JP2004038787A - 情報共有方法、情報共有装置及び情報共有プログラム - Google Patents
情報共有方法、情報共有装置及び情報共有プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】サービス情報を含むメッセージMsg1が、サービス提供サーバ2aからサービスコントローラ11aに送信され(#1)、ここで解釈され、例えばMsg1に含まれるサービス情報から新たなメッセージMsg2が生成され、メッセージルータ12に送信される(#2)。メッセージMsg2は、さらにルータコントローラ14へ送られ、解釈され(#3)、アクションルールが決定する(#4)。アクションルールは、メッセージルータ12により実行され、メッセージMsg2がサービスコントローラ11bに送信される(#5)。その結果、メッセージMsg2に含まれる一部のサービス情報が抽出され、新たなメッセージMsg3が生成されてサービス提供サーバ2bに送信される(#6)。サービス提供サーバ2bは、メッセージMsg3を受信して提供するサービスに応じた処理を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを利用して情報を提供する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワーク上で複数のサービス提供システムが連携できるようになっている。これは、これまではサービス提供システムごとに独自に開発していた各処理モジュールがコンポーネント化され、それぞれを組合せて使うことが可能になったためである。そのおかげで、複数のサービス提供システムを動的に統合し、複雑なサービスを提供することができるようになっている。
【0003】
例えば、会社員が社内での出張申請を行う場合、出張申請の内容に応じて自動的に必要な旅券やホテルが予約される。これは例えば、その出張に必要な交通機関や宿泊機関の予約を、旅行代理店のサーバと社内のサーバとの間でSOAP(Simple Object Access Protocol)などのプロトコルによりXML(Extensible Markup Language)などの言語で記述されたメッセージを交換することにより行われる。
【0004】
一方、インターネット上で複数のサービス提供システムが連携される場合、それらのサービス提供システムの間を流れる情報をどう管理するかが重要になってくる。特に、複数のサービス提供システムが連携してある特定のユーザに対してサービスを提供する場合、各サービス提供システム間に必要な情報を流通させ、その情報を各システムに共有させておく必要がある。その一方で、ユーザに関する情報を複数のサービス提供システム間で流通させることは、ユーザのプライバシー情報を漏洩するなどユーザにとって不利益になることもある。つまり、ネットワークを流れる個人情報を、ユーザの不利益にならない方法で保護する必要がある。
【0005】
このような個人情報の保護の方法としては、例えばMicrosoft(登録商標)社の.NET MyServiceのような方法が挙げられる。この方法では、1)ポータルサーバにユーザの個人情報などを集約し、2)どのサービス提供システムにどの個人情報を渡すかをユーザに選択させる。このようにすれば、信頼するポータルサーバに置かれた個人情報だけが、サービス提供システム間で流通することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように複数のサービス提供システム間で直接メッセージを交換する場合、予めサービス提供システム同士が連携できるように各処理モジュールを設計する必要がある。またサーバは、メッセージの交換相手となる相手システムのサーバの信頼性を連携するたびに判断する処理モジュールを実装する必要がある。従って、サーバの処理負荷や開発・運用コストが増大し、結果的にサービスの提供価格が割高になりがちである。
【0007】
一方、信頼されたポータルサーバに置かれた個人情報をサービス提供システム間で流通させる場合、ユーザはポータルサーバを信頼するか否かを選択するしかない。また、このモデルでは、集中管理されたユーザの個人情報を複数のサービス提供システム感で共有できる反面、ポータルサーバで管理されていない個人情報を他のサービス提供システムと共有する仕組みがない。
【0008】
本発明の目的は、サービス提供システム間で情報を簡略に共有する技術を提供することにある。
【0009】
本発明の別の目的は、サービス提供システム間で、ユーザのプライバシーを保護しつつ、情報を共有する技術を提供することにある。
【0010】
本発明のさらに別の目的は、サービス提供システム間で情報を共有する際のサーバの処理負担を軽減する技術を提供することにある。
【0011】
本発明のさらに別の目的は、サービス提供システム間で情報を柔軟に共有するための技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
発明1は、情報提供装置群により提供される情報を取得する情報取得装置群と共に用いられ、以下のステップを含む情報共有方法を提供する。
・第1情報提供装置から第1情報を取得した第1情報取得装置から、前記第1情報を取得する取得ステップ、
・前記第1情報の全部または一部の共有先となる第2情報取得装置を決定する決定ステップ、
・前記第1情報の全部または一部を、前記第2情報取得装置に渡す共有ステップ。
【0013】
ここで、前記第1情報提供装置は前記情報提供装置群に含まれ、前記第1情報取得装置及び第2情報取得装置は前記情報取得装置群に含まれている。
【0014】
発明2は、情報提供装置群により提供される情報を取得する情報取得装置群と共に用いられ、以下の手段を備える情報共有装置を提供する。
・第1情報提供装置から第1情報を取得した第1情報取得装置から、前記第1情報を取得する取得手段、
・前記第1情報の全部または一部の共有先となる第2情報取得装置を決定する決定手段、
前記第1情報の全部または一部を、前記第2情報取得装置に渡す共有手段。
【0015】
ここで、前記第1情報提供装置は前記情報提供装置群に含まれ、前記第1情報取得装置及び第2情報取得装置は前記情報取得装置群に含まれている。
【0016】
発明3は、情報提供装置群により提供される情報を取得する情報取得装置群と共に用いられる情報共有プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。このプログラムは、以下のステップを実行する。
・前記情報提供装置群に含まれる第1情報提供装置から第1情報を取得した、前記情報取得装置群に含まれる第1情報取得装置から、前記第1情報を取得する取得ステップ、
・前記第1情報の全部または一部の共有先となる、前記情報取得装置群に含まれる第2情報取得装置を決定する決定ステップ、
・前記第1情報の全部または一部を、前記第2情報取得装置に渡す共有ステップ。
【0017】
発明4は、以下の方法を含むユーザ情報管理方法を提供する。
・ユーザに情報を提供する情報提供装置の識別子と、前記情報提供装置から情報を取得する情報取得装置の識別子と、前記情報の共有を指示する指示コマンドと、前記情報の共有ルールの識別子と、を関連づけてユーザ毎に記憶するユーザ情報記憶ステップ、
・いずれかのユーザが操作するコンピュータからの要求に応じ、要求元のユーザに関連する、情報提供装置の識別子、情報取得装置の識別子、指示コマンド及び情報の共有ルールの識別子を送信する送信ステップ。
【0018】
発明5は、ユーザ端末に用いられ、以下のステップを含む情報取得方法を提供する。
・情報を提供する情報提供装置から情報を取得する情報取得ステップ、
・前記情報の共有を指示する指示コマンドと、前記指示コマンドに対応する共有ルールの識別子と、を前記ユーザ端末にインストールするインストールステップ。
【0019】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態例>
(1)構成
(1−1)全体構成
図1は、本発明の情報共有方法を使用した情報共有システムの全体構成図である。このシステムは、ユーザ端末1と、サービス提供サーバ2a,2b・・・2z(以後、サービス提供サーバを総称する場合、サービス提供サーバ2と記載することがある。)と、サービスディレクトリサーバ3と、サービス管理サーバ4とを含む。これらの端末やサーバは、ネットワーク5により接続されている。ネットワーク5は、例えば、インターネット、無線LANを含むLAN、Bluetooth(登録商標)、ECHONETの1または複数の組み合わせである。なお、ECHONETには、インターネットなどの外部の通信回線と繋がった図示しないゲートウェイがさらに接続されていてもよい。
【0020】
サービス提供サーバ2は、ユーザ端末1からの要求に応じて所定の情報を含んだメッセージを送信するサーバである。サービス提供サーバ2の一例としては、SOAPメッセージを送信するWebサーバや、ECHONETを用いて制御されるDVDプレーヤ、テレビ、電子レンジ、冷蔵庫などの家電機器が挙げられる。
【0021】
サービスディレクトリサーバ3は、ユーザ端末1がサービス提供サーバ2を検索・照会するためのサーバである。サービスディレクトリサーバ3は、例えば、UDDI(Universal Description Discovery
and Integration)を用いて構築される。
【0022】
サービス管理サーバ4は、ユーザ端末1を操作するユーザのお気に入りサービスと、そのサービスで使用される情報の共有の指示コマンドと、情報の共有ルールとを記憶している。例えば、サービス管理サーバ4は、各ユーザ端末1のサービスコントローラを、管理データベース(DB)41に記憶している。サービスコントローラとは、サービス提供サーバ2が提供するサービスを利用するために必要となる処理モジュールである。管理DB41及びサービスコントローラについては詳細を後述する。
【0023】
ユーザ端末1は、例えばパソコン(PC)、タブレットPC、携帯電話、PDAにより実現可能である。ユーザ端末1は、起動時にサービス管理サーバ4にアクセスし、ユーザのお気に入りサービスのサービスコントローラのアドレス及びそれらの間で情報を共有するためのアクションルールを獲得する。ユーザ端末1の構成については詳細を後述する。
【0024】
(1−2)ユーザ端末の構成
ユーザ端末1は、少なくとも1つのサービスコントローラ11a,11b・・・11z(以後、サービスコントローラを総称する場合、サービスコントローラ11と記載することがある。)と、メッセージルータ12と、コントローラマネージャ13と、ルータコントローラ14とを備えている。
【0025】
サービスコントローラ11は、サービス提供サーバ2と対応している。サービスコントローラ11は、対応するサービス提供サーバ2が提供するサービスを利用するためのサービス付属機能と、ユーザの情報を他のサービスコントローラ11と共有するための共有機能と、を有している。サービス付属機能は、各サービスコントローラ11により異なる。以下ではサービス提供サーバ2aに対応するサービスコントローラ11aを例に取り、共有機能について説明する。
【0026】
サービスコントローラ11aは、サービス提供サーバ2aから所定のメッセージを受信する。サービスコントローラ11aは、例えばJavascriptなどにより作成され、サービス提供サーバ2aからダウンロードされる。サービスコントローラ11aは、必要に応じてその都度サービス提供サーバ2aからダウンロードしてもよい。
【0027】
メッセージルータ12は、サービスコントローラ11aから前記メッセージを受信してそのメッセージをルータコントローラ14に渡す。また、ルータコントローラ14からの指示に従い、他のサービスコントローラ11b〜nにそのメッセージに基づく情報を送信する。どの情報の送信を行うか否か、またどのサービスコントローラ11b〜nに情報送信するかは、ルータコントローラ14により決定される。
【0028】
コントローラマネージャ13は、サービスコントローラ11の起動や停止を制御する。また、コントローラマネージャ13はコントローラテーブル131を有している。コントローラテーブル131は、ユーザ端末1を操作するユーザがお気に入りのサービスを利用するために必要なプログラムであるサービスコントローラ11の識別子を蓄積している。
【0029】
ルータコントローラ14は、タグと、タグに対応するアクションルール識別子と、を記憶している。タグは情報の共有を指示する指示コマンドである。アクションルールは、どの情報を、どのサービスコントローラ11に渡すかを定義するプログラムである。ルータコントローラ14は、前記メッセージ中のタグを検出し、検出したタグに応じたアクションルールを起動させる。ルータコントローラ14は、必要に応じてサービス管理サーバ4などからダウンロードされてもよいし、常にユーザ端末1に存在してもよい。
【0030】
(1−3)サービス提供サーバ及びサービスコントローラの構成
図2は、サービス提供サーバ2及びサービスコントローラ11の詳細な構成図である。図2において、サービス提供サーバ2とサービスコントローラ11とは対応しているとする。サービス提供サーバ2は、サービスDB20と、サービス提供部21と、サービスコントローラ制御部22と、サービスコントローラ通信部23とを備えている。
【0031】
まず、サービスDB20について説明する。サービスDB20に蓄積されるサービス情報及びサービス提供部21が行う処理は、提供されるサービスによって異なる。例えば、提供するサービスがインターネット上で食材の注文を受け付けて配達を行う食材配達サービスの場合を考える。この場合、配達依頼人の氏名、住所、配達する食材の種類及び数量などが、サービス情報としてサービスDB20に蓄積される。
【0032】
サービスDB20の更新は次のようにして行われる。サービスコントローラ11aからのメッセージは、サービスコントローラ通信部23により受信され、サービスコントローラ制御部22により解釈される。その結果、メッセージに記述されている情報の追加・更新・削除の実行がサービス提供部21に指示され、サービスDB20が更新される。サービスコントローラ制御部22の機能は、例えばメッセージがSOAPメッセージの場合、SOAPリスナにより実現できる。
【0033】
図3及び図4は、サービスDB20に蓄積されるサービス情報の具体例を示す説明図である。サービスDB20の構造及びサービス情報の内容は、提供されるサービスにより異なる。例えば、図3は、ユーザの嗜好に合致する情報を提供するサービスのサービス情報を示す。このサービス情報は、ユーザID、お気に入り企業、好みの音楽、好きな食べ物、及び好きなスポーツを、1レコードに含んでいる。図4は、ユーザの健康情報に基づいてユーザの健康維持に役立つ情報を提供する健康情報サービスのサービス情報を示す。このサービス情報は、ユーザID、年齢、体重、身長及び持病を1レコードに含んでいる。
【0034】
一方、サービスコントローラ11は、メッセージゲートウェイ15と、サブコントローラ連携部18と、サービス依存処理部19とを備えている。メッセージゲートウェイ15は、外部サーバ通信部16及びルータ通信部17を有している。外部サーバ通信部16及びルータ通信部17は、それぞれサービス提供サーバ2a及びメッセージルータ12と、通信を行う。サービス依存処理部19は、サービス提供サーバ2が提供するサービスに必要となるメッセージの生成・加工・削除・送受信などを行う。サブコントローラ連携部18は、画面に表示されるウインドウに設けられたボタンへの操作などのイベントを検知する。
【0035】
サービスコントローラ11は、必要に応じてユーザ端末1にダウンロードされる。サービスコントローラ11のダウンロードにより、サービスコントローラ11の動作に必要なインストールファイルがインストールされる。インストールファイルの中には、サービスコントローラ11に情報を提供するサービス提供サーバ2が使用する指示コマンドと共有ルールの識別子とを記述したルールファイルが含まれている。指示コマンドと共有ルールの識別子とは、コントローラマネージャ13の制御の下、ルータコントローラ14に渡されここに記憶される。
【0036】
(2)情報共有システムにおける全体的な処理の流れ
図5は、本情報共有システムで行われる情報共有処理の大まかな流れを示す説明図である。まず、サービス情報を含むSOAPメッセージMsg1が、サービス提供サーバ2aからサービスコントローラ11aに送信される(#1)。
【0037】
前記SOAPメッセージMsg1は、SOAPリスナを有するサービスコントローラ11aにより解釈される。その結果、所定の処理がサービスコントローラ11aにより実行される(#2)。例えばMsg1に含まれる所定のサービス情報が抽出され、新たなメッセージMsg2が生成され、メッセージルータ12に送信される(#2)。メッセージMsg2は、サービス情報だけでなく、サービス情報の共有を指示するタグを含む。
【0038】
メッセージMsg2は、メッセージルータ12からルータコントローラ14へ送られ、ここで解釈される(#3)。その結果、アクションルールがルータコントローラ14により決定する(#4)。アクションルールは、例えばメッセージMsg2に記述されているXMLタグが認識されることにより決定する。
【0039】
アクションルールは、タグに対応する情報の共有先及び共有すべき情報を記述する。サービスの内容や情報の性質によっては、アクションルールが情報を加工する場合もある。加工とは、例えばグローバルアドレスからローカルアドレスへの変換である。また、共有する情報にユーザIDが入っている場合に、ユーザIDを疑似ユーザIDに変換する加工があげられる。アクションルールの一例としては、「メッセージMsg2をサービスコントローラ11bに転送しても良いか否かの確認ダイアログボックスを表示し、入力結果に応じてメッセージMsg2の転送を行う」ことが挙げられる。
【0040】
このアクションルールが実行された結果、メッセージMsg2中のサービス情報の一部または全部が、サービスコントローラ11bに送信される(#5)。
【0041】
メッセージMsg2は、サービスコントローラ11bに転送され、解釈される。その結果、サービスに応じた処理がサービスコントローラ11bにより実行される。例えば、メッセージMsg2に含まれる一部のサービス情報が抽出され、新たなメッセージMsg3が生成されてサービス提供サーバ2bに送信される(#6)。サービス提供サーバ2bは、メッセージMsg3を受信して提供するサービスに応じた処理を行う。
【0042】
このように、サービス提供サーバ2bは、サービス提供サーバ2aからの情報を、メッセージルータ12を介して共有することが可能である。従って、サービス提供サーバ2a、2b間で、互いが使用する情報を簡単に、かつサーバの負担を増加させることなく、共有することができる。また、メッセージにプライバシーに関わる個人情報が含まれる場合、そのような情報がサービス提供サーバ2bに共有されることをアクションルールで防止し、ユーザのプライバシーを保護することができる。また、サービス提供サーバ同士が共有できる情報は、いずれかが管理しているかどうかを問わないため、情報の共有形態に柔軟性を持たせることができる。
【0043】
(3)データベース
次に、サービス管理サーバ4及びユーザ端末1の各テーブルに蓄積される情報について説明する。
【0044】
まず、サービス管理サーバ4の各テーブルについて説明し、サービス管理サーバ4がどのように各ユーザ端末1のお気に入りサービスを管理しているかについて明らかにする。管理DB41には、ユーザテーブル42と、サービステーブル43と、ルータコントローラテーブル44とを有している。
【0045】
(3−1)ユーザテーブル(サービス管理サーバ)
図6は、ユーザテーブル42に蓄積されるユーザ情報の概念説明図である。ユーザテーブル42は、1)ユーザと、2)そのユーザがお気に入りのサービスのサービス提供サーバ2及びサービスコントローラ11と、3)タグと、4)アクションルールと、を対応付けている。ここでタグは、お気に入りのサービスで提供される情報の共有を指示する指示コマンドに相当する。また、アクションルールは、共有ルールに相当し、どの情報をどこに渡すかなどを規定する。
【0046】
具体的には、ユーザ情報は、ユーザ名、ユーザID、パスワード、サービステーブル43へのポインタ、及びルータコントローラテーブル44へのポインタを、1レコードに含む。ここで、ユーザ名とは、ユーザ端末1からサービス管理サーバ4にログインして提供されるサービスを利用するユーザの名前である。ユーザID及びパスワードはユーザの認証情報である。サービステーブルへのポインタ及びルータコントローラテーブルへのポインタとは、例えばユーザ毎に生成されたそれぞれのテーブルのアドレスである。
【0047】
(3−2)サービステーブル(サービス管理サーバ)
図7は、サービステーブルに蓄積されるサービス管理情報の概念説明図である。サービステーブルは、ユーザのお気に入りサービスのサービス提供サーバ2及びサービスコントローラ11の識別子を記憶している。
【0048】
サービス管理情報は、例えば、サービス提供者名、サービス提供サーバアドレス、サービス詳細説明アドレス、及びサービスコントローラアドレスを、1レコードに含む。ここで、サービス提供者名とは、サービス提供サーバ2を用いてサービスを提供する主体の名称である。サービス提供サーバアドレスとは、例えばサービス提供サーバ2のURL(Uniform Resource Locator)である。サービス詳細説明アドレスとは、例えばサービス提供サーバ2で提供されるサービスの内容を詳細に説明したWebページのURLである。サービスコントローラアドレスとは、サービスコントローラ11の動作を定義したプログラム、例えばJavaアプレットが格納されているURLである。サービステーブル43に記憶されたお気に入りサービスは、ユーザの指示により追加または削除可能である(後述する図11)。
【0049】
(3−3)ルータコントローラテーブル(サービス管理サーバ)
図8は、ルータコントローラテーブル44に蓄積されるアクション情報の概念説明図である。ルータコントローラテーブル44は、ユーザのお気に入りサービスが情報の共有を指示するタグと、アクションルールの識別子と、を記憶している。
【0050】
具体的には、アクション情報は、キーワードタグ及びアクションルールアドレスを、1レコードに含む。ここで、キーワードタグとは、ルータコントローラ14がこれを検出することにより情報の共有の契機となるタグである。アクションルールアドレスとは、キーワードタグが検出されたときに実行されるアクションルールの格納アドレスである。アクションルールは、例えばJavaアプレットなどのプログラムである。
【0051】
(3−4)コントローラテーブル(ユーザ端末)
次に、ユーザ端末1が有するコントローラテーブル131について説明する。コントローラテーブル131は、ユーザのお気に入りサービスのサービスコントローラ11の格納アドレスを記憶する。このアドレスは、ユーザ端末1が起動時にサービス管理サーバ4の管理DB41から取得する。また、このアドレスは、ユーザ端末1が新たにお気に入りサービスを設定すると、追加される。
【0052】
図9は、コントローラテーブル131に蓄積されるサービスコントローラ情報の一例を示す説明図である。サービスコントローラ情報は、例えば、サービスコントローラ名、サービスコントローラアドレス、サービス提供者名、及びサービス提供サーバアドレスを、1レコードに含む。ここで、サービスコントローラ名とは、例えばサービスコントローラがJavaアプレットの場合、そのアプレット名である。サービスコントローラアドレスとは、例えばサービスコントローラであるJavaアプレットが格納されたURLである。サービス提供者名及びサービス提供サーバアドレスは、前述と同様である。
【0053】
(4)処理の流れ
以下、本実施形態例に係る情報共有システムで行われる処理の流れについて説明する。
【0054】
(4−1)初期設定処理
図10は、ユーザ端末1及びサービス管理サーバ4で行われる初期設定処理の流れを示す説明図である。この処理では、起動後のユーザ端末1が、ユーザのお気に入りサービス利用のために必要な情報を取得する。
【0055】
ユーザ端末1は、Webブラウザ(図示せず)などにより表示される画面上で認証情報の入力を受け付け、ユーザID及びパスワードをサービス管理サーバ4に送信する(#10)。
【0056】
サービス管理サーバ4は、受信したユーザID及びパスワードがユーザテーブル42に蓄積されているいずれかのユーザID及びパスワードと一致するか否かを判断する(#11)。一致する場合ユーザ端末1のログインは認証され、一致しない場合はログインが拒否される(#12)。
【0057】
サービス管理サーバ4は、認証したユーザIDに基づいて、サービステーブル43から、ユーザのお気に入りのサービスのサービス提供サーバ2及びそのサービスコントローラ11のアドレスを抽出する(#13)。また、サービス管理サーバ4は、認証したユーザIDに基づいて、ルータコントローラテーブル44から、ユーザのお気に入りのサービスで使用されるタグ及び対応するアクションルールのアドレスを抽出する(#14)。抽出された情報は、ユーザ端末1に送信される(#15)。
【0058】
ユーザ端末1は、サービス提供サーバ2及びサービスコントローラ11のアドレスを、コントローラテーブル131に記憶する(#16)。また、タグとアクションルールのアドレスを、ルータコントローラ14に記憶する。ユーザ端末1は、サービスコントローラ11のアドレスにアクセスし、サービス提供サーバ2から例えばダウンロードにより、サービス利用に必要なサービスコントローラ11を取得する(#17)。さらにユーザ端末1は、アクションルールアドレスにアクセスし、例えばサービス提供サーバからダウンロードによりアクションルールを取得する(#18)。サービスコントローラ11やアクションルールの取得は、必要に応じて行ってもよい。
【0059】
(4−2)情報共有処理
以下、図5及び図11〜図16を参照し、本実施形態における情報共有処理の一例を、画面例に基づいて説明する。
【0060】
図11〜図16は情報共有処理におけるユーザ端末1の画面遷移の一例である。一例として、ユーザのプライバシー情報であるレシピ情報が、サービス提供サーバ2y(以下、食材配達サーバ2yという)と、サービス提供サーバ2z(以下、健康管理サーバ2zという)との間で共有される場合を説明する。
【0061】
食材配達サーバ2yは、食材配達サービスを提供している。健康管理サーバ2zは、健康管理サービスを提供している。ユーザは、DVD再生画面に表示された料理番組を、ユーザ端末1で視聴している。DVD再生画面は、DVDプレーヤであるサービス提供サーバ2x(以下、単にDVDプレーヤ2xという)により提供される。ユーザは、表示された料理のレシピに必要な食材の配達を、食材配達サービスに依頼する。この際、健康管理サーバ2zは、ユーザの同意を得てレシピ情報を取得し、ユーザの健康状態に適合するようレシピ情報の修正を行う。
【0062】
図11は、サービス管理サーバ4がユーザ端末1に提供するお気に入りサービス設定画面の一例を示す。お気に入りサービス設定画面上で、例えば健康管理サービスが選択されると、これがお気に入りサービスに追加される。具体的には、健康管理サービスに対応するサービスコントローラ11z(健康管理コントローラ11z)が、健康管理サーバ2zからユーザ端末1にダウンロードされる。また所定のインストールファイルと共に、健康管理サービスで提供される情報の共有を指示するタグと、アクションルールとが、インストールされる。タグとアクションルールとは、ルータコントローラ14に記憶される。次いで、健康管理コントローラ11zは、登録メッセージをコントローラマネージャ13に送り、コントローラテーブル131に登録してもらう。なお、この画面上で、お気に入りサービスの削除も可能である。
【0063】
つぎに、ユーザ端末1は、DVDプレーヤ2xに対応するサービスコントローラ11x(DVDコントローラ11xという)を用い、料理のレシピ情報を含む料理番組の映像情報をDVDプレーヤ2xへ要求する。レシピ情報は、料理番組データの中に、例えばXML形式で埋め込まれている。DVDコントローラ11xは、DVDプレーヤ2xからのレシピメッセージMsg1を解釈し、図12に例示するDVD再生画面ウインドウ121に料理番組の映像を再生する。この映像は、DVD操作ウインドウ122の各ボタンをクリックすることにより再生・一時停止などが可能である。
【0064】
ここで、料理のレシピが表示されたときに「一時停止ボタン」がクリックされ、レシピ情報がユーザ端末1の画面右側に存在する「ポータルサービストレイ」123にドラッグアンドドロップされたとする。この「ポータルサービストレイ」123とは、例えばコントローラマネージャ13により管理されているGUIである。「ポータルサービストレイ」123がレシピ情報のドラッグアンドドロップを検知すると、レシピ情報は、DVDコントローラ11xからメッセージルータ12に渡される(#2)。このときレシピ情報は、例えばXMLで記述されたレシピメッセージMsg2として渡される。図17は、レシピメッセージMsg2の一具体例を示す。
【0065】
レシピメッセージMsg2は、メッセージルータ12からさらにルータコントローラ14に渡される(#3)。ルータコントローラ14は、レシピ情報を共有するためのアクションルールを、レシピメッセージMsg2中のタグに基づいて決定する(#4)。例えば、ルータコントローラ14は、図17に例示するレシピメッセージMsg2からタグ<m:レシピ>を検出すると、そのタグに対応するアクションルールの使用を決定する。アクションルールの一例としては、「食材配達サーバ2yに対応するサービスコントローラ11y(以下、食材配達コントローラ11yという)にレシピ情報を転送する」が挙げられる。
【0066】
アクションルールの決定後、ルータコントローラ14は、食材配達コントローラ11yが既にユーザ端末1に存在するか否かを、コントローラマネージャ13に問い合わせる。コントローラマネージャ13は、コントローラテーブル131を参照し、食材配達コントローラ11yの有無をルータコントローラ14に通知する。レシピ情報の転送先となる食材配達コントローラ11yがユーザ端末1に存在しない場合、ルータコントローラ14は、図13に例示する「確認ウインドウ」132を表示する。確認ウインドウは、食材配達コントローラ11yを食材配達サーバ2yからダウンロードしてもよいか否かをユーザに確認する。このウインドウで“Yes”がクリックされた場合、食材配達コントローラ11yがユーザ端末1にダウンロードされ、図14に例示する「食材配達サービストレイ」141が追加される。
【0067】
食材配達コントローラ11yがダウンロードされた後、レシピメッセージMsg2中のレシピ情報は、メッセージルータ12から食材配達コントローラ11yへ渡される(#5)。このレシピ情報は、食材配達コントローラ11yにより、例えばXML文書である修正依頼メッセージMsg2に埋め込まれる。修正依頼メッセージMsg2は、例えば「ユーザの健康状態に適合するようにレシピを修正することを健康管理サーバ2zに依頼する」記述を含む。レシピ情報を含む修正依頼メッセージMsg2は、食材配達コントローラ11yからルータコントローラ14に渡されてここで解釈される(#3)。解釈の結果、「ユーザの同意の上で健康管理コントローラ11zに転送する」アクションルールが決定する(#4)。このアクションルールに従い、ルータコントローラ14は、図14に例示する確認ウインドウ142を表示する。
【0068】
このウインドウ142は、レシピ情報を健康管理サーバ2zに転送してもよいどうかを、ユーザに確認する。このウインドウ上で“Yes”がクリックされた場合、メッセージルータ12から健康管理コントローラ11zにレシピ情報が渡される(#5)。次いでレシピ情報は、健康管理コントローラ11yにより解釈される。解釈の結果、例えばレシピ情報の修正を依頼する修正依頼メッセージMsg3が、健康管理コントローラ11zから健康管理サーバ2zに送信される(#6)。
【0069】
修正依頼メッセージMsg3により送信されたレシピ情報は、健康管理サーバ2zにより修正され、修正後のレシピ情報を含む修正済メッセージMsg1が健康管理コントローラ11zに送信される(#1)。さらに修正済メッセージMsg1は、メッセージルータ12を介し、ルータコントローラ14に渡される(#2)。次いで修正済メッセージMsg1に含まれるタグ情報が解釈され、アクションルールが決定し、これに従って図15に例示するレシピ確認ウインドウ151が表示される(#4)。このウインドウ151は、修正前のレシピ情報と修正後のレシピ情報とを表示し、ユーザに修正後のレシピで食材配達を依頼するか否かを確認する。このウインドウ151で“Yes”がクリックされた場合、修正後のレシピ情報が食材配達コントローラ11yに送信される(#5)。修正後のレシピ情報に基づき、ユーザの識別情報など食材配達に必要な情報を付加した注文メッセージMsg3が、食材配達コントローラ11yから食材配達サーバ2yに送信される(#6)。そして、図16に例示する注文が完了した旨の確認ウインドウ161が表示される。
【0070】
このように、食材配達サーバ2yと健康管理サーバ2zは、レシピ情報を、メッセージルータ12を介して大きな負担なく簡単に共有することができる。また、レシピ情報の共有に先立ちユーザの同意を得るので、ユーザのプライバシーを保護することができる。アクションルールにより共有する情報を制限することで、プライバシーを保護することも可能である。食材配達サーバ2yと健康管理サーバ2zとが共有する情報は、いずれかが管理しているかどうかを問わないため、情報の共有形態に柔軟性を持たせることができる。
【0071】
<第2実施形態>
前記第1実施形態の情報共有処理は、その他の情報提供サービスに用いることも可能である。第2実施形態では、お気に入り情報提供サーバ2gと、お勧め情報提供サーバ2hと、の間の情報共有処理を例に挙げて本発明を説明する。お気に入り情報提供サーバ2gは、ユーザの嗜好に適合する情報を登録・閲覧できるサービスを提供する。このサービスは、お気に入りコントローラ11gにより利用可能である。お勧め情報提供サーバ2hは、あるエリアでお勧めの情報を閲覧できるサービスを提供する。このサービスは、お勧めコントローラ11hにより利用可能である。
【0072】
本実施形態における情報共有処理により、お気に入り情報提供サーバ2gが有するユーザの嗜好情報(前記図3参照)が、ユーザの同意の下でお勧め情報提供サーバ2hに提供される。従って、ユーザのプライバシーを適切に保護しつつ、ユーザの嗜好に適合したお勧め情報をユーザに提供することが可能となる。
【0073】
[情報共有処理における画面例]
以下、図5及び図18〜図22を参照し、本実施形態における情報共有処理を具体的に説明する。
【0074】
図18は、ユーザ端末1の画面例を示す。この画面には、お気に入り情報サービスによる「お気に入り情報BOX」181と、お勧め情報サービスによる「お勧め情報BOX」182と、が並列表示されている。この画面は、例えばユーザにより「お気に入り情報サービス」と「お勧め情報サービス」との間で情報共有することが選択された場合、ユーザ端末1により作成される。あるいは、この画面は、それぞれのサーバ2g、2hにより提供される。
【0075】
まず、図18の画面中の「推薦を受けるボタン」183がクリックされると、お気に入りコントローラ11gは、ルータコントローラ14に、嗜好情報の送信を要求する。この要求に応じ、図19に例示する確認ウインドウ191が、ルータコントローラ14により表示される。確認ウインドウ191は、お気に入り情報提供サーバ2gからお勧め情報提供サーバ2hに嗜好情報を転送してもよいか否かを確認する。“Yes”がクリックされると、嗜好情報を含む嗜好メッセージMsg1が、お気に入り情報提供サーバ2gからお気に入りコントローラ2gに送信される(#1)。嗜好情報は、嗜好メッセージMsg2となってお気に入りコントローラ2gからルータコントローラ14に送信される(#2、#3)。嗜好メッセージMsg2中の嗜好情報は、ルータコントローラ14により解釈され、アクションルールが決定する(#4)。例えば、「嗜好情報の送信先はお勧めコントローラ2hである」アクションルールが決定する(#4)。嗜好情報は、このアクションルールに基づいてルータコントローラ14に抽出され、メッセージルータ12からお勧めコントローラ2hを経て(#5)、お勧め情報提供サーバ2hに送信される(#6)。
【0076】
お勧め情報提供サーバ2hは、送信された嗜好情報に基づき、そのユーザの嗜好に最も適合するお勧め情報を、サービスDB20から抽出する。抽出されたお勧め情報はお勧めメッセージMsg1としてお勧めコントローラ11hへ送信される(#1)。お勧めコントローラ11hは、お勧めメッセージMsg1に基づいて、お勧め情報を表示する。
【0077】
図20は、お勧めメッセージMsg1に基づくお勧め情報の表示例である。「お勧め情報BOX」内に、名称「川崎テニスクラブ」及び内容「テニスサークル」がフォーカス表示されている。同時に、「推薦コミュニティの紹介」ウインドウ201には、「川崎テニスクラブ」に関する詳細な情報が表示されている。ここで「お気に入りに登録ボタン」202がクリックされると、お勧め情報を含むお勧めメッセージMsg2が、お勧めコントローラ11hからメッセージルータ12へ渡される。お勧め情報は、「お勧め情報BOX」で現在フォーカス表示されている「川崎テニスクラブ」に関する情報である。
【0078】
お勧めメッセージMsg2は、ルータコントローラ14により解釈され(#3)、アクションルールが決定する(#4)。例えば「お勧め情報メッセージをお気に入りコントローラ11gへ渡す」アクションルールが決定する。お勧め情報は、アクションルールに従い、メッセージルータ12からお気に入りコントローラ11gへ渡される(#5)。さらにお勧め情報は、ユーザIDとともに、お勧め情報メッセージMsg3として、お気に入りコントローラ11gからお気に入り情報提供サーバ2gへ送信される(#6)。送信されたお勧め情報は、送信されたユーザIDで識別されるユーザのお気に入り情報に追加される。なお、各ユーザのお気に入り情報は、お気に入り情報提供サーバ2gに蓄積されている。図21は、追加されたお勧め情報が、お気に入り情報として「お気に入り情報BOX」に表示される画面例を示す。
【0079】
以上のように、お気に入り情報提供サーバ2gとお勧め情報提供サーバ2hとが、情報を柔軟に共有しながらも、情報の共有に先立ちユーザの同意を得るので、ユーザのプライバシーを保護することができる。また情報共有のためのサーバの負担は最小限に抑えることができる。
【0080】
<その他の実施形態例>
本発明の情報共有方法は、サービス提供サーバ及びサービスコントローラの種類を問わず、適用可能である。アクションルールは、各サービス提供サーバにより提供される情報と、その情報を利用するサービスの内容とに基づいて、適宜設定される。
【0081】
前述した本発明の方法を実行するプログラムを記録した記録媒体は、本発明に含まれる。ここで記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフロッピーディスク、ハードディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)、その他のものが挙げられる。
【0082】
(付記1)
情報提供装置群により提供される情報を取得する情報取得装置群と共に用いられる情報共有方法であって、
第1情報提供装置から第1情報を取得した第1情報取得装置から、前記第1情報を取得する取得ステップと、
前記第1情報の全部または一部の共有先となる第2情報取得装置を決定する決定ステップと、
前記第1情報の全部または一部を、前記第2情報取得装置に渡す共有ステップと、を含み、
前記第1情報提供装置は前記情報提供装置群に含まれ、前記第1情報取得装置及び第2情報取得装置は前記情報取得装置群に含まれている、
情報共有方法。
【0083】
情報提供装置と情報取得装置とは、サービスを提供する情報提供者により提供される。情報取得装置は、アクティブエックス、Javaアプレット、VBScript、JavaScriptなどのスクリプト言語で記述されたアプリケーションである。情報は、プラットフォームに依存しないメッセージング技術で送受信されることが好ましい。例えば、情報はXMLで記述されたSOAPメッセージとして送受信される。
【0084】
情報の共有形態としては、例えば第1情報取得装置から第2情報取得装置へ第1情報を渡すことがあげられる。また、あるメモリ領域に第1情報を保存しておき、第2情報取得装置がその第1情報を利用することが挙げられる。なお共有する情報は、第1情報の全部でなくともよく、その一部でもよい。例えばユーザのプライバシーを保護するために、一部の情報は共有しない場合もある。
【0085】
以上のように、第2情報取得装置に対応する第2情報提供装置は、第2情報取得装置から前記第1情報を取得できる。従って、第1情報取得装置と第2情報取得装置とが情報を共有することにより、第1情報提供装置と第2情報提供装置とが容易に情報を共有できるようになる。また、第1情報提供装置が一部の第1情報を共有対象から外せば、第1情報の所有者のプライバシーを保護することができる。
【0086】
(付記2)
前記第1情報の共有を指示する指示コマンドが前記第1情報取得装置から送出されるのを検出する検出ステップをさらに含み、
前記決定ステップは、前記指示コマンドが検出された場合、前記第1情報の共有ルールを決定し、決定した共有ルールに従って前記共有先を決定する、
付記1に記載の情報共有方法。
【0087】
指示コマンドの一例は、SOAPメッセージ中の特定のタグである。第1情報取得装置からのSOAPメッセージには、指示コマンドとなるタグに挟まれた第1情報が記述されている。この指示コマンドは、第1情報提供装置または第1情報取得装置により記述される。SOAPメッセージに含まれるタグに応じて、共有ルールが決まる。共有ルールは、具体的にはプログラムにより記述される。このプログラムは、共有先にどの情報を渡すかを決定したり、共有先へ情報を送出したりする。
【0088】
(付記3)
前記第1情報の共有を指示する指示コマンドが前記第1情報取得装置から送出されるのを検出する検出ステップをさらに含み、
前記決定ステップは、
指示コマンド及び各指示コマンドに対応する共有ルールの識別子を記憶し、前記指示コマンドが検出された場合、記憶されている共有ルール識別子の中から前記指示コマンドに対応する共有ルール識別子を検索することにより、前記第1情報の共有ルールを決定し、共有ルールに従って前記共有先を決定する、
付記1に記載の情報共有方法。
【0089】
共有ルール識別子は、共有ルールを記述するプログラムのファイル名や、プログラムの格納場所を示すアドレスなどである。SOAPメッセージが解釈され、プログラムが、必要に応じてダウンロードされた後に起動することにより、第1情報が共有先に渡される。
【0090】
(付記4)
前記指示コマンド及び各指示コマンドに対応する共有ルールの識別子を記憶しているコンピュータに、前記指示コマンド及び前記共有ルール識別子を要求する要求ステップと、
前記コンピュータから、前記指示コマンド及び前記共有ルール識別子を取得するルール取得ステップと、
をさらに含む、付記3に記載の情報共有方法。
【0091】
コンピュータは、ユーザがお気に入りのサービスを利用するのに必要となるタグや、そのタグに対応する共有ルールの識別子を、記憶している。ユーザ端末は、起動時にこれらの情報をコンピュータから取得する。ユーザ端末は、必要に応じ、プログラムである共有ルールをそのアドレスから取得することができる。
【0092】
(付記5)
前記共有ステップは、前記第1情報の全部または一部を加工して前記第2情報取得装置に渡す、付記1に記載の情報共有方法。
【0093】
加工とは、例えばグローバルアドレスからローカルアドレスへの変換である。また、第1情報にユーザIDが入っている場合に、ユーザIDを疑似ユーザIDに変換する加工があげられる。
【0094】
(付記6)
情報提供装置群により提供される情報を取得する情報取得装置群と共に用いられる情報共有装置であって、
第1情報提供装置から第1情報を取得した第1情報取得装置から、前記第1情報を取得する取得手段と、
前記第1情報の全部または一部の共有先となる第2情報取得装置を決定する決定手段と、
前記第1情報の全部または一部を、前記第2情報取得装置に渡す共有手段と、を備え、
前記第1情報提供装置は前記情報提供装置群に含まれ、前記第1情報取得装置及び第2情報取得装置は前記情報取得装置群に含まれている、
情報共有装置。
【0095】
(付記7)
情報提供装置群により提供される情報を取得する情報取得装置群が動作するコンピュータに用いられる情報共有プログラムであって、
第1情報提供装置から第1情報を取得した第1情報取得装置から、前記第1情報を取得する取得手段、
前記第1情報の全部または一部の共有先となる第2情報取得装置を決定する決定手段、及び
前記第1情報の全部または一部を、前記第2情報取得装置に渡す共有手段、として前記コンピュータを機能させ、
前記第1情報提供装置は前記情報提供装置群に含まれ、前記第1情報取得装置及び第2情報取得装置は前記情報取得装置群に含まれている、
情報共有プログラム。
【0096】
(付記8)
情報提供装置群により提供される情報を取得する情報取得装置群と共に用いられる情報共有プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記情報提供装置群に含まれる第1情報提供装置から第1情報を取得した、前記情報取得装置群に含まれる第1情報取得装置から、前記第1情報を取得する取得ステップと、
前記第1情報の全部または一部の共有先となる、前記情報取得装置群に含まれる第2情報取得装置を決定する決定ステップと、
前記第1情報の全部または一部を、前記第2情報取得装置に渡す共有ステップと、を実行させる情報プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0097】
ここで、記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフロッピーディスク、ハードディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)、その他のものが挙げられる。
【0098】
(付記9)
ユーザに情報を提供する情報提供装置の識別子と、前記情報提供装置から情報を取得する情報取得装置の識別子と、前記情報の共有を指示する指示コマンドと、前記情報の共有ルールの識別子と、を関連づけて、ユーザ毎に記憶するユーザ情報記憶ステップと、
いずれかのユーザが操作するコンピュータからの要求に応じ、要求元のユーザに関連する、情報提供装置の識別子、情報取得装置の識別子、指示コマンド及び情報の共有ルールの識別子を送信する送信ステップと、
を含むユーザ情報管理方法。
【0099】
この方法は、例えば複数のユーザ端末が接続されるサーバに適用される。サーバは、ユーザがお気に入りのサービスのサーバ及びそのクライアントのURL、タグ、タグに対応するプログラムのURLを記憶している。ユーザ端末は、起動時に、これらの情報を取得する。これにより、ユーザ端末は、これらの情報を自端末で保持する負担を軽減される。
【0100】
なお、この方法を実行するコンピュータ装置、コンピュータプログラム、及び前記プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体、も本発明に含まれる。
【0101】
(付記10)
ユーザ端末に用いられる情報取得方法であって、
情報を提供する情報提供装置から情報を取得する情報取得ステップと、
前記情報の共有を指示する指示コマンドと、前記指示コマンドに対応する共有ルールの識別子と、を前記ユーザ端末にインストールするインストールステップと、
を含む、情報取得方法。
【0102】
情報提供装置と対で動作する情報取得装置のプログラムをダウンロードするときに、タグとタグに対応するアクションルールの識別子とが、ユーザ端末にインストールされる。これにより、ユーザ端末は、始めて利用するサービスで提供される情報から検出すべきタグと、実行すべき共有ルールの格納場所とを知ることができる。なお、この方法を実行するコンピュータ装置、コンピュータプログラム、及び前記プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体、も本発明に含まれる。
【0103】
【発明の効果】
本発明を用いれば、情報を提供するサーバ間で、使用される情報の共有を簡略にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る情報サービスシステムの全体構成図。
【図2】サービス提供サーバ及びサービスコントローラの構成図。
【図3】サービスDBに蓄積される嗜好情報の一例。
【図4】サービスDBに蓄積される健康情報の一例。
【図5】情報共有処理の流れを示す説明図。
【図6】ユーザテーブルに蓄積される情報の概念説明図。
【図7】サービステーブルに蓄積される情報の概念説明図。
【図8】ルータコントローラテーブルに蓄積される情報の概念説明図。
【図9】コントローラテーブルに蓄積される情報の概念説明図。
【図10】初期設定処理の流れを示す説明図。
【図11】お気に入りサービス設定画面の一例。
【図12】ユーザ端末におけるサービス利用時の画面例(食材配達を注文)。
【図13】ユーザ端末におけるサービス利用時の画面例(食材配達コントローラのダウンロードを確認)。
【図14】ユーザ端末におけるサービス利用時の画面例(健康管理サービスへの情報の提供の確認)。
【図15】ユーザ端末におけるサービス利用時の画面例(修正されたレシピの表示)。
【図16】ユーザ端末におけるサービス利用時の画面例(食材配達の注文完了)。
【図17】XMLで記述されたSOAPメッセージのヘッダ及びボディの一例。
【図18】ユーザ端末におけるサービス利用時の画面例(初期画面)。
【図19】ユーザ端末におけるサービス利用時の画面例(お勧め情報サービスへの情報の提供の確認)。
【図20】ユーザ端末におけるサービス利用時の画面例(お勧め情報の表示)。
【図21】ユーザ端末におけるサービス利用時の画面例(お気に入り情報サービスへの情報の提供の表示)。
【符号の説明】
1:ユーザ端末
2:サービス提供サーバ
11:サービスコントローラ
12:メッセージルータ
13:コントローラマネージャ
14:ルータコントローラ
Claims (5)
- 情報提供装置群により提供される情報を取得する情報取得装置群と共に用いられる情報共有方法であって、
第1情報提供装置から第1情報を取得した第1情報取得装置から、前記第1情報を取得する取得ステップと、
前記第1情報の全部または一部の共有先となる第2情報取得装置を決定する決定ステップと、
前記第1情報の全部または一部を、前記第2情報取得装置に渡す共有ステップと、を含み、
前記第1情報提供装置は前記情報提供装置群に含まれ、前記第1情報取得装置及び第2情報取得装置は前記情報取得装置群に含まれている、
情報共有方法。 - 情報提供装置群により提供される情報を取得する情報取得装置群と共に用いられる情報共有装置であって、
第1情報提供装置から第1情報を取得した第1情報取得装置から、前記第1情報を取得する取得手段と、
前記第1情報の全部または一部の共有先となる第2情報取得装置を決定する決定手段と、
前記第1情報の全部または一部を、前記第2情報取得装置に渡す共有手段と、を備え、
前記第1情報提供装置は前記情報提供装置群に含まれ、前記第1情報取得装置及び第2情報取得装置は前記情報取得装置群に含まれている、
情報共有装置。 - 情報提供装置群により提供される情報を取得する情報取得装置群と共に用いられる情報共有プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記情報提供装置群に含まれる第1情報提供装置から第1情報を取得した、前記情報取得装置群に含まれる第1情報取得装置から、前記第1情報を取得する取得ステップと、
前記第1情報の全部または一部の共有先となる、前記情報取得装置群に含まれる第2情報取得装置を決定する決定ステップと、
前記第1情報の全部または一部を、前記第2情報取得装置に渡す共有ステップと、を実行させる情報プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - ユーザに情報を提供する情報提供装置の識別子と、前記情報提供装置から情報を取得する情報取得装置の識別子と、前記情報の共有を指示する指示コマンドと、前記情報の共有ルールの識別子と、を関連づけて、ユーザ毎に記憶するユーザ情報記憶ステップと、
いずれかのユーザが操作するコンピュータからの要求に応じ、要求元のユーザに関連する、情報提供装置の識別子、情報取得装置の識別子、指示コマンド及び情報の共有ルールの識別子を送信する送信ステップと、
を含むユーザ情報管理方法。 - ユーザ端末に用いられる情報取得方法であって、
情報を提供する情報提供装置から情報を取得する情報取得ステップと、
前記情報の共有を指示する指示コマンドと、前記指示コマンドに対応する共有ルールの識別子と、を前記ユーザ端末にインストールするインストールステップと、
を含む、情報取得方法。
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