JP2003162464A - 資源管理システム、方法、およびそのための機構を備える装置 - Google Patents

資源管理システム、方法、およびそのための機構を備える装置

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JP2003162464A JP2001360287A JP2001360287A JP2003162464A JP 2003162464 A JP2003162464 A JP 2003162464A JP 2001360287 A JP2001360287 A JP 2001360287A JP 2001360287 A JP2001360287 A JP 2001360287A JP 2003162464 A JP2003162464 A JP 2003162464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術では、情報家電などをネットワーク
上で運用管理することが困難である、ネットワーク上の
利用権を動的に利用者に提供できない、即時の利用権発
行は困難である、遠隔地に存在するデバイスに対して利
用権に応じて利用を安全に実行できない、利用者の利用
するデバイスが変わると利用者がこれまで用いていたコ
ンテキストが利用できない等の問題があった。 【解決手段】 本発明の資源管理システムは、さまざま
なデバイスに付帯する通信手段と資源情報管理手段を持
つ資源識別機構と、資源識別機構の通信手段と通信する
通信手段と、局所的空間管理手段と所属資源管理手段と
局所的利用権管理手段とアプリケーション管理手段を持
つ局所的空間管理機構を持つ。これにより、情報家電な
どの技術の発達で、さまざまなデバイスが通信機能を持
った場合に、個々のデバイスをネットワーク上で運用管
理すること等が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上に
存在するさまざまなコンピューティング資源の利用を制
御するシステムに利用する技術に関する。特に、家庭、
宿泊施設ならびにオフィス、会議室、会議場などのビジ
ネスシーンや、書店、映画館、コンサートホールなどの
娯楽施設上に局所的に存在する資源を結びつけることに
より構成される局所的ネットワークと、それら局所的ネ
ットワークを統括し管理することに利用される資源管理
システム、方法、およびそのための機構を備える装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、 (1)ネットワークに接続されたワークステーションや
メインフレーム上にあるサービスを利用するために用い
られ、いわゆるネットワークサービスというものは、い
わゆるコンピュータ上でのサービスの提供(メールサー
ビスやWWWサービスなど)に特化している (2)インターネットプロバイダへのアクセスやWeb
上のサービスへのアクセスなど、特定の利用者があるサ
ービスを利用する際に、サービスを提供する特定の資源
に対しての静的な利用権を、当該の利用者に対してのみ
発行している (3)利用権の発行について、事前にユーザの申請など
が必要である (4)オフィス内でのファイルサービスやプリントサー
ビスなど静的な1ケ所の局所的空間に対してのみサービ
スを提供している (5)WWWブラウザのCookieなど、利用者のサ
ービス利用コンテキストを1ケ所に保持し、同一の場所
においてのみ、利用者のコンテキストに応じたサービス
の個人化が行える などの特徴がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、 (1)ネットワークを通じての管理の対象となるため
に、IPアドレス等のネットワークに参加するための設
定情報を内部で保持できる従来のいわゆるコンピュータ
を対象としており、情報家電などの技術の発達で、さま
ざまなデバイスが通信機能を持った場合に、個々のデバ
イスをネットワーク上で運用管理することが困難である (2)ネットワーク上に存在するさまざまなデバイスや
サービス、コンテンツに対する利用権を、動的に個々の
利用者に対して提供することができない (3)利用権の発行に対し、本人の認定や利用権の発行
までひとつひとつのプロセスを経ねばならず即時の利用
権発行は困難である (4)遠隔地に存在するデバイスに対して、特定の利用
権を持った利用者を認定し、当該の利用者の持つ利用権
に応じてデバイスやコンテンツ、サービスなどの利用を
安全に実行することができない (5)利用者の利用するデバイスが変わると、利用者が
これまで用いていたコンテキストが利用できない などの問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の資源管理システ
ムは、資源識別機構、局所的空間管理機構、仲介機構、
サービス機構、セキュアトークンから構成される。図1
は本発明の資源管理システムのシステム構成の一例を示
す図である。以下、各機構について詳細に説明する。
【0005】資源識別機構の構成を図2に示す。資源識
別機構は、通信手段を持ち、個々の資源に付帯し、資源
を識別する資源情報を管理する資源情報管理手段を持
つ。資源情報管理手段の管理する資源情報は、個々の資
源に関する資源ID、資源名、資源種別、資源機能、資
源利用条件などから構成される。資源管理機構の通信手
段は、当該の資源以外の持つ資源、局所的空間管理機
構、セキュアトークンなどと通信する。なお、通信手段
は資源そのものにも存在する場合も想定され、資源識別
機構の通信手段を使用しない場合も存在する。また、上
記資源情報は、局所的空間管理機構や仲介機構の管理者
などにより、資源もしくは局所的空間管理機構を通じ
て、内容を変更することができる。
【0006】図3に局所的空間管理機構の構造を示す。
局所的空間管理機構は、通信手段、局所的空間管理手
段、所属資源管理手段、局所的利用権管理手段、アプリ
ケーション管理手段を持つ。
【0007】局所的空間管理機構の通信手段は、資源、
資源に付帯した資源識別機構、他の局所的空間管理機
構、仲介機構と通信する。
【0008】局所的空間管理機構の局所的空間管理手段
は、自らが所属する局所的空間に関する、空間名(例え
ば、オフィス001)、空間ID(例えば、Office00l)、
空間種別(例えば、Office)からなる空間情報を管理す
る。
【0009】所属資源管理情報は、当該の局所的空間に
存在する複数の資源に関する資源情報を、資源識別機構
より取得し管理する。
【0010】局所的利用権管理手段は、当該の局所的空
間に存在する個々の資源に関する利用権情報を、仲介機
構から取得し管理する場合もあれば、局所的空間管理機
構が資源に関する利用権を生成し、仲介機構に渡す場合
も存在する。
【0011】アプリケーション管理手段は、資源上で動
作するアプリケーション本体、およびアプリケーション
情報、コンテンツ本体、コンテンツ情報などのサービス
情報を管理する。
【0012】局所的空間管理機構は管理対象となる局所
的空間内に存在し、有線や無線などの通信手段を備え、
資源、資源に付帯した資源識別機構、セキュアトーク
ン、他の局所的空間管理機構、仲介機構と通信する。特
に、資源や資源識別機構との通信により局所的ネットワ
ークを構築する。この局所的ネットワークの構築は動的
に行われ、局所的ネットワークに所属する資源をリアル
タイムに管理することも可能である。
【0013】図4に仲介機構の構成を示す。仲介機構
は、通信手段、利用権管理手段、資源検索手段、サービ
ス検索手段、利用命令中継制御手段を持つ。仲介機構内
の通信手段は、複数の局所的空間管理機構や複数のサー
ビス機構と通信を行う。
【0014】利用権管理手段は、資源やサービスに対す
る利用権本体、当該となる利用権に対する資源情報、当
該となる利用権に対する利用者ID、当該の資源および
サービスに関する利用条件、空間情報から構成される利
用権情報を管理する。なお、利用権情報の管理は、仲介
機構で集中して行われる場合のみではなく、個々の局所
的空間管理機構で分散して管理される場合もある。ま
た、サービスの利用権は、当該となるサービス機構から
取得する場合もあれば、本手段が生成し管理する場合も
ある。資源の利用権に関しては、本手段が、生成し局所
的空間管理機構に渡す場合もあれば、局所的空間管理機
構から取得する場合もある。
【0015】資源検索手段は、複数の局所的空間管理機
構から集められる、空間情報と資源情報を管理、保持
し、ユーザに対し資源の検索機能を提供する。
【0016】サービス検索手段は、複数のサービス機構
から集められるサービス実行情報、サービス管理情報を
管理、保持し、ユーザに対しサービスの検索機能を提供
する。
【0017】利用命令中継制御手段は、ある局所的空間
に存在するユーザが、遠隔地にある資源を利用する際の
利用命令を、ユーザが現在いる局所的空間内から、ユー
ザが利用したい資源がある局所的空間へ中継する機能を
提供する。
【0018】図5にサービス機構の構造を図示する。サ
ービス機構は、サービス管理手段とコンテキスト管理手
段と、サービス実行手段を持つ。
【0019】サービス管理手段は、個々のサービスの利
用権や利用者IDなどのサービス管理情報を管理する機
構である。サービスの利用権本体は、通信手段を通じ
て、仲介機構が取得する。
【0020】コンテキスト管理手段は、資源やセキュア
トークンやサービス機構や局所的空間管理機構から、資
源やサービスの利用履歴や個人IDを収集し、コンテキ
スト情報として保持、管理し、ユーザがサービスや資源
の利用する際の個人化のキーとしてコンテキスト情報を
利用する。
【0021】サービス実行手段は、サービス本体であ
る、アプリケーション本体、アプリケーション情報、コ
ンテンツ本体、コンテンツ情報、サービス提供者情報な
どから構成されるサービス情報を保持し、ネットワーク
を介し、ユーザに対してサービスを実行する。
【0022】図6にセキュアトークンの構造を図示す
る。セキュアトークンは、通信手段、ユーザ識別手段、
ユーザ利用権管理手段、利用履歴管理手段、ユーザ情報
管理手段を持つ。
【0023】セキュアトークンの持つ通信手段は、資源
や資源識別機構、局所的空間管理機構と通信する。
【0024】ユーザ情報管理手段は、ユーザIDやユー
ザの役割を管理し、資源や資源識別機構、局所的空間管
理機構、仲介機構、サービス機構と通信し、ユーザの認
証を行う。ユーザの役割に、ユーザの所属する組織や、
サービスを利用するために必要な経済状況にあるかなど
が管理される。
【0025】ユーザ利用権管理手段は、資源やサービス
を利用するための利用権本体および利用権情報を管理す
る。
【0026】ユーザコンテキスト管理手段は、ユーザが
どのような資源やサービスを利用したかという利用履歴
などからなる利用履歴や、ユーザの嗜好、ユーザの所属
などからなるユーザコンテキスト情報を管理する。
【0027】本発明の実現は (1)資源の局所的空間管理機構への登録 (2)局所的空間管理機構およびサービス機構の仲介機
構への登録 (3)資源やサービスを利用するための利用権の登録 (4)他の局所的空間にある資源やサービスを利用する
ための利用権の登録 (5)局所的空間管理機構へのサービスのダウンロード (6)局所的空間内における資源の利用 (7)局所的空間内でのサービスの利用 (8)局所的空間間での資源、サービスの利用、 (9)資源、サービスの個人化 といった複数の場面からなされる。それを説明する。
【0028】(1)資源の局所的空間管理機構、仲介機
構への登録 資源の局所的空間管理機構、仲介機構への登録のシーケ
ンスを図示したものが、図7である。
【0029】局所的空間管理機構は、所有する通信手段
を使用し、局所的空間内に存在する資源に付帯した資源
識別機構と通信を行ない、資源識別機構の持つ資源情報
管理手段内に蓄積された資源情報の取得を行い、自らの
所属資源管理手段内に所属資源情報を更新する。この
際、局所的空間管理機構は、一定の期間でポーリングす
るなどして、常に局所的空間内の資源の状態を最新のも
のに維持する。取得した資源情報は、仲介機構に転送さ
れ、仲介機構内の利用権情報管理手段と資源検索手段に
蓄積される。当然、当該の局所的空間内から取り除か
れ、局所的空間管理機構と通信できなくなった資源につ
いては、当該の局所的空間管理機構の管理から外れ、所
属資源管理手段で管理される資源情報テーブルから除外
され、仲介機構内の利用権情報管理手段と資源検索手段
からも除外される。
【0030】(2)局所的空間管理機構およびサービス
機構の仲介機構への登録 仲介機構に対して、局所的空間機構およびサービス機構
を登録するシーケンスを示したものが図8である。
【0031】局所的空間管理機構が自らの局所的空間管
理手段が管理している空間情報を提供し、仲介機構の資
源検索手段内に蓄積される。また同様に、サービス機構
内のサービス実行手段が管理しているサービス情報を、
仲介機構のサービス検索手段内に蓄積する。
【0032】(3)資源やサービスを利用するための利
用権の登録 資源やサービスをユーザが使用するための利用権を、ユ
ーザが保持するセキュアトークン内に格納することで、
局所的空間やネットワーク上にあるサービスを安全に利
用することができる。資源やサービスを利用するための
利用権の登録を図示したものが図9である。
【0033】資源を利用する場合、ユーザがセキュアト
ークンを局所的空間管理機構と通信させ、利用権の申請
を行う。セキュアトークンは、局所的空間管理機構を経
由して、仲介機構内の利用者情報管理手段に利用者ID
等の情報を送付し、資源の利用申請を行う。仲介機構
は、ユーザIDと利用権情報を確認し、利用権情報の更
新を行い、セキュアトークンに利用権情報と利用権本体
を送信し、セキュアトークンはそれを格納する。同時に
局所的空間制御機構内の局所的利用権管理手段は、利用
権情報を保持する。このケースは、仲介機構が集中的に
利用権の制御を行う場合であるが、個々の局所的空間管
理機構が分散して利用権の管理を行うケースもある。
【0034】同様にユーザは、ネットワーク上のサービ
スを利用する場合に、サービス機構に対してもサービス
利用権の申請を行う。セキュアトークンを持つユーザ
は、資源、局所的空間管理機構、仲介機構などを経由し
て、サービス機構にサービス利用権の申請を行う。サー
ビス機構はサービス管理手段内のサービス管理情報テー
ブルにセキュアトークン内の利用者IDなどの個人識別
情報を格納する。同時に使用可能なサービス情報も併せ
て利用権情報に格納し、サービス管理情報の更新を行
う。正常にサービス利用権情報の格納が行われると、サ
ービス機構は、セキュアトークンに対し利用権の払い出
しを行い、セキュアトークンはサービス利用権を内部に
保持する。サービス利用権と同様の手順を用い、セキュ
アトークン内に、資源やサービス機構と協調して動作す
るアプリケーションをサービス機構からセキュアトーク
ン内に格納するケースも存在する。
【0035】(4)他の局所的空間にある資源やサービ
スを利用するための利用権の登録 ユーザが他の局所的空間に存在する資源を利用するため
に、ユーザの持つセキュアトークンを資源やサービスが
利用できるよう登録を依頼するシーケンスを示したもの
が図10である。
【0036】セキュアトークンを保持したユーザが、資
源や局所的空間管理機構Aを通じて、仲介機構に他の局
所的にある特定の資源の利用許可申請をする。仲介機構
は当該の局所的空間管理機構Bに対して、資源の状況の
確認を行う。資源が問題なく使用できる状況にあれば、
当該の局所的空間管理機構Bは、仲介機構に対し資源状
況の回答を行う。仲介機構は、セキュアトークン内のユ
ーザID等を用いユーザの識別や仲介機構内の利用権情
報管理手段で管理する利用権情報の利用条件と照合し、
利用権を獲得できるセキュアトークンであれば利用権情
報テーブルの更新を行う。仲介機構は、当該の局所的管
理機構Bに対して利用権情報の通知を行い、局所的空間
管理機構Bは局所的利用権管理手段内の利用権テーブル
を更新し、新たに追加された利用権情報を保持する。局
所的空間管理機構Bは利用権情報の更新通知を仲介機構
に行い、仲介機構は当該のセキュアトークンに対して利
用権の提供を行う。
【0037】ある局所的空間のある資源から利用可能な
サービスを他の局所的空間の資源から利用する場合にお
いても、同様の処理を行う。
【0038】(5)局所的空間へのサービスのダウンロ
ード 局所的空間管理機構に、サービス機構から、サービスを
実行するためのアプリケーションやコンテンツをダウン
ロードするシーケンスを示したものが図11である。セ
キュアトークンを持ったユーザが、資源や局所的空間管
理機構を通じ、サービス機構に、サービスを実行するた
めのアプリケーションやコンテンツを要求する。その要
求に対し、サービス機構はセキュアトークン内の利用権
を、サービスを実行するアプリケーションやコンテンツ
をダウンロードする局所的空間および資源情報を要求す
る。それに対しセキュアトークンを保持したユーザは、
サービスの実行を行う局所的空間および資源を回答す
る。その回答を受け、正当な局所的空間と資源であるこ
とを認識したサービス機構は、アプリケーションやコン
テンツの配信を局所的空間管理機構や資源に対して行
う。局所的空間管理機構や資源は、サービスやコンテン
ツの本体をそれぞれに蓄積する場合も存在する。アプリ
ケーションやコンテンツの配信を受けた局所的ネットワ
ーク管理機構や資源は、アプリケーションやコンテンツ
をサービス機構から受け取った旨をセキュアトークンに
対して伝える。
【0039】図11においてはサービス機構からのサー
ビスの利用権のダウンロードは、局所的空間管理機構に
はその痕跡を残さないが、資源の利用権のダウンロード
時のように局所的空間管理機構がサービスの利用権を内
部に保持する場合も存在する。
【0040】(6)局所的空間内における資源の利用 セキュアトークンを持ったユーザが局所的空間に入場
し、入場した局所的空間内における資源の利用について
のシーケンスを図12に示す。
【0041】ユーザの持ったセキュアトークンが、資源
を介し、もしくは直接、局所的空間管理機構と通信を行
い、セキュアトークン内のユーザ利用権保持手段と局所
的ネットワーク管理機構の局所的利用権管理手段の内容
に基づき、資源を利用できるユーザであることを認識す
ることで、ユーザは資源に対して命令を与え使用するこ
とができる。資源はセキュアトークンに対して、資源の
使用履歴を送付し、セキュアトークンはそれを保持す
る。
【0042】(7)局所的空間内でのサービスの利用 セキュアトークンを持ったユーザが局所的空間に入場
し、入場した局所的空間内の資源からネットワークサー
ビスを利用する際のシーケンスを図13に示す。
【0043】ユーザの持ったセキュアトークンが、資源
や局所的空間管理機構や仲介機構を介し、もしくは直接
サービス機構と通信を行い、セキュアトークン内のユー
ザ利用権保持手段とサービス機構のサービス管理手段の
保持する内容に基づき、資源を利用できるユーザである
ことを認識することで、ユーザはサービスを使用するこ
とができる。サービス機構はセキュアトークンに対し
て、サービスの使用履歴を送付し、セキュアトークンは
それを保持する。
【0044】(8)局所的空間間での資源・サービスの
利用 セキュアトークンを持ったユーザが局所的空間に入場
し、入場した局所的空間以外の局所的空間における資源
の利用についてのシーケンスを図14に示す。
【0045】ユーザの持ったセキュアトークンが、資源
や局所的空間管理機構Aを介し、仲介機構に対して、他
の特定の局所的空間Bに存在する資源を指定して使用を
要求する。仲介機構は、利用権情報管理手段を用い、要
求のあったセキュアトークンが正当な当該の資源を使用
する権利を持つかといった情報を他の当該の局所的空間
Bに存在する局所的空間管理機構Bと協調し、確認でき
れば、資源検索手段を用いて当該の資源B−1を検索す
る。仲介機構は検索結果をセキュアトークンに返し、ユ
ーザは当該の資源B−1に対しての命令を、資源や局所
的空間管理機構A、仲介機構内の利用命令中継制御手
段、他の特定の局所的空間にある局所的空間管理機構B
を通じて送り、利用する。利用履歴は、セキュアトーク
ンに返され、保持される。
【0046】ユーザが現在いる以外の局所的空間のサー
ビスを利用する場合についても、同様にセキュアトーク
ンによるユーザ認証を行い、利用履歴を保持する。
【0047】(9)資源・サービスの個人化 資源やサービスの個人の嗜好や利用環境に合わせチュー
ニングするシーケンスを図15に示す。
【0048】セキュアトークン内のユーザコンテキスト
管理手段に蓄積された個人の嗜好や資源やサービスの利
用履歴などのユーザコンテキスト情報を、資源やサービ
ス利用の認証時に、当該の資源やサービスをユーザに併
せチューニングする。こうした環境のチューニングに必
要な情報は、サービス機構上にあるコンテキスト管理機
構に蓄積され、遠隔地における資源・サービス利用にお
いても、資源やサービスを個人化する際に利用する場合
もある。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を示す。 (1)資源の局所的空間管理機構への登録の例 資源であるビデオカメラAに対して、資源識別機構を付
帯させる。資源情報として、「資源ID(000000012
9)」、「資源名(VideoCamera129)」、「資源種別(V
ideoCamera)」、「資源機能(REC,PLAY,FF,REW)」、
資源利用条件(利用可能ユーザ:all,利用可能空間001
-003)」(図2参照)を登録する。これは、0000000129
というIDを持つビデオカメラは、録画、再生、早送
り、巻き戻しの機能を持ち、空間ID00l-003にいるす
べてのユーザに対して操作可能であることを意味する。
このビデオカメラAが、局所的空間管理機構AとBlueto
othなどの通信手段を介して通信し、局所的空間管理機
構Aは資源情報の登録を行う。また、同時に局所的空間
管理機構Aは、仲介機構と通信手段を介して有線の通信
を行い、自らの管理対象となったビデオカメラAの資源
情報を、自らの空間情報とあわせて提供し、仲介機構は
それを登録する。(図7参照)
【0050】(2)局所的空間管理機構およびサービス
機構の仲介機構への登録 局所的空間機構Bは、その存在を仲介機構に知らせるた
め、通信手段を使用して、自らの「空間名(○○サッカ
ー場)」、「空間ID(VP5236)」、「空間種別(サッ
カー場)」(図には示していない)といった空間情報を
仲介機構に知らせる。仲介機構は、自らの資源検索手段
や利用権情報管理手段に登録し、登録したことを通知す
る。(図8参照)
【0051】同様にWebサービスを行うサービス機構
Aは、その存在を仲介機構に知らせるために、サービス
情報を送付する。仲介機構はWebサービスを行うサー
ビス機構に関する「アプリケーション情報(Webサー
ビス)」、「コンテンツ情報(交通案内)」、「サービ
ス提供者情報(■■交通管理社)」といったサービス情
報を登録し、登録の通知をサービス機構に返す。(図8
参照)
【0052】(3)資源やサービスを利用するための利
用権の登録 あるユーザがセキュアトークンであるICカードに自ら
のオフィス内の資源であるビデオカメラを利用する際
に、ICカードと資源であるPCを通信させ、さらにP
Cと局所的空間管理機構とを通信させ、さらにその先に
ある仲介機構に対して、資源の利用権の申請を行う。仲
介機構は、すでに局所的空間管理機構から抽出されてい
る資源に対する利用条件と利用者IDなどのユーザを識
別する情報とのマッチングを行い、正当なユーザであれ
ば、利用権情報の更新を行い、ビデオカメラに対する利
用権を局所的空間管理機構や資源であるPCを経由し
て、ICカードにダウンロードする。局所管理機構は、
この際ICカードに対するビデオカメラの利用権に関す
る情報を、利用権情報として保持する。(図9参照)
【0053】また、あるICカードに、自らのオフィス
内から利用する、Webサービスを利用するために、ユ
ーザは資源であるPC、局所的空間管理機構、仲介機構
を介し、サービス機構に利用権の申請を行う。サービス
機構はサービス管理情報にユーザID等を格納し、正当
なユーザであればサービス管理情報を生成し、仲介機構
に渡す。仲介機構は、これから利用権情報の更新を行
い、利用権情報管理手段内に保持し、ICカードに利用
権をダウンロードする。局所管理機構は、この際ICカ
ードに対するWebサービスの利用権に関する情報を、
利用権情報として保持する。(図9参照)
【0054】(4)他の局所的空間にある資源やサービ
スを利用するための利用権の登録 ユーザが、遠隔地にある他の局所的空間管理機構Bが管
理するビデオカメラを使用する際には、ICカードを自
らのいる局所的空間の資源であるPCと通信させ、自ら
が存在する局所的管理機構Aを介して、仲介機構に対し
て局所的空間管理機構Bが管理するビデオカメラの利用
権を申請する。この際、仲介機構内の資源検索機構を用
いて資源を探索することも可能である。仲介機構は局所
的空間管理機構Bに対して当該のビデオカメラの資源状
況の確認を行い、資源が使用可能な状態であれば、局所
的空間管理機構Bが利用可能であると回答する。その回
答を受けて、すでに局所的空間管理機構Bや仲介機構内
の利用権情報管理手段から抽出されている資源に対する
利用条件と利用者IDなどのユーザを識別する情報との
マッチングを行い、正当なユーザであれば、利用権情報
の更新を行い、利用権情報の通知を局所的空間管理機構
Bに対して行う。通知を受けた局所的管理機構Bは、局
地的利用権を保持し、局地的利用権情報の更新通知を仲
介機構に対して行う。それを受けた仲介機構は、利用権
の提供をICカードに行う。(図10参照)
【0055】(5)局所的ネットワーク管理機構へのサ
ービスのダウンロード ICカードを持ったユーザは、資源であるPC、局所的
管理機構、仲介機構を介してサービス機構にサービスで
あるアプリケーションやコンテンツの配信を要求する。
サービス機構は、利用権の認証を行い、認証が正常に行
われれば、認証結果をICカードに対して伝達する。認
証はサービス機構が行う場合もあれば、仲介機構が行う
場合もある。認証結果を受けたユーザは資源であるPC
を通じて、ダウンロード先の通知を、仲介機構を介して
サービス機構に対して行う。サービス機構は仲介機構か
らダウンロード先を配信され、サービスのダウンロード
先の確認を行う。確認終了後、サービスの配信を局所的
空間管理機構に対して行う。サービスの配信を受けた局
所的空間管理機構は、サービス配信結果の通知をICカ
ードに送る。(図11参照)
【0056】(6)局所的空間内における資源の利用 ICカードを持ったユーザは、資源であるビデオカメラ
を利用する際に、資源とICカードを通信させ、資源で
あるビデオカメラを通じて、局所的管理機構に対して資
源利用の要求を行う。局所的管理機構は局所的利用権の
照合を行い、正当なユーザからの利用要求であれば、利
用許可の配信を資源であるビデオカメラを介して、IC
カードに利用許可の配信を行う。利用許可を受けたIC
カードを持つユーザは、資源であるビデオカメラの利用
を行い、ビデオカメラは、利用履歴をICカードに対し
て送る。(図12参照)
【0057】(7)局所的空間内でのサービスの利用 ICカードを持ったユーザは、ネットワーク上のサービ
スであるWebサービスを利用する際に、端末PCとI
Cカードを通信させ、PCと局所的空間管理機構、仲介
機構を介して、サービスの利用要求をサービス機構に行
うサービス機構は、ユーザの利用権の認証を行い、認証
結果の通知を、仲介機構を介して認証結果の通知を行う
ICカードに対して行う。ユーザは、ICカードを用い
てサービス機構のWebサービスを利用し、利用状況を
ICカードに受け取る。また、サービス機構内のコンテ
キスト管理手段内のコンテキスト情報に利用履歴を保存
する。(図13参照)
【0058】(8)局所的空間間での資源、サービスの
利用 遠隔地である局所的空間Bにある資源のビデオカメラ
を、利用する際に、仲介機構を介して、局所的空間管理
機構Bにあるビデオカメラに対する状況の確認を行う。
同時に資源であるビデオカメラに対する利用権の確認を
仲介機構が行い、資源であるビデオカメラの利用状況が
問題なければ、ビデオカメラの利用認証をICカードに
対して通知する。ユーザはICカードを利用して、資
源、局所的空間管理機構A、仲介機構、局所的空間管理
機構Bを介して資源であるビデオカメラの利用を行う。
資源であるビデオカメラは、局所的空間Aに存在するI
Cカードに対し利用履歴を送信しこれを保持する。(図
14参照)
【0059】(9)資源、サービスの個人化 ICカードを利用して資源を利用するユーザについて
は、資源であるやサービスであるWebサービスの利用
時にICカード内に蓄積された、資源やサービスの利用
履歴やユーザの嗜好ユーザの所属などから構成されるユ
ーザコンテキスト情報を局所的空間管理機構やサービス
機構に配信し、資源やサービスの個人化を行う。資源で
あるビデオカメラは、ユーザAに対しては、すべてのコ
ントロールを許可するが、ユーザBに対しては、ユーザ
Bのコンテキスト情報のユーザの所属などのパラメータ
により、録画機能が使用できない等の利用条件の一部が
制限される場合もある。Webサービスでは、電車の乗
換案内などのWebサービスにアクセスした時に、ユー
ザコンテキスト情報をサービスコンテキスト管理機構に
配信し、アクセス時にそのユーザの利用頻度の多い列車
の乗換情報が最初に提示される。(図15参照)
【0060】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0061】
【発明の効果】本発明を用いることにより、 (1)従来のいわゆるコンピュータを対象のみならず、
情報家電などの技術の発達で、さまざまなデバイスが通
信機能を持った場合に、個々のデバイスをネットワーク
上で運用管理することを可能とする (2)ネットワーク上に存在するさまざまなデバイスや
サービス、コンテンツに対する利用権を、動的に個々の
利用者に対して提供することが可能とする (3)利用権の発行に対し、本人の認定や利用権の発行
までひとつひとつのプロセスを経ず即時の利用権発行を
可能とする (4)遠隔地に存在するデバイスに対して、特定の利用
権を持った利用者を認定し、当該の利用者の持つ利用権
に応じてデバイスやコンテンツ、サービスなどの利用を
安全に実行することを可能とする (5)利用者の利用するデバイスや空間が変化しても、
利用者がこれまで用いていたコンテキストを利用可能と
する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成の一例を示す図である。
【図2】資源識別機構の構造を示す図である。
【図3】局所的空間管理機構の構造を示す図である。
【図4】仲介機構の構造を示す図である。
【図5】サービス機構の構造を示す図である。
【図6】セキュアトークン内の構造を示す図である。
【図7】資源登録のシーケンスを示す図である。
【図8】局所的空間管理機構およびサービス機構の登録
シーケンスを示す図である。
【図9】資源やサービス利用のための利用権登録シーケ
ンスを示す図である。
【図10】他の局所的空間にある資源やサービス利用の
ための利用権登録シーケンスを示す図である。
【図11】局所的空間管理機構へのサービスのダウンロ
ードシーケンスを示す図である。
【図12】局所的空間内における資源の利用のシーケン
スを示す図である。
【図13】局所的空間内におけるサービスの利用のシー
ケンスを示す図である。
【図14】局所的空間間での資源・サービスの利用のシ
ーケンスを示す図である。
【図15】資源やサービスの個人化のシーケンスを示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 修一郎 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B085 AC01 BA06 BG02 5B089 GA11 GA23 JA35 KA13 KB13

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 さまざまなデバイスに付帯する通信手段
    と資源情報管理手段を持つ資源識別機構と、資源識別機
    構の通信手段と通信する通信手段と、局所的空間管理手
    段と所属資源管理手段と局所的利用権管理手段とアプリ
    ケーション管理手段を持つ局所的空間管理機構を持つこ
    とを特徴とし、ユーザが局所的空間内に存在する資源を
    利用することを可能にする資源管理システム。
  2. 【請求項2】 複数の資源にそれぞれ付帯する資源識別
    機構と複数の局所的空間管理機構と通信する通信手段と
    利用権情報管理手段と資源検索手段とサービス検索手段
    と利用命令中継制御手段を持つ仲介機構と仲介機構の持
    つ通信手段と通信する通信手段とサービス管理手段と、
    コンテキスト管理手段とサービス実行手段を持つ複数の
    サービス機構を持つことを特徴とし、ユーザが他の局所
    的空間内に存在する資源やサービス機構を利用すること
    を可能にする請求項1に記載の資源管理システム。
  3. 【請求項3】 複数の資源にそれぞれ付帯する資源識別
    機構と、複数の局所的空間管理機構と仲介機構と複数の
    サービス機構を持つ資源管理システム上の資源やサービ
    スを利用するために、個々の利用者が所有する、通信手
    段とユーザ情報管理手段とユーザ利用権保持手段とユー
    ザコンテキスト保持手段を持つセキュアトークンを持つ
    請求項1に記載の資源管理システム。
  4. 【請求項4】 複数の資源にそれぞれ付帯する資源識別
    機構と、複数の局所的空間管理機構と仲介機構と複数の
    サービス機構とセキュアトークンを持つ資源管理システ
    ムで、遠隔地にある局所的空間管理機構の管理する資源
    を利用する際に、セキュアトークン内の利用条件保持手
    段内の情報と、資源識別機構の資源情報管理手段内の情
    報と、局所的空間管理機構の局所的利用権管理手段内の
    情報と仲介機構の利用権情報管理手段内の情報の一貫性
    を保持し、動的な利用権管理を実現する請求項2に記載
    の資源管理システム。
  5. 【請求項5】 セキュアトークンのユーザコンテキスト
    保持手段内の情報とサービス機構のコンテキスト管理手
    段の情報を用いて、利用者が存在する局所的空間管理機
    構内に所属する資源を、セキュアトークンを持つ利用者
    に合わせ適応させる請求項3または4に記載の資源管理
    システム。
  6. 【請求項6】 セキュアトークンのユーザコンテキスト
    保持手段内の情報とサービス機構のコンテキスト管理手
    段の情報を用いて、利用者が存在しないネットワークで
    接続された局所的空間管理機構内に所属する資源を、セ
    キュアトークンを持つ利用者に合わせ適応させる請求項
    3ないし5のうちいずれか1項に記載の資源管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 さまざまなデバイスに付帯する通信手段
    と資源情報管理手段を持つ資源識別機構と、通信手段と
    局所的空間管理手段と所属資源管理手段と局所的利用権
    管理手段とアプリケーション管理手段を持つ局所的空間
    管理機構とが、それらの通信手段を使用して通信を行
    い、前記資源識別機構が管理する資源情報を前記局所的
    空間管理機構に登録することを特徴とし、ユーザが局所
    的空間内に存在する資源を利用することを可能にする資
    源管理方法。
  8. 【請求項8】 複数の資源にそれぞれ付帯する資源識別
    機構と複数の局所的空間管理機構と通信する通信手段と
    利用権情報管理手段と資源検索手段とサービス検索手段
    と利用命令中継制御手段を持つ仲介機構と、仲介機構の
    持つ通信手段と通信する通信手段とサービス管理手段と
    コンテキスト管理手段とサービス実行手段を持つ複数の
    サービス機構とが、それらの通信手段を使用して通信を
    行い、前記局所的空間管理機構に登録されている資源情
    報および前記局所的空間管理機構が管理している空間情
    報を前記仲介機構に蓄積することを特徴とし、ユーザが
    他の局所的空間内に存在する資源やサービス機構を利用
    することを可能にする請求項7に記載の資源管理方法。
  9. 【請求項9】 複数の資源にそれぞれ付帯する資源識別
    機構と、複数の局所的空間管理機構と仲介機構と複数の
    サービス機構を持つ資源管理システム上の資源やサービ
    スを利用するために、個々の利用者が所有する、通信手
    段とユーザ情報管理手段とユーザ利用権保持手段とユー
    ザコンテキスト保持手段を持つセキュアトークンは、前
    記局所的空間管理機構を経由して、前記仲介機構に資源
    の利用申請を行い、前記仲介機構は利用者を識別する情
    報と利用権情報を確認し、利用権情報の更新を行い、前
    記セキュアトークンに利用権情報と利用権本体を送信す
    る請求項8に記載の資源管理方法。
  10. 【請求項10】 複数の資源にそれぞれ付帯する資源識
    別機構と、複数の局所的空間管理機構と仲介機構と複数
    のサービス機構とセキュアトークンを持つ資源管理シス
    テムで、遠隔地にある局所的空間管理機構の管理する資
    源を利用する際に、セキュアトークンは、前記仲介機構
    に他の局所的にある特定の資源の利用申請を行い、前記
    仲介機構は当該の局所的空間管理機構に対して資源の状
    況の確認を行い、前記当該の局所的空間管理機構は前記
    仲介機構に対して資源の状況の回答を行い、前記仲介機
    構はセキュアトークンが利用権を獲得できる場合は利用
    権情報を更新し前記当該の局所的管理機構に対して利用
    権情報を通知し、前記当該の局所的利用権管理機構は新
    たに追加された利用権情報を保持し更新通知を前記仲介
    機構に行い、前記仲介機構は前記セキュアトークンに対
    して利用権の提供を行う請求項8に記載の資源管理方
    法。
  11. 【請求項11】 セキュアトークンのユーザコンテキス
    ト保持手段内の情報とサービス機構のコンテキスト管理
    手段の情報を用いて、利用者が存在する局所的空間管理
    機構内に所属する資源を、セキュアトークンを持つ利用
    者に合わせ適応させる請求項9または10に記載の資源
    管理方法。
  12. 【請求項12】 セキュアトークンのユーザコンテキス
    ト保持手段内の情報とサービス機構のコンテキスト管理
    手段の情報を用いて、利用者が存在しないネットワーク
    で接続された局所的空間管理機構内に所属する資源を、
    セキュアトークンを持つ利用者に合わせ適応させる請求
    項9ないし11のうちいずれか1項に記載の資源管理方
    法。
  13. 【請求項13】 さまざまなデバイスに付帯し、通信手
    段と局所的空間管理手段と所属資源管理手段と局所的利
    用権管理手段とアプリケーション管理手段を持つ局所的
    空間管理機構と通信する通信手段と、資源情報管理手段
    と、を持つ資源識別機構を備える装置。
  14. 【請求項14】 さまざまなデバイスに付帯する通信手
    段と資源情報管理手段を持つ資源識別機構と通信する通
    信手段と、局所的空間管理手段と、所属資源管理手段
    と、局所的利用権管理手段と、アプリケーション管理手
    段と、を持つ局所的空間管理機構を備える装置。
  15. 【請求項15】 資源識別機構と複数の局所的空間管理
    機構と通信する通信手段と、通信手段とサービス管理手
    段とコンテキスト管理手段とサービス実行手段を持つ複
    数のサービス機構と通信する手段と、利用権情報管理手
    段と、資源検索手段と、サービス検索手段と、利用命令
    中継制御手段と、を持つ仲介機構を備える装置。
  16. 【請求項16】 資源識別機構と複数の局所的空間管理
    機構と通信する通信手段と利用権情報管理手段と資源検
    索手段とサービス検索手段を持つ仲介機構と通信する通
    信手段と、サービス管理手段と、コンテキスト管理手段
    と、サービス実行手段と、利用命令中継制御手段と、を
    持つサービス機構を備える装置。
  17. 【請求項17】 資源識別機構と、複数の局所的空間管
    理機構と仲介機構と複数のサービス機構を持つ資源管理
    システム上の資源やサービスを利用するために、個々の
    利用者が所有する、通信手段とユーザ情報管理手段とユ
    ーザ利用権保持手段とユーザコンテキスト保持手段を持
    つセキュアトークンを備える装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005100342A (ja) * 2003-06-20 2005-04-14 Ricoh Co Ltd 印刷環境共用サービス提供方法、印刷環境共用サービス提供プログラム、記録媒体及び印刷環境共用サービス提供装置
JP2005100340A (ja) * 2003-06-20 2005-04-14 Ricoh Co Ltd 印刷環境共用サービス提供方法、印刷環境共用サービス提供プログラム、記録媒体及び印刷環境共用サービス提供装置
EP3503504A1 (en) 2017-12-22 2019-06-26 Fujitsu Limited Information processing apparatus, information processing method, and information processing program

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