JP2003159628A - 電動スピンドル内蔵工具ユニット用コネクタ着脱装置、電動スピンドル内蔵工具ユニット用マシニングセンタおよび電動スピンドル内蔵工具ユニット - Google Patents

電動スピンドル内蔵工具ユニット用コネクタ着脱装置、電動スピンドル内蔵工具ユニット用マシニングセンタおよび電動スピンドル内蔵工具ユニット

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JP2003159628A
JP2003159628A JP2001359406A JP2001359406A JP2003159628A JP 2003159628 A JP2003159628 A JP 2003159628A JP 2001359406 A JP2001359406 A JP 2001359406A JP 2001359406 A JP2001359406 A JP 2001359406A JP 2003159628 A JP2003159628 A JP 2003159628A
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博充 豊本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 側面からコネクタを大きく張り出させること
なく電動スピンドル内蔵工具ユニットをマシニングセン
タに交換可能に使用させる。 【解決手段】 側面にモータ用コネクタを有する電動ス
ピンドル内蔵工具ユニットを交換可能に使用するマシニ
ングセンタに設けられるコネクタ着脱装置において、コ
ネクタ保持手段により前記モータ用コネクタに係合し給
電する給電コネクタ112を保持し、コネクタ移動手段
により前記コネクタ保持手段に保持された前記給電コネ
クタ112が前記マシニングセンタ内に保持される前記
電動スピンドル内蔵工具ユニットの前記モータ用コネク
タに対して取り付けおよび取り外しのいずれの状態にも
なるように前記保持手段を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動モータにより回
転するスピンドルをツールホルダに装着した工具ユニッ
トおよびこの工具ユニットを用いるマシニングセンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速回転可能なモーターを内蔵し
たスピンドルをツールホルダに保持させた工具ユニット
(本明細書では「電動スピンドル内蔵工具ユニット」と
称する)をマシニングセンタに取り付けて加工すること
が行われている。この方法を用いると安価な機械で高速
度の切削加工が可能となり加工のコスト削減を実現する
ことができる。このような電動スピンドル内蔵工具ユニ
ットは外部から電気を供給する必要があるのでマシニン
グセンタのツールソケットに係合させた時点で、外部か
ら給電する必要がある。そのため、例えば、特開200
0−150282号公報に記載されているように、電動
スピンドル内蔵工具ユニットの側面から上方へ向かって
モータへ給電するためのコネクタを設けるとともに、マ
シニングセンタ側にこのコネクタに係合する給電用のコ
ネクタを設けることが行われている。この各コネクタ同
士は電動スピンドル内蔵工具ユニットがマシニングセン
タのツールソケットへ係合すると同時に互いに係合する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造をと
ると、マシニングセンタのメインスピンドルは大きな直
径を有するので電動スピンドル内蔵工具ユニットの側面
に設けられるコネクタはメインスピンドルを避けて大き
く横に張り出してから上に伸びるような構造を取らざる
を得ない。しかし、このように工具ユニットから大きく
張り出した部分を設けるとマシニングセンタのATC
(Auto Tool Changer)のツールマガ
ジンに設置する際に、このコネクタ部分が邪魔になるた
め余分なスペースを設ける必要が生じたり、このコネク
タ部分をぶつけて破損させる原因になったりしていた。
そこで、本発明はこのような問題に鑑みて側面からコネ
クタを大きく張り出させることなく電動スピンドル内蔵
工具ユニットをマシニングセンタに交換可能に使用させ
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は次のような構成を有する。請求項1に記載の
発明は、側面にモータ用コネクタを有する電動スピンド
ル内蔵工具ユニットを交換可能に使用するマシニングセ
ンタに設けられるコネクタ着脱装置である。モータ用コ
ネクタとは電動スピンドルに電力を供給するためのコネ
クタを指す。このコネクタ着脱装置は、コネクタ保持手
段により前記モータ用コネクタに係合し給電する給電コ
ネクタを保持し、コネクタ移動手段により前記コネクタ
保持手段に保持された前記給電コネクタが前記マシニン
グセンタ内に保持される前記電動スピンドル内蔵工具ユ
ニットの前記モータ用コネクタに対して取り付けおよび
取り外しのいずれの状態にもなるように前記保持手段を
移動させる。このような構成及び動作により、電動スピ
ンドル内蔵工具ユニットのモータ用コネクタに対して給
電コネクタが移動して取り付けられ、また、取り外され
ることになる。
【0005】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のコネクタ着脱装置において前記コネクタ保持手段は、
前記マシニングセンタのメインスピンドルのツールホル
ダに保持された状態の前記電動スピンドル内蔵工具ユニ
ットの前記モータ用コネクタに対して取り付けおよび取
り外しのいずれの状態にもなるように前記保持手段を移
動させるものである。このような構成により電動スピン
ドル内蔵工具ユニットがマシニングセンタのメインスピ
ンドルのツールホルダに保持された状態で給電コネクタ
の着脱が行われることになる。
【0006】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のコネクタ着脱装置において前記電動スピンドル
内蔵工具ユニットには前記モータ用コネクタを覆うカバ
ーが着脱可能に設けられるものを用いるものである。こ
のコネクタ着脱装置は、カバー保持手段が前記カバーを
保持し、カバー移動手段が前記カバーが前記モータ用コ
ネクタに対して取り付けおよび取り外しのいずれの状態
にもなるように前記カバー保持手段を移動させるように
なっている。このような構成および動作により、給電コ
ネクタにモータ用コネクタが取り付けられていない状態
において前記カバーを給電コネクタに装着し、また、モ
ータ用コネクタを装着する際には前記カバーを取り外す
ようにできる。
【0007】請求項4に記載の発明は請求項1から3の
いずれか1項に記載のコネクタ着脱装置を有するマシニ
ングセンタである。請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載のマシニングセンタに使用される側面にモータ用
コネクタを有する電動スピンドル内蔵工具ユニットであ
る。
【0008】請求項6に記載の発明は、マシニングセン
タとの結合部にモータ用コネクタを有する電動スピンド
ル内蔵工具ユニットを交換可能に使用するマシニングセ
ンタである。なお、「結合部」とは、マシングセンタの
メインスピンドル等に設けられるツールソケットと結合
する部分を指し、電動スピンドル内蔵工具ユニットのマ
シニングセンタに接触する部分およびツールソケット内
部に収納される部分を含む。このマシングセンタはメイ
ンスピンドルのツールソケットに前記モータ用コネクタ
に係合し給電する給電コネクタを設けており、前記給電
コネクタの端子と接続され前記メインスピンドルの回転
軸の表面に、少なくとも2以上の前記端子ごとに設けら
れる互いに絶縁された導電体よりなるスピンドル側導電
部が形成され、さらに、少なくとも前記メインスピンド
ルの回転が停止しているときに、前記スピンドル側導電
部に接触する前記スピンドル側導電部ごとに設けられる
互いに絶縁された導電体よりなる本体側導電部が本体に
形成されている。なお、ツールソケットは前記結合部が
接触するすべての部分が含まれる。また、本体導電部が
形成される本体はメインスピンドルを回動可能に支持し
ている部分であれば足りる。このような構成により、少
なくともメインスピンドルの回転が停止しているとき
に、本体側導電部からスピンドル側導電部、給電コネク
タを介してモータ用コネクタに電気を供給できる状態と
なる。
【0009】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のマシニングセンタにおいて前記本体側導電部は前記ス
ピンドル側導電部と摺動可能に接触しているものであ
る。このような構成により、接触している部分はメイン
スピンドルが回動しても電気的に接続されるので常にモ
ータ用コネクタに電気を供給できる状態となる。
【0010】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
のマシニングセンタにおいて前記本体側導電部は前記ス
ピンドル側導電部に接触と非接触の状態に切り替え可能
に保持されるとともに、前記メインスピンドルが回転し
ているときは前記スピンドル側導電部と非接触の状態に
保持され、前記メインスピンドルに前記電動スピンドル
内蔵工具ユニットが装着されているときは前記スピンド
ル側導電部と接触の状態に保持される。このような構成
および動作により、電動スピンドル内蔵工具ユニットが
メインスピンドルに取り付けられ回動しない状態のとき
だけモータ用コネクタに通電が行われ、メインスピンド
ルが回転しているときは本体側導電部とスピンドル側導
電部は非接触の状態に保たれることになる。請求項9に
記載の発明は請求項6から8のいずれか1項に記載のマ
シニングセンタに使用されるマシニングセンタとの結合
部にモータ用コネクタを有する電動スピンドル内蔵工具
ユニットである。
【0011】請求項10に記載の発明は、マシニングセ
ンタとの結合部にモータ用コネクタを有する電動スピン
ドル内蔵工具ユニットを交換可能に使用するマシニング
センタであり、ツールソケットに前記モータ用コネクタ
に係合し給電する給電コネクタを設けた、マシングセン
タのメインスピンドルに平行に設けられる電動スピンド
ル専用軸を有するものである。このように電動スピンド
ル専用軸を設けることにより電動スピンドル専用軸は回
動させる必要がないことから簡単な構造で給電コネクタ
に電気を供給することができることになる。
【0012】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載のマシニングセンタにおいて前記電動スピンドル専
用軸が前記メインスピンドルを固定する軸と一体に移動
するものである。このような構成により、電動スピンド
ル専用軸を用いて加工をする際に、X−Y平面の制御を
メインスピンドルと電動スピンドル専用軸とのずれの分
だけ調整して移動させたり、電動スピンドル専用軸のX
Y方向の位置をメインスピンドルの位置に移動させたり
すれば加工を適切に行うことができる。
【0013】請求項12に記載の発明は、蓄電池を内蔵
しこの蓄電池を充電するための充電用端子が外面に設け
られた電動スピンドル内蔵工具ユニットを交換可能に使
用するマシニングセンタであり、前記マシニングセンタ
のツールマガジンに前記充電用端子に係合する給電用端
子が設けられ、前記給電用端子は前記電動スピンドル内
蔵工具ユニットがツールマガジンに装着されると前記充
電用端子に係合するものである。このような構成によ
り、電動スピンドル内蔵工具ユニットは使用状態におい
て外部から給電を受ける必要がなくなるとともに、ツー
ルマガジンに装着されている間に電動スピンドル内蔵工
具ユニットを駆動する蓄電池が充電されることになる。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のマシニ
ングセンタに使用される、蓄電池を内蔵しこの蓄電池を
充電するための充電用端子が外面に設けられた電動スピ
ンドル内蔵工具ユニットである。請求項14に記載の発
明は、請求項13に記載の電動スピンドル内蔵工具ユニ
ットを構成する工具ホルダであり、前記蓄電池と、前記
電動スピンドルを装着したときに前記電動スピンドルに
設けられるモータへ給電する端子と係合する、前記蓄電
池から給電を受ける蓄電池給電端子とを有する工具ホル
ダである。請求項15に記載の発明は、請求項13に記
載の電動スピンドル内蔵工具ユニットを構成する工具ホ
ルダであり、前記蓄電池が内蔵された前記電動スピンド
ルを装着したときに前記電動スピンドル内の蓄電池へ充
電するための端子と係合する、前記充電用端子から給電
を受ける蓄電池充電端子を有する工具ホルダである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1に実施の形態1に係るコネクタ着
脱装置Aを設けたマシニングセンタCのメインスピンド
ル近傍を表す正面図を示す。このメインスピンドルには
電動スピンドル内蔵工具ユニットCが装着されている。
【0015】電動スピンドル内蔵工具ユニットB1は工
具ホルダ21に電動モータにより回転する電動スピンド
ル22を挿入固定したものであり、電動スピンドル22
の先端には工具23が固定されている。また、工具ホル
ダ21の側面には電動スピンドルのモータに電気を供給
するためのモータ用コネクタ24が設けられている。モ
ータ用コネクタ24は円筒形状の8ピンのメス型コネク
タであり内周面に雌ねじが形成されている。また、モー
タ用コネクタ24の中心にはエアーを通すための穴が形
成されている。また、モータ用コネクタ24には着脱自
在の合成樹脂製のカバー123が嵌め入れられている。
このカバー123は引き抜くことで取りはずすことがで
きるとともに、押し入れることで取り付けることができ
る。さらに、電動スピンドル内蔵工具ユニットB1の後
端側にはメインスピンドルへの取り付け部25が形成さ
れている。マシニングセンタCは公知のものが使用され
ており、メインスピンドル31に図示しないATCによ
り複数の工具ユニットが交換できるようになっている。
また、ここでは、Z方向の動作はメインスピンドル31
を固定する支持体32の移動により行われ、XY方向の
動作は図示しない、工作物を固定するテーブルの移動に
より行われるものとする。
【0016】コネクタ着脱装置Aは、マシニングセンタ
Cに装着された電動スピンドル内蔵工具ユニットB1の
モータ用コネクタ24に対して、電力を供給する給電コ
ネクタ112の取り付け及び取り外しを行い、さらに、
モータ用コネクタ24のカバー123の取り付け及び取
り外しを行うものである。図2はコネクタ着脱装置Aの
内部構造を示す縦断面図である。コネクタ着脱装置Aは
本体101に設けられる給電コネクタ着脱ユニット11
0及びカバー着脱ユニット120により上記機能を実現
している。コネクタ着脱装置Aは円筒状の本体101を
マシンングセンタCのメインスピンドルを固定する支持
体32に回動自在に固定されている。即ち、回転軸10
2を固定する取り付け板103を前記支持体32にボル
トにより固定し、この回転軸102に転がり軸受けユニ
ット104を介して本体101を形成する上面の板が固
定される。また、回転軸102に固定された歯車105
に本体101に固定されたモータ107の軸に固定され
た歯車106がかみ合わされており、モータ107を回
転させることで本体101を自在に回動させることがで
きるようになっている。
【0017】給電コネクタ着脱ユニット110は、給電
コネクタ112、回動軸111、固定軸113、エアシ
リンダ117、回動軸歯車114、モータ116、モー
タ歯車115、給電ケーブル118により形成される。
給電コネクタ112はモータ用コネクタ24に係合する
円筒状のオス型コネクタであり、モータ用コネクタの雌
ねじに係合する雄ねじが形成されている。なお、雄ねじ
部分が回転しても内部のコネクタ部分は回転しないよう
に雄ねじ部分は回動自在に支持されている。回動軸11
1は中空のパイプ状であり給電コネクタ112の回動す
る雄ねじ部分を保持している。この回動軸111は給電
コネクタ112を保持するコネクタ保持手段を形成す
る。固定軸113は回動軸111がその回りに回動する
軸となるものでやはり中空のパイプ状になっている。回
動軸111は固定軸113の回りを回動するが前後動は
規制されている。なお、固定軸113と回動軸111の
間には回動を滑らかにするように軸受ブッシュが挿入さ
れている。エアシリンダ117は複動型で固定軸113
の後端にピストン軸を固定してあり固定軸113、回動
軸111を介して給電コネクタを前後動させる。回動軸
歯車114は回動軸111に固定され、固定軸113に
固定されるモータ116の軸に固定されたモータ歯車1
15により回動軸111を回動させる。給電ケーブル1
18は給電コネクタ112の各ピンに接続される導電線
とエアを供給するパイプが一体となったもので、給電コ
ネクタ112から中空の回動軸111および固定軸11
3内部を通り固定軸113の下面に設けられる穴を抜け
てメインケーブル内へ通じる。この給電ケーブル118
を通じて給電コネクタ112に電力を供給するととも
に、空冷用のエアの供給が行われる。
【0018】カバー着脱ユニット120は、保持軸12
1、把持体122、エアシリンダ124により形成され
る。保持軸121は中空のパイプ状であり、後端を複動
型のエアシリンダ124のピストン軸に固定されて前後
動するようになっている。保持軸121の先端には把持
体122が設けられている。把持体122は4本の略L
字状の把持爪122aを有し、カバー123を把持する
ようになっている。この把持体122には保持軸121
の先端部分から出没動するボタン122bが突出してお
り、把持爪122aは間歇機構によりこのボタン122
aが一回押されると閉じてカバー123を把持し、次に
押されると図示しないばねの力により開いてカバー12
3を開放するようになっている。
【0019】以上のような構成を有するコネクタ着脱装
置Aを設けたマシニングセンタCの動作について図3
(a)〜(e)を用いて説明する。まず、電動スピンド
ル内蔵工具ユニットB1がメインスピンドルに装着され
る。この状態を図3(a)に示す。この状態では電動ス
ピンドル内蔵工具ユニットB1のモータ用コネクタ24
aにはカバー123が装着されている。次に、カバー着
脱ユニット120の保持軸121が電動スピンドル内蔵
工具ユニットB1側へ伸ばされ、把持体122のボタン
122aがカバー123に押し当てられることで把持爪
122aが閉じられて、カバー123が把持爪122a
に把持される。この状態を図3(b)に示す。カバー1
23が把持爪122aに把持されると、保持軸121が
元に戻されてカバー123はモータ用コネクタ24aか
ら取りはずされ、図3(c)のような状態となる。それ
から、コネクタ着脱装置Aのモータ107により本体1
01を反転させ、給電コネクタ112をモータ用コネク
タ24aの正面に位置付ける。この状態を図3(d)示
す。この状態から、今度は給電コネクタ着脱ユニット1
10の回動軸111、固定軸113が電動スピンドル内
蔵工具ユニットB1側へ伸ばされ、同時に回動軸111
が給電コネクタ112の雄ねじを締結する方向へ回され
る。これにより給電コネクタ112はモータ用コネクタ
24aに取り付けられて図3(e)のような状態とな
る。そして、この状態のまま加工動作が行われる。
【0020】加工動作が終了し、電動スピンドル内蔵工
具ユニットB1を交換する場合には図3(e)から図3
(a)へと逆の動作が行われる。即ち、図3(e)の状
態から給電コネクタが雄ねじを開放するように回される
とともに、回動軸111、固定軸113が元に戻されて
給電コネクタが取り外されて、図3(d)の状態とな
る。さらに、先とは逆方向の反転動作により図3(c)
に示すようにカバー123をモータ用コネクタ24aの
正面に位置づけて、さらに保持軸121が伸ばされカバ
ー123がモータ用コネクタ24aに装着され図3
(b)の状態となる。この際、ボタン122bが押圧さ
れることで把持爪122aが開き、カバー123の把持
が解かれる。最後に保持軸121が元に戻り図3(a)
の状態となる。その後、電動スピンドル内蔵工具ユニッ
トB1の交換が行われる。
【0021】このような構成により本実施の形態に係る
コネクタ着脱装置を設けたマシニングセンタにおいては
給電コネクタ側がモータ用コネクタへ移動して取り付け
られ又取りはずされるので電動スピンドル内蔵工具ユニ
ットのモータ用コネクタを側面に張り出させる必要がな
くなりツールマガジン等にも制約を与えることが少なく
なる。
【0022】なお、上記実施の形態1においては電動ス
ピンドル内蔵工具ユニットをマシニングセンタCのメイ
ンスピンドルに装着した後に給電コネクタ112をモー
タ用コネクタ24aに取り付け、また、取り外すように
したが、これは、メインスピンドルに装着されていない
ときに行うこともできる。例えば、ATCにおける工具
ユニットの交換時に給電コネクタの取り付け、取り外し
を行うようにしてもよい。図4にかかる動作をおこなう
コネクタ着脱装置A2を示す。図4はATCのツールチ
ェンジャー33の近傍を示しており、交換アーム33a
の右側の工具ユニットがメインスピンドル側に位置し、
左側の工具ユニットがツールマガジン側に位置する。こ
の交換アームが上下動することにより工具ユニットのメ
インスピンドルおよびツールマガジンへの取り付け取り
外しが行われ、交換アームが回転することで工具ユニッ
トが入れ替わり工具ユニットの交換が行われる。コネク
タ着脱装置A2はロボットアームにより構成され、それ
ぞれにサーボモータにより回動する3つの関節152
と、給電コネクタ160を2本の爪で把持する、アクチ
ュエータを内蔵する把持部151と、各関節および把持
部をつなぐアーム153より構成される。なお、把持部
151が給電コネクタ160を保持する保持手段を構成
し、関節152とアーム153がコネクタ移動手段を構
成する。また、給電コネクタ160はここではねじ固定
ではなく嵌め合いにより摩擦係合することで固定される
ようになっている。また、給電コネクタ160には給電
ケーブル161が接合されている。
【0023】このような構成のコネクタ着脱装置A2の
動作を簡単に説明する。なお、ここでは電動スピンドル
内蔵工具ユニットB1のモータ用コネクタ24bにはカ
バーは設けられておらず、また、給電コネクタ160が
嵌る形状の穴が形成されているものとする。まず、電動
スピンドル内蔵工具ユニットB1をメインスピンドルに
装着する際には、図4に示すような状態からコネクタ着
脱装置A2を動かして給電コネクタ160を電動スピン
ドル内蔵工具ユニットB1のモータ用コネクタ24bに
嵌めいれ、把持部151の把持を解く。そして、この状
態で電動スピンドル内蔵工具ユニットB1をメインスピ
ンドルに装着して作業を行う。次に、工具ユニットを交
換する際には、ツールチェンジャー33に給電コネクタ
160が取り付けられた電動スピンドル内蔵工具ユニッ
トB1がセットされた時点で、コネクタ着脱装置A2を
動かして、把持部151で給電コネクタ160を把持し
て引き抜くことで給電コネクタ160を取り外し、下方
へ給電コネクタ160を移動させる。その後、ツールチ
ェンジャー33の交換アーム33aを回転させて電動ス
ピンドル内蔵工具ユニットB1をツールマガジンに収納
する。
【0024】なお、上記実施の形態1においてはコネク
タ着脱装置Aがメインスピンドルと一体になって動くよ
うにしているが、図4に示すように給電コネクタおよび
給電ケーブルがコネクタ着脱装置から離脱できるように
しておけば、コネクタ着脱装置はマシニングセンタの本
体のいずれか適当な場所に固定するようにすることがで
きる。
【0025】(実施の形態2)本実施の形態は、メイン
スピンドルを通じて電動スピンドル内蔵工具ユニットに
電力を供給することで、電動スピンドル内蔵工具ユニッ
トからコネクタを側面から張り出させないようにするも
のである。図5にモータ用コネクタ24cをメインスピ
ンドルとの結合部に設けた電動スピンドル内蔵工具ユニ
ットB2の上端部分を表す斜視図を示す。即ち、この電
動スピンドル内蔵工具ユニットB2はマシニングセンタ
との結合部の一部であるメインスピンドルに接するフラ
ンジ部の上面にモータに接続された8つの端子24c1
を突出させることでモータ用コネクタ24cを形成して
いる。なお、ツールマガジンにはこのモータ用コネクタ
の端子24c1を逃がす穴が形成されているものとす
る。
【0026】図6にメインスピンドルの一部破断した正
面図を示す。なお、この図は工具ユニットを保持するた
めのクランプ等は省略している。メインスピンドル31
の工具ユニットの結合部のフランジ上面と接するツール
ソケットの先端面には、前記モータ用コネクタ24cが
係合できるような給電コネクタ210が設けてある。給
電コネクタ210の各ピンはメインスピンドル32の回
転軸32aの内面に沿って長手方向に形成される互いに
絶縁された導電箔220に電気的に接続される。導電箔
220のそれぞれはメインスピンドルの回転軸32aの
表面を周回するように設けられるリング状の導電体によ
り形成される互いに絶縁されたスピンドル側導電部23
0に一対一に電気的に接続される。さらに、このスピン
ドル側導電部230を取り囲むように本体側、即ちメイ
ンスピンドル32の回転軸32aを支持する支持軸32
bに固定された本体側導電部240が形成されている。
本体側導電部240は円筒状で内面がメインスピンドル
32の回転軸32aの外表面をシールするように接して
いる。そして、各スピンドル側導電部230に接するよ
うに銅製の薄板ブラシ240aが設けられている。そし
て、本体側導電部240には所定の電力が外部から供給
されるようになっている。
【0027】このような構成により、電動スピンドル内
蔵工具ユニットB2がメインスピンドル32に装着され
た状態において、メインスピンドルの回転位置に拘束さ
れることなく電流が電動スピンドルへと供給されること
になる。そして、電動スピンドル内蔵工具ユニットB2
にはメインスピンドル32との結合部にモータ用コネク
タが形成され側面側にはモータ用コネクタを形成する必
要をなくすことができる。なお、実施の形態2において
は、本体側導電部240は常にスピンドル側導電部23
0と接するようにしているが、図7に示すように本体側
導電部241をスピンドル側導電部230に対して接
触、非接触のいずれの状態にも可能として、メインスピ
ンドルが回転しているときには非接触状態とし、メイン
スピンドルが回転していないとき、即ち電動スピンドル
内蔵工具ユニットB2がメインスピンドルに装着されて
いるときに接触状態とするようにしてもよい。このよう
にすることで電動スピンドル内蔵工具ユニットを使用す
る場合はメインスピンドルは回転していないので通電は
確保でき、ブラシ等の接触時の回転による磨耗を防ぐこ
とが可能となる。
【0028】(実施の形態3)本実施の形態は、メイン
スピンドルに並列に電動スピンドル内蔵工具ユニット用
の専用軸を設けたものである。図8にマシニングセンタ
Cに電動スピンドル専用軸300を設けた状態を示す一
部破断したメインスピンドル近傍の正面図を示す。な
お、この図も工具ユニッを保持するためのクランプ等は
省略している。電動スピンドル専用軸300には実施の
形態2で用いた電動スピンドル内蔵工具ユニットB2が
使用できる。電動スピンドル専用軸300は本来のメイ
ンスピンドル32と同じ形状のツールソケット310を
有しており、このツールソケット310の電動スピンド
ル内蔵工具ユニットB2の結合部のフランジ上面と接す
る先端面には、電動スピンドル内蔵工具ユニットB2の
モータ用コネクタ24cが係合できるような給電コネク
タ320が設けてある。この給電コネクタ320の各ピ
ンは本体側から所定の電力が供給されるようになってい
る。また、メインスピンドル32と電動スピンドル専用
軸300は位置を入れ替えることができるように水平方
向に平行移動するようになっており、電動スピンドル内
蔵工具ユニットB2を使用する場合には、電動スピンド
ル専用軸300が本来のメインスピンドルの位置にくる
ようになっている。
【0029】このような構成により実施の形態3に係る
マシングセンタでは簡易な機構によりマシニングセンタ
の結合部にモータ用コネクタを設けた電動スピンドル内
蔵工具ユニットB2を交換可能に使用することができる
ことになる。なお、本実施の形態では電動スピンドル内
蔵工具ユニットを使用する場合には電動スピンドル専用
軸をメインスピンドルの位置にくるようにしているが、
位置関係はそのままにして、XYテーブルの制御を電動
スピンドル専用軸とメインスピンドルの位置のずれ分だ
けずらすことで調整することも可能である。
【0030】(実施の形態4)本実施の形態では、電動
スピンドル内蔵工具ユニットを充電式としてマシニング
センタのツールマガジンに充電器を設けたものである。
図9に充電式の電動スピンドル内蔵工具ユニットB3の
基端側の断面図を示す。この電動スピンドル内蔵工具ユ
ニットB3は、電動スピンドル22b内に蓄電池22b
1が設けてあり、この蓄電池からの電力により電動スピ
ンドルのモータが駆動するようになっている。そして、
メインスピンドルとの結合部、詳細にはメインスピンド
ルと接するフランジ部の上面に充電器から蓄電池へ電気
を供給するための充電用端子26、26が表出してい
る。また、この電動スピンドル22bは充電器からの給
電を監視しており、給電がある場合にはモータの回動を
止め、給電がなくなるとモータが回転するようになって
いる。なお、モータの回転の制御は外部から電波により
行うようすることも可能である。
【0031】図10はツールマガジン36の一部破断し
た工具ユニットの結合部分近傍を示す正面図である。な
お、この図においても工具ユニットを固定するクランプ
等は省略している。ツールマガジン36の工具ユニット
の結合部のフランジ上面と接するツールソケットの先端
面には、前記充電用端子26、26に接するような給電
用端子38b、38bが設けてある。そして、この給電
用端子38b、38bは充電器38aと電気的に接続さ
れている。さらに、充電器38aは外部から電力の供給
うけている。充電器38aに電力を供給する導電線はツ
ールマガジンの回転により回転するので、図示しないロ
ータリーコネクタを途中に接合させてねじれが生じない
ようになっている。なお、導電線のねじれ生じさせない
ようにツールマガジンを同じ方向に1回転以上させない
ようにしてもよい。このような構成により本実施の形態
では、電動スピンドル内蔵工具ユニットを使用時におい
て通電させる必要をなくすことができ、また、電動スピ
ンドル内蔵工具ユニットがツールマガジンに装着されて
いるときに充電するようにしているので工具の交換を適
宜振り分けるようにプログラムすることにより効率よく
充電を行うことができる。
【0032】なお、上記実施の形態では電動スピンドル
22は工具ホルダ21と一体に形成されているが、電動
スピンドルと蓄電池を分離して電動スピンドルを交換で
きるようにもできる。具体例を図11(a)に示す。図
11(a)では蓄電池22d1は工具ホルダ21d内に保
持されるとともに、蓄電池22d1には蓄電池から給電
を行うための蓄電池給電端子22d4が形成されてい
る。そして、電動スピンドル22d側には、電動スピン
ドル22dを工具ホルダ21dに装着したときに蓄電池
給電端子22d4に係合する、モータ22d2に給電する
ための端子22d3が設けられている。これにより、電
動スピンドル22dを工具ホルダ21dに装着すること
で電動スピンドル22dのモータ22d2と蓄電池22
d1とが電気的に接続されることになる。なお、蓄電池
が内蔵された電動スピンドル22が工具ホルダに対して
交換可能になっていてもよい。具体例を図11(b)に
示す。図11(b)では工具ホルダ21cに充電用端子
26から給電を受ける蓄電池充電端子22c4が設けら
れている。そして、電動スピンドル22c側にはこの蓄
電池充電端子22cに係合する、モータ22c2に接続さ
れる蓄電池22c1に充電するための端子22c3が設
けられている。これにより、電動スピンドル22cを工
具ホルダ21cに装着することで電動スピンドル22c
内の蓄電池22c1が充電用端子26と電気的に接続さ
れることになる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から本発明は次のような効果
を奏する。請求項1に記載の発明は、電動スピンドル内
蔵工具ユニットのモータ用コネクタに対して給電コネク
タが移動して取り付けられ、また、取り外されるので、
電動スピンドル内蔵工具ユニット側のモータ用コネクタ
は側面に表出していれば足り、大きく側面に張り出さず
に済む。請求項2に記載の発明は、電動スピンドル内蔵
工具ユニットがマシニングセンタのメインスピンドルの
ツールホルダに保持された状態で給電コネクタの着脱が
行われることになるので、コネクタ着脱装置をメインス
ピンドルの支持体に設ければ給電コネクタを保持手段に
より保持した状態のまま加工動作を行うことが可能にな
る。
【0034】請求項3に記載の発明は、給電コネクタに
モータ用コネクタが取り付けられていない状態において
前記カバーを給電コネクタに装着し、また、モータ用コ
ネクタを装着する際には前記カバーを取り外すようにで
きるので、モータ用コネクタに加工した切子や塵が入る
ことを防ぎ、ショート等の故障を低減させることができ
る。請求項4に記載の発明は請求項1から3のいずれか
1項に記載のコネクタ着脱装置を有するマシニングセン
タであり、上記の効果を有する。請求項5に記載の発明
は、請求項4に記載のマシニングセンタに使用される側
面にモータ用コネクタを有する電動スピンドル内蔵工具
ユニットであり、この電動スピンドル内蔵工具ユニット
を使用することで請求項4に記載のマシングセンタにお
いて電動スピンドル内蔵工具ユニットを用いた加工が行
えるとともに、モータ用コネクタが大きく側面に張り出
さない。
【0035】請求項6に記載の発明は、少なくともメイ
ンスピンドルの回転が停止しているときに、本体側導電
部からスピンドル側導電部、給電コネクタを介してモー
タ用コネクタに電気を供給できる状態となり、電動スピ
ンドル内蔵工具ユニットのモータ用コネクタがメインス
ピンドルとの結合部に形成される結果、側面に大きく張
り出すモータ用コネクタをなくすることができる。請求
項7に記載の発明は、メインスピンドルが回動しても常
にモータ用コネクタに電気を供給できる状態となるの
で、メインスピンドルを回転させながらさらに電動スピ
ンドル内蔵工具ユニットを回転させて加工を行うことが
可能になる。請求項8に記載の発明は、メインスピンド
ルが回転しているときは本体側導電部とスピンドル側導
電部は非接触の状態に保たれることになるので、接触部
分が摩擦等により磨耗することを防ぐことができる。請
求項9に記載の発明は、請求項6から8のいずれか1項
に記載のマシニングセンタに使用されるマシニングセン
タとの結合部にモータ用コネクタを有する電動スピンド
ル内蔵工具ユニットであり、この電動スピンドル内蔵工
具ユニットを使用することで請求項6から8のいずれか
1項に記載のマシングセンタにおいて電動スピンドル内
蔵工具ユニットを用いた加工が行えるとともに、モータ
用コネクタを側面に設ける必要をなくすことができる。
【0036】請求項10に記載の発明は、電動スピンド
ル専用軸を設けることにより簡単な構造で給電コネクタ
に電気を供給することができることになり、同時に、電
動スピンドル内蔵工具ユニットの側面にモータ用コネク
タを設ける必要をなくすことができる。請求項11に記
載の発明は、電動スピンドル専用軸を用いて加工をする
際に、X−Y平面の制御をメインスピンドルと電動スピ
ンドル専用軸とのずれを分だけ調整して移動させたり、
電動スピンドル専用軸のXY方向の位置をメインスピン
ドルの位置に移動させたりすれば通常通りの加工となる
ので、制御プログラムに簡単な変更を加えるだけで適切
な加工ができることになる。
【0037】請求項12に記載の発明は、電動スピンド
ル内蔵工具ユニットが使用状態において外部から給電を
受ける必要がなくなるとともに、ツールマガジンに装着
されている間に電動スピンドル内蔵工具ユニットを駆動
する蓄電池が充電されることになるので、電動スピンド
ル内蔵工具ユニットにモータ用コネクタを設ける必要が
なくなり、使用に際しては通常の工具ユニットと同様に
扱うことが可能になる。請求項13に記載の発明は、請
求項12に記載のマシニングセンタに使用される蓄電池
を内蔵し、この蓄電池を充電するための充電用コネクタ
が外面に設けられた電動スピンドル内蔵工具ユニットで
あり、この電動スピンドル内蔵工具ユニットを使用する
ことで請求項12に記載のマシングセンタにおいて電動
スピンドル内蔵工具ユニットを用いた加工が行えるとと
もに、モータ用コネクタを不用にすることができる。
【0038】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の電動スピンドル内蔵工具ユニットを構成する工具
ホルダであり、蓄電池と、前記電動スピンドルを装着し
たときに前記電動スピンドルに設けられるモータ用へ給
電する端子と係合する、前記蓄電池から給電を受ける蓄
電池給電端子とを有しているので、電動スピンドルを装
着することで請求項13に記載の電動スピンドル内蔵工
具ユニットを得ることができる。請求項15に記載の発
明は、請求項13に記載の電動スピンドル内蔵工具ユニ
ットを構成する工具ホルダであり、前記蓄電池が内蔵さ
れた前記電動スピンドルを装着したときに前記電動スピ
ンドル内の蓄電池へ充電するための端子と係合する、前
記充電用端子から給電を受ける蓄電池充電端子を有して
いるので、蓄電池が内蔵された前記電動スピンドルを装
着することで請求項13に記載の電動スピンドル内蔵工
具ユニットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るコネクタ着脱装置を設けた
マシニングセンタのメインスピンドル近傍を示す正面図
である。
【図2】コネクタ着脱装置の内部構造を示す縦断面図で
ある。
【図3】(a)〜(e)ともコネクタ着脱装置の動作を
示す図である。
【図4】コネクタ着脱装置の他の例を設けたマシングセ
ンタのATCのツールチェンジャーの近傍を示す正面図
である。
【図5】モータ用コネクタをメインスピンドルとの結合
部に設けた電動スピンドル内蔵工具ユニットの上端部分
を示す斜視図である。
【図6】実施の形態2に係るメインスピンドルの一部破
断した正面図である。
【図7】実施の形態2に係るメインスピンドルの他の例
を示す正面図である。
【図8】実施の形態3に係るマシニングセンタに電動ス
ピンドル専用軸を設けた状態を示す一部破断したメイン
スピンドル近傍の正面図である。
【図9】実施の形態4に係る充電式の電動スピンドル内
蔵工具ユニットの基端側の断面図である。
【図10】実施の形態4に係るツールマガジンの一部破
断した工具ユニットの結合部分近傍を示す正面図であ
る。
【図11】(a))(b)とも実施の形態4に係る電動
スピンドル内蔵工具ユニットの構成例を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
A、A2 コネクタ着脱装置 B1、B2、B3 電動スピンドル内蔵工具ユニット C マシニングセンタ 22、22b 電動スピンドル 22b1 蓄電池 24a、24b、24c モータ用コネクタ 25 結合部 26 充電用端子 31、31a メインスピンドルの回転軸 32、32b メインスピンドルの支持体 31b、310 ツールソケット 36 ツールマガジン 38b 給電用端子 112、160、210、320 給電コネクタ 111 回動軸 117、124 エアシリンダ 121 保持軸 122 把持体 123 カバー 118 給電ケーブル 220 導電箔 230 スピンドル側導電部 240、241 本体側導電部 300 電動スピンドル専用軸

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面にモータ用コネクタを有する電動ス
    ピンドル内蔵工具ユニットを交換可能に使用するマシニ
    ングセンタに設けられるコネクタ着脱装置であって、 前記モータ用コネクタに係合し給電する給電コネクタを
    保持するコネクタ保持手段と、 前記コネクタ保持手段に保持された前記給電コネクタが
    前記マシニングセンタ内に保持される前記電動スピンド
    ル内蔵工具ユニットの前記モータ用コネクタに対して取
    り付けおよび取り外しのいずれの状態にもなるように前
    記保持手段を移動させるコネクタ移動手段と、 を有するコネクタ着脱装置。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ保持手段は、前記マシニン
    グセンタのメインスピンドルのツールホルダに保持され
    た状態の前記電動スピンドル内蔵工具ユニットの前記モ
    ータ用コネクタに対して取り付けおよび取り外しのいず
    れの状態にもなるように前記保持手段を移動させる請求
    項1に記載のコネクタ着脱装置。
  3. 【請求項3】 前記電動スピンドル内蔵工具ユニットに
    は前記モータ用コネクタを覆うカバーが着脱可能に設け
    られるものであって、前記コネクタ着脱装置は、さら
    に、 前記カバーを保持するカバー保持手段と、 前記カバーが前記モータ用コネクタに対して取り付けお
    よび取り外しのいずれの状態にもなるように前記カバー
    保持手段を移動させるカバー移動手段を有する請求項1
    又は2に記載のコネクタ着脱装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    コネクタ着脱装置を有するマシニングセンタ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のマシニングセンタに使
    用される側面にモータ用コネクタを有する電動スピンド
    ル内蔵工具ユニット。
  6. 【請求項6】 マシニングセンタとの結合部にモータ用
    コネクタを有する電動スピンドル内蔵工具ユニットを交
    換可能に使用するマシニングセンタであって、 メインスピンドルのツールソケットに設けられる前記モ
    ータ用コネクタに係合し給電する給電コネクタと、 前記給電コネクタの端子と接続され前記メインスピンド
    ルの回転軸の表面に形成される、少なくとも2以上の前
    記端子ごとに設けられる互いに絶縁された導電体よりな
    るスピンドル側導電部と、 少なくとも前記メインスピンドルの回転が停止している
    ときに、前記スピンドル側導電部に接触する前記スピン
    ドル側導電部ごとに設けられる互いに絶縁された導電体
    よりなり本体側に形成される本外側導電部とを有するマ
    シニングセンタ。
  7. 【請求項7】 前記本体側導電部は前記スピンドル側導
    電部と摺動可能に接触している請求項6に記載のマシニ
    ングセンタ。
  8. 【請求項8】 前記本体側導電部は前記スピンドル側導
    電部に接触と非接触の状態に切り替え可能に保持される
    とともに、前記メインスピンドルが回転しているときは
    前記スピンドル側導電部と非接触の状態に保持され、前
    記メインスピンドルに前記電動スピンドル内蔵工具ユニ
    ットが装着されているときは前記スピンドル側導電部と
    接触の状態に保持される請求項6に記載のマシニングセ
    ンタ。
  9. 【請求項9】 請求項6から8のいずれか1項に記載の
    マシニングセンタに使用されるマシニングセンタとの結
    合部にモータ用コネクタを有する電動スピンドル内蔵工
    具ユニット。
  10. 【請求項10】 マシニングセンタとの結合部にモータ
    用コネクタを有する電動スピンドル内蔵工具ユニットを
    交換可能に使用するマシニングセンタであって、 ツールソケットに前記モータ用コネクタに係合し給電す
    る給電コネクタを設けた、マシングセンタのメインスピ
    ンドルに平行に設けられる電動スピンドル専用軸を有す
    るマシニングセンタ。
  11. 【請求項11】 前記電動スピンドル専用軸は前記メイ
    ンスピンドルを固定する軸と一体に移動する請求項10
    に記載のマシニングセンタ。
  12. 【請求項12】 蓄電池を内蔵しこの蓄電池を充電する
    ための充電用端子が外面に設けられた電動スピンドル内
    蔵工具ユニットを交換可能に使用するマシニングセンタ
    であって、 前記マシニングセンタのツールマガジンに前記充電用端
    子に係合する給電用端子が設けられ、前記給電用端子は
    前記電動スピンドル内蔵工具ユニットがツールマガジン
    に装着されると前記充電用端子に係合するマシニングセ
    ンタ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のマシニングセンタ
    に使用される、蓄電池を内蔵しこの蓄電池を充電するた
    めの充電用端子が外面に設けられた電動スピンドル内蔵
    工具ユニット。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の電動スピンドル内
    蔵工具ユニットを構成する工具ホルダであって、 前記蓄電池と、 前記電動スピンドルを装着したときに前記電動スピンド
    ルに設けられるモータへ給電する端子と係合する、前記
    蓄電池から給電を受ける蓄電池給電端子とを有する工具
    ホルダ。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の電動スピンドル内
    蔵工具ユニットを構成する工具ホルダであって、 前記蓄電池が内蔵された前記電動スピンドルを装着した
    ときに前記電動スピンドル内の蓄電池へ充電するための
    端子と係合する、前記充電用端子から給電を受ける蓄電
    池充電端子を有する工具ホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102020134897A1 (de) 2020-12-23 2022-06-23 Ima Schelling Deutschland Gmbh Bearbeitungsvorrichtung, insbesondere Holzbearbeitungsvorrichtung
JP7225479B1 (ja) * 2022-06-13 2023-02-20 ヤマザキマザック株式会社 工作機械、および、ワーク加工方法

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