JP2003162765A - 自動販売機の庫内ファンモータ制御装置 - Google Patents

自動販売機の庫内ファンモータ制御装置

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JP2003162765A
JP2003162765A JP2001359688A JP2001359688A JP2003162765A JP 2003162765 A JP2003162765 A JP 2003162765A JP 2001359688 A JP2001359688 A JP 2001359688A JP 2001359688 A JP2001359688 A JP 2001359688A JP 2003162765 A JP2003162765 A JP 2003162765A
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JP
Japan
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fan motor
product
temperature
column
vending machine
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Pending
Application number
JP2001359688A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Kishimura
光祥 岸村
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Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Electric Appliances Co Ltd filed Critical Toshiba Electric Appliances Co Ltd
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Publication of JP2003162765A publication Critical patent/JP2003162765A/ja
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エバファンモータの回転数を制御することで、
必要なときに必要な分だけ庫内に対流を起こさせて、無
駄な消費電力量を低減し、最適な冷却温度、加温温度を
得ること。 【解決手段】冷却運転中及び加温運転中に、商品を収納
する左コラム2、中コラム3又は右コラム4の各庫内温
度に応じて運転制御部28によって左エバファンモータ
5、中エバファンモータ6及び右エバファンモータ7の
回転数を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機庫内の
冷気又は温風を対流させて庫内の商品の冷却又は加温を
行なうエバファンモータ(庫内ファンモータ)の回転数
制御を行なう自動販売機の庫内ファンモータ制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機には、複数のコラム内にそれ
ぞれ商品を収納し、これらコラムごとにそれぞれ商品を
冷却又は加温し、コールド商品又はホット商品として販
売するものがある。
【0003】このような自動販売機には、各コラム毎に
それぞれ各エバファンモータが設けられ、これらエバフ
ァンモータを駆動することによってコラムの各庫内の冷
気又は温風を対流させて商品の冷却又は加温を行なって
いる。そして、これらエバファンモータは、交流モータ
が用いられ、その駆動中は、フルパワーでかつ一定の回
転数で制御されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エバフ
ァンモータをフルパワーで一定の回転数で制御して庫内
の冷却、加温を行なっているために、不必要なエネルギ
を消費してしまい、過冷却、過加温(異常加熱)が発生
するおそれがある。これら過冷却、過加温が発生する
と、商品を最適な冷却温度、加温温度に保つことができ
なくなり、商品を冷却しすぎたり、加温しすぎたりす
る。そのうえ、消費電力量も増加してしまう。
【0005】そこで本発明は、エバファンモータの回転
数を制御することで、必要なときに必要な分だけ庫内の
空気を対流させて、無駄な消費電力量を低減し、最適な
冷却温度、加温温度が得られる自動販売機の庫内ファン
モータ制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、商品に対する
冷却運転又は加温運転のいずれか一方又は両方を行なう
自動販売機の庫内ファンモータ制御装置において、冷却
運転中及び加温運転中に、商品を収納する庫内の温度に
応じて庫内に対流を発生させる庫内ファンモータの回転
数を制御する運転制御手段を具備したことを特徴とする
自動販売機の庫内ファンモータ制御装置である。
【0007】本発明は、商品に対する冷却運転を行なう
自動販売機の庫内ファンモータ制御装置において、商品
を収納する庫内に対流を発生させる庫内ファンモータ
と、冷却運転時に、庫内温度が予め設定された適正温度
帯の上限温度よりも高い状態であれば、庫内ファンモー
タの回転数を大きくして超高速回転で運転し、庫内温度
が適正温度帯内にあれば、庫内ファンモータの回転数を
超高速回転の回転数よりも小さい複数の回転数のいずれ
かに切り替え制御する運転制御手段とを具備したことを
特徴とする自動販売機の庫内ファンモータ制御装置であ
る。
【0008】本発明は、商品に対する加温運転を行なう
自動販売機の庫内ファンモータ制御装置において、商品
を収納する庫内に対流を発生させる庫内ファンモータ
と、加温運転時に、庫内温度が予め設定された適正温度
帯の下限温度よりも低い状態であれば、庫内ファンモー
タの回転数を大きくして超高速回転で運転し、庫内温度
が適正温度帯内にあれば、庫内ファンモータの回転数を
超高速回転の回転数よりも小さい複数の回転数のいずれ
かに切り替え制御する運転制御手段とを具備したことを
特徴とする自動販売機の庫内ファンモータ制御装置であ
る。
【0009】本発明は、商品に対する冷却運転又は加温
運転のいずれか一方又は両方を行なう自動販売機の庫内
ファンモータ制御装置において、冷却運転中及び加温運
転中に、商品を収納する庫内の温度に応じて庫内に対流
を発生させる庫内ファンモータの回転数を制御する運転
制御手段を備え、かつこの運転制御手段は、商品の販売
数量に応じて庫内ファンモータの回転数が異なる複数の
販売数量運転モードを学習し、これら販売数量運転モー
ドのうち所定時間当たりの商品の販売数量に応じた販売
数量運転モードを選択し、この販売数量運転モードに従
って庫内ファンモータの回転数を制御する機能を有する
ことを特徴とする自動販売機の庫内ファンモータ制御装
置である。
【0010】本発明は、商品に対する冷却運転又は加温
運転のいずれか一方又は両方を行なう自動販売機の庫内
ファンモータ制御装置において、冷却運転中及び加温運
転中に、商品を収納する庫内の温度に応じて庫内に対流
を発生させる庫内ファンモータの回転数を制御する運転
制御手段を備え、かつこの運転制御手段は、商品の販売
数量に応じて庫内ファンモータの回転数が異なる複数の
販売数量運転モードを学習し、冷却運転中及び加温運転
中にそれぞれ庫内温度が適正温度帯内にあれば、所定時
間当たりの商品の販売数量を検知し、この販売数量が多
いほど複数の販売数量運転モードうち回転数の多い販売
数量運転モードを設定し、販売数量が少ないほど回転数
の小さい販売数量運転モードに設定し、これら設定され
た販売数量運転モードに従って庫内ファンモータの回転
数を制御する機能を有することを特徴とする自動販売機
の庫内ファンモータ制御装置である。
【0011】本発明は、上記本発明の自動販売機の庫内
ファンモータ制御装置において、自動販売機は、商品を
収納し、かつ冷却運転又は加温運転のいずれか一方に選
択的に設定されるコラムと、このコラム内に収納されて
いる商品のうち販売口の近傍に収納されている商品の高
さ位置付近に設けられ、当該商品の周囲雰囲気の温度を
検出する温度センサとを備え、庫内ファンモータは、コ
ラム内に収納されている商品のうち販売口の近傍に収納
されている商品の高さ位置に対応して設けられ、運転制
御手段によって庫内ファンモータの回転数が大きく設定
されると、庫内全体に対流を発生させ、回転数が小さく
設定されると、庫内のうち販売口の付近において対流を
発生させる。
【0012】本発明は、上記本発明の自動販売機の庫内
ファンモータ制御装置において、運転制御手段は、複数
のコラム別に設定された冷却運転又は加温運転のいずれ
か一方に応じて庫内ファンモータ別にそれぞれ回転数を
制御する機能を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0014】図1は自動販売機の庫内ファンモータ制御
装置の構成図である。自動販売機本体1には、左コラム
(左コラム)2、中コラム(中コラム)3及び右コラム
(右コラム)4が形成されている。これら左コラム2、
中コラム3及び右コラム4には、それぞれ商品、例えば
多数の缶飲料が自動販売機本体1の高さ方向に収納され
る。
【0015】又、自動販売機本体1には、図示しないが
商品販売時に商品を選択するためのセレクションスイッ
チや、投入金額と販売する商品の金額と精算業務を行な
うコイン機構、セレクションスイッチのにより選択され
精算業務の済んだ商品を販売口まで搬送する搬送機構、
販売した商品をカウントする販売カウント機構などが設
けられている。
【0016】このような自動販売機本体1には、左コラ
ム2、中コラム3及び右コラム4の各庫内をそれぞれ冷
却又は加温するための冷凍サイクルを構成する各部品が
設けられている。なお、これら左コラム2、中コラム3
及び右コラム4の冷却又は加温の設定は、図示しない冷
却加温ボタンを操作することで選択的に設定させるもの
で、冷却加温ボタンのうち冷却ボタンを押すことにより
冷却に設定され、加温ボタンを押すことにより加温に設
定される。
【0017】冷凍サイクルを構成する各部品を説明する
と、左コラム2、中コラム3及び右コラム4には、それ
ぞれ左エバファンモータ5、中エバファンモータ6及び
右エバファンモータ7が設けられている。これら左エバ
ファンモータ5、中エバファンモータ6及び右エバファ
ンモータ7の各回転軸には、それぞれ左エバファン8、
中エバファン9及び右エバファン10が取り付けられて
いる。
【0018】これら左エバファンモータ5、中エバファ
ンモータ6及び右エバファンモータ7は、それぞれ左コ
ラム2、中コラム3及び右コラム4の下部、例えば自動
販売機本体1の高さ方向に収納されている複数の商品の
最下段の商品から数個の各商品の高さ位置に設けられて
いる。
【0019】従って、これら左エバファンモータ5、中
エバファンモータ6及び右エバファンモータ7は、それ
ぞれ左コラム2、中コラム3及び右コラム4の各庫内を
その下方の段側から冷気又は加温された温風を対流させ
て冷却又は加温するものとなっている。
【0020】又、これら左エバファンモータ5、中エバ
ファンモータ6及び右エバファンモータ7は、直流モー
タが用いられている。従って、これら左エバファンモー
タ5、中エバファンモータ6及び右エバファンモータ7
は、印加電圧を可変することにより回転数を制御するこ
とが容易にできる。
【0021】又、これら左エバファンモータ5、中エバ
ファンモータ6及び右エバファンモータ7には、それぞ
れ左エバファンモータ用のセンサ(左エバセンサ)1
1、中エバファンモータ用のセンサ(中エバセンサ)1
2及び右エバファンモータ用のセンサ(右エバセンサ)
13が設けられている。
【0022】左コラム2、中コラム3及び右コラム4に
は、冷媒を蒸発させる左エバポレータ14、中エバポレ
ータ15及び右エバポレータ16がそれぞれ設けられて
いる。
【0023】左コラム2、中コラム3及び右コラム4の
各販売口付近には、それぞれ左コラム商品用の温度セン
サ(左コラム品温センサ)17、中コラム商品用の温度
センサ(中コラム品温センサ)18及び右コラム商品用
の温度センサ(右コラム品温センサ)19が取り付けら
れている。これら温度センサ17、18、19は、それ
ぞれ左コラム2、中コラム3及び右コラム4内の各庫内
温度、すなわち販売口付近で次に販売される商品の周囲
の庫内温度、すなわち最下段の商品から数個の各商品が
収納されている周囲温度を検出する。
【0024】自動販売機本体1には、冷媒を圧縮するコ
ンプレッサ20及び冷媒を冷却水で冷却して凝縮液化す
るコンデンサ21が設けられている。このうちコンデン
サ21には、コンデンサファン22が設けられ、かつコ
ンデンサセンサ23が取り付けられている。
【0025】又、左コラム2、中コラム3及び右コラム
4に対応して冷媒の流れを調節する左コラム2用の電磁
弁(左電磁弁)24、中コラム3用の電磁弁(中電磁
弁)25、及び右コラム4用の電磁弁(右電磁弁)26
が設けられている。
【0026】従って、冷却運転では、冷媒がコンプレッ
サ20により圧縮されて高圧高温のガスとなり、コンデ
ンサ21により冷却水で冷却されて凝縮液化される。こ
の凝縮液化された冷媒は、分配器(ディストリビュー
タ)により左電磁弁24、中電磁弁25又は右電磁弁2
6に分配され、各々の左キャピラリ、中キャピラリ又は
右キャピラリにより減圧されて各左エバポレータ14、
中エバポレータ15又は右エバポレータ16に送られて
蒸発し、その潜熱により周囲の熱を奪って左コラム2、
中コラム3及び右コラム4の庫内を冷却する。
【0027】一方、加温運転では、左コラム2、中コラ
ム3及び右コラム4に対応する図示しない各加温ヒータ
(左加温ヒータ、中加温ヒータ、右加温ヒータ)が設け
られている。これら加温ヒータに対する通電のオン、オ
フにより各コラム2、3、4の庫内の加温制御が行われ
る。
【0028】電装品ボックス27は、冷凍サイクルを構
成する各部品を制御して冷却運転又は加温運転を行なう
機能を有している。又、この電装品ボックス27には、
冷却運転中及び加温運転中に、商品を収納する左コラム
2、中コラム3及び右コラム4の各庫内温度、すなわち
左コラム品温センサ17、中コラム品温センサ18、右
コラム品温センサ19、左エバセンサ11、中エバセン
サ12及び右エバセンサ13によりそれぞれ検出された
左コラム2、中コラム3及び右コラム4の各販売口付近
の庫内温度に応じて左エバファンモータ5、中エバファ
ンモータ6及び右エバファンモータ7の各回転数をそれ
ぞれ制御する運転制御部28が設けられている。
【0029】この運転制御部28は、左エバファンモー
タ5、中エバファンモータ6及び右エバファンモータ7
をそれぞれ複数の回転運転モード、例えば超高速回転運
転モード(例えば3000rpm)、高速回転運転モー
ド(例えば2500rpm)、中速回転運転モード(例
えば2000rpm)、低速回転運転モード(例えば1
500rpm)、逆回転運転モード(例えば2000r
pm)のうちいずれかの回転運転モードに可変設定し
て、必要なときに必要な分だけ左コラム2、中コラム3
及び右コラム4の各庫内に対流を起こさせて、無駄な消
費電力量を低減し、最適な冷却温度、加温温度に制御す
る機能を有する。
【0030】具体的に、運転制御部28は、冷却運転時
に、左コラム2、中コラム3及び右コラム4の各庫内温
度が予め設定された適正温度帯の上限温度、例えば7℃
よりも高い状態で商品が冷えていない状態あれば、左エ
バファンモータ5、中エバファンモータ6及び右エバフ
ァンモータ7の各回転数を大きく、例えば超高速回転運
転モードに設定する機能を有している。
【0031】又、運転制御部28は、冷却運転時に、左
コラム2、中コラム3及び右コラム4の各庫内温度が適
正温度帯内にあれば、左エバファンモータ5、中エバフ
ァンモータ6及び右エバファンモータ7の回転数を超高
速回転運転モードの回転数よりも小さい回転数、例えば
高速回転運転モード、中速回転運転モード又は低速回転
運転モードのうちいずれかの回転運転モードに可変設定
する機能を有している。
【0032】一方、運転制御部28は、加温運転時に、
左コラム2、中コラム3及び右コラム4の各庫内温度が
予め設定された適正温度帯の下限温度、例えば50℃よ
りも低い状態であれば、左エバファンモータ5、中エバ
ファンモータ6及び右エバファンモータ7の回転数を大
きく、例えば超高速回転運転モードに設定する機能を有
している。
【0033】又、運転制御部28は、加温運転時に、左
コラム2、中コラム3及び右コラム4の各庫内温度が適
正温度帯内にあれば、左エバファンモータ5、中エバフ
ァンモータ6及び右エバファンモータ7の回転数を超高
速回転運転モードの回転数よりも小さい回転数、例えば
高速回転運転モード、中速回転運転モード又は低速回転
運転モードのうちいずれかの回転運転モードに可変設定
する機能を有している。
【0034】さらに、運転制御部28は、冷却運転時及
び加温運転時に、左コラム2、中コラム3及び右コラム
4の各庫内温度がそれぞれ適正温度帯内にあれば、複数
の販売数量運転モード、例えば大量判定モード(所定時
間例えば3時間当たりの商品の販売検知数が6本以
上)、中量判定モード(所定時間例えば3時間当たりの
商品の販売検知数が5本以下)、小量判定モード(所定
時間例えば3時間当たりの商品の販売検知数が3本以
下)に従って左エバファンモータ5、中エバファンモー
タ6及び右エバファンモータ7の回転数を制御する機能
を有している。
【0035】大量判定モードは、例えば3時間当たりの
商品の販売検知数が6本以上であれば、左エバファンモ
ータ5、中エバファンモータ6又は右エバファンモータ
7を高速回転運転モードで一定の回転数(例えば250
0rpm)で運転するモードである。
【0036】具体的に、冷却運転時の大量判定モードで
は、図2(a)に示すように左コラム2、中コラム3又は
右コラム4の各庫内温度が例えば2.5℃以下になる
と、コンプレッサ20をオフ(OFF)し、次に庫内温
度が例えば4.5℃以上になると、コンプレッサ20を
オン(ON)する。
【0037】これと共に、左エバファンモータ5、中エ
バファンモータ6又は右エバファンモータ7は、コンプ
レッサ20のオフと共にオフし、各庫内温度が例えば所
定温度T以上になると、オンし、コンプレッサ20が
オンしても継続してオンとする。
【0038】このとき運転制御部28は、左エバファン
モータ5、中エバファンモータ6又は右エバファンモー
タ7を、オンの期間、高速回転運転モードで一定の回転
数(例えば2500rpm)で運転する。
【0039】加温運転時の大量判定モードでは、図3
(a)に示すように左加温ヒータ、中加温ヒータ又は右加
温ヒータをオン、オフすることを繰り返す。
【0040】このとき、加温ヒータがオンであれば、運
転制御部28は、左エバファンモータ5、中エバファン
モータ6又は右エバファンモータ7を高速回転運転モー
ドで一定の回転数(例えば2500rpm)で運転する
ものとなっている。
【0041】加温ヒータがオフであれば、運転制御部2
8は、左エバファンモータ5、中エバファンモータ6又
は右エバファンモータ7を同高速回転運転モードで運転
する。
【0042】中量判定モードは、例えば3時間当たりの
商品の販売検知数が5本以上であれば、左エバファンモ
ータ5、中エバファンモータ6又は右エバファンモータ
7を中速回転運転モードで一定の回転数(例えば200
0rpm)で運転するモードである。
【0043】具体的に、冷却運転時の中量判定モードで
は、図2(b)に示すように左コラム2、中コラム3又は
右コラム4の各庫内温度が例えば2.5℃以下になる
と、コンプレッサ20をオフし、庫内温度が例えば4.
5℃以上になると、コンプレッサ20をオンする。
【0044】これと共に、左エバファンモータ5、中エ
バファンモータ6又は右エバファンモータ7は、各庫内
温度が例えば所定温度T以上になると、オンし、コン
プレッサ20がオンしても継続してオンとする。
【0045】このとき運転制御部28は、左エバファン
モータ5、中エバファンモータ6又は右エバファンモー
タ7を、オンの期間、中速回転運転モード(例えば20
00rpm)で運転する。
【0046】加温運転時の中量判定モードでは、図3
(b)に示すように左加温ヒータ、中加温ヒータ又は右加
温ヒータをオン、オフすることを繰り返す。このときの
オン、オフの各期間は、加温運転中の大量判定モードの
左加温ヒータ、中加温ヒータ又は右加温ヒータのオン、
オフの各期間よりも長い。
【0047】このとき、加温ヒータがオンであれば、運
転制御部28は、左エバファンモータ5、中エバファン
モータ6又は右エバファンモータ7を高速回転運転モー
ドでで運転する。
【0048】加温ヒータがオフであれば、運転制御部2
8は、左エバファンモータ5、中エバファンモータ6又
は右エバファンモータ7を中速回転運転モードで運転す
る。
【0049】小量判定モードは、例えば3時間当たりの
商品の販売検知数が3本以下であれば、左エバファンモ
ータ5、中エバファンモータ6又は右エバファンモータ
7を低速回転運転モードで一定の回転数(例えば150
0rpm)で運転するモードである。
【0050】具体的に、冷却運転時の小量判定モードで
は、図2(c)に示すように左コラム2、中コラム3又は
右コラム4の各庫内温度が例えば2.5℃以下になる
と、コンプレッサ20をオフし、庫内温度が例えば6℃
以上になると、コンプレッサ20をオンする。
【0051】これと共に、左エバファンモータ5、中エ
バファンモータ6又は右エバファンモータ7は、コンプ
レッサ20のオフと共にオフし、各庫内温度が例えば所
定温度T以上になると、オンし、コンプレッサ20が
オンしても継続してオンとする。
【0052】このとき運転制御部28は、左エバファン
モータ5、中エバファンモータ6又は右エバファンモー
タ7を、オンの期間、低速回転運転モード(例えば15
00rpm)で運転する。
【0053】加温運転時の小量判定モードでは、図3
(c)に示すように左加温ヒータ、中加温ヒータ又は右加
温ヒータのオン、オフを繰り返しの断続運転を行ない、
庫内温度が57℃に達すると、左加温ヒータ、中加温ヒ
ータ又は右加温ヒータをオフする。そして、庫内温度が
53℃に低下すると、再び中加温ヒータ又は右加温ヒー
タのオン、オフを繰り返しの断続運転を行ない、庫内温
度が57℃に達すると、左加温ヒータ、中加温ヒータ又
は右加温ヒータをオフする。
【0054】このとき、加温ヒータがオンであれば、運
転制御部28は、左エバファンモータ5、中エバファン
モータ6又は右エバファンモータ7を高速回転運転モー
ドでで運転する。
【0055】加温ヒータがオフであれば、運転制御部2
8は、左エバファンモータ5、中エバファンモータ6又
は右エバファンモータ7を低速回転運転モードで運転す
る。
【0056】又、運転制御部28は、学習省電力制御機
能を有する。すなわち、運転制御部28は、販売カウン
ト機構によりカウントされた商品の販売数量を所定期間
例えば3時間単位でメモリに書き込む。
【0057】この書き込みは、一日単位で区切られ、例
えば月、火等の平日、又は土、日その他の祝日等の休日
であるかを判断し、平日と休日との販売数量を別々に曜
日毎に区分してメモリに書き込む。
【0058】このように自動販売機のそれぞれの設置場
所における3時間毎の商品の販売数量を的確に把握でき
る。このようにメモリに書き込んだ販売数量から図4に
示すような左コラム2、中コラム3及び右コラム4別の
各時間帯における商品の販売数量データが取得される。
【0059】この商品の販売数量データが取得される
と、運転制御部28は、中コラム3及び右コラム4別の
各時間帯における商品の販売数量から図5に示すように
大量販売(所定時間例えば3時間当たりの商品の販売検
知数が6本以上)であるか、中量販売(所定時間例えば
3時間当たりの商品の販売検知数が5本以下)である
か、又は少量販売(所定時間例えば3時間当たりの商品
の販売検知数が3本以下)であるかを判断し、大量判定
モード、中量判定モード、又は小量判定モードであるか
を決定する機能を有する。
【0060】従って、運転制御部28は、図5に示す販
売数量運転モードに従い、例えば左コラム2に対して時
刻0〜3:00の間に小量判定モードで運転し、次の時
刻3:00〜6:00の間も小量判定モードで運転し、
時刻が飛んで時刻9:00〜12:00の間に大量判定
モードで運転するものとなる。
【0061】図5に示す販売数量運転モードを決定する
のは、図4に示す商品の販売数量データの取得方法を、
1日の実績から決定してもよいし、2日間の実績、さら
には1週間、2週間、3週間、4週間の商品の販売数量
データを取得し、曜日別に区分して平均値を取ることで
決定してもよい。
【0062】又、商品の販売数量データは、1週間、2
週間等によってもよいし、5週間目は1週間目を削除
し、順次繰り上げて5週間目が4週間目として取得する
方法により季節に影響しない範囲で平均値を求めるよう
にしてもよい。
【0063】さらに、時間の区分は、商品の販売実績等
により最適な時間、例えば1時間、2時間、或いは4時
間、5時間等に区分してもよい。
【0064】次に、上記の如く構成された装置の作用に
ついて説明する。
【0065】自動販売機本体1の左コラム2、中コラム
3及び右コラム4は、それぞれ冷却加温ボタンのうち冷
却ボタンを押すことにより冷却運転が設定され、加温ボ
タンを押すことにより加温運転が設定される。例えば左
コラム2が冷却運転に設定され、他の中コラム3及び右
コラム4が加温運転に設定されたとする。
【0066】冷却運転では、冷媒がコンプレッサ20に
より圧縮されて高圧高温のガスとなり、コンデンサ21
により冷却水で冷却されて凝縮液化される。この凝縮液
化された冷媒は、分配器(ディストリビュータ)により
左電磁弁24、中電磁弁25又は右電磁弁26に分配さ
れ、各々の左キャピラリ、中キャピラリ又は右キャピラ
リにより減圧されて各左エバポレータ14、中エバポレ
ータ15又は右エバポレータ16に送られて蒸発し、そ
の潜熱により周囲の熱を奪って左コラム2の庫内が冷却
される。
【0067】ところで、自動販売機をオフィス、工場等
の建物の中に設置し、これを最初に運転するとき、冷却
運転では、庫内温度を例えば2.5℃〜7℃の温度範囲
で運転し、加温運転では、庫内温度を例えば54℃〜5
6℃の温度範囲で運転する。
【0068】この運転期間中に商品が販売されると、運
転制御部28は、学習省電力制御機能によって図4に示
すような商品の販売数量データを取得し、かつ図5に示
す販売数量運転モードを決定する。この販売数量運転モ
ードは、商品の販売数量データの取得を、例えば2日
間、さらには1週間、2週間、3週間、4週間と続ける
ことにより、最新の販売数量データから決定される。
【0069】これ以降、運転制御部28は、最新の例え
ば図5に示す販売数量運転モードに従い、例えば左コラ
ム2に対して時刻0〜3:00の間に小量判定モードで
運転し、次の時刻3:00〜6:00の間も小量判定モ
ードで運転し、時刻が飛んで時刻9:00〜12:00
の間に大量判定モードで運転する。
【0070】又、自動販売機本体1を設置したときのプ
ルダウン冷却時、及び負荷ローディング時等の暖かい商
品が左コラム2の庫内に投入されたときには、左コラム
2の庫内が冷却運転に設定されていても、左コラム2の
庫内温度が予め設定された適正温度帯の上限温度、例え
ば7℃よりも高い状態、例えば図4に示すように15℃
にあり、商品が冷えていない状態にある。
【0071】なお、左コラム2の庫内温度は、左コラム
2に設けられた左コラム品温センサ17及び左エバセン
サ11により検出される。この検出温度は、左コラム2
内における販売口付近で次に販売される商品の周囲の庫
内温度、すなわち最下段の商品から数個の各商品が収納
されている周囲温度である。
【0072】この状態に、運転制御部28は、左エバフ
ァンモータ5を超高速回転運転モード(例えば3000
rpm)で駆動し、左コラム2内の対流を急速に促進
し、左コラム2全体に冷気を対流させる。
【0073】これにより、左コラム2に収納されている
多数の商品が冷却され、かつ同左コラム2の庫内温度
は、図4に示すように急速に低下して適正温度帯(例え
ば庫内温度7℃以下)入る。
【0074】次に、冷却運転で、左コラム2の庫内温度
が適正温度帯に入ると、運転制御部28は、学習省電力
制御機能が働き、図4及び図5に従い、販売検知数が所
定時間例えば3時間当たりの商品の販売検知数が6本以
上であれば、運転制御部28は、図6に示すように大量
判定モードで左エバファンモータ5を高速回転運転モー
ド(例えば2500rpm)で運転し、所定時間例えば
3時間当たりの商品の販売検知数が5本以下であれば、
左エバファンモータ5を中量判定モード(例えば200
0rpm)で運転し、所定時間例えば3時間当たりの商
品の販売検知数が3本以下であれば、左エバファンモー
タ5を小量判定モード(例えば1500rpm)で運転
する。
【0075】冷却運転中の大量判定モードであれば、運
転制御部28は、図2(a)に示すように左コラム2の庫
内温度が例えば2.5℃以下になると、コンプレッサ2
0をオフし、庫内温度が例えば4.5℃以上になると、
コンプレッサ20をオンする。
【0076】これと共に、運転制御部28は、左エバフ
ァンモータ5を、コンプレッサ20のオフと共にオフ
し、左コラム2の庫内温度が例えば所定温度T以上に
なると、高速回転運転モードで一定の回転数(例えば2
500rpm)で運転し、コンプレッサ20がオンして
も継続してオンとする。
【0077】左エバファンモータ5を高速回転運転モー
ドで運転することにより、左コラム2の全体に冷気が対
流する。これにより、左コラム2の庫内温度は、当該左
コラム2の全体的に2.5℃〜4.5℃の温度内に収め
られ、左コラム2内に収納されている多数の商品が適正
温度に冷却される。
【0078】従って、例えば3時間当たりの商品の販売
検知数が6本以上であっても、左コラム2内の全ての商
品が適正温度に冷却されているので、販売した商品は、
適正温度の冷却されたコールド商品として販売できる。
【0079】冷却運転中の中量判定モードであれば、運
転制御部28は、図2(b)に示すように左コラム2の庫
内温度が例えば2.5℃以下になると、コンプレッサ2
0をオフし、庫内温度が例えば4.5℃以上になると、
コンプレッサ20をオンする。
【0080】これと共に、運転制御部28は、左エバフ
ァンモータ5を、庫内温度が例えば所定温度T以上に
なると、中速回転運転モード(例えば2000rpm)
で運転し、コンプレッサ20がオンしても継続してオン
とする。これにより、左コラム2の庫内温度は、2.5
℃〜4.5℃の温度内に収められる。
【0081】左エバファンモータ5を中速回転運転モー
ドで運転することにより、左コラム2の例えば最下段か
ら中下段に冷気が対流する。これにより、左コラム2の
庫内温度は、当該左コラム2の例えば最下段から中下段
の領域が2.5℃〜4.5℃の適正温度帯内に収めら
れ、左コラム2内に収納されている最下段から中下段の
各商品が適正温度に冷却される。
【0082】従って、例えば3時間当たりの商品の販売
検知数が5本以下であれば、左コラム2内の最下段から
中下段の各商品が適正温度に冷却されているので、商品
の販売検知数5本以下の商品販売に十分対応でき、販売
した商品は、適正温度に冷却されたコールド商品として
販売できる。
【0083】冷却運転時の小量判定モードであれば、運
転制御部28は、図2(c)に示すように左コラム2の庫
内温度が例えば2.5℃以下になると、コンプレッサ2
0をオフし、庫内温度が例えば6℃以上になると、コン
プレッサ20をオンする。
【0084】これと共に、運転制御部28は、左エバフ
ァンモータ5を、コンプレッサ20のオフと共にオフ
し、各庫内温度が例えば所定温度T以上になると、低
速回転運転モード(例えば1500rpm)で運転し、
コンプレッサ20がオンしても継続してオンとする。
【0085】左エバファンモータ5を低速回転運転モー
ドで運転することにより、左コラム2の例えば販売口付
近の最下段から商品数個分の周囲に冷気が対流する。こ
れにより、左コラム2の庫内温度は、当該左コラム2の
例えば最下段から商品数個分の周囲の領域が2.5℃〜
4.5℃の温度内に収められ、左コラム2内に収納され
ている販売口付近の最下段から商品数個分の周囲の各商
品が適正温度に冷却される。
【0086】従って、例えば3時間当たりの商品の販売
検知数が3本以下であれば、左コラム2内の最下段から
商品数個分の周囲の各商品が適正温度に冷却されている
ので、商品の販売検知数3本以下の商品販売に十分対応
でき、販売した商品は、適正温度に冷却されたコールド
商品として販売できる。
【0087】なお、図4に示すように大量判定モード、
中量判定モード、小量判定モードで庫内温度の変化の傾
斜がそれぞれ異なるのは、大量判定モードでは庫内全体
に冷気を対流させるので、庫内全体の多数の商品との熱
交換により他の中量判定モード及び小量判定モードより
も温度上昇の時間が速い。
【0088】同様の理由により、中量判定モードでは庫
内の最下段から中下段の範囲に冷気を対流させ、小量判
定モードでは庫内の販売口付近の最下段から商品数個分
の周囲に冷気を対流させるので、中量判定モード、小量
判定モードの順で温度上昇の時間が速くなる。
【0089】一方、加温運転では、中コラム3及び右コ
ラム4に対応する各加温ヒータに対する通電のオン、オ
フにより加温制御が行われる。
【0090】自動販売機本体1を設置したときのプルダ
ウン加温時、及び負荷ローディング時等の冷たい商品が
加温運転の中コラム3及び右コラム4の各庫内に投入さ
れたときには、これら中コラム3及び右コラム4の庫内
温度が適正温度帯の下限温度、例えば50℃よりも低い
状態、例えば図7に示すように庫内温度48℃であり、
商品が加温されていない状態にある。
【0091】この状態に、運転制御部28は、中エバフ
ァンモータ6又は右エバファンモータ7をそれぞれ超高
速回転運転モード(例えば3000rpm)で駆動し、
中コラム3及び右コラム4内の全体に対流を急速に促進
し、急速加温運転とする。これにより、中コラム3及び
右コラム4の各庫内温度は、急速に上昇して適正温度帯
(例えば庫内温度50℃以上)になる。
【0092】次に、加温運転で、中コラム3及び右コラ
ム4の各庫内温度がそれぞれ適正温度帯に入ると、運転
制御部28は、各中コラム3及び右コラム4別に学習省
電力制御機能が働き、図4及び図5に従い、販売検知数
が所定時間例えば3時間当たりの商品の販売検知数が6
本以上であれば、運転制御部28は、図7に示すように
大量判定モードで中エバファンモータ6又は右エバファ
ンモータ7を高速回転運転モード(例えば2500rp
m)で運転し、所定時間例えば3時間当たりの商品の販
売検知数が5本以下であれば、中エバファンモータ6又
は右エバファンモータ7を中量判定モード(例えば20
00rpm)で運転し、所定時間例えば3時間当たりの
商品の販売検知数が3本以下であれば、中エバファンモ
ータ6又は右エバファンモータ7を小量判定モード(例
えば1500rpm)で運転する。
【0093】加温運転中の大量判定モードであれば、運
転制御部28は、図3(a)に示すように中加温ヒータ又
は右加温ヒータをオン、オフすることを繰り返す。
【0094】このとき、加温ヒータがオンであれば、運
転制御部28は、中エバファンモータ6又は右エバファ
ンモータ7をそれぞれ高速回転運転モードで一定の回転
数(例えば2500rpm)で運転する。
【0095】又、加温ヒータがオフであれば、運転制御
部28は、中エバファンモータ6又は右エバファンモー
タ7をそれぞれ高速回転運転モードで運転する。
【0096】これら中エバファンモータ6又は右エバフ
ァンモータ7がそれぞれ個別に高速回転運転モードで運
転することにより、中コラム3又は右コラム4の全体に
温風が対流する。これにより、中コラム3及び右コラム
4の各庫内温度は、当該中コラム3及び右コラム4の全
体的に54℃〜56℃の温度内に収められ、これら中コ
ラム3及び右コラム4内にそれぞれ収納されている多数
の商品が適正温度に加温される。
【0097】従って、例えば3時間当たりの商品の販売
検知数が6本以上であっても、中コラム3及び右コラム
4内の全ての商品が適正温度に加温されているので、販
売した商品は、適正温度に加温されたホット商品として
販売できる。
【0098】加温運転中の中量判定モードであれば、運
転制御部28は、図3(b)に示すように中加温ヒータ又
は右加温ヒータをそれぞれオンし、オフすることを繰り
返す。このときのオン、オフの各期間は、加温運転中の
大量判定モードのオン、オフの各期間よりも長い。
【0099】このとき、加温ヒータがオンであれば、運
転制御部28は、中エバファンモータ6又は右エバファ
ンモータ7をそれぞれ個別に高速回転運転モードで運転
する。
【0100】又、加温ヒータがオフであれば、運転制御
部28は、中エバファンモータ6又は右エバファンモー
タ7をそれぞれ個別に中速回転運転モードで運転する。
【0101】これら中エバファンモータ6又は右エバフ
ァンモータ7をそれぞれ中速回転運転モードで運転する
ことにより、中コラム3及び右コラム4のそれぞれにお
いて、例えば最下段から中下段に温風が対流する。これ
により、中コラム3及び右コラム4の各庫内温度は、こ
れら中コラム3及び右コラム4の例えば最下段から中下
段の領域が53.5℃〜56.5℃の温度内に収めら
れ、中コラム3及び右コラム4内にそれぞれ収納されて
いる最下段から中下段の各商品が適正温度に加温され
る。
【0102】従って、例えば3時間当たりの商品の販売
検知数が5本以下であれば、中コラム3及び右コラム4
内の各最下段から中下段の各商品が適正温度に加温され
ているので、商品の販売検知数5本以下の商品販売に十
分対応でき、販売した商品は、適正温度に加温されたホ
ット商品として販売できる。
【0103】加温運転時の小量判定モードでは、図3
(c)に示すように中加温ヒータ又は右加温ヒータのオ
ン、オフを繰り返しの断続運転を行ない、庫内温度が5
7℃に達すると、左加温ヒータ、中加温ヒータ又は右加
温ヒータをオフする。そして、庫内温度が53℃に低下
すると、再び中加温ヒータ又は右加温ヒータのオン、オ
フを繰り返しの断続運転を行なう。
【0104】このとき、加温ヒータがオンであれば、運
転制御部28は、中エバファンモータ6又は右エバファ
ンモータ7をそれぞれ個別に高速回転運転モードで運転
する。
【0105】加温ヒータがオフであれば、運転制御部2
8は、中エバファンモータ6又は右エバファンモータ7
をそれぞれ個別に低速回転運転モードで運転する。
【0106】これら中エバファンモータ6又は右エバフ
ァンモータ7をそれぞれ個別に低速回転運転モードで運
転することにより、中コラム3及び右コラム4の例えば
各販売口付近の最下段から商品数個分の周囲に温風が対
流する。これにより、中コラム3及び右コラム4の各庫
内温度は、これら中コラム3及び右コラム4の例えば最
下段から商品数個分の周囲の領域が53℃〜57℃の温
度内に収められ、中コラム3及び右コラム4内にそれぞ
れ収納されている販売口付近の最下段から商品数個分の
周囲の各商品が適正温度に加温される。
【0107】従って、例えば3時間当たりの商品の販売
検知数が3本以下であれば、中コラム3及び右コラム4
内の最下段から商品数個分の周囲の各商品が適正温度に
加温されているので、商品の販売検知数3本以下の商品
販売に十分対応でき、販売した商品は、適正温度に加温
されたホット商品として販売できる。
【0108】このように上記一実施の形態においては、
冷却運転中及び加温運転中に、商品を収納する左コラム
2、中コラム3又は右コラム4の各庫内温度に応じて左
エバファンモータ5、中エバファンモータ6及び右エバ
ファンモータ7の回転数をそれぞれ制御するので、必要
なときに必要な分だけ左コラム2、中コラム3及び右コ
ラム4の各庫内の冷気又は温風を対流させて各商品を適
正な冷却温度、加温温度に確保することができる。
【0109】この場合、自動販売機本体1を設置したと
きのプルダウン冷却時又は加温時、及び負荷ローディン
グ時等の暖かい商品、冷たい商品が左コラム2、中コラ
ム3又は右コラム4の各庫内に投入されても、超高速回
転運転モードで急速に商品の温度を適正な冷却温度、加
温温度に確保できる。
【0110】又、冷却運転時及び加温運転時に、左コラ
ム2、中コラム3及び右コラム4の各庫内温度がそれぞ
れ適正温度帯内にあれば、学習省電力制御機能が同時に
働き、図5に示す学習された複数の販売数量運転モー
ド、例えば大量判定モード、中量判定モード、小量判定
モードに従って左エバファンモータ5、中エバファンモ
ータ6及び右エバファンモータ7の回転数を制御するの
で、無駄な消費電力量を低減して必要最小限の消費電力
量で運転ができる。
【0111】この場合、例えば3時間当たりの商品の販
売検知数は時間経過と共に変化することから、この販売
検知数の増減に応じて大量判定モード、中量判定モード
又は小量判定モードの設定を可変でき、商品の冷却温
度、加温温度をきめこまかく制御できる。
【0112】又、左エバファンモータ5、中エバファン
モータ6及び右エバファンモータ7は、直流モータを用
いているので、これらモータ5、6、7への印加電圧を
制御するだけで、容易にかつ簡単な構成で左エバファン
モータ5、中エバファンモータ6及び右エバファンモー
タ7の回転数を制御できる。
【0113】又、左コラム2、中コラム3及び右コラム
4別に設定された冷却運転又は加温運転のいずれか一方
に応じて左エバファンモータ5、中エバファンモータ6
及び右エバファンモータ7をそれぞれ回転数制御するの
で、左コラム2、中コラム3及び右コラム4別に商品を
適正な冷却温度、加温温度に確保できる。
【0114】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。
【0115】例えば、回転運転モードは、例えば超高速
回転運転モード、高速回転運転モード、中速回転運転モ
ード、低速回転運転モード、逆回転運転モードに限ら
ず、これら回転運転モードの幾つかを組み合わせたり、
他の回転運転モードを追加してもよい。
【0116】又、商品数運転モードについても、大量判
定モード、中量判定モード、小量判定モードに限らず、
これら回転運転モードの幾つかを組み合わせたり、他の
回転運転モードを追加してもよい。
【0117】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0118】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、エ
バファンモータの回転数を制御することで、必要なとき
に必要な分だけ庫内に対流を起こさせて、無駄な消費電
力量を低減し、最適な冷却温度、加温温度が得られる自
動販売機の庫内ファンモータ制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動販売機の庫内ファンモータ
制御装置の一実施の形態を示す構成図。
【図2】本発明に係わる自動販売機の庫内ファンモータ
制御装置の一実施の形態における冷却運転時の販売数量
運転モードを示すタイムチャート。
【図3】本発明に係わる自動販売機の庫内ファンモータ
制御装置の一実施の形態における加温運転時の販売数量
運転モードを示すタイムチャート。
【図4】本発明に係わる自動販売機の庫内ファンモータ
制御装置の一実施の形態における各時間帯における商品
の販売数量を示す図。
【図5】本発明に係わる自動販売機の庫内ファンモータ
制御装置の一実施の形態における各時間帯における販売
数量運転モードを示す図。
【図6】本発明に係わる自動販売機の庫内ファンモータ
制御装置の一実施の形態における冷却運転時の庫内温度
の変化を示す図。
【図7】本発明に係わる自動販売機の庫内ファンモータ
制御装置の一実施の形態における加温運転時の庫内温度
の変化を示す図。
【符号の説明】
1:自動販売機本体 2:左コラム 3:中コラム 4:右コラム 5:左エバファンモータ 6:中エバファンモータ 7:右エバファンモータ 8:左エバファン 9:中エバファン 10:右エバファン 11:左エバファンモータ用のセンサ(左エバセンサ) 12:中エバファンモータ用のセンサ(中エバセンサ) 13:右エバファンモータ用のセンサ(右エバセンサ) 14:左エバポレータ 15:中エバポレータ 16:右エバポレータ 16が設けられている。 17:左コラム商品用の温度センサ(左コラム品温セン
サ) 18:中コラム商品用の温度センサ(中コラム品温セン
サ) 19:右コラム商品用の温度センサ(右コラム品温セン
サ) 20:コンプレッサ 21:コンデンサ 22:コンデンサファン 23:コンデンサセンサ 24:左コラム用の電磁弁(左電磁弁) 25:中コラム用の電磁弁(中電磁弁) 26:右コラム用の電磁弁(右電磁弁) 27:電装品ボックス 28:運転制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品に対する冷却運転又は加温運転のい
    ずれか一方又は両方を行なう自動販売機の庫内ファンモ
    ータ制御装置において、 前記冷却運転中及び前記加温運転中に、前記商品を収納
    する庫内の温度に応じて前記庫内に対流を発生させる庫
    内ファンモータの回転数を制御する運転制御手段、を具
    備したことを特徴とする自動販売機の庫内ファンモータ
    制御装置。
  2. 【請求項2】 商品に対する冷却運転を行なう自動販売
    機の庫内ファンモータ制御装置において、 前記商品を収納する庫内に対流を発生させる庫内ファン
    モータと、 前記冷却運転時に、前記庫内温度が予め設定された適正
    温度帯の上限温度よりも高い状態であれば、前記庫内フ
    ァンモータの回転数を大きくして超高速回転で運転し、
    前記庫内温度が前記適正温度帯内にあれば、前記庫内フ
    ァンモータの回転数を前記超高速回転の回転数よりも小
    さい複数の回転数のいずれかに切り替え制御する運転制
    御手段と、を具備したことを特徴とする自動販売機の庫
    内ファンモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 商品に対する加温運転を行なう自動販売
    機の庫内ファンモータ制御装置において、 前記商品を収納する庫内に対流を発生させる庫内ファン
    モータと、 前記加温運転時に、前記庫内温度が予め設定された適正
    温度帯の下限温度よりも低い状態であれば、前記庫内フ
    ァンモータの回転数を大きくして超高速回転で運転し、
    前記庫内温度が前記適正温度帯内にあれば、前記庫内フ
    ァンモータの回転数を前記超高速回転の回転数よりも小
    さい複数の回転数のいずれかに切り替え制御する運転制
    御手段と、を具備したことを特徴とする自動販売機の庫
    内ファンモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 商品に対する冷却運転又は加温運転のい
    ずれか一方又は両方を行なう自動販売機の庫内ファンモ
    ータ制御装置において、 前記冷却運転中及び前記加温運転中に、前記商品を収納
    する庫内の温度に応じて前記庫内に対流を発生させる庫
    内ファンモータの回転数を制御する運転制御手段を備
    え、 かつこの運転制御手段は、前記商品の販売数量に応じて
    前記庫内ファンモータの回転数が異なる複数の販売数量
    運転モードを学習し、これら販売数量運転モードのうち
    所定時間当たりの前記商品の販売数量に応じた前記販売
    数量運転モードを選択し、この販売数量運転モードに従
    って前記庫内ファンモータの回転数を制御する機能を有
    することを特徴とする自動販売機の庫内ファンモータ制
    御装置。
  5. 【請求項5】 商品に対する冷却運転又は加温運転のい
    ずれか一方又は両方を行なう自動販売機の庫内ファンモ
    ータ制御装置において、 前記冷却運転中及び前記加温運転中に、前記商品を収納
    する庫内の温度に応じて前記庫内に対流を発生させる庫
    内ファンモータの回転数を制御する運転制御手段を備
    え、 かつこの運転制御手段は、前記商品の販売数量に応じて
    前記庫内ファンモータの回転数が異なる複数の販売数量
    運転モードを学習し、前記冷却運転中及び前記加温運転
    中にそれぞれ前記庫内温度が前記適正温度帯内にあれ
    ば、所定時間当たりの商品の販売数量を検知し、この販
    売数量が多いほど複数の前記販売数量運転モードうち回
    転数の多い前記販売数量運転モードを設定し、前記販売
    数量が少ないほど回転数の小さい前記販売数量運転モー
    ドに設定し、これら設定された前記販売数量運転モード
    に従って前記庫内ファンモータの回転数を制御する機能
    を有することを特徴とする自動販売機の庫内ファンモー
    タ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記自動販売機は、前記商品を収納し、
    かつ冷却運転又は加温運転のいずれか一方に選択的に設
    定されるコラムと、 このコラム内に収納されている前記商品のうち販売口の
    近傍に収納されている前記商品の高さ位置付近に設けら
    れ、当該商品の周囲雰囲気の温度を検出する温度センサ
    とを備え、 前記庫内ファンモータは、前記コラム内に収納されてい
    る前記商品のうち販売口の近傍に収納されている前記商
    品の高さ位置に対応して設けられ、 前記運転制御手段によって前記庫内ファンモータの回転
    数が大きく設定されると、前記庫内全体に対流を発生さ
    せ、前記回転数が小さく設定されると、前記庫内のうち
    前記販売口の付近において対流を発生させることを特徴
    とする請求項1乃至5のうちいずれか1項記載の自動販
    売機の庫内ファンモータ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記運転制御手段は、前記複数のコラム
    別に設定された前記冷却運転又は前記加温運転のいずれ
    か一方に応じて前記庫内ファンモータ別にそれぞれ回転
    数を制御する機能を有することを特徴とする請求項1乃
    至6のうちいずれか1項記載の自動販売機の庫内ファン
    モータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9444261B2 (en) 2012-04-11 2016-09-13 Takeshi Miura Power line communication device

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