JP2003160926A - 打設ブロックのリフトスケジュール方法 - Google Patents

打設ブロックのリフトスケジュール方法

Info

Publication number
JP2003160926A
JP2003160926A JP2001359992A JP2001359992A JP2003160926A JP 2003160926 A JP2003160926 A JP 2003160926A JP 2001359992 A JP2001359992 A JP 2001359992A JP 2001359992 A JP2001359992 A JP 2001359992A JP 2003160926 A JP2003160926 A JP 2003160926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lift
blocks
block
placing
order
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001359992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Saima
正 斎間
Setsuo Ito
節男 伊藤
Kenichi Sato
健一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Corp filed Critical Maeda Corp
Priority to JP2001359992A priority Critical patent/JP2003160926A/ja
Publication of JP2003160926A publication Critical patent/JP2003160926A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易且つ正確に実施することが可能であり、
またユーザの意志を反映することも可能である、コンク
リートダム建造時の打設ブロックのリフトスケジュール
作成技術を提供する。 【解決手段】 断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って
上方に所定幅および高さを有するブロックをマトリクス
状に表示し、記憶されたリフト規則にしたがって打設可
能なブロックを床面に近い順から決定し、さらに決定さ
れた打設可能なブロックのブロック表示を順番に変化さ
せることにより、オペレータに対して打設ブロックのリ
フトスケジュールを目視で把握可能とさせるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートダム
の提体建造時における、打設ブロックのリフトスケジュ
ール方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリートを主な構築材料と
して用いる、コンクリートダムは、ダムの壁をある決め
られたサイズのブロックに分割し、前記ブロックを打設
して建造される。なお、前記ブロックの打設長さは、一
般的にダム軸方向からみて15m、上下流方向からみて
40mから60mとされる。また、前記ブロックの打設
高さは、一般的には1.5mであり、さらに前記ブロッ
クが直接地盤に打設される所謂着岩部の場合には0.7
5mとされる。そして、ダムの壁をブロック毎に打設し
た際における、各ブロックの段を、一般にリフトと称し
ている。
【0003】次に、コンクリートダムの建造時におけ
る、打設回数に関して、数式を用いて説明を行う。例え
ば、提頂長210m、提高60mのダムでは、 (210/15.0)×(60/1.5/2)×1=2
80 となり、都合300回前後の打設を行うことになる。
【0004】ところで、前記リフトの打設には、数々の
制限事項が設けられている。より具体的には、打設した
リフトの直上にリフトを打設するためには、打設したリ
フトのコンクリートが硬化した後に、打ち継ぎ面の処理
をする、型枠を移動する等の作業が必要となる。さら
に、隣接する各ブロックにおいて、打設する当該ブロッ
クの型枠が隣接するブロックの型枠と重複させないため
の条件等も設けられている。また、この他にもコンクリ
ートダムの打設には、数々の制限事項が設けられてい
る。よってコンクリートダムを効率的に建造するには、
効率的なリフト打設の計画を作成することが重要であ
る。
【0005】故に、リフト打設の計画を立案すること
は、多大な時間と労力を必要とした。
【0006】このため従来から、前記制限事項を考慮し
てリフト打設の計画を作成する、コンピュータプログラ
ム等が生成されてきた。
【0007】だが、実際のコンクリートダムの建造現場
では、打設する箇所の地形や提内構造物の配置等のリフ
トの打設条件が一様ではないため、前記制限事項のみを
考慮したリフト打設の計画は困難であり、故に現場での
打設条件を考慮したリフト打設の計画を立案する必要が
あった。
【0008】よって、実際のコンクリートダムの建造現
場では、前記コンピュータプログラムによってリフト打
設の計画を作成することは殆ど無かった。より具体的に
は、ダム建造の計画時における、ごく初期の立案段階で
は前記プログラム等が用いられることはあっても、その
後打設条件を考慮した正確且つ詳細なリフト打設の計画
の立案は、従来からの手計算等によって行われることが
多々あった。
【0009】また、前記コンピュータプログラムでは、
前記制限事項によって、算出が終了しない場合がある。
より具体的には、制限事項を考慮した結果、ある位置以
降の算出が不可能になってしまう場合である。このよう
な場合には、前記算出の初期条件を変更して再度算出を
実施したり、技術者が手計算で算出していた。
【0010】この他に、前記コンピュータプログラムで
は、前記建造現場の打設条件等を全て反映することがで
きないために、実際のコンクリートダムの建造には適さ
ない、或いは実施不可能なリフト打設の計画を立案して
しまうことも多々あった。
【0011】さらに、前記コンピュータプログラムで
は、一度算出を実行すると、算出終了まで停止すること
が無いため、技術者が算出途中で計画の問題点に気づい
ても、対策の手段を講じることができなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記事項に鑑
みて為されたものであり、容易且つ正確に実施すること
が可能であり、またユーザの意志を反映することも可能
である、コンクリートダム建造時の打設ブロックのリフ
トスケジュール作成技術を提供しようとするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は以下の手段とした。
【0014】即ち、断面弯曲河床面に対してダム軸に沿
って上方に所定幅および高さを有するブロック単位でコ
ンクリートを打設及び水平方向に数ブロックずつ積層を
行う打設ブロックのリフトスケジュール方法であって、
表示手段上に断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
方に所定幅および高さを有するブロックをマトリクス状
に表示し、記憶手段に記憶されたリフト規則を読み出
し、前記リフト規則に従って打設可能なブロックを選定
し、打設順位付けを前記リフト規則に従って決定し、前
記表示手段上において、前記で決定された打設可能なブ
ロックのブロックの表示属性を順番に変化させることに
より、オペレータに対して打設ブロックのリフトスケジ
ュールを目視で把握可能とさせる打設ブロックのリフト
スケジュール方法である。
【0015】また、前記に加えて、優先打設順指定手段
を備えており、この優先打設順指定手段が選択されたと
きには、入力手段により、表示されている打設ブロック
について、任意のブロックを選択し、選択された前記ブ
ロックについて優先打設順の指定を受け付け、前記リフ
ト規則に従って打設可能ブロックを選定し、優先打設順
の指定を受けたブロックが打設可能となった場合は、リ
フト規則による打設順位付けにかかわらず、指定の優先
打設順に従って優先的に決定し、前記で指定された打設
可能なブロック及び前記ブロックの表示属性を順番に変
化させることにより、オペレータに対して優先打設順指
定の結果を目視で把握可能とさせる請求項に記載の打設
ブロックのリフトスケジュール方法である。
【0016】前記した課題を解決するために、本発明は
以下の手段とした。
【0017】断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
方に所定幅および高さを有するブロック単位でコンクリ
ートを打設及び水平方向に数ブロックずつ積層を行う打
設ブロックのためのリフトスケジュール表示装置であっ
て、表示手段上に断面弯曲河床面に対してダム軸に沿っ
て上方に所定幅および高さを有するブロックをマトリク
ス状に表示する手段と、打設ブロックの打設順を規定す
る複数のリフト規則を記憶する手段と、前記で記憶され
たリフト規則を読み出してこのリフト規則にしたがって
打設可能なブロック順を決定する手段と、前記での決定
順に打設可能なブロックのブロックの表示属性を順番に
変化させる手段とからなるリフトスケジュール表示装置
である。
【0018】前記した課題を解決するために、本発明は
以下の手段とした。
【0019】断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
方に所定幅および高さを有するブロック単位でコンクリ
ートを打設及び水平方向に数ブロックずつ積層を行う打
設ブロックのリフトスケジュールプログラムであって、
表示手段上に断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
方に所定幅および高さを有するブロックをマトリクス状
に表示するステップと、記憶手段に記憶されたリフト規
則を読み出すステップと、前記リフト規則に従って打設
可能なブロックを選定し、打設順位付けを前記リフト規
則に従って決定するステップと、前記表示手段上におい
て、前記決定するステップで決定された打設可能なブロ
ックのブロックの表示属性を順番に変化させることによ
り、オペレータに対して打設ブロックのリフトスケジュ
ールを目視で把握可能にするステップとからなる、コン
ピュータで実行可能な打設ブロックのリフトスケジュー
ルプログラムである。
【0020】そして、前記に加えて、優先打設順指定手
段を備えており、この優先打設順指定手段が選択された
ときには、入力手段により、表示されている打設ブロッ
クについて、任意のブロックを選択するステップと、選
択された前記打設ブロックについて優先打設順の指定を
受け付けるステップと、前記リフト規則に従って打設可
能ブロックを選定し、優先打設順の指定を受けたブロッ
クが打設可能となった場合は、リフト規則による打設順
位付けにかかわらず、指定の優先打設順に従って優先的
に決定するステップと、前記で指定された打設可能なブ
ロック及び前記ブロックの表示属性を順番に変化させる
ステップとにより、オペレータに対して優先打設順指定
の結果を目視で把握可能とさせる請求項に記載の打設ブ
ロックのリフトスケジュールプログラムである。
【0021】この構成によれば、打設ブロックのリフト
スケジュールプログラムが、業務用モニタ付きコンピュ
ータやインターネットに接続可能なモニタ付きコンピュ
ータ等に読み込まれることにより、業務用モニタ付きコ
ンピュータやインターネットに接続可能なモニタ付きコ
ンピュータ等を打設ブロックのリフトスケジュール作成
装置として機能させることができる。
【0022】前記した課題を解決するために、本発明は
以下の手段とした。
【0023】断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
方に所定幅および高さを有するブロック単位でコンクリ
ートを打設及び水平方向に数ブロックずつ積層を行う打
設ブロックのリフトスケジュールプログラムであって、
表示手段上に断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
方に所定幅および高さを有するブロックをマトリクス状
に表示するステップと、記憶手段に記憶されたリフト規
則を読み出すステップと、前記リフト規則に従って打設
可能なブロックを選定し、打設順位付けを前記リフト規
則に従って決定するステップと、前記表示手段上におい
て、前記決定するステップで決定された打設可能なブロ
ックのブロックの表示属性を順番に変化させることによ
り、オペレータに対して打設ブロックのリフトスケジュ
ールを目視で把握可能にするステップとからなる、コン
ピュータで実行可能な打設ブロックのリフトスケジュー
ルプログラムを記録した媒体である。
【0024】また、前記に加えて、優先打設順指定手段
を備えており、この優先打設順指定手段が選択されたと
きには、入力手段により、表示されている打設ブロック
について、任意のブロックを選択するステップと、選択
された前記ブロックについて優先打設順の指定を受け付
けるステップと、前記リフト規則に従って打設可能ブロ
ックを選定し、優先打設順の指定を受けたブロックが打
設可能となった場合は、リフト規則による打設順位付け
にかかわらず、指定の優先打設順に従って優先的に決定
するステップと、前記で指定された打設可能なブロック
及び前記ブロックの表示属性を順番に変化させるステッ
プとにより、オペレータに対して優先打設順指定の結果
を目視で把握可能とさせる請求項に記載の打設ブロック
のリフトスケジュールプログラムを記録した媒体であ
る。
【0025】この構成によれば、本発明の各請求項に係
わる打設ブロックのリフトスケジュール作成装置におけ
る全ての構成要件を当該プログラム及び当該プログラム
を記録した記録媒体の構成要件として、各々の発明とす
ることができる。また、当該プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、R
OM(Read Only Memory)、MO(Magnet Optical)、C
D(Compact Disk)、FD(Floppy Disk) 等が例示でき
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参考にして、本発明
の実施の形態を説明する。なお、以下に説明する本実施
の形態は、本発明の打設ブロックのリフトスケジュール
方法をコンピュータプログラムとしてパーソナルコンピ
ュータ(PC)等のコンピュータによって実行し、前記
コンピュータをリフトスケジュール作成装置として、コ
ンクリートダム壁の建造計画を作成した場合の例を示し
ている。
【0027】本実施の形態に示すリフトスケジュール作
成装置100は、図1に示す以下の要素を以て構成され
る。なお、図1は前記リフトスケジュール作成装置10
0のハードウエアの概略構成図である。
【0028】まず、リフトスケジュール表示装置100
には、CPU(central processingunit)101とメイ
ンメモリ(MM)102とから構成され、アプリケーショ
ンプログラムに基づいて処理を行う、演算処理部103
が設けられている。
【0029】前記演算処理部103には、バス108を
介して、記憶手段として記憶装置104が接続される。
なお、記憶装置104には、ハードディスク装置等の大
容量記憶媒体を用いるものとする。そして、前記記憶装
置104には、本装置100が正常に機能するために必
要なオペレーティングシステム(OS)や、通常のアプ
リケーションプログラムの他に、本発明のリフトスケジ
ュール表示装置100を実現するために作成された、コ
ンピュータで実行可能なリフトスケジュールプログラム
がインストールされている。
【0030】これらのプログラムは、図示しないCD−
ROM等の記憶媒体に格納されて本装置100に提供さ
れて、図1に示されるCD−ROMドライブ装置109
等を通じて、前記記憶装置104内に実行可能な状態で
インストールされている。
【0031】そして、CPU101が必要に応じて記憶
装置104内のリフトスケジュールプログラムをメイン
メモリ102にロード(読み込み)し、順次実行するこ
とによって、本実施の形態である、リフトスケジュール
作成装置100を実現している。
【0032】ここで、本実施の形態である、リフトスケ
ジュールプログラムによって実施される処理について説
明を行う。
【0033】まず、本装置100の演算処理部103
は、リフトスケジュール作成に関する情報の入力を受け
て、リフトスケジュール入力データ処理を行い、その後
入力された前記リフトスケジュールに基づいて打設条件
を設定する処理を行う。さらに、本装置100の演算処
理部103は、入力された情報からリフトスケジュール
を作成する、リフトスケジュール作成処理を行う。その
上、本装置100の演算処理部103は、オペレータが
指定したリフト打設順に沿ったリフトスケジュール作成
処理として、優先打設処理を行う。加えて、本装置10
0の演算処理部103は、リフトスケジュール作成処理
を実施時に、トラブル等でリフトスケジュール作成が停
止した場合には、トラブル解析処理を行う。この他に、
本装置100の演算処理部103は、作成したリフトス
ケジュールを出力装置や表示装置から出力する、出力処
理を行う。
【0034】なお、前記記憶装置104内には、本装置
100を用いてダムのリフト打設に関する情報を格納す
る、入力データデータベースが設けられている。さら
に、前記記憶装置104内には、リフトスケジュール作
成に関する打設条件情報を格納する、打設条件データベ
ース等が設けられている。この上さらに、前記記憶装置
104内には、作成したリフトスケジュール等を格納す
る、リフトスケジュールデータベースが設けられてい
る。
【0035】また、本装置100の演算処理部103に
は、バス108を介して入力装置や出力装置或いは表示
装置が接続されている。まず、入力装置として、各種情
報や操作命令を入力するためのキーボード107やマウ
ス等の各種ポインティングデバイスがバス108を介し
て前記演算処理部103に接続される。また、出力装置
として、表計算アプリケーションソフトやCAD(Co
mputer Aided Design)アプリケー
ションソフトの印刷に対応したプリンタ105等が、バ
ス108を介して演算処理部103に接続される。さら
に、表示装置として、CRT式や液晶式の各種ディスプ
レイ106がバス108を介して前記演算処理部103
に接続されている。
【0036】続いて、本装置100によって実現される
機能について、図2を用いて説明を行う。
【0037】まず、リフトスケジュール作成装置100
には、リフトスケジュール作成に必要な基礎データをデ
ータベースに入力する、データベース入力機能100a
が備えられている。また本装置100には、入力された
パラメータを基にデータベースを構築する、データベー
ス構築機能100bが備えられている。
【0038】さらに、リフトスケジュール作成処理に必
要な工事期間中の稼働日や作業時間等を入力する稼働日
データや打設能力を示す打設機械データや、一日あたり
の最多打設ブロック数や隣接ブロックとの高低差等のリ
フト規則及び打設順序を決定する打設パターン等のリフ
ト規則をパラメータデータとして入力する、データ入力
機能100cがリフトスケジュール作成装置100に備
えられている。
【0039】また、本装置100には、前記データ入力
機能100cによって入力された前記作成データの入力
状態を表示する、入力状態表示機能100dが備えられ
ている。
【0040】そして、本装置100には、データベース
構築機能100bとデータ入力機能100cとからのデ
ータの入力に基づいてリフトスケジュールの作成処理を
行う、リフトスケジュール作成機能100eが備えられ
ている。なお、前記リフトスケジュール作成機能100
eには、リフトをオペレータの意向に沿って打設させる
ために本装置100に優先的に打設順序を指示する、優
先打設順序設定機能を含む、シミュレーション機能10
0fが接続している。
【0041】加えて、予めオペレータによってシミュレ
ーション停止の条件を設定してシミュレーションを停止
する、シミュレーション停止機能や、前記シミュレーシ
ョン停止機能からの指令を前記リフトスケジュール作成
機能100eに与えるリフトスケジュール作成停止機能
や、或いはシミュレーション停止の原因を解析する、ト
ラブル解析機能を有する、トラブル対処機能100gが
本装置100に備えられている。
【0042】この他に、本装置100の演算処理部10
3は、前記リフトスケジュール作成機能100eによる
リフトスケジュール作成結果を表示装置に表示する、結
果表示機能100hを備え、さらには前記結果を表計算
アプリケーションソフトやCADアプリケーションソフ
トのファイル形式で紙媒体等にプリンタ105を介して
出力する、出力機能100iを備えている。
【0043】なおここで、コンクリートダムにおける、
従来からのリフトスケジュール作成の流れについて、図
3に示すフローチャートを用いて説明を行う。
【0044】始めに、ダムを設計者等のオペレータは、
打設するダムをリフト毎のブロックに分割する。そし
て、本装置100の演算処理部103は、前記ブロック
の表示を基に当該ダムに関する提頂長や提高等のデータ
を入力して、ダムをマトリックス表示に変換し、各ブロ
ックの体積等を入力して図4のような打設マトリックス
画面50を作成する(図3のステップ101、以下S1
01と省略)。
【0045】一日あたりの最多打設ブロック数や、隣接
ブロックとの高低差等の設定や、打設順序を決定する打
設パターン等の打設条件データをキーボード107等の
入力装置からの入力を受けて、本装置100の演算処理
部103は、図7に示す初期条件入力画面10に入力す
る処理を行う(S102)。
【0046】また、本装置100のディスプレイ106
に表示された、本装置100のディスプレイ106に
は、休日等の稼働日カレンダー画面20の基本的な設定
を行う、図15に示す休日設定画面30が表示される。
その後、図14に示す稼働日カレンダー画面20に、ル
ール通りのリフトスケジュール作成処理に必要な稼働日
等の詳細な情報を設定する。なお、前記稼働日カレンダ
ー画面20及び前記休日設定画面30への入力は、キー
ボード107等の入力装置を用いて行う。
【0047】さらに、打設する際に用いる機械データを
入力する、図17に示す打設運搬機械入力画面40が本
装置100のディスプレイ106から出力され、オペレ
ータはこれらの画面からキーボード107等の入力装置
を用いて各種指示を与えることができる。
【0048】なお、前記ステップ101及びステップ1
02は、一般に初期処理と称されている。
【0049】続いて、コンピュータは、全てのブロック
が打設完了したか否かの判断を行い(S103)、その
上でダムの工法をブロック工法で行うか或いはレヤー工
法で行うか否かを初期処理に従って分岐を行う(S10
4)。
【0050】ここで、前記ダムの工法について、説明を
行う。本実施の形態で取り扱うコンクリートダムの工法
は、大きく分けてブロック工法とレヤー工法とがある。
ブロック工法とは、ダムの提体を水平方向に幅15m、
上下流方向に40mから60mのブロックに分割し、各
ブロック毎に高さ1.5mずつ打設していく工法であ
る。また、レヤー工法とは、1日の打設可能量に合わせ
て提体を水平方向からみて数ブロックずつの幾つかの部
分に分割し、各部分毎に水平に打設する。そして打設後
に幅15m毎に目地切りを行う工法である。なお、前記
ブロック工法とレヤー工法の概念図を図5に示す。
【0051】前記ステップ104でブロック工法を選択
した場合には、打設可能なブロックのチェックを行う
(S105)。前記チェック項目としては、打設の間隔
や隣接ブロックとの高低差、或いは洪水時に排水を行う
洪水吐きブロックの設置の有無等が挙げられる。
【0052】さらに続いて、コンピュータは、打設可能
なブロックの中から、打設を行うブロックの選択を行う
(S106)。前記選択の行う際の項目として、打設す
るブロックのコンクリートの体積を読み出す、打設機械
の稼働可能な時間を算出する、また所用の打設時間と稼
働可能時間との比較等を行う。
【0053】その後、前記打設可能なブロックの中で初
期処理で設定したルールに従って打設順位付けを行う
(S107)。
【0054】そして、打設順位付けが完了後、実際に打
設可能ブロックが存在するか否かの判断が実施される
(S108)。打設可能なブロックが存在すれば、ブロ
ックの打設を行う(S109)。
【0055】また、前記S104において、レヤー工法
を選択した場合には、レヤー工法向けの処理を行う。ま
ず、打設可能なレヤーのチェックを行う(S110)。
前記チェック項目としては、打設の間隔や打設の方向、
或いは打設の開始日等が挙げられる。
【0056】さらに続いて、打設可能なレヤーの中か
ら、打設を行うレヤーの選択を行う(S111)。前記
選択の行う際の項目として、打設するレヤーのコンクリ
ートの体積を読み出す、或いは打設機械の稼働可能な時
間を算出する、所用の打設時間と稼働可能時間の比較等
を行う。
【0057】そして、打設レヤーのチェック及び選択が
完了後、実際に打設可能レヤーが存在するか否かの判断
が実施される(S112)。打設可能なレヤーが存在す
れば、レヤーの打設を行う(S113)。
【0058】前記ステップ108及びステップ112に
おいて、打設可能であると判断された場合には、前記ス
テップ109或いは前記ステップ113を終了した後、
再びステップ103に戻ることになる。
【0059】また、前記ステップ108及びステップ1
12において、打設不可能であると判断された場合に
は、当該ダムに減勢工が存在するか否かの判断が行われ
る(S114)。なお、減勢工についての説明を行う
と、ダムに設けられる各種放流設備から放流された水が
持つ巨大なエネルギーを消散させるために、ダム提体の
下流に、図6中に示すように設置される設備である。な
お図6は、減勢工200を説明した図である。
【0060】前記ステップ114で減勢工が存在すると
判断された場合には、減勢工を打設する際の打設可能な
ブロックのチェックをステップ105と同様に行い(S
115)、さらに打設可能なブロックの選択をステップ
106と同様に行う(S116)。
【0061】前記ステップ115及びステップ116と
の処理が完了後、減勢工200に打設可能なブロックが
存在するか否かの判断が為され(S117)、減勢工2
00の打設が行われる(S118)。
【0062】そして一般に、ステップ104からステッ
プ116の処理をルール通りの作成処理と称している。
なお、ルール通りとは、コンクリートダムの打設する際
における、技術書等で定められた方法によって行われる
処理である。また本発明におけるリフト規則とルール通
りの打設とは同義語である。
【0063】次に、本実施の形態における、優先打設を
指定した場合における、リフトスケジュール作成処理に
ついて、図8のフローチャートを用いて説明を行う。
【0064】ここで、本実施の形態における、優先打設
の概念について説明を行う。優先打設とは、前記したル
ール通りのリフトスケジュール作成処理の手順通りの打
設順序では対応できない箇所のブロックの打設、より具
体的にはダム設計者等の技術者の経験や判断に基づき、
或いは施工の都合によって、一部箇所のブロックの打設
についてはルール通りの打設順とは異なる処理を行った
方がより効率的な作業結果を得るような場合が想定され
る。
【0065】従って、本実施の形態において優先打設と
は、前記のような場合に、ルール通りのブロックの打設
から外れ、一部箇所のブロックの打設処理を他の箇所よ
り優先的に行うことを指す。
【0066】まず、、本装置100の演算処理部103
は、前記したステップ101及び102に示した初期処
理を実施する(図8におけるステップ201、以下S2
01のように省略する)。
【0067】初期処理を設定した後に、前記オペレータ
は、本装置100のディスプレイ106に表示された図
9の優先打設指示画面2の優先打設位置入力部2aを確
認しながら、本装置100に対して優先打設を実施した
いブロックを複数のグループに分けて指示することがで
きる(S202)。
【0068】さらに、優先打設を実施するブロックが本
装置100の演算処理部103によって指定され、指定
されたブロックが、図10に示す優先打設位置表示画面
3上の優先打設ブロック表示部3aに表示される(S2
03)。前記優先打設位置表示画面3は、優先打設の設
定がされていないブロック部3bとは、画面色等の表示
属性等をそれぞれ変化させて、オペレータが優先打設指
示の有無を一目で確認できるようにされている。
【0069】優先打設を実施する順序の指示は、優先打
設ブロックの指示と同時に、キーボード107やマウス
等のポインティングデバイスから図9の優先打設指示画
面2の優先打設位置入力部2aによって行われる(S2
04)。なお、前記順序の指示は、優先打設指示画面2
内の先行ブロック入力部に入力されたブロックの方が、
制御ブロック入力部に入力されたブロックより打設順序
が優先される。また前記順序の指示は、シミュレーショ
ン中に図10における一時停止指示部を指示することに
よってシミュレーションを一時停止し、優先打設ブロッ
クの指定とは別個にキーボード107やマウス等のポイ
ンティングデバイス等から図10の優先打設位置指示画
面3中の優先打設指示ボタンから行うこともできる。
【0070】そして、本装置100の演算処理部103
は、全ての優先打設の設定が終了したか否かの確認を行
う(S205)。該ステップは、前記設定が終了してい
ない場合には、ステップ203からステップ205に関
する処理を繰り返す。また、前記ステップ203から2
05までの処理は、優先打設を実施したいグループの個
数が複数個に及ぶ場合には、前記グループの個数回だけ
実施する。
【0071】優先打設の設定が終了している場合には、
本装置100の演算処理部103は、全ブロックの打設
が終了したか否かの判断を行う(S206)。前記ステ
ップにて、打設が完了していると判断された場合には、
処理を終了する。
【0072】全ブロックの打設が完了していない場合に
は、まず前記したルール通りのリフトスケジュール作成
処理を実施する(S207)。前記ルール通りのリフト
スケジュール作成処理は、設定した優先打設ブロックが
打設可能ブロックとなるまで実施される。
【0073】そして、ルール通りのリフトスケジュール
作成処理から外れて、ステップ202からステップ20
5で設定した優先打設の実施が必要とされるブロックに
達した時に、本装置100の演算処理部103がルール
通りのリフトスケジュール作成処理の停止処理を命ず
る。
【0074】ルール通りのリフトスケジュール作成処理
が停止した後、本装置100の演算処理部103は、優
先打設の実施に移行する。
【0075】まず、本装置100の演算処理部103
は、優先打設の設定されたブロックがあるか否かを判断
する(S208)。
【0076】さらに、本装置100の演算処理部103
は、優先打設を実施するブロックより、優先順位の高い
ブロックが存在するか否かの判断を行う(S209)。
そして、優先順位の高いブロックが存在しない場合に
は、ステップ212へ向かう。
【0077】前記ステップ209において、優先順位の
高いブロックが存在すると判断された場合には、該ブロ
ックの打設が既に実施されたか否かを、本装置100の
演算処理部103が判断を行い(S210)、打設の実
施がされていない場合には、前記ステップ206に戻
り、ルール通りのリフトスケジュール作成処理を行う。
【0078】前記ステップ210において、優先順位の
高いブロックが既に打設済みであると判断された場合に
は、実際に打設可能なブロックが存在するか否かを判断
する(S211)。
【0079】そして、優先打設処理が本装置100の演
算処理部103によって実施される(S212)。
【0080】次に、本実施の形態による、本装置100
の演算処理部103によって実現されるリフトスケジュ
ール作成処理のトラブル対処機能100gについて、図
11に示すフローチャートを用いて説明を行う。
【0081】まず、、本装置100の演算処理部103
は、前記したステップ101及び102に示した初期処
理を実施する(図11におけるステップ301、以下S
301のように省略する)。
【0082】なお、前記ステップ102の初期条件入力
において、優先打設を実施する場合には以下の項目も含
まれる。
【0083】前記初期条件入力の際にオペレータは、ブ
ロックの打設処理に先行し優先的に打設させたいブロッ
クのグループについて、図面上の座標位置の指定等の指
示を与える。前記指示は、ディスプレイ106に表示さ
れた図9に示す優先打設位置指示画面2内の優先打設位
置入力部2aに、本装置100のキーボード107等の
入力装置より入力する。
【0084】続いて、本装置100は、全てのブロック
の打設が完了したか否かを判断する(S302)。
【0085】全ブロックの打設が完了していない場合に
は、まず前記したルール通りのリフトスケジュール作成
処理を実施する(S303)。
【0086】しかし、何らかの理由によってプログラム
が実行されず、或る箇所以降の打設が実施不可能にな
り、時間のみが進行してしまう(S304)。さらにそ
のまま放置されると、本装置100の演算処理部103
は実施不可能となったブロックの、ディスプレイ10に
おける表示を変更し、オペレータに対してリフトスケジ
ュールプログラムを一時停止させる旨の通知を行う。そ
して、前記通知を受けてオペレータが本装置100にプ
ログラムの一時停止指示を行い、前記指示により本装置
100の演算処理部103は前記プログラムを停止させ
る(S305)。
【0087】プログラムが停止した後、オペレータはプ
ログラム停止トラブルの解析を本装置100の演算処理
部103に指示し、前記演算処理部103は解析を実行
する(S306)。
【0088】そして、本装置100のディスプレイ10
6等には、図12に示すトラブル時打設状況確認画面4
が表示され、リフトスケジュール作成処理が停止した箇
所の座標表示が、トラブル時打設座標確認部4aに示さ
れる(S307)。さらに、トラブル時打設状況確認画
面4には、どのような理由によって本プログラムが停止
したかが、図13に示すエラーコード表示部4bに示さ
れる。
【0089】そして、本装置100の演算処理部103
は、前記エラーコード表示部4bをディスプレイ106
に表示し、オペレータにトラブルの原因を通知する。そ
の後、本装置100の演算処理部103は、優先打設処
理により、トラブルを回避するように打設順序を指定
し、始めからリフトスケジュール作成を実施する(S3
09)。
【0090】前記ステップ309の後、本装置100の
演算処理部103は、図8を用いて説明を行った、優先
打設の実施手順のステップ202からステップ210ま
でと同様の処理を実施するため、説明を省略する。
【0091】そして、ダム打設が完了していない場合に
は、優先打設を実施する(S310)。
【0092】続いて、本実施の形態のリフトスケジュー
ルプログラムにおける優先打設処理の関係について、説
明を行う。
【0093】まず、本装置100の演算処理部103
は、前記したステップ101及び102に示した初期処
理を実施する。
【0094】続いて、本装置100は、全てのブロック
の打設が完了したか否かを判断する。
【0095】そして、本装置100の演算処理部103
によって全ブロックの打設が完了していないと判断され
た後には、事前に停止位置を指定してある場合と、リフ
トスケジュール実行中に一時停止処理を行う場合とがあ
り、いずれの場合にも停止位置に達したか否かの判断が
なされ、停止位置に達した場合には、リフトスケジュー
ル作成の停止処理が実行される。
【0096】リフトスケジュール作成処理の停止後に、
本装置100の演算処理部103は、前記したステップ
203から205と同様の優先打設ブロック指示の処理
を実行する。
【0097】尚、本発明の打設ブロックのリフトスケジ
ュール方法は、上述の図示例にのみ限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。
【0098】また、本実施の形態において、ダムの提体
を示す、打設マトリックス画面50等の表示画面は平面
図であったが、立体的に描画された画面であってもよ
い。
【0099】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の打設ブロ
ックのリフトスケジュール方法によれば、容易且つ正確
に実施することが可能であり、またユーザの意志を反映
することも可能である、コンクリートダム建造時の打設
ブロックのリフトスケジュール作成技術を提供する、と
いう優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である、リフトスケジュ
ール作成装置100のハードウエアの概略構成図。
【図2】本実施の形態である、リフトスケジュール作成
装置100によって実現される機能を示した図。
【図3】本実施の形態における、従来のリフトスケジュ
ール作成処理のフローチャート。
【図4】本実施の形態における、打設マトリックス画面
を示した図。
【図5】本実施の形態における、ブロック工法とレヤー
工法との概念図。
【図6】本実施の形態における、減勢工の一例を示した
図。
【図7】本実施の形態における、初期条件入力画面を示
した図。
【図8】本実施の形態における、優先打設を実施した場
合のリフトスケジュール作成処理を示したフローチャー
ト。
【図9】本実施の形態における、優先打設位置指示画面
を示した図。
【図10】本実施の形態における、優先打設位置表示画
面を示した図。
【図11】本実施の形態における、トラブル対処機能に
関するフローチャート。
【図12】本実施の形態における、トラブル時打設状況
確認画面のトラブル時打設座標確認部を示した図。
【図13】本実施の形態における、トラブル時打設状況
確認画面のエラーコード表示部を示した図。
【図14】本実施の形態における、稼働日カレンダー画
面を示した図。
【図15】本実施の形態における、休日設定画面を示し
た図。
【図16】本実施の形態における、打設運搬機械入力画
面を示した図。
【符号の説明】
2 優先打設位置指示画面 2a 優先打設位置入力部 3 優先打設位置表示画面 3a 優先打設ブロック表示部 3b ブロック部 4 トラブル時打設状況確認画面 4a トラブル時打設座標確認部 4b エラーコード表示部 10 初期条件入力画面 20 稼働日カレンダー画面 30 休日設定画面 40 打設運搬機械入力画面 50 打設マトリックス画面 100 リフトスケジュール作成装置 100a データベース入力機能 100b データベース構築機能 100c データ入力機能 100d 入力状態表示機能 100e リフトスケジュール作成機能 100f シミュレーション機能 100g トラブル対処機能 100h 結果表示機能 100i 出力機能 101 CPU 102 メインメモリ 103 演算処理部 104 記憶装置 105 プリンタ 106 ディスプレイ 107 キーボード 108 バス 109 CD−ROMドライブ装置 200 減勢工
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 健一 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 Fターム(参考) 2E174 AA03 DA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
    方に所定幅および高さを有するブロック単位でコンクリ
    ートを打設及び水平方向に数ブロックずつ積層を行う打
    設ブロックのリフトスケジュール方法であって、 表示手段上に断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
    方に所定幅および高さを有するブロックをマトリクス状
    に表示し、 記憶手段に記憶されたリフト規則を読み出し、 前記リフト規則に従って打設可能なブロックを選定し、
    打設順位付けを前記リフト規則に従って決定し、 前記表示手段上において、前記で決定された打設可能な
    ブロックのブロックの表示属性を順番に変化させること
    により、オペレータに対して打設ブロックのリフトスケ
    ジュールを目視で把握可能とさせる打設ブロックのリフ
    トスケジュール方法。
  2. 【請求項2】前記に加えて、優先打設順指定手段を備え
    ており、この優先打設順指定手段が選択されたときに
    は、 入力手段により、表示されている打設ブロックについ
    て、任意のブロックを選択し、 選択された前記ブロックについて優先打設順の指定を受
    け付け、 前記リフト規則に従って打設可能ブロックを選定し、優
    先打設順の指定を受けたブロックが打設可能となった場
    合は、リフト規則による打設順位付けにかかわらず、指
    定の優先打設順に従って優先的に決定し、 前記で指定された打設可能なブロック及び前記ブロック
    の表示属性を順番に変化させることにより、オペレータ
    に対して優先打設順指定の結果を目視で把握可能とさせ
    る請求項1記載の打設ブロックのリフトスケジュール方
    法。
  3. 【請求項3】断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
    方に所定幅および高さを有するブロック単位でコンクリ
    ートを打設及び水平方向に数ブロックずつ積層を行う打
    設ブロックのためのリフトスケジュール表示装置であっ
    て、 表示手段上に断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
    方に所定幅および高さを有するブロックをマトリクス状
    に表示する手段と、 打設ブロックの打設順を規定する複数のリフト規則を記
    憶する手段と、 前記で記憶されたリフト規則を読み出してこのリフト規
    則にしたがって打設可能なブロック順を決定する手段
    と、 前記での決定順に打設可能なブロックのブロックの表示
    属性を順番に変化させる手段とからなるリフトスケジュ
    ール表示装置。
  4. 【請求項4】断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
    方に所定幅および高さを有するブロック単位でコンクリ
    ートを打設及び水平方向に数ブロックずつ積層を行う打
    設ブロックのリフトスケジュールプログラムであって、 表示手段上に断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
    方に所定幅および高さを有するブロックをマトリクス状
    に表示するステップと、 記憶手段に記憶されたリフト規則を読み出すステップ
    と、 前記リフト規則に従って打設可能なブロックを選定し、
    打設順位付けを前記リフト規則に従って決定するステッ
    プと、 前記表示手段上において、前記決定するステップで決定
    された打設可能なブロックのブロックの表示属性を順番
    に変化させることにより、オペレータに対して打設ブロ
    ックのリフトスケジュールを目視で把握可能にするステ
    ップとからなる、コンピュータで実行可能な打設ブロッ
    クのリフトスケジュールプログラム。
  5. 【請求項5】前記に加えて、優先打設順指定手段を備え
    ており、この優先打設順指定手段が選択されたときに
    は、 入力手段により、表示されている打設ブロックについ
    て、任意のブロックを選択するステップと、 選択された前記打設ブロックについて優先打設順の指定
    を受け付けるステップと、 前記リフト規則に従って打設可能ブロックを選定し、優
    先打設順の指定を受けたブロックが打設可能となった場
    合は、リフト規則による打設順位付けにかかわらず、指
    定の優先打設順に従って優先的に決定するステップと、 前記で指定された打設可能なブロック及び前記ブロック
    の表示属性を順番に変化させることにより、オペレータ
    に対して優先打設順指定の結果を目視で把握可能とさせ
    るステップとにより、オペレータに対して優先打設順指
    定の結果を目視で把握可能とさせる請求項4記載の打設
    ブロックのリフトスケジュールプログラム。
  6. 【請求項6】断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
    方に所定幅および高さを有するブロック単位でコンクリ
    ートを打設及び水平方向に数ブロックずつ積層を行う打
    設ブロックのリフトスケジュールプログラムであって、 表示手段上に断面弯曲河床面に対してダム軸に沿って上
    方に所定幅および高さを有するブロックをマトリクス状
    に表示するステップと、 記憶手段に記憶されたリフト規則を読み出すステップ
    と、 前記リフト規則に従って打設可能なブロックを選定し、
    打設順位付けを前記リフト規則に従って決定するステッ
    プと、 前記表示手段上において、前記決定するステップで決定
    された打設可能なブロックのブロックの表示属性を順番
    に変化させることにより、オペレータに対して打設ブロ
    ックのリフトスケジュールを目視で把握可能にするステ
    ップとからなる、コンピュータで実行可能な打設ブロッ
    クのリフトスケジュールプログラムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】前記に加えて、優先打設順指定手段を備え
    ており、この優先打設順指定手段が選択されたときに
    は、 入力手段により、表示されている打設ブロックについ
    て、任意のブロックを選択するステップと、 選択された前記ブロックについて優先打設順の指定を受
    け付けるステップと、前記リフト規則に従って打設可能
    ブロックを選定し、優先打設順の指定を受けたブロック
    が打設可能となった場合は、リフト規則による打設順位
    付けにかかわらず、指定の優先打設順に従って優先的に
    決定するステップと、 前記で指定された打設可能なブロック及び前記ブロック
    の表示属性を順番に変化させるステップとにより、オペ
    レータに対して優先打設順指定の結果を目視で把握可能
    とさせる請求項6記載の打設ブロックのリフトスケジュ
    ールプログラムを記録した媒体。
JP2001359992A 2001-11-26 2001-11-26 打設ブロックのリフトスケジュール方法 Pending JP2003160926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001359992A JP2003160926A (ja) 2001-11-26 2001-11-26 打設ブロックのリフトスケジュール方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001359992A JP2003160926A (ja) 2001-11-26 2001-11-26 打設ブロックのリフトスケジュール方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003160926A true JP2003160926A (ja) 2003-06-06

Family

ID=19170891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001359992A Pending JP2003160926A (ja) 2001-11-26 2001-11-26 打設ブロックのリフトスケジュール方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003160926A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021188419A (ja) * 2020-06-02 2021-12-13 大成建設株式会社 打込み計画作成装置および打込み計画作成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021188419A (ja) * 2020-06-02 2021-12-13 大成建設株式会社 打込み計画作成装置および打込み計画作成方法
JP7348136B2 (ja) 2020-06-02 2023-09-20 大成建設株式会社 打込み計画作成装置および打込み計画作成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Li et al. A hybrid iterated greedy algorithm for a crane transportation flexible job shop problem
Sheikhkhoshkar et al. Automated planning of concrete joint layouts with 4D-BIM
US6748574B2 (en) Method of and apparatus for determining an optimal solution to a uniform-density layout problem, and medium on which a program for determining the solution is stored
EP1643335A2 (en) System and method for designing building structures with associated estimates and schedules
JP4982531B2 (ja) 作業領域配置支援装置、方法、プログラム及び記録媒体
JP7312637B2 (ja) クレーン計画支援システム
JP2007233455A (ja) レイアウトエディタ装置、配線表示方法、及び配線表示プログラム
Sadeghpour et al. A CAD-based model for site planning
CN112182727A (zh) 建筑工程的支撑件自动布设方法、装置及可读存储介质
JP3337207B2 (ja) 建方支援システム
JP2011253347A (ja) 搬入計画立案支援システム
Choo et al. Space scheduling using flow analysis
JP5329300B2 (ja) 設計支援プログラムおよび設計支援装置
JP2003160926A (ja) 打設ブロックのリフトスケジュール方法
JP4896832B2 (ja) 工程管理システム及び方法
JP2003160925A (ja) 打設ブロックのリフトスケジュール方法
JP4654285B2 (ja) 進捗状況管理方法,プログラムおよび進捗状況管理装置
JPH0953324A (ja) 建設工事支援装置
JP2001209422A (ja) 工場等敷地内における場所計画システム,コンピュータを上記場所計画システムとして動作させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体,及びそのプログラム
JP2005100092A (ja) 半導体生産シミュレーション方法および半導体生産シミュレーションプログラム
Ji et al. Integrating BIM and optimization techniques for enhanced tower crane planning
JP6979274B2 (ja) 作業予定範囲可視化装置および作業予定範囲可視化方法
KR100469832B1 (ko) 계층적공간정보 및 작업공종정보를 이용한 공정표자동작성방법
JP2002055710A (ja) 工程表編集システム
JPH06325134A (ja) 鉄骨建方計画図の自動作成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040903

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060815

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071211