JP2003162348A - 携帯型情報処理装置及び携帯型情報処理装置における省電力制御方法 - Google Patents

携帯型情報処理装置及び携帯型情報処理装置における省電力制御方法

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JP2003162348A
JP2003162348A JP2001360278A JP2001360278A JP2003162348A JP 2003162348 A JP2003162348 A JP 2003162348A JP 2001360278 A JP2001360278 A JP 2001360278A JP 2001360278 A JP2001360278 A JP 2001360278A JP 2003162348 A JP2003162348 A JP 2003162348A
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JP2001360278A
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Tatsuya Hashimoto
達哉 橋本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源ボタン操作後も省電力機能を実行するま
での時間管理は、通常の操作デバイスと同様に管理して
いたため、不用意な電源ボタン操作で携帯型情報処理装
置が起動してしまうと無駄にバッテリを消費していた。 【解決手段】 省電力機能実行までの移行期間を電源ボ
タン操作後とそれ以外の場合に分けて設定することで、
利用者が意識せずに電源ボタンが操作され携帯型情報処
理装置が起動してしまっても、不要なバッテリ消費を効
果的に抑止することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型情報処理装
置における誤電源投入の防止に拘わる省電力制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリ等の二次電池を用いた携帯型の
情報処理装置は、小型で可搬性に優れ、いわゆるモバイ
ル環境に適した場面で情報処理を行うことができる。し
かしながら、これら携帯型情報処理装置は、二次電池を
用いているので、二次電池(バッテリ)容量に応じて、
その使用時間が制限されている。この使用時間を少しで
も延ばす工夫として、情報処理装置に含まれる各種構成
において省電力化を図る省電力機能が有効である。この
省電力機能のとしては、機器の使用状況をメモリに保存
するサスペンド機能や、機器の使用状況をHDD(ハー
ドディスク装置)に保存するハイバネ−ション機能があ
る。
【0003】これら、省電力機能を実行状態にしておく
と、情報処理装置に対する操作が一定時間行われない場
合、その時点での機器の使用状態をメモリやHDDに保
存し、情報処理装置を待機状態にしたり、電源断の状態
にすることで、必要以上に二次電池の浪費を対策がとら
れていた。
【0004】一方で、携帯型の情報処理装置は、可搬性
に優れることから、利用者がカバンやポケットに入れて
持ち運ぶことがある。携帯型情報処理装置の電源ボタン
が、外部から操作できる構造であると、不用意に電源ボ
タンが操作されて利用者が意識せずに電源が投入されて
しまうことがあった。
【0005】このような不用意な電源ボタン(スイッ
チ)の誤操作防止を目的とした先行技術として、特開2
001−184143に示されたものがある。該発明に
は、電源スイッチが押下された際に液晶表示部を点灯駆
動させるための一定時間が経過するかを監視し、一定時
間が経過する前に電源スイッチを離した場合には、CP
Uは不用意な電源投入であると認識し、また、液晶表示
の点灯後において、引き続いて電源スイッチが押下され
更に一定時間の経過が検出された場合にも、不用意な電
源投入であると認識する点や、液晶表示の点灯後におい
て、一定時間が経過する前に電源スイッチを離した場合
には意識的な電源投入であると認識する点が開示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記に示
した発明であっても、電源スイッチが押下され離れる時
間がちょうど意識的な電源投入する期間に含まれてしま
うと電源が通常通り投入されてしまい。それ以降操作が
無くても電源が投入されたままとなってしまい、無駄に
バッテリを消費していまったり、また、省電力機能が設
定されていてもその機能が働くまでの期間分は余計なバ
ッテリが消費されてしまうと言う課題がある。さらにA
C電源に接続して携帯型情報処理装置を扱う際にも、省
エネ対策として省電力機能を動作させることがある。こ
のような場合であっても、不用意に電源ボタンが操作さ
れてしまうと、前記と同様に省電力状態に移行するまで
の期間は無駄にAC電源から電力を消費してしまうと言
う課題もある。
【0007】そこで本発明では、電源が投入された際
に、その後の操作状況に応じて省電力機能を動作させる
までの時間を柔軟に変更することで、不用意に電源投入
した際には無駄な電力消費を低減することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯型情報処理
装置は、装置を起動させるための電源ボタンが操作され
てから省電力状態へ移行するまでの第一の時間情報と、
その他の操作デバイスの操作に応じて省電力状態へ移行
するまでの第二の時間情報を記憶する記憶手段と、前記
電源ボタン及びその他の操作デバイスの操作状況を検出
する操作監視手段と、前記操作監視手段で検出された操
作内容が電源ボタンによるものである場合には、前記記
憶手段に記憶された第一の時間情報に基づく省電力制御
を行い、また前記操作内容がその他の操作デバイスによ
るものである場合には、前記記憶手段に記憶された第二
の時間情報に基づく省電力制御を行う省電力制御手段と
を具備することを特徴とする。
【0009】また、本発明の携帯型情報処理装置は、装
置を起動させるための電源ボタンが操作されてから省電
力状態へ移行するまでの第一の時間情報と、その他の操
作デバイスの操作に応じて省電力状態へ移行するまでの
第二の時間情報を記憶する記憶手段と、前記電源ボタン
及びその他の操作デバイスの操作状況を検出する操作監
視手段と、バッテリ容量を検出するためのバッテリ容量
検出手段と、前記操作監視手段で検出された操作内容が
電源ボタンによるものである場合には、前記バッテリ容
量検出手段によって検出されたバッテリ容量に応じた前
記記憶手段に記憶された第一の時間情報に基づく省電力
制御を行い、また前記操作内容がその他の操作デバイス
によるものである場合には、前記バッテリ容量検出手段
によって検出されたバッテリ容量に応じた前記記憶手段
に記憶された第二の時間情報に基づく省電力制御を行う
省電力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
【0011】まず、第1実施形態について以下に説明を
行う。図1は、携帯型情報処理装置の外観を示す図であ
る。本実施形態で説明する携帯型情報処理装置1は、入
力用のペン2を備えている。このペン2を用いて位置検
出用のタブレットとデータ表示用の液晶表示装置が一体
化した表示入力装置3に情報を入力する。また、携帯型
情報処理装置1の電源オン・オフを制御するための電源
ボタン4が装置本体の上面に配置されている。さらに、
携帯型情報処理装置1の上面には、所定の機能を指定す
るための機能ボタン5が2つ備えられ、またカーソルキ
ー6も備えられている。7は、携帯型情報処理装置1へ
AC電源を供給するための電源端子である。AC電源に
より携帯型情報処理装置を起動する場合には、この電源
端子にAC電源用アダプタ・コードを接続して商用AC
電源を供給する。
【0012】図2は、携帯型情報処理装置1の機能構成
を示したブロック図である。ここでは、携帯型情報処理
装置における省電力制御に係わる主要機能についてのみ
示してあり、これ以外の機能等については図示していな
い。省電力機能制御部11は、本発明に関する省電力機
能を制御するものである。省電力機能設定部12は、意
識した電源投入時と不用意に電源投入した場合の省電力
機能を動作させるまでの時間などを設定するためのもの
である。タイマー13は、省電力機能を動作させるまで
の時間計時を行う場合などに用いるものである。操作監
視部14は、電源ボタン4、機能ボタン5、カーソルキ
ー6や表示入力装置3への入力操作状況を監視するもの
である。省電力機能実行部15は、省電力機能設定部1
2で設定された内容に基づいて電源部16を制御し、省
電力機能を実行するものである。電源部16は、バッテ
リやAC電源などの電源を管理するものである。
【0013】続いて、省電力機能に関する処理について
具体的な例を示して説明する。まず、図3を用いて省電
力機能の設定画面について説明する。省電力機能設定画
面では、通常の使用状態でのサスペンド処理を実行する
までの時間を分単位で設定する項目と、電源投入直後に
何も操作が行われない場合のサスペンド処理を実行する
までの時間を分単位で設定する項目が用意されており、
利用者が任意の時間を設定できる。これら設定する時間
は、初期状態で予め決められたものを用意しておいても
良い。また、ここでは、サスペンド時間を設定するとし
ているが、ハイバネーション時間を設定しても良いし、
さらにこれら両方を設定するような画面構成としても良
い。ここで例として、利用者が通常のサスペンド時間を
10分、電源投入直後のサスペンド時間を1分として設
定したとする。この設定内容は、設定情報記憶部12a
に記憶される。具体的には、図示しないHDDやメモリ
の所定の記憶領域に保存管理される。
【0014】さらに図4のフローチャートを用いて、本
発明における省電力制御処理について説明する。操作監
視部14は、電源ボタン4、機能ボタン5、カーソルキ
ー6や表示入力装置3への入力操作状況を監視し、いず
れの操作デバイスから入力操作があるかを監視している
(ステップS10)。ここで特に入力操作がなければ引
き続き入力操作状況の監視を行い、携帯型情報処理装置
1に対して、何らかの入力操作が行われている間は、常
に入力操作状況の監視を続ける。この際、入力操作があ
ると判断される状況としては、利用者が意識して携帯型
情報処理装置1に対して操作を行う場合と、カバンの中
などに入れて利用者が意識しないで携帯型情報処理装置
1の電源ボタンを操作してしまう場合がある。
【0015】また、ステップS10において、携帯型情
報処理装置1が起動後に入力操作が無いと判断された場
合には、省電力機能を働かせるための時間監視を行うた
めに処理ステップS11に進む。なお、どの操作デバイ
スを介して入力操作が行われたかの最新の操作情報を、
操作監視部14の管理の元で操作情報記憶部14aに記
憶させておく。携帯型情報処理装置1が起動後に入力操
作が無いと処理ステップS11に進み、省電力機能制御
部11は入力操作が無い時間(無操作時間)をタイマー
13を用いて計時を開始する。
【0016】続いて、省電力機能制御部11は、直前の
操作が電源ボタン4であったか否かを、前記操作情報記
憶部14aの内容を参照して判断する。ここで、直前の
操作が電源ボタン4によるものである場合には処理はス
テップS13へ進み、また電源ボタン4以外の操作デバ
イスによる操作であった場合にはステップS15へ進
む。
【0017】前記ステップS12での判断が電源ボタン
4の操作であった場合には、省電力機能制御部11は前
記設定情報記憶部12aに記憶された電力ボタン4操作
直後のサスペンド開始時間を参照し、設定時間に達した
か否かを判断する(ステップS13)。ここでは、図3
で説明した電源ボタン操作直後のサスペンド開始時間が
1分と設定されており、この設定時間に達していればス
テップS14のサスペンド処理(省電力状態に移行)に
進み、また達していなければステップS17の処理へ進
む。省電力機能制御部11は、ステップS13の判断で
設定時間に達したと判断すると、省電力機能実行部15
に制御を移しサスペンド処理が実行される(ステップS
14)。これを受けて省電力機能実行部15は、携帯型
情報処理装置1の使用状況を図示しないメモリに保存
し、さらに保存が完了した後に電源部16に対して電源
オフ制御を行う。これにより電源部16は、電源オフ処
理を実行する。
【0018】上記ステップS13の判断で、設定したサ
スペンド処理時間に達していないと判断した場合には、
再び操作監視部14にて入力操作が行われたかの監視が
行われる(ステップS17)。ここで、入力操作があっ
たと判断した場合にはステップS10へ戻り、また入力
操作がなかったと判断した場合にはステップS13のサ
スペンド時間の監視に戻る。
【0019】また、前記ステップS12での判断が電源
ボタン4以外の操作デバイスである場合には、省電力機
能制御部11は前記設定情報記憶部12aに記憶された
通常のサスペンド開始時間を参照し、設定時間に達した
か否かを判断する(ステップS15)。ここでは、図3
で説明した通常のサスペンド開始時間が10分と設定さ
れており、この設定時間に達していればステップS16
のサスペンド処理(省電力状態に移行)に進み、また達
していなければステップS18の処理へ進む。省電力機
能制御部11は、ステップS15の判断で設定時間に達
したと判断すると、省電力機能実行部15は、携帯型情
報処理装置1の使用状況を図示しないメモリに保存し、
さらに保存が完了した後に電源部16に対して電源オフ
制御を行う。これにより電源部16は、電源オフ処理を
実行する。
【0020】上記ステップS15の判断で、設定したサ
スペンド処理時間に達していないと判断した場合には、
再び操作監視部14にて入力操作が行われたかの監視が
行われる(ステップS18)。ここで、入力操作があっ
たと判断した場合にはステップS10へ戻り、また入力
操作がなかったと判断した場合にはステップS15のサ
スペンド時間の監視に戻る。
【0021】上記説明では、二次電池であるバッテリを
対象として説明したが、AC電源を対象にしても同様に
省電力設定を行うことが可能である。また、上記説明で
は、省電力機能としてサスペンドやハイバネーションを
例に挙げて説明したが、その他の制御対象としてCPU
の処理速度、表示装置の輝度、表示装置の電源制御、H
DDの電源制御を実施するようにしても良い。
【0022】上記で説明したように、電源ボタン操作後
の省電力機能実行までの移行期間と、通常の省電力機能
実行までの移行期間とを別々に設定することができ、さ
らに電源ボタン操作後の省電力機能実行までの移行期間
を通常の省電力機能実行までの移行期間よりも短く設定
することで、不用意に電源ボタンが操作され携帯型情報
処理装置が起動してしまっても、電力消費の無駄を効果
的に抑止することが可能となる。
【0023】続いて、第2実施形態について説明する。
第1の実施形態に更にバッテリ容量に応じてさらにきめ
細かい省電力設定を行う点を加えたものが第2の実施形
態となっている。基本的な処理動作は、第1の実施形態
とほぼ同じであるので、処理動作の異なる点を中心とし
て説明する。
【0024】図5は、第2の実施形態の機能ブロック図
である。省電力機能実行部15にバッテリ容量検出部1
5aが加わった点を除き、他の機能ブロックは第1の実
施形態と同じ機能を有している。バッテリ容量検出部1
5aは、電源部16を介して接続されたバッテリ(図示
せず)の容量を検出するものである。
【0025】図6は、バッテリ容量に応じて省電力設定
を行う例を説明するための図である。この省電力機能設
定用の画面は、大きく分けて通常の使用状態でサスペン
ド処理を実行するまでの時間を設定する項目と、電源投
入直後に何も操作が行われない場合のサスペンド処理を
実行するまでの時間を設定する項目とに分けられてい
る。さらに、各項目にはバッテリ容量に応じてサスペン
ド処理を実行する(省電力状態への移行)までの時間が
設定できるようになっている。
【0026】さらに図7のフローチャートを用いて、本
発明における省電力制御処理について説明する。操作監
視部14は、電源ボタン4、機能ボタン5、カーソルキ
ー6や表示入力装置3への入力操作状況を監視し、いず
れの操作デバイスから入力操作があるかを監視している
(ステップS20)。ここで特に入力操作がなければ引
き続き入力操作状況の監視を行い、携帯型情報処理装置
1に対して、何らかの入力操作が行われている間は、常
に入力操作状況の監視を続ける。この際、入力操作があ
ると判断される状況としては、利用者が意識して携帯型
情報処理装置1に対して操作を行う場合と、カバンの中
などに入れて利用者が意識しないで携帯型情報処理装置
1の電源ボタンを操作してしまう場合がある。
【0027】また、ステップS20において、携帯型情
報処理装置1が起動後に入力操作が無いと判断された場
合には、省電力機能を働かせるための時間監視を行うた
めに処理ステップS21に進む。なお、どの操作デバイ
スを介して入力操作が行われたかの最新の操作情報を、
操作監視部14の管理の元で操作情報記憶部14aに記
憶させておく。携帯型情報処理装置1が起動後に入力操
作が無いと処理ステップS21に進み、省電力機能制御
部11は入力操作が無い時間(無操作時間)をタイマー
13を用いて計時を開始する。
【0028】続いて、省電力機能制御部11は、直前の
操作が電源ボタン4であったか否かを、前記操作情報記
憶部14aの内容を参照して判断する。ここで、直前の
操作が電源ボタン4によるものである場合には処理はス
テップS23へ進み、また電源ボタン4以外の操作デバ
イスによる操作であった場合にはステップS26へ進
む。
【0029】前記ステップS22での判断が電源ボタン
4の操作であった場合には、バッテリ容量検出部15a
によりバッテリ容量の検出を行う(ステップS23)。
そして、省電力機能制御部11は前記設定情報記憶部1
2aに記憶された電力ボタン4操作直後のサスペンド開
始時間と、前記検出したバッテリ容量に応じて、設定時
間に達したか否かを判断する(ステップS24)。ここ
では、図6で説明したように、電源ボタン操作直後のサ
スペンド開始時間がバッテリ容量に応じて5分(100
%)、3分(50%)、1分(10%)とそれぞれ設定
されている。現状のバッテリ容量に対して、この設定時
間に達していればステップS25のサスペンド処理(省
電力状態に移行)に進み、また達していなければステッ
プS29の処理へ進む。省電力機能制御部11は、ステ
ップS24の判断で設定時間に達したと判断すると、省
電力機能実行部15に制御を移しサスペンド処理が実行
される(ステップS25)。これを受けて省電力機能実
行部15は、携帯型情報処理装置1の使用状況を図示し
ないメモリに保存し、さらに保存が完了した後に電源部
16に対して電源オフ制御を行う。これにより電源部1
6は、電源オフ処理を実行する。
【0030】上記ステップS24の判断で、設定したサ
スペンド処理時間に達していないと判断した場合には、
再び操作監視部14にて入力操作が行われたかの監視が
行われる(ステップS29)。ここで、入力操作があっ
たと判断した場合にはステップS20へ戻り、また入力
操作がなかったと判断した場合にはステップS23のバ
ッテリ容量検出の処理に戻る。
【0031】また、前記ステップS22での判断が電源
ボタン4以外の操作デバイスである場合には、処理はス
テップS26に進みバッテリ容量検出部15aによりバ
ッテリ容量の検出処理が行われる。続いて、省電力機能
制御部11は前記設定情報記憶部12aに記憶された通
常のサスペンド開始時間を参照し、設定時間に達したか
否かを判断する(ステップS27)。ここでは、図6で
説明したように、通常のサスペンド開始時間がバッテリ
容量に応じて10分(100%)、5分(50%)、3
分(10%)とそれぞれ設定されている。現状のバッテ
リ容量に対して、この設定時間に達していればステップ
S28のサスペンド処理(省電力状態に移行)に進み、
また達していなければステップS30の処理へ進む。省
電力機能制御部11は、ステップS27の判断で設定時
間に達したと判断すると、省電力機能実行部15は、携
帯型情報処理装置1の使用状況を図示しないメモリに保
存し、さらに保存が完了した後に電源部16に対して電
源オフ制御を行う。これにより電源部16は、電源オフ
処理を実行する。
【0032】上記ステップS27の判断で、設定したサ
スペンド処理時間に達していないと判断した場合には、
再び操作監視部14にて入力操作が行われたかの監視が
行われる(ステップS30)。ここで、入力操作があっ
たと判断した場合にはステップS20へ戻り、また入力
操作がなかったと判断した場合にはステップS26のバ
ッテリ容量検出の処理に戻る。
【0033】上記で説明したように、電源ボタン操作後
の省電力機能実行までの移行期間と、通常の省電力機能
実行までの移行期間とを別々に設定すると共にバッテリ
容量に応じて設定を行うことができ、さらに電源ボタン
操作後の省電力機能実行までの移行期間を通常の省電力
機能実行までの移行期間よりも短く設定することで、不
用意に電源ボタンが操作され携帯型情報処理装置が起動
してしまっても、電力消費の無駄をきめ細かく効果的に
抑止することが可能となる。
【0034】
【発明の効果】携帯型情報処理装置の電源が投入された
際に、その後の操作状況に応じて省電力機能を動作させ
るまでの時間を柔軟に設定変更する構成としたことで、
不用意に電源投入した場合でも無駄な電力消費を低減さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 携帯型情報処理装置の全体構成を示す図。
【図2】 省電力制御処理に関する機能ブロック図。
【図3】 省電力機能に関する設定画面を示す図。
【図4】 省電力制御処理に関するフローチャート。
【図5】 第2の実施形態の省電力制御処理に関する機
能ブロック図。
【図6】 第2の実施形態の省電力機能に関する設定画
面を示す図。
【図7】 第2の実施形態の省電力制御処理に関するフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 携帯型情報処理装置 2 ペン 3 表示入力装置 4 電源ボタン 5 機能ボタン 6 カーソルキー 7 電源端子 11 省電力機能制御部 12 省電力機能設定部 12a 設定情報記憶部 13 タイマー 14 操作監視部 14a 操作情報記憶部 15 省電力機能実行部 15a バッテリ容量検出部 16 電源部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置を起動させるための電源ボタンが操
    作されてから省電力状態へ移行するまでの第一の時間情
    報と、その他の操作デバイスの操作に応じて省電力状態
    へ移行するまでの第二の時間情報を記憶する記憶手段
    と、 前記電源ボタン及びその他の操作デバイスの操作状況を
    検出する操作監視手段と、 前記操作監視手段で検出された操作内容が電源ボタンに
    よるものである場合には、前記記憶手段に記憶された第
    一の時間情報に基づく省電力制御を行い、また前記操作
    内容がその他の操作デバイスによるものである場合に
    は、前記記憶手段に記憶された第二の時間情報に基づく
    省電力制御を行う省電力制御手段とを具備することを特
    徴とする携帯型情報処理装置。
  2. 【請求項2】 装置を起動させるための電源ボタンが操
    作されてから省電力状態へ移行するまでの第一の時間情
    報及び、その他の操作デバイスの操作に応じて省電力状
    態へ移行するまでの第二の時間情報を設定するための設
    定手段とをさらに具備し、 前記設定手段で設定された前記第一の時間情報及び第二
    の時間情報は、前記記憶手段に記憶することを特徴とす
    る請求項1記載の携帯型情報処理装置。
  3. 【請求項3】 装置を起動させるための電源ボタンが操
    作されてから省電力状態へ移行するまでの第一の時間情
    報と、その他の操作デバイスの操作に応じて省電力状態
    へ移行するまでの第二の時間情報を記憶する記憶手段
    と、 前記電源ボタン及びその他の操作デバイスの操作状況を
    検出する操作監視手段と、 バッテリ容量を検出するためのバッテリ容量検出手段
    と、 前記操作監視手段で検出された操作内容が電源ボタンに
    よるものである場合には、前記バッテリ容量検出手段に
    よって検出されたバッテリ容量に応じた前記記憶手段に
    記憶された第一の時間情報に基づく省電力制御を行い、
    また前記操作内容がその他の操作デバイスによるもので
    ある場合には、前記バッテリ容量検出手段によって検出
    されたバッテリ容量に応じた前記記憶手段に記憶された
    第二の時間情報に基づく省電力制御を行う省電力制御手
    段とを具備することを特徴とする携帯型情報処理装置。
  4. 【請求項4】 装置を起動させるための電源ボタンが操
    作されてから省電力状態へ移行するまでの第一の時間情
    報及び、その他の操作デバイスの操作に応じて省電力状
    態へ移行するまでの第二の時間情報をバッテリ容量に応
    じて設定するための設定手段とをさらに具備し、 前記設定手段で設定された前記第一の時間情報及び第二
    の時間情報は、前記記憶手段に記憶することを特徴とす
    る請求項3記載の携帯型情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の時間情報は、前記第二の時間
    情報よりも短い時間に設定することを特徴とした請求項
    2又は4いずれか記載の携帯型情報処理装置。
  6. 【請求項6】 装置を起動させるための電源ボタン及び
    その他の操作デバイスの操作状況を検出し、 前記検出内容が電源ボタン操作によるものである場合に
    は、記憶手段から読み出した電源ボタンが操作されてか
    ら省電力状態へ移行するまでの第一の時間情報に基づく
    省電力制御を行い、また前記検出内容がその他の操作デ
    バイスによるものである場合には、前記記憶手段から読
    み出したその他の操作デバイスに応じて省電力状態へ移
    行するまでの第二の時間情報に基づく省電力制御を行う
    ことを特徴とする携帯型情報処理装置における省電力制
    御方法。
  7. 【請求項7】 装置を起動させるための電源ボタン及び
    その他の操作デバイスの操作状況を検出し、 バッテリ容量を検出し、 前記検出内容が電源ボタン操作によるものである場合に
    は、前記検出されたバッテリ容量に応じた電源ボタンが
    操作されてから省電力状態へ移行するまでの第一の時間
    情報を記憶手段から読み出して省電力制御を行い、また
    前記検出内容がその他の操作デバイスによるものである
    場合には、前記検出されたバッテリ容量に応じたその他
    の操作デバイスに応じて省電力状態へ移行するまでの第
    二の時間情報を前記記憶手段から読み出して省電力制御
    を行うことを特徴とする携帯型情報処理装置における省
    電力制御方法。
  8. 【請求項8】 装置を起動するための電源ボタンと、 各種データ入力用の操作デバイスと、 前記電源ボタン及び前記操作デバイスの操作状況を検出
    する操作監視手段と、 前記操作監視手段で検出された操作内容が電源ボタンで
    ある場合には、前記操作デバイスによる操作を検出した
    場合よりも早いタイミングで装置の消費電力を抑制する
    省電力モードに移行する制御を行う省電力制御手段とを
    具備することを特徴とする携帯型情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記電源ボタンが操作されてから省電力
    モードに移行するまでの第一の時間情報及び前記操作デ
    バイスが操作されてから省電力モードに移行するまでの
    第二の時間情報を設定するための設定手段と、 前記設定手段で設定された第一の時間情報及び第二の時
    間情報を記憶する記憶手段とを有し、 前記省電力制御手段は、前記記憶手段に記憶された第一
    の時間情報及び第二の時間情報を参照して省電力モード
    への移行を制御するようにしたことを特徴とする請求項
    8記載の携帯型情報処理装置。
  10. 【請求項10】 装置に対して電力供給するためのバッ
    テリと、 装置を起動するための電源ボタンと、 各種データ入力用の操作デバイスと、 前記電源ボタン及び前記操作デバイスの操作状況を検出
    する操作監視手段と、 前記バッテリ容量を検出するためのバッテリ容量検出手
    段と、 前記操作監視手段で検出された操作内容が電源ボタンで
    ある場合には、前記操作デバイスによる操作を検出した
    場合よりも早いタイミングで、かつ前記バッテリ容量検
    出手段で検出されたバッテリ容量に応じたタイミングで
    装置の消費電力を抑制する省電力モードに移行する制御
    を行う省電力制御手段とを具備することを特徴とする携
    帯型情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記電源ボタンが操作されてから省電
    力モードに移行するまでの第一の時間情報及び前記操作
    デバイスが操作されてから省電力モードに移行するまで
    の第二の時間情報をバッテリ容量に応じて設定するため
    の設定手段と、 前記設定手段で設定された第一の時間情報及び第二の時
    間情報を記憶する記憶手段とを有し、 前記省電力制御手段は、前記記憶手段に記憶された第一
    の時間情報及び第二の時間情報を参照して省電力モード
    への移行を制御するようにしたことを特徴とする請求項
    10記載の携帯型情報処理装置。
  12. 【請求項12】 装置を起動するための電源ボタン及び
    各種データ入力用の操作デバイスの操作状況を検出し、 前記検出内容が電源ボタン操作によるものである場合に
    は、前記操作デバイスによる操作を検出した場合よりも
    早いタイミングで装置の消費電力を抑制する省電力モー
    ドに移行する制御を行うことを特徴とする携帯型情報処
    理装置における省電力制御方法。
  13. 【請求項13】 装置を起動するための電源ボタン及び
    各種データ入力用の操作デバイスの操作状況を検出し、 バッテリ容量を検出し、 前記検出内容が電源ボタン操作によるものである場合に
    は、前記操作デバイスによる操作を検出した場合よりも
    早いタイミングで、かつ前記バッテリ容量検出手段で検
    出されたバッテリ容量に応じたタイミングで装置の消費
    電力を抑制する省電力モードに移行する制御を行うこと
    を特徴とする携帯型情報処理装置における省電力制御方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016110630A (ja) * 2014-11-28 2016-06-20 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 携帯端末、情報処理方法、プログラム
US10326286B2 (en) 2016-08-11 2019-06-18 K2 Energy Solutions, Inc. Battery system with shipping mode

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