JP2003159196A - 人体洗浄装置 - Google Patents

人体洗浄装置

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JP2003159196A
JP2003159196A JP2002266076A JP2002266076A JP2003159196A JP 2003159196 A JP2003159196 A JP 2003159196A JP 2002266076 A JP2002266076 A JP 2002266076A JP 2002266076 A JP2002266076 A JP 2002266076A JP 2003159196 A JP2003159196 A JP 2003159196A
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foaming agent
human body
storage tank
lid
storage container
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JP2002266076A
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English (en)
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Minoru Sato
稔 佐藤
Kenji Sakamoto
健二 坂元
Makoto Hatakeyama
真 畠山
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄水貯留タンクと蓋とが共働して形成する
密閉空間内で発泡剤と洗浄水とを反応させてガスを発生
させ、ガスにより加圧された洗浄水を吐出する人体洗浄
装置洗浄であって、発生したガスが施蓋前に散逸するお
それの無い人体洗浄装置を提供する。 【解決手段】 洗浄水貯留タンクと、洗浄水貯留タンク
の口に係合し洗浄水貯留タンクと共働して密閉空間を形
成する蓋と、一端が前記密閉空間に連通可能であり他端
が前記密閉空間外で開口する通水路と、通水路を開閉す
る開閉弁とを備え、前記密閉空間内で発泡剤と洗浄水と
を反応させてガスを発生させ、ガスにより加圧された洗
浄水を吐出する人体洗浄装置であって、施蓋により密閉
空間が形成された後に発泡剤と洗浄水の反応を開始させ
る発泡開始時期規制手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体洗浄装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平4−58919号 洗浄水貯留タンクと、洗浄水貯留タンクの口に係合し洗
浄水貯留タンクと共働して密閉空間を形成する蓋と、一
端が前記密閉空間に連通可能であり他端が前記密閉空間
外で開口する通水路と、通水路を開閉する開閉弁とを備
え、前記密閉空間内で発泡剤と洗浄水とを反応させてガ
スを発生させ、ガスにより加圧された洗浄水を吐出する
人体洗浄装置が、特許文献1に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1の人体洗浄
装置には、洗浄水貯留タンク内の貯留水中に発泡剤を投
入した後、洗浄水貯留タンクを施蓋するので、施蓋によ
る密閉空間の形成前に発泡剤と水の反応が開始し、発生
したガスの一部が施蓋前に散逸する可能性があるという
問題があった。本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
であり、洗浄水貯留タンクと、洗浄水貯留タンクの口に
係合し洗浄水貯留タンクと共働して密閉空間を形成する
蓋と、一端が前記密閉空間に連通可能であり他端が前記
密閉空間外で開口する通水路と、通水路を開閉する開閉
弁とを備え、前記密閉空間内で発泡剤と洗浄水とを反応
させてガスを発生させ、ガスにより加圧された洗浄水を
吐出する人体洗浄装置洗浄であって、発生したガスが施
蓋前に散逸するおそれの無い人体洗浄装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、洗浄水貯留タンクと、洗浄水貯
留タンクの口に係合し洗浄水貯留タンクと共働して密閉
空間を形成する蓋と、一端が前記密閉空間に連通可能で
あり他端が前記密閉空間外で開口する通水路と、通水路
を開閉する開閉弁とを備え、前記密閉空間内で発泡剤と
洗浄水とを反応させてガスを発生させ、ガスにより加圧
された洗浄水を吐出する人体洗浄装置であって、施蓋に
より密閉空間が形成された後に発泡剤と洗浄水の反応を
開始させる発泡開始時期規制手段を備えることを特徴と
する人体洗浄装置を提供する。本発明に係る人体洗浄装
置においては、発泡開始時期規制手段又は発泡開始時期
規制手段と所定の操作とにより、発泡剤と洗浄水の反応
開始時期が、施蓋による密閉空間の形成後に規制される
ので、発生したガスが、施蓋前に散逸するおそれは無
い。本明細書において、「反応」は発泡剤の略全体が洗
浄水に接触して活発にガスが発生する状態を意味し、発
泡剤の極一部が水滴や洗浄水に接触して僅かなガスが発
生する状態を含まない。
【0005】本発明の好ましい態様においては、発泡開
始時期規制手段は、洗浄水貯留タンクの口に装着可能な
発泡剤収納容器を備える。洗浄水貯留タンクに水を入
れ、発泡剤を入れた発泡剤収納容器を洗浄水貯留タンク
の口に装着し、施蓋して密閉空間を形成し、洗浄水貯留
タンクを逆さまにし、若しくは傾ければ、発泡剤が洗浄
水に接触して両者の反応が開始される。
【0006】本発明の好ましい態様においては、発泡剤
収納容器の内部空間は、洗浄水貯留タンクの口への発泡
剤収納容器の装着時に洗浄水貯留タンクの内部空間と連
通する。施蓋後に人体洗浄装置を逆さにし或いは傾ける
と、連通部を介して発泡剤収納容器へ洗浄水が直ちに侵
入し、発泡剤が洗浄水に接触して両者の反応が開始され
る。
【0007】本発明の好ましい態様においては、発泡剤
収納容器の遊動空間が蓋に形成され、施蓋後に発泡剤収
納容器を前記遊動空間内で遊動させることにより、発泡
剤収納容器の内部空間が洗浄水貯留タンクの内部空間と
連通する。施蓋後に人体洗浄装置を逆さにし或いは傾け
ると、発泡剤収納容器が洗浄水貯留タンクの口から離れ
て遊動空間へ移動する。発泡剤収納容器が口から離れる
ことにより、洗浄水が遊動空間へ流入し、遊動空間内で
発泡剤が洗浄水に接触して両者の反応が開始される。
【0008】本発明の好ましい態様においては、人体洗
浄装置は、洗浄水貯留タンクの口に装着された発泡剤収
納容器の内部空間と洗浄水貯留タンクの内部空間との間
の連通路を開閉する開閉装置を備える。洗浄水貯留タン
クに水を入れ、発泡剤を入れた発泡剤収納容器を洗浄水
貯留タンクの口に装着し、施蓋して密閉空間を形成し、
発泡剤収納容器の内部空間と洗浄水貯留タンクの内部空
間との間の連通路を閉じておけば、直ちに使用できる状
態の人体洗浄装置を持ち歩くことができる。使用時に前
記連通路を開き、洗浄水貯留タンクを逆さまにし、若し
くは傾ければ、発泡剤収納容器内の発泡剤が洗浄水に接
触して両者の反応が開始される。
【0009】本発明の好ましい態様においては、発泡開
始時期規制手段は、洗浄水貯留タンクの口に装着可能な
発泡剤把持具を備える。洗浄水貯留タンクに水を入れ、
発泡剤を把持した発泡剤把持具を洗浄水貯留タンクの口
に装着し、施蓋して密閉空間を形成し、錠洗浄水貯留タ
ンクを逆さまにし、若しくは傾ければ、発泡剤が洗浄水
に接触して両者の反応が開始される。
【0010】本発明の好ましい態様においては、発泡開
始時期規制手段は、蓋に装着可能な発泡剤収納容器を備
える。洗浄水貯留タンクに水を入れ、発泡剤を入れた発
泡剤収納容器を蓋に装着し、或いは発泡剤を把持した発
泡剤把持具を蓋に装着し、施蓋して密閉空間を形成し、
錠洗浄水貯留タンクを逆さまにし、若しくは傾ければ、
発泡剤が洗浄水に接触して両者の反応が開始される。
【0011】本発明の好ましい態様においては、人体洗
浄装置は、蓋に装着された発泡剤収納容器の内部空間と
洗浄水貯留タンクの内部空間との間の連通路を開閉する
開閉装置を備える。洗浄水貯留タンクに水を入れ、発泡
剤を入れた発泡剤収納容器を蓋に装着し、施蓋して密閉
空間を形成し、発泡剤収納容器の内部空間と洗浄水貯留
タンクの内部空間との間の連通路を閉じておけば、直ち
に使用できる状態の人体洗浄装置を持ち歩くことができ
る。使用時に前記連通路を開き、洗浄水貯留タンクを逆
さまにし、若しくは傾ければ、発泡剤収納容器内の発泡
剤が洗浄水に接触して両者の反応が開始される。
【0012】本発明の好ましい態様においては、発泡開
始時期規制手段は、蓋に形成された発泡剤把持部を備
え、発泡剤把持部は施蓋により洗浄水貯留タンクの内部
空間に直接対峙する。洗浄水貯留タンクに水を入れ、発
泡剤把持部に発泡剤を装着し、施蓋して密閉空間を形成
し、錠洗浄水貯留タンクを逆さまにし、若しくは傾けれ
ば、発泡剤が洗浄水に接触して両者の反応が開始され
る。発泡剤把持部は施蓋により洗浄水貯留タンクの内部
空間に直接対峙するので、発泡剤把持部に装着された発
泡剤も施蓋により洗浄水貯留タンクの内部空間、ひいて
は当該内部空間に貯留された洗浄水に直接対峙する。こ
の結果、両者の接触により発泡剤が速やかに洗浄水全体
に溶解し、蓋と洗浄水貯留タンクとにより形成された密
閉空間が速やかに加圧される。
【0013】本発明の好ましい態様においては、発泡開
始時期規制手段は、蓋に取り付けられた可動爪を有する
発泡剤把持具を備える。洗浄水貯留タンクに水を入れ、
発泡剤把持具に発泡剤を装着し、施蓋して密閉空間を形
成し、発泡剤把持具の可動爪を動かして発泡剤の把持を
解除すれば、発泡剤は洗浄水貯留タンク内の洗浄水中に
落下し、洗浄水に接触して両者の反応が開始される。洗
浄水貯留タンクを逆さまにし或いは傾けなくても、発泡
剤と洗浄水の反応を開始させることができる。
【0014】本発明の好ましい態様においては、発泡開
始時期規制手段は、洗浄水貯留タンクの口とは異なる部
位に形成された発泡剤投入口と、発泡剤投入口に装着可
能な発泡剤収納容器と、発泡剤投入口を開閉する開閉弁
とを備える。発泡剤投入口を開閉する開閉弁を閉じ、発
泡剤を入れた発泡剤収納容器を発泡剤投入口に装着し、
洗浄水貯留タンクに水を入れ、施蓋して密閉空間を形成
しておけば、直ちに使用可能な人体洗浄装置を持ち歩く
ことができる。使用時に、発泡剤投入口を開閉する開閉
弁を開けば、発泡剤が洗浄水に接触して両者の反応が開
始される。
【0015】本発明の好ましい態様においては、発泡開
始時期規制手段は、密閉された発泡剤収納容器と、施蓋
時に蓋と共働して発泡剤収納容器を挟持破壊する爪部材
とを備える。施蓋時に発泡剤収納容器が爪部材により破
壊されて発泡剤が洗浄水へ投入され、両者の反応が開始
される。発泡剤収納容器が密閉されているので、濡れた
手でも発泡剤収納容器を取り扱えるという利点があり、
また発泡剤収納容器を多湿環境下でも保管できるという
利点がある。
【0016】本発明の好ましい態様においては、発泡開
始時期規制手段は、発泡剤収納容器を爪部材から遠ざか
る方向へ付勢する弾性部材を備える。施蓋前に発泡剤収
納容器が爪部材により破壊される事態の発生が弾性部材
により防止される。
【0017】本発明の好ましい態様においては、発泡開
始時期規制手段は、有底筒状で且つ洗浄水貯留タンク内
の洗浄水に浮遊可能な発泡剤収納容器を備える。洗浄水
貯留タンクに水を入れ、発泡剤収納容器を洗浄水貯留タ
ンクへ挿入し、洗浄水に浮かばせる。施蓋後に人体洗浄
装置を逆さまにし或いは傾けると、発泡剤収納容器内の
発泡剤が洗浄水に投入され、両者の反応が開始される。
【0018】本発明の好ましい態様においては、発泡開
始時期規制手段は、発泡剤収納容器と、洗浄水貯留タン
ク内の口近傍部に配設された発泡剤収納容器保持部とを
備える。洗浄水貯留タンクに水を入れ、発泡剤を入れた
発泡剤収納容器を発泡剤収納容器保持部に保持させ、施
蓋して密閉空間を形成し、洗浄水貯留タンクを逆さまに
し、若しくは傾ければ、発泡剤が洗浄水に接触して両者
の反応が開始される。
【0019】本発明の好ましい態様においては、洗浄水
貯留タンクに、洗浄水位を規定する目盛が形成され又は
表示されている。洗浄水位を規定することにより、密閉
空間内に適正体積の空気層を形成し、密閉空間の内圧を
適正化することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る人体洗
浄装置を説明する。図1に示すように、本実施例に係る
人体洗浄装置Aは、洗浄水貯留タンク1と、洗浄水貯留
タンク1の口1aに係合し、洗浄水貯留タンク1と共働
して密閉空間を形成する蓋2とを備えている。洗浄水貯
留タンク1に貯水の水位を規定する目盛1′が形成され
或いは表示されている。蓋2に通水路3が形成されてい
る。通水路3の一端は前記密閉空間に連通可能であり、
他端は前記密閉空間外で開口する。人体洗浄装置Aは、
通水路3を開閉する開閉弁4と、通水路3の途上に配設
された減圧装置5とを備えている。減圧装置5は、多孔
質体、定流量弁、調圧弁等により構成されている。通水
路3の蓋2から突出する部分が、洗浄ノズル6を構成し
ている。開閉弁4を手動操作するための操作スイッチ7
が蓋2に取り付けられている。洗浄ノズル6を保護する
と共に携帯の際にノズルや蓋2に付着した水が衣類を濡
らすのを防止するためのキャップ8が、蓋2に装着され
ている。
【0021】人体洗浄装置Aは、洗浄水貯留タンク1の
口1aに挿入して装着可能な、発泡剤収納容器9を備え
ている。発泡剤収納容器9の囲壁には多数の小穴9aが
形成されている。炭酸塩と有機酸とを主成分とする粒状
の発泡剤10が、発泡剤収納容器9に収納されている。
【0022】人体洗浄装置Aの作動を説明する。図1
(a)に示すように、使用者は、蓋2を洗浄水貯留タン
ク1から取り外し、発泡剤収納容器9を洗浄水貯留タン
ク1の口1aから取り外し、目盛1′の水位まで洗浄水
貯留タンク1に注水し、次いで発泡剤収納容器9を口1
aに装着する。発泡剤収納容器9の内部空間が多数の小
穴9aを介して洗浄水貯留タンク1の内部空間に連通す
る。蓋2を口1aに係合させる。蓋2と洗浄水貯留タン
ク1とが共働して密閉空間を形成する。密閉空間内に空
気層と洗浄水層とが形成される。図1(b)に示すよう
に、使用者は、人体洗浄装置Aを逆さまにし、若しくは
傾けて、蓋2を下方へ差し向け、人体洗浄装置Aを軽く
揺する。密閉空間内の洗浄水が小穴9aを介して発泡剤
収納容器9へ直ちに流入し、発泡剤10と接触する。発
泡剤10と洗浄水とが反応して、炭酸ガスが発生する。
炭酸ガスは前記密閉空間内の洗浄水に溶解すると共に、
前記密閉空間内の空気層に合流して、空気層の圧力を上
昇させ、前記密閉空間内の洗浄水を加圧する。図1
(c)に示すように、発泡剤と洗浄水との反応が終了し
た後、使用者は、逆さまにした状態で人体洗浄装置Aを
手で持ち、キャップ8を蓋2から取り外し、洗浄ノズル
6の先端を所望の洗浄部位へ差し向ける。使用者は、操
作スイッチ7を押圧して開閉弁4を開く。
【0023】加圧された洗浄水が、発泡剤収納容器9と
蓋2との間の隙間を通って通水路3へ流入し、開閉弁4
を通過し、減圧装置5に到達する。減圧装置5を通過す
る際の圧力損失により減圧した洗浄水中で、溶存してい
た炭酸ガスが気化して気泡が発生する。気泡は微細気泡
となって洗浄水中に分散混入する。多数の微細気泡が分
散混入した洗浄水の気泡流が洗浄ノズル6の先端から吐
出する。洗浄力の強い気泡流により、洗浄部位が十分に
洗浄される。
【0024】本実施例に係る人体洗浄装置においては、
目盛1′の水位まで洗浄水貯留タンク1に注水し、発泡
剤10が収納された発泡剤収納容器9を口1aに装着す
ることにより、施蓋前の錠貯留洗浄水と発泡剤収納容器
9との接触を防止し、次いで、洗浄水貯留タンク1を施
蓋して密閉空間を形成し、洗浄水貯留タンク1を逆さま
にして発泡剤10と洗浄水タンク内の水とを接触させる
ことにより、発泡剤10と洗浄水の反応開始時期を、施
蓋による密閉空間の形成後に規制することができる。従
って、発生したガスが、施蓋前に散逸するおそれは無
い。洗浄水の貯留水位を目盛1′の位置に規制すること
により、密閉空間内に適正体積の空気層が形成され、密
閉空間の内圧が適正化される。この結果、洗浄水吐出圧
が過大になり、或いは過少になる事態の発生が防止され
る。人体洗浄装置Aを逆さまにして使用することによ
り、洗浄中、通水路3の一端を洗浄水面よりも常時下方
に位置させることができる。この結果、洗浄水貯留タン
ク1内の洗浄水を使い切ることができる。蓋2と口1a
との当接部に配設されたOリングも、洗浄終了直前まで
洗浄水面よりも下方に位置するので、洗浄終了直前まで
前記当接部の良好なシール性が確保される。発泡剤収納
容器9の内部空間は、洗浄水貯留タンクの口1aに発泡
剤収納容器9を装着する際に洗浄水貯留タンク1の内部
空間と連通するので、施蓋後に人体洗浄装置Aを逆さに
し或いは傾けると、連通部である多数の小穴9aを介し
て発泡剤収納容器9へ洗浄水が直ちに侵入し、発泡剤1
0が洗浄水に接触して両者の反応が直ちに開始され、密
閉空間が直ちに加圧される。通水路3と開閉弁4とが蓋
2に配設されているので、洗浄水貯留タンク1を樹脂又
は金属で一体成形して人体洗浄装置Aの耐圧強度を高め
ることができる。人体洗浄装置Aはお尻洗浄や女性のビ
デ洗浄等に使用するのに適している。お尻洗浄やビデ洗
浄の際には、使用者は弁座に腰掛けた状態で人体洗浄装
置Aを手で持ち、下方から洗浄対象部位へ向けて斜め上
方へ洗浄水を吐出する。従って、蓋2を下方へ差し向け
洗浄水貯留タンク1を上方へ差し向けて人体洗浄装置A
を使用することになり、人体洗浄装置Aを逆さまにして
使用することになる。この結果、洗浄水貯留タンク1内
の洗浄水を使い切ることができる。人体洗浄装置Aは、
足指・爪洗浄装置としての使用にも適している。炭酸水
による血行促進効果が得られる。炭酸水のpHを2〜3
に調整すれば、角質除去効果や殺菌効果が得られる。
【0025】液状の発泡剤を使用する場合には、図1
(d)に示すように、液状の発泡剤10′が収納された
発泡剤収納容器9′の口を、シール材9a′でシールし
ておき、注水後の洗浄水貯留タンク1の口1aに発泡材
収納容器9′を装着する際に、シール材9a′を剥がせ
ば良い。発泡剤収納容器9′のフランジに小穴9b′を
形成しておけば、小穴9b′を介して発泡剤収納容器
9′の内部空間と洗浄水貯留タンク1の内部空間とが確
実に連通し、人体洗浄装置Aを逆さまにし若しくは傾け
ると、発泡剤と水とが迅速且つ確実に接触する。加圧洗
浄水は、小穴9b′と、発泡剤収納容器9′と蓋2との
間の隙間とを通って通水路3へ流入する。粉状の発泡剤
を使用する場合には、図1(e)に示すように、粉状の
発泡剤10″が収納された有底筒状の発泡剤収納容器
9″のフランジに小穴9b″を形成し、或いは図1
(f)に示すように、粉状の発泡剤10″が収納された
有底筒状の発泡剤収納容器9″の周壁に小穴9c″を形
成しておけば、発泡剤収納容器9″を洗浄水貯留タンク
の口1aに装着する際に、小穴9b″、9c″を介して
発泡剤収納容器9″の内部空間と洗浄水貯留タンク1の
内部空間とが連通し、人体洗浄装置Aを逆さまにし若し
くは傾けると、発泡剤と水とが迅速且つ確実に接触す
る。加圧洗浄水は、小穴9b″、9c″と、発泡剤収納
容器9″と蓋2との間の隙間とを通って通水路3へ流入
する。
【0026】本発明の第2実施例に係る人体洗浄装置を
説明する。図2に示すように、本実施例に係る人体洗浄
装置Bは、洗浄水貯留タンク1の口1aに挿入して装着
可能な、発泡剤収納容器11を備えている。Oリング1
2が発泡剤収納容器11の底部周壁に外嵌している。発
泡剤収納容器11の開放端近傍の側壁に、小穴11aが
形成されている。洗浄水貯留タンク1の口1aに接続す
る肩部1bに、半円環状のストッパー13が外嵌合して
いる。発泡剤収納容器11の周壁外面と洗浄水貯留タン
クの口1aの周壁内面との間の環状隙間により、肩部1
bより下方の洗浄水貯留タンク1の内部空間と発泡剤収
納容器11の小穴11aとの間の連通路14が形成され
ている。発泡剤収納容器9に代えて上記構成を備える点
を除き、人体洗浄装置Bの構造は、人体洗浄装置Aの構
造と同様である。
【0027】人体洗浄装置Bの作動を説明する。使用者
は、蓋2を洗浄水貯留タンク1から取り外し、粒状の発
泡剤10が収納された発泡剤収納容器11を洗浄水貯留
タンク1の口1aから取り外し、装着状態の発泡剤収納
容器11の底部に達しない水位まで洗浄水貯留タンク1
に注水し、次いで、発泡剤収納容器11を口1aに装着
する。図2(a)から分かるように、Oリング12が口
1aの周壁内面に当接し、連通路14を閉じる。図2
(a)に示すように、使用者は、蓋2を口1aに係合さ
せる。蓋2がストッパー13に当接することにより、蓋
2による発泡剤収納容器11の押圧が阻止される。この
結果、Oリング12が口1aの周壁内面に当接する状態
が維持され、連通路14が閉じた状態が維持される。蓋
2と洗浄水貯留タンク1とが共働して密閉空間を形成す
る。密閉空間内に空気層と洗浄水層とが形成される。
【0028】人体洗浄装置Bを使用する際には、使用者
は、図2(b)に示すように、ストッパー13を取り外
し、蓋2を洗浄水貯留タンク1の肩部1bへ向けて押
す。蓋2が発泡剤収納容器11を押圧して口1a内へ押
し込む。Oリング12と口1aの周壁内面との当接状態
が解除され、連通路14が開かれる。使用者は、人体洗
浄装置Bを逆さまにし、若しくは傾けて、蓋2を下方へ
差し向ける。密閉空間内の洗浄水が連通路14と小穴1
1aを介して発泡剤収納容器11へ流入し、発泡剤10
と接触する。発泡剤10と洗浄水とが反応して、炭酸ガ
スが発生する。炭酸ガスは前記密閉空間内の洗浄水に溶
解すると共に、前記密閉空間内の空気層に合流して、空
気層の圧力を上昇させ、前記密閉空間内の洗浄水を加圧
する。発泡剤10と洗浄水との反応が終了した後、使用
者は、逆さまにした状態で人体洗浄装置Bを手で持ち、
キャップ8を蓋2から取り外し、洗浄ノズル6の先端を
所望の洗浄部位へ差し向ける。使用者は、操作スイッチ
7を押圧して開閉弁4を開く。
【0029】加圧された洗浄水が、発泡剤収納容器11
と蓋2との間の隙間から通水路3へ流入し、開閉弁4を
通過し、減圧装置5に到達する。減圧装置5を通過する
際の圧力損失により減圧した洗浄水中で、溶存していた
炭酸ガスが気化して気泡が発生する。気泡は微細気泡と
なって洗浄水中に分散混入する。多数の微細気泡が分散
混入した洗浄水の気泡流が洗浄ノズル6の先端から吐出
する。洗浄力の強い気泡流により、洗浄部位が十分に洗
浄される。
【0030】本実施例に係る人体洗浄装置Bにおいて
は、口1aに装着された状態の発泡剤収納容器11の底
部に達しない水位まで洗浄水貯留タンク1に注水し、発
泡剤10が収納された発泡剤収納容器11を口1aに装
着し、洗浄水貯留タンク1を施蓋して、密閉空間を形成
し、次いで発泡剤10と洗浄水タンク内の洗浄水とを接
触させることにより、発泡剤10と洗浄水の反応開始時
期を、施蓋による密閉空間の形成後に規制することがで
きる。従って、発生したガスが、施蓋前に散逸するおそ
れは無い。洗浄水貯留タンク1に注水し、発泡剤10を
入れた発泡剤収納容器11を洗浄水貯留タンクの口1a
に装着し、施蓋して密閉空間を形成し、発泡剤収納容器
11の内部空間と洗浄水貯留タンク1の内部空間との間
の連通路14をOリング12により閉じ、連通路14が
閉じた状態をストッパー13により維持しておけば、直
ちに使用できる状態の人体洗浄装置Bを持ち歩くことが
できる。使用時にストッパー13を取り外して連通路1
4を開き、洗浄水貯留タンク1を逆さまにすれば、発泡
剤収納容器11内の発泡剤10が洗浄水に接触して両者
の反応が開始される。
【0031】本発明の第3実施例に係る人体洗浄装置を
説明する。図3に示すように、人体洗浄装置Cは、洗浄
水貯留タンク1の口1aに載置して装着可能な発泡剤収
納容器15を備えている。発泡剤収納容器15の囲壁に
は多数の小穴15aが形成されている。発泡剤10が、
発泡剤収納容器15に収納されている。蓋2に、発泡剤
収納容器15を収容すると共に適正量の空気層を形成す
るための凹部2′が形成されている。発泡剤収納容器9
に代えて発泡剤収納容器15を備え、蓋2に凹部2′が
形成されている点を除き、人体洗浄装置Cの構造は、人
体洗浄装置Aの構造と同様である。人体洗浄装置Cにお
いても、発泡剤10と洗浄水の反応開始時期を、施蓋に
よる密閉空間の形成後に規制することができる。人体洗
浄装置Cにおいては、発泡剤収納容器の15を口1aに
載置して装着した状態で、発泡剤収納容器15の底部が
口1aの開放端近傍に在るので、洗浄水貯留タンク1
に、口1aの開放端近傍まで注水しても、水位は発泡剤
収納容器15の底部に達しない。従って、洗浄水貯留タ
ンク1に満杯状態まで注水することができ、多量の洗浄
水を吐出することができる。蓋2の凹部2′内に適正量
の空気層が形成されるので、密閉空間の内圧が過大にな
り、洗浄水吐出圧が過大になるおそれは無い。手歩に凹
部加圧洗浄水は、発泡剤収納容器15と蓋2との間の隙
間を通って通水路3へ流入する。
【0032】本発明の第4実施例に係る人体洗浄装置を
説明する。図4に示すように、人体洗浄装置Dは、洗浄
水貯留タンク1の口1aに挿入して装着可能な発泡剤把
持具16を備えている。発泡剤把持具16は複数の把持
爪16aを備えている。発泡剤把持具16のフランジに
複数の小穴16bが形成されている。発泡剤収納容器9
に代えて発泡剤把持具16を備える点を除き、人体洗浄
装置Dの構成は人体洗浄装置Aの構造と同様である。人
体洗浄装置Dにおいては、把持爪16aで塊体状の発泡
剤10″を把持した発泡剤把持具16を、洗浄水貯留タ
ンク1の口1aに挿入して装着する。洗浄水貯留タンク
1を施蓋して密閉空間を形成した後、人体洗浄装置Dを
逆さまにし、若しくは傾けて、発泡剤10″と水とを接
触させ、両者の反応を開始させる。加圧洗浄水は、小穴
16bと、発泡剤把持具16と蓋2との間の隙間とを通
って、通水路3へ流入する。
【0033】本発明の第5実施例に係る人体洗浄装置を
説明する。図5に示すように、人体洗浄装置Eは、蓋2
に形成された係合突起2aに係合可能な係合突起17a
を有する発泡剤収納容器17を備えている。発泡剤収納
容器17の囲壁に多数の小穴17bが形成されている。
粒状の発泡剤10が発泡剤収納容器17に収納されてい
る。蓋2に、人体洗浄装置Cと同様の凹部2′が形成さ
れている。蓋2に凹部2′と係合突起2aとが形成さ
れ、発泡剤収納容器9に代えて発泡剤収納容器17を備
える点を除き、人体洗浄装置Eの構造は人体洗浄装置A
の構造と同様である。人体洗浄装置Eにおいては、係合
突起17aを係合突起2aに係合させて、発泡剤10を
収納した発泡剤収納容器17を蓋2に装着する。洗浄水
貯留タンク1を施蓋して密閉空間を形成した後、人体洗
浄装置Eを逆さまにし、若しくは傾けて、発泡剤10と
水とを接触させ、両者の反応を開始させる。加圧洗浄水
は、発泡剤収納容器17と蓋2との間の隙間を通って、
通水路3へ流入する。発泡剤収納容器17を蓋2に装着
するので、洗浄水貯留タンク1に、満水状態まで注水で
きる。発泡剤収納容器17に代えて、発泡剤把持具16
と同様の塊体状の発泡剤を把持した発泡剤把持具を、発
泡剤収納容器17と同様の態様で、蓋2に装着しても良
い。
【0034】本発明の第6実施例に係る人体洗浄装置を
説明する。図6に示すように、人体洗浄装置Fは、蓋2
に形成された複数の把持爪18aから成る発泡剤把持部
18を備えている。発泡剤把持部18により塊体状の発
泡剤10″が把持される。蓋2に、人体洗浄装置Cと同
様の凹部2′が形成されている。発泡剤把持部18は、
施蓋により、洗浄水貯留タンク1の内部空間に直接対峙
する。蓋2に凹部2′が形成され、発泡剤収納容器9に
代えて発泡剤把持部18を備える点を除き、人体洗浄装
置Fの構造は人体洗浄装置Aの構造と同様である。人体
洗浄装置Fにおいては、発泡剤把持部18に塊体状の発
泡剤10″を把持させる。洗浄水貯留タンク1を施蓋し
て密閉空間を形成した後、人体洗浄装置Fを逆さまに
し、若しくは傾けて、発泡剤10″と洗浄水とを接触さ
せ、両者の反応を開始させる。発泡剤10″を蓋2に装
着するので、洗浄水貯留タンク1に、満水状態まで注水
できる。発泡剤把持部18は施蓋により洗浄水貯留タン
ク1の内部空間に直接対峙するので、発泡剤把持部18
に装着された発泡剤10″も施蓋により洗浄水貯留タン
ク1の内部空間、ひいては当該内部空間に貯留された洗
浄水に直接対峙する。この結果、発泡剤10″と洗浄水
との接触により発泡剤10″が速やかに洗浄水全体に溶
解し、蓋2と洗浄水貯留タンク1とが共働して形成した
密閉空間が速やかに加圧される。
【0035】本発明の第7実施例に係る人体洗浄装置を
説明する。図7に示すように、人体洗浄装置Gは、蓋2
に形成された固定爪19aと、蓋2に取り付けられた可
動爪19bとを有する発泡剤把持具19を備えている。
可動爪19aは蓋2の囲壁を貫通している。可動爪19
の蓋2外へ突出した端部に操作ツマミ19cが取り付け
られている。蓋2に、人体洗浄装置Cと同様の凹部2′
が形成されている。蓋2に凹部2′が形成され、発泡剤
収納容器9に代えて発泡剤把持具19を備える点を除
き、人体洗浄装置Gの構造は人体洗浄装置Aの構造と同
様である。人体洗浄装置Gにおいては、発泡剤把持具1
9の固定爪19aと可動爪19bとに塊体状の発泡剤1
0″を把持させる。洗浄水貯留タンク1を施蓋して密閉
空間を形成した後、ツマミ19cを外側へ引いて可動爪
19bを発泡剤10″から離脱させる。発泡剤10″が
洗浄水貯留タンク1内の洗浄水中に落下し、発泡剤1
0″が水に接触し、両者の反応が開始する。洗浄水貯留
タンク1を逆さまにしなくても、発泡剤″と洗浄水との
反応を開始させることができる。
【0036】本発明の第8実施例に係る人体洗浄装置を
説明する。図8に示すように、人体洗浄装置Hは、洗浄
水貯留タンク1の口1aとは異なる部位に形成された発
泡剤投入口1cと、発泡剤投入口1cに装着可能な発泡
剤収納容器20と、発泡剤投入口1cを開閉する開閉弁
21とを備えている。発泡剤収納容器は突起20aを有
し、開閉弁21はバネ21aを有している。発泡剤収納
容器9に代えて発泡剤投入口1cと、発泡剤収納容器2
0と、開閉弁21とを備える点を除き、人体洗浄装置H
の構造は、人体洗浄装置Aの構造と同様である。
【0037】人体洗浄装置Hにおいては、バネ21aの
付勢力の下に、開閉弁21により発泡剤投入口1cを閉
じ、粒状の発泡剤10又は液状の発泡剤10′を入れた
発泡剤収納容器20を発泡剤投入口1cに螺合装着し、
洗浄水貯留タンク1に水を入れ、施蓋して密閉空間を形
成しておく。使用時には、発泡剤収納容器20を発泡剤
投入口1cに更に深くまで螺合させる。突起20aが開
閉弁21に当接し、バネ21aの付勢力に抗して開閉弁
21を駆動し、発泡剤投入口1cを開く。発泡剤10又
は10′と洗浄水とが接触し、両者の反応が開始する。
バネ21aの付勢力の下に、開閉弁21により発泡剤投
入口1cを閉じ、粒状の発泡剤10又は液状の発泡剤1
0′を入れた発泡剤収納容器20を発泡剤投入口1cに
螺合装着し、洗浄水貯留タンク1に水を入れ、施蓋して
密閉空間を形成しておくことにより、直ちに使用可能な
人体洗浄装置Hを持ち歩くことができる。
【0038】上記実施例において、発泡剤10の粒径を
小さくすると、水との反応速度が上昇し、密閉空間の加
圧速度が上昇し、人体洗浄装置の使用直前待機時間が短
縮される。粒径の小さな発泡剤10を使用する場合に
は、発泡剤収納容器9、11、15、17を金属メッシ
ュで構成するのが望ましい。収納容器の囲壁に多数の微
細小穴を形成する手間を省くことができる。発泡剤10
の粒径を大きくすると、発泡剤10の取り扱いが容易に
なると共に、収納容器の囲壁に形成する小穴の径も大き
くなるので、小穴の形成が容易になる。この場合には、
発泡剤収納容器を樹脂成形するのが望ましい。第2実施
例に係る人体洗浄装置Bにおいて、発泡剤収納容器11
を洗浄水貯留タンク1の口1aに装着した後施蓋するの
に代えて、蓋2に発泡剤収納容器11の係止部を形成
し、発泡剤収納容器11を蓋2に装着した後施蓋するよ
うに構成しても良い。
【0039】第1実施例に係る人体洗浄装置Aにおい
て、図9に示すように、発泡剤収納容器9に代えて粉状
の発泡剤10″を収容した有底筒状の発泡剤収納容器
9″を配設し、発泡剤収納容器9″の遊動空間Sを蓋2
に形成し、発泡剤収納容器9″のフランジ部を口1aに
係合させて発泡剤収納容器9″を洗浄水貯留タンクの口
1aに装着し、施蓋して密閉空間を形成した後に発泡剤
収納容器9″を遊動空間S内で遊動させて、発泡剤収納
容器9″の内部空間を洗浄水貯留タンク1の内部空間と
連通させても良い。施蓋後に人体洗浄装置Aを逆さにし
或いは傾けると、発泡剤収納容器9″が洗浄水貯留タン
クの口1aから離れて遊動空間Sへ移動する。発泡剤収
納容器9″のフランジが口1aから離れることにより、
洗浄水が遊動空間Sへ流入し、遊動空間S内で発泡剤1
0″が洗浄水に接触して両者の反応が開始される。施蓋
前は、発泡剤収納容器9″のフランジが口1aに当接す
ることにより口1aが塞がれ、洗浄水貯留タンク1内の
洗浄水と発泡剤10″との接触が阻止されている。従っ
て、発泡剤10″と洗浄水との反応開始時期を確実に施
蓋後とすることができる。
【0040】第1実施例に係る人体洗浄装置Aにおい
て、図10に示すように、発泡剤収納容器9に代えて、
多数の小穴22aが形成され底部内面に爪22bが形成
された有底筒状の保持具22を、洗浄水貯留タンクの口
1aに装着し、粒状、液状、粉状の発泡剤10、1
0′、10″を収納した密閉容器29を保持具22に挿
入し、施蓋時に蓋2に形成した突起2aと爪22bとに
より密閉容器29を挟持破壊し、発泡剤10、10′、
10″を洗浄水に投入しても良い。施蓋時に密閉空間が
形成されると共に密閉容器29が破壊されて発泡剤1
0、10′、10″が洗浄水へ投入され、両者の反応が
直ちに開始され、密閉空間が直ちに加圧される。密閉容
器29が発泡剤収納容器を形成しているので、濡れた手
でも発泡剤収納容器を取り扱えるという利点があり、ま
た発泡剤収納容器を多湿環境下でも保管できるという利
点がある。図10(a)に破線で示すように、密閉容器
29を爪22bから遠ざかる方向へ付勢するバネ22c
を、保持具22内に配設しても良い。密閉容器29を保
持具22に挿入する際に、密閉容器29が誤って爪22
bに押し付けられ破壊される事態の発生が防止される。
【0041】第1実施例に係る人体洗浄装置Aにおい
て、図11に示すように、発泡剤収納容器9に代えて、
粒状、粉状の発泡剤10、10″を収納した縦長有底筒
状の発泡剤収納容器39を洗浄水貯留タンク1へ挿入し
て洗浄水に浮かばせ、施蓋後に人体洗浄装置Aを逆さま
にし或いは傾けて、発泡剤10、10″を洗浄水に投入
しても良い。両者の反応が直ちに開始され、密閉空間が
直ちに加圧される。縦長有底筒状の発泡剤収納容器39
は、洗浄水貯留タンク1への挿入浮遊時には、開放端が
洗浄水貯留タンク1の口1aに当接するので、略直立し
て浮遊可能である。発泡剤収納容器39は、口1aに装
着するためのフランジ部を有さないので、突起部が無く
持ち運びに便利である。
【0042】第1実施例に係る人体洗浄装置Aにおい
て、図12に示すように、発泡剤収納容器9に代えて、
洗浄水貯留タンク1内の口1a近傍部に、有底筒状の発
泡剤収納容器保持部1bを一体形成、後付け等により配
設し、洗浄水貯留タンク1に水を入れた後、粒状、粉状
の発泡剤10、10″を収納した棒状袋状の発泡剤収納
容器49の端部を破き、当該端部を上方へ差し向けた発
泡剤収納容器49を発泡剤収納容器保持部1bに保持さ
せても良い。施蓋して密閉空間を形成し、洗浄水貯留タ
ンクを逆さまにし、若しくは傾ければ、発泡剤10、1
0″が袋49からこぼれ出し、洗浄水に接触して両者の
反応が直ちに開始される。
【0043】
【発明の効果】上記説明から分かるように、本発明に係
る人体洗浄装置においては、発泡開始時期規制手段によ
り、発泡剤と洗浄水の反応開始時期が、施蓋による密閉
空間の形成後に規制されるので、発生したガスが、施蓋
前に散逸するおそれは無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る人体洗浄装置の断面
図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る人体洗浄装置の断面
図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る人体洗浄装置の断面
図である。
【図4】本発明の第4実施例に係る人体洗浄装置の断面
図である。
【図5】本発明の第5実施例に係る人体洗浄装置の断面
図である。
【図6】本発明の第6実施例に係る人体洗浄装置の断面
図である。
【図7】本発明の第7実施例に係る人体洗浄装置の断面
図である。
【図8】本発明の第8実施例に係る人体洗浄装置の断面
図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る人体洗浄装置の断面
図である。
【図10】本発明の他の実施例に係る人体洗浄装置の断
面図である。
【図11】本発明の他の実施例に係る人体洗浄装置の断
面図である。
【図12】本発明の他の実施例に係る人体洗浄装置の断
面図である。
【符号の説明】
A、B、C、D、E、F、G、H 人体洗浄装置 S 遊動空間 1 洗浄水貯留タンク 1b 発泡剤収納容器保持部 2 蓋 2a 突起 3 通水路 4 開閉弁 9、9′、9″、11、15、17、20、29、3
9、49 発泡剤収納容器 16、19 発泡剤把持具 18 発泡剤把持部 21 開閉弁 22 保持具 22b 爪 22c バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠山 真 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 濱田 靖夫 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D034 DB01 4C094 AA02 AA04 AA06 AA07 AA08 BC12 DD06 DD12 EE01 EE17 GG08 GG13 GG16

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水貯留タンクと、洗浄水貯留タンク
    の口に係合し洗浄水貯留タンクと共働して密閉空間を形
    成する蓋と、一端が前記密閉空間に連通可能であり他端
    が前記密閉空間外で開口する通水路と、通水路を開閉す
    る開閉弁とを備え、前記密閉空間内で発泡剤と洗浄水と
    を反応させてガスを発生させ、ガスにより加圧された洗
    浄水を吐出する人体洗浄装置であって、施蓋により密閉
    空間が形成された後に発泡剤と洗浄水の反応を開始させ
    る発泡開始時期規制手段を備えることを特徴とする人体
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】 発泡開始時期規制手段は、洗浄水貯留タ
    ンクの口に装着可能な発泡剤収納容器を備えることを特
    徴とする請求項1に記載の人体洗浄装置。
  3. 【請求項3】 発泡剤収納容器の内部空間は、洗浄水貯
    留タンクの口への発泡剤収納容器の装着時に洗浄水貯留
    タンクの内部空間と連通することを特徴とする請求項2
    に記載の人体洗浄装置。
  4. 【請求項4】 発泡剤収納容器の遊動空間が蓋に形成さ
    れ、施蓋後に発泡剤収納容器を前記遊動空間内で遊動さ
    せることにより、発泡剤収納容器の内部空間が洗浄水貯
    留タンクの内部空間と連通することを特徴とする請求項
    2に記載の人体洗浄装置。
  5. 【請求項5】 発泡開始時期規制手段は、洗浄水貯留タ
    ンクの口に装着された発泡剤収納容器の内部空間と洗浄
    水貯留タンクの内部空間との間の連通路を開閉する開閉
    装置を備えることを特徴とする請求項2に記載の人体洗
    浄装置。
  6. 【請求項6】 発泡開始時期規制手段は、洗浄水貯留タ
    ンクの口に装着可能な発泡剤把持具を備えることを特徴
    とする請求項1に記載の人体洗浄装置。
  7. 【請求項7】 発泡開始時期規制手段は、蓋に装着可能
    な発泡剤収納容器を備えることを特徴とする請求項1に
    記載の人体洗浄装置。
  8. 【請求項8】 発泡開始時期規制手段は、蓋に装着され
    た発泡剤収納容器の内部空間と洗浄水貯留タンクの内部
    空間との間の連通路を開閉する開閉装置を備えることを
    特徴とする請求項7に記載の人体洗浄装置。
  9. 【請求項9】 発泡開始時期規制手段は、蓋に形成され
    た発泡剤把持部を備え、発泡剤把持部は施蓋により洗浄
    水貯留タンクの内部空間に直接対峙することを特徴とす
    る請求項1に記載の人体洗浄装置。
  10. 【請求項10】 発泡開始時期規制手段は、蓋に取り付
    けられた可動爪を有する発泡剤把持具を備えることを特
    徴とする請求項1に記載の人体洗浄装置。
  11. 【請求項11】 発泡開始時期規制手段は、洗浄水貯留
    タンクの口とは異なる部位に形成された発泡剤投入口
    と、発泡剤投入口に装着可能な発泡剤保持容器と、発泡
    剤投入口を開閉する開閉弁とを備えることを特徴とする
    請求項1に記載の人体洗浄装置。
  12. 【請求項12】 発泡開始時期規制手段は、密閉された
    発泡剤収納容器と、施蓋時に蓋と共働して発泡剤収納容
    器を挟持破壊する爪部材とを備えることを特徴とする請
    求項1に記載の人体洗浄装置。
  13. 【請求項13】 発泡開始時期規制手段は、発泡剤収納
    容器を爪部材から遠ざかる方向へ付勢する弾性部材を備
    えることを特徴とする請求項12に記載の人体洗浄装
    置。
  14. 【請求項14】 発泡開始時期規制手段は、有底筒状で
    且つ洗浄水貯留タンク内の洗浄水に浮遊可能な発泡剤収
    納容器を備えることを特徴とする請求項1に記載の人体
    洗浄装置。
  15. 【請求項15】 発泡開始時期規制手段は、発泡剤収納
    容器と、洗浄水貯留タンク内の口近傍部に配設された発
    泡剤収納容器保持部とを備えることを特徴とする請求項
    1に記載の人体洗浄装置。
  16. 【請求項16】 洗浄水貯留タンクに、洗浄水位を規定
    する目盛が形成され又は表示されていることを特徴とす
    る請求項2乃至6の何れか1項又は請求項12乃至15
    の何れか1項に記載の人体洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1484487A2 (en) 2003-06-04 2004-12-08 Nissan Motor Co., Ltd. Starter mounting structure
CN111544287A (zh) * 2019-04-15 2020-08-18 华中科技大学同济医学院附属协和医院 一种儿童阴茎清洗装置

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