JP2003164097A - モータの取付け構造及び磁気ディスク記憶装置 - Google Patents

モータの取付け構造及び磁気ディスク記憶装置

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JP2003164097A
JP2003164097A JP2001362235A JP2001362235A JP2003164097A JP 2003164097 A JP2003164097 A JP 2003164097A JP 2001362235 A JP2001362235 A JP 2001362235A JP 2001362235 A JP2001362235 A JP 2001362235A JP 2003164097 A JP2003164097 A JP 2003164097A
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motor
bracket
case base
mounting surface
adhesive sheet
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Tomoyuki Tashiro
知行 田代
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネジを使用しないでモータをケース内に取付
けるモータの取付け構造及びそのモータの取付け構造を
備えた磁気ディスク記憶装置に関する。 【解決手段】 モータ97を外気と遮断するケース93
内に配置して、前記モータのブラケット2の取付け面2
fを前記ケースベース93aの取付け面93fに当接さ
せて前記モータを固定するモータの取付け構造におい
て、前記ケースベース93aの取付け面93fと前記モ
ータのブラケット2の取付け面2fとの接合面間に粘着
性のシート96を挟んで前記モータを接着固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース内に配置す
るモータの取付け構造及びそのモータの取付け構造を有
する磁気ディスク記憶装置に係り、特に螺子(ネジ)を
使用しないでモータをケース内に取付けるモータの取付
け構造及びそのモータの取付け構造を備えた磁気ディス
ク記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に従来の磁気ディスク記憶装置の
モータの取付け構造の一例の側面図を、図12にその磁
気ディスク記憶装置の組立図をそれぞれ示す。図10の
従来の磁気ディスク記憶装置のモータの取付け構造
(部)130Aは、軸1、切削加工されたモータベース
20a、ボール軸受3a,3b、ロータハブ4、ロータ
ヨーク5、マグネット(回転駆動磁石)6、ステータコ
ア7、駆動コイル8、及びキャップ9よりなるモータ1
37と、ディスク138と、ディスク138をモータ1
37にクランプするディスククランパ139と、装置ケ
ースベース133aと、トップカバー133bと、前記
モータ137の切削加工モータブラケット20aと装置
ケースベース133aとを固定する螺子(ネジ)10a
とより構成されている。
【0003】図12に示される磁気ディスク記憶装置の
組立ては、装置ケースベース133aの組立て、ボイス
コイルモータアッセンブリー134の装置ケースベース
133aへの取付け、アクチュエータカートリッジ13
5aの装置ケースベース133aへの取付け、ヘッドア
ッセンブリ135bの装置ケースベース133aへの取
付けを行う。
【0004】つぎにモータ137を装置ケースベース1
33aに3本のネジ137aによりネジ止めにより固定
する。つぎにディスク138に対するディスククランパ
139のネジ止め、トップカバー133bのネジ止めを
行う。最後に制御回路基板131をガスケット132を
介して前記装置ケースベース133aに取り付ける。
【0005】トップカバー133bを装置ケースベース
133aにネジ止めすることにより、内部に固定される
ディスク138、そのディスク138を回転させるモー
タ137、ボイスコイルモータアッセンブリ134、ア
クチュエータカートリッジ135等は密封されて空気
(エアー)は外部と遮断される。
【0006】従来の磁気ディスク記憶装置130のモー
タの取付けは、図10に示されるように、例えば装置ケ
ースベース133aの切削加工された取付け面と切削加
工されたモータブラケット20aの取付け面を当接させ
て固定する為に、装置ケースベース133aのモータ取
付け面133aに雌螺子加工を施し(例えば3箇所;1
20°ピッチ)、モータブラケット20aの取付け面に
貫通穴20h(例えば3箇所;120°ピッチ)を形成
し、螺子(ネジ)10aにて装置ケースベース133a
にモータ137を固定している。
【0007】図11は、従来の磁気ディスク記憶装置の
モータの取付け構造の他の例130Bの側面図である。
図11は図10の切削加工によるモータブラケット20
aが鋼板プレス加工によるモータブラケット20bに変
更されており、図10にはないOリング21を有して構
成されているのが大きく異なる点であり、その他の構成
は図10と同じである。
【0008】鋼板プレス加工によるモータブラケット2
0bの面精度は切削加工によるモータブラケット20a
の面精度より悪いので、モータブラケット20bと切削
加工の装置ケースベース133aとをネジ止めすること
により発生するエアーリークを防止するためにOリング
21をケースベース133aに嵌め込んで配置してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、磁気記憶装置の
高密度記録化の進歩は著しく、1年で約2倍以上の割合
で進化している。この高記録密度化を達成する為には、
清浄度を更に一層改善することが要求される。そこで問
題になるのが、装置ケースベース133aにモータ13
7を固定する際に使用している螺子(ネジ)10aを締
め付ける際に螺子(ネジ)10a及びケースベース13
3aより発生する大量の微細な塵埃である。
【0010】通常、螺子締めは、電気ドライバーを使用
して行われるが、螺子(ネジ)締めの際に特に電気ドラ
イバーのビット先端部と螺子頭部の間で大量の微細な塵
埃が発生する。この発生した塵埃がケースベース133
aの内部に残存し、ヘッドクラッシュの原因となる。
【0011】また、図11は、モータブラケット20b
を鋼板プレス工法により作製されてなる構成である。通
常、図10のように切削にて加工されたモータブラケッ
ト20aの取付け面の平面度は、0.01以下であり、
また装置ベースの取付け面も切削加工であり密着性が高
い為、エアーリーク等の問題が発生しないが、コストダ
ウン等の為、モータブラケット20bを鋼板プレス工法
により作製された場合、ブラケット取付け面の平面度
は、0.03〜0.04程度となりエアーリークを防止
するために例えばOリング21を追加する必要があっ
た。この為、Oリング21等の部品代とそれを取り付け
るための工数を新たに必要になる。
【0012】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、特に、装置ケースベースへのモータ取付けの
際に螺子から発生する塵埃をなくすと共に螺子止めをな
くすことによって効率的に生産することが可能なモータ
を備えた装置のモータの取付け構造及びそのモータの取
付け構造を備えた磁気ディスク記憶装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明は、モータ97をケース
ベース93a及びトップカバー93bよりなるケース9
3内に外気と遮断して配置し、前記モータのブラケット
2の取付け面2fを前記ケースベース93aの取付け面
93fに当接させて前記モータを固定するモータの取付
け構造において、前記ケースベース93aの取付け面9
3fと前記モータのブラケット2の取付け面2fとの接
合面間に粘着性のシート96を挟んで前記モータを接着
固定したことを特徴とするモータの取付け構造を提供
し、請求項2に記載された発明は、ヘツド駆動部95
と、回転磁気ディスク98を固定したモータ97とをケ
ースベース93a及びトップカバー93bよりなるケー
ス93内に外気と遮断して配置し、前記モータのブラケ
ット2の取付け面2fを前記ケースベース93aの取付
け面93fに当接させて前記モータを固定する磁気ディ
スク記憶装置において、前記ケースベース93aの取付
け面93fと前記モータのブラケット2の取付け面2f
との接合面間に粘着性のシート96を挟んで前記モータ
を接着固定したことを特徴とする磁気ディスク記憶装置
を提供し、請求項3に記載された発明は、請求項1に記
載されたモータの取付け構造において、前記粘着性のシ
ート96は40度乃至90度(ショア硬度)の硬度とし
たことを特徴とするモータの取付け構造を提供し、請求
項4に記載された発明は、請求項1に記載されたモータ
の取付け構造において、前記モータブラケット2は鋼板
プレス工法により作製し、前記粘着性のシート96の厚
さは0.05mm以上としたことを特徴とするモータの
取付け構造を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係わる磁気ディスク記憶
装置のモータの取付け構造の実施の形態につき、好まし
い実施例により、以下に図と共に説明する。本発明の磁
気ディスク記憶装置のモータの取付け構造の実施例を図
1乃至図9と共に説明する。
【0015】図1に本発明の磁気ディスク記憶装置のモ
ータの取付け構造の第1の実施例を、図3にその磁気デ
ィスク記憶装置の組立図をそれぞれ示す。図1の実施例
の磁気ディスク記憶装置の取付け構造90Aは、軸1、
切削加工モータブラケット2a、ボール軸受3a,3
b、ロータハブ4、ロータヨーク5、マグネット(回転
駆動磁石)6、ステータコア7、駆動コイル8、及びキ
ャップ9よりなるモータ97と、ディスク98と、ディ
スク98をモータ97にクランプするディスククランパ
99と、装置ケースベース93aと、トップカバー93
bと、前記モータ97の切削加工モータブラケット2a
と装置ケース93aと接合部を接着固定する円環(リン
グ)状の粘着性シート96aを有して構成されている。
【0016】図3に示される磁気ディスク記憶装置の組
立ては、装置ケースベース93aの組立て、ボイスコイ
ルモータアッセンブリ94の装置ケースベース93aへ
の取付け、アクチュエータカートリッジ95aの装置ケ
ースベース93aへの取付け、スイングアームを有する
ヘッドアッセンブリ95bの装置ケースベース93aへ
の取付けを行う。アクチュエータカートリッジ95aと
ヘッドアッセンブリ95bはヘッド駆動部95を構成す
る。
【0017】つぎにケースベース93aの取付け面93
fとモータ97のブラケット2aの取付け面2fとの接
合面間に円環(リング)状の粘着性のシート96aを挟
んでモータ97を接着固定する。
【0018】つぎにディスク98をモータ97にクラン
プするディスククランパ99のネジ止め、トップカバー
93bのネジ止めを行う。最後に制御回路基板91をガ
スケット92を介して前記装置ケースベース93aに取
り付ける。
【0019】トップカバー(ケースカバー)93bをケ
ースベース93aにネジ止めして形成されるケースの内
部に固定されるディスク98、そのディスク98を回転
させるモータ97、ボイスコイルモータアッセンブリ9
4、アクチュエータカートリッジ95a及びヘッドアッ
センブリ95bよりなるヘッド駆動部95等は密封され
て外気とは遮断される。
【0020】モータブラケットとして切削加工により作
製したものを使用する磁気ディスク記憶装置のモータの
取付け構造の第1の実施例について説明する。図1にお
いて、装置ケースベース93aの取付け面93fに切削
加工されたモータブラケット2aの取付け面2fを当接
させて行われる磁気ディスク記憶装置において、装置ケ
ースベース93aの取付け面とモータの切削加工モータ
ブラケット2aの取付け面の間に粘着性のシート96a
を挟んで接着固定する。
【0021】通常、図10のように切削にて加工された
モータブラケット20aの取付け面の平面度は、0.0
1以下であり、また装置ケースベース133の取付け面
も切削加工であり、密着性が高い為、エアーリーク等の
問題は発生しない。
【0022】従って、エアーリークを防止する為には、
図4の粘着性のシートの厚さによるエアーリーク特性に
示されるようにモータのブラケットを切削モータブラケ
ットとする場合は粘着性シート96aの厚さは0.03
mm以上あれば、エアーリークを0(cc/min)と
することが出来、その平面度の粗さを吸収することが出
来、エアーリークを効果的に防止出来、安価で信頼性の
高い磁気ディスク記憶装置を構成することが出来る。ま
た、螺子止めを行わないので、微細な塵埃の発生もな
く、同時に工数の削減にもなる。
【0023】つぎに、モータブラケットを鋼板プレス工
法により作製したものを使用する磁気ディスク記憶装置
のモータの取付け構造の第2の実施例について以下に説
明する。図2は図1の切削加工によるモータブラケット
2aが鋼板プレス加工モータブラケット2bに変更した
ものである。図2の磁気ディスク記憶装置のモータの取
付け構造の第2の実施例90Bのようにモータのプレス
加工モータブラケット2bを鋼板プレス工法により作製
した場合、モータブラケット取付け面は、製法上、平面
度が0.03〜0.04程度となってしまう。
【0024】従って、エアーリークを防止する為には、
図5の粘着性のシートの厚さによるエアーリーク特性に
示されるように、モータのブラケットを切削モータブラ
ケットとする場合は粘着性シート96bの厚さは0.0
5mm以上あれば、エアーリークを0(cc/min)
とすることが出来、その平面度の粗さを吸収することが
出来、エアーリークを効果的に防止出来、安価で信頼性
の高い磁気ディスク記憶装置を構成することが出来る。
また、螺子(ネジ)止めを行わないので、微細な塵埃の
発生もなく、同時に工数の削減にもなる。
【0025】図6の発塵評価結果に示されるように本発
明の粘着性のシートより接着固定する実施例は従来の螺
子止めのものと比較すると1CF当りの発塵個数(0.
1以上)は1/100以下にすることが出来る。
【0026】図7にエアーリーク評価結果の一実施例を
示す。図7に示されるように、従来方式(鋼板プレスブ
ラケット、螺子止め、Oリングなし)のエアーリークは
10.5cc/minであるに対して、本発明のもの
(粘着シート厚さ0.005mm、硬度90)のエアー
リークは0.03cc/minであり、その効果は顕著
である。
【0027】つぎに図8の粘着剤(粘着性のシート)の
振動減衰特性を示す。図8は、横軸を粘着剤(粘着性の
シート)硬度、縦軸を振動減衰度(パーセント)として
示したものである。粘着剤硬度90度(ショア硬度)の
点においては、その振動減衰度は5パーセントであり、
粘着剤硬度40度の点においては、振動減衰度は17パ
ーセントとなる。
【0028】図8の粘着性のシートの振動減衰特性から
分かるように、粘着性のシートの硬度が90度以下から
振動の減衰率が徐々に高まるが、モータ組み付け後のハ
ブ高さ寸法精度の安定性等を考慮すると、40度乃至9
0度までの範囲の硬度が、現実的に量産される装置に適
用可能で振動減衰効果が顕著な範囲となる。
【0029】また、粘着性のシートの硬度が40度未満
の硬度の範囲は、図8の粘着性のシートの振動減衰特性
から、振動減衰度は高くなるが、硬度が徐々に柔らかに
なるので、量産装置の安定性やコストを考慮した場合に
装置への適用は対応が難しく現実的ではないことが分か
る。
【0030】よって、図8の振動減衰特性に示されるよ
うに、40度乃至90度(ショア硬度)の硬度を有する
粘着性のシート96bを選定すれば、モータとケースベ
ース間に挟んだ場合にモータの振動がケースベースに伝
わり難い為、防振効果を合わせ持ち、また、同時にモー
タから伝わる振動も防止出来、高密度記録の効果も高ま
る。
【0031】図9に本実施例の粘着性のシートを使用し
て接着固定した場合の振動特性を示す。図13に示され
る従来例の振動特性と比較すると、本実施例では特に2
160Hz乃至4320Hz範囲の振動の周波数成分が
略6dB改善され、粘着性のシート96bをモータブラ
ケットとケースベースとの間に挟んだ効果が大きいのが
よく分かる。
【0032】なお、切削ブラケット2aのモータの取付
けの場合も粘着性のシート96aを挟むと同様な効果が
あるが、面精度が鋼板プレスブラケット2bの場合より
でているので、より振動は少なく出来る。
【0033】本発明のモータの取付け構造は磁気ディス
ク記憶装置の実施例で説明したがこれに限定されるもの
ではなく、モータにより駆動される他の装置にも当然適
用出来る。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1の発明に
よると、モータをケースベース及びトップカバーよりな
るケース内に外気と遮断して配置し、前記モータのブラ
ケットの取付け面を前記ケースベースの取付け面に当接
させて前記モータを固定するモータの取付け構造におい
て、前記ケースベースの取付け面と前記モータのブラケ
ットの取付け面との接合面間に粘着性のシートを挟んで
前記モータを接着固定するようにしたので、これまでの
ように螺子(ネジ)取付け時に電気ドライバーのビット
先端部と螺子頭部の間で発生する大量の塵埃が外部と遮
断されるケースベース内に発生して、この大量の微細な
塵埃が原因で発生する問題をなくすことが出来る。
【0035】また、請求項2の発明によると、ヘツド駆
動部と回転磁気ディスク98を固定したモータとをケー
スベース及びトップカバーよりなるケース内に外気と遮
断して配置し、前記モータのブラケットの取付け面2f
を前記ケースベースの取付け面に当接させて前記モータ
を固定する磁気ディスク記憶装置において、前記ケース
ベースの取付け面と前記モータのブラケットの取付け面
との接合面間に粘着性のシートを挟んで前記モータを接
着固定するので、磁気ディスク記憶装置はこれまでのよ
うに螺子(ネジ)取付け時に発生する塵埃が外部と遮断
されるケースベース内に発生せず、大量の微細な塵埃に
より引き起こされるヘッドクラッシュ発生の問題をなく
すことが出来、機器の信頼性をより高めることが出来
る。
【0036】また、請求項3の発明によると、ケースベ
ースの取付け面とモータブラケット取付け面の間に40
度乃至90度(ショア硬度)の硬度を有する粘着性のシ
ートを挟んで接着固定するので、モータから発生する磁
気振動及び軸受振動が装置ケースベースに伝わり難く、
防振効果を有する。
【0037】また、請求項4の発明によると、鋼板プレ
ス工法により作製されたモータブラケットを使用して
も、ケースベースの取付け面とモータブラケットの取付
け面の間に0.05mm以上の厚さの粘着性のシートを
挟んで接着固定するので、モータブラケットの固定面の
平面度の悪さは十分吸収出来、Oリングを使用しなくと
もエアーリークを防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク記憶装置のモータの取付
け構造部の第1の実施例(切削加工モータブラケットを
使用した場合)の側面図を示した。
【図2】本発明の磁気ディスク記憶装置のモータの取付
け構造部の第2の実施例(鋼板プレス加工モータブラケ
ットを使用した場合)の側面図を示した。
【図3】本発明の磁気ディスク記憶装置の第1及び第2
の実施例の組立ての手順を示した図である。
【図4】切削加工モータブラケット使用の場合の粘着剤
(粘着性のシート)厚さによるエアリーク特性を示した
図である。
【図5】鋼板プレス加工モータブラケット使用の場合の
粘着剤(粘着性のシート)厚さによるエアリーク特性を
示した図である。
【図6】本発明の実施例と螺子止めの従来例のものとを
比較した発塵評価結果を示した図である。
【図7】本発明の実施例と螺子止めの従来例とを比較し
てエアーリーク評価結果を示した図である。
【図8】横軸接着剤硬度(ショア硬度)と縦軸振動減衰
(パーセント)とした粘着剤(粘着性のシート)の振動
減衰特性を示した図である。
【図9】本発明の磁気ディスク記憶装置のモータの取付
け構造部の一実施例における振動特性(振動低減効果)
を示した図である。
【図10】従来の磁気ディスク記憶装置のモータの取付
け構造部の一例(切削加工モータブラケットを使用した
場合)の側面図を示した。
【図11】従来の磁気ディスク記憶装置のモータの取付
け構造部の他の例(鋼板プレス加工モータブラケットを
使用した場合)の側面図を示した。
【図12】従来の磁気ディスク記憶装置の一例及び他の
例の組立て手順を示した図である。
【図13】従来の磁気ディスク記憶装置の一例における
振動特性(振動低減効果)を示した図である。
【符号の説明】
1 軸 2,20 モータブラケット 2a,20a 切削加工モータブラケット 2b,20b 鋼板プレス加工モータブラケット 2f ブラケットの取付け面 3,3a,3b ボール軸受 4 ロータハブ 5 ロータヨーク 6 マグネット(回転駆動磁石) 7 ステータコア 8 駆動コイル 9 キャップ 10a 螺子(ネジ) 20h モータブラケットの取付け面の貫通穴 21 Oリング 90A,90B 本発明の磁気ディスク記憶装置のモー
タの取付け構造の各実施例 91,131 制御回路基板 92,132 ガスケット 93 ケース 93a,133a ケースベース(装置ケースベース) 93b,133b トップカバー(ケースカバー) 93f 装置ケースベースの取付け面 94,134 ボイスコイルモータアッセンブリ 95,135 ヘッド駆動部 95a,135a アクチュエータカートリッジ 95b,135b ヘッドアッセンブリ 96 粘着性シート(粘着性のシート) 96a 切削加工モータブラケット2aを装置ケースベ
ース93aに固定する粘着性シート(粘着性のシート) 96b 鋼板プレス加工モータブラケット2bを装置ケ
ースベース93aに固定する粘着性シート(粘着性のシ
ート) 97,137 モータ 98 ディスク(記録媒体) 99,139 ディスククランパ 130A,130B 従来の磁気ディスク記憶装置のモ
ータの取付け構造の各例 133h 装置ケースベースの取付け面の貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 33/14 G11B 33/14 501J H02K 5/24 H02K 5/24 A 21/22 21/22 M Fターム(参考) 5D109 BA14 BA16 BA18 CA02 CA04 5H605 AA03 AA04 AA05 AA08 BB05 BB10 BB14 BB17 BB19 CC01 CC02 CC03 CC09 CC10 DD05 DD09 DD17 EA05 EA19 EB10 FF06 GG07 5H621 BB07 GA01 GA04 JK01 JK07 JK08 JK13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータをケースベース及びトップカバーよ
    りなるケース内に外気と遮断して配置し、前記モータの
    ブラケットの取付け面を前記ケースベースの取付け面に
    当接させて前記モータを固定するモータの取付け構造に
    おいて、 前記ケースベースの取付け面と前記モータのブラケット
    の取付け面との接合面間に粘着性のシートを挟んで前記
    モータを接着固定したことを特徴とするモータの取付け
    構造。
  2. 【請求項2】ヘツド駆動部と、回転磁気ディスクを固定
    したモータとをケースベース及びトップカバーよりなる
    ケース内に外気と遮断して配置し、前記モータのブラケ
    ットの取付け面を前記ケースベースの取付け面に当接さ
    せて前記モータを固定する磁気ディスク記憶装置におい
    て、 前記ケースベースの取付け面と前記モータのブラケット
    の取付け面との接合面間に粘着性のシートを挟んで前記
    モータを接着固定したことを特徴とする磁気ディスク記
    憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載されたモータの取付け構造
    において、 前記粘着性のシートは40度乃至90度(ショア硬度)
    の硬度としたことを特徴とするモータの取付け構造。
  4. 【請求項4】請求項1に記載されたモータの取付け構造
    において、 前記モータブラケットは鋼板プレス工法により作製し、
    前記粘着性のシートの厚さは0.05mm以上としたこ
    とを特徴とするモータの取付け構造。
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