトリウム塩類;4‐スルフ
ィノチオフェノールナトリウム塩、2,4,6‐トリスル
フィノチオフェノールナトリウム塩、ペンタスルフィノ
チオフェノールナトリウム塩等のスルフィノ基で置換さ
れたチオフェノールナトリウム塩類;4‐メチルスルフ
ィニルチオフェノールナトリウム塩、2,4,6‐トリ
(メチルスルフィニル)チオフェノールナトリウム塩、
ペンタ(メチルスルフィニル)チオフェノールナトリウ
ム塩等のアルキルスルフィニル基で置換されたチオフェ
ノールナトリウム塩類;4‐カルバモイルチオフェノー
ルナトリウム塩、2,4,6‐トリカルバモイルチオフェ
ノールナトリウム塩、ペンタカルバモイルチオフェノー
ルナトリウム塩等のカルバモイル基で置換されたチオフ
ェノールナトリウム塩類;4‐トリクロロメチルチオフ
ェノールナトリウム塩、2,4,6‐トリ(トリクロロメ
チル)チオフェノールナトリウム塩、ペンタ(トリクロ
ロメチル)チオフェノールナトリウム塩等のハロゲン化
アルキル基で置換されたチオフェノールナトリウム塩
類;4‐シアノチオフェノールナトリウム塩、2,4,6
‐トリシアノチオフェノールナトリウム塩、ペンタシア
ノチオフェノールナトリウム塩等のシアノ基で置換され
たチオフェノールナトリウム塩類;4‐メトキシチオフ
ェノールナトリウム塩、2,4,6‐トリメトキシチオフ
ェノールナトリウム塩、ペンタメトキシチオフェノール
ナトリウム塩等のアルコキシ基で置換されたチオフェノ
ールナトリウム塩類;等の1種類の置換基で置換された
化合物が挙げられる。
【0027】更に上記式(3)で表される有機硫黄化合物
の例示としては、少なくとも1つの1種類の上記置換基
に加えて、例えば、ニトロ基(‐NO)、アミノ基
(‐NH)、水酸基(‐OH)、フェニルチオ基(‐
SPh)等で置換された化合物が挙げられ、具体的には
4‐クロロ‐2‐ニトロチオフェノールナトリウム塩、
4‐クロロ‐2‐アミノチオフェノールナトリウム塩、
4‐クロロ‐2‐ヒドロキシチオフェノールナトリウム
塩、4‐クロロ‐2‐フェニルチオチオフェノールナト
リウム塩、4‐メチル‐2‐ニトロチオフェノールナト
リウム塩、4‐メチル‐2‐アミノチオフェノールナト
リウム塩、4‐メチル‐2‐ヒドロキシチオフェノール
ナトリウム塩、4‐メチル‐2‐フェニルチオチオフェ
ノールナトリウム塩、4‐カルボキシ‐2‐ニトロチオ
フェノールナトリウム塩、4‐カルボキシ‐2‐アミノ
チオフェノールナトリウム塩、4‐カルボキシ‐2‐ヒ
ドロキシチオフェノールナトリウム塩、4‐カルボキシ
‐2‐フェニルチオチオフェノールナトリウム塩、4‐
メトキシカルボニル‐2‐ニトロチオフェノールナトリ
ウム塩、4‐メトキシカルボニル‐2‐アミノチオフェ
ノールナトリウム塩、4‐メトキシカルボニル‐2‐ヒ
ドロキシチオフェノールナトリウム塩、4‐メトキシカ
ルボニル‐2‐フェニルチオチオフェノールナトリウム
塩、4‐ホルミル‐2‐ニトロチオフェノールナトリウ
ム塩、4‐ホルミル‐2‐アミノチオフェノールナトリ
ウム塩、4‐ホルミル‐2‐ヒドロキシチオフェノール
ナトリウム塩、4‐ホルミル‐2‐フェニルチオチオフ
ェノールナトリウム塩、4‐アセチル‐2‐ニトロチオ
フェノールナトリウム塩、4‐アセチル‐2‐アミノチ
オフェノールナトリウム塩、4‐アセチル‐2‐ヒドロ
キシチオフェノールナトリウム塩、4‐アセチル‐2‐
フェニルチオチオフェノールナトリウム塩、4‐クロロ
カルボニル‐2‐ニトロチオフェノールナトリウム塩、
4‐クロロカルボニル‐2‐アミノチオフェノールナト
リウム塩、4‐クロロカルボニル‐2‐ヒドロキシチオ
フェノールナトリウム塩、4‐クロロカルボニル‐2‐
フェニルチオチオフェノールナトリウム塩、4‐スルホ
‐2‐ニトロチオフェノールナトリウム塩、4‐スルホ
‐2‐アミノチオフェノールナトリウム塩、4‐スルホ
‐2‐ヒドロキシチオフェノールナトリウム塩、4‐ス
ルホ‐2‐フェニルチオチオフェノールナトリウム塩、
4‐メトキシスルホニル‐2‐ニトロチオフェノールナ
トリウム塩、4‐メトキシカルボニル‐2‐アミノチオ
フェノールナトリウム塩、4‐メトキシスルホニル‐2
‐ヒドロキシチオフェノールナトリウム塩、4‐メトキ
シスルホニル‐2‐フェニルチオチオフェノールナトリ
ウム塩、4‐クロロスルホニル‐2‐ニトロチオフェノ
ールナトリウム塩、4‐クロロスルホニル‐2‐アミノ
チオフェノールナトリウム塩、4‐クロロスルホニル‐
2‐ヒドロキシチオフェノールナトリウム塩、4‐クロ
ロスルホニル‐2‐フェニルチオチオフェノールナトリ
ウム塩、4‐スルフィノ‐2‐ニトロチオフェノールナ
トリウム塩、4‐スルフィノ‐2‐アミノチオフェノー
ルナトリウム塩、4‐スルフィノ‐2‐ヒドロキシチオ
フェノールナトリウム塩、4‐スルフィノ‐2‐フェニ
ルチオチオフェノールナトリウム塩、4‐メチルスルフ
ィニル‐2‐ニトロチオフェノールナトリウム塩、4‐
メチル‐2‐アミノスルフィニルチオフェノールナトリ
ウム塩、4‐メチルスルフィニル‐2‐ヒドロキシチオ
フェノールナトリウム塩、4‐メチルスルフィニル‐2
‐フェニルチオチオフェノールナトリウム塩、4‐カル
バモイル‐2‐ニトロチオフェノールナトリウム塩、4
‐カルバモイル‐2‐アミノチオフェノールナトリウム
塩、4‐カルバモイル‐2‐ヒドロキシチオフェノール
ナトリウム塩、4‐カルバモイル‐2‐フェニルチオチ
オフェノールナトリウム塩、4‐トリクロロメチル‐2
‐ニトロチオフェノールナトリウム塩、4‐トリクロロ
メチル‐2‐アミノチオフェノールナトリウム塩、4‐
トリクロロメチル‐2‐ヒドロキシチオフェノールナト
リウム塩、4‐トリクロロメチル‐2‐フェニルチオチ
オフェノールナトリウム塩、4‐シアノ‐2‐ニトロチ
オフェノールナトリウム塩、4‐シアノ‐2‐アミノチ
オフェノールナトリウム塩、4‐シアノ‐2‐ヒドロキ
シチオフェノールナトリウム塩、4‐シアノ‐2‐フェ
ニルチオチオフェノールナトリウム塩、4‐メトキシ‐
2‐ニトロチオフェノールナトリウム塩、4‐メトキシ
‐2‐アミノチオフェノールナトリウム塩、4‐メトキ
シ‐2‐ヒドロキシチオフェノールナトリウム塩、4‐
メトキシ‐2‐フェニルチオチオフェノールナトリウム
塩等が挙げられる。
【0028】更に上記式(3)で表される有機硫黄化合物
の例示としては、2種類以上の前述の置換基で置換され
た化合物が挙げられ、具体的には4‐アセチル‐2‐ク
ロロチオフェノールナトリウム塩、4‐アセチル‐2‐
メチルチオフェノールナトリウム塩、4‐アセチル‐2
‐カルボキシチオフェノールナトリウム塩、4‐アセチ
ル‐2‐メトキシカルボニルチオフェノールナトリウム
塩、4‐アセチル‐2‐ホルミルチオフェノールナトリ
ウム塩、4‐アセチル‐2‐クロロカルボニルチオフェ
ノールナトリウム塩、4‐アセチル‐2‐スルホチオフ
ェノールナトリウム塩、4‐アセチル‐2‐メトキシカ
ルボニルチオフェノールナトリウム塩、4‐アセチル‐
2‐クロロスルホニルチオフェノールナトリウム塩、4
‐アセチル‐2‐スルフィノチオフェノールナトリウム
塩、4‐アセチル‐2‐メチルスルフィニルチオフェノ
ールナトリウム塩、4‐アセチル‐2‐カルバモイルチ
オフェノールナトリウム塩、4‐アセチル‐2‐トリク
ロロメチルチオフェノールナトリウム塩、4‐アセチル
‐2‐シアノチオフェノールナトリウム塩、4‐アセチ
ル‐2‐メトキシチオフェノールナトリウム塩等が挙げ
られる。上記式(3)で表される有機硫黄化合物の例示に
おいて、Mで表される1価の金属としては、上記ナトリ
ウム以外に、リチウム、カリウム、銅(I)、銀(I)
等が挙げられる。
【0029】上記式(4)で表される有機硫黄化合物の例
示としては、チオフェノール亜鉛塩の他;4‐フルオロ
チオフェノール亜鉛塩、2,5‐ジフルオロチオフェノ
ール亜鉛塩、2,4,5‐トリフルオロチオフェノール亜
鉛塩、2,4,5,6‐テトラフルオロチオフェノール亜
鉛塩、ペンタフルオロチオフェノール亜鉛塩、4‐クロ
ロチオフェノール亜鉛塩、2,5‐ジクロロチオフェノ
ール亜鉛塩、2,4,5‐トリクロロチオフェノール亜鉛
塩、2,4,5,6‐テトラクロロチオフェノール亜鉛
塩、ペンタクロロチオフェノール亜鉛塩、4‐ブロモチ
オフェノール亜鉛塩、2,5‐ジブロモチオフェノール
亜鉛塩、2,4,5‐トリブロモチオフェノール亜鉛塩、
2,4,5,6‐テトラブロモチオフェノール亜鉛塩、ペ
ンタブロモチオフェノール亜鉛塩、4‐ヨードチオフェ
ノール亜鉛塩、2,5‐ジヨードチオフェノール亜鉛
塩、2,4,5‐トリヨードチオフェノール亜鉛塩、2,
4,5,6‐テトラヨードチオフェノール亜鉛塩、ペンタ
ヨードチオフェノール亜鉛塩等のハロゲン基で置換され
たチオフェノール亜鉛塩類;4‐メチルチオフェノール
亜鉛塩、2,4,5‐トリメチルチオフェノール亜鉛塩、
ペンタメチルチオフェノール亜鉛塩、4‐t‐ブチルチ
オフェノール亜鉛塩、2,4,5‐トリ‐t‐ブチルチオ
フェノール亜鉛塩、ペンタ‐t‐ブチルチオフェノール
亜鉛塩等のアルキル基で置換されたチオフェノール亜鉛
塩類;4‐カルボキシチオフェノール亜鉛塩、2,4,6
‐トリカルボキシチオフェノール亜鉛塩、ペンタカルボ
キシチオフェノール亜鉛塩等のカルボキシル基で置換さ
れたチオフェノール亜鉛塩類;4‐メトキシカルボニル
チオフェノール亜鉛塩、2,4,6‐トリメトキシカルボ
ニルチオフェノール亜鉛塩、ペンタメトキシカルボニル
チオフェノール亜鉛塩等のアルコキシカルボニル基で置
換されたチオフェノール亜鉛塩類;4‐ホルミルチオフ
ェノール亜鉛塩、2,4,6‐トリホルミルチオフェノー
ル亜鉛塩、ペンタホルミルチオフェノール亜鉛塩等のホ
ルミル基で置換されたチオフェノール亜鉛塩類;4‐ア
セチルチオフェノール亜鉛塩、2,4,6‐トリアセチル
チオフェノール亜鉛塩、ペンタアセチルチオフェノール
亜鉛塩等のアシル基で置換されたチオフェノール亜鉛塩
類;4‐クロロカルボニルチオフェノール亜鉛塩、2,
4,6‐トリ(クロロカルボニル)チオフェノール亜鉛
塩、ペンタ(クロロカルボニル)チオフェノール亜鉛塩
等のハロゲン化カルボニル基で置換されたチオフェノー
ル亜鉛塩類;4‐スルホチオフェノール亜鉛塩、2,4,
6‐トリスルホチオフェノール亜鉛塩、ペンタスルホチ
オフェノール亜鉛塩等のスルホ基で置換されたチオフェ
ノール亜鉛塩類;4‐メトキシスルホニルチオフェノー
ル亜鉛塩、2,4,6‐トリメトキシスルホニルチオフェ
ノール亜鉛塩、ペンタメトキシスルホニルチオフェノー
ル亜鉛塩等のアルコキシスルホニル基で置換されたチオ
フェノール亜鉛塩類;4‐クロロスルホニルチオフェノ
ール亜鉛塩、2,4,6‐トリ(クロロスルホニル)チオ
フェノール亜鉛塩、ペンタ(クロロスルホニル)チオフ
ェノール亜鉛塩等のハロゲン化スルホニル基で置換され
たチオフェノール亜鉛塩類;4‐スルフィノチオフェノ
ール亜鉛塩、2,4,6‐トリスルフィノチオフェノール
亜鉛塩、ペンタスルフィノチオフェノール亜鉛塩等のス
ルフィノ基で置換されたチオフェノール亜鉛塩類;4‐
メチルスルフィニルチオフェノール亜鉛塩、2,4,6‐
トリ(メチルスルフィニル)チオフェノール亜鉛塩、ペ
ンタ(メチルスルフィニル)チオフェノール亜鉛塩等の
アルキルスルフィニル基で置換されたチオフェノール亜
鉛塩類;4‐カルバモイルチオフェノール亜鉛塩、2,
4,6‐トリカルバモイルチオフェノール亜鉛塩、ペン
タカルバモイルチオフェノール亜鉛塩等のカルバモイル
基で置換されたチオフェノール亜鉛塩類;4‐トリクロ
ロメチルチオフェノール亜鉛塩、2,4,6‐トリ(トリ
クロロメチル)チオフェノール亜鉛塩、ペンタ(トリク
ロロメチル)チオフェノール亜鉛塩等のハロゲン化アル
キル基で置換されたチオフェノール亜鉛塩類;4‐シア
ノチオフェノール亜鉛塩、2,4,6‐トリシアノチオフ
ェノール亜鉛塩、ペンタシアノチオフェノール亜鉛塩等
のシアノ基で置換されたチオフェノール亜鉛塩類;4‐
メトキシチオフェノール亜鉛塩、2,4,6‐トリメトキ
シチオフェノール亜鉛塩、ペンタメトキシチオフェノー
ル亜鉛塩等のアルコキシ基で置換されたチオフェノール
亜鉛塩類;等の1種類の置換基で置換された化合物が挙
げられる。
【0030】更に上記式(4)で表される有機硫黄化合物
の例示としては、少なくとも1つの1種類の上記置換基
に加えて、例えば、ニトロ基(‐NO)、アミノ基
(‐NH)、水酸基(‐OH)、フェニルチオ基(‐
SPh)等で置換された化合物が挙げられ、具体的には
4‐クロロ‐2‐ニトロチオフェノール亜鉛塩、4‐ク
ロロ‐2‐アミノチオフェノール亜鉛塩、4‐クロロ‐
2‐ヒドロキシチオフェノール亜鉛塩、4‐クロロ‐2
‐フェニルチオチオフェノール亜鉛塩、4‐メチル‐2
‐ニトロチオフェノール亜鉛塩、4‐メチル‐2‐アミ
ノチオフェノール亜鉛塩、4‐メチル‐2‐ヒドロキシ
チオフェノール亜鉛塩、4‐メチル‐2‐フェニルチオ
チオフェノール亜鉛塩、4‐カルボキシ‐2‐ニトロチ
オフェノール亜鉛塩、4‐カルボキシ‐2‐アミノチオ
フェノール亜鉛塩、4‐カルボキシ‐2‐ヒドロキシチ
オフェノール亜鉛塩、4‐カルボキシ‐2‐フェニルチ
オチオフェノール亜鉛塩、4‐メトキシカルボニル‐2
‐ニトロチオフェノール亜鉛塩、4‐メトキシカルボニ
ル‐2‐アミノチオフェノール亜鉛塩、4‐メトキシカ
ルボニル‐2‐ヒドロキシチオフェノール亜鉛塩、4‐
メトキシカルボニル‐2‐フェニルチオチオフェノール
亜鉛塩、4‐ホルミル‐2‐ニトロチオフェノール亜鉛
塩、4‐ホルミル‐2‐アミノチオフェノール亜鉛塩、
4‐ホルミル‐2‐ヒドロキシチオフェノール亜鉛塩、
4‐ホルミル‐2‐フェニルチオチオフェノール亜鉛
塩、4‐アセチル‐2‐ニトロチオフェノール亜鉛塩、
4‐アセチル‐2‐アミノチオフェノール亜鉛塩、4‐
アセチル‐2‐ヒドロキシチオフェノール亜鉛塩、4‐
アセチル‐2‐フェニルチオチオフェノール亜鉛塩、4
‐クロロカルボニル‐2‐ニトロチオフェノール亜鉛
塩、4‐クロロカルボニル‐2‐アミノチオフェノール
亜鉛塩、4‐クロロカルボニル‐2‐ヒドロキシチオフ
ェノール亜鉛塩、4‐クロロカルボニル‐2‐フェニル
チオチオフェノール亜鉛塩、4‐スルホ‐2‐ニトロチ
オフェノール亜鉛塩、4‐スルホ‐2‐アミノチオフェ
ノール亜鉛塩、4‐スルホ‐2‐ヒドロキシチオフェノ
ール亜鉛塩、4‐スルホ‐2‐フェニルチオチオフェノ
ール亜鉛塩、4‐メトキシスルホニル‐2‐ニトロチオ
フェノール亜鉛塩、4‐メトキシスルホニル‐2‐アミ
ノチオフェノール亜鉛塩、4‐メトキシスルホニル‐2
‐ヒドロキシチオフェノール亜鉛塩、4‐メトキシスル
ホニル‐2‐フェニルチオチオフェノール亜鉛塩、4‐
クロロスルホニル‐2‐ニトロチオフェノール亜鉛塩、
4‐クロロスルホニル‐2‐アミノチオフェノール亜鉛
塩、4‐クロロスルホニル‐2‐ヒドロキシチオフェノ
ール亜鉛塩、4‐クロロスルホニル‐2‐フェニルチオ
チオフェノール亜鉛塩、4‐スルフィノ‐2‐ニトロチ
オフェノール亜鉛塩、4‐スルフィノ‐2‐アミノチオ
フェノール亜鉛塩、4‐スルフィノ‐2‐ヒドロキシチ
オフェノール亜鉛塩、4‐スルフィノ‐2‐フェニルチ
オチオフェノール亜鉛塩、4‐メチルスルフィニル‐2
‐ニトロチオフェノール亜鉛塩、4‐メチル‐2‐アミ
ノスルフィニルチオフェノール亜鉛塩、4‐メチルスル
フィニル‐2‐ヒドロキシチオフェノール亜鉛塩、4‐
メチルスルフィニル‐2‐フェニルチオチオフェノール
亜鉛塩、4‐カルバモイル‐2‐ニトロチオフェノール
亜鉛塩、4‐カルバモイル‐2‐アミノチオフェノール
亜鉛塩、4‐カルバモイル‐2‐ヒドロキシチオフェノ
ール亜鉛塩、4‐カルバモイル‐2‐フェニルチオチオ
フェノール亜鉛塩、4‐トリクロロメチル‐2‐ニトロ
チオフェノール亜鉛塩、4‐トリクロロメチル‐2‐ア
ミノチオフェノール亜鉛塩、4‐トリクロロメチル‐2
‐ヒドロキシチオフェノール亜鉛塩、4‐トリクロロメ
チル‐2‐フェニルチオチオフェノール亜鉛塩、4‐シ
アノ‐2‐ニトロチオフェノール亜鉛塩、4‐シアノ‐
2‐アミノチオフェノール亜鉛塩、4‐シアノ‐2‐ヒ
ドロキシチオフェノール亜鉛塩、4‐シアノ‐2‐フェ
ニルチオチオフェノール亜鉛塩、4‐メトキシ‐2‐ニ
トロチオフェノール亜鉛塩、4‐メトキシ‐2‐アミノ
チオフェノール亜鉛塩、4‐メトキシ‐2‐ヒドロキシ
チオフェノール亜鉛塩、4‐メトキシ‐2‐フェニルチ
オチオフェノール亜鉛塩等が挙げられる。
【0031】更に上記式(4)で表される有機硫黄化合物
の例示としては、2種類以上の前述の置換基で置換され
た化合物が挙げられ、具体的には4‐アセチル‐2‐ク
ロロチオフェノール亜鉛塩、4‐アセチル‐2‐メチル
チオフェノール亜鉛塩、4‐アセチル‐2‐カルボキシ
チオフェノール亜鉛塩、4‐アセチル‐2‐メトキシカ
ルボニルチオフェノール亜鉛塩、4‐アセチル‐2‐ホ
ルミルチオフェノール亜鉛塩、4‐アセチル‐2‐クロ
ロカルボニルチオフェノール亜鉛塩、4‐アセチル‐2
‐スルホチオフェノール亜鉛塩、4‐アセチル‐2‐メ
トキシスルホニルチオフェノール亜鉛塩、4‐アセチル
‐2‐クロロスルホニルチオフェノール亜鉛塩、4‐ア
セチル‐2‐スルフィノチオフェノール亜鉛塩、4‐ア
セチル‐2‐メチルスルフィニルチオフェノール亜鉛
塩、4‐アセチル‐2‐カル八゛モイルチオフェノール
亜鉛塩、4‐アセチル‐2‐トリクロロメチルチオフェ
ノール亜鉛塩、4‐アセチル‐2‐シアノチオフェノー
ル亜鉛塩、4‐アセチル‐2‐メトキシチオフェノール
亜鉛塩等が挙げられる。上記式(4)で表される有機硫黄
化合物の例示において、M’で表される2価の金属とし
ては、上記亜鉛以外に、マグネシウム、カルシウム、ス
トロンチウム、バリウム、チタン(II)、マンガン(II)、
鉄(II)、コバルト(II)、ニッケル(II)、ジルコニウム(I
I)、スズ(II)等が挙げられる。
【0032】上記有機硫黄化合物の配合量は、基材ゴム
100重量部に対して、0.05〜5.0重量部、好ま
しくは0.1〜3.0重量部である。0.05重量部未
満では配合量が少なくなり過ぎて上記有機硫黄化合物の
効果が十分に発揮できない。5.0重量部を越えても圧
縮変形量が大きくなって反発性が低下する傾向にあり、
大きな向上効果は得られない。上記有機硫黄化合物によ
る反発性向上効果は、詳細は不明であるが、反発性の高
い架橋形態をとることによるものと考えられる。
【0033】更に本発明のゴルフボールのコアには、老
化防止剤またはしゃく解剤、その他ソリッドゴルフボー
ルのコアの製造に通常使用し得る成分を適宜配合しても
よい。尚、使用する場合、老化防止剤は、基材ゴム10
0重量部に対して、0.2〜0.5重量部が好ましい。
【0034】コアは前述のゴム組成物を、混練ロール等
の適宜の混練機を用いて均一に混練し、金型内で加硫成
形することにより得ることができる。この際の条件は特
に限定されないが、通常は130〜240℃、圧力2.
9〜11.8MPa、15〜60分間で行われる。
【0035】本発明では、コアの直径は32.8〜4
1.2mm、好ましくは33.6〜40.0mmである
ことが望ましい。32.8mmより小さいと反発性が低
下して飛距離が低下し、41.2mmより大きいとカバ
ーが薄くなり過ぎて、耐久性が低下する。
【0036】本発明のゴルフボールに用いられるコア
は、単層構造であっても2層以上の多層構造であっても
よく、少なくとも1層が上記のようなコア全体に占める
共架橋剤や基材ゴムおよび共架橋剤の計算体積分率およ
び加硫開始剤の配合量を特定範囲に設定したゴム組成物
から成ればよいが、上記ゴム組成物から成るコア部分の
体積(V)とゴルフボール全体の体積(V)の比(V
/V)が0.3以上、好ましくは0.5以上、より好
ましくは0.6以上となるように設定することが好まし
い。上記体積比(V/V)が小さくなり過ぎると、
反発性能が低下して飛距離が低下する。また、上記体積
比(V/V)が大きくなり過ぎると、カバーが薄く
なり過ぎて耐久性が低下するため、上記体積比(V/
)は0.9以下、好ましくは0.8以下となるよう
に設定することが好ましい。
【0037】本発明の好ましい態様として、1層以上の
コアと該コア上に被覆形成された1層以上のカバーから
成るソリッドゴルフボールにおいて、該コアの最内層を
含む少なくとも1層が、基材ゴム、共架橋剤、加硫開始
剤、および充填材を含有するゴム組成物を加硫すること
により得られ、該コア用ゴム組成物全体に占める該共架
橋剤の計算体積分率が16.1〜19.5%であり、か
つ該コア用ゴム組成物全体に占める該基材ゴムおよび共
架橋剤の計算体積分率の合計が96.0〜99.0%で
あり、該加硫開始剤の配合量が該基材ゴム100重量部
に対して0.05〜0.9重量部であることを特徴とす
るソリッドゴルフボールがある。
【0038】本発明のゴルフボールのコアは初期荷重9
8Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したと
きまでの変形量2.5〜5.5mm、好ましくは2.8
〜4.5mm、より好ましくは3.0〜4.5mmを有
することが望ましい。2.5mmより小さいとコアが硬
くなり過ぎて、得られたゴルフボールの打球感が悪くな
り、5.5mmより大きいとコアが軟らかくなり過ぎ
て、得られたゴルフボールの耐久性が低下し、また反発
が悪くなり飛距離が低下する。上記のようにして得られ
たコア上には、次いでカバーを被覆する。
【0039】本発明のゴルフボールに用いられるカバー
は、単層構造であっても2層以上の多層構造であっても
よい。本発明のカバーは熱可塑性樹脂、特に通常ゴルフ
ボールのカバーに用いられるアイオノマー樹脂を基材樹
脂として含有する。上記アイオノマー樹脂としては、エ
チレンとα,β‐不飽和カルボン酸との共重合体中のカ
ルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和した
もの、またはエチレンとα,β‐不飽和カルボン酸とα,
β‐不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカ
ルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和した
ものである。上記のα,β‐不飽和カルボン酸として
は、例えばアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレ
イン酸、クロトン酸等が挙げられ、特にアクリル酸とメ
タクリル酸が好ましい。また、α,β‐不飽和カルボン
酸エステル金属塩としては、例えばアクリル酸、メタク
リル酸、フマル酸、マレイン酸等のメチル、エチル、プ
ロピル、n‐ブチル、イソブチルエステル等が用いら
れ、特にアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルが
好ましい。上記エチレンとα,β‐不飽和カルボン酸と
の共重合体中や、エチレンとα,β‐不飽和カルボン酸
とα,β‐不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体
中のカルボキシル基の少なくとも一部を中和する金属イ
オンとしては、ナトリウム、カリウム、リチウム、マグ
ネシウム、カルシウム、亜鉛、バリウム、アルミニウ
ム、錫、ジルコニウム、カドミウムイオン等が挙げられ
るが、特にナトリウム、亜鉛、マグネシウムイオンが反
発性、耐久性等からよく用いられ好ましい。
【0040】上記アイオノマー樹脂の具体例としては、
それだけに限定されないが、ハイミラン(Hi‐mil
an)1555、ハイミラン1557、ハイミラン16
05、ハイミラン1652、ハイミラン1702、ハイ
ミラン1705、ハイミラン1706、ハイミラン17
07、ハイミラン1855、ハイミラン1856(三井
デュポンポリケミカル社製)、サーリン(Surlyn)
8945、サーリン9945、サーリンAD8511、
サーリンAD8512、サーリンAD8542(デュポ
ン社製)、アイオテック(Iotek)7010,800
0(エクソン(Exxon)社製)等を例示することがで
きる。これらのアイオノマーは、上記例示のものをそれ
ぞれ単独または2種以上の混合物として用いてもよい。
【0041】更に、本発明のカバーの好ましい材料の例
としては、上記のようなアイオノマー樹脂のみであって
もよいが、アイオノマー樹脂と熱可塑性エラストマー等
の1種以上とを組合せて用いてもよい。上記熱可塑性エ
ラストマーの具体例として、例えば東レ(株)から商品名
「ペバックス」で市販されている(例えば、「ペバック
ス2533」)ポリアミド系熱可塑性エラストマー、東
レ・デュポン(株)から商品名「ハイトレル」で市販され
ている(例えば、「ハイトレル3548」、「ハイトレ
ル4047」)ポリエステル系熱可塑性エラストマー、
BASFポリウレタンエラストマーズ社から商品名「エ
ラストラン」で市販されている(例えば、「エラストラ
ンET880」)ポリウレタン系熱可塑性エラストマー
等が挙げられる。
【0042】本発明に用いられるカバーには、上記樹脂
以外に必要に応じて、コアに用いたものと同様の充填材
や、種々の添加剤、例えば二酸化チタン等の顔料、分散
剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤並びに蛍光材
料または蛍光増白剤等を、ゴルフボールカバーによる所
望の特性が損なわれない範囲で添加してもよい。使用す
る場合、上記顔料の配合量は、カバー用基材樹脂100
重量部に対して、0.1〜5.0重量部が好ましい。
【0043】上記カバーを被覆する方法についても、特
に限定されるものではなく、通常のカバーを被覆する方
法で行うことができる。カバー用組成物を予め半球殻状
のハーフシェルに成形し、それを2枚用いてコアを包
み、130〜170℃で1〜5分間加圧成形するか、ま
たは上記カバー用組成物を直接コア上に射出成形してコ
アを包み込む方法が用いられる。
【0044】上記カバーの厚さは、0.8〜5.0m
m、好ましくは1.0〜4.0mmであり、より好まし
くは1.0〜2.5mmである。0.8mmより小さい
と薄くなり過ぎて耐久性が低下し、反発性能も低下し、
5.0mmより大きいと打球感が悪くなる。
【0045】カバー成形時に、必要に応じて、ボール表
面にディンプルと呼ばれるくぼみを多数する。本発明の
ゴルフボールは美観を高め、商品価値を上げるために、
通常ペイント仕上げ、マーキングスタンプ等を施され
る。
【0046】ゴルフボールの直径は規格にて42.67
mm以上と制限されているが、直径が大きくなると飛行
中の空気抵抗が増大して飛距離が低下するので、通常の
ゴルフボールの直径は42.67〜42.80mmに設
定されており、本発明はこの直径のゴルフボールに適用
し得る。また、ゴルフボールの直径を大きくして打ち易
さの向上を狙った大径のゴルフボール等も存在し、更に
顧客の要望や目的に応じて規格を外れるゴルフボールが
必要とされる場合もあり、それらも含めると、ゴルフボ
ールの直径は42〜44mm、更には40〜45mmの
範囲も想定し得るものであり、本発明はこれら直径範囲
のゴルフボールにも適用し得るものである。
【0047】本発明のゴルフボールは初期荷重98Nを
負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまで
の変形量2.3〜3.2mm、好ましくは2.4〜3.
1mm、より好ましくは2.5〜3.0mmを有するこ
とが望ましい。2.3mmより小さいとボールが硬くな
り過ぎて、打球感が悪くなり、3.2mmより大きいと
反発が悪くなり飛行性能が低下する。
【0048】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0049】コアの作製 以下の表1〜2(実施例)および表3(比較例)に示した配
合のコア用ゴム組成物を混練ロールにより混練し、17
0℃で20分間金型内で加熱プレスすることにより直径
39.0mmのコアを得た。得られたコアの圧縮変形量
および反発係数を測定し、その結果を表5〜6(実施例)
および表7(比較例)に示した。尚、表1〜2(実施例)お
よび表3(比較例)には、コア中の共架橋剤、基材ゴム、
並びに共架橋剤および基材ゴムの計算体積分率も示し
た。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】(注1)JSR(株)から商品名「BR‐1
8」で市販のハイシスポリブタジエンゴム (注2)吉富製薬(株)から商品名「ヨシノックス425」
で市販の老化防止剤
【0054】カバー用組成物の調製 以下の表4に示すカバー用配合材料を二軸混練押出機に
よりミキシングし、ペレット状のカバー用組成物を得
た。押出条件は、 スクリュー径 45mm スクリュー回転数 200rpm スクリューL/D 35 であり、配合物は押出機のダイの位置で200〜260
℃に加熱された。
【0055】
【表4】
【0056】(注3)商品名、三井デュポンポリケミカル
(株)製のナトリウムイオン中和エチレン‐メタクリル
酸共重合体系アイオノマー樹脂 (注4)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛
イオン中和エチレン‐メタクリル酸‐アクリル酸エステ
ル三元共重合体系アイオノマー樹脂 (注5)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製のナト
リウムイオン中和エチレン‐メタクリル酸‐アクリル酸
エステル三元共重合体系アイオノマー樹脂
【0057】実施例1〜8および比較例1〜3 得られたカバー用組成物を予め半球殻状のハーフシェル
に成形し、それを2枚用いてコアを包み、加圧成形する
ことによりカバー厚さ1.9mmのカバー層を形成し、
表面にペイントを塗装して、直径42.8mmを有する
ゴルフボールを得た。得られたゴルフボールの圧縮変形
量、飛距離を測定し、打球感を評価し、その結果を以下
の表5〜6(実施例)および表7(比較例)に示した。試験
方法は以下の通り行った。
【0058】(試験方法) コアおよびボールの圧縮変形量 コアまたはゴルフボールに初期荷重98Nを負荷した状
態から終荷重1275Nを負荷したときまでの変形量を
測定した。
【0059】コア反発係数 各ゴルフボールに198.4gの金属製円筒物を40m
/秒の速度で衝突させ、衝突前後の上記円筒物およびゴ
ルフボールの速度を測定し、それぞれの速度および重量
から各ゴルフボールの反発係数を算出した。測定は各ゴ
ルフボールについて12個ずつ行って、その平均値を各
ゴルフボールの反発係数とした。
【0060】飛距離 ツルーテンパー社製スイングロボットにメタルヘッド製
ウッドl番クラブ(W#1、ドライバー)を取付け、ヘ
ッドスピード50m/秒に設定して各ゴルフボールを打
撃し、落下点までの飛距離(キャリー)を測定した。測
定は各ゴルフボールについて12個ずつ行って、その平
均値を各ゴルフボールの結果とした。
【0061】打球感 プロゴルファー10人により、ウッド1番クラブ(ドラ
イバー、W#1)を用いた実打テストを行い、打撃時の
衝撃の大きさおよび反発感により評価し、最も多い評価
を各ゴルフボールの打球感とした。判定基準は以下の通
りとした。 判定基準 打撃時の衝撃 ○ … 打撃時の衝撃が小さくて打球感がソフトで良好で
ある △ … 普通 × … 打撃時の衝撃が大きくて打球感が悪い 打撃時の反発感 ○ … 反発感があって打球感が良好である △ … 普通 × … 反発感がなくて打球感が重くて悪い
【0062】
【表5】
【0063】
【表6】
【0064】
【表7】
【0065】以上の結果から、実施例1〜8および比較
例1〜3について、コアの圧縮変形量(X軸)と反発係
数(Y軸)との関係をグラフ化したものが図1である。
図1において、X軸方向、即ちグラフ中で右へいくほ
ど、圧縮変形量が大きくなり、打撃時の衝撃が小さくな
って打球感に優れたゴルフボールであることを示す。ま
た、Y軸方向、即ちグラフ中で上へいくほど、反発係数
が大きくなり、飛距離の向上したゴルフボールであるこ
とを示す。従って、グラフ中で右上へいくほど、打球感
と反発性(飛距離)に優れたゴルフボールである。図から
明らかなように、コア全体に占める共架橋剤や基材ゴム
および共架橋剤の計算体積分率および加硫開始剤の配合
量を特定範囲に設定したゴム組成物をコアに用いた実施
例1〜8はすべて、比較例1〜3のゴルフボールに比べ
て、プロットがグラフ中で右上の領域にある。
【0066】一般にゴルフボールは、要求される性能に
応じて、圧縮変形量の値が様々に設定される。しかしな
がら、図1では、どのような圧縮変形量値を有する場合
でも、実施例は比較例に比べて反発係数が大きくなって
いる。つまり、同等の圧縮変形量(打球感)を有するゴ
ルフボールでは、実施例のゴルフボールの方が反発性が
優れている。言い換えると、同等の反発性(飛距離)を有
するゴルフボールでは、実施例のゴルフボールの方が圧
縮変形量が大きく、打球感が良好である。これを実証す
るため、同等の反発係数を有する実施例4、5および比
較例3、並びに同等の圧縮変形量を有する実施例4、8
および比較例2について比較した。
【0067】表5〜7から明らかなように、実施例4、
5および比較例3のゴルフボールは反発係数は同等であ
るが、圧縮変形量が非常に大きな実施例4および5のゴ
ルフボールの方が比較例3のゴルフボールより、打球感
が非常に良好である。また、実施例4、8および比較例
2のゴルフボールは圧縮変形量は同等であり、打球感も
打撃時の衝撃の大きさでは同等であるが、実施例4およ
び8のゴルフボールの方が比較例2のゴルフボールよ
り、反発係数および飛距離が非常に大きな値を示してお
り、打球感も反発感では優れる。
【0068】
【発明の効果】本発明のソリッドゴルフボールは、コア
全体に占めるコア用ゴム組成物中の共架橋剤の計算体積
分率、コア全体に占める基材ゴムおよび共架橋剤の計算
体積分率の合計および加硫開始剤の配合量を特定範囲に
設定したコア用ゴム組成物を用いることによって、優れ
た反発性能および飛行性能を有し、かつ打球感を向上さ
せ得たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゴルフボールのコアの圧縮変形量
(X軸)と反発係数(Y軸)との関係を表すグラフ図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/375 C08K 5/375 C08L 21/00 C08L 21/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1層以上のコアと該コア上に被覆形成さ
    れた1層以上のカバーから成るソリッドゴルフボールに
    おいて、 該コアの少なくとも1層が、基材ゴム、共架橋剤、加硫
    開始剤、および充填材を含有するゴム組成物を加硫する
    ことにより得られ、該コア用ゴム組成物全体に占める該
    共架橋剤の計算体積分率が16.1〜19.5%であ
    り、かつ該コア用ゴム組成物全体に占める該基材ゴムお
    よび共架橋剤の計算体積分率の合計が96.0〜99.
    0%であり、該加硫開始剤の配合量が該基材ゴム100
    重量部に対して0.05〜0.9重量部であることを特
    徴とするソリッドゴルフボール。
  2. 【請求項2】 前記コア用ゴム組成物が、更に (i)以下の式(1): 【化1】 (式中、R〜Rは、それぞれ独立して、Hまたは置
    換基を表す。) (ii)式(2): 【化2】 (式中、R〜R10は、それぞれ独立して、Hまたは
    置換基を表す。) (iii)式(3): 【化3】 (式中、R〜Rは、それぞれ独立して、Hまたは置
    換基を表し、Mは1価の金属原子を表す。)および (iv)式(4): 【化4】 (式中、R〜R10は、それぞれ独立して、Hまたは
    置換基を表し、M’は2価の金属原子を表す)で表され
    る化合物から成る群から選択される1種または2種以上
    の有機硫黄化合物を含有し、 該置換基がハロゲン基(F、Cl、Br、I)、アルキ
    ル基、カルボキシル基(‐COOH)またはそのエステ
    ル(‐COOR)、ホルミル基(‐CHO)、アシル基(‐
    COR)、ハロゲン化カルボニル基(‐COX)、スルホ
    基(‐SOH)またはそのエステル(‐SOR)、ハロ
    ゲン化スルホニル基(‐SOX)、スルフィノ基(‐S
    H)、アルキルスルフィニル基(‐SOR)、カルバ
    モイル基(‐CONH)、ハロゲン化アルキル基、シア
    ノ基(‐CN)、アルコキシ基(‐OR)およびそれらの組
    合せから成る群から選択される請求項1記載のソリッド
    ゴルフボール。
  3. 【請求項3】 前記有機硫黄化合物が少なくとも1つの
    置換基を有する場合、前記コア用ゴム組成物が、ニトロ
    基(‐NO)、アミノ基(‐NH)、水酸基(‐O
    H)およびフェニルチオ基(‐SPh)から成る群から
    選択される別の置換基を更に有する有機硫黄化合物を含
    有する請求項2記載のソリッドゴルフボール。
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