JP2003161250A - オイルフリーレシプロ型コンプレッサ - Google Patents

オイルフリーレシプロ型コンプレッサ

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JP2003161250A
JP2003161250A JP2001401770A JP2001401770A JP2003161250A JP 2003161250 A JP2003161250 A JP 2003161250A JP 2001401770 A JP2001401770 A JP 2001401770A JP 2001401770 A JP2001401770 A JP 2001401770A JP 2003161250 A JP2003161250 A JP 2003161250A
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oil
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Sei Okano
聖 丘野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】公知の往復動形オイルフリー型コンプレッサ
は、クランクケース内に設けたクランクピン、クラン
ク、コンロッド、クロスロッド等からなり、ピストンを
シリンダ内に往復動自在に設けているが、クロスロッド
が往復動するので、慣性力による振動が大きく、圧縮室
の気密を保持するためにロッドシールを設けるが、ロッ
ドシールでは完全なシールが出来ず、シール抵抗がある
ので動力損失が増加し、複雑な構造となり、コスト増大
要因となり、メインテナンス費用が増加する。 【解決手段】 シリンダ内のピストンの貫通孔に駆動軸
を貫通して高圧側と低圧側とに区画した複数のコンプレ
ッサを慣性力の合力が0となる様に配置し、小型でも低
出力で大容量の吐出量と高圧化とが得られる低振動、低
騒音オイルフリーレシプロ型コンプレッサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オイルフリーレシプ
ロ型コンプレッサに関し、更に詳しくは、シリンダ内の
ピストンの貫通孔に駆動軸を貫通して高圧側と低圧側と
に区画した複数のコンプレッサを慣性力の合力が0とな
る様に配置し、小型でも低出力で大容量の吐出量と高圧
化とが得られる低振動、低騒音オイルフリーレシプロ型
コンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】図9、10に示す通り、公知の中、大型
往復動形オイルフリー型コンプレッサは、クランクケー
スcc内に設けられたクランクピンcpにクランクcr
を連結し、クランクピンcpにコンロッドclの一端を
連結し、コンロッドclの他端にクロスヘッドchを接
続し、ロッドシールrsを介してピストンロッドprの
一端を連結し、ピストンロッドprの他端に設けたピス
トンpをシリンダc内に往復動自在に設け、シリンダc
内を圧縮室aと圧縮室bとに区画している。
【0003】そしてピストンp、ピストンロッドpr、
コンロッドcl及びクロスヘッドchが往復動するの
で、慣性力による振動が大きく、該圧縮室bの気密を保
持するためにロッドシールrsを設けなければならな
い。
【0004】しかしロッドシールrsでは完全なシール
が出来ず、又シール抵抗があるので動力損失が増加す
る。更にロッドシールrsを設けると、複雑な構造とな
り、コスト増大要因となり、メインテナンス費用が増加
する。
【0005】従来公知のオイルフリー型コンプレッサ
は、例えば、モータ出力が7wの場合、吐出圧力0.7
MPa時空気の吐出量が800リットル/min.或い
は同じモータ出力で、空気の吐出量が850リットル/
min.が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す通り、シ
リンダcの直径dに対するピストンpの軸受の長さlの
割合l/dが小さいと、シリンダc内のピストンpの運
動が不安定となり、性能低下の原因となるが、割合l/
dを大きくするためには、軸受の長さlを大きくしなけ
ればならない。従ってピストンpを大きくすると質量が
増えるので振動も増加し、ピストンpがシリンダc内を
ふらつきながら往復動して極めて不安定である。
【0007】その結果シリンダc内壁とピストンpとの
接触とシール性とが損なわれるのでコンプレッサの性能
低下の要因となる。
【0008】しかし公知のオイルフリー型コンプレッサ
は、その構成上その機械効率が50%にも達せず、モー
タ出力が小さいと所望の大きな空気の吐出量が得られな
かった。そして地球環境対策、省資源、低消費電力等の
観点から小さいモータ出力でも高圧化した大容量の空気
の吐出量が得られるオイルフリー型コンプレッサが要望
されている。
【0009】近年スクリュー型コンプレッサが提案され
ているが、そのメインテナンスやオーバホールが煩雑
で、それらの費用の嵩みが避けられず、その機械効率も
50%程度に過ぎなかった。
【0010】更に公知の往復動形オイルフリーコンプレ
ッサも提案されているが、その運転、オーバーホール費
用等も増加せざるを得なかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、公知のオイ
ルフリー型コンプレッサの欠陥を除去するもので、その
要旨は、シリンダ内のピストンの貫通孔に駆動軸を貫通
して高圧側と低圧側とに区画し、該駆動軸に偏心ホイー
ルを一体に設けた複数のコンプレッサを慣性力の合力が
0となる様に配置し、小型でも低出力で大容量の吐出量
と高圧化とが得られる低振動、低騒音オイルフリーレシ
プロ型コンプレッサである。
【0012】特にピストンの貫通孔に駆動軸を貫通させ
たことにより、シリンダ内を高圧側圧縮室と低圧側圧縮
室とに区画し、一端を該ピストンに、他端を該駆動軸に
連結した偏心ホィール又はクランクに接続したコンロッ
ドの小端軸受とピストンピンとを該低圧圧縮室側に配置
して該小端軸受を高温から保護し、コンプレッサの大容
量化と高圧化とを可能とする。
【0013】
【実施例】請求項1記載の発明に係るオイルフリー型コ
ンプレッサの実施例を図1〜6について説明する。この
発明に係るオイルフリー型コンプレッサは、所要の容積
を有し、内面仕上げをし、周囲に冷却用フィン10aを
設けたシリンダ10の壁面所要箇所に吸入孔10bと吐
出孔10cとを形成し、該シリンダ10の両側板中心の
外側に夫々フランジ10f、10fを突設し、後述の駆
動軸14の貫通孔10e、10eを夫々穿設する。
【0014】該フランジ10f、10f内に夫々ベアリ
ング12、12を嵌合した該シリンダ10内に、所要容
積を有し、両側板中心で該貫通孔10e、10eの対応
箇所に夫々該駆動軸14の貫通孔20a、20aを穿設
し、且つ、両側板の外面に形成された凹部20b、20
b内にスライドベアリング21、21を嵌合した中空ピ
ストン20を該圧縮室10d内に摺動自在に嵌合し、該
貫通孔10e、10e内に夫々ベアリング10g、10
gを嵌合し、該シリンダ10と該中空ピストン20の該
貫通孔10e、10eと該貫通孔20a、20aとに該
駆動軸14を貫通する。
【0015】該中空ピストン20内で該駆動軸14に偏
心ホイール16を一体に設けて高圧側圧縮室10d’と
低圧側圧縮室10d”とに区画し、該偏心ホイール16
にベアリング12a、12aを介してコンロッド18の
一端を連結し、該コンロッド18の他端に小端軸受12
bを介してピストンピン23を連結し、該ピストンピン
23を該低圧側圧縮室10d”内に配置して第1コンプ
レッサA(b)とする。
【0016】図4で、請求項2記載のオイルフリーレシ
プロ型コンプレッサに於いては、駆動軸14に設ける偏
心ホイールの代わりにクランクcrを設けたオイルフリ
ーレシプロ型コンプレッサ10とする。
【0017】図1、2に於いて、該第1コンプレッサA
(a)と同じ構造を有する第2コンプレッサB(b)を
前者と180°位相関係で該駆動軸14に両者を隣接し
て一体に設ける。
【0018】該第2コンプレッサBから突出する該駆動
軸14の一端にプーリ22を設け、ベルト(図示せず)
を介して所要の駆動モータ(図示せず)に連結し、他端
にバランスウエイト24を一体に設ける。
【0019】図4〜6に於いて、請求項3記載の発明に
係るオイルフリー型コンプレッサの実施例を説明する。
該第1コンプレッサA(a)、該第2コンプレッサB
(b)及びこれらコンプレッサと同一の構成を有する第
3コンプレッサC(c)とを該駆動軸に120°の位相
関係で一体に設け、該第2コンプレッサB(b)内に付
加ウエイト15を設ける。
【0020】請求項4記載の発明に係るオイルフリー型
コンプレッサの実施例を図5について説明する。第1コ
ンプレッサA(a)と第3コンプレッサC(c)とを駆
動軸14に同位相に設け、該第1コンプレッサA(a)
と該第3コンプレッサC(c)との間に第2コンプレッ
サB(b)を180°の位相関係で設け、該ピストン2
0の作用により発生する該第1コンプレッサA(a)と
該第3コンプレッサC(c)との慣性力Fの合力2Fと
のバランスをとるため、該第2コンプレッサB(b)に
より発生する慣性力Fに加えて該第2コンプレッサB
(b)の該ピストン20に慣性力Fを発生する付加ウエ
イト15を設けることを特徴とするオイルフリーレシプ
ロ型コンプレッサとする。
【0021】図7、8に於いて、請求項5記載の発明に
係るオイルフリー型コンプレッサの実施例に於いて、第
1コンプレッサA(a)、第2コンプレッサB(b)、
第3コンプレッサC(c)並びに第4コンプレッサD
(d)とを駆動軸14に90°の位相関係で一体に設け
る。
【0022】図7で、請求項6記載の発明に係るオイル
フリー型コンプレッサの実施例を説明する。第1コンプ
レッサA(a)と第4コンプレッサD(d)とを同位相
とし、第2コンプレッサB(b)と第3コンプレッサC
(c)とを該第1コンプレッサA(a)及び該第4コン
プレッサD(d)とを駆動軸14に180°の位相関係
で一体に設ける。
【0023】請求項7記載の発明に係るオイルフリー型
コンプレッサの実施例を図8について説明する。第1コ
ンプレッサA(a)と第3コンプレッサC(c)とを同
位相とし、該第1コンプレッサA(a)と該第3コンプ
レッサC(c)に対して第2コンプレッサB(b)と該
第4コンプレッサD(d)とを180°の位相関係で一
体に設けてオイルフリーレシプロ型コンプレッサとす
る。
【0024】コンプレッサが奇数個の場合は、付加ウエ
イトを設けるが、偶数個の場合は、付加ウエイトを設け
る必要がない。
【0025】図4で、請求項8記載のオイルフリーレシ
プロ型コンプレッサに於いては、該シリンダ10の直径
dに対する該ピストンpの軸受の長さlの割合l/dを
大きくするために、該軸受の長さlを大きくすることを
特徴としたオイルフリーレシプロ型コンプレッサであ
る。
【0026】
【発明の動作】前述の通り、この発明に係るオイルフリ
ー型コンプレッサは、シリンダ内に摺動自在に嵌合され
たピストンの貫通孔に駆動軸を貫通したことにより、シ
リンダの直径dに対するピストンの軸受長さlの割合l
/dを大きく出来るものである。
【0027】
【発明の効果】(1)この発明に係るオイルフリー型コ
ンプレッサは、ピストンの貫通孔に駆動軸を貫通したの
で、シリンダの直径dに対するピストン軸受の長さlの
割合l/dを大きくし、ピストンの運動が安定化するの
で、性能(効率)が向上し、小型化し、該シリンダ内を
高圧側と低圧側とに区画し、軸受を高温から保護し、コ
ンプレッサの大容量化、高圧化、長寿命化とを可能とす
る。
【0028】(2)従って、出力が1サイズ下のモータ
でも高圧化した大きな空気の吐出量が容易に得られ、ト
ルク変動を減らし、脈動を平均化するので低振動、且
つ、低騒音で運転可能となる。
【0029】(3)公知のオイルフリーレシプロ型コン
プレッサに比較し、圧縮室の気密を保持するためのロッ
ドシールが全く必要としなくなるから、構造が簡単、且
つ、小型になるので製造が容易、且つ、安価となり、製
造コストやメインテナンス費用も大幅に減少する。
【0030】(4)そのため、公知のオイルフリー型コ
ンプレッサは、0.7MPa時、800 l/m、また
は、850 l/mの吐出量しか得られないが、この発
明に係るオイルフリーレシプロ型コンプレッサでは、1
200l/mの吐出量が得られるから、モータ出力が小
さくても、スクリュウ型オイルフリー型コンプレッサに
比較して、その機械効率が75%にも達し、画期的な効
果が得られる。
【0031】(5)そして、シリンダの直径dに対する
ピストンpの軸受の長さlの割合l/dを大きくするた
めに、lを大きくしたのでシリンダ内のピストンの往復
運動が安定となり、ピストンを大きくしても性能低下が
避けられる。
【0032】(6)前述の通り、このオイルフリー型コ
ンプレッサは、製作、運転及び小さいモータ出力でも高
圧化した大容量の空気の吐出量が得られるので、2酸化
炭素排出の抑制等の地球環境対策、省資源、消費電力の
低減等にも寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の請求項1記載の発明に係るオイルフ
リーレシプロ型コンプレッサの実施例の平面略図であ
る。
【図2】この出願の請求項3記載の発明に係るオイルフ
リーレシプロ型コンプレッサの実施例の平面略図であ
る。
【図3】図1の実施例の111−111線断面略図であ
る。
【図4】請求項2の実施例の拡大断面略図である。
【図5】請求項3記載のオイルフリーレシプロ型コンプ
レッサに於いて、第1と第3コンプレッサとを同位相と
し、第2コンプレッサを180°の位相関係で設けた状
態を模式的に表した略図である。
【図6】この出願の請求項3記載のオイルフリーレシプ
ロ型コンプレッサに於いて、第1と第4コンプレッサと
を同位相とし、第2と第3コンプレッサとを180°の
位相関係で設けた状態を模式的に表した略図である。
【図7】この出願の請求項3記載のオイルフリーレシプ
ロ型コンプレッサに於いて、第1と第3コンプレッサと
を同位相とし、第2と第4コンプレッサとを180°の
位相関係で設けた状態を模式的に表した略図である。
【図8】この出願の発明に係るオイルフリーレシプロ型
コンプレッサの実施例の模式的断面略図である。
【図9】公知のオイルフリーレシプロ型コンプレッサの
実施例の模式的断面略図である。
【図10】公知のオイルフリーレシプロ型コンプレッサ
の他の実施例のの模式的断面略図である。
【符号の説明】
A…第1コンプレッサ; B…第2コンプレッサ; C…第3コンプレッサ; D…第4コンプレッサ; 10…シリンダ; 10a…冷却用フィン; 10b…吸入孔; 10c…吐出孔; 10d…圧縮室; 10d’…低圧側; 10d”…高圧側; 10e…貫通孔; 10f…フランジ; 10g…付加ウエイト; 12…ベアリング; 12b…小端軸受; 14…駆動軸; 15…付加ウエイト; 16…偏心ホイール; 18…コンロッド; 20…中空ピストン; 20a…貫通孔; 20b…凹部; 21…スライドベアリング; 22…プーリ; 23…ピストンピン; 24…バランスウエイト。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年12月20日(2002.12.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 オイルフリーレシプロ型コンプレッサ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オイルフリーレシプ
ロ型コンプレッサに関し、更に詳しくは、シリンダ内に
設けられる1個のピストンの貫通孔に駆動軸を貫通して
高圧側圧縮室と低圧側圧縮室とに区画した複数のコンプ
レッサを慣性力の合力がOとなる様に配置し、小型でも
低出力で大容量の吐出量と高圧化とが得られる低振動、
低騒音オイルフリーレシプロ型コンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】図9、10に示す通り、公知の中、大型
往復動形オイルフリー型コンプレッサは、クランクケー
スcc内に設けられたクランクピンcpにクランクcr
を連結し、クランクピンcpにコンロッドclの一端を
連結し、コンロッドclの他端にクロスヘッドchを接
続し、ロッドシールrsを介してピストンロッドprの
一端を連結し、ピストンロッドprの他端に設けたピス
トンpをシリンダc内に往復動自在に設け、シリンダc
内を圧縮室aと圧縮室bとに区画している。
【0003】そしてピストンp、ピストンロッドpr、
コンロッドcl及びクロスヘッドchが往復動するの
で、慣性力による振動が大きく、該圧縮室bの気密を保
持するためにロッドシールrsを設けなければならな
い。
【0004】しかしロッドシールrsでは完全なシール
が出来ず、又シール抵抗があるので動力損失が増加す
る。更にロッドシールrsを設けると、複雑な構造とな
り、コスト増大要因となり、メインテナンス費用が増加
する。
【0005】従来公知のオイルフリー型コンプレッサ
は、例えば、モータ出力が7.5kwの場合、吐出圧力
0.7MPa時空気の吐出量が800リットル/min.
或いは同じモータ出力で、空気の吐出量が850リット
ル/min.が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す通り、シ
リンダcの直径dに対するピストンpの軸受の長さlの
割合l/dが小さいと、シリンダc内のピストンpの運
動が不安定となり、性能低下の原因となるが、割合l/
dを大きくするためには、軸受の長さlを大きくしなけ
ればならない。従ってピストンpを大きくすると質量が
増えるので振動も増加し、ピストンpがシリンダc内を
ふらつきながら往復動するので極めて不安定である。
【0007】その結果シリンダc内壁とピストンpとの
接触とシール性とが損なわれるのでコンプレッサの性能
低下の要因となる。
【0008】しかし公知のオイルフリー型コンプレッサ
は、その構成上機械効率が50%にも達せず、モータ出
力が小さいと所望の大きな空気の吐出量が得られなかっ
た。そして地球環境対策、省資源、低消費電力等の観点
から小さいモータ出力でも高圧化した大容量の空気の吐
出量が得られるオイルフリー型コンプレッサが要望され
ている。
【0009】近年スクリュー型コンプレッサが提案され
ているが、そのメインテナンスやオーバホールが煩雑
で、それらの費用の嵩みが避けられず、その機械効率も
50%程度に過ぎなかった。
【0010】更に公知の往復動形オイルフリーコンプレ
ッサも提案されているが、その運転、オーバーホール費
用等も増加せざるを得なかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、公知のオイ
ルフリー型コンプレッサの欠陥を除去するもので、その
要旨は、シリンダ内のピストンの貫通孔に駆動軸を貫通
して高圧側圧縮室と低圧側圧縮室とに区画し、該駆動軸
に偏心ホイールを一体に設けた複数のコンプレッサを慣
性力の合力がOとなる様に配置し、小型でも低出力で大
容量の吐出量と高圧化とが得られる低振動、低騒音オイ
ルフリーレシプロ型コンプレッサである。
【0012】特にピストンの貫通孔に駆動軸を貫通させ
たことにより、シリンダ内を高圧側圧縮室と低圧側圧縮
室とに区画し、一端を該ピストンに、他端を該駆動軸に
連結した偏心ホィール又はクランクに接続したコンロッ
ドの小端軸受とピストンピンとを該低圧圧縮室側に
置して該小端軸受を高温から保護し、コンプレッサの大
容量化と高圧化とを可能とする。
【0013】
【実施例】請求項1記載の発明に係るオイルフリー型コ
ンプレッサの実施例を図1〜5について説明する。この
発明に係るオイルフリー型コンプレッサは、所要の容積
を有し、内面仕上げをし、周囲に冷却用フィン10aを
設けたシリンダ10の壁面所要箇所に吸入孔10bと吐
出孔10cとを形成し、該シリンダ10の両側板中心の
外側に夫々フランジ10f、10fを突設して後述の駆
動軸14の貫通孔10e、10eを夫々穿設する。
【0014】該フランジ10f、10f内に夫々ベアリ
ング12、12を嵌合した該シリンダ10内に、所要容
積を有し、両側板中心で該貫通孔10e、10eの対応
箇所に夫々該駆動軸14の貫通孔20a、20aを穿設
し、且つ両側板の外面に形成された凹部20b、20b
内にスライドベアリング21、21を嵌合した中空ピス
トン20を該圧縮室10d内に摺動自在に嵌合し、該貫
通孔10e、10e内に夫々スリーブ10g、10gを
嵌合し、該シリンダ10と該中空ピストン20の該貫通
孔10e、10eと該貫通孔20a、20aと該駆動
軸14を貫通する。
【0015】該圧縮室10d内で該駆動軸14に偏心ホ
イール16を一体に設けて高圧側圧縮室10d’と低圧
側圧縮室10d”とに区画し、該偏心ホイール16にベ
アリング12a、12aを介してコンロッド18の一端
を連結し、該コンロッド18の他端に小端軸受12bを
介してピストンピン23を連結し、該ピストンピン23
を該低圧側圧縮室10d”内に配置して第1コンプレッ
Aとする。
【0016】図4で、請求項2記載のオイルフリーレシ
プロ型コンプレッサに於いては、駆動軸14に設ける偏
心ホイールの代わりにクランクcrを設けたオイルフリ
ーレシプロ型コンプレッサとする。
【0017】図4、5に於いて、該第1コンプレッサA
と同じ構造を有する第2コンプレッサBを前者と180
°位相関係で該駆動軸14に両者を隣接して一体に設け
る。
【0018】該第2コンプレッサBから突出する該駆動
軸14の一端にプーリ22を一体に設け、ベルト(図示
せず)を介して所要の駆動モータ(図示せず)に連結
し、他端にバランスウエイト24を一体に設ける。
【0019】図4〜6に於いて、請求項3記載の発明に
係るオイルフリー型コンプレッサの実施例を説明する。
該第1コンプレッサA(a)、該第2コンプレッサB
(b)及びこれらコンプレッサと同一の構成を有する第
3コンプレッサC(c)とを該駆動軸に120゜の位相
関係で一体に設け、該第2コンプレッサB(b)内に付
加ウエイト15を設ける。
【0020】請求項4記載の発明に係るオイルフリー型
コンプレッサの実施例を図2、5について説明する。第
1コンプレッサA(a)と第3コンプレッサC(c)と
を駆動軸14に同位相設け、該第1コンプレッサA
(c)と該第3コンプレッサC(c)との間に第2コン
プレッサB(b)を180゜の位相関係で設け、該ピス
トン20の作用により発生する該第1コンプレッサA
(a)と該第3コンプレッサC(c)との慣性力Fの合
力2Fとのバランスをとるため、該第2コンプレッサB
(b)により発生する慣性力Fに加えて該第2コンプレ
ッサB(b)の該ピストン20に慣性力Fを発生する付
加ウエイト15を設けることを特徴とするオイルフリー
レシプロ型コンプレッサとする。
【0021】図7、8、請求項5記載の発明に係るオ
イルフリー型コンプレッサの実施例に於いて、第1コン
プレッサA(a)、第2コンプレッサB(b)、第3コ
ンプレッサC(c)並びに第4コンプレッサD(d)と
を駆動軸14に90゜の位相関係で一体に設ける。
【0022】請求項6記載の発明に係るオイルフリー型
コンプレッサの実施例を図7について説明する。第1コ
ンプレッサA(a)と第4コンプレッサD(d)とを同
位相とし、第2コンプレッサB(b)と第3コンプレッ
サC(c)とを該第1コンプレッサA(a)及び該第4
コンプレッサD(d)とを駆動軸14に180゜の位相
関係で一体に設ける。
【0023】請求項7記載の発明に係るオイルフリー型
コンプレッサの実施例を図8について説明する。第1コ
ンプレッサA(a)と第3コンプレッサC(c)とを同
位相とし、該第1コンプレッサA(a)と該第3コンプ
レッサC(c)に対して第2コンプレッサB(b)と該
第4コンプレッサD(d)とを180゜の位相関係で一
体に設けてオイルフリーレシプロ型コンプレッサとす
る。
【0024】コンプレッサが奇数個の場合は、付加ウエ
イトを設けるが、偶数個の場合は、該付加ウエイトを設
ける必要がない。
【0025】図4で、請求項8記載のオイルフリーレシ
プロ型コンプレッサに於いては、 該シリンダ10の直
径dに対する該ピストンpの軸受の長さlの割合l/d
を大きくするために、該軸受の長さlを大きくすること
を特徴としたオイルフリーレシプロ型コンプレッサであ
る。
【0026】該圧縮室10dを低圧側圧縮室10d’と
高圧側圧縮室10d”とに区画した場合、該低圧側圧縮
室10d’と該高圧側縮室10d”との面積が同じでは
その効果が生じなく、高効率の圧縮率を達成するために
は、図5に示す通り、該高圧側縮室10d”の高圧側の
該シリンダ10の両側板に対する幅をd1とし、低圧側
のそれをd2とした場合、 d2 > d1 とする必要がある。
【0027】該駆動軸14と該中空ピストン20とを一
体としたので、該高圧側圧縮室10d”の吸入圧力によ
る力Fが高圧側ピストンに加わり、該低圧側圧縮室1
0d’の吐出圧力による力Fが低圧側ピストンに加わ
って相殺する。 上記の式に於いて、F1は高圧側圧縮室の吸入圧力による
力、F2は低圧側圧縮室の吐出圧力による力を表す。
【0028】一般的に、1段目と2段目の圧縮比率を径
を変える事により最適の圧縮比率Pmが得られる。
【0029】
【発明の動作】前述の通り、この発明に係るオイルフリ
ー型コンプレッサは、シリンダ内に摺動自在に嵌合され
たピストンの貫通孔に駆動軸を貫通したことにより、シ
リンダの直径dに対するピストンの軸受長さlの割合l
/dを大きく出来るものである。
【0030】図11に示す通り、該シリンダ10の低圧
側吐出圧力(pa)は、高圧側吸入圧力(pb)と同じ
である。該低圧側圧縮室10d”が吐出行程の時、高圧
側は、吸入行程にあり、該ピストン20の高圧側には、
吸入圧力(pb)が働き、図示の通りの状態となり、低
圧側の吐出圧力による力の方向と、高圧側の吸入圧力に
よる力の方向とは、互いに反対方向である。従って、該
低圧側圧縮室10d”が吐出行程の時、該ピストン20
には、左方向にπ/4x10(d1)xpaの力F
が、右方向には、π/4x16(d2)xpaの力F
が働くので、該ピストン20に加わる力Fの合計は、
π/4x(16―10)xpaとなる。
【0031】図11の通り、公知のコンプレッサのピス
トンに於いては、該ピストン20の低圧側に加わる力F
は、π/4x16xpaである。具体的には、低圧
側吐出圧力(pa)を1.5kgf/cmとすると、
圧力による力をFとすれば、公知のものではF=π
/4x16x1.5kgf/cm=301kgfと
なる。即ち、公知のコンプレッサと比較し、この発明の
ものでは、F/Fx100=61%の力で良いこと
になる。
【0032】公知のコンプレッサに於いては、低圧側及
び高圧側ピストンは、夫々別の構成であるから、低圧側
の吐出圧力が高圧側の吸入圧力として加わる。しかし、
低圧側と高圧側ピストンとが一体でないから、力の方向
が相殺する方向に作用しないので省電力に寄与しない。
他方、この発明のピストンは、低圧側と高圧側ピストン
とが一体であり、且つ低圧側吐出圧力による力と、高圧
側吸入圧力による力の方向が反対であるから、ピストン
に加わる力の合計が低圧側と高圧側の差の面積に低圧側
吐出圧力を掛けた値となる。この差は、機械効率の差と
なって現れる。即ち、公知のものでは機械効率が50%
程度であったが、この発明では70%を上回る結果が得
られる。この省電力化は、この発明に係るオイルフリー
型コンプレッサの高低圧ピストンを一体化して初めて可
能となったものであり、公知のコンプレッサでは全く不
可能である。
【0033】このオイルフリー型コンプレッサの高低圧
ピストンを一体化して得られた省電力量を具体的に計算
した結果を次の表1に示す。 表 1 この結果が示す様に省電力量は、1.4kwである。こ
の値は、シリンダ1個当たりであるからシリンダ数が2
個(モータ容量7.5kw)では2倍の2.8kwとな
る。2段圧縮による効率向上と合わせると省電力量は、
3.3/7.5x100=44%となる。
【0034】
【発明の効果】(1)この発明に係るオイルフリー型コ
ンプレッサは、ピストンの貫通孔に駆動軸を貫通したの
で、シリンダの直径dに対するピストン軸受の長さlの
割合l/dを大きくし、ピストンの運動が安定化するの
で、性能(効率)が向上し、小型化し、該シリンダ内を高
圧側と低圧側とに区画し、軸受を高温から保護し、コン
プレッサの大容量化、高圧化、長寿命化とを可能とす
る。
【0035】 (2)従って、出力が1サイズ下のモータ
でも高圧化した大きな空気の吐出量が容易に得られ、ト
ルク変動を減らし、脈動を平均化するので低振動、低騒
且つ省電力で運転可能となる。
【0036】 (3)公知のオイルフリーレシプロ型コン
プレッサに比較し、圧縮室の気密を保持するためのロッ
ドシールが全く必要としなくなるから、構造が簡単
型になるので製造が容易且つ安価となり、製造コストや
メインテナンス費用も大幅に減少する。
【0037】 (4)そのため、公知のオイルフリー型コ
ンプレッサは、0.7MPa時、800 l/m、また
は、850 l/mの吐出量しか得られないが、この発
明に係るオイルフリーレシプロ型コンプレッサでは、1
200 l/mの吐出量が得られるから、モータ出力が
小さくても、スクリュウ型オイルフリー型コンプレッサ
に比較して、その機械効率が75%にも達し、画期的な
効果が得られる。
【0038】 (5)そして、シリンダの直径dに対する
ピストンpの軸受の長さlの割合l/dを大きくするた
めに、lを大きくしたのでシリンダ内のピストンの往復
運動が安定となり、ピストンを大きくしても性能低下が
避けられる。
【0039】 (6)前述の通り、このオイルフリー型コ
ンプレッサは、製作、運転及び小さいモータ出力でも高
圧化した大容量の空気の吐出量が得られるので、二酸化
炭素排出の抑制等の地球環境対策、省資源、消費電力の
低減等にも寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この出願の請求項1記載の発明に係るオイル
フリー型コンプレッサの実施例の平面略図である。
【図2】 この出願の請求項3記載の発明に係るオイル
フリー型コンプレッサの実施例の平面略図である。
【図3】 図1の実施例の111−111線断面略図で
ある。
【図4】 請求項2記載の発明の実施例の拡大断面略図
である。
【図5】 請求項2記載のオイルフリーレシプロ型コン
プレッサに於いて、第1と第3コンプレッサとを同位相
とし、第2コンプレッサを180°の位置関係で設けた
状態を模式的に表した図である。
【図6】 この出願の請求項3記載の発明のオイルフリ
ー型コンプレッサに於いて、第1と第4コンプレッサと
を同位相とし、第2と第3コンプレッサを180°の位
置関係で設けた状態を模式的に表した図である。
【図7】 この出願の請求項3記載の発明のオイルフリ
ー型コンプレッサに於いて、第1と第3コンプレッサと
を同位相とし、第2と第4コンプレッサを180°の位
置関係で設けた状態を模式的に表した図である。
【図8】 この出願の発明に係るオイルフリー型コンプ
レッサの実施例の模式的拡大断面略図である。
【図9】 公知のオイルフリーレシプロ型コンプレッサ
の実施例の模式的拡大断面略図である。
【図10】 公知のオイルフリーレシプロ型コンプレッ
サの他の実施例の模式的拡大断面略図である。
【図11】 この発明に係るピストンに加わる圧力によ
り得られる力を模式的に示す略図である。
【図12】 公知のオイルフリーレシプロ型コンプレッ
サに加わる圧力により得られる力を示す高圧側を示す略
図である。
【図13】 公知のオイルフリーレシプロ型コンプレッ
サに加わる圧力により得られる力を示す低圧側を示す略
図である。
【符号の説明】 A・・・第1コンプレッサ; B・・・第2コンプレッサ; C・・・第3コンプレッサ; D・・・第4コンプレッサ; 10・・・シリンダ; 10a・・・冷却用フィン; 10b・・・吸入孔; 10c・・・吐出孔; 10d・・・圧縮室; 10d’・・・低圧側; 10d”・・・高圧側; 10e・・・貫通孔; 10f・・・フランジ; 10g・・・スリーブ; 12・・・ベアリング; 12b・・・小端軸受; 14・・・駆動軸; 15・・・付加ウエイト: 16・・・偏心ホイール; 18・・・コンロッド; 20・・・中空ピストン; 20a・・・貫通孔; 20b・・・凹部; 21・・・スライドベアリング; 22・・・プーリ; 23・・・ピストンピン; 24・・・バランスウエイト。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11
【補正方法】追加
【補正内容】
【図11】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図12
【補正方法】追加
【補正内容】
【図12】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】追加
【補正内容】
【図13】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要の容積を有し、周囲に冷却用フィンを
    設け、内面仕上げをし、壁面所要箇所に形成された吸入
    孔及び吐出孔とを有するシリンダと、該シリンダ内に摺
    動自在に嵌合されたピストンと、該シリンダと該ピスト
    ンに穿設された貫通孔に貫通された駆動軸と、該駆動軸
    に一体に設けられた偏心ホイールにより該シリンダ内に
    区画された高圧側圧縮室及び低圧側圧縮室と、該偏心ホ
    イールに一端を連結されたコンロッドと、該コンロッド
    の他端に設けられた小端軸受を該低圧圧縮室側に配置し
    た第1コンプレッサと;該第1コンプレッサと同じ構造
    を有し、該駆動軸で該第1コンプレッサと180°の位
    相関係でそれと隣接して設けられた第2コンプレッサ
    と;該駆動軸の一端に一体に設けられたプーリと;該プ
    ーリに懸架され、且つ、所要駆動モータに連結されたベ
    ルトと;該第2コンプレッサから突出する該駆動軸の他
    端に一体に設けたバランスウエイトとから成るオイルフ
    リーレシプロ型コンプレッサ。
  2. 【請求項2】該駆動軸に設ける該偏心ホイールをクラン
    クとして成る請求項1記載のオイルフリーレシプロ型コ
    ンプレッサ。
  3. 【請求項3】該第1コンプレッサ、該第2コンプレッサ
    及びこれらコンプレッサと同一の構成を有する第3コン
    プレッサとを該駆動軸に120°の位相関係で一体に設
    けて成る請求項1記載のオイルフリーレシプロ型コンプ
    レッサ。
  4. 【請求項4】該第1コンプレッサと該第3コンプレッサ
    とを同位相とし、該第1コンプレッサと該第3コンプレ
    ッサに対して該第2コンプレッサを180°の位相関係
    とし、該ピストンの作用により発生する該第1コンプレ
    ッサ及び該第3コンプレッサの慣性力Fの合力2Fとバ
    ランスをとるため、該第2コンプレッサにより発生する
    慣性力Fに加えて該第2コンプレッサの該ピストンに慣
    性力Fを発生する付加ウエイトを設けることを特徴とす
    る請求項3記載のオイルフリーレシプロ型コンプレッ
    サ。
  5. 【請求項5】該第1コンプレッサ、該第2コンプレッ
    サ、該第3コンプレッサ並びに該第4コンプレッサと
    を、該駆動軸に90°の位相関係に設けて成る請求項1
    記載のオイルフリーレシプロ型コンプレッサ。
  6. 【請求項6】該第1コンプレッサと該第4コンプレッサ
    とを同位相とし、該第2コンプレッサと該第3コンプレ
    ッサとを、該第1コンプレッサと該第4コンプレッサに
    対して180°の位相関係で設けて成る請求項5記載の
    オイルフリーレシプロ型コンプレッサ。
  7. 【請求項7】該第1コンプレッサと該第3コンプレッサ
    とを同位相とし、該第1コンプレッサと該第4コンプレ
    ッサとを、該第1コンプレッサと該第4コンプレッサに
    対して180°の位相関係で設けて成る請求項6記載の
    オイルフリーレシプロ型コンプレッサ。
  8. 【請求項8】該シリンダの直径に対する該ピストンの軸
    受の長さの割合を大きくするために、該軸受の長さlを
    大きくすることを特徴とする請求項1〜7記載のオイル
    フリーレシプロ型コンプレッサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015113788A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 株式会社日立産機システム 空気圧縮機
US9856866B2 (en) 2011-01-28 2018-01-02 Wabtec Holding Corp. Oil-free air compressor for rail vehicles
CN114876760A (zh) * 2022-06-09 2022-08-09 上海全申仪器有限公司 一种新型氧气压缩机及其控制系统

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