JP2003160217A - ベルトコンベヤ及びコンベヤ用ベルト - Google Patents

ベルトコンベヤ及びコンベヤ用ベルト

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JP2003160217A
JP2003160217A JP2001360056A JP2001360056A JP2003160217A JP 2003160217 A JP2003160217 A JP 2003160217A JP 2001360056 A JP2001360056 A JP 2001360056A JP 2001360056 A JP2001360056 A JP 2001360056A JP 2003160217 A JP2003160217 A JP 2003160217A
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belt
conveyor
linear
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along
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JP2001360056A
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Eiji Koide
英詞 小出
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲線に配置する場合でもコストアップになる
ことなく、ベルトを安定して走行させる。 【解決手段】 所定の経路に沿ってベルト1を移動させ
る。ベルト1の幅方向両側に突設された線状部材3と、
線状部材3の先端に設けられた係合部材4と、経路に沿
って設けられ、係合部材4と移動自在に係合してガイド
するガイド部材2とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉱石や石炭、穀物
等の塊状、粒状、粉状の荷を搬送するためのコンベヤ用
ベルト及びベルトコンベヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉱石や石炭、穀物等の塊状、粒
状、粉状の荷を連続して搬送する際には、ローラにより
ベルトを支持するローラ式ベルトコンベヤや、ベルトと
トラフとの間に空気を供給してベルトを浮上走行させる
空気浮上式ベルトコンベヤが用いられている。また、ベ
ルトをカーブさせて設置する必要がある場合には、パイ
プコンベヤを用いることが主流となっている。
【0003】このパイプコンベヤは、複数(例えば6
個)のローラ組をベルトを囲むように環状に配置するこ
とで無端帯状のベルトをガイドしながらパイプ状に形成
するものであり、荷を搬送するルートに沿ってこれらの
ローラ組を設けることで、カーブ等の曲線配置が可能な
構成となっている。る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来技術には、以下のような問題が存在する。
複数のローラから成る組をルート全体に亘って設置する
必要があるため、使用するローラが多数となり、設置作
業が繁雑でコストアップの要因にもなってしまう。ま
た、パイプコンベヤには、ベルトがローリングしたり、
折れ曲がってベルトの走行が不安定になり、運転調整が
困難になるという問題があった。
【0005】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、曲線に配置する場合でもコストアップにな
ることなく、ベルトを安定して走行させることができる
ベルトコンベヤ及びコンベヤ用ベルトを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、以下の構成を採用している。請求項1記
載のベルトコンベヤは、所定の経路に沿ってベルトを移
動させるベルトコンベヤであって、前記ベルトの幅方向
両側に突設された線状部材と、該線状部材の先端に設け
られた係合部材と、前記経路に沿って設けられ、前記係
合部材と移動自在に係合してガイドするガイド部材とを
有することを特徴とするものである。
【0007】従って、本発明のベルトコンベヤでは、ガ
イド部材を所定の曲線に配置することで、このガイド部
材と係合する係合部材及び線状部材を介してベルトを移
動させることができる。すなわち、曲線に配置されたガ
イド部材に沿って係合部材が移動し、この係合部材の移
動により、線状部材で吊時されたベルトを所定の曲線に
沿って移動させることができる。この場合、パイプコン
ベヤのように多数のローラを使用しないので、コストア
ップを招くことを防止できる。
【0008】請求項2記載のベルトコンベヤは、請求項
1記載のベルトコンベヤにおいて、前記線状部材は、両
端を突出させて前記ベルトに埋設されることを特徴とす
るものである。
【0009】従って、本発明のベルトコンベヤでは、ベ
ルトの両側にそれぞれ線状部材を別個に設ける必要がな
くなる。また、ベルトに加わる荷重を線状部材の引張強
度で負担することになるため、より大きな荷重に耐える
ことが可能になる。
【0010】請求項3記載のコンベヤ用ベルトは、幅方
向両側に突設された線状部材と、該線状部材の先端に設
けられた係合部材とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0011】従って、本発明のコンベヤ用ベルトでは、
曲線に配置した部材に係合部材を移動自在に係合させる
ことで、係合部材が曲線に沿って移動し、この係合部材
の移動により、線状部材で吊時されたベルトを所定の曲
線に沿って移動させることができる。この場合、パイプ
コンベヤのように多数のローラを使用しないので、コス
トアップを招くことを防止できる。
【0012】請求項4記載のコンベヤ用ベルトは、請求
項3記載のコンベヤ用ベルトにおいて、前記線状部材
は、両端を突出させて埋設されることを特徴とするもの
である。
【0013】従って、本発明のコンベヤ用ベルトでは、
ベルトの両側にそれぞれ線状部材を別個に設ける必要が
なくなる。また、ベルトに加わる荷重を線状部材の引張
強度で負担することになるため、より大きな荷重に耐え
ることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のベルトコンベヤ及
びコンベヤ用ベルトの実施の形態を、図1ないし図4を
参照して説明する。図1は本発明に係るベルトコンベヤ
の実施形態を示す断面図であり、図2は図1における側
面図である。
【0015】図1に示すベルトコンベヤは、ベルト1、
ガイドレール(ガイド部材)2、及びプーリを介してベ
ルト1を駆動する電動機(いずれも図示せず)を主体に
して構成されるものである。ベルト1には、ワイヤー
(線状部材)3が当該ベルト1の幅方向に沿って、且つ
両端を突出させた状態で埋設されている。ワイヤー3の
各先端部には、コロ(係合部材)4、4が設けられてい
る。図2に示すように、これらワイヤー3及びコロ4
は、ベルト1の搬送方向(図2中、左右方向)に一定の
間隔で設けられている。なお、実際には、ベルト1には
ナイロン、スチール、帆布等、またはこれらを組み合わ
せたもので構成される芯体を表カバーゴム及び裏カバー
ゴムで挟んで形成されるが、ここでは便宜上、単なる帯
状体として図示している。
【0016】ガイドレール2は、ベルト1の幅方向両側
に、ベルト1を移動させる経路(カーブ等の曲線を含
む)に沿ってそれぞれ設置され、所定の間隔で設けられ
た複数の支持フレーム5に支持される。各ガイドレール
2は、内部にコロ4を収容する大きさの空間が形成され
た断面ロ字状の筒形状を呈し、ベルト1と対向配置され
た壁部2aには、ワイヤー3よりも大径、且つコロ4の
直径よりも小径の幅で溝6がベルト搬送方向に沿って形
成されており、この溝6にワイヤー3を挿通し内部空間
にコロ4を位置させることでコロ4は壁部2aに摺接し
ながらベルト搬送方向に移動自在にガイドされる。
【0017】上記の構成のベルトコンベヤの動作につい
て説明する。電動機が駆動されると、搬送物を載せたベ
ルト1はワイヤー3を介してガイドレール2からハンモ
ックのように吊持された状態で移動する。そして、例え
ばカーブ等の曲線配置された経路の場合、ガイドレール
2の溝6も曲線経路に沿って形成されるため、コロ4及
びワイヤー3が溝6で設定された曲線経路に沿って移動
することで、ベルト1も曲線経路に沿って移動すること
になる。
【0018】このように、本実施の形態では、ベルト1
の両側を吊持するガイドレール2でベルト1の移動を案
内しているので、ベルト1を曲線経路に配置する場合で
も、ベルト1がローリングしたり折れ曲がることがなく
円滑に安定して走行させることが可能になる。また、本
実施の形態では、パイプコンベヤのように多数のローラ
を使用しないので、設置作業も容易でありコストアップ
も抑制することができる。
【0019】加えて、本実施の形態では、両端をベルト
1から突出させたワイヤー3をベルト1に埋設している
ので、各側にワイヤーを個別に埋め込んだ場合に比較し
て、ワイヤー設置作業が軽減されるとともに、搬送物を
含むベルト1の荷重をワイヤー3の引張強度で負担する
ことになり、より大きな荷重に耐えることが可能にな
る。
【0020】なお、上記実施の形態では本発明をキャリ
ア側に適用した例を用いて説明したが、リターン側にも
適用可能である。また、本発明は、上記実施形態のよう
に、ベルト1をガイドレール2から吊持する構成のみで
もよいが、搬送物の重量が大きい等の場合には、補助的
にローラを設けたり、空気浮上用のトラフ及びブロワ等
を設ける構成としてもよい。
【0021】また、上記実施形態では、経路全体に亘っ
てガイドレール2を設置する構成としたが、上記ローラ
式ベルトコンベヤや空気浮上式ベルトコンベヤと組み合
わせて、カーブ等の曲線配置部分のみにガイドレール2
を設置する構成であってもよい。この場合、ガイドレー
ル2の上流側端部では、例えば図3に示すように、溝6
を上流に向かうに従って漸次拡径するテーパ状に形成し
ておけば、ワイヤ−3を容易に溝6に案内し導入するこ
とができる。
【0022】ガイドレール2に移動自在に係合する係合
部材としては、ガイドレール2に沿って円滑に移動する
ものであれば上記のコロ4に限られない。例えば、図4
に示すように、ワイヤー3の先端に固定された軸7と軸
7回りに回転し壁部2a上を転動するローラ8、8を用
いる構成としても、上記実施形態と同様の作用・効果が
得られる。さらに、係合部材を平板とし、壁部2aにロ
ーラを設け、平板がローラ上を移動する構成としてもよ
い。
【0023】また、上記実施形態では、ガイドレール2
が支持フレーム5に固定されるものとして説明したが、
これに限定されるものではなく、例えばガイドレール2
が支持フレーム5に対してベルト搬送方向(図1中、紙
面と直交する方向)の軸回りに揺動可能な構成とするこ
とも可能である。この場合、搬送物の重量に応じてベル
ト1が変形した場合でも、変形に応じてガイドレールが
揺動するため、ワイヤー3の位置が変動してガイドレー
ルに偏荷重が加わることを防止できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るベ
ルトコンベヤは、経路に沿って設けられたガイド部材が
係合部材及び線状部材を介してベルトの移動をガイドす
る構成となっている。これにより、このベルトコンベヤ
では、ベルトを曲線経路に配置する場合でも、ローリン
グしたり折れ曲がることがなく円滑に安定して走行させ
ることが可能になるとともに、多数のローラを使用しな
いので、設置作業も容易でありコストアップも抑制でき
るという効果が得られる。
【0025】請求項2に係るベルトコンベヤは、線状部
材が両端を突出させてベルトに埋設される構成となって
いる。これにより、このベルトコンベヤでは、各側に線
状部材を個別に埋め込んだ場合に比較して、設置作業が
軽減されるとともに、より大きな荷重に耐えることが可
能になるという効果が得られる。
【0026】請求項3に係るコンベヤ用ベルトは、幅方
向両側に突設された線状部材と、線状部材の先端に設け
られた係合部材とを備えた構成となっている。これによ
り、このコンベヤ用ベルトでは、曲線経路に配置する場
合でも、ローリングしたり折れ曲がることがなく円滑に
安定して走行することが可能になるという効果を奏す
る。
【0027】請求項4に係るコンベヤ用ベルトは、線状
部材が両端を突出させて埋設される構成となっている。
これにより、このコンベヤ用ベルトでは、各側に線状部
材を個別に埋め込んだ場合に比較して、設置作業が軽減
されるとともに、より大きな荷重に耐えることが可能に
なるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るベルトコンベヤの実施形態を
示す断面図である。
【図2】 図1における側面図である。
【図3】 別の実施形態におけるガイドレールの正面
図である。
【図4】 別の実施形態におけるガイドレール及び係
合部材を示す図である。
【符号の説明】
1 ベルト 2 ガイドレール(ガイド部材) 3 ワイヤー(線状部材) 4 コロ(係合部材) 8 ローラ(係合部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の経路に沿ってベルトを移動させ
    るベルトコンベヤであって、 前記ベルトの幅方向両側に突設された線状部材と、 該線状部材の先端に設けられた係合部材と、 前記経路に沿って設けられ、前記係合部材と移動自在に
    係合してガイドするガイド部材とを有することを特徴と
    するベルトコンベヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のベルトコンベヤにおい
    て、 前記線状部材は、両端を突出させて前記ベルトに埋設さ
    れることを特徴とするベルトコンベヤ。
  3. 【請求項3】 幅方向両側に突設された線状部材と、 該線状部材の先端に設けられた係合部材とを備えたこと
    を特徴とするコンベヤ用ベルト。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコンベヤ用ベルトにお
    いて、 前記線状部材は、両端を突出させて埋設されることを特
    徴とするコンベヤ用ベルト。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239038A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 航空機用化粧室
JP2008239039A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 航空機用化粧室
KR100946717B1 (ko) * 2007-12-28 2010-03-12 주식회사 포스코 컨베이어벨트

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239038A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 航空機用化粧室
JP2008239039A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 航空機用化粧室
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