JP2003164157A - 交流−直流変換回路 - Google Patents

交流−直流変換回路

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JP2003164157A
JP2003164157A JP2001358271A JP2001358271A JP2003164157A JP 2003164157 A JP2003164157 A JP 2003164157A JP 2001358271 A JP2001358271 A JP 2001358271A JP 2001358271 A JP2001358271 A JP 2001358271A JP 2003164157 A JP2003164157 A JP 2003164157A
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reactor
circuit
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bidirectional switch
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JP2001358271A
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Akitake Takizawa
聡毅 滝沢
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換効率を向上させ、回路の小型化を図る。 【解決手段】 整流素子D1及びこれと直列に接続した
逆耐圧を有する双方向スイッチTT3と、これと同様に
接続した整流素子D2及び双方向スイッチTT4と、還
流ダイオードD5と、平滑コンデンサC2とをこの順に
並列に接続し、整流素子D及び双方向スイッチTTのそ
れぞれの接続点に交流電源ACの交流出力を入力し、整
流素子D1及び双方向スイッチTT3の接続点と交流電
源ACとの間に、交流リアクトルL1及びこれと並列に
接続された双方向スイッチTT11を介挿する。また、
ダイオードD5のカソード側と平滑コンデンサC2との
間に、直流リアクトルL2及びこれと並列に接続された
双方向スイッチTT12を介挿する。昇圧動作時には双
方向スイッチTT12をオン、降圧動作時には双方向ス
イッチTT11をオンにし、交流入力の位相に応じて双
方向スイッチTT3及びTT4をオンオフ動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電力を直流
電力に変換する、昇降圧可能な交流−直流変換回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、交流入力を直流出力に変換する交
流−直流変換回路であって、且つ昇圧又は降圧可能な交
流−直流変換回路としては、例えば、図6に示すよう
な、2組のコンバータを使用した交流−直流変換回路が
知られている。つまり、昇圧コンバータ部10は、整流
素子D1〜D4によってフルブリッジ型の整流回路が構
成され、この整流回路の入力側に交流リアクトルL1が
介挿されている。また、各アーム毎の整流素子D3及び
D4に、トランジスタ或いはIGBT等の半導体スイッ
チング素子T3及びT4がそれぞれ逆並列に接続され、
さらに、整流回路の出力側に平滑コンデンサC1が接続
されて構成されている。
【0003】そして、交流電源ACから供給される交流
入力の位相に同期して、半導体スイッチング素子T3又
はT4をスイッチングさせることによって、平滑コンデ
ンサC1の電圧を昇圧させるようになっている。また、
降圧チョッパ部20は、直列に接続された半導体スイッ
チング素子T5と直流リアクトルL2と平滑コンデンサ
C2とが平滑コンデンサC1の両端に並列に接続され、
さらに、半導体スイッチング素子T5と直流リアクトル
L2との接続点と平滑コンデンサC1の半導体スイッチ
ング素子T5とは逆側との間に、還流ダイオードD5が
並列に接続されている。この還流ダイオードD5は、直
流リアクトルL2、平滑コンデンサC2及びダイオード
D5からなる閉回路において、平滑コンデンサC2の放
電を阻止する極性に接続されている。
【0004】そして、半導体スイッチング素子T5を遮
断状態とし、還流ダイオードD5、直流リアクトルL
2、平滑コンデンサC2の閉回路内で電流を流すことに
よって、図示しない負荷側への電力供給を停止させると
共に、直流リアクトルL2に蓄積したエネルギをダイオ
ードD5を介して放電させることによって、平滑コンデ
ンサC1の電圧を、平滑コンデンサC2の電圧に降圧す
るようになっている。このようにすることによって、交
流−直流変換回路の最終出力電圧を、昇圧或いは降圧す
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、昇圧コンバータ部10及び降圧チョッパ部20
を形成した場合、交流電源ACから平滑コンデンサC2
に至るまでの電流経路において、その通過素子数は、リ
アクトルが2台と、半導体スイッチング素子が3個とな
る。このため、それぞれがオン抵抗を有することになり
変換効率の低下を招いている。
【0006】また、電解コンデンサ2台を含め、部品点
数が多い為、コストアップや、回路の大型化といった問
題もある。そこで、この発明は、上記従来の未解決の問
題点に着目してなされたものであり、変換効率の低下を
防止すると共に、回路の小型化を図ることの可能な交流
−直流変換回路を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る交流−直流変換回路は、単
相交流電源からの交流入力を整流すると共に昇圧及び降
圧調整可能な交流−直流変換回路であって、整流素子か
らなるフルブリッジ整流回路と、当該フルブリッジ整流
回路の入力側に直列に挿入された交流リアクトルと、前
記フルブリッジ整流回路の出力側に並列に接続された還
流ダイオードと、当該還流ダイオードのカソード側に一
端が接続された直流リアクトルと、当該直流リアクトル
の他端と前記還流ダイオードのアノード側との間に接続
された平滑コンデンサとを備え、前記フルブリッジ整流
回路を構成する二組の上下アームのうち少なくとも何れ
か一方の上下アームの整流素子又は各上下アームの片側
アームの整流素子を、逆耐圧を有する双方向性半導体ス
イッチング素子で構成することを特徴としている。
【0008】この請求項1に係る発明では、例えば、昇
圧動作時には、単相交流電源からの交流入力の位相に応
じて一方の双方向性半導体スイッチング素子をオンつま
り導通状態にし、他方の双方向性半導体スイッチング素
子をオンオフ制御して、交流リアクトルのエネルギを放
出させて交流入力を整流すると共に昇圧し、降圧動作時
には、単相交流電源からの交流入力の位相に応じて一方
の双方向性半導体スイッチング素子をオフつまり遮断状
態にし、他方の双方向性半導体スイッチング素子をオン
オフ制御して、平滑コンデンサへの電力供給を停止する
共に直流リアクトルのエネルギを放出させて交流入力を
整流すると共に降圧する。
【0009】このとき、単相交流電源から平滑コンデン
サに至るまでの通過素子数は従来に比較して削減され、
また、回路内のコンデンサ数も少ないから、その分、変
換効率の低下が抑制されると共に、回路の小型化を図る
ことが可能となる。また、請求項2に係る交流−直流変
換回路は、前記交流リアクトルと並列に逆耐圧を有する
双方向性半導体スイッチング素子を接続し、前記直流リ
アクトルと並列に半導体スイッチング素子を接続するこ
とを特徴としている。
【0010】この請求項2に係る発明では、例えば、降
圧動作時には、交流リアクトルと並列に接続された逆耐
圧を有する双方向性半導体スイッチング素子をオフ状態
にし、直流リアクトルと並列に接続された半導体スイッ
チング素子をオン状態にする。このとき、交流リアクト
ルに電流が流れていると、降圧動作を目的としてフルブ
リッジ整流回路を構成する双方向性半導体スイッチング
素子をオフ状態に切り換えたときに、この双方向性半導
体スイッチング素子に、交流リアクトルを流れていた電
流のエネルギが転嫁されるため、瞬間的に過大な電圧が
印加されることになる。しかしながら、降圧動作時には
交流リアクトルと並列に接続された双方向性半導体スイ
ッチング素子を導通状態とすることによって、交流リア
クトルにエネルギが蓄積されないから、前述の双方向性
半導体スイッチング素子に過大な電圧が印加されること
が回避される。
【0011】同様に、昇圧動作時にも、直流リアクトル
と並列に接続された半導体スイッチング素子をオフ状態
にし、フルブリッジ整流回路を構成する双方向性半導体
スイッチング素子をオフ状態に切り換えたときに、交流
リアクトルを流れていた電流による蓄積エネルギによっ
て、この双方向性半導体スイッチング素子に瞬間的に過
大な電圧が印加されることになるが、直流リアクトルと
並列に接続された半導体スイッチング素子を導通状態と
することによって、交流リアクトルに蓄積されたエネル
ギが平滑コンデンサに速やかにバイパスされるから、前
述の双方向性半導体スイッチング素子に過大な電圧が印
加されることが回避される。
【0012】さらに、請求項3に係る交流−直流変換回
路は、前記交流リアクトル及び直流リアクトルそれぞれ
と並列に、機械的に動作するスイッチ回路を、さらに接
続することを特徴としている。この請求項3に係る発明
では、交流リアクトル及び直流リアクトルにはそれぞ
れ、半導体スイッチング素子が並列に接続されると共
に、さらに、機械的に動作するスイッチ回路が並列に接
続されている。
【0013】ここで、半導体スイッチング素子にはオン
抵抗が生じ、これは変換効率の低下の要因となるが、半
導体スイッチング素子と並列にさらに機械的に動作する
スイッチ回路を接続し、このスイッチ回路を半導体スイ
ッチング素子と同期して同様にオンオフ制御することに
よって、変換効率の低下が抑制されることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。まず、第1の実施の形態を説明する。図1は、
第1の実施の形態における交流−直流変換回路の一例を
示す回路図である。図1に示すように、ダイオードから
なる整流素子D1のアノード側に双方向スイッチTT3
が直列に接続され、同様に、整流素子D2のアノード側
に双方向スイッチTT4が直列に接続され、これら直列
に接続された整流素子D1及び双方向スイッチTT3
と、整流素子D2及び双方向スイッチTT4と、還流ダ
イオードD5と、平滑コンデンサC2とが、この順に並
列に接続されている。前記整流素子D1及び双方向スイ
ッチTT3と整流素子D2及び双方向スイッチTT4と
で、フルブリッジ型の整流回路15を構成している。
【0015】そして、整流素子D1及び双方向スイッチ
TT3の接続点と、整流素子D2及び双方向スイッチT
T4の接続点とに、交流電源ACからの単相交流電力が
入力され、整流素子D1及び双方向スイッチTT3の接
続点と、交流電源ACとの間には、交流リアクトルL1
が直列に介挿されている。また、ダイオードD5のカソ
ード側とコンデンサC2との間に直流リアクトルL2が
直列に介挿されている。
【0016】なお、前記還流ダイオードD5は、直流リ
アクトルL2、平滑コンデンサC2及びダイオードD5
からなる閉回路において、平滑コンデンサC2の放電を
阻止する極性に接続されている。さらに、前記交流リア
クトルL1及び直流リアクトルL2には、それぞれ並列
に、双方向スイッチTT11及びTT12が接続されて
いる。前記双方向スイッチTT3〜TT12は、逆耐圧
を有する双方向性半導体スイッチ素子であって、例えば
図2(a)に示すように、二つのターンオフサイリスタ
を逆並列に接続して構成されている。また、例えば、図
2(b)に示すように、NPNトランジスタのエミッタ
側とダイオードのカソード側とを接続し、二組の直列に
接続されたトランジスタ及びダイオードを、それぞれ逆
並列に接続して構成するようにしてもよい。また、これ
に限らず、逆耐圧を有する双方向性の半導体スイッチで
あっても適用することができる。
【0017】そして、各双方向スイッチTT3〜TT1
2を図示しない制御回路により、制御することによっ
て、交流入力を直流電力に変換すると共に、昇圧又は降
圧するようになっている。なお、前記双方向スイッチT
T3〜TT12において、双方向スイッチを構成する二
つの素子は同様にオンオフ制御されるようになってい
る。次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
【0018】まず、昇圧動作を行う場合には、双方向ス
イッチTT11をオフつまり遮断状態、双方向スイッチ
TT12をオンつまり導通状態にし、交流入力の位相に
応じて、双方向スイッチTT3又はTT4の何れかをオ
ン状態に制御し、他方の双方向スイッチをオンオフ動作
させる。例えば、交流入力が正電圧である場合には、双
方向スイッチTT4をオン状態、双方向スイッチTT3
をオンオフ動作させることによって、交流電源AC、交
流リアクトルL1、整流素子D1、双方向スイッチTT
12、平滑コンデンサC2、双方向スイッチTT4、交
流電源ACの回路が形成される。そして、双方向スイッ
チTT3をオン状態とした時に、双方向スイッチTT
3、双方向スイッチTT4、交流電源ACの経路で交流
リアクトルL1にエネルギを蓄積し、双方向スイッチT
T3がオフ状態の時に、交流リアクトルL1に蓄積され
たエネルギを放出して平滑コンデンサC2を充電する。
これによって、平滑コンデンサC2の両端電圧は、整流
動作をした場合の整流回路15の出力よりも昇圧された
電圧となる。
【0019】逆に、交流入力が負電圧である場合には、
双方向スイッチTT3をオン状態、双方向スイッチTT
4をオンオフ動作することによって、交流電源AC、整
流素子D2、双方向スイッチTT12、平滑コンデンサ
C2、双方向スイッチTT3、リアクトルL1、交流電
源ACの回路が形成される。そして、上記と同様に、双
方向スイッチTT4がオン状態のときに交流リアクトル
L1にエネルギを蓄積し、双方向スイッチTT4がオフ
状態の時に、交流リアクトルL1に蓄積されたエネルギ
を放出して平滑コンデンサC2を充電する。
【0020】したがって、前記図6の昇圧コンバータ部
10と同等の動作が行われることになる。一方、降圧動
作を行う場合には、双方向スイッチTT11をオン状
態、双方向スイッチTT12をオフ状態にし、交流入力
の位相に応じて双方向スイッチTT3及びTT4の何れ
かをオフ状態にし、他方の双方向スイッチをオンオフ動
作させる。
【0021】例えば、交流入力が正電圧である場合に
は、双方向スイッチTT3をオフ状態、双方向スイッチ
TT4をオンオフ動作させることによって、交流電源A
C、双方向スイッチTT11、整流素子D1、直流リア
クトルL2、平滑コンデンサC2、双方向スイッチTT
4、交流電源ACの回路が形成される。そして、双方向
スイッチTT4がオン状態の時に、直流リアクトル2を
介して図示しない負荷に整流回路15の直流出力を供給
し、双方向スイッチTT4がオフ状態の時に、還流ダイ
オードD5、直流リアクトルL2、平滑コンデンサC2
からなる閉回路を形成し、この閉回路内で直流リアクト
ルL2に蓄積されたエネルギを放出することによって、
負荷側への電力供給を停止させると共に、直流リアクト
ルL2に蓄積したエネルギを還流ダイオードD5を通し
て放電させ、これによって、負荷への供給電圧を、整流
回路15の出力電圧よりも降圧させる。
【0022】逆に、交流入力が負電圧である場合には、
双方向スイッチTT4をオフ状態、双方向スイッチTT
3をオンオフ動作させることによって、交流電源AC、
整流素子D2、直流リアクトルL2、平滑コンデンサC
2、双方向スイッチTT3、双方向スイッチTT11、
交流電源ACの回路が形成される。そして、双方向スイ
ッチTT3がオン状態の時に、直流リアクトルL2を介
して図示しない負荷に直流電力を供給し、双方向スイッ
チTT3がオフ状態の時に、還流ダイオードD5、直流
リアクトルL2、平滑コンデンサC2からなる閉回路を
形成し、この閉回路内で直流リアクトルL2に蓄積され
たエネルギを放出することによって、負荷側への電力供
給を停止させると共に、直流リアクトルL2に蓄積した
エネルギを還流ダイオードD5を通して放電させる。
【0023】したがって、入力電力が交流であるか直流
であるかの違いはあるものの、前記図6に示す従来の交
流−直流変換回路の降圧チョッパ部20と同等の動作を
行うことになる。ここで、図1の交流−直流変換回路に
おいて、交流電源ACから平滑コンデンサC2に至るま
での電流経路の通過素子数は、リアクトルが1台、半導
体素子が4個となる。したがって、図6に示す従来の交
流−直流変換回路に比較して、通過素子数を削減するこ
とができるから、その分、変換効率を向上させることが
できる。また、電解コンデンサの個数を削減することが
できるため、回路全体の小型化及びコストダウンを図る
ことができる。
【0024】また、図1においては、交流リアクトルL
1と並列に双方向スイッチTT11を設けているが、こ
の双方向スイッチTT11がない場合、降圧動作時に双
方向スイッチTT3、TT4をオフ状態に切り換える
と、交流リアクトルL1に流れていた電流による蓄積エ
ネルギが、双方向スイッチTT3、TT4に転嫁される
ため、瞬間的にこれら双方向スイッチTT3、TT4に
過大な電圧が印加されることになる。しかしながら、交
流リアクトルL1と並列に双方向スイッチTT11を接
続し、降圧動作時にはこれをオン状態にし、交流リアク
トルL1に流れていた電流を双方向スイッチTT11に
バイパスさせることによって交流リアクトルL1にエネ
ルギを蓄積しないようにしているから、双方向スイッチ
TT3及びTT4に過大な電圧が印加されることを回避
することができる。
【0025】同様に、図1においては、直流リアクトル
L2と並列に双方向スイッチTT12を設けているが、
この双方向スイッチTT12がない場合、昇圧動作時に
双方向スイッチTT3又はTT4をオフ状態に切り換え
ると、交流リアクトルL1に流れていた電流のエネルギ
が双方向スイッチTT3又はTT4に転嫁されるため、
瞬間的に双方向スイッチTT3又はTT4に、過大な電
圧が印加されることになる。しかしながら、直流リアク
トルL2と並列に双方向スイッチTT12を接続し、昇
圧動作時にはこれをオン状態にし、交流リアクトルL1
の蓄積エネルギを平滑コンデンサC2に速やかにバイパ
スするようにしたから、双方向スイッチTT3又はTT
4の過大な電圧が印加されることを回避することができ
る。
【0026】なお、上記第1の実施の形態においては、
整流回路15を構成する二つのアームにおいて、上側ア
ームを整流素子D、下側アームを双方向スイッチTTで
構成した場合について説明したが、これに限らず、図3
に示すように、上側アームを双方向スイッチTT1、T
T2、下側アームを整流素子D3、D4で構成するよう
にしてもよい。また、図4に示すように、二つのアーム
のうち、片側アームを上下アーム共に双方向スイッチで
構成し、例えば、双方向スイッチTT1及び双方向スイ
ッチTT3からなるアームと、整流素子D2及び整流素
子D4からなるアームとで構成するようにしてもよい。
このようにした場合であっても、上記第1の実施の形態
と同様に、各双方向スイッチを制御すればよく、この場
合も、上記と同等の作用効果を得ることができる。
【0027】また、上記第1の実施の形態において、前
記双方向スイッチTT12を双方向性半導体スイッチン
グ素子で構成した場合について説明したが、還流ダイオ
ードD5から双方向スイッチTT12方向への流れのみ
を許容する、トランジスタのような単方向の半導体スイ
ッチング素子であっても適用することができる。また、
双方向スイッチTT12を構成する各スイッチング素子
を共に同様に制御する場合について説明したが、還流ダ
イオードD5から双方向スイッチTT12方向への電流
の流れを制御するスイッチング素子のみを制御し、他方
は遮断状態に維持するようにしてもよい。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この第2の実施の形態は、図5に示すように、図1
に示す交流−直流変換回路において、交流リアクトルL
1及び直流リアクトルL2に、さらに、機械的に動作す
るスイッチ回路として、コンタクタ等の機械スイッチS
W1及びSW2がそれぞれ並列に接続されている。そし
て、これら機械スイッチSW1及びSW2は、双方向ス
イッチTT11及びTT12とそれぞれ同期して同様に
制御されるようになっている。
【0029】つまり、図1に示す、上記第1の実施の形
態においては、双方向スイッチTT11及びTT12に
電流が流れるため、そのオン抵抗のため変換効率の低下
を招く。しかしながら、この第2の実施の形態において
は、双方向スイッチTT11及びTT12と並列に機械
スイッチSW1及びSW2が設けられ、且つこれら機械
スイッチSW1及びSW2は、それぞれ双方向スイッチ
TT11及びTT12のオンオフ制御と共にこれらと同
様にオンオフ制御される。したがって、双方向スイッチ
と共に、機械スイッチが導通状態に制御されることによ
って、双方向スイッチを流れる電流量が減少するから、
双方向スイッチのオン抵抗による変換効率の低下を低減
することができる。
【0030】したがって、双方向スイッチTT11及び
TT12を通過することに伴う通電損失を低減すること
ができるから、交流−直流変換回路全体の変換効率の向
上を図ることができる。なお、上記各実施の形態におい
ては、整流回路15を構成する整流素子の一部のみを双
方向スイッチで構成するようにした場合について説明し
たが、これに限らず、整流回路15を構成する整流素子
全てを双方向スイッチで構成することも可能である。こ
のようにすることによって、電源回生動作を行うことが
できる。なお、この場合には、直流リアクトルL12に
並列に接続されるスイッチ(双方向スイッチTT12)
として、双方向スイッチを用いればよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る交流−直流変換回路によれば、単相交流電源から
平滑コンデンサに至るまでの通過素子数を削減すること
ができると共に、回路内のコンデンサ数も削減すること
ができるから、変換効率の低下を抑制することができる
と共に、回路の小型化を図ることができる。また、請求
項2に係る交流−直流変換回路によれば、交流リアクト
ル及び直流リアクトルと半導体スイッチング素子を接続
し、昇圧時には交流リアクトルへのエネルギの蓄積を回
避し、降圧時には交流リアクトルの蓄積エネルギを速や
かに平滑コンデンサにバイパスするようにしたから、交
流リアクトルの蓄積エネルギによって、フルブリッジ整
流回路の双方向性半導体スイッチング素子に過大電圧が
印加されることを回避することができる。
【0032】さらに、請求項3に係る交流−直流変換回
路によれば、交流リアクトル及び直流リアクトルと並列
に半導体スイッチング素子だけでなく、さらに機械的に
作動するスイッチ回路も設けたから、半導体スイッチン
グ素子のオン抵抗に起因する変換効率の低下を回避する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における交流−直流
変換回路の一例を示す回路図である。
【図2】図1の双方向スイッチの一例である。
【図3】第1の実施の形態のその他の例を示す回路図で
ある。
【図4】第1の実施の形態のその他の例を示す回路図で
ある。
【図5】第2の実施の形態における交流−直流変換回路
の一例を示す回路図である。
【図6】従来の交流−直流変換回路の一例を示す回路図
である。
【符号の説明】 AC 交流電源 TT1〜TT12 双方向スイッチ SW 機械スイッチ D1〜D4 整流素子 D5 還流ダイオード C1、C2 平滑コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相交流電源からの交流入力を整流する
    と共に昇圧及び降圧調整可能な交流−直流変換回路であ
    って、 整流素子からなるフルブリッジ整流回路と、 当該フルブリッジ整流回路の入力側に直列に挿入された
    交流リアクトルと、 前記フルブリッジ整流回路の出力側に並列に接続された
    還流ダイオードと、 当該還流ダイオードのカソード側に一端が接続された直
    流リアクトルと、 当該直流リアクトルの他端と前記還流ダイオードのアノ
    ード側との間に接続された平滑コンデンサとを備え、 前記フルブリッジ整流回路を構成する二組の上下アーム
    のうち少なくとも何れか一方の上下アームの整流素子又
    は各上下アームの片側アームの整流素子を、逆耐圧を有
    する双方向性半導体スイッチング素子で構成することを
    特徴とする交流−直流変換回路。
  2. 【請求項2】 前記交流リアクトルと並列に逆耐圧を有
    する双方向性半導体スイッチング素子を接続し、前記直
    流リアクトルと並列に半導体スイッチング素子を接続す
    ることを特徴とする請求項1記載の交流−直流変換回
    路。
  3. 【請求項3】 前記交流リアクトル及び直流リアクトル
    それぞれと並列に、機械的に動作するスイッチ回路を、
    さらに接続することを特徴とする請求項2記載の交流−
    直流変換回路。
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