JP2003164488A - 生理用ショーツ - Google Patents

生理用ショーツ

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JP2003164488A JP2001369116A JP2001369116A JP2003164488A JP 2003164488 A JP2003164488 A JP 2003164488A JP 2001369116 A JP2001369116 A JP 2001369116A JP 2001369116 A JP2001369116 A JP 2001369116A JP 2003164488 A JP2003164488 A JP 2003164488A
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進介 長原
Yayoi Fukuhara
弥生 福原
Yasuhiro Komori
康浩 小森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショーツの装着中におけるナプキン等の吸収
性物品のヨレやズレが防止された生理用ショーツを提供
すること。 【解決手段】 本発明の生理用ショーツ1は、股下部4
に、該股下部4よりも狭幅の板状の保形片10が配され
ている。保形片10は、複数枚の不織布11が重ね合わ
され且つ各不織布11が不連続の接合パターンで互いに
接合一体化されて構成されている。不織布11のうちの
少なくとも一枚は、熱融着性複合繊維によって構成繊維
の交点が接合されている不織布からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理用ナプキンや
パンティライナなどの吸収性物品が固定されて着用され
る生理用ショーツに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本出願
人は先に特許第2744060号明細書において、股下
部にナプキン保持部を設けた生理用ショーツを提案し
た。このナプキン保持部は、身頃中央線に対して対称位
置に分割され離反して設けられている。股下最下端部に
おける各ナプキン保持部の幅は0.5〜2cmであり、
且つそれらの形状が、それぞれ、それらの一側縁の曲率
が股下部の左右両側縁に一致する形状となっている。更
に、ナプキン保持部はその一側縁が股下部の側縁に接触
するように設けられている。この生理用ショーツによれ
ば、ナプキンのヨレやズレを防止でき、ナプキンを安定
して保持することが可能となる。また、装着感が良好と
なる。
【0003】しかし、この生理用ショーツにおいては、
ショーツ装着初期におけるナプキン保持部のヨレ回復性
が十分でない場合がある。またショーツ装着中に体圧が
加わった場合におけるナプキン保持部のヨレ回復性が十
分でない場合もある。これらの結果、ナプキンのヨレや
ズレを十分に防止できない場合があった。
【0004】従って、本発明は、ショーツの装着中にお
けるナプキン等の吸収性物品のヨレやズレが防止された
生理用ショーツを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前身頃、後身
頃及びこれら両者間に位置する股下部からなり、吸収性
物品が固定されて着用される生理用ショーツにおいて、
前記股下部に、該股下部よりも狭幅の板状の保形片が配
されており、該保形片は、複数枚の不織布が重ね合わさ
れ且つ各不織布が不連続の接合パターンで互いに接合一
体化されて構成されており、該不織布のうちの少なくと
も一枚が、熱融着性複合繊維によって構成繊維の交点が
接合されている不織布からなる生理用ショーツを提供す
ることにより前記目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、
本発明の生理用ショーツの一実施形態の斜視図が示され
ている。また、図2には、図1に示すショーツの股下部
を外面側からみた一部破断平面図が示されている。尚、
図2においては、上側が前見頃側を表し、下側が後見頃
側を表す。
【0007】本実施形態の生理用ショーツ1は、生理用
ナプキンやパンティライナなどの吸収性物品が固定され
て着用されるものであり、前身頃2、後身頃3、及び前
身頃2と後見頃3との間に位置する股下部4からなる。
前身頃2及び後見頃3は何れも一枚の布から構成されて
いる。一方、股下部4は、ショーツ1の外面側に位置す
る外側股下布5と、内面側に位置する内側股下布6との
二枚重ねとなっている。各布は互いに縫合されてショー
ツ1を構成している。各布は、肌触りが良く、通気性及
び吸湿性が高いことが好ましく、この点から綿を主体と
する素材から構成されていることが好ましい。また各布
は、着用者の身体とのフィット性を高める点から、縦横
方向に伸縮性を有する伸縮素材から構成されている。伸
縮素材は、例えば綿を主体としポリウレタン繊維等のエ
ラストマー繊維を少量含んでいる生地から構成されてい
る。
【0008】外側股下布5と内側股下布6とは同形をし
ている。それらの前後端は、それぞれ前身頃2及び後身
頃3に縫合されていると共にそれらの左右両側縁が互い
に縫合されている。つまり、両股下布5,6にはその周
縁に閉じた形状の縫合部が形成されている。縫合部の内
側においては、両股下布5,6は互いに離間可能になっ
ている。内側股下布6における外側股下布対向面には、
防水層7が形成されている。防水層7は、例えば内側股
下布6における外側股下布対向面を、シリコン系やフッ
素系の撥水剤で処理したり、ポリフッ化エチレン、有孔
性ポリウレタン、無孔性ポリウレタン、無孔性ポリエチ
レン等の材料からなる撥水性のシートを複合化すること
で形成されている。
【0009】図2に示すように、股下部4における着用
者の排泄部位に対応する位置には、当該位置における股
下部4の幅よりも幅狭の保形片10が配されている。保
形片10は所定厚みを有する板状となっている。保形片
10は、その幅よりも長さの方が大きい縦長の形状をし
ており、その長手方向が、股下部4の縦中心線8の方向
と一致するように、縦中心線8に沿って配されている。
保形片10は、縦中心線8に沿って、内側股下布6に縫
合によって固定されている。保形片10は、両股下布
5,6を構成する伸縮素材よりも剛性が高い材料から構
成されている。保形片10を股下部4に配することで、
股下部4の剛性(コシ)が高まり、吸収性物品を固定し
たショーツ1の装着中に着用者が激しい動きをしても、
ショーツ1に固定された吸収性物品のヨレやズレが起こ
りにくくなる。その結果、液漏れが起こりにくくなる。
また、吸収性物品が固定される股下部4に剛性が付与さ
れるので、ウイング部を有する吸収性物品をショーツ1
に固定する際に、該ウイング部に塗布されている止着用
粘着剤が手にまとわりついたり、ショーツの適正な位置
以外の位置に貼り付くことが効果的に防止されて、ウイ
ング部の折り返し及び股下部4への止着を容易に行うこ
とができる。
【0010】図3には保形片10の平面図が示されてい
る。保形片10は角が丸みを帯びた縦長の矩形状をして
いる。保形片10は、その長手方向中央部からやや後端
部寄りの位置に最大幅を有している。そして、保形片1
0は、その前端部から最大幅の存する位置に向かって、
幅が漸次大きくなっていると共に最大幅の存する位置か
ら後端部に向かって、幅が漸次小さくなっている。保形
片10は、その長さが30〜100mm程度となってい
る。またその最大幅が10〜50mm程度で、前後端に
おける幅がそれぞれ5〜40mm程度となっている。
【0011】図4には図3に示す保形片の断面図が拡大
して示されている。図4に示すように、保形片10は、
同一の又は異なる種類の複数枚の不織布11が重ね合わ
されて構成されている。各不織布11は、不連続に形成
されたパターンの接合部12によって、各不織布11が
何れも同じ位置で互いに接合一体化されている。連続パ
ターン、例えば直線状パターンや曲線状パターンからな
る接合部は形成されていない。保形片10を構成する不
織布のうちの少なくとも一枚は、熱融着性複合繊維によ
って構成繊維の交点が接合されている不織布からなって
いる。斯かる保形片を用いることによって、前述した通
り、ショーツ1に固定された吸収性物品のヨレやズレが
起こりにくくなる。詳細には、複数枚の不織布を不連続
の部分接合によって一体化することで、各不織布が本来
的に有している各種特性が保形片10においても維持さ
れ、長手方向及び/又は幅方向への曲げや、幅方向から
の圧縮に対して、接合部12を起点とした回復性が効果
的に発現する。同坪量の一枚の不織布から保形片を構成
しても、本発明と同様の効果は得られない。その上、少
なくとも一枚の不織布が、熱融着性複合繊維によって構
成繊維の交点が接合されているものから成ることで、曲
げや圧縮に対する回復性を一層高めることができる。更
に、複数枚の不織布11を用いることで、異なる機能を
有する不織布を組み合わせて用いることが可能となり、
保形片10に種々の機能を付与することができる。
【0012】後述する実施例から明らかなように、保形
片10を構成する不織布11の枚数は、本発明において
臨界的でなく、曲げや圧縮に対する十分な回復性が発現
するように適宜調整される。また、後述する圧縮抵抗値
や引張強度が、それらの好ましい範囲となるように適宜
調整される。各不織布11を接合して接合部12を形成
する方法も、本発明において臨界的でなく、例えば超音
波エンボス法、ヒートエンボス法、ホットメルト粘着剤
を用いた接着法など適宜の接合方法を用いることができ
る。不織布11が本体的に有している曲げ回復性や圧縮
回復性を損なわずに各不織布を接合し得る観点からは、
超音波エンボス法を用いることが好ましい。
【0013】図3に示すように、各不織布を接合する接
合部12は楕円形をしている。各接合部12は、その長
径方向が保形片10の幅方向と一致するように配置され
ている。各接合部12は千鳥格子状の不連続パターンで
規則的に形成されている。個々の接合部12の面積は、
曲げや圧縮に対する回復性を十分に発現させる点から、
0.3〜100mm2、特に0.8〜50mm2であるこ
とが好ましい。同様の理由により、個々の接合部12の
面積の総和/保形片10の面積×100で定義される接
合部面積率は、5〜50%、特に10〜40%であるこ
とが好ましい。
【0014】保形片10は、該保形片10を股下部4の
幅方向に圧縮したときの圧縮抵抗値(以下、この値を無
荷重圧縮抵抗値という)が0.5〜10N、特に1〜8
Nであることが、曲げや圧縮に対する回復性を十分に発
現させる点から好ましい。無荷重圧縮抵抗値は次の方法
で測定される。先ず、ショーツ1から保形片10を取り
出し、幅方向(股下部の幅方向に同じ)が圧縮方向とな
るように、図5に示すように引張試験機のチャックに取
り付ける。チャック間距離は15mmとする。このと
き、保形片10の縦中心線が、チャック間の中央部に位
置するように保形片10を取り付ける。尚、図5では保
形片10を矩形状に切り出しているが、特にその必要は
無く、保形片10が、チャックに取り付けられる程度の
長さ及び幅を有していれば、ショーツ1から取り出した
ままの状態でチャックに取り付けてよい。チャックに取
り付けられた保形片10を、圧縮速度50mm/分で測
定片を圧縮していきチャック間距離10mmまで圧縮し
た時点(=5mm圧縮した時点)での荷重を、無荷重圧
縮抵抗値とする。測定は3回行い、その平均値をとる。
【0015】保形片10は、圧縮抵抗値の測定におい
て、チャック間距離10mmまで圧縮する過程(=5m
m圧縮する過程)での荷重の最大値(以下、無荷重最大
圧縮抵抗値という)が、2〜15N、特に3〜12Nで
あることが好ましい。無荷重最大圧縮抵抗値は保形片1
0の硬さに関連する値であり、無荷重最大圧縮抵抗値を
前記範囲内とすることで、装着に違和感を生じさせるこ
となく、曲げや圧縮に対する保形片10の回復性を確保
することができる。
【0016】更に保形片10は、該保形片10に、その
厚さ方向に50g/cm2の荷重を5分間加えた後に、
無荷重圧縮抵抗値と同様にして測定された圧縮抵抗値
(以下、この値を加重後圧縮抵抗値という)が0.5〜
10N、特に1〜8Nであることが好ましい。換言すれ
ば、保形片10は、無荷重圧縮抵抗値と加重後圧縮抵抗
値との差が小さいことが好ましい。50g/cm2の荷
重は、ショーツ1の装着中に股下部4に加わる荷重にほ
ぼ相当する。無荷重圧縮抵抗値と加重後圧縮抵抗値との
差が小さいことは、ショーツ1の装着初期と装着中と
で、曲げや圧縮に対する保形片10の回復性に差が小さ
いことを意味する。これによって、ショーツ1の装着期
間中に亘り吸収性物品のヨレやズレが効果的に防止され
る。50g/cm2の荷重を加えた後に圧縮抵抗値を測
定するまでの時間は30秒以内とする。
【0017】更に保形片10は、該保形片10に、その
厚さ方向に50g/cm2の荷重を5分間加えた後に、
無荷重最大圧縮抵抗値と同様にして測定された圧縮抵抗
値(以下、この値を加重後最大圧縮抵抗値という)が2
〜15N、特に2〜12Nであることが好ましい。換言
すれば、保形片10は、前述した無荷重圧縮抵抗値と加
重後圧縮抵抗値との関係と同様に、無荷重最大圧縮抵抗
値と加重後最大圧縮抵抗値との差が小さいことが好まし
い。この理由は、前述した無荷重圧縮抵抗値と加重後圧
縮抵抗値との関係と同様である。
【0018】一般に加重後圧縮抵抗値は無荷重圧縮抵抗
値よりも小さくなる傾向がある。一方、加重後最大圧縮
抵抗値は無荷重最大圧縮抵抗値よりも大きくなる傾向が
ある。しかしながら、前述の通り、加重後圧縮抵抗値と
無荷重圧縮抵抗値との差、及び加重後最大圧縮抵抗値と
無荷重最大圧縮抵抗値との差は何れも小さいことが好ま
しい。具体的には、加重後圧縮抵抗値/無荷重圧縮抵抗
値×100=60〜110%であることが好ましく、加
重後最大圧縮抵抗値/無荷重最大圧縮抵抗値×100=
90〜120%であることが好ましい。この範囲内であ
れば、保形片20を構成する不織布の網目構造の変化が
小さく、圧縮に対する回復性が損なわれない。
【0019】保形片10は、該保形片10を股下部4の
幅方向に引っ張ったときの引張強度が5N/30mm以
上、特に20N/30mm以上であることが、ショーツ
製造時の取り扱い易さ、洗濯して繰り返し使用すること
に対する耐久性及び実使用時の耐久性の点から好まし
い。引張強度は次の方法で測定される。先ず、保形片1
0を長手方向(股下部の長手方向に同じ)に30mm、
幅方向(股下部の幅方向に同じ)に30mmの大きさに
切り出す。次いで、得られた測定片を、幅方向が引張方
向となるように、引張試験機のチャックに取り付ける。
チャック間距離は15mmとする。引張速度300mm
/分で測定片を引っ張っていき、破断するまでの最大荷
重を引張強度とする。測定は3回行い、その平均値をと
る。尚、引張強度の上限値に特に制限はなく、高いほど
好ましい。本発明において測定に使用した試験機(東洋
ボールドウィン製のRTA−25)では、引張強度が5
0N/30mm程度の測定片を測定すると、測定片がチ
ャックから滑り、正確な値が測定できないことから、測
定限界値は50N/30mm程度となる。
【0020】以上説明した無荷重圧縮抵抗値、加重後圧
縮抵抗値、無荷重最大圧縮抵抗値及び加重後最大圧縮抵
抗値並びに引張強度の各値は、不織布の枚数を調整する
こと及び/又は後述する不織布の種類を適宜選択するこ
とでコントロールすることができる。
【0021】保形片10は、該保形片10を構成する各
不織布11間の剥離強度が1N/30mm以上、特に2
N/30mm以上となっている。これによって繰り返し
使用に対する十分な耐久性を確保できる。特に、ショー
ツ1は洗濯されて繰り返し使用されるものであるから、
十分な耐久性を有することは重要である。剥離強度は次
の方法で測定される。保形片10を長手方向(股下部の
長手方向に同じ)に30mm以上、幅方向(股下部の幅
方向に同じ)に30mmの大きさに切り出す。次いで、
得られた測定片における最外層に位置する不織布の端部
を手で引き剥がし、引き剥がされた側の不織布を手で持
ち、残りの不織布をプッシュプルゲージ(アイコーエン
ジニアリング製、9505B)側に把持させる。次いで
約300mm/分の速度(手動時)で、保形片10の長
手方向に沿って手で180度剥離を行う。剥離過程にお
ける最大荷重の値を剥離強度とする。測定は3回行い、
その平均値をとる。剥離強度は、その上限値に特に制限
はなく、材料破壊を起こすほどに剥離強度が高くてもよ
い。尤も、装着違和感を生じさせない観点からは、剥離
強度の最大値は30N/30mm程度であることが好ま
しい。剥離強度は、例えば接合部12の形成方法を適宜
選択することでコントロールすることができる。
【0022】保形片10は、その坪量が100〜500
g/m2、特に150〜300g/m2であることが、曲
げや圧縮に対する保形片10の回復性を確保する点、装
着違和感を生じさせない点、及び経済性の点から好まし
い。
【0023】保形片10は、同一の又は異なる種類の複
数枚の不織布を重ね合わせ、所定の接合手段によって、
各不織布を不連続の接合パターンで接合し、その後所望
の形状に切り出すことで得られる。接合手段は前述した
通り、超音波エンボス法、ヒートエンボス法、ホットメ
ルト粘着剤を用いた接着法などが挙げられる。重ね合わ
せる不織布の枚数が多い場合には、何枚かの不織布を前
もって仮接合しておき、仮接合した不織布の組を複数組
重ね合わせて、前記接合手段によって接合してもよい。
仮接合の方法は、前記接合手段と同様とすることができ
る。
【0024】次に、保形片10を構成する不織布11に
ついて説明する。前述の通り、不織布11は少なくとも
一枚が、熱融着性複合繊維によって構成繊維の交点が接
合されている不織布(以下、この不織布を複合繊維含有
不織布という)からなっている。複合繊維含有不織布と
しては、例えば1)カード法によって形成された未接合
状態のウエブにおける構成繊維の交点を、熱や接着剤に
よって接合した不織布、2)紡糸口金から溶融紡糸され
たフィラメントを、吸引されているワイヤメッシュ上に
直接堆積させて形成したウエブにおける構成繊維の交点
を、熱や接着剤によって接合した不織布などが挙げられ
る。特に、繊維同士の交点において互いに繊維が接着し
て、不織布の網目構造が形成され易い点から、接合手段
として熱融着を用いることが好ましい。複合繊維含有不
織布の具体例としては、エアスルー不織布、ヒートロー
ル不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布
などが挙げられる。また、被服の分野において芯地とし
て知られている各種布帛も、複合繊維含有不織布として
用いることができる。
【0025】複合繊維含有不織布に用いられる熱融着性
複合繊維としては、融点の異なる低融点樹脂と高融点樹
脂とからなり、且つ該低融点樹脂が繊維表面の少なくと
も一部を形成している熱融着性複合繊維、例えば芯鞘型
複合繊維やサイド・バイ・サイド型複合繊維が挙げられ
る。これらの複合繊維は、それ自身で繊維のネットワー
クを形成できるので、該複合繊維100%から複合繊維
含有不織布を構成することができる。勿論、熱融着性複
合繊維に加えて他の繊維を用いて複合繊維含有不織布を
構成することもできる。その場合の他の繊維としては、
例えば、ポリエチレン/ポリエステル繊維、ポリエチレ
ン/ポリプロピレン繊維、低融点ポリエステル/ポリエ
ステル繊維、低融点ポリプロピレン/ポリエステル繊維
などが挙げられる。熱融着性複合繊維と他の繊維との割
合は、重量比で前者/後者=70〜100、特に90〜
100であることが、曲げや圧縮に対する保形片10の
回復性を確保する点、装着違和感を生じさせない点、及
び経済性の点から好ましい。
【0026】熱融着性複合繊維100%から構成されて
いると、他の繊維を含むとを問わず、複合繊維含有不織
布は、その坪量が15〜100g/m2、特に20〜6
0g/m2であることが、不織布に網目構造を安定して
形成できる点、即ち不織布中の接合点にむらが出来にく
い点から好ましい。
【0027】保形片10は、同一の又は異なる種類の複
数枚の複合繊維含有不織布のみから構成されていること
が、曲げや圧縮に対する保形片10の回復性が十分とな
る点から好ましい。また保形片10に、曲げや圧縮に対
する回復性に加えてその他の特性、例えば消臭効果、芳
香効果、保湿効果、着色による印象性等を付与したい場
合には、複合繊維含有不織布に加えて、各種消臭剤、芳
香剤、吸湿剤、着色剤を含有した繊維や材料を配合した
不織布も用いることができる。これらの不織布は、その
坪量が15〜60g/m2、特に20〜40g/m2であ
ることが好ましい。
【0028】本発明は前記実施形態に制限されない。例
えば前記実施形態においては、接合部12は楕円形であ
ったが、これに代えて、円形、菱形、多角形又はこれら
の組み合わせからなる不連続パターンの接合部を形成し
てもよい。
【0029】また、保形片10の形状は前記実施形態の
ものに限られず、着用者の股間部にフィットし得る形状
であれば如何なる形状でもよい。
【0030】また前記実施形態においては、保形片10
はショーツ1の股下部4のみに配されていたが、これに
代えて、保形片10の前端部が股下部4の前端を越えて
前身頃2まで延びていてもよく、或いは保形片10の後
端部が股下部4の後端を越えて後身頃3まで延びていて
もよい。
【0031】また前記実施形態においては、保形片10
が内側股下布6に固定されていたが、これに代えて外側
股下布5に固定してもよく、或いは両布に固定してもよ
い。
【0032】また前記実施形態においては、股下部が二
枚の布から構成されており、両布の間に保形片10が配
されていたが、これに代えて股下部を一枚の布から構成
し、該布の内外面の何れかに保形片10を取り付けても
よい。
【0033】また前記実施形態においては、内側股下布
と外側股下布との側縁が縫合によって固定されていた
が、これに代えて両股下布の側縁を固定せず、両股下布
間が離間するようにして、ウィング付きナプキンにおけ
るウイングをショーツ股下部に固定し易くしてもよい。
この場合、保形片は内側股下布/外側股下布のどちらの
股下布に固定してもよい。
【0034】〔実施例1〕表1に示す繊維を用いて坪量
40g/m2のエアスルー不織布を製造した。得られた
不織布を6枚重ね、表1に示す接合方法で接合一体化し
た。接合部面積率及び接合部形状は同表に示す通りであ
る。このようにして図3及び図4に示す保形片を製造し
た。この保形片を用いて図1及び図2に示す生理用ショ
ーツを製造した。
【0035】〔実施例2〕表1に示す繊維を用いて坪量
80g/m2のエアスルー不織布を製造した。得られた
不織布の上下面に芯地〔クレハテック製のボンデン28
1(商品名)〕を重ね、三者を表1に示す接合方法で接
合一体化した。接合部面積率及び接合部形状は同表に示
す通りである。その後は実施例1と同様にして生理用シ
ョーツを得た。
【0036】〔実施例3〕表1に示す繊維を用いて坪量
40g/m2のエアスルー不織布を製造した。得られた
不織布を4枚重ね、表1に示す接合方法で接合一体化し
た。接合部面積率及び接合部形状は同表に示す通りであ
る。その後は実施例1と同様にして生理用ショーツを得
た。
【0037】〔実施例4〕表1に示す繊維を用いて坪量
40g/m2のエアスルー不織布を製造した。得られた
不織布を8枚重ね、表1に示す接合方法で接合一体化し
た。接合部面積率及び接合部形状は同表に示す通りであ
る。その後は実施例1と同様にして生理用ショーツを得
た。
【0038】〔実施例5〕表1に示す繊維を用いて坪量
40g/m2のエアスルー不織布を製造した。芯地〔ク
レハテック製のボンデン281(商品名)〕の上下面に
得られた不織布をそれぞれ重ね、三者を表1に示す接合
方法で接合一体化した。接合部面積率及び接合部形状は
同表に示す通りである。その後は実施例1と同様にして
生理用ショーツを得た。
【0039】〔実施例6〕表1に示す繊維を用いて坪量
40g/m2のエアスルー不織布を製造した。得られた
不織布を3枚重ねヒートエンボス加工により接合一体化
した。このようにして得られた3枚重ねの不織布2組を
重ね合わせ、表1に示す接合方法で接合一体化した。接
合部面積率及び接合部形状は同表に示す通りである。そ
の後は実施例1と同様にして生理用ショーツを得た。
【0040】〔実施例7〕表1に示す繊維を用いて坪量
40g/m2のエアスルー不織布を製造した。得られた
不織布を6枚重ね、表1に示す接合方法で接合一体化し
た。接合部面積率及び接合部形状は同表に示す通りであ
る。その後は実施例1と同様にして生理用ショーツを得
た。
【0041】〔比較例1〕表1に示す繊維を用いてヒー
トプレスによって坪量240g/m2のモールド成形不
織布を製造した。この不織布は単層構造であり、その構
成繊維が不織布全面において接合されていた。その後は
実施例1と同様にして生理用ショーツを得た。
【0042】〔比較例2〕表1に示す繊維を用いてニー
ドルパンチによって坪量240g/m2のニードルパン
チ不織布を製造した。この不織布は単層構造であり、表
1に示す接合方法で接合一体化されていた。接合部面積
率及び接合部形状は同表に示す通りである。その後は実
施例1と同様にして生理用ショーツを得た。
【0043】〔比較例3〕芯地〔クレハテック製のボン
デン281(商品名)〕を保形片として用いた。その後
は実施例1と同様にして生理用ショーツを得た。
【0044】〔比較例4〕芯地〔クレハテック製のボン
デン281(商品名)〕を3枚重ね、表1に示す接合方
法で接合一体化し保形片とした。接合部面積率及び接合
部形状は同表に示す通りである。その後は実施例1と同
様にして生理用ショーツを得た。
【0045】〔比較例5〕保形片を用いない以外は実施
例1と同様にして生理用ショーツを得た。
【0046】〔性能評価〕実施例及び比較例で得られた
生理用ショーツにおける保形片について、前述の方法で
無荷重圧縮抵抗値、加重後圧縮抵抗値、無荷重最大圧縮
抵抗値、加重後最大圧縮抵抗値、引張強度及び剥離強度
を測定した。これらの結果を表1に示す。また以下の方
法で、ナプキンヨレ率及び装着感を測定した。これらの
結果を表2に示す。
【0047】〔ナプキンヨレ率〕花王(株)製の生理用
ナプキンである「ロリエやわらかメッシュ ウィングな
し」の中央部にバイオテスト製の馬脱繊維血液5gを注
入した。実施例及び比較例で得られたショーツにこのナ
プキンを装着し、更に女性腰部人体モデルにこのショー
ツを装着した。この女性腰部人体モデルを、歩行速度1
00歩/分で30分間歩行動作させた。歩行前後でのナ
プキン幅を測定し、(歩行前のナプキン幅−歩行後のナ
プキン幅)/歩行前のナプキン幅×100で定義される
ナプキンヨレ率を算出した。ナプキンヨレ率は、その数
値が大きい程ヨレやすいことを示す。ナプキンヨレ率
は、ショーツの洗濯前後でそれぞれ測定した。ショーツ
の洗濯は、東芝製の洗濯機AW−F425を用いた標準
コースによる洗濯と、東芝製の洗濯機ED−F40Mを
用いた標準コースによる洗濯をそれぞれ20回実施し
た。
【0048】〔装着感〕花王(株)製の生理用ナプキン
である「ロリエやわらかメッシュ ウィングなし」を実
施例及び比較例で得られたショーツに装着し、このショ
ーツを女性10名にそれぞれ装着させ、着用中の違和感
を以下の3段階で評価させた。 ○:違和感なし △:違和感あり ×:装着不可 ○の場合を1点、△の場合を0点、×の場合を−1点と
し、合計点を算出してその値を装着感の指標とした。装
着感はその数値が大きいほど良好な装着感が得られるこ
とを示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】表1及び表2に示す結果から明らかなよう
に、実施例のショーツ(本発明品)によれば、ナプキン
のヨレが抑えられ、違和感がないことが判る。これに対
して比較例のショーツでは、ナプキンのヨレが起こり易
いか又は違和感が生ずることが判る。また、実施例のシ
ョーツは、洗濯前後でのナプキンヨレ率に変化がなく、
洗濯に対する耐久性が高いことが判る。
【0052】
【発明の効果】本発明の生理用ショーツによれば、ショ
ーツの装着中におけるナプキン等の吸収性物品のヨレや
ズレが防止される。また、ウイング部を有する吸収性物
品を固定する際には、ウイング部の折り返し及びショー
ツへの止着を容易に行うことができる。特に、保形片の
構成材料として、複数枚の不織布を用いることで、異な
る機能を有する不織布を組み合わせて用いることが可能
となり、保形片に種々の機能を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生理用ショーツの一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】図1に示すショーツの股下部を外面側からみた
一部破断平面図である。
【図3】保形片の平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面を拡大して示す図で
ある。
【図5】圧縮抵抗値の測定方法を示す概略図である。
【符号の説明】
1 生理用ショーツ 2 前身頃 3 後身頃 4 股下部 5 外側股下布 6 内側股下布 7 防水層 8 縦中心線 10 保形片 11 不織布 12 接合部
フロントページの続き (72)発明者 福原 弥生 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 小森 康浩 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前身頃、後身頃及びこれら両者間に位置
    する股下部からなり、吸収性物品が固定されて着用され
    る生理用ショーツにおいて、前記股下部に、該股下部よ
    りも狭幅の板状の保形片が配されており、該保形片は、
    複数枚の不織布が重ね合わされ且つ各不織布が不連続の
    接合パターンで互いに接合一体化されて構成されてお
    り、該不織布のうちの少なくとも一枚が、熱融着性複合
    繊維によって構成繊維の交点が接合されている不織布か
    らなる生理用ショーツ。
  2. 【請求項2】 前記保形片は、チャック間距離15mm
    で把持した該保形片を前記股下部の幅方向に5mm圧縮
    した時点での圧縮抵抗値が0.5〜10Nであり、また
    該圧縮抵抗値の測定過程での圧縮抵抗値の最大値が2〜
    15Nである請求項1記載の生理用ショーツ。
  3. 【請求項3】 前記保形片は、該保形片に50g/cm
    2の荷重を5分間加えた後に、チャック間距離15mm
    で把持した該保形片を前記股下部の幅方向に5mm圧縮
    した時点での圧縮抵抗値が0.5〜10Nであり、また
    該圧縮抵抗値の測定過程での圧縮抵抗値の最大値が2〜
    15Nである請求項2記載の生理用ショーツ。
  4. 【請求項4】 前記保形片が、熱融着性複合繊維によっ
    て構成繊維の交点が接合されている複数枚の不織布のみ
    からなる請求項1〜3の何れかに記載の生理用ショー
    ツ。
  5. 【請求項5】 前記保形片を構成する各不織布間の剥離
    強度が1N/30mm以上である請求項1〜4の何れか
    に記載の生理用ショーツ。
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