JP2003161219A - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィードポンプのギヤポンプはクリアランス
が狭いため、プライミングポンプを押す力が非常に大き
くなる。そこで、ギヤポンプの外にバイパス通路を設定
して操作力を軽減する手段があるが、ギヤポンプのエア
が抜けないため、運転初期に残されたエアによってフィ
ードポンプJ2 の燃料吐出効率がなかなか上がらない。 【解決手段】 プライミングポンプ5で圧送される燃料
は、ギヤポンプ8の狭いクリアランスよりも流路断面の
大きいエア抜きバイパス41を流れる。これによって、
プライミングポンプ5の操作力を低減できる。また、エ
ア抜きバイパス41は、吸入ポート21と吐出ポート2
2を直接連通させるものであるため、吸入ポート21に
圧送された燃料は、エア抜きバイパス41を通って吐出
ポート22に流れて噴射ポンプ3側へ導かれる。このた
め、ギヤポンプ8内のエアまで抜くことができ、運転初
期から燃料を効率良く噴射ポンプ3に供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料供給装置に関
するものであり、特に燃料タンクと噴射ポンプの間に介
在されたフィードポンプおよびこれらを接続する燃料通
路内のエア抜きを行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料供給装置は、燃料タンク内の燃料を
フィードポンプを用いて噴射ポンプに供給している。燃
料タンクとフィードポンプとを結ぶ燃料通路には、手動
のプライミングポンプが設けられており、このプライミ
ングポンプによって燃料タンクから燃料ポンプまでのエ
ア抜きを行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フィードポ
ンプ内のギヤポンプは、クリアランスが狭く設けられて
いるため、プライミングポンプでエア抜き作業を行う場
合、プライミングポンプを押す力が非常に大きくなり、
エア抜き効率が悪い。この改善策として、特開平11−
82213号公報に開示された技術が知られている。こ
の技術は、図2に示すように、燃料タンクJ1 とフィー
ドポンプJ2を結ぶ燃料吸入通路J3 と、フィードポン
プJ2 と噴射ポンプJ4 を結ぶ燃料吐出通路J5 とをバ
イパス通路J6 で接続し、プライミングポンプJ7 によ
るエア抜き時は、そのバイパス通路J6 を用いて燃料を
充填させるものである。
【0004】しかし、上記の技術では、ギヤポンプJ8
の外にバイパス通路J6 を設定しているためにギヤポン
プJ8 内のエアが抜けない。このため、エア抜き作業後
に運転しても、ギヤポンプJ8 内に残されたエアのため
にフィードポンプJ2 の燃料吐出効率がなかなか上がら
ない不具合があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、エア抜き作業時のプライミン
グポンプの操作力を低減するとともに、フィードポンプ
のギヤポンプ内のエア抜きもできる燃料供給装置の提供
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔請求項1の手段〕請求
項1に記載の発明によれば、フィードポンプの吸入ポー
トと吐出ポートがエア抜きバイパスで直接接続されてい
るので、プライミングポンプの操作時燃料がエア抜きバ
イパスを通ることでエア抜き作業時のプライミングポン
プの操作力を低減できる。このエア抜き時には、燃料が
ギヤポンプ内の吸入ポートから吐出ポートに流れるた
め、フィードポンプのギヤポンプ内のエアが抜ける。こ
のため、エア抜き作業後の運転時にフィードポンプが燃
料を効率良く噴射ポンプに供給できる。なお、フィード
ポンプの運転時は、吸入ポート側より吐出ポート側の圧
力が上昇してチェックバルブが閉じるため、吐出ポート
側からエア抜きバイパスを介して吸入ポートに逆流する
不具合は発生しない。
【0007】〔請求項2、3の手段〕請求項2および請
求項3に記載の発明を採用し、エア抜きバイパスを、ハ
ウジングに形成される第1通路と、インナーロータと回
転軸との間に形成される第2通路と、インナーロータの
対向位置に設けた2つの第3通路とから構成し、チェッ
クバルブを第3通路に設けても良い。このように設ける
ことにより、チェックバルブの組付けが容易になる。
【0008】〔請求項4の手段〕請求項4に記載の発明
を採用し、ハウジングに設けられる第1通路を溝に設け
ても良い。このように設けることにより、第1通路の形
成が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例を用
いて説明する。 〔実施例の構成〕図1は内燃機関用燃料供給装置の配管
系およびフィードポンプの主要構造を示した図である。
【0010】本実施例の内燃機関用燃料供給装置1は、
燃料タンク2内の燃料を噴射ポンプ3に供給するフィー
ドポンプ4と、組付け時において燃料配管系のエア抜き
を行うプライミングポンプ5と、フィードポンプ4を介
して燃料タンク2と噴射ポンプ3を結ぶ燃料配管6とを
備えている。
【0011】燃料タンク2は、自動車の例えばリヤシー
トの下側に搭載されている。噴射ポンプ3は、フィード
ポンプ4によって供給された燃料を高圧にして、自動車
に搭載された内燃機関の各気筒毎に取り付けられた各イ
ンジェクタ(図示しない)と連結されている。
【0012】また、噴射ポンプ3は、内燃機関のクラン
クシャフト(図示しない)によって直接、あるいはギヤ
またはベルトによって駆動されるカムシャフト7(フィ
ードポンプ4の駆動軸であり、本発明の回転軸に相当す
る)を有している。このカムシャフト7は、内燃機関に
駆動されながら、噴射ポンプ3のプランジャ(図示しな
い)およびフィードポンプ4を作動させる。
【0013】フィードポンプ4は、内接式のトロコイド
ポンプであり、トロコイド本体(以下、ギヤポンプと称
す)8と、このギヤポンプ8を回転自在に支持するハウ
ジング9とから構成される。ギヤポンプ8は、トロコイ
ド曲線によって形成されたインナーロータ11とアウタ
ーロータ12との歯間容積を変化させることで、燃料タ
ンク2内の燃料を汲み上げて噴射ポンプ3に供給する。
【0014】インナーロータ11は、本発明の第1歯車
に相当するものであり、噴射ポンプ3より突出したカム
シャフト7の先端部の外周のキー溝13に、キー14を
嵌め合わすことで固定されている。このインナーロータ
11の外周には、複数個(この実施例では6個)の歯1
6が等間隔幅(例えば22mmの幅)で設けられてい
る。アウターロータ12は、本発明の第2歯車に相当す
るものであり、内側のインナーロータ11によって回転
駆動される。このアウターロータ12の内周には、イン
ナーロータ11の歯16に噛み合う複数個(この実施例
では7個)の歯17が等間隔幅(例えば22mmの幅)
で設けられている。
【0015】ギヤポンプ8が摺接するハウジング9の側
面には、インナーロータ11とアウターロータ12の回
転によって歯間容積が増大する空間に開口する吸入ポー
ト21と、歯間容積が減少する空間に開口する吐出ポー
ト22が形成されている。吸入ポート21は、燃料吸入
通路23を介して燃料タンク2内に接続されるものであ
り、インナーロータ11とアウターロータ12の歯間容
積の増大によって燃料タンク2内の燃料をギヤポンプ8
内に導くものである。吐出ポート22は、燃料吐出通路
24を介して噴射ポンプ3に接続されるものであり、歯
間容積の減少によって燃料を噴射ポンプ3に圧送するも
のである。
【0016】プライミングポンプ5は、燃料タンク2と
フィードポンプ4との間の燃料吸入通路23(燃料配管
6)に連通するポンプ室25を形成する円筒形状のシリ
ンダ26と、このシリンダ26内に摺動自在に組み付け
られてポンプ室25を拡張、収縮させるピストン(プラ
ンジャ)27とから構成されている。なお、プライミン
グポンプ5の不使用時、ピストン27は、ポンプ室25
を収縮させた状態でハウジング9にネジ込んでおくもの
である。
【0017】プライミングポンプ5よりも燃料タンク2
側の燃料吸入通路23には、第1チェックバルブ31が
配置され、プライミングポンプ5よりもフィードポンプ
4側の燃料吸入通路23には、第2チェックバルブ32
が配置されている。この第1、第2チェックバルブ3
1、32は、燃料を燃料タンク2側からフィードポンプ
4側へのみ燃料を流すバルブであり、シート33、3
4、このシート33、34に着座すると燃料吸入通路2
3を閉じるボール弁35、36、およびバネ荷重が例え
ば200g〜300gのスプリング37、38等から構
成されている。従って、第1、第2チェックバルブ3
1、32は、燃料タンク2側(上流側)の圧力がフィー
ドポンプ4側(下流側)の圧力よりも設定値以上高くな
ると、ボール弁35、36がフィードポンプ4側に変位
して開弁する。
【0018】ここで、フィードポンプ4には、吸入ポー
ト21と吐出ポート22を連通接続させるエア抜きバイ
パス41が形成されている。そして、このエア抜きバイ
パス41には、吸入ポート21側から吐出ポート22側
へのみ燃料を流す第3チェックバルブ42が装着されて
いる。この実施例のエア抜きバイパス41は、ハウジン
グ9に形成された第1通路43と、インナーロータ11
とカムシャフト7との間の隙間に形成される第2通路4
4と、インナーロータ11に形成された2つの第3通路
45とからなる。
【0019】第1通路43は、吸入ポート21からイン
ナーロータ11とカムシャフト7の間の隙間に燃料を導
く通路であり、ハウジング9におけるインナーロータ1
1の摺動面に溝として形成されている。このように、第
1通路43を溝として設けているため、第1通路43の
加工が容易に実施できる。第2通路44は、インナーロ
ータ11とカムシャフト7との間に形成される隙間(例
えば0.5mm程)を利用したものである。第3通路4
5は、インナーロータ11の対向位置に2つ設けられた
貫通孔であり、第2通路44とインナーロータ11の歯
底を連通する位置に設けられている。
【0020】第3チェックバルブ42は、第3通路45
のそれぞれに設けられるものであり、第3通路45の段
差によって形成されるシート46、このシート46に着
座すると第3通路45を閉じるボール弁47、およびバ
ネ荷重が例えば200g〜300gのスプリング48、
このスプリング48を固定するために第3通路45内に
圧入固定されたパイプ形状のストッパ49から構成され
ている。従って、第3通路45内の第3チェックバルブ
42は、第2通路44側の圧力が吐出ポート22側の圧
力よりも設定値以上高くなると、ボール弁47が吐出ポ
ート22側に変位して開弁する。
【0021】〔実施例の作用〕次に、本実施例の内燃機
関用燃料供給装置1の作用を図1に基づいて説明する。 (イ)燃料配管系のエア抜き作業時 プライミングポンプ5により燃料タンク2側より燃料を
吸い上げる時は、先ず、作業者がピストン27を引き出
すことにより、第1チェックバルブ31の上流側(燃料
タンク2側)の圧力よりも下流側の圧力が低下する。こ
れにより、スプリング37の付勢力に打ち勝ってボール
弁35がプライミングポンプ5側に変位して第1チェッ
クバルブ31が開弁する。これによって、燃料タンク2
内の燃料が、燃料吸入通路23を通ってシリンダ26の
ポンプ室25内に吸い上げられる。この時、第2チェッ
クバルブ32の上流側(燃料タンク2側)の圧力が下流
側よりも低いため、第2チェックバルブ32は閉弁状態
が継続される。
【0022】次に、プライミングポンプ5により噴射ポ
ンプ3側へ燃料を圧送する時は、作業者がピストン27
を押し入れることにより、第2チェックバルブ32の上
流側の圧力が下流側の圧力よりも高くなる。これによ
り、スプリング38の付勢力に打ち勝ってボール弁36
がフィードポンプ4側に変位して第2チェックバルブ3
2が開弁する。このため、プライミングポンプ5によっ
て圧送される燃料は、燃料吸入通路23を通ってフィー
ドポンプ4に供給される。この時、第1チェックバルブ
31の下流側の圧力が上流側よりも高いため、第1チェ
ックバルブ31は閉弁し、プライミングポンプ5によっ
て圧送される燃料が燃料タンク2へ戻らない。
【0023】プライミングポンプ5によってフィードポ
ンプ4に圧送された燃料は、吸入ポート21、第1通路
43、第2通路44を通って第3通路45の第3チェッ
クバルブ42に作用する。2つある第3チェックバルブ
42のうち、吐出ポート22側の第3チェックバルブ4
2は、プライミングポンプ5によって圧送された燃料に
よって、第3チェックバルブ42の上流側(第2通路4
4側)の圧力が下流側(吐出ポート22側)の圧力より
も高くなる。これにより、吐出ポート22側の第3チェ
ックバルブ42は、スプリング48の付勢力に打ち勝っ
てボール弁47が吐出ポート22側に変位して第3チェ
ックバルブ42が開弁する。
【0024】このため、プライミングポンプ5によって
フィードポンプ4に圧送される燃料は、吸入ポート2
1、第1通路43、第2通路44、第3通路45、吐出
ポート22を通り、さらに燃料吐出通路24を通って噴
射ポンプ3まで供給され、燃料配管系内のエア抜きがな
される。なお、吸入ポート21側の第3チェックバルブ
42は、吸入ポート21側の圧力と第2通路44側の圧
力が同じであるため、閉弁状態が維持される。
【0025】(ロ)通常運転時 フィードポンプ4のインナーロータ11が、内燃機関に
よって回転駆動されるカムシャフト7にて回されること
で、ギヤポンプ8の吐出側が正圧となり、ギヤポンプ8
の吸入側が負圧となる。従って、ギヤポンプ8の吸入側
の圧力(燃料吸入通路23の内部圧力)が低くなり、ギ
ヤポンプ8の吐出側の圧力(燃料吐出通路24の内部圧
力)が高くなる。これによって、燃料吸入通路23に設
けられた第1、第2チェックバルブ31、32が開弁す
る。また、インナーロータ11の回転中、吐出ポート2
2側にある第3チェックバルブ42は、吐出ポート22
内の圧力が第2通路44側の圧力より高いため、吐出ポ
ート22側の第3チェックバルブ42が閉弁状態とな
る。このため、吐出ポート22内の燃料がエア抜きバイ
パス41を通って吸入ポート21側に逆流しない。
【0026】以上で示したように、燃料タンク2内の燃
料は、燃料吸入通路23、フィードポンプ4、燃料吐出
通路24を通って噴射ポンプ3に供給される。そして噴
射ポンプ3では、フィードポンプ4から供給された燃料
を加圧して各インジェクタに送り、内燃機関の各気筒内
に高圧燃料を噴射させる。
【0027】〔実施例の効果〕本実施例の内燃機関用燃
料供給装置1によれば、エア抜き作業時にプライミング
ポンプ5のポンプ室25から圧送された燃料が、ギヤポ
ンプ8の狭いクリアランスよりも流路断面が大きいエア
抜きバイパス41を流れる。これによって、エア抜き作
業時におけるプライミングポンプ5のピストン27の操
作力を低減できる。従って、エア抜き作業時のプライミ
ングポンプ5の操作性が向上するので、噴射ポンプ3、
フィードポンプ4および燃料配管6により構成される燃
料配管系のエア抜き作業の作業効率が向上する。
【0028】一方、エア抜き作業時には、プライミング
ポンプ5によってフィードポンプ4の吸入ポート21内
に圧送された燃料は、エア抜きバイパス41を通って吐
出ポート22に流れた後に、吐出ポート22から噴射ポ
ンプ3に供給されるため、ギヤポンプ8内のエアまで抜
くことができる。このため、エア抜き作業後の運転時に
フィードポンプ4の空回りが防がれ、運転開始初期から
燃料を効率良く噴射ポンプ3に供給できる。
【0029】〔変形例〕上記の実施例では、ハウジング
9の第1通路43、隙間による第2通路44、インナー
ロータ11の第3通路45によってエア抜きバイパス4
1を構成したが、例えば吸入ポート21と吐出ポート2
2を連通する連通孔をエア抜きバイパス41としてハウ
ジング9に形成しても良く、この場合はその連通孔(エ
ア抜きバイパス41)に第3チェックバルブ42を配置
する。上記の実施例では、フィードポンプ4のギヤポン
プ8としてトロコイドポンプを使用した例を示したが、
内接歯車ポンプまたは外接歯車ポンプを使用しても良
い。上記の実施例では、プライミングポンプ5、第1、
第2チェックバルブ31、32がフィードポンプ4の燃
料タンク2側(上流側)にある例を示したが、フィード
ポンプ4の噴射ポンプ3側(下流側)にあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関用燃料供給装置の配管系およびフィー
ドポンプの主要構造を示した構成図である(実施例)。
【図2】内燃機関用燃料供給装置の配管系を示した構成
図である(従来例)。
【符号の説明】
1 内燃機関用燃料供給装置 2 燃料タンク 3 噴射ポンプ 4 フィードポンプ 5 プライミングポンプ 6 燃料配管 7 カムシャフト(回転軸) 9 ハウジング 11 インナーロータ(第1歯車) 12 アウターロータ(第2歯車) 21 吸入ポート 22 吐出ポート 41 エア抜きバイパス 42 第3チェックバルブ(エア抜きバイパスのチェッ
ク弁) 43 第1通路 44 第2通路 45 第3通路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)第1歯車と第2歯車の回転によって
    歯間容積が増大する空間に開口する吸入ポートを備える
    とともに、前記第1歯車と前記第2歯車の回転によって
    歯間容積が減少する空間に開口する吐出ポートを備え、
    前記第1歯車と前記第2歯車の噛合回転によって燃料タ
    ンク内の燃料を前記吸入ポートに吸引し、前記吐出ポー
    トで圧縮された燃料を噴射ポンプに吐出するフィードポ
    ンプと、 (b)前記燃料タンクと前記噴射ポンプを前記フィード
    ポンプを介して連通させる燃料配管と、 (c)この燃料配管の途中に設けられて、前記燃料タン
    ク内の燃料を前記噴射ポンプに圧送するエア抜き用のプ
    ライミングポンプと、 (d)前記吸入ポートに直接連通するとともに、前記吐
    出ポートにも直接連通して、前記吸入ポートと前記吐出
    ポートを連通接続させるエア抜きバイパスと、 (e)このエア抜きバイパスに設けられ、前記吸入ポー
    ト側から前記吐出ポート側へのみ燃料を流すチェックバ
    ルブとを備える燃料供給装置。
  2. 【請求項2】請求項1の燃料供給装置において、 前記フィードポンプは、前記第1歯車を形成するインナ
    ーロータと、前記第2歯車を形成するアウターロータ
    と、前記インナーロータおよび前記アウターロータを回
    転自在に収容するハウジングと、前記インナーロータを
    回転駆動する回転軸とを備えることを特徴とする燃料供
    給装置。
  3. 【請求項3】請求項2の燃料供給装置において、 前記エア抜きバイパスは、 前記ハウジングに形成され、前記吸入ポートから前記イ
    ンナーロータと前記回転軸の間の隙間に燃料を導く第1
    通路と、 前記インナーロータと前記回転軸との間の隙間に形成さ
    れる第2通路と、 前記インナーロータの対向位置に2つ設けられ、前記第
    2通路と前記インナーロータの歯底を連通する第3通路
    とからなり、 前記チェックバルブは、前記第3通路内にそれぞれ設け
    られたことを特徴とする燃料供給装置。
  4. 【請求項4】請求項3の燃料供給装置において、 前記第1通路は、前記ハウジングの前記インナーロータ
    の回転摺動面に形成された溝であることを特徴とする燃
    料供給装置。
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